【【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう ４ けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!?】 赤城大空／福きつね ガガガ文庫
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各アワード席巻の大人気無双バズ第4弾!
自作自演の疑惑を払拭するため、深層ソロ攻略にのりだしたカリン。
選んだのは、ブラックタイガーが苦戦中の奥多摩渓谷ダンジョンだった。
(当てつけではなく自宅からの近さが理由と説明するカリン氏、思いっきり真冬のカンペで言わされているのだった……)。
どんな実力者も命を落とす数々の“初見殺し”に、カリンはいかに対応するのか。
友も敵もファンも野次馬も、数百万人が固唾を呑んで見守るなか。
人類未踏破の魔境への挑戦が幕を開ける!
いざ、潔白なる「お優雅」へ――
大人気ダンジョン無双バズ、第4弾!
探索のダンジョンにブラックタイガーのフィールドである奥多摩ダンジョンを選んだのは、確かに真冬の戦略なんだろうけれど、カリンお嬢様なら「家から近かったから」がありそう過ぎてリアリティがありすぎて、本当に理由はそれだったんじゃないの？ と思ってしまったのは事実であります。
まあ、その後ガンガン深層攻略していって、ブラックタイガーが保有していた攻略情報を無料公開しまくって、大損害を与えているのを見たら、これは真冬の戦略ですね、というのがよくわかったんだが。
でも家から近いから、って理由もなんでここを選んだかよくわかってないカリンお嬢様に説明するのに実際に真冬がそう言い聞かせたんじゃないかしら？
いや、絶対カリンお嬢様、自分の行動が如何にしてブラックタイガーに損害を与えまくるか、とか全然わかってないだろうし！
平和！！
さて、前回の自作自演疑惑という搦め手によって、暴力では解決できない落とし穴にハメこまれてしまったカリンお嬢様。そんなカリンお嬢様への増幅する悪評を払拭するために、怒れる親友参謀・真冬が選んだのが……暴力でゴタゴタ言ってるやつらを黙らせろ、という力、力こそがすべてを解決する！ というこの世の真理に基づいた緻密な戦略でありました。
というわけではじまりました、ダンジョン深層ソロ攻略配信！！
この世界では一応、色んなダンジョンが存在し、その中では深層まで攻略が行われているところもあるんだけれど、未成年によるソロ攻略、さらには深層攻略の配信はほとんど行われたことがない、ってことなんですね。
そんな世界初をダダダダダダダダと連打するがごとく、更新していくカリンお嬢様のお優雅攻略配信のはじまりはじまり。
てなもんで、出てくる敵モンスターが意味わからんくらい強化されているだけで、それ以上に意味のわからんカリンお嬢様のお優雅攻略法は、下層のときとなんも変わらんやないかーーぃ！！
いや、深層に言っても並々と注いだお紅茶のカップを片手に攻略していくんですか。もはや服装がドレスなの最初に突っ込まれただけで、誰も問題にしなくなってきたぞ。
お紅茶片手に持ってるかどうかが、一つの基準になってきた。
やってる事はいつもと変わらないのだけれど、普段から見てて意味わからんツッコミどころしかない人外魔境なんで、どれだけやってもツッコミは尽きないわなあ。
さらに、慣れているはずの常連視聴者たちですら、唖然とさせられる深層のモンスターたち。もはや人間がまともに相対する存在には思えない深層のモンスターたちの脅威を、ちゃんと理解させられてしまうからこそ、カリンお嬢様なら大丈夫大丈夫、などと正常化バイアスに侵食されず、ちゃんとカリンお嬢様あぶなーーいっ！ とリアクションしてくれる視聴者たちは、よく鍛えられたリアクション芸人たちでありますね。
あんたたち、光姫さまのことリアクション動画配信とか他人事みたいに言ってられないよ！？
いや、光姫さまのリアクションはもう振り切っちゃってて余人が真似できない高みへと至っているから、あれこそリアクション芸人の鑑みたいなものなんだろうけれど。
でも、本作の肝ってカリンお嬢様のお優雅そのものよりも、やっぱりそれを目の当たりにしたときの視聴者のリアクションが面白いから、盛り上げてくれるからこそ、だと思うんですよね。無双するだけなら誰でも出来るが、それを最高のエンターテインメントまで引き上げてくれるのは、反応してくれる人達との相乗効果なんですよ。ここが本作は抜群に突き抜けてうまいし、面白い。
そのリアクションを引き出す、カリンお嬢様のハチャメチャっぷり、さらにそこにお優雅、という素っ頓狂を加味した神がかった意味不明さがあってこそ、ではあるんですけどね。
ともあれ、ついにカリンお嬢様がお紅茶タイムを終了し、ちゃんとした戦闘スタイルで戦い始めたときには、さすがさすが深層！ と、むしろ深層の方を称賛してしまいました。
いや、カリンお嬢様まだ全然本気ではないのですけれど、それでもあのカリンお嬢様がお紅茶を終了、というのは無視できないターニングポイントですよ。深層入った当初は、紅茶タイムそのまま続けていることに視聴者皆さん発狂してましたが、どんどんとみなの価値観が崩壊していっとるｗ
しかし、ドレスも脱いで着替えるんじゃなくて、ドレスアーマー装着という形になりましたか。いや瞬間装着って、それ配信映えしすぎじゃないですか！？ だからなんで最初誰も見てない底辺配信者なんかやってたんだろうｗ
そしてなんでそんなに似合ってるんだ、超巨大お優雅ハンマー。
今更ながら「お優雅とは？」と遠い目になるんですけれど。少なくともあの「どぅりゃあああああああああ」という咆哮のどこに優雅さがあるのでしょうか。いや、これこそが「お優雅」なのか。
ハンマー振りかぶっての大谷さながらのホームランをぶちかます挿絵は控えめにいって最高でした。左打席なのね、カリンお嬢様ｗ
ただ力技だけじゃなくて、ハンマーで打ち返した火山弾の方向をボス部屋までのルートを切り開くのに使ってたり、ケルベロスを倒すのにお互いの立ち位置を誘導していたり、とバトルインテリジェンスは素晴らしく高いところを見せていて、ただパワーでパワーでパワーで押し切っていくだけじゃない、という所がまた格好良い、痺れるところなんですよね。まあ最終的にそのワザマエにインテリジェンスも、最終的にパワーをブチかますための動線なんですが！！
それはそれとして、完全コピー能力持ちのモンスターの末路は、この手のもう一人の自分と戦わなくければならない系展開のなかで一番酷いことになってたんですけど！！ ちょっ、そんな力技でクリアしちゃっていいの！？ それも、カリンお嬢様なにもしてないのに力技になっちゃってるんだけど！？
そして、深層第四層ボス戦は、もはやアニメ。現実でアニメをやるな展開。最初からカリンお嬢様のどこに現実がこびりついてるんだ、という話でもあるけれど、爆炎の中から変身モードで登場、しかも浮きながらとか完全にアニメなんだよなあ。
さすがに格好良く決めるところは、カリンお嬢様ネーミングではなく、プロに頼んでたのか。さすがにあそこでカリンお嬢様のトンチキネーミングだと腰砕けになるもんね。ちゃんと格好良い場面だもの。
しかしカリンお嬢様、あそこまで漫画「ダンジョンアライブ」の信者で、格好からスタイルからリスペクトしているのに、なんでネーミングセンスだけ自己流で押し通そうとするの？ そこはダンジョンアライブに習ったりしないの？ 出来ないの？ 出来ないのかー。
そこは原作者先生にネーム出してもらえたの、ほんと行幸でしたね。というか、漫画家先生もこれ光姫さんよりさらに脳焼かれちゃうよねえ。
ところで、ここでさらにカリンが深淵まで行っちゃおうかな、とか言い出すのは真冬さんとしては想定していたんだろうか。真冬ならカリンのこと全面的に理解してるだろうし最初からやっちゃいそう、と考えてそうでもあり、カリンがそんな想像の範疇に収まらない怪物であるという信頼もあるし。
まあいずれにしても、深層であれだけ盛り上がったのですから、ここからどんだけ上がっていくんだか、もうイメージすら出来ないぞ、ということでワクワクしっぱなしです、はい。
これ実質、上下巻構成だな、うん。
まあ、その後ガンガン深層攻略していって、ブラックタイガーが保有していた攻略情報を無料公開しまくって、大損害を与えているのを見たら、これは真冬の戦略ですね、というのがよくわかったんだが。
でも家から近いから、って理由もなんでここを選んだかよくわかってないカリンお嬢様に説明するのに実際に真冬がそう言い聞かせたんじゃないかしら？
いや、絶対カリンお嬢様、自分の行動が如何にしてブラックタイガーに損害を与えまくるか、とか全然わかってないだろうし！
平和！！
さて、前回の自作自演疑惑という搦め手によって、暴力では解決できない落とし穴にハメこまれてしまったカリンお嬢様。そんなカリンお嬢様への増幅する悪評を払拭するために、怒れる親友参謀・真冬が選んだのが……暴力でゴタゴタ言ってるやつらを黙らせろ、という力、力こそがすべてを解決する！ というこの世の真理に基づいた緻密な戦略でありました。
というわけではじまりました、ダンジョン深層ソロ攻略配信！！
この世界では一応、色んなダンジョンが存在し、その中では深層まで攻略が行われているところもあるんだけれど、未成年によるソロ攻略、さらには深層攻略の配信はほとんど行われたことがない、ってことなんですね。
そんな世界初をダダダダダダダダと連打するがごとく、更新していくカリンお嬢様のお優雅攻略配信のはじまりはじまり。
てなもんで、出てくる敵モンスターが意味わからんくらい強化されているだけで、それ以上に意味のわからんカリンお嬢様のお優雅攻略法は、下層のときとなんも変わらんやないかーーぃ！！
いや、深層に言っても並々と注いだお紅茶のカップを片手に攻略していくんですか。もはや服装がドレスなの最初に突っ込まれただけで、誰も問題にしなくなってきたぞ。
お紅茶片手に持ってるかどうかが、一つの基準になってきた。
やってる事はいつもと変わらないのだけれど、普段から見てて意味わからんツッコミどころしかない人外魔境なんで、どれだけやってもツッコミは尽きないわなあ。
さらに、慣れているはずの常連視聴者たちですら、唖然とさせられる深層のモンスターたち。もはや人間がまともに相対する存在には思えない深層のモンスターたちの脅威を、ちゃんと理解させられてしまうからこそ、カリンお嬢様なら大丈夫大丈夫、などと正常化バイアスに侵食されず、ちゃんとカリンお嬢様あぶなーーいっ！ とリアクションしてくれる視聴者たちは、よく鍛えられたリアクション芸人たちでありますね。
あんたたち、光姫さまのことリアクション動画配信とか他人事みたいに言ってられないよ！？
いや、光姫さまのリアクションはもう振り切っちゃってて余人が真似できない高みへと至っているから、あれこそリアクション芸人の鑑みたいなものなんだろうけれど。
でも、本作の肝ってカリンお嬢様のお優雅そのものよりも、やっぱりそれを目の当たりにしたときの視聴者のリアクションが面白いから、盛り上げてくれるからこそ、だと思うんですよね。無双するだけなら誰でも出来るが、それを最高のエンターテインメントまで引き上げてくれるのは、反応してくれる人達との相乗効果なんですよ。ここが本作は抜群に突き抜けてうまいし、面白い。
そのリアクションを引き出す、カリンお嬢様のハチャメチャっぷり、さらにそこにお優雅、という素っ頓狂を加味した神がかった意味不明さがあってこそ、ではあるんですけどね。
ともあれ、ついにカリンお嬢様がお紅茶タイムを終了し、ちゃんとした戦闘スタイルで戦い始めたときには、さすがさすが深層！ と、むしろ深層の方を称賛してしまいました。
いや、カリンお嬢様まだ全然本気ではないのですけれど、それでもあのカリンお嬢様がお紅茶を終了、というのは無視できないターニングポイントですよ。深層入った当初は、紅茶タイムそのまま続けていることに視聴者皆さん発狂してましたが、どんどんとみなの価値観が崩壊していっとるｗ
しかし、ドレスも脱いで着替えるんじゃなくて、ドレスアーマー装着という形になりましたか。いや瞬間装着って、それ配信映えしすぎじゃないですか！？ だからなんで最初誰も見てない底辺配信者なんかやってたんだろうｗ
そしてなんでそんなに似合ってるんだ、超巨大お優雅ハンマー。
今更ながら「お優雅とは？」と遠い目になるんですけれど。少なくともあの「どぅりゃあああああああああ」という咆哮のどこに優雅さがあるのでしょうか。いや、これこそが「お優雅」なのか。
ハンマー振りかぶっての大谷さながらのホームランをぶちかます挿絵は控えめにいって最高でした。左打席なのね、カリンお嬢様ｗ
ただ力技だけじゃなくて、ハンマーで打ち返した火山弾の方向をボス部屋までのルートを切り開くのに使ってたり、ケルベロスを倒すのにお互いの立ち位置を誘導していたり、とバトルインテリジェンスは素晴らしく高いところを見せていて、ただパワーでパワーでパワーで押し切っていくだけじゃない、という所がまた格好良い、痺れるところなんですよね。まあ最終的にそのワザマエにインテリジェンスも、最終的にパワーをブチかますための動線なんですが！！
それはそれとして、完全コピー能力持ちのモンスターの末路は、この手のもう一人の自分と戦わなくければならない系展開のなかで一番酷いことになってたんですけど！！ ちょっ、そんな力技でクリアしちゃっていいの！？ それも、カリンお嬢様なにもしてないのに力技になっちゃってるんだけど！？
そして、深層第四層ボス戦は、もはやアニメ。現実でアニメをやるな展開。最初からカリンお嬢様のどこに現実がこびりついてるんだ、という話でもあるけれど、爆炎の中から変身モードで登場、しかも浮きながらとか完全にアニメなんだよなあ。
さすがに格好良く決めるところは、カリンお嬢様ネーミングではなく、プロに頼んでたのか。さすがにあそこでカリンお嬢様のトンチキネーミングだと腰砕けになるもんね。ちゃんと格好良い場面だもの。
しかしカリンお嬢様、あそこまで漫画「ダンジョンアライブ」の信者で、格好からスタイルからリスペクトしているのに、なんでネーミングセンスだけ自己流で押し通そうとするの？ そこはダンジョンアライブに習ったりしないの？ 出来ないの？ 出来ないのかー。
そこは原作者先生にネーム出してもらえたの、ほんと行幸でしたね。というか、漫画家先生もこれ光姫さんよりさらに脳焼かれちゃうよねえ。
ところで、ここでさらにカリンが深淵まで行っちゃおうかな、とか言い出すのは真冬さんとしては想定していたんだろうか。真冬ならカリンのこと全面的に理解してるだろうし最初からやっちゃいそう、と考えてそうでもあり、カリンがそんな想像の範疇に収まらない怪物であるという信頼もあるし。
まあいずれにしても、深層であれだけ盛り上がったのですから、ここからどんだけ上がっていくんだか、もうイメージすら出来ないぞ、ということでワクワクしっぱなしです、はい。
これ実質、上下巻構成だな、うん。
Ａｍａｚｏｎ
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