
【僕を成り上がらせようとする最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場 6】 赤城 大空/タジマ 粒子 ガガガ文庫
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伝説の血筋、集結!!
テロメアらとS級任務に臨みレベルアップを続けるクロス。
そんななか、エリシアの父であり勇者一族の現当主、ガルグレイドが現れる。
「――娘とは一体どういう関係かね?」
世界最強の男の詰問を、クロスは躱しきれるのか……!?
一方、バスクルビアでは勇者パーティの末裔がいよいよその姿を見せていた。
龍神族のジオドラ。最上位吸血族ギルバート。ハイエルフのリリアナ。
そして、若き次代の英雄らに引き寄せられるように、邪悪な魔神崇拝者も――。
一騎当千の猛者たちが集い、ここに機は熟す。“勇者の伴侶”編、開幕!!
……これ表紙絵、絶対画像の下の見えないところで手、握ってますよね。位置と体勢的に恋人繋ぎで握ってますよね!?
これまでもずっと繰り返し言ってきましたけれど、もうこれエリシアが揺るがぬメインヒロインじゃないですか!?
今回はそのエリシア回。前半冒頭は前巻のリオーネのお供で最上級の敵との対決に同行して改めてS級の師匠たちの途方もなさを体感する回でもありましたけれど、今回はテロメア師匠の当番回。と、同時に師匠の戦いを邪魔させないためにクロス自身も死闘を繰り広げる、という展開だったのですけれど。
クロスって、絶対に負けられない戦いでは絶対に負けないんですよね。相手がどれだけ格上であっても、食らいついて壁を乗り越え打開する。
逆に言うと、負けてもいい場面では比較的よく負ける……というか、全体的に見ると負けるときのほうが多かったりする。加速度的に強くなっていっているクロスだけれど、そのたびに上には上がいる、というのを思い知らされ、まだまだ未熟、まだまだ足りていない。もっと、もっと強くならないと、という思いをクロスに植え付けていく構成になっている。
それに、負けてもいい状況と言ってもそれは負けても死なない、という状況なだけで、負けてはならない負けちゃいけない、とクロスが強く思っている場面でも土を舐めさせられている。とてつもなく悔しい思いをしてはいるんだ。気持ちの良い相手に完敗して、清々しい気持ちでもっと頑張らないと、と思い新たにするところもあるんだけれどね。
ただ今回は本当に、クロスにとって強くならないといけない、と心に決意を、不退転の決心を宿す話でも在りました。
エリシアさんです。相手はエリシアさんです。
勇者の後継者である彼女の命を狙って仕組まれた暗殺劇に巻き込まれ、転移罠によって飛ばされた先でのたった二人の逃避行。そんな二人きりの冬山での寒さと敵から逃げ惑う命がけの逃亡劇のさなかに、何かが起こらないはずもなく……。
いやもうさ、エリシアにとってはクロスが唯一の拠り所で、心の支えで、そんな思いを知らずともこの人を守りたいと心から願うクロス、この二人どう見ても両思いなんですよ。お似合いのカップルなんですよ。
たとえ、お互いに無自覚であったとしても、お互いがあまりにも大切に思いすぎている。
次の勇者として祭り上げられていたエリシアの本当の気持ち、押し殺していた苦しみをこの逃避行の中でクロスは知ることになるのですけれど、それを知った以上黙っていられるはずがなく。
それ以上に、クロスはエリシアの苦しみ、閉塞を外側から打ち破ってくれるんですね。勇者という運命になんの喜びも抱いていなかったエリシアが、自分が勇者であるというどうしようもない現実に、クロスの言葉によって少しでも救いを得る、解放される……そこから、勇者としての真の覚醒にたどり着く、という流れは美しさすらあり、改めて勇者としての使命に後ろ向きではなく決然とした意思を持って向き合うことにしたエリシアが、だからこそ勇者としての在り方に殉じて淡い想いを胸に秘めたままクロスに背を向ける流れは、悲恋の結晶みたいな美しさすらあるのですよ。
そんなエリシアの覚悟を、しかしクロスがそのまま受け止めず、彼女の苦悩を止めるために自分がすべてを背負おうとする、そのために強くなろうと決意するその姿はまさに男の子。
それも、エリシアと結ばれるためじゃなくて、結ばれなくても自分が彼女をずっと守り続けるのだ、というその覚悟ですよ。自分が勝ってエリシアを奪い取るんじゃなくて、その資格がなかろうと彼女の前に立ちふさがって、永遠に盾になり続けようという心意気。
こんなん、許されぬ恋であろうと、決して結ばれないとしても、それでも貴女を守りたい、という純愛そのものじゃないですか。
見てますか、お師匠様たち。下心満載のあなた達に、この純愛を直視できますか? 見たら、「めがーめがー」とこんがり焼けてしまいそうな気すらします。
いやマジで、ヘタなことしても馬に蹴られるだけじゃないのか? 怪盗セラス、二人の逃避行を見守りこっそりサポートするだけで変に介入しなかったの、実に賢い判断だったんじゃないでしょうか。直接介入してたらお邪魔虫で済まなかったかもしれないぞw
正直、同世代の若い子同士で大いに盛り上がっているので、ここに割って入れるのやっぱり同じ世代のジゼルだけだと思うんですよね。師匠達、もう無理だよぉ。もう話の方向性が、クロスの強くなるための、強くなりたいとガンギマリになる理由が、エリシアのためになっちゃいましたもん。
そして、二人の悲恋を決定づけるような、勇者と無職は結ばれてはいけない、というルール。この乗り越えるためにあるような世界秩序、どう考えてもメインルートがここにハマっちゃってるわけで。
……師匠達、頑張れ。いや、頑張って邪魔されても困るので、若い子らのラブストーリー実に良きなので、あくまで師匠として頑張ってください。
これまでもずっと繰り返し言ってきましたけれど、もうこれエリシアが揺るがぬメインヒロインじゃないですか!?
今回はそのエリシア回。前半冒頭は前巻のリオーネのお供で最上級の敵との対決に同行して改めてS級の師匠たちの途方もなさを体感する回でもありましたけれど、今回はテロメア師匠の当番回。と、同時に師匠の戦いを邪魔させないためにクロス自身も死闘を繰り広げる、という展開だったのですけれど。
クロスって、絶対に負けられない戦いでは絶対に負けないんですよね。相手がどれだけ格上であっても、食らいついて壁を乗り越え打開する。
逆に言うと、負けてもいい場面では比較的よく負ける……というか、全体的に見ると負けるときのほうが多かったりする。加速度的に強くなっていっているクロスだけれど、そのたびに上には上がいる、というのを思い知らされ、まだまだ未熟、まだまだ足りていない。もっと、もっと強くならないと、という思いをクロスに植え付けていく構成になっている。
それに、負けてもいい状況と言ってもそれは負けても死なない、という状況なだけで、負けてはならない負けちゃいけない、とクロスが強く思っている場面でも土を舐めさせられている。とてつもなく悔しい思いをしてはいるんだ。気持ちの良い相手に完敗して、清々しい気持ちでもっと頑張らないと、と思い新たにするところもあるんだけれどね。
ただ今回は本当に、クロスにとって強くならないといけない、と心に決意を、不退転の決心を宿す話でも在りました。
エリシアさんです。相手はエリシアさんです。
勇者の後継者である彼女の命を狙って仕組まれた暗殺劇に巻き込まれ、転移罠によって飛ばされた先でのたった二人の逃避行。そんな二人きりの冬山での寒さと敵から逃げ惑う命がけの逃亡劇のさなかに、何かが起こらないはずもなく……。
いやもうさ、エリシアにとってはクロスが唯一の拠り所で、心の支えで、そんな思いを知らずともこの人を守りたいと心から願うクロス、この二人どう見ても両思いなんですよ。お似合いのカップルなんですよ。
たとえ、お互いに無自覚であったとしても、お互いがあまりにも大切に思いすぎている。
次の勇者として祭り上げられていたエリシアの本当の気持ち、押し殺していた苦しみをこの逃避行の中でクロスは知ることになるのですけれど、それを知った以上黙っていられるはずがなく。
それ以上に、クロスはエリシアの苦しみ、閉塞を外側から打ち破ってくれるんですね。勇者という運命になんの喜びも抱いていなかったエリシアが、自分が勇者であるというどうしようもない現実に、クロスの言葉によって少しでも救いを得る、解放される……そこから、勇者としての真の覚醒にたどり着く、という流れは美しさすらあり、改めて勇者としての使命に後ろ向きではなく決然とした意思を持って向き合うことにしたエリシアが、だからこそ勇者としての在り方に殉じて淡い想いを胸に秘めたままクロスに背を向ける流れは、悲恋の結晶みたいな美しさすらあるのですよ。
そんなエリシアの覚悟を、しかしクロスがそのまま受け止めず、彼女の苦悩を止めるために自分がすべてを背負おうとする、そのために強くなろうと決意するその姿はまさに男の子。
それも、エリシアと結ばれるためじゃなくて、結ばれなくても自分が彼女をずっと守り続けるのだ、というその覚悟ですよ。自分が勝ってエリシアを奪い取るんじゃなくて、その資格がなかろうと彼女の前に立ちふさがって、永遠に盾になり続けようという心意気。
こんなん、許されぬ恋であろうと、決して結ばれないとしても、それでも貴女を守りたい、という純愛そのものじゃないですか。
見てますか、お師匠様たち。下心満載のあなた達に、この純愛を直視できますか? 見たら、「めがーめがー」とこんがり焼けてしまいそうな気すらします。
いやマジで、ヘタなことしても馬に蹴られるだけじゃないのか? 怪盗セラス、二人の逃避行を見守りこっそりサポートするだけで変に介入しなかったの、実に賢い判断だったんじゃないでしょうか。直接介入してたらお邪魔虫で済まなかったかもしれないぞw
正直、同世代の若い子同士で大いに盛り上がっているので、ここに割って入れるのやっぱり同じ世代のジゼルだけだと思うんですよね。師匠達、もう無理だよぉ。もう話の方向性が、クロスの強くなるための、強くなりたいとガンギマリになる理由が、エリシアのためになっちゃいましたもん。
そして、二人の悲恋を決定づけるような、勇者と無職は結ばれてはいけない、というルール。この乗り越えるためにあるような世界秩序、どう考えてもメインルートがここにハマっちゃってるわけで。
……師匠達、頑張れ。いや、頑張って邪魔されても困るので、若い子らのラブストーリー実に良きなので、あくまで師匠として頑張ってください。



































































































































































































































































































































































































































































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