【ご近所JK伊勢崎さんは異世界帰りの大聖女 ~そして俺は彼女専用の魔力供給おじさんとして、突如目覚めた時空魔法で地球と異世界を駆け巡る~】 深見 おしお／えいひ 電撃の新文芸
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「さすがです、おじさま!」会社を辞めた社畜が、地球と異世界を飛び回る!
アラサーリーマン・松永はある日、近所に住む女子高生・伊勢崎聖奈をかばい、自分が暴漢に刺されてしまう。松永の生命が尽きようとしたその瞬間、なぜか聖奈の身体が輝き始め、彼女の謎の力で瀕死の重傷から蘇りーー気づいたら二人で異世界に!?
「実は私、昔この異世界に転生して、大聖女になったんです」
「ええと……?」
そこは、かつて聖奈が大聖女として生きていた剣と魔法の世界。
だが聖奈はなぜか魔力を生み出すことができず、かつてのような魔法は発動できなくなっていた。しかしどういうわけか松永に触れていれば、魔法が発動できるようで……?
「この方は、私の……旦那様なの!」
「えっ?」
二人で異世界を冒険するなか、聖奈の秘めていた松永への想いはどんどんエスカレートしていき、やりたい放題に……!?
一方、時空魔法にまで目覚めた松永は、地球と異世界を自由自在に転移できるようになる。その時、松永は思った。……あれ、もうサラリーマンしなくても生きていけるよね?
「──そうだ、会社を辞めよう」
会社はスパッと辞めて、現実世界でも異世界でも、膨大な魔力で自由気ままにやりたいことをやって生きよう!
アラサーリーマンとおじ専JKによる、地球と異世界を飛び回るゆかいな冒険活劇!
かつて幼い頃自動車事故に巻き込まれた際異世界転移してしまい、そこで大聖女となって活躍した少女・伊勢崎聖奈は１１歳で何者かに暗殺されてしまう！
だがしかし！ 意識を取り戻した聖奈は自分が元の日本に戻っていた事に気づくのだった。
だがしかし！ 日本に戻った聖奈からは、異世界で使えたはずの聖女の魔法が使えなくなっていたのだった！
というわけで、そこからは普通の少女として生きてきた伊勢崎さん。
とりあえず、まだ１１歳の子供を暗殺とか、異世界ヤバしです。政争がドロドロし過ぎとる。そういう大きな力を持った子供に対しての大人たちのかなりアレな態度もあったようで、そもそも、聖奈もあちらではあまり親しい人も作れなかったみたいだけれど。
日本に戻ったら戻ったで大変だったんですよね。そもそも異世界転移してしまった事故の際に両親は亡くなっていて、戻ってもそれは６年間も行方不明だったわけですから、これまでどうしていたんだ、と問われるわけで大変な立場に立たされたわけだ。
それをなんとかしてしまったのが、彼女のお祖母さんで。元々、聖奈の家は名家の金持ちの家。それはそれで後継者問題とかでこっちもドロドロしてそうなんだけれど、お祖母さんが快刀乱麻にばっさり片付けて聖奈を引き取ったってことみたいで。
このお祖母さんがまた、ファンキーでロックないかしたお婆ちゃんでめっちゃカッコいいんですよ。聖奈が戻ってくるまでは和装の厳格な刀自って感じだったそうなので、神隠しから戻ってきた聖奈を受け入れるため、孫を安心させるために、とんでもない自己改革やったんですなあ、ロックな婆ちゃんである。
そんなお婆さんと、主人公の松永おじさんは、住んでるマンションの大家と店子という関係で。大学時代から今の会社に就職して以降もずっと続いている関係なのですから、相応に長い関係ですよね。
そういう繋がりも相まって、お婆さんところで暮らすようになった小さい聖奈とも見知り合いとなり、今に至る、と。
んで、聖奈が巻き込まれたストーカーによる襲撃から庇った松永おじさんが死にかけて、そこで松永おじさんと接触していたら聖奈は使えなくなっていた魔術を使えることが発覚し、さらにおじさんの内に秘められていた時空魔法が聖奈の魔法に刺激されてか目覚めてしまい、彼の力でかつて聖奈が飛ばされた異世界に転移してしまう、というのがこの話の導入でありました。
まあなんやかんやで、おじさんの力で異世界からワープして元の日本に戻ってこれる事もすぐに分かって、簡単に行ったり来たりできるようになるんですね。
そうなると、ただただストレスたまるばかりの仕事と上司のいる今の会社とか、なんかもう行くの嫌だ、嫌だ、嫌だ！ という自分の奥に溜め込んでいた想いを自覚して、思い切って辞めちゃうおじさん。
スッキリ！である。
いやあ、ストレス溜まってたんだろうなあ。別に異世界に行けるようになったからといって生活の目処が立っているわけじゃないのに。ただ、異世界側でなんやかんやと生きていけそうという感触は得ていたので、最悪衣食住の殆どは異世界側で済ませりゃなんとかなるか、という精神でもあったのでしょう。
住に関しては伊勢崎のお婆さんが面倒見てくれるのでそのへんは大丈夫だったのでしょうが。
だいたい、異世界と日本を行き来できるようになるとみんながやりたくなるのが、商取引である。日本のものを異世界に持っていって売って、あっちのものを日本に持ち込んで売る、というやつですね。
ただ、その場合真面目にやろうとすると往々にして、日本では出元のわからないものは簡単に売れない！という法と管理の行き届いた社会制度が立ちふさがるのである。
貴金属宝石類も、証明無いとあかんですからねえ。
真面目に書こうとすると、だいたい法律に阻止されるか大金が動くとどこからともなく襲いかかってくる税務署などが包囲殲滅してくるんですよねえ。なので、法を掻い潜るやばめのルートを通る場合が多かったりする。
本作でもお婆さんが何気に警察にまで顔が利く権力者だったりするので、伝手はないことはないのだけれど、今のところまだそちらに融通してもらうような手は打っていないか。
でも、異世界側に持っていく物品を購入するのに、わりとドバドバ浪費しているので貯金は大丈夫か松永のおじさん。貯金はあっても、今無職だしねえ。
とはいえ、異世界側では順調そのもの。何気に異世界に行くのは松永おじさん一人でも大丈夫みたいなのですけれど、絶対ついていくと言っていかない聖奈さん。でも彼女はさすが向こうに６年近くいただけあって拠点となる宿屋の女将と伝手があったり、向こうの詳しい事情、社会情勢や魔法についてなど案内役として十分以上の知識を蓄えてくれているので、これがまた助かる助かる。
右も左もわからない知り合いもいない、という状態から未知の土地で何かを始めるって、大変どころの話しじゃないですからね。
まあそこで、聖奈の数少ない友人だった領主の末娘レヴィーリアと再会し、彼女が巻き込まれている家庭内紛争、というか一方的に陥れられかけていた彼女を助ける流れになるわけですね。
でもそうか、異世界間を渡り歩くのに別に人種制限とかないんだ。異世界の人を日本側に連れてくる、という事も可能なんですね。なるほど、そういう展開か。
あと、聖奈がおじさんの事をスキスキ大好き超愛している的にドハマリしているのはまあイイんですけれど、絶世の美少女が台無しになる感じのかなりキモい人になっているのは、その気持ち悪い笑い方とかおじさんに見られたら、恥ずか死ぬしかなくなるぞ伊勢崎さん。
だがしかし！ 意識を取り戻した聖奈は自分が元の日本に戻っていた事に気づくのだった。
だがしかし！ 日本に戻った聖奈からは、異世界で使えたはずの聖女の魔法が使えなくなっていたのだった！
というわけで、そこからは普通の少女として生きてきた伊勢崎さん。
とりあえず、まだ１１歳の子供を暗殺とか、異世界ヤバしです。政争がドロドロし過ぎとる。そういう大きな力を持った子供に対しての大人たちのかなりアレな態度もあったようで、そもそも、聖奈もあちらではあまり親しい人も作れなかったみたいだけれど。
日本に戻ったら戻ったで大変だったんですよね。そもそも異世界転移してしまった事故の際に両親は亡くなっていて、戻ってもそれは６年間も行方不明だったわけですから、これまでどうしていたんだ、と問われるわけで大変な立場に立たされたわけだ。
それをなんとかしてしまったのが、彼女のお祖母さんで。元々、聖奈の家は名家の金持ちの家。それはそれで後継者問題とかでこっちもドロドロしてそうなんだけれど、お祖母さんが快刀乱麻にばっさり片付けて聖奈を引き取ったってことみたいで。
このお祖母さんがまた、ファンキーでロックないかしたお婆ちゃんでめっちゃカッコいいんですよ。聖奈が戻ってくるまでは和装の厳格な刀自って感じだったそうなので、神隠しから戻ってきた聖奈を受け入れるため、孫を安心させるために、とんでもない自己改革やったんですなあ、ロックな婆ちゃんである。
そんなお婆さんと、主人公の松永おじさんは、住んでるマンションの大家と店子という関係で。大学時代から今の会社に就職して以降もずっと続いている関係なのですから、相応に長い関係ですよね。
そういう繋がりも相まって、お婆さんところで暮らすようになった小さい聖奈とも見知り合いとなり、今に至る、と。
んで、聖奈が巻き込まれたストーカーによる襲撃から庇った松永おじさんが死にかけて、そこで松永おじさんと接触していたら聖奈は使えなくなっていた魔術を使えることが発覚し、さらにおじさんの内に秘められていた時空魔法が聖奈の魔法に刺激されてか目覚めてしまい、彼の力でかつて聖奈が飛ばされた異世界に転移してしまう、というのがこの話の導入でありました。
まあなんやかんやで、おじさんの力で異世界からワープして元の日本に戻ってこれる事もすぐに分かって、簡単に行ったり来たりできるようになるんですね。
そうなると、ただただストレスたまるばかりの仕事と上司のいる今の会社とか、なんかもう行くの嫌だ、嫌だ、嫌だ！ という自分の奥に溜め込んでいた想いを自覚して、思い切って辞めちゃうおじさん。
スッキリ！である。
いやあ、ストレス溜まってたんだろうなあ。別に異世界に行けるようになったからといって生活の目処が立っているわけじゃないのに。ただ、異世界側でなんやかんやと生きていけそうという感触は得ていたので、最悪衣食住の殆どは異世界側で済ませりゃなんとかなるか、という精神でもあったのでしょう。
住に関しては伊勢崎のお婆さんが面倒見てくれるのでそのへんは大丈夫だったのでしょうが。
だいたい、異世界と日本を行き来できるようになるとみんながやりたくなるのが、商取引である。日本のものを異世界に持っていって売って、あっちのものを日本に持ち込んで売る、というやつですね。
ただ、その場合真面目にやろうとすると往々にして、日本では出元のわからないものは簡単に売れない！という法と管理の行き届いた社会制度が立ちふさがるのである。
貴金属宝石類も、証明無いとあかんですからねえ。
真面目に書こうとすると、だいたい法律に阻止されるか大金が動くとどこからともなく襲いかかってくる税務署などが包囲殲滅してくるんですよねえ。なので、法を掻い潜るやばめのルートを通る場合が多かったりする。
本作でもお婆さんが何気に警察にまで顔が利く権力者だったりするので、伝手はないことはないのだけれど、今のところまだそちらに融通してもらうような手は打っていないか。
でも、異世界側に持っていく物品を購入するのに、わりとドバドバ浪費しているので貯金は大丈夫か松永のおじさん。貯金はあっても、今無職だしねえ。
とはいえ、異世界側では順調そのもの。何気に異世界に行くのは松永おじさん一人でも大丈夫みたいなのですけれど、絶対ついていくと言っていかない聖奈さん。でも彼女はさすが向こうに６年近くいただけあって拠点となる宿屋の女将と伝手があったり、向こうの詳しい事情、社会情勢や魔法についてなど案内役として十分以上の知識を蓄えてくれているので、これがまた助かる助かる。
右も左もわからない知り合いもいない、という状態から未知の土地で何かを始めるって、大変どころの話しじゃないですからね。
まあそこで、聖奈の数少ない友人だった領主の末娘レヴィーリアと再会し、彼女が巻き込まれている家庭内紛争、というか一方的に陥れられかけていた彼女を助ける流れになるわけですね。
でもそうか、異世界間を渡り歩くのに別に人種制限とかないんだ。異世界の人を日本側に連れてくる、という事も可能なんですね。なるほど、そういう展開か。
あと、聖奈がおじさんの事をスキスキ大好き超愛している的にドハマリしているのはまあイイんですけれど、絶世の美少女が台無しになる感じのかなりキモい人になっているのは、その気持ち悪い笑い方とかおじさんに見られたら、恥ずか死ぬしかなくなるぞ伊勢崎さん。
