さすがにもう今期はじまってから一ヶ月以上経ってしまったので、放映スタート直後の雑感とはいかなくなってしまったので、途中経過での雑多な感想と言った具合でちょろっと忘備録的にも書き残しておこうと思います。

いつも見たく丁寧にやってる余裕がないので、ほんとにざっくりと。


アストロノオト
令和版めぞん一刻。作中でもめぞん一刻っぽいネーミングに触れているので、強く意識してのことなんだろうが、そもそもめぞん一刻を実際に見たことある人どれくらいいるんだろう。自分もトータルでちゃんと見てはいないぞ。
それ以前にノリが古すぎてなあ。あと、無職で子持ちはさすがに無責任がすぎるんじゃないだろうか。めぞん一刻の四谷さんに相当するキャラクターなんで、だいぶアレな性格なのに子供普通なんだもんああ。




Unnamed Memory
古宮 九時さんが書いている電撃の新文芸から出ているファンタジー作品のアニメ化だよ。なろうが流行る以前の個人サイト時代から名を馳せていた古の伝説のネット小説だったのが、書籍化され、ついにはアニメ化ですから感慨深いなんてもんじゃなく。
ただ序盤から相当に展開巻きが入ってて、王宮に来て一話も経たずに魔女とバレるのは早すぎません!? 王宮の人たちと馴染んでいって、オスカーとも日常的にナチュラルに無自覚にイチャイチャしだすタメが全然なかったんですが。どこまで話持って行くつもりなんだろう。
それはそれとして、第一話でティナーシャが居を構える青い塔にオスカーが挑むんですけれど……青い塔が思ってたより遥かに青かった! いやさ青い塔なんですから青くて当然なんでしょうけれど、もっとこうふんわりと青い感じの装飾がなされた感じの塔だと思うじゃないですか。
めっちゃ青い! 上から下まで全部真っ青! なんかこう……青すぎてどうよ!?て感じだったんですが。
オスカー、これ休憩時間中にひょいひょいティナーシャとお茶しに行く感覚で登るようになるんだよなあw




オーイ!とんぼ

令和版プロゴルファー猿やっ! と、思ったんだが、全然そうでもなかったぜ。荒唐無稽な必殺技とか使わないし、そもそも島民が自分たちで作ったゴルフ場の中で遊んでいるだけの中学生の少女の、密やかに磨かれていく才能に、島に流れてきた元(?)プロゴルファーのおっちゃんが気づいて、一緒にゴルフで遊びながら悶々とする、というお話。そもそもゴルフの試合全然やんないですしね。とんぼが勝負としてのゴルフをしたことがない、するつもりもない、というあたりの話になってきてるところまでは見ています。
元々ゴルフ雑誌かなんかで掲載されている漫画らしくて、ゴルファーのイガイガが述懐するとんぼの打ち方についての解説や蘊蓄がやたら詳細で専門的で、これが結構ゴルフについて何にも知らないからこそ面白い。ちょっと前にやってた【BIRDIE WING】って必殺ショットみたいなの打ってるばかりで、具体的なゴルフのプレイや戦略みたいなの全然なかったもんなあw あれはあれでそういう作品ということで面白かったのだけれど。




狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF
冒頭、ホロが娘であるミューリに昔の話をする、という体で物語がはじまる、というのが心憎い演出である。どこまで描かれるかわからないけれど、少なくともホロとロレンスの間にミューリが生まれる、というのは確定しているみたいな演出ですもんね。
アニメになると聞いたときは三期がはじまるのか、と思ったらリメイクで最初からということでしたから、もう一度最初から見るのか、最後……少なくともホロとロレンスが結ばれるまで描かれるんだろうか、そこまでかなり長いぞ。二期やっても全然届かなかったもんな、などと思ったものですけれど。
改めて最初から見てもやっぱり傑作だけあって面白いですわ。そして改めて見ても最初からこの二人イチャイチャしている。けっこうホロっていらん事言ってたりやってたりするんだけれど、ロレンスが意外と最初から甘いのよねえ。距離感まだ定まっていないはずなのに。
ここが序の口というのがちょっと信じられない。こっからどれだけだだ甘になっていくんだ?




怪異と乙女と神隠し
これは原作未読。漫画? 雑誌「やわらかスピリッツ」って読んだことないんだよなあ。
かつての天才少女小説家が、今や三十路も近くなってまともに小説も書けなくなってうらぶれている、そして乳が爆乳を通り越してえらいことになってしまっている駄肉女になってしまっているんだが、これってどういう性癖に基づいたキャラクターなんだ?
それはそれとして、都市伝説ベースなのか、伝奇ものなのか、妖怪モノなのか、あやふやな所を華麗なステップ踏んでる感じが面白いなあ。ぐるぐる目の兄妹、この世の存在ではないみたいだしちょっとヤバい雰囲気もあるんだけれど、今のところ普通の人間として人間の社会の中で暮らしていて、しかもちゃんと精神性は善良でマトモみたいなのが主人公サイドとして、なかなか安心感がある。
それ以前にあのぐるぐるの渦巻きみたいな目のデザインめっちゃ好きなんですけど。
あと菫子さん、一話の怪異の影響で若作りできるようになったって、便利キャラかよw



神は遊戯に飢えている。
前に【キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦】がアニメにもなった細音啓さんの作品ですね。
神々が人類に対してゲームで遊ぼうぜ、勝ったら何でもご褒美あげるよ、と持ちかけてきて、人類全体が盛り上がってる世界が舞台。別にゲーム負けても三回負けたら参加権がなくなるだけで死なないし、別に人類の命運がかかっているわけじゃない。純粋に神様たち一緒に遊んで楽しみたいだけなので、深刻で世界がヤバいお話ではないんですよね。
元々、文字で書いているからこそ凝れる物語で、絵にして面白い話として作り上げるのこれはセンスいるだろうな、というタイプの作品だったんで、どうだろうと思ってたんだけれど。
見事にアニメに変換するのも、独自に解釈してでっちあげるのも失敗して、漫然と作ってしまってなんにも面白くなってない、という形になっちゃってるなあ。こう見せたら面白くなる、映えるだろうな、という工夫とか試行錯誤の欠片らしきものが全然見当たらないのがつらい。




この素晴らしい世界に祝福を!3
カズマの「妹」アイリス王女登場の第三期。
実のところ、「このすば」の原作が異様な面白さのブーストがかかってくるの、このあたりからなんですよね。まじで意味わからんレベルの笑いを提供しだすんですよ。つまり、このすばの本番からここからと言っても過言ではなし。乞うご期待。
しかし、アイリスって最初はこんな面倒くさい王族のお姫様だったのか。既にもうアニメでもとてもいい子になってますけれど、実際ここから一貫して原作でも屈指の良心、まともなまま可愛い子であり続けますからね。キャラの強さランキングでもなぜかトップ近くをうろちょろし続けるのですけれど。




じいさんばあさん若返る
若返るのである。若い頃から苦労して生きてきて、幸せであったけれどもっと相手にしてあげられたことがあったんじゃないだろうか、とジクジクと後悔を抱えていた老夫婦にとって、若返っていろんなことが出来るようになった、というのは嬉しいだろうなあ。自分が嬉しいじゃなくて、相手にいろんなことをしてあげられるようになって嬉しい、というのが伝わってくるのがまたイイんですよ。
若返ったからといって感性が若返るわけでもなく、でもちゃんと精神的に溌剌となってて、良いキャラクターなんですよね。若返ったら超イケメンと超美人というのもまた……。
息子夫婦や孫もすぐに出てきて、ちゃんと家族としての交流も変わらずあって、実に素晴らしいアットホームコメディであります。




終末トレインどこへいく?
第一話は今期で一番ぶったまげた。いや、ここまで唖然とさせられたの、本気であんぐりと口をあけて呆けてしまったのはちょっと他に記憶がないかも知れない。
なんかもうすげえ作品である。頭どうかしてるんじゃないのか、作った人と本気で思った。
さすがに話数が進んでくるとこっちが慣れたのか、落ち着いて見られるようになったけれど、登場人物たちのどこか脳天気なスタイルとは裏腹に、世界観かなり殺伐としていて結構生死の境目危ういんですよね。なんか普通に人死出てるみたいだし、コメディみたいなノリのくせに普通にメインの誰かが死んでもおかしくなさそうな不穏さもあるので、怖い。




声優ラジオのウラオモテ
原作は電撃文庫のライトノベル。読んだ時もラジオのMC、ふたりともキャラ作ってるなあ、とは思ったけれど実際に声がつくと、うんこれは人気でないよね、というすごいこびこびで空々しいようなキャラの掛け合いになってて、なるほど強力である。
実際の本職の声優さんたちが、声優という仕事に本気で向き合う若手声優たちを演じるのは、これ難しいというか心の持ちようというか据え方が大変だろうなあ。
この作品自体が、仕事に対してそれぞれの形で真剣に、若いからこそ自分の人生かけて挑むお仕事モノとして実に気合入った作品なんですが、佐藤由美子の人間力の高さには痺れるものがあるなあ。




デート・ア・ライブV
ついに精霊全員が出揃った上で、VS始原の精霊編である。
OPEDがもう完全にネタバレ上等で、ばっちこいやーーっと気合入りまくってて感動すらしてしまった。
OPとか今までのシリーズの傾向ガン無視で、ミオ推しなんですよね。そしてEDも他の精霊ガン無視してミオ推し。すげえ。
原作シリーズでも、ここは世界の謎、物語の謎が一気に詳らかになる肝心要の回でもあり、五河士道という少年がなぜ精霊の力を封印でき、その力を使えるのか。どうして実妹である崇宮真那の記憶がなかったのか。どうして精霊が生まれることになったのか、など核心の部分がいっきに明らかになったんですよね。そのあまりの真実に、度肝を抜かれてしまったわけですが。あの衝撃は今思い起こしても凄まじいものがあった。