
【ポンコツ王太子のモブ姉王女らしいけど、悪役令嬢が可哀想なので助けようと思います 3 〜王女ルートがない!?なら作ればいいのよ!〜】 諏訪ぺこ/ 海原ゆた TOブックス
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十三歳になった“モブ王女”ルティアは、ある誤算に悩まされていた。国内にポーションを広め疫病対策も万全、未来を良い方向に変えられたはずが──ゲームシナリオでの嫁ぎ先、軍事国家・トラット帝国のレナルド皇太子から婚約を申し込まれてしまったのだ! すぐ断るも、強引に国に招こうとする彼に、何を企んでいるのかと警戒心が強まる。優しい兄のように慕うラステア国のコンラッド王弟に相談し、留学を超特急で決め逃げ去ることに。だがその移動中に、潜んでいた刺客に襲われてしまい……!?
「私は、誰の思い通りにもならないわ!」
裏で糸を引くのは誰? 各人の思惑が交差する、本格内政ファンタジー第三弾!
ええええええ!? ちょっと待ってちょっと待って? なんでそんなサクサクと暗殺謀殺があっさり仕掛けられて、成功しちゃうの!?
この国、闇が深すぎない!?
前巻から5年が経ち、ルティアたちもまだまだ子供ではあるけれど、社交界デビューを求められるほどの年齢になりました……って本来ならまだもう数年先が普通らしいんだけれど、ライル王子を傀儡に国権を握ろうとしているフィルタード侯爵派の圧力によって、ライルと一緒にデビュタントしなければならないことに……って、この時点でなんかおかしいんですよね。
今、国政ってほとんど国王派が中枢押さえてるんですよ。元のゲームにおける攻略対象の親たち、宰相や騎士団長、魔術師団の団長など各部門のトップを担ってて、親同士も昔の仲間同士で仲良くて、ルティアの活躍もあって史実における父王の暗殺も防がれ、ライルの母である王妃との仲も良好。ライル自身も心を入れ替えてまっすぐに成長しつつ在る。
これだけ政治の中枢が身内で固められているのに、また騎士団の多くはルティア派だったり、庶民からも人気が高いにも関わらず、フィルタード侯爵派からの圧力に対しては全然抵抗出来ていないんですよ。
ルティアの功績がライルのものになっていたり、貴族間の風聞が完全にフィルタード侯爵派の都合の良いものになっていて、国内の情報はすべてあちらに掌握されているんじゃないか、と思えるほど。
おまけに、いまだのあの国王陛下の暗殺未遂事件の犯人たちは、同じ騎士団からの裏切りものだったのにその裏を追えてないし、今回新たに帝国と連携してルティアを帝国に嫁がせてしまおう、という動きを既成事実化しようとしてそれ、半ば成功してるんですよね。
とどめに、それを回避するためにラステア国に短期留学しようとしたら、その旅先で護衛が半分裏切ってルティアの命狙われるわ、それなのに下手に動くと助けてくれたラステアのコンラッド王弟陛下が悪者にされて、ラステアの陰謀にさせられるという話に。いや、なんでそんな好き勝手国内の情報操作されてるの!?
トドメもトドメに、味方だった辺境伯がこの件で証拠もって王都に向かったら、その途中で謀殺されてしまったりって、国内向こうのやりたい放題じゃない!?
はっきり言って、その敵派閥の首魁であるフィルタード侯爵ってどう見てもぼんくらなんですよ。自己が肥大して自分が権力ふるいたくてたまらないだけの無能にしか、その振る舞いを見ててもそうとしか見えないし、肝心の帝国との繋がりだってかなり好き放題利用されているばかりなんですよ。
ただ、この派閥やたら情報関係、諜報謀略の能力が高い。異様に突出していると言って良いんじゃないでしょうか。扇動、情報操作、証拠の捏造、人心誘導、謀殺暗殺、やりたい放題ですよ。なんだこれ!?
だいたい、ルティアが狙われているとわかったうえで、わざわざ信頼できる護衛を騎士団から選抜したにも関わらず、その半数近くが裏切ったとか冗談じゃないですよ。普段づきあいで、フィルタード派である事を匂わせもしていなかった、ってことですし。そうやって選抜された以上、家柄の方もフィルタード侯爵派とは関係なかったはずですし。にも関わらず、王女暗殺なんてもう表に残れないような所業を、ずっと同僚だった相手を手にかけて、しかも失敗しても口を割らず、ってどんだけ忠誠心高いんですか。なんか宗教がらみの狂信者なんじゃないか、と思えるほど。
誰か凄まじい謀臣があっちに居て、闇の諜報組織を縦横無尽に操っているとしか思えないやりたい放題っぷりである。毛利元就と本多正信とジョゼフ・フーシェとオーベルシュタインと真田昌幸とラインハルト・ハイドリヒとジョン・エドガー・フーヴァーが合体したような大謀略家でもいるんじゃないのか?
或いは、国王派が情報関係の仕事をこなせる人間がスカスカなのか。防諜力ゼロじゃないの? 陰働きする人いないの?
なんか、ルティアの母方の実家がそれっぽい役割を担っている家柄っぽいんだけれど、全然なにも出来ていなくないですか!?
国内情勢の方はルティアが手掛けた魔力過多の畑の普及なども相まって、農業生産力が爆増し、それらの影響の波及を受けて国内は好景気、国力もガンガン上がってと完全に良い方に回っている。
外交も大国ラステアと良好な関係を結んでいて、侵略による拡張を続ける帝国も迂闊に手出しできない均衡を保てるようになってきた。と、イイことづくめなのですけれど、そこに帝国から横槍が入ってくるんですね。
ルティアとライルのデビュタントに堂々と参加してきた、帝国の皇太子レナルド。
実力主義の帝国で、兄たちを蹴落として皇太子の座を勝ち取った気鋭の青年。決して盤石の体制を築いているわけじゃなく、むしろ改革派で守旧派とバチバチやりあってて、ルティアを帝国へ輿入れさせようとしているフィルタード侯爵派や帝国国内の勢力とは立場が違うみたいなんだけれど、これがルティアに目をつけてしまい……。
うわぁ、ラステアのコンラッド殿下と修羅場だ、ガチ修羅場だ!!
いやまだレナルド殿下の方はルティア個人に興味を持ちつつも、帝国のために使えるんじゃないか、というくらいの気持ちで恋愛沙汰ではないはずで、コンラッド殿下の方は年の差ありすぎてやばいんだけれど、こっちは竜の血族所以の運命の番を求める本能的なものもあって、完全にルティアガチ勢なんだが。帝国とラステア。ともに大国で早々戦争にはならんはずなんだが、この世界って謀殺のカードを容易に切れてしまうんで、どうなるかほんとに怖いんですけど。
肝心のルティアが、あれだけ自由人にも関わらず恋愛に関しては、王族なので親が決める縁談に従います。王族の結婚に恋愛は関係なし、というあっけらかんとした立場を表明しちゃってるんですよね。
自分の両親含めて、周りの親みんな恋愛結婚だし、兄のロイ王子や親友のアリシアなんか応援してたりと周囲に関してはむしろ推奨してるのに。
アリシアあたりがやきもきしてるの、よくわかる。
父王は、これだけルティアの立場脅かされてるんだから、娘手放したくない気持ちはいいから、早くコンラッドに預けちゃいなさいよ。ルティア自身、コンラッドに対しては決して悪くない気持ち抱いてるんですから。
何気にライルがルティアに対して秘めたる思いを持ってそうなんだよなあ。表向きは姉弟なんだけど、この二人って実際は従姉弟なんですよねえ。まあ絶対に表沙汰には出来ないんだが。
次回は、クリフォード侯爵の謀殺によってラステアに滞在するルティアは本国や父王との情報を分断され、戻ったらまたも謀殺されかねない状況に。いや、仮にも王女が地元に帰ったら危ないって、どんだけ国内掌握されちゃってるの?
帝国から皇太子側近の破天荒な令嬢が新たにエントリーしてくるみたいだし、まだまだごちゃつきそう。
この国、闇が深すぎない!?
前巻から5年が経ち、ルティアたちもまだまだ子供ではあるけれど、社交界デビューを求められるほどの年齢になりました……って本来ならまだもう数年先が普通らしいんだけれど、ライル王子を傀儡に国権を握ろうとしているフィルタード侯爵派の圧力によって、ライルと一緒にデビュタントしなければならないことに……って、この時点でなんかおかしいんですよね。
今、国政ってほとんど国王派が中枢押さえてるんですよ。元のゲームにおける攻略対象の親たち、宰相や騎士団長、魔術師団の団長など各部門のトップを担ってて、親同士も昔の仲間同士で仲良くて、ルティアの活躍もあって史実における父王の暗殺も防がれ、ライルの母である王妃との仲も良好。ライル自身も心を入れ替えてまっすぐに成長しつつ在る。
これだけ政治の中枢が身内で固められているのに、また騎士団の多くはルティア派だったり、庶民からも人気が高いにも関わらず、フィルタード侯爵派からの圧力に対しては全然抵抗出来ていないんですよ。
ルティアの功績がライルのものになっていたり、貴族間の風聞が完全にフィルタード侯爵派の都合の良いものになっていて、国内の情報はすべてあちらに掌握されているんじゃないか、と思えるほど。
おまけに、いまだのあの国王陛下の暗殺未遂事件の犯人たちは、同じ騎士団からの裏切りものだったのにその裏を追えてないし、今回新たに帝国と連携してルティアを帝国に嫁がせてしまおう、という動きを既成事実化しようとしてそれ、半ば成功してるんですよね。
とどめに、それを回避するためにラステア国に短期留学しようとしたら、その旅先で護衛が半分裏切ってルティアの命狙われるわ、それなのに下手に動くと助けてくれたラステアのコンラッド王弟陛下が悪者にされて、ラステアの陰謀にさせられるという話に。いや、なんでそんな好き勝手国内の情報操作されてるの!?
トドメもトドメに、味方だった辺境伯がこの件で証拠もって王都に向かったら、その途中で謀殺されてしまったりって、国内向こうのやりたい放題じゃない!?
はっきり言って、その敵派閥の首魁であるフィルタード侯爵ってどう見てもぼんくらなんですよ。自己が肥大して自分が権力ふるいたくてたまらないだけの無能にしか、その振る舞いを見ててもそうとしか見えないし、肝心の帝国との繋がりだってかなり好き放題利用されているばかりなんですよ。
ただ、この派閥やたら情報関係、諜報謀略の能力が高い。異様に突出していると言って良いんじゃないでしょうか。扇動、情報操作、証拠の捏造、人心誘導、謀殺暗殺、やりたい放題ですよ。なんだこれ!?
だいたい、ルティアが狙われているとわかったうえで、わざわざ信頼できる護衛を騎士団から選抜したにも関わらず、その半数近くが裏切ったとか冗談じゃないですよ。普段づきあいで、フィルタード派である事を匂わせもしていなかった、ってことですし。そうやって選抜された以上、家柄の方もフィルタード侯爵派とは関係なかったはずですし。にも関わらず、王女暗殺なんてもう表に残れないような所業を、ずっと同僚だった相手を手にかけて、しかも失敗しても口を割らず、ってどんだけ忠誠心高いんですか。なんか宗教がらみの狂信者なんじゃないか、と思えるほど。
誰か凄まじい謀臣があっちに居て、闇の諜報組織を縦横無尽に操っているとしか思えないやりたい放題っぷりである。毛利元就と本多正信とジョゼフ・フーシェとオーベルシュタインと真田昌幸とラインハルト・ハイドリヒとジョン・エドガー・フーヴァーが合体したような大謀略家でもいるんじゃないのか?
或いは、国王派が情報関係の仕事をこなせる人間がスカスカなのか。防諜力ゼロじゃないの? 陰働きする人いないの?
なんか、ルティアの母方の実家がそれっぽい役割を担っている家柄っぽいんだけれど、全然なにも出来ていなくないですか!?
国内情勢の方はルティアが手掛けた魔力過多の畑の普及なども相まって、農業生産力が爆増し、それらの影響の波及を受けて国内は好景気、国力もガンガン上がってと完全に良い方に回っている。
外交も大国ラステアと良好な関係を結んでいて、侵略による拡張を続ける帝国も迂闊に手出しできない均衡を保てるようになってきた。と、イイことづくめなのですけれど、そこに帝国から横槍が入ってくるんですね。
ルティアとライルのデビュタントに堂々と参加してきた、帝国の皇太子レナルド。
実力主義の帝国で、兄たちを蹴落として皇太子の座を勝ち取った気鋭の青年。決して盤石の体制を築いているわけじゃなく、むしろ改革派で守旧派とバチバチやりあってて、ルティアを帝国へ輿入れさせようとしているフィルタード侯爵派や帝国国内の勢力とは立場が違うみたいなんだけれど、これがルティアに目をつけてしまい……。
うわぁ、ラステアのコンラッド殿下と修羅場だ、ガチ修羅場だ!!
いやまだレナルド殿下の方はルティア個人に興味を持ちつつも、帝国のために使えるんじゃないか、というくらいの気持ちで恋愛沙汰ではないはずで、コンラッド殿下の方は年の差ありすぎてやばいんだけれど、こっちは竜の血族所以の運命の番を求める本能的なものもあって、完全にルティアガチ勢なんだが。帝国とラステア。ともに大国で早々戦争にはならんはずなんだが、この世界って謀殺のカードを容易に切れてしまうんで、どうなるかほんとに怖いんですけど。
肝心のルティアが、あれだけ自由人にも関わらず恋愛に関しては、王族なので親が決める縁談に従います。王族の結婚に恋愛は関係なし、というあっけらかんとした立場を表明しちゃってるんですよね。
自分の両親含めて、周りの親みんな恋愛結婚だし、兄のロイ王子や親友のアリシアなんか応援してたりと周囲に関してはむしろ推奨してるのに。
アリシアあたりがやきもきしてるの、よくわかる。
父王は、これだけルティアの立場脅かされてるんだから、娘手放したくない気持ちはいいから、早くコンラッドに預けちゃいなさいよ。ルティア自身、コンラッドに対しては決して悪くない気持ち抱いてるんですから。
何気にライルがルティアに対して秘めたる思いを持ってそうなんだよなあ。表向きは姉弟なんだけど、この二人って実際は従姉弟なんですよねえ。まあ絶対に表沙汰には出来ないんだが。
次回は、クリフォード侯爵の謀殺によってラステアに滞在するルティアは本国や父王との情報を分断され、戻ったらまたも謀殺されかねない状況に。いや、仮にも王女が地元に帰ったら危ないって、どんだけ国内掌握されちゃってるの?
帝国から皇太子側近の破天荒な令嬢が新たにエントリーしてくるみたいだし、まだまだごちゃつきそう。










































































































































































































































































































































































































































































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