読んだ本の数:22冊 うち漫画:0冊

ちょっと6月は身内の健康の関するあれこれでだいぶバタバタしてて余裕なかったので、あまり読めませんでした……って言おうと思ってたんだけれど、よく見ると先月より読んでるわ。
6月は何はなくともオルクセン。これまで読んできた本の中でもここまで戦慄させられた作品はそうはありませんでしたよ。
個人的には【死ぬに死ねない中年狙撃魔術師】が世界観的にも好き度がちょいとメーター振り切ってるんですよねえ。



★★★★★(五ツ星) 1冊

【オルクセン王国史〜野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか〜 2】 樽見京一郎/THORES柴本 サーガフォレスト(2024/6/14)


【オルクセン王国史〜野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか〜 2】 樽見京一郎/THORES柴本 サーガフォレスト

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国家という巨大な獣が毛を逆立たせ唸り声をあげ牙をむき出しにしながら身を起こす、さながら戦争という名の胎動。それが余すことなく描かれている。慄くばかりだ。
とてつもない出来事が起ころうとしている、それが人々の働きによって動き出している。自然現象ではない、徹底的なまでに人の意志によって。或いは、それは戦争の勃発としては珍しいくらいなのかもしれない。ぜひ、一度目を通して欲しい。ただただ、物凄さに圧倒されてしまいます。


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 1冊

【男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと 5 百合の間に挟まる男として転生してしまいました】  端桜 了/hai MF文庫J(2024/6/25)


【男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと 5 百合の間に挟まる男として転生してしまいました】  端桜 了/hai MF文庫J

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もはやアルスハリヤが暗躍しなくても、ほぼ勝手に百合を殺してまわっているヒイロくん。百合という概念に対する狂信者であったのに、もはや百合殺しの称号は三条燈色のものなんじゃなかろうか。
取り敢えず、クリスと緋墨とスノウの裏にして真・ヒロイン三人衆がやべえくらい甘酸っぱい恋する乙女になってて、それに対するヒイロくんの対応がまたダダ甘すぎてキュンキュンが止まらん!
物語の方は完全にミュール立志伝になってて、こちらも成長物語として盛り上がり、世界観のディープっぷりも際立ってきて、さあ作品としてもシリーズとしても最大の見せ場に近づいてるぞ。



★★★★(四ツ星) 6冊

【まきなさん、遊びましょう 1】  田花七夕/daichi HJ文庫(2024/5/31)
【死ぬに死ねない中年狙撃魔術師】  星野 純三/布施 龍太 ドラゴンノベルス(2024/6/5)
【薬屋のひとりごと 12】 日向 夏/しのとうこ ヒーロー文庫(2022/7/29)
【【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう 2 けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!?】  赤城大空/福きつね ガガガ文庫(2024/3/18)
【毎晩ちゅーしてデレる吸血鬼のお姫様 2】  岩柄 イズカ/かにビーム GA文庫(2024/6/15)
【カノンレディ〜砲兵令嬢戦記〜 2】  村井啓/※kome サーガフォレスト(2024/6/14)

【まきなさん、遊びましょう 1】  田花七夕/daichi HJ文庫

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【死ぬに死ねない中年狙撃魔術師】  星野 純三/布施 龍太 ドラゴンノベルス

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【薬屋のひとりごと 12】 日向 夏/しのとうこ ヒーロー文庫

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【【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう 2 けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!?】  赤城大空/福きつね ガガガ文庫

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【毎晩ちゅーしてデレる吸血鬼のお姫様 2】  岩柄 イズカ/かにビーム GA文庫

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【カノンレディ〜砲兵令嬢戦記〜 2】  村井啓/※kome サーガフォレスト

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以下に、読書メーター読録と一言感想





今月のピックアップ・キャラクター

ミリス (英雄と賢者の転生婚)
シレンツィオ・アガタ (英雄その後のセカンドライフ)
グスタフ・ファルケンハイン (オルクセン王国史)
山田カリン (【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者)
レン (物語の黒幕に転生して)
テトラ (毎晩ちゅーしてデレる吸血鬼のお姫様)
エルクウェッド (私と陛下の後宮生存戦略)
クリス・エッセ・アイズベルト (男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと)
三条ヒイロ (男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと)




6月の読書メーター
読んだ本の数:22
読んだページ数:6986
ナイス数:288

ブレイド&バスタード3 -金剛石の騎士の帰還- (DREノベルス か 1-1-3)ブレイド&バスタード3 -金剛石の騎士の帰還- (DREノベルス か 1-1-3)の感想
★★★☆ ハースニール、普通に落ちてるんだそれw 転移で飛ばされた先で巡り合うというのは運命そのもので、イアルマスがお前だったのかと衝撃を受けるのも理解はできる。でもどこかでワンコの事ちょっとはそう考えてたんじゃないの? しかし、イアルマス保護者ポジで、ララジャくんなんかラブコメ主人公っぽくなってきたんじゃないですか、これ? でもそんな誰かのトロフィーになりたくない、というオルレアのなけなしの矜持はみっともなくも格好良かった。
読了日:06月01日 著者:蝸牛くも
まきなさん、遊びましょう 1 (HJ文庫 た 10-01-01)まきなさん、遊びましょう 1 (HJ文庫 た 10-01-01)の感想
★★★★ もっとゆるい感じのコメディかと想像していたんだが、想像以上に真面目に怪異に取り組む話でこれが実に面白かった。怨霊でありながら様々な怪異トラブルの解決に取り組む希那子さんに、もっと世を怨んで然るべき境遇でありながら妹と一緒に日々を篤実に歩む諒介。こうしてみると共通点あるのかな。一歩間違うと惨劇に繋がりかねない深刻な怪異絡みのトラブルなんだけれど、穏当に解決・着地させていて事件への取り組み方が面白いんですよね。主人公本当に良い子なんだけれど、境遇がほんと闇で歪んでないのが奇跡に思えるんですよね。
読了日:06月02日 著者:田花七夕
凶乱令嬢ニア・リストン 5 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録 (HJ文庫 み 07-01-05)凶乱令嬢ニア・リストン 5 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録 (HJ文庫 み 07-01-05)の感想
★★★☆ よく考えると大イベントの開催資金なんて国に出させるか企業からスポンサーを募るのが普通なんだろうけど、なんでこの子は自分で稼ぐになってるんですかね? そして実際稼いでるし、肉体労働でw 他国の結婚式で魔法映像のプレゼンに大成功。皆が本気で企画に取り組み、寝る間も惜しんでアイデアを出し合って成功に向けて一丸になって頑張る様子には黎明期でありながら既にプロの気迫を感じさせる。学校で発足した撮影班がノウハウ全くなくて素人らしい失敗を繰り広げてるのを見ると、本職は最初から良くやってたなあと感心させられます
読了日:06月02日 著者:南野海風
英雄と賢者の転生婚 5〜かつての好敵手と婚約して最強夫婦になりました〜 (HJ文庫 ふ 08-05-05)英雄と賢者の転生婚 5〜かつての好敵手と婚約して最強夫婦になりました〜 (HJ文庫 ふ 08-05-05)の感想
★★★☆ ミリス・オンステージ。本作でもぶっちぎりに愉快なキャラで登場するとキレキレのコメディが始まってしまうミリスが今回はほぼ主役、歴史に残る偉大な人物になったミリスが案の定調子に乗りまくって愉快なあんぽんたんとして場を引っ掻き回すのであります。メインの夫婦が全力でそれに乗っかる便乗犯なんで、敵の本拠となる未来世界に乗り込んで孤立無援の中でどう戦うか、という話なのに普段よりも緊張感がないくらいにミリス中心にイケイケドンドンだったのは楽しかった。しかし世界変わってもヴィゼルとくっつく運命なのか、によによ
読了日:06月03日 著者:藤木わしろ
死ぬに死ねない中年狙撃魔術師 (ドラゴンノベルス)死ぬに死ねない中年狙撃魔術師 (ドラゴンノベルス)の感想
★★★★ ウェブ版大好きだったので書籍版も購入。改めて通しで読んでみると、都市や国を壊滅させるほどの特異モンスターの襲来に、人類側が犠牲を厭わず総力戦で迎え撃ち、切り札である主人公に一撃必殺の弾を撃たせるために死力を尽くす、という構図が怪獣映画かウルトラQを想起させるギリギリの緊迫感とワクワク感が感じられて非常に面白かった。出てくる大物モンスター達がみんな一筋縄ではいかなくて、人側の叡智の結集と想定外からの主人公の土壇場の対応でこれを討伐していくのが、またミッションコンプリートって感じで痺れる
読了日:06月06日 著者:星野 純三
デスゲームに巻き込まれた山本さん、気ままにゲームバランスを崩壊させる (電撃文庫)デスゲームに巻き込まれた山本さん、気ままにゲームバランスを崩壊させる (電撃文庫)の感想
★★★ 過去1デスゲーム運営としてはボンクラぽいな、この運営。デスゲーム始めた理由も、なんかデスマーチのしすぎでみんなして徹夜のテンションで暴走しだしたみたいな考えなしの勢いを感じる! あとスキルバランスに一切バランス感覚を感じないのがむしろ潔い。AIがやってるみたいだけど、このAI計算とかバランス調整とか全然やる気ないだろ、という雑っぷり。わざとやってるのか、AIさん?ヤマモトさんはタイトル通り本気で気侭な人なので、このままで居てください。ガガとフラグ立ったと思うんだが、このままフラグ増やしていくのか?
読了日:06月07日 著者:ぽち
愛さないといわれましても〜元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる〜(3) (Mノベルスf)愛さないといわれましても〜元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる〜(3) (Mノベルスf)の感想
★★★☆ アビーが人の価値観をどんどんと身に着けていく、という事はキレイだとか愛だとかを感覚だけでなく理解していく、という事なんだけれど、それは同時に人間の汚さや醜さも理解していく、という事なのかもしれないんだなあ。というのを、魔王だった頃の初めての人間の友達の生まれ変わりと思しきジェラルドのストーカー相手にあれこれと接触して、あれ確認作業だったんですかね。過去へのこだわりごとサクッと興味失う感じだったのは、この子らしいなあ、と。
読了日:06月08日 著者:豆田麦
英雄その後のセカンドライフ しかし子供に料理を振る舞うのは楽しいかもな英雄その後のセカンドライフ しかし子供に料理を振る舞うのは楽しいかもなの感想
★★★☆ あっ、このマクアディって紅蓮戦記の主人公だったんか……え?あっちの子らってエルフだったの!? 主人公のおっさん、まだ31なのにもう人生黄昏時なのか。てっきりお父さん役でもするのかと思ったのだけれど、子供たち相手にしてる割に父性や庇護欲を見せている訳ではないのだが、その何物にも囚われない雲のような自由な生き様の中にふんわりとまだ何者でもない子供たちを包んで好きにさせつつ穏やかに見守っているかのような振る舞いが実にこう、カッコいい男の風格が垣間見えて、じんわりと痺れるねえ。
読了日:06月09日 著者:芝村 裕吏
商人令嬢はお金の力で無双する商人令嬢はお金の力で無双するの感想
★★★☆ 個人で成り上がっていくんじゃなくて、女性には機会すら与えられない社会の中で、破綻寸前の実家の領地の立て直しを通じて主人公が女性の社会進出の旗手となっていくお話でした。危機だからこそ頑なになってしまう人と、手段を選ばず危機を乗り越えようという人がいるけれど、叔父さんはじめこの領の残った男どもはそのへん柔軟であったと思う。こういうそもそも女性を蔑視していない人達ですら、女性に社会を担う能力がないと思い込んでいる常識や価値観は俄には動かしがたいものだ。それを女性陣がバリバリと打破していく姿は痛快である
読了日:06月10日 著者:西崎ありす
リピート・ヴァイス 1〜悪役貴族は死にたくないので四天王になるのをやめました〜 (HJ文庫 く 08-01-01)リピート・ヴァイス 1〜悪役貴族は死にたくないので四天王になるのをやめました〜 (HJ文庫 く 08-01-01)の感想
★★★☆ 本来は公爵の取り巻きが魔王の四天王にスライドするので、四天王の名前負けだろと思う所なんですが、ちょっと強すぎじゃないですかね!? え?四天王みんなこんな強いの!? 今回戦ってる相手もラスボスより強そうな感じなんですが。悪役としての自分の死を夢の中で何千回と繰り返し味わって、破滅の未来を回避するために動き出した主人公。基本性格変わってないと思うんですけど、我慢がきくようになったのと貴族の誇りが自己保身ではなく自分の在り方に厳しい方向に向いてる。傲慢ではあるけど、懐に入られると情が湧いてるよね、これ
読了日:06月10日 著者:黒川陽継
薬屋のひとりごと 12 (ヒーロー文庫)薬屋のひとりごと 12 (ヒーロー文庫)の感想
★★★★ 猫猫、かつてない命の危機だったんじゃなかろうか。一応影はついてたみたいだけど、猫猫が判断誤ってたら守れなかっただろう、あれは。雀さん背負っていたものが想像以上だった。道化じみた振る舞いはあれ素ではあるんだろうけれど、後から必要なものとして身に纏ったモノのようにも思える。猫猫よりも自由人だと思っていたのに、むしろ自縄自縛の人だったんだなあ。でもそういう彼女だからこそ、猫猫が自分で自分を縛っている部分が目についたのかも知れない。自分の母と違って馬良との仲は本物にして欲しいものです。
読了日:06月13日 著者:日向夏
オルクセン王国史〜野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか〜2 (一二三書房)オルクセン王国史〜野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか〜2 (一二三書房)の感想
★★★★★ 読んでいる間中、ドキドキが止まらなかった。まだ戦争は始まらず、軍隊という巨大な恐竜が身動ぎをしながら首をもたげ始めるという戦争準備、軍の始動という段階なんだが、それがもう凄まじいの一言。英国相当の人間の国の外交官と王との談笑から始まり、あらゆる種族身分階層の者達の視点から国家が総力をあげて動き出す様子が描かれていく。そして彼らは傍観者ではなく、確かにその大きなうねりを構成する要員なのだ。一人一人の情念のようなものが垣間見えてきて、魂を揺さぶってくる。まだ始まっていないのに、圧巻の一言である。
読了日:06月15日 著者:樽見京一郎
【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう: けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!? (2) (ガガガ文庫 ガあ 11-33)【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう: けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!? (2) (ガガガ文庫 ガあ 11-33)の感想
★★★★ ほんと面白いなあ。真冬は只者ではない、と思ってたけれど想像を遥かに超えて只者じゃなかった。カリン様の発言からして復帰の可能性もあるのでちょい楽しみ。カリン様、未だに見せている姿氷山の一角っぽいのが凄いよなあ。それ以上に言動から人の良さが滲み出ていて、どれほどハチャメチャな事をやらかしてもどうしても好意的に感じずにはいられない。にしても、口からあれこれ出すのはビジュアル的に最悪すぎて自分の配信は切ったのは英断、まあ他で映っちゃってたんだが。意外と金髪にしてない時もそれはそれでお嬢様感出てて素敵です
読了日:06月17日 著者:赤城 大空
物語の黒幕に転生して4 ~進化する魔剣とゲーム知識ですべてをねじ伏せる~ (電撃の新文芸)物語の黒幕に転生して4 ~進化する魔剣とゲーム知識ですべてをねじ伏せる~ (電撃の新文芸)の感想
★★★☆ 前回までは正史に基づいて悲劇に見舞われる運命に立ち向かって危地に飛び込んでいったり、と先々が見えないなかで一歩一歩前に進む、というよりか横スクロールで迫ってくる崖を登攀していくような緊張感がありましたけれど、今回からは士官学校での学園編。なんか本当に普通の学生生活が始まったぞ!? そんな中で自負と自信を身に付け余裕を得たレンは、鍛錬に明け暮れ実力を上げながらも心から学生の身を謳歌して、リシア達と文化祭の裏方なんかを請け負って青春してましたねえ。これから大きく事が動いていく前の大事な日常回でした
読了日:06月18日 著者:結城 涼
転生ナイチンゲールは夜明けを歌う〜薄幸の辺境令嬢は看護の知識で家族と領地を救います!〜 1 (サーガフォレスト)転生ナイチンゲールは夜明けを歌う〜薄幸の辺境令嬢は看護の知識で家族と領地を救います!〜 1 (サーガフォレスト)の感想
★★★ 今のところプロの看護師としての知識や経験を使う場面は殆どないんだけれど、だからこそ出来ることからコツコツと鈍詰まっている侯爵家を立て直すために頑張るフロルが健気に見える。でも厳格な貴族社会のしきたり故に女の子供であるフロルが許される行動は少なく非常に制限されている。まだ人権や個人の権利という概念が殆どなく女性の立場が極めて弱い時代背景なんですねえ。だからこそ、一人で出来る事は限界があり、引きこもりのお兄ちゃんに助けを求めるわけですが。お兄ちゃんの優しさが痛いほど沁みる!
読了日:06月18日 著者:干野ワニ
毎晩ちゅーしてデレる吸血鬼のお姫様2 (GA文庫)毎晩ちゅーしてデレる吸血鬼のお姫様2 (GA文庫)の感想
★★★★ バランス、バランスが大事。これテトラも史郎二人共初心で奥手気味で中々はっきりと自分の気持を伝えられない、典型的にもだもだとしてしまうタイプなのに、要所要所で二人して欲望に忠実になってイケイケドンドンになるもんだから、初々しいまま濃厚なスキンシップにハマってしまうというこのギャップがやたらと叡智なんですよね。行為自体は一線も超えてないし客観的に見てそこまで限界突破していないのに、やたらとイケナイ事をしている感があって一概にエロスの方に振り切る事がエチエチ感を出すわけじゃないんだなあと感心しきりです
読了日:06月20日 著者:岩柄イズカ
カノンレディ〜砲兵令嬢戦記〜2 (一二三書房)カノンレディ〜砲兵令嬢戦記〜2 (一二三書房)の感想
★★★★ 殿になって敵を食い止め全滅した部隊の人達の犠牲に、精神的に追い込まれるエリザベス。ここのメンタルが壊れる一歩手前のギリギリの描写が迫真だった。と、同時にあれであそこまで追い詰められるというのは、この娘本当に普通の子なんだなあ。夢も野心も能力も才能もあるけれど、だからと言って心はバケモノなんかじゃなく、戦場の現実を知らなかった無垢な少女に過ぎなかったわけだ。でも彼女は実際に戦い逃げず辛い現実に立ち向かい続けている。自分で正しい資質を積み上げ、本当の軍人になろうとしている姿にはくるものがありました
読了日:06月21日 著者:村井啓
断頭台に消えた伝説の悪女、二度目の人生ではガリ勉地味眼鏡になって平穏を望む2 (Kラノベブックスf)断頭台に消えた伝説の悪女、二度目の人生ではガリ勉地味眼鏡になって平穏を望む2 (Kラノベブックスf)の感想
★★★ そうか、一応前世の記憶が戻る人の基準はあったんですね。レティが眼鏡外して歩き回るだけで記憶戻る人だらけになったらエライことになりますもんね。しかしエアリス殿下、暗殺されてたのか。レティの処刑後も相当荒れたんだな。トドメにカミロによる暗殺事件ですもんね。カミロ、自分のやったことに後悔なさそうだったのに、レティにバレるのは嫌だったんか。こいつ狂犬すぎて、レティで手綱握れるんだろうか。結構心労かかりそう。やっぱりエリアスとアロンドラの方が安心してみていられる。エリアス殿下も相当執着強そうだけど。
読了日:06月21日 著者:水仙 あきら
スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました8 (GAノベル)スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました8 (GAノベル)の感想
★★★☆ サンドラが成長して大きくなったお話、面白いのがこれサンドラがどうこうというよりも、アズサが思春期迎えた娘の母親の気分を味わう話になってるんですよね。しかも年頃になって難しくなるかと思ったら、幼いサンドラが気難しい幼女なのが大人寄りになった事で物わかりが良くなり、親への感謝も素直に示すようになる、という母親冥利につきる話になってて、むしろこっちの方が母と娘のリアリティを感じさせられる味わい深い話になってたんですよねえ。
読了日:06月23日 著者:森田季節
私と陛下の後宮生存戦略 ―不幸な妃は巻き戻れない― (富士見L文庫)私と陛下の後宮生存戦略 ―不幸な妃は巻き戻れない― (富士見L文庫)の感想
★★★☆ 陛下、よく発狂しなかったな。陛下が巻き込まれた時間遡行、何日も掛けた作業データがPCクラッシュで消し飛んで最初から、みたいなのを手を変え品を変え何年も食らってたんでしょ? 拷問の中でも最上級なんじゃないだろうか。お陰で多岐に渡りすぎる技能を繰り返しの中で習得習熟して器用貧乏ならぬ器用大富豪みたいな怪物が誕生してしまった訳だ。自分は何を生み出してしまったのだろう、と呆然とするソーニャの呆け顔に苦笑を禁じ得ない。いやこれ、若干頭おかしくなってますね! こんな奇声発して暴れまわる人ギャグ漫画でしょw
読了日:06月25日 著者:かざなみ
男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと5 百合の間に挟まる男として転生してしまいました (MF文庫J)男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと5 百合の間に挟まる男として転生してしまいました (MF文庫J)の感想
★★★★☆ 三寮戦に挑むために必要なのは、ミュールが寮長として皆を導けるか。クリスとの仲は修復出来たけれど、崩壊した一家の絆は未だ戻らず、ミュールの自信は消し飛んだまま。アイズベルト家の哀しみを止めるために、母ソフィアと劉悠然の呪縛を解くために、ヒイロはミュールの傍らに立つ。この回はミュール立志編だ。そして最後、ヒイロと反対側のミュールの隣に、あの人が立ってくれるシーンは何度見ても胸が震える! しかし今回はほんと、クリス、スノウ、緋墨の三人がバケモノ級に可愛くて、もう百合破壊回帰不可能点を超えちゃったね!
読了日:06月27日 著者:端桜 了
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん8 (角川スニーカー文庫)時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん8 (角川スニーカー文庫)の感想
★★★☆ 有希との関係をどのタイミングで明かす、或いはバレるかが本作の重要な要点と思ってたけれど、ここで来たかぁ。ただ、アーリャに対してだけというのと、それがどう波及してくるか読み辛い面がある。有希も政近も弱ってるので、事実を知った所をとば口にして遂にアーリャが政近達の事情に踏み込んでくるのか。ある意味ずっと蚊帳の外というか、外縁をウロウロしてる感じだったし。有希が思いの外脆いものを抱えてそうなのと、政近が漸く自分の虚ろさに狼狽えはじめた、それは前へと進みたいと思い始めたからと思うんだが話が大きく動きそう
読了日:06月29日 著者:燦々SUN

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