書籍感想(2013)

東京皇帝☆北条恋歌 12 3   

東京皇帝☆北条恋歌12 (角川スニーカー文庫)

【東京皇帝☆北条恋歌 12】 竹井10日/高階聖人  角川スニーカー文庫

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「ようこそ、進化の塔の最深部へ」莫大な犠牲を払い辿り着いた先にいたのは、「東の門番」を名乗る東雲十狼佐だった。彼女に導かれ帝国暦1年の京都へ向かった一斗と恋歌は、世界を取り戻すための試練に挑む。しかし最後の門で2人を待ち構えていたのは、一斗を名乗る人物で!?本編はシリアスモードだけど、短編は今回もゆるゆる!雑誌「ザ・スニーカー」掲載時に話題沸騰となった、東雲のあの短編がついに文庫版に収録。
この人の作品は「シリアスってどういう意味だったっけ」と深刻に首をひねってしまうこと度々なのだけれど、今回に至っては本当に概ねシリアスだったんじゃないだろうか、概ね、ね。
いやしかし……今回ってば怒涛の伏線回収だったですよ、でしたよ。これまで謎だったり意味不明だったりした事柄が、あらかた明示され解体され解明されあからさまにぶちまけられて説明されてしまったんじゃないだろうか。時系列と世界線が入り組みすぎてわけがわからなくなっていた人物相関についても、かなりスッキリと分かりやすく提示された気がする……気がするだけで気のせいかもしれないけれど、実は分かった気になっただけで本当はそんなにわかってなかったんだぜ、という可能性もあるんだが、そんな気分になれたんだから良かったじゃないか、良かった良かっためでたしめでたし。
で、終わってしまったらいけないんだけれど。なにしろ、本編終わってないし。終わってないよね? そもそも、これって何を最終目標にしていた話だったのかをついつい忘れがちの忘却の彼方にうっちゃってしまってるんだが、なんだったっけ?
一応あれですか? みんな死なずに世界も滅びずにハッピーエンドを迎えればいい、ということなんですよね? 言葉にしてみると平易な最終目標だけれど、何しろ登場人物が片っ端からあさっての方向を向きながら明々後日の方向に突っ走って本道を逸れっぱなしなものだから、ついついどんな話だったのか意識の上から飛ばしてしまうのである。そもそも主人公の一斗少年からして、精神的に枯死していてまともに動きも思考を働かせもしない人物だったからなあ。最近になってようやく自発的行動を開始してようやく主人公らしくなってきたけれど、最初の頃は精神的に死んでいるのが売りみたいな主人公でしたから……って、どんな主人公だよ。

ともあれ、平行世界が軒並みアウトを喰らい、どの世界の一斗も数百、数千歴史を繰り返しても失敗し続けた中で、ようやく今回最終局面に辿りつけた、その要因こそが東京皇帝北条恋歌の存在であった……恋歌さま、マジヒロイン! というには、いささかこの娘だけシリアス成分が圧倒的に足りないどころか必然的にマイナスを保っているのだけれど、このマイナスこそがクリア要因だった、ということなんだろうなあ。こればっかりは、他の娘さんでは無理だったのか。そりゃ、ここまでアーパーすぎるアーパーは、いくらアーパー揃いのヒロインの中でもいなかったし、恋歌さま図抜けてたし。
ヒロイン度としては、雪絵がある意味圧倒的だし、十郎佐さんなんか短編含めてクリティカル決めてたし、ユカリ子さんは常に侮れない位置を不動で占めてましたし、恋歌さんマジコメディ枠。
……あれ? 婚約者の来珠さんは? ご不在ですか? ……不憫!!

ともあれ、怒涛の勢いで広げまくっていた大風呂敷を畳みに掛かったクライマックス12巻。え? 次で完結なの?? なるほど、その御蔭でそのせいか。ぶっちゃけ、風呂敷広げすぎててたたむつもりなんかさらさら無いとすら思っていたので、ここまであれこれ事細かに謎だった部分を明らかにしてくるとは思わなかっただけに、次々と明らかになっていく真相はなかなかに痛快でありました。面白さに勢いはつきものだよね♪ 
というわけで、このままの勢いで最終回だ!!

シリーズ感想

放課後四重奏 34   

放課後四重奏 3 (GA文庫)

【放課後四重奏 3】 高木幸一/ぜろきち GA文庫

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……恋って、いいね……。

「だけど必ず、いつか、誰かだけが特別になる。……その人しか、見えなくなる……」

草ヶ部の告白から数週間後、SL会と峰は西京路に旅行に来ていた。
にぎやかに西京路観光を楽しむ灰堂、菜花、草ヶ部、空上、峰だったが、
時折、灰堂をめぐり、火花を散らす状況が増えていく。
そんな中、うつむいている、ひとりの少女のことが、灰堂は気にかかっていた……。

そして、灰堂は忘れていた過去の記憶をも思い出す。
「……俺の昔のあだ名が、あーくんなんだよ」

人間嫌いだった灰堂は、SL会による出会いで、何を学び、何を選ぶのか!?
青春ラブコメ四重奏第3弾!
恋って、いいもんだなあ。
ライトノベルにも名作・傑作と呼んで過言ではない青春ラブストーリーは幾作も生まれていますが、この【放課後四重奏】もそんな青春恋愛小説の傑作に見事に名を連ねた、と言ってもいいんじゃないでしょうか。素晴らしかった。恋、という事象がどれほど素敵なものなのか。この五人の男女の一生懸命精一杯の恋模様を見ていると、思わず読んでいるこっちまで胸がいっぱいになってしまうほどでした。なんて、瑞々しい恋なんだろう。
ラブストーリー、恋物語というと良く炎や熱に例えられますけれど、本作はそうした熱量よりもむしろ水を連想させる恋模様でした。弾けそうな気持ちの瑞々しさ、心の器を越えて溢れ出しそうな決壊寸前の想い、止めどもなく踊り続け抑えられない好きという気持ち。これらは炎に例えるよりも、常に形を変え動き続ける流体のようで、手で救い上げても指の隙間からこぼれ落ちていってしまうような儘ならなさ、泥々と停滞しない胸の透くような清涼さは、読んでいてピチピチと弾けそうな瑞々しさを強く感じさせるものでした。
内に想いを溜め込んで燻らせてしまうのではなく、素直に思いの丈をぶつけることを恐れない少女たちの勇気、それを真正面から受け止めて誠実に向き合う灰堂の愚直さがひたすら爽やかであったのも、大きな要因だったのでしょう。好き、という気持ちに突き動かされ、精一杯目一杯にぶつかっていく彼女たちの姿は、恋という感情の勢いの凄さを、キラキラと煌く眩しさをこれでもかというくらいに突きつけてきます。好き、という気持ちに身も心も埋め尽くされることがどれだけ幸せなことなのか、その恋が叶うか否かを抜きにして、ただ恋をしているという今こそが、幸せの極地だったのでしょう。もちろん、恋が叶う事こそ最高だったのでしょうけれど、そうでなくても恋をしていられる、という事こそが幸せそのものなのだと、彼女たちを見ていると思うことが出来ました。
良く、好きな人と一緒に居られるわけで幸せ、なんて文句を聞きますけれど、その本当の実感をこれを読んで分かった気がします。建前じゃないんですよね、一緒に居られるだけで幸せって。何もしてない無くても、何も喋っていなくても、黙ったまま何もしなくて同じ場所にいるだけでも、幸せでいられる気持ちこそ、恋。いや、究極的には一緒にすら居られなくても。ただ、想えて居られればそれだけでも……。そんな風に思えるくらい、彼女たちの恋は、瑞々しく弾けて輝いていました。
灰堂が誰を好きになったか、誰を好きだったかは、彼の言動を見ていると自ずと理解できてしまって、薄々この旅先で他の三人も気づいていたんでしょう。だけれど、彼女たちは全力でした。諦めずなりふり構わず、全力でぶつかっていきました。カッコ良かったなあ、惚れ惚れしたなあ。あれだけ、全力で気持ちをぶつけられる機会が、果たして人生にどれだけあるでしょう。草ヶ部も空上も峰も、とても素晴らしくて良い恋をしていました。そして、その恋は敗れてもいささかもくすまず曇らず乾くこと無く、瑞々しいまま彼女たちの中でなおも育まれています。頑張れ、頑張れ女の子たち。いつまでもその恋を胸に踊らせ、全力で幸せに在れ。
最高で最幸の、青春恋愛ストーリーでした。ビバビバ♪

1巻 2巻感想

クロックワーク・プラネット 2 4   

クロックワーク・プラネット2 (講談社ラノベ文庫)

【クロックワーク・プラネット 2】 榎宮祐・暇奈椿/茨乃 講談社ラノベ文庫

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死んだ地球のすべてが、時計仕掛けで再現・再構築された世界――“時計仕掛けの惑星”。京都パージ未遂事件から三週間後、マリーのもとに謎の通信が入る。ナオトたちは発信源である区画・三重に向かうが、そこは全てが停止したゴーストタウンと化していた! 都市最深部に潜入した彼らが見たのは、条約違反の“巨大兵器”と幼い少女の自動人形――『永遠』を体現する最強のInitial-Y――。
「おねえちゃん――わたしを、壊して――」
……世界は修正を許さない。破綻した歯車は軋みを上げて螺子狂い、少女の悲嘆をすり潰してなお加速する――――!!
榎宮祐×暇奈椿×茨乃が紡ぐオーバーホール・ファンタジー第二弾!
ああ、あの老軍人の憤りはちょっと理解できるかもしれない。理不尽な怒りかもしれないけれど、どれだけ手を尽くしながらも何も変えられず何も守れず、それでも耐えながら抗ってきた生涯を送ってきた人にとっては、ナオトの在り方の方が理不尽だと思ってしまうものなんじゃなかろうか。何も考えず好き勝手しながら、何も堪えず我慢せず目の前の興味のある事だけに傾倒しながら、その正しさを疑いもしない。
もちろん、ナオトの立場からすると、彼にとって儘ならないものは沢山あったわけで、最近になってようやく自分の好きなものにかまけるようになれたばかり、なんだろうけれど……。
ずっと堪え続けてきた人にとって、世界に絶望していた人にとって、周りも世界も、世界を覆い尽くす絶望すら一顧だにせずにいる存在は、かつて抱いた希望も今抱いている絶望も、自分を取り巻く世界すべてを全否定、全無視されているような、許せなさを抱いたのか。
ナオトやマリーといった天才だけの視点だけではなく、彼らについていくハルダーの視点だけで、常人の観点は補填していると思っていたのだけれど、まさかこういう限界を迎えた俗人の立場から天才の立つ境地に牙を剥いていくアプローチを仕掛けてくるとは思わなかった。
うん、実際マリーのような天才には共感を抱けても、ナオトってどうしても見ている世界が極々小さく狭くって、果たしてマリーやハルダーたちについてすらどれだけ視界に入れているか怪しく思える時すらあるのに、その彼が揺るがぬ中核となって壊れかけた世界の深淵にガリガリと食い込んで行くというのは、1巻の時にはあまり感じなかった事だけれど、理不尽な不快感が痛快さの中に微細に混じり込んで来てたんですよね。
あの老人の憤怒は、そうしたナオトへの理不尽な違和感への払拭に繋がる展開になってくれるのでは、とちと期待してしまう。
何にせよ、ナオトの精神構造が微妙なところで得体が知れなく不気味なお陰で、同じ天才でも、同じ無軌道暴走娘であっても大義と正義感を持ち、涙を流し、艱難辛苦汝を玉にすを地で行っているマリーの方がやっぱり一端の主人公をやってるんですよね。今回だって、七転八倒しながら、自分の行った行為を顧みて、後悔し苦しんでのたうち回った末に、涙を拭って歯を食いしばって立ち上がり、ボロボロになっても不屈の闘志で前に進み続けようという姿は、心が揺さぶられるほど気高く眩しく格好の良い在り方でしたし、惚れ惚れとするほどヒーローしていましたから。やっぱり、共感を得るという意味では圧倒的にマリーなんですよね。
個人的には、彼女にはヒーローであると同時にもう少しヒロインでもあって欲しいのですけれど、ナオトのそっけなさというか道のハズレっぷりがそれを許してくれないのがもどかしいやら、果たして仲間として心通じあえているのかすら不安になる次第。マリーの片思い、ではないのでしょうけれど、一緒に行動しながらもどこかズレている感覚がつきまとってるんですよね。果たして、ナオトはマリーに対して「価値」を感じているのか。彼女がやろうとしていることに「意味」を感じているのか。これだと、むしろリューズやアンクルの方がわかりやすいくらい、とすら思えてくる。さて、彼に付き従うリューズにはコチラには見えないナオトの進む道が見えているのか。
いずれにしても、次回にはその答えを、不安を払拭して欲しいものであります。

1巻感想

魔法少女地獄外道祭文4   

魔法少女地獄外道祭文 (講談社ラノベ文庫)

【魔法少女地獄外道祭文】 安藤白悧/kyo 講談社ラノベ文庫

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魔女・長南雨衣佳と僕・三田村黒犬によって作られた魔女と魔法少女の混成秘密結社『永遠の満月団』。それまで個別に行動していた魔法少女たちが、一つの旗印のもと結束を強めていた。ただ、結びつきが強まったことで逆に反目する部分もまた発生するもの。具体的には、武器組―ヒミコを中心とした武器で戦う魔法少女たちと素手組―マミを中心とした素手で戦う魔法少女たちが、互いのよって立つ信念の違いから反目しているらしい。しかしそれぞれの中心であるヒミコとマミは“戦友”として認め合っている。困った二人が先輩に相談しにきた結果、「武道大会大会」を開催することに。って、いったい何するの!?血みどろアクションファンタジー!
あかん、アホや、これこそ頭のおかしい真骨頂!!(爆笑
作中やあとがきでも書かれているように、盛大に山田風太郎大先生リスペクト、というのはわかっているのですけれど、それを魔法少女でやってしまう、というのを抜きにしても、もう内容がはっちゃけすぎていて無茶苦茶楽しかったです。無茶苦茶すぎて楽しかったですw
格闘系魔法少女に武器系魔法少女って、もはや魔法少女の原型ないやん! というのは、昨今の魔法少女の多様性を前にしては古臭い文言になってしまうのでしょうし、本作はそうした魔法少女が奇形というほど多様性を持つようになったこの時代を踏まえて、或いは則ってお馬鹿をやる目的で創りだされた物語である以上、もはや根幹に「あれもこれもなんでもかんでも魔法少女」というのが刻み込まれているだけに、いまさら格闘系魔法少女とか武器系魔法少女の武闘大会が行われたからといって、なんじゃこりゃ、なんて感想も生まれないはずなんですけれど、それでも敢えて言おう。
なんじゃこりゃ!!

『第一回魔法少女武道大会大会 魔法少女地獄外道祭!!』

こういうイベントを行う際、もっとも必要にして重要な役どころは、いわゆる司会解説役なんだけれど、これに関してはシリーズ一作目から、魔法少女研究家である黒犬くんが際立った才覚を煌めかせているので全く問題なし。というか、解説をするために生まれたような主人公なので、その解説の腕は瞠目スべき的確さと切り口に満ちあふれていて、今大会でもその才を遺憾なく発揮してくれます。もはや、彼のために用意されたイベントなんじゃないか、というくらいに。
表紙絵だって、彼の一人舞台だもんな! 最初、新たな忍者系魔法少女かと思ってたら、まさかの司会主人公だったよ!! この忍者風デザインは、やっぱり山田風太郎を意識した結果なんだろうか。どう見ても仮面ライダーとかあっちじゃなくて、ちょっとアレなニンジャ風だもんなあ。

さて、肝心の武道大会の試合内容というと……繰り返しになりますが山田風太郎リスペクトでありますけれど、それを踏まえても……頭がおかしい!! 発想がおかしい!! 常識を盛大に蹴り飛ばした自由っぷりにひっくり返れ。
クソ面白かった!!
まず、ルールからして、シンプルに「相手を殺した方が勝ち」というところからいい具合に狂ってる。死んでも生き返る儀式魔法が敷かれているとはいえ、全力全開で魔法少女が肉弾戦で殺し合い、血肉に臓物が飛び散り、骨が粉微塵になり、グロくてエグくて筆舌しがたい死に様をさらしながら、試合が終われば爽やかにいやあいい試合だった、と健闘を讃え合う清々しい光景の狂いぷりに、思わずケタケタと笑ってしまう。おかしい、何かがおかしい。でもそれが素敵に可笑しい、面白い。
個人的に一番爆笑させられたのが、スターゲイザー・ヒミコVSジャクリーン・ハンマーの試合。ジャクリーンのある意味アラレちゃんの地球割に匹敵する無茶苦茶さに、さらにそれを上回るヒミコの突き抜けきった対応にもう笑った笑った。凄い、凄いよヒミコさんw

あまりにも面白かったので、二回戦、決勝戦がページの都合上か単に飽きたかで大胆に省略されてしまったのがもったいないやら口惜しいやら。完全版は出さないんですか?

そして、こんな狂った大会にもかかわらず、終わってみると元から厚かった友情がさらに厚くなり、魔法少女全体の結束も高まる、というまるで王道のような終わり方。結果に辿り着くまでの過程の暴走っぷりが凄すぎる。それを演出してしまう魔女先輩のはっちゃけっぷりを、それを受け入れてしまう魔法少女たちの素敵っぷりを讃えるべきか。
シリーズもこれで幕引き、みたいな話も聞くけれど、このいい具合に煮立った魔法少女ワールド、もっと堪能したいですわぁ。

シリーズ感想

アリストクライシ 2.Dear Queen3   

アリストクライシII Dear Queen (ファミ通文庫)

【アリストクライシ 2.Dear Queen】 綾里けいし/るろお ファミ通文庫

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滅んだ村の終わらない戦争は続く――

「黒森に近づく人間は姿を消す」その噂に『穴蔵の悪魔』の気配を感じたエリーゼとグランは、
黒森の中にあるという廃村を目指していた。
そこで出会ったのは明るく居丈高な少女・アリシア。
エリーゼの忠告で逃げだそうとした彼女を、突如として現れた巨大な鎧が連れ去った。
鎧を追い『領地』へ侵入した2人が見たのは、
傷は治され死も終りも訪れない、永遠に続く『戦争』を行う人間達だった――。
儚く哀しい化け物たちのダーク・ファンタジー第2幕!
第一巻がどうしようもなく「人間」である化物たちの話であったとしたなら、この2巻は人間はどこまで「人間」で在れるかが試されている、人の業に纏わる話でした。
永遠に戦い続けることを強要される、というとヴァルハラなんかを思い起こさせてちょっとカッコいいと思ってしまうかもしれませんが、ここで行われている戦争と、人間たちが置かれた環境は栄光も勇気も存在しない、ただ怠惰に傷つけあうだけの腐臭のする腐れ果てた地獄でした。そんな中で人間たちは自ら考えることをやめ、獣のように落ちぶれて、醜いエゴを剥き出しにして暗い眼差して他者を踏みにじっていくのです。彼らを、この退廃に溺れた家畜たちを果たして人間と呼んでいいものか。彼らを人間として認めてよいものか。
自らを化け物と認めながら、それでも人の心を他持ち続けようとしているエリーゼとグランの前にぶちまけられた、あまりにも浅ましい人の業。まったく、悪趣味な話じゃないですか。
彼ら自身の力ではどうにもならない環境に置かれ、腐ることを強いられたのですから、同情の余地はあるのでしょうけれど、それでも彼らの澱みきった言動は見るに耐えれるものではなく、そもそもこの「領地」が誕生した原因を知ってしまうと、その同情の余地すら果たして保ち続けられるか……。
しかし、こんな澱み腐りきった環境の中でも、心を喪い飼われた人畜と化す人々の中でも、人としての尊厳を保ち続けよう。戦って、この世界を抜けだそうとしている人がいることに、自分でも思っていた以上に救いを感じ……それがより大きな理不尽に踏みにじられていく様に、さらなる絶望を味わわされるのです。

こんな、救いのない話があるものか……そう思っていたはずなのに。

とある男性の、最後の想いを目の当たりにした時に、「ああ、この人は報われたんだ」、そう感じてしまった事が、我に返ってひたすらに悲しかった。こんな結末を迎えてしまった人が、こんなに報われ救われたんだ、と安堵してしまった、それがただただ悲しい。
もっと、もっと報われてよかったのに。もっと救われてよかったのに。もっと良い世界を、素晴らしい時間を、人らしい幸せを、心を、愛情を、手に入れる事だって出来ただろうに。この人にとっては、これで本当に満足だった、という事実が「良かった」と思うと同時に、痛切なまでに哀れだったのだ。
こんなにも相反する感情で胸が一杯になってしまったことは、あまり記憶に無い経験だ。グルグルと渦巻いて溢れそうになる言葉にならない複雑な想いに、ため息が漏れる。
辛く苦しく、重たい世界だ。そう思うよりほかない。
そんな残酷で無慈悲な世界で、必死にあがいているエリーゼとグランの前に現れたのは、純粋無垢な悪意。邪気のない邪悪。
愛を知らない、天使のような悪魔だ。
よりにもよってこんなものを寄越すだなんて、あの存在のおぞましいまでの粘性の悪意の凄まじさを、狂気然とした好意の異様さを思い知らされる。
エリーゼもグランも、お互いを離さないで欲しい。こんな悪意にさらされて、とても一人じゃ耐えられそうにないだけに、余計にそう思う。二人のお互いをおもう強さだけが拠り所だと、改めて思い縋る顛末でした。
願わくば、グランに似た彼のあまりにも哀しい救いは、グランとエリーゼには与えられないように。二人には本当の報いと幸せを、手に入れて欲しい。

1巻感想

魔法少女育成計画 limited (後) 4   

魔法少女育成計画 limited (後) (このライトノベルがすごい! 文庫)

【魔法少女育成計画 limited (後)】 遠藤浅蜊/マルイノ このライトノベルがすごい! 文庫

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追う者と追われる者。狩る者と狩られる者。結界で限定された空間を舞台に、魔法少女達の命を賭けた“追いかけっこ”が繰り広げられる。次々と倒れていく魔法少女達。刻々と近づくタイムリミット。状況は常に変化し続け、三つの陣営の思惑は入り乱れる。敵味方の立場さえも激しく入れ替わる血みどろの戦いの果てに、最後まで生き残るのは、そして目的を遂げるのは誰なのか?話題のマジカルサスペンスバトル、第三幕の完結編!
やっぱり、前半は嵐の前の静けさでした。
考えてみると、前2幕と比べて今回は「ゲーム」ではない分、「死」が前提として準備されている環境ではありません。最初のバトルロワイヤルにしても、二回目のデスゲームにしても、ゲームマスターが居てそのGMが用意し強要してくる「死」という脱落をどうやって回避するか、という状況でした。ところが、今回はゲームではないのでGMが(一応)居らず、参加者全員が状況をコントロール出来ないまま渦中にあり、さらに「死」が目標ではなくあくまで結果に過ぎない以上、生存したままこの状況をくぐり抜ける手段や可能性は幾らでもあったわけです。
つまり、どれだけ陰惨で血生臭く悪意に塗れていても、今回の状況は限りなく普通のバトルものに近しい設定でした。前半の死者ゼロという展開は、第三勢力の乱入という要素がまだなく、状況が定まっていなかったとはいえ、死んでいくことが前提の状況ではなかった、というのが大きいと思われます。
だからこそ、ちょっと迂闊にも心に油断を持ってしまっていたんですね。普通のバトルものだと、どれだけバタバタと死人が出たとしても、大切な人を喪ってその遺志を継いだり、辛酸を嘗め外道を目の当たりにしたことで心を改め強い決意を秘めるようになった、などといった生存フラグを立てたキャラは最後まで生き残るものなのだと、思い込んでいたのでした。この作品が、悪名高い【魔法少女育成計画】であることをつい忘れてしまって……。
この三幕、通常のバトルものの枠組みに則って話を進めておきながら、最後にまとめて生存フラグなぎ払いやがった!!
お陰で、魔法少女の死に対するショックは、先の2幕よりもかなりグサリ、と深く突き刺さった気がする。第一幕の、まだ魔法少女の死に様に慣れていなかった頃のショックにかなり近いものを喰らってしまった。もう生き残るだろう、と安心していた所に死角からクラッシュ、だったからなあ。
しかも、今回の一件、ゲームマスターは存在しないものだと思い込んでたら……居たよ、居やがったよ。ある意味、これまでで最も練達の指し手だったかもしれない。彼女、これをゲームにせずにあくまで目的を達するための作業に徹していたからなあ。ちょっと前二幕までのGMとは役者が違ったんじゃなかろうか。立ち位置からして全然違うのだけれど。彼女にあるのは、悪意でも享楽でもなく、善意ですら無く、純然たる理性と秩序と公正さ、なんですよね。ライトスタッフ、とすら言っていいかもしれない。恐るべきは、自身駒としてゲームに放り込まれた経験がありながら、他者を駒として消費し、必要に応じて抹消することを厭わない冷徹さか。
これで、ちゃんと情のある人でもあるので、ちゃんと「身内」の保護については注意していた、と思いたいけれど、さてどこまで手が届いていたものか。実際、ちゃんと生き残っているのを見る限りは……どうなんだろう。
そして、あの人物の生存は彼女の唯一の瑕疵であり、あとあと致命的な事になりかねない最悪の見逃しであったんじゃないかと危惧せざるを得ない。

そして、ラストの展開は喜ぶべきなのか、戦慄するべきなのか。かなり複雑な心境になってしまった。まだ、道が途切れず続いている、というのはきっと喜ぶべきで、実際道が途切れたと思った時にはかなり凹んでいたので、良かったと言えばよかったんだけれど、思いっきりルート変更しちゃったからなあ。
それでも、まだ可能性が続いていると思えば。助けて、スノーホワイト!!

シリーズ感想

この素晴らしい世界に祝福を! 2.中二病でも魔女がしたい!4   

この素晴らしい世界に祝福を!  2    中二病でも魔女がしたい!  (角川スニーカー文庫)

【この素晴らしい世界に祝福を! 2.中二病でも魔女がしたい!】 暁なつめ/三嶋くろね 角川スニーカー文庫

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「…金が欲しいっ!」
カズマは異世界で初めての冬を迎えようとしていた。本格的な冬に馬小屋暮らしは辛すぎる。生活拠点の確保が急務だ。そんなカズマに「屋敷に住み込みで悪霊退治をして欲しい」と願ってもないチャンスが訪れる。普段はポンコツ駄女神でも、こと除霊に関してはエキスパートのアクアがいるので、二つ返事で依頼を引き受けたカズマだったが…!?「小説家になろう」で人気を博す異世界コメディ第2巻が登場!
おおっ、ダストくん、ちゃんと出番あったんだ。よかったな〜。てっきり、存在自体抹消されてしまったかと危惧していただけに、彼とそのパーティーの登場には安心しました。でも、此処で出すならベルティア戦後回しにしてちゃんと出してあげたら良かったのに、と思わないでもない。
とはいえ、第一巻で異様に多かった構成などの違和感やチグハグは大幅に解消され、妙にキャラの薄かった主人公のカズマも、さすがはカズマさん!と思わず勘違いで尊敬してしまいそうな「アレ」な感じになってきて、さあさあ面白くなってきた。

さて、今回の2巻はサブタイトルからしてめぐみんがメインみたいに見えるけれど、そんなことは全然なかったぜ! というか、むしろダメっ子三人娘の中では一番見せ場少なかったんじゃないだろうか。今回は恐らく次巻のダクネスメイン回の前振りもあってか、ダクネスにネタがふられるケースも多かったですし。いやあ、彼女も段々本番入ってきましたね。積極的ドM娘に見せかけて……いや、見せかけじゃなくて本気でドMなんですが、そういう本性とはまた別に、一番恥じらいが強くてメンタル防御力が紙装甲なのがダクネスなのです。押せば押すほど受け入れちゃうところは、今回の恐らく書き下ろしかと思うサキュバス編での一幕からも明らかではないかと。ってか、いくらなんでもそのシチュエーションで逆らえずに背中流しちゃうダクネスが押しに弱すぎる!!(爆笑
ダクネス姉さんは、これからもエロス担当で頑張ってくれるはずなので、そのまま性的に突き抜けてくださいw

今回から、リッチーのウィズやアクアの女神の後輩にあたるエリス様が本格参戦。この二人の安心感は、ついついめぐみんやアクアとくらべてしまうためにか、もうこの人らとパーティー組んじゃえ、と思わないでもないのだけれど、ウィズも貧乏属性がかなり酷いのでパーティーを組めば組んだでろくでもないことになるか。先々、仮面さんとか苦労してるしなあ。一方で、エリス様はどう考えても優良株。優しくて茶目っ気があって優秀で気がきいて性格も良い、と某ポンコツ女神とは比べるべくもなし。もしこの作品の真ヒロインが誰かと問うならば、圧倒的にこのエリス様に票が集まると思われるんだが、何しろカズマの野郎、しょっぱなに彼女にやらかしてるからなあ(苦笑
あれで嫌われてないあたり、本当にエリス様は女神さまやでぇ。

逆に、アクア様の方は逆さまの意味で安定まっさかり。どのパートでも揺るがぬ駄女神ぷりを遺憾なく発揮中。トイレの女神様、宴会芸の神様呼ばわりはまだイイほうで、ウィズ相手には露骨にチンピラ属性を発揮していますし、わりと深刻にアブない宗教の元締め、という事も発覚し、マッチポンプはやらかすわ、勤労意欲に欠けることニートなカズマに勝るとも劣らなずで、わりと浪費家で金銭に関して計画性が欠如していたり、トドメに知力はこれ以上あがりませんw
うん、安定してる安定してる。
ここまで酷い面白ヒロインはなかなか貴重ですよ? 天然記念物ですよ? 君子危うきに近寄らずですよ?

脇を固める人材も充実してきて、ようやく足場周りが固まってきた感じ。次回におもいっきり引っ張るラストの展開からして、三巻は本格的にダクネスがメインになる話と思われます。こっからカズマさんの偉い人が泣いて帰ってくださいと懇願するほどの、何をしでかすかわからない恐怖の冒険者伝説のはじまりを期待したいところ。ウェブ版とは違う書き下ろし展開も待っているようですしね。楽しみ楽しみ。

1巻感想

瑠璃色にボケた日常 44   

瑠璃色にボケた日常4 (MF文庫J)

【瑠璃色にボケた日常 4】 伊達康/えれっと MF文庫J

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瑠璃がボケなくなった!?
突然の事態に衝撃を受ける孝巳。だが、翠や柘榴に聞けば、これは霊能者特有の病気、霊虐と言うらしい。しばらくすれば治るというが、霊力が低下しまるで普通の女子高生のような言動をする瑠璃に、孝巳はどうも調子が出ない。
翠「まさか高校生にもなって霊瘧になるなんて…そういえばこの子、まだ下の毛も生えてないし…」
瑠璃「翠ちゃん!それ内緒だって言ったのに!」
孝巳「…」
そんなとき、孝巳の前に、怨霊を人につける“与霊師”、美濃部春喜が現れる。瑠璃を探しているという美濃部に危険を感じた孝巳は、彼女を守るべく動き出すが―。瑠璃色にボケた日常は戻ってくるのか!?美少女ツッコミ系バトコメ、第4弾!
なんか、翠まで普通にしもネタ使うようになっちゃってるんですけどっ。あかん、柘榴の影響、地味に受けてる!? だけれどこの作品、実はしもネタ絡みが一番漫才、掛け合いネタとして面白かったりするので洒落にならない。孝巳のツッコミが必死系になってしまうから、という理由もあるのかもしれないけれど、甚振り系の柘榴のしもネタに、翠のテンパリ系しもネタが相乗的に掛け合わされることで、笑いの効果を増しましていたのは間違いない。
それ以前に、普通の漫才ネタからして、柘榴と翠が加わったことで面白くなってるんですよね。最初の頃はネタとしてみると巧いけれど、巧いだけで別に笑いどころは何処にもない、という代物だったんだけれど、今回なんか冒頭の漫才の練習風景見てると、普通に面白かったもんなあ。ちゃんと上達の様子が伺えるのが、なんともかんとも。これは瑠璃たちの漫才レベルがあがったというよりも、単純に作者が熟れてきただけなのでしょうが。
その証拠、というわけでもないんですけれど、四巻にまで至ったこのシリーズ、本当に面白くなりました。この手のご町内限定の地元の街を舞台にした異能モノという類の中では、MF文庫Jの中でも一番好きだったかも。うん、話の見せ方、キャラの立たせ方の上手さと同時に、ホントに登場人物や作品の雰囲気が大好きな作品でした。それだけに、4巻で終わってしまったのが惜しくて惜しくて。いや、すでに2巻あたりからシリーズ継続については綱渡りな感じがしてましたし、正直三巻で締められるんじゃないかと覚悟はしていたので、四巻まで出たのは御の字だったのかもしれませんけれど、それでもやっぱり自分、この作品好きだったんだなあと終わる段になって改めて実感した次第。
笑い、というポイントに根ざしたコミカルさと、それに相反するような霊を相手にする世界のおどろおどろしさと重さが見事に掛け合わさった、特筆すべき作品でした。少女たちが背負った重責や業、彼女たちと関わる孝巳の覚悟が逆に「笑い」という要素を引き立たせ、「笑い」という要素が物語の闇や登場人物の必死さをより際立たせる、そんな相反するはずの双方の要素がうまく絡み合って作品そのものに味わい深さをもたらしていた気がします。
三人娘の仲の良さも、素敵でしたね。ベタベタした友情ではなく、そっけないけど実は、というものでもなく、一人ひとりが立派に自立していながら、苦境に陥れば躊躇いなく全霊を掛けて支えあう。尊重しあっている友情が、見ていても眩しかったです。孝巳も、眩しかったんじゃないかな、これ。三人共、この業界では禍々しいくらいの二つ名を負わされ、一廉の霊能者として扱われている身であり、三人共それに相応しい立派な振る舞い、或いは凄味や強かさを備え持つ大した少女たちなのですけれど、三人寄ると何だかんだと普通に仲良いのも見ていてニマニマしてしまう要素でした。特に翠と瑠璃は幼馴染というのもあるのでしょうけれど、自然な距離感が凄く好きでしたね。
でも、そんな関係も一度は破綻していて、孝巳が介在することで再び繋がることが出来たというのですから、感慨深い。柘榴がここに加わることが出来たのも、孝巳が頑張った結果ですしね。彼は、もともと単なる一般人であり、三巻までもちょっとずつ霊術は覚えていたものの、素人に近くて単純な戦闘能力という意味では三人娘に遥かに及ばず、殆ど役立たずに近い立場だったはずなのですけれど……なんちゅうか、此処ぞという時の抑えるポイントの見極め方といい、男前な心意気といい、無力なはずなのに頼りがいのある主人公でした。力の強弱を抜きにして、肝心なときに心や魂を預けられるような気合の入った男の子だったんですよね。だからこそ、誰に頼ることもせずに一人で立てる三人娘があれだけ慕い、見る目厳しそうな翠の家人がぞっこん見込んでしまったのでしょう。
特に秀でた力を持たない段階でこれだけ頼もしかった主人公です、これが覚醒した日にはどれほどのものになるか。その可能性を垣間見ることになったのが、今回の孝巳の目覚めっぷりでした。覚醒と言っても、これまでコツコツと修練を重ね構築してきたものが、ちょっとしたコツを掴んだことで使い方をモノにした、という感じのものだったのですけれど、柘榴や翠が瞠目するほどの可能性で、思わずこっちまでワクワクしてしまうほど。いやあ、こいつホントにコチラの業界でも大人物になれるんじゃないだろうか。
翠がテンパリながら、婿に婿に、と口走ってしまうのもわかるわかる(笑

今回はあの傍若な瑠璃が、霊能者特有の疾病でメンタル普通の可愛い女の子になってしまう、というアクシデントが中心に展開するのですけれど、瑠璃はやっぱりあの自由にマイペースの方が好きだなあ。ああいうキャラだからこそ、孝巳や翠にデレるのが強力なインパクトになるわけで。孝巳たちが、迷惑極まるけれど普段の瑠璃の方がいい、と言うのに何度もウンウンと頷きながら読んでいました。三人娘のトリオで居る時も、ルリがいつもの彼女でないとなんか調子でないですもんね。

やっぱり、この四人のボケツッコミとしもネタ三昧と微笑ましいラブコメはいつまでも見ていたかったなあ、とエンドロールに寂しい気持ちになってしまいました。凄く好きなシリーズでしたけれど、これはもう気持ちを切り替え、作者さんの新作に期待したいです。次はもっと大長編で、おねがいしますよ。

シリーズ感想

ストライプ・ザ・パンツァー 3   

ストライプ・ザ・パンツァー (MF文庫J)

【ストライプ・ザ・パンツァー】 為三/キムラダイスケ MF文庫J

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姫川響子は交通事故で瀕死の状態になったところを、心優しい宇宙生命体のストライプに寄生されることで助けられる。心に直接話しかけてくるストライプに、響子は二週間前に家出した兄の礼二を探していたことを明かす。実は記憶喪失だというストライプと共に、響子は二人で互いの“探しもの"を見つけることを約束するのだった。そんなとき、響子の学校で大量のパンツ消失事件が起こった! 響子はストライプと協力し、パンツ泥棒の宇宙人を追うことになるのだが――!?
審査会騒然のハートフル・ピュアコメディ、堂々優秀賞を受賞して登場!
なるほど。
よくネタを練り上げられたコントか漫才を観覧したような印象でした。人格を持つパンツ型宇宙人が主人公、という馬鹿げたシチュエーションを、ふざけずひたすら真面目に描くことで、明らかに変な状況を当人たちはシリアスな顔をして受け入れている、という所謂シリアスな笑いを導くように、丹念にネタを織り上げているんですね。お陰で、まともな子の方が、「あれ?これって私のほうがオカシイの?」と良識を揺るがされ、いい具合に狂った状況に鳴らされいつの間にか疑問を感じなくなっていく。
いや、明らかに頭がおかしい状況だから。意志を持つ男性人格のパンツを履いてるのが平気になっていく時点で、響子も相当おかしくなっているのがよく分かる。

うん、でも巧いよ、これは。パンツが主人公だったら、というアホな状況をこれだけ妥協せず真剣にシミュレートして、茶化さずに真面目に巫山戯倒すのはなかなか根性と技巧がい名言の数々は、思いついても物語上に俎上出来るものではない。これを、巧いことストーリー進行に合わせて、此処ぞという場面場面で放り込んでくるのだから、お見事という他ない。
ストーリー自体も、おおよそ見当がついていたとはいえ、紆余曲折を経て真相が明らかになっていく謎の隠された、自分の失われた記憶の奥に秘められた真実を追い求めていくお話にもなっていて、結構読むに応がある作品でした。少なくとも、パンツなんかが主人公だから、と適当だったりノリだけで転がしたりするような物語ではなく、本当に真面目にストーリーを構築していたのは、好感が持てました。普通に面白かったです。

ただ……そう、この作品は巧くはあっても、それ以上ではないんですよね。あまりに馬鹿馬鹿しいテーマを用いている事に目を引かれますけれど、その実体は非常に良識に則って、良識を踏まえた上でそれを外す技巧に長けている、という方式に思えるんですよ。あくまで、マトモさの範疇に根ざした作品だと感じました。

つまり、狂気が感じられない。

あ、こいつ本気で頭がおかしい!! という狂人を感じさせるぶっ飛んだ、イカレた、ネジが抜けた、常人が決して触れられない逸脱した危うさ、がまず見受けられなかったのです。いや、それが悪いというわけでは全然ないんですけどね。ネタの練り具合、使い方と言い職人芸に近い技巧を感じさせるほどの秀作だったのですから。
漫才なんかでも、天才の尖ったそれよりも技術の巧みさを好む人も沢山いるでしょうし。まあ、そういう好みのお話。
ちなみに、絵師のキムラさんの方はこれ、尖ってるタイプの方だと思われw

2013年11月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

月末発売のファミ通文庫、スニーカー文庫、コバルト文庫、HJ文庫、ビーンズ文庫などは来月送り。

読んだ本の数:50冊 うち漫画:5冊


【月花の歌姫と魔技の王】と【聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク>】のヒロイン衆は、年間通しても三指に入る魅力的なヒロインでした。キャラがイキイキしている作品はやはり惹きこまれます。
特に【聖剣使いの禁呪詠唱】の方はこれから益々伸びる予感。
他にも加速状態に入った模様なのが【エスケヱプ・スピヰド】。【百錬の覇王と聖約の戦乙女】、【スクールライブ・オンライン】あたりは、2巻になって殻を破った感があります。これらは注目株。
新人作品としては一迅社文庫初の大賞をとった【引きこもりたちに俺の青春が翻弄されている】が、なかなか引力ある作品でした。これも、次が要注目ですね。
【ストレンジムーン】は短く纏める、なんて話も聞くのですけれど、これはどう読んでも長編シリーズだよなあ。というか、その方が話しも膨らんで面白そうなんだけれど。短めに片付けてしまうの、勿体無いです。


★★★★★(五ツ星) 2冊

月花の歌姫と魔技の王 4】 翅田大介/大場陽炎 HJ文庫
聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク> 5】 あわむら赤光/refeia  GA文庫

【月花の歌姫と魔技の王 4】 翅田大介/大場陽炎 HJ文庫


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まったくもって素晴らしく魅力的な女性が躍動するお話であり、濃厚なエンターテイメントであり、若干頭がおかしいくらいに愛を与え合う若者たちのラブストーリーでした。マリーアが好きすぎてどうしようもないw


【聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク> 5】
 あわむら赤光/refeia  GA文庫



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アンジェラさん、大好きじゃーーー!! 今現在において、一番痛快かつ爽快なカタルシス大爆発な活劇と言って過言じゃないシリーズになってきました。諸葉という主人公のスケールの大きさには、一目置かざるを得ません。イイなあ、この主人公。

★★★★☆彡(四ツ星Dash) 2冊

エスケヱプ・スピヰド 伍】 九岡望/吟 電撃文庫
ストレンジムーン 2.月夜に踊る獣の夢】 渡瀬草一郎/桑島黎音 電撃文庫


【エスケヱプ・スピヰド 伍】 九岡望/吟 電撃文庫


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ストーリーが動き出してからの加速感が半端無くて夢中になってしまいました。うわっ、トップギア入った!という感触がありありと。


【ストレンジムーン 2.月夜に踊る獣の夢】 渡瀬草一郎/桑島黎音 電撃文庫


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お、幼馴染カップルが目白押しだ。なんという幼馴染パレード。皇帝派とキャラバンの争いは個々の思惑に記憶に引きずられた者たちの迷走も入り混じり、混迷を極めていく。そんな狭間で、玲音とクレアはどう泳ぎ切るのか。面白くなってきた。

★★★★(四ツ星) 10冊

百錬の覇王と聖約の戦乙女(ヴァルキュリア) 2】 鷹山誠一/ゆきさん HJ文庫
問題児たちが異世界から来るそうですよ? YES! 箱庭の日常ですっ!】 竜ノ湖太郎/天之有 角川スニーカー文庫
神様のお仕事 3】 幹/蜜桃まむ 講談社ラノベ文庫
魔法少女育成計画 limited(前)】 遠藤浅蜊/マルイノ このライトノベルがすごい! 文庫
スクールライブ・オンライン 2】 木野裕喜/hatsuko このライトノベルがすごい! 文庫
憂鬱なヴィランズ 4】 カミツキレイニー/キムラダイスケ ガガガ文庫
引きこもりたちに俺の青春が翻弄されている】 棺悠介/のん 一迅社文庫
ベン・トー 11.サバの味噌煮弁当【極み】290円】 アサウラ/柴乃櫂人 スーパーダッシュ文庫
剣刻の銀乙女(ユングフラウ)5】 手島史詞/八坂ミナト 一迅社文庫
ノーゲーム・ノーライフ 5.ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです】 榎宮祐/榎宮祐 MF文庫J


【百錬の覇王と聖約の戦乙女(ヴァルキュリア) 2】 鷹山誠一/ゆきさん HJ文庫


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【問題児たちが異世界から来るそうですよ? YES! 箱庭の日常ですっ!】 竜ノ湖太郎/天之有 角川スニーカー文庫


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【神様のお仕事 3】 幹/蜜桃まむ 講談社ラノベ文庫


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【魔法少女育成計画 limited(前)】 遠藤浅蜊/マルイノ このライトノベルがすごい! 文庫


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【スクールライブ・オンライン 2】 木野裕喜/hatsuko このライトノベルがすごい! 文庫


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【憂鬱なヴィランズ 4】 カミツキレイニー/キムラダイスケ ガガガ文庫


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【引きこもりたちに俺の青春が翻弄されている】 棺悠介/のん 一迅社文庫


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【ベン・トー 11.サバの味噌煮弁当【極み】290円】 アサウラ/柴乃櫂人 スーパーダッシュ文庫


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【剣刻の銀乙女(ユングフラウ)5】 手島史詞/八坂ミナト 一迅社文庫


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【ノーゲーム・ノーライフ 5.ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです】 榎宮祐/榎宮祐 MF文庫J


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今月のピックアップ・キャラクター

護堂臣 (プログレス・イヴ)
ルナーリア・D・ネブラブルート (月花の歌姫と魔技の王)
マリーア・ハイライン (月花の歌姫と魔技の王)
黒須千鳥 (神様のお仕事)
灰村諸葉 (聖剣使いの禁呪詠唱)
アンジェラ・ジョンソン (聖剣使いの禁呪詠唱)
クロトラくん (ストレンジムーン)
羽矢田寿宗 (ストレンジムーン)
文槻クレア (ストレンジムーン)
月代玲音 (ストレンジムーン)
遊形花菱 (召喚学園の魔術史学)
村瀬一郎 (憂鬱なヴィランズ)
瑞鳥紫羽 ( 引きこもりたちに俺の青春が翻弄されている)
白粉花 (ベン・トー)
マナ・ベルグラーノ (剣刻の銀乙女)




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人生 第6章3   

人生 第6章 (ガガガ文庫)

【人生 第6章】 川岸殴魚/ななせめるち ガガガ文庫

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理、文、体、美。相談相手は何系女子?

「勇樹には聞こえないの? クリスマスに対する生徒たちの怒りの声が!」

12月初旬。第二新聞部の部室内で、いつものように赤松勇樹(あかまつ・ゆうき)に演説をぶつ、部長の二階堂彩香(にかいどう・あやか)。どうやら、宿敵の生徒会長・白河香織(しらかわ・かおり)が、今年も開催するリア充クリスマスパーティーが気にくわないらしい……。
お悩み相談コーナー一同もクリスマスパーティーを開き、対抗することに。

しかし、理系代表の遠藤梨乃(えんどう・りの)、文系代表の九条ふみ(くじょう・ふみ)、体育会系代表の鈴木いくみ(すずき・いくみ)、美術系代表の村上絵美(むらかみ・えみ)の四人が考えるクリスマスパーティーは相当にヘンなもので……。うん、餃子は食べないよな……。一同は、キングオブネガティブ・矢野くんの考える、非リアなクリスマスパーティーに乗っかることにしたが……。

社交、格差、赤点、正義、餃子のこと……。クリスマスパーティーは誰のもの? 祈☆祝祭・人生相談6回目!!
彩香と香織がまれに見る低レベルないがみ合いをしている脇で、梨乃と勇樹の甘酸っぱい恋模様が、見ていて微笑ましい限り。良い恋を、していますね。
別に告白なんかしていないのだけれど、お互いに相手への好意が溢れちゃってて、傍目にも好きあってるのが一目瞭然なんですよね。あんまり柄じゃないくせに、勇樹に喜んで欲しくて普段と違う自分を見せようと努力するところなんて、可愛くて仕方ない。サンタコスを誰が着るかについて、果たして梨乃があれだけ頑張って自己主張するなんて誰が想像できただろう。好きな人の視線を気にする女の子が、可愛くないはずなんてないのですよ。もう照れ照れの二人の様子は、素晴らしいです。眼福です。こういう可愛らしいカップルに、爆発しろとかは思わんですねえ。見てるだけでこっちまで幸せな気分になりますし。
だから、いくみは空気読め!! 超空気読め!! おまっ、この二人がどれだけ勇気出してデートの約束したと思ってるんだ。邪魔してやるなよぉw
しかし、いくみは回を重ねるごとに頭悪くなるなあ……いや、最初からこのくらいだったか。果たして、どうやって高校に合格したのかわからないレベルだぞ。というか、もはや日常生活に支障をきたすレベルで頭悪そうなんですが。心配なんですが。真剣に、進級出来ないんじゃないか? 授業もまともに聞いてなさそうだし。

今回は全体的にリズムも小気味よく、小さなネタも結構キレてて読んでいて楽しかったです。まあ、何よりも初々しいカップルの甘酸っぱさが一番のごちそうでしたが。あれ? こんな作品だったっけw ちょっとアニメの方も楽しみですよ。

シリーズ感想

楽聖少女 43   

楽聖少女 (4) (電撃文庫)

【楽聖少女 4】 杉井光/岸田メル 電撃文庫

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束の間の平和が訪れる中、ルゥがいよいよ取りかかったのは、歴史的な二大交響曲“運命”と“田園”。しかしその初演にまたしても教会が言いがかりをつけてくる。ただの難癖に終わるかと思われていた教会の妨害工作は、ナポレオンとその敵対勢力の陰謀の絡み合いからやがて大事件に発展し、予測不能の悲劇は悪魔メフィをも巻き込む。死地に追い込まれた僕がついに直面するのは、この奇妙な世界を支配する残酷な“運命”そのもの―。急転する絢爛ゴシック・ファンタジー、第4弾!
あれ? ルゥの外見年齢ってそんなに幼かったの? それだと少女というよりも幼女に近いじゃん! いや、魔法少女が小学生からなのを考えると、12,3歳は少女の範囲か。いや、それでもアウトだよ。なに少女と同棲してるんだよ、このファウストは! ロリコン! 超ロリコン!! あ、でも神様のメモ帳のアリスも外見はだいたいおんなじくらいなのか。だとしたらOK? ……いや、アウトだろ。両方アウトだろ! いやだがしかし、外見はあくまで外見であって実年齢とか生きている年数とか精神年齢を考えると、合法なのか。合法だよな。それ以前に、法なんてこの世界には存在しない!!
無意識に、ルゥの年齢はもうちょっと上だと思っていたので、ちと取り乱してしまいました。でも、今回メフィが怒涛の勢いでヒロイン紛いの扱いになってきたお陰で、見た目的にはユキとメフィ夫婦に娘のルゥ、みたいな家族感になってきてしまったような……。いやだって、12歳だぜ。アウトだろう。
それにしても、メフィはユキよりだとはいえあくまで悪魔であって真意を悟らせない妖艶で惑いを誘う言動で敵味方の境界を浮遊してきたと思うんだけれど、今回の行動を見ていると彼女、もう自分の欲望よりもユキたちを優先してしまってるんですよね。これって、もう悪魔として逸脱してしまっているように見える。これじゃあ、愛と献身に身を捧げる天使みたいじゃないか。おのれ、こんなにエロい天使があってたまるか。
ユキが執行した大魔術もまた、メフィの在りようをそちらに固定してしまったんじゃないだろうか。実際はどうあれ、現実を彼の思う形に照らしあわせて実現してしまったわけですから。その定義された世界では、メフィは自らを犠牲にして愛するものたちを救おうとした者として観測されてしまった事になりますし。
しかし、ここまでデタラメが融通をきかせるとなると、この世界自体が相当に柔らかく芯を持たないことになる。ここまで自在に変容がかなってしまうということは、異世界というよりも箱庭みたいな限定世界なのか。それも、容易に改変……いや、上書き可能な書き換えが可能となると、これは誰かの執筆によって造られた、或いは現在進行形で造られつつある創作世界みたいにも思える。ナポレオンは、その中で一番割りを食ってしまっているキャストにあたるのかもしれない。
相変わらず、音楽と神学的見地から当時の欧州をおもちゃ箱みたいにして遊びまくってる作品だけれど、その軽佻浮薄さに安心してしまうのは、何とも面映い。慣れ親しんでしまった、とも言える。
ルゥが、自分もまた本物のベートーベンではないと自覚した事が、ルゥ自身にもユキ自身にもちょっとした安定感をもたらしていて、二人の親密さにブレがなくなったのも良い方に回ってるんじゃなかろうか。そこに、メフィもまたユキとルウの二人に密接に寄り添ってきた感がこの巻で強まってきたので、クライマックスに向かう上での身内の地固めとしては十分に進展があったんじゃないだろうか。もっとも、メフィは近づきすぎた事で逆にバランスを崩しかねない危うさを抱え始めた気もするけれど、そんな狭間に入り込みつつあるヒロインというのはまた愛しいものじゃないですか。大いにアリで。

杉井作品感想

ノーゲーム・ノーライフ 5.ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです4   

ノーゲーム・ノーライフ5 ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです (MF文庫J)

【ノーゲーム・ノーライフ 5.ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです】 榎宮祐/榎宮祐 MF文庫J

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ゲームで全てが決まる世界【ディスボード】――人類種の王となった地球出身の最強ゲーマー兄妹・空と白は、吸血種と海棲種の『リアル恋愛ゲーム』をかい潜り、真の攻略法を暴くべく向かうは天翼種の故郷、空中都市『アヴァント・ヘイム』! だが序列第六位、狂瀾怒濤の“神殺しの種族"が一筋縄で行くはずもなく――? 空と海を制し、比翼のゲーマーは三種族一挙制覇へその手を届かせるか!? 「俺TUEEEでゲームして一回負けたらクソゲ認定? “俺YOEEE"からやり直せ! 」大人気異世界ファンタジー、嘘と騙りと陰謀の入り乱れる大連戦の第5弾!!
なるほどなあ。このシリーズがはじまった当初は、人類種のみが領土をギリギリまで獲られて追い詰められていた、と思っていたのだけれど、シリーズも五巻を重ねて他の種族の事情に踏み込んでくると、人類種のみならず、ほとんどの種が行き詰まりや限界を迎えていたのが判ってきた。テトがどうして、『  』の二人をこの世界に迎え入れたのか。単に滅びかかっていた人類種へのテコ入れじゃなくて、世界全種が滅びかかっていたことへのテコ入れだった、と考えれば、今の『  』の快進撃もうなずけるんじゃないだろうか。そもそも、本当に他の種族が現状に満足してゲームを満喫していたら、いかな『  』とはいえ、こうも安々と空と白に協力して同盟を結ぼう、なんて考えないもんなあ。彼らが示した実力と展望に希望を感じたからこそ、自分たちの手では掴みかねていた未来を見出したからこそ、積極的に彼らの元に集ってきた、と思った方がすんなりくる。空白の勝利は、プレゼンテーションと考えればしっくりくる。
その意味では森精種に対してはフィールとクラミーにほぼ任せてしまっている、というのは森精種がこの歪んでしまったゲームに、というよりもゲームでなくなってしまった盤上の世界の現状に乗ってしまっている種だから、と言えるのかもしれない。ゲームでは無敵な空白だけれど、ゲームの盤上にあがってくれなければ、本当の意味で勝負は出来んもんなあ。確かに、表面上はゲームとして相手取ることはできるだろうし、勝てるかもしれないけれど、果たしてただ勝利するだけでこの世界というゲームの同好者になってくれるか、というのはなかなか難しい話。だから、フィールとクラミーは森精種を盤上にあげる仕込みをやっている、と見るべきなのかな。そういう仕込みが出来る時点で、空白はただのゲーマーじゃないんだけれど。

これだけ、いろんな種が行き詰まってしまっているのを見ると、この盤上の世界のルールを構築した遊戯神テトがどれだけ忸怩たる思いをしてきたか、なんだか透けて見えてくるようだ。彼の意図を履き違えて、まったく見当違いの戦いをはじめてしまった十六種。天翼種の最も古い意志でもあるアズリールと、一番新しい意志であるジブリールのすれ違いと、空白の介入はまさにこのゲームを主軸とする世界を巡る象徴的な戦いだったんじゃないだろうか。
第十の盟約に込められた願いが、いつか色あせてしまっていた願いが、じわじわときらめいてきた。絶対法則であり、「縛り」であった十の盟約が、与える意味を変えようとしている。
空白だけじゃなく、人類種であるステフと獣人種であるいづなの交流が、兵器として生まれた種であるジブリールがむき出しにした愛情が、この巻では盟約の意味を刷新し始めたんじゃなかろうか。

さて、ここまで順調と言ってイイくらいに回ってきた対戦カード。ただ、だからこそそろそろ壁が来る頃か。嘘の付けない嘘つきの、それ故の長所がこれまで彼らに信頼という恩恵を与えてきたけれど、ここで改めて空の特性を示したというのは、今度はまたそれがキーワードになってくるということなのか。
いずれにしても、新たな展開は新たな盛り上がりをもたらしてくれるものに違いない。さあ、中盤戦だ!

シリーズ感想

剣刻の銀乙女(ユングフラウ) 54   

剣刻の銀乙女5 (一迅社文庫)

【剣刻の銀乙女(ユングフラウ)5】 手島史詞/八坂ミナト 一迅社文庫

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エステルに続き騎士姫ルチルも王宮の動乱を鎮めるためにヒースの元を去った。小隊をまとめる中核を失った一行は残り3つの剣刻を集めるため、エリナが発案したヒースとエリナ自身を囮にした誘き出し作戦を実行するのだが、剣刻の所有者は現れず、剣刻目当ての欲にかられた者たちに襲われるばかりの結果に。そんな中、ヒースたちに助力する男女の傭兵が現れる。どこか憎めない風情の兄貴分めいた雰囲気のベニートと、ヒースたちとさほどの歳の変わらない少女ドゥルセの二人は、ヒースたちの剣刻を狙ったならず者を瞬く間に倒してしまう。二人の助力に感謝するヒースとエリナは言葉を交わすうちに二人に親しみを覚えるのだが、そんな二人に剣刻の封印を解かんと画策する悪魔の道化師クラウンの仕掛けが襲いかかる。ヒースたちは剣刻の封印を守りきることができるのか。そして最後の剣刻の持ち主とは?剣刻争奪ファンタジー、急転の第五弾!
ちょっ、最近はあれなのか? 弓使いの時代が来たのですか!? 小隊メンバーの中では唯一、剣刻持ちではないマナ。所謂「魔法使い」ポジションに近い<占刻使い(オーメントーカー)>であることから、マナは後衛での支援要員と考えていて、実際そのとおりではあったんですけれど、ぶっちゃけ思っていたのとマナの戦闘力が違いすぎた! め、めちゃくちゃ強いじゃないかっ!! しかも、火力押しじゃなく、戦慄するような神がかった技量の弓術と占刻のコラボレーション。この弓の人間離れした神技の数々は、【魔弾の王と戦姫】のティグルを彷彿とさせるような凄まじいモノで、魔弾の射手の名に相応しい代物でした。いや、バトルシーンでここまでゾクッとさせられることはなかなかないですよ。その意味でも、マナのそれはティグル並みと言ってもいいかも。いやあ、川口さん以外にもここまで弓矢を映えさせる事の出来る人がいるとは。久々に鼻息荒く興奮させていただきました。

ダブルヒロインであるエステルとルチルの両方が一時的に剣刻を巡る現場から離脱し、残されたヒースとエリナ、そしてマナにシルヴィアたちだけで、残る剣刻3つを集めるために策を練ることになったのですけれど……正直、これは読んでるこっちも騙された。よくよく考えると、最大戦力である二人が抜けるって、誰がどう見てもあからさまに大ピンチなわけだけれど、それって=釣りの餌としてもあからさまなくらい魅力的なんですよね。残されたヒースたちが、自分たちの中で囮を選び出して動いていたために、その外側の大枠をまったく意識できなかった。ルチルとエステルが離脱した理由が、それぞれどうしても避けられないものであったことから、彼女たちの離脱が意図したものではない苦渋の決断だった、と思ってしまったんですよね。思うよなあ、これ。誘引策としては、鮮やかなくらい見事ですわ。
この策の唯一のネックは、ターゲットを完全に捕まえられるところまで対象を引きずり込めるまで、囮となったヒースたちが耐えられるか、という点だったわけだけれど、これについてはルチルもエステルもよく決断したものである。場合によっては比喩抜きで死地送りでしたしね。相手は何しろ、今までずっと手玉に取られ続けていたあのクラウンだったわけですから。それでも、敢えて任せたルチルは男前ですわ。自分を死地に置く事を厭わないヒロインは珍しくはないですけれど、好きな相手を死地に送り込めるヒロインはやっぱりなかなか居ませんよ。
その意味では、ルチルって実は主人公枠なんですよね。で、ヒースの方がヒロイン、と(笑
だって、ラストのルチルとエステルのイチャイチャっぷりを見せられるとねえ。あのパターンは読めなかった。これって、ルチルとエステルのダブルヒロインじゃなくって、ルチルがメインでエステルとヒースのダブルヒロインじゃないのか、マジでw
一応、エリナとシルヴィアもヒースにくっついてヒロインちゃんとしてますけれど、この二人もルチルやエステルには結構メロメロだしなあ。
クラウンが仕掛けてきた極悪極まる謀の数々は、これまでと同様かそれ以上に悪辣で外道でヒースたちの警戒を安々と打ち砕き死角から襲いかかってくる壮絶なものでした。甘さなんか何処にもない、謀略戦の極みだったと言えるでしょう。だからこそ、そんなクラウンを最終的に手玉に取る形で手のひらの上に収めてみせたルチルの王器は文句なしの大器を感じさせるものでした。エステルも無事に魔王座につけたみたいだし、これでようやく剣刻戦争も受け身に回る段階はくぐり抜け、収拾をつける段階に辿りつけた……と、思いたいところなんだけれど、果たしてあのクラウンが本当にこれで退場させることが出来たのか。ちょっと、未だに信じられないんですよね。それに、剣刻の真実についてまだ全然明らかになってないし。クラウンが、ちょっぴり新たな真実とそれに付随する新たな謎をもたらしてしまい、結局余計に剣刻の裏には深遠に似た真実が横たわっているというのがわかってしまったわけで……こりゃあ、戦力が整ったこれからこそが本番、と言う事になってしまうのか。いずれにしても、それは盛り上がるのもこれから本番よ、と言っているようなものでもあり、楽しみなことこの上ない。

シリーズ感想

ベン・トー 11.サバの味噌煮弁当【極み】290円4   

ベン・トー 11 サバの味噌煮弁当【極み】290円 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)

【ベン・トー 11.サバの味噌煮弁当【極み】290円】 アサウラ/柴乃櫂人 スーパーダッシュ文庫

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狼たちの集大成!
半額弁当争奪戦、ここに極まる!!
半額弁当バトルに青春を賭ける佐藤洋は魔導士に拒絶され、涙する槍水を見て以来、HP同好会の部室へ向かう足が遠のいていた。そしてその夜を境に佐藤、槍水共に弁当の奪取率が急激に落ち込んでしまう。この状況を変えるために、白粉は一人魔導士へ戦いを挑むのだが…。そして悩める佐藤が狼として、男として槍水に告げた決意とは…? 「最強」の称号と【極み】と名付けられた弁当を手にするため、今、狼たちが集結する! 半額弁当をめぐる青春シリアスギャグ・アクション、史上最大の特盛りで贈るクライマックス!!

ちょっ、ちょっと待て。もしかして、狼を極めてしまうと必然的にスーパーの半額神へとクラスチェンジしてしまうのか!? 最強へと至った狼の就職先はスーパーなのか!?
実は先刻読んだ【ベン・トー】の漫画版でチラッと未来編みたいなパートがあったんだけれど、これは茉莉花の夢、という形にはなっているのだけれど、オルトロスの二人も半額神になってるんですよね。今回明らかになった、狼の前代とも言うべき「騎士」たちの頂点に立った男の征く果てを見てしまうと、さてはウィザードも将来半額弁当争奪戦に携わる職業についてしまうのではないかと想像してしまったじゃないか。日本みたいなスーパーの形式を持たないアメリカなどでは、半額弁当争奪戦などは無いそうなのだけれど、そこはウィザードがどうにかしてしまいそうな。なにしろ、天才だしな!!

その天才様の顔を青くさせた白粉は、間違いなく今回のMVPだったんじゃないでしょうか。もしかしたら、ラストの魔導士との最終決戦よりも、白粉の死戦の方が熱かったかもしれないというほどに。正直、白粉があんなにかっこよくなるなんて想像だにしていませんでしたよ。もうずっと「モンスター」化してしまっていたのに、最後の最後にあんなに覚悟決まった誇り高き狼になるなんて、ズルいよ。
覚醒した白粉の能力もまた凄まじかった。あれ、単純に弁当をゲットするだけなら、魔導士に勝ててましたし。能力を悟られるまで、実際圧倒してましたし、取れる場面もありましたから。ってか、もはや弁当争奪戦という舞台で使うには能力のスケールがパなすぎるよ!(笑
まあ、スーパーという限定空間でしか使えない能力だろうから、まさに弁当争奪戦にしか使えないんだろうけれど。白粉の敗因というか、魔導士が指摘するところの彼女の狼としての足りなさは、結局「食べたい」という飢餓感の少なさなのかな。彼女は最初から空腹に対する飢えた感覚、美味しい弁当を食べたいという意気が他の狼に比べて薄いところがありましたし。彼女が「腹の虫の加護」を十全に受ける事ができるようになったら、とてつもない狼になれそうなんだがなあ。肉体的な弱さってのは、この半額弁当争奪戦の場合概ね「腹の虫の加護」で克服できるものらしいのは、白粉以外の女性陣がまったく力勝負で引けをとってないことからも明らかですし。

しかし、今回は魔導士との戦い、最強の称号を巡る動きがあまりにも中心すぎて、「うまい弁当を食べるコトこそ至上」という物語の芯とのバランスが非常に危ういものだった気がします。確かに、佐藤の勝利の要因はうまい弁当を食べたい→誰かと一緒に食べる弁当こそ最高の味、という結論で、主題こそ貫けていましたけれど、どうしても最強の座や、恋愛修羅場が話につきまとい続けていたので、戦う理由の研ぎ澄まされ方がぼんやりしていた感じなんですよね。その意味では、広部さんの回に比べて純粋さに欠けてしまうし、逆に戦いの価値がメインだったオルトロス回と比べても、戦う人たちの心に余分が多かった気がする。そもそも、肝心の魔導士がラスボスとしてはやや下衆になってしまって、品格を落としてしまってたからなあ。図らずも、2巻のモナークことパッドフットと似たような雰囲気になってしまった気がする。そのパッドフットが今なお狼として健在で、佐藤と一緒に弁当を食べるシーンに至ったのは、ちょっとじゃなく感動してしまいましたけれどね。
場に出れる人は集えるだけ集まり、出れない人もその最強を決める最後の戦いに思いを馳せ、はじまった最終決戦。これは火が盛り上がるというよりも、聖火リレーみたいな感じで、最後の魔導士と佐藤の激突まで戦いの中でも皆が橋渡ししていくような雰囲気で、そうですねえ、劇場版のクライマックスシーンみたいな流れそのものでした。だから、幕が引いていくのをぼんやりと見送っているような感覚でしたね。
なんだか興奮するよりも、終わっていく感じが……寂しかったです。
個人的に、圧倒的に著莪派だったんで、先輩エンドは佐藤の気持ちは本気度はともかくわりと一貫していて納得は出来ましたけれど、だからといって嬉しくはなかったですね、こればっかりは正直な気持ちとして。著莪の内助を見てしまうと尚更にねえ。先輩、全然気持ち向いていませんでしたし、ずっとヘタレたまんまで狼としてもヒロインとしても見せ場らしい見せ場は殆どありませんでしたし。
むしろ、白梅ルートもありだったんじゃないか、と思える今回の白梅さん。いや、恋愛的に脈ナシなのはわかってるんですけれど、バレンタインでチョコくれたあたりから彼女の佐藤への当たりがものすごく柔らかくなってて、さらに今回のあの態度でしょ? ガチレズだけれど、結婚くらいならしてくれるんじゃないか、とか思っちゃうじゃないですか!!(逆ギレ

ちなみに、佐藤がついに魔導士に打ち勝つ「真理」に辿り着いたのは、狼としてでも先輩への想いゆえでもなく、ひたすらに「真のセガユーザー」だったが故、にしか見えないのは自分だけだろうか。
いやだって、ようやく得た最後の答えを語るシーン、ほとんどセガ語りだったじゃないか!! セガを愛する心こそが、佐藤洋を魔導士をも上回る真の騎士の高みへと導いたようにしか見えない。つまり、セガ最強! というのが、このベン・トーの結論だったんだよ! って、弁当全然関係ねえ!! 
つまり、このベン・トーの真のタイトルは「セガガガ2!」だったんだよ!
……お後が宜しいようで。

物語的にはここで終わってもおかしくないのだけれど、どうやら最終巻はもうひとつ先の模様。もう少し続くんじゃよ、ですか? こっから、どう収集つけるんだろう。

シリーズ感想

引きこもりたちに俺の青春が翻弄されている4   

引きこもりたちに俺の青春が翻弄されている (一迅社文庫)

【引きこもりたちに俺の青春が翻弄されている】 棺悠介/のん 一迅社文庫

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いじめられっ子の蒼衣春哉は、『凶鳥』の異名で恐れられる美少女・瑞鳥紫羽に助けられた。厳しくも美しい彼女の隣に並びたいと願う春哉だったが、自身の転校によって離れ離れに。六年後、高校生になった春哉は誰もが憧れる強い男へと成長していた。かつて紫羽と過ごした地に戻った春哉は彼女と再会するが、紫羽は重度の引きこもりに変わり果てていた…!?一迅社文庫新人賞、初の大賞受賞作品登場!!
おいおいおい、これは大当たりなんじゃないですか!? なんで一迅社文庫に!? というくらいの出来物ですよ。一迅社文庫も創設されてから随分と経ちましたけれど、自前の新人さんとしてはようやく恒星級を捕まえる事が出来たんじゃないでしょうか。これは絶対に逃したらアカン魚ですよ。これまで出していなかった大賞を送ったのも宜なるかな。確かに新人らしく、様々なところに粗やらおかしなところ、バランスの悪さは見受けられるのだけれど、そういうのをポイっと無視してしまえるポテンシャルの高さがそこかしこから伺える。手応えがねえ……ガッツリあるんですわ。まだ土台となる基礎部分がシャンとしていなくてフラフラしているので、先々このままスクスクと伸びていけるかはわからないんですけれど、ドシッと揺るがないものを掴むことが出来たなら、これは一掴みの領分に入れるという感触を感じ取れましたね。いいよいいよ、これはいいよ〜〜。

ひきこもりを社会復帰させる、という類の物語は決して珍しいとまでは言えないものです。そのひきこもりになっている子は、大概内向的な性格だったりする傾向が多いのですけれど、この作品は瑞鳥紫羽という本来なら性格的にも能力的にも他者よりも高みにあるような、自信満々で実力もそれに比例して卓抜していて、下々の者が見上げる他ないタイプの誇り高き女王様、という風な子でした。それが、何らかの理由で挫折しドロップアウトして、主人公が再会した時には見る影もないほど落ちぶれてしまっていたのです。
幸いにして、性格まで暗く内向的になってしまっているわけではなく、しかし強気でガンガン行こうぜという性格に卑屈さと下品さとネガティブさが変に混入されてしまった結果、随分と奇怪なひきこもりに成り果てているのですが、この紫羽のバランスが崩れてしまったキャラクターが最後までこの作品を牽引していくことになりました。
そもそも、本来の紫羽のキャラクターというのはどんどん他を置き去りにして付いてこれるものだけ付いてきなさい、とでもいう感じのもので、主人公も多分にもれず必死に彼女に追いすがって追いつこうと頑張るはずの立ち位置だったのですね。それが、何がどうしてこうなってしまったのか、蹲って動かなくなってしまった彼女を逆に引っ張り励まし先に立って手を差し伸べる立場になってしまった。手を伸ばしても届かないかもしれなかった人が、そりゃもう自分が居ないとどうしようもないと言った感じに、ベタベタとくっつき擦り寄ってきてごろにゃ〜んと甘えてくる。自分には貴方しかいないのだ、と言わんばかりにしがみついてくる。
追いかけて追いかけて、憧れるばかりだったあの人が、である。
こりゃあ、ちょっとした「愉悦」です。なんだかイケナイ負の部分を擽るようなシチュエーションなんですよね。
もっとも、幸いにして春哉は、そうした仄暗い征服欲に溺れてしまうような子ではなく、ちょっと惚れ惚れするような性格イケメンで、危ない感じのする依存関係には陥らず、相手がどんなに堕落しても失望せず一途に想いて尽くす事に徹していたので、二人の関係はかなりイチャラブに近いものになっていたんですけどね。それでも、紫羽みたいな子がデレデレにデレまくっているのは、見ていてニヤニヤが収まらないものでしたが。
まあ、紫羽がメロメロになるのもわかるんですよ。彼女の立場からすると、春哉の存在ってもう自分の妄想かドリーム小説か、というくらいのどこのおとぎ話の王子様やねん、というくらいの代物ですからね。かつて手を差し伸べて助けたいじめられっ子が、長じてイケメンの好青年になって帰ってきて、心折れて見る陰もなく引きこもってきた自分と再会しながら、失望することもなく見捨てることなくかつてと同じように一途に想いを向けてくれた上に、颯爽と救いあげてくれたのですから。
惚れますよ、そりゃ。
他にも何人か女性は登場しますけれど、この二人に関しては間に割って入る余地はなさそうです。若干一名、間に割って入るために無茶苦茶しやがりましたが。
まああの娘に関しては、正直心変わりの説得力が足りない気がしましたけれど。あそこまでやらかす娘が、あの程度の言葉と行動で心を入れ替えるかというと、ちょっと信じられないんですよね。じゃあどうするんだ、と言われると、あれはどうしようもないだろう、としか思えないのですけど。
先生も、あれは出来すぎな人だわなあ。逆に、あそこまで都合のいい人が居ていいのか、と思うくらい。特にお肉を奢ってくれるあたりとか! 

そこそこ綺麗にまとまっているのだけれど、どうやら続くようですが、ひきこもり対策部ということはどんどん変なひきこもりが出てくるんだろうか。あくまでメインは紫羽と春哉の二人に絞って欲しい気持ちも強いので、キャラ増やしすぎて迷走しないように願うところ。
いずれにしても、このまま順調に伸びていって欲しいなあ。期待株出現、ということで。

憂鬱なヴィランズ 4   



【憂鬱なヴィランズ 4】 カミツキレイニー/キムラダイスケ ガガガ文庫

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“イラストレーター”急襲!村瀬一郎の反逆

夕陽ヶ丘恒例、獅子神神社の冬祭り。
その最中、月夜チームの面々によって行われた大捕り物。『不思議の国のアリス』の読み手である如月シェリーを捕獲し、村瀬一郎の自宅へと連行した月夜チームだったが、その時、事件は起きた――。
『天女の羽衣』の読み手である夏苅小雨による突然の襲撃。そこへさらに、新たな敵勢力となる絵本の作り手の一人“イラストレーター”のエルモ・ストーンヘブンとその部下の百伍が加わり、三つ巴の戦いに、事態は混乱を極める。やがて収束した時、月夜チームは、戦力の要である村瀬一郎が敵側に寝返るという危機的局面を迎えていることに気づく……。
謎の多い男・村瀬一郎と、彼がすべてをかけて捜し求めてきた『桃太郎』の絵本。その因果関係が明らかになる時、新たな悲劇を生む……。

最悪の結末が描かれた“絵本”ワーストエンド・シリーズを巡る物語、第四弾!


村瀬一郎が読み手となっている絵本『青髭』の悪役である「青髭」は、殺人鬼であり拷問を好む狂人である印象が強く、絵本『青髭』の拷問部屋を作る、という能力からも、他の絵本の悪役よりもより血生臭く陰惨で狂気を感じさせるもので、だからか村瀬一郎という人物そのものにも、どこか不気味な印象が付きまとっていた。彼自身、どこか冷徹というか倫理観を吹っ切っているような躊躇いのなさを感じさせる振る舞いが多かった事も印象を強くさせる理由だったのだろう。彼の言動を厳密に振り返ってみると、そこまで冷たいものではなかったはずなのだけれど、彼自身の他のメンツとどこか一線を引いた態度に目的の不鮮明さ、青髭の読み手というのも相まって、得体のしれない不気味さが付きまとっていたのだ。
村瀬一郎とは、何者なのか。
その答えが明らかにされたのが、この第四巻である。

『青髭』のモデルとなったかのジル・ド・レイという人物は、本来救国の英雄と言われたほどの「騎士」であった。その事実を、村瀬一郎の鮮烈な生き様を見て思い出した。
仄暗き清廉なる騎士。
あかん、こいつほんまもんのダークヒーローや!!

一瞬どころじゃなく、誰が主人公だったか忘れてしまうくらい、今回の一郎は主役を張っていたんじゃなかろうか。いや、本来の主人公である兼亮だって決してサボっていたわけじゃなく、月夜を守るための覚悟と力を十分見せつけ、振るってはいたのだけれど、今回ばかりは一郎があまりにも圧倒的すぎた。
いったい、どれほどの覚悟を持って彼は戦い続けてきたのだろう。まだ幼いと言ってすら良かった彼が辿った過去は、普通の家庭に普通の子どもとして生まれたものとしては、あまりにも残酷すぎる経験で、無邪気で…しかしこれ以上無く真摯で真剣だった騎士としての誓いに対しての、現実が示した答えがこれだったというのが、もう涙なしには見ていられない。優しくも明るい叔母に惹かれ、幼い騎士として大切な人を守ると誓った結果がこれなのか。
それでも、神に裏切られジャンヌ・ダルクを奪われ、心そのものを喪ったジル・ド・レイよりはマシだったのか。それとも、より残酷な悪夢が残されてしまったのか。いずれにしても、村瀬一郎は守るべきものを喪いながらも、なおも騎士で在り続けたのだ。彼女が遺してくれた、最後の宝物を守るために。最後のよすがを、助けるために。
しかし、彼の残された唯一それすらもが偽りのモノだったと知れた時、この時こそが彼にとってのターニングポイントだったのだろう。騎士か、青髭かの。
その意味では、「先生」の側の読み手であり、一郎たちと敵対する立場でありながら、なし崩しに一郎たちと行動を共にすることになった夏刈小雨の存在は、終わってみればとてつもなく大きかったのだと知れる。
彼女が花詠に示してみせた、全肯定こそが一郎と花詠の絶望を否定させた救いの縄となったんじゃなかろうか。うむむ、一体何がどうなって彼女がその立ち位置にハマりこんだのか、ほんとなし崩しとしか言いようのない流れでさっぱりわからないのだけれど、こればっかりは小雨姉さんがイイ女すぎるから、としか言えんよなあ。いやもう、まさか一郎とフラグ立てちゃうとか、びっくりだよ。花詠挟んで、若夫婦かっ! というような違和感のない佇まいにいつの間にかなってたし。男前度が高すぎるカップルになっちゃうじゃないか。

イラストレイターの介入により、「先生」を含めた三つ巴の争いになってきたワーストエンドシリーズをめぐる攻防。イラストレイターが所属する組織の底知れなさも去ることながら、先生は相変わらず悪意満載の不気味さで、正直どっちも敵対相手としてたちが悪すぎるんですよね。兼亮も、月夜を守るための覚悟を完了させ、一郎も一先ずではあるものの、囚われていた問題に対する答えを得て、今までよりも仲間として距離感を近づけることになり、身内としては結束しつつあるけれど、ぶっちゃけ「絵本」に対してどう対処すべきか見通しが真っ暗なんですよね。ただでさえ、絵本をレンタルし続けることに関しては、金の卵という抜け道があるにしろ厳しいものがあるし、そもそも花詠みたいな娘が出てきてしまったということは、全部無かったことにしてオシマイ、というわけには絶対いかなくなったわけで。
まさに、混迷深まるという感じで、ダークな方面に盛り上がってきました。むむむ、面白い、これはやっぱり面白いよ。作品の雰囲気そのものも、このほの暗さにキャラクターのコミカルさがうまくブレンドされて、なんかどっしりとした風格みたいなものも出てきたし。独特の世界観、と呼ぶにふさわしくなってきた。
ガガガ文庫の中でも要注目のシリーズであります。

シリーズ感想

さまよう神姫の剣使徒(デュエリスト) 23   

さまよう神姫の剣使徒 2 (富士見ファンタジア文庫)

【さまよう神姫の剣使徒(デュエリスト) 2】 すえばしけん/H2SO4 富士見ファンタジア文庫

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探索士・ユウキが拾ったのは、世界の守護者“六番目の神姫”ティナ(ただし、奇跡の力を失ったダメ神姫)。ひょんなことから、主(ユウキ)従(ティナ)契約を結んだふたりだが。ティナは「困った人を救うは神姫の使命!」と進んでトラブルを引き寄せ、ユウキはその後始末に奔走する毎日。しかし、ティナの存在が、他の五柱の神姫に知られることとなり―六番目の神姫が現れるとき、神姫・剣使徒たちの戦いが始まる。ティナに迫る“月の剣使徒”の凶刃を“かつての”月の剣使徒・ユウキの刃が受ける!―「迎えにきたぞ。ティナ」絆が織りなす“世界を護る”剣戟の迷宮ファンタジー!

うええ、ちょっとこれ、1巻で明かされた情報だけでも相当に酷い話だったのに、実際の所凄惨どころの話じゃないじゃないですか。かつての月戴く神姫の身に起こった事と言い、そもそも剣使徒がどのような人物から選ばれ召喚されるのかという事実と言い、どうも凄まじい悪意が世界の背景に見え隠れする。
そもそも、神姫同士を争わせて一番抜けた存在だけが女神に昇格出来る、というバトロワみたいなルールが存在するわりに、仮に神姫が死んでしまったら新しい神姫が誕生する事といい、そもそも神姫の性格が争いに向かず自ら敵意や悪意を以って他人を害する事が出来ない事といい、たった一組の勝者をつくり上げるシステムとしては随分と不備というか、穴がある……或いは歪な状況設定だなあ、と思っていたんですよね。
ティナやユウキの回想に出てくる神姫だけじゃ、そもそも神姫の性質が本当に争いを好まない存在なのかわからないので、このバトロワシステムが機能しない、とまでは全然思っていなかったのですけれど、作中でも触れられているのですが、実際神姫同士の争いに関してはかなり停滞しやすいものになっているようで。
だったら、そもそも神姫の性質をこんな争い事に向かないものにするな、という所なんですが、それを敢えてそう設定したところに、優しく他者を傷つけることに痛みを感じる娘たちにお互い傷つけ合わせようというシステムを作ったところに、悪意を感じるんですよね。しかも、状況が動かなくなった場合、無理やり停滞を破壊し破綻させるような仕掛けまで施して。先代月戴く神姫とユウキを見舞った災厄は、正直筆舌しがたいもので、彼女の心や尊厳を根こそぎ踏みにじり、ユウキが剣使徒として喚ばれた理由をそのままひっくり返して冒涜するような出来事でした。
こんな仕掛けを施しているような存在が、まともなはずないですよね。だからこそ、最後のユウキの決断はストンと腑に落ちるものでした。こいつは、ルールに則って勝利を目指すゲームなどではなく、根本的に土台からひっくり返し、悪意をもってほくそ笑んでいるモノの思惑に反逆すべき……そう、プレイヤー同士が争うのではなく、プレイヤーの立場からゲームマスターに喧嘩を売るべき展開なんだよなあ。

とはいえ、勿体無いのはわりと話を畳み掛けているところですか。微妙にストーリー進行をまいている気がするんですよね。なぜティナが神姫は五人しか生まれないなかで、無銘の第六の神姫として誕生したのか、という謎が見事に回答されたのは良かったんですが、星撒く神姫のエルフリーデや空支えうる神姫のキャラ見せがいささか慌ただしかったんですよね。特にエルフリーデなんか、事前の態度や言動と本来の素の性格のギャップがかなり面白いことになってて、このあたりじっくり攻めてたら相当に可愛いことになっていたかもしれないのに。空支えうる神姫も、登場から正体バレが相当急ぎなんですよ。彼女の素性については、引っ張ればかなり引っ張れたでしょうに。この段階で新たな神姫が出てくるとは思っていなかったこともあるんですが、それ以上に全く彼女がそうだとは気づいてなかったもんなあ。
カーヤなんかは、ジャハルとのうまく行っていなかった主従関係が、ちゃんと向き合って噛み合うまでの過程が良く描けていただけに尚更に。
今までティナしか登場していなかった神姫、幼い彼女と違って他の神姫はもっとちゃんと女神然とした戴かれ君臨するに相応しい人格の持ち主ばかりだと漠然と思い込んでいたのですが、カーヤと来たらティナにも増して弱キャラで、精神的にも考え方にしても未熟なくらいで、むしろティナの方が神姫としての風格と心意気を持っていたのが意外だったんですが、他の二人もあんなんだったとすると、神姫と言っても殆ど人間と変わらないんだなあ、というのがわかったのは良かったです。成長の余地があり、またどこまでも人と対等足り得る存在だったわけだ。だからこそ、こんな悪意に満ちた戦いの渦中に置かれるには、あまりに不憫で理不尽な存在たちでもあるわけで。
うん、改めてユウキの決断と、それに対する神姫たちの呼応には胸がすく思いでした。
この人の描く物語には、理不尽さや本来どうにもならない現実の重たさに対して、敢然と立ち向かおうという意志と、それを支えあう為の人と人との繋がりがきっちり描かれるのが、本当に好きなんですよね。
今回も、挫けかけていたカーヤの奮起や、ユウキが闇堕ちしかけた時のフランカの身を呈した気配りや、シュテファンのフォローなど、人間関係の機微を丁寧かつ絶妙に描いてるシーンが度々あって、何度もうんうんと頷くことになりました。
この人は、それだけじっくり書けば書くほどいいものを仕上げてきてくれる感のある作家さんなので、尚更にまきまきに捲いて話を畳まないで欲しいなあ、と願うばかりです。

1巻感想

召喚学園の魔術史学(マギストリ) 33   

召喚学園の魔術史学(マギストリ)3 (GA文庫)

【召喚学園の魔術史学(マギストリ) 3】 中谷栄太/さんた茉莉 GA文庫

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「あなたたちに新パーツを見てきてほしい。そうすべきと感じるのだわ」

晃路と花菱は占術会の会長メオから、落ちてきた『千年樹の宮殿』の探索を依頼される。しかし学内は委員会や部による勧誘合戦(オリエンテーション)の真っ最中。晃路もまつると花菱に挟まれつつ各所を回ったり、
水着だらけの競技会に巻き込まれたり、花菱のネコ耳メイド姿を眺めたりと忙しく(?)、なかなか探索に赴けずにいた。
だが学園長が『千年樹の宮殿』を宝探しレースの会場に設定したことで事態は一変。突如宮殿からあふれ出した幻獣たちで学内が混乱する中、晃路たちは謎に包まれた
宮殿内に突入するが――!?
相も変わらず、花菱さんはチョロいわポンコツだわで可愛いなあ。でもこのヒロインさん、ヒロインというよりもペットという気がしないでもない。ひたすらポンコツしている姿を見てイジってたら、それで大方満ち足りてしまうんですよね。
実は常識度についてはチョロ菱さんの方が上回っているので、遺跡関連となると軽やかに暴走する晃路やまつるをツッコむ方に回るので、存外忙しいヒロインなのである。まあ、ツッコんでも所詮チョロ菱なので、見事にスルーされて涙目なんですが。
完全に愛玩動物だな、この娘。
愛玩動物というと、晃路に使い魔が出来ました。……なんでこんなもんに懐かれるんだ、コイツはw あれか、ドラクエの主人公かなにかなのか。スラリンとかより可愛いけど、このモンスター。でも、何気に応用の範囲が半端ないんですよね。使い魔というよりも戦闘時は装備強化、みたいな感じですけれど。
というわけで、今回は再びメインとなる遺跡探索で……となるはずが、学園長がいらんことをしたせいで、遺跡から溢れだした幻獣たち相手に大騒ぎするはめに。まあ、幻獣が現れようが現れまいが基本的にこの子たちいはひたすらに大騒ぎし続けているので、実はテンションが最初から最後まで殆ど変わっていないのですけれど。おまいら、ちょっとは落ち着けw
新年度の部活勧誘合戦というイベント、傍から見ていると殆ど学園祭とノリが変わらないお祭り騒ぎなんですよね。学園長が突発で宝探しゲームなんか開催しているし、元々おもちゃ箱みたいな学園ですけれど、普段からこのノリで日常が進行しているというのは、素直に楽しそうだなあと目を細めてしまいます。そんな中、全力で楽しんでいるのが晃路なんですよね。あんた、妹を連れ戻しにきたんじゃなかったのか、という当初の目的は妹まつるを見つけ出した段階でポイされてしまったのはわかってるんですが、しかしホントに思いっきり楽しんでるなあ。
むしろ、同じ性質であるはずのまつるの方が、生徒会長なんて役職のせいで結構窮屈な思いをしていてちと可哀想に思えるくらい。この娘も晃路とおんなじで、後先考えずに冒険に夢中になっちゃうタイプのはずなんですけどね。まあ、二人して暴走しはじめたら、止める奴いないからなあ。チョロ菱さんは、制止役としては全く役に立たないしw

探偵事務所という花菱さん主催の部活では大して物語を進行させる牽引力がないと判断されたのか、改めて学園長直属の学園長委員会に所属し、トラブルバスターとして働くことになった晃路と花菱。どう見ても学園長のお遊びに一緒に付き合うための委員会にしか見えないんだけれど、基本的に晃路も同じ方向に向かってすっ飛んでいくタイプなので、権限強化も含めて渡りに船なのか。苦労するのは花菱さん、と。まあこの子に関しては苦労しても成果はないので無駄な徒労でただただ振り回されるだけに終わりそうなんですが。ってか、二人の基本的な目的って花菱さんの方にあるはずなんだけどなあ。頑張れ、チョロ菱さん。とりあえず、スライムには負けるなw

次は、学園内のどこかにあるという秘密の場所を探り当てる話になりそう。ということで、インディー・ジョーンズばりの遺跡探索編を今度こそ期待したいところです。

1巻 2巻感想

ストレンジムーン 2.月夜に踊る獣の夢4   

ストレンジムーン (2) 月夜に踊る獣の夢 (電撃文庫)

【ストレンジムーン 2.月夜に踊る獣の夢】 渡瀬草一郎/桑島黎音 電撃文庫

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十和田静枝の中で遂に目覚めた“皇帝”ブロスペクト―その桁外れの能力に動揺しつつ、月代玲音は静枝の説得を試みる。だが、キャラバンを憎む皇帝にその言葉は届かず、更には将軍・周皓月と因縁を持つ異能者の参戦により、戦況は激しさを増していく。そして戦いの中、玲音の身に宿った“星詠みの加護”にも覚醒の時が―!人に異能をもたらす異形の神々、迷宮神群。人はその不可思議な力に魅せられ、時には忌避し、翻弄されていく―『輪環の魔導師』『パラサイトムーン』の渡瀬草一郎が贈る、現代神話ファンタジー第2巻!
皇帝ブロスペクトって、調べてみると既に【クレセントムーン】の三巻あたりで微妙に触れられていたみたいですね。キャラバン側からの視点になるので、かなりの極悪な集団として描かれています。キャラバンが創設された理由の一つが、ブロスペクト派による迫害から互助的に身を守るためだった、とあるくらいですし。実際、パラサイトムーンの三巻で登場したリセルは、一族ごとブロスペクトに追われて流れてきた、という設定でしたしね。
とはいえ、ブロスペクト派からするとまた意見は違ってくるようで。彼らのキャラバンへの憎悪は、果たして単に敵対して自分たちを追い詰め衰退させるに至った相手へのもの、だけなのか。かなり過剰な感情が込められているような気がします。まあ、その一端として、ブロスペクト派が単に皇帝によって支配された集団ではなく、家族と変わりなく身内を大切にしていた一団だったからなのかもしれません。
いずれにしても、ブロスペクト派の絆は他人の体に記憶と能力を再現した状態でも綻ぶ事はなかったようで。だからこそ、ここまで一瞬にしてブロスペクト派がかつての全盛期の威容そのままに復活してしまったのでしょうが。
もっとも、その中でもかつての記憶を持ち越さなかった者。現代の肉体の主の意志が混ざることで大きく変容してしまったものも多いわけで、決してかつてと同じようにはいかない、ある種の齟齬が出てくるのではないでしょうか。現在のところ、その不具合は顕在化していないものの、皇帝となった十和田静枝さんからして、かつてのブロスペクトそのままではなく、静枝さんとしての意志が多分に混ざってしまっているようですし、女王となった香恋は見事にヤンデレ化してしまって、かなり理性飛んじゃってますし、周皓月の悪辣さはどうやらそのままのようですし。さて、いったいどこからほころんでくるのか。

話は変わってキャラバンサイド、いや主人公サイド、というよりもこの場合は旧主人公サイドですか。心弥と弓につづいて、ついに真砂と由姫が登場。やあ、こっちのカップルも既に結婚済みですか!! 心弥と弓については、月日も経ってるしこの二人は普通に結婚してるだろうなあ、というイメージがあったんですが、真砂と由姫の方は籍を入れて落ち着くという印象がなかったので、由姫の姓が真砂のものになっていたのを見た時はおっもわず「おおっ」と声を上げてしまいました。
心弥たちと、真砂をハジメとする実験室の子供たちが味方になってくれるのは頼もしいなあ。肝心のメインの二人、玲音とクレアが見事なポンコツカップルなだけに(笑
いや、玲音については抜けてるようで抜け目ないところもあるし、その境遇から若干精神的に壊れた所があるけれど、それが破綻ではなく度量と覚悟を与えていて、これで意外と頼もしい主人公しているんですが。その分、クレアが色々と酷い(笑
一見してまともで出来る女性を装えている分、ポロポロと取り落として垣間見えてしまう素のポンコツさが本当にもう笑えてしまって、ああ可愛いなあもう!! あざとさが天然すぎて防ぎようがない。これで、玲音側からスルーされてしまってたら、痛々しかったり可愛そうだったりするんだけれど、噛み合っちゃってるんだよなあ。お陰で、渡瀬史上でも類を見ない幼馴染バカップルになっちゃってます。電撃文庫の歴史において三指に入るであろう歴戦にして屈指の幼馴染ストであらせられる渡瀬さんですけれど、ここまでバカップルに仕上がった幼馴染カップルは初めてざんしょ。先のヤンデレ幼馴染もまたすんげえインパクトでしたけれど、今回のポンコツバカップルも素晴らしいのヒトコトです。いや、今回希崎さんご夫婦も、目も覆わんばかりのバカっぷりっぷりを披露してましたから、張り合ってのことかもしれませんけど。張り合うなよ!
クレアの側の母親や伯父さんが、思いっきり玲音押しで既に結婚前提で考えているあたり、家族ぐるみで包囲網完了してますし。残念ながら、今回はヤンデレの入り込む隙はなさそうだなあ。妹ちゃんよ、ヤンデレを極めるなら、【輪環の魔導師】のフィノのレベルに達しないと、この二人には割ってはいれませんよ? いや、あのレベルのヤンデレになってしまうと、ヘタすると登場人物の半分くらいは血の海に沈んで、残る半分くらいは精神的に抹殺されそうなんですが。……【輪環の魔導師】が平穏にハッピーエンドに終わったのは、いまさらながら奇跡だわなあw
その意味では、香恋がまだこの程度のヤンデレに収まっているのは安心材料なのですけれど。これで収まってる方、と感じてしまうあたり、感性がややヤバイ気もしますが。
なぜか関係ないクロトラくんが、ヤンデレ怖いで異次元の黒猫さんと共感状態に入ってるんですが(笑
とはいえ、クレア一強かというと、皓月が玲音にちょっかいをかけようとした瞬間、静枝さん含めて総出で玲音守りに入った陣容の凄味を見てしまうと、なにげに女っ気は強いんですよねえ。あのシーンは思わず笑ってしまった。記録者も実は女だったというし。

一応、旧主人公サイドが味方に入ってくれて、さらにキャラバンの良識派でもある文槻派がクレアの親族ということで全面的にバックアップに入ってくれた、というかなり良い陣容に思えたものの、やっぱりブロスペクト派は強大で手段を選ばず、しかもキャラバンの側も危ない連中がかさにかかってちょっかいをかけてきたことで、とたんに瀬戸際の崖っぷち状態に。
この玲音たちの追い詰められっぷりもさることながら、羽矢田さんの板挟みっぷりがさらに酷いことに。情深い人だけに、ブロスペクト派の記憶に乗り移られた静枝さんたち身内や部下たちは見捨てられないし、逆に彼らに追いかけられる玲音たちも見捨てられないし、キャラバンの暗部を務めていた人だけにその危険性は重々承知していてキャラバンに身は任せられないし、しかしブロスペクト派は完全に突っ走りはじめて歯止めがきかなくなってて自分がいないとどうなっちゃうかわからないし、皓月は危なっかしくてどうしようもないし、ともう誰かどうにかしてあげて、と思わず見ているこっちまで悲鳴を上げてしまうような大変な状況に置かれて、この人そろそろ胃に穴があくか、偏頭痛で倒れるかしちゃうんじゃないかと真剣に心配になってしまった。カラー口絵も、頭痛をこらえている絵になってるし(笑
幸いにして、この羽矢田さん自身が相当の実力者で、ブロスペクト派として受け継いだ能力は全然戦闘系じゃないにも関わらず、彼自身の強さとしてべらぼうな上に強かで慎重な人物でもあるので下手は打たない安心感があります。一応、彼の側に立って動いてくれそうな人も何人かブロスペクト派の中にも居るようですし。……その時緒にしても、くろとらくんにしても、若干会話が通じないタイプの人のような気がして、そこがさらに心労が重なるところなんですがw
ってか、くろとらくんってマジで誰なんだ? 
くろとらくんQ&Aを見る限りだと、由姫と顔見知りっぽいんだけれど、実験室メンバーっぽいなあ。だけど、こんな変な性格の子、居なかったと思うんだけど。着ぐるみ装着でキャラ変わってる!?

くろとらくんみたいなモドキじゃなくて、しっかり本物(?)のクロネコまで登場してしまうあたり、ネコネコフィーバーが続いてる(笑
……香夜子さん、やっぱり結婚できてないのか。文槻院長、確実に獲物を確保している可愛い姪っ子に現実逃避してないかw

1巻感想

聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク> 55   

聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク> 5 (GA文庫)

【聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク> 5】 あわむら赤光/refeia  GA文庫

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『禁呪』VS『禁呪』の歴史的大激突!!

現世最大最凶の魔力《雷帝》ヴァシリーサへ挑め! ロシア支部戦争編、開戦。

「これが俺の戦争だ」

ロシア支部に運命を弄ばれた少女レーシャを救うため、諸葉はひとり日本を離れ、広大な帝国へ殴りこむ。

目指すはランクSの禁呪使い《雷帝》ヴァシリーサ。しかし最悪最凶と謳われる、ロシアの猛者たちが諸葉の前に立ちはだかる! 容赦なき連戦につぐ連戦。入り乱れる絶技と絶技。己の持てる全ての力を駆使し、諸葉は前進し続ける!! そして戦いは決戦の地「エカテリンブルグ」へ――。

『禁呪』と『禁呪』がせめぎ合う、歴史的大激突! 静かな怒りが天を喰らい、世界の形さえ変えていく。
美しき案内人と危険なロシアを往く、バトルカタルシス爆発の学園ソード&ソーサリィ第5弾!!

アンジェラさん、大好きじゃーーー!!

うははは、ヤバイ、やばいやばい、AJさんが好きすぎてもうどうにもタマラナイ!! なにこの人、最高に素敵すぎるんじゃないですか? エドワードの部下で、以前腕試しに襲撃をかけてきた女の人、というのも忘れてたくらいの人だったんだけれど、今回ロシアのヴァシリーサに戦争を仕掛けようという諸葉に、エドワードが案内人として送り込まれてきたAJさん。彼女と二人旅、と相成ったわけですが、これがもう最高の旅だったのでした。ロシアの各地を区管長として収めているヴァシリーサの部下である幹部連中を片っ端から打っ倒していく、という殺伐とした旅のはずなんだけれど、AJさんと諸葉のでこぼこコンビがいい味出しまくってて、なんだかひたすら楽しい気分の旅だったんですよね。というか、AJさんが良いキャラすぎますよ。新ヒロインというのもおこがましい、何というか人間として手放しで好感持てちゃう人なんですよね。エドワードの美人腹心というからには、もっとクールなキャラなのかと思ったら、完全人情系の姐御肌で態度も荒っぽい人だったんだけれど、人の良さが滲み出ちゃってて、どんなキツイ憎まれ口叩かれてもついつい微笑みが浮かんで来ちゃうのである。
諸葉がまたAJさんのこと大好きでねえ。この主人公、わりと人間そのものが大好きなタイプで、どんな相手でも長所を目にとめて好感を覚える人好きする性格なんだけれど、それでもAJさんへの好き好きっぷりはちょっと度を越しているんじゃないか、というほどだったんだけれど……わかる、気持ちわかるよ! AJさんは付き合えば付き合うほど好きになっちゃうよな!! これについては、もしAJさんが男だったとしてもこの好感度天盤は変わらなかったと思う。男とか女とか抜きにして、人間としてAJさんべた惚れよ。
諸葉の立場からしても、AJさんみたいな立ち位置の人って初めてだったんじゃないだろうか。頼れる先輩なんかは石動隊長をはじめとして、決して居ないわけじゃなかったんだけれど、諸葉が年下の男の子として裏表なく甘えられるような人というのは居なかったんですよね。AJさんはそそっかしいし柄は悪いし短気で怒りっぽい事この上ないんだけれど……凄くじゃれつきやすい人なんですよね。邪険にはしても突き放さないし、根本的に面倒見の良い人で、諸葉の凄味を身近で実感しその実力を肌で理解しながらも、いざという時彼を身を挺して守ろうとしてくれた人でもあるわけです。それも諸葉がどれほど強かろうが関係なく、庇護者として、弟を守る姐のように、全身全霊を込めて。
もうねえ、あの諸葉があまりにAJさんを好きすぎた挙句、懐いちゃって懐いちゃって。お前は、元気の有り余った大型犬か、というくらいAJさんにじゃれついちゃってるし。AJさんはAJさんで、ぎゃーぎゃー喚いて叱りつけながらも、満更でもなさそうだし。
今回はエドワードとのお遊びとは違う、ついにランクSと本気で対決するという緊迫の展開だったはずなんだけれど、肝心のヴァシリーサではなく全部AJさんが持ってっちゃいましたよ。完全にAJさん回。
ラストなんか見てたら、諸葉、アンジェラさんに頭上がってないですか。静乃をはじめとするヒロイン衆ですら、アンジェラさんの雷にはタジタジだし、もうこれはアンジェラ姉さんと呼ぶほかナイですねっ!
これほどの人を腹心として懐に抱えているエドワードの偉大さが初めてわかった気がします。
それに比べて、ヴァシリーサは能力とは裏腹にその人格の方は思いっきり欠落、というよりも未熟さが目立つ人物だったようで。正直、あそこまで酷い支配をしていながらあの処置は甘い方だとは思うんですけれど、まあもう立ち直れないくらいにベキベキに心折りまくったからなあ。敵は<異端者>であって、これは所詮身内同士の揉め事に過ぎないわけで、内輪もめで戦力を減らすわけにはいかないし、しょうがないのか。精神的に未成熟であった分、ある程度叩き直すことは出来そうですし。
しかし、ポイントポイントの展開の熱さは、やっぱり素晴らしい。痛快感がパないです。此処ぞという時に、思わず拳をグッと握りしめてしまうような、痒い所に手がとどくような行き届いた、そう望むべき所に望むものが、時にはそれ以上に想像を上回る熱量が降り注ぐようなシーンの数々、いやいや素晴らしいったらありゃしない。
クライマックスの盛り上がりときたら、最高潮もいいところでした。あくまで諸葉が突き抜けた強さを示しつつ、しかしそれ以外の周りを固めるキャラたちがまた活き活きとして活躍を欠かさないんですよね。諸葉の一人舞台にならず、みんながべらぼうにカッコいい。その上で、諸葉が最高にカッコいいという構図は、痛快さにかけては現行のライトノベル見渡しても、最高峰と言っていいんじゃないでしょうか。
こりゃ、この作品弾けるで。

1巻 2巻 3巻 4巻感想

スクールライブ・オンライン 2 4   

スクールライブ・オンライン 2 (このライトノベルがすごい! 文庫)

【スクールライブ・オンライン 2】 木野裕喜/hatsuko このライトノベルがすごい! 文庫

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ゲームを成績・評価に取り入れた栄臨学園。レベル至上主義の校風に馴染めず、ぼっちプレイヤーだった主人公・零央は、突然の大型アップデートを機に、幼馴染の沙耶、留学生のユマと共に新ギルド“心の欠片(フラグメンツ)”を立ち上げ、学園の在り方を変える第一歩として攻城戦に挑む!―が、圧倒的な戦力不足、激レアアイテムを巡る黒い噂―零央は無事勝ち抜けるのか!?大人気の学園×オンラインゲーム小説、第2弾!
グググッ、お、面白い! これは面白いぞぉ!!
第一巻は中盤までのモタモタさがかなり目についたのですが、その分後半から別作品のように主人公が輝きだし、面白さが加速していったのですけれど、2巻ではその加速が収まるどころかさらに速まった感すらあります。
現在の学園の在り方そのものに挑もうという姿勢を見せた零央でしたけれど、一巻の段階だとまずうちわのギルドを作るだけで精一杯で、そもそも学園をどうやって変えていくのか、という方策が見えませんでした。結局、小さなスケールで内輪で汲々とするだけなのかな、という印象だったんですよね。上位のギルドと張り合うにしても、少数精鋭の自分たちのギルドだけでパワーゲームで押し切ってしまいそうな、そんなイメージで。
ところが、攻城戦を前にして滝先輩のお膳立てがあったとはいえ、零央がきちんと自分の意志と実力を以って、他のギルドに自分たちの存在と目的を認めさせ、同盟……いやそれ以上に同志として取り込んだあたりから、作品のスケール感が内向きのものから俄然ぶわー―ッと広がりだしたのです。そして、極めつけは相手の卑怯な罠にハマり危機に陥ったのを逆手にとって、零央が思わぬ打開策をとった場面でした。ここ、自分たちのピンチを奇想天外な策で敵を出し抜く痛快な展開であったんですけれど、同時にそもそもの彼の目的であり大義である、レベル至上主義をひっくり返し、学校の無数の生徒達の意識を変えるに足る、そう……楽しくゲームを遊ぶイベントでもあったのです。この作戦で、間違いなく彼は自分の思想を学校全体に叩きつけ、刻み込み、意識改革の足がかりを残したのでした。自分、ここまで零央が劇的かつ確かな形で学校の改革に成果を見せるとは思ってなかったんですよね、その意味では滝先輩と同じく、彼について随分と見損なっていたのでしょう。
いや、こいつ思ってた以上にやる奴ですよ。つい先日まで燻り拗ね倒していたとは思えないくらい、意志と実力と決断力と発想力の優れた主人公です。
それを目の当たりにした瞬間の、滝先輩の気持ちは想像するしかありませんが、彼女が全部吹っ切って、晴れ晴れとした姿で「選択」したシーンは、痛快とかいう以上に、なんだか嬉しかったですね。登場キャラクターはみんな魅力的ですけれど、この人に「認めてもらう」というのは別格の心地なんじゃないでしょうか。
相変わらず、紗耶や滝先輩、そしてユマや新たに同盟を組むことになった<迷子天使>の杏奈さんをハジメとした新キャラたちとの掛け合いも、キレキレに切れまくっていて、このへんの面白さも一級品です。そこにストーリーのダイナミックな面白さも加わってきたら、そりゃ強力無比ですよ。
しかし、忍足と零央の関係が青すぎて、もう見ていてこっ恥ずかしいですなあ。なに、この男同士のツンデレ関係w もうここまでくると、甘酸っぺえ、とか言った方がいいんだろうか。あまりに青すぎて、なんかハマってきたぞ(笑

盛り上がりも収まらぬまま、これはさらにぐんぐんパワーアップしていきそうな感触です。今後がこれは楽しみだ。

1巻感想

最弱無敗の神装機竜《バハムート》 23   

最弱無敗の神装機竜《バハムート》2  (GA文庫)

【最弱無敗の神装機竜《バハムート》 2】 明月千里/春日歩 GA文庫

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<黒き英雄>VS.<王国の覇者>

「あなたには私の恋人になって欲しいの。それが、私の依頼よ」
機竜使いの王立士官学園に、唯一の男子生徒として入学した、亡国の王子・ルクスは、
とある一件により、ユミル教国からの留学生・クルルシファーの「恋人」になることに!?
遺跡調査の任務が出される一方で、神装機竜《アジ・ダハーカ》を駆る四大貴族の実力者・バルゼリッドが、
クルルシファーの前に婚約者として現れ、波乱が幕を開ける。
お祭り騒ぎから始まった二人の契約と、動き出す世界。
謎を秘めた遺跡と少女を巡り、ルクスは『王国の覇者』と対峙する!
王道と覇道が交錯する、“最強"の学園ファンタジーバトル第2弾!
あれれ? クルル先輩の設定とかキャラクターって、普通これメインヒロイン・タイプじゃないかしら。ただの外国のお姫様ならまだしも、これだけ複雑な背景と過酷な境遇に、神装機竜の秘密に……ひいてはルクスの特殊な体質に関する秘密に直接関わってくるような関係性もあり、さらにはお互いの痛みを伴う過去を共有し合い、となると、これは普通なら思いっきりメインヒロインとしてルクスの傍らに寄り添うのが当然、みたいな立ち位置なんですが。リーシャさん、リーシャさん、ただでさえ貴女、博士枠で序列からいうといつも四、五番目くらいに辛うじて引っかかるくらいのポジでありながら、メインヒロインに座ったんだから、希少種として頑張らにゃぁ!
クルル先輩の積極性は、もはや凶暴と言っていいくらいのパワー・クールなので、生半可な対応じゃ完全に置いてけぼりにされてしまいますよ。ラストの攻め攻めは凄かったからなあ。不意打ちのキスは一回だけなら事故だけれど、ああいう有無をいわさず二回、三回とチュッチュと畳み掛けてくるような手合は、往々にして尋常じゃないやり手です。ってか、二回目以降は避けられなかった方が悪いに決まってるでしょうっw

しかし、思いの外早い段階でルクスが黒き英雄であることを、かなりあからさまにしてしまったんだけれど、いいんだろうか。身内だけならともかく、今回のケースだとかなりの不特定多数に知れてしまったようなんだが。一応、箝口令が敷かれたようだけれど、この手の情報が噂にならないはずもなく。黒き英雄については政治も絡むだけに、情報はしかるべき所に浸透することは間違いないでしょう。彼の正体は、ある意味新王国の王家の重要なカードでもあったはずで、今後ルクスのみならず、リーシャも難しい舵取りを強いられるんじゃなかろうか。
そもそも、この新王国、圧政を敷く旧帝国を打破して新体制を確立した、というわりに四大貴族に代表されるような旧帝国の権力構造がかなりの規模で残っているっぽいんですよね。新王家への集権化はあまりうまく行っていないようで、旧権力派はがっちり中枢に食い込んでおり、彼らの意見を新王家はかなりの注意をもって汲み取らないといけないような権力バランスになっている模様。
まあ、ルクスの兄がどういう働きをしたのか、とか政治勢力の詳しい状況はまだ記されていないので、予断は禁物なんですが、どうも旧帝国を滅ぼした戦いは革命というよりも、かなりの妥協の産物か、表看板を変えただけで貴族勢力が中央から権益をもぎ取った状態、と見たほうがいいのかもしれない。本来皇太女となるはずだったリーシャの従姉妹が内乱時に亡くなっている事も、新王国の王権が弱体化してしまった要因の一つなのかもね。だとすると、その女性の死にも色々と複雑な背景がありそうだ。
いずれにしても、クルスが黒き英雄として行おうとした革命は、現在の様子を見る限りとてもじゃないけれど、成し得たとは言えないのだろう。だとすると、彼が新王家と密接につながっていることも、理解が及ぶ部分である。
どちらにしても、ルクスが何と戦っているか、という構図はそろそろ明確にした方が全体像がスッキリしてくると思うんですよね。今のところだと、ルクスを裏切った兄の行方を探しているだけで、具体的に明確な行動にうってでているわけじゃないので、ちょっと全体にモヤが掛かったような印象があるので。逆に考えれば、それだけ今の段階では様々な要素を種付けしている段階で、それらが一斉に芽吹きだした時の盛り上がりは、なかなか想像するだけで楽しくなってくるのですが。
ともあれ、次回以降に期待ですね。

1巻感想

このライトノベルがすごい! 2014  


このライトノベルがすごい! 2014

【このライトノベルがすごい! 2014】 宝島社

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本年度も協力者サイトとして参加させていただきました。もう十周年になるんですか、このシリーズも。
十年前からのランキングも今回掲載されているんですが、振り返ってみると何とも懐かしい……と、思うかと思ったんですが、十年前くらいの作品だと個人的にはまだわりと新しめに思えるんですけど、あれ? いや、新しめというのはさすがに言いすぎですけれど、過去を振り返るにこの辺りは中堅過ぎたあたりなんですよね。そうだよなあ、十年前ってもう二十代中盤なわけで、この時点で既に十年振り返る事が出来るくらいの地点に差し掛かっていたわけです。
そこから、さらに十年。ずいぶん遠くに来たものです。

さて、本年度のランキングですが、一位は表紙に思いっきり掲載されてますね。
これは、なるべくしてなったかなあ、という印象。アニメが成功したかは微妙なところなんですけれど、少なくとも原作の魅力を損なうような失敗という形にはなっていませんでしたし、原作の方は目下ピークの真っ最中。今が一番票が集まる時期だったのは間違いないでしょう。
……斯く言う私は、肝心の本を読んでない、ってか魔窟に埋もれて読むタイミングを逸している間に時間が経ってしまい、あうあうと唸っている間に本年度が終わってしまいそうな勢いのですが。しまったなあ、どこ行ったかなあ。最新刊、買ったのに読めないよ。
読んでたら、多分投票していたと思います。何だかんだとこのシリーズほんとに好きなので。

2位のアルデミランは、意外なようなそうでないような。前年のランキング13位に突然出現した段階で、本年度に出た巻が面白ければ、相当に票が集中するのではという予想はしかるべきところでありましたし。実際、本年度の巻の展開はちょっと尋常じゃない出来栄えでしたから。
個人的にも投票させてもらいました。五位ですけど。コメントも採用していただきました、恐縮です。

むしろ、ノーゲーム・ノーライフの方が伸びるんじゃないかと思っていたので、こちらが10位に留まったのはちょっと意外でしたね。ただ、確かに限界突破していた3巻が2月出版で、4巻はややテンションが落ちた上に6月出、と投票期間から間があいていたせいもあるのかもしれません。この点、ダンマスの方がまだ順調ということか。ノーゲーム・ノーライフはアニメ化が重なる来年が本番かもしれませんね。

あと、アニメが傑作だった【はたらく魔王さま!】は上昇理由がよくわかるんですが、東京レイヴンズが上位に食い込んできたのは嬉しかった。自分も一位で投票したものですから。長期シリーズものが二桁近く出てから上の方にあがってくるというのはあんまりないことでしょうし、それだけ一部完結章が凄かった、ということではないでしょうか。いや、凄かったんですよ、実際。

んで、具体的に私はどう投票したのかを晒しますと、こうなってます。

,△覆燭旅イなライトノベル作品・シリーズを5作品まで挙げてください。
1位:【東京レイヴンズ】 あざの耕平(富士見ファンタジア文庫):ランキン7位
2位:【俺、ツインテールになります。】 水沢夢(ガガガ文庫):ランキン33位
3位:【ログ・ホライズン】 橙乃ままれ(エンターブレイン):圏外
4位:【うちのメイドは不定形】 静川龍宗、森瀬繚(スマッシュ文庫):圏外
5位:【ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン】 宇野朴人(電撃文庫):ランキン2位


ろ、ログ・ホライズンは圏外か。仕方ないと言えば仕方ないんですが、これ文句なしに面白いんだがなあ。アニメ化の成功で読者も増えて欲しいところです。それ以上に知名度低そうなのが【うちのメイドは不定形】。スマッシュ文庫というレーベルもあるんでしょうけれど、1巻から2巻が出るまで随分間があいてしまったというのもあるんでしょうけれど……それでも面白いんですよ。
そして、これこそもっと知名度上がれ、と願ってやまないのが【俺、ツインテールになります。】。この究極の馬鹿小説が知られていないのは、悔しいとすら感じるほど。こんなに真剣にバカやってる、しかもエンタメとして完成しまくってる作品はそうはないですよ。もっとあがれー。

60位までのランキングを見た限りでは、この中で急浮上してきそうなのが渡瀬草一郎さんの【ストレンジムーン】が目につく感じ。1巻出た段階でこの位置つけてるのはかなりのものではないかと。
問題児シリーズは、本編さえちゃんと出たらなあ。
圏外ですけど、個人的には【聖剣使いの禁呪詠唱】が、来年ちょっとどうなるか気になってます。自分の中で弾けかかってるので。


△△覆燭旅イな(もしくは印象的な)女性キャラクターを3名挙げてください。
1位:『ロロット・ニエンテ・アートレア』 【スクリューマン&フェアリーロリポップス】 物草純平(電撃文庫)
2位:『ブリュンヒルデ』 【塔京ソウルウィザーズ】 愛染猫太郎(電撃文庫)
3位:『マリーア・ハイライン』 【月花の歌姫と魔技の王】 翅田大介 (HJ文庫)


あなたの好きな(もしくは印象的な)男性キャラクターを3名挙げてください。
1位:『ジン・アークロスト』 【ブレイブレイド】 あやめゆう(C★NOVELSファンタジア)
2位:『灰村諸葉』 【聖剣使いの禁呪詠唱】 あわむら赤光(GA文庫)
3位:『大神理樹』 【ヴァルキリーワークス】 逢空万太(GA文庫)


い△覆燭旅イなイラストレーターを3名挙げてください。
1位:キムラダイスケ 【憂鬱なヴィランズ】
2位:切符 【のうりん】
3位:refeia 【聖剣使いの禁呪詠唱】


キャラ投票は、自分が投じるキャラは毎回殆ど箸にも棒にもかからない掛からないのでした。地味に、ロロットとマリーアは前年から連続で。残念ながら、両方共作品が終了してしまったので、来年はまた違う娘になってしまうでしょうけれど、二年越しで投票してしまうクリーンヒットなヒロインでした。マリーアはまだ望みを繋ぎたいところでありますけど。
男性の方の灰村諸葉は、ベクトルこそ全然違いますけれど、草薙護堂以来の逸材と目をつけております。

魔法少女育成計画 limited(前) 4   

魔法少女育成計画 limited (前) (このライトノベルがすごい! 文庫)

【魔法少女育成計画 limited(前)】 遠藤浅蜊/マルイノ このライトノベルがすごい! 文庫

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「あなた達は魔法の才能を持っているのよ」放課後の理科準備室に現れた妖精は、そう告げると、室内にいた女子中学生達を魔法少女へと変えてしまった。「魔法少女になって、悪い魔法使いからわたしを助けて!」まるでマンガやアニメのような展開に、色めき立つ少女達。誕生したばかりの七人の魔法少女は、妖精に協力することを約束するが…。話題のマジカルサスペンスバトル、ついに第三幕スタート!
バトルロワイヤルにはじまり、続いてはデス・ゲーム。そして今度はリアル鬼ごっこ! と見せかけて、これってモロにスパイスリラーじゃないっすか!! 魔法少女を某国のスパイとか工作員に置き換えたら、まんまスパイ・サスペンスの出来上がりである。
長年行ってきた不正が発覚し逃亡した犯罪者を追いかけるために派遣された捜査官。しかし、人間界に逃げ込んだその犯罪者たちを追うために、外務部や人事部など他のセクションから「協力者」が送り込まれてくる。そして、犯罪者ごと街は封鎖され、脱出不可能になってしまう。あからさまに怪しげなこの干渉の意味は何なのか。逃げている犯罪者は、どこかの部署の重大な秘密を握っているのか、はたまたこの逃亡劇は初めから「裏」の意図があったのか。
セクショナリズムからくる疑心暗鬼に手足を縛られながら、ぎこちない協力体制で犯罪者たちを追う魔法の国のエージェントたち。一方、逃げた犯罪者は事情を知らぬ無自覚な魔法少女を大量に生み出し、正義の魔法少女のつもりの彼女らを駒とし盾として追撃者への反撃を開始。さらに、魔法の国の反体制勢力が刑務所から伝説的な超危険人物を脱獄させ、その一団は第三勢力としてこの封鎖された街へと介入してきたのであった。
とまあ、今回の粗筋をぶっちゃけてしまうと、まさにこんな感じである。同じ魔法の国内部でも、セクションによってすさまじい駆け引きとテリトリー争いがあり、泥沼の足の引っ張り合いが繰り広げられている様子が伺える。場合によっては、謀略・陰謀によって死人もダバダバ出ていそうな雰囲気。さながら、冷戦中の旧ソ連のセクショナリズムもかくや、という有り様である。魔法の国とやら、相当のブラック国家じゃあるまいか。
そんな中で、無茶しがちな友人スノーホワイトを援護するため、組織の中で出世しようとしているのが、1巻より久々に登場のリップルさん。あの社会不適合者だった彼女が、今や真面目に研修を受ける社会人である。立ち居振る舞いはかつての相棒に倣っているというのだから、今は亡き彼女の流星のような生き様は相棒によって受け継がれている、そう思えば、少しでも心慰められようというものだ。あれから随分と魔法少女は死んだけれど、その中でも彼女の死は未だに痛みを伴い忘れられない傷跡だけに。

さて、そんな様々な生き様を示している魔法少女たちの中には組織の猟犬として働くものや、それこそサラリーマンとして組織の歯車となって生活している者もいる。給料があがればテンションあがり、ちょっとオシャレに凝ってみたり、とそこいらのOLと変わらない生き方をしている魔法少女も、魔法少女を仕事、魔法の国の公務員と考えれば存在して然るべきもの。専任魔法少女として戦闘方面とはあんまりかかわらずに生きてきた7753も、そんなOL魔法使いの一人である。それが、何の因果か、スパイアクションさながらの、セクション同士の駆け引きの結果生まれた汚泥のような現場に、偶然かそれとも誰かに意図によるものか、研修対象のリップルと共に放り込まれてしまったのでした。ある意味、一番可哀想な人である。
とはいえ、直属の上司の誘導もあってか、現状彼女が一番イニシアティブを握っているのは面白いところ。7753当人は何が何だかさっぱりわからずまったく埒外に置かれてしまっているのに、気がつけば事態のど真ん中である。
この直属の上司という人も、以前登場した人なんだろうか。どうも、かなりのやり手なのは間違いなさそうなんだが。

驚くべきことに、前編では誰も死なない(実際は一人、合流前に捜査員の一人が殺されているが)まま次回に続いてしまったが、伝説の凶悪犯罪者たちの介入に加えて、新規魔法少女たちの中にどうやら黒幕が混じっているようで、裏切り者は、スパイは誰だ!? という要素もあり、さてこれは一気に雪崩を打って血が流れそうな予感。普通なら7753とリップルは安全枠に思えるんだけれど、この作品の場合そういう既存の概念は捨てて掛かった方が良さそうな気配もあるわけで、希少な前作までの生き残りであるリップルだってそうそう油断は出来ないぞ。意外とハリウッド映画だと、前作の生き残りがサクサクと死んでしまうんですけどね。あれは、でも萎えるんだよなあ(苦笑

シリーズ感想
 

6月30日

之 貫紀
(エンターブレイン)
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kawa.kei
(エンターブレイン)
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槻影
(エンターブレイン)
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白水 廉
(エンターブレイン)
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丸山 くがね
(エンターブレイン)
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鹿角フェフ
(GCノベルズ)
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力水
(モンスター文庫)
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蒼井美紗
(Mノベルス)
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よねちょ
(Mノベルス)
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あきさけ
(Mノベルス)
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唐澤 和希
(ヒーロー文庫)
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中野 在太
(ヒーロー文庫)
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新城一/海月崎まつり
(KCx)
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キダニエル/四葉夕卜
(KCx)
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6月29日

火事屋/蛙田アメコ
(ライドコミックス)
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真鍋譲治/すかいふぁーむ
(ライドコミックス)
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伊吹 亜門
(星海社FICTIONS)
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柴田 勝家
(星海社FICTIONS)
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6月28日

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6月27日

浦上ユウ
(電撃コミックスNEXT)
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猫夜叉/亀小屋サト
(電撃コミックスNEXT)
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たくま朋正/伊藤暖彦
(電撃コミックスNEXT)
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綾村切人/ナフセ
(電撃コミックスNEXT)
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結城鹿介/髭乃慎士
(電撃コミックスNEXT)
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幌田
(まんがタイムKRコミックス)
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6月25日

十文字青
(オーバーラップ文庫)
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鬼影スパナ
(オーバーラップ文庫)
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迷井豆腐
(オーバーラップ文庫)
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篠崎 芳
(オーバーラップ文庫)
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寺王
(オーバーラップ文庫)
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御鷹穂積
(オーバーラップ文庫)
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メグリくくる
(オーバーラップ文庫)
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雨川水海
(オーバーラップノベルス)
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江口 連
(オーバーラップノベルス)
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和島 逆
(オーバーラップノベルスf)
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KK
(オーバーラップノベルスf)
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雨川透子
(オーバーラップノベルスf)
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6月24日

芝村 裕吏
(MF文庫J)
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志瑞祐
(MF文庫J)
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長月 達平
(MF文庫J)
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長月 達平
(MF文庫J)
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月見 秋水
(MF文庫J)
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三月みどり
(MF文庫J)
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花間燈
(MF文庫J)
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衣笠彰梧
(MF文庫J)
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常世田健人
(ダッシュエックス文庫)
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ジルコ
(ダッシュエックス文庫)
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疎陀陽
(ダッシュエックス文庫)
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九十九弐式/すかいふぁーむ
(ダッシュエックス文庫)
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甘岸久弥
(MFブックス)
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yokuu
(MFブックス)
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天ノ瀬
(MFブックス)
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ラチム
(MFブックス)
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櫻井 みこと
(MFブックス)
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御手々 ぽんた
(MFブックス)
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支援BIS
(KADOKAWA)
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藤也卓巳
(あすかコミックスDX)
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ひろやまひろし
(角川コミックス・エース)
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ひろやまひろし
(角川コミックス・エース)
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横田卓馬/伊瀬勝良
(角川コミックス・エース)
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ぶんころり/プレジ和尚
(角川コミックス・エース)
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蛍幻飛鳥/志瑞祐
(角川コミックス・エース)
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水無月すう
(角川コミックス・エース)
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鈴見敦/八又ナガト
(角川コミックス・エース)
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御宮ゆう/香澤陽平
(角川コミックス・エース)
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人生負組
(角川コミックス・エース)
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ZUN/水炊き
(角川単行本コミックス)
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神地あたる/白米良
(ガルドコミックス)
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黒杞よるの/雨川水海
(ガルドコミックス)
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村光/ベニガシラ
(ガルドコミックス)
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七六/鬼影スパナ
(ガルドコミックス)
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天羽銀/迷井豆腐
(ガルドコミックス)
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白砂/麻希くるみ
(ガルドコミックス)
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木乃ひのき/雨川透子
(ガルドコミックス)
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6月23日

日向夏/ねこクラゲ
(ビッグガンガンコミックス)
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押切蓮介
(ビッグガンガンコミックス)
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小林湖底/りいちゅ
(ビッグガンガンコミックス)
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深見真/真じろう
(ビッグガンガンコミックス)
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金田一蓮十郎
(ヤングガンガンコミックス)
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佐藤真登/三ツ谷亮
(ヤングガンガンコミックス)
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萱島雄太
(ヤングガンガンコミックス)
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優風
(ヤングガンガンコミックス)
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栗井茶
(ヤングガンガンコミックス)
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栗井茶
(ヤングガンガンコミックス)
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6月22日

浅草九十九/和ヶ原聡司
(MFコミックス アライブシリーズ) Amazon Kindle B☆W DMM


安里アサト/シンジョウタクヤ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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中山幸
(MFコミックス アライブシリーズ)
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三ツ矢だいふく
(MFコミックス アライブシリーズ)
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内藤隆/榎宮祐
(MFコミックス アライブシリーズ)
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花鶏ハルノ/相川有
(MFコミックス アライブシリーズ)
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久真やすひさ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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衣笠彰/紗々音シア
(MFコミックス アライブシリーズ)
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フジカワユカ/理不尽な孫の手
(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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藍屋球/アネコユサギ
(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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クマガエ/宮澤ひしを
(イブニングKC)
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カルロ・ゼン/石田点
(モーニングKC)
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泰三子
(モーニングKC)
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ハナツカシオリ
(モーニングKC)
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瀬下猛
(モーニングKC)
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NICOMICHIHIRO
(モーニングKC)
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鍵空とみやき
(ガンガンコミックスJOKER)
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鍵空とみやき
(ガンガンコミックスJOKER)
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藤近小梅
(ガンガンコミックスJOKER)
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田代哲也
(ガンガンコミックスJOKER)
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柊裕一
(ガンガンコミックスJOKER)
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村田真哉/速水時貞
(ガンガンコミックスJOKER)
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都月景/いふじシンセン
(ガンガンコミックスJOKER)
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殿ヶ谷美由記
(ガンガンコミックスpixiv)
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6月20日

風間レイ
(TOブックス)
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ほのぼのる500
(TOブックス)
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楢山幕府
(TOブックス)
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リッキー
(TOブックス)
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こりんさん
(GCN文庫)
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武田すん
(ヤンマガKCスペシャル)
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ペトス/橋本カヱ
(ヤンマガKCスペシャル)
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千田大輔
(ヤンマガKCスペシャル)
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Cuvie
(チャンピオンREDコミックス)
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小坂泰之
(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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6月19日

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6月17日

上遠野浩平/カラスマタスク
(ジャンプコミックス)
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野田サトル
(ヤングジャンプコミックス)
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二宮裕次
(ヤングジャンプコミックス)
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原泰久
(ヤングジャンプコミックス)
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双龍
(ヤングジャンプコミックス)
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深川可純/広報広聴課ゾンビ係
(ヤングジャンプコミックス)
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赤坂アカ/横槍メンゴ
(ヤングジャンプコミックス)
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赤坂アカ
(ヤングジャンプコミックス)
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中山敦支
(ヤングジャンプコミックス)
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光永康則/入鹿良光
(ヤングジャンプコミックス)
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ソウマトウ
(ヤングジャンプコミックス)
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中村力斗/野澤ゆき子
(ヤングジャンプコミックス)
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峰浪りょう
(ヤングジャンプコミックス)
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畑健二郎
(少年サンデーコミックス)
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山田鐘人/アベツカサ
(少年サンデーコミックス)
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コトヤマ
(少年サンデーコミックス)
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松江名俊
(少年サンデーコミックス)
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熊之股鍵次
(少年サンデーコミックス)
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栗山ミヅキ
(少年サンデーコミックス)
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高橋留美子
(少年サンデーコミックス)
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草場道輝/高谷智裕
(少年サンデーコミックス)
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福井セイ
(少年サンデーコミックス)
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安西信行
(少年サンデーコミックス)
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新井隆広/青山剛昌
(少年サンデーコミックススペシャル)
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日向夏/倉田三ノ路
(サンデーGXコミックス)
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麻生羽呂/高田康太郎
(サンデーGXコミックス)
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池澤真/津留崎優
(裏少年サンデーコミックス)
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山田 リツ
(裏少年サンデーコミックス)
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寺嶋裕二
(講談社コミックス)
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三宮宏太/西田征史
(講談社コミックス)
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ヒロユキ
(講談社コミックス)
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福留しゅん/天城望
(フロースコミック)
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伊吹有/葉山湊月
(フロースコミック)
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羊太郎
(富士見ファンタジア文庫)
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三河 ごーすと
(富士見ファンタジア文庫)
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桜生 懐
(富士見ファンタジア文庫)
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陸奥 こはる
(富士見ファンタジア文庫)
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高橋 びすい
(富士見ファンタジア文庫)
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恵比須 清司
(富士見ファンタジア文庫)
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三原 みつき
(富士見ファンタジア文庫)
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あボーン
(富士見ファンタジア文庫)
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白井 ムク
(富士見ファンタジア文庫)
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綾里けいし
(ガガガ文庫)
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カミツキレイニー
(ガガガ文庫)
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伊崎喬助
(ガガガ文庫)
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平坂 読
(ガガガ文庫)
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猿渡かざみ
(ガガガ文庫)
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猿渡かざみ
(ガガガ文庫)
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緒二葉
(ガガガ文庫)
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川上 稔
(電撃の新文芸)
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美浜ヨシヒコ
(電撃の新文芸)
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草薙 刃
(電撃の新文芸)
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時田 唯
(電撃の新文芸)
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6月16日

樋口彰彦
(マガジンエッジKC)
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松岡健太
(マガジンエッジKC)
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さとうふみや/天樹征丸
(講談社コミックス)
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あだちとか
(講談社コミックス)
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和武はざの
(講談社コミックス月刊マガジン)
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6月15日

石田リンネ(富士見L文庫)
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猫田パナ(富士見L文庫)
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佐々木禎子(富士見L文庫)
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仲町鹿乃子(富士見L文庫)
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竹岡葉月(富士見L文庫)
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竹岡葉月(富士見L文庫)
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鍋敷(アース・スターノベル)
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LA軍(アース・スターノベル)
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天然水珈琲
(アース・スターノベル)
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西尾維新(講談社文庫)
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葛城阿高(ビーズログ文庫)
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ぷにちゃん(ビーズログ文庫)
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小田ヒロ(ビーズログ文庫)
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綾河ららら
(サーガフォレスト)
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バッド(サーガフォレスト)
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真安一(サーガフォレスト)
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カヤ(サーガフォレスト)
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コイシ/緑黄色野菜
(コロナ・コミックス)
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よこわけ/やしろ
(コロナ・コミックス)
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わかば/白露雪音
(コロナ・コミックス)
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小田山るすけ/たつきめいこ
(コロナ・コミックス)
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6月14日
ふか田さめたろう
(GA文庫)
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星奏なつめ(GA文庫)
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冬坂右折(GA文庫)
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白石定規(GAノベル)
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星崎崑(GAノベル)
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えぞぎんぎつね
(GAノベル)
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三木なずな
(GAノベル)
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カイシャイン36
(GAノベル)
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よっしゃあっ!
(GAノベル)
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6月13日


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6月12日

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6月10日

荒川弘
(ガンガンコミックス)
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天那光汰/梅津葉子
(ガンガンコミックス)
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おーしおゆたか
(角川コミックス・エース)
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猫田ゆかり
(角川コミックス・エース)
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リムコロ
(角川コミックス・エース)
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冥茶/萩鵜アキ
(角川コミックス・エース)
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浅野りん/ヤングエース編集部
(角川コミックス・エース)
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春花あや
(角川コミックス・エース)
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経験値/TYPE−MOON
(単行本コミックス)
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佐島勤/おだまさる
(電撃コミックスNEXT)
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古宮九時/越水ナオキ
(電撃コミックスNEXT)
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ベキオ/ていか小鳩
(ガンガンコミックスONLINE)
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森田季節/シバユウスケ
(ガンガンコミックスONLINE)
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顎木あくみ/みまわがお
(ガンガンコミックスONLINE)
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加藤衣緒
(ガンガンコミックスONLINE)
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竜騎士07/夏海ケイ
(ガンガンコミックスONLINE)
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竜騎士07/刻夜セイゴ
(ビッグガンガンコミックス)
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飯島浩介/汐里
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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イノウエ
(サンデーうぇぶりSSC)
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こじまたけし
(サンデーうぇぶりSSC)
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白井もも吉
(サンデーうぇぶりSSC)
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オジロマコト
(ビッグ コミックス)
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サンドロビッチ・ヤバ子/だろめおん
(裏少年サンデーコミックス)
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田村由美
(フラワーCアルファ)
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もこやま仁
(裏少年サンデーコミックス)
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影崎由那/川獺右端
(アース・スターコミックス)
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相模映/吉田杏
(アース・スターコミックス)
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となりける/shiryu
(アース・スターコミックス)
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ユンボ/風楼
(アース・スターコミックス)
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秋乃かかし/裂田
(アース・スターコミックス)
Amazon


東崎惟子(電撃文庫)
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三雲岳斗(電撃文庫)
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三雲岳斗(電撃文庫)
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和ヶ原聡司(電撃文庫)
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白金透(電撃文庫)
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鎌池和馬/冬川基
(電撃文庫)
Amazon B☆W


佐島勤(電撃文庫)
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二月公(電撃文庫)
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鏡遊(電撃文庫)
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真代屋秀晃(電撃文庫)
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周藤蓮(電撃文庫)
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瀧岡 くるじ
(カドカワBOOKS)
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小田 ヒロ
(カドカワBOOKS)
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壁首領大公
(カドカワBOOKS)
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七夕 さとり
(カドカワBOOKS)
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KK(カドカワBOOKS)
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うみ(カドカワBOOKS)
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ふか田 さめたろう
(宝島社)
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魔石の硬さ
(TOブックス)
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ニシキギ・カエデ
(TOブックス)
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地雷酒(TOブックス)
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サンボン
(TOブックス)
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蒼月海里(角川文庫)
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椹野道流(角川文庫)
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森見登美彦/原案:上田誠
(角川文庫)
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桑原水菜(角川文庫)
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仁木英之(角川文庫)
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6月9日

石塚千尋
(講談社コミックス)
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荒川弘/田中芳樹
(講談社コミックス)
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奈良一平
(講談社コミックス)
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小玉有起
(KCデラックス)
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横田卓馬
(シリウスKC)
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高田裕三
(シリウスKC)
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長谷川三時/七烏未奏
(シリウスKC)
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ヤスダスズヒト
(シリウスKC)
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村上よしゆき/茨木野
(シリウスKC)
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K9/小林裕和/支援BIS
(シリウスKC)
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冬葉つがる
(シリウスKC)
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樋野友行/瀬戸メグル
(シリウスKC)
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刀坂アキラ/加茂セイ
(シリウスKC)
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光永康則
(シリウスKC)
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西田拓矢/海空りく
(シリウスKC)
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松琴エア/はにゅう
(シリウスKC)
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原口鳳汰/カラユミ
(KCデラックス)
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山本やみー/門馬司
(KCデラックス)
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一二三
(KCデラックス)
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がしたに/MITA
(KCデラックス)
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うかみ
(KCデラックス)
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エターナル14歳/御子柴奈々
(KCデラックス)
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桜野みねね
(BLADEコミックス)
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森野きこり
(BLADEコミックス)
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6月8日

かみはら(早川書房)
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西尾維新(講談社)
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ちんねん/能一ニェ
(BRIDGE COMICS)
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佐藤二葉
(星海社COMICS)
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山本崇一朗
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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稲葉光史/山本崇一朗
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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6月7日

泉光
(アフタヌーンKC)
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TNSK
(アフタヌーンKC)
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水瀬るるう
(まんがタイムコミックス)
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琴子/TCB
(ガンガンコミックスONLINE)
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枢呂紅/優月祥
(ガンガンコミックスUP!)
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雨後一陽/とちぼり木
(ガンガンコミックスUP!)
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西島ふみかる/白縫餡
(ガンガンコミックスUP!)
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雨沢もっけ
(ガンガンコミックスUP!)
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ふか田さめたろう/松元こみかん
(ガンガンコミックスUP!)
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えぞぎんぎつね/春夏冬アタル
(ガンガンコミックスUP!)
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リキタケ/三木なずな
(ガンガンコミックスUP!)
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琴子
(SQEXノベル)
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猫子
(SQEXノベル)
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平成オワリ
(SQEXノベル)
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榛名丼
(SQEXノベル)
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蝉川夏哉
(宝島社文庫)
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貴戸湊太
(宝島社文庫)
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6月6日

智弘カイ/カズタカ
(KCデラックス)
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ippatu
(ヤンマガKCスペシャル)
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6月5日

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6月3日

いつきみずほ
(ドラゴンノベルス)
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夢・風魔
(ドラゴンノベルス)
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矢吹健太朗
(ジャンプコミックス)
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助野嘉昭
(ジャンプコミックス)
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ONE/村田雄介
(ジャンプコミックス)
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松井優征
(ジャンプコミックス)
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伊科田海
(ジャンプコミックス)
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権平ひつじ
(ジャンプコミックス)
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鏡貴也/山本ヤマト
(ジャンプコミックス)
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水あさと
(ジャンプコミックス)
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篠原健太
(ジャンプコミックス)
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針川智也
(ジャンプコミックス)
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時田時雨
(ジャンプコミックス)
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猗笠怜司
(ジャンプコミックス)
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佐々木尚
(ジャンプコミックス)
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賀来ゆうじ
(ジャンプコミックス)
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末永裕樹/馬上鷹将
(ジャンプコミックス)
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大須賀玄
(ジャンプコミックス)
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バブル製作委員会/肘原えるぼ
(ジャンプコミックス)
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三部けい
(角川コミックス・エース)
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長岡太一
(角川コミックス・エース)
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佐茂すけ/竹村優希
(角川コミックス・エース)
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関崎俊三
(角川コミックス・エース)
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封宝/富樫聖夜
(フロース コミック)
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此匙/浜千鳥
(フロース コミック)
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神栖みか/シロヒ
(フロース コミック)
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武シノブ/江本マシメサ
(PASH!コミックス)
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柳矢真呂/ぷにちゃん
(PASH!コミックス)
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深山キリ/もり
(PASH!コミックス)
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さーもにずむ
(PASH!コミックス)
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