なんか今期、未だ嘗てなく大量にアニメ見ている気がするんだが。
あれ？ これ「その１０」くらいまで行っちゃうかも？ いや、さすがに全部見続けるのは無理なんだけど。
【天穂のサクナヒメ】
【時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん】
【なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか？】
【NieR:Automata Ver1.1a 第2クール】
の４作品から。
天穂のサクナヒメ
遥か東方の果て、ヤナトの国。 古来よりこの地では神々の住む頂の世と人間の住む麓の世、二つの世があると信じられている――。 頂の世に住まう上級神かつ駄女神のサクナヒメは、 武神と豊穣神の間に産まれながら、両親が蓄えた穀を潰しぐうたらな生活を送っていた… そんな中ある日、ひょんなことから 神々の都を追放され、鬼たちが巣喰う孤島・ヒノエ島へ！？ 明日の食糧もままならない不毛の大地で、土を耕し米を育てて鬼退治へ。 神の世に迷い込んだ人間たちと、ひよっこ豊穣神の、もみ殻舞い散る集団生活が始まる‼これがホントの穀潰しか！！
親の蓄えを上役に上納することで、働きもせずに良い生活送ってるって最悪じゃないですか。しかも、それ知れ渡ってるしｗ
というわけで、少し前にやたらと米作りの行程がクオリティ高くてやばい！と評判になったゲームのアニメ化である。ゲームの公式にも日本伝統の米づくりをゲーム史上類を見ない深さで体験できる、と自ら記述しているくらいなんで、相当にガチらしいのは話題になった時に見聞きした。
ぶっちゃけ、米づくり凄い、とばかり聞いていて具体的にどういうゲームなのか知らないんですけどね？
さて、この稲作のクオリティが果たしてアニメでどれだけ再現できるのかが、この作品に関しては一つの指標になるんでしょうけれど、天界に迷い込んできた人間たちがかなり悲惨な境遇、というのも結構注目のところ。なんか時代背景的には室町の戦国時代あたりらしくて、田右衛門は山賊に身を落とした元侍。子どもたちは戦災孤児で人身売買で売られそうになってた、というところだから、呑気にぐーたらしていたサクナヒメと境遇が全然違うんですよね。
まだ第一話しか見てないんだけれど、早く人間界に帰れ、とサクナにわめかれたときの、帰る所なんかない、という人間たちのセリフがまたぐさっとくる重さだっただけに、これは最初の方は揉めそうだなあ。サクナの方は今のところ完全に甘えたぼんくらだし。一応、左遷される事になったヒノエ島は、両親が行方不明になった場所ということで、動機はあるんですけれど。
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
久世政近の隣の席に座るアーリャさんは、いつも彼に対して冷ややかな目線を向けている。けれど、時々ボソッとロシア語で彼にデレていて......。 その言葉を政近も聞き逃しはしない。 なんと、政近はロシア語のリスニングがネイティブレベルだったのだ!! 気付いていないと思い込み、時々デレるアーリャさん。 そして、その意味を理解しながらも、気付いていないような振りをする政近。 ニヤニヤが止まらない、二人の恋模様の行方は——!?
うおおお、キャラデザイン凄いなこれ。動いたらこれがまたさらに強烈でどの登場人物にもぐいぐいと視線を引っ張られる。いやー、ここまでキャラデザインに威力があるアニメって今まで見た中でもそうはなかったですよ。
原作の絵師である「ももこ」さんは、特にカラーでのデザインで迫力すら在る綺麗なインパクトを叩きつけてくるイラストレーターさんなんですけれど、これはものの見事にこの原作のイラストの破壊力をそのまま動画にせしめたって感じだよなあ。感嘆しっぱなし。
そのうえで、またシリアスからコメディまで表情やキャラの崩し方がめちゃくちゃいい、素敵。特に二話でのアーリャの百面相は見てて本当に楽しかったし、有希の豹変っぷりは知っているのに一瞬誰！？と思うくらいでしたし、２話で有希の正体持ってきたのは演出して爆裂に良かったですよね。
そして、序盤は時々どころじゃなくロシア語でダダ甘なこと口走ってるアーリャさん、実にこの娘根っこはポンコツだな、というのが一発で伝わってくるｗ
またさり気なく、この学校の生徒たちが上流階級の子どもたちだ、というのがわかる描写も散見されてるんですよね。ロイヤルホストで高校生が奢って大したことなさそう、奢られる方も遠慮なく。ちゃんと支払金額まで見せてるのは意図してのものでしょうね。その値段、おっさんでもけっこう厳しいんですけど！？
ラブコメってだいたいヒロインのほうが問題を抱えていて主人公がそれを解決してく、みたいな展開が王道としてありますけれど、何気に本作って主人公が一番闇深いまであるんで、さてそのあたりもどう見せてくるのか。
いずれにしろ、今期トップを狙うに相応しい面白さでした。
なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか？
「なんで誰も、本当の世界を覚えていないんだ …………！」 地上の覇権を争う五種族の大戦が、人類の勝利に終わった時代。だがその世界は、少年カイの目の前で突如として「上書き」された。 パラレルワールドのような世界でカイが見たのは、歴史が改ざんされ、人類が大戦に敗れた光景── ここでは竜や悪魔が地上を支配し、さらにカイは全ての人間から忘れられた存在になっていた。 だが神秘の少女リンネと出会い、カイは英雄なき世界で、英雄の剣を継承し、君臨する強大な敵種族に戦いを挑む。 世界から忘れられた少年が「真の世界を取り戻す」 王道ファンタジーバトル、開幕！これアニメで見るとなおさら、ジャンヌが男に見えんよなあ。ってか格好も大して偽装してないし、何より名前もそのままって実は隠す気ないだろｗ
というわけで、今期【キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦】のセカンドシーズンやってるんですけれど、同じ原作の細音啓さんが手掛けるもう一つの作品がこちら。同じクールに２作品アニメ化ってまた凄いなあ。この調子で【黄昏色の詠使い】と【氷結鏡界のエデン】もやりましょうぜ。
世界輪廻と呼ばれる現象によって歴史が書き換えられた世界に、ただ一人記憶を残して取り残されることになったカイ。他種族が世界を支配し、人類は僅かな生存圏で絶望的なレジスタンス活動を続けるこの見知らぬ歴史のなかで、カイは新たな救世主に……というわけじゃなく、世界輪廻を起こしたもの達の思惑や世界の秘密を探っていくことになるのですが。わりとこういう世界観って最近はアニメではあまり見る機会もないので、なかなか楽しみにはしてるんですよね。
NieR:Automata Ver1.1a 第2クール
西暦5012年。 突如地球へと飛来してきた＜エイリアン＞と、 彼らが生み出した＜機械生命体＞により、人類は絶滅の危機に陥った。 月へと逃げのびた僅かな人類は、地球奪還のため、 ＜アンドロイド＞の兵士を用いた反攻作戦を開始。 しかし無限に増殖し続ける＜機械生命体＞を前に、戦いは膠着状態に陥る。 人類は最終兵器として、新型のアンドロイド＜ヨルハ＞部隊を地球へと派遣した。 西暦11945年。 「第243次降下作戦」が決行され、 新たに＜ヨルハ＞部隊の＜2B＞と＜9S＞が地球へと派遣される。 両名は機械生命体の基幹ユニット＜アダム＞及び＜イヴ＞の撃破に成功。 これを敵の殲滅、及び永きに亘る戦争終結への好機と捉えた＜人類軍＞は、 機械生命体に対し総攻撃をかける決断を下す。 これは運命に翻弄された＜アンドロイド＞たちの、戦いと願いの記録――。これシーズン２あったのか。てかはじまったわけですが。あれ？ 前クールってどんな話でしたっけ？ 一応最後まで見たはずなんだけれど、あんまり覚えてないぞ。
でも、一応なんか決着みたいなものは付いたような……？？？
この２クールはというと、また何事もなかったかのように最初から始まってるみたいな感じなんだが。
それに、いきなり９Sが裏切り者扱いされたり、２Bが極秘裏に裏切り者を始末する役目を負ってて、いきなりいきなり９Sを殺そうとしたり、といきなり情報が錯綜しすぎててどうなってんのこれ！？
雰囲気は１クール目から変わらず、あの不思議で不気味で神秘的で退廃的で、終末のその向こう側を覗き見ているみたいな背徳感を味わわせてくれる空気感なので、雰囲気に浸るには十分なのですが、やっぱり何がなんだかわからんぞ！？
Ａｍａｚｏｎ
Ａｍａｚｏｎ
