徒然雑記

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書籍感想

2018年12月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

読んだ本の数:46冊 うち漫画:16冊

年末の忙しい時期ながら、だからこそ今年中に読んでおきたかった本を集中して読めたのでそれなりに満足の行く月でした。ほぼ一日一冊ペース(漫画除く)を維持できましたからね。

注目はやはり【継母の連れ子が元カノだった 昔の恋が終わってくれない】でしたね。ウェブ版読んでいたにも関わらず、読み直してなおあまりのイチャイチャに悶絶してしまったこの威力はちょっと最高すぎました。当初は★★★★☆で登録していたのですが、まとめるにあたって「すかすか」とともに一つランクあげることにしました。ちょっと今年、評価を吝くしすぎていた気がするので、今月のみならずちょっと全体的にバランス調整する予定。


★★★★★(五ツ星) 1冊

継母の連れ子が元カノだった 昔の恋が終わってくれない】 紙城 境介/たかやKi 角川スニーカー文庫(2018/12/1)


【継母の連れ子が元カノだった 昔の恋が終わってくれない】 紙城 境介/たかやKi 角川スニーカー文庫

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完全に自分のどストライクにハマってしまった至高のラブコメ。悶絶しろ! 七転八倒しろ! この暴力的なまでのイチャイチャは、最高ですよ!?

★★★★☆彡(四ツ星Dash) 2冊

終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか? 07】 枯野瑛/ue 角川スニーカー文庫(2018/12/1)
異世界拷問姫 7】 綾里けいし/鵜飼沙樹 MF文庫J(2018/10/25)


【終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか? 07】 枯野瑛/ue 角川スニーカー文庫

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知らずこのとき、きっとティアットはかつての勇者たちを越えて本物の英雄へと至ったのだと思う。哀しき健気な優しきセニオリスではなく、みんなをつなぐモウルネンの使い手として。


【異世界拷問姫 7】 綾里けいし/鵜飼沙樹 MF文庫J

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愛する者たちが眠った世界を独り護り続けるエリザベートの孤独なる戦いの日々。彼女の覚悟のあまりにも切なさに、胸を掻きむしられる。それでも、世界は守られるべきなのか。


★★★★(四ツ星) 12冊

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 7】  手島史詞/COMTA HJ文庫(2018/11/30)
ストライク・ザ・ブラッド 19.終わらない夜の宴】 三雲岳斗/マニャ子 電撃文庫 (2018/11/10)
魔王学院の不適合者 3 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~】 秋/しずま よしのり 電撃文庫(2018/11/10)
風銘係あやかし奇譚】  SOW/ 鈴ノ マイクロマガジン社文庫(2018/10/23)
数字で救う! 弱小国家 3.幸せになれる確率を求めよ。ただしあなたの過去は変わらないものとする。】 長田 信織/紅緒 電撃文庫(2018/10/10)
魔弾の王と凍漣の雪姫(ミーチェリア)】 川口 士/美弥月 いつか ダッシュエックス文庫(2018/9/21)
嘘つき戦姫、迷宮をゆく 1】  佐藤 真登/霜月 えいと ヒーロー文庫(2017/8/31)
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.18】 聴猫芝居/ Hisasi 電撃文庫(2018/11/10)
はたらく魔王さま! 20】 和ヶ原聡司/029 電撃文庫(2018/12/7)
嘘つき戦姫、迷宮をゆく 2】 佐藤 真登/霜月 えいと ヒーロー文庫(2017/12/28)
お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。】 凪木 エコ/あゆま紗由 富士見ファンタジア文庫(2018/8/18)
わたしの魔術コンサルタント 2.虹のはじまり】 羽場 楽人/笹森 トモエ 電撃文庫(2017/9/8)

【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 7】  手島史詞/COMTA HJ文庫

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【ストライク・ザ・ブラッド 19.終わらない夜の宴】 三雲岳斗/マニャ子 電撃文庫

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【魔王学院の不適合者 3 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~】 秋/しずま よしのり 電撃文庫

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【風銘係あやかし奇譚】  SOW/ 鈴ノ マイクロマガジン社文庫

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【数字で救う! 弱小国家 3.幸せになれる確率を求めよ。ただしあなたの過去は変わらないものとする。】 長田 信織/紅緒 電撃文庫

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【魔弾の王と凍漣の雪姫(ミーチェリア)】 川口 士/美弥月 いつか ダッシュエックス文庫

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【嘘つき戦姫、迷宮をゆく 1】  佐藤 真登/霜月 えいと ヒーロー文庫

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【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.18】 聴猫芝居/ Hisasi 電撃文庫

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【はたらく魔王さま! 20】 和ヶ原聡司/029 電撃文庫

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【嘘つき戦姫、迷宮をゆく 2】 佐藤 真登/霜月 えいと ヒーロー文庫

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【お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。】 凪木 エコ/あゆま紗由 富士見ファンタジア文庫

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【わたしの魔術コンサルタント 2.虹のはじまり】 羽場 楽人/笹森 トモエ 電撃文庫

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今月のピックアップ・キャラクター

伊理戸水斗 (継母の連れ子が元カノだった)
綾井結女 (継母の連れ子が元カノだった)
パニバル (終末なにしてますか?)
ティアット (終末なにしてますか?)
乃木虎徹 (風銘係あやかし奇譚
リュドミラ (魔弾の王と凍漣の雪姫)
リルドール (嘘つき戦姫、迷宮をゆく )
ムドラ (嘘つき戦姫、迷宮をゆく )
猫姫先生 (ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?)
ミリア (百神百年大戦)
エリザベート・レ・ファニュ (異世界拷問姫)
姫宮春一 (お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。)




以下に、読書メーター読録と一言感想。
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わたしの魔術コンサルタント 2.虹のはじまり ★★★★  



【わたしの魔術コンサルタント 2.虹のはじまり】 羽場 楽人/笹森 トモエ 電撃文庫

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東京の片隅の薄汚れた古い雑居ビルで魔術が使えない魔術士・黒瀬秀春は、相変わらず魔術に苦しむ人々に救いの手を差し伸べる魔術コンサルタントを営む日々。そして事務所に居候していた朝倉ヒナコは永聖魔術学院への入学を果たし、秀春はそれを見守る。けれども入学早々、ヒナコの存在は魔術学院に波紋を広げ、魔術士の名家・皇希遊と対決することになり―。四年前に起きた魔術による大規模魔術消失事件「消失した正午」の真実、そして秀春の過去を知る美女・逢夏との出会い。秀春は様々な思いを抱えて、更なる一歩へと歩み出す。
大人の主人公の幼馴染ときたらそりゃ当然大人の女性だわなあ。そして大人の関係でもある。大人の関係だからこそ、軽々と仲直り出来ないという面もあるんですけどね。
一端距離と時間を置くことで自分たちを見直せるというのは、子供の頃には出来ない時間を積み重ねてきた大人ゆえの特権なんでしょうなあ。
逢夏と秀春が別れた理由も突き詰めると、逢夏が秀春の魔術への偏執的な拘りを危惧したからでもあるし、彼女ってば健気に別れたあとも秀春が魔術を取り戻す方法を探し研究していたわけですしねえ。好きあっていても上手くいかない時は上手くいかないもので、だから好きという気持ち自体が歪んでしまう前に出ていった逢夏の判断は終わってみれば正しかったのかも。
まあ、考えあってのことではなく衝動的なものだったのであろうことは、彼女のコミュニケーションのとり方の不器用さから想像がつくのですが。エリートで優秀であるがゆえに自分の意見や考えがすぐ通ってしまっていたが故に、自分の思う通りに相手が動かないとなると途端に迷走しはじめる、というのはなかなかポンコツであるようにも見える。根が素直で純情でまっすぐなので、思い通りにならないことに腹立てて感情的になる、なんてことがなくただただどうしたら良いかわからなくなる、というあたりに人柄の良さが伺えて、育ちの良さというかいい娘さんなんだな、というのが伝わってくるキャラクターなのですが。一途ですしねえ、健気ですしねえ。その上大人の女性である。
……ちょっと十代の小娘たちでは対抗できんわなあ、これ。なんだかんだと相思相愛なわけですし。
まあ、本気で秀春に食いついていたのは朱歌だけで、ヒナコは元々秀春のこと父親だと勘違いして会いに来たわけで、家族同然という認識はあっても異性として見ている様子はなくて、素直に逢夏との仲を応援しているようでしたし、希遊に至っては純粋に師匠として慕ってる、という風情でしたからね。意外と敵になるようなヒロインはいなかったか。

一巻では色々とあらの目立った文章立てだけれど、見違えるように場面転換からストーリーの組み立てに登場人物たちの言動の機微がハマっていて、本当に面白かった。完成度が段違いにあがっているのが見て取れる。魔術を憎み消し去ろうとした朝倉響示の思想に相対するように、魔術を失ってもなお魔術にのめり込み傾倒する秀春に、その指導を受けて真っ直ぐに切磋琢磨してお互いを高め合う皇希遊と朝倉ヒナコという魔術の素晴らしさを体現する姿が、情熱が、青春が描かれているわけですが、その熱量こそが黒幕たる朝倉の暗躍に対抗する盾となり矛となっているのが見て取れて、物語の構成としても美しい形になってるんですよね。
どうも語り口から見て、この二巻で〆られてしまっているようなのですが、ここで終わってしまうのが非常に残念な良作でした。シリーズとして続けばもっともっと良くなる感触があっただけに惜しいなあ。
次回作はさらなる期待を。

1巻感想

始まりの魔法使い 4.魔術の時代 ★★★☆  



【始まりの魔法使い 4.魔術の時代】 石之宮 カント/ファルまろ 富士見ファンタジア文庫

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竜歴900年。村では、精霊魔法の発展による弊害として精霊の暴走による事件―精霊災害が頻発していた。その対策として、“私”は、免許制度や対精霊魔法の研究を進めることに。ある日、ヒイロ村は死骸を操る黒い影―屍鬼の襲撃を受ける。その犠牲として残された赤子を拾った事で、“私”は―
「クリュセがハイハイしたわよ!」
「おつかれさま、おとうさん」
ニーナと初めての子育てに挑戦することになり!?魔法の時代が終わる時、幸福な最果ての村に、災いを報せる鐘が鳴り響く。これは、すべての“始まり”を創った竜の魔法使いと、その家族の物語。
一気に竜歴1000年台にまで突入。精霊の利用と免許制の構築によって一気に利便性がよくなって、これまでずっと村規模だったヒイロ村、ついに先生やニーナが全住民を把握出来ない規模にまで大きくなりつつあるんですよねえ。彼らの目が届かない、愛情が届かない相手が出てくるということはその影響力からも脱しつつあるということでもあり、先生やニーナは全然そんなつもりはないんだろうけれど、これまで彼らの存在こそが統治の要になっていた以上、これからは緩やかに村の在り方も変わっていくんだろうなあ。
先生がこの頃から表舞台から姿を隠すことを考え始めているのは印象的な出来事でもあった。シリーズの冒頭では、竜とその一党の存在は表舞台からすっかり居なくなって市井に紛れていたわけですしね。
しかし、この頃になると悠久を歩む先生とニーナたちの永い旅に付き添ってくれる面々が増えてきていることは喜ぶべきことなんでしょう。これまで1000年近く村の面々をずっと一人残らず覚えて忘れていない彼らですけれど、やはり死に別れは辛いでしょうし、今となっては忘れる以前に知ることのない村人も増えてきたわけで、永遠に近い時間をともに過ごしてくれる家族が増えるというのは大事なことなんでしょう。
その中に、娘という存在まで加わるのは尚更に。嫁に出さなくていい娘って、お父さんとしてはどうなんですか、これ?
しかし、同じ時間軸の中で過ごしていくとなると、やっぱり先生とニーナの関係って気になってくるよねえ。性急に答えを出す必要がまったくない関係だから、短い寿命の中にいる人たちは敢えてそこを突っ込むこともなく、見守っているうちに通り過ぎてしまったけれど、同じ悠久に付き合える人たちからすると、答えは出さなくてもその行き先くらいは気になってくるよねえ、と。
だから、先生がニーナのことああいう形ではあっても明言してくれたのはちょいと嬉しかった。同じく彼らの悠久に付き合っているのは読者であるこっちだって同じわけで、気になっていたのは間違いないものねえ。どうやらエルフの寿命問題は相手の寿命に合わせる形になっているようで、それなら人間ではなく竜である先生なら、ニーナの寿命を縮めてしまうなんてことはないでしょうし。
にしても、寿命問題クリアした面々、みんなそのクリアの方法が違うのが面白いなあ。真っ当な人間であるイニスが、まさかこっちサイドに来るとは思わんかったけど。でも、寿命が伸びると恋愛面での思い切りに著しく欠けてしまうのは難儀な話である。彼女の場合、不老を達成してなくてもヘタレたままアラに告白できないまま終わってしまいそうなので、挑むチャンスが伸びたのは良いことだったのでしょう。
ユウカについては、彼女あれだけ「ユウカ」では知りえないことを口走っているにも関わらず、何百年も先生気づいていないというのは、このドラゴンぇという気持ちにさせられてしまいます。これだから寿命がない種族は、とディスるとドラゴンに怒られそう。これはもう先生個人の問題だわさね。

いくつもの事件は魔法におけるブレイクスルーがあり、魔術が誕生し文明が発展し、幾つもの出会いと別れが繰り返され、先生とニーナは家族を増やしながら愛する人の生まれ変わりを探しながら時代を旅していく。その中で、もしかしたら最悪であり最凶であったあの敵再び、という事態があったものの……なんか拍子抜けというくらいあっさりかたがついてしまったなあ、という印象。
アレに関しては、当時はどう対処したらいいかわからない恐ろしさがあって、不安となってこびりついていたものだけれど……アレが進化したのと同様にこっちだって技術的に躍進は続いていて、それ以上に助けてくれる一緒に戦ってくれる、皆を護ってくれる存在の多種多様さについては、大昔とは比べ物にならないものになってたんですねえ。その意味では、先生たちは正しく良い発展を促し続けた、その証明がこのあっさりした結末だったのではないでしょうか。
でも、これで相いれぬ不倶戴天の敵との決着はついてしまったので、これからは外敵の脅威には怯えなくて済むようになるのかなあ。いや、外の世界は更に広がっていて人間の国家なんかも生まれているらしいし、内側だって先生やニーナの目が届かない広く深い世界になりつつあるわけで、先生たちも呑気にしていられない時期に来ているのかなあ。

シリーズ感想

お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。★★★★  



【お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。】 凪木 エコ/あゆま紗由 富士見ファンタジア文庫
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孤独を恥じず、集団に属することのストレスを何よりも嫌う。ひとりで過ごす時間が最高の贅沢―おひとり様至上主義な高校生・姫宮春一は理想の学園生活を謳歌していた、はずなのに。学園の完璧ヒロイン・美咲華梨から友達作りを手伝うと言われ、趣味がドンピシャに合うクール美人・羽鳥英玲奈には懐かれる。―そんなおひとり様ライフを邪魔される状況を春一は許さない!「ひとりが寂しい?余計なお世話だバカヤロウ!!」めんどくさい性格ゆえに自らフラグを折りにいく春一だが、なぜか美少女たちは誤った方向に絶賛、逆に注目を浴びてしまって!?ひねくれボッチートな青春ラブコメ、堂々開幕!

無敵じゃないか、この春一くん。決して彼、ぼっちじゃないんですよね。仕方なく一人でいるのではなく、好んで独りを楽しみ堪能している。言い訳じゃなく本気で。必要とあればどれだけでもコミュニケーションは取れるし、自己主張もはっきり出来る。その方向性を独りを楽しむという方向に割り振っているだけで。
こういう他人を別に必要としていない人って居るんですよね。寂しいとか全然感じない人。別にお高く止まって群れる人たちを見下しているというわけでもない、そういう人の在り方を認めた上でその価値観をこっちまで押し付けるな、と思っているだけで。彼の凄いところは、思ってるだけじゃなくはっきり言ってしまえるところだけれど。
こういう独立独歩の人種は、他人を拒絶する必要すらないのである。壁を作って線を引く必要がなく、自分で踏み込もうと思ったら踏み込むし、やめようと思ったらあっさり引く。距離の開け方狭め方を自分で決めれる人って強いですよ。動けない人や退くしか出来ない人、踏み込むしかしない人と比べて自由度が半端ない。
他人に寄りかかることをしない人間というのは、逆から見ると自分に寄りかかってくる事もこうあるべきだという観念を押し付けてくることもない。一緒に居て凄く楽なんだよなあ。
矛盾するようだけれど、独りが好きだからと言って別に人と一緒に居ることが全部苦であるわけじゃないんですよね。楽しいこともあるし、波長が合う人であれば居心地よく思うケースだってある。出来るからやらない人種は、だからやろうと思えば出来るのだ。そうした無理をせずに付き合える相手とは、お互いに何かを押し付けることなく独立独歩で在るので末永く付き合えるんですよね。
さて、今春一につきまとっている華梨と英玲奈は決して春一のような独立独歩の人間ではない。他者と時間と空間を共有し続けていないと安心できない、という意味では他の同世代の娘たちと変わらないのだろうけれど、彼女らの場合自分から与えて合わせて距離を埋める努力を続けてきた娘であり、自分から都合を強要するタイプじゃなかったんですよね。華梨はそのけがあったけれど、決して無理強いするわけではなく、自分と違う価値観も在るとわかれば理解してくれる素直な娘でしたし。まあだから、春一のキャラクターは彼女たちにとっては新鮮であり何より自分を繕う必要がないという意味で楽だったんでしょうなあ。受け入れる受け入れないをこれ以上なくきっぱりと主張してくれる春一は、気を使う必要もないですし。
まあそこで止まっていたのなら、新しいタイプの友達、で終わっていたのでしょうけれど。
この主人公、独りが好きだけれどその「好き」を守るために目の前で起こるトラブルを、友達が追い詰められ困り果てているのを見てみぬフリする男じゃなかったんですよね。
華梨も英玲奈も、春一がどれだけお一人様をこよなく愛して楽しんでいるかをそれまでの付き合いで十分わかっているから、そのお一人様、自分のプライベートな部分を一部とはいえ彼女たちのために切り売りして助けてくれた意味は、多分春一本人よりわかってると思うんですよね。
それでいて、自分の価値観や嗜好を捻じ曲げて妥協したわけじゃない。譲らないところは譲らないで、でも自分の好きを費やして自分たちを支えてフォローして助けてくれた。そりゃもう、カッコいいですよ。優良物件として価値が高すぎるんじゃないだろうか、この主人公。華梨たちからすれば、絶対逃しちゃいけない魚ですわなあ。
ただ、変に執着し独占しようとつきまとうと、彼の好きを無為に邪魔することになってしまうので、ラブコメするにもヒロイン側に凄まじいバランス感覚を要求してしまう、という難易度の高い主人公なんだよなあ……なんか、主人公の方が攻略される側になりそうな感じだな、これ。

西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~ ★★★   



【西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~】 ぶんころり/またのんき▼ MF文庫J

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学園カーストの中間層、冴えない顔の高校生・西野五郷は、界隈随一の異能力者だ。ダンディズムを愛する彼の毎日は、異能力を使ったお仕事一筋。常日頃から孤独な生き様を良しとしてきた。シニカルなオレ格好いいと信じてきた。だが、その日々も永遠ではない。高校二年の秋、童貞は文化祭を通じて青春の尊さに気付く。異性交遊の大切さを知る。これはそんな西野少年が、過去の淡白な人生から心機一転、日々の生活態度を改めると共に、素敵な彼女を作って高校生活を謳歌する為、あの手この手を用いて学園カーストを駆け上がらんと奮闘するも、一向に登れそうにない、なんちゃってハードボイルド物語(異能バトル付き)。
……い、いたたまれない!
おおぅ、なんというかこれ、というかこの西野という少年、筆舌に尽くしがたいキャラクターである。いやもうこいつ、どうするんだよ。かっこつけを拗らせるとここまで目を覆わんばかりのアレになってしまうというのか。世界は残酷である。
っていうかさ、フツメンだから何しても何言っても格好つかない、というレベル範疇を越えてませんかね、これ。
イケメンだったら何しても許される何を来てもかっこいいどんな言動でもキマって見える、という限界を越えているような気がするんですけどね、これ。

ダサいよ!
痛いよ!
居た堪れないよ!!

空気読め、という言葉は周りに合わせろという強制を促すような意味が籠もってるけれど、そうじゃなくて空気を読むというのは、周りの人たちが何を考えているのか、どう感じているのか察しろ、理解しろ、認識しろ、把握しろ、という意味合いもあると思うんですよね。その上でどう行動発言するかは敢えて無視するか迎合するかはその人次第だと思うけれど、それ以前にそもそも空気を読めてない人、周囲が抱く感情、気持ちがわからない人というのはどういう有様になるのだろうか。
その言動が人に好感をもたらすような善性のもの、温かいものだったとしたら、天然みたいな扱いで保護されるかもしれないし、苛烈で破壊的なものだったとしても共感者や追随する人を生むかもしれない。まあ空気を読めない人でも、受け入れられる余地や可能性というのは多分にあるもので、決して否定されるものではないはずなんですよね。
でも、彼西野の場合はなんというかこう、徹底して他者から忌避される要素しかないので、なんかもう辛いw しかも、そんな忌避される……ぶっちゃけていうとキモがられているという事実をまったく彼自身が認識も把握もしてないことが、悲惨さに拍車をかけることになるのである。
何かの信念があって、自分のあり方に胸を張れる形でやっているのなら、周囲にキモチワルがられようと余計なお世話だし、感性の違いからくる嫌悪は住み分けによって回避できるものだし、その感性の違いによって虐げようというのなら、それは悪し、なんだろうけれど……。
自覚なく、勘違いで敷き詰められ、自尊心と自己肯定で他者との認識の違いに全く気づかず、理解しようとせず、自分のそのスタイルを無遠慮に振りまくというのは、やっぱり痛々しいしキツイものがある。
でも、考えてみると彼のその居た堪れない暴力的ですらある自分たちの価値観に疑いすら抱かない無神経さというのは、この作品において彼の周りにいるカースト上位の連中と一緒なんですよね。いわば同類なのか。違いと言えば、フツメンかイケメンか、という違いだけ。その格差が、西野のみを「キモイ」のカテゴリーに押し込めてしまうのなら、それもまた痛々しい惨劇ではあるのかなあ。ただ、同類であるだけに同情や共感のたぐいは一切湧かないのだけれど。
いやはや、まったくけったい極まる主人公像である。特異ですらある。これで、何も為しえない路傍の石のような存在だったら、その滑稽さもまたあんまり気持ちの良くないタチの悪いものになってしまいそうなんだけれど、西野の場合は比喩ではなくある業界においてはゆるぎのないナンバーワンであり、彼の滑稽な在り方の一側面が許され肯定される存在でもあるわけですね。それが一般日常生活ではまったく通用しないにも関わらず、それを区別せずに混同してしまっているが故の、西野の奇行と周囲からの辛辣な視線になってしまっているんでしょうが。
ローズの対応が異なっているのが、彼女が両方の世界に併存していて同時に西野よりもよっぽどうまく区別と適応が出来ている、のに西野の迷走っぷりにまったく気づいていない鈍感が合わさっているが故なのか。
いっそ、西野もローズの存在を裏側のみに限定せずに、一緒くたに混同してしまえばもうちょいうまくやれたかもしれないのに。いや、それが出来ない空気読めないからこその西野なんだろうけれど。
面白いのかと問われるとうむむと口ごもってしまうけれど、このもやもやとした感覚が妙にくせになってしまう、そんな変な無視できない存在感のある作品が本作でありました。
……何にしても、あの西野の顔面デザインは秀逸だと思う。なんかもう、強烈だものw あれをフツメンと言い張っていいものだろうか。

嘘つき戦姫、迷宮をゆく 2 ★★★★  



【嘘つき戦姫、迷宮をゆく 2】 佐藤 真登/霜月 えいと ヒーロー文庫

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迷宮で誘拐事件が発生! 元・魔物の少女が仲間になる!? 縦ロールを武器に戦う熱血冒険ファンタジー、第2弾!

迷宮三十三階。そこは階層主たる六つ首の魔物ヒュドラーが待つフロア。本来、訪れた冒険者にとっての試練となるはずのヒュドラーは、謎の男によってあっさり首を斬り落とされ、人知れず蹂躙されていた。最後に飛ばされた首は、何故か少女の形を取り、その場に残された。やがて目を覚ました少女は「英雄の種を探す」という記憶を頼りに、迷宮を彷徨い始める。
一方、リルドールはコロネル、ヒィーコとともに順調に迷宮を攻略していた。縦ロールを武器として動かす魔法を使いこなし、強敵を薙ぎ倒していく。三人が迷宮を探索していると、道中で一人の少女と出会う。服はボロボロ、そしてコロネルに抱きつくように駆け寄ってきた少女を見て悪漢に襲われたに違いないと、三人は正義感に燃える。
ひとまず少女を保護することに決めたのだが――。
泣いた。泣くよね、泣いちゃうよね。
ほぼ全編ウェブ版にはない書き下ろしに加えて、完全新キャラクターとなるムドラの登場ということで新鮮な気持ちで読ませてもらったのだけれど、まさかこれほど泣かされるとは思わなかった。
本作の特徴にして魅力として、迷宮の魔物たちの物語があるんですよね。本来なら迷宮というシステムのなかに構築される駒にすぎない彼らたち。英雄を選抜するために戦い英雄を育てるための糧となる、生命と呼ぶのもおこがましいただのシステム。
だけれど、先のアステリオスがそうだったように、彼らに知性が宿った時そこには意識が生まれ魂が生じる。そして、彼らは与えられた役割をただ機械的にこなすものではない、自分の生きた証を、誇りを、矜持を、信念を示すために抗い、戦うのである。やらされるのではない、彼らは自分たちでそうするのだと決めて、その決意を果たそうとするのだ。
彼らはだから、魔物であり門番でありながら、戦士であり勇者なのである。その生き様は熱く、死に様は尊く、敵であり倒すべき存在でありながら、あまりにも眩しく、尊敬に値するモノなのだ。
このシリーズの愛すべき、敬するべき敵たちはだからあまりにも魅力的すぎて、そんな彼らを乗り越えていくという事績は、故にこそ偉大として誇れるものになる。リルドールたちがやり遂げる冒険はだからこそスゴいものなのだと実感できる。それだけ、倒した敵から託された想い、というものは途方もなく重く大切なものだから。
でも、同時に大きな喪失感を伴うものでもあったんですよね。乗り越えていくということは、そこに置いていく、置き去りにしていくということ。
決して忘れてしまう、ということではないのだけれど……。でもやっぱり離れていくものなのだ。大切に心の中に、残してくれたものを宿していても、やっぱり寂しいものなのだ。
その寂しさに、傷つく人もいる。決して許せない人もいる。
だから、というわけではないのだろうけれど。今回の話は象徴的だったかもしれない。明確に、彼らヒュドラは残してくれていったものがあるのだから。リルたちに、託していってくれたものがあるのだから。
ムドラが自分で決めて、自分で選んで、自分で欲した「人間」としての道だとしても、家族として彼らはリルたちに託して、残してくれたのだから。
触れられる形で、優しい願いを残してくれていったことに深い安堵とも感謝ともつかない想いを抱いてしまった。新しい可能性を、この書き下ろし版で見せてくれたことに感じるものがあったのだ。
きっと、残されたものをうまく受け取れなかったキーパーソンたちの傷を、余計に浮き彫りにするになるかもしれなくても。

しかし、ムドラは割り込みという形で物語の中に入ってきたキャラクターとしては、びっくりするくらいいいキャラしてましたなあ。ってか、この作者さんホントキャラ立てうまい上にほぼほぼ取りこぼしなく育てていくんですよね。前巻でもほんのちょっとすれ違うだけだったカスミたち初心者パーティーも順調に話に絡むようになってきて、この娘たちもリルたちに負けず劣らずの熱くもぶっ飛んでるパーティーになっていくんですよね。ってか、エイスがこの頃から既にアレの萌芽がw

この世界の魔法って、ある種の方程式や秩序あるルールに基づく現象や作用ではなく、あくまで個人の想いによって発現するものだけに、縛りみたいなものはなく、だからこそ熱い想いに反応してどこまでも強くなり、どこまでも自由に変化するものなんですよね。
だからこそ、ヒィーコの衛兵だった父への想いから生じたあの変身フォームから、さらに大事なものを守りたいという強く切実な想いから、自分を救い育て導いてくれたギガンのそれを踏襲する新フォームが発現するところなんか、めちゃくちゃ熱いんだけれど。
一方で自由過ぎるのがリルの縦ロールなんですよねw ドリル程度じゃ収まらなかったよ、この縦ロール。そんな発想は限定的過ぎる、狭すぎる、固定観念すぎる、とばかりにもはやなにやってんのかわからん状態にまで好き勝手編み上げていく始末。なにその、四足歩行モードw 挿絵になったのを見ると想像以上にめちゃくちゃすぎて、これは笑うってw
そりゃみんな逃げ惑うわ。おまけに水面をアメンボみたいに移動可能って、いったいどこに行こうとしてるんですかw 一番ツッコミそうなヒィーコがすでに慣れちゃって何がアレなのかわからなくなってる時点で朱が混じり切っちゃったよ。

次巻はついに50階層。ターニングポイントとなる場所であり、物語が激流へと飲まれていくスタート地点。既にウェブ版読んでいるにも関わらず、ワクワクしてくるこの期待感、たまりませんなー。

1巻感想

はたらく魔王さま! 20 ★★★★  



【はたらく魔王さま! 20】 和ヶ原聡司/029 電撃文庫

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「勇者が魔王の城に攻め込むのは自然なことです!魔王が勇者の自宅に来るなんてことはあり得ません!!」
アシエスの暴走した食欲に続き、姉であるアラス・ラムスにも異常が発生してしまう。娘を救うため、頑なに拒否する恵美を説得し、永福町にある恵美の自宅に行くことになった魔王。玄関で履かされたスリッパ、大きな冷蔵庫、部屋についているお風呂と、六畳一間の魔王城との格差に圧倒されつつ、親子三人の同居生活が始まるのだが…。一方、異世界エンテ・イスラでは各国の調整が最終段階となり、いよいよ魔王城が打ち上がるのか―!?

真奥と恵美のバイト先であるマグロナルドの主要なメンバーに事情を明かしてしまうという千穂ちゃんの行動、確かに後々真奥たちも動きやすくなるし、アエシスの食糧事情からも事情を知っている先があったら助かる、というのもあったのだけれどそれだと岩城店長と木崎さんさえ知ってたらなんとでもなるし、スタッフの川田くんと大木さんにまで教えるというのはどういうことなんだろう、と思ったら。そういうことだったのか。いやそれなら、志波さんの一族をまるごと巻き込んで、というのも納得できる。
襲撃云々以外にも、要は外国からの賓客を私邸に招くことと、公館に招くことは政治的な意味合いが大きく変わってくるということなんでしょうね。政治的な立場からの拠点を持たない真奥と恵美、魔王と勇者からしてマグロナルド幡ヶ谷駅前店は臨時応急の公的な迎賓館みたいなものに仕立て上げられた、と。政治的立場からエンテ・イスラからの来訪者が勇者と魔王に面通ししたという実績がここで生まれるわけですな。エメラダが、わざわざ正装してここを訪れたというのも実際意味が生まれるわけだ。同時に、現状における魔王と勇者の在り方を目にすることで、千穂ちゃんがやろうとしていることへの理解と信用も生まれますしね。そうなると、一連の事情をスタッフ含めてマグロナルドの面々が承知していないと、これはえらいことになってしまっただろうし、主要株主である志波さんからのバックアップがなかったら混乱は助長されるばかりだったろうし、全部必要なことだったというのもなるほど理解できた。
にしても、次々と異世界の偉い人がマグドに来店するという絵面がちょっとおもしろすぎるんですけどこれw
一番大変なのはこれ、岩城店長だよなあ。まあある意味、木崎さんの残した超絶人気店を引き継ぐというプレッシャーからは開放されたかもしれませんが。それどころじゃなくてw
リヴィクォッコが気配りの人になってて、なんか魔王軍の中で実はこいつ一番大人なんじゃないだろうか。何気に適応具合が半端ないのだけれど。

さてもう、なんか千穂ちゃんが超人的な活躍をしている一方で加速度的にポンコツをマシているのが鈴乃さんことデスサイズベル。千穂が好きという気持ちを時間をかけて醸成し続けていたのに対して、ベルの場合は空気中に充満していた気化燃料に、バチッと火花が散って火がついた、みたいな感じだからなあ。完全に自分の荒れ狂う感情を持て余している。千穂のそれを愛と呼ぶのなら、ベルのそれはまさしく恋なのだろう。大神官という立場を得てしまった彼女だけれど、勇者として云々のみならず魔王軍との戦争の被害者でもある恵美と違って直接的なしがらみのない鈴乃はその点自由とも取れる立場なわけで、この娘の動向が一番予測つかないかも。
一方で、勇者と魔王としての対立軸が解消されてなお、戦争という過去が大きく溝として横たわっていることが明らかになってしまった恵美と魔王。いやもう、実のところ当人同士はもうそういうの拘る必要のない場所に落ち着いてしまったのだけれど、恵美の理性的なところは同時に周囲を慮ってしがらみに囚われる、という要因にもなるわけで。エメラダの過去がそういうことだったとこうして明らかになってしまうと、親友からの感情を無視して自分の感情を優先するということが果たして恵美に出来るのかどうか。あくまでエメラダは魔王軍への負の感情の代表格として登場しただけで、実のところ他にも無数に憎しみを持つ人は恵美の知人の中にもいるだろうし、何より父は無事だったにしても故郷の親しい人を多くなくしているのは恵美自身も同じですしね。
忘れてはいけないことを忘れられないのが、恵美という女性の良いところでもあり儘ならないところでもあるのでしょう。それでもなお、という強い感情が……千穂や鈴乃のような自分自身を変えてしまうほどの想いが果たして今後生まれるのかどうか。現状、淡いものはあったとしても鈴乃みたいに火がついているわけじゃないからなあ……。ただ、鈴乃が危惧してしまったように、可能性はあるんですよね。鈴乃自身がそうだったから、身をもって体験しているわけだし。
だからこそ、恵美と真奥の同居という状況の変化にあれほど激しく反応したのだろうし。
しかしまあ、まさか疑似家族が本当の家族として一緒に暮らすことになるとはなあ。この構図は想像できなかった。何しろ、アラス・ラムスの出現からこっち、恵美ってばずっとシングルマザーの様相を呈していたわけで、つまり最初から恵美と真奥とアラス・ラムスというのは別居、あるいは離婚して時々子供のために一緒に過ごすことはあるだけの、既に終わった家族という観だったんですよね。
それを遡るか巻き戻るか、一緒に暮らすという選択肢が出てくるとは思わないじゃないですか。でもそれって、親の観点からのものであって、子供視点からすればそりゃ勿論両親が一緒に居てくれるというのが一番なんだろうなあ。どうしても大人側からの視点に寄ってしまって、子供からの感情というものに考えが及ばないというのは至らないところである。
アラス・ラムスは変にわがまま言わないいい子でしたしねえ。シングルマザーになる、ということには往々にして理由があり都合があるもので、それは無視してはいけないし配慮もしなくてはいけない。その意志も立場もまた社会的にも守るべきものであり、否定されるべきものではない。
でも、配慮というならそれは、大人だろうと子供だろうと関係なく誰に対しても必要なものなんでしょう。なかなかどうしたって難しいことなんでしょうけれど、恵美と真奥はそういう意味では子供を優先することに躊躇いのない、親として大変だろうとやるべきをやろうとしているという点を鑑みても、大したもんだと思いますよ、本当に。
まあその意味で、恵美の真奥に対する主張を要求はまったくもって正しい!
養育費問題である!
芦屋が頭抱えながらも全面的に受け入れたのも当然と言えば当然。ってか、親子ってんならそりゃ当然その問題は出てくるわなあ。なにしろ「認知」してるんだしw
むしろ、真奥が称賛しているようによくまあ一年での出費をこれだけに抑えられたもんである。幼児に往々にして必要な医療費の類が一切かからない点を考慮しても、この金額は驚異的だと思う。
作品通じて恵美に一番感心したところかもしれないw

さて、物語の方も千穂ちゃんの大活躍によりようやく収拾のめどが立ち、クライマックスへ。かつて千穂ちゃんが悪魔大元帥に指名された際は、見てるこっちも千穂ちゃん実質魔王軍のトップで大宰相になれるねー、なんて無邪気に笑っていたものですが、それがガチの真実となるとは今更ながらおののくばかり。エンテ・イスラと地球との行き来については、このままだと非常に難しいことになりそうだけど、その問題さえなんとかなったらホント向こうの婆ちゃんの言じゃないけれど、エンテ・イスラの方で何にでもなれそうなだけに、大学卒業後の進路についてはよくよく考えて欲しいものです。こればっかりは、なろうとしてなれるものではないだけに。
しかし、ラストのあれは真奥、精神的なショックというだけではない症状ですよね、あれ。むしろ、種族的な問題なのか。悪魔ゆえのものなのか。だとすると、火種がまた生まれてしまったと言えるのかも。

シリーズ感想

神聖じゃないよ! 破門皇帝フレデリカさん上巻: 〜中世欧州、教皇最盛期の終わり〜 ★★★☆  



【神聖じゃないよ! 破門皇帝フレデリカさん上巻: 〜中世欧州、教皇最盛期の終わり〜】 左高例/ユウナラ Kindle

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13世紀イタリア、中世ヨーロッパに『世界の驚異』と呼ばれることになる皇帝がいた。シチリア王にして神聖ローマ皇帝、エルサレム王も兼ねるその人物の名はフリードリヒ2世。しかしこの物語では女の子フレデリカとして誕生したことに。史実沿いだが破天荒な彼女は自由気ままに行動し、権力を手に入れるためアイドルの如き活動を行う。時のローマ教皇、通称最強教皇(オーバーロード)イノケンティウス3世もそんなフレデリカを支援してくるので皇帝目指し躍進することに。家庭教師のグイエルモ司祭、テンプル騎士団の隊長、そして大勢のファンになった部下たちとフレデリカは自分の道を突き進む。シチリア王国、ローマ教会、神聖ローマ帝国を巻き込んだ彼女の人生の物語。その上巻である。
フレたんイェイイェイ〜〜!!
【異世界から帰ったら江戸なのである】【オール・ユー・ニード・イズ・吉良】の快作で鳴らす左高例さんのオルタナ歴史大河小説再び。
主役は中世ヨーロッパにおいて、こいつ転生者なんじゃね!? との疑惑が出るほどに先進的なスタンスで欧州を席巻した神聖ローマ皇帝フリードリヒ二世。が実は女の子のフレデリカだったんだぜ。別に秘密じゃなくてみんな知ってたんだけど、なんやかんやでイノケンティウス三世の勘違いと権威で男扱いになっちゃったけど全然構わないよね、的なエキセントリック天真爛漫少女皇帝が征く、な物語である。
TSでもなく、秘された男装令嬢でもなく、フレデリカはまんま性的指向もノーマルな女の子で世間の皆様も彼女が彼女なのを知っているけどスルーという、なかなかとんでもない環境で話は進んでいってしまうのだが、まあ些細なことである。じゃあ子供はどうするんだよ、という問題については謎の錬金術で誕生した現在では製法も原理も不明な神秘の秘宝「フリードリヒ棒」が大活躍!! フリードリヒ棒! これはもう、フレたんが後世ゲームキャラになんかなったりしたら真っ先に宝具とかで使われちゃうあれですな。効果、女同士でも子供が出来る!! イェイイェイ〜!
なんかフレデリカ、一応自分ではノーマルだって言ってるけど別に男が好きという様子は一切見せていないんですよねえ。「隊長」と一緒にお風呂する日常風景でもエロスはないよ、と双方断言してますし。
ともあれはっちゃけた娘さんである。その境遇、何の権限も兵力も財力も持たないシチリア王から神聖ローマ皇帝へとなっていく変遷がまた面白いんですよね。当時のヨーロッパの国際情勢の複雑さと、彼女の後ろ盾となっていた史上最強の教皇イノケンティウス三世の権威が絡み合い、彼女の飛躍のための土台となるものが構築されていくのだけれど、むしろ兵力も権力もないことがフレたんを守り、彼女が力や能力を蓄えるための重要な要因となっていく、というあたりなども本当に面白い。
第三次十字軍遠征において、綺羅星のごとき英雄たちが活躍した時代がまだ人々の記憶に強く残る時代。尊厳王フィリップが健在でフランスふぉぁー!!と暴れまくり、獅子心王リチャード三世の後継たるジョンくんが盛大に全力全壊で負けまくり失地しまくってえらいことになっている時代。ある意味、歴史のスポットライトがあたっていた時代から少しずれることで印象の影に入る時期であるんだけれど、だからこそ混沌とした情勢が発生して歴史としての面白さは何一つ変わらないまま盛り上がってるんですよね。そんな時期に少女時代を過ごし、やがて新たな時代のスポットライトを強引に自分中心に照らし出そうという新世代の英傑。それが神聖じゃないよ皇帝フレデリカたんイェイイェイ〜!なわけである。イェイイェイ〜!
とはいえ、この上巻ってフレデリカに全く負けず劣らず存在感を爆裂させてるのが、史上最強の教皇(オーバーロード)イノケンティウス三世なんですよね。ってか、あらゆる一挙手一投足が史上最強すぎて、登場しただけで笑ってしまう。
それでいて、全然暴君じゃなくて理知の人ナんですよねえ。寛容の人でもあり、情と理を見事に使いこなす人でもある。彼こそが教会であり、彼が在ったからこそ教会の権威が正しく機能していたのだとわかってしまう。だからこそ、彼が認め慈しみその成長に目を細め、期待し、もたらす未来に想いを馳せたフレデリカたんに、なんか太鼓判が押されたような気がするんですよね。イノケンティウス退場後の教会とフレデリカたんは激しく対立していくことになるんだけれど、イノケンティウスの後ろ盾というお墨付きは、読み手側にすらフレたんの正当性みたいなものの支えとして感じられて、ずっと彼女を護ってくれる感じがするんですよね。親と縁がなかったフレたんだけど、イノケンティウスは彼女の、孫に甘いお爺ちゃんという感じがして、本当に好きなんですわ。
だからこそ、フレたんにはもうちょっとイノケンティウスお爺ちゃんに孝行しても良かったと思うんですよね。まあ実際逢う機会は一度しかなかったわけですけど。フレたんにとって身内と呼べるのはグイエルモ先生こそ、でしょうし。
さて、フレデリカのパートナーとなり、この物語においても重要な役割を果たし続けることになる謎の騎士「隊長」。テンプル騎士団の創設から存在し、あれ?年齢的におかしくね? という発言をポロポロとこぼす正体不明の彼の正体については、別に秘密でも何でも無いと思うので、前日譚にして彼の誕生譚でもある過去編『隊長、或いはニコラウス、或いはゴーティア、或いは名無しの騎士の物語』を読むと、彼についての印象も深まると思うので、是非に一読あれ。
この物語がフレデリカの物語であると同時に、独りの虚ろな男の生の、運命と出会った物語であると知るための下拵えが出来るのだと思うのです。
フレデリカと隊長と征く、中世というワンダーランド。痛快なる大河ロマンの開幕であります。

左高例作品感想

異世界拷問姫 7 ★★★★☆  



【異世界拷問姫 7】 綾里けいし/鵜飼沙樹 MF文庫J

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いつか遠い遠い昔の御話と、呼ばれるかどうかもわからない醜悪な物語。

終焉を超えたはずの世界に、何の前触れもなく異世界からの【転生者】にして【異世界拷問姫】を名乗る禁断の存在――アリス・キャロルが現れる。
彼女は【お父様】のルイスと共にエリザベートに苛烈な選択を突きつける――
「会わせてあげる、エリザベート! この私が会わせてあげるの大事な人に!」
綾里けいし×鵜飼沙樹で贈る至高のダークファンタジー第七弾。
誰かの物語が終わったところで続くものはある。
かくして、新たな舞台の幕は上がる――演者達が、望むか否かに拘わらず。
もう泣く。エリザベートの抱く想いを想像するだけで、その切なさに、哀惜に、胸をかきむしられそうになる。
どれだけ、カイトとヒナに会いたいだろう。どれほど焦がれ、どれほど願い、どれほど祈っているのだろう。その上で、わかっているのだ彼女は。もう二度と、生きて彼らに逢うことはないのだということを。結晶に閉じ込められた彼らの姿を見守ることは出来ても、その声を聞くこともその肌に触れることも、もう二度と叶わないのだと。エリザベート・レ・ファニュは知っている。
あの幸せな時間はもう二度と戻ってこないのだと。
それを安易に、いや安易ではないのだろう。奴らには奴らの論理があり正義があり意義があり覚悟があり信念があり、怒りがある。
それでもなお、エリザベートにもう一度二人に逢わせてあげるなんて誘いをかけるなんて。そのために世界を裏切れなんて。
いったい、何を踏みにじっているのか、彼らは理解していないのだろうか。理解してなお、指し示しているのだろうか。いずれにしても、そう彼女の言葉を借りるならば。
「胸糞悪い!!」
これに尽きる。尽き果てる!
「穏やかで凡庸な、夢のようなひと時があった。そして、終わった――それでよいのだ」
「他でもない奴が望んだ。余を生かし、世界を守ると。ならば主たるもの決意を尊重しよう。今までの日々こそ罪人には過ぎた奇跡で幸福であった――もう戻らぬ。それでよい」

もうあの日々は帰らないと。戻らないと。終わったのだと。エリザベートの口から言わせ、それでよいのだと、言わせた奴らがどうしても許しがたい。
夢を見させろなんて言わない。言わないけれど、本人の口からそれを言わせることはないじゃないか。どれほどの想いをもって、もうよい、と口ずさんだのか。それを思うと、本当に泣けてくる。
エリザベートはカイトとヒナを本当に愛して慈しんでいたのだ。彼らと居るとき、彼女は本当に幸せだったのだ。たった一人取り残されて、眠る二人を寂しそうに見守りながら、彼女の愛は続いている。幸せは終わっても、いつまでも続く。
でも、彼女はもうたった一人なのだ。そのエリザベートの尊く誇り高い在り方を、セナカイトの世界中の痛みを背負い負の感情で打ちのめされ、それでもなお決して他者にその報いを向けることのなかった生き方を、踏みにじろうとしているのだ、彼らは。
同情に値する正当なる復讐者。彼らを弾劾できるものは、加害者たる世界には存在しないのだろう。
それでもなお、エリザベートの振るった弾劾の言葉こそが本質を貫いている。
「他者を踏み躙るために、弱者を名乗るな」

許せない。しかし嫌えない。ルイスとアリス、その在り方があまりにも悲痛で縋るような絶望に苛まれている姿が、憐れだからだろうか。あり得たかも知れない、カイトの結末の一つだったからなのか。彼らは虚無だ。感情を込めて睨みつけ見つめれば、穴に落ちるように吸い込まれていく。強い感情を抱けなくなる。

眠るカイトは、確かに世界を守り、淀んだ人の心に清涼の風を吹き込んだ。今なお、彼の存在が人を変えるきっかけとなり、世界を変えるきっかけとなり、愚かで救いがたいものを良き方へと変質させる踏切台になっている。
それでも、それでも、世界は終焉を逃れて良き方向へと進んでいるのかと言えば、決してそうとは言えないのが現実というものなのだろう。
もはや、ポイント・オブ・ノーリターンは通り過ぎた後だったのか。あ
亜人種の純血主義に秘められた悲壮とも言える祈願も、刻々と定まりつつある霊長の帰趨も、もはや個々人の意志や働きではどうにもならないところで決まりつつあるものなのかもしれない。その結果として起こり得る惨劇は、人が人である限りもう止めることは出来ないのだろうか。
エリザベートがこぼしたこらえ難い絶望の吐露が、改めて胸を突く。
リュートとアインの夫婦が迎えつつある結果は、諸手を挙げて祝福するべき幸いであるはずなのに。
微笑ましく甘やかなジャンヌとイザベラの睦言も、幸せなカップルとして何事もなく続いてくれれば、それでいいのに。
ラ・クリストフが幼き頃に抱いた夢が、万人の幼子の中で同じように輝く世界であれば、良かったのに。
獣人の姫たちの顛末が、聖人の見事なまでの最期が、あまりにも独りなエリザベートが、哀しくて切なくて、なんともたまらなく心揺さぶられる新たなる惨劇の開幕でありました。
世界は、救われてなお、未だ救われるに足らぬものなのか。
はぁ……なんかもう、ラ・クリストフが色んな意味でいい人いいキャラすぎて辛い、辛い。
つらすぎるので、亜人のお嬢さんにならって、もうジャンヌとイザベラのイチャイチャ見てひたすらキャーキャー言ってたいです、キャーキャー♪

シリーズ感想

友人キャラは大変ですか? 6 ★★★☆   



【友人キャラは大変ですか? 6】 伊達康/紅緒 ガガガ文庫

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しっちゃかめっちゃかな学園祭編!!!

雪宮さんの体調不良から始まった第三部。
物語はおむすびのごとくころころ転がって、完全に俺、小林一郎の手を離れてしまった。

「まさかラスボスがダブルブッキングしてしまうとは……」

なによりの問題はこれである。
モッサリ魔神のトウコツだけでなく、あくどいキュウキの相手までしなくてはならなくなった。
例えるならFCバルセロナとの試合中に、レアルマドリードも相手にしなくてはならなくなった感じだ。

どうしたものかと悩む俺だが、日常は容赦ない。季節は秋、まもなく学園祭を迎える。
歌唱ライヴをやるという龍牙と四神ヒロインズのサポートも、当然友人キャラたる俺の職務である。

さらに、龍牙をメインに据えた女装メイド喫茶がクラスの出し物に決まり……?

くそ、明らかに手も足も足りてねえが、学園祭で主人公を輝かせられなくて何が友人キャラだ!
ぜんぶ並行しながら、龍牙を祭の主役にしてやるぜ!

カオスがカオスを呼ぶ第三部学園祭パート、ここに開宴!
いやいやいや、モッサリ魔神のトッコはもう戦う気端からないんだから無理にラスボスにしなくていいじゃないか。そういうとこだぞ、小林一郎。自分の友人キャラムーヴとシナリオに拘泥して、役を強いようとするところ、ほんとダメだからね。
それ、指摘されて自省したと思ったらわりと速攻で反省したのを忘れちゃったような有様になっちゃってるし。こいつ、まるで反省していない!?
よくよく冷静に振り返ってみると、状況がシッチャカメッチャカになっている最たる原因は一郎なんですよね。彼が自分のシナリオに拘泥して情報の共有を制限して各人の行動をコントロールしようとした結果、見事に片っ端から破綻しまくって見事にしっちゃかめっちゃかになっちゃったんだからね、これ。ある程度大事な情報を共有して目的を一本化したら大方のトラブルは混乱を来す前に解決できたような気がする。まあ、状況が混沌と化したからこそ魔神サイドが身内になったんじゃ、と考えることも出来るので一概に一郎の行動が状況を悪化させ続けたとは言えないのだけれど。
だいたい、一郎が最善を尽くしてしまうとこの話、何の面白みもないハーレム異能モノになってしまうので、混沌を牽引する一郎がいないとこれほどドタバタと騒がしくハチャメチャな話にならなかったわけですけれど。
まあすでに、一郎ってもうどう見てもシナリオ管制のコントロールを失ってしまっているんですよね現状。あまりに状況が錯綜しすぎて、一郎も全体的に何がなんだかわかんなくなってるきらいがあるんだけどw

そんな中で、ぽややんとした魔神たちの中から唯一強烈なラスボスムーヴを発揮しだしたキュウキ。話のわかるいいヤツ揃いだった魔神の中で、一人真っ当に悪人をやってくれるキュウキはこの際、状況を一纏めにしてくれる救世主なんじゃないだろうか、この場合。
一郎としても、ラスボスがちゃんとラスボスしてくれるとシナリオがすっきり一本通って収拾しやすくなるだろうし。
阿義斗が一郎が関わったせいなのか、クールで非情な敵役がやたらとシモネタを連発する変態になってしまった今、悪役ムーヴしつづけるキュウキが唯一の希望である。いや、アギトまじでキモいからそれw

シリーズ感想

第六皇女殿下は黒騎士様の花嫁様 1 ★★★☆  



【第六皇女殿下は黒騎士様の花嫁様 1】 翠川 稜/赤井 てら ヒーロー文庫

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天使のような王女が降嫁された相手は強面の騎士!? 恋には年の差も身長差も関係なし? あま~いラブコメディが登場!

リーデルシュタイン帝国は隣国との戦争に勝利し、戦勝の式典のために慌ただしい時を過ごしていた。そんな中、第六皇女であるヴィクトリアは父である皇帝より、先の戦争で武勲を挙げた第七師団師団長のアレクシス――通称「黒騎士」に降嫁させると告げられる。
ドラゴンすら屠ると言われる剣の腕に加え、その鍛え抜かれた大きな体躯と厳しい風貌は、令嬢なら顔を見ただけで泣いて逃げ出すと恐れられている黒騎士。
対するヴィクトリアは16歳という実年齢に反して、10歳程度の子供にしか見えないほどに、幼くあどけない少女だった。
政略結婚にしても可哀想だと、周囲は結婚に反対するのだが、当のヴィクトリアは何故かアレクシスとの結婚に前向きなようで――。
女の人が泣いて逃げ出す強面って、まだ今の年齢(28歳)と師団長という立場故の貫禄でまだ格好がつくけれど、まだ何者でもなかった少年時代から女性に逃げ回られてたのなら、そりゃ思春期の繊細な頃の内面ズタズタでそれを今まで引きずっていた、というのもわからなくない。特に貴族様となれば一定の年齢になれば社交界にもデビューしないといけないわけで、惨劇が容易に想像できてしまう。
ただまあ、この国の貴族のご令嬢たちと来たら軟弱ですよねえ。強面ならまだましで、ブクブクの脂ぎった肉塊みたいな狒々爺にだって相手が偉い貴族だったりしたら問答無用で嫁がないといけないケースだって珍しくもないでしょうに。まあ、アレクシスの家が拒絶しても許されるだけの家格だったと言えばそれまでなんだけど、思いっきり悪役令嬢な役割が振られて思いっきりその役割を果たしまくってるイザベラ嬢が、なんだかんだと全く怖がりもせずにアレクシスにちょっかいを掛けているのを見ると、このクソ雑魚お姫様に根性で負けてるこの国のご令嬢方と来たら、と思ってしまいますがな。
まあ、イザベラ嬢は根性がある云々ではなく単なる無神経と考えなしゆえにアレクシスの強面に反応していないような気もしますが。
それにしても、このイザベラ嬢ってどういう立ち位置なんだろう、物語的に。ヴィクトリアのライバルというには、あまりにもあんまりなクソ雑魚っぷりですし、アレクシスとの間に割って入ることもまるで出来ていないわけで、そのくせアレクシスとヴィクトリアが直接関与しない場外ではやりたい放題やり倒して悪評ばかりは盛大にトロフィーの如く勝ち取りまくってますし。いや、なにしに現れてるんだ、このキャラ。彼女の起こしたトラブルの影響が回り回ってヴィクトリアたちが介入して解決する問題に発展しているのは確かなんだけれど、えらい遠回りと言えば遠回りな関与しかしていませんし。というか、敗戦国の人質同然に来た人間にこんな好き放題させて、帝国としても威信の問題とかあるんじゃないだろうか。いい加減、誰か偉い人ビシッとなにかしないと。
肝心のヴィクトリアとアレクシスの関係は、アレクシスが女性に対する自信のなさから及び腰なんだけれど、ヴィクトリアが積極的な分変にこじれることなく順調に進展していて、殆どノープロブレム。わりと16歳だけど10歳ぐらいの容姿でしかない、というのは難しい問題をはらんでいると思うんだけれど、アレクシスが及び腰な分婚約者というよりも姫に仕える騎士として振る舞うことで何とか自分を保とうとしているので、見た目もギリギリセーフになってるんじゃないでしょうか。28歳のいい男が10歳の女の子に本気で愛をささやくというのは、なかなか犯罪的な構図になってしまいますしねえ。まあイケメンならそれも許されてしまうのでしょうが。
それでも、王族として統治者しての資質を多分に見せつつ、年頃の女性として花嫁であることを公に、そしてアレクシスにも直接にアピールしてみせるヴィクトリアに、事態についていけていないアレクシスも段々とああこの人と自分は結婚するのだ、という自覚が芽生え、尊崇と敬愛の中から親愛とそれ以上の萌芽が育ち始める姿には、なんともときめきのようなものを感じる次第であります。
強面のおっさんにときめいてどうするんだ、と思わないでもないですがそれもまた良し。

百神百年大戦 2 ★★★   



【百神百年大戦 2】 あわむら 赤光/かかげ GA文庫

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雌伏の時に終わりを告げ、神々の戦いへと再びその身を投じることになった《剣》の神リクドー。
新たな龍脈の地で契約を交わす巫女は――
「ワンコ! このペロリストめ! 」
リクドーの頬を舐め回す甘えたがりな犬人間族の少女ラランという。手強いライバル出現でミリアは内心穏やかではない!?
リンスク地方を巻き込んだ両巫女の対決に発展しかけるも、共にリクドーに見初められし最高の巫女同士、本当の『敵』を見誤りはしなかった!

リンスクの地に迫る三柱の悪神たち。宿敵ミヒャエルがついに一大侵攻を始め、その軍団をリクドーは迎え撃つ――!!
最古の少年神が征く神による神殺しの物語、第2弾!!
相変わらず庶民的なお姫様、というよりも商店街の看板娘みたいなお姫様である、ミリア。この元気いっぱいテンションあげあげなのがいいんですよね。もうちょいエンジンの回転落とせば、と心配になるくらいガンガン回しまくってるお姫様で、わりとチョロいというか乗せられやすいのが玉に瑕なんだけど、それもまた魅力なんですよねえ。これでアホの子だったり変な暴走するタイプだったりすると迷惑な子になってしまうのですが、ミリアの場合はガンガンぶん回すわりに視野も広くて肝心のところで立ち止まってグルっと周りを見渡して大事なところは見失わずに鋭く見極める子なので、その突っ走り方も安心して見ていられるのである。パワフルでありながら非常に聡明、というのだろう。
今回だって神様任せにせず、起こったかなり面倒な問題を自力で解決してるんですよね、この子。リクドーはどれほど親しみやすい存在であっても神である以上、その発言は絶対のものになってしまう。感情面でも論理面でも正しい結論だったとしても、上から与えられた結論には問答無用で抑え込まれて頭をさげなくてはいけなくなる。全部自分でなんとかしようとしていた時代のリクドーは、それで多分に嫌な思いをするに至って隠遁のような状態になってしまっていたわけで、今回の問題は再びその引き金になりかねなかったわけだ。それを、ミリアは人間だけの力で解決してしまった。神の権威を借りずに、である。リクドーにとって、それは自立した人格として自分と対等に付き合おうという姿勢なんですよね。それがどれほど好ましくあるか。新しい巫女であるラランからしても、快刀乱麻を断つように自分を取り巻く問題を解決してしまって自分を護ってくれたミリアは、敬愛すべき神様なリクドーを介在せずとも、ミリアだけで大好きなお姉さまになっちゃったわけで、この人誑し神誑しなお姫様め、という状況なんですよねこれ。
リクドーを最大のライバル視している敵サイドからしても、リクドーの動向をばかり注視していたら、全然眼中になかった人間のお姫様に策謀をひっくり返されてしまったわけで、まったく予想外だったわけですなあ。その仕掛け人たる月の女神は、自分のちょっかいを蹴っ飛ばしてしまったバイタリティが過剰にあふれているミリアのことをそりゃもう気に入ってしまったわけですから、リクドーが言うようにミリアという少女の性質は、神様からもモテモテになっちゃう類の快なんだろうなあ。クレスの顛末もあれ、リクドーがどうのというだけじゃなくて、ミリアにちょっかいかけたいというのが大きな動機になってそうだし。
まだちょっとミヒャエル陣営の動きが派手なわりに内実があんまりないというか、埋伏の毒にしてもそこで明かされるの? という効果がよくわからない段階での暴露で、ミリアの目立ち方に比べて神様の陣営同士のバチバチとした相対や、クレスやラランという他のヒロインの存在感の見せ方も若干弱かったかなあ、と思う部分もありました。ミリアのリクドーへの接し方も、そのパワフルなキャラのパワーの部分だけでぶん殴ってるような荒っぽさがちょっとどうか、というようなところもありましたし。取りも直さず巫女さん三人揃っての姦しさが、これから全体を盛り上げていってくれればいいのですが。

1巻感想

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.18 ★★★★  



【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.18】 聴猫芝居/ Hisasi 電撃文庫

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「私は高校を卒業したら会社を興すぞ!」
大学受験へ向けそろそろ進路を決めようというところで、マスターが突如としてご乱心!?
何を寝言を言ってんの? と、本来は止めるべきなような気がしつつも、マスターの甘言の前に次々と洗脳されていく残念美少女・アコはじめネトゲ部の面々。
だが、そんなことでは屈しない常識人がいた……。
「そこまで言うなら、LAのトップを取って、力を証明して見せるのにゃ!」
顧問としてそこは譲れない猫姫さんと売り言葉に買い言葉で始まったLA天下取り。その手段は――農業?
ていうか本当に勝って良いの? この戦い!? 残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、進路指導の第18弾!
わかる! すごくわかる! コネ入社って素晴らしいよね! しかも、相手が気心の知れた仲間が経営してる会社となればなおさらに。将来、苦労して就職活動して精神すり減らして働かなければならないという不安を、高校二年で解消できて将来約束されてたら、そりゃ嬉しいし楽だし大勝利じゃないですか!
まあ、楽に入社できたからといって仕事も楽だとは限らんのですけどね! むしろ、マスターはナチュラルにブラック経営者である、というのが発覚してしまったわけですがw
気心が知れている分、遠慮せず仕事を振られるし、乗せられ方も把握されているので知らず知らずいつの間にか馬車馬のごとく働かされることに。
でも、マスターが偉いのは自分の体験や経験、常識が絶対でも万人の共通認識でもない、というのを言えばわかってくれるところでしょう。これ、本当にびっくりするくらい大半の人間が人の話も意見も聞かないものなんですよね。成功体験者にこういう人多いかもしれないけれど、それに限らずどういう階層、立場、種類の人間でもかなりの人間が、自分の中で既に定まっている意見や基準を外からの言葉でひっくり返すことがないんですよ。それでいて、自分が人の話を聞かないとは露ほども思っていない。これは自身も自戒スべきところで、自分で気づいていないかもしれないけれど自分だってそういう傾向があるかもしれないんですよね。
なので、フィクションノンフィクションに限らず、自分の中の固定観念を外からの意見でちゃんと考慮して覆すことの出来る人というのは、尊敬してしまうんですよね。敬服してしまう。
その意味でも、マスターは大した人だと思いますよ。こんな風に人の意見を聞けるのなら、たとえ会社を立ち上げてもブラック企業にはならずに済むんじゃないでしょうか。そのかわり、成功するかどうかはわかりませんけれど。
でも、この面白いことをやろうという精神はかっこいいですわ。彼女の動機というのは多分にモラトリアムに類するものなんだけど、彼女の場合は消極的でも停滞の結果でもなく、むしろ逆に積極的に能動的に動いてるんですよね。ここまで前向きにモラトリアムをモラトリアムでなくそうとしている人は珍しいかも知れない。今の心地よい居場所を無くすことを恐れて、色々と迷走する展開は多いですけれど、大人になったその先の社会の中に永続的にその居場所の続きを作ろうなんてパワフルに動ける人はなかなかいないですよ。
猫姫先生のおっしゃる通り、目的と目標がブレていただけにそれを成し遂げられる可能性はまあヤバかったのかもしれませんが、目的が定まったのなら会社という形でなくてもマスターなら何らかの居場所を作ってくれそうなんですよねえ。それだけのすさまじいポテンシャルを持っている人、というのは今回のゲーム世界全体を巻き込んだ大どんでん返しをプロデュースしたことからも大いに信頼できますし。
これだけの人が、失いたくないと思うこのネトゲ部というのは、それだけもう上限に達していると言っていいくらい完成された幸福な楽園なんですよねえ。そりゃあ、これ無くしたくないよなあ、わかる。もっとも、今更マスターが焦らなくても、大学行ったり社会出たりでバラバラになってもとてもじゃないけど疎遠にはなれないと思える濃い関係なんですよね、この面々は。マスターだけ年齢が一つ上なのでその分の焦りがあったのかもしれないけど、他の連中がそんなに焦ってないようにいつまでも馬鹿やれそうな安心の関係なんですよねえ……。まあ、他のヒロインズ、ネトゲばかりやってたら恋人も出来ないし結婚も出来なさそうなんですけど。部員増やすだけでもえらい揉めたくらい、部内で関係が完結してしまっているだけに、余計な人間関係増やす余裕がこの娘たちにあるものか。セッテさんあたりはそのあたりのバランス感覚上手そうなんだけど、茜はともかくマスターは見事にドツボ嵌りそうだなあ。
しかし、猫姫先生の先生レベルの高さはちょっと眩しすぎて気が遠くなりそうです。数いる先生キャラの中でも、この人ほどちゃんと先生として生徒を指導できている人が果たしてどれくらいいるんでしょう。先生として生徒を指導し、大人として子どもたちを見守り、それでいてネトゲ仲間として同じ視点から一緒に遊ぶことが出来て、と友達感覚までは馴れ合わずしかし大人として一線を引くまでは行かずに身近に接してくれて、と本当に絶妙なラインで関係結んでるんですよねえ。先生としての猫姫さんは、マジで尊敬に値する人ですし。それでいて猫姫というキャラはなんというか可愛すぎるし。猫姫さんがニャーニャー鳴かされてる時が確かに一番可愛いよ! わかる!
ネトゲの時だけじゃなく、現実でもにゃーにゃー言ってる時が可愛いもんなあ。
今回はネトゲの方でもギルド・アレイキャッツが中心となって暗躍していて、LAの中でもネトゲ部のギルドが零細弱小ギルドではなく、規模小さいけれど何をしでかすかわからない、という以上に他の古参ギルドからも一目置かれつつ、なんかみんなから愛されてるギルドになってて、なんかうん、立派になったなあと感慨深い。
今回も文句なしに面白かったです。いや、この作品毎度ほんとに隙なくおもしろ楽しく安定しきってるなあ。ハズレがないですよ。

シリーズ感想

終末のアダム ★★★   



【終末のアダム】 榊一郎/藤城 陽 講談社ラノベ文庫

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高校生・御槌錬は、何度も夢に現れる朱い眼の少女が数人の男に襲われている場面に出会い、関わる事で暴行されてしまう。ゲーム開発者の幸司郎と、彼の協力者の現役の傭兵美女・エイプリルは、偶然その現場を目撃して事件に巻き込まれる。そして、エイプリルは錬の異常な戦闘能力を目撃する。それは錬をめぐる巨大なミステリーの始まりだった。事件の翌日に転校してきた超絶イケメンの藍堂宗司と、あの朱い眼の少女・加具羅依乃里、二人は異様な親しさで錬と妹の楓に接近する。彼等の思惑は?その背後に見え隠れする宗教組織“四賢会”の目的は?錬と楓は、否応なく陰謀に巻き込まれ、次々と大事なものを失っていき、同時に、錬の戦闘能力はますます強力になっていく!
こういう現代を舞台にしたサスペンス・アクション的な作品って、一時期の電撃文庫の独壇場だったんですよね。現代異能モノの派生型ではあったんだけれど、どちらかいうとオカルトの中でも超能力寄りという感じだったんですよね、この手のって。
本作は、というとキリストをモチーフとした話っぽいんだけれど、宗教色は極力抑えられているんでぶっちゃけ主人公の頭に浮き出る荊冠も、その意味が即座に思い至らなかったくらいで宗教としてのキリスト教とか救世主とかはこの際殆ど関係ないのだろう。
あるいは、超人崇拝こそが着想のスタート地点なのかもしれないが。
しかし、ここまで不安定な身の上の主人公というのも珍しいな。家族だったはずの両親は何やら裏の思惑があったようで家族の情が介在しない関係であったようだし、彼の保護者となる幸四郎は味方というにはあまりにも独自の利益と享楽を追求していて、単なる損得上の関係にすぎないんですよね。エイプリルさんも、プロフェッショナルで情に厚いタイプではないし。
そもそも、主人公である錬に寄って立つ信念も目標も大事なものもなにもない。彼を主人公として駆動させるものが殆ど見当たらない、空虚な人間なのである。
せめて平凡な日常に戻りたいという欲求でもアレばそれが動機となり得るんだろうけれど、なんだろう、彼にはそういう日常への希求すら薄い。
これ、彼がある種の特別な人間であったとしても、その力を振るう意志となるものがなにもないのなら結局受動的に降りかかる火の粉を払い続けるだけで何も残らないし何も生まないんじゃないか、と危惧するところだったのだけれど、唯一彼に残された「家族」であった妹の楓、彼女をこの突如見舞われた非日常から護る、という衝動的な欲求が錬の中に生じることでようやく物語としての動力が発生したのである。
このことから鑑みても、本作のヒロインってなにか意味深にアピールしてくる加具羅依乃里よりも、もっと直接的に訴えてくる楓の方が本物のメインヒロインなのかもしれない。どうやら血も繋がってないようだし。依乃里の方はあまりにもこう、ミステリアスが高じ過ぎてなんか主体性に欠けてしまってるんですよね。錬と依乃里が本能的に呼び合う関係だったのだとしても、お互いに積極的にガンガン絡もうという主体性能動性に著しく欠けるんで、むしろこれ藍堂宗司がひたむきに突っかかってこなければ何も始まらなかったんじゃないか、とすら思えてくる。藍堂宗司くん、こう言っちゃなんだけれど、物語に対して献身的なんだなあ。本人は錬を排除しようとして図らずも仲人役を買って出てるとしか見えない。その上で、錬くんは楓の方が大事なので余計なお世話極まっていると。
役柄の配置上やっぱり依乃里の方がメインっぽいんだけれど、ここは敢えて楓推しで行って欲しいなあ。ラストの楓の身に起こった現象は、錬の起こしたものという捉え方で合っていると思うんだけれど、楓自身にも何らかの隠された役割みたいなのがあるんだろうか。依乃里と対になる形での。だとしたら、楓にも大いにチャンスありそうなんだけれど。
しかしまた、作中に随分と懐かしいタイトルが。【ストラグルフィールド】って榊先生の作品の中でも初期も初期じゃないですか。また、イラストレーターの藤城陽さんは、ストレイト・ジャケット以来の榊さんとのコンビで。ちょっと印象変わってて表紙からは気づかなかった。

榊一郎作品感想

嘘つき戦姫、迷宮をゆく 1 ★★★★  



【嘘つき戦姫、迷宮をゆく 1】  佐藤 真登/霜月 えいと ヒーロー文庫

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嘘つきな令嬢が、縦ロールを武器に迷宮で成り上がる! 美少女たちが戦う熱血冒険ファンタジー!

見栄っ張りで嘘ばかりつく貴族の令嬢リルドールは、自分で仕掛けた決闘で敗北し、実家を追い出されてしまう。迷宮都市で謹慎処分を受けるのだが、リルドールは挫けない。
周囲を見返すため、冒険者としての成り上がりを決意し、街で出会った少女コロネルとともに迷宮へ挑む。温室育ちのリルドールは自分よりも才能のあるコロネルに嫉妬し、現実に打ちのめされ挫けそうになるも、自分が持っている、とある「武器」に気がつく。
艶めく髪は女の命、ドリルロールは美の結晶。
女の誇りが詰まったこの髪に、貫けぬものなどありはしない。
見栄と強がりしかなかった少女が自分の嘘を真実へと変える覚悟を決めたとき、縦ロールは最強の武器として変化し、無敵の輝きを放つ。
これは、ただの小娘だった少女が英雄になるまでの熱血冒険ストーリー。

ウェブ版既読済み。完結まで読破しましたけれど、自分が今まで読んだ中でも屈指の傑作でありました。もうとにかく熱いのなんの。
というわけで、再度あの熱量を味わいたく電子書籍化されたのを機に一揃えすることにしたのですが。読んでびっくり。なんか、加筆分が凄くないですかこれ!? 特に世界観に関する部分については別物かというくらいの肉付けがしてあって、この特殊な世界のありようがしっかりと感じられるように語られてるんですよね。
本作において、迷宮と世界の関係というのは非常に重要である意味作品の根幹を為している部分でもあり、ここの肉付けというのはそのまま物語そのものの厚みへと繋がってくるだけに、これは良き増量分だったんじゃないでしょうか。
それ以上に驚きだったのは、結構キャラデザインとか変わってるところですか。コロネルなんて確か銀髪じゃなくて赤毛でしたもんね。銀髪はヒィーコの方じゃなかったかしら。加えてセレナです。一番変わったの彼女じゃないの!? なんかロリ化してるし。ウェブ版では自分、20代前半のお姉さんのイメージで見てたんですよね。黒髪で背も高めのお姉さん的な。ライラとの年齢差考えると、本作での15歳というのはともかくとして、もう少し下の十代後半だったのかもしれませんが。作中で年齢って出てたっけ。

ともあれ、久々に最初期のリルドールを見ることになったのですが、ほんと最初の頃のリルって酷い小娘なんですよね。見栄と自己顕示欲と虚栄心でガチガチに心を鎧って、現実に背を向けて高慢ちきに他人を見下すことで自分を持ち上げようとする、どう言い繕っても最低としか言えない貴族の小娘さまなのである。
でも、この小娘さまは馬鹿で愚かでみっともないろくでなしではあったのですけれど、自分の矮小さを痛いほど理解しているからこその、愚かさでもあったのです。バカさ加減であったのです。
そうでもして、虚栄心で身も心も覆っていないとこの娘は耐えきれなかった。常に惨めに敗北し続ける現実に向き合えなかった。そうやって、わかっている自分のみっともない有様から目を背け逃げ続けるしかなかった弱さが、惨めさが、さらに彼女を追い詰め破滅へと追いやっていく。
もし、リルドールが冒険者ギルドでコロネルと出会わなければ、間違いなくリルドールは自分でも理解していながら止めることの出来ない破滅へのアクセルを踏み込み続けるしかなかっただろう。
だからそれは、紛うことなき運命の出会いだったのだ。そう、運命の出会いだったのである。リルドールにとってだけではなく、コロネルとリルによって成人としての名を与えられた少女にとっても。
コロネルから注がれる純真な憧憬は、リルの虚栄心を満足させ誰知らずとも追い詰められていたリルの心に一滴の余裕をもたらすのだけれど、コロの戦闘面での優秀さはレベルばかり高くて実戦では対して役にも立たないリルをまたぞろ追い詰めていくのである。ほんと、もう何にでも追い詰められて自滅型の破滅へとひた走ろうとする貴族様である。
でも、彼女の見栄っ張り、虚栄心はともすれば自身の矮小さに打ちひしがれて蹲り身動きすら取れなくなりそうなリルの心を奮い立たせる最後の、なけなしの燃料であり炎であり原動力でもあったわけです。それをなくしてしまえば、リルドールは本当に何も出来ない引きこもりの無能な小娘になってしまう。
リルの破滅を食い止めるために放たれた、せめて籠の鳥でも何も出来ない娘になろうと平穏に暮らすほうがマシだろうと、身内から放たれた彼女の見栄を、心を折るための刺客によって追い詰められ、自分の卑しさを、醜さを、おぞましさをもう目を背けることが出来ないくらいまざまざと暴き立てられたリルドールを、それでもなお立たせたのは。
コロネルからの憧憬だったのです。それも、無知で見当違いの憧れでも尊敬でもない。リルドールという少女の弱さを、愚かさを知った上でなお、その弱さのなかの輝きを、コロが知っている、身につけている強さとは質の違う強さを、リルの中に見出してくれた上での本当の意味での憧れだったのです。
純真で真っ直ぐな、そして誰よりも、リル自身ですら信じられなかったリルの強さを肯定してくれる、そんな憧れを目いっぱいに注がれて、稀代の見栄っ張りがここで見栄をはらずになんとする!
歪んだ見栄は、その当人を不幸にするでしょう。ですが、正しき憧憬に中てられて奮い立つ見栄は、正しく人を立たせるのではないでしょうか。
本当にクソつまらない雑魚にすぎなかった人間が、本当の輝きを手にする瞬間のなんて熱く眩しいことだろう。
自分がつき続けたつまらない嘘を、心の底から信じてくれた人がいるのなら、その嘘を真実とすることに何の迷いがあろうものか。
そんな類の覚悟こそが、魂の叫びこそが、己の内から掻き毟るように湧き出した願いこそが、この世界においては魔法となって発現するのである。
彼女の場合は縦ロール。よすがであり誇りであった縦ロールこそが、彼女の最強の武器(物理)となって彼女の大進撃を穿っていくのである。
まだこの頃は縦ロールの使い方も最初ということで大人しいというか常識的? いや、縦ロールが武器としてぐるぐるドリドリぶん回され回転している時点で常識的からは大いに足を踏み外しているのだけれど、これでまだ序の口なんですよね。リルさまのドリルの進化、その使い方のぶっ飛んだ発想はまさに怪物的変遷を辿っていくわけだが、まあそれはまだ将来の話。
この時点ではまだコロのシングル縦ロールブースターのほうがビジュアル的におかしいのです。あれ、位置的にブースター点火したら思いっきり地面にグルンって頭ぶつけそうなんですけどね!! コロってばよっぽど首が強いに違いないw
ただ、でもね。この一巻で一番好きなシーンは。縦ロールで派手に暴れるシーンではなく、才能の欠片もないレイピアの練習を、リルが愚直に続ける場面なんです。縦ロールの魔法は大切にしながらも、出会った時にコロについた嘘と見栄を本物にするために、諦めずに投げ出さずに下手くそなレイピアの練習を続けるシーン。ヒィーコが本当の意味でリルという人を好きになった場面。ここに、リルドールという人の大切な全部が詰まっているようで、この先の彼女の在り方を追い続ける上でも大事な、そしてとても好きなエピソードなんですよね。それを、この一巻のエピローグ、締めで描かれたのはなんとも嬉しい限りなのです。
次の巻では完全新キャラも登場するようですし、シリーズ屈指の人気を誇るおっさんやこの巻でもチラ見的に登場した同世代の冒険者チームの面々もじきに本格登場するはずですし、書籍版のここからも実に楽しみ。期待さらに膨らみます。

魔弾の王と凍漣の雪姫 ★★★★   



【魔弾の王と凍漣の雪姫】 川口 士/美弥月 いつか ダッシュエックス文庫

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弓は臆病者の武器。祖国でそういわれ続けてきた少年は、少女の言葉によって己の進むべき道を見いだし、守るべきものを得た。二年後、ブリューヌ王国はジスタートと同盟を組み、大国ムオジネルと開戦する。ティグルは病に伏せた父ウルスに代わり、初めての戦場へと向かった。戦争は順調に進んでいるかのように見えたが、奇襲を受けブリューヌ軍は戦線崩壊する。敗足するティグルの部隊。その窮地を救ったのはオルミッツ公国の戦姫、リュドミラだった。二年ぶりの再会を喜ぶ二人。しかし、その行く手には新たなる戦いが待ち受けていた。戦乱の世を舞台に、伝説の時代より続く闇の勢力との戦いが、今はじまる!!
MF文庫で展開された【魔弾の王と戦姫】シリーズの完全IFシトーリーとなる本作。リュドミラをメインヒロインに完全新作として展開されることになったのですが……ティグルがエロ小僧になってるー!
いや、見境なく女好きというわけではなく、幼い頃に交流のあったミラ一筋なんだけど、若さ故の欲望に対してかなり素直になっているというか、このエロ小僧め! 一方のミラの方もそんなティグルにだだ甘なんですよね。
前シリーズでのティグルがエレンと結ばれるまでかなりストイックで恋愛ごとからは本人的には後回しにしていたことから考えると、身分差のあるリュドミラと結ばれるために功績をあげようと意欲を燃やしているティグルは、何とも新鮮というかミラに一途な恋に燃える情熱的な男になってて、かなりキャラ違うんですよね。
最初は戸惑っていたのですけれど、考えてみると前作のティグルが早くに父ウルクを亡くしてアルザスの領主として責任ある立場となり、常にアルザスの事を最終盤に至るまで自分の中の最重要に位置させて動いていたのを考えると、本作ではウルクが生きていることで領主という責任や立場から自由になり、一人の青年として生きていることがこの違いになっているのか、と思い至ることでストンと腑に落ちたわけです。何気に、ティグルに年が離れているとはいえ弟が出来ているというのもポイントかと。いざとなっても、ちゃんとアルザスの後継者が他にいるという安心感は大いに軛を断つものですし。
これはヒロイン側のリュドミラの方にも該当していて、前作では早世していた母で戦姫だったスヴェトラーナが戦姫は引退したとは言え、元気に健在しているというのも大きいんですよね。ティグルと同じく彼女も若くして後ろ盾となる母を亡くし、公国を引き継いで背負って戦っていたわけですから、色々と自由にならない部分もあったし精神的にも決して余裕があるわけではありませんでしたからね。それでも立派に戦姫であり公王をやってのけていたのですが、この立派という部分に縛られたところも大きかったかと。その意味では、戦姫を継いでいるとはいえこっちのミラは自由度がマシていますし、幼い頃にティグルと過ごしたことでミラに本来あった冷厳さが削がれて人格的にもすごく柔らかくなった、というのは周りの人からの評価でもあるようですし。
まあ、あのミラとはまたぜんぜん違う姉御肌のラーナ母さまが後ろでドーンと控えていてくれたら、ミラもやりやすいですわ。そのやりやすい分をティグルへのだだ甘っぷりに随分とつぎ込んでいるようですけれど。
ビジュアル的にも髪伸ばしているせいか、随分印象は異なってしまいましたが、甘やかしつつもきちんと厳しくするところは厳しくするあたりは、ミラらしくてそこらへんは変わってないんですよねえ。川口作品とは長いお付き合いとなる絵師の美弥月 いつかさんですが、やっぱりこの人と八坂ミナトさんは、川口士作品にはなくてはならないパートナーだなあ、と実感しております。

他にも色々と歴史が変わっている世界観ですけれど、一番の仰天部分はやはりヴァレンティナ様でしょうこれ。大鎌の竜具・虚影エザンディスは、前作でも最後に出てきたミリッツァに既に引き継がれてて、本作でもミラ以外に登場する戦姫としてミリッツァ大活躍だったのですが、その前の持ち主であるところの、そして前作ではラスボス級の黒幕として暗躍していたヴァレンティナが……なんか本作では既にえらいことになってしまってるんですがーーー!!
爆笑してしまいましたがな。
もしかして、前作で彼女を駆り立てていた野心も、一つ間違えればこれしきのことで満たされて幸せになっちゃってたのかもしれないのか、と思うとなんとも擽ったいようなおもはゆいような。
いやもういいんですけどね。これはこれで、もうティナ様ご満悦のようですし全然いいんですけどね! にしても、相手って誰なんだろう。

黒騎士ロランが早くも登場しティグルと交流を持ったり、魔物が早速現れて交戦することになったり、ティナルディエ公の方も相変わらず真っ黒だけど以前とはまた違う歴史を辿りそうだったり、ブリューヌ国王ファーロンが精力的に動き回ってて実に名君っぽかったり。
前作はあれでかなり完成された物語で、これをどうイジって新しいストーリーを構築するんだろうと疑問に思っていたんだけれど、これはちょっと期待以上に別物の面白い英雄譚、戦記物になりそうで読む前より読んだあとの方がワクワクしています。
ダーマードが相変わらずいいキャラしていて、またぞろ彼がティグルの相棒になりそうなのが嬉しかったり。前作から好きだったもんなあ。何気にダーマードのヒロインっぽいお姫様も出てきていて、ニヤニヤしてしまった。あと、相変わらずムネジオル王国の王弟クレイシュが強キャラ過ぎてドキドキしますわ。こと軍の指揮官としてはこの髭親父がやっぱり最強なんじゃなかろうか。何度繰り返しても、軍勢を押し返したり判定勝利は得られてもこの人を討ち取るとか軍勢を撃滅するとかのイメージが湧かないんですよねえ。
前作のメインヒロインであるエレンもちゃんと登場。良かった、違う戦姫にはなっていなかった。そしてやっぱりミラと仲悪い! 今回はティグル、ミラに一途っぽいので前作のようにハーレムとはいかなさそうなんだけど、果たして他の戦姫たちとはどんな関係になるんでしょうねえ。そこはちと気になるところであります。特にエレンに対しては。
ともあれ、新シリーズ期待以上で実に先が楽しみです。

川口士作品感想

救世主だった僕が三千年後の世界で土を掘る理由 ★★★  



【救世主だった僕が三千年後の世界で土を掘る理由】 有丈 ほえる/ちょこ庵 講談社ラノベ文庫

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天空から飛来した侵略者・アルデヒトにより、人間の大地は蹂躙された。人間たちは生きた機械・クチュールマタを戦力に抗戦する。“救世主”と呼ばれたクチュールマタの少年・リュトは、調整のためコールドスリープに入る。そして彼が再起動した時、世界の様相は一変していた――。大地はヘドロに覆われ、“地球人”として超巨大な樹木の上で暮らすアルデヒトたちは、自分たちが外来種であることすら忘却していた。地球に何が起きたのか。人間はどこへ消えたのか。リュトは自らを掘り出した考古学者の少女・ニナとその助教・アイルにいざなわれ、発掘調査に繰り出す! 救世主パワーで土を掘り、失われた三千年の真実を暴く考古学ファンタジー!!
うわぁ、これはなあ……。
個人的には前半すごい傑作感があったんですよね。地球上から消えてしまった人類種。その生きた歴史文化も失われ、痕跡が地下に埋もれた遺跡から出土するばかり。三千年ものコールドスリープから解凍された決戦兵器クリュールマタの少年が出会ったのは、そんな地面の下から人類の文明の痕跡を掘り起こし、そこに眠っている過去の真実、人類の残した歴史を探る考古学者の女性コンビ。
情熱的な考古学者である二人とともに、眠れる人類の歴史を掘り起こし、かつて人類がこの地球上に生きていたという事実を蘇らせる。
それは、生き物の……人間という種の根源的な欲求である「覚えていてほしい」という願いを叶える行為であり、もはや地球上から人類が消え去ったとしても、その生きた証は確かに残り、異なる種とはいえ次世代の「地球人」であるアルデヒトの中に残るのなら、それは滅びた人類の救済になるのではないだろうか。
なんてことをそうですね、小川一水の傑作SFの【導きの星】のクライマックスを思い出しながら感じていたのであります。
クリュールマタの少年リュトを遥かな未来に送り出した博士の、人類を救ってくれ、という意図が、この地球上、宇宙の中から人間が生きた歴史が消え失せてしまうのを救ってくれ、次の「地球人」にも人間がどんな風に生きていたのか、どんな風に生活し、どんな文化を営んでいたのか、どんな事を思いながら、どんな社会を築いていたのか。その知識を、想い出を、証を伝えて欲しい。
そんな消えゆく種の最後の願いとして、リュトを救世主として送り出したのだと、そう感じたからこそ、かつての人類の痕跡に恋い焦がれるようにニナたちの発掘作業を手伝うリュトの必死さに、切なくも尊い想いを感じながら浸っていたんですけどねえ。
そこから、あれよあれとよなんか話が変な方向に。
いや、こう言っちゃうのもなんなんですけど、人類滅び去ってなかったら全部台無しじゃね?
侵略者であるアルデヒト自身ですら真実を歴史上から見失ってしまう三千年という長い年月の重みと意味が、どうも後半に行くに連れて物語内においてチグハグになってってしまったというか。肝心の考古学が、結局ないがしろになってしまったというか。
あの決定的な場面でのニナとアイルの反応も、あまりにもベタすぎてそれはないだろう、と思ってしまったり。いや、そういう反応を示してしまうこと自体は決して不自然ではないんだろうけれど、だからこそもっと不自然に見えないように演出しないと、それまでの彼女らの感情を無理やりぶった切ってシナリオ通りに演じさせた、みたいなぶつ切り感がどうしても感じられてしまいましたし。
あそこでリュトを突き放さないといけない、という都合に無理やり合わされたみたいな。
あと、アルデヒド自身二足歩行で人間とそれほど異なる文化文明を営んでいるわけではないので、人類遺跡からの発掘品で爪切りとかブラシとかが出てきて、それが何のために使われたのかわからなくて悩む、というシーンがあるんですけど……いや、爪切りとかブラシとかそこまで単純な道具がわからないとか。アルデヒトはブラシとか爪切りという道具を使う文化が存在しないのか、と言えばそんな様子は見受けられませんでしたしね。というか、獣人的な風体というだけで人類と肉体的な違いや生活様式の違いなんかの描写は殆どありませんでしたし。これで、アルデヒトが人間の使う爪切りやブラシとはまったく形状や使い方の異なる道具を使って身だしなみを整えている、という描写があるのなら、彼女らがこれについて何に使うための道具なのかわからなくて頭を悩ませる、という描写にも納得感があったのですが。
発掘場面についてはかなり詳しく調べたのか非常に詳細な描写が続いたのだけれど、そこだけ詳しくてもなあ
ストーリー展開は実に真っ当に展開し、人類の遺された思いと自分が目覚めたあとに得た経験と情愛をもって、主人公が選択し結末へと至る、というよく盛り上がるしっかりとした展開ではあったのですが、何しろ自分が期待していたものと全く違った展開というのにどうしても引っかかってしまい、あちらこちらに散見されるちぐはぐさに躓いたこともあり、どうしても微妙という印象に引っかかってしまいました。実際はわりと堅実で面白い物語だったと思うんで、二巻読む時はちとイメージを一端刷新して読むことにします。



数字で救う! 弱小国家 3.幸せになれる確率を求めよ。ただしあなたの過去は変わらないものとする。 ★★★★   



【数字で救う! 弱小国家 3.幸せになれる確率を求めよ。ただしあなたの過去は変わらないものとする。】 長田 信織/紅緒 電撃文庫

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帝国での戦いからしばらく経ち――しかしなお、弱小国家ファヴェールの宰相にして、数学オタクの現代人・ナオキは苦境に立たされていた。苦楽をともにしてきた王女・ソアラからナオキに領地が下賜されることになったのだ。それはナオキを貴族階級に据え《自分と婚約できる立場になってもらう》ための、彼女からの遠回しなプロポーズだった……が。
それをこいつ――断りやがった!
前回の戦いで仲良く(?)なったライアス公爵や、助手のテレンティアにメンタルフルボッコにされる名宰相あらため、優柔不断へっぽこ人間のナオキだったが、彼にはソアラに対して踏み出せない一つの理由があった。
激動のシリーズ第3巻!!

随分と「政治」をうまく熟すようになったなあ、ナオキ。その発想と実際の行動は理論をこねくり回す学者ではなく、実践でロジックを現実にすり合わせていく政治家とか策略家の分野のはずなんだけれど、ナオキもう完全にそっちの人間になっちゃったなあ。当初の、理論を相手にしていてそこに人間が居るという事実がすっぽり抜けてたようなやり方に比べれば雲泥の差である。
あの頃は、宰相?冗談でしょう、な感じだったのですが。それに、ナオキに似たり寄ったりだったソアラも、なんだかんだとナオキにダメ出しとか出来るようになってるんだから、大したものである。
それもまあ、テレンティアとライナス公のスパルタ教育があったんでしょうか。いずれにしても、この二人を味方にできた、というのは本当に大きかったように思います。
ナオキとソアラの関係の結実を迎えるためのエピソードがグランドデザインの中での紛争ではなく、なし崩しの理由なき局地戦、というのは微妙に勿体なかった気もしますけれど。ナオキの踏ん切りのつかない想いの源泉となるものも、結構はっきりとしない曖昧模糊としたものでしたしねえ。このあたり、ナオキ自身の優柔不断もさることながら、物語としてもナオキの感情の部分だけピリッとしたものがないもやもやした感じになってしまっていた気がします。彼の拘りや心の引っかかりが如何なる部分にあったのか。ニュアンスとしては伝わってこなくもないのですが、彼自身もはっきりできない分、しゃんとしない感じになっちゃってたかなあ。
人が前に進めない、思い切ることの出来ない理由なんてだいたいはっきりした形のある具体的なものがあるわけじゃないんですけど、曖昧模糊としたものが源泉にあるのならその曖昧模糊さを明確な形にしないといけないんですよね、物語としては。そのあたりが若干、具体化できなかった気がします。
爺ちゃんの残した数式。グラフを見ると一目瞭然なんだけれど、まあね、こういうものは固定観念があると全然気づかないものだし、爺ちゃんとの末期の時間の余裕の無さがナオキから視点を奪っていた、というのなら彼が気づかなかったのも無理ないんじゃないかと思う。
でも、これって若干ナオキの爺ちゃんかわいそうなんですよね。爺ちゃんとしては、死の間際での渾身のネタだったにも関わらず、ウケないどころか結局気づかれもしないまま可愛い孫をはからずも追い詰めてしまったわけで。
爺ちゃんとしては、孫の笑い声を聞きながら旅立ちたかったんじゃなかろうか、とね、思っちゃうわけですよ。それもこれも終わってしまったこと。たとえ間に合わなかったとしても、のちに孫が気づいてケラケラと笑ってくれたのですから、爺ちゃんもあの世で苦笑してるんじゃないでしょうか。

しかし、最後まで傭兵隊長はいいキャラでした。こんないいキャラ、というか軍事面でのナオキの相棒格にも関わらず名前出てこないなあ、と思っていたのですがあくまで役職名の傭兵隊長、という表記を貫いていたからこそ、ラスト近辺の彼の行動には信憑性というか迫真が出たんじゃないかと思います。ただの「傭兵隊長」だったからこそ、もしかして、という考えをよぎらせることに成功してたんじゃないかなあ、と。
エピローグのやり取りを見てると、ナオキが一番打ち解けてるのってこの人だよなあ、とニヤニヤしながら眺めてたり。隊長からすると、微妙にいい迷惑そうなんだけど。
ナオキとソアラの物語としては今回でキレイに一通り決着をみたのだけれど、あとがきを見るとなんだかこの【数字で救う! 弱小国家】シリーズ、世界観を同じくしたままもう少し続けられそうなご様子で、もう少しこのシリーズを見続けたかった身としては、面子変わるとしても嬉しいところ。
数学のネタについては、上っ面だけさらっと見ているだけで全然理解しようとする力を働かせてなかったので中身わかってないんだけれど、なんだろう、思っていたよりもファジーで計算とか方程式から程遠い現実の出来事を数値化して計算し答えを導き出すような、現実に確固と応用できる計算式って思いの外多いんだなあ、という知見を得ることが出来たのは何とも味わい深いものがありました。数学って、一般的に思われているものよりも柔軟性というか懐広いんだよ、というアピールにもちゃんとなっているシリーズだったように思います。さて、この話を読んで数学って面白いものなのかも、興味を持つ子たちは現れるのでしょうか。
それはそれとして、テレンティアさん、今回端から端までやりたい放題だったなあw

シリーズ感想

風銘係あやかし奇譚 ★★★★   



【風銘係あやかし奇譚】  SOW/ 鈴ノ マイクロマガジン社文庫

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維新の大英雄、西郷隆盛の起こした西南戦争で新政府軍に破れた薩摩のサムライ・乃木虎徹。
罪人として護送された先に待ち受けていたのは「内務省警保局図書課風銘係」で働く小娘・卯月。
彼女とともに文化振興事業を手伝うことになる虎徹だが食べたことのない味のパンに驚き電信がアメリカまで届く技術の革新や、食文化の違いに対応できず慌てふためく。
時代の流れを受け入れられず、武士としての挟持に悩む虎徹を頑なに文明に導く卯月の目的と正体とは……。
元サムライ青年とあやかしの少女が巻き起こす、文明開化あやかし奇譚。
風銘係って語音といい、言葉に込められた意味といい実に雅味で良い名称なんだけれど、傍からはさっぱり意味わかんないですよね。虎徹が混乱したのもよくわかる。これは説明されないとなあ。
武士の時代から突然近代国家の時代へと移行することになった激動の転換期である明治時代。中でも明治10年に起こった西南戦争の頃までは、まさにその過渡期も過渡期。この島国に暮らす民が時代そのものの大変化を痛感していた頃だったのでしょう。そして、その時代の変化に必死についていこうとするもの。変化そのものが認められずに背を向けるもの。廃仏毀釈運動における狂乱とも言うべき暴走や、士族反乱の頻発などはその象徴とも言うべきものでした。
その両方に深く関わる卯月と虎徹。いわば時代に拒絶され、背を向けようとした二人が揃って文化振興事業という名の時代の橋渡しを担う役目に付く、というのは何とも妙味ある話なのではないでしょうか。
尤も、積極的なのは卯月の方であって、虎徹の方はというと西南戦争で捕虜になりドサクサで引っ張り込まれ、戸惑うばかりなのでありますが。それでも、性格的に意固地で狷介そうに見えて案外素直に話を聞くんですよね、この侍坊や。聞く耳持たない人は本当に何を言おうと何を見聞きしようと梨の礫なのですが、虎徹は武士という立場には拘りながらも武士としての体面とか面子なんかには拘らず、似合わない仕事にも真面目に取り組みますし、自分の知らないことや新しい時代で起こっている様々な出来事に対して、卯月の語りにじっと耳を傾け、真っ向から理解しようとしている。
そうした上で、自分は時代に置き去りにされていく武士という要らない存在なのだ、という認識を深めて言ってしまうのは、変に過去にしがみついているのとは全く異なる真面目さと素直さ故の堅物さだなあ、とそういう状況でもないにも関わらずなんだか微笑ましく感じてしまう部分でした。
それは、卯月が必死になって拘るのがわかる可愛らしさなんでしょうなあ。
当初の計画通り、じっくり時間を掛けて説明を重ねていけば、彼の素直さと聡明さからいってわりとすんなり自分の状況を受け入れることが出来たかもしれませんし、逆にこの急転と黒鴉という時代に相いれぬ存在と激しく敵対することによってしか、虎徹が自分の存在を痛感し受け入れることが出来なかったのかもしれません。こればっかりはIFを考えても仕方のないことで、また結果オーライとはいえ丸く収まったわけですからこれで良かったのでしょう。
こと、卯月と生きていく、という覚悟を得るための一歩としては、穏当に事実を飲み下すよりも今回のごとく痛烈に乗り越えた方が後々のことを考えても良かったのかもしれません。卯月としては、虎徹大事でありますから、こんな危険な真似は絶対にさせたくなかったでしょうけどねえ。いっそ、完全に変転してもらった方が、卯月としては永々と付き添ってもらえる可能性が高くなるわけですから良いようにも思うのですが、彼女のように元からそうだったのと違って虎徹や黒鴉みたいに人間から、というパターンだと性格も墜ちてしまうんでしたっけ。それならまあ仕方ないか。個人的には、新しい時代をそれまでと違って一個人として生きていく意欲を奮っている卯月には、その果てまで一緒に付き添ってくれるパートナーが居てくれた方が良いんだろうな、と思うところなのですが。
明治初期の古きと新しきが混沌と渦巻く時代のうねりを強く背景に感じさせつつ、そこで生きる人達の戸惑いと力強さを感じさせてくれる良作でありました。主人公とヒロインが好感の持てるしっかりとした人物だと、尚更読み応えがあっていいですねえ。

SOW作品感想

魔王学院の不適合者 3 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~ ★★★★   



【魔王学院の不適合者 3 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~】 秋/しずま よしのり 電撃文庫

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《勇者学院》との交流のため人間の都を訪れた魔王学院の生徒たち。しかしこの平和な時代にあってなお、彼らの胸の内には魔族への敵意が燻っていた。
互いの力を測るために学院対抗戦が行われるが、アノスたちに先駆け戦った魔王学院三回生は、勇者側の卑劣な罠の前に敗れ去る。その上さらに敗者の名誉を踏みにじる勇者たちに対し、暴虐の魔王とその配下たちが下す決断は――!?
そして、二千年を経ても癒えぬ魔族と人間の禍根を目の当たりにしたアノスの前に、ついに偽りの魔王がその姿を現す。
暴虐の魔王が新時代に刻む覇道の軌跡――怒涛の第三章《勇者学院編》!

ああっ! これはやられた。まったく予想だにしていなかった展開だった。ある程度のところまで話が進んだら、察することが出来るものなんだけれど、これに関してはギリギリまで「思い込み」に思考を縫い留められていて、気づかなかったもんなあ。ミスリードといえばミスリードなのか、これ。
そう言えば、明言はされていなかったですもんね。
そもそもアノスの存在を上書きした偽魔王の存在からして、思っていたのと全く異なる展開でしたし。いや、面白し!
勇者学園のやられ役たちのやられっぷりも、これぞやられ役の見本!とも言うべき見事なやられっぷりでしたし。こういう噛ませ役って結構絶妙なバランスが要求されるんですよね。いい具合に増長しきってこっちを見下してきてそれなりに強く卑怯でムカつく性格や態度で、自分が負けるなんて欠片も思っていないのを、圧倒的に叩き潰してプライドやらなにやらを徹底的にへし折る、盛大にぶっ飛ばしてヒィヒィ泣かす、というカタルシス効果を最高に発揮させるのって、どこかバランスが悪いとどうしても色褪せる部分が出てきてしまいますから。その点、この敵どもの憎ったらしさとやられたときの無様さ、こっちの圧倒的な余裕っぷりとファンユニオンの煽りっぷり、相手のズルしていた教師のグヌヌっぷりといい、いやはや素晴らしいコラボレーションでありました。
悪役の小物さ加減って、程度によっては主人公サイドまで格を下げてしまいますし、話自体陳腐にしてしまいかねない要素ではあるんですけど、まさにさじ加減によってはこれだけ引き立たせてくれるんですよねえ。
今回の話に関しては、その人間族の残した執念や偏執的なまでの狭量さこそが、それに相対し続けた勇者の心を追い詰め、彼を思いつめさせ、絶望させたという重要な物語におけるファクターでもあったわけで、人間たちの負の側面を煮詰めたような悪意と執念の塊たる存在の、あの嫌らしさおぞましさは勇者がなぜその選択を選んでしまったのか、なぜそこまでしてやり遂げようとしたのか、という想いに共感や理解を生じさせるだけの、それはもう嫌悪感を催すもので、よくまああれだけけたたましくネチョネチョとしたものを丹念に描けたなあ、と感心するくらい。
だからこそ、アノスの友情の清廉さが、そして今世で得た肉親や慕ってくれる人の愛情が、アンカーとして響いてくるわけですが。
そう考えると、あとは頑張れ的に色々と丸投げして三千年して生まれ変わったらかなり好き放題自由にやってるアノスは……いやまあやるべきことはちゃんとやってるか。
でも、勇者さまはこれまで鬱々と頑張ってあれこれ計画を練って頑張って、何かと身の回りにも不幸がありつつも頑張ってきた分、幸せになりなさいよー、と応援してあげたい。ファンユニオン、こっちも応援したれ。祝福したれ。
それにしても、アノスのファンユニオンたちは活躍の場もあるし、なにかと目立つ場面も多いし、と下手するとヒロイン姉妹より計り知れない存在感出してて、愛されてるなあw

物語的にはこの三巻で区切りがついたような感じもあるのだけれど、まだまだ続くようで良かった。ただもう不適合者扱いってこうなるとされにくいんじゃないのかな、これってw

1巻 2巻感想
 
12月4日
【呪禁師は陰陽師が嫌い 平安の都・妖異呪詛事件考】
黒崎 リク
(宝島社文庫)

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【異世界転生して生産スキルのカンスト目指します! 4】
渡 琉兎
(ドラゴンノベルス)

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【神猫ミーちゃんと猫用品召喚師の異世界奮闘記 4】
にゃんたろう
(ドラゴンノベルス)

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【転生したら小魚だったけど龍になれるらしいので頑張ります】
真打
(ドラゴンノベルス)

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【幼馴染のS級パーティーから追放された聖獣使い。万能支援魔法と仲間を増やして最強へ!】
かなりつ
(ドラゴンノベルス)

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【厄災の申し子と聖女の迷宮 1】
ひるのあかり
(ドラゴンノベルス)

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【主人公じゃない! 1】
ウスパー
(エンターブレイン)

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【おっさんはうぜぇぇぇんだよ!ってギルドから追放したくせに、後から復帰要請を出されても遅い。最高の仲間と出会った俺はこっちで最強を目指す!】
おうすけ
(BKブックス)

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【俺だけ作れる魔道具でポンコツパーティーを最強に! 〜ハズレスキル【鑑定眼】、実は最強でした〜】
塩分不足
(BKブックス)

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12月2日
【アレクサンダー英雄戦記 ~最強の土魔術士~】
なんじゃもんじゃ
(一迅社ノベルス)

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【天才最弱魔物使いは帰還したい 〜最強の従者と引き離されて、見知らぬ地に飛ばされました〜】
槻影
(一迅社ノベルス)

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12月1日
【戦翼のシグルドリーヴァ Sakura (下)】
長月達平
(角川スニーカー文庫)

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【真の仲間 Episode.0 今だけ最強の走竜騎士は、いずれ無双の妹勇者を守り抜く】
ざっぽん
(角川スニーカー文庫)

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【お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について】
桜木桜
(角川スニーカー文庫)

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【元スパイ、家政夫に転職する】
秋原タク
(角川スニーカー文庫)

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【クロの戦記 5 世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです】
サイトウアユム
(HJ文庫)

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【魔界帰りの劣等能力者 5.謀略の呪術師】
たすろう
(HJ文庫)

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【夢見る男子は現実主義者 3】
おけまる
(HJ文庫)

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【精霊幻想記 18. 大地の獣】
北山結莉
(HJ文庫)

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【アルバート家の令嬢は没落をご所望です 8】
さき
(角川ビーンズ文庫)

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【王太子妃パドマの転生医療 「戦場の天使」は救国の夢を見る】
さくら 青嵐
(角川ビーンズ文庫)

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【英雄の娘として生まれ変わった英雄は再び英雄を目指す 4】
言寺あまね/鏑木 ハルカ
(MFC)

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【アルバート家の令嬢は没落をご所望です 3】
彩月 つかさ/さき
(B's-LOG COMICS)

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【メニューをどうぞ ~異世界レストランに転職しました~ 2】
黒野 ユウ/汐邑 雛
(B's-LOG COMICS)

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【1/10の花嫁 4】
ゆきの
(サンデーうぇぶりSSC)

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11月30日
【賢者の弟子を名乗る賢者 14】
りゅうせんひろつぐ
(GCノベルズ)

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【聖者無双 〜サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道〜 8】
ブロッコリーライオン
(GCノベルズ)

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【異世界転移したら愛犬が最強になりました 〜シルバーフェンリルと俺が異世界暮らしを始めたら〜 1】
龍央
(GCノベルズ)

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【むすぶと本。『嵐が丘』を継ぐ者】
野村美月
(ファミ通文庫)

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【俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていた】
わるいおとこ
(ファミ通文庫)

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【未実装のラスボス達が仲間になりました。】
ながワサビ64
(エンターブレイン)

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【魔法使いで引きこもり? 8 ~モフモフと駆ける雪山の決戦~】
小鳥屋エム
(エンターブレイン)

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【おお魔王、死んでしまうとは何事か 〜小役人、魔王復活の旅に出る〜】
榊 一郎
(講談社ラノベ文庫)

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【剣帝学院の魔眼賢者】
ツカサ
(講談社ラノベ文庫)

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【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます 2】
謙虚なサークル
(講談社ラノベ文庫)

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【雪の名前はカレンシリーズ】
鏡 征爾
(講談社ラノベ文庫)

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【精霊の友として】
北杜
(Kラノベブックス)

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【俺だけ入れる隠しダンジョン 6 〜こっそり鍛えて世界最強〜】
瀬戸 メグル
(Kラノベブックス)

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【Free Life Fantasy Online 〜人外姫様、始めました〜5】
子日 あきすず
(Kラノベブックス)

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【コミックライド2020年12月号】

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11月28日
【まんがタイムきららキャラット 2020年12月号】

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11月27日
【ガヴリールドロップアウト 10】
うかみ
(電撃コミックスNEXT)

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【ガンフェスタ 2】
芝村裕吏/ku−ba
(電撃コミックスNEXT)

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【まったく最近の探偵ときたら 8】
五十嵐正邦
(電撃コミックスNEXT)

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【航宙軍士官、冒険者になる 3】
たくま朋正/伊藤暖彦
(電撃コミックスNEXT)

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【魔法使いの印刷所 5】
もちんち/深山靖宙
(電撃コミックスNEXT)

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【JKからやり直すシルバープラン 3】
李惠成/林達永
(ヴァルキリーコミックス)

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【ポンコツ女神の異世界創世録 4】
金光鉉/林達永
(ヴァルキリーコミックス)

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【転生したらスライムだった件 16】
川上泰樹/伏瀬
(シリウスKC)

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【Sランクモンスターの《ベヒーモス》だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎士(ペット)として暮らしてます 5】
東雲太郎/銀翼のぞみ
(ヤングアニマルコミックス)

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【常敗将軍、また敗れる 3】
渡辺つよし/北条新九郎
(HJコミックス)

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【電撃マオウ 2021年1月号】

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【月刊コミックアライブ 2021年1月号】

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【月刊コミック 電撃大王 2021年1月号】

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【コミック電撃だいおうじ VOL.87】

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【Comic REX 2021年1月号】

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【神眼の勇者 11】
ファースト
(モンスター文庫)

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【村人転生 最強のスローライフ 13】
タカハシあん
(Mノベルス)

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【のんべんだらりな転生者 〜貧乏農家を満喫す〜】
咲く桜
(Mノベルス)

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【異世界で 上前はねて 生きていく 3〜再生魔法使いのゆるふわ人材派遣生活〜】
岸若まみず
(Mノベルス)

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【勇者パーティーを追放された白魔導師、Sランク冒険者に拾われる 〜この白魔導師が規格外すぎる~】
水月 穹
(Mノベルス)

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【冒険者ギルドの万能アドバイザー 〜勇者パーティを追放されたけど、愛弟子達が代わりに魔王討伐してくれるそうです〜】
虎戸 リア
(Mノベルス)

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11月26日
【少年エース 2021年1月号】

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【コンプエース 2021年1月号】

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【月刊少年シリウス 2021年1月号】

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11月25日
【涼宮ハルヒの直観】
谷川流(角川スニーカー文庫)

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【殺したガールと他殺志願者】
森林梢
(MF文庫J)

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【同い年の先輩が好きな俺は、同じクラスの後輩に懐かれています】
凪乃彼方
(MF文庫J)

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【ハイスクール・フリート あらいばるっ】
姫ノ木あく
(MF文庫J)

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【探偵はもう、死んでいる。4】
二語十
(MF文庫J)

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【ライアー・ライアー 6.嘘つき転校生は正義の味方に疑われています。】
久追遥希
(MF文庫J)

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【ぼくたちのリメイク 8.橋場恭也】
木緒なち
(MF文庫J)

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【絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで 14】
鬼影スパナ
(オーバーラップ文庫)

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【ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで 6】
篠崎 芳
(オーバーラップ文庫)

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【本能寺から始める信長との天下統一 4】
常陸之介寛浩
(オーバーラップ文庫)

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【底辺領主の勘違い英雄譚 2 〜平民に優しくしてたら、いつの間にか国と戦争になっていた件〜】
馬路まんじ
(オーバーラップ文庫)

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【Sランク冒険者である俺の娘たちは重度のファザコンでした 2】
友橋かめつ
(オーバーラップ文庫)

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【ブレイドスキル・オンライン 1 〜ゴミ職業で最弱武器でクソステータスの俺、いつのまにか『ラスボス』に成り上がります!〜】
馬路まんじ
(オーバーラップ文庫)

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【黒鳶の聖者 1 〜追放された回復術士は、有り余る魔力で闇魔法を極める〜】
まさみティー
(オーバーラップ文庫)

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【望まぬ不死の冒険者 8】
丘野 優
(オーバーラップノベルス)

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【異世界で土地を買って農場を作ろう 8】
岡沢六十四
(オーバーラップノベルス)

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【俺の前世の知識で底辺職テイマーが上級職になってしまいそうな件 2】
可換 環
(オーバーラップノベルス)

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【太宰治、異世界転生して勇者になる 〜チートの多い生涯を送って来ました〜】
高橋 弘
(オーバーラップノベルス)

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【社畜ですが、種族進化して最強へと至ります】
力水
(ダッシュエックス文庫)

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【影使いの最強暗殺者 ~勇者パーティを追放されたあと、人里離れた森で魔物狩りしてたら、なぜか村人達の守り神になっていた~】
茨木野
(ダッシュエックス文庫)

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【進路希望調査に『主夫希望』と書いたら、担任のバツイチ子持ち教師に拾われた件】
yui/サウスのサウス
(ダッシュエックス文庫)

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【元勇者は静かに暮らしたい 3】
こうじ
(ダッシュエックス文庫)

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【八男って、それはないでしょう! 21】
Y.A
(MFブックス)

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【二度追放された魔術師は魔術創造〈ユニークメイカー〉で最強に 2】
ailes
(MFブックス)

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【ほのぼの異世界転生デイズ 〜レベルカンスト、アイテム持ち越し! 私は最強幼女です〜 1】
しっぽタヌキ
(MFブックス)

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【異世界帰りのパラディンは、最強の除霊師となる 1】
Y.A
(MFブックス)

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【Missing 3 首くくりの物語(上)】
甲田学人
(メディアワークス文庫)

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【Missing 4 首くくりの物語(下)】
甲田学人
(メディアワークス文庫)

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【おにぎり処のごちそう三角 家族を結ぶ思い出の食卓】
つるみ犬丸
(メディアワークス文庫)

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【それでも、医者は甦る -研修医志葉一樹の手術カルテ-】
午鳥志季
(メディアワークス文庫)

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【レッドスワンの死闘 赤羽高校サッカー部】
綾崎隼
(メディアワークス文庫)

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【後宮双妃の救国伝 ふたりの妃は喧嘩しながら国を救う】
柳なつき
(メディアワークス文庫)

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【レベル1の最強賢者 4 呪いで最下級魔法しか使えないけど、神の勘違いで無限の魔力を手に入れ最強に】
木塚麻弥
(ブレイブ文庫)

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【すべての人類を破壊する。それらは再生できない。6】
横田卓馬/伊瀬勝良
(角川コミックス・エース)

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【武装少女マキャヴェリズム 11】
黒神遊夜/神崎かるな
(角川コミックス・エース)

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【真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 5】
池野雅博/ざっぽん
(角川コミックス・エース)

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【コードギアス 反逆のルルーシュ外伝 白の騎士 紅の夜叉 4】
曽我篤士/高橋びすい
(角川コミックス・エース)

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【コードギアス 復活のルルーシュ 1】
曽我篤士/高橋びすい
(角川コミックス・エース)

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【ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 4】
しめさば/ぶーた
(角川コミックス・エース)

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【家庭教師のルルーシュさん 4】
漆魂
(角川コミックス・エース)

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【もし、恋が見えたなら 1】
七路ゆうき/みかみてれん
(角川コミックス・エース)

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【機動戦士ガンダム ジオンの再興 レムナント・ワン 1】
近藤和久
(角川コミックス・エース)

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【屍刀 シカバネガタナ 1】
瀬川はじめ
(角川コミックス・エース)

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【田舎のホームセンター男の自由な異世界生活 5】
うさぴょん/古来歩
(角川コミックス・エース)

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【氷菓 13】
タスクオーナ/米澤穂信
(角川コミックス・エース)

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【薬屋のひとりごと 7】
日向夏/ねこクラゲ
(ビッグガンガンコミックス)

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【ナイツ&マジック 13】
天酒之瓢/加藤拓弐
(ヤングガンガンコミックス)

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【現実主義勇者の王国再建記 6】
上田悟司/どぜう丸
(ガルドコミックス)

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【最果てのパラディン 6】
奥橋睦/柳野かなた
(ガルドコミックス)

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【望まぬ不死の冒険者 6】
中曽根ハイジ/丘野優
(ガルドコミックス)

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【月刊ビッグガンガン 2020 Vol.12】

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【月刊アクション2021年1月号】

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【アフタヌーン 2021年1月号】

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11月24日
【このライトノベルがすごい! 2021】
『このライトノベルがすごい!』編集部
(宝島社)

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11月21日
【じいさんばあさん若返る 2】
新挑限
(MFC)

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【はいふり 7】
阿部かなり/AAS
(MFコミックス アライブシリーズ)

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【戦翼のシグルドリーヴァ ノンスクランブル 1】
阿部かなり
(MFコミックス アライブシリーズ)

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【豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい 5】
fujy/合田拍子
(MFコミックス アライブシリーズ)

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【ガールズ&パンツァー リボンの武者 15】
野上武志/鈴木貴昭
(MFコミックス フラッパーシリーズ)

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【盾の勇者の成り上がり 17】
藍屋球/アネコユサギ
(MFコミックス フラッパーシリーズ)

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【死神様に最期のお願いをRE 4】
山口ミコト/古代甲
(ガンガンコミックスJOKER)

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【六畳一間の魔女ライフ 2】
秋タカ
(ガンガンコミックスJOKER)

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【ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア 17】
大森藤ノ/矢樹貴
(ガンガンコミックスJOKER)

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【月刊ガンガンJOKER 2020年12月号】

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【まんが4コマぱれっと 2021年1月号】

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【リビティウム皇国のブタクサ姫 12】
佐崎 一路
(モーニングスターブックス)

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【ウォルテニア戦記 XVII】
保利亮太
(HJ NOVELS)

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【TOKYO異世界不動産 3軒め】
すずきあきら
(HJ NOVELS)

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【魔眼と弾丸を使って異世界をぶち抜く! 9】
かたなかじ
(HJ NOVELS)

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【食い詰め傭兵の幻想奇譚 15】
まいん
(HJ NOVELS)

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【ロード・エルメロイII世の事件簿 9 「case.冠位決議 (中)」】
三田 誠
(角川文庫)

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【友達以上探偵未満】
麻耶 雄嵩
(角川文庫)

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【遺跡発掘師は笑わない あの時代に続く空】
桑原 水菜
(角川文庫)

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【准教授・高槻彰良の推察 5.生者は語り死者は踊る】
澤村御影
(角川文庫)

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11月20日
【限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない ―オーバーリミット・スキルホルダ― 1】
三上康明
(富士見ファンタジア文庫)

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【デート・ア・バレット 7 デート・ア・ライブ フラグメント】
東出祐一郎
(富士見ファンタジア文庫)

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【公女殿下の家庭教師 7.先導の聖女と北方決戦】
七野りく
(富士見ファンタジア文庫)

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【幼馴染の妹の家庭教師をはじめたら 2.怖かった幼馴染が可愛い】
すかいふぁーむ
(富士見ファンタジア文庫)

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【世界一かわいい俺の幼馴染が、今日も可愛い】
青季ふゆ
(富士見ファンタジア文庫)

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【君は彼方】
瀬名快伸
(富士見ファンタジア文庫)

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【豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい 10】
合田拍子
(富士見ファンタジア文庫)

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【幼馴染をフッたら180度キャラがズレた】
はむばね
(富士見ファンタジア文庫)

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【好きすぎるから彼女以上の、妹として愛してください。5】
滝沢慧
(富士見ファンタジア文庫)

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【史上最強の大魔王、村人Aに転生する 7.外なる神のピエロ】
下等妙人
(富士見ファンタジア文庫)

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【Only Sense Online 19 ―オンリーセンス・オンライン―】
アロハ座長
(富士見ファンタジア文庫)

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【淡海乃海 水面が揺れる時 〜三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲〜 九】
イスラーフィール
(TOブックス)

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【没落予定の貴族だけど、暇だったから魔法を極めてみた 4】
三木なずな
(TOブックス)

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【異世界創造のすゝめ 2 〜スマホアプリで惑星を創ってしまった俺は神となり世界を巡る〜】
たまごかけキャンディー
(TOブックス)

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【悪役令嬢ですが攻略対象の様子が異常すぎる 2】
稲井田そう
(TOブックス)

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【ざまぁの後の王子様とわたし】
家具付
(TOブックス)

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【それをAIと呼ぶのは無理がある】
支倉 凍砂
(中央公論新社)

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【ぐらんぶる 16】
井上堅二/吉岡公威
(アフタヌーンKC)

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【てんぷる 4】
吉岡公威
(アフタヌーンKC)

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【グラゼニ〜パ・リーグ編〜 10】
足立金太郎/森高夕次
(モーニングKC)

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【この会社に好きな人がいます 5】
榎本あかまる
(モーニングKC)

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【ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 15】
泰三子
(モーニングKC)

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【マリアージュ〜神の雫 最終章〜 25】
オキモト・シュウ/亜樹直
(モーニングKC)

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【刷ったもんだ! 2】
染谷みのる
(モーニングKC)

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【半沢直樹 4】
池井戸潤/フジモトシゲキ
(モーニングKC)

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【神呪のネクタール 10】
吉野弘幸/佐藤健悦
(チャンピオンREDコミックス)

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【少年マガジンR 2020年12号】

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11月19日
【ゲート SEASON2 5. 回天編 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり】
柳内たくみ
(アルファポリス)

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【無限のスキルゲッター! 〜毎月レアスキルと大量経験値を貰っている僕は、異次元の強さで無双する〜】
まるずし
(アルファポリス)

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【とあるおっさんのVRMMO活動記 22】
椎名ほわほわ
(アルファポリス)

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【いずれ最強の錬金術師? 8】
小狐丸
(アルファポリス)

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【異世界召喚されたら無能と言われ追い出されました。 4 〜この世界は俺にとってイージーモードでした〜】
WING
(アルファポリス)

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【神に愛された子 5】
鈴木カタル
(アルファポリス)

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【間違い召喚! 2 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活】
カムイイムカ
(アルファポリス)

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【超越者となったおっさんはマイペースに異世界を散策する 7】
神尾優
(アルファポリス)

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【変わり者と呼ばれた貴族は、辺境で自由に生きていきます 3】
塩分不足
(アルファポリス)

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【のんびりVRMMO記 10】
まぐろ猫@恢猫
(アルファポリス)

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【ゲート SEASON2 1.抜錨編 (上)自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり】
柳内たくみ
(アルファライト文庫)

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【ゲート SEASON2 1.抜錨編 (下)自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり】
柳内たくみ
(アルファライト文庫)

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【かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜20】
赤坂アカ
(ヤングジャンプコミックス)

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【リアル 15】
井上雄彦
(ヤングジャンプコミックス)

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【亜人ちゃんは語りたい 9】
ペトス
(ヤンマガKCスペシャル)

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【オカルトちゃんは語れない 4】
ペトス/橋本カヱ
(ヤンマガKCスペシャル)

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【グレイプニル 9】
武田すん
(ヤンマガKCスペシャル)

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【サバゲっぱなし 7】
坂崎ふれでぃ
(サンデーGXコミックス)

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【ディオサの首 2】
伊藤明弘
(サンデーGXコミックス)

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【任侠転生-異世界のヤクザ姫- 3】
宮下裕樹/夏原武
(サンデーGXコミックス)

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【煩悩☆西遊記 1】
クリスタルな洋介
(サンデーGXコミックス)

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【まんがタイムきららMAX 2020年12月号】

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【月刊サンデーGX 2020年12月号】

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11月18日
【友人キャラは大変ですか? 10】
伊達 康
(ガガガ文庫)

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【結婚が前提のラブコメ 3】
栗ノ原草介
(ガガガ文庫)

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【ハル遠カラジ 4】
遍 柳一
(ガガガ文庫)

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【史上最強オークさんの楽しい種付けハーレムづくり 4】
月夜 涙
(ガガガ文庫)

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【100人の英雄を育てた最強予言者は、冒険者になっても世界中の弟子から慕われてます 3】
あまうい白一
(ガガガブックス)

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【北海道の現役ハンターが異世界に放り込まれてみた 3】
ジュピタースタジオ
(ガガガブックス)

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【ロメリア戦記 〜魔王を倒した後も人類やばそうだから軍隊組織した〜 2】
有山リョウ
(ガガガブックス)

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【君は008 11】
松江名俊
(少年サンデーコミックス)

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【名探偵コナン 警察学校編(上)】
青山剛昌/新井隆広
(少年サンデーコミックス)

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【天野めぐみはスキだらけ! 22】
ねこぐち
(少年サンデーコミックス)

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【ウルトラジャンプ 2020年12月号】

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11月17日
【化物語 11】
西尾維新/大暮維人
(KCデラックス)

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【化物語 11 特装版】
西尾維新/大暮維人
(KCデラックス)

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【カッコウの許嫁 4】
吉河美希
(講談社コミックス)

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【カノジョも彼女 3】
ヒロユキ
(講談社コミックス)

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【ダイヤのA act2 24】
寺嶋裕二
(講談社コミックス)

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【炎炎ノ消防隊 26】
大久保篤
(講談社コミックス)

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【彼女、お借りします 18】
宮島礼吏
(講談社コミックス)

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【獣の六番 1】
永椎晃平
(講談社コミックス)

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【少年マガジンエッジ 2020年12月号】

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【リアリスト魔王による聖域なき異世界改革 IV】
羽田遼亮
(電撃の新文芸)

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【その色の帽子を取れ -Hackers' Ulster Cycle-】
梧桐 彰
(電撃の新文芸)

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【外面だけは完璧なコミュ障冒険者、Sランクパーティーでリーダーになる(上)】
とまとすぱげてぃ
(電撃の新文芸)

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11月16日
【ヘルモード 〜やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する〜 2】
ハム男
(アース・スターノベル)

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【追放されたお荷物テイマー、世界唯一のネクロマンサーに覚醒する 〜ありあまるその力で自由を謳歌していたらいつの間にか最強に〜 2】
すかいふぁーむ
(アース・スターノベル)

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【戦姫アリシア 婚約破棄してきた王太子に渾身の右ストレート叩き込んだ公爵令嬢のはなし】
mery
(アース・スターノベル)

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【冒険者ギルドのチート経営改革 魔神に育てられた事務青年、無自覚支援で大繁盛 1】
ハーーナ殿下
(アース・スターノベル)

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【マージナル・オペレーション改 10】
芝村 裕吏
(星海社FICTIONS)

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【2020年のゲーム・キッズ →その先の未来】
渡辺 浩弐
(星海社FICTIONS)

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【ぼんくら陰陽師の鬼嫁 1】
秋田みやび/遠野由来子
(ボニータ・コミックス)

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【異世界狙撃手は女戦士のモフモフ愛玩動物 2】
光永康則/いのまる
(YKコミックス)

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【月刊ヤングキングアワーズGH 2021年1月号】

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11月14日
【おいしいベランダ。 あの家に行くまでの9ヶ月】
竹岡 葉月
(富士見L文庫)

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【探偵はサウナで謎をととのえる】
吉岡 梅
(富士見L文庫)

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【菓匠風月 〜深夜霊時の夢菓房〜】
真鍋 卓
(富士見L文庫)

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【ジギタリスの女王に忠誠を 修道院の王位継承者】
仲村 つばき
(富士見L文庫)

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11月13日
【ダンジョンおじさん 1】
広路なゆる
(サーガフォレスト)

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【宮廷魔法師クビになったんで、田舎に帰って魔法科の先生になります 3】
世界るい
(サーガフォレスト)

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11月12日
【天才王子の赤字国家再生術 8 ~そうだ、売国しよう~】
鳥羽徹
(GA文庫)

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【やたらと察しのいい俺は、毒舌クーデレ美少女の小さなデレも見逃さずにぐいぐいいく 2】
ふか田さめたろう
(GA文庫)

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【邪神官に、ちょろい天使が堕とされる日々 2】
千羽十訊
(GA文庫)

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【週4で部屋に遊びにくる小悪魔ガールはくびったけ!】
九曜
(GA文庫)

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【パワー・アントワネット】
西山暁之亮
(GA文庫)

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【尽くしたがりなうちの嫁についてデレてもいいか?】
斧名田マニマニ
(GA文庫)

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【ゴブリンスレイヤー外伝 2 鍔鳴の太刀《ダイ・カタナ》 中】
蝸牛くも
(GAノベル)

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【転生賢者の異世界ライフ 7 〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜】
進行諸島
(GAノベル)

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【結婚するって、本当ですか 2】
若木民喜
(ビッグコミックス)

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【舞妓さんちのまかないさん 15】
小山愛子
(少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)

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【ピーター・グリルと賢者の時間 7】
檜山大輔
(アクションコミックス)

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【巴マミの平凡な日常 8】
あらたまい
(まんがタイムKRコミックス)

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【月刊少年ガンガン 2020年12月号】

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【まんがタイムきららフォワード 2020年12月号】

Amazon Kindle B☆W

【ゲッサン 2020年12月号】

Amazon

11月10日
【艦隊これくしょん -艦これ- 海色のアルトサックス 1】
柚木 ガオ
(角川コミックス・エース)

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【創約 とある魔術の禁書目録 3】
鎌池和馬
(電撃文庫)

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【キノの旅 XXIII the Beautiful World】
時雨沢恵一
(電撃文庫)

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【三角の距離は限りないゼロ 6】
岬 鷺宮
(電撃文庫)

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【日和ちゃんのお願いは絶対 2】
岬 鷺宮
(電撃文庫)

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【声優ラジオのウラオモテ #03 夕陽とやすみは突き抜けたい?】
二月 公
(電撃文庫)

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【ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい 2】
五十嵐雄策
(電撃文庫)

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【吸血鬼に天国はない 4】
周藤 蓮
(電撃文庫)

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【少女願うに、この世界は壊すべき 2】
小林湖底
(電撃文庫)

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【桃瀬さん家の百鬼目録】
日日日/ゆずはらとしゆき/SOW/森崎亮人
(電撃文庫)

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【となりの彼女と夜ふかしごはん 〜腹ペコJDとお疲れサラリーマンの半同棲生活〜】
猿渡かざみ
(電撃文庫)

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【百合に挟まれてる女って、罪ですか?】
みかみてれん
(電撃文庫)

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【妹の好きなVtuberが実は俺だなんて言えない】
芦屋六月
(電撃文庫)

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【エージェントが甘えたそうに君を見ている。】
殻半ひよこ
(電撃文庫)

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【白百合さんかく語りき。】
今田ひよこ
(電撃文庫)

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【オールラウンダーズ!! 転生したら幼女でした。家に居づらいのでおっさんと冒険に出ます】
サエトミユウ
(カドカワBOOKS)

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【悪役令嬢は今日も華麗に暗躍する 追放後も推しのために悪党として支援します!】
道草 家守
(カドカワBOOKS)

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【無敵の万能要塞で快適スローライフをおくります 3 ~フォートレス・ライフ~】
鈴木 竜一
(カドカワBOOKS)

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【実質大賢者 ゲーム知識とDIYスキルで辺境スローライフを送っていたら、いつの間にか伝説の大賢者と勘違いされていた件】
謙虚なサークル
(カドカワBOOKS)

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【君は死ねない灰かぶりの魔女 II】
ハイヌミ
(カドカワBOOKS)

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【勇者?賢者?いえ、はじまりの街の《見習い》です 3 なぜか仲間はチート級】
伏(龍)
(カドカワBOOKS)

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【最強の鑑定士って誰のこと? 11 〜満腹ごはんで異世界生活〜】
港瀬つかさ
(カドカワBOOKS)

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【デスマーチからはじまる異世界狂想曲 21】
愛七ひろ
(カドカワBOOKS)

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【本好きの下剋上ふぁんぶっく 5】
香月美夜
(TOブックス)

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【異世界に転移したら山の中だった。反動で強さよりも快適さを選びました。2】
じゃがバター
(ツギクルブックス)

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【王妃になる予定でしたが、偽聖女の汚名を着せられたので逃亡したら、皇太子に溺愛されました。そちらもどうぞお幸せに。】 糸加
(ツギクルブックス)

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【身体は児童、中身はおっさんの成り上がり冒険記3】
力水
(ツギクルブックス)

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11月9日
【ネガくんとポジちゃん 2】
森田俊平
(ドラゴンコミックスエイジ)

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【きょうも黒咲さんのターン! 2】
あゆか
(ドラゴンコミックスエイジ)

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【双穹の支配者 1 この世の半分を支配する! ハズレチートで異世界を救え!!】
赤衣丸歩郎
(KCデラックス)

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【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます 1】
石澤庸介/謙虚なサークル
(KCデラックス)

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【目黒さんは初めてじゃない 5】
9℃
(KCデラックス)

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【オレと邪神と魔法使いの女の子 3】
小原ヨシツグ
(シリウスKC)

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【よくわからないけれど異世界に転生していたようです 3】
内々けやき/あし
(シリウスKC)

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【嫁いできた嫁が愛想笑いばかりしてる 1】
マツモトケンゴ
(シリウスKC)

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【今まで一度も女扱いされたことがない女騎士を女扱いする漫画 6】
マツモトケンゴ
(シリウスKC)

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【人外姫様、始めました 〜Free Life Fantasy Online〜 2】
園原アオ/割田コマ
(シリウスKC)

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【UQ HOLDER! 24】
赤松健
(講談社コミックス)

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【イジらないで、長瀞さん 9 特装版】
ナナシ
(講談社コミックス)

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【イジらないで、長瀞さん 9】
ナナシ
(講談社コミックス)

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【ヒロインは絶望しました。5】
千田大輔
(講談社コミックス)

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【別冊少年マガジン 2020年12月号】

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【まんがタイムきらら 2020年11月号】

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【月刊コミックフラッパー 2020年12月号】

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【ドラゴンエイジ 2020年12月号】

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11月7日
【うちの奴隷が明るすぎる 2】
ぶしやま
(ガンガンコミックスUP!)

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【そうだ、売国しよう〜天才王子の赤字国家再生術〜2】
鳥羽徹/えむだ
(ガンガンコミックスUP!)

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【友達の妹が俺にだけウザい 2】
三河ごーすと/トマリ
(ガンガンコミックスUP!)

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【good!アフタヌーン 2020年12号】

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11月6日
【デスティニーラバーズ 2】
智弘カイ/カズタカ
(KCデラックス)

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【サタノファニ 15】
山田恵庸
(ヤンマガKCスペシャル)

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【なんでここに先生が!? 11】
蘇募ロウ
(ヤンマガKCスペシャル)

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【パラレルパラダイス 12】
岡本倫
(ヤンマガKCスペシャル)

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【女神のスプリンター 5】
原田重光/かろちー
(ヤンマガKCスペシャル)

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【うららのパンツは店長を困らせる 1】
saku
(まんがタイムコミックス)

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【大家さんは思春期! 13】
水瀬るるう
(まんがタイムコミックス)

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【ヤングマガジン サード 2020年 Vol.12】

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【大正野球娘。3.帝都たこ焼き娘。】
神楽坂 淳
(小学館文庫)

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11月5日
【ダイブ・イントゥ・ゲームズ 2 電子の海で出会った仲間たち】
佐嘉 二一
(レジェンドノベルス)

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【斥候が主人公でいいんですか? 失敗しらずの迷宮攻略】
神門 忌月
(レジェンドノベルス)

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【もぐら少女のダンジョン攻略記】
黒喪 ぐら
(レジェンドノベルス)

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【不死鳥への転生 3 ドラゴン倒せるって普通の鳥じゃないよね?】
shiryu
(ドラゴンノベルス)

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【ダンジョンだらけの異世界に転生したけど僕の恩恵が最難関ダンジョンだった件】
まるせい
(ドラゴンノベルス)

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【黒檻の探索者 『吸収/成長』の魔剣と死の巫女の謎】
迷井豆腐
(ドラゴンノベルス)

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【絵筆の召喚術師 2 〜神絵師が描いたら何でも具現化できました〜】
真波 潜
(ドラゴンノベルス)

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【世界に復讐を誓った少年 〜ある暗黒魔術師の聖戦記〜】
やま
(BKブックス)

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【悪徳領主の息子に転生!? 〜楽しく魔法を学んでいたら、汚名を返上してました〜】
米津
(BKブックス)

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【トランスヒューマンガンマ線バースト童話集】
三方 行成
(ハヤカワ文庫JA)

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【万博聖戦】
牧野 修
(ハヤカワ文庫JA)

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【ヤングキングアワーズ 2020年12月号】

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11月4日
【瀧夜叉姫 陰陽師絵草子 一】
伊藤勢/夢枕獏
(ヒューコミックス)

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【であいもん 10】
浅野りん
(角川コミックス・エース)

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【ヒーロー探偵ニック 1】
座紀 光倫
(角川コミックス・エース)

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【君は死ねない灰かぶりの魔女 1】
楓月誠/ハイヌミ
(角川コミックス・エース)

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【地獄くらやみ花もなき 2】
路生よる/藤堂流風
(角川コミックス・エース)

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【反抗できない!いばらちゃん 1】
藤原 あおい
(角川コミックス・エース)

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【夫婦以上、恋人未満。5】
金丸祐基
(角川コミックス・エース)

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【理想のヒモ生活 10】
日月ネコ/渡辺恒彦
(角川コミックス・エース)

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【ひぐらしのなく頃に 業 1】
竜騎士07/07th Expansion/赤瀬とまと
(角川コミックス・エース)

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【Dr.STONE 18】
稲垣理一郎/Boichi
(ジャンプコミックス)

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【Z/X Code reunion 3】
浦畑達彦/藤真拓哉
(ジャンプコミックス)

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【チェンソーマン 9】
藤本タツキ
(ジャンプコミックス)

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【ド級編隊エグゼロス 11】
きただりょうま
(ジャンプコミックス)

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【ボーンコレクション 2】
雲母坂盾
(ジャンプコミックス)

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【ボクとキミの二重探偵 2】
辺天使/津田穂波
(ジャンプコミックス)

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【怪物事変 12】
藍本松
(ジャンプコミックス)

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【灼熱のニライカナイ 1】
田村隆平
(ジャンプコミックス)

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【双星の陰陽師 23】
助野嘉昭
(ジャンプコミックス)

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【憂国のモリアーティ 13】
竹内良輔/三好輝
(ジャンプコミックス)

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【ヤングエース 2020年12月号】

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【ジャンプSQ. 2020年12月号】

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【村づくりゲームのNPCが生身の人間としか思えない 03】
昼熊
(エンターブレイン)

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