3歳以上 オープン (国際)牝(特指) ハンデ 京都競馬場2,000メートル(芝・右)

13番アリスヴェリテが逃げて快勝。鞍上の永島まなみ騎手はこれが重賞初勝利、おめ!!

いやー、これはまじでおめでたいです。永島騎手は最近では女性騎手の中でも特に安定して優秀な成績をおさめていて良い馬にもたくさん乗れるようになってきていましたから、近いうちに重賞とれるだろうな、とは思っていましたけれど、ローカルじゃなく京都のここで獲ってくるとはねえ、おみごとでした。

例年は阪神で行われるこのマーメイドステークス。ハンデ戦ということもあるのか、重賞の中でも特に荒れ模様となるレースで有名です。
京都競馬場に変わって傾向も変わってくるかとも思われたのですが、それにしても条件設定が非常に難しいレースでした。前日の雨、長期開催による馬場の荒れ。また今週からDコースに変更。馬場だけでも考えうる要素はたくさんあったんですよね。
どうやら差しが決まりやすい傾向にあったみたいですけれど。
またレース展開も今回は1番のベリーヴィーナスと13番のアリスヴェリテが共にここ数戦で逃げ戦法を確立することで勝ちパターンを見出した馬なので、ハナを主張すると思われたのですが、お互い譲らずに競り合った場合とすんなりと1番手2番手定まった場合とではハイペースになるかスロー展開になるかちょっと判断しづらい所あったんですよね。
同じペースでも馬群が縦長になるのと凝縮して一団になるのとでは先行・差しの有利不利が変わってきますし、差しが決まる馬場となると先行タイプの馬たちを操る騎手たちの動きも難しくなってくる。
まあ展開予想が難しいレースでした。騎手たちもこれはかなり判断難しかったんじゃないかな。
そんな中でアリスヴェリテは、これ乗り替わりだったのですけれど前走2勝クラスですけれど同じ2000、同じ京都競馬場で1000メートル56.8のウルトラハイペースで逃げてそのまま逃げ切った馬です。ベリーヴィーナスと一緒に走った前前走四国新聞杯では先頭を譲ってしまった事で2着に負けたこともありますし、今回はどれだけ飛ばしても前を獲りたかったでしょうし前走のペース考えたら多少はむちゃしてもいいくらいの思い切りがあったんじゃないでしょうか。またハンデ50キロの最軽量を考慮するならイケイケドンドンですよ。
スタートから一気に行き足もついていましたし、そのままベリーヴィーナス置いてけぼりにして距離を置いた時点で永島くんはちゃんと馬に息入れさせていましたからね。アレ見て、おっ上手いことペース落としたっぽいな、と思ったんで1000メートル58.3となった時にはあれ?だいぶ感覚より早い!? とびっくりしたのですけれど、肝心のアリスヴェリテが全然余裕でした。さすがにラストバテましたけれど、それでもあれだけのセーフティーリードがあれば全然大丈夫でしたね。バテたといってもパッタリ足が止まるようなことではなかったですし。
これだけ大逃げ打ってちゃんとゴールまで走りきれるのですから、これは今後が楽しみですし目立った逃げ馬のスターたちの多くが引退してしまった中で、新たな逃げ馬のタレントが登場してきたということで人気も集めそう。永島騎手ふくめこれからが楽しみな馬が現れました。

さて、2着は1番人気エーデルブルーメ。上が川田騎手らしく、道中の位置取りから直線の抜け出しかたまでスムーズスムーズでほぼ完璧だったと思うのですけれど、それでも届きませんでしたね。こればっかりは仕方ないでしょう。それ以上にアリスちゃんに完璧にやられました。
福永厩舎の初重賞はまたもお預け。なかなか最初が掴めないですなあ。まあ時間の問題かと思いますけれど。
エーデルブルーメはもう5歳なのですけれど、デビュー戦で6着になった以外は今まで掲示板を外したことがない、というか15戦して3着以内が12戦という極めて堅実な成績を残している馬なんですが、これが重賞初挑戦だったんですよね。逆にいうとこれだけ善戦しながらまだ4勝しかしていないというところに決め手が欠ける部分があるのかもしれません。勝ち運がないというか。
この娘はお母さんがアーデルハイト。未勝利馬なんですけれど、このお母さんがのビワハイジの娘なんですよ。つまり、ブエナビスタやジョワドヴィーヴルの姉妹であり、エーデルブルーメはブエナたちの姪っ子にあたるわけですね。名牝の女系として頑張って欲しい血統です。

3着はホールネス。4戦3勝2着1回と、今3連勝中で一気に重賞戦線にカチ込んできた馬だったのですけれど、今ひとつ持ち時計がなかったのもあるんでしょうけど6番人気だったんですよね。ですが、3着まで飛び込んできました。ひとつ、重賞の壁を飛び越えられはしなくても、しっかり指かけることは出来たかな、という印象。次回も要注目ですね。

あと4着のファユエン。15番人気ながら、最後方から上がり最速で突っ込んできました。ローカルの重賞戦線に加わるようになってから完全に跳ね返されてたんですが、前走の新潟大賞典では6着とけっこう見どころある走りしてたんですよね。なんか戦績見ても最後方から追い込みしか出来ない馬っぽいのですが、ハマればワンチャンあるくらいの脚はありそうです。

5着にはラヴェル。アルテミスSを勝って桜花賞でも主役の一角を担い、オークスでは4着に入った実力馬だったのですけれど、最近は泣かず飛ばずで終わったのかな、と11番人気な馬でしたが、まだ頑張れる?

他の人気馬は2番人気のミッキーゴージャスはちょっとレース前から入れ込み気味ですんなり前につけたのは良かったのですけれど、このハイペースで先行勢が壊滅したのもあって潰れちゃいましたね。13着。

前走福島牝馬Sを完勝したコスタボニータは出遅れが響いて最後方集団からの競馬になってしまった時点でアウトでしたか。元々、馬群の内で溜めて先行からイン突いてくる馬なので、内枠じゃないと成績格段に落ちちゃう子でもありまして、今回の5枠9番というところで能力を発揮しきれるか?という塩梅だったので、さらに出足がいかなかったとなるとトドメでしたね。10着でした。

個人的にあのひたむきに走る姿に惚れて若い頃から応援してるピンハイなんですが、古馬になってからはなかなか厳しいですね。小柄な馬体でうちに揉まれて消耗も激しかったようです。どうも最近、走り方が推進力が前じゃなくて上に逃げちゃう形になっちゃってるみたいというのもあるようですけれど。