
【魔女と傭兵 6(上)】 超法規的かえる/ 叶世べんち GCN文庫
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
突如発生した狩場での刃蜂の暴走事件。 ジグたち救援部隊の活躍もあり、被害は最小限に抑えられたものの、冒険者に多くの犠牲を出した。
この事件が人為的に引き起こされたギルドへの攻撃ではないかと疑うギルド副頭取・カークは、ジグに事件の調査を依頼する。
亜人に鍛冶屋、マフィアと、これまで積み上げてきた情報網を駆使して情報を集めるジグ。
一方、残されて不満げなシアーシャも何やら行動を開始し……?
あれ? この巻数表示だと次は7巻じゃなくて6(下)になるんですか? 確かに話自体は続きましたけれど、そのまま7巻表記でも違和感はないと思うのですけれど、きっちり一つの事件ごとに巻数は区切るつもりなのか。
前巻は去年の11月だったのか。もう半年以上経過してたんですか、全然そんな気しなかったな。わりとポンポンと軽快に続き出ている感じがしますね。
澄人教のやべえやつをぶっ倒し、街の勢力図の一角を成していた組織を事実上ぶっ潰してしまったジグ……いや、確かに一組織ぶっ潰したようなものじゃないですか、これ。
お陰で、街はまた一歩治安が良いきれいな街になりました……となるわけがなく、一つの組織が潰れて空白地帯が出来たなら、その空白地帯の奪い合いになるか新たな勢力が外から入ってきてそれを埋めるか、というのがこういう勢力図の一般的な動向なんですよね。
まあ前々から浸透は行われていたみたいですから、ジグさんの行いが原因ではなく、あくまできっかけに過ぎないのでしょうけれど、単にトラブルに巻き込まれたというには自主的にこの一件に絡みすぎてるんだよなあw
というわけで、ジグは大怪我が回復したと同時に、刃蜂というモンスターの大量暴走に巻き込まれたギルドの冒険者を救出する緊急クエストに、別口で依頼されたという形で傭兵ながら参加(出来高払)。
ジグという傭兵の強みはこれまでもその怪力や技量もさることながら、スタミナにこそある、というのを毎度毎度街をランニングしての走り込み描写なんかで強調していましたし、それに影響されて走る冒険者たちも増えてきているわけですけれど、改めて長時間走れることの大切さを思い知らされる救出劇でした。巨大蜂の大群なんて、ジグの戦闘スタイルだとまともに戦えないですもんね。
意外にも、シアーシャもあんまり効果的な攻撃は取れてなかった。大規模かつ高威力の魔術を連発すら出来るものの、それって範囲攻撃、大群を一掃するタイプの魔法じゃないんですね。ってか、シアーシャって言うなれば土属性っぽいんだよなあ。案外と純粋な破壊という観点では手の届かないところも多いように見受けられる。
大物相手にはべらぼうに強いのですが。
ともあれ、今回の刃蜂の暴走は人為的に巣に攻撃が行われたため、という事が判明してきたため、犯人探し……というよりも、この一件も含めてギルドの冒険者に対して何者かが攻撃を加えているのではないか、なにか思惑がある不穏な動きをしている何者かがいるのではないか、という疑惑がギルド上層部……というかギルド副頭取カーツのセンサーに引っかかり、こういう怪しい案件はギルド内部で動くよりも外部の人間にやらせた方が足がつかない、という事で専門外だろうけれどジグに色々と探ってほしい、という依頼がカーツから舞い込んでくる。
最初の頃は、傭兵とか言ってもやってる事は冒険者と変わらないし、面倒な手続きや制約が増えるだけでメリットなさそうなんだからとっとと冒険者になってしまえばいいのに、と思っていたのだけれど、最近ギルドに所属していないからこそ出来る仕事、頼まれる仕事、というのも増えてきて、なるほど傭兵ならではの強みが出てきたなあ、と思うところ。
それも、ジグが実績と信用を積み上げてきたからこそ、なんだが。
とはいえ、情報収集なんて門外漢だろうに、と思ったら、ある程度の手練手管は学んでいるらしく、でもこれ情報屋のやり方というよりも当たり屋のやりかたですよね。
この件、調べてるよ、というのを大声で喧伝するように姿を見せてまわり、黒幕が口封じに動き出すように仕向けての、自分を囮にした一本釣りである。
まあ、自分の知らないところでまた勝手に命かけて戦ってるジグさんに、シアーシャさんまたも何も知らされてない、と激おこなのですが。
直接ジグに当たるのではなく、依頼したと思しきカーツの方に絡みに行くあたり、この魔女さまひねくれてます。あと、わりとカーツさん気に入ってますよね、これ。気に入ったやつはいびるタイプだ。けっこうカーツに因縁つけていびるの楽しくなってるでしょ、シアーシャさん。
ジグ意外の人間に興味を持つのは、いいことである。カーツさんにとってはいい迷惑どころじゃない命と心のピンチであるが。
しかし、今回はシアーシャさん、ジグさんにどんな危機でも俺がお前を見ているから危ないことなんてなにもない、みたいな事を言われて……というよりも、お前のことはいつも見ているぞ。俺が護るから、という趣旨のことを言われて、キュンキュンしてらっしゃるのですけれど。
魔女として孤高に生き、一人で生きてきたシアーシャにとって、ジグとの生活冒険は楽しいことばかりでしたけれど、ただ一緒に過ごすだけじゃない魔女として自分を見ない、ただのシアーシャとして見てくれる、守ろうとしてくれるジグに対して、これ完全に乙女回路が起動しちゃってますよ。
果たして魔女とは女に分類して良いのか。なんか、生き物としてそもそも人間と違うんじゃないか、みたいな表現もされているんだけれど、こうしてみたらやっぱり女の子ですよねえ。
とか、キュンキュンしてたら、ジグさんまた別の……これ魔女? 魔女ですか!? なんか、情報収集の結果あたりを引いて、この大陸の悪徳の街、犯罪都市と呼ぶべきところからの浸透勢力に、馴染みのマフィアたちの協力も得て殴り込みにかかったわけですが、何の因果かその犯罪都市の方にジグが事故って転移されることに。
なんかシナリオが別の街に移っちゃいましたよ!? 戻ってこれるのかこれ!? いや、さすがに戻らないとやばい、というかシアーシャ置いてきちゃったらやばい。誰がやばいってまずカーツさんがヤバい。それどころか、なんか転移した先で魔女っぽい女と行き合っちゃってるんですけれど、ジグさん。
引きが強すぎるぞ、おい。それはシアーシャさんにとっての地雷です、多分w
これもう、どっかが根こそぎ吹き飛ぶぞ(物理w























































































































































































































































































































































































































































Amazon
Amazon
そして上巻の方の背景から予想できるのは2人の魔女による怪獣大決戦。しかも瓦礫に木材、石材混ざっているから町の中っぽいという事で大惨事になりそうですね。
八岐
が
しました