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2025秋アニメ 見終えての雑感  









大まかにですが、秋アニメはこんな感じでしたね。見始めましたの雑感に書かなかった作品も幾つかあるのですが、1話とか2話で見るの脱落しちゃったので。


東島丹三郎は仮面ライダーになりたい ★★★★★ → ★★★★★
私を喰べたい、ひとでなし ★★★★ → ★★★★★
笑顔のたえない職場です。★★★☆ → ★★★★★
ウマ娘 シンデレラグレイ 第2クール ★★★★ → ★★★★
グノーシア ★★★☆ → ★★★★
アルマちゃんは家族になりたい ★★★☆ → ★★★★
野生のラスボスが現れた! ★★★★ → ★★★★
最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか ★★★☆ → ★★★★
嘆きの亡霊は引退したい 第2クール ★★★☆ → ★★★☆
永久のユウグレ ★★★★ → ★★★☆
無職の英雄 〜別にスキルなんか要らなかったんだが〜 ★★★☆ → ★★★☆
終末ツーリング ★★★☆ → ★★★☆
転生悪女の黒歴史 ★★★☆ → ★★★☆
ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん ★★★☆ → ★★★☆
機械じかけのマリー ★★★☆ → ★★★

父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。★★★☆ → 脱落
野原ひろし 昼メシの流儀 ★★★☆ → 脱落
不器用な先輩。 ★★★ → 脱落
3年Z組銀八先生 ★★★ → 脱落


今期は【東島丹三郎は仮面ライダーになりたい】【私を喰べたい、ひとでなし】【笑顔のたえない職場です。】の3トップでした。
特に【笑顔のたえない職場です。】は走り出しの第一話が微妙だったのですが、もう2話ぐらいから抜群に面白くなりだして。特に一気に化けたのは、それまで自己肯定感低くて情緒不安定な双見先生が取材の最中に突然ネタを思いついて、そこから脇目も振らないゾーンに入ってしまったシーンですかね。あそこはこの主人公が漫画家として恐ろしいまでの何かを持ってる、というのを突き刺してきてゾゾっとなって、そこからのめり込んでいった感じですね。原作のくずしろ先生、同時に多数の連載作品を出していて気にはなっていたんですけれど、これはなかなかどえらいですよ。

あと【私を喰べたい、ひとでなし】は元々連載の方を読んでいて好きな作品ではあったんですが、アニメになって声がつくとちょっと尋常じゃないことになってましたね。声の演技が本当に迫真。やばいです、感情の揺れや深さ色合いがもう声音に滲んで滲んで。特に主人公のひなこのあの儚げなトーン。同じ儚げな声でも、応対している相手によってちょっと色が違ったり、感情の乗り方が違ってたり、そして絶望の底に沈んでいるあのか細くも張り詰めたような声音。もう聞いててずっとたまんなかったです、色んな意味で。

【東島丹三郎は仮面ライダーになりたい】はもう何も言うことがないというか何も言えないというか、久々にヨクサル節を堪能したというか、過剰に載せすぎだろ、と思わないでもなかったりとか。
色々凄かったんですけれど、こっちも主人公の声が凄かったですよね。あの「らぃだぁぁぁぁぁ」の声の震え、張り、深さは耳から脳をぐりぐりとかき回されるようなえげつない感覚で、なんか汁が出そうでした。
このまま2クール目入るみたいで、続くのか、すげえな。

あと、段階的にしかし絶え間なく回を重ねるごとに上昇カーブを描き続けたのが、【グノーシア】。最初から人狼ゲームもの、として面白く見てはいたんですけれど、何度もループして情報が溜まっていけばいくほど、その面白さの質が場当たり的なものから、スケール深さダイナミックさと積み重なっていき、さらにキャラクターの掘り下げもどんどんと進んで、終盤に差し掛かるほどにめちゃくちゃ面白くなっていました。いいよね、これ進めば進むほど最初は多すぎて戸惑うばかりだったキャラみんな好きになっていくし。ってか最後の方、ギャルゲーみたいになってませんでした?
本作もまだ次のクールも続くみたいで。

そして【アルマちゃんは家族になりたい】も、最初から面白かったんですけれど、こっちも着実にステップアップ。ってかアルマの子供らしい情緒が素晴らしかったなあ。最終話はその健気さとさみしげな様子に本気で感動してしまった。特にこの作品は日々の癒やしでした。マジで疲れてるときに、これを見たい、と見てましたからね。アルマを見てるだけでヒーリングされてましたよ、うん。出来るなら延々ずっとサザエさんのようにやってほしかった。


【野生のラスボスが現れた!】は原作大ファンなんだけれど、序盤はどうしてもその他の作品とあまり代わり映えしない展開になりそうなので大丈夫なのかな、と思っていたのですが、いやこれ期待していたよりもだいぶドライブ感出てましたよね。野生のラスボスというタイトルらしい振る舞いで。
最終話手前の勇者セイが魔王討伐のために旅立って街の門を潜って外に出た瞬間、魔神王と覇王ルファスのラスボス対決に遭遇してしまう、原作でも漫画版でも屈指の名場面、アニメでもラスボス同士の戦いに相応しいアクションシーンになってて、期待に応えてくれてて嬉しかったなあ。
物語としてはその大どんでん返しの連発にしても、もう世界が悲鳴を上げて泣いてるから勘弁してあげて、という意図的にやりたい放題やりはじめるインフレバトル。そして真ヒロインたる吸血姫の登場、ラノベ界隈でも屈指の真勇者っぷりを見せてくれるセイくんの活躍、と本番はこの一期以降なんで残念だなあ、と思ってたら即座に二期が発表されて正直ウハウハでありました。

【最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか】は最初だけの出落ちじゃなくて、もう最後までひたすら姫が拳つきつめて、気に入らんやつは殴る殴る殴る、を貫き通してくれていたので、痛快極まりました。ついには王子も思いっきり殴りやがったからなあw
そして、あの血に飢えた凶暴な笑顔。笑顔のキレも終盤に行くほどやばくなっていってましたね。あそこまで楽しそうだと、見ているだけのこちらもなんだか嬉しくなってきてしまいます。
これが殴ってる姫見てる時のあの王子の上機嫌の由縁なのかと思うとアレなのですが。まあ気持ちはわかるw


一方でスタート付近では大作感あった【永久のユウグレ】ですが、なんとなく尻すぼみに。
ヨクラータ、あれで終わりなの? オボロも毎回出てたわりにその程度の役割しかなかったのか、という中途半端さだし、ヨイヤミとハクボも中盤ほとんど関わりなかったから、終盤絡みだしてもどうも関係性深く感じられなくて。トワサのことも、それで終わりなの?!という感じでしたし。
アモルもあれやこれやみんないきなりで、なんか全体うまいことまとまりきれず撚りあわせきれず、着地はしたけれど期待していた手応えじゃなかったなあ、という感じ。面白くはあったんですけどね。
野原ひろしは、なんか見てて恥ずかしさに耐えられなくなってしまいました。共感性羞恥ってやつになるんですか? ちょっとなんかもう見てられなかったw


今期は普段と比べると全体的に小粒かな、とも思ったのですけれど、終わってみるとのめり込む作品幾つもあったんで、いつも通り大変良きでありました。

今年も新作はじまりだしているけれど、さあどうでしょうね。




2025秋アニメ はじまっての雑感 その5    



前回の記事ですよ。


多分、これが最後。これで紹介してない作品は、見てないか早々に切っちゃったやつですね。
ただ、現状見ていなくても、後追いで見始めるものもあるかもしれませんが、取り敢えず今はこんだけ。
いつものクールに比べると、小粒かなあという印象。ドカンとぶったまげるような作品はやっぱり少ない気がします。【東島丹三郎は仮面ライダーになりたい】はぶったまげましたがw
ただ、序盤超えたくらいからぐいぐい面白くなってきている作品もけっこうあるかなあ、とも思います。【グノーシア】とか。あと、【笑顔のたえない職場です】はここで記事書いた時点より抜群に今面白く感じてきてますねえ。【アルマちゃんは家族になりたい】も安定して面白さが上積みされてきている感じ。
ひろしは、見れば見るほど恥ずかしくて居た堪れなくなってきてるんですけどw


無職の英雄 〜別にスキルなんか要らなかったんだが〜 ★★★☆

それは、女神から授けられる職業とスキルが人生を大きく左右する世界――。 《剣姫》と《魔導王》の息子として生まれた主人公・アレルはどんな職業を授かるかと期待されるなか、「無職」の烙印を押されてしまう。 周囲の人々からの失望と同情。しかし、アレルは努力を重ねることで、次々と新たな力を手に入れていく。 そして、その力はやがて天賦の才であるスキルをも上回るのだった。 これはスキルを持たない「無職」がたゆまぬ努力の結果『英雄』と呼ばれ、さらなる力を求めてゆく物語――。

ストーリー展開もテンプレで、作画も予算がアレなのか低調。主人公は情緒に乏しくノンデリ、と大量生産される類似作品の中に埋没していきそうな作品なんだけれど、やたらとキレキレのギャグで暴れまわる一部のキャラクターと、主人公含めた登場キャラのすっとぼけたやり取りが妙に楽しくて、ついつい見てしまう、キャラの魅せ方の一点突破で面白さを掴み取ってる偶にあるアニメ作品ですなあ。
無職という偏見で見られる境遇にも関わらず、家族が惜しみない愛情を注いでくれる、というのも見ていて心地よい要因でしょう。一部、惜しみなさすぎてやばいことになってる妹さんなどもいますけど、継続的にその手の頭のネジ飛んでるキャラが出てくるのが面白いんですよねえ。








野生のラスボスが現れた! ★★★★

ミズガルズ暦2800年、“黒翼の覇王”と人々から恐れられた「ルファス・マファール」は、「七英雄」と呼ばれる勇者たちとの最終決戦による激闘の末、その覇道に終演を迎える。覇王の封印によって安寧の時代が訪れるかに思われたが・・・、力の均衡が崩れた事で、世界は魔神族の脅威にさらされるのであった。 それから200年後──、魔神族に対抗すべく人類は新たな勇者の召喚を試みる。しかしそこに現れたのは、長き封印から目覚めた覇王ルファスの姿だった!

原作は既読。控えめに言っても原作小説、傑作でした。
ただ序盤は一見、ゲームのキャラクターに憑依しちゃいました系のよくあるお話に見えるんで、どうしても掴みが弱いと言えば弱い。おそらくアニメでやる範疇はテンプレ展開にしか見えませんですしね。
敵を騙すにはまず味方から、というのをここまで深度ふかく徹底してやってのけたお話はそうそう見たことありません。かなりぶったまげましたからねえ。そして、あの副官ディーナは今まで見てきた腹心キャラの中でも歴代屈指の優秀さです。あそこまで主君のオーダーを完璧以上に遂行してのけた腹心キャラは滅多いないですよ。
本作はまた、どうしてもインフレしてしまうならいっそ青天井の際限なしのハイパーインフレでいく所まで行ってしまおう、とはっちゃけた作品でもあり、それが「野生のラスボス」なんてタイトルにも通じてるんですけれど、一方でパワーのインフレには一切関わらないまま、能力的には全く強くないのにその勇気、その心根、その誠心で世界の命運の鍵を握り続けるキャラもいて、意外と置いてけぼりになってしまうキャラもいなくて、バランスも絶妙に取れてたんですよねえ。
本作の勇者・瀬衣くんは地球から召喚された勇者というキャラの中では、自分の中では一番好感持ってるキャラかもしれません。彼こそが勇者と呼ばれるに相応しい、まさに勇気ある者でしたよ。

後半に行くにつれてはちゃめちゃに面白くなっていくタイプの作品でした。まあギア入ってくるあたりまでアニメやらなさそうなのが残念なのですけれど。
漫画の方もこれが素晴らしいコミカライズで、作品の魅力を十全引き出している傑作です。一読の価値ありですよ。
あと、アリオスきゅんはもう一人の主人公と言っても良い作中一番かわいい男の娘ですw






私を喰べたい、ひとでなし ★★★★

「私は君を喰べに来ました。」 突如現れた人魚の少女・汐莉は海辺の街に独り暮らす比名子の手を取り、優しく語りかける。 比名子の持つ血肉は、特別に美味しいという。 それは数多の妖怪を惹きつけるほどに…。 汐莉は、成熟し、最高の状態を迎えるまで比名子を守り“いずれ自分が喰べる”と約束する。 比名子の胸には「このひとなら私の願いを叶えられるかもしれない」という 切なる想いが浮かび―。

これは素晴らしいアニメ化です。
原作の漫画は雑誌の方で購読中。いやあ、原作の方も面白いんですよ、当然。幼い頃に家族を事故で失い、自分だけが生き残ってしまった少女比名子は、生きることに執着なく、家族の生きてという最後の願いに呪いのように縛られ自死出来ないまま、それでも死に惹かれ、死を望み、深い海の底に沈むような毎日を送っている。そんな彼女の前に現れた、人食いの怪異・汐莉。自分を食べると宣言する汐莉を恐れるどころか、むしろ焦がれるように惹かれていく比名子。
もうこの倒錯した雰囲気が、まさに溺れそうな空気感でたまらんですよ。とかく、比名子の声の人の演技が素晴らしい。生きることへの一切の執着がない普通に生きている人達とのズレ、現世からどこか浮き上がった淡い儚さが、もう声から伝わってくるんですよね。こんなに生から剥落した声、聞いたことないよ。
一方で、その声のまま、現世の最後の繋がりとも言える幼馴染の親友である美胡ちゃんと話す時は、その儚さを維持したまま確かにそこに生気が宿ってるんですよね。この声質の変化は、凄いですよ。もう聞いてるだけでゾクゾクしてくる。心が沈んでいくのと地から足が浮き上がっていくの、同時に感じるような演技。
そんな比名子を現世に繋ぎ止める美胡ちゃんの、あの明るさ、元気の良さがまた抜群なんですよ。原作読んでてイメージしていた美胡ちゃんの声を、正直圧倒的に上回られた。だからこそ、美胡ちゃんの真実に余計に魂に杭打たれるのですが。もう切なすぎるんだよぉ。
そして、夢現の境界がなくなっていきそうな比名子を、美胡ちゃんと別の意味で現実に引きずり出すような、汐莉の明晰な声。妖怪にも関わらず、はっきりとした存在感で比名子の目を覚まさせていくような振る舞い。殺すと言ってくれるからこそ、食べてあげると言ってくれるからこそ、どこにも行けなくなっていた比名子のたゆたうまま波間に沈んでいきそうな意識を、はっきりと現実に引き上げるような明瞭さが、汐莉さんにはあるんですよね。
いやあ、原作の良い所を徹底してブーストしてるような素晴らしいアニメ化だと思いますよ。これは話題になりますわ。



2025秋アニメ はじまっての雑感 その4  



前回の記事だよ。

そろそろ3分の1くらいは進行しちゃってきていますが、まだもう少し続くんじゃ。
にしても、今季自分が視聴している作品、ほとんどが漫画原作で、ライトノベル原作はわりと少なめだなあ。



永久のユウグレ ★★★★

約束は200年越し。けれど相手は、君じゃない君だった。 P.A.WORKSのオリジナル本格ラブストーリー!! 悠久の眠りから目覚めた世界で求婚してきたのは、最愛の彼女にそっくりのアンドロイドだった……。 コールドスリープから目覚めた男子高校生・姫神アキラの目の前には、信じられない光景が広がっていた。戦争によって荒廃した街。国は廃れ、OWELと呼ばれる統一機構によって管理される人々。結婚とはまた違う新しい“エルシー”と呼ばれる制度。かつて自身が生きていた世界からあまりにも様変わりする人々。そんな未来に置き去りにされ愕然とするアキラの前に、彼女は現れた。 「トワサ!?」思わず口に出してしまったその存在は、最愛の彼女に酷似したアンドロイド・ユウグレだった。 彼女は、微笑みながら願うように自身の想いを口にする。 「アキラ……。私と結婚して下さい」 アンドロイドからの突然の求婚に困惑しながらも、アキラはユウグレと共に旅へ出ることを決意する。世界のどこかにいるはずのトワサと再会できると信じて……。 これは新時代を生きる×××と×××が愛を見つける物語。
最初の0話ってなんで1話じゃなかったんだろう。前日譚にあたるんだが、この話を見ないと全然本編に入っていけないし見ないと始まらない話だったのに。
ともあれ面白い。
200年後の日本で目覚めたアキラの眼の前には、一度滅びて再編された日本じゃない日本が広がっていた。って住んでる人の大半が明らかに日本人じゃないっぽいんですよね。名前からして日本語じゃないし。
あの新しいパートナー制度、制度というより価値観? 結婚は制度だけれど、同時に今の人間たちにとってはただの法制度だけじゃない男と女の繋がりの形、みたいな所があるじゃないですか。むしろ、その「カタチ」を現在の価値観に合わせて制度化したのが結婚と言えるかもしれない。
ならば、価値観が変わっていけば結婚のカタチもまた変わっていくもの。200年という時と、AI戦争なる一度人間が構築していた社会が崩壊したこともあって、男女が結ばれる価値観は変わっていったのだろう。それこそ、男女の区別もなくなり、一対一という観念も薄れ。
現状のLGBTQが単に今と違う枠を作る方に向かっているように見えることを思えば、そこからの発展としてエルシー制度って区分の壁がなくなってて、わりと真っ当な発展の仕方をしているようにも見えるなあ。
今のところ、未来世界で出会った人達の色んな愛のカタチを見ていくことで、アンドロイドであるユウグレとの恋模様。そしてアモルという少女を含めた三人でのエルシーというカタチに向き合っていく話のようにも見えるし。
旧世界で紡いだ義姉ともいうべき婚約者トワサとの愛と再会に拘るアキラの一途な想いの前に、トワサが遺したと思われるトワサそっくりのアンドロイドシリーズが色んな意味で立ちふさがり、トワサの謎を追う障害、或いは導きとなっていく、という話にもなっていて、面白い。
出会った最初からアキラのことを好きだったユウグレだけれど、無邪気な刷り込みによる愛だったものがアキラ当人と一緒に過ごすうちにユウグレが自分で得た彼女だけの感情になっていく様子が、これまでアキラにどんどん野放図にアプローチしていたのが、意識してしまってどう接したらいいかわからなくなっている様子で色濃く伝わってくるんですよねえ。
このアンドロイドたち、乙女回路実装してますなあ……ガチで。





嘆きの亡霊は引退したい 第2クール ★★★☆

トレジャーハンターになろうぜ 目指すはただひとつ、世界最強の英雄だ かつてそんな誓いを交わした六人の中でひとりだけ 圧倒的に才能がなかった少年がいた。 ある日挫折を口にした彼に、幼馴染は言った。
「クライ、お前、特に役割ないんだからリーダーやれよ」
才能があり過ぎる怪物達(=幼馴染達)で結成されたパーティ 《嘆きの亡霊(ストレンジ・グリーフ)》は 数年にしてその名を帝都中に轟かせ、 そのてっぺんに据えられた彼は あれよあれよという間に最強パーティのリーダーとして祭り上げられた。 跳ね上がる周囲からの期待により 彼の言動はいつだって勘違いされ、事態は予想もしない展開に…。 これは、最強パーティのリーダーにして 最強のクランマスターとして名を馳せるクライ・アンドリヒの 栄光と苦悩に満ちた英雄譚である!
この第2クールって主人公、アーノルドさんなんですね、わかります。
ティノちゃんがいつにも増して虐されていて、実にほのぼのとします。ティノ虐を見ているだけで心が癒やされていくのは、色々とまずい気がしますが、まあ仕方ない。ティノの悲鳴と泣き顔にはアロマ効果があるのだきっと。
しかしこうして見ると、アーノルドさんガチで強かったんですね。おみそれしました。まあどれだけ強くても、クライに巻き込まれるようでは駄目なんだろうけど。あれをうまいこと躱せるようになるか、むしろ波に乗ってヒャッハー出来るようになったら超一流の扉が開くんでしょうねえ、なるほど。






野原ひろし 昼メシの流儀 ★★★☆

大人気キャラクター漫画「クレヨンしんちゃん」の公式スピンオフとして、しんちゃんの父・野原ひろし(35)の昼メシにまつわる出来事を塚原洋一が描いたメシ漫画がアニメ化!「クレヨンしんちゃん」シリーズでは描かれていない、サラリーマンとして家族のために働くひろしの束の間の息抜き=昼メシを、限られたお小遣いと時間の中でこだわりにこだわり抜く姿<昼メシの流儀>を描き、累計発行部数(紙/電子)は80万部超え、さらに「まんがクレヨンしんちゃん.com」での累計PV数は、440万PV数を超え注目を集めている話題作。「クレヨンしんちゃん」原作ファンには嬉しいギャグとシュールな笑いも盛り込まれ、「熱い」、「辛い」、「甘い」など料理ごとに見せる様々なひろしの「顔芸」も魅力の一つ!そして、制作はアニメ「秘密結社 鷹の爪」などで知られるディー・エル・イーが担い、フラッシュアニメーションで制作。普段はあまり見ることのできない働く男・野原ひろしの昼ドキの顔!はたして、どんな「昼メシ」が登場するのか!そして、ひろしが大事にする「流儀」とは一体!?

……悔しいんだがなんか面白いな!
クレヨンしんちゃん、見たのは本当に放映始まった最初の頃だなあ。何年前だろう。
はじまった当初は、一般中流家庭だった野原家が今やわりと裕福な家庭になってしまうくらいの時代の変遷があったわけですけれど、確かにこうして見てると営業外回りとはいえ昼飯であれだけ外食、お金使っているのは羨ましい限り。
自分は昨日の晩御飯の残りか冷食を自分で詰めたお弁当か、カップ麺ですな。
しかし、一切野原家の家の描写はないんですね。しんちゃんもみさえさんも今のところ回想にも登場しない不思議。
それはさておき、このひろしののほほんとしたテンションと、変なこだわり、そしてとぼけたテンポのコメディが無性に楽しくて、ほんとに悔しいんだがなんか面白いんだよ。面白いの、なんか悔しくない? でも面白い。おのれ。あと、別にご飯は特別美味しそうに見えるというわけでもない。……突然実写になったりする瞬間はグッとくるものがあるけれどw
いや、それはずるくない? 実写は確かに美味そうだよ!





不器用な先輩。 ★★★

会社内の評価は「せっかく綺麗なのに、厳しい怖い。キツイ。」のOLの鉄輪。 人付き合いが苦手な鉄輪は、今年入社した新入社員亀川の教育係に任命される。 亀川の為に、教育係として一生懸命振舞う鉄輪だったが... 素直になれないけど、伝えたい気持ちがある...! 「不器用な年上上司×新入社員」のドギマギ working&love?コメディ!スタート!

いやあ、これ不器用を通り越してダメな先輩、になっちゃってない? 全然後輩に教えられてないし、見本になれてないし、やたら失敗ややらかしをしてしまっているし。
新入社員の亀川くんが、仏様みたいに温厚で、お釈迦様みたいに心が広くて、賢者様のように聡いからなんとか回っているようなもので、普通に入社したばかりで緊張している新入社員に、鉄輪さんみたいな先輩はきついよー。あの圧の強すぎる物言いと言葉遣いは、泣いちゃうかもしれない。
言い方、ほんと言い方接し方は大事。あんな物言いだとマジで大半の子は萎縮しちゃう。自分はする。
むしろ、亀川くんがこの鉄輪さんの不器用を通り越してダメだろうって部分を、その包容力で解きほぐしていくお話なんだろうか。とりあえず、序盤は色々と見ていて居た堪れなさすぎるw







2025秋アニメ はじまっての雑感 その3  



前回の記事です。


父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。 ★★★☆

精霊界で暮らす8歳の少女・エレンは、元々現代日本で科学者をしていた転生者。物質を化合させたり、構造配列を好きに変えられるというチートスキルを持つ。 そして、父・ロヴェルは国を救った伝説の英雄、母・オリジンは元始の母にして精霊の女王! 一家は、精霊界で穏やかな日々を過ごしていたが、ロヴェルとエレンが修行のために人間界を訪れた事をきっかけに、王家の陰謀に巻き込まれてゆく―― 精霊の力を手中に収めようとするラヴィスエル王子の策略に、エレンは前世の知識と圧倒的チートで対抗する!
「腹黒さんの宣戦布告ですね。受けて立ちましょう!」
最強才女の痛快舌戦ファンタジー!
これ、まあロヴェルパパが実家を中途半端に放置していたが故に王家との問題がこじれちゃってたんですね。実家を見捨てて人間界と縁切って精霊界に籠もっていたら起こらない問題なわけだけれど、実家の母や弟とは仲良かっただけに見捨てられないというのはよくわかる。
精霊に血筋から拒否られている王家と、そりゃあ相性悪い上になんで拒否られてるか忘れられてしまって、逆ギレしながら精霊を手に入れようとしている王家って、そりゃあ余計に拗れるわなあ。
もうヴァンクライフト家と王家の関係、最悪も良い所なのでここまで関係が最悪化した大貴族と王家って、反乱か国内鎖国からの独立か他国に移籍するかクーデターか、王家側からすると取り込めない以上は粛清!ってなりそうなもんなんだけど、そういう流れにはならないんだろうか。
エレンの能力で、ヴァンクライフト家の領地の生産力爆上がりしかねないですし。独力で国と拮抗できるんじゃないだろうか。







ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん ★★★☆

転校生の石川月菜は吸血鬼。ミステリアスな雰囲気と圧倒的な存在感を放つ彼女はクラスの人気者。 モブ的存在の大鳥は、月菜と関わることはないと思っていたのだが、ある日、彼女の秘密を知ってしまい……。勉強も運動もできるカッコいい吸血鬼の月菜は、実は血を吸うのがめっちゃ下手!? あなたもきっと、“ママ”になる――新感覚甘やかし餌付けコメディ!
原作は漫画。雑誌ドラゴンエイジで連載中、じゃなくてこの間完結しましたね!
雑誌で連載の方読んでいたけれど、ほぼほのぼの系で派手な急展開とかはなく、日常内の穏やかなイベントが繰り広げられていく学園生活って感じでした。
月菜ちゃん、あのわりとクールで格好良さげな振る舞いは本当に最初の方だけで、以降はほとんど二頭身だった気がするぞ。頭身がもとに戻っているときがほとんどなかった気がするぞ。
なので、ラブコメものというよりもルナちゃんというチューチューするのが下手な幼児をママな大鳥くんがひたすら甘やかしながら育児する、という話になっていた気がする。ちっちゃい子の成長を慈しみながら見守る作品だったような気がする。もうちょっとラブ色濃くても良かった気がするけれど、ルナちゃん女の子というより幼児だったからなあw
アニメ冒頭でクールでミステリアスな美少女の月菜を見たときは、懐かしい以前に新鮮さすらありました。
そして、大鳥くんの凄まじいまでのモブ顔。今まで、モブを自称する主人公は数知れず、でしたけれどここまで壮絶なまでにモブ顔の主人公がいただろうか。作画楽ですね、というくらいの特徴がない以前に鼻も口も存在せずハイライトさえないモブ顔ですからね。
その分、ただ鼻と口が現れてハイライトが入って笑うだけで、胸がズキュンとなるくらい可愛らしい姿になるのですがw いや待て、大鳥くんはママであってもヒロインではないぞw








転生悪女の黒歴史 ★★★☆
自分の名をつけた主人公『コノハ・マグノリア』が可憐に活躍する、 恋と魔法の冒険ファンタジー。 自らが中学生の時に執筆した物語の世界に転生した佐藤コノハは、 なりたかった主人公『コノハ』ではなく、その妹で稀代の悪女『イアナ・マグノリア』に転生してしまう。 思い出したくもない【黒歴史(自分の描いた物語)】のよりによって 悪役に転生してしまったイアナの運命は!? 自分の考えたキャラクターたちを見守りながら、平和な生活を手にすることができるのか!? 新感覚!死亡フラグ回避ラブコメ誕生!!
あいたたたたたあ。これはあかん、人に見られたら心が死んでしまうガチの黒歴史だw
いやあ……なんか確かに世界観そのものが痛々しいですよ。よくある転生モノ、それもゲーム原作だったり漫画や小説が原作だったりする世界に転生してしまうものは多々ありましたけれど、あれらはちゃんとした商業作品として世に売り出されていたのがよくわかる、それなりに完成された世界観でありキャラクターであったんですよ。
でも、本作の世界って一人の妄想力激しい中2の少女が、人に見せるためじゃなくて自分の妄想を形にしただけの、作品としてのクオリティを追求するのではなく自分の中の欲望を突き詰めて、正直に吐き出しまくったばかりの自家発電型夢小説なんで、キャラの人格も世界観の構成もなんかいびつなんですよ。
しかし、その世界に転生してしまえば、なんか全体的にバランスがおかしくてもそこで生きていくしかなく、少女の妄想に寄って生み出されたとはいえそこに生きている人達は妄想の産物らしくどっかおかしいんだけれど、でも生きている。
そのゆがみに足を挟まれて、なんか知らんけど殺されてしまいそうな流れに何とか逆らいつつ、ノリと勢いで現状をなんとかしようと、陸に打ち上げられた鮭のようにピチピチと跳ね回りながら、ジタバタするイアナちゃんの滑稽なドタバタっぷりを楽しむコメディですね、わかります。
妙に雑な世界観と、キャラの性格もこの場合うまいことコメディとしてハマってる。演出もノリと勢いを重視して軽妙なテンポをうまいことハメてるし。全体的にキャラがまだ弱いんですがこれはこれで、なかなか出来る範囲でアニメ化上手いことやってるよなあ、という作品ですね。







東島丹三郎は仮面ライダーになりたい ★★★★★

「仮面ライダーになりたかったから」 40歳になっても本気で「仮面ライダー」になろうとしていた東島丹三郎(とうじまたんざぶろう)。だが、その夢を諦めかけた時、世間を騒がす「偽ショッカー」強盗事件に巻き込まれ…。『エアマスター』『ハチワンダイバー』の柴田ヨクサルが魂で描く、「仮面ライダー」を愛しすぎるオトナたちによる“本気の仮面ライダーごっこ”ここに開幕!
凄えものを見た、とヤベえものを見てしまった、は両立します。
ええええええええええええ!?
すげえ、ヨクサル節を久々に見た。アニメで全力全開のヨクサル節を目の当たりにすると、なんかもう圧倒されてしまう。わけのわからない熱量に頭真っ白にされてしまう。こればっかりはヨクサル作品でないと味わえない快楽である。
このわからないんだけれど、なんかわかる、わかってしまうのがやばいと焦るだけれど、でもわかってしまうんだけれど、いやでもやっぱりさっぱり意味不明なんだけど!? というヨクサル作品の愛、様々な物事にそのキャラクターが人生を擲ってでも没入している愛の深さ、激しさ、暴走、意味不明さがほんとに癖になります。
にしても、その対象が仮面ライダーなのはまだギリギリわかるとしても、この、こんなアプローチの仕方ある?!
原作の漫画は未読。この作品の存在自体は把握していたけれど、ここまでの中身は想像してなかった。というか通常の人類では不可能だろこれ。
ただの社会の悪に対して正義を執行する仮面ライダーごっこなら、理解の範疇に収まったのかもしれないけれど。本気のごっこ遊び、ごっこじゃない人生を捧げた狂気の生き様の物語として飲み込めたんだろうけれど。
本物のショッカーが出てきたところで、完全に流れ変わりましたよね。ってか、本物!? 本物出てくるの!? 本物!!!???

………本物ぉ!?

お、おおおおおおおお……おおおお!?

おおおぉぉぉ。

とりあえず4話まで見たところだけれど、情報量が、情報量がわけわからんくらい多い。多すぎる。多すぎない? 特に4話って一話の中に情報量多すぎない!? あのババアなんだよ!? いや、まじでなに!? なに?って混乱している間に退場しちゃったんだけど、なんだったの!?
そして、声優さんたちの声ですよ、声の力ですよ。声が仮面ライダーすぎる。すぎません? すぎるくらいすぎません!? 腹まで響くビリビリとした重いバリトンで、ライダァァァって吠えられたら脳が痺れるんですけど!?
いやあ、なんかもう死ぬほど面白いんですが。反則だろこれ。ちょっとV3の空中殺法、エアマスター入ってるし。懐かしいなあ、エアマスター。







2025秋アニメ はじまっての雑感 その2  



前回の記事です。

一応、あいうえお順で書いてってるんですよね。


グノーシア ★★★☆

物語の舞台は漂流する宇宙船。 “人間に化けて人間を襲う未知の敵”─── 「グノーシア」が船内に紛れこんだことを受けて、乗員たちは疑心暗鬼の中、毎日1人ずつ疑わしい者を投票で選び、コールドスリープさせることを決める。 グノーシアを全てコールドスリープさせることができれば人間の勝利。 逆にグノーシアを当てられなければ、乗員たちは襲われてしまう。 正しい選択が求められる中、なんと主人公・ユーリは、どのような選択をしても、最初の1日目にループする事態に。 はたして乗員たちは正しい選択をすることができるのか? タイムリープに隠された秘密とは? そして明らかになる、乗員たちの隠された素顔とは──? わずかな時間を繰りかえす、一瞬にして永遠のような物語が、いま、幕を開ける。 ──それでは、良い旅を。
元はゲームなの? 原作未プレイどころか全然まったく存在も知らなかったので、内容はまったくの未知。
主人公は記憶喪失で目を覚まし、何がなんだかわからないまま宇宙船の中に取り残された乗員の中にいるというグノーシアという謎の敵を見つけ出すために、投票によって毎日一人ずつコールドスリープによって眠らせていく。
という、これ思いっきり人狼ゲームなんですね? 人狼っぽい展開の話は見たことあるけれど、ここまで直球に人狼ゲームをやろうという話をアニメで見るのは初めてかもしれない。
と、思ってみてたらかなり人数少ないし、コールドスリープさせた人間がグノーシアじゃなかったら、次の投票までにグノーシアによって人間が一人消されてしまうので、実質投票2回で終わっちゃうという人狼ゲームにしても急速すぎる展開。しかも、人となりを確かめる時間もなく、目がさめてわけわからんうちに投票がはじまってしまうので、こんなんグノーシアが誰かとか調べようも探しようもないじゃない。
と、思っているうちに第一話で話が終わってしまった……と、思ったらこれループものなの!? 
いや待って? 記憶持ち越しでループしてしまったら、誰がグノーシアかモロバレじゃん!?
と、思ったら、毎回誰がグノーシスか入れ替わるの!? え? どういうこと? グノーシアってなんなの!?
当然、前回グノーシアだった相手が人狼だと思い込んでいた主人公のユーリはその事実を前提に二周目を動くのだけれど、早々に同一人物がグノーシアであるとは限らない、という可能性を示されて大混乱に陥るわけです。
ちょっと待ってこれ、そんなんグノーシア当てようがないじゃん!? 
とか思ってたら、三周目でさらにアッと言わせられる展開に。いやこれ、何をどうしたらクリアになるの? なんか、グノーシアを当てればいいってだけで済まないように思えるのだが。
まだキャラクターの魅力に踏み込む段階ではなく、個々のメンツに惹かれる要素はないってかそこまで描かれてないのだけれど、展開は間違いなく引き込まれている。オチの付け方次第で評価が全然変わりそう。







最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか ★★★☆

舞踏会での婚約破棄。 それはよくある“悪役令嬢”への断罪シーンとなるはずでした ―― 舞踏会の最中、婚約をしていた第二王子・カイルから、 いきなり理不尽な婚約破棄を告げられた公爵令嬢・スカーレット。 さらには“新しい婚約者”がいると告げられ、ありもしない罪まで着せられてしまう。 幼少期から続いていたカイルの数々の嫌がらせにも “婚約者”ということで耐え続けてきたが、ついに我慢の限界を迎えてしまい… 「私の最後のお願いです。 このクソアマをブッ飛ばしてもよろしいですか?」 見目麗しき公爵令嬢スカーレットが“拳”を握り、舞い踊る!! シリーズ累計187万部突破の人気作がTVアニメ化! 武闘派令嬢のスカッと痛快ファンタジー、ここに開幕!

テンプレート、すなわちよくある展開というのはある程度広まりきって飽和すると、そこから様々な派生形が生まれていく。その中で悪役令嬢の断罪シーンで悪役令嬢が逆襲に転じる展開はまま見たことはあったけれど、ステゴロの拳で婚約者だけでなくヒロイン、さらに集まっていた周りの貴族たちまで纏めてボコボコに殴り飛ばすのはさすがに初めて見ましたな!!
いやこれ出落ちだろう、というフルボッコですけれど、このスカーレット嬢そもそも殴りたい願望が強すぎるんで、その時だけブチ切れて我慢できなくなって、というんじゃなく、わりと見境なく殴りますよねこのひと。いや見境がないわけじゃなく、殴っていいだろうこいつと判断した時だけ殴っているようなので、めっちゃ殴りたいと思って公言すらしている第一王子の事を実際に殴らずに弄られるままにされているのは、理性の人と言っていい……わけがなかろうw
とりあえず、OPに出てくる悪そうな人達が軒並み次の犠牲者扱いされているのには苦笑を禁じえません。まあ殴られるんだろうなあ、とは思うけれど。ある意味殴るってぶった切るよりも痛快ですもんね。拳から伝わる衝撃が、ああぶちのめしてやったぜ、という快感を実感として伝えてくれるこのエクスタシー。暴力、暴力こそがすべてを解決してくれる、という感じじゃないですかこのヒロインの人w
ヒロインと言えば、最初に顔面ぶん殴られて酷いことになっていた寝取り女が、第二王子そっちのけで結構重要なポジション、通年型敵役みたいっぽいのにはちょっと驚かされた。顔面殴られて顔面破壊されたにも関わらず、懲りてないのかこの女。回復魔法でもあるのか、再登場したときは傷一つ無い顔に戻っていましたけれど、また殴られるのかなあ、この子w








3年Z組銀八先生 ★★★

だらしなく着た白衣、銀髪の天然パーマに死んだ魚のような目がトレードマークの高校教師・坂田銀八。彼が担任する「銀魂高校 3年Z組」は、ドルオタ、ゲロイン、ストーカー、マヨラー、ドS、ヤンキー(以下略)なぜかクセが強めな生徒ばかりが集められ、毎日がトラブル三昧! 滅茶苦茶なことばかりの日々に銀八は頭を抱えて――なんてことはなく、とぼけた顔で問題を解決したりしなかったり。 そして個性豊かな生徒たちは、さまざまな経験を通してやがて一つになって――なんてことはやっぱりなく、みんな好き勝手に暴れ回る! おいィィィ!3Z、自由すぎるんですけどォォォォ!? いつもやる気がなさそうで何を考えているのかわからないけれど、肝心な時にはビシッと決める。 そんな型破りな教師と、3Zの生徒たちによる笑いあり、涙あり、なんでもありなスクールライフ・コメディ! 陽キャも陰キャも関係ない、銀魂流の青春がここにある!!
見たけど、本編と比べてあんまりギャグのノリが好みじゃないなあ。
メタネタ自体は嫌いじゃないんだけれど。ストーリーの中にギャグが散りばめられている、という塩梅でないのも理由かもしれない。
あと、銀八先生のテンションが低すぎてるのも、あれ銀さんと結構キャラ違いますよね。元の原作が漫画ではなく、小説というのも大きいのかも。
いずれにしても、ギャグ系作品は趣味があわないと全然ですからね、仕方ない。






終末ツーリング ★★★☆
誰もいない終末世界を旅する少女、ヨーコとアイリ。 名所の風景ふたりじめで写真を撮ったり、自然いっぱいな街中でキャンプをしたり。 オフロードバイク・セローにタンデムで走る2人の旅は、渋滞もなければ信号にも止められない、いまだかつてない自由なツーリング旅! 2人の少女と1台のセローが滅んだ日本を駆け回る、異色のツーリングコミックがテレビアニメ化! 世界も終わったし、バイクに乗って旅に出よう!
あれ? なんか想像していたよりだいぶ面白いぞ?
原作は雑誌連載の方で見た……と思う。あんまりしっかり読んでなかったと思うので大変恐縮です。
漫画の方はほとんど印象に残っていなかったのですけれど、アニメだと滅びた日本の描写に、あれオフロードバイクだけど電動なの? あの電動らしい駆動音はなかなかぐっとくるものがある。
化石燃料が手に入るかわからない終末世界だと、携帯用太陽光発電などで電力が補充できる電動の方が動けるのか、なるほど。
2話の全身義体化したサイボーグの人との交流の話なんか、ああ世界は滅びて今まであった日常はもう帰ってこないんだなあ、というのが伝わってくる話で、メインの二人が底抜けに明るいこととのコントラストが、なんかいいですわー。
不思議と悲壮感なんかはなくて、他に生きている人を探しているというわけでもなく、観光気分で滅びた日本の廃墟を見て回ってる、というのが変に見てる方も追い詰められなくていいですわ。
しかし、アイリはあれどういう存在なんだ? ちょっと高性能すぎないか!?






2025秋アニメ はじまっての雑感 その1  

そろそろ10月も終わりを迎えようとしていますが、まだ秋アニメははじまったばかり! はじまったばかりさ! 実際、まだ2話、3話目くらいまでしか見てないので序盤。最序盤。







アルマちゃんは家族になりたい ★★★☆

かわいらしい少女の外見に高い戦闘力を兼ね備えたボディ。 人間以上の学習能力と判断力を有するAI。 完全無欠の学習型自立戦闘ロボット「アルマ」を造り出した、 不遇の若き天才科学者エンジとスズメの才能は世界に認められる──はずだった!?
自分たちを「おとうさん」「おかあさん」と呼ぶアルマに、エンジとスズメは大混乱。 それでもアルマの高性能AIを育て、最高のロボットにするため、 みんなで家族として生活することに。 見るもの、触れるもの、全てが「はじめて」のアルマは何でも興味深々。 最強の学習機能と行動力でエンジやスズメたちを振り回しながら、 世界をどんどん広げていく。 ニュースタイル・アットホームコメディ(!?)開幕!!

雑誌の連載で既読。ロボットものでありながら家族モノ、ホームコメディというジャンルにおいて非常に素晴らしいクオリティの作品でした。
少女型ロボットのアルマ。兵器として生み出されたものの、既に情緒の方は抜群に育っていて、制作者の二人も思いっきりアルマに最初から情が湧いているので、初っ端からアルマ自身、娘のつもりで制作者の博士二人をパパとママに見立てていて、家族の話になっていきます。
てか、この時点でエンジパパとスズメママが夫婦どころか付き合ってすらいないけど、恋愛クソザコながらもお互いなんか意識してる部分があったのが、アルマからパパママ扱いされた上に一緒に育児に励むこととなり、アルマがカスガイとなってなんかいい雰囲気になっていく、というラブコメ要素も詰まってるのが実に良きエッセンス。アルマはロボットAIらしい頭の良さと、幼い子供らしい愛らしさが絶妙のバランスでキマってて、見ててホクホクしてきます。それでいて、ロボットものらしい激しいアクションやドタバタ劇もありますし、まったく良きホームコメディですよ。





ウマ娘 シンデレラグレイ 第2クール ★★★★

週刊ヤングジャンプにて大好評連載中、累計発行部数800万部突破!! クロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』発のオグリキャップを主人公としたコミカライズがついにアニメ化!! 寂れた地方のカサマツトレセン学園。そこに1人のウマ娘が現れる。 名は、オグリキャップ。 その圧倒的な走りは、あらゆる常識を覆していく。 やがて「怪物」と呼ばれる灰被りの少女が、今、新たな伝説を刻む――。 青春“駆ける”シンデレラストーリー、遂に出走!!

2クール目スタートです。1クール目は笠松でのオグリデビューから秋天まで終わったのですが、この第2クールは贅沢にジャパンカップから有馬記念まで、という構成に。
フジマサマーチの外伝や、スーパークリークの菊花賞をやったり、ともちろんこの2レース以外にもスポットは当たるわけですけれど、やっぱり2クールはオグリとタマモのライバル対決の集大成なんですよね。
それだけでなく、ジャパンカップには海外からの強豪襲来、というこれまた贅沢なファクターが味わえるのですが。いやあ、シングレの中でもジャパンカップというレースはほんと一際別格の面白さがありますからなあ。元ネタとなる馬がいるとはいえ、ウマ娘アプリには登場していないオリジナルのウマ娘たちが、ガッツリ主役級で登場するという漫画原作ならではのお楽しみが存分に味わえるぞぃ。







笑顔のたえない職場です。 ★★★☆

双見は駆け出しの少女漫画家。 クールな担当編集や、頼もしいアシスタントらの力を借りて、 念願の将棋漫画『昴へ』の連載を、ようやくスタートさせることができたけど…… ストレスでお腹をやられて、1話から締切を延ばしてもらったり。 ネームが進まず、深夜まで机にかじりつく羽目になったり。 夜食で太っちゃったり、よからぬ妄想が止まらなかったり…… 前途多難な漫画家ライフ、笑顔で謳歌できるのか――!?

これも原作は漫画ですね。講談社系列。自分は未読でした。
タイトルからして、ブラック企業の定番会社紹介文句なのですが、漫画家さんの職場のお話ですね、これ。締切に追われてヒンヒンいつも泣いている内気で引っ込み思案で担当さんにも気を遣って電話できなかったりする女性漫画家さんの、ヤバヤバな日常譚である。てな感じの一話だったのですが。
2話ではアシスタントやってる子、この子が尻込みしがちな漫画家さんのお尻をペンペン叩いてテキパキと進行してくれる、アシというよりマネージャーじゃないの? という子なのですけれど、その子との馴れ初め……ってか親友の妹なので漫画家になる前からの知り合いなのよね。それがアシスタント引き受けてくれた時の話が、またぐっとくるんですよ。お互い人生のターニングポイントでのキーマンになってて、なにげに運命の糸で結ばれてるんじゃないの? という感じがあるんですよねえ。
いい話でした。
でもこの漫画家の双見さん、結構ガチで売れっ子側の漫画家さんじゃないのこれ? 将棋漫画っていうから突き抜けた大ヒットじゃないかもしれないけれど、このジャンルで続けられているというのはなかなかですよ。
まだまだ登場人物増えてくるみたいだし、人間関係とかごちゃごちゃして面白くなっていきそうな雰囲気。







機械じかけのマリー ★★★☆

「ついに完成いたしました。機械人形(ロボットメイド)のマリーです」
元天才格闘家の少女・マリーは人間としての身分を隠し、人間嫌いの大財閥の御曹司・アーサーの屋敷に“機械人形”として働くことになったが・・・ ──正体がバレれば即処刑!? “機械人形”として、持ち前の無表情を活かして職務を全うし、アーサーの命を狙い襲い来る暗殺者から彼を守るため奮闘する。 しかし、マリーを溺愛するアーサーに人間だとバレるピンチも訪れ、日々ヒヤヒヤ、ドキドキ! ロボットのふりをするメイド×人間嫌いな御曹司 笑って泣けるハートフルラブコメディ開幕! 嘘から始まる主従関係が、やがて思いがけない恋へと発展していく。

少女漫画が原作。なんか導入、見たような覚えがあるんだけれど、なにかで一話だけ見たのかな?
人間不信人間嫌いのアーサーくんの側に仕えさせるために、無表情無感情のマリーをロボットメイドと偽って侍らせる、というそれ絶対に無理だろぅ、という設定が何故か通ってしまうという実にコメディらしいコメディ。ついでに、相手がロボットだからこそ情が湧いて恋してしまうという、御曹司の性癖がヤバい。これは相手がマリーだから恋してしまったのか、それともロボットだったらなんでもいいのか、という疑問があるのですが、マリー2というあからさまにロボットなロボット……いや、それを作れるのなら最初からこいつでいいじゃん!! というどう見てもロボットなロボットがわりとすぐに登場するのですが、御曹司はマリーに首ったけなのでやっぱりマリーでないとだめなのか。
ところで、このマリーって子、あきらかに人間じゃ出来ない凄まじい動きをしてるんですが、こいつこそ自分が人間と思ってるロボットでした、というネタじゃないだろうな、これw





2025夏アニメ 見終えての雑感 その8  


前回の記事です。


水属性の魔法使い ★★★☆
意図してそうしているわけじゃないと思うんだけれど、掴みどころのない作品でしたね。どこに重心を見たらいい話だったんだろう。そういう意味では液体の水らしい千変万化な、というべきなのか。
主人公の涼からして、なんかとらえどころなかったもんなあ。感情豊かで好奇心も旺盛なわりと活発な青年なんだけれど、そのわりにクールというか常に感情の振り幅が小さく抑制されているような波が少ない印象の子なんですよね。いや、実際はめっちゃ感情的なくらいなんだけれど、喋り方のトーンのおかげか喜怒哀楽示すわりに声音の抑揚が低いのか、いつもニコニコしながら冷静なイメージなんですよねえ。見てる限り、全然冷静なキャラでもないと思うんだけれど、不思議とそういう印象になっちゃうのよねえ。キャラクターだけじゃなくて、全体の作品としての雰囲気も変にテンションあげずにどこかしっとりとしたテンポで話が流れていってた、という理由もあったのかもしれません。
涼が作中でもダントツに強い、にも関わらずあんまり前面に出てこない、というのも珍しいかと。とはいえ、要所要所ではちゃんと介入してその秘めたる実力を示すので、目立たない主人公ってわけでもないですし。
ってか、ヒロインはアベルなのか? セーラさんじゃないのか? 
全体的にまだ話が導入編、って感じの所でシリーズ終わっちゃったので、なんか世界観の雰囲気だけを最初だけ感じさせてもらいました、みたいな作品でもありました。







瑠璃の宝石 ★★★★★

マジモンの大傑作。素晴らしかった。
ただキレイな石にたまたま興味を持った瑠璃という少女が、凪という鉱物学を専攻する大学院生である凪という女性と出会うことで、鉱物という未知のジャンルにのめり込んでいく。最初はほんと石なんて興味の欠片もなかった子が、地味な採取にも文句を盛大に言いつつも放り出さずに自分から没頭していき、やがては専門家も瞠目するようなアプローチで発見に至る、この素人が目覚めていく過程の描写が本当に素晴らしかった。
鉱物学というジャンルの描き方もすごくて、ほんとに素人でもわかりやすく興味をそそらされてワクワクさせられながら今まで全く知らなかった知識が蓄えられていく快感。
周囲の誰にも理解されなかった、どう進めばいいかわからなかった将来の夢が、具体的な形となって眼の前に現れて、同好の士というべき同世代の友達が出来る人生最高の瞬間を迎えた硝子のあのガラスの回は本気で感動したなあ。
川を浚えば宝石の原石が転がっていて、古いガラスには特定の価値が存在し、隕石は探せば普段暮らしている場所のどこにでも落ちている、というほんとこれまで全然知らなかったことが知れたり、何百万何千万、場合によっては何億という星の歴史が石を通して直接触れることの出来る、このスケール感。
色んなワクワクが込められていた、珠玉の作品でした。



2025夏アニメ 見終えての雑感 その7  



前回の記事です。



ブサメンガチファイター ★★★☆

ほぼほぼ全員、シゲルさんと生前なんらかの関わりがあった関係者じゃねえか!! これも特記事項に関連する要因なのか、というのは作中でも問われてたな。
それはそれとして、シゲルさんの生き様に人生観変えられた人多すぎ! それで救われたようでいて、みんななんだかんだと人生途中で脱落してしまっているのがホント辛いんだけれど、転生してもシゲルさんに影響されて変わった、或いは育った心根は善良なまま固まっている人もまた大半なんだよなあ。
だいたい、シゲルさんの生前の振る舞いが聖人すぎるんですよ。冤罪うけて社会的に殺されて絶望している最中ですら、ナチュラルに人助けてるんだから筋金入りですよ。
そうやって助けられた人達が、転生した異世界で人を助けて回っている、というのはなんかこう心あらわれるものがあります。
だいたい、この物語はじまったときはシゲルさんが迫害されて、それをザマァしていくお話かと思ってたら、一緒の場所に転生してきた仲間たち、最初から最後まで一貫してシゲルさんの吐き気を催すようだろうブサメンに対して一切言及せず、考慮せず、一顧だにせず、最初から最後まで彼の内面だけを見て全幅の信頼を置いてくれたわけですよ。そりゃ当初はさっさとパーティー離脱するつもりだったシゲルさんも、この人達が報われるように何とか手助けしたい、と奮起しますよ。
誰一人裏切らず、ほんとにいい人だったのは見ているこっちも救われる思いでした。






まったく最近の探偵ときたら ★★★☆
これ、原作の漫画の方は何度読んでも腹痛くなるほど笑ってしまうほどツボなんだけれど、アニメの方はちょっとクスっとなるくらいで笑いのツボにはハマらなかったんだよなあ。
やっている事はほぼ原作と同じだったはずなので、これが媒体の差というものか。漫画のあの間の威力が半端ないんですよね、確かにこの作品って。絵面とセリフのコラボが強すぎるんですよ。なんだろう、絵と文字が一緒の視覚情報内にあるからこそ訳わからん威力を発揮するのか。あと、やっぱり見せ方にインパクトが足りなかったかなあ。真白の変顔はそれだけで強烈ですけれど、それだけだとただの変顔の範疇なんだよなあ。なんか緩急みたいリズムも物足りなかった気がします。

さて原作読んでたときはそんなに意識していなかったのですけれど、アニメはマキちゃんの出番多かったですね! あれ、スタッフがマキちゃん好きだったのだろうか。それとも、真白ではヒロインとして絵面がひどすぎたんだろうか。あと、南雲さん、35歳はそこまで老化してねえよ!! 75歳くらいだろ、この探偵。この元名探偵が自分より一回り下というのが信じられないんだがw





2025夏アニメ 見終えての雑感 その6  



前回の記事です。


9-nine- Ruler's Crown ★★★☆

こういうゲームはあるよ、というのは知っていたけれどゲーム自体は未プレイ。なので、内容は全然知らなかったので、異能バトルものだったのは結構驚きだった。
しかもループものだったのか。いや、原作では実際どういう表現をされていたのかわからないのでなんとも言えないのだけれど、ループを経ることで各ヒロインのルートを辿っていくアニメの演出は素直に面白かった。というか、話の筋立ても敵味方が結構入れ替わり、いや入れ替わることはないけれど、敵側だった連中と共闘したりという展開は毎週次がどうなるかわからなかったので面白かったですね。
ゲームプレイしている人からするとだいぶ端折ってるんだろうな、というのは伝わってくるストーリーラインでしたけれど、未プレイからするとこれでも面白かったです。逆に言うと、原作のストーリーがそれだけ中抜されても崩れない面白さがあった、ということなんでしょうね。
ただ、妹の天ルートだけハブられてたっぽいのはオーマイガー! キャラ的にはダントツで妹ちゃんである。原作だと実妹ルートあるみたいなのに。







フェルマーの料理 ★★★☆


お、おぅ……。だ、大丈夫かこれ。頭のオカシクない人の方がかなり少なそうなんだが。これ、先にドラマ化されてるの? え? マジで? あの朝倉海のねっとりとした「ガァクゥゥ」という完全にヤバいもんキメてるだろう、という演技をリアルでやってたの?
なんか主人公含めて情緒不安定の奇人怪人ばっかりで、いや料理漫画ってわりと奇人怪人ばっかりなんだけれど、それはおかしなキャラクターをしている漫画的な奇人怪人という感じで、こっちのはメンタルがヤバい状態になってるだろう、という奇人怪人ばっかりで余計にヤバいというか、怖いというか。
なんか見ていて心が不安定になるという意味でドキドキする作品でした。いや、面白かったんですけどね。なんかすごいねちっこいというかキャラの粘度が高すぎて、やばかった。
数学的思考で料理を構築する、という触れ込みでしたけれど、言うほど数値とか数学とか関係ないやなー、と思いながら見てたら、ラストエピソードでちゃんとガッツリ数学的思考……だったのか? よくわからんけれど、いやマジでどういう意味合いで使われてたのか耳を素通りしていったのだけれど、ちょっとまって? それだと料理人じゃなくてパティシエを目指しちゃうんじゃないの?
わからぬ。
とりあえず完全部外者の普通の人である魚見ちゃんが癒やしでありました。広瀬くんなんであんなバケモンみたいな描写なんだよ! シスの暗黒卿かなんかなのか、あの数学青年。







2025夏アニメ 見終えての雑感 その5  



前回の記事です。



追放者食堂へようこそ! ★★★☆

アトリエちゃんかわゆす、でした。
冒険者パーティーを抜けて街の食堂の店主となりながら、わりと戦いっぱなしだった気がするぞ。包丁両手に持って暴れまわる店主が料理人、というのはこれ戦闘職カタナシですよね。あの食文化が完全に現代日本だったのは、かつて転生者が食文化そのものを染め抜いちゃった後の世界だからなんだろうか。店主は現地人みたいなんだが、チャーハンとかカツ丼とかが当たり前に出るんだよなあ。
ただあんまり美味しい料理を追求する、とかお客のために美味しい料理を出す、という料理に重点を置くストーリーじゃなく、追い詰められてる人達を店主のデニスが物理的に人助けしていく、というなかなか料理人とは、という所が突っ込まれる話だったと思うけれど、最終的にデニス本人が戦う料理人を目指す、という方向性を掴み取るという話になるので、ブレはないといえばブレはない。
しかし、常連の追放者同士でパーティーを結成するという流れには一切ならなかったなあ。なんでだろう、普通に仲良かったのに。






出禁のモグラ ★★★★☆

原作の漫画は雑誌の方で既読だったんだが、アニメ化思ってた以上に面白く仕上がってたなあ。いや、めちゃくちゃおもしろかった。こんな面白くなるとは思わなかった。
そう言えば同じ作者の地獄の鬼を主人公にした【鬼灯の冷徹】も、漫画としては面白かったけれどアニメ化して面白いのか? と思ったらメチャクチャ面白かったし、制作によっては絶品となる素材なのかもしれない。
【鬼灯の冷徹】よりも遥かに現代社会の人間の業というか、善悪で判断しきれない側面をコミカルかつ容赦なく暴き立て、慈しむ、なんかじわじわと胸を突くような感じ入るような恐れ入るような、不思議な話なんだけれど、まあ最終的に人って存在はとんでもねえなあ、と思わせつつ人って捨てたもんじゃないよなあ、とも思わせてくれる話の数々は、なんともなんとも。
ただ謎めいたモグラはともかくとしても、アニメで改めてみると真木くんと八重子ちゃん、めちゃいい奴なんですよねえ。それ以外の主要人物も根本の所で善良で確かに人って捨てたもんじゃないよなあ、と感じ入っちゃいます。
この作品、わりと普通のアニメではあんまりやんないようなところでぶつ切りに終わっちゃうんですけれど、えっ?そこで終わっちゃうの?というタイミングがさらに次回への引力になってて、あれかなり効果的だったなあ。






2025夏アニメ 見終えての雑感 その4  


前回の記事です。


SAKAMOTO DAYS 第2クール ★★★☆

第一クールがなんかダラダラというかぐだぐだとしていてギャグにしてもコメディにしてもピシッとしまったものがなくて退屈な所が多分に見られたのに比べると、第二クールはスラーという敵対勢力がはっきりとした上で、死刑囚との対決編からJCC編入試験編とまとまったストーリーの流れになった事で、一本芯が通ったみたいに面白くなってきました。
あと、シンくんが成長していく主人公として話の中心にも、登場人物の中心にもなっていったのが作品の焦点としてまとまった大きな要因じゃないでしょうか。
あと、神楽ちゃん一気に出番なくなったなw それで特に支障がないというのもなんともはや。







その着せ替え人形は恋をする Season 2 ★★★★☆

原作でも特に盛り上がりの大きなところだっただけにワクワクしながら見ていましたが、期待通り面白かったですねえ。このクールの話は女装コスプレイヤーのあまねさんや、造形レイヤーの旭さんなど、新菜くんが共感できるようなコンプレックスやそれを乗り越えてきた人生、人との出会いを経験して生きた人との出会い、交流が増えて海夢との出会いによって広がった知見を自ら広げていく機会が増えていく回でもあったんですよね。
それらを踏まえた上で、文化祭という場で海夢のコスプレを手掛け、クラスメイトたちが全面協力してくれて誰かと一緒に何かを作る、という体験が海夢と二人きりの環境だけじゃなく、色んな人と手を取り合って何かを作っていく、という将来の雛人形の頭師という夢にとって足場であり基礎となる大きな経験をしていく、とても大切な回でもあったわけで。
いやあ、クラスメイトたちマジで良い奴らなんだよなあ、というのを実感させられるシーズンでもありました。新菜くんにとって得難い男友達が沢山できる話でもありましたし、彼のコンプレックスが払拭されていく話でもあったんだよなあ。
ただクラスメイトたちが見入る前で、海夢に化粧を施していくシーン。あれはやっぱり原作の見開きのほうが圧巻でしたね。あれはマンガ読んでたとき、総毛立ったからなあ。原作がすごすぎたとも言える。







Turkey! ★★★☆

これはマジもんの怪作でしたねえ。ボーリング部の青春スポーツものを見はじめたと思ったら、戦国デスボーリングがはじまった時にはなにがなんだか、マジでわからんかったよ!
戦国時代でボーリングを普及させるお話になるのかと思ったら、ガチで合戦に巻き込まれて生首がボーリングよろしくゴロゴロ転がるし、現代の日本の倫理観をぶつけようとしたら戦国時代の死生観と殺伐とした現実に容赦なく叩き潰されて、殺さなきゃ生き残れないをガチ体験するはめになるわ。
あれ? この意識高い系後輩って本気で協調性がないだけで別に意識高いわけじゃないんじゃないか、ってかガチで見捨てて帰ったほうがいいんじゃないのか、と本気で思わされたり。
面白いのか、と言われると両手を上げて面白いとは言い難いし、なんか展開変だし女子高生たち現実認識甘すぎなような、わりと戦国の過酷さに激詰めされてるような、なんとも言えない話だったんだけど、なんとなく目が離せずに最後まで見てしまった。
ガツンと爽快にストライクが決まる、って感じの作品じゃなかっただけれど、ふらふらとボールが蛇行しながらも、ゆるゆる転がるボールがなんだかんだとピンをなぎ倒して、両端のピンが残ってしまうような印象でした。なんでタイトルがターキーなんだ?
あと、戦国の戸倉家の姫君たちの声優がウルトラレジェンドクラスのベテランたちばっかりだったのには度肝を抜かれたなあ。井上喜久子さんがママ役以外どころか男装の女の子役やってるのなんて見たことなかったぞ。幼女の庵珠ですら伊藤美紀さんだぜ。もう全員母親役どころかお祖母ちゃん役もやってるような人達じゃんw このメンツ揃った現場っていっそ恐ろしいんだがw
ちなみに寿桃の最後の巻き込まれはいきなり過ぎて、ひどいんじゃないの!? 別れの場面すらなく生き別れた残された姉妹たち、可哀想なんだけど!




ダンダダン 第2期 ★★★★

勢い!
いやあもうこの畳み掛けるようなノリと勢いにひたすら圧倒されつつ、ずっと見入ってましたね。すんごいグネグネしてあっちこっちぶっ飛ぶような展開ながら、それに振り回されつつ一瞬たりとも目が離せないようなこの勢いと、演出。
面白かったとしか言いようがない。こういうアニメ化はほんと素晴らしいと思う。好き。アニメならではのスピード感というものを、これでもかとやってた感じだよなあ。
なんでシーズンのラストが大怪獣VS大仏ロボットになるんだよ。ずっと見ててもわけがわからない展開だったが、内容はシンプルでわかりやすいというのがまたすげえ。
とにもかくにもシンプルに見ていてただただ面白い、というのがいいですわ。これでオカルンとモモちゃんの甘酸っぱい関係も随所に盛り込まれているものだから、緩急がついているというのも変なんだけれど、勢い一辺倒じゃなくてほんとテンポがグニャグニャしてるの、なんかくせになりますわー。






2025夏アニメ 見終えての雑感 その3  


前回の記事です。


ゲーセン少女と異文化交流 ★★★

毎日のように通うにはゲームセンターというのはお金掛かりすぎるんじゃなかろうか、と思いつつ見てたんだが、やっぱりリリィちゃんの家ってお金持ちなんだろうか。
全体的にラブコメというにも山場や盛り上がりがない、ずっとポワポワとした雰囲気で続くどちらかというと日常もの、てな感じのお話でしたね。
最初は日本語全然だったリリィちゃんが、書くのも喋るのも上達していったのは成長ものといえるのかもしれないけれど。むしろ、リリィちゃんと話すためにある程度でも英語喋れるようになった蓮司くんが偉い。相手はまだ13歳の中学生なので、どれほど好意を向けられていても恋愛対象としては接していなかったけれど、だからこそ妹の友達でもあるリリィへの対応の丁寧さがひときわ目立つ。
しかし、ゲーム大会のチャンピオンにまでなったプロ志望の花梨を一蹴出来てしまうあたり、蓮司くんゲームの腕前はガチなのか。
とりあえず、ちっちゃい娘が多い中で圧倒的存在感を示していたのが、リリィちゃんのママでありました。





公女殿下の家庭教師 ★★★☆
ティナとエリーというちびっ子二人を手取り足取り教えて差し上げて手懐けてしまい、これはロリコン教師爆誕か、と思ったらこの娘たちは遊びであり、圧倒的本命は既に居てほぼ外堀内堀まで埋め立てられて城門も全開に開かれていた、というような話でした。
いやもう、リディアが本命すぎるんだよなあ、これ。リディアの家の方も婿入りさせるつもり満々ですし。
ところが、遅れてきた本命馬の如く、終盤に大逆襲にしてきたのがティナの姉のステラであり、ちびっ子たちはもう完全に幼すぎて対象じゃないよね、みたいな事になってしまっていましたね。
ちなみに、四大公爵家のうちオルグレン公爵家のギルくんもアレンにワンコのように懐いているので、そのうちアレンくんを担いで、公爵家と王家が戦争でもおっぱじめやしないか、と危惧してしまうんだが、原作どうなってるんだっけか。






サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと ★★★★★
文句なしに素晴らしかった。原作からして傑作で、そのアニメ化ということで期待値は爆上がりだったのですが、まさかその上がりきった期待値を飛び越えてくるとは思わなかった。
画面の美麗さや、此処ぞというときの登場人物の透き通った表情、引き締まった覚悟などシリアス方面の意思や信念の籠もった表情や言動の描き方も素晴らしかったのだけれど、何よりアニメ化で一番ストライクだったのが、主人公モニカのあの小動物っぽさでしょう。
いやあ、原作でも人とうまくコミュできなくてワタワタオタオタしているモニカは可愛かったのですが、もはや「鳴き声」と言って過言ではないだろう一体どこから声出してるの? というあの声。あの鳴き声はモニカという娘の魅力を描く上でとんでもない威力になってましたよ。
これで、いざというときは沈黙の魔女として数理によって世界を支配する無機質なほどの美しい迫力を発するというのに、普段はあのモニモニですもんねえ。
また、最初期の引きこもり対人恐怖症だった様子から、徐々に人とのふれあいに積極的になっていく人間的成長。ラナという初めて出来た友達との見ていて尊しとならざるをえない交流。ラナはほんと、マジで良い子すぎて、原作でもモニカ的好感度ぶっちぎりトップなのもよく分かる。
また改めてアニメとしてみると、原作のときではなかなか見えてこなかった第二王子の心情が、原作一部完まで読み切っているうえか、何を思い何を考え何を覚悟しているのか、言動の端々から理解が及んで解像度が増し増してるの、ぐっとくるものがありました。特にライトらへんのモニカとの夜遊びの場面での言動はねえ。
ともかく、ほんとに素晴らしいアニメ化でした。メインキャラクターが増えていき、さらにストーリーが紆余曲折盛り上がっていくのもこれからなので、二期以降はぜひ期待したい。
肝心の七賢人もまだ全然登場していませんですしねえ。





2025夏アニメ 見終えての雑感 その2  


前回その1の記事です。


雨と君と ★★★☆

結局最後まで「犬」で通しやがった、あのタヌキ!!
いや結局、誰一人一言も「君」のことをタヌキと指摘するやつはいなかったし、なんなら公式ですら明言はされていないんだが、どうみてもタヌキだろ!!
でも、作中でも犬と紹介されるとみんなそうなんだー、と疑いもせずに素直に納得してるんですよね。だからといって、タヌキの存在しない世界観なのかと思いきや、行きつけの獣医さんはちゃんとわかっているらしく、何度か指摘しようとしていたもののタイミングが合わずに言いそびれていたので、タヌキが存在しない世界ではないらしい。
というか、それ以前に動物がフリップに言葉書いて意思疎通している時点で何もかもおかしいんだが、そういうおかしいとか違和感、というものを徹底的にスルーして、ただただ小説家の藤さんの日常の中に寄り添うパートナーであり、ペットであり、手のかかる住人でありつづける、ほんわかしているような雨後のどこかしっとりとした空気感を感じさせる雰囲気アニメでありました。
無感情に見えて結構おちゃめな藤さん、その友人たちとのやり取りや家族とのしっとりとした空気、アニメでも見事に表現されていたと思います。浸る作品、アニメでしたねえ。






クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者- ★★★★

漫画原作の岩原 裕二さんというと【いばらの王】やアニメ化もされた【ディメンション W】という名作を手掛けていることから、最初から期待していた。というか、漫画一巻は買ってたな。ただ、レーベルが「LINEマンガ」というやつで、イマイチ馴染がなかったせいか、いつの間にか既刊が重なっていて追えなくなっていた、というあたりですか。
なんか、最近MFコミックスの方で新装版として新しく出直しているのだけれど、こっちは電子書籍化はされてないんですよねえ。
というわけで、本当に序盤の序盤の導入しか知らなかったのだけれど、アニメはこれぞファンタジーという部分と、テンプレとはかけ離れている見たことのないドライブ感が合わさっていて、滅茶苦茶面白かった。勇者たちの襲撃を受けたことで、彼らを派遣した王国を一夜にして滅ぼしてしまった魔獣の王クレバテス。それが何の縁か、滅ぼした国の王子たる赤子を拾い、自分が殺した勇者のうちの一人アリシアを蘇らせて従者とし、クレバテスは結果として人を知る旅に、アリシアは勇者というあり方を見直す旅に揃って出る事になるわけだが、これクレバテスとアリシアのダブル主人公でしたね。
特にアリシアは、不死身になったせいかやたら盛大に死ぬまくるおかげで、またアリシア殿が死んでおられる、と山田風太郎作【バジリスク】の天膳さまみたいな扱いになってたけれど、片目眼帯のキズだらけの女勇者がさらにキズだらけ、どころか四肢損壊、体えぐられるような致命傷を負いながら泥臭く戦っていく様子には、性癖じゃないんだけれど滾るものがありました。本人、我慢我慢で痛いの耐えて耐えて耐え抜いているあたりも、なんかこうくるものがあった。
そんでもって、ちゃんと勇者してるんですよねえ。人に勇気を与える生き方を、クレバテスの下僕になったあとも貫いていて、人など虫みたいなものとしか思っていなかったクレバテスに確かに影響を与えている。
二期も決まってるんでしたっけ。素直にこれは続きが楽しみです。
てか、二期が学園モノっぽい予告で終わったんですけど。アリシアさん、年齢詐称じゃない? 大丈夫?!




2025夏アニメ 見終えての雑感 その1  

まだ殆ど最終回まで視聴が追いついていないのですけれど、終わったのから順次雑感感想つけていくつもりです。



強くてニューサーガ ★★★★

2012年ごろから「小説家になろう」で連載していた作品なんで、なろう系としてはかなりの古参作品にあたりますね。一度バッドエンドに終わった世界をもう一度やり直すニューゲーム系ではWeb小説から派生していったものの中ではかなり源流に近い作品なんじゃないでしょうか。
だからか、オーソドックスでありつつテンプレから逸脱した所もあって、かなり面白かったですねえ。主人公と幼馴染の男剣士がやたらとクレバーというか、手段を選ばない非情な手管も使いつつ、ちゃんと情に厚い人間でもあり、結構予想外の思わぬ行動に打って出る事も度々で、そのあたりも面白かった。
やり直し系という事で強い状態で二度目の人生を送り直しているものの、無双無敵とは程遠く一度目の経験も歴史の改変でかなり意味をなさなくなっていたり、と物事も決して順調には進まないわけですが、そのあたりを剣の腕前は絶対に信頼している幼馴染の剣士との息のあった悪巧みでクレバーに乗り越えていくあたりが好きだったなあ。
人族と滅ぼしかけ、親しい人たちを軒並み失う羽目になった魔族との戦争ですが、相手側の魔族も悪一辺倒ではないようで、これここからさらにおもしろくなっていきそうな展開だっただけに、続いてくれると嬉しいんですけれど、アルファポリス系は第二期とか難しそうなのかな。【Re:Monster】は二期が決定したみたいなので、期待は持てるかもしれない。






ネクロノミ子のコズミックホラーショウ ★★★☆

強制的に、ではあるけれどきちんとゲームを仕立ててルールを決めてそれに則って勝負してくれるので、クトゥルフ神話ものとしては相当に穏当なんじゃなかろうか。
なんだかんだと、理不尽を強いてはくるけれど話の通じる邪神たちでありました。あれで話が通じる、というのもなんだけれど、ガチの邪神は話通じる云々どころじゃないからなあ。
それに、一番邪悪だったのは人間のプロゲーマーのエイタでしたし、一番ヤベえやつだったの最後まで頼もしい味方だった佐野清司郎先生でしたし。いや、まじであの先生の家族はどういうことなの!?
大団円で終わったエンディングでの各人の日常に戻った描写で、先生だけぶっちぎりでヤバいんですけれど。これで人間的には大変な人格者で、人類側のゲームプレイヤーとしては頼もしく最後まで信頼できる味方だったの、なんか情緒的にバグるんですがw
エイタはあれだけやらかしてたんだから、もうちょっとザマァされてほしかったんですけれど、ミコが頑張ったお陰で大方被害や邪神の記憶がリセットされてしまったせいで、片目持っていかれた以外は社会的抹殺も救済されてるっぽいんだよなあ。
エイタと人類社会はもうちょっと痛い目見ても良かったと思われ。
なんにせよ、最後あれだけクトゥルフ閣下とクトゥグアの両方が味方してくれる展開になるとは思わなかった。なんだかんだと人間を依り代にした影響が出ていたんだろうか。
邪神と人間の悪趣味さが面白味ではあったんだけれど、肝心のゲームが邪神たちが自画自賛で盛り上がってるほど面白いわけではなかったのが、ちとアレでしたけれど。一方で人間模様の方は裏切りや悪意といったものをエイタが引き受け、人間そのものの醜悪さはテレビや民衆の姿が引き受けてくれてたんで、最終局面まで残ったプレイヤーたちはお互い友情と信頼を喪わずに最後まで勝負できていたのは、見ていて気持ちいいものがありました。




2025夏アニメ 雑感その3  

まだまだ落ち着いてはいないのですけど、修羅場は抜けて落ち着いたので……落ち着いてるじゃん。
とりあえず、ある程度は日々の余裕を取り戻せたので、改めてこの夏のアニメについて触れたいと思います。



ブサメンガチファイター ★★★★

いわれのない罪により有罪判決を受け、女性不信となってしまった吉岡しげる(34) 彼は、すべてを失い無職の引きこもりとして日々を浪費していた。そんな中、偶然見かけた異世界に行く方法を試すとPCに怪しげな画面が……。それは、異世界での自身の能力を決めるステータス画面であった。しげるは、ルックスを犠牲に100兆とんで5100ものパラメーターを手に入れ、“絶対神”として第2の人生を歩み始める

これ、主人公のしげるさんがブサメンを当てこすられて虐げられながらも、その絶対神の能力で自分を馬鹿にした人間たちに復讐していく、というどちらかというとネガティブなノリの作品なのかと思ったら、一緒に転生した三人の仲間たちが全員尋常じゃない善人で、しげるさんの事を全く偏見の目で見ず、しげるさんもこんな良い人たちは報われて然るべきだ、と積極的に彼らの為に関わるようになり、なんか見ていても凄くほっこりと心あったまるお話になっていったのは予想外でした。仲間たち3人とも前世ではかなり不幸な人生を歩んでいたのに、こんな良い子なんですからそりゃ助けてあげたくなりますよね。それ以上に、しげるさんが後ろ向きな人生を歩まず、心から人のために尽力する事を嫌々ではなく自分で望んで出来ていることが喜ばしいし、そうした彼自身の行いがまた仲間たちからの信頼や親身な心遣いで報われる、この好循環が素直に心地よいです。これもある意味癒し系なんですかねえ。
でも、女の子とエッチしたら爆発四散して死ぬ、という制約じゃ正直失敗だったんじゃないだろうか。聖華さん、本気で懐いてくれてますよ。







フードコートで、また明日。 ★★★☆

話しかけ難い雰囲気を漂わせる和⽥と、ギャルのような⾒た⽬で周囲から恐れられている⼭本。 クラスではそれぞれ⼀⼈きりで過ごす和⽥と⼭本は、別々の⾼校に通っているものの、毎⽇のようにショッピングセンターのフードコートに集まっている。 と⾔っても、何をするでもなく、ただただたわいもない話をして、笑ったり、泣いたり、怒ったり……。 そんな⼆⼈のゆるい放課後を、少し覗いてみませんか?
え、これは流石に話に盛り上がりがなさすぎて、退屈するだけなんじゃないのか? フードコートで女子高生二人が本当にただ雑談してるだけだぞ、面白いのか?
と、思って最初見出しましたし、実際一話くらいだと淡々とほんとに駄弁ってるだけで、中身が特にない会話してるだけで、最初の印象通りちょいと退屈なくらいだなあ、って感じだったんですよね。
……そのわりに、ずっと毎回見てたんですが。なんでだろう、でも見てたんですよ。そしたら、なんかうん、段々とあれ? これ楽しんでない? と気づいてしまいましたね。ほんとに駄弁ってるだけなのに、段々とこの二人相当湿度の高い関係だということが発覚してきて、意外と山本の方が和田にイレ込んでるところがあって、フードコートでガチの喧嘩するし。いやー……ちゃんとガチの喧嘩する関係なんだ。これは凄いなあ。舞台がフードコートで固定されているだけに、場所を変えて雰囲気を変えるという事もできないし、一番のベースは二人のダベリという所は絶対に揺るがせられないので、とことんこの二人のトークだけに突き詰めていけないわけで。それで、こんだけクセになってしまうような馴染の空間を演出させられるというのは、マジ凄えですよ。
って、さすがにこれ1クールじゃないのか。6話だけなのか。さすがに12話は間が持たないのか? ストックはまだあるんですよね? 漫画2巻まで出てるならありそうなんだけど。








真・侍伝 YAIBA ★★★★☆

真のサムライを目指し、ジャングルで修行に励んでいた鉄 刃(くろがね やいば)。
ひょんなことから日本に戻り、父・剣十郎と縁のある峰家に身を寄せることに。
峰家の娘・さやかは破天荒な刃に戸惑いながらも暮らし始める。
そんなある日、さやかの学校に訪れた刃は、剣道の実力者・鬼丸 猛(おにまる たけし)と運命的な出会いを果たす。
その後、刃と鬼丸は衝突を繰り返し、強さを求めた2人に呼応するかのように古の力が目覚める。

「雷神剣」と「風神剣」―

古来より天地を揺るがしてきた魔剣が今再び目覚め、真の物語が幕を開ける―
現在、竜神の玉探しの旅で日本中巡っているのですけれど……いやあ、これリメイク作品としてはもしかしたら過去一最高の作品なんじゃないか? というくらい、バチクソ面白いんですけど。
YAIBAってこんなにおもしろかったか!? と驚愕してしまうくらい、活劇としてのノリもテンポもアクションも完璧なんですよね。ストーリーも原作通りではないんですけれど、むしろこれブラッシュアップされてより良い形に再編されてるんじゃ、と思ってしまうくらい完璧で最高の改変してるんですよ。
見てて古臭いとか全然ないし、飽きない。さっぱり飽きない。見始めたらずっとかぶりつきで凝視してる。話の展開自体は決して奇をてらってるわけじゃないはずなんだけど、なんでこんな見入ってしまうんだろう。なんでこんなにおもしろいんだ!? いやまじでなんでなんだ!?
クオリティの高さ、と言ってしまえばそれまでなんだけど、じゃあクオリティ高いってなんだよ、って話なんですよね。アクションとか作画が凄ければクオリティが高いのか? いや、実際高くはあるんだろうけれど、それだけじゃあアニメって別に面白くはならないんですよね。話自体に引き込まれるストーリーか、というと展開自体はベタな冒険譚であり活劇の枠から外れているようにも見えない。
でもめちゃくちゃ面白い。昔、この原作マンガを読んでた頃のワクワク感が思い出される。この頃ってようやく自分で漫画買い始めた頃だったんですよね。YAIBAも揃えてたんですよ。今もあるか、ちょっと覚えてないのですけれど。あったとして、押し入れの一番奥の方だし。だいぶ、スペース確保のために処分したしなあ。ただまあ読んでてめっちゃ楽しかったのは覚えている。あんな初々しいワクワク感は、それこそもう二度と味わえない漫画初心者の頃の体験だったわけですけれど、なんかそのワクワク感を思い出させてくれる、この感じはちょっと感動ですらあります。
てか、高山みなみさんの「バーロー」ってこっちのヤイバが元祖なんですねえ。





2025夏アニメ 感想簡易版 その2  

眠い。超眠い。ほんとは書籍感想書くつもりだったのだけれど、暑さで随分参ってたのと疲れてるのが相まって、なんかよく考えに没頭できない。
とはいえ、なんもせんと寝てしまうのもなんか嫌だったので、無心かつ脊髄反射でアウトプットできるもの、ということで脈絡なくなんかわいて出てくrる今期のアニメについて、そう言えばまだ全部回て、書いてなかったなあ、と。もうフォーマットに合わせて書くのも億劫なので、とにかく思いついた先から書いていく。


【クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-】
【サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと】
【その着せ替え人形は恋をする Season 2】
【強くてニューサーガ】
【出禁のモグラ】
【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます 第2期】
【瑠璃の宝石】

とりあえず見れてる作品の中では、これらが抜きん出て面白い。
【まったく最近の探偵ときたら】はまだ本領発揮してない感じ。そろそろネタもキレキレになってくる頃なので、あとはどれくらいあのイカレたネタを映像作品として面白くできるか、なんでしょうが。

【強くてニューサーガ】はほんと、ジャンル古参ゆえの土台のしっかりしてる感があって面白い。
映像的にはちと弱いんだけれど、話のテンポは悪くないし、2週目系でここまでド直球で王道路線を描いたアニメ作品って意外とないので、このジャンルのワクワク感を今新鮮に感じてる。
主人公より、幼馴染の男のちゃらんぽらんな親友の方が実は強くて、信頼できるというのはやっぱ良いよなあ。

【瑠璃の宝石】は思ってたより遥かに鉱石系の勉強になって、いやまじでこれ勉強になるわ。それも、知識を無理やり押し付けてくるのではなく、見てたらスルスルと入ってくる感じに仕上がってるのが実に素晴らしい。そして、ぱつんぱつんの肉感がすばらしい。


【出禁のモグラ】、マジで面白い。いや漫画も好きなんだけど、アニメもこんなにおもしろく作れるとは思ってなかった。原作が面白いてだけじゃできない、見せ方の妙を感じる。いやまじでモグラが声も動きもテンションも原作通りなんだよなあ。すげえなこれ。

2025夏アニメ 感想簡易版 その1  

現在、介護関係に病院トラブルまであってガチ修羅場中なんで、がっつり更新する余裕が心身両面で全然ないもんで、でもなんか更新しておきたいという気分転換から、いつもみたいな形式とはいかないんですけど、短評か一言みたいな感じで書いておきます。


【雨と君と】
捨てタヌキを拾った女性が、タヌキといっしょに暮らす話。でも、主人公は犬だと思ってるのか、このタヌキ。フリップ使って会話してるのに何も動じないのも謎なんだが、犬だと思い込んでるでずっと通すのかこれ?


【神椿市建設中。】
0話だけ見たけど、今期作品数多すぎるんで、全部見てられないかな、と退避。


【クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-】
漫画原作。最初の方だけ読んだんだっけ、覚えてないので読んでないかもしれない。
一国家を滅ぼした魔獣王が主人公で、さらに赤ん坊を育てる事になり人間形態になって、と先が全然読めない展開はワクワクする。無敵の魔獣王が人間の姿になってたために山賊ごとき相手に簡単にぶっ倒されてしまったシーンはひっくり返った。あれは勇者でなくてもええーー!?てなるわ。同時に、あのシーンでこれは予測がつかないぞ、と面白そうに思いましたね。


【ゲーセン少女と異文化交流】
ゲーセンって最近見たことないんだが。これどうやって話広げるんだろう、と思ったんだが、意外とちゃんとラブコメしてる。まだ日本語喋れないヒロインと主人公、ちゃんと会話できてないのに。でも、お互いちゃんと勉強して交流してるあたり、アタックしてるヒロインはともかく、主人公の方はよくやるよなあ。下心なしに普通に交流したいと思ってるあたり。


【公女殿下の家庭教師】
原作は最初の方読んでましたね。幼女にかまけすぎの教師である。でも序盤は確かに面白いんですよねえ。嫁が出てきてからが本番なところもありますが。


【サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと】
パーフェクト。というか、元々高かった期待値を跳ねる勢いで上回ってきた。モニカの百面相っぷりが思ってた以上に可愛らしい。原作は既読で傑作。一部完まで読んでると、一部の登場人物の発言や態度の意味が思った以上に見えてくるので、そういう意味でも非常に面白い。


【SAKAMOTO DAYS 第2クール】
原作はこのあたりくらいから面白くなってくる、という話も聞くが、どうなんだろう。今のところ1期の延長線上という印象だけ。一話しか見てないけど。


【その着せ替え人形は恋をする Season 2】
がっつり出てくる登場人物に悪意ある人、無意識無自覚の嫌悪を見せる人が全然いない、いい人なのほっこりしますねえ。2期は、原作でも鳥肌立った文化祭編が入りそうなので今からワクワクしてる。そして序盤の段階ですでにめちゃ面白い。
女装コスプレイヤーの人の声の感じ、特に笑い方が素晴らしかった。これは声と動きがつくアニメでパワーアップできる要素だよなあ、と感心。



【Turkey!】
ボーリングアニメかと思ったら、戦国自衛隊だったよ、何を言ってるか自分でもわからないよw


【タコピーの原罪】
見てない。今の自分のメンタリティでは、なんか見ると致命的にメンタル損ねそうでやばい気配を感じたので。


【ダンダダン 第2期】
ブリーフ。
あのワーム、がっつり地上に現れて衆目にさらされましたけど、大事件にならないの? 


【追放者食堂へようこそ!】
アトリエちゃんが可愛い、ひたすらかわいい、つまり正義。
店長、転生者とかじゃないのよね。普通にこの世界では箸とか地球産の料理が馴染んでて、店長が出す料理も目新しさで売れてるとかじゃないみたい。客もみんな料理の品目、知ってるみたいだし。
そういう文化圏なのか、過去に転生者がいて料理文化が広まり済なのか。
とりあえず、アトリエがかわいい。


【強くてニューサーガ】
アルファポリス産の作品なんで、この系統でもかなりの古参作品。でもだからこそ、原典に近い土台のしっかりした定番故の面白さがあって、意外とオーソドックスな強くてニューゲームなやり直しもの、ってなかったんじゃないだろうか。王道と新鮮さが相まってる面白さがあるね。


【出禁のモグラ】
地獄をコミカルに描いた【鬼灯の冷徹】の作者の新シリーズ。モグラの声がイメージ通りすぎて笑ったw 原作はモーニングね。頭身、鬼灯の冷徹のときと比べても低い気がするけど、この3頭身だか4頭身だかのキャラデザイン、動いてると異様に面白いよね。テンポもよく、これ思ってた以上によく作られててかなり面白いわ。今見ると、真木くんと八重子ちゃん、ほんとに今の時代珍しいくらい良い子ですよね。


【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます 第2期】
ニコニコのコメント付きで見たかったがあっちでは1話だけなんですよね。
でも、これはアニメで見る価値大いにあり。あのカラー版のど迫力な派手さ、彩色のインパクトが見事に映像で再現されている。ってか、神父は役名「謎神父」で名前明かされてないのね。
この神父の凄まじい存在感の迷える子羊っぷりは本当に好きなので、この登場インパクトはいいなあ



【9-nine- Ruler's Crown】
原作はエロゲーですよね。内容はよく知らんかったのだけれど、学園ラブコメと見せかけつつ、異能を持った少年少女のミステリー・サスペンスなのか。妹の天ちゃんが妹キャラでありつつ微妙に三下っぽいところが激推である。


【ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット】
猫!wwwww
ゾンビ・アポカリプスものじゃなくて、キャットアポカリプスなのか。そして猫全然怖くない。人類が滅びそうなのに、人類襲われてるのに、襲われて羨ましいと思ってしまう。人々が立てこもってた所に侵入してきても、ゾンビならおぞましいのに、猫だとかわいいとしか思えないの、かなり反則である。
こんなんどういう頭してたら作れるんだろう。猫と和解せよ。









2025年春アニメ 見終えての雑感 その3  



サイレント・ウィッチ、すごく期待して楽しみにしてたんですけれど、期待値簡単にぶち抜いてきてくれたんで、ワッハワッハ状態ですww
さても、早く春アニメの分書き終えたいんですけど、今ちと介護関係でかなり地獄みたいになってるので、なかなか余裕ないんでぼちぼちになると思います。メンタル回復のためにも視聴しようとしてるんですけど、落ち着いて見る余裕が無いw
ぼちぼち頑張ろう、ぼちぼち。ひねもすのたりのたりかな。


ある魔女が死ぬまで ★★★☆

てっきり、毎回誰かの嬉し涙を流させてメグの呪いを解く1000粒の涙を集めていく、感動話のオムニバス的な展開が続くのかと思ったのですが、わざわざ誰かの問題を解決して涙を集めるという話は最初だけで、あとは師匠意外の七賢人と交流を持ったり、師匠からの司令で仕事したり、といろんなトラブルや難しい難題に挑んで、見習い魔女から一端の魔女へと心も技量も成長していく。そして、メグが今の師匠に引き取られるまでの由来、彼女が抱えていた運命、みたいなものと相対していく、というわりとオーソドックスな成長譚だったのではないかと。はじめの感想でも書きましたけれど、悲壮な運命に見舞われながらも兎に角主人公のメグが明るく陽気でタフでメンタルつよつよ、というかなりパワフルなキャラだったのが意外でしたね。死の宣告を受けているのですからもっと追い詰められていきそうなものなんだけれど、この子ってば全然めげないしへこたれないし、そもそも気にする素振りも見せない。気にしてないわけじゃないんだろうけれど。
結局、このクールでは呪いの問題は解決せず、残り時間も迫ってきているのだけれど……全然必要数まで涙たまってないんですよね。間に合うペースでもない。メグ自身は力も心も成長して前向きですけれど、どうするんだこれ、で終わってしまった感がある。続きちゃんとやってくれないとさすがに中途半端だぞ。








アポカリプスホテル ★★★★☆

いやあ……長年アニメ見てきたけれど、こんなん見たこと無い、というような金字塔というか、唯一無二というか、それでいて懐かしいSF風というか。郷愁と新鮮さと未知と懐旧をいっぺんに味わったような、まあ凄かった。アニメ史に残る名作だったんじゃないだろうか、これ。
笑いあり、涙あり、感動あり、バカバカしさあり、SFであり、古くもあり、新しくもあり、なんだろうねこれ。言葉で表現し尽くせない、味わい深い作品でした。
ヤチヨさんのロボットゆえの非人間性と、妙に人間臭い心が宿ってるような、ようなじゃなくてもう完全に心あるだろうって振る舞いが、ロボットものAIものの一番キュンとハートにくる部分を取り扱ってくれてて、それが最後まで主だったテーマとして描かれてたんですよね。最終回直前の、あのヤチヨさんの休暇回は、中盤から終盤にかけてほぼ無言で描かれていくのですが、あれもうずっとグッと来てましたもん。途中の下半身がキャタピラ改造されたヤチヨさんとか、バカバカしさも極まってたし、なんかシリアスもギャグもハートフルもどれもが突出しつつバランス取れてて、ぴょんぴょん飛び跳ねながら全体の調和が取れてるような、すごい作品でした。冒頭から度肝抜かれた作品でしたけれど、最後まで些かも衰えなく上へ上へと登りきった作品でした。傑作。







ウマ娘 シンデレラグレイ ★★★★☆

最終回、次のジャパンカップの海外出走ウマ娘たちの紹介がラストにあるかなー、と思ってたらガッツリとオベイさんが出てきてくれて、嬉しかった。そのうえに、ジャパンカップ予告PVですかー。あれは滾った。
個人的に微妙に気になったのが、これまでのウマ娘アニメと比べて、走ってるシーンの腕の振りと足の回転、速すぎるというかセカセカ動きすぎじゃないかな、と感じたんですよね。
いや、秋天のあの坂はさすがにふざけすぎだろ、と思ったけど。あれ、マキバオーリスペクトですか? タマちゃんってマキバオーのモデルって話ですしね。マキバオーのアニメでもあんな坂登ってたなあ、と。
ともあれ、これまでの1〜3期とトップロード、劇場版なんかと比べてもやたらセカセカ手足動かしてるなあ、と感じたんですよね。実際に速いのか、それとも他のアニメと変わらないのだけれど、シンデレラグレイだと漫画原作なんで1レースの内容が濃いし長い、というのもあって、走りに対して展開が遅いんですよ。そのために、進みが遅いわりに手足動かしすぎてるように感じるのかな。
実際の馬の走り方って、もっとダイナミックで優雅で、だからこそ追い込みなんかの伸び方、飛び方に度肝を抜かれ感動する、という向きもあるので、走り方がちょっと気になってしまったなあ。
ゲームのアプリのウマ娘の走り方って、ほんとの馬のダイナミックさを感じられるので、今はもう時間なくてプレイしてないんだけれど、見るのは好きなんですよねえ。

次のクールでやるだろうジャパンカップ、シリーズでも特に好きなレースなのですごく楽しみです。クライマックスはまじで鳥肌たちましたもん。





2025年春アニメ 見終えての雑感 その2  




徐々に最終回まで見られた作品増えてきた。ペース上げていきたいです(希望
あげないと次のクールの作品がもうはじまってる(まだ見てない


ロックは淑女の嗜みでして ★★★☆
本作がロックなのって、上流階級のお嬢様たちが汗だくになりながら心を剥き出しにしてロックをやる、という事よりも、インストバンドに拘ってる所の方がロックだよなあ。
バンドやるってので、ボーカル無しってのは発想すらなかったよ。てか、当初は誰がボーカルやるんだろう、と思ってたくらいですし。
ぶつかりあいながら、ついにメンバーが揃いバンドが結成され、みなの方向性も統一されたわけだけれど、根本的にこのお嬢様学校の文化とロックの魂が相容れない。それはりりさが目指すノーブルメイデンのOGに決して受け入れられない在り方を見出してしまった以上、ロックから離れられない自分と母のためにノーブルメイデンを目指す自分をどう折り合いをつけていくのか。今後に不安が募るばかりなんだよなあ。その中で義妹ちゃんがロックな生き様のファンになってくれた、というのは大きいんだろうけれど、母親の闇が深すぎて……。
あと、あの汗の流し方はちょっと色気が足りない気がするねw








プリンセッション・オーケストラ ★★★☆

これこのまま2クール目に継続なんですね。というわけで、話も一区切りってわけじゃないんだけれど、やっぱり歌いながら戦うというのは、場の盛り上がりが違いますねえ。クライマックスに行くほどテンションがあがります。
ストーリー展開についてはオーソドックスというよりおとなしいかな。あんまり突拍子もない、派手な展開はなく、ジャマオックに襲われてミューチカラを奪われた女の子たちを助けるために、ジャマオックとそれを操るバンドスナッチと戦う、という展開が続きます。
キャラ的にはきっちりしていて崩れがなさそうだったかがりさんが、甘いもの関係になるとグズグズのゆるキャラになっちゃたり、意外と一番キャラを崩してきたのが面白かったなあ。何気に一番かっこいいキャラだと思ってたら一番可愛いキャラになってる。
あと、興味深かったのが敵役のバンドスナッチの面々、意外と仲が良さそうなんですよね。憎まれ口なんかは叩き合ってるんだけれど、端々にお互いへの好意や信頼が感じられて、こういうニチアサ的番組の敵組織の面々としては珍しい仲の良さだなあ、と。





ウィッチウォッチ ★★★★

これも2クール継続かぁ。いやあ、面白いです。地力高いよなあ、と思わせてくれる面白さ。ジャンプ作品の基礎部分の強さを感じさせるアニメ作品でした。
原作全然知らないんで、圭護くんの事情に関してはまったく気が付かなくて驚いた。いやマジで変身するまで気づかんかったし。裏切ってるのわかった時点でも、正体は全然気づかんかったしw え?同じ声優さんだったの?!
あと、これはアニメの出来栄えとか関係ないんだけれど、なんていうんだろうね……まだシリーズ始まったばかりの作品特有の、方向性が完全に定まってないどっちに向いてるかわからないフラフラした感じはあったかなあ。これに関しては、いろんな有名作品、名作傑作でも最初期ってこの手の微妙にフラフラしている感じは珍しくないので、気になるってほどではなかったんだけれど。
逆にそういうフラフラ感があるほど、先々骨太に面白くなっていくものも多いので、そういう意味での期待感も膨らませてくれましたね。
個人的には音夢さん、たいへんお可愛らしくて好きw





履いてください、鷹峰さん ★★★

うん、まあ大概あたまのおかしい内容でしたw
さすがにこの女性、面倒くさいがすぎるだろ。好意が素直に伝えられないにも程がある。どうしてこれでわりと順調に仲が進展しているのか不思議なんだが、白田くんがどんな扱いを受けても受け入れちゃうからだろうな、これ。ただ、それだけ自己肯定力が低いがために、どれだけ鷹峰さんが遠回しに恋心を伝えようとしても絶対に伝わらない、という罠。
たまに白田くん、会心の一撃を繰り出すのでたちが悪いんですよねえw
もうあとは鷹峰さんが素直になれるかどうか、てなところなのでしょう。ライバルキャラが出てくるのかと思ったら、幼馴染のエリーは同性愛者で鷹峰さんの恋敵には絶対にならない立ち位置でしたしね。
ほぼ鷹峰さんと白田くん二人だけのお話なんだよなあ。
あと、さすがにバンク長いし繰り返しすぎw







2025年春アニメ 見終えての雑感 その1  


どんどんと最終回が放映されている頃ですけれど、ほとんどがまだ最終回直前回前後までしか見れていません。順次、見終えた雑感を書いていこうと思います。今期は良作多くて見逃せない作品が多かったですよ。また、OPEDでついつい脳内再生してしまうクセになるアタマに残るタイプの曲も多かったなあ。良き良き。



ボールパークでつかまえて! ★★★★☆

サン四郎の中の人の正体が明らかになる終盤回は、グッと来たなあ。あれは泣いた。
プロ野球という興行を、選手だけではなくそれを支える球団スタッフや、球場の中で働く様々な職種の人達。選手の家族や球場を訪れるファンなど、様々な視点から描き出す群像劇でしたが、アニメでも本当に良作として仕上げてくれました。
ちょうど一年目という区切りでワンクール仕上げたんですねえ。これからも2年目3年目と時間が経過していくにつれて、色んな人の関係や立場、新たな登場人物などが変わってきてどんどんおもしろくなるだけに、2期以降もやって欲しいんだけどなあ。
主人公格のビール売り子のルリ子さんは、ギャルなんだけど純情でひねくれた所がなくて、いやあ村田さんじゃないけど癒やされましたよ。クライマックスシリーズを賭けた一戦での一喝は胸に響きました。彼女、野球のこと全然詳しくないのだけれど、知らないからと言ってこのチームや球場を愛していないのとは違うんだ、というのを良くわからせていただきました。







2025年春アニメ スタート雑感 その8  


前回の記事です。
とりあえず視聴中のアニメはこれで全部かな。スタート雑感とは到底言えない時期にまでズレこんでしまいました、恐縮です。


ある魔女が死ぬまで ★★★☆

「お前、あと一年で死ぬよ」
十七歳の誕生日を迎えた見習い魔女のメグ・ラズベリーは、魔法の師匠であり、魔法界トップの七賢人に名を連ねる『永年の魔女』・ファウストから、突如として余命一年であることを告げられる。
メグは『死の宣告』の呪いにかかっていたのだ。
呪いによる死を免れる方法はただ一つ。
手にした者に不死をもたらす、『命の種』を生み出すこと。
そして、『命の種』の材料となるのは、感情の欠片――人が喜んだ時に流す、嬉し涙。
「それで、一体どれくらい涙を集めればいいんですか?」
「千人分だ」
「……はい?」
こうして、メグは嬉し涙を集めるため、様々な人たちと関わっていく。
幼馴染みで大親友のフィーネ。
ファウストと同じ七賢人の一人――『英知の魔女』・祈。
メグと同い年にして七賢人に名を連ねる天才少女、『祝福の魔女』・ソフィ。
これは、余命一年を宣告された未熟な魔女、メグ・ラズベリーが起こす、奇跡の物語。

原作は電撃の新文芸から刊行されているライトノベルですね。てっきり一巻で完結する話なのかと思ってたら、既に3巻まで発売されています。自分は未読。
いやあ、1年後に死ぬとか宣告された少女の話ですよ。そりゃ重苦しい感動系なんだろうなあ、と思ってたんですよ。さらにいうと、誰が死ぬとかは明言されていないので、こりゃあお婆ちゃん師匠の方が亡くなってしまう系の話なんだろうなあ、と思ってたんですよ。本の方のあらすじも、死を宣告された少女がそれでも人のために魔法を使っていく、みたいな感じの話でしたし。
ところが……いや、別にところがってわけじゃなくて、ちゃんとそういう筋のお話で人のためみんなのために魔法を使っていく、という話ではあったんですけれど、肝心の主人公にして若くして死亡宣告されたメグ・ラズベリーさんが思ってたのと全然キャラクター違ってましてねえ。
明るい! めっちゃ明るいなあ! 不真面目でいい加減で現金で余命宣告されたのに、それで精神的に追い詰められることも疲弊することもなく、ガンガン行こうぜの精神でポジティブお化け。すぐに調子に乗るし口は悪いし、と悲壮感が欠片もない。
助かるためには千人分の嬉し涙を集めなければならない、という条件が出されているのに、切羽詰まった様子もないんですよね。
いや、1年で1000人分って、1年は365日しかないんですよ。1日に2人分嬉し涙稼いでも全然足りない。無理じゃね? もっと焦ったほうがいいんじゃない? と、見てるこっちが焦ってくるのですが、事情を知ってるお師匠様も周りの人たちも具体的になにか方法を考えてクリアさせてやろうという動きは見せてないんですよね。見守るばかり。ええのんか? このメグさん、わりとグダグダだぞ。
とはいえ、町の人達に悩みを解消したり、会った魔女たちと仲良くなったり、とそのかなりのコミュ力強者のポジティブさを存分に振るって、問題を乗り越えメグ自身成長していくのですけれど……それはそれとしてどう考えても嬉し涙収集ペース間に合わないよね!?






アポカリプスホテル ★★★★

人類がいなくなり、長い年月が流れた地球。
日本の首都・東京の銀座にあるホテル『銀河楼』では、ホテリエロボットのヤチヨと従業員ロボットたちが、
オーナーの帰還と、再び人類のお客様を迎える時を待っていた。
が――100年ぶりにやってきたお客様は、地球外生命体だった。
次々に訪れる彼らの目的は、宿泊か、侵略か、はたまたどちらでもないのか……
『銀河楼』の威信をかけたヤチヨたちのおもてなしが、今、始まる――

これはなんか、なんか凄いわー。なんか、言葉にしづらい得も知れぬ複雑に軋む感覚。
この作中の雰囲気が明らかに意図的なのが、OPでのあのaikoの「skirt」の曲を聞けば嫌と言うほどわかるでしょう。いや、まじでこんな曲調聞いたことなんだけど。なにこの調和の取れた不協和音。ぶっ壊れてるのに整っている音の連なりは。
原因不明の流行病によって世界は崩壊し、生き残った人類は地球を脱出して、この星から人はいなくなってしまった。
人類が消え去った地球の滅びた街の一角で、しかし未だ稼働し続けるロボットたちがホテルを運営している。誰もお客が訪れなくても、いつかくる宿泊客を待ち続け、いつか帰って来るだろうオーナーと、人間たちを待ち続け、長い年月の果てに何体ものロボットたちがその機能を止め、役割を追えても、まだ動くロボットたちはひたすら同じ毎日を繰り広げ続けている。
やがて、地球外からのつまり宇宙人なお客様なんかが訪れるようにもなるんだけれど、それでメインのヤチヨさんや他のロボットたちが人のことなんか忘れて、新しいホテルマンとしての日々を楽しく過ごしていく、ってわけじゃないんですよね。宇宙人たちが持ち込んでくる様々な問題をドタバタしながら解決しつつ、しかし彼らの心、心があるとしたならばその胸に灯る想いはずっと過去に留まったまま。人間さまの帰りを信じて疑わず、当たり前のようにその帰還を待ち続けている。このどうしようもなく未来に押し流されていく彼らの様子が、なんとも哀切的ででも現在を見ると一日一日を全力で頑張っていて、コメディでもありながらシュールでもあり、なんか楽しくも寂しい、心弾むようで沈むような、もう感情の不協和音が湧き出てくるわけですよ。なんだろうね、これ。すごいね、これ。
キャラクター原案が竹本泉という、これがもう大御所も大御所。なんですけど、意外なことにアニメ化とはとんと縁がなかったらしく、竹本キャラがアニメで動くのこれが初めてなの? マジで? マジで!?







2025年春アニメ スタート雑感 その8  


前回の記事です。
前回はゴールデンウィークの終わりだったので、それからもう2週間以上過ぎてしまった。もうスタートじゃなくて中盤過ぎてるんだけれど。

ウマ娘 シンデレラグレイ ★★★★☆

週刊ヤングジャンプにて大好評連載中、累計発行部数650万部突破!!
クロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』発のオグリキャップを主人公としたコミカライズがついにアニメ化!!

寂れた地方のカサマツトレセン学園。そこに1人のウマ娘が現れる。
名は、オグリキャップ。
その圧倒的な走りは、あらゆる常識を覆していく。
やがて「怪物」と呼ばれる灰被りの少女が、今、新たな伝説を刻む――。
青春“駆ける”シンデレラストーリー、遂に出走!!

プリティが消えたウマ娘、と呼ばれるヤングジャンプ連載の漫画をアニメ化するという、これまでのウマ娘アニメとは全く別の変遷を辿ったシリーズである。
史実的には、今までアニメ化されたシリーズの中で一番古い時代を扱っているのだが、それ以上に物語の構成がこれまでのアニメ作品と全く違うんですよね。最初からアニメ作品として1クールに収めるために作られた作品と違って、こっちは漫画連載という形で始まっているので作中の話の進むスピードが全然違うんだなあ。序章のカサマツ編だけで6話使ってる。ようやく中央に移籍した7話で、まだレース走っていない、という濃厚な中身になっているわけだ。その分、名馬との大きなレースでの火花飛び散るようなレースは随分とお預けになってしまう。そういう展開の遅さもあって、このシンデレラグレイって当初からアニメ化は難しい、と言われてたんですよね。そもそも、オグリキャップの物語自体がアニメ1クールに収まらないからコミカライズの方に向かった、という話もあるくらいですし。
それをアニメ化やっちゃったんだ、最後まで責任持ってやってもらわないとな!
本作のもう一つの特徴は、実名で登場できない正史の強豪馬たちも変名で堂々とレギュラー張って出番マシマシで活躍し暴れまわる、という所でしょう。これまでのシリーズだと、実名で登場しないモブウマ娘は殆ど会話すらもしませんでしたしね。
ところが、本作の方はカサマツ編ですらもうメインヒロインだろ、というフジマサマーチが活躍しましたし、以降も個性的なオリジナル名を名付けられたウマ娘たちが大いに出番ありまくります。
ディクタストライカなんか、もうこの名前のままでいいんじゃない?というくらいキャラもデザインも格好良いですしね。
ともあれ、今から中央編本格的にスタートなので、ワクワクしながら見てますよ。









宇宙人ムームー ★★★☆

遠い宇宙から地球にやってきた猫型異星人・ムームー。
その目的は、自らの種族が失ったテクノロジーを取り戻すため、地球で家電の技術を学ぶこと。
主人公・桜子の平凡な大学生活は、ムームーの登場で一変!
予想外の同居が始まり、次々と起こる騒動に巻き込まれることに。
ムームーとの化学反応が巻き起こす、
スーパースペクタクル×家電あれこれ×にゃんコメディ。
原作はヤングキングアワーズで連載中の漫画作品。てっきり、この作者さんの作品アニメ化するのなら【任侠転生】の方かと思ってたんで、こっちがアニメ化という話を聞いてびっくりしましたよ。いや、マニアックすぎない!?
いや、面白いんだけれども。こっちをアニメ化って大変面白んだけれども、これって生活家電の仕組みを解体してバラして説明するお話ですよ。わりと知らないことが多くて、実際かなり勉強になるんですけど。身近に使っている家電。電子レンジやドライヤーやクーラー。構造を知っているようで、意外とちゃんとした構造は知らなかったりすることを、本作を見てて知ることになった。
アニメだと動きや声もあるせいか、家電の構造説明とか思ってた以上にすっと頭に入ってくるのでマジで勉強になる。部長の説明、わかりやすいですし。
ただ主人公の桜子が内気で人見知りで方言気にしてボソボソとしか喋らない上に、あんまり人と話せないので、見ててジリジリさせられるのは最初の方結構辛かった。段々と周囲の人に慣れてきて、とりあえず喋るようになってきたけれど。
あの猫がうざいw あれはまあ、うざいで固められたキャラクターなのでうざいの当然なんだけれど、鬱陶しいなこの猫の皮を被った宇宙人。……まじでファスナーついてるんだが、中身なんなんだろうw
あと、ED曲が「さよなら人類」だったのはダイレクト世代なので、めっちゃ刺さる。グサグサ刺さるw 木星に、ついたーー!!








2025年春アニメ スタート雑感 その7  


前回の記事です。

ざつ旅 -That's Journey- ★★★★

漫画賞の新人賞を受賞した漫画家志望の女子大生・鈴ヶ森ちかは、ある日、編集部に新作のネームを3本持ち込んだものの全ボツを食らってしまう。
心が折れそうになったとき、唐突に胸の中に溢れてくるものがあった。

「どこか、旅にでたい…」

面白半分でSNSにて旅先のアンケートを取ってみると、まさかの大きな反響があり、引くに引けない状態に…!
でも、旅にでたい気持ちは本物。
覚悟を決めたちかは、アンケート頼りの行き当たりばったりな旅を始めることに。

時に一人で、時に友人たちと――。
「ざつ」だからこそ思いがけない出会いが待っている、“ざつ旅”へ出発!
毎回違う聖地を生み出してしまいそうなアニメである。
いやあこれ雑誌連載中から素晴らしい雰囲気を醸し出していて、引き込まれながら読んでた作品なんですよね。旅をテーマにした作品は幾つもあるんでしょうけれど、この大雑把にアンケートで目的地決定してとにかく行ってみる、という雑なスタートから旅先をブラブラと歩き回るあの旅行の空気感がほんと良くてねえ。
自分、自分が行く旅行に関しては全く関心ないんだけれど、人が行く旅行を見るのは楽しかったりするので、こういうタイプの作品はほんと新鮮でした。
これアニメするにしても改めて取材必要だろうし、大変だったんだろうなあと思いつつ、今までにない味わい深いアニメ作品になってると思いますよ。
それにしても、漫画始まった当初の設定忘れてたんで、旅行代金どうやってひねる出してるのかな、と思ってたんですが、初期は漫画の受賞した賞金から出してたんか。なるほど。







キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 Season �供 �★★☆


科学技術が発達した、機械仕掛けの理想郷「帝国」。
超常の力・星霊術を駆使し、“魔女の国”と恐れられる「ネビュリス皇庁」。
二国は長きにわたる戦争を続けてきたーー。

帝国の最高戦力イスカと皇庁の王女にして“氷禍の魔女”アリスリーゼは、激闘の中で互いの素顔に触れ、その生き方と理想に惹かれ合う好敵手となった。

独立国家アルサミラで帝国と皇庁の謀略を打ち砕いた二人は、再会を誓ってそれぞれの道へと進むが、意外な形でその約束を果たす。
アリスの妹シスベルと取り引きを交わし、護衛として皇庁に潜入するイスカ。
シスベルの捜索隊として皇庁の都市リースバーテンを訪れるアリス。

偶然の再会は二人の心をさらに燃え上がらせるが……同時に皇庁内では帝国の内通者「純血種・被検体E」が暗躍し、帝国の「特務・女王捕獲計画」が動き出そうとしていた。

否応なく引き裂かれようとするイスカとアリスは、その運命に抗うことができるのか――。
あ、これアレか。一度2期始まったのに、万策尽きて一旦休止の延期したやつかー。仕切り直しの2期がこれなのね。ちゃんと1話からやってるのね。
このあたりから、単純な帝国と皇庁の争いじゃなくて、帝国内部でも対立があり、皇庁の方でも3つの家による後継争いがあり、さらにその内側でも思惑違いや分裂や帝国との内通があって、さらに政治中枢から離れた外部の怪物ユニットが潜在していたり、と3つ巴どころじゃないドロドロの争いが繰り広げる中で、ひたすらアリスが敵であるイスカに色ボケしている、というとんでも状況がやたら面白いんですよ。
皇庁サイドも、普通お前ら悪役だろうという怪しく胡散臭く真っ黒そうな勢力が2つもあって、そいつらゾア家とヒュドラ家同士もバチバチやり合っている、というわりと珍しい状況なのがまた面白いんですよね。いや、肝心のアリスの家のルゥ家も姉妹同士で全然信用ないし、何なら長女があからさまに裏切ってるし、でゴタゴタしてるどころじゃないのですが。
とりあえず、サリンジャーは登場しただけで面白いの、あれズルい。ギャグキャラでも何でもない真面目な強キャラなのに、ずっとどんな場所でも状況でも上半身裸にジャケット肩にかけてるだけ、というスタイルに拘ってるの、あれなんなの?! いるだけで面白いのほんとズルいんですけど!?
なんかテンポがずっと良くて、シリアスな状況無視してぶっこんでくるコメディもやたら楽しいんで、見ててずっと面白いんだよなあ、この作品。








俺は星間国家の悪徳領主! ★★★☆

星間国家アルグランド帝国の辺境を治める伯爵家に生まれ、
幼くして当主となった転生者リアム。

善良さ故に奪われ続けた前世を反省した彼は、今度は奪う側である「悪徳領主」となり民を虐げようと決意!

せっかくのSF世界なのだからロボットにだって乗りたい!
最強の剣術だって習得して、傍若無人に振る舞いたい!
ゆくゆくはハーレムを作って、酒池肉林も楽しみたい!!

──しかし。

リアムなりに「悪徳領主」らしく振る舞っているはずが、なぜか民からは感謝されて好感度は上がりっぱなし……!?

魔法ありロボットありの星間国家を舞台に、超銀河スケールでお贈りする勘違い領地経営譚が堂々開幕!!
転生モノでロボットものというと【ナイツ&マジック】がありますけれど、あれはファンタジー系異世界だったのに対して、こっちはスペオペもの。スペオペというには、政治形態が中世っぽいのですが。
前世で面白みのない真面目な人生を送ったがために人の悪意に好き勝手搾取されて破滅してしまい、新しい人生では好き勝手悪いことをしてやるのだ、と誓った主人公なのですが、初っ端から幼児にも関わらず両親に借金ごと責任おっかぶせられて逃げられる、というクズムーブにやられてえらい目にあうという。これはもう、人間は信用できない。AIしか信用しない、となっても不思議はないのですけれど、また剣の師匠に詐欺られてたり、技術屋の姉さんにカモられてたり、と無自覚に人をすぐ信用してしまうあたり、まあ悪人の素養なさそうなんですよねえ。さりとて、善人のお人好しというわけではなく、彼なりに悪徳を尽くしているつもりなので、別にいい人ってわけでもないのですが。
にも関わらず、何となくうまく周り、悪徳を志そうが真面目でひたむきな性格は変わらないが故に努力が報われていく展開が、ギャグ調で描かれていて面白いんでしょうね。SFらしい宇宙戦闘の戦艦やロボットのアクションに関しては、そこまで期待出来なさそうですが






2025年春アニメ スタート雑感 その6  



前回の記事です。


真・侍伝 YAIBA ★★★☆

真のサムライを目指し、ジャングルで修行に励んでいた鉄 刃(くろがね やいば)。
ひょんなことから日本に戻り、父・剣十郎と縁のある峰家に身を寄せることに。
峰家の娘・さやかは破天荒な刃に戸惑いながらも暮らし始める。
そんなある日、さやかの学校に訪れた刃は、剣道の実力者・鬼丸 猛(おにまる たけし)と運命的な出会いを果たす。
その後、刃と鬼丸は衝突を繰り返し、強さを求めた2人に呼応するかのように古の力が目覚める。

「雷神剣」と「風神剣」―

古来より天地を揺るがしてきた魔剣が今再び目覚め、真の物語が幕を開ける―
うわあ、懐かしいなあ。今の時代に【YAIBA】完全アニメ化かよ。
言わずと知れた、もう国民的アニメと言っていいですよね。【名探偵コナン】の原作者である青山剛昌先生がコナンくんの前に手掛けていた連載シリーズです。自分これ全巻持ってたよ。今もあるのかな?
第一巻の発売が1989年ですから、これ昭和64年にして平成元年。まさに時代をまたいだ年に始まった漫画なんですよねえ。活劇としてはもうバチクソに面白かったですよ。風神剣・雷神剣って今となっては野暮ったいような気もしますけれど、いや改めて見ても古き良き新鮮さがありますよ。
ただ、今になって見るとヤイバってクソガキ以外のナニモノでもないですよね。いやもう、あまりの無法者っぷりに唖然呆然ですよ。こいつに絡まれた鬼丸、完全に被害者じゃないですか。そりゃ怒るわ。
さすがに携帯電話もインターネットもないような時代なのですが、そういうところは現代風にアレンジしてるんですねえ。
剣戟アクションに関してはもうバチバチに動きまくってます。これだけでも見る価値はあるかもしれない。あとは、キャラクターのあの「不適切にもほどがある」的なコンプライアンスに引っかかりそうな言動にどれだけ慣れるかですねえ。ヤイバのクソガキさ加減もある程度は話が進むにつれてマシに……なってたかなあ?
しかし、ヤイバの声優高山みなみさんか……すげえなあ、このヤイバって一度アニメ化してるんですけれど、その時のヤイバの声をやったのが高山さんだったんですよ。20何年越しの新作アニメで継続って。
ちなみに、江戸川コナンの声優としてあまりにも有名な高山さんですけれど、アニメ化は当然ヤイバのほうが先でしたからね。順番としてはコナンの声優だから今回ヤイバの声にも抜擢されたのではなく、逆にヤイバの声の人だったからこそ、同じ青山先生の作品であるコナンの声に選ばれた、という可能性のほが高いんじゃなかろうか。それが回り回ってまたヤイバの声をやることになったんですからねえ。すごいですねえ。









紫雲寺家の子供たち ★★★☆

東京都世田谷区の高級住宅街に豪邸を構える「紫雲寺家」。
ここに住む7人の兄弟姉妹は、才色兼備として知られ、なかでも年子の5姉妹は全員が美少女だと評判だった。
誰もが羨む美人姉妹との一つ屋根の下。
しかし、長男・新は個性的な5姉妹に振り回され、姉妹以外の女子には及び腰になっていた。
家族を大切に思いながらも、5姉妹のいない別の人生を妄想する新だが……。
「実は君達は本当の兄弟姉妹ではない」
ある日、父親から衝撃の事実を告げられ、運命は一変する!
いつまでも変わらないと信じた家族の繋がりも、変化の兆しを見せはじめ――。
この愛が行き着く先は、家族、兄弟姉妹、それとも?
運命が繋ぐワケあり家族の“禁断×純愛”ラブコメディが開幕!
漫画原作。描いているのは週刊少年マガジンでロングラン連載している【彼女、お借りします】の宮島礼吏先生……いや、週刊連載しているのに、どうしてもう一本連載持ってるの!? おかしいでしょ!? マガジン系の漫画家さんってたまにわけわからんくらいたくさん描く人いるよなあ。
ただ、本作はマガジン系じゃなくてヤングアニマルなんですよね。原作の方は未読。ただ、アニメ化にあたって無料公開している分はちらっと読みました。
キャストが全員紫雲寺さんなんですけど!? 紫雲寺さんしか居ない登場人物。モブの友達枠みたいなのもなんか居ないんですけど!? というわけで、ほぼ紫雲寺さんのご家庭の中で関係性が完結しているような話になるんですね。余計な外部からの刺激は不要。あくまで家族間で物語を構成するってなもんなのか。

突如、末っ子の誕生日に父親から暴露された家族の秘密。子供たちは全員、血がつながっていない養子である。突然明かされた今まで実の姉弟と思っていた7人の子供たちの間に生まれる、家族だけれど、ずっと兄弟だと思っていてこれからもそれは変わらないと思っていたけれど。
でも、それでは割り切れない想いの発露が、化学変化のように他の子たちにも波及していき……という、なかなかに波乱含みのラブストーリーっぽいんですよねえ。まだ序盤も序盤なのですが。
いやでも、7人って多いよ! この紫雲寺家って、ガチの上流階級らしくしれっと家の中に使用人とかが居て、家族間の誕生日会にも関わらず正装して上品なお食事会みたいな感じでパーティーをやっていて、この庶民的ではないけれど現実離れしているほどでもない家庭の雰囲気が、どこか普通の一般家庭では起こり得ないような人間関係が生まれても不思議ではない、という違和感を薄めていくような独特の家族の雰囲気があるのが、なかなかに面白いところでありました。ラブコメとしては動的な部分がかなり少なく、静的でお互い慎重に出方を伺っているような感覚も興味深いところ。動き出したら一気に大きく動くのかも知れませんが。






Summer Pockets ★★★☆

亡くなった祖母の遺品整理のために夏休みを利用して、鳥白島にやってきた主人公の鷹原羽依里。祖母の思い出の品の片付けを手伝いながら、初めて触れる「島の生活」に戸惑いつつも、順応していく。海を見つめる少女と出会った。不思議な蝶を探す少女と出会った。思い出と海賊船を探す少女と出会った。静かな灯台で暮らす少女と出会った。島で新しい仲間が出来た――この夏休みが終わらなければいいのにと、そう思った。

ああーー、鍵系かぁ!! 今もうゲームの方は全くアンテナ立ててないので、「Key」からゲーム出てるとか全然知らなかった。オリジナルアニメじゃないんですよね。ゲームのアニメ化なんですよね。調べたらちゃんとゲーム出てたよ。
すげえ、蔵の整理で呼ばれて来たのに、ここはまだいいから外で遊んできなさい、と追い出されて島の人達となんとなく出会って交流する日々、という展開があからさまにビジュアルノベルっぽい!! 
特にこのテンポというか、妙にこう生活感があるのかないのかわからん、家の中の雰囲気。泊まってる親戚の家の人との距離感、なんか地に足がついていない現実感。順繰りに出会っていくヒロインっぽい奇人たちとのやり取りが、もう見るからに鍵系! 見たらわかるよ鍵系って。むしろ、今までのアニメ化作品よりもこの鍵っぽいさはくっきり浮き出てるかもしれない。ここまでゲームっぽい場面転換あんま見たことないと思われ。
ただ、今まで見てきた鍵系の中でも屈指の見やすさがあると思う。個人的に最近の……最近? なにが最近なんだ? と、とりあえずリトバスは最近だよね? CLANNADより後ろは最近だ派である。
ともかく、どうもいい歳になってしまうと鍵系の作品ってどうにもとっつきが悪い感覚が付きまとって見るのしんどかったんだけれど、本作は気楽に見れてて素直に面白いと思ってる。
しかし、「うぐぅ」レベルの少女の鳴き声をこの令和で再び聞く機会があるとは思わなんだ。
あと、開けてはならないスーツケースの中に入っているのは普通はした……






2025年春アニメ スタート雑感 その5  




中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。 ★★★★

舞台は戦後間もない昭和23年、東京。
新制高校の二年生に進級した日下部栞奈は、国語の新任講師・中禅寺秋彦と出会う。

栞奈の周囲では、怪異にまつわる奇々怪々な事件が次々と発生。今日もまた、栞奈は助けを求め、仏頂面の中禅寺先生が待つ図書準備室の扉を開けるのだった――。
中禅寺、という名字に心当たりがある人はそのとおりです。中禅寺秋彦、人呼んで京極堂。
かつて一斉を風靡した「百鬼夜行シリーズ」あるいは「京極堂シリーズ」と呼ばれた推理小説にして妖怪小説。憑き物落としを駆使して事件を解決、或いは解体してく古書店・京極堂の主、中禅寺秋彦を主人公としたミステリー作品があります。【姑獲鳥の夏】や【魍魎の匣】なんかのタイトル名は読んだことがなくても、聞いたことがある人も多いでしょう。私も随分とのめり込んで読んでたなあ。
本作は、その中禅寺秋彦が古書店の主となる前。「百鬼夜行シリーズ」がはじまる前の時系列。高校の国語講師をやっていた頃の話になるんですね。少年マガジンエッジにて連載中。描いてる漫画家さんは、昔から「百鬼夜行シリーズ」も手掛けてた志水アキ先生、とかなりガチの体制。でも、主人公は京極堂じゃなくて、ちょっと迂闊というか間の抜けたところのある、でも善良で行動力のある日下部栞奈という女子高生が主人公。彼女が動き回って事件に関わり、それを中禅寺先生が解決していく、という構成ですね。事件としては日常ミステリーに近いでしょう。栞奈の身近で起こる謎を、中禅寺先生があの形相で解いていくわけです。でも、時代設定がほんとに戦後すぐという事もあって、また日常そのものの雰囲気がちょっと違うんですよねえ。ここがまた味なところでもあり。また、百鬼夜行シリーズでは常に和装。憑き物落としの際には漆黒の羽織と着流し、黒の足袋に鼻緒だけが赤い黒の下駄と、黒ずくめの格好、京極堂スタイルというべき独特な姿が完全に印象づいている中禅寺秋彦が、こっちでは高校の先生ということで常にスーツ姿というのがまた新鮮なんですよね。
なにげに、この世界観の物語がTVシリーズのアニメになるのは確かはじめてですよね。「百鬼夜行シリーズ」でもおなじみの面々が、本作でも登場するのでそういう意味でも楽しめるシリーズであります。あの探偵榎木津ももろにあのまんまで登場しますからねえ。







男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) ★★★★

とある田舎の中学校で、ある男女が永遠の友情を誓い合った。
1つの夢に向かい運命共同体(しんゆう)となった二人の仲は――
特に進展しないまま2年の歳月が過ぎる……!
未だに初恋がこない陽キャ女子・犬塚日葵と、花を愛する植物系男子・夏目悠宇は、高校2年生になっても変わらず、二人だけの園芸部で平和に親友をやっていた。
ところが、悠宇が過去の初恋相手と再会したことで、突如二人の歯車が狂い出す!? 
果たして恋を知った日葵は〈理想の友だち〉脱却なるか?
電撃文庫ですでに10巻を超える長期シリーズになっている人気ラブコメですね。今期では貴重な学園ラブコメ枠であります。
これが非常に強烈にして強力。あれ? 自分、このシリーズ2巻までしか読んでないのか。なんでだろう、別に趣味が合わなかったとかではなく、かなり面白いと前のめりだったと思うんだけれど、いつの間にか読むタイミングを逸していたのか。アニメだとどの辺まで描かれるのかな?
少なくとも2巻までの範囲だと、本作の主人公って実は夏目悠宇の方じゃなくて、犬塚日葵の方なんじゃないか、と思しき描かれ方してるんですよね。いやどうだろう。両方とも主人公というべきか。
悠宇の方は主人公らしく悩みもするし迷走もするんだけれど、一番根底の部分はブレなく一貫した芯が通ってるっぽい。一方で、ブレまくって残像でも残しちゃうんじゃないか、というくらいブレまくるわ迷走しまくるわ自爆するわ誤爆するわ逆走するわ、とんでもない軌跡を描くのが日葵の方で。
ある意味ヒドインと言われても仕方ない有り様なんですが、でもそのみっともなさとか無様さ、ろくでもなさが不思議と魅力的でも在り、いやでもヒロインとしてそれはダメだろうというひどい所も多くて、主人公の方ならまだなんとか、という状態を晒してるんですよね。2巻の段階でこれだったんだよなあ。これを機会にもう一度読むの再会しよう。
一方で思いっきりちゃんとヒロインをしているのがリンちゃんこと榎本凛音の方で……この子も、おとなしい子かと思ったら、かなり天然愉快系で登場するだけで面白いという、かなり強烈な存在感を示してる子なんですよ。クール系というのは大間違いですよ。幼馴染枠としても、非常に強力なスマッシュを装備していて、天然さゆえの躊躇のなさでグイグイと接近戦を仕掛けてくるわけです。悠宇に対しても、日葵に対しても。……日葵さん、これちょっと無理ですよ、というのがシリーズ初期の方の印象でしたね。日葵やらかしまくるし。いやー、まじでアニメ何巻までやるんすかねえ?
アニメだと、悠宇の忙しない独白がけっこう彼を賑やかなイメージにしていて退屈させないし、日葵の「ぷっはー」が思った以上に「ぷっはー」してて良き良き。






スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 〜そのに〜  ★★★★

女神様の計らいで不老不死の魔女となって異世界に転生したアズサ。

過労死した前世の反省からスローライフを願い、生活費の足しにと日課でスライムを倒すこと300年――。
気づけばレベルMAXの世界最強になっていた!

最強の噂は広まり、静かだった高原の家に事情を抱えたドラゴン娘やスライムの精霊、エルフや幽霊といった娘たちが押しかけてくる。
彼女たちの悩みやおかれた状況を見過ごせないアズサは奔走し事態を解決、家族として迎え入れ、みんなとの新しいスローライフを始めることにする。
しかしその新生活は、スローライフというには少し賑やかなもので――!?

レッドドラゴンの故郷に行って温泉に入ってみたり、魔族の国の式典に行ってみたり、
世界樹と呼ばれる巨大ダンジョンを攻略したり。

今日も楽しい一日が始まります!
もうサザエさん枠、ちびまる子ちゃん枠でずっと放映してればいいんだよ! と、一期の終了を嘆いたあの頃から幾星霜。ついに戻ってきました【スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました】第二期でありますよ。もう、ただただ和やかにコメディを味わえる癒やし枠。既に一期でほぼレギュラーメンバー出揃っているので、最初からスローライフ模様を堪能できる二期バンザイ仕様。あの一期の癖になる口で言う系効果音が今のところまだ少ないのが物足りないと言えば物足りないですけれど、それくらいでまあのんびり見ているだけでじんわりと幸福感を味わえ、ちょっとシュールな展開にクスクスと笑いが漏れて、温かい家族模様にほっこりとし、と……素晴らしいひとときを味わえます。
これ単行本サイズでもう27巻も出ているだけに、話のストックはなんぼでもあるんでほんとずっと続けてられるんですよね。ずっと続けろ。ずっと見るから。
でもこれ、話自体はかなりシャッフルして、実際の順番関係なくやってる感じですね。ユフフママとか神様登場とか、巻数バラバラですよ?






 

10月7日

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10月6日
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