3歳以上 オープン (国際)(特指) 別定 東京競馬場1,800メートル(芝・左)

1番人気のレーベンスティールが他馬を寄せ付けずに、あっさり抜け出して快勝。現4歳世代が不甲斐ない中で、強い競馬を見せてくれました。
土曜日もダービー3着のハーツコンチェルトが、オープン特別で勝てずに2着という有り様でしたからね。
セントライト記念で皐月賞馬ソールオリエンスを下したレーベンスティールですけれど、暮れの香港では体調がよろしくなく最下位。国内復帰戦の新潟大賞典も一番人気を集めたのに11着とボロボロの結果。
今回も調教からパドックからずっと馬のテンションあがりっぱなし。トドメに斤量59キロでしたからね。1番人気とはいえ3.6倍と決して高いものではありませんでした。

レースはシルトホルンが前に出たのを、セルバーグが遅れて躱しに行くという形になったのですが、競り合ったわけではないのですけれど、自然とペース早くなったみたいですね。1000メートル58.2だからそこそこ。全体のラップ見ても、ずっと最後まで11秒台だったので緩みのないけっこうタフなレースになってたんじゃないでしょうか。
そんな中でテンション高かったはずのレーベンスティールを、ピタリと好位置につけて折り合いもまったく揺らがせないルメールの手腕ですよ。外をぶん回さずうちに揉まれず、理想的な位置取りで残り400メートルからGOサイン。一気に他馬を置き去りにしていくレーベン。簡単な馬じゃないと思うんですけれど、ほんと淀みなくキレイに乗るよなあさすがはルメール、完璧でした。
レーベンスティール、昨今ではもう滅多といないだろう母父トウカイテイオーという血統ですからね。4歳世代が軒並みあかん中で、頑張って欲しいものです。

2着にはニシノスーベリア。9番人気と穴だったのですけれど、成績を見るととても堅実で大負けがありません。重賞でもきっちり掲示板にノッていてどんな相手でも確実に成績を残してくるタイプ。重賞を勝ちきれるかはちょっとわからないんですけれど、馬券的には出てきたら無視できない馬ですね。

3着には先行したシルトホルンが、セルバーグが脱落してもなお粘って3着に。直線入ってもずっと手応えある走りに、これこのまま行くかも、と一瞬思わせるほどの軽快な走りでありました。さすがにレーベンに抜かれたあとはズルズル行くかと思ったら、なおも粘って後続抑えきりましたからね。
これはお見事。

4着は2番人気のサイルーン。レーベンが実績込みで1番人気でしたけれど、昇り馬として連勝中のこのサイルーンが勢いとしては上だったでしょう。
ただ道中のポディションがね。もう一段前に行ってほしかったかな。いやでも直線でもレーベンのすぐ後ろにつけていたので、悪くはなかったかと。でもその分、レーベンとの脚の差を見せつけられた感もあります。完全に置いていかれたもんなあ。重賞獲るにはまだもう少し足りないか。

他、注目馬のなかではヴェルトライゼンデ。両前足の屈腱炎、しかも2回目というそれもう無理やろ、という故障を乗り越えて、1年2ヶ月ぶりに復帰してきたドリジャ産駒の希望の星。
前回1年5ヶ月ぶりの鳴尾記念を勝ってみせた不屈の馬であり、さらにその一発だけではなくジャパンC3着、日経新春杯の勝利と一線級で戦えるまでに復活してみせた凄い馬だったんですよね。
今回の3番人気はその実績と復帰へのご祝儀みたいなものだったのでしょう。さすがに、今回は勝ち負けまでは行きませんでした。調教もプールなどやっててビッチリやれてはいなかったみたいですしね。
でも、レースではズルズルと後退していくこともなく、最後までジリジリと脱落していく馬たちを抜きながらあがってきてるんですよね。我慢ガマンの9着でした。よく頑張った。