読んだ本の数：22冊 うち漫画：2冊
兎にも角にも、【非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか?】の２巻発売、おめ！！
出てくれて良かった、本当に良かった。発売情報はあがってるのに何度も直前で延期になって、どんな思いで続刊を願っていたか。
祈るほどに、面白いんですよ本作。近年でもトップクラスのクリティカルでもう好き、たまんないくらい好き！
このままなんとかガンガンシリーズ出て欲しいんですけどね。続けば続くほど今でも面白いのが爆発的に面白くなってきますから。とりあえずマキナ、マキナを書籍版で見たいです。
そしてもう一つ個人的に大変お気に入りなのが【悪役令嬢、宇宙を駆ける】。スペオペものでは、特に好きな一作でした。映像映えもしそうなんだがなあ。
あと、あの名作【東京レイブンズ】の続刊が、この令和に初めて復活登場したり、と色々と目玉のある月でした。
【非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか? ２】 色付きカルテ／よー清水 ファミ通文庫(2025/3/28)
【非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか? ２】 色付きカルテ／よー清水 ファミ通文庫
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うがぁ、めちゃ面白いッ！！ 警察の警戒を潜り抜けて繰り返される、路上でのバラバラ＆圧殺事件。非科学的な異能なんて力など信じていなかった現代社会が目の当たりにする超常の力。事件現場で現場検証をしてた警察官達の前で、パトカーが浮き上がるのを目の当たりにした人々のあの凍りついた空気、現実が壊れる音が聞こえた瞬間。あの世界の色が一瞬に変わってしまうようなシーンの空気感の描写が、ゾクゾクさせられる。それを一番強烈に魅せてくれるのが、普段ポンコツを極めてる主人公の燐香なのだ。恐ろしさすら感じる圧巻の痺れるような格好良さ、ラスボス系少女は伊達じゃないよ！
【バスタード・ソードマン ５】 ジェームズ・リッチマン／マツセダイチ エンターブレイン(2025/2/28)
【悪役令嬢、宇宙を駆ける 二度目の人生では宇宙艦隊を率いて星間戦争を勝利に導きます】 甘味亭 太丸／ヨシモト ドラゴンノベルス(2025/3/5)
【バスタード・ソードマン ５】 ジェームズ・リッチマン／マツセダイチ エンターブレイン
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ああ、このスローライフ一筋の作品でも遂に本格的な戦争が始まってしまった……そして速攻で終わった。モングレルは後方支援の輸送業務という実に本作らしい展開でありました。かなり上級の異端審問官と遭遇してしまったのが見せ場と言えば見せ場だったのか。しかし本作では戦闘は見せ場じゃないんですよねえ。あくまでユルっとした空気感のまま戻って来る日常が、飽きない楽しさなのであります。
【悪役令嬢、宇宙を駆ける 二度目の人生では宇宙艦隊を率いて星間戦争を勝利に導きます】 甘味亭 太丸／ヨシモト ドラゴンノベルス
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ぐぅぅ、面白い！ １巻では士官学校の学友達と、演習でのワープ事故？を発端に戦艦一隻で人類未踏の宇宙に飛ばされ、そこで異星人の艦隊の攻撃を受け学生たちだけで戦艦を動かしながら、長駆人類領域まで戻って来る、という遭難サバイバルが繰り広げられるのだけれど、同世代に多士済済が揃っていて、極限状態に置かれながらそれぞれ才能を振り絞って現状に抗う人間模様が滅茶苦茶面白い。主人公のお嬢様だけじゃない、この世代そのものが主役となって宇宙戦争を戦っていく流れになっていて、面白さもワクワク感も凄く高まりますわ。
【マスケットガールズ！４〜転生参謀と戦列乙女たち〜】 漂月／sakiyamama PASH！ブックス(2024/12/20)
【冒険者酒場の料理人 ２】 黒留ハガネ ／転 GAノベル(2024/12/20)
【魔術師クノンは見えている ７】 南野 海風／Laruha カドカワBOOKS(2025/3/10)
【転生してショタ王子になった剣聖は、かつての弟子には絶対にバレたくないっ ３．練剣災禍】 ぽんこつ少尉／しあびす 一迅社ノベルス(2024/12/3)
【男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと ７ 百合の間に挟まる男として転生してしまいました】 端桜 了／hai MF文庫J(2025/2/25)
【東京レイヴンズ １７．REsiSTANCE】あざの耕平／すみ兵 富士見ファンタジア文庫(2025/3/19)
【かませ役から始まる転生勇者のセカンドライフ ３ 〜主人公の追放をやり遂げたら続編主人公を育てることになりました〜】 佐遊樹／柴乃櫂人 オーバーラップノベルス(2025/3/25)
【マスケットガールズ！４〜転生参謀と戦列乙女たち〜】 漂月／sakiyamama PASH！ブックス
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【転生してショタ王子になった剣聖は、かつての弟子には絶対にバレたくないっ ３．練剣災禍】 ぽんこつ少尉／しあびす 一迅社ノベルス
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【かませ役から始まる転生勇者のセカンドライフ ３ 〜主人公の追放をやり遂げたら続編主人公を育てることになりました〜】 佐遊樹／柴乃櫂人 オーバーラップノベルス
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3月の読書メーター
読んだ本の数：22
読んだページ数：7096
ナイス数：258
バスタード・ソードマン5の感想
★★★★☆ ああ、このスローライフ一筋の作品でも遂に本格的な戦争が始まってしまった……そして速攻で終わった。モングレルは後方支援の輸送業務という実に本作らしい展開でありました。かなり上級の異端審問官と遭遇してしまったのが見せ場と言えば見せ場だったのか。しかし本作では戦闘は見せ場じゃないんですよねえ。あくまでユルっとした空気感のまま戻って来る日常が、飽きない楽しさなのであります。とりあえず、一緒にサウナ入るサリーよりも、ウルリカとディックバルトさんがスケベすぎるのは色んな意味で勘弁してくれｗ
読了日：03月03日 著者：ジェームズ・リッチマン
Tier1姉妹2 美少女プロゲーマーは僕なしでは戦えない (角川スニーカー文庫)の感想
★★★☆ ゲームの大会、普段はネット上での対戦なんだけれど、決戦となると生身で集まって会場で試合する事になる。これ今まで読んだeスポーツものみんなに共通してたんだけれど、対戦相手と直接顔を合わせる事が何某かの大きな影響を与え受けたり、ターニングポイントになったりするんですよね。物語の表現上において、ゲームのプレイだけで顔が見えない相手の心の機微に直接触れる、自分の中で何かを乗り越えるきっかけを得る、という展開を描くのは未だとっかかりが難しいんだろうなあ、とふと思ったり。本編あんま関係ないなこれ。
読了日：03月04日 著者：紙城 境介
悪役令嬢、宇宙を駆ける 二度目の人生では宇宙艦隊を率いて星間戦争を勝利に導きます (ドラゴンノベルス)の感想
★★★★☆ ぐぅぅ、面白い！ １巻では士官学校の学友達と、演習でのワープ事故？を発端に戦艦一隻で人類未踏の宇宙に飛ばされ、そこで異星人の艦隊の攻撃を受け学生たちだけで戦艦を動かしながら、長駆人類領域まで戻って来る、という遭難サバイバルが繰り広げられるのだけれど、同世代に多士済済が揃っていて、極限状態に置かれながらそれぞれ才能を振り絞って現状に抗う人間模様が滅茶苦茶面白い。前世、周りの脚を引っ張るばかりだった主人公が、やらかしの後悔から出しゃばらないように立ち回っているのだけれど、それが冷静で的確な――
読了日：03月06日 著者：甘味亭 太丸
転生したらポンコツメイドと呼ばれていました2 前世のあれこれを持ち込みお屋敷改革します (カドカワBOOKS)の感想
★★★☆ 亡き親が隠していた借金を更に見つけてしまいました、絶望。ようやく新事業を初めてこれからという時に、トドメの借金ですからね。絶望。でも、ここまで窮地に陥ったオルタンツァ家の使用人、行場が無い子もいるとは言え、誰も逃げようとせず当主兄妹を支えようとするのは、それだけ慕われてるって事なんじゃないだろうか。借金先の親族との政略結婚話を発端に、お嬢様やイーディア本人の恋模様にも話が及び、恋愛ものっぽくなった。ってかイーディス、モテてるじゃないですか。なんか出自も発覚してしまいましたし。
読了日：03月07日 著者：紫陽 凛
マスケットガールズ!~転生参謀と戦列乙女たち~ 4 (PASH!ブックス)の感想
★★★★ ユイナーとアルツァーの砲火降り注ぐ中、敵塹壕線に向けてのたった二人のお散歩突撃は、クライマックスに持ってくるのに相応しい劇的な絵面でした。こいつら、イチャイチャしながら敵陣にたった二人で歩いていったんだぜ。そりゃあこれ見て奮い立たない味方はいないでしょう。これ、正史に残ってるんだから凄いよなあ。エピローグでいきなり女帝が即位してるのは番外編すっ飛ばしたからですね。サリア陛下がまた可愛らしい人なだけに、この人の話読めないのはちょっと勿体ない。まあアルツァー閣下の可愛さで十分満腹ですけれど。
読了日：03月08日 著者：漂月
冒険者酒場の料理人2 (GAノベル)の感想
★★★★ ウカノちゃんかわゆし。この子は永遠の娘なんだなあ。そもそも存在が面白い迷宮産の食べられない産物たち。これを試行錯誤して食べられるように工夫していくのがまた面白かった訳だけれど、ヨイシがレシピを惜しまず公開していくものだから、流行の発信地にもなってるんですね。石胡桃が今や一般家庭でも食されている、という話には感慨深いものがありました。これを持ってきた二人の若者は、遂にはダンジョンを踏破する英雄にまで駆け上っていったのですから。彼らの成長を見守り見送るという意味でも、ホームを描いた話だったなあ。
読了日：03月09日 著者：黒留ハガネ
攻撃力ゼロから始める剣聖譚 4 〜幼馴染の皇女に捨てられ魔法学園に入学したら、魔王と契約することになった〜 (オーバーラップ文庫)の感想
★★★ 転任してきた上役が何かと張り切って現場の様子もちゃんと確認しないうちにあれこれ新しい事をしようとしてエラい事になるパターンあるある。アネモイさんの場合は、一番みっともないパターンだな。このメスガキダンマスにはもう少しガツンと分からせても良かったんじゃないだろうか。いやヒュドラ戦後ページの余裕なかったから描写されてないだけで、イキってたのだいぶ叱られたのかもしれないけれど。学園に戻る事で故国にいるアイリとは再び別れ別れか、と思ったら全く間を置かずに会いに来たぞこの幼馴染。
読了日：03月10日 著者：大崎アイル
魔術師クノンは見えている 7 (カドカワBOOKS)の感想
★★★★ こうしてみると、クノンってホントにミリカ様に一途だよね。あれだけ女性に軽薄な態度取っているように見えてちゃんと一途に見えるのも凄いよね。紳士な対応されて実は満更でもなかった女性陣が、婚約者がいると知って「おおぅ」となってるのにはちょっと笑ってしまった。いや気持ちはわかるが。クノンのそういう一途な姿勢を見てしまうと、ゼオンリーお前ちゃんとしろよ、と思ってしまうんだがほんとちゃんとしろよ師匠。
読了日：03月13日 著者：南野 海風
異世界ラーメン屋台 エルフの食通は『ラメン』が食べたい 2 (PASH!ブックス)の感想
★★★☆ 今回も色んな種類のらーめんが登場。それぞれの来歴から作り方、特徴などを丹念に解説してくれた上で、食べる人達の食レポがまた実に美味そうに食べやがるので、読んでてひたすら腹が減る。同時に屋台のラーメンという路上で集まって食べるという形式が、仇敵同士肩を並べて麺をすする機会を与え、腹を空かす孤児たちに温もりを与える結果を導いている。比喩じゃなく、ラーメンは世界を救ってるんだなあ。
読了日：03月14日 著者：森月 真冬
魔王のアトリエ 奇跡のアクセサリの作り方 (富士見L文庫)の感想
易しい物語でした。わかりやすく、優しくて弱くて勇気を出して。その分、奥行きがあまり感じられなくて、与えられた役割通りシナリオ通りの予定調和で、読み応えという意味では物足りなかったというのが正直なところでした。
読了日：03月15日 著者：坂
望まぬ不死の冒険者 14 (オーバーラップノベルス)の感想
★★★☆ 猫系の人が水に潜っているのを見ると、無性に心配になってしまったｗ 水嫌じゃない大丈夫？ 燻って犯罪者にまで落ちぶれようとしていた冒険者三人組に過去の自分を垣間見て、鍛えてやろうとするレントですが、女の子じゃなくむさい男連中なのに面倒見ちゃう所なんかがこの主人公のほっこりする所なんですよねえ。銅級なのに何だかんだ地元では老若男女問わず慕われてるのがよく分かる。実力を手に入れても全然増長してない親切で善良で前向きなのが好感持てる主人公なんだよな、というのを改めて感じたのでした。
読了日：03月16日 著者：丘野 優
最強の剣聖、美少女メイドに転生し箒で無双する 3 (オーバーラップ文庫)の感想
★★★☆ ルナティエ、ツンデレ参謀爆誕じゃないですか。正直脳筋でしかないロザレナではクラスの頭張れないだろと思ってたんだが、ルナティエがバチバチ喧嘩しつつも頭使う方担当してくれたら、意外とロザレナが看板として機能しそうじゃないですか。しかし、アネット片っ端から女の子墜としていくなあ。これ上位貴族少子化になっちゃわない、大丈夫？ 個人的にはアネット×ヴィンセントはアリなんだけど、アネットがちで男ダメみたいだしなあ。中身ほぼ女の子になっちゃってるくせに。好感度はかなり高めみたいなんだが。
読了日：03月17日 著者：三日月猫
転生してショタ王子になった剣聖は、かつての弟子には絶対にバレたくないっ３ 練剣災禍 (一迅社ノベルス)の感想
★★★★ 今まで明らかになった背景だけでもリオナ可哀想すぎるのに、まだ更にあんのかよ！ リオナ虐がキツすぎる。エレミア、マジでお前一生一緒に居てあげろよ。今はエレミアにベタベタだけど、ふとした瞬間に消えていなくなってしまいそうな儚さが更に濃さを増してしまいましたよ。可と言ってリリも今やエレミアが拠り所みたいになってるから目が離せないし。一方で一組皆の成長は著しい。三班だけじゃなくて一組の子ら皆いい子達で彼らが活躍すると心から嬉しくなる。しかしその辺の平騎士より確実に実戦慣れして強くなってるぞみんな。
読了日：03月17日 著者：ぽんこつ少尉,しあびす
IDOL×IDOL STORY！ ６ (芳文社コミックス/ＦＵＺコミックス)
読了日：03月18日 著者：得能正太郎
ロクでなし魔術講師と福音後記 (ファンタジア文庫)の感想
★★★☆ グレン先生、どのルートでも大体スパダリになってない？ こんなイイ男だったっけ？ やっぱりというべきか、デレると一番駄目女になってしまうのイヴでしたね。ナムルスは自己完結型の面倒くさい女。システィはヘタレ、とこの辺は普段の行状からも予想通りでありました。意外だったのが一番お母さんやってて家族してたのがリィエルだった所ですか。そして夫婦として一番お似合いだったの、元から家族だったセリカなんですよねえ。でもやはり、グレンにとっての大本命ってあの子だったんだなあ。そこはもう凄く納得。
読了日：03月22日 著者：羊太郎
男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと7 百合の間に挟まる男として転生してしまいました (MF文庫J)の感想
★★★★ お前一体誰だよ、と言いたくなるくらい別人と化してる人が軍団をなしてるんですが！？ 百合を守ろうとすればするほどハーレムが完成していく、守りたいと思うものこそ守れず喪う呪いにかけられた悲劇の主人公みたいですね、ヒイロ。なんて可哀想なんだｗ どんなダークものでも、ここまで主人公に取り憑いた邪悪の欲望通りに事が進む作品は見たことがない。あれだけ死力を振り絞って抵抗してるのに、守ろうとしているのに片っ端から百合殺す逆効果。アルスハリヤがイイ空気吸いすぎて愉悦塗れになってそろそろ百合殺中毒になってません？
読了日：03月23日 著者：端桜 了
悪役令嬢ペトラの大神殿暮らし〜大親友の美少女が実は男の子で、皇室のご落胤だなんて聞いてません！〜２ (一二三書房)の感想
★★★☆ 凄いな、ベリー幼い時は中性的で性別不明だったのに、成長するにつれちゃんと男の子らしさが滲み出だして、ペトラへの愛がちゃんと異性への愛に色づいていくのがちゃんとわかる。透明だった意思にも、はっきりと指向性が出だしましたし。この微細でありながら自然で明確な変化の描写はちょっと凄いなあ、と感心。レオ君がガンガンベリーに恋敵と承知しながら塩送りまくっているの、ほんとにペトラの幸せを願ってるのね、イイ男っぷりだ。他人に興味ないベリーがレオには割と懐いてるのもわかる。後シャルロッテが不憫すぎ何とかしてあげて
読了日：03月24日 著者：三日月さんかく
東京レイヴンズ17 REsiSTANCE (ファンタジア文庫)の感想
★★★★ 令和になって初めてのレイヴンズだよ！！夏目の魂過去に飛んでたんで、現代本編は凡そ１０年ぶりくらいになってしまうのか。流石に長い期間掛かった苦心が感じられる所ですが、春虎と実父との対話や弓削ちゃんの決心、冬児の叱咤と、ここぞという場面でのあの感情が波打ち心にグサグサ刺さってくる心情描写はあざの先生の真骨頂をまた味わえて、陶酔気味です。特に、夜光の記憶が蘇ってから何処か軸が曖昧になってた春虎、漸く漸く「春虎」に戻った事でずっと靄みたいに掛かっていた不安が拭い去れた気がします。ホッとしたよ。
読了日：03月27日 著者：あざの 耕平
非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか?2 (ファミ通文庫)の感想
★★★★★ うがぁ、めちゃ面白いッ！！ 警察の警戒を潜り抜けて繰り返される、路上でのバラバラ＆圧殺事件。非科学的な異能なんて力など信じていなかった現代社会が目の当たりにする超常の力。事件現場で現場検証をしてた警察官達の前で、パトカーが浮き上がるのを目の当たりにした人々のあの凍りついた空気、現実が壊れる音が聞こえた瞬間。あの世界の色が一瞬に変わってしまうようなシーンの空気感の描写が、ゾクゾクさせられる。それを一番強烈に魅せてくれるのが、普段ポンコツを極めてる主人公の燐香なのだ。ラスボス系少女は伊達じゃない
読了日：03月29日 著者：色付きカルテ
かませ役から始まる転生勇者のセカンドライフ 3 〜主人公の追放をやり遂げたら続編主人公を育てることになりました〜 (オーバーラップノベルス)の感想
★★★★ 何気に３巻連続で敵役の男キャラの脳がハルートに焼かれておられるｗ ハルートの生き様が強烈すぎるんだよなあ。原作のクズじゃなくても、ただの勇者という救世装置でもこうはならなかった。世界を救えぬ偽物として、それでも人々を救おうとしてそれが出来なかった苦悩。救世装置に徹しようとしていた彼を人に引き戻してくれた学生時代の友人達。大人になった後でも続く青春と友情の物語だこれ。それはそれとして、アホみたいな理由で訳わからん高レベルの戦闘をするなｗ コミケ会場で同人誌巡ってやるレベルのバトルじゃないんですけど
読了日：03月30日 著者：佐遊樹
ゲームマスター獄木七笑に試される ~きみの人生逆転ショー、配信で見せつけちゃお?~ (MF文庫J)の感想
★★★ 女子二人のギャルギャルした掛け合いが濃いなあ。ゲームは世界改変レベルの報奨と罰則が約束されてるんだけれど、そんなヘヴィーな展開にはならないのね。GMの七笑が女優のスカウトを目的にしていて、高尚さも邪悪さも抱いていないからなのかも。ただサクッと始まり終わりすぎて、個々のプレイヤーの掘り下げが殆どないのが勿体ない。こいつらプライベート相当濃ゆい人生送ってるのが断片情報からだけでも垣間見えるだけに。メインの七笑とまりあ、そしてオーナーちゃんという面々にしても、もう２歩ほど踏み込んで中身を覗いてみたかった
読了日：03月31日 著者：広沢サカキ
鵺の陰陽師 7 (ジャンプコミックス)
読了日：03月31日 著者：川江 康太
読書メーター
兎にも角にも、【非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか?】の２巻発売、おめ！！
出てくれて良かった、本当に良かった。発売情報はあがってるのに何度も直前で延期になって、どんな思いで続刊を願っていたか。
祈るほどに、面白いんですよ本作。近年でもトップクラスのクリティカルでもう好き、たまんないくらい好き！
このままなんとかガンガンシリーズ出て欲しいんですけどね。続けば続くほど今でも面白いのが爆発的に面白くなってきますから。とりあえずマキナ、マキナを書籍版で見たいです。
そしてもう一つ個人的に大変お気に入りなのが【悪役令嬢、宇宙を駆ける】。スペオペものでは、特に好きな一作でした。映像映えもしそうなんだがなあ。
あと、あの名作【東京レイブンズ】の続刊が、この令和に初めて復活登場したり、と色々と目玉のある月でした。
★★★★★（五ツ星） ２冊
【非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか? ２】 色付きカルテ／よー清水 ファミ通文庫(2025/3/28)
【非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか? ２】 色付きカルテ／よー清水 ファミ通文庫
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うがぁ、めちゃ面白いッ！！ 警察の警戒を潜り抜けて繰り返される、路上でのバラバラ＆圧殺事件。非科学的な異能なんて力など信じていなかった現代社会が目の当たりにする超常の力。事件現場で現場検証をしてた警察官達の前で、パトカーが浮き上がるのを目の当たりにした人々のあの凍りついた空気、現実が壊れる音が聞こえた瞬間。あの世界の色が一瞬に変わってしまうようなシーンの空気感の描写が、ゾクゾクさせられる。それを一番強烈に魅せてくれるのが、普段ポンコツを極めてる主人公の燐香なのだ。恐ろしさすら感じる圧巻の痺れるような格好良さ、ラスボス系少女は伊達じゃないよ！
★★★★☆彡（四ツ星Dash） １冊
【バスタード・ソードマン ５】 ジェームズ・リッチマン／マツセダイチ エンターブレイン(2025/2/28)
【悪役令嬢、宇宙を駆ける 二度目の人生では宇宙艦隊を率いて星間戦争を勝利に導きます】 甘味亭 太丸／ヨシモト ドラゴンノベルス(2025/3/5)
【バスタード・ソードマン ５】 ジェームズ・リッチマン／マツセダイチ エンターブレイン
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ああ、このスローライフ一筋の作品でも遂に本格的な戦争が始まってしまった……そして速攻で終わった。モングレルは後方支援の輸送業務という実に本作らしい展開でありました。かなり上級の異端審問官と遭遇してしまったのが見せ場と言えば見せ場だったのか。しかし本作では戦闘は見せ場じゃないんですよねえ。あくまでユルっとした空気感のまま戻って来る日常が、飽きない楽しさなのであります。
【悪役令嬢、宇宙を駆ける 二度目の人生では宇宙艦隊を率いて星間戦争を勝利に導きます】 甘味亭 太丸／ヨシモト ドラゴンノベルス
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ぐぅぅ、面白い！ １巻では士官学校の学友達と、演習でのワープ事故？を発端に戦艦一隻で人類未踏の宇宙に飛ばされ、そこで異星人の艦隊の攻撃を受け学生たちだけで戦艦を動かしながら、長駆人類領域まで戻って来る、という遭難サバイバルが繰り広げられるのだけれど、同世代に多士済済が揃っていて、極限状態に置かれながらそれぞれ才能を振り絞って現状に抗う人間模様が滅茶苦茶面白い。主人公のお嬢様だけじゃない、この世代そのものが主役となって宇宙戦争を戦っていく流れになっていて、面白さもワクワク感も凄く高まりますわ。
★★★★（四ツ星） ６冊
【マスケットガールズ！４〜転生参謀と戦列乙女たち〜】 漂月／sakiyamama PASH！ブックス(2024/12/20)
【冒険者酒場の料理人 ２】 黒留ハガネ ／転 GAノベル(2024/12/20)
【魔術師クノンは見えている ７】 南野 海風／Laruha カドカワBOOKS(2025/3/10)
【転生してショタ王子になった剣聖は、かつての弟子には絶対にバレたくないっ ３．練剣災禍】 ぽんこつ少尉／しあびす 一迅社ノベルス(2024/12/3)
【男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと ７ 百合の間に挟まる男として転生してしまいました】 端桜 了／hai MF文庫J(2025/2/25)
【東京レイヴンズ １７．REsiSTANCE】あざの耕平／すみ兵 富士見ファンタジア文庫(2025/3/19)
【かませ役から始まる転生勇者のセカンドライフ ３ 〜主人公の追放をやり遂げたら続編主人公を育てることになりました〜】 佐遊樹／柴乃櫂人 オーバーラップノベルス(2025/3/25)
【マスケットガールズ！４〜転生参謀と戦列乙女たち〜】 漂月／sakiyamama PASH！ブックス
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【冒険者酒場の料理人 ２】 黒留ハガネ ／転 GAノベル
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【魔術師クノンは見えている ７】 南野 海風／Laruha カドカワBOOKS
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【転生してショタ王子になった剣聖は、かつての弟子には絶対にバレたくないっ ３．練剣災禍】 ぽんこつ少尉／しあびす 一迅社ノベルス
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【男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと ７ 百合の間に挟まる男として転生してしまいました】 端桜 了／hai MF文庫J
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【東京レイヴンズ １７．REsiSTANCE】あざの耕平／すみ兵 富士見ファンタジア文庫
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
【かませ役から始まる転生勇者のセカンドライフ ３ 〜主人公の追放をやり遂げたら続編主人公を育てることになりました〜】 佐遊樹／柴乃櫂人 オーバーラップノベルス
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
3月の読書メーター
読んだ本の数：22
読んだページ数：7096
ナイス数：258
バスタード・ソードマン5の感想★★★★☆ ああ、このスローライフ一筋の作品でも遂に本格的な戦争が始まってしまった……そして速攻で終わった。モングレルは後方支援の輸送業務という実に本作らしい展開でありました。かなり上級の異端審問官と遭遇してしまったのが見せ場と言えば見せ場だったのか。しかし本作では戦闘は見せ場じゃないんですよねえ。あくまでユルっとした空気感のまま戻って来る日常が、飽きない楽しさなのであります。とりあえず、一緒にサウナ入るサリーよりも、ウルリカとディックバルトさんがスケベすぎるのは色んな意味で勘弁してくれｗ
読了日：03月03日 著者：ジェームズ・リッチマン
Tier1姉妹2 美少女プロゲーマーは僕なしでは戦えない (角川スニーカー文庫)の感想★★★☆ ゲームの大会、普段はネット上での対戦なんだけれど、決戦となると生身で集まって会場で試合する事になる。これ今まで読んだeスポーツものみんなに共通してたんだけれど、対戦相手と直接顔を合わせる事が何某かの大きな影響を与え受けたり、ターニングポイントになったりするんですよね。物語の表現上において、ゲームのプレイだけで顔が見えない相手の心の機微に直接触れる、自分の中で何かを乗り越えるきっかけを得る、という展開を描くのは未だとっかかりが難しいんだろうなあ、とふと思ったり。本編あんま関係ないなこれ。
読了日：03月04日 著者：紙城 境介
悪役令嬢、宇宙を駆ける 二度目の人生では宇宙艦隊を率いて星間戦争を勝利に導きます (ドラゴンノベルス)の感想★★★★☆ ぐぅぅ、面白い！ １巻では士官学校の学友達と、演習でのワープ事故？を発端に戦艦一隻で人類未踏の宇宙に飛ばされ、そこで異星人の艦隊の攻撃を受け学生たちだけで戦艦を動かしながら、長駆人類領域まで戻って来る、という遭難サバイバルが繰り広げられるのだけれど、同世代に多士済済が揃っていて、極限状態に置かれながらそれぞれ才能を振り絞って現状に抗う人間模様が滅茶苦茶面白い。前世、周りの脚を引っ張るばかりだった主人公が、やらかしの後悔から出しゃばらないように立ち回っているのだけれど、それが冷静で的確な――
読了日：03月06日 著者：甘味亭 太丸
転生したらポンコツメイドと呼ばれていました2 前世のあれこれを持ち込みお屋敷改革します (カドカワBOOKS)の感想★★★☆ 亡き親が隠していた借金を更に見つけてしまいました、絶望。ようやく新事業を初めてこれからという時に、トドメの借金ですからね。絶望。でも、ここまで窮地に陥ったオルタンツァ家の使用人、行場が無い子もいるとは言え、誰も逃げようとせず当主兄妹を支えようとするのは、それだけ慕われてるって事なんじゃないだろうか。借金先の親族との政略結婚話を発端に、お嬢様やイーディア本人の恋模様にも話が及び、恋愛ものっぽくなった。ってかイーディス、モテてるじゃないですか。なんか出自も発覚してしまいましたし。
読了日：03月07日 著者：紫陽 凛
マスケットガールズ!~転生参謀と戦列乙女たち~ 4 (PASH!ブックス)の感想★★★★ ユイナーとアルツァーの砲火降り注ぐ中、敵塹壕線に向けてのたった二人のお散歩突撃は、クライマックスに持ってくるのに相応しい劇的な絵面でした。こいつら、イチャイチャしながら敵陣にたった二人で歩いていったんだぜ。そりゃあこれ見て奮い立たない味方はいないでしょう。これ、正史に残ってるんだから凄いよなあ。エピローグでいきなり女帝が即位してるのは番外編すっ飛ばしたからですね。サリア陛下がまた可愛らしい人なだけに、この人の話読めないのはちょっと勿体ない。まあアルツァー閣下の可愛さで十分満腹ですけれど。
読了日：03月08日 著者：漂月
冒険者酒場の料理人2 (GAノベル)の感想★★★★ ウカノちゃんかわゆし。この子は永遠の娘なんだなあ。そもそも存在が面白い迷宮産の食べられない産物たち。これを試行錯誤して食べられるように工夫していくのがまた面白かった訳だけれど、ヨイシがレシピを惜しまず公開していくものだから、流行の発信地にもなってるんですね。石胡桃が今や一般家庭でも食されている、という話には感慨深いものがありました。これを持ってきた二人の若者は、遂にはダンジョンを踏破する英雄にまで駆け上っていったのですから。彼らの成長を見守り見送るという意味でも、ホームを描いた話だったなあ。
読了日：03月09日 著者：黒留ハガネ
攻撃力ゼロから始める剣聖譚 4 〜幼馴染の皇女に捨てられ魔法学園に入学したら、魔王と契約することになった〜 (オーバーラップ文庫)の感想★★★ 転任してきた上役が何かと張り切って現場の様子もちゃんと確認しないうちにあれこれ新しい事をしようとしてエラい事になるパターンあるある。アネモイさんの場合は、一番みっともないパターンだな。このメスガキダンマスにはもう少しガツンと分からせても良かったんじゃないだろうか。いやヒュドラ戦後ページの余裕なかったから描写されてないだけで、イキってたのだいぶ叱られたのかもしれないけれど。学園に戻る事で故国にいるアイリとは再び別れ別れか、と思ったら全く間を置かずに会いに来たぞこの幼馴染。
読了日：03月10日 著者：大崎アイル
魔術師クノンは見えている 7 (カドカワBOOKS)の感想★★★★ こうしてみると、クノンってホントにミリカ様に一途だよね。あれだけ女性に軽薄な態度取っているように見えてちゃんと一途に見えるのも凄いよね。紳士な対応されて実は満更でもなかった女性陣が、婚約者がいると知って「おおぅ」となってるのにはちょっと笑ってしまった。いや気持ちはわかるが。クノンのそういう一途な姿勢を見てしまうと、ゼオンリーお前ちゃんとしろよ、と思ってしまうんだがほんとちゃんとしろよ師匠。
読了日：03月13日 著者：南野 海風
異世界ラーメン屋台 エルフの食通は『ラメン』が食べたい 2 (PASH!ブックス)の感想★★★☆ 今回も色んな種類のらーめんが登場。それぞれの来歴から作り方、特徴などを丹念に解説してくれた上で、食べる人達の食レポがまた実に美味そうに食べやがるので、読んでてひたすら腹が減る。同時に屋台のラーメンという路上で集まって食べるという形式が、仇敵同士肩を並べて麺をすする機会を与え、腹を空かす孤児たちに温もりを与える結果を導いている。比喩じゃなく、ラーメンは世界を救ってるんだなあ。
読了日：03月14日 著者：森月 真冬
魔王のアトリエ 奇跡のアクセサリの作り方 (富士見L文庫)の感想易しい物語でした。わかりやすく、優しくて弱くて勇気を出して。その分、奥行きがあまり感じられなくて、与えられた役割通りシナリオ通りの予定調和で、読み応えという意味では物足りなかったというのが正直なところでした。
読了日：03月15日 著者：坂
望まぬ不死の冒険者 14 (オーバーラップノベルス)の感想★★★☆ 猫系の人が水に潜っているのを見ると、無性に心配になってしまったｗ 水嫌じゃない大丈夫？ 燻って犯罪者にまで落ちぶれようとしていた冒険者三人組に過去の自分を垣間見て、鍛えてやろうとするレントですが、女の子じゃなくむさい男連中なのに面倒見ちゃう所なんかがこの主人公のほっこりする所なんですよねえ。銅級なのに何だかんだ地元では老若男女問わず慕われてるのがよく分かる。実力を手に入れても全然増長してない親切で善良で前向きなのが好感持てる主人公なんだよな、というのを改めて感じたのでした。
読了日：03月16日 著者：丘野 優
最強の剣聖、美少女メイドに転生し箒で無双する 3 (オーバーラップ文庫)の感想★★★☆ ルナティエ、ツンデレ参謀爆誕じゃないですか。正直脳筋でしかないロザレナではクラスの頭張れないだろと思ってたんだが、ルナティエがバチバチ喧嘩しつつも頭使う方担当してくれたら、意外とロザレナが看板として機能しそうじゃないですか。しかし、アネット片っ端から女の子墜としていくなあ。これ上位貴族少子化になっちゃわない、大丈夫？ 個人的にはアネット×ヴィンセントはアリなんだけど、アネットがちで男ダメみたいだしなあ。中身ほぼ女の子になっちゃってるくせに。好感度はかなり高めみたいなんだが。
読了日：03月17日 著者：三日月猫
転生してショタ王子になった剣聖は、かつての弟子には絶対にバレたくないっ３ 練剣災禍 (一迅社ノベルス)の感想★★★★ 今まで明らかになった背景だけでもリオナ可哀想すぎるのに、まだ更にあんのかよ！ リオナ虐がキツすぎる。エレミア、マジでお前一生一緒に居てあげろよ。今はエレミアにベタベタだけど、ふとした瞬間に消えていなくなってしまいそうな儚さが更に濃さを増してしまいましたよ。可と言ってリリも今やエレミアが拠り所みたいになってるから目が離せないし。一方で一組皆の成長は著しい。三班だけじゃなくて一組の子ら皆いい子達で彼らが活躍すると心から嬉しくなる。しかしその辺の平騎士より確実に実戦慣れして強くなってるぞみんな。
読了日：03月17日 著者：ぽんこつ少尉,しあびす
IDOL×IDOL STORY！ ６ (芳文社コミックス/ＦＵＺコミックス)読了日：03月18日 著者：得能正太郎
ロクでなし魔術講師と福音後記 (ファンタジア文庫)の感想★★★☆ グレン先生、どのルートでも大体スパダリになってない？ こんなイイ男だったっけ？ やっぱりというべきか、デレると一番駄目女になってしまうのイヴでしたね。ナムルスは自己完結型の面倒くさい女。システィはヘタレ、とこの辺は普段の行状からも予想通りでありました。意外だったのが一番お母さんやってて家族してたのがリィエルだった所ですか。そして夫婦として一番お似合いだったの、元から家族だったセリカなんですよねえ。でもやはり、グレンにとっての大本命ってあの子だったんだなあ。そこはもう凄く納得。
読了日：03月22日 著者：羊太郎
男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと7 百合の間に挟まる男として転生してしまいました (MF文庫J)の感想★★★★ お前一体誰だよ、と言いたくなるくらい別人と化してる人が軍団をなしてるんですが！？ 百合を守ろうとすればするほどハーレムが完成していく、守りたいと思うものこそ守れず喪う呪いにかけられた悲劇の主人公みたいですね、ヒイロ。なんて可哀想なんだｗ どんなダークものでも、ここまで主人公に取り憑いた邪悪の欲望通りに事が進む作品は見たことがない。あれだけ死力を振り絞って抵抗してるのに、守ろうとしているのに片っ端から百合殺す逆効果。アルスハリヤがイイ空気吸いすぎて愉悦塗れになってそろそろ百合殺中毒になってません？
読了日：03月23日 著者：端桜 了
悪役令嬢ペトラの大神殿暮らし〜大親友の美少女が実は男の子で、皇室のご落胤だなんて聞いてません！〜２ (一二三書房)の感想★★★☆ 凄いな、ベリー幼い時は中性的で性別不明だったのに、成長するにつれちゃんと男の子らしさが滲み出だして、ペトラへの愛がちゃんと異性への愛に色づいていくのがちゃんとわかる。透明だった意思にも、はっきりと指向性が出だしましたし。この微細でありながら自然で明確な変化の描写はちょっと凄いなあ、と感心。レオ君がガンガンベリーに恋敵と承知しながら塩送りまくっているの、ほんとにペトラの幸せを願ってるのね、イイ男っぷりだ。他人に興味ないベリーがレオには割と懐いてるのもわかる。後シャルロッテが不憫すぎ何とかしてあげて
読了日：03月24日 著者：三日月さんかく
東京レイヴンズ17 REsiSTANCE (ファンタジア文庫)の感想★★★★ 令和になって初めてのレイヴンズだよ！！夏目の魂過去に飛んでたんで、現代本編は凡そ１０年ぶりくらいになってしまうのか。流石に長い期間掛かった苦心が感じられる所ですが、春虎と実父との対話や弓削ちゃんの決心、冬児の叱咤と、ここぞという場面でのあの感情が波打ち心にグサグサ刺さってくる心情描写はあざの先生の真骨頂をまた味わえて、陶酔気味です。特に、夜光の記憶が蘇ってから何処か軸が曖昧になってた春虎、漸く漸く「春虎」に戻った事でずっと靄みたいに掛かっていた不安が拭い去れた気がします。ホッとしたよ。
読了日：03月27日 著者：あざの 耕平
非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか?2 (ファミ通文庫)の感想★★★★★ うがぁ、めちゃ面白いッ！！ 警察の警戒を潜り抜けて繰り返される、路上でのバラバラ＆圧殺事件。非科学的な異能なんて力など信じていなかった現代社会が目の当たりにする超常の力。事件現場で現場検証をしてた警察官達の前で、パトカーが浮き上がるのを目の当たりにした人々のあの凍りついた空気、現実が壊れる音が聞こえた瞬間。あの世界の色が一瞬に変わってしまうようなシーンの空気感の描写が、ゾクゾクさせられる。それを一番強烈に魅せてくれるのが、普段ポンコツを極めてる主人公の燐香なのだ。ラスボス系少女は伊達じゃない
読了日：03月29日 著者：色付きカルテ
かませ役から始まる転生勇者のセカンドライフ 3 〜主人公の追放をやり遂げたら続編主人公を育てることになりました〜 (オーバーラップノベルス)の感想★★★★ 何気に３巻連続で敵役の男キャラの脳がハルートに焼かれておられるｗ ハルートの生き様が強烈すぎるんだよなあ。原作のクズじゃなくても、ただの勇者という救世装置でもこうはならなかった。世界を救えぬ偽物として、それでも人々を救おうとしてそれが出来なかった苦悩。救世装置に徹しようとしていた彼を人に引き戻してくれた学生時代の友人達。大人になった後でも続く青春と友情の物語だこれ。それはそれとして、アホみたいな理由で訳わからん高レベルの戦闘をするなｗ コミケ会場で同人誌巡ってやるレベルのバトルじゃないんですけど
読了日：03月30日 著者：佐遊樹
ゲームマスター獄木七笑に試される ~きみの人生逆転ショー、配信で見せつけちゃお?~ (MF文庫J)の感想★★★ 女子二人のギャルギャルした掛け合いが濃いなあ。ゲームは世界改変レベルの報奨と罰則が約束されてるんだけれど、そんなヘヴィーな展開にはならないのね。GMの七笑が女優のスカウトを目的にしていて、高尚さも邪悪さも抱いていないからなのかも。ただサクッと始まり終わりすぎて、個々のプレイヤーの掘り下げが殆どないのが勿体ない。こいつらプライベート相当濃ゆい人生送ってるのが断片情報からだけでも垣間見えるだけに。メインの七笑とまりあ、そしてオーナーちゃんという面々にしても、もう２歩ほど踏み込んで中身を覗いてみたかった
読了日：03月31日 著者：広沢サカキ
鵺の陰陽師 7 (ジャンプコミックス)読了日：03月31日 著者：川江 康太
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