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看板娘はさしおさえ 45   

看板娘はさしおさえ (4) (まんがタイムKRコミックス)

【看板娘はさしおさえ 4】 鈴城芹 まんがタイムKRコミックス

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誰か、誰か! このエロお母さんをなんとかしてくれ!
口をひらくとエロネタと下ネタしか出てこないじゃないか、このお母さん(笑


看板娘はさしおさえも、ついにこの巻をもって最終巻。うーん、まんだむ。
改めてシリーズ全部読みなおして一言。
傑作!

同じ鈴城芹著の【家族ゲーム】がタイトルとは裏腹の恋愛群像劇だとすれば、こちらの【看板娘はさしおさえ】こそ、正真正銘のほのぼの家族モノ。
冒頭カラーページでの、幽霊の十世が家族に加わってからの、お父さんお母さんサエちゃんの家族間の関係の変化。それぞれ個人の変化に想いを馳せ、お父さんが思う、うちって十世ちゃんが来てはじめて完成する家族だったんじゃないかな、という感慨に、なんだかジーンと来てしまった。
とかいってるうちに、夜の営みがダイエット代わりだぜ、え? もしかしてうちって激しすぎ? キャ! みたいなことを言い出すお母さんのせいで台無し。だから自重しろ、桜子さん。
だいたい桜子さんが主軸の話の四コマのタイトルに「児ポ法」の単語が乱舞しているのは如何なものなんでしょうか、お母さんww
これで、電機機器メーカーの敏腕営業マンなんだから、人は見かけによらず。なのに、なぜかしょっちゅう自宅の質屋に顔見せてるんですよね。お母さん、いつ仕事行ってるんですか? というツッコミをたびたびされてたら、そのうち神出鬼没が売りになったらしく、登場してきた後輩いわく、どうしてずっと会社にいるのに営業成績いいんでしょうか。って、家にも会社にもずっといるってどういうことだよ(笑
どうやらお母さんは四、五人同時に存在しているか、各所に遍在しているらしい。まあ、夜は欠かさずお父さんの寝床にもぐりこんでいるようだけど。
発言からすると、ほとんど毎日やってるんじゃね、この夫婦w
呑気そうに見えるお父さんだけど、あれで夜になるとケダモノになるんだろうかw

そんなお母さんだけど、ときどき十世ちゃんが見せるお父さんへのラブい態度に対して、小娘みたいなやきもちやくのが、また可愛いんだ。この人、恋愛が遅かったお陰でそっち関係まだまだ現役というか、少女っぽいんですよね。デレデレしないようにお父さんにチクチク釘さしたり、拗ねたりむくれたり。母親らしい変な余裕とかは全然なくって、そのへんが可愛らしいんだよなあ。

そんな順風満帆、これからもずっとこんな賑やかで幸せな日々が続くと思われた早潮家にも、大きな転機が訪れます。
感動感動、涙涙、でもやっぱりおっとりおとぼけのクライマックス。
是非是非、堪能してください。

BLACK BLOOD BROTHERS 10.銀刀出陣5   

BLACK BLOOD BROTHERS10  ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 銀刀出陣― (富士見ファンタジア文庫)

【BLACK BLOOD BROTHERS 10.銀刀出陣】 あざの耕平/草河遊也 富士見ファンタジア文庫

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カーサがワインに語る香港聖戦前夜。どうしてアンヌがカーサを誇り高き子と讃えて死んでいったのか、九龍の血統がどうして生まれたのか。どうして、カーサが裏切ったのか。その真相が語られる過去語り。
うん、なんでアンヌがカーサにあんなことを言って死んでいったのか、今ならその哀しみも誇らしげに思う気持ちもよくわかる。
もし、彼女がこの世にただ一人の孤独な混血児のままだったら、逆にカーサは九龍の血統にならなかったのだろうと思う。そうなると九龍の血統自体が生まれることがなかったのかな。
彼女が自分のような混血児の扱いを象徴とする世の歪み、世の矛盾と戦う事を選んだのは、自分を守るためじゃなく、自分じゃない誰かを守るためだったわけだ。
人間たちの世界が激動の変化を迎える近世。皮肉にも、ジローがアリスと契りを結び、カーサやケヴィンたちとともに歩んだこの百年こそがもっとも世界が激しく動いた百年であり、その激変に対して夜の世界はついていけず停滞し、淀み凝り煮詰まりつつあったと、ウォーカーマンは語った。
昼と夜は乖離を続け、おそらく両者の関係の破綻は時間の問題だったのかもしれない。
世界は変革を求めていた。そして、吸血鬼の始祖とは、世界が求めるからこそ生まれる存在なのだという。
今ある世界と戦う意思。自分を苦しめたものを自分ひとりに留めるために、初めて得てしまった家族を守るために、世界に抗う意思を得たカーサと運命が邂逅した瞬間、九龍の血統は生まれてしまったわけだ。

その結果、香港聖戦が起こり、世に吸血鬼の存在が知れ渡り、そして十年を経て特区インパクトが起こることになる。

確かに世界は変わりつつある。停滞は消し飛び、人間と吸血鬼の関係は劇的ともいうべき変化を迎えつつある。
九龍の血統は、世が求めた役割を見事に果たしたのだろう。
でも、変わりつつあるその世界の中に、はたして九龍の血統の居場所はあるのだろうか。
自分の存在の拠り所なく、寄る辺なく、孤独に飢え、常に家族を求めていたものたち。自らを家族と称し、自らの居場所を探し続けるものたち。
混血の名のもとに、すべてを飲み込み、孤独を隔てる壁を取り払おうとするものたち。
皮肉なことに、彼らが求めたゆえに訪れつつある変化した世界は、彼らを敵対者として、存在を許されぬ害悪とて、根絶すべき病根として滅ぼし消し去ろうとしている。
用済みだから消されるのか? 九龍の血統はただ触媒として用意されただけの使い捨ての駒に過ぎなかったのか?
彼らは乱を求め、戦うことで腐った不平等の平和を打破し、自らの居場所を勝ち取ろうとしている。でも、その果てに彼らの求める安息の地はあるのだろうか。
黒蛇が与えた禁断の果実によって、楽園を追われたアダムとイヴ。
求める未来に楽園は在るのか。それとも、今家族で集うこの現在こそが楽園なのか。それとも、おのおのが決別し捨て去った過去こそが楽園だったのか。
黒蛇カーサ。彼女が求める真の楽園はどこにあるのだろう。

彼女がひたすら見つめ続けた視線の先にいた男。望月ジロー。
彼女が決別の前にジローと語らった一夜の出来事。そこでどんな会話がかわされ、どんな想いが交錯したのかは夜の闇に沈んだまま、各々の心の奥に大切に仕舞われたまま、明らかにされることはないのだろうけれど。
ただ、彼女の秘められた想いは、思っていたような偏執的な歪んだものとはかけ離れた、とても尊く誠実で、他人が口出ししていいようなものではない、神聖なものなのだと、今は思う。とても、哀しいことだけど。


世界が動いている。
特区を占拠する九龍の血統をせん滅するため、昼の世界と夜の世界が手を結び、圧倒的なまでに燃え広がる炎のように、戦いの機運は盛り上がっていく。

でも、ずっと違和感があったのだ。
世界各地から、鳴りを潜めていた多くの血統から絶大な力を秘めた吸血鬼たちが集い、人間たちの組織力がそれをバックアップする。
戦いは、間違いなくミミコたちの勝利に終わるだろう。
でも、この流れに、ずっと違和感があったのだ。

まるで、弱者と自らを謳う九龍の血統を、生贄のように圧倒的なうねりの中に押し流そうというこの流れが。

特区インパクトからミミコがメイデンと呼ばれ、息をのむような怒涛の流れで生まれ変わっていく世界の姿に打ち震え、感動に胸を高鳴らせていた身でこういうことを言うのは矛盾かもしれないけれど。

お前たちは、違うだろう、と。思ったのだ。

この戦いの決着をつけるのは、こんな世界の流れなんかであるべきじゃない。戦いの帰趨を、よそから送り込まれてきた血統の派遣軍なんかにゆだねていいわけがない。
因縁も、愛憎も、そこにはなにもないじゃないか。
そう、よそ者だ。所詮は部外者なのだ。彼奴らは、九龍の血統の連中のことなんか何も知らない。彼らとミミコたちが、どういう想いを交錯させ、戦ってきたかを、知る由もない。
もちろん、尾根崎たちの尽力や、各血統たちの変革への決意を否定するわけじゃない。実際に特区の中で戦うレジスタンスたちの現状を無視するわけじゃない。
彼らはとても正しい。やるべきことを、限界を超えた力をもってやり遂げようとしているその姿は、眩しく誇らしく、素晴らしいものだ。

でも、違うと思ったのだ。こんな形で、この動乱を治めることは違うのだと。

まったく、ぐうの音も出ない。
びっくりするくらいにあざのさんは、この違和感を明確に読んでるこっちに突きつけ、そして打ち破ってくれやがった。

そう、この戦いの決着は、世界の流れなんかじゃなく、彼らの手にゆだねられるべきなのだ。

最終巻は、続けて来月に送り込まれてくる。
願わくば、一人のダンピールの少女に明るい未来を与えんことを。
それこそが、きっとすべての人の救いへとつながるはずだから。

万感の思いを胸に、五月を待つ。

世界平和は一家団欒のあとに 7.ラナウェイキャット5   

世界平和は一家団欒のあとに〈7〉ラナウェイキャット (電撃文庫)

【世界平和は一家団欒のあとに 7.ラナウェイキャット】 橋本和也/さめだ小判 電撃文庫

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前巻の感想の締めで、そろそろ弟くんの話をして欲しい。女絡みだと面白そうなんだけどなー、と言ってたら、ピッタリそういう話が送られてきましたよ、いぇい♪(笑
というわけで、星弓家の中で一番出番らしい出番もなかった弟・刻人が主人公の話がきましたよ、の第七巻。そして、新たな嫁登場(ww

いやぁ、もう最高だなこの兄弟は。なんでこんなにカッケぇの? と武者ぶりつきたくなるくらいに格好良い。惚れそう。
この兄をして弟あり。今まで事件に絡んでくるのはだいたい姉ちゃんズか妹ばかりで、唯一の男の兄弟である弟の刻人に関しては人柄については描かれていたものの、深く絡んでくることもなかったのでそのキャラクターについては通り一辺倒のものしか見えてなかったんですが、こうして事件の中心人物として絡んでくると、確かに言われていた通りの人柄だったんですけど、それ以上に実感したのが、もう間違いなくこいつ、刻人の兄弟だわ、というところですか。
もう、そっくりじゃないですか。
性格や考え方の違いはあろうとも、あのオヤジ殿を含めて星弓家の男どもはその根底部分で魂が一緒としか言いようがないね。一本芯の通し方がどう見ても一緒なんだから。なんという背中で語れる男ども。

なんで、<運命>だか<世界>だかが、世界の危機ってやつと星弓家の面々を引き合わせようとするのか、今回のエピソードでなんとなくわかった気がするかも。もしその<運命>だか<世界>だかが、機械的に、もしくは能率的、効率的と言ったらいいか。単純に世界の危機を回避させようとしているなら、もっと相応しい人材がいると思うんですよ。それこそ、非情なほど冷静に、何の斟酌もなく世界を救うためにリスク少なく最善の行動をとれるような正義の味方が。
ところがどうしてだか<運命>とやらは、わざわざ世界の危機を星弓家に持ってくるんですよね。ともすれば、世界を救うことよりも身近な人たちの心や想いを守り助けることを優先してしまうような、あの一家に。
だとしたら、つまりそれが<世界の選択>なんじゃないですかね。
もし世界を救うことだけを考えるなら、たとえば今回のケースなど、あの黒服たちの主張の方が正しいわけですよ(やつら、無能なので余計事態を悪化させてた傾向がありますけど)。ところが、<世界>が事態解決のために世界の危機の中心に引き合わせたのは、星弓刻人であり、軋人の兄弟だったわけです。こりゃあもう<世界>がね、こう言ってるも同然じゃないですか。自分と同時に、その娘も助けて見せろ、ってね。
軋人の双子の妹の一件もあって、この<運命>ってやつは冷徹無情なもののようなイメージがあったんですが、最近はあんまりそう思わなくなってきたかも。なんかね、わざわざ星弓家にばっかり世界の危機を救う役割が割り振られるのは、<世界>が星弓家のやり方を気に入って、信頼してるからなんじゃないかなーと思えてきたんですよ。
惚れてるんですよ、きっと。好きなんですよ、きっと。<世界>だか<運命>だかも。あの一家のことが。

それにしても、毎回毎回感心させられるのが、あの家族間の昔のエピソード。今回についてはあれだ。秘密基地と猫の話。本来世界の危機という大スケールの話が、毎回毎回なんだかんだと日常の延長上にある家族のお話としてまとまってしまうのは、この過去の回想シーンが非常に大きな意味を為しているように見えるんですよね。
傍目からみたら決して特別な出来事ではない、けれど家族・兄弟の間では忘れられない大切な思い出の一ページ。家族の間にある絆の原風景が、そこから広がってるんですよね。そして、どんな大きな大事件も最終的にそこに収束していく。

「猫、いっしょに埋められなくてごめんな」

この軋人が刻人に告げたセリフ。事件には何の関係もないはずなのに、この言葉こそがこの物語における真だったんですよね。もう、このシーンでこのセリフが出てきたときには、泣きそうになってしまいました。そして、この兄弟に惚れた。

しかし、刻人は軋人に比べて真面目で頑固で融通がきかない分、逆に言うと素直だったなあ。柚島と軋人の二人がいつまでたっても素直になれず進展がない(そのわりに環境は順調に整っているのが笑えるが)のに比べて、刻人と梢は見事なくらいに上手くいきそうな気配でニヤニヤ。この少年、意図せずけっこう恥ずかしいことを平気で口にしそうで……いや、それは彼を見縊ってるか。意図せず、にではなく完全に理解して気障なセリフを吐きそう。もっとも、それを恥ずかしいものと思っているかどうかは怪しいけど。梢に対しても、随分サラッと言っちゃってたしなあ。
梢もこれ、喰わせ者の少女だから変にあたふたはしないだろうけど、柚島みたいに尻に敷く、とはいかなさそう。でも、猫属性っぽいから、甘え上手ではありそう。ちなみに、梢はキャラデザインから性格まで、もろにストライクゾーンでした、御馳走様w
うーん、なんででしょうね。弟に恋人っぽい人が出来ました、ってだけなのに、星弓家にまたひとり、家族が増えた感じがして妙に嬉しいやら楽しいやら。
なんで他人様の家族の様子にこんなに一喜一憂してしまうのか。もうべた惚れだな、これ。

機工魔術士 -enchanter- 195   

機工魔術士 -enchanter- 19 (ガンガンWINGコミックス)

【機工魔術士 -enchanter- 19】 河内和泉 ガンガンWINGコミックス

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やっぱ、メルクーリオはかっちょいいんだよな。機工魔術士に登場する女性陣はなんだかんだとみんなイイ女なんだけど、その中でも一際際立ってるってのは凄いと思うんだ。悪魔時のメルの人気って大したものだったらしいから、それに取って代わって出てきた以上、半端なキャラクターじゃいられないというのもあったんだろうけど、本来なら被害者にも関わらず、悪魔メルと親しんだ人たちから見たら、悪魔メルを消滅させた加害者という複雑な背景を持つキャラという立場を逆手に取って、キャラ立ての錬磨がえらい深度になったからなあ。
この作者って、キャラの掘り下げに全くというほど手抜きせず、偏執的と言ってもいいほどその生き方の方向性を探究し続けていくもんだから、キャラの立脚点の難易度が高けりゃ高いほど、物凄い事になっていくんですよね。メルクーリオやパラケルススはその典型。晴彦の場合は主人公だし、リアルタイムで難易度乗数倍されていったからこそ、クライマックスのあの盛り上がりになったんだろうしね。
サディストで傍若無人、天上天下唯我独尊を地で行くようなメルクーリオだけど、まいったことにこれで面倒見が吃驚するくらいに良かったり、気遣いや繊細な心配りが尋常でなく行き届いていたり、パラケルススの善行が本質的に我儘に基づいているのと少し違って、こっちは素直に「本質的に優しい、良い人」なのは、多分間違いないかと。その発露の仕方が横暴だったり嗜虐的だったりするのは、まあ性格的なものもあるんだろうけど、なによりその多大な自信が振る舞いや行動に他人の有無を一顧だにしない態度に表れてるんだろうなあ。自分の生きざまに確信を抱いた上で邁進しているというか。それでいて、カリオストロみたいに近視眼的な自己中に陥っていないのは、自分の生きざまに確信は抱いていても、それを絶対ししていないところか。一顧だにしていないようで、他人の考えや感情を実に丁寧に汲み取り、自分の考えの一方的な押し付けではない、相手を尊重した手助けをしてくれるし。まあ、譲らんところはこれっぽっちも耳貸さないで譲らないみたいですけどw
自分の確信が確定的なものではなく、あくまで過程。自分が成長途中であるものだと自覚しているのも、その柔軟性の正体か。今回の話<エチカ>なんか、その集大成みたいな話だもんね。よくもまあ、これほど【メルクーリオ】そのものな話、組み上げたもんだと呆気にとられる。
よっぽどの自分の作ったキャラクターを隅々まで理解してないと、こういう出力の仕方はできないと思うんだけど。骨先生のエピソードといい、十全に自分のキャラクターを(しかも生きたキャラクターを)掌握しきってるのは、ほんとにすごいなあ。

ちなみに、私、カコ姉が大好きでござんすw
あそこまでカッ飛んだキャラも、そうそうお目にかかったことはござんせん。
マナに、しっかり失恋させたか。結局、随分出番目減りしちゃったけど、うーん、もう少し活躍させてほしかったかなあ。押しが足りなかったな、押しが。


んで、最後の最後のエピソード。
ユウカナリアは、こっちは失恋じゃなくて別離の物語か。あれは空気読んでるようで、全然読んでないよなあ。バカだなあ(苦笑
フルカネルリとの別離を現実のものとして飲み込んだら、晴彦から離れようとしてしまうあたり、結局のところフルカネルリ=晴彦という認識が根っこのところにこびりついてたってことなんでしょうかねえ。別に、ユウカナリアと晴彦の絆が、フルカネルリとの別離によって断たれるわけじゃないのに。
いや、正しい男女関係を考えるなら、無事に結ばれた晴彦と優香姉からユウカナリアが離れるというのは、当然のことかもしらんのだけど。ユウカナリアが離れようとした理由は、どうもそういうのとは違ったっぽいし。
二人とも、お互いの関係についてはっきりしないことで納得しちゃってるんだけど、あのシーン、なんか好きなんですよねえ。何事も明瞭にすりゃいいってものじゃなくて、なんとなくそこにあるものとして曖昧なまま捉える結論、というのも、むしろ良かったなー、と思うわけですよ。
変に三角関係にせず、こういう着地点としたのは、この作品らしくて良かったなーと。

うん、こういう小難しく物事を掘り下げて、グルグルぐにゃぐにゃ捏ねまわして造形していくような作品って、苦手な人もいるかと思いますけど、私にとっちゃびっくりするくらいに性に合って、つぼにはまる作品でした。巻を重ねるごとに読んでるこっちのテンション青天井だったしなあ。
最高傑作でございましたよ。ごちそうさまでした。お腹いっぱいです、ありがとうございましたっと。

7月には新作も出されるみたいだし、楽しみ楽しみ。

機工魔術士 -enchanter- 185   

機工魔術士 -enchanter- 18 (ガンガンWINGコミックス)

【機工魔術士 -enchanter- 18/19】 河内和泉 ガンガンWINGコミックス

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機工魔術士、ホントのほんとの最終巻。本編終了後に番外編を以って結末とする、という話は聞いていたものの、まさか番外編が二冊出るとは思わなかったですよ、しかも同時に(苦笑
いや、これこそ嬉しい悲鳴か。この傑作の余韻は出来るだけ長く浸っていたからなあ。

というわけで、番外編第一話は骨先生ことパラケルススのお話。このオッサンの過去の回想見てる限りでは、本質こそ変わらないもののただの人間の頃はやっぱり今よりはスレてなかったんだよなあ、と思ってしまったわけだが、あれでスレてないって今はどれだけスレてんだよ、と。でも、悩み方が分かりやすいというか、今が分かりにくすぎるというか。単に、過去編ではパラケルススの内面描写をじっくり描いてくれているから、彼の懊悩と思索が生々しく伝わってくるだけで、今だって探求の深度こそ深まったものの、その方向性は一切変わってなさそうだしなあ。
若者であるが故に、まだまだ生きることへの探求の方向性がシンプルな晴彦たちと違って、やっぱりパラケルススのそれは一言で言い表せない複雑怪奇な代物で、だからこそじっくり観察すればするほど興味深いんだ。面白い事に、この人ってどうにも自分の中に物事への結論というものを出そうとせず、曖昧なままにしておくことにしている気がするんですよね。ユウカナリアに対する気持ちとか、医者としての生き方とか。もちろん、ベクトルは確固として顕在してるし、譲る部分譲れない部分というのは非常に明確にあるんだけど、答えを曖昧にしているせいか、変に枠組みを作って行動思考が窮屈にならず、とても自由に、流れるように生きてるように見えるんですよね。傍目には傍若無人、無軌道、フィーリングの赴くままに好き勝手しているようにも見えてしまうわけですけど。
まだ人間だった頃の彼を見てると、本来はもしかしたらとても窮屈でガチガチに固まった生き方しか出来ない人間だったように見えなくもない。自由人とは一線を画してるんですよね。社会の秩序や倫理には縛られてないけど、自縄自縛、自分の生き方に縛られてる、みたいな。もしこれで、このまま彼が自分の中に結論を有して、それを至上とする人になってたら……それがカリオストロだったのかもしれないですね。

しかし、骨先生はアダルトだよなあ。というか、今回この巻かなりエロいんですけど。ユウカナリアなんか剥かれてるし、回想編ではもろにエッチしてるシーンあるし(絵では描写してないけどw
あのアイちゃん、マジ骨先生の実子だったのか。そして、彼女の中ではユウカナリアはマジで次のお母さん候補なのか。

18巻の第二話は、ようやく想いを通じ合わせながらも、今までの関係を急に変えることもできずに戸惑う晴彦と優香のお話。
平穏な日常に戻って、改めてこの二人の関係を眺めてると……前途多難だなあ、と苦笑いが浮かんでくる。二人の恋愛ってまだまだ始まったばかりで、まだ解消できてない齟齬が実は山ほどあるですよねえ。男子三日逢わずな刮目して、の言葉にあるように、優香が気づかないうちに晴彦が心身ともに吃驚するくらいに成長してしまっていて、並みの人間が味わえない経験をたっぷりしてきた晴彦は、優香が幼い頃から知っている彼のイメージと大きく変わってしまっていて、見てたらなんか優香姉、晴彦に対して劣等感とか引け目みたいなものを感じてるっぽいんですよね。それに対して、晴彦の方は今まで通り幼い頃から自分の面倒を見てくれていたお姉さんで、先生で、恋人同士になったというには最初の段階から認識や感情のスレ違いがえらいことに。
この二人、幼馴染というわりにはお互いがお互いをどう思ってるとか、全然分かってないしなあ。その割に、気心が知れてる分、言葉が足りなくなってるし。
両方とも押しが強い方じゃないし、実はユウカナリアが二人にちょっかい掛けてた方が、上手いこと進展するんじゃないかと思ってしまうくらいに。ところが、ユウカナリアといえば変に空気読んじゃって、二人の関係からは妙に距離置いてるからなあ。
今回は晴彦が勇気出して踏み込んだおかげで(偉い!)、幾分か齟齬が解消されたわけだけど……これからもなかなか大変そうだわなあ、これ。

ところで、あとがきを読む限り、この後本当は二人の初えっちがあった予定だったのかしら? あの滅茶苦茶えろい妄想の一コマは、その名残か。
骨先生のエピといい、今河内さんがエロマンガ描いたら、えらいエロいのになりそうw

19巻の感想はまた後ほど。

カンピオーネ! 3.はじまりの物語5   

カンピオーネ!〈3〉はじまりの物語 (集英社スーパーダッシュ文庫)

【カンピオーネ! 3.はじまりの物語】 丈月城/シコルスキー スーパーダッシュ文庫

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いやー、自分、ちょっと勘違いしてたかもしれない。エリカと護堂の関係だけど、エリカの方はベタ惚れでも護堂の方はまだ惹かれてはいても、本当の意味でエリカに恋愛感情を抱いていないんじゃないかと疑ってたんだが。
二人の出会いのエピソードを見る限り、これって実は護堂の方が一目惚れだったんじゃないのかしら?
もちろん、一目見た瞬間から恋に墜ち、心奪われた、なんてことじゃないんだろうけど。まあ、この辺は異論反論あるだろうし、自分も自信ないので強く主張は出来ないけど。実際、このあと大喧嘩がはじまって第一印象最悪になってしまうわけですからねえ。

とはいえ、現在のエリカに迫られてる状態に対しての護堂の本音を見てると、とりあえず護堂は護堂でエリカに惚れてるのは間違いなさそう。既に陥落寸前だし。自分が彼女に惚れてること自体も、ある程度認めてるみたいだし。
それでなお抵抗を続けてるのは、彼自身が主張している「二十歳にもならない若い身空で将来を決定づけられたくない」という理由以上に、この少年の負けず嫌いな部分が作用してるんじゃないのかなあ。
話を追ってくと、物事に対して客観的に見ているようで内面的には非常に負けず嫌いな性格であることが明示されてるわけです。そんな彼が、エリカの強圧的な好意の猛襲に対して、無様に屈し籠絡されメロメロの幸せ状態に墜ちてしまうことを、素直に受け入れられないんじゃないかと思われるわけです。形はどうあれ、それはエリカに「負け」てしまうことになりますしねえ。だから、ああやって無駄な抵抗を続けているわけで。
この二人の関係が苦笑モノなのが、どうやらエリカはエリカで無意識か意識的にかはわかりませんけど、護堂がどうして自分の行為を素直に受け取らないのかを理解しながら、敢えて強硬に押しまくっているところでしょうか。
この少女、エリカはエリカでとびっきりの負けず嫌いなんですよねえ。だからこそ、真っ向から護堂を誘惑し籠絡し、首根っこをねじ伏せて自分の行為を受け取らせようとしている。護堂が抵抗するもんだから、余計に喜々として。
これって、形こそ変ですけど、相思相愛の恋人同士がイチャイチャしてるのと大して変わらんよなあ(苦笑
この二人の関係って、ちょっとエリカが引いて見せたらすぐに決着ついちゃう関係ですよ、っていうのは前巻でも言ったか。エリカがそういう態度見せたら、絶対護堂はあわててエリカのこと追いかけてくるに違いないんだから。この野郎は迫ってくるから逃げてるだけで、実質エリカにベタ惚れなんだから。この、贅沢なやつめ。
でも、エリカは明らかに今の状態を楽しんでるからなあ、始末に負えない。

と、二人の関係についてツラツラと書いてしまったわけですが、話の方は何の力も持たない一般人だった護堂がいかにして神を殺し、カンピオーネとなったのか。いかにしてエリカと出会ったかの、はじまりのお話。
まあ、前々からなんの力ももたなかった護堂がどうやって神を殺したのか、という疑問も去ることながら、彼の性格からして神だろうとなんだろうと【殺して】【奪う】なんて行為がいささか不自然というか、似合わないものだったから、どうして神殺しなんて真似をすることになったんだろうと、不思議だったのですが……なるほど、実に彼らしい理由じゃないですか。
ヤバいなあ。やっぱり惚れそう。カンピオーネとしての力があろうがなかろうが、彼の本質は何一つ変わってないわけか。
彼が殺すことになる軍神ウルスラグナと護堂の不思議な関係。被害を食い止める、という倫理に基づく理由づけ以上に、護堂の中にあったのは独りの少女を守ることと、刹那の邂逅で育んだ友情と敬愛を大事にすることだったわけだ。
出会った当初は護堂の事など眼中になかったエリカ、というか感情的にはマイナスのところからはじまった二人の関係が徐々に狭まっていく描写も良かったなあ。
今となっては、護堂に対して気心の知れた態度を取るエリカだけど、昔の反発を覚えながら徐々に惹かれていく姿、照れたり怒ったり、自分の感情を持て余すような態度とか、なかなか新鮮でこれがまた可愛いんだ。
そりゃあ惚れるわなあ。なんの力も持たないくせに、たった独りで真っ向から神に挑む愚か者。エリカ・ブランデッリは傲慢で高飛車でプライドの塊みたいな少女だけど、その実弱きを助け強気を挫く、誇り高き騎士の中の騎士みたいな高潔な魔女であるわけです。そんな彼女であるからこそ、護堂みたいなバカには惚れちゃうよなあ、と。
今でこそ、隙あらば熱烈なキスを求めてくる彼女ですけど、最初は初々しかったのねえ。あれくらいで真っ赤になって照れまくる彼女というのは、何度見ても新鮮だ(笑

うーん、やっぱりこのシリーズは滅茶苦茶面白い。
次回、再登場の面々もいるようだし、まだ出てきていないやつらにもとびっきり癖のあるやつが多そうだし、何より個人的には神話解釈の蘊蓄話が面白くて仕方無い。さらに盛り上がってきそうだし、これからも期待大ですな。おすすめ。

ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック!5   

ROOM NO.1301 #11  彼女はファンタスティック! (富士見ミステリー文庫)

【ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック!】 新井輝/さっち 富士見ミステリー文庫

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ど、どぎゃああああ!(大爆笑

後日談のあんまりと言えばあんまりにもROOM NO.1301的すぎる物凄いハッピーエンドに引っ繰り返ったサ!!
これって、つまるところホタルの完全勝利で、ある意味親の仇を子が討った、みたいな形になるのかなあ。

主人公である健一の、常人とどこかズレた常識、倫理観は最後まで一貫して……変だったなあ。
この人のセックスという行為に対する考え方というのは、いったいなんだったのか。千夜子という普通の恋人がいるにも関わらず、幾人もの女性と肉体関係を結んでいく、という表面上だけみると単なるスケコマシなんだけど……。セックスという行為をスポーツ的なもの、気軽に遊び感覚で行うような軽いモノとして見ているわけではないんですよね。かと言って、普通の人が常識的に受け止めているような、重大で人間関係に凄まじい激震を与え、太いきずなを結び、あるいは他者との関係を破壊してしまうような、とても大変な行為、とも捉えていない。
在る場面では、ホイホイと関係を結んでしまうくせに、ある場面では徹底的に関係を結ぶことを拒んでいる。
快楽を求めて行っているようでもない。実際、ヤッてる最中は野獣化することはたびたび描写されてますけど、快楽を求めて関係を結ぼうと自分から求めるようなことは、最後までなかったんですよね。
かといって、無軌道に流されるまましていたわけでもない。綾さんとはしばらく何度も求められても拒んでましたし、日奈のときなんか激怒してはねのけてる。
どうやら、健一には彼なりのしっかりとした一貫性のある考え方があるみたいだったんですよね。本人がその一貫性を自覚して、判断し、行動していたかは怪しいですけど。
んで、ずっと考えてたんですけど。どうも健一はこのセックスという行為を無意識に一つのツールとして捉えていたんではないかと。
相手に幸せになってもらうための。
そう考えると、どうして恋人であるはずの千夜子とは最後まで肉体関係を結ばなかったのか。日奈の求めに対して、あれほど激しく反発したのか。綾さんと、途中何度も拒みながら、そのまま最後まで拒むでもなく、のちにもう一度関係を結ぶことになったのか。
有馬冴子と、あれほど抵抗感なく毎晩のようにセックスしていたのか。
狭霧の要求に、抵抗しきれなかったのか。
なーんか、ほとんどのパターンで健一のルールが明快に見えてくるんですよね。
微妙なのは、錦織さんのあれだけか(苦笑

と、そうしたパターンから唯一外れる例があって、それがホタルとの情交だったんですよね。あれだけは、他の人との関係と明らかに違っていたわけで。健一が唯一と言っていいほど自分から求めた関係であり、その関係が破綻するまでの間の浮かれ方、破綻後の落ち込み方を見る限り、私は健一が唯一ちゃんと恋をし、愛を交わし、普通の男らしく好きになった女が、このホタル――実の姉である蛍子だったのではと、考えていたんです。
結局この二人の関係は、両親に見つかり、決定的な形で引き裂かれて、否応なく終わってしまった、と思ってたんですけどねー。
なにしろ、ホタルは別の男と結婚しちゃったわけですし。

それがそれが。
徐々に話が進むにつれて、ホタルが身籠った子供がどうやら、ダンナの子じゃないと匂わされたり。
なんと、その事実を旦那の圭一郎さんは承知だったという驚愕の真実が明らかになったり。
そもそも、この二人は世間体のために共謀した偽装夫婦だったり。
健一とホタルの父親の、秘められた過去が明らかになったり。

と、あれ? あれ? あれ? と思うような事実が重ねられてきた挙句に

あの後日談ですよ(苦笑


一番怪しかった、有馬冴子への健ちゃんの気持ちは、有馬冴子本人が同情心だった、と位置付けて、逝ってしまいましたし。真実はどこにあったかわかりませんけど。心の問題ですし、相手がこの世から去ってしまった以上は決して明らかにならない問題でもあるのですから。冴子が、健ちゃんの心を同情だったと固定して去っていった姿は、彼女が彼の事を本当によく理解していたのが透けて見えて……切なかったですねえ。
冴子の方はどう思っていたのか。これも、最後までよくわからなかったですけど。好きだなんだ、というのはもう通り越していたんでしょうね。一度死んだ彼女の心に、もう一度生を与えたのは間違いなく、健一との出会いであり、あのマンションの十三階での生活だったのでしょうから。特に名前をつけなくてもいい、掛け替えのないものだったからこそのあの態度、と思ってしまいます。


どこか空虚で、自己の意識が薄い健一。彼が常に自分の在り方と他人との関係、コミュニケーションに自問自答を続けているのは、それだけ自分という存在の確かさが不安なのか、それともそうして曖昧で形のない<自分>や<他人>や<人間関係>というものを理解しようとしていないと……寂しさに挫けてしまいそうになってしまうからか。

あの十三階の人たちは、そんな健一に共感し、理解し、受け入れることで彼の傍に寄り添うことが出来ていたんだろうけれど、でもそのままではいられないことは、みんな分かっていたから、いずれあの部屋を出ていくことが皆の中で前提として横たわっていたのでした。
立ちあがれないほど傷ついて、顔も上げられないほど落ち込んで、人として生きていけないほどに崩れてしまった人たちが辿りついたあの13階。そこで、皆は自分とは全然違う、とてもよく似た魂の人たちと出会い、寄り添うことでもう一度人間として生きていくための息吹を呼び込んで、でもだからこそそこから出ていかなければならなかった。
千夜子は、多分健一には本質的な意味では寄り添えない人なんでしょう。きっと彼を永遠に理解しようと努力し続けながら、永遠に理解できずにいる人。でも、それが不幸なのかと言えば、健一にとっても千夜子にとってもそんなことはこれっぽっちもなくて。
千夜子と健一はどうしようもない断絶によって隔てられた明確な<他人>同士であるからこそ、きっとこれからもずっと一緒にいられる存在なのでしょう。多くの人たちが、健一と千夜子は一緒にいるべきだ、なんて口ずさむのは、みんなそれがわかってるからなんだろうなあ。

こう言っちゃなんだけど、健一って結局何も変わってないんですよね。その本質は一切変わってない。その考え方の異端さも、何も変わってない。だから、きっと必要があれば、これからも誰かとえっちするんでしょう。それは、ちょっと疑えない。千夜子は、大変だぜ、これ。


と、表の決着は見事に千夜子さんが正式に公式の恋人として、健一に認めさせたわけですけど。
あの後日談見せられると、ねえ(苦笑

やっぱり、ホタルの大勝利、だよなあ、これは。
恋愛がうまくない、とか言いつつ、健一は見事に、恐らくは彼の生涯唯一の恋愛を、成就させたわけだ、この野郎(笑

まあ、長らくホタル派だった自分としては、望外のラストだったのでした、っと。
まったく、不思議で変でけったいで、でも真摯で奇妙な生真面目さで綴られたおかしなおかしな青春譚でした。ミステリーっちゃ、これほどミステリーだった話もなかったなあ。でも、忘れられない強烈な話でもありました。
奇作にして怪作だったなあ、ほんと。

レンタルマギカ 旧き都の魔法使い4   

レンタルマギカ  旧き都の魔法使い (角川スニーカー文庫)

【レンタルマギカ 旧き都の魔法使い】 三田誠/pako 角川スニーカー文庫

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みかんは将来、超ド級のイイ女になるよなあ、と再認識。なにしろもうすでに現時点で十分イイ女なんだから。十歳に満たない年齢ながら、過酷な宿命の元に生まれ、多大なコンプレックスに苛まれながら、それらを克服し、なおも将来に厳然と立ち塞がる運命に立ち向かう事を覚悟しているだけあって、幼女とは思えぬほど他人の苦しみに敏感で、そっと寄り添うように癒してくれるんですよね。その聡明さが小賢しさではなく優しさや思いやりの細やかさに流れ落ちているのは、この少女の掛け替えのない美徳に思えるわけです。長く猫屋敷が彼女の事を保護してきたわけですけど、彼は彼でどれだけこの小さな女の子に心救われてきたのかと言うのと、実感させられる今回の話でありました。誰よりも魔法使いらしい魔法使いとして恐れられ、憎まれてきた猫屋敷を救いあげたのは、かつての<アストラル>だったのでしょうけれど、その<ホーム>が失われたあとの彼を支え続けたのは、間違いなくみかんだったのですねえ。
以前、絵本形式で、アストラルが猫屋敷とみかんの二人きりだった頃を描いた話がありましたけど、これを読んだあとだとまた一味違った感慨が湧いてきます。
しかし…最近はみかんのお気に入りはオルくんことオルトヴィーンなんだと思ってましたけど、みかんの本命カップリングはやっぱり猫屋敷の方になるんかなあ。

というわけで、今回の舞台は古都京都。サブタイトルで、敢えて古い都ではなく旧い都としているのは、ちょっと意味深。
そして、京都こそ、猫屋敷が元いた魔術結社が本拠とする土地。
前々から猫屋敷だけは、メンバーの中でその実力の底が見えていない感があったのですが、この人本気で凄まじい来歴の人だったんですね。これまで、この作品ではたびたび魔法使いと言う生き物が魔法の探求という狂気によって成り立つ存在であることが示されてきたわけですけど、猫屋敷蓮という青年の存在こそ、その狂気の産物の一つの究極ともいうべきもので、その背に負うものもそれだけ飛びっきりのものだったんですよね。魔法使いってのは大概、背負いきれないものを背負ってるものだけど、この人のそれはホントに救いようがないからなあ。よくぞ、今みたいなまともな人格を持つに至ったと、彼の過去を見せられると思わずにはいられない。
現在もなお、その根底には怪物としての彼が横たわっているのは、時折見せるその横顔からもわかるのだけれど、でももう彼にとってそれが本質足りえないのは、いつきの彼への絶大な信頼の言葉からも伝わってくるのです。
いつきのあの言葉は、正直感動させられたなあ。単純な行動の是非ではなく、彼がたとえなにをしようとも、それを受け入れることが出来る、受け入れられないことはあの人は絶対にしないという信頼。男女を問わず、多くの人が――その精神構造が人と言えない別の生き物である魔法使いたちですら、彼に魅了されていくのも仕方がないと思ってしまう器の大きさ。やっぱり、アストラルの社長はこの少年でないと。穂波が、卒業を口にしたのもよくわかる成長ぶりです、ほんとに。
だからこそ、彼のいないアストラルは、もはやアストラル足りえないわけで。社長として、皆に支えられながらも、今や明確に皆の支えとなり拠り所としての存在感を示しているいつき。彼がそれだけの存在になったからこそ、今回の話になるんだろうなあ。

以前の葛城の地での鬼の祭りと同じような展開をたどるかと思われた今回の話。もちろん、そんな単純な話をなぞるような展開になるはずもなく、今までに類をみない、今度こそ本当に最悪で最大のピンチが<アストラル>を見舞うことに……。

いや、今回の窮地はいったいどう対処したらいいのか、さっぱり見通しが立たないんですけど。もちろん、話の展開もまるで予想がつかないわけで。個々の登場人物がどう動くのかも、事が此処に至ってはいったいそれぞれどうするのか。最近、穂波に対して心なしかアドヴァンテージを得ていたアディは、それが完全に裏目に来た感があるなあ。彼女が彼女である限り、今回に限っては本気で雁字搦めだぞ。
あらゆる意味で、アストラルが試される時が来たわけだ。

とある科学の超電磁砲 35   

とある科学の超電磁砲 3―とある魔術の禁書目録外伝 (3) (電撃コミックス)

【とある科学の超電磁砲 3】 冬川基  (電撃コミックス)

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幻想御手(レベルアッパー)編、完結。
ほんとに毎回毎回同じこと言ってますけど、このスピンオフは素晴らしい。パーフェクトだよ、ウォルター。
ビリビリは主人公やらせたら一等輝きますねえ。ある種の狂人の類いである上条ちゃんや、ダークヒーローたるアクセルレータと違って、ビリビリは正統派だもんなあ、考えたら。彼女の正義は信念とは少し違う、単純な優しさからくるものだからだろうか。
また、木山先生の事件を起こした理由もまた、彼女の優しさからくるものだったわけで。学園都市の暗部というやつは、とことん人の優しさを食い潰していくものらしい。ゆえに、彼女は絶望を抱き、それでも優しさを捨て切れず、だからこそ手段を選ばず、彼女自身が災厄を運ぶ担い手になってしまうというのは皮肉な話。
ビリビリは彼女の誤った道を修正し、彼女の狂気を沈めたわけだけど、彼女の絶望を振り払えたわけじゃないんですよね。そして彼女はあきらめない。
のちに、ビリビリもまた木山先生と同じたぐいの絶望を、学園都市から突き付けられることになるんだけれど、これって結局学園都市そのものをなんとかしないと、決して終わらない絶望の連鎖になってしまうんじゃないですかね。上条ちゃんがやってるのは、あくまで目の前の不幸をねじ伏せるだけの対処療法に過ぎないわけだし。

個人的にこの三巻で一番痛快だったのは、シーン的には地味なんだけど、あのレベルアッパーの使用者たちのその後の話を収録した【とある学徒たちの後日談集】なんですよね。あそこまで自分たちの現状に絶望し、心折れ屈折してしまっていた彼らが、レベルアッパーを失った後にどうなってしまうのか。正直、暗澹たる予想しかしていなかったのですが、ここのひっくり返し方が三者三様、素晴らしかった。
それぞれ名前もないモブキャラなのにさ、立ちあがって前を向いた表情に、ビリビリ電気が走りましたよ。ビリビリだ、ビリビリ

アンチスキルとして活動し始めたころの、まだ美琴と知り合う前の黒子の話、番外編も面白かったー。
いや、あのアンチスキルのめがねの先輩、カッコイイし美人だし素敵なんですけど、なんでレギュラーじゃないですか? ないですか?

ディーふらぐ! 14   

ディーふらぐ! 1 (1) (MFコミックス アライブシリーズ) (MFコミックス アライブシリーズ)

【ディーふらぐ! 1】 春野友矢(MFコミックス アライブシリーズ)

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……いや、この属性持ちとか、実は何の意味もないよね? 遊んでるだけだよね? 実は壮大な伏線でしたとか後で言われても「えーーーーー」って物凄い顔して唸るだけだよ?(w

いや、でも面白い面白い。これは面白かった。ギャグのテンポがもろに私のツボに嵌まってて、途中笑う笑う。
このお笑いのコントみたいな次々に全然予想外の死角から畳みかけるようなギャグは、こちらのガードをすり抜けてきて、御蔭さまでめったうちですよw
一方で、登場する女の子がキチンと可愛いのは実にえらい。可愛い所を丹念に可愛らしく協調してアピールしてくるところは、この怒涛のギャグ漫画を、きっちりラブコメとして仕上げてきているんで、拍手したい。
というかね、本来真っ先にアピールすべき主人公が所属するはめになったゲーム製作部の女性陣を放ったらかしにして、さっさと真・ゲーム製作部の部長の高尾部長(乳属性)を前面に押し出してくるあたり、割りきってるというか勢いに任せているというべきか(笑
ゲーム製作部のボーイッシュな女の子と担任教師なんて、ろくにしゃべってもいないじゃないか(名前もよく覚えてない)
むしろ、真・ゲーム製作部の高尾部長以外の三人の方が印象に残っているという……おーい。
でも、ゲーム製作部部長のロカと、高尾部長に的を絞ったのはこれはこれで正確じゃないでしょうか。だって、高尾部長がかわいすぎるんですもん。なに、この天然ドジッ子。本来、かなり強力なキャラクターである天然不思議ちゃんのロカを喰いかねない凶悪なキャラクター。なにより巨乳。実は事情あって旧ゲーム製作部を出ていく羽目になったロカを心配する優しいツンデレ不器用娘。やべ、この人かなり人気あるんじゃないですか?
帯の武内崇先生のイラストでも、ロカとともに前面に押し出されてるし。
うーん、かわいいなあ、かわいいなあ高尾さん。

氷室の天地 Fate/school life 25   

氷室の天地Fate/school life 2 (2) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

【氷室の天地 Fate/school life 2】 磨伸映一郎 4コマKINGSぱれっとコミックス

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わくわくザブーン、衝撃の命名の真相!!
本来なら【冬木アクアリゾート】というそれっぽいといえば実にそれっぽい名前だったのね、あのプール施設。それが、三人娘+美綴のおかげ様で(笑
でも、冬木アクアリゾートは如何にもな名前過ぎて、確かにつまらんもんねえ。客の視点からしても、つまらん。
かといって【わくわくざぶ〜ん】はどうよ、とも思うんだけど。何気に真面目な気質の割に、氷室市長って感受性が豊なんですねえww

というわけで、引き続き激動の日常を爆撃する三人娘の毎日。
修学旅行編の終わりから、インターハイ、勉強会に調理実習、プール開きにネットゲー、といいねえ学生生活。楽しそうねー。
特に氷室っちは、無意識に弾けてるマキジとはまた違って、意識的に毎日を全力で楽しみ堪能している感じがして、こういう娘は好きだなあ。
マキジはマキジで、この娘も色々と懐が広いというか、手広いというか。単なる馬鹿じゃなくて、様々な技能持ちだから侮れない。料理出来るし外面いいし、歴史好きは共感を覚えるね(笑 でもバカだけど。
相談対象として氷室が三枝と美綴とマキジを評したときのマキジの描写が酷過ぎて爆笑w でも端的かつ的確。でも酷いw
散々、由紀香を昭和扱いしてるマキジと氷室だけど、この二人も大概使用するネタが古いっすよねえ。おまえら、年齢がもう十年上だろう、と。まあ氷室はわりとネタが古今東西知識も手広い感じなんだけど、マキジのあの古臭さはなんなんだろう。酷いよねw

と、ここでようやく遠坂嬢が登場。クラスメイト相手ということで、猫被りバージョンなんだけど……やっぱり凛は凛なんだよねえ。この器用貧乏臭、なんだかんだととばっちり引き受け役。基本的に自爆、とそれは番外編か。
本編だと素晴らしく控え目なんですよね、目立ち方が。脇役に徹しているというべきか、クラスメイトとしての立場に徹しているというべきか。あくまで主役は三人娘といった感じで出しゃばらない。あの凛の目立つキャラクターで上手いことするなあ、とこのへんちょっと感心。かと言って、凛のあのキャラが殺されてるわけじゃないしね、凛そのまんまだし。
一方で、弄られ役。第二のアホの子。腐女子予備軍として全面に出てきたのが美綴嬢。この娘のいじられ属性はハンパねえなあ(笑

一応、氷室の許嫁話は裏のメインテーマとして進んでいくんかな。たぶん、あの人なんだろうけど。

荒野に獣、慟哭す 95   

荒野に獣慟哭す 9 (9) (マガジンZコミックス)

【荒野に獣、慟哭す 9】 伊藤勢/夢枕獏 マガジンZコミックス

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あんぎゃーーーーーー!!(発狂

途中、途中だから。思いっきり話、途中だから。

第一部完!

伊藤勢の悪夢再び。呪われてるのかこの人。まさか、またここに至り、掲載誌の休刊というよんどころない事情で中断させられる羽目になるとは。
いやね、なんでこれが連載中断なんて羽目になるんですか。どっか引き受けてくださいよ。なんとかしてくださいよ。月刊ヤングマガジンとかダメなんですか? 冗談じゃないっすよ。傑作ですよ、傑作これ。うあああ(頭抱える
信じられん。

いやあ、もう本当に話は途中。佳境も佳境。ジャングル奥地での薬師丸法山の部隊との追いつ追われつの密林追撃戦。
このジャングルという土地の不気味さ、神秘性、恐ろしさが肌にビリビリ伝わってくる描写力は相変わらずながら、ジャングルの雰囲気は前巻の神聖さをフッちぎって今度は、映画【プレデター】を彷彿とさせる、一瞬あとに何が出てくるか分からない寒気を帯びた閉塞感がビリビリくる。
と言っても、ある意味主人公側もプレデターなんですよね。敵一般兵を襲い、喰い殺す巨大ブラックジャガー。味方側ながら、獣こええ。
脳の発達が巨大化を促進させる、というロジックは地味ながら面白いなあ。

今回は途中から別行動になってしまったけど、やっぱり摩虎羅は可愛いなあ。久々に本当のヒロインである赤石摩耶も出てたけど、どう考えてもメインヒロインは摩虎羅だわ。別行動を提案した時の、彼女のシュンと落ち込んだような仕草が可愛いったらありゃしない。まったく、お猿さんだってのに、なんですかよこの可愛さはよぉ。
御門は御門で、彼女のことめちゃくちゃ信頼しているし。信頼している以上に、色々と気遣いもしてるもんなあ。元々は同じ自衛隊員で仲間であった独覚兵と、彼女を戦わせたくないと考えて、直接独覚兵との交戦が避けられそうにない戦場から遠ざけようとする辺りは、単純に彼女を戦力として捉えてるだけでない、という気持ちがよく伝わってくる。
実際、これまでの激戦を振り返っても、単純に戦力として以上に、追い詰められ自らの正体も分からず先の見通しも立たない中で、摩虎羅の明るく芯の通ったキャラクターは御門を精神的に支え続けてたもんなあ。

一方で、ラストではもう一人の女性の独覚兵迷企羅との激闘。アニラとのカーチェイスも凄かったけど、虎特有の剛猛さと柔軟さを兼ね備え、女性の狂熱をあらわに闘争する迷企羅との密林というフィールドを駆使した格闘戦はド迫力の一言。まあ、この人の戦闘シーンは総じてド迫力なんだけど。

……その迷企羅との激闘が終わった直後に(号泣
ほんとに話の途中も途中。一区切りもついてないってば。頼みますから、続きお願いしますよ、本当に。
泣いちゃいそう。

葉桜が来た夏 3.白夜のオーバード3   

葉桜が来た夏〈3〉白夜のオーバード (電撃文庫)

【葉桜が来た夏 3.白夜のオーバード】 夏海公司/森井しづき 電撃文庫

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相変わらず、この主人公の土壇場での肝の据わり方は凄絶ですらあり、震撼させられる。前回は他人の人生を秤にかけ、今度は自分の命をチップに乗せる。その時の状況における最善と信じる結果を引き出すために、そのタイミングを逃さない。その瞬間、一切躊躇わない。
ただ度胸があるだけではない。まず相手を交渉の場に引きずり出すために必要な要素を見極める洞察力、その要素を活用する応用力、論理力、説得力、演出力。最大限に生かすために必要なタイミングを見極める判断力。リスクを背負う事を躊躇わない決断力。
若くして、まだ青年と呼ぶのも躊躇われる年頃でありながら、既にこの少年には正しき資質、ライトスタッフが備わっているのだ。
彼には正しく政治家の、というよりも為政者、人の上に立つ者としての資質があるのだろう。他人の命を背負い、人生を背負い、それらをチップとしてより良い未来を引き摺りよせる覚悟を持つ器を備えている。
まだ誰も気づいていないだろうけれど……いや、彼の父親やアポストリの中枢の幾人か、そして今回の水無瀬を含めて幾人かは薄々と察し始めているかもしれないけれど、彼という存在が人間とアポストリを繋ぐ位置にいるということは、今後とてつもない大きな要素として両者の種族に重きを為していくのかもしれない。
今のところ彼は国家や種族などという大きな括りにとらわれず、個人の想いに基づいて、出来る範囲の事をしているだけなのだけれど、そういう立場であるからこそ、しがらみに囚われず両者の益となる結果を導くことが出来る可能性を秘めているように思えてくるのだ。
アポストリを憎悪し、人間を嫌悪していた彼だからこそ、その恣意的な行動は両者に対して公平な結果をもたらすように思える。

そんなあくまで個人の恣意で動いている主人公に対して、葉桜はアポルトリの重鎮の関係者という立場に自らを括りつけてきたわけだけど、今回はそれを思いっきり投げ出して、彼女個人の迷いを優先してしまったわけだ。
学はそんな葉桜の迷いを肯定してくれたけれど、彼女としては今まで自分の拠り所としていた部分を自分から放棄してしまったわけですから、次の巻あたりから新たなアイデンティティの構築にだいぶ苦労するんじゃないだろうか。
ただ冒頭の彼女の学への甘えっぷりを見る限り、私的な関係性においては学とのそれはもう単純な共棲関係をすっ飛ばしてるとしか思えないんですけどね。だから、公的な足場の置きどころを失っても、彼女が立てなくなるというのは無さそう。学も、そんなパートナーの不安定な部分を支えることはできるだろうし。

でも、この人間とアポストリの異種族間の恋愛には、今更ながらだけど大きな壁があるのだなあ、と実感。学が葉桜への感情を自覚するにつれて、その事実はよりリアルな現実として目の前に突きつけられてくるわけだ。
単純に、人間とアポストリとの間にはアポストリしか生まれない、という事実だけで、両者が本当の意味で混ざり合うことは不可能であり、いびつな共生関係を続けるしかない間柄を抜け出せない、という事になるわけだし。せめて混血が生まれるなら、長い時間をかけて両者の隔たりがなくなることもあるんだろうけど。
こればっかりは政治でどうにかなる領域ではないし。個人の視点で見るなら、二人が幸せならいいじゃない、で終わっちゃうんでしょうけどね。この物語の主人公である二人は、立場上、また性格上でもそういった一般市民の立場で自己完結してしまえる人じゃないしなあ。いや、学はどうかわからないけど、葉桜はね。
日本政府の方もきな臭い動きが見えてきたし、なかなか先行き厳しいなあ。

氷室の天地 Fate/school life 15   

氷室の天地Fate/school life 1 (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

【氷室の天地 Fate/school life 1】 磨伸映一郎 4コマKINGSぱれっとコミックス

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わはははははっ、あはははははっ、あひゃひゃひゃひゃ!
面白い面白い、これは面白い♪

先日大嵌まりした【プリズマ★イリヤ】と同じくFateからのスピンオフ漫画。
此方の主人公は氷室鐘、蒔寺楓、三枝由紀香のモブキャラ三人娘に、サブレギュラーとして美綴綾子という一般人面子。Fateのメインキャラクターは殆ど登場無し。唯一、衛宮士郎が出てるけど完全にモブキャラ。セリフもあるかないかくらいの出番。同じ学校に通ってるはずの遠坂凛など姿形も見えず。セイバーたち英霊軍団といえば言わずもがな。
これ、完全に女子高生三人娘たちによる典雅にして騒がしい学園生活物語なのである。

ぶっちゃけ、笑いまくったさ(爆笑

恐るべきはこの三人娘、三人が三人ともボケとツッコミを標準装備しているところ。場面場面で縦横無尽にボケとツッコミが入れ替わり、変幻自在のギャグとコメディで攻めよせてくるこの勢い。
敢えて言うなら、美綴が被害担当官か? 出てくるたんびにこの娘だけが一人で酷い目にあっているような気がする。まあ、おおむね全員、酷い目に遭ってるんだが、だいたい自業自得だったり数本四コマが進むと逆にヒドイ目にあわす側に回っているので、一方的に被害を受けまくっているのは美綴だけのような気がする……w

一応、メインとなるのはやはりタイトルにもなってる氷室鐘なんだけど、クールビューティーな印象を保ちながらも、この漫画の彼女はけっこうはっちゃけてはしゃいでるのがなかなか新鮮で面白い。けっこう可愛い顔も出し惜しみなく見せてくれたりするので、魅力もたっぷり。
あの修学旅行の行きの新幹線の中で、微妙にテンションあがりまくってる氷室さんはなかなか微笑ましかったのですよ、かわいいかわいい。
蒔寺のバカさも愛いし、由紀香のぽややんとした天然ぶりも可愛い。くそっ、みんな可愛いぞ! 特に大事件の起こるわけでもない、四コマらしい穏やかな、でも楽しそうな三人娘の学園生活。スクールライフ。これは最高に面白かった。オススメ。

一成がけっこう出番あって、氷室っちと噛み合ってるパターンが多いんだけど、ラストの氷室の意味深な一言もあるし、今後恋愛パートに絡んでくるのかしら。
吃驚と言えば、氷室の家族関係もびっくりだったんだけど、あれって公式なんだろうか。ちゃんとTYPEMOONも監修入ってるしなあ。
あの流れの、和の蒔寺、洋の氷室ときて、由紀香のあれは笑った笑った。いきなり三丁目の夕日画風になるしww

封仙娘娘追宝録 11.天を決する大団円(下)5   

封仙娘娘追宝録11  天を決する大団円(下) (富士見ファンタジア文庫)

【封仙娘娘追宝録 11.天を決する大団円(下)】 ろくごまるに/ひさいちよしき 富士見ファンタジア文庫

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封仙娘娘追宝録完結である。正直、私が生きている間に終わるものとは思っていなかっただけに感慨深いものがある。我が青春の終わりというべきか、ライトノベルの一つの時代の区切りというべきか。
ろくごまるには「天才」じゃあるまいかい、と固く信じて幾星霜。その確信は、結局のところ最後まで保たれてしまい、この最終巻を以って私にとっての現実として永久に固定されてしまうことになってしまったわけだ。まったく、技術的に上手いとか素晴らしいとかを通り越して、頭がおかしいんじゃないかというくらい常人から逸脱したこの洒脱さは、いったいなんだったんだろうねえ。
この作品のドえらいところは、ほぼ6巻あたりの段階から仕込が本格的に動き出していたと思われる鏡閃の企み――まさにこの封仙娘娘追宝録のラスボスに相応しい背景と覚悟、そして正当な復讐心に基づいたその陰謀は驚嘆すべき精緻にして幾重もの狡猾な仕込に彩られたとんでもない大掛かりで巧妙な企みだったわけだが、その予想だにもしなかった凄まじい策略が完成し、和穂の宝貝収集の旅そのものが成り立たなくなり、和穂にとっても龍華にとっても絶望的でしかない展開に陥った、と思った瞬間に、そのラスボスだったはずの鏡閃をすらも仰天させ、この作品の半分近い部分を使って完成させたはずの鏡閃の企みを吹き飛ばしてしまうような、読んでるこっちも唖然呆然させられるちゃぶ台返しが行われてしまったところだろう。
正直、鏡閃の仕組んだ謀というのは、その目的と言い背景と言い、物語の半分近くを費やした分量と言い、その深遠さ巧妙さといい、ライトノベル界隈を見渡してもちょっとお目にかかれないような、凄まじい代物だったわけですよ。これがこの作品の最後を彩るための最大の仕込み、と言われてもまったく遜色ないどころか、出色とも言える出来栄えだったのは間違いないわけですよ。
それを、前回あんな形で吹き飛ばされてしまったんだから、呆気にとられても仕方ないだろう。

その混乱とパニックに対しての結果にして結末がこの最終巻だったわけですが……。
すげええ。あのでたらめな状況から、ほとんどオーラスに混乱と疑問の答えを出してきたよ。
前巻の感想で冒頭に提示した、この作品の根幹に横たわる問題においてすらも、最大限の答えを返してきてくれましたよ。ほんと、マジかよ。
根本的に大団円なんてあり得ない物語の構造であることは揺るがなかったのですが、鏡閃の悲劇をはじめとする人間界の惨劇的変質については今回のカラクリによって大幅な補修がなされたことは間違いないでしょう。斬像矛の過去渡りによって生じた歴史の歪みというのは今回の一件で補正され、人間世界の変質というのはほぼ、和穂の宝貝散逸の段階から、という形になったはず。もちろん、斬像矛たちが過去に渡った事実は変わらないし、奴らが和穂と程獲の運命に干渉したことは揺るがないにしても。

しかし、奮闘編との齟齬についても、これほど鮮やかに説明がなされるとは思わなかった。
以降、深度のネタバレに触れる話題になるので、格納。

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ストロベリーシェイクSWEET 25   

ストロベリーシェイクSWEET 2 (2)

【ストロベリーシェイクSWEET 2】 林家志弦 Yuri‐Hime COMICS

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らぶこめらぶこめらぶこめーー♪

どうしよう。久し振りすぎて自分がどうなるか予想つかない。
たぶん体中から謎の体液を噴出して空飛びそう


主人公にしてヒロイン。芸能事務所所属の売れっ子アイドルたる樹里亜が、丸々一か月、愛しいあの子。同じ事務所所属の新人アイドル蘭ちゃんに会えなくて、もうすぐ久々に顔を見れそうという乙女の切なくもトキメキを抑えきれない心情を正直に吐露したセリフである。

飛ぶな飛ぶな。

斯くの如く、我らが主人公は変態サマである。女の子のくせに女の子が好き、という性癖が問題なのではなく、そもそもが変態なのである。

とりあえず手はつなぐでしょ。そのあとどうにかして抱きついて。さりげなく髪や首筋の匂いを堪能して。
せっかくの機会だもの無駄にできないわよね! もういっそアクシデントを装って乳や尻にもごあいさつを!!

スキを見て偶然会いに行きますよ

それは偶然とは言わないのよ。ナチュラルストーカー

ぬわーーーーー!! もうすぐ会えるかんねらんらん!
みみみ水着だったらどうしよう!!

都内の公園が現場でなんんで水着だと思うんだよお前はよ!!

今日のらんらん変にカワイイから…
とりあず飛びついて嗅ぎたいという密かな欲望が漏れ出したのを察知されて…

一日の始まりに事務所の出入り口で変態宣言か

うひひひひーーーーーん!

嘶くなよアイドルが


ヘンタイです。
ほら、各変態発言に切れ味の良いツッコミを入れなさっている樹里亜のマネージャー冴木さんも斯くの如くおっしゃっております。

普段はたとえひとりでも勝手に妄想して悶え転がって聞いてもいないのに萌え語りを始め、常に息が荒くて仕事でなかったら投げ出してしまいたい、疲れている時に会いたくない系の元気が満載!! 顔と仕事意識だけで業界渡ってまーす★

しかし変態


……この漫画って、涼子さんのツッコミ無双だよなあ。良く読むと。
あらゆるところで涼子マネのツッコミが炸裂し続けてるんだから、まあよくそれだけツッコミ続けられるものだと。御苦労さま御苦労さま。これも仕事だからなんだろうけど、あの忍耐力。彼女に限らず周り変人ばかりという環境のなか、ただ一人の常識人という立場を堅持し続けたわけですから、大変なご苦労だったと。
お陰で、半分壊れてますけどw
最終的に、なんか悟っちゃったもんなあ。諦めた、とも言うんだろうけど。
これが樹里亜の一方的な蘭への密かな愛情、という段階にとどまっていれば、マネも樹里亜の変態性に辟易しながらもツッコミいれてりゃ良かったわけで、疲れはするだろうけどある意味慣れてしまえば我慢できる領域だったんでしょうけど。
涼子さんの言う通り、樹里亜って変態だけど、もしいざ本当に自分の想いを伝えられるようなチャンスが訪れたら、ビビッて腰引けちゃうヘタレさんなわけですから。
普段の妄想垂れ流しモードさえ耐えれば、アイドルとしては非常に優秀。仕事に対して真剣でひたむき。マネージャーとしてとてもやりがいのあるパートナーだったわけですし。
実際、蘭ちゃんの方が尊敬の目で見てる先輩アイドルとしての樹里亜って、本気で素敵な女の子なんですよね。
変態入ってないときの樹里亜は、マジに可愛い。デザインの方も気合入ってるし、林家漫画の中でも屈指の可愛さなんじゃないでしょうか、樹里亜って。この人の描く女の子って……いや、この人基本的に女の子しか描かないんですけど……この人の描く女の子って、けっこう中性的で女の子さってあんまり感じないんですよね。
例にもれず、変態ばかりだし(苦笑
それが樹里亜は、本気で女の子らしい可愛さがふんだんに垣間見えて。正直、けっこうビビッた。いや、なぜびびらねばならんのか自分でもよくわからんのだが、林家漫画で女の子のかわいらしさにときめいてしまったという事実自体にビビッてしまったというべきか。
林家志弦のマンガなのに!?
相手の蘭ちゃんが、天然さんとはいえ、一切変態入ってない娘だというのもポイントだったのかもしれない。
でないと、こんなに本気でニヤニヤしてしまうラブコメにならなかったですよ。まさか、蘭ちゃんが本気で樹里亜のことを好きになってしまうとは。
お互い、好き合っていることに気づかず、自分の秘めた想いをもてあましながら七転八倒するという、王道的ラブコメ展開に。
そして、ドキドキのキスイベントから、思わず息をのんでしまうような、おふざけなしの本気の告白イベント。
まさか、林家志弦の漫画でこんなにこっパずかしい、思わずゴロゴロ床にダイブして転がってしまうような気分を味わわされるとは。
最高ッ!!

いやあ、ほんとに面白かった。間違いなくこれ、この人の最高傑作だわ。【はやて×ブレード】といい、この人の描く漫画はみんな好きだし、めちゃくちゃ面白いんだけど、ここまで見事なラブコメを見せつけられては、この作品を最高とはしゃがなくては我慢できない気分。
とりあえず、ZRAYの存在感は異常(笑

こいつら、売れっ子のバンドグループのくせに、なぜどこにでも突然現れて百合道を語り出すんだ?(爆笑

ベン・トー 3.国産うなぎ弁当300円5   

ベン・トー 3 (3) (集英社スーパーダッシュ文庫 あ 9-5)

【ベン・トー 3.国産うなぎ弁当300円】 アサウラ/柴乃櫂人 スーパーダッシュ文庫

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やべえ、やっべえ。鳥肌立った。三巻にしてなおこれか。これほどか。
なんという、なんという誇り高い戦い。気高い狼たちの闘争か。
半額弁当の奪取購入という戦いの趣旨を一切ぶれさせず、身震いするほどの魂の高潔さを感じさせる戦いを描きだす作者の筆に戦慄を感じずにはいられない。
【オルトロス】の姉妹が見せる謎の歓喜と悲壮感。その真相が明らかになったときの衝撃と、【ヘラクレスの棍棒】の来訪にともなう惨劇の再現、そして狼たちの気高き本能を目の当たりにしたときの衝撃と言ったら。
繰り返すけど、これほど感動させられたのはこの戦いが、半額弁当の奪い合いであるからこそ、なんですよね。腹が減り、空腹が故にそれを満たすために弁当を奪い合う。半額シールの貼られた弁当を。
そういう戦いだからこその、感動。変に闘争を神聖視せず、別の格式ばった戦争に比喩的に置き換えたりもせず、純粋に弁当の奪い合いだからこそ発生する、この感激。素晴らしい。とてつもなく素晴らしい。

この本読んだのが飯食った直後で満腹だったにも関わらず、描かれる弁当の美味そうな描写の数々に、腹いっぱいにも関わらずとてつもない空腹感が襲いかかってきた。今回はメインの弁当のみならず、本来なら敗者が手に取る喰いモノであるカップ麺、どんべえやチキンラーメンといったインスタント食品についてもねちっこいほど丹念で美味しそうな描写が続いたものだから、たまらん。たまらんぞ。買い置きしてあるチキンラーメンに手が伸びたのも仕方ないことなのである、これ。
あのチーズカツ弁当の美味そうな描写といったら、もうどうしてくれるんだこれ。あんなの読まされたら喰いたくなるにきまってるじゃないか。作者、三食スーパーの弁当食ってるんじゃないのか? この世で一番美味い食べ物はスーパーの弁当である、と勘違いしてしまいそうじゃないか。はきりいってこれ読んだあとに外食とか、考えられん。無理。


前回、初登場した幼馴染があまりに圧倒的すぎるヒロイン臭をぶちまけてしまったせいか、今回はかなり意図して槍水先輩が巻き返してきた感じ。風邪ひいた佐藤の看病にきてくれたときの甲斐甲斐しさといい、逆に伏せっているところをお見舞いにいったときの、普段と違う素顔とか。
あの鋭角のキリッとした姿って、意図的につくったのか。化粧せずスッピンのときの槍水先輩の思わぬ容姿とか、予想もしていなかっただけにかなりびっくりさせられましたよ。

一方のあやめだけど、今回は出番少なかったなあ。前半はわりと出ずっ張だった分、後半は狼たちの饗宴に主眼が置かれたせいで、出番なくなってしまった感じ。あれはオルトロス姉妹と佐藤、二階堂のコンビ、そして狼たちのガチな魂のぶつかり合い、ってな展開だったから無理ないんだけど。
その分、前半は存分に幼馴染分を堪能。やっぱりこの二人、精神的物理的な距離感の近さがそんじょそこらの幼馴染とは格が違うんですよね。ちょっとしたアクシデントで(あれがちょっとしたアクシデントで片付けられてしまうあたりに、佐藤の悲惨さが感じられるんだけど)、一日検査入院することになった佐藤の病室に、普通に看病と称して泊まり込むしなあ。それで桃鉄やりこむあたりがこの二人らしく、そのあと平然と同じベットに潜り込んでしまうあたりがやっぱりこの二人らしく。平気でお互いベタベタ触るようなスキンシップしてるのが、えらいエロいんですよね、こいつら。高校生のくせに、小学生低学年みたいな触り方してるし。あやめはともかく、佐藤の野郎は何も感じないんだろうか。感じてないあたりに、二人の近すぎる関係というのが見えてくるんですが。
一旦意識したら、一気に行くとこまで行ってしまいそうでもあるんですけどね。

白粉は、とうとうヒロインの座から転げ落ちてしまった模様。口絵からも消えてたし(笑
相変わらず、まっさかさまに腐界に滑落中だし。止まる気一切ないもんなww

あらすじにも載ってたような気がするけど、ついに佐藤にも狼としての二つ名が……ついたわけですが。
これは酷い!(爆笑
未だかつて、これほど端的でかつ酷過ぎる<二つ名>は見たことねーよ! 冠もつかず、単純に一言で言い表しているあたりが、特に酷過ぎる。解釈の仕様とか、どうしようもないじゃん!
しかし、その二つ名である程度納得されてしまう辺りに、佐藤の普段の行状が垣間見えてしまうところが涙を誘うわけで。本人、決してそうそう無茶苦茶な人物ではないと思うんですけど、客観的に行動やら格好やら見てると、誤解されても仕方無いんだよなあ。真剣に可哀想に思うんですけど。
そういえば、槍水先輩が現在の二つ名【氷結の魔女】(これも由来はけっこう酷いんですよね)を得る前の二つ名。ぽろっと口端に上っただけですけど、これってけっこう意味深ですよね。次回以降、このへんが関わってくるのか。

ちょっと意外だったのが、ピアスの男。あのガブリエル・ラチェットの頭目だった男が、今回前面に出てきてたこと。まさか、再登場はあり得るとしてもここまでメインキャラ。ほとんど、オルトロス姉妹に佐藤と同じ、もう一人の主人公ともいうべき立ち位置になるとは想いもしなかった。
それも、かつての猟犬から、再び孤高の一匹狼に戻った男の矜持や、その生来の輝きみたいなものがギラギラ光ってて、実にカッコ良かった。ツードックはいかないみたいだけど、いずれ固有の二つ名がつくかもしらんね、こいつも。もしかしたらそれは、オルトロスの姉、梗が連想したあの闘犬の名前なのかもしれない。

相変わらずギャグパートもぶっとんでて、そっちでも大満足。佐藤のオヤジは本当に最低だな! 最悪だな!
クラスメイトネタも相変わらず酷いし……いや、ほんとに酷いよ。酷い酷い。佐藤、やぱり変態だよ、変態ww


三巻に至ってなお、このテンション。この激燃えストーリー。そしてなにより美味そうなお弁当。
どこまでいくのかこの傑作。どこかでも行ってほしいこの傑作。いやあ、最高でしたわ。

Marvelous!!

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 25   

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ (2) (角川コミックス・エース)

【Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2】 TYPE-MOON/ひろやまひろし(角川コミックス・エース)

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うあははははははっ、激燃え! 熱い、熱いよ全身火だるまになりそうなほど熱いよ、友情!
全般的にあのリリカルなのはを意識した作りなのは、時々直接的なくらいの台詞からもわかっていたけど、無印やA’sの冒頭をがっつり飛び越えるくらいの、イリヤと深遊の熱い友情には燃えましたヨ。特に深遊の、最後の絶望的な戦いに一人挑むその決意、その覚悟、その決死の思いの発露が彼女の口から迸った時なんか、戦慄とともに泣きそうになりましたよ。
惚れた。本気で惚れた。
いやいや、クール系魔法少女としてのカッコよさもさることながら、日常パートでメイド服をルヴィアに着せられて、それをイリヤに見られて恥ずかしがる姿が殺人的に可愛い! 可愛いのです! 可愛いよ!
イリヤが変なスイッチ入るのも仕方なし。
戦闘シーンも、対セイバー編からスケールさらに拡大してえらいことに。エクスカリバーのド迫力描写には度肝抜かれましたよ。
お遊びじゃない本当の殺し合い、そして、普通の女の子だと思っていた自分に秘められていた<力>に怯え、逃げ出してしまう展開。挫けた心を立ち直らせるのは、勇気であり、その勇気を奮い立たせるのは友達への想い。これで燃えなきゃ嘘ですぜ、旦那さん。
さらに、魔法少女形態から、カードを利用した秘された第二段変身。魔法少女も可愛らしくてよかったんだけど、イリヤのアーチャー・スタイル。深遊のセイバー・スタイル。これは発想の勝利だわなあ。叶うなら、全部のサーヴァントスタイル、見てみたかったところだけど。

いやいや、これはまったくもって拾いモノでした。めちゃくちゃ面白かった。二巻で完結してしまったのが実に勿体ないと思うくらいに。続編とか、いっそアニメ化とかしませんか? しませんか、そうですか。せめて深遊はまた別の機会にどっかで登場してくれないかなあ。本気で気に入ってしまったんですけど。エピローグでのイリヤべったりがもう、ねえ(笑

しかし、イリヤと深遊の可憐な魔法少女姿に見慣れてしまうと……凛とルヴィアの魔法少女スタイルはもう……悲惨?
そこに至る展開は、発想の素晴らしさもあって大変盛り上がったんですが、二人の格好見たとたん、何とも言えない正視し難い、いけないものを見てしまったような、あちゃぁ、と目をふさぎたくなるような、そんな感覚が(w
世の人が、魔法少女は小学生まで、と頑なに主張する論拠に図らずも激突してしまったような気がします。圧壊!

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 14   

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ (1) (角川コミックス・エース 200-1)

【Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 1】 TYPE-MOON/ひろやまひろし 角川コミックス・エース


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……あはは。あはははは、いやあ、参ったなあ。

めっさ面白いんですけど、これ!

すみません。ごめんなさい。流行りに乗ったぬるいスピンオフものだと思って歯牙にもかけていませんでした。でも、ところどころで出来の良さに言及する記事やらが何度か目に入って、ほんとかよー、と半信半疑で手を出したんですが。
すみません、マジ面白かったです。
テンポの良い掛けあい漫才に、ドタバタギャグ。なかなか迫力とスピード感のあるアクション描写に、なのは以降目立ってきた魔砲少女スタイル。
バカげたネタ話と見せかけて、意外なほど設定はよく練り上げられてるんですよね。元のFateの設定群を上手いこと魔法少女モノに取り込んでますし。全二巻というのがもったいないくらいよく出来てる。
オリジナルのライバル魔法少女も、いいキャラクターしてるし。この娘、出てきたときはこのおバカ時空を打破してくれるクールキャラかと思ったら、その固さがネタになってしまうという悲惨さ(笑
まあ、相方がルヴィアという時点で可哀想ですが、終わってますし。凛は凛で全開で無茶苦茶してるしなあ。二人してもう、ハチャメチャである(爆笑
と、バカネタだけでなく、魔法少女モノらしく、ライバル魔法少女との対立と交流、そして認め合い友情を育む、という王道展開をこの短いサイクルで見事に盛り込んでいるのも好感度高し。
いやいや、ミユはほんと、いいキャラですよ。なんかの機会にほかでも出ないかな。

みそララ 25   

みそララ 2 (まんがタイムコミックス)

【みそララ 2】 宮原るり(まんがタイムコミックス)

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うーーーーーん、Marvelous.
やっぱり、面白い。否や、二巻になってさらに面白くなったというべきか。
今回のメインは、初めてのデザインコンペ。若手三人組の共同作業、という形になるんだけど、完成に至るまでの紆余曲折が素晴らしいんですよね。初めて任される大きな企画に、やる気が空回り、慣れない協力しての仕事の段取り。意志の疎通がうまくいかずに、空転する進捗状況。でも、それを踏まえて、お互いのギアが噛み合って、見てる方向が同じになった時の結束感。協力することで、一人では生まれてこなかったアイデア、発想、視点が生まれて、まったく想像できなかったものが次々と湧き出してくる楽しさ。
そんな迷走、暴走を繰り返す若手たちを支え、時に方向を修正し、温かく見守ってくれる先輩や上司たち。
コンペの結果は見てのお楽しみ、なのですが。この漫画、ほんとに仕事の楽しさ、充実感ってのが存分に伝わってきて、いいなあ。面白いなあ。
この会社、ほんとに素敵。少人数の小さな会社だからなんだろうけど、仲間同士って感じが凄いするんですよね。それでいて、慣れ合ってはいない。先輩方も、けっこう厳しい視点で後輩たち見てるんですよね。いっそ、冷徹といっていいくらいに。ただ、それが実際的な態度となって出ないのは、若手連中がみんな一生懸命頑張ってるから。大島さんがポロっと言ってるけど、失敗しようが迷走しようが、許して導いてやりたくなる娘たちなんですよね。可愛がり、しっかり育てていきたくなるような。
そんな風にきっちり正しい方向に後輩、部下たちを導き、成長を促し育てていけてる上役たちも、大変素晴らしい人たちなんですけど。美苑にしても梨絵にしても真琴にしても、いい上司を持って幸運ですよ。

他にも、初めての大人数での取材撮影企画を担当したり、前の会社での経験云々という話とか、読んでて飽きないこの楽しさ。
そういえば、恋愛ラボとのコラボもあったり。いや、あの娘が棚橋さんの妹とか、全然気づかなかったですよ。似てないし。似てないし。似てないし。そういや、苗字同じだったんですけどねえ。

戦闘城塞マスラヲ Vol.5 川村ヒデオの帰還5   

戦闘城塞マスラヲ  Vol.5 川村ヒデオの帰還 (角川スニーカー文庫)

【戦闘城塞マスラヲ Vol.5 川村ヒデオの帰還】 林トモアキ/上田夢人 スニーカー文庫

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すげえすげえ、やっぱこの人でたらめにスゲエ!! もう最初っから90度角上方にテンション垂直軌道であがりっぱなし。これぞ、テンションの青天井。
滅☆茶☆苦☆茶 おもしろかったーーーーZE!!

結局、川村ヒデオという男は、この人外魔境のバケモノたちが跳梁跋扈する中で、只一人最後まで何の特殊能力も発現させず、無力な一般人のままを貫いたんですよね。凄かった。力のない男の叡智と決意と覚悟が、これほど熱く激しく凄絶でカッコイイものだとは。
ヒデオって、この聖魔杯を口先だけで勝ち抜いてきた、なんて言われているけれど、彼本人は決して饒舌で弁の立つ男じゃないんですよね。そもそも他人とコミュニケーションを取るのが苦手な引きこもりだし、根っからの正直者で詐術を弄するなんてとても出来る性格じゃない。
彼が本当の意味でハッタリかましたのって、クライマックスのあの場面が初めてじゃないのかな。
彼はいつだって、誰かを騙そうなんて思っていなかった。ハッタリをかましている自覚もなかった。ただ、いつも本気だっただけなんですよ。彼の言葉は、偽りのものではなくいつもその魂から絞り出された渾身の言葉であり、決意であり、想いの発露だったわけです。彼はいつだって、自分が何もできないニート君でしかない、というただの自虐とは違う明確で客観的な認識を見失わなかった。自分が化け物揃いの周りの連中とは住む世界が違う、働くことも侭ならない非社会人であることを見失わなかった。
ただ、そんな情けない自分を、この聖魔杯に参加した後は常に克服したい、変わりたい、周りの期待してくれる人たちに恥ずかしくない、まともな人間になりたいと切望し、実際にそうなろうと足掻いていたわけです。
その必死さに、これまでの対戦者たちは怯み、ヒデオという男の迫力に呑まれ、敗北していったのでした。そして、聖魔杯の有力者や、運営幹部たちも、そんな彼の強い輝きに目を奪われ、彼の戦闘力云々ではなく、存在そのものに大きく影響を受けていったわけです。
4巻で彼は一度敗北し、大きく挫折します。でも、自惚れていた、と自責するヒデオは自分を誤解していたとしか思えない。こいつは、いつだって全力で頑張っていただけで、身の程を越えた夜郎自大な暴走なんてしていませんよ。彼がどれだけ凄い男かを示してくれたのは、再会なったかつての対戦者たち。
いやいや、どう考えても一発キャラだと思ってた、色モノ含んだあの連中が、味方となって再び現れるとは、思わなかった、思わなかったよ。しかも、めちゃくちゃ頼もしいし! 燃えた! 燃えた!

ハニ丸王子なんて、中の人の正体、かなりとんでもないヤツだったし。あれはビビった。

もう登場人物が片っぱしから熱いんだ。火傷しそうに熱いんだ。前シリーズの主人公たる鈴蘭たちも変わらず突っ走ってくれたし、敵側のアルハザンはアルハザンで、一本筋の通った敵役で、役者不足なんじゃないかという懸念を見事に吹き飛ばしてくれたし。
なにより、うぃる子ですよ。うぃる子があんなにいいヒロインになるとはねえ。どちらかと言うと、賑やかし役みたいな役どころだったのが、いつの間にか真っ当にヒロインとしてたち振る舞い、ヒデオの掛け替えのない相棒として、魂の根っこ同士で繋がったような絆と信頼感。離れ離れになって、お互いを求めるあの熱量。【最愛の使徒】なんて、ねえ(w
そして、再会なっての盛り上がり。神様とか魔法とかってのは、古い方が尊ばれるわけですけど、このシリーズだと一味違うんですよね。古きものも偉大だけど、新しいものだって最高なんだぜ! という新旧セッション。
最新にして最高の神<電神>として、正式名称「Will.CO21」が意味する真の名を見せたときの興奮といったら、鼻血でそうだったサ(笑

クライマックスの盛り上がりは、最初にもいったけど青天井。大逆転に次ぐ大逆転。思いもよらない怒涛の展開のダイダルウェーブ。ハチャメチャを通り越した、とんでもない規模の痛快愉快。もう、めちゃくちゃ興奮しましたよ。年に何度も経験できない燃えっぷり。それを年度冒頭に体験させられるとは、ある意味たまったもんじゃない(苦笑
やっぱり、作者の最高傑作シリーズですよ。おりがみからマスラヲに通じるこのシリーズは。正直、ミスマルカより断然こっちの方が好きだわ。
なんか面白半分に提出した、続編の企画が通ってしまったらしく、さらにこの世界観が続くらしいですよ。ひゃっほ!! ああ、終わっちゃった、と虚脱感に苛まれながらあとがき読んだ時は小躍りしましたがな。
しかも、今度の主役はヒデオと鈴蘭妹!? このシリーズでは全然出番なくて、少々がっかりしていたあの睡蓮!?

大変だ!(爆笑

7月の魔法使い4   

7月の魔法使い (花とゆめCOMICS)

【7月の魔法使い】 田中メカ(花とゆめCOMICS)

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にゃーー! にゃーー! にゃーーー!(奇声
ストラァァァイク!!

完全にツボだ。OK、先生、このカップリングはパーフェクトです!


【キスよりも早く】で、先生と生徒の禁じられた(?)恋を描いている田中メカさんの読み切り短編集。と言っても、三編はオムニバス形式の短編連作、舞台は同じ学校でエピソードごとにカップルを変えて話を綴る形で。前の話の主役も、サブキャラで出てくるのですけどね。

で、これがもう素晴らしいんだわ。
最初の表題作【7月の魔法使い】が云わば、シンデレラと魔法使い。
二作目【王子様、11月のユウウツ】が王子様と魔女。
三作目【10月の女王と僕】が女王様と下僕、てな感じで。

いっちゃん好きなのは、女王様と下僕かな。これだけ、主人公女の子だし。幼馴染スキーとしては、これは外せんですよ。普段から顎でこき使ってた幼馴染の男の子を、突然男として意識してしまってからのヒロインの可愛さったら死む。デレてるときの可愛さといったらもう、ねえ(ニヤニヤ
なんだかんだと手綱握ってるのは男の子の方ですしねえ。

とはいえ、カップルとして愛いのは最初の二人なんですけど。この二人、くっついてからは後の二話でもサブキャラとして賑わしてくれるのですが、なんというか見てて思わず微苦笑を浮かべてしまうような微笑ましいラブラブっぷりなんですよね。イチャイチャしてる姿が嫌味なくて、観てるとこっちも幸せな気分になるような二人で。腕組んでるとか抱き合ってる姿よりも、手をつないで歩いてる姿が実によく似合うんですよね。君たちほんと、仲イイねえ(うんうん
とはいえ、彼。化粧のセンスやたら高いんですけど。こんな男、いるのか? いくら、姉ちゃんたちに使われてると言っても。

んで、次の話に王子様が来たのが、けっこう吃驚した。一話で完全に当て馬だったからねえ。意外と性格爛漫で面白そうなヤツとは思ったけど。
大概、この役割り振られる輩は底の浅い悪役ですもんね。そのまま痛い目見てフェイドアウト、が常道なのに。次の主人公に持ってくるあたりがなかなか面白い。

最後の読み切りも、不良少女と風紀委員長というツボに嵌まりまくったカップリングだし。うん、わかってる。この人、嫌と言うほどわかりまくってるよ(感涙


うーん、こりゃ以前オススメいただいた同作者の【お迎えです】もそろそろ手を出してもいいかなあ。

みそララ 15   

みそララ 1 (1) (まんがタイムコミックス)

【みそララ 1】 宮原るり(まんがタイムコミックス)

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くあああああっ、これはいい。これは素晴らしい!!
たびたび、漫画購入の参考にさせていただいてるDAIさん帝国さんの年間ランキングで一位になっていたので、同作家の【恋愛ラボ】も結構面白かったし、試しにこっちも読んでみるかなあ、と軽い気持ちで手に取ったのですけど。
これは素晴らしかった!! ハマったハマッた。

四年事務職を務めた会社が倒産してしまったOL麦田美苑が、慌てて就職活動した結果、選んだ会社は憧れだったデザインを手掛けている会社。一応、経理で入ったものの、そこで美苑は事務職と並行して、デザイン関係の仕事も手掛けていくことに。
これはなるほど、社会人の人なら色々な意味で「うわぁ!」と手で顔を覆いながらニヤニヤ笑っちゃうようなエピソードが満載で。どれも、とっても基本的な事なんだろうけど、基本であるからこそみんな共通してくぐっていく道なんですよね。思いっきり、これは共感してしまいますよ。もう、ハラハラドキドキ。わりと順調に仕事をこなせるようになったところでの大失敗のエピソードなんか、梨絵と同じように汗汗と心配……いや、この話では美苑当人の方だな、感情移入してたのは。
失敗やらかしちゃったときはねえ。もう、青くなるとかならないとかそういうレベルじゃないのよねえ(苦笑
でも、ちゃんと頑張る人は報われるから、読んでてホッとするしコミカルは話立ては思わず笑っちゃうし、やっぱいいわ、これ。
入ったばかりの上手くいかない人間関係が、段々頑張りを認めてもらって、お互いの人となりが見えてきて、仲好くなっていく流れも素晴らしいし。飲み会のはっちゃけっぷりとか、もうここまでいくと素敵としか(笑
変な人多いですけど、この人たちなんだかんだと仕事楽しそうなんだわ。自分も今の仕事、嫌いではないですし、やってりゃ面白いこともあるし、しんどくとも楽しいこともあります。それは今のご時世、幸いなことだと思うけど、このマース・デザインで働いている人は、ほんと仕事が面白くて仕方ないんだろうなあ、という風に見えるんですよね。それこそ、会社に行くのが楽しくてしかたない、みたいな。

それが、少し羨ましいですね。


うん、なんにせよとっても面白かった。面白かったという以上に、なんか思い入れが入っちゃいますわ、この漫画。すごく、気持ちが入っちゃう。
これは気合い入れて追いかけたい漫画です。さっそく、二巻も購入!

プリンセス・ビター・マイ・スウィート4   

プリンセス・ビター・マイ・スウィート (MF文庫J)

【プリンセス・ビター・マイ・スウィート】 森田季節/文倉十 MF文庫J

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やっぱり好きだわぁ、この人。デビュー作【ベネゼエラ・ビター・マイ・スウィート】でビリビリ感じた熱いソリッドなソウルは本物だった。

ベネゼエラでもそうだったんだけど、この物語、決して大団円のハッピーエンドには終わらない。タイトルあるビターの名の通りに、苦味あふれる結末に終わる。
だけれど、それは決して悲劇ではないのだ。それは、この物語に出てくる人々が戦って勝ち取った確かな成果でもあるのだ。
その多くを失いながら、清々しいまでの笑顔を見せるチャチャの力強さに、ただただ魅了されていく。

飄々として暖簾に腕押し。性格も捻くれていて、一言多く、常に急所をえぐる言葉を投げかけてくる小悪魔みたいな女の子、チャチャ。友達らしい友達もおらず、魔性の女の異名にふさわしい、心底が見えず捉えどころのない孤独な女の子の正体は、とっても熱くストレートに自分の想いにビートを刻む、恋するとびっきりにカッコイイ女の子でした。
ひねくれ者のくせにまっすぐで、ひたすらにまっすぐで、意地悪で性格も歪んでいるくせに一途で昔からの想いをとても大事に守ってて、そして最後まで諦めることをやめようとしないタフネスガール。
こりゃ惚れるさ。小悪魔っぷりに惚れ、小悪魔のくせに純情なところに惚れ、その絶望に屈さない【スクーティン・オン・ハードロック――ハードロック通りを駆け抜ける】その全力疾走な強さに惚れる。

彼女が失ったものは、読者である自分から見ればとてつもなく大きいものだ。今の彼女を形作った原点ともいうべきものであり、今まで彼女が生きるために必要としてきた支えそのものであり、これからの彼女が得るはずだった幸せの要となるようなものだったはず。
でも、彼女は笑顔を無くさなかった。たとえ、それが相手の中から失われても、世界中のどこにも存在しなくなってしまったとしても、それを自分の中に残せたから。
そして、残ったものを、そのままではないにしろ、相手につなげられる可能性が残ったから。
だから彼女は、笑顔を失わず、もう一度零から始めるのだ。

ビター・マイ・スウィート。苦々しくも愛おしい人との語らいを。
それが、かの恋するプリンセスの所望である。

家族ゲーム 54   

家族ゲーム 5 (5) (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション 96-5)

【家族ゲーム 5】 鈴城芹(電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション)(

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もういい加減、西浦先輩に愛の手を!(笑
真言の受験の家庭教師になって、進展するかに思えた西浦先輩の恋も受験が終わって家庭教師お払い箱になったとたん、まったく進展なしになっちゃってるんですよね。あれから後も度々、出会う機会に恵まれているにも関わらず。真言の方は相変わらず、まったくと言っていいほど西浦先輩を恋愛対象として認識してないし。時々、無意識下で引っかかってるらしき描写は在るんだけど、そっから全然前進しないからなあ。そろそろ本気で可哀想になってきたw
一方で中学生になってますます女の子らしくなってきた葵。最初は真言の方が普通に可愛らしい女の子で、妹の葵の方が元気いっぱいな男の子にしか見えない娘だったのにねえ。いつの間にか完全に逆転しちゃったなあ。今回は、葵達のグループに加わった紫杏が、上手いこと葵と悟の関係に刺激を加えてくれたせいか、葵が嫉妬するわ拗ねるわ甘えるわでえらい事に。登場人物も熟女から大学生、高校生組、中学生と多岐に渡ってきましたけど、ほんとに一番恋する女の子してるのは葵だわ。
高校生組は、真言は相変わらずのゲーム廃人してるし、由寿は殆ど身を引いてピヨちゃん応援モード入ってるし、今のところ恋愛臭は一番薄まっているような感じですよね。そういえば、登場人物の中でもゲームやってなくて一番一般人らしかった永妙寺さんが、いつの間にか一番ヒドいことになってた事に愕然です(笑
そのうち、犯罪者にならないか心配だ。本気で心配だw

大学生組は、ピヨちゃんと温水くん、微妙にすれ違ってはいるものの、ああこれはそのうち上手くいきそうな感じ。お互いの、微妙に恋愛感情にまで至っていなかった、気になる異性という間柄が、由寿の存在やお互い意識し合うものの上手く噛み合わずにすれ違ってる状態が、逆に曖昧だった二人の感情を、段々と決定的な恋愛感情へと駆け昇らせている感じなんですよね。ここらへん、さり気なく上手いなあ。
新登場組では、藤井こずえがお気に入り。なんかもう、一目で気に入ってしまいました。見た目とか見た目とか。由寿が大人しくなってしまったせいで、好きな人にがむしゃらに突っ込んでいくタイプの女性がいなくなってたので、この人の独行妄想っぷりは大好きですw
もう一人は新登場でもないんですけど、水瀬先生。この人も、段々と味出てきた。高校の先生としての顔、紫杏の母親としての顔、単身赴任の夫を待つ妻としての顔、遊佐ママの先輩としての顔。一人のキャラクターで色んなタイプの顔を見せてくれる人なので、読んでても結構印象残るんですよね。

だいぶ登場人物も増えてきて、人間関係もこんがらがってきたけど、それだけに読み応えも厚みを増してきて、読み終えたあとの満足感が半端ない。
あーー、楽しかったぁ!!
4巻から5巻の発売スパンが短かったので、次が出るのはだいぶ先になっちゃうんでしょうかねえ。次、また楽しみに待ってます。
 

8月12日

このえ/田口ケンジ
(サンデーうぇぶりSSC)
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堂本裕貴
(サンデーうぇぶりSSC)
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ヨウハ/SCRAP
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浅井蓮次/沢田新
(ビッグ コミックス)
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朝比奈希夜/榊空也
(ビッグ コミックス)
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田井ノエル/カズアキ
(ビッグ コミックス)
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宮野美嘉/碧風羽
(ビッグ コミックス)
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Y.A/すざく
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大井昌和
(夜サンデーSSC)
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大井昌和/いのまる
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8月11日

千羽十訊
(GA文庫)
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kimimaro
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完菜
(GA文庫)
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ゆいレギナ
(GA文庫)
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えぞぎんぎつね
(GA文庫)
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森田季節
(GAノベル)
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8月10日

支倉凍砂
(電撃文庫)
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伏見つかさ
(電撃文庫)
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七菜なな
(電撃文庫)
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榛名千紘
(電撃文庫)
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佐島 勤
(電撃文庫)
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岬 鷺宮
(電撃文庫)
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蒼井祐人
(電撃文庫)
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杉井 光
(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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雪仁
(電撃文庫)
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鏡銀鉢
(電撃文庫)
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新 八角
(電撃文庫)
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依空 まつり
(カドカワBOOKS)
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しののめすぴこ
(カドカワBOOKS)
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あるくひと
(カドカワBOOKS)
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可換 環
(カドカワBOOKS)
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犬魔人
(カドカワBOOKS)
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リュート
(カドカワBOOKS)
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夕蜜柑
(カドカワBOOKS)
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猫神信仰研究会
(サーガフォレスト)
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香月美夜
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古流望
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早瀬黒絵
(TOブックス)
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ダイヤモンド
(TOブックス)
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阿井りいあ
(TOブックス)
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乙野四方字
(ハヤカワ文庫JA)
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西尾維新
(講談社文庫)
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九井諒子
(ハルタコミックス)
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青木潤太朗/森山慎
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月夜涙/長尾件
(角川コミックス・エース)
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たかた/吉野宗助
(角川コミックス・エース)
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岡沢六十四/倉橋ユウス
(角川コミックス・エース)
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雪仁/かがちさく
(角川コミックス・エース)
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studio HEADLINE
(角川コミックス・エース)
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かたやままこと
(角川コミックス・エース)
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さわむらリョウ
(角川コミックス・エース)
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島本和彦
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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七尾ナナキ
(裏少年サンデーコミックス)
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武者サブ
(裏少年サンデーコミックス)
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丸戸史明/武者サブ
(裏少年サンデーコミックス)
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朝倉亮介
(ガンガンコミックス)
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新木伸/岸田こあら
(ガンガンコミックス)
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日之影ソラ/明日かかん
(ガンガンコミックス)
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天野ハザマ/月島さと
(ガンガンコミックスONLINE)
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椿いづみ
(ガンガンコミックスONLINE)
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丸美甘
(ガンガンコミックスONLINE)
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わるいおとこ/彭傑&奈栩
(ガンガンコミックスUP!)
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浜田よしかづ
(アクションコミックス)
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Magica Quartet/富士フジノ
(まんがタイムKRコミックス)
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牛木義隆
(まんがタイムKRコミックス)
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一七八ハチ
(ハルタコミックス)
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namo
(ハルタコミックス)
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宮本伶美
(ハルタコミックス)
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大上明久利
(ハルタコミックス)
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竹澤香介
(アース・スター コミックス)
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目黒三吉/一色孝太郎
(アース・スター コミックス)
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幾夜大黒堂/天然水珈琲
(アース・スター コミックス)
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鉄田猿児/ハム男
(アース・スター コミックス)
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咲良/ちょきんぎょ。
(アース・スター コミックス)
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深山じお/花波薫歩
(アース・スター コミックス)
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木虎こん/みわかず
(アース・スター コミックス)
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8月9日

佐藤ショウジ
(ドラゴンコミックスエイジ)
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石田彩/CK
(ドラゴンコミックスエイジ)
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つむみ/愛七ひろ
(ドラゴンコミックスエイジ)
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いつむ
(ドラゴンコミックスエイジ)
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奇仙
(ドラゴンコミックスエイジ)
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Bcoca/保住圭
(ドラゴンコミックスエイジ)
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山口ミコト/D.P
(ドラゴンコミックスエイジ)
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三簾真也
(KCデラックス)
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門司雪/アルト
(KCデラックス)
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原口鳳汰/カラユミ
(KCデラックス)
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石沢庸介/謙虚なサークル
(KCデラックス)
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シンジョウタクヤ
(KCデラックス)
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井上菜摘/未来人A
(KCデラックス)
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大前貴史/明鏡シスイ
(KCデラックス)
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外ノ/秋
(KCデラックス)
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筒井テツ/菅原こゆび
(モーニングKC)
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井上まち
(モーニングKC)
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白井三二朗
(モーニングKC)
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栗田あぐり
(モーニングKC)
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カワグチタケシ
(講談社コミックス)
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中村なん
(講談社コミックス)
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ナナシ
(講談社コミックス)
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西岡知三/鏑木カヅキ
(BLADEコミックス)
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穂高歩/しゅうきち
(BLADEコミックス)
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朱子すず/日之影ソラ
(BLADEコミックス)
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8月8日

中島豊
(シリウスKC)
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冬葉つがる
(シリウスKC)
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モトエ恵介/FUNA
(シリウスKC)
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加古山寿/朱月十話
(シリウスKC)
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町田とし子
(シリウスKC)
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タイジロウ/青山有
(シリウスKC)
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蒼井万里
(ワイドKC)
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品佳直/カルロ・ゼン
(バンチコミックス)
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たかとうすずのすけ/花果唯
(メテオCOMICS)
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ねこ末端
(メテオCOMICS)
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水崎弘明
(メテオCOMICS)
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8月5日

しげ・フォン・ニーダーサイタマ
(ドラゴンノベルス)
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藤浪 保
(ドラゴンノベルス)
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かずなし のなめ
(ドラゴンノベルス)
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音無砂月
(PASH!ブックス)
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月夜乃古狸
(PASH!ブックス)
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下城米雪
(PASH!ブックス)
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櫓刃鉄火
(アフタヌーンKC)
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井上堅二/吉岡公威
(アフタヌーンKC)
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吉岡公威
(アフタヌーンKC)
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イシイ渡
(アフタヌーンKC)
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新井春巻
(ヤンマガKCスペシャル)
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山田恵庸
(ヤンマガKCスペシャル)
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藤本ケンシ/井出圭亮
(ヤンマガKCスペシャル)
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植野メグル
(ヤンマガKCスペシャル)
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南勝久
(ヤンマガKCスペシャル)
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筧千里/堂島ノリオ
(ガンガンコミックスUP!)
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秋澤えで/桐野壱
(ガンガンコミックスUP!)
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ふか田さめたろう/ニシカワ醇
(ガンガンコミックスUP!)
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quiet/ムロコウイチ
(ガンガンコミックスUP!)
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こおりあめ/ひだかなみ
(フロース コミック)
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杉町のこ/柚原テイル
(フロース コミック)
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RINO/YUNSUL
(フロース コミック)
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鳥生ちのり/なまくら
(フロース コミック)
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SUOL/ Gwon Gyeoeul
(フロース コミック)
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8月4日

西出ケンゴロー
(角川コミックス・エース)
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芥見下々
(ジャンプコミックス)
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内藤泰弘
(ジャンプコミックス)
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尾田栄一郎
(ジャンプコミックス)
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Boichi/石山諒
(ジャンプコミックス)
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Boichi/石山諒
(ジャンプコミックス)
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鈴木祐斗
(ジャンプコミックス)
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三浦糀
(ジャンプコミックス)
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末永裕樹/馬上鷹将
(ジャンプコミックス)
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神海英雄
(ジャンプコミックス)
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附田祐斗/佐伯俊
(ジャンプコミックス)
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松井優征
(ジャンプコミックス)
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賀来ゆうじ
(ジャンプコミックス)
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近藤憲一
(ジャンプコミックス)
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天野明
(ジャンプコミックス)
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龍幸伸
(ジャンプコミックス)
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かっぴー/nifuni
(ジャンプコミックス)
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高口楊
(ジャンプコミックス)
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静脈/依田瑞稀
(ジャンプコミックス)
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河本ほむら/羽田豊隆
(ジャンプコミックス)
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鳥山明/とよたろう
(ジャンプコミックス)
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篠原健太
(ジャンプコミックス)
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ちると
(ジャンプコミックス)
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8月2日

裕時 悠示
(講談社ラノベ文庫)
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歩く魚
(講談社ラノベ文庫)
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FUNA
(Kラノベブックス)
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FUNA
(Kラノベブックス)
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鬱沢色素
(Kラノベブックスf)
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琴子
(Kラノベブックスf)
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水仙あきら
(Kラノベブックスf)
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8月1日

逆木ルミヲ/恵ノ島すず
(B’s-LOG COMICS)
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比村奇石
(プレミアムKC)
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比村奇石
(ヤンマガKCスペシャル)
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森小太郎
(HJコミックス)
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あび/上村夏樹
(HJコミックス)
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佐々木マサヒト/綿涙粉緒
(HJコミックス)
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文ノ梛/水城正太郎
(HJコミックス)
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羊思尚生
(HJ文庫)
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軽井広
(HJ文庫)
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農民ヤズー
(HJ文庫)
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叶田キズ
(HJ文庫)
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おけまる
(HJ文庫)
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ハヤケン
(HJ文庫)
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北山結莉
(HJ文庫)
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北山結莉
(HJ文庫)
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7月29日

雲雀湯
(角川スニーカー文庫)
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燦々SUN
(角川スニーカー文庫)
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斎藤ニコ
(角川スニーカー文庫)
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たかた
(角川スニーカー文庫)
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はむばね
(角川スニーカー文庫)
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月夜涙
(角川スニーカー文庫)
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日向夏
(ヒーロー文庫)
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百黒 雅
(エンターブレイン)
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木の芽
(エンターブレイン)
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矢御 あやせ
(エンターブレイン)
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日之影 ソラ
(エンターブレイン)
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gulu
(エンターブレイン)
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小鳥屋エム
(エンターブレイン)
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櫂末高彰
(ファミ通文庫)
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棚架ユウ
(GCノベルズ)
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ジャジャ丸
(GCノベルズ)
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小鈴危一
(モンスター文庫)
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どまどま
(モンスター文庫)
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水月穹
(Mノベルス)
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ふつうのにーちゃん
(Mノベルス)
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赤金武蔵
(Mノベルス)
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つたの葉/Project シンフォギアXV
(バンブーコミックス)
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藤川よつ葉/あづま笙子
(バンブーコミックス)
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ミト
(バンブーコミックス)
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つくしあきひと
(バンブーコミックス)
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佐藤夕子/三嶋イソ
(バンブーコミックス)
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重野なおき
(バンブーコミックス)
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鳴見なる
(バンブーコミックス)
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さぬいゆう/伊丹澄一
(バンブーコミックス)
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重野なおき
(ヤングアニマルコミックス)
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7月28日

SASAYUKi/リュート
(ライドコミックス)
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一花ハナ/龍央
(ライドコミックス)
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7月27日

英貴
(REXコミックス)
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フライ/竹岡葉月
(REXコミックス)
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中田ゆみ
(REXコミックス)
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久慈 マサムネ/Mika Pikazo(REXコミックス) Amazon


空地大乃/黒山メッキ
(REXコミックス)
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長野文三郎/結城心一
(REXコミックス)
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上海散爆網絡科技有限公司/Ling
(REXコミックス)
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あずまあや
(電撃コミックスEX)
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五十嵐正邦
(電撃コミックスNEXT)
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秋奈つかこ/鴨志田一
(電撃コミックスNEXT)
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みなみ/逆井卓馬
(電撃コミックスNEXT)
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〇線(まるせん)
(電撃コミックスNEXT)
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リーフィ
(電撃コミックスNEXT)
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藤松盟
(電撃コミックスNEXT)
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加藤陽一/スメラギ
(電撃コミックスNEXT)
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ノッツ
(電撃コミックスNEXT)
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野人/小林嵩人
(電撃コミックスNEXT)
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松風水蓮/彩峰舞人
(電撃コミックスNEXT)
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戦上まい子
(電撃コミックスNEXT)
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夏川そぞろ/御鷹穂積
(電撃コミックスNEXT)
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隆原ヒロタ/青山有
(電撃コミックスNEXT)
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ちくわ。
(電撃コミックスNEXT)
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宇崎うそ
(まんがタイムKRコミックス)
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かきふらい
(まんがタイムKRコミックス)
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みくるん
(まんがタイムKRコミックス)
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むらさき*
(まんがタイムKRコミックス)
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カヅホ
(まんがタイムKRコミックス)
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7月26日

円城 塔
(ジャンプジェイブックス)
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TYPE-MOON(TYPE-MOON BOOKS)
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TYPE-MOON
(TYPE-MOON BOOKS)
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東條チカ/カルロ・ゼン
(角川コミックス・エース)
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池野雅博/ざっぽん
(角川コミックス・エース)
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東大路 ムツキ/ざっぽん
(角川コミックス・エース)
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植野メグル
(角川コミックス・エース)
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草下シンヤ/マルヤマ
(角川コミックス・エース)
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そと/冬原パトラ
(角川コミックス・エース)
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kanco/坂石遊作
(角川コミックス・エース)
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内田健/鈴羅木かりん
(角川コミックス・エース)
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矢野トシノリ
(角川コミックス・エース)
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高木秀栄/矢立肇
(角川コミックス・エース)
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浅川 圭司/花黒子
(角川コミックス・エース)
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7月25日

おがきちか
(ZERO-SUMコミックス)
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おがきちか
(ZERO-SUMコミックス)
Amazon


サワノアキラ/秤猿鬼
(ガルドコミックス)
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合鴨ひろゆき/赤井まつり
(ガルドコミックス)
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蒼和伸/篠崎冬馬
(ガルドコミックス)
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かせい/猫子
(ガルドコミックス)
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長頼/シゲ
(ガルドコミックス)
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ばう/小野崎えいじ
(ガルドコミックス)
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七浦なりな/桜あげは
(ガルドコミックス)
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藤谷一帆/瀬尾優梨
(ガルドコミックス)
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くずしろ
(ヤングガンガンコミックス)
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山崎夏軌
(ヤングガンガンコミックス)
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水城水城/Ko-dai
(ヤングガンガンコミックス)
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実倉なる
(ヤングガンガンコミックス)
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星河だんぱ
(ヤングガンガンコミックス)
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鮭no.マリネ/日本サぱ協会
(ヤングガンガンコミックス)
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咲竹ちひろ
(ビッグガンガンコミックス)
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Schuld
(オーバーラップ文庫)
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どぜう丸
(オーバーラップ文庫)
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みわもひ
(オーバーラップ文庫)
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甘木智彬
(オーバーラップ文庫)
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常陸之介寛浩
(オーバーラップ文庫)
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岸本和葉
(オーバーラップ文庫)
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鬼ノ城ミヤ
(オーバーラップノベルス)
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シゲ
(オーバーラップノベルス)
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上野夕陽
(オーバーラップノベルス)
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桜あげは
(オーバーラップノベルスf)
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日之影ソラ
(オーバーラップノベルスf)
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涼暮 皐
(MF文庫J)
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森林 梢
(MF文庫J)
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城崎/かいりきベア
(MF文庫J)
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マリパラ
(MF文庫J)
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壱日千次/Plott、biki
(MF文庫J)
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久追遥希
(MF文庫J)
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守雨
(MFブックス)
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新巻 へもん
(MFブックス)
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福寿草 真
(MFブックス)
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虎戸 リア
(MFブックス)
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7月23日

むらかわみちお/才谷屋龍一
(MFC)
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石見翔子/理不尽な孫の手
(MFC)
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村市/千月さかき
(MFC)
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松井俊壱/リュート
(MFC)
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Usonan/Wookjakga
(MFC)
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一智和智/桝田省治
(MFC)
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盧恩&雪笠/早秋
(MFC)
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牛乳のみお
(MFコミックス アライブシリーズ)
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雨水龍/細音啓
(MFコミックス アライブシリーズ)
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森野カスミ/暁なつめ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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かわせみまきこ/駱駝
(MFコミックス アライブシリーズ)
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浅草九十九/和ヶ原聡司
(MFコミックス アライブシリーズ)
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えかきびと/長田信織
(MFコミックス アライブシリーズ)
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甲田 学人
(メディアワークス文庫)
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仲町 六絵
(メディアワークス文庫)
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7月22日

ネコクロ
(ダッシュエックス文庫)
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持崎湯葉
(ダッシュエックス文庫)
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新木伸
(ダッシュエックス文庫)
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磨伸映一郎
(REXコミックス)
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はるまれ/世界一
(4コマKINGSぱれっとコミックス)
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赤人義一
(ブシロードコミックス)
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藤近小梅/漆原雪人
(ブシロードコミックス)
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つるまいかだ
(アフタヌーンKC)
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出端祐大
(イブニングKC)
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華鳥ジロー
(イブニングKC)
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藤田和日郎
(モーニングKC)
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須賀達郎
(モーニングKC)
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蛇蔵/鈴木ツタ
(モーニングKC)
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ツジトモ/綱本将也
(モーニングKC)
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山田芳裕
(モーニングKC)
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中村光
(モーニングKC)
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大森藤ノ/矢樹貴
(ガンガンコミックスJOKER)
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嶋水えけ
(ガンガンコミックスJOKER)
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大森藤ノ/桃山ひなせ
(ガンガンコミックスUP!)
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大森藤ノ/汐村友
(ガンガンコミックスUP!)
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7月21日

伊達 康
(ガガガブックス)
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春間 タツキ
(角川文庫)
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7月20日

竹町
(富士見ファンタジア文庫)
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木の芽
(富士見ファンタジア文庫)
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サンボン
(富士見ファンタジア文庫)
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神里 大和
(富士見ファンタジア文庫)
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平成オワリ
(富士見ファンタジア文庫)
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小狐 ミナト
(富士見ファンタジア文庫)
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七野りく
(富士見ファンタジア文庫)
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七野りく
(富士見ファンタジア文庫)
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なめこ印
(富士見ファンタジア文庫)
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四季大雅
(ガガガ文庫)
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新馬場 新
(ガガガ文庫)
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初鹿野 創
(ガガガ文庫)
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鶴城 東
(ガガガ文庫)
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真白ゆに
(ガガガ文庫)
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ハマカズシ
(ガガガ文庫)
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手代木正太郎
(ガガガ文庫)
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イスラーフィール
(TOブックス)
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華宮ルキ
(TOブックス)
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春の日びより
(TOブックス)
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木嶋隆太
(TOブックス)
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星畑旭
(TOブックス)
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林譲治
(ハヤカワ文庫JA)
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八神鏡
(GCN文庫)
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竹林七草
(集英社文庫)
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せうかなめ/竹町
(MFコミックス アライブシリーズ)
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甜米らくれ
(ヤンマガKCスペシャル)
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御池慧/桂あいり
(ヤンマガKCスペシャル)
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鳴見なる
(ヤンマガKCスペシャル)
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7月19日

Sin Guilty
(HJ NOVELS)
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かたなかじ
(HJ NOVELS)
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保利亮太
(HJ NOVELS)
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あずまたま
(ヤングジャンプコミックス)
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野田サトル
(ヤングジャンプコミックス)
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奥浩哉/花月仁
(ヤングジャンプコミックス)
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松原利光
(ヤングジャンプコミックス)
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稲葉みのり
(ヤングジャンプコミックス)
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朝倉亮介
(ヤングジャンプコミックス)
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茶菓山しん太
(ヤングジャンプコミックス)
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川西ノブヒロ
(ヤングジャンプコミックス)
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椎橋寛
(ヤングジャンプコミックス)
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まめおじたん/Qruppo
(ヤングジャンプコミックス)
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妹尾尻尾/そら蒼
(ヤングジャンプコミックス)
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高橋慶太郎
(サンデーGXコミックス)
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サンドロビッチ・ヤバ子/MAAM
(裏少年サンデーコミックス)
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7月15日

川上 稔
(電撃の新文芸)
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珪素
(電撃の新文芸)
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茨木野
(電撃の新文芸)
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Y.A
(電撃の新文芸)
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しまねこ
(アース・スターノベル)
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虎戸リア
(アース・スターノベル)
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長野文三郎
(アース・スターノベル)
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一色孝太郎
(アース・スターノベル)
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十夜
(アース・スターノベル)
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三上康明
(アース・スターノベル)
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顎木 あくみ
(富士見L文庫)
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sora/柚原テイル
(フロースコミック)
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硬梨菜/不二涼介
(KCデラックス)
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山本崇一朗
(KCデラックス)
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内藤マーシー
(講談社コミックス)
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宮島礼吏
(講談社コミックス)
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久世蘭
(講談社コミックス)
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金城宗幸/ノ村優介
(講談社コミックス)
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吉河美希
(講談社コミックス)
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ひらかわあや
(少年サンデーコミックス)
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コトヤマ
(少年サンデーコミックス)
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西森博之
(少年サンデーコミックス スペシャル)
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百地/岬
(コロナ・コミックス)
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いづみやおとは/玉梨ネコ
(コロナ・コミックス)
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