
【我輩は猫魔導師である 5 ~キジトラ・ルークの快適チート猫生活~】 猫神信仰研究会/ ハム サーガフォレスト
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純血の魔族・アーデリアの暴走を食い止め、ネルク王国現国王リオレット様とのキューピット役もこなした転生猫のルークさん。これにて一件落着――と思っていたところで、本来の目的に踏み出す。そう、はるばる王都までやってきたのはトマト様の布教のためであった! トマト様の輸送用缶詰を探すルークだが、思わぬ障害で頭を抱えることに。ところが、ふと訪れた工房に元の世界でおなじみの「アレ」が眠っていて……!?
ジャージ! ジャージですよ、皆さん。
ファンタジー世界が舞台の作品の表紙絵でジャージのスポーツ美少女が見られるとか。
でもこうして見るとイイですね、ジャージ。イイですね。素敵ですね。ちょっとドキドキしてしまいますね。こんなにジャージ美少女ってカラーだと映えるのか。グッドジョブです。
ちなみに、このジャージに主人公であるルークさんは関わっておりません。先人の知恵! 知恵じゃねえなあ、まあ彼以前にもこの世界に痕跡を遺している人は沢山いた、というわけです。
ネルク王国で女子拳闘が一大エンターテインメントとして、一つの産業にまでなっている、というのは以前から子爵家のメイドさんのサーシャが母譲りの拳闘を身に着けている、という事で周知ではありましたけれど、ほんとに拳闘士の娘たちは国のスターになってて、もう国技みたいになってるんですよねえ、面白し。
この国で拳闘が盛り上がった理由が、昔からネルク王国では鉄などの金属資源が乏しくて、武装にあまり金属を用いない拳闘士が国軍の花形となっていたのが理由の一端、とかさすが魔法のある世界は違う、なかなか無い発想である。
その金属自体が高価であるという国情の発覚が、猫さんの缶詰によるトマト加工品の拡販構想を事故らせてしまう、という案件もあったりしたのですけれど。
ともあれ、魔族の令嬢アーデリアの暴走を止め、国王となったリオレット陛下との仲も取りまとめ、家族を人質に取られて特攻刺客としてリオレットを狙った有翼族のシャムラーグさん。その人質となっていた妹夫婦もレッドワンド国から救出、と一杯働いたルークさんである。
のんびり猫さんならここらで働き過ぎだから一休み、といくんでしょうけれど、根性が社畜で働き者のワンコ気質なルークである、いやほんと貴方なんで猫に転生したの? というくらい中身犬なルークさんである。
缶詰計画が価格面から頓挫してしまったわけですけれど、ライゼー子爵夫妻の昔の友人繋がり+その他諸々の縁からひょんな事から知り合った今人気うなぎのぼりの拳闘士ユナさんの実家の製紙工房で、まさかのペーパーパウチの原型になるものに出会ってしまうのである。
あのレトルトで袋ごとお湯に入れて温められる、あれですね。
興奮のあまり、ユナさんと姉の工房主の前で思いっきり正体をバラしてしまうルークさんでありました。相変わらず、積極的に正体をバラしていくスタイルw いや、バラすつもりはないのにバレていくスタイルw
ただ、これに関してはペーパーパウチの真価について理解しているのは、ルークさんと同じ転生者であるクロード君だけなので、いずれにしてもルークさんが積極的に前に出て交渉しないといけなかったんで、いずれにしても正体バラして話さなきゃいけなかったんでしょうけどね。
ここで注目点は、この全く新しい保存方法であり、輸送流通にも凄まじい影響を与えるだろうペーパーパウチの導入に関しては、今までルークさんがやってきた大騒ぎ、大事、ビッグトラブルが大体向こうから飛び込んできたのを、ルークさんがうまいこと収める形になっていたものが大半だったのに対して、今回大きい利害が発生する案件を積極的に推し進めようというのは、ルークさん自身のトマト様を世に広めん、というこの世界でのルークさんの最大の行動理念に基づく、ルークさんの目的、野望によって起こす事、なんですよね。
今までは飼い主のクラリス様の父親であるライゼー子爵や、猫大好き卿のルーシャンさま。やたらと便利に融通きかせてくれる魔族のオズワルトさん、そして王都での大騒動を通じて縁を得たリオレット陛下などといった、表側に確固たる地位と力を持っている人が、ルークさんが巻き起こした影響を表舞台でうまいこと収めてくれる形になってたんですよね。
猫で亜神でもあるルークさんが表に出て、後始末するわけにもいかない、というのもありましたからねえ。貴族だったり領主だったり国の魔術師たちの長だったり、という看板はそういう事後の後始末を責任を持ってやる、或いは生まれでた利益を取りまとめる、という意味でも必要なものだったりするわけで、猫であるルークさんは流石にそういうの引き受けられないですから。
とはいえ、今回の一件は完全にルークさんのためのルークさんによるルークさんの事業なわけです。そこで発生する利害や影響範囲はとてつもないものになり、しかしそれを誰かに任せてしまうというのは肝心のルークさんがそれをコントロールすることも手出しすることも出来なくなってしまう。
いや、誰かに看板役やってもらって実体は裏でフィクサーとしてルークさんが動かす、というのが当初の猫さんの考えだったのでしょうけれど、今回の事業は影響が大きすぎて国内の派閥のバランスが壊滅的に崩れてしまう可能性が高く、ライゼー子爵家は元より魔術派閥のルーシャン様や国王となるリオレット陛下ですらこれ、この権益を手中に収めることで国全体のバランスが崩壊してしまうんですね。
何より、自分のことを責任人に丸投げって、どうなの? という事でもある。
これをルークさんにズバッと指摘したのがクロード君なあたりが瞠目スべきところですよねえ。これはペーパーパウチという産物の真価をちゃんと理解できる転生者であり、国内の政治バランスを考慮できるだけの知識と教養を収めた領主の嫡男であり、亜神であるルークさんを変に神聖視せず阿らず、対等のでも年上の友人として敬意と親しみを持って交友しているクロードくんでないと出来ない指摘であり、提案だったんじゃないでしょうか。
ルークさん、起業しませんか? 会社創りませんか?って。
ルークさん的にも、トマト様は自分事なのに人に責任任せちゃうのはどうなの?という指摘は耳に痛いものでしたでしょうし。
ルークさん親しみやすいから、亜神とわかってもみんな別け隔てなく彼と接していますけれど、それでもやっぱりライセー子爵といい、クラリス様といい、そしてクロードくんといい、この一家は一味違いますよねえ。さすがは、ルークさんが喜んでペットとして飼われている一家であります。
クロードくん、ずっと王都の学校で寮暮らしでしたから登場遅くて、クラリス様の兄だけどどういう人物なんだろうと心配や不安もあったんですけれど、ほんともう出てる間じゅうずっとポイント上がり続けてますよねえ。
婚約者のサーシャが、ユナとスパーリングする事になったときの、あの甲斐甲斐しいまでのセコンドもポイント高しですよ。なんか、ユナのジムの娘たちにその甲斐甲斐しさとサーシャとのカップルっぷりにキャーキャー言われてましたけれど、キャーキャー言いたくなる気持ちはよくわかるw
まだルークさんの会社に関しては、起業を決心したところで実際の会社形態などはこれからなんですけれど、この会社の設立編がまた面白くなってくるんですよねえ。
あれこれとWeb版から加筆もあるみたいなんですけれど、夜会でのユナさんとアーデリア嬢の弟でルークさんとも親しいあのウィルヘルム君。この二人、そんな事になってたの!?
脳筋拳闘娘、恋を知る。相手は年下の男の子! えらいこっちゃ!!























































































































































































































































































































































































































































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「失点がないまま功績を上げ過ぎているんです」って発言ですね。他にもちらほら有ると思うんですけど前世もせいぜい高校生くらいだったらしいのにものすごくバランス感覚が優れていると思いました。
自分が所属する派閥が隆盛したら短絡的にはその余録に与ることを考えそうなものだけど、その影響力が増すことで派閥の末端の暴走まで危惧して事前にバランス調整にまで思慮が及ぶのは学生レベルじゃ無いと思います。領主の継嗣としては当然なのかもですが。
そりゃルークさんも信頼しますよね。
なお自分自身の特異さについては鈍いんですけどね。
八岐
が
しました