読んだ本の数：25冊 うち漫画：４冊
【処刑少女の生きる道】が見事に幕。最後まで主題ブレずに最後まで走りきった素晴らしいエンディングでした。
新興では【全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。】がなんか人気めちゃあがってません？
【現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変 ７】 二日市とふろう／じゃいあん オーバーラップノベルス(2025/4/25)
【現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変 ７】 二日市とふろう／じゃいあん オーバーラップノベルス
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
テロを経て完全に自由の無くなった瑠奈。周りガチガチに警護で固められて行きたい所にも自由に行けない、これだけフットワークが封じられてしまう主人公も珍しいけど、本来VIPってこういうもんなのよね。勝手をすると他に責任が行ってしまう立場なのだ。
【全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。２】 雨糸雀 ／kodamazon エンターブレイン(2025/3/28)
【魔界帰りの劣等能力者 １３．魔神の花嫁と劣等能力者】 たすろう／かる HJ文庫(2025/4/1)
【処刑少女の生きる道(バージンロード) １０．―異世界人死すべし― 】 佐藤真登／ニリツ GA文庫(2025/3/15)
【神様を決める教室】 坂石 遊作／智瀬といろ 電撃文庫(2025/4/10)
【太っちょ貴族は迷宮でワルツを踊る ３】 風見鶏／緋原ヨウ オーバーラップノベルス(2024/6/25)
【貞操逆転世界の童貞辺境領主騎士 ５】 道造／めろん22 オーバーラップ文庫(2025/3/25)
【TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す １１(上) ~ヘンダーソン氏の福音を~】 Schuld／ランサネ オーバーラップ文庫(2025/4/25)
【処刑少女の生きる道(バージンロード) １１．―カーテン・コール― 】 佐藤真登／ニリツ GA文庫(2025/3/15)
【全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。２】 雨糸雀 ／kodamazon エンターブレイン
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
【魔界帰りの劣等能力者 １３．魔神の花嫁と劣等能力者】 たすろう／かる HJ文庫
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
【処刑少女の生きる道(バージンロード) １０．―異世界人死すべし― 】 佐藤真登／ニリツ GA文庫
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
【神様を決める教室】 坂石 遊作／智瀬といろ 電撃文庫
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
【太っちょ貴族は迷宮でワルツを踊る ３】 風見鶏／緋原ヨウ オーバーラップノベルス
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
【貞操逆転世界の童貞辺境領主騎士 ５】 道造／めろん22 オーバーラップ文庫
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
【TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す １１(上) ~ヘンダーソン氏の福音を~】 Schuld／ランサネ オーバーラップ文庫
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
【処刑少女の生きる道(バージンロード) １１．―カーテン・コール― 】 佐藤真登／ニリツ GA文庫
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
【処刑少女の生きる道】が見事に幕。最後まで主題ブレずに最後まで走りきった素晴らしいエンディングでした。
新興では【全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。】がなんか人気めちゃあがってません？
★★★★★（五ツ星） ０冊
★★★★☆彡（四ツ星Dash） １冊
【現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変 ７】 二日市とふろう／じゃいあん オーバーラップノベルス(2025/4/25)
【現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変 ７】 二日市とふろう／じゃいあん オーバーラップノベルス
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
テロを経て完全に自由の無くなった瑠奈。周りガチガチに警護で固められて行きたい所にも自由に行けない、これだけフットワークが封じられてしまう主人公も珍しいけど、本来VIPってこういうもんなのよね。勝手をすると他に責任が行ってしまう立場なのだ。
★★★★（四ツ星） ８冊
【全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。２】 雨糸雀 ／kodamazon エンターブレイン(2025/3/28)
【魔界帰りの劣等能力者 １３．魔神の花嫁と劣等能力者】 たすろう／かる HJ文庫(2025/4/1)
【処刑少女の生きる道(バージンロード) １０．―異世界人死すべし― 】 佐藤真登／ニリツ GA文庫(2025/3/15)
【神様を決める教室】 坂石 遊作／智瀬といろ 電撃文庫(2025/4/10)
【太っちょ貴族は迷宮でワルツを踊る ３】 風見鶏／緋原ヨウ オーバーラップノベルス(2024/6/25)
【貞操逆転世界の童貞辺境領主騎士 ５】 道造／めろん22 オーバーラップ文庫(2025/3/25)
【TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す １１(上) ~ヘンダーソン氏の福音を~】 Schuld／ランサネ オーバーラップ文庫(2025/4/25)
【処刑少女の生きる道(バージンロード) １１．―カーテン・コール― 】 佐藤真登／ニリツ GA文庫(2025/3/15)
【全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。２】 雨糸雀 ／kodamazon エンターブレイン
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
【魔界帰りの劣等能力者 １３．魔神の花嫁と劣等能力者】 たすろう／かる HJ文庫
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
【処刑少女の生きる道(バージンロード) １０．―異世界人死すべし― 】 佐藤真登／ニリツ GA文庫
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
【神様を決める教室】 坂石 遊作／智瀬といろ 電撃文庫
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
【太っちょ貴族は迷宮でワルツを踊る ３】 風見鶏／緋原ヨウ オーバーラップノベルス
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
【貞操逆転世界の童貞辺境領主騎士 ５】 道造／めろん22 オーバーラップ文庫
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
【TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す １１(上) ~ヘンダーソン氏の福音を~】 Schuld／ランサネ オーバーラップ文庫
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
【処刑少女の生きる道(バージンロード) １１．―カーテン・コール― 】 佐藤真登／ニリツ GA文庫
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
4月の読書メーター
読んだ本の数：25
読んだページ数：7674
ナイス数：267
紫雲寺家の子供たち 1 (ヤングアニマルコミックス)
読了日：04月01日 著者：宮島 礼吏
紫雲寺家の子供たち 2 (ヤングアニマルコミックス)
読了日：04月01日 著者：宮島礼吏
全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。IIの感想
★★★★ 抜刀術は浪漫、分かる！ 素晴らしい剣術バカだ、剣の深奥に触れて枠の外に踏み出しかけている感覚の描写には痺れるものがある。ウォルカが至ろうとしている境地を、ディアが視た時のあの視覚的なイメージは実に良いなあ。彼が今指をかけている境地を思うと、彼が目や脚を失った事など後回しで、もっと剣を極められそうとワクワクして結構はしゃいじゃってるというのも分からなくもない。問題は、ヒロイン方が彼の心境が実はポジなのにネガティブに沈んじゃってると思い込んでる所なのか。ウォルカも彼女らの重さを見誤ってるんだよなあ。
読了日：04月02日 著者：雨糸雀
英雄と賢者の転生婚 6〜かつての好敵手と婚約して最強夫婦になりました〜 (HJ文庫 ふ 08-05-06)の感想
★★★☆ ファレグ、本来は小物悪役で消えちゃうキャラだったのか。叩かれ鍛えられて一廉のイイキャラになったよなあ。小物臭が全然消えてないのがまた素晴らしい。イビられキャラと化したヴァルトスといい、アリエルといい、落ち着いて平和になったからこそ、サブキャラを伸び伸びとはっちゃけさせられてて、楽しい日常回だった。いや、厄災がわんさか出てきてて決して平和じゃないんだけれど、黒幕がいなくなって自然災害と環境改善が主な仕事になっただけに、悪意の横槍なく総出演でハッピーエンドに向かっていける状況は読んでても気分が明るい
読了日：04月03日 著者：藤木わしろ
ヒモになりたい俺は、ヤンデレに飼われることにした (ダッシュエックス文庫)の感想
★★★ ヤンデレ達が余りにも振り切れ過ぎてて怖いヤバイのドン引きである。いやマジで怖いしかなくて、可愛いと思える所一切ないのが潔い、と言ってしまっていいのかこれ？ 監禁で済めば御の字で、五体無事で済まなさそうな愛を一方的に押し付けてくる相手に、上辺だけ相手しつつヒモになって生きていくの、ハードモードすぎてそこに楽も安定も存在しないと思うんだけど、主人公も相当に病んでるよね、これ。とはいえ生来のヤンデレ誘引気質みたいなので、普通に生きようとしても絶対無理みたいだから、この開き直りは生きる術なのかしら。
読了日：04月05日 著者：端桜 了
魔界帰りの劣等能力者13.魔神の花嫁と劣等能力者 (HJ文庫 た 06-01-13)の感想
★★★★ ただでさえ魔神と化し暴れまわる秋華を止めながら、彼女を連れ去ろうとする悪党たちを食い止め、秋華の依頼で暴走した彼女を殺そうとする王俊豪から秋華を守らないといけない、という三つ巴どころじゃない戦いに。流石に祐人一人でこれに対処するのは絶対無理だったろうけど、英雄と琴音が本当に奮起してくれて、敢闘賞でしょう。絶望的な戦いながら、最初から最後まで怯まず迷わず周囲を鼓舞し続け戦いを牽引した祐人の歴戦の頼もしさが際立ちました。能力的な強さ以上に、戦いの時はこの子覚悟の据わりっぷりが凄いのだと改めて感じた
読了日：04月05日 著者：たすろう
片田舎のおっさん、剣聖になる ~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~ 1 (1) (ヤングチャンピオンコミックス)
読了日：04月05日 著者：乍藤和樹
片田舎のおっさん、剣聖になる ~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~ 2 (2) (ヤングチャンピオンコミックス)
読了日：04月05日 著者：佐賀崎しげる/鍋島テツヒロ,乍藤和樹
じゃない孔明転生記。軍師の師だといわれましてもの感想
★★★☆ 三国志の時代、かの有名な諸葛孔明とはまた別に、孔明の字を持っていた人物をご存知だろうか。私はこの作品を読むまで知らなかったぜ。というわけで在野の隠君子に生まれ変わった男の、三国志スローライフである。ともすれば過労死が続出している官職は徹底的に回避して、名士特有の横の繋がりでちょいちょい世に影響を及ぼしつつ、世間からは尊敬の念を浴びながらのんびり暮らす、というなかなか胃に優しそうな生き方をしているおっさんである。既婚子持ちで食うにも困ってないのですからねえ。
読了日：04月06日 著者：二水うなむ
処刑少女の生きる道（バージンロード）10 ―異世界人死すべし― (GA文庫)の感想
★★★★ ここ最近ずっとサハラがMVP取り続けてないですか？ 最後の最後まで一番大切な者の手を離さなかったサハラが一等賞でした。しかし、これ色々と真実が明らかになってみると、大体『器』のせいなんじゃね！？ これを知ってしまうと、確かにアカリの言う通りメノウの新たな志である召喚された異世界人の救済の範疇だわなあ。
読了日：04月06日 著者：佐藤真登
図書館の天才少女 2 ~本好きの新人官吏は膨大な知識で国を救います!~ (カドカワBOOKS)の感想
★★★☆ 聖女召喚、これ聖女の事を概念的な存在とか神様や精霊を降臨させるようなもので、普通に別の所で暮らしていた人間を喚ぶものとは全く考えていなかった、というのは召喚魔法自体が失われていた所から文献などから断片を集めてやっとこ構築したというものですから、この認識は納得いくんですよね。泣き崩れる聖女ハルカを前に、自分達がした事が実質拉致だと気づいて蒼白となるマルティナ達。主人公だけじゃなく国全体でこれを罪と自覚し、ハルカに誠実に対応したからこそ信任を得られたんだろうけど、でもハルカさんマジメンタル聖女なのよ
読了日：04月09日 著者：蒼井 美紗
神様を決める教室 (電撃文庫)の感想
★★★★ 面白い。面白い。単純なデスゲームや殺し合いでなく、主人公が殺し屋として密かに他者を排除していくのとまた少し違う。苦悩しながら与えられた違反者の粛清という役割を超えた自分の望みを見つけていく展開。粛清者という役を与えながら、その役割だけに縛らない柔らかいルール。定められた結末から逸脱している主人公への神からのアプローチ。師匠の正体。聖女サイドより王女サイドの方が主人公側として描かれそうな陣営じゃない？などなど、舞台設定が非常に面白くって、話が進むほど奥が広がってワクワクしてしまいました。
読了日：04月10日 著者：坂石 遊作
僕を成り上がらせようとする最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場 (6) (ガガガ文庫 ガあ 11-36)の感想
★★★☆ もうこれエリシアがメインヒロインでいいんですよね？ クロスの強くなりたいという動機がほぼエリシアのため、という方向に定まってしまったし、物語がエリシアと結ばれるために超えなければならない高いハードルを乗り越えていく方向に固まったもんなあ。あとシンプルに、二人がお互い自覚ないけどほぼ両思いですよね？ これに割って入れる立ち位置にいるの、ジゼルくらいであって師匠達は蚊帳の外。若い子同士の結ばれぬ恋の物語になっていってるので、馬に蹴られてしまいますよ。
読了日：04月11日 著者：赤城 大空
魔弾の王と極夜の輝姫 (ダッシュエックス文庫)の感想
★★★☆ おねショタじゃん！！ ティグル、１１歳にしては大人びてはいるんだけれど、青年ティグルを知っているとちゃんと幼さとかガキっぽい所がまだあって、ちゃんと幼ティグルなんですよね。でもこの年齢でもう弓の扱いは突き抜けてるの凄いなあ。物語は陰謀蠢く北の都市で、母を救いに来た少女ソフィと偶然知り合ったティグルとの逃避行。幼いながらも頼もしい少年にドキドキしつつ、守られるばかりじゃなく自分が守ってあげないとと庇護欲高まってお姉さんぶるソフィの女心が可愛らしい。
読了日：04月12日 著者：川口 士
太っちょ貴族は迷宮でワルツを踊る 3 (オーバーラップノベルス)の感想
★★★★ 自分を得た。自由を得た。でもそれで何でも出来るのだと勘違いした。自分はまだ何者でもなく、一人では何も出来ない弱き者。自問自答の回でありました。でも油断や増長ではなく、大切な仲間を預かる身の上として、自分の強さを証明したいという心持ちが所以だったのでしょう。グラシエとの再会は、再びグラシエとパーティーを組みたいという気持ちは思いの外大きかったが故に、彼女の姉が漏らす不安を自分の強さで払拭したいという想いがあったのでは。でも失敗した。冒険者として生きていく、自分の弱さを見つめ直す引き込まれる話でした
読了日：04月14日 著者：風見鶏
貞操逆転世界の童貞辺境領主騎士 5 (オーバーラップ文庫)の感想
★★★★ やっぱり本作って母と子の物語だよなあ。貞操が逆転している世界であり母父の立場が変わっていても、母親が子供に抱く愛情は父親のそれと違って、母の愛のままのように思える。ファウスト然り、マルティナ然り。僅か９歳の子が負うには余りにも辛い真実。天才であるが故にたどり着いてしまう答え。愛されたが故に、愛する人達を地獄へと突き進ませてしまった子供の思いをいかに受け止めるべきなのか。ファウストは不器用なまでに誠実だった。そのいじらしさにこそ、皆が惹かれてしまうのか。
読了日：04月19日 著者：道造
変人のサラダボウル (8) (ガガガ文庫 ガひ 4-22)の感想
★★★★ 怪盗と探偵の追いかけっこが始まると思ったら、怪盗が追いかけ回し探偵が逃げ回るという逆転現象。これむしろ、二人がバディになる前フリか？ リヴィアは馬で移動はいいんだが、やっぱり飼葉とボロの始末は大変だぜ。移動中でもするし、犬のそれと比べ物にならんくらい大量だぞｗ ヒロインレースとしては友奈が安定して先頭をキープしてたと思ってたんだが、単純に惣助の好みと気持ちを想定してなかったなあ。ブレンダ、小細工せんと普通にアプローチしてたら普通にもっと早くお付き合い出来てたんじゃね？
読了日：04月19日 著者：平坂 読
小泉八雲先生の「怪談」蒐集記 (角川文庫)の感想
★★★☆ 八雲先生が残してくれたお話って、本当に怪談というジャンルの土台になってるんですねえ。むじなも耳なし芳一もゆきおんなも、どれも日本の昔話としてはっきりと記憶と心に残る作品じゃないですか。改めてこんなにも日本人の心に残り続ける物語をアレンジして手掛けた先生の感性には感服させられる。妖怪について標本のように記憶される事を嫌った好乃が、どうして先生の作品を受け入れ許したのか。今持って人の心に強く焼き付く物語の中の心情に、八雲先生が日本を愛した想いが垣間見えて、良きですねえ
読了日：04月20日 著者：峰守 ひろかず
汝、わが騎士として2 皇女反逆編I (電撃文庫)の感想
★★★☆ この皇女様、前回も最後自分でぶっ殺しに敵地に自ら乗り込んでましたけれど、今回も会談の最中にぶっ込みかけて、と行動だけ見てるとガンギマリだなあ。勿論、そこに辿り着くまでには大いに悩み迷っているのだけど、いざ動くと覚悟決めたら大胆不敵も良い所で、皇女反逆！なんて銘打たてるのも納得である。そしてそんな皇女の騎士に誰よりも相応しいツシマ。この男、ほんと面倒臭いんだけど、端から見えるヤサグレチンピラ無愛想の外面の中身がホント騎士の鑑か、という献身と理念で動いてて、ギャップありすぎじゃね？
読了日：04月21日 著者：畑 リンタロウ
俺の愛娘は悪役令嬢1 (MFブックス)の感想
★★★☆ 面白かった。これ主人公のパパ、端から見たら相当に尖った難しい人物だな。原作とは性格が違うと本人は思ってるみたいだけど、実はそれほど変わらなかったんじゃないだろうか。原作ルートから外れたのは娘が悪役になってしまうと知っていた事と、娘の前で亡き妻を思って泣いてしまった事がきっかけだっただけで、ルルが心開いてなかったらあんまり原作と変わらない展開だったじゃないだろうか。原作でもパパ、娘のために動いていたみたいだし。
読了日：04月21日 著者：かわもり かぐら
大魔導士と呼ばれた侯爵令嬢〜世界が汚いので掃除していただけなんですけど……〜の感想
★★★☆ 言うほど掃除要素はなくて、幼少の頃に正体不明のまま浮遊堆積している魔力の素を綺麗綺麗してたくらい。その頃の名残で、プレゼントして貰った箒を魔杖二刀流してるくらいか。魔女っ子或いは魔法少女スタイルだけど、本文読んでるとラバースーツがトレードマークですよね（違 魔導具開発や極大魔法など手掛けてるけれど、戦闘系ではなく開発にのめり込むでもなく、あくまで目指すは母親のような立派な貴族令嬢？ なのでスペシャリストじゃなくあれもこれもやるよ、という感じで進んでますね、今のところ。
読了日：04月22日 著者：K1you
転生程度で胸の穴は埋まらない (電撃文庫)の感想
★★★☆ これだけ孤独で愛を知らず情を知らず悪意に晒され人に心を開く事が出来ずに一人で生きて一人で死んだ男が、人が怖くて人が恋しくて人に触れる勇気がなかった男が、それでも他者の痛みを見てみぬふりが出来ず、共感出来て、優しく善良で在り続けた事は奇跡であり哀れでもある。そんな男が、逆らえない奴隷を求め、心すら自由にできる惚れ薬を求めていたとしても、それは欲望というよりも縋るような切望にしか見えず哀れみばかりが募る。だから良かった。彼の孤独を理解し、寄り添ってくれるただ一人の少女によって彼の穴が埋まった事が。
読了日：04月25日 著者：ニテーロン
TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 11 上 〜ヘンダーソン氏の福音を〜 (オーバーラップ文庫)の感想
★★★★ これエーリヒの「騎士団」がビジュアル的にも滅茶苦茶格好良いのよね。最初期からの相棒ともいうべき「手」の進化系というのも、幾つも札を持つエーリヒの必殺技的な趣があって良き。本人が出すの勿体ぶりたかったのもわかるんだよ。Web版ではミカやセスを差し置いてそんなぽっと出の子に手を出して、と余り良い気分ではなかったんだけど、マルギットの推しとエーリヒが相当にゴネるのが増量されててこの流れなら仕方ないのかな、と思える位にはなったと思う。そしてカーヤさん、何かもうマッド発明家みたいになってません！？
読了日：04月26日 著者：Schuld
処刑少女の生きる道（バージンロード）11 ―カーテン・コール― (GA文庫)の感想
★★★★ これが彼女達の生きる道。夢の中にしかなかったメノウが日本の学校の教室の中にいるシーンが再現されるのは胸が迫るものがあった。それが五分前に出来た世界だったとしても。ラスボスだったハクアとの着地点もね。あの友達の友達にしてもう一人の自分という特異な距離感の表現、そこから三人一緒に馴染んでいく所がねえ、なんかグッとくるものがあった。別れもまた、人生。破滅的な再会から、ああやってさよならを言い合えて、それぞれの生きる道を歩き始める事の出来る別れが出来たことは、この上ないハッピーエンドだったと思う。
読了日：04月29日 著者：佐藤真登
現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変 7 (オーバーラップノベルス)の感想
★★★★☆ 今回のオカルトサイドの話は瑠奈のエンディングが変わった事を意味してたのか。蛍ちゃんホント大切だったのね。これは報われなかった人達を救済する話である以上、自分の意志であっても肝心の瑠奈が再び報われない結末というのはどうしても納得が行きがたいものがあったので一先ずは良かった。しかし、テロを経て完全に自由の無くなった瑠奈。周りガチガチに固められて行きたい所にも自由に行けない、これだけフットワークが封じられてしまう主人公も珍しいけど、本来VIPってこういうもんなのよね。
読了日：04月30日 著者：二日市とふろう
読書メーター
読んだ本の数：25
読んだページ数：7674
ナイス数：267
紫雲寺家の子供たち 1 (ヤングアニマルコミックス)読了日：04月01日 著者：宮島 礼吏
紫雲寺家の子供たち 2 (ヤングアニマルコミックス)読了日：04月01日 著者：宮島礼吏
全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。IIの感想★★★★ 抜刀術は浪漫、分かる！ 素晴らしい剣術バカだ、剣の深奥に触れて枠の外に踏み出しかけている感覚の描写には痺れるものがある。ウォルカが至ろうとしている境地を、ディアが視た時のあの視覚的なイメージは実に良いなあ。彼が今指をかけている境地を思うと、彼が目や脚を失った事など後回しで、もっと剣を極められそうとワクワクして結構はしゃいじゃってるというのも分からなくもない。問題は、ヒロイン方が彼の心境が実はポジなのにネガティブに沈んじゃってると思い込んでる所なのか。ウォルカも彼女らの重さを見誤ってるんだよなあ。
読了日：04月02日 著者：雨糸雀
英雄と賢者の転生婚 6〜かつての好敵手と婚約して最強夫婦になりました〜 (HJ文庫 ふ 08-05-06)の感想★★★☆ ファレグ、本来は小物悪役で消えちゃうキャラだったのか。叩かれ鍛えられて一廉のイイキャラになったよなあ。小物臭が全然消えてないのがまた素晴らしい。イビられキャラと化したヴァルトスといい、アリエルといい、落ち着いて平和になったからこそ、サブキャラを伸び伸びとはっちゃけさせられてて、楽しい日常回だった。いや、厄災がわんさか出てきてて決して平和じゃないんだけれど、黒幕がいなくなって自然災害と環境改善が主な仕事になっただけに、悪意の横槍なく総出演でハッピーエンドに向かっていける状況は読んでても気分が明るい
読了日：04月03日 著者：藤木わしろ
ヒモになりたい俺は、ヤンデレに飼われることにした (ダッシュエックス文庫)の感想★★★ ヤンデレ達が余りにも振り切れ過ぎてて怖いヤバイのドン引きである。いやマジで怖いしかなくて、可愛いと思える所一切ないのが潔い、と言ってしまっていいのかこれ？ 監禁で済めば御の字で、五体無事で済まなさそうな愛を一方的に押し付けてくる相手に、上辺だけ相手しつつヒモになって生きていくの、ハードモードすぎてそこに楽も安定も存在しないと思うんだけど、主人公も相当に病んでるよね、これ。とはいえ生来のヤンデレ誘引気質みたいなので、普通に生きようとしても絶対無理みたいだから、この開き直りは生きる術なのかしら。
読了日：04月05日 著者：端桜 了
魔界帰りの劣等能力者13.魔神の花嫁と劣等能力者 (HJ文庫 た 06-01-13)の感想★★★★ ただでさえ魔神と化し暴れまわる秋華を止めながら、彼女を連れ去ろうとする悪党たちを食い止め、秋華の依頼で暴走した彼女を殺そうとする王俊豪から秋華を守らないといけない、という三つ巴どころじゃない戦いに。流石に祐人一人でこれに対処するのは絶対無理だったろうけど、英雄と琴音が本当に奮起してくれて、敢闘賞でしょう。絶望的な戦いながら、最初から最後まで怯まず迷わず周囲を鼓舞し続け戦いを牽引した祐人の歴戦の頼もしさが際立ちました。能力的な強さ以上に、戦いの時はこの子覚悟の据わりっぷりが凄いのだと改めて感じた
読了日：04月05日 著者：たすろう
片田舎のおっさん、剣聖になる ~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~ 1 (1) (ヤングチャンピオンコミックス)読了日：04月05日 著者：乍藤和樹
片田舎のおっさん、剣聖になる ~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~ 2 (2) (ヤングチャンピオンコミックス)読了日：04月05日 著者：佐賀崎しげる/鍋島テツヒロ,乍藤和樹
じゃない孔明転生記。軍師の師だといわれましてもの感想★★★☆ 三国志の時代、かの有名な諸葛孔明とはまた別に、孔明の字を持っていた人物をご存知だろうか。私はこの作品を読むまで知らなかったぜ。というわけで在野の隠君子に生まれ変わった男の、三国志スローライフである。ともすれば過労死が続出している官職は徹底的に回避して、名士特有の横の繋がりでちょいちょい世に影響を及ぼしつつ、世間からは尊敬の念を浴びながらのんびり暮らす、というなかなか胃に優しそうな生き方をしているおっさんである。既婚子持ちで食うにも困ってないのですからねえ。
読了日：04月06日 著者：二水うなむ
処刑少女の生きる道（バージンロード）10 ―異世界人死すべし― (GA文庫)の感想★★★★ ここ最近ずっとサハラがMVP取り続けてないですか？ 最後の最後まで一番大切な者の手を離さなかったサハラが一等賞でした。しかし、これ色々と真実が明らかになってみると、大体『器』のせいなんじゃね！？ これを知ってしまうと、確かにアカリの言う通りメノウの新たな志である召喚された異世界人の救済の範疇だわなあ。
読了日：04月06日 著者：佐藤真登
図書館の天才少女 2 ~本好きの新人官吏は膨大な知識で国を救います!~ (カドカワBOOKS)の感想★★★☆ 聖女召喚、これ聖女の事を概念的な存在とか神様や精霊を降臨させるようなもので、普通に別の所で暮らしていた人間を喚ぶものとは全く考えていなかった、というのは召喚魔法自体が失われていた所から文献などから断片を集めてやっとこ構築したというものですから、この認識は納得いくんですよね。泣き崩れる聖女ハルカを前に、自分達がした事が実質拉致だと気づいて蒼白となるマルティナ達。主人公だけじゃなく国全体でこれを罪と自覚し、ハルカに誠実に対応したからこそ信任を得られたんだろうけど、でもハルカさんマジメンタル聖女なのよ
読了日：04月09日 著者：蒼井 美紗
神様を決める教室 (電撃文庫)の感想★★★★ 面白い。面白い。単純なデスゲームや殺し合いでなく、主人公が殺し屋として密かに他者を排除していくのとまた少し違う。苦悩しながら与えられた違反者の粛清という役割を超えた自分の望みを見つけていく展開。粛清者という役を与えながら、その役割だけに縛らない柔らかいルール。定められた結末から逸脱している主人公への神からのアプローチ。師匠の正体。聖女サイドより王女サイドの方が主人公側として描かれそうな陣営じゃない？などなど、舞台設定が非常に面白くって、話が進むほど奥が広がってワクワクしてしまいました。
読了日：04月10日 著者：坂石 遊作
僕を成り上がらせようとする最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場 (6) (ガガガ文庫 ガあ 11-36)の感想★★★☆ もうこれエリシアがメインヒロインでいいんですよね？ クロスの強くなりたいという動機がほぼエリシアのため、という方向に定まってしまったし、物語がエリシアと結ばれるために超えなければならない高いハードルを乗り越えていく方向に固まったもんなあ。あとシンプルに、二人がお互い自覚ないけどほぼ両思いですよね？ これに割って入れる立ち位置にいるの、ジゼルくらいであって師匠達は蚊帳の外。若い子同士の結ばれぬ恋の物語になっていってるので、馬に蹴られてしまいますよ。
読了日：04月11日 著者：赤城 大空
魔弾の王と極夜の輝姫 (ダッシュエックス文庫)の感想★★★☆ おねショタじゃん！！ ティグル、１１歳にしては大人びてはいるんだけれど、青年ティグルを知っているとちゃんと幼さとかガキっぽい所がまだあって、ちゃんと幼ティグルなんですよね。でもこの年齢でもう弓の扱いは突き抜けてるの凄いなあ。物語は陰謀蠢く北の都市で、母を救いに来た少女ソフィと偶然知り合ったティグルとの逃避行。幼いながらも頼もしい少年にドキドキしつつ、守られるばかりじゃなく自分が守ってあげないとと庇護欲高まってお姉さんぶるソフィの女心が可愛らしい。
読了日：04月12日 著者：川口 士
太っちょ貴族は迷宮でワルツを踊る 3 (オーバーラップノベルス)の感想★★★★ 自分を得た。自由を得た。でもそれで何でも出来るのだと勘違いした。自分はまだ何者でもなく、一人では何も出来ない弱き者。自問自答の回でありました。でも油断や増長ではなく、大切な仲間を預かる身の上として、自分の強さを証明したいという心持ちが所以だったのでしょう。グラシエとの再会は、再びグラシエとパーティーを組みたいという気持ちは思いの外大きかったが故に、彼女の姉が漏らす不安を自分の強さで払拭したいという想いがあったのでは。でも失敗した。冒険者として生きていく、自分の弱さを見つめ直す引き込まれる話でした
読了日：04月14日 著者：風見鶏
貞操逆転世界の童貞辺境領主騎士 5 (オーバーラップ文庫)の感想★★★★ やっぱり本作って母と子の物語だよなあ。貞操が逆転している世界であり母父の立場が変わっていても、母親が子供に抱く愛情は父親のそれと違って、母の愛のままのように思える。ファウスト然り、マルティナ然り。僅か９歳の子が負うには余りにも辛い真実。天才であるが故にたどり着いてしまう答え。愛されたが故に、愛する人達を地獄へと突き進ませてしまった子供の思いをいかに受け止めるべきなのか。ファウストは不器用なまでに誠実だった。そのいじらしさにこそ、皆が惹かれてしまうのか。
読了日：04月19日 著者：道造
変人のサラダボウル (8) (ガガガ文庫 ガひ 4-22)の感想★★★★ 怪盗と探偵の追いかけっこが始まると思ったら、怪盗が追いかけ回し探偵が逃げ回るという逆転現象。これむしろ、二人がバディになる前フリか？ リヴィアは馬で移動はいいんだが、やっぱり飼葉とボロの始末は大変だぜ。移動中でもするし、犬のそれと比べ物にならんくらい大量だぞｗ ヒロインレースとしては友奈が安定して先頭をキープしてたと思ってたんだが、単純に惣助の好みと気持ちを想定してなかったなあ。ブレンダ、小細工せんと普通にアプローチしてたら普通にもっと早くお付き合い出来てたんじゃね？
読了日：04月19日 著者：平坂 読
小泉八雲先生の「怪談」蒐集記 (角川文庫)の感想★★★☆ 八雲先生が残してくれたお話って、本当に怪談というジャンルの土台になってるんですねえ。むじなも耳なし芳一もゆきおんなも、どれも日本の昔話としてはっきりと記憶と心に残る作品じゃないですか。改めてこんなにも日本人の心に残り続ける物語をアレンジして手掛けた先生の感性には感服させられる。妖怪について標本のように記憶される事を嫌った好乃が、どうして先生の作品を受け入れ許したのか。今持って人の心に強く焼き付く物語の中の心情に、八雲先生が日本を愛した想いが垣間見えて、良きですねえ
読了日：04月20日 著者：峰守 ひろかず
汝、わが騎士として2 皇女反逆編I (電撃文庫)の感想★★★☆ この皇女様、前回も最後自分でぶっ殺しに敵地に自ら乗り込んでましたけれど、今回も会談の最中にぶっ込みかけて、と行動だけ見てるとガンギマリだなあ。勿論、そこに辿り着くまでには大いに悩み迷っているのだけど、いざ動くと覚悟決めたら大胆不敵も良い所で、皇女反逆！なんて銘打たてるのも納得である。そしてそんな皇女の騎士に誰よりも相応しいツシマ。この男、ほんと面倒臭いんだけど、端から見えるヤサグレチンピラ無愛想の外面の中身がホント騎士の鑑か、という献身と理念で動いてて、ギャップありすぎじゃね？
読了日：04月21日 著者：畑 リンタロウ
俺の愛娘は悪役令嬢1 (MFブックス)の感想★★★☆ 面白かった。これ主人公のパパ、端から見たら相当に尖った難しい人物だな。原作とは性格が違うと本人は思ってるみたいだけど、実はそれほど変わらなかったんじゃないだろうか。原作ルートから外れたのは娘が悪役になってしまうと知っていた事と、娘の前で亡き妻を思って泣いてしまった事がきっかけだっただけで、ルルが心開いてなかったらあんまり原作と変わらない展開だったじゃないだろうか。原作でもパパ、娘のために動いていたみたいだし。
読了日：04月21日 著者：かわもり かぐら
大魔導士と呼ばれた侯爵令嬢〜世界が汚いので掃除していただけなんですけど……〜の感想★★★☆ 言うほど掃除要素はなくて、幼少の頃に正体不明のまま浮遊堆積している魔力の素を綺麗綺麗してたくらい。その頃の名残で、プレゼントして貰った箒を魔杖二刀流してるくらいか。魔女っ子或いは魔法少女スタイルだけど、本文読んでるとラバースーツがトレードマークですよね（違 魔導具開発や極大魔法など手掛けてるけれど、戦闘系ではなく開発にのめり込むでもなく、あくまで目指すは母親のような立派な貴族令嬢？ なのでスペシャリストじゃなくあれもこれもやるよ、という感じで進んでますね、今のところ。
読了日：04月22日 著者：K1you
転生程度で胸の穴は埋まらない (電撃文庫)の感想★★★☆ これだけ孤独で愛を知らず情を知らず悪意に晒され人に心を開く事が出来ずに一人で生きて一人で死んだ男が、人が怖くて人が恋しくて人に触れる勇気がなかった男が、それでも他者の痛みを見てみぬふりが出来ず、共感出来て、優しく善良で在り続けた事は奇跡であり哀れでもある。そんな男が、逆らえない奴隷を求め、心すら自由にできる惚れ薬を求めていたとしても、それは欲望というよりも縋るような切望にしか見えず哀れみばかりが募る。だから良かった。彼の孤独を理解し、寄り添ってくれるただ一人の少女によって彼の穴が埋まった事が。
読了日：04月25日 著者：ニテーロン
TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 11 上 〜ヘンダーソン氏の福音を〜 (オーバーラップ文庫)の感想★★★★ これエーリヒの「騎士団」がビジュアル的にも滅茶苦茶格好良いのよね。最初期からの相棒ともいうべき「手」の進化系というのも、幾つも札を持つエーリヒの必殺技的な趣があって良き。本人が出すの勿体ぶりたかったのもわかるんだよ。Web版ではミカやセスを差し置いてそんなぽっと出の子に手を出して、と余り良い気分ではなかったんだけど、マルギットの推しとエーリヒが相当にゴネるのが増量されててこの流れなら仕方ないのかな、と思える位にはなったと思う。そしてカーヤさん、何かもうマッド発明家みたいになってません！？
読了日：04月26日 著者：Schuld
処刑少女の生きる道（バージンロード）11 ―カーテン・コール― (GA文庫)の感想★★★★ これが彼女達の生きる道。夢の中にしかなかったメノウが日本の学校の教室の中にいるシーンが再現されるのは胸が迫るものがあった。それが五分前に出来た世界だったとしても。ラスボスだったハクアとの着地点もね。あの友達の友達にしてもう一人の自分という特異な距離感の表現、そこから三人一緒に馴染んでいく所がねえ、なんかグッとくるものがあった。別れもまた、人生。破滅的な再会から、ああやってさよならを言い合えて、それぞれの生きる道を歩き始める事の出来る別れが出来たことは、この上ないハッピーエンドだったと思う。
読了日：04月29日 著者：佐藤真登
現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変 7 (オーバーラップノベルス)の感想★★★★☆ 今回のオカルトサイドの話は瑠奈のエンディングが変わった事を意味してたのか。蛍ちゃんホント大切だったのね。これは報われなかった人達を救済する話である以上、自分の意志であっても肝心の瑠奈が再び報われない結末というのはどうしても納得が行きがたいものがあったので一先ずは良かった。しかし、テロを経て完全に自由の無くなった瑠奈。周りガチガチに固められて行きたい所にも自由に行けない、これだけフットワークが封じられてしまう主人公も珍しいけど、本来VIPってこういうもんなのよね。
読了日：04月30日 著者：二日市とふろう
読書メーター
Ａｍａｚｏｎ
Ａｍａｚｏｎ
