読んだ本の数：１９冊 うち漫画：２冊
先月、完全に心身ともにグロッキー状態だったのですが、今月は何とかペースを取り戻すことが出来てきた感があります。仕事の方もプライベートの方もアップアップながら落ち着いてきたおかげでもあるのですが、これも時限式の綱渡りだからなあ。
年内はせめて今ぐらいのペースを保てればいいかな、と思ってます。読むペースあがらないわりに買うペースは自重全然してないのですけれど。どうするよ、この積み本の数。電子書籍でなかったらとっくに物理的に破綻してますね。
しかし、今月は単行本型の新文芸が大半になっちゃってるなあ、ここで挙げてる作品。
【魔術漁りは選び取る ２】 らむなべ ／EEJU MFブックス(2025/7/25)
【百花宮のお掃除係 １３ 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。】 黒辺あゆみ／しのとうこ カドカワBOOKS(2025/10/10)
【乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル １０】 春の日びより／ひたきゆう TOブックスノベル(2025/10/15)
【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう ５ けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!?】 赤城大空／福きつね ガガガ文庫(2025/10/20)
【クズに金貨と花冠を ２ ひとりぼっちの最強少女は自称悪徳商人に拾われ幸せになる】 もちもち物質／高嶋しょあ オーバーラップノベルス(2025/6/25)
【魔術漁りは選び取る ２】 らむなべ ／EEJU MFブックス
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【百花宮のお掃除係 １３ 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。】 黒辺あゆみ／しのとうこ カドカワBOOKS
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【乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル １０】 春の日びより／ひたきゆう TOブックスノベル
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【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう ５ けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!?】 赤城大空／福きつね ガガガ文庫
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【クズに金貨と花冠を ２ ひとりぼっちの最強少女は自称悪徳商人に拾われ幸せになる】 もちもち物質／高嶋しょあ オーバーラップノベルス
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以下に、読書メーター読録と一言感想
先月、完全に心身ともにグロッキー状態だったのですが、今月は何とかペースを取り戻すことが出来てきた感があります。仕事の方もプライベートの方もアップアップながら落ち着いてきたおかげでもあるのですが、これも時限式の綱渡りだからなあ。
年内はせめて今ぐらいのペースを保てればいいかな、と思ってます。読むペースあがらないわりに買うペースは自重全然してないのですけれど。どうするよ、この積み本の数。電子書籍でなかったらとっくに物理的に破綻してますね。
しかし、今月は単行本型の新文芸が大半になっちゃってるなあ、ここで挙げてる作品。
★★★★★（五ツ星） ０冊
★★★★☆彡（四ツ星Dash） ０冊
★★★★（四ツ星） ５冊
【魔術漁りは選び取る ２】 らむなべ ／EEJU MFブックス(2025/7/25)
【百花宮のお掃除係 １３ 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。】 黒辺あゆみ／しのとうこ カドカワBOOKS(2025/10/10)
【乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル １０】 春の日びより／ひたきゆう TOブックスノベル(2025/10/15)
【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう ５ けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!?】 赤城大空／福きつね ガガガ文庫(2025/10/20)
【クズに金貨と花冠を ２ ひとりぼっちの最強少女は自称悪徳商人に拾われ幸せになる】 もちもち物質／高嶋しょあ オーバーラップノベルス(2025/6/25)
【魔術漁りは選び取る ２】 らむなべ ／EEJU MFブックス
Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
【百花宮のお掃除係 １３ 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。】 黒辺あゆみ／しのとうこ カドカワBOOKS
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【乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル １０】 春の日びより／ひたきゆう TOブックスノベル
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【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう ５ けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!?】 赤城大空／福きつね ガガガ文庫
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【クズに金貨と花冠を ２ ひとりぼっちの最強少女は自称悪徳商人に拾われ幸せになる】 もちもち物質／高嶋しょあ オーバーラップノベルス
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以下に、読書メーター読録と一言感想
10月の読書メーター
読んだ本の数：19
読んだページ数：6294
ナイス数：179
悪の皇女はもう誰も殺さない2 (電撃の新文芸)の感想
★★★☆ 父皇帝、あれだけキャンディスに目をかけておいて、愛しているという自覚もなかったのか。人の心が分からず自分を理解しておらず、愛しかたを知らない。よく似た父娘じゃないか。でも娘は形から入って、愛というものを知っていく。愛されたいと必死だった子が、愛されたいからと今度は善い子になろうとした娘が、自分の事よりも他人が報われる為に必死になり、自身の命も厭わずに守ろうとする姿には成長どころじゃない感動を覚えた。
読了日：10月01日 著者：やきいもほくほく
Tier1姉妹3 元カノ■女は僕なしでは進めないの感想
★★★☆ ７年前の真実と桜音の正体が明らかになってみると、過去の破綻と崩壊が思いの外各人の心にトゲどころか釘となって突き刺さっていたのがよくわかる。そういう意味では、梅瑠の恋人宣言は事態を否応なく前に推し進めるブーストでもあったわけだ。織見くん、押しに弱いとバレてしまいましたから、傍観していたらそのまま押し切られることは必定。過去を引きずっている者こそ、どうしたってリアクションを見せてしまう。織見にとっても釘を引っこ抜くには全部知る必要があったわけで、それにしてもそういう事だったとは。
読了日：10月04日 著者：紙城 境介
装翼のドラグーン ~高校生からはじめる! 移動都市でSF傭兵生活~ (カドカワBOOKS)の感想
★★★☆ ロボットものというより、これ強化外骨格スタイルですね。スカガとかISみたいな。最近はこういうタイプのメカあっただろうか。覚えがないので懐かしい気もする。主人公は父の残した家訓を信念に、正しい生き様を演じているけれど旧世紀では家族に苛まれ病みかけていたのを思うと、正気を保つ為の拠り所であり、同時に呪になってたんじゃないか。人が滅びかけている時代に放り出され、絶望よりも寂しさよりも自分の命すらよりも家訓を守る事に執心してる辺り、心根が真っ直ぐというより狂気が感じられるんですよね。
読了日：10月05日 著者：天酒之瓢
魔術漁りは選び取る2 (MFブックス)の感想
★★★★ 高潔というのが相応しいカナタのあり方。それでいて近寄りがたい訳じゃなくて、素直で真っ直ぐで温かいんですよね。真摯で誠実で情に厚く、心に寄り添える人だから自然と彼は老若男女問わず慕われていく。でも彼も最初からそう完成した人間じゃなくて、周りの大人達が態度で、言葉で心で彼を導き育てているのがよくわかるので、カナタだけじゃなくて周囲全てに感動を覚える。周りの人達も皆立派で人として格好良くて尊敬できるんだよなあ。大人でも悪いと思ったらちゃんと認めて謝ってくれるし。子供でも矜持がある。
読了日：10月06日 著者：らむなべ
黄金の経験値 IV 特定災害生物「魔王」配下融合アルケミー (カドカワBOOKS)の感想
★★★☆ 主人公サイドが悪者ロールプレイをこんな風にちゃんと悪役しながら不快感感じさせずに楽しそうにやってるのはあんまり読んだことないなあ。意外と難しいバランスだと思うんですけどね。レア達、何も善い事してないんですし、いろんな悪行やらかしてるんですが、不思議と邪悪感はないんですよねえ。純粋に悪役ロールをエンジョイしてる感じで。やっぱり、仲間同士でワイワイやってる感があるのがいいんでしょうか。相変わらず直接顔をあわせるとNPC相手でも礼儀正しいし。
読了日：10月07日 著者：原純
追放幼女の領地開拓記〜シナリオ開始前に追放された悪役令嬢が民のためにやりたい放題した結果がこちらです〜の感想
★★★ このゴブリン、明らかにスケルトンになった後の方が知能高いんだがどうなってるんだ？
流石に人間の死体をスケルトンとして使役してたら受け入れられなかったんだろうけど、魔物や動物までならOK……かなあ？ この世界の人達、許容範囲広いんですよね。それだけゾンビ化に悩まされていて、白骨の方は動く事がなかったから害がない、魂がないという印象なのでしょうか。魔力供給も無しに動き続けるのは流石に永久機関すぎてずるいと思うが。
読了日：10月08日 著者：一色孝太郎
百花宮のお掃除係 13 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。の感想
★★★★ どれだけ雨妹が野次馬根性封印して厄介事から逃げようとしても、結局向こうから飛び込んでくる始末。それはそれとしてようやく四夫人出揃った訳だけれど、どの人も濃いなあ！ 特に明賢兄の母である文芳様、太子を生んだ妃としては驚きの現状であるんだけれど、父皇帝これを許してるんですよねえ。雨妹があれだけ愛されてるのに皇族として召されず掃除係という自由な立場でいるのを許してくれているの、特別扱いではあるんだろうけど父皇帝、こういうの許してくれる気質の人という事でもあるんだねえ。
読了日：10月11日 著者：黒辺 あゆみ
隠居暮らしのおっさん、女王陛下の剣となる2 ~王国筆頭騎士は結婚を迫られる娘を守り抜く~ (DREノベルス あ 3-1-2)の感想
★★★☆ 娘の婿候補が現れるのかと思ったら、求婚してくる有象無象は多かったものの、アンナがピンと来るような男性は現れなかったな。それよりも、お父さんの方が弟分と巡り会えてご満悦でしたし。その彼がアンナの婿候補にあがるのなら面白かったのですが、二人の接触全然なかったからなあ。今回の世界会議で国際情勢と自国の立ち位置が良くわかって、会議そっちのけで謀略超えてガチで衝突が起こる中でアンナがぽっと出の女王として何を目指していくか、というお嫁さんじゃなくて女王としての本分を見出すお話でした。
読了日：10月16日 著者：天酒之瓢
悪役令嬢はしゃべりません 1.覚醒した天才少女と失われたはずの駒 (オーバーラップ文庫)の感想
★★★☆ 喋れません、ではないのね。言葉が喪われた事を上手い事意思疎通の制限と誘導に用いているのは面白い。伝える手段は幾つも構築しているので、伝えたい事が伝わらないというもどかしさや不都合とは縁が無い。主人公の少女、決して非道冷酷などではなく親しい人への情も厚いのだけど、不思議と熱が感じられない。主人公だけじゃなく、攻略対象達の心情、成長にも結構踏み込んでいて、政治状況の複雑さも相まって、この見通しの立たなさに結構面白味を感じている。王太子妃に関連する勢力図が逆転してるの確かに不気味よね、意味分からなくて
読了日：10月17日 著者：由畝 啓
乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル��の感想
★★★★ カルラ、浄化されとる。いやホント丸くなったよ。アリアに殺されるという人生の目標を達成したせいか、障害は全部鏖殺していくという危うさが薄れて、アリアを守るという守護の精神に目覚めましたからね。アリアを守るためなら何でもやりそうではありますけど、近づくだけで骨まで焼き尽くされそうな危険物らしさは薄れましたし。それはそれとして、アリアが二人になったようなものなのでこれもうホントに手がつけられなくなってるんですが！！
読了日：10月20日 著者：春の日びより
【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう: けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!? (5)の感想
★★★★ 阿鼻叫喚の公務員系らしいリスナー達のコメントに爆笑してしまった。本作、お嬢様の破天荒すぎる行動が基軸なんだけど、それがどんだけトンデモなのかを示してくれるリスナー達のリアクションこそが面白さの肝だと思うんですよね。しかし粗筋でブラックタイガーが直接お嬢様を潰しに突入してるの何トチ狂ってるんだ？と思ってたらホントにトチ狂ってたとは思わなかったｗ 国家転覆級なる単語が出てきましたけれど、まだまだ世界の裏側には暗躍する影が存在するようで、アフリカ女王じゃないですけどワクワクしてきましたよ
読了日：10月21日 著者：赤城 大空
クズに金貨と花冠を 2 ひとりぼっちの最強少女は自称悪徳商人に拾われ幸せになる (オーバーラップノベルス)の感想
★★★★ 主人公の言動を勝手に誤解して盲信して美化して信仰の対象みたいにしていっちゃう物語がありますけど、これは真逆だな。ネールを初め周りの人達がランヴァルトの事素晴らしい人だ、と持ち上げるのどう見ても客観的事実なんだよ。やってる事見たら何も美化していないそのままの評価であり好感抱くの当然の事してるのよ。そんな人達相手にふふふ騙されおって、こちとら悪徳商人なんだからホントは内心悪い事考えてるんだぜ、と嘯いている姿がなんというか……それもう無理だよランヴァルトさん。あんた善い人過ぎて悪徳の欠片も無いよ！
読了日：10月22日 著者：もちもち物質
まったく最近の探偵ときたら 13 (電撃コミックスNEXT)
読了日：10月22日 著者：五十嵐 正邦
まったく最近の探偵ときたら 12 (電撃コミックスNEXT)
読了日：10月22日 著者：五十嵐 正邦
無双ゲーに転生したと思ったら、どうやらここはハードな鬱ゲーだったらしい 1 〜聖剣を抱きし最凶少女の蹂躙無双譚〜 (オーバーラップ文庫)の感想
★★★☆ 凄えなこれ。主人公のシャロンは露骨なほどサイコパスのイカレた殺人鬼にも関わらず、殺す相手が人間と絶対に和解できない人にとっての絶対悪である魔族であるが為に完全にヒーローで勇者に成り立ってる。快楽の為に殺しているのに、ですよ。ただ殺したいけど同じ人間種族には手を掛けない事でシチュを楽しんでいるとは言え、だからこそ欲望に負けず理性を保っている風にも見えるという。魔族も同じ魔族同士では愛も友情も信義も交わし合う社会的生物で同じ魔族相手ならとても善い連中、でも人間相手だと……というのが情緒バグる。
読了日：10月24日 著者：久路途 緑
ファンタジー何とか 1 〜うろ覚えのゲーム世界で伝説の悪役として生きるには〜 (オーバーラップ文庫)の感想
★★★ 死に戻りだけじゃなく３年でループしてしまうのか。妙にコミュ力高い所あって、元は嫌われ者なのに最終的に皆に好かれているのはいいんだけれど、ループの度に人間関係リセットされるのは精神的にくるよねえ。性格が雑な主人公でさえだいぶ堪えるみたいだし。ただ適当な性格なだけに、居心地が良かったら何度ループしても現状維持し兼ねない所があるので、毎度違うルートを選ぶ原動力としては大きいのかも。でも能力は向上しても人間性は特に向上してないですよね。一回の人生でもっと色々考えようよ！最初だけで後何も考えないで生き過ぎ！
読了日：10月24日 著者：東中島北男
最強の剣聖、美少女メイドに転生し箒で無双する 4の感想
★★★☆ ルナティエ、卑劣卑怯の彼女が味方になるとこんなにも頼もしいのか。ロザレナが脳筋な分、指揮官としても参謀としても謀略家としても彼女がコンビを組んでくれるのは頼もしい。アネットは身分素性諸々あって表にさらに出れなくなってきてますし。アネットとしての過去、身内のゴタゴタが思ってた以上に拗れていて面白い。親子、姉妹兄弟でもあっちこっち拗れてるんだな、これ。そんな中で様々な方向から矢印が向けられつつあるアネット。シュゼットも妹なのか。当のアネットはロザレナ一筋なんだが、それは百合ですよね？
読了日：10月25日 著者：三日月猫
折れた剣の幸福論 ~赤毛の錬金術士と弱気な元剣聖~の感想
★★★☆ 近藤三助とはまた随分とマイナーな人物を取り上げたものです。自分は全く知らんかった。世にはこの様に歴史に埋もれている人物が沢山いるのでしょう。終盤、特に侍の物語であり漢の生き様の物語であり、胸にぐっとくるものがあった。その辺り、外国人で女で合理主義者なモルガナが全くついて行けて意味わからんと癇癪起こしているのが可哀想でもあり可愛げでもあり。でも放って置くと士道と友情の為にどこまでも突き抜けて行ってしまうだろう新選組含めて男どもに喝を入れられるようになればこそ、モルガナの意味も出てくるのだろうか。
読了日：10月29日 著者：扇 友太
大草原の小さな領主 1 〜元廃ゲーマーな転生幼女の楽しいハードモード辺境開拓記〜 (オーバーラップノベルス)の感想
★★★☆ 前領主のやらかしによって、幼女王女の開拓領主生活は初っ端から難易度ルナティック。色んな内政モノ読んだけれど、ここまでえげつないスタート地点は早々無いと思われる。まだ領民も皆無のゼロからスタートの方がマシだろう。マイナススタートだぞこれ。流石にここから快刀乱麻に問題を解決して、とは行かずに生存ギリギリの綱渡りをえっちらおっちら歩くことになる。もはや改善の余地も余裕も余力も何もなく、知識チートとか使う段階ですらなかったもんなあ。これ、先住民がいなかったらどうあっても詰んでたぞ。
読了日：10月31日 著者：赤村 咲
読書メーター
読んだ本の数：19
読んだページ数：6294
ナイス数：179
悪の皇女はもう誰も殺さない2 (電撃の新文芸)の感想★★★☆ 父皇帝、あれだけキャンディスに目をかけておいて、愛しているという自覚もなかったのか。人の心が分からず自分を理解しておらず、愛しかたを知らない。よく似た父娘じゃないか。でも娘は形から入って、愛というものを知っていく。愛されたいと必死だった子が、愛されたいからと今度は善い子になろうとした娘が、自分の事よりも他人が報われる為に必死になり、自身の命も厭わずに守ろうとする姿には成長どころじゃない感動を覚えた。
読了日：10月01日 著者：やきいもほくほく
Tier1姉妹3 元カノ■女は僕なしでは進めないの感想★★★☆ ７年前の真実と桜音の正体が明らかになってみると、過去の破綻と崩壊が思いの外各人の心にトゲどころか釘となって突き刺さっていたのがよくわかる。そういう意味では、梅瑠の恋人宣言は事態を否応なく前に推し進めるブーストでもあったわけだ。織見くん、押しに弱いとバレてしまいましたから、傍観していたらそのまま押し切られることは必定。過去を引きずっている者こそ、どうしたってリアクションを見せてしまう。織見にとっても釘を引っこ抜くには全部知る必要があったわけで、それにしてもそういう事だったとは。
読了日：10月04日 著者：紙城 境介
装翼のドラグーン ~高校生からはじめる! 移動都市でSF傭兵生活~ (カドカワBOOKS)の感想★★★☆ ロボットものというより、これ強化外骨格スタイルですね。スカガとかISみたいな。最近はこういうタイプのメカあっただろうか。覚えがないので懐かしい気もする。主人公は父の残した家訓を信念に、正しい生き様を演じているけれど旧世紀では家族に苛まれ病みかけていたのを思うと、正気を保つ為の拠り所であり、同時に呪になってたんじゃないか。人が滅びかけている時代に放り出され、絶望よりも寂しさよりも自分の命すらよりも家訓を守る事に執心してる辺り、心根が真っ直ぐというより狂気が感じられるんですよね。
読了日：10月05日 著者：天酒之瓢
魔術漁りは選び取る2 (MFブックス)の感想★★★★ 高潔というのが相応しいカナタのあり方。それでいて近寄りがたい訳じゃなくて、素直で真っ直ぐで温かいんですよね。真摯で誠実で情に厚く、心に寄り添える人だから自然と彼は老若男女問わず慕われていく。でも彼も最初からそう完成した人間じゃなくて、周りの大人達が態度で、言葉で心で彼を導き育てているのがよくわかるので、カナタだけじゃなくて周囲全てに感動を覚える。周りの人達も皆立派で人として格好良くて尊敬できるんだよなあ。大人でも悪いと思ったらちゃんと認めて謝ってくれるし。子供でも矜持がある。
読了日：10月06日 著者：らむなべ
黄金の経験値 IV 特定災害生物「魔王」配下融合アルケミー (カドカワBOOKS)の感想★★★☆ 主人公サイドが悪者ロールプレイをこんな風にちゃんと悪役しながら不快感感じさせずに楽しそうにやってるのはあんまり読んだことないなあ。意外と難しいバランスだと思うんですけどね。レア達、何も善い事してないんですし、いろんな悪行やらかしてるんですが、不思議と邪悪感はないんですよねえ。純粋に悪役ロールをエンジョイしてる感じで。やっぱり、仲間同士でワイワイやってる感があるのがいいんでしょうか。相変わらず直接顔をあわせるとNPC相手でも礼儀正しいし。
読了日：10月07日 著者：原純
追放幼女の領地開拓記〜シナリオ開始前に追放された悪役令嬢が民のためにやりたい放題した結果がこちらです〜の感想★★★ このゴブリン、明らかにスケルトンになった後の方が知能高いんだがどうなってるんだ？
流石に人間の死体をスケルトンとして使役してたら受け入れられなかったんだろうけど、魔物や動物までならOK……かなあ？ この世界の人達、許容範囲広いんですよね。それだけゾンビ化に悩まされていて、白骨の方は動く事がなかったから害がない、魂がないという印象なのでしょうか。魔力供給も無しに動き続けるのは流石に永久機関すぎてずるいと思うが。
読了日：10月08日 著者：一色孝太郎
百花宮のお掃除係 13 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。の感想★★★★ どれだけ雨妹が野次馬根性封印して厄介事から逃げようとしても、結局向こうから飛び込んでくる始末。それはそれとしてようやく四夫人出揃った訳だけれど、どの人も濃いなあ！ 特に明賢兄の母である文芳様、太子を生んだ妃としては驚きの現状であるんだけれど、父皇帝これを許してるんですよねえ。雨妹があれだけ愛されてるのに皇族として召されず掃除係という自由な立場でいるのを許してくれているの、特別扱いではあるんだろうけど父皇帝、こういうの許してくれる気質の人という事でもあるんだねえ。
読了日：10月11日 著者：黒辺 あゆみ
隠居暮らしのおっさん、女王陛下の剣となる2 ~王国筆頭騎士は結婚を迫られる娘を守り抜く~ (DREノベルス あ 3-1-2)の感想★★★☆ 娘の婿候補が現れるのかと思ったら、求婚してくる有象無象は多かったものの、アンナがピンと来るような男性は現れなかったな。それよりも、お父さんの方が弟分と巡り会えてご満悦でしたし。その彼がアンナの婿候補にあがるのなら面白かったのですが、二人の接触全然なかったからなあ。今回の世界会議で国際情勢と自国の立ち位置が良くわかって、会議そっちのけで謀略超えてガチで衝突が起こる中でアンナがぽっと出の女王として何を目指していくか、というお嫁さんじゃなくて女王としての本分を見出すお話でした。
読了日：10月16日 著者：天酒之瓢
悪役令嬢はしゃべりません 1.覚醒した天才少女と失われたはずの駒 (オーバーラップ文庫)の感想★★★☆ 喋れません、ではないのね。言葉が喪われた事を上手い事意思疎通の制限と誘導に用いているのは面白い。伝える手段は幾つも構築しているので、伝えたい事が伝わらないというもどかしさや不都合とは縁が無い。主人公の少女、決して非道冷酷などではなく親しい人への情も厚いのだけど、不思議と熱が感じられない。主人公だけじゃなく、攻略対象達の心情、成長にも結構踏み込んでいて、政治状況の複雑さも相まって、この見通しの立たなさに結構面白味を感じている。王太子妃に関連する勢力図が逆転してるの確かに不気味よね、意味分からなくて
読了日：10月17日 著者：由畝 啓
乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル��の感想★★★★ カルラ、浄化されとる。いやホント丸くなったよ。アリアに殺されるという人生の目標を達成したせいか、障害は全部鏖殺していくという危うさが薄れて、アリアを守るという守護の精神に目覚めましたからね。アリアを守るためなら何でもやりそうではありますけど、近づくだけで骨まで焼き尽くされそうな危険物らしさは薄れましたし。それはそれとして、アリアが二人になったようなものなのでこれもうホントに手がつけられなくなってるんですが！！
読了日：10月20日 著者：春の日びより
【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう: けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!? (5)の感想★★★★ 阿鼻叫喚の公務員系らしいリスナー達のコメントに爆笑してしまった。本作、お嬢様の破天荒すぎる行動が基軸なんだけど、それがどんだけトンデモなのかを示してくれるリスナー達のリアクションこそが面白さの肝だと思うんですよね。しかし粗筋でブラックタイガーが直接お嬢様を潰しに突入してるの何トチ狂ってるんだ？と思ってたらホントにトチ狂ってたとは思わなかったｗ 国家転覆級なる単語が出てきましたけれど、まだまだ世界の裏側には暗躍する影が存在するようで、アフリカ女王じゃないですけどワクワクしてきましたよ
読了日：10月21日 著者：赤城 大空
クズに金貨と花冠を 2 ひとりぼっちの最強少女は自称悪徳商人に拾われ幸せになる (オーバーラップノベルス)の感想★★★★ 主人公の言動を勝手に誤解して盲信して美化して信仰の対象みたいにしていっちゃう物語がありますけど、これは真逆だな。ネールを初め周りの人達がランヴァルトの事素晴らしい人だ、と持ち上げるのどう見ても客観的事実なんだよ。やってる事見たら何も美化していないそのままの評価であり好感抱くの当然の事してるのよ。そんな人達相手にふふふ騙されおって、こちとら悪徳商人なんだからホントは内心悪い事考えてるんだぜ、と嘯いている姿がなんというか……それもう無理だよランヴァルトさん。あんた善い人過ぎて悪徳の欠片も無いよ！
読了日：10月22日 著者：もちもち物質
まったく最近の探偵ときたら 13 (電撃コミックスNEXT)読了日：10月22日 著者：五十嵐 正邦
まったく最近の探偵ときたら 12 (電撃コミックスNEXT)読了日：10月22日 著者：五十嵐 正邦
無双ゲーに転生したと思ったら、どうやらここはハードな鬱ゲーだったらしい 1 〜聖剣を抱きし最凶少女の蹂躙無双譚〜 (オーバーラップ文庫)の感想★★★☆ 凄えなこれ。主人公のシャロンは露骨なほどサイコパスのイカレた殺人鬼にも関わらず、殺す相手が人間と絶対に和解できない人にとっての絶対悪である魔族であるが為に完全にヒーローで勇者に成り立ってる。快楽の為に殺しているのに、ですよ。ただ殺したいけど同じ人間種族には手を掛けない事でシチュを楽しんでいるとは言え、だからこそ欲望に負けず理性を保っている風にも見えるという。魔族も同じ魔族同士では愛も友情も信義も交わし合う社会的生物で同じ魔族相手ならとても善い連中、でも人間相手だと……というのが情緒バグる。
読了日：10月24日 著者：久路途 緑
ファンタジー何とか 1 〜うろ覚えのゲーム世界で伝説の悪役として生きるには〜 (オーバーラップ文庫)の感想★★★ 死に戻りだけじゃなく３年でループしてしまうのか。妙にコミュ力高い所あって、元は嫌われ者なのに最終的に皆に好かれているのはいいんだけれど、ループの度に人間関係リセットされるのは精神的にくるよねえ。性格が雑な主人公でさえだいぶ堪えるみたいだし。ただ適当な性格なだけに、居心地が良かったら何度ループしても現状維持し兼ねない所があるので、毎度違うルートを選ぶ原動力としては大きいのかも。でも能力は向上しても人間性は特に向上してないですよね。一回の人生でもっと色々考えようよ！最初だけで後何も考えないで生き過ぎ！
読了日：10月24日 著者：東中島北男
最強の剣聖、美少女メイドに転生し箒で無双する 4の感想★★★☆ ルナティエ、卑劣卑怯の彼女が味方になるとこんなにも頼もしいのか。ロザレナが脳筋な分、指揮官としても参謀としても謀略家としても彼女がコンビを組んでくれるのは頼もしい。アネットは身分素性諸々あって表にさらに出れなくなってきてますし。アネットとしての過去、身内のゴタゴタが思ってた以上に拗れていて面白い。親子、姉妹兄弟でもあっちこっち拗れてるんだな、これ。そんな中で様々な方向から矢印が向けられつつあるアネット。シュゼットも妹なのか。当のアネットはロザレナ一筋なんだが、それは百合ですよね？
読了日：10月25日 著者：三日月猫
折れた剣の幸福論 ~赤毛の錬金術士と弱気な元剣聖~の感想★★★☆ 近藤三助とはまた随分とマイナーな人物を取り上げたものです。自分は全く知らんかった。世にはこの様に歴史に埋もれている人物が沢山いるのでしょう。終盤、特に侍の物語であり漢の生き様の物語であり、胸にぐっとくるものがあった。その辺り、外国人で女で合理主義者なモルガナが全くついて行けて意味わからんと癇癪起こしているのが可哀想でもあり可愛げでもあり。でも放って置くと士道と友情の為にどこまでも突き抜けて行ってしまうだろう新選組含めて男どもに喝を入れられるようになればこそ、モルガナの意味も出てくるのだろうか。
読了日：10月29日 著者：扇 友太
大草原の小さな領主 1 〜元廃ゲーマーな転生幼女の楽しいハードモード辺境開拓記〜 (オーバーラップノベルス)の感想★★★☆ 前領主のやらかしによって、幼女王女の開拓領主生活は初っ端から難易度ルナティック。色んな内政モノ読んだけれど、ここまでえげつないスタート地点は早々無いと思われる。まだ領民も皆無のゼロからスタートの方がマシだろう。マイナススタートだぞこれ。流石にここから快刀乱麻に問題を解決して、とは行かずに生存ギリギリの綱渡りをえっちらおっちら歩くことになる。もはや改善の余地も余裕も余力も何もなく、知識チートとか使う段階ですらなかったもんなあ。これ、先住民がいなかったらどうあっても詰んでたぞ。
読了日：10月31日 著者：赤村 咲
読書メーター
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