徒然雑記

終日のたりのたりかな  
  オロチのまどろむ庭TOP  読書メーター  月刊書籍発売カレンダー  書籍感想・殿堂作品
  書籍感想・著者索引(表紙絵附) 書籍感想・著者索引(シンプル版)  書籍感想・作品タイトル索引(シンプル版)
  10月の漫画新刊カレンダー  10月のライトノベル新刊カレンダー
  11月の漫画新刊カレンダー  11月のライトノベル新刊カレンダー
 

書籍感想2016

2016年12月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

読んだ本の数:40冊 うち漫画:18冊

なんとか最低の状態からはある程度回復したものの、やはり月三十冊は漫画抜きでキープしたいなあ。基本目標はそのあたりに固定したい。
ただ、読書機会が絞られる分、事前に面白いに違いないものを摘んで読んだだけあって、当たりの確率は非常に高かったとも言える。でも、人気シリーズか完結に至るものが多い感もあるのだけれど。
【異世界拷問姫】なんか実に舌触りのよい美味しい作品なんだけれど、三巻でキレイに完結してしまいそうだし、【Babel】に至っては次が出るかも怪しい様子だし。
最近のもっと読みたい作品のシリーズ短期化、打ち切りの増産にはかなり神経が摩耗してますよ。まあちょっとでも支援できるように、自分も出版されたらすぐに感想記事書けばいいんでしょうけれど、それもままならない有様ですからねえ。悔やむところです。


★★★★★(五ツ星) 0冊



★★★★☆彡(四ツ星Dash) 5冊

彼女がフラグをおられたら 冥土の土産よ、最期に卒業式のことを教えてあげるわ】 竹井10日/ CUTEG 講談社ラノベ文庫
Babel II ‐剣の王と崩れゆく言葉‐】 古宮九時/森沢晴行 電撃文庫
異世界拷問姫 2】 綾里けいし/鵜飼沙樹 MF文庫J
この素晴らしい世界に祝福を! 10.ギャンブル・スクランブル!】 暁なつめ/三嶋くろね 角川スニーカー文庫
魔法少女育成計画 QUEENS】 遠藤浅蜊/マルイノ このライトノベルがすごい!文庫


【彼女がフラグをおられたら 冥土の土産よ、最期に卒業式のことを教えてあげるわ】 竹井10日/ CUTEG 講談社ラノベ文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら
正直、期待していた以上に広げまくった大風呂敷をキレイに畳んで見せた結末には唸らされた。もっととっ散らかってもおかしくないくらい広げまくってたもんなあ。今のところ、これが作者の代表作と呼ぶに相応しい完結編でした。


【Babel II ‐剣の王と崩れゆく言葉‐】 古宮九時/森沢晴行 電撃文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら
少女漫画とか少女系レーベルだと自分のイビリに挫けるどころか鼻息荒く反抗して見える雫にラルス王がだんだん惹かれてきてしまうところなのだけれど、この王様そんな殊勝な性格じゃないところがまた面白いのよねえ。


【異世界拷問姫 2】 綾里けいし/鵜飼沙樹 MF文庫J

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら
純白にして鮮血の花嫁無双。ジャケットデザインからインパクトどん! 今回はさらに花婿である主人公がまたカッコよくてねえ。誰も彼もが愚かで、その愚かさがまた尊く気高く愛おしい。


【この素晴らしい世界に祝福を! 10.ギャンブル・スクランブル!】 暁なつめ/三嶋くろね 角川スニーカー文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら
ほんと、カズマさんのクズっぷりは途方も無いぜ。ギャグもコメディも衰え知らずのキレッキレ。文句なしに笑えて面白くて心の底から楽しいや。


【魔法少女育成計画 QUEENS】 遠藤浅蜊/マルイノ このライトノベルがすごい!文庫

Amazon
感想はこちら
マジで一切容赦なし、加減なし、情無しで追い詰めて追い詰めて追い詰めた挙句にペシャっと未練なくキャラを潰すを厭わない作者の可愛がりには戦慄を隠せない。これ、キャラを愛するが故に逆に徹底してやってしまうタイプだよなあ、絶対。

★★★★(四ツ星) 3冊

浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。】 友麻碧/あやとき 富士見L文庫
我が驍勇にふるえよ天地3 〜アレクシス帝国興隆記〜】 あわむら赤光/卵の黄身 GA文庫
魔術師たちの就職戦線】 嬉野秋彦/惠坂 ファミ通文庫


【浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。】 友麻碧/あやとき 富士見L文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら


【我が驍勇にふるえよ天地3 〜アレクシス帝国興隆記〜】 あわむら赤光/卵の黄身 GA文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら


【魔術師たちの就職戦線】 嬉野秋彦/惠坂 ファミ通文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら


今月のピックアップ・キャラクター

レニーア (さよなら竜生、こんにちは人生)
ギルガメス・センティア (彼女がフラグをおられたら)
茨木真紀 (浅草鬼嫁日記)
 (Babel)
ラルス (Babel)
カイト (異世界拷問姫)
ヒナ (異世界拷問姫)
シアン (奴隷姫と過ごす日々)
アルバロ (ディエゴの巨神)
進藤雪也 (魔術師たちの就職戦線)
蘭崎香織里 (魔術師たちの就職戦線)
進藤詩織里 (魔術師たちの就職戦線)
網代木澪 (魔術師たちの就職戦線)
プフレ (魔法少女育成計画 QUEENS)


以下に、読書メーター読録と一言感想。


続きを読む

魔法少女育成計画 QUEENS ★★★★☆  

魔法少女育成計画 QUEENS (このライトノベルがすごい!文庫)

【魔法少女育成計画 QUEENS】 遠藤浅蜊/マルイノ このライトノベルがすごい!文庫

Amazon

着々と進行するプク・プックの「魔法の国」救済計画。多大なリスクを孕んだその計画を阻止するため、そして囚われの身となったシャドウゲールを救い出すため、プフレは記憶を失ったまま起死回生の一手を打つ―。TVアニメ化された話題のマジカルサスペンスバトル『魔法少女育成計画』のシリーズ最新作がここに登場!「魔法の国」と自らの運命を賭けて、魔法少女達が激突する!

はぁぁぁぁぁぁ……。読み終わったあとのこのため息の重さ。何気に喪失感という意味ではシリーズ屈指だったんじゃなかろうか。これさ、スノーホワイトに対して厳しすぎやしないだろうか。彼女相手に限らないんだけれど、彼女に対する仕打ちというのはこれ酷いなんてものじゃないでしょう。たださえ魔法少女狩りなんて業を背負っている彼女に、これだけの罪まで背負わせて、いくら修羅とかしたスノーホワイトだっていい加減潰れるぞ。ただでさえ、リップルの件でいい加減ひしゃげ掛けていたのに、さらにこれである。ある意味リップルと同じ立場に立ったといえるのかもしれないけれど、今回の一件はラ・ピュセルやハードゴアアリスが願ったあるべき魔法少女としてのスノーホワイトを決定的に終わらせてしまったんじゃなかろうか。スノーホワイトが故人たちが願った魔法少女たり続けられなくなってしまったんじゃなかろうか。
これ、前回のリップルの絶望の繰り返し、いや重ね塗りじゃないか。
このシリーズの片方の支柱であったスノーホワイトがこんな状況に置かれてしまったのもどうしようもない絶望にも関わらず、それで済まさない作者の腐れ外道っぷりがもう泡吹きそうなくらい素晴らしいと言えばいいんですかもう!!

思えば、彼女は一度たりともブレなかった。迷わなかった。目的のために一切譲らなかった。その揺るぎなさは、やり口のダーティーさや手段を選ばなさからも真意がわかりにくい部分もあったのだけれど、振り返ってみると常に常にただひとつだったんですよね。ただただ、その娘を守るためだった。その為に他者を陥れ、権力を手に入れ、立場を作り、環境を整えようとしていた。
魔法少女たちはみんな迷い悩み苦しみながら自分の進むべき道を後悔や絶望をたたえながら追い立てられるように進んでいる。やがて、自らの意志で立ち上がりあるき出したとしても、そこにはいつだって七転八倒するような痛みを抱えながらのことだ。修羅とかしたスノーホワイトですらそれは変わらない。彼女がこの巻でもらした弱音は、地獄の釜のそこで漏らす悲鳴のようなものだった。
そんな中で、彼女だけは一切一切ブレることはなかったのだ。その揺るがなさは、ある意味シリーズに登場していた数々の悪役、黒幕たちと同じだったのかもしれない。敵の敵たる彼女たちは、嬉々としておのが嗜好や信念にすべてを傾けていた。
それと同等、匹敵するほどのゆらぎのない信念として、カノジョはそれを抱えていたのだと思えば、カノジョが味方であったというのはどれほどの安心感があったか。何を考えているかわからない、何を企んでいるかわからない、という要素は常にあり、決して信頼できる人物ではなかったかもしれないけれど、これもカノジョの言動を振り返って見るならばカノジョは常に約束を守り、親身ではなかったかもしれないけれど仲間となった相手の身の安全は常に守ろうとし、それが果たされなければ悔みを噛み締めていた。
振る舞いが悪しといっても、決して根からの悪ではなかったのだ。それもこれも、終わってみれば、の話なのかもしれないけれど、どれほど信じられなさそうな人物であっても、信じるに足る人物だったのだ。
であるからこそ、それが失われた時のこの絶望と喪失感は、今までに類を見ない。
彼女のファンだった。彼女の信徒だった。彼女が好きだった。故に、もう目の前が真っ暗だ。
最初から最後まで、自分勝手な人だった。好き勝手やりたい放題の人だった。相手の気持ちなんか考えてない、いや考えた上で無視してのける酷い人だった。控えめに言ってろくでなしだった。自分が良ければ良い人だったのだ。これで、自分を至上に置くような輩だったら、何の憂いもなく軽蔑できる人だったのに。しかし、最低である。最低のろくでなしだ。
プレミアム幸子の契約書は正しくその副作用を執行した。幸運のしっぺ返しは正しく作用した。あの子が一番大切に思っていた相手は、洗脳したプク・プックだったかもしれない。でも、それ以上に大切に思っていた相手がいた事は、しっぺ返しがあの子にとって最も無残で残酷なやり方でその相手に見舞ったことでも明らかだろう。
彼女にはその自覚があったのだろうか、なかったのだろうか。あったにせよ、なかったにせよ、わかっていたにせよわかっていなかったにせよ、残酷で無神経でろくでなし以外のなにものでもなかろう。

このシリーズ、さすがに以前ほどにザクザクと名前ありの魔法少女が死んでいくことは……いや、結構ザクザクとは死ぬんだけれど生き残りがわずか数人という有様にはならなくなってきたんですよね。かつての惨劇の生き残りが、レギュラーとして参戦するようになってから、生存強度は確かにあがっている。でもだからこそ、あれだけの惨劇を生き残った娘たちが、やっと生き残ってくれた娘たちが、それだけ思い入れがある娘たちが潰える時のダメージはこれまでの非ジャないんですよね。一人ひとりの死が痛切すぎる。痛すぎる。
それでもなお、受け継がれる意思があり、どん底から這い上がる進化があり、新たなる修羅の誕生があったりもするのだけれど……。
本作のサブタイトル「QUEENS」というのはきっと象徴でもあるんだろうなあ。復讐を超えて、引き継がなければ、成し遂げなければならない遺志がある。
ここに、女王は誕生した。それが何を成し遂げるか、魔法の国の暗示された終末と、暗躍するフレデリカにラズリーヌ。次巻、スタートからどう考えてもどん底に近いよなあ。まだ何人か意気軒昂な人たちがいるにせよ。
こうなると、もう誰が最後まで生き残るかも油断できなくなってきて、本当もう鬼畜すぎ!!

シリーズ感想

魔術師たちの就職戦線 ★★★★   

魔術師たちの就職戦線 (ファミ通文庫)

【魔術師たちの就職戦線】 嬉野秋彦/惠坂 ファミ通文庫

Amazon
Kindle B☆W

魔術師候補が集まる不動台高専を舞台に贈る、新世代学園異能バトル!

「……死ね」という言葉とともに気を失った進藤雪也は、編入先の“不動台術式高専”の保健室で目を覚ました。紹介されたクラスで彼を攻撃した少女を見つけたユキナリだが、クラスメイトとなった山崎雅明や網代木澪の話から、「この学園は素養のある生徒だけが集められた日本最高の退魔士育成機関」であること、そしてあの少女の名が蘭崎香織里であることを知り、彼女が幼い頃に別れた双子の姉であることを思い出す――!
アストラル骨法って、語感がすごい好きなんですけどッ。
いやいや、わりとフザけた名前に見えますけれど、骨法なだけあってアクション描写は也に痛そうなんですよね。概ね食らってるのは主人公のユキナリなのですが。霊体をぶん殴る古武術と古神道のハイブリッドという名目なのですが、カオリのオリジナルなだけにネーミングセンスはほぼ彼女の寄与されます。ってか、母親の詩織里も実戦骨法詩織里式なんて名前つけて自分で組み立ててたらしいので、血筋だわなあ、これ。
本作、なんか読んでるとこう懐かしいというか既視感を感じるというか、嬉野さんの作品は概ね読んでいるだけに今更懐旧を感じるというのは何なんだろう、と首を傾げていたのですが、赤い表紙の本が出てきた事でビビッと来たんですよ。思い……出したっ! てなもんで。
舞台が現代、そんでもって本格的な古今東西の魔術呪術を扱う話、ということで学園モノだったり主人公たちが十代の学生だったりとキャストの傾向こそ違うものの、魔術描写の手法的にはこれ作者の旧作である【ハルマゲドンバスターズ】【シャイニングウィザード】の正統な系譜なんだわ。世界観自体は異なるんだろうけれど、ブーメラン効果とか、まさにまさに。
しかしそうなると、赤い表紙の本なんか使ってる山崎くん、それだけで色々と怪しくなってきてしまうんだけれど大丈夫か、こいつ。そう言えば、作者の著作だと主人公の友人キャラはみんな山崎雅明という名前らしいんだけれど、確かに【戦争妖精】でも居たなあ、ヤマザキ。でも、今まで本編にがっつり噛んでくる山崎って覚えがないだけに、レギュラー化した山崎はこの山崎が初めてなんじゃないだろうか、山崎。
それにしても、相変わらずというかキャラの配置の仕方が絶妙に既存のライトノベルと異なっているのはこの人らしいなあ。普通どうしてもサブヒロインに収まってしまうようなキャラがメインヒロインになったり、というケースには事欠かないのですが、本作も順当に澪がメインになるのかと思ったらどう考えても双子の姉の香織里がどうあってもメイン譲りそうにないですし。いやでも、この姉弟長い間離れ離れで色々と拗らせてはいるものの、お互いへの感情は今のところあくまで普通の姉弟のものなのでそのままノーマルな姉弟モノとして行くんだろうか。取り敢えず、険悪極まる姉の感情がどのようにデレへと移行していくのかは楽しみでしかない。以前、仲が悪いなんてもんじゃないだろうという男女関係を見事にガチのラブロマンスにまで仕上げた実績があるだけに、その手腕への心配はないのだけれどそれも昨今の業界全体の早期打ち切り傾向からするとじっくり堪能できるかどうかやや心配なのである。
主人公のユキナリ、いきなりマシントラブルを起こした母の操縦する小型機からパラシュートで脱出してくる、という落ち物ヒロインならぬ落ち物主人公しかもアラスカ帰りという、魔術師高専という魔術師呪術師の卵たちというアレな人材が集まっている中ですら、なにそいつ!? な経歴の持ち主なのだけれど、魔術云々についてはさっぱりド素人な分、非協力的を通り越して近づくと殺す的な姉の振る舞いもあって結構苦労はしてるんですよね。性格的には言動見ても結構ヤンチャ系というか当たりの強い性格してると思うんだけれど、姉とのいざこざが原因で喧嘩っ早く見えるだけなのか、人の言にはかなり素直に耳を傾けるわりと人当たりは丁寧な人物なんですよね。その意味では読んでいてもなかなか掴みづらいキャラクターで、主人公としてはシンプルなようで複雑なところもある、何とも食み応えがある面白さなのである。
今回の事件に関しては、どうやら何事か裏で企んでいる黒幕が居る、というのがなんとなく見えてきただけの導入編ですっきりしないと言えばしないのだけれど、登場人物の紹介編と思えば多種多様なキャラクターの動向が伺えて、じんわりと楽しみが湧いてきているような塩梅である。あの行き過ぎなくらいサッパリしたママンは面白いキャラだなあ。
あとヤマザキ! こいつ年上の彼女がいるって、あの人と付き合ってるの!? おのれ!
個人的にはさらっとした描写なんだけれど、姉弟の思い出の料理であるマカロニグラタンの話なんかは凄い好きだったなあ。バチバチ反発しあってる姉弟ですけれど、ユキナリってわりとシスコンなんじゃないだろうかこれ。

嬉野秋彦作品感想

この素晴らしい世界に祝福を! 10.ギャンブル・スクランブル! ★★★★☆  

この素晴らしい世界に祝福を!10 ギャンブル・スクランブル! (角川スニーカー文庫)

【この素晴らしい世界に祝福を! 10.ギャンブル・スクランブル!】 暁なつめ/三嶋くろね 角川スニーカー文庫

Amazon
Kindle B☆W

「私、この国のために頑張りますから」
魔王軍との戦いに備え、王女アイリスみずから隣国エルロードに資金援助を頼みにいく。ついでに婚約相手の王子にも会ってくる―その知らせを聞いたカズマは、可愛い妹の婚約を阻止するべく(あと資金も獲得するため)、護衛を引き受ける。無事到着した一行を迎えたのは、王子の「支援は打ち切り、婚約も破棄」という無情なひと言で!?王国のためアイリスのため、カズマの頭脳と強運が冴え渡る!!
ええっ!? アイリスってそんな強キャラだったの!? 王族全般がここまで強いって、勇者召喚いらないじゃん。ってか、王族が勇者でいいじゃない。ぶっちゃけ、なんで魔王軍に苦戦しているのかわからんレベルの強さなんですが。
というわけで、このトラブルメーカーたちを他国に送り込む王国中枢部は神算鬼謀が冴え渡ってるんじゃなかろうか。まあ、自分ところで体験済みだったからなあ。でも、それをアイリスの婚約をダメにするために躊躇なく利用しようとするあの眼鏡はアイリスラブに頭おかしくなっているにしても有能であろう。
取り敢えずダクネスはそろそろ自分だけ常識枠にいる勘違いを正して、同類ということを自覚するべきなんじゃないだろうか。その前に、もうララティーナの評価が完全に痴女で定まってしまった感もあるのですが。
というわけで、カジノの国エルロード国についても相変わらずやりたい放題自重しないカズマたち。こいつらの凄いところは、調子乗りまくってもうやらかしまくるにも関わらず、やりすぎてもそれで痛い目に遭うような間抜けなことはきっちり回避してみせる抜け目の無さ、狡猾さなんですよねえ。往々にしてアクアが全部ダメにしかねない失敗をやらかしたりするのだけれど、そこらへんのカズマのフォロー力は尋常じゃないですし。悲鳴をあげながらも、うまいこと修正して結局やりたい放題路線に引き戻してしまうんだから。それでいて、やりたい放題やりながらもそれが不快感につながらないコミカルさ、相手をギャフンと言わせながらも不快の境界を超えないその絶妙のバランスが痛快さに繋がってるんでしょうねえ。今回のカジノでのやりたい放題だって、普通だとどこかで痛い目に遭いそうなものなのに、カズマが痛い目にあう場面ってわりと慎重に選別されているというか、ここはあかんやろう、というところだったり事件の発起部分だったりするのは考えられているのか、作者のセンスなのか。
しかし、嘘発見器のチンチンベルネタはどこで持ってこられても笑ってしまう。あのアイテムネタは天丼気味ではあるんだけれど、どうしても笑ってしまうなあ。面白い。

ところどころでめぐみんとアイリスが知らないネタで会話しているのは、スピンオフネタなのか。それは新刊の方で把握するとして、アイリス相手に偉そうぶってるめぐみんとカズマ相手に色気づいてるめぐみんは精神年齢に相当ギャップがあるなあ。
そして今回のメインヒロインのアイリス。まだカズマの対象年齢ではないとはいえ、めぐみんでOKならアイリスでもいいじゃない、と思うんだけれどこれいかに。アイリスについてはエリスさまと似た感じで癒やし枠なので、今後もコンスタントに出演して欲しいところであります。

シリーズ感想

ディエゴの巨神 ★★★☆  

ディエゴの巨神 (電撃文庫)

【ディエゴの巨神】 和ヶ原聡司/黒銀 電撃文庫

Amazon
Kindle B☆W


新大陸の発見に沸き立つ変革の時代。海洋国家スピネイア王国に住む青年ディエゴは、違法とされる陰陽術の研究を進めていた。そのことで彼は、力の出所を疑う謎の娘に襲われ、さらには神聖教会にも目を付けられてしまう。打つ手のないディエゴは、腐れ縁の友人アルバロと共に、新大陸遠征軍の船に乗り込むことを決める。
黄金の大樹がそびえ立ち、巨神が森を守る新大陸。そこで二人を待ち受けていたのは、水の檻に囚われた少女レラだった。遠征軍のホアキン船長の命令で、陰陽術を使い少女を檻から出す方法を探るディエゴ。だがレラの目覚めと共に、スピネイアで襲撃してきた娘ローゼンが現れる。彼女が駆るのは、森の巨神“タンカムイ”。ディエゴは海洋国家と原住民族との大いなる戦いに巻き込まれてゆくことになり――?

【はたらく魔王さま!】の和ヶ原さんがデビュー作以外で初めて手掛ける新作は、大航海時代の新大陸もの。と言ってもこの地球世界のそれではなく、別の世界の話ではあるんですがベースは殆ど史実を踏襲しています。海洋国家スピネイアはスペインですし、新大陸を発見した冒険家コロンはコロンブスですし。
そして、旧大陸人が一攫千金を求めて新大陸へと上陸すれば、起こるのは略奪と殺戮という侵略と収奪の歴史なのであるけれど、この新大陸の原住民はただやられるだけではなく、巨神という銃も何も通じない巨大兵器を持って侵略者たちに対抗し続けている、というのが現状。
そんな中、主人公ディエゴは長年続けていた異国の呪術の研究を教会に異端として目をつけられたことで、友人のアルバロと新大陸へと新兵応募にかこつけて逃れてきて、そこで旧大陸では気づかなかった、知らなかった様々な現実に向き合うことになるのである。
そう、これは個々人がそれぞれに抱えている夢と現実が対立し火花をちらし、そしてすり合わせていくという大航海時代というロマンとは裏腹の、己と世界の現実と向き合う話なんですよね。狭い世界を飛び出して、広い世界を知ることで逆に現実に向き合わざるを得なくなる、という話なのだ。その意味では辛辣な話でもある。でも、自分の世界に閉じこもっているだけでは決して得られることのできなかった見地でもあるんですよね。
主人公のディエゴは未知の呪術の研究に取り憑かれた、ある意味夢追い人ではあるんですけれど、その大きな望みの源泉は決して浮かれたものではなくて、むしろ切実で痛切で後悔と絶望から来るもので、雲をつかむようなものであっても、より良き未来を世界にもたらそうという大望であったんですね。しかし、その願いをもたらそうと彼が研究していた手段は、彼が望んでいた世界をもたらすどころか、むしろ破滅をもたらす代物であったのだという現実を、新大陸に渡って思い知らされることになるのである。ローゼンも、コロン提督もそれぞれの立場と考えで、自分の寄ってたつ世界を守ろうとする現実と戦う人たちであったのだ。その事実を前に、ディエゴもそしてアルバロも、新たに知ったこと、広がった自分の世界を元手にしてもう一度、自分の戦うべき現実を見定めていく。
こういう、自分の世界を変えることを恐れない、恐れてもなお前に進んでいけるのは若者の特権だわなあ。個人的には、色々と独学で学んだ陰陽術やコロンへの反発など拠り所となるものが最初からあったディエゴよりも、本当に何も持たないところから自身の努力で語学を学び、そして自分の知らなかった世界の残酷な事実を目の当たりにしてそれを素直に受け止めて、自分の欲と絡めつつもすごく善良な想いを胸に秘めながら、着実に自分の出来る範囲で、しかし範囲を広げようと頑張りながら、世界を変えていこうとしているアルバロの方がどちらかというと好ましかったですねえ。あの子がむしろアルバロの方に惹かれたのもなんとなくわかるのである。あれ、なかなか積極的なアプローチじゃないですか。アルバロ、撃墜されたんじゃね?
一巻でまとめたせいか、作者の微に入り細を穿つ情景描写や仕草の描写、丁寧な心の動きを描く心理描写など、やや影を潜めるか後半まで駆動が鈍い感じがしたのがちと勿体なかったかな。それでも、後半になってぐんぐんと物語が動き出したあたりはさすがである。
一応、これ一巻でキレイに完結してるっぽいですね。続編は話的にも出しにくいか。

和ヶ原聡司作品感想

ヒマワリ:unUtopial World 3 ★★★☆  

ヒマワリ:unUtopial World3 (角川スニーカー文庫)

【ヒマワリ:unUtopial World 3】 林トモアキ/マニャ子 角川スニーカー文庫

Amazon
Kindle B☆W

「アリスはただの女子高生じゃない。あいつは―」
木島アリスの秘められた力を巡り、ロシア特殊戦闘部隊、超法規的秘密組織、カラードギャング、新ほたる市に巣喰う強者達を巻き込んだ三つ巴のバトルロイヤルが勃発!
「先輩…、私はどうすればいいと思いますか?」
正義の使者・プラチナの放つ言葉に気圧されるアリスへ少女は静かに告げる。
「―戦うべきなんです」
戦場に咲くヒマワリが銃技異能飛び交う乱戦を舞う!
ちょっとーー! やっぱりひまわりちゃんがそうだったんじゃないかー!! 身分詐称のなりきり詐欺とか、想像できんやん。普通に素直に信じたじゃないかっ! ただ、プラチナさんの語る正義はどうにも安っぽすぎて、かの全権代理も決して安くはないとは言わなかったけれど、プラチナさんほど薄っぺらではなかった、というよりプラチナ程度にあの惨劇が起こせたというのが納得行かなかったんですよね。あっさり、詐称バレさせられてしまいましたが。
装備の質はともかくとして、彼女自身はやっぱり「軽い」のよなあ。
ともあれ、この手の殺しはやっちゃいけないけれどやりたい放題なんでもやっちゃえ、という類のゲームだとそりゃ魔殺商会の構成員ほとんど無敵だろうw 未だにあの構成員がどうやって就職しているのか謎すぎるんだけれど。あれだけ世界観が違いすぎるww カラーギャングがまともに見えるレベル。でも、仮にも第三世界側に足突っ込んでいる組織の構成員だけに、冗談だけじゃあないんですよねえ。
というわけで、久々に鈴蘭もがっつり登場してくれて嬉しい限り。でも、もう二十歳超えちゃってるのよねえ。この危険人物に可憐で儚げなJK時代があった、というのは実際にその頃の物語をリアルタイムで読んでいるにもかかわらず、信じられないですよ。全身タイツ軍団が嘆くのも理解できる、ってかみんなあの頃からずっと居るのか。離職率が低いのか、新入社員が居ないのかw
アリスの正体もようやく判明したけれど、木島とは言え神殺し四家とは直接的には関係ないのか。でも、彼女の能力ってカラードギャングたちの使うクスリに寄る精霊使役どころか、前作「レイセン」に出てきた学生たちフォースの精霊術よりも上位互換の、というよりも完全完成形の人工精霊使いということよね。ただ、アリス自身は戦闘訓練も何も受けていないので、精霊を自由に使える、という程度で戦力としてはあんまり機能しないのだけれど、だからこそ検体としての価値が期待されているのか。
あの程度だと本物の精霊使いに対してアドバンテージがあるわけではないのだけれど、人工的に精霊使いを量産できる、となれば価値は違ってきますしねえ。
やっぱり、鈴蘭や閣下が出てくると俄然話が動いてくる。ヒマワリちゃんのトラウマであり価値観の崩壊であり停滞の原因が閣下だったとするのなら、やっぱり話の中心は閣下ということになるんだよなあ。
次回は林トモアキ先生にとっても超展開、という話なので超期待ですよ。ちょいとここからブースト掛かってこないとね。

シリーズ感想



我が驍勇にふるえよ天地 3 〜アレクシス帝国興隆記〜 ★★★★  

我が驍勇にふるえよ天地3 〜アレクシス帝国興隆記〜 (GA文庫)

【我が驍勇にふるえよ天地3 〜アレクシス帝国興隆記〜】 あわむら赤光/卵の黄身 GA文庫

Amazon
Kindle B☆W

クロード帝国各地で勃発した、未曽有の大叛乱を征伐したレオナート。その武功により、広大なるディンクウッド州を下賜され、彼の常勝軍とともに州都レームへ入城を果たす。季節は冬。レオナートは在りし日の伯母の姿を思い浮かべ、最良の領主たらんとする。大州を完全に掌握し、憎きアドモフ帝国に対抗すべく着実に力を蓄える日々。しかし、春を待たずして、軍靴の音が北より押し寄せる。アドモフ、来襲―!
「天におわすロザリア様よ、ご照覧あれ―全軍突撃!!」
魔法なし!痛快にして本格なるファンタジー戦記、これぞ“吸血皇子”の伝説伝承たる激震の第3弾!!

うわぁ、第三王子のやり口がえげつないなんてもんじゃないなあ。攻略したディンクウッド州がレオナートに下賜されるのを見越して、仕える人材は根絶やしにした挙句にわざと奸臣の類が残るような降伏条件を出したり、とある意味人材の焦土戦術というべき嫌がらせなんですよね。同じ国内でそこまでするかー、と思うんだけれど、アドモフ帝国という外敵が居ても、クロード帝国内ももはや実態は群雄割拠状態という認識なのか。
本来ならここまで広大な領地から人材を消し去られるとどうしようもなくなるものだけれど、同時にしがらみもなくなっているということでもあり、大胆な政策を打ち出せるということでもある。いや、既得権益だけは見事に残してくれているので、本来ならもっと政務に滞りが出てもおかしくはないはずなんだけれど、レオナートの場合出自が根無し草ではなく仮にも皇族であると同時に文武に多くの人材を抱えていたロザリアの財産をそのまま受け継いでいたからこそ、対処ができたんだろうけれど……ここまで文官側にも綺羅星を抱えていたとはなあ。辣腕の法曹関係者と裏社会のドンという秩序の裏表を担える柱を抱えているとか、領地のない根無し草だった人物に揃えられるもんじゃないですしねえ。
その意味では、何も持たないゼロからの出発ではなく、レオナート一人の物語というよりもレオナートを代表にして後継者とするロザリアの薫陶を受けた遺児たちの復仇戦とも言えるのか。
今回の新たな「吸血皇子」のフォークロアの誕生となるエピソードもまた、遺されていく者の想いを一緒に連れていく、というものでありましたし。過去に強くこだわりながら、その過去に引きずられずに先へ先へと血風切り拓いて進んでいく、これはそういう物語なのだ。
あの人が何もなし遂げられないまま無念のうちに死んでいく展開は正直かなりショックだったんですよね。彼こそは、正負どちらの面に転んでももっと劇的な展開の末の結末だと思っていただけに、こんな中途半端な形で無情に、無慈悲に終わってしまうとは予想だにしていなかっただけに。
でも、だからこそレオナートがその無念を背負っていく、その想いを連れて行くという姿が、吸血皇子レオナートという人物の特別な伝承として成立することになったのですね。これ以降、吸血王子の名の意味は変わってくるはずですし、レオナートが率いる軍勢の持つ空気もまたちょっと変わってきかねないのですけれど、際限なく
重荷を背負い続ける宿命を得たレオナートが果たして潰されずに行けるものか。潰れたら、闇落ちしそうな属性なんだよね、吸血皇子って。シェーラのメンタルケアがこれまで以上に重要になってくるんじゃないだろうか。ある意味、新たなレオナートのフォークロアに呑まれないのって、シェーラくらいだろうし。親友のアランですら、これに関しては掣肘を加える側にはならないだろうし。
しかし、アドモフ帝国側の軍制は凄まじいなあ。この時代としてはあり得ないレベルなんですよね。精鋭のみならず、万単位の軍勢の一兵卒までここまで訓練が行き届いてるって。
コストどれだけ掛かってるんだろう。
本来ならこれほどの集団連携戦術……集の力に、個の力は抗しきれずに敗退するというのが歴史の流れなのだけれど、本作は敢えてその逆を行くのだから堪らない。アドモフ帝国側の司令官ナイヘバッハは自己評価の低さとは裏腹に、名将と呼んで過言ではない相手だっただけに、出来れば陰謀の絡まない真っ向勝負で戦えればと思える人だっただけに、あの参謀若造五人衆には怒りがたまるじゃないですか。
アドモフ帝国側の宿敵となるだろうレイヴァーン、これは好敵手というよりも仇敵として立ち塞がってきそうだ。

1巻 2巻感想

奴隷姫と過ごす日々 ~蒼の姫と召喚英雄~ ★★★   

奴隷姫と過ごす日々 ~蒼の姫と召喚英雄~ (講談社ラノベ文庫)

【奴隷姫と過ごす日々 ~蒼の姫と召喚英雄~】 高野小鹿/あずーる 講談社ラノベ文庫

Amazon
Kindle B☆W

中学生で英雄としての資質に目覚めて十余年、今や九頭竜雪彦は数多の異世界を救った経験を持つベテランの召喚英雄となっていた。そんな雪彦が「お姫さまの家庭教師」として召喚された異世界で出会ったのは――これまでずっと奴隷として生きて来た少女で!?
「九頭竜様。わたしのご主人様になって頂けませんか……っ!」
ひょんなことから《蒼の奴隷姫・シアン》の家庭教師兼ご主人様となってしまった雪彦だったが、二人の前には問題が山積み! 雪彦はシアンが立派な姫になれるよう努力をするのだが――ついつい彼女を甘やかしてしまう!? 今や奴隷とは虐げるのではなく、愛でるもの!? 奴隷と共に過ごす王宮家庭教師生活、開幕!
あかん、この主人公見た目がFF6のロックじゃないの? と思ってしまったので、それでイメージが固定されて動かなくなってしまった。
まあ見た目はこの際どうでもいいのだけれど、数多の異世界を救ったベテラン英雄というわりにはすげえ脳筋タイプであんまり難しいことは考えられないっぽいんだよなあ。これまで、よほど物理を上げてひたすら殴る、というスタイルだけで突き進んできたんだろうなあ。協力プレイとか、何らかの条件をクリアしないと倒せないボスキャラ、みたいなのには遭遇したこともないみたいだし、謀略などに引っ掛けられた経験もあんまりなさそうだし。これだけ固い敵を戦闘力でぶっ叩く、という能力に特化していると、わざわざ根拠地で呼び出すんじゃなくて、RPGの召喚獣みたいに現場で召喚して敵に攻撃させてそれが終わったら帰ってもらう、くらいの用法が適当なんじゃないだろうか。
それくらい、戦闘特化の主人公に何を思ったのか、姫の家庭教師を命じた女王陛下。結局、現状では彼女が一体何を思って、わざわざ奴隷出身の姫の家庭教師にわざわざ異世界から召喚した英雄をつけたのか、が最後まで謎のまんまだったんですよね。なにか、ちゃんとした特別な理由があったんだろうか。そんな手当をするくらいだから、女王陛下はシアンに対して何らかの思惑があったとしか思えないんだけれど、肝心の女王陛下がいきなりあんなことになっちゃったからなあ。
ともあれ、最後まで読んでみても実のところ雪彦くんって特に家庭教師としてシアンを成長させるような仕事はしてないんですよね……ああいや、シアンの雑種であるが故の特性を訓練によって引き出したんだから、家庭教師としての役割も果たしているのか。でも、能力の強化はちゃんとやってるんだけれど、シアンの精神面での成長に関してはぶっちゃけ彼女自身が一人で奮起している形であって、雪彦は特別なにかしたってわけじゃないんだよなあ。完全にシアン個人の資質であり意思の強さに基づくものだし。勿論、奴隷出身者として姫としての身分に馴染めずにいたシアンの拠り所となり、心の支えとなる優しいご主人様として、雪彦の存在はなくてはならなかったものなんだけれど、もうちょっと主人公として能動的にシアンを伸ばしてほしかったなあ、と。もう、むしろ望んでいたとおりにむっちゃ甘やかしまくっても良かったんじゃないか、と思うくらい。専門外の慣れない仕事だったからか、色々と難しく考えすぎて、動きが鈍っていた気もするのよねえ。
まあ雪彦の手を借りなくても、シアンは勝手に伸びるだけのものを持っていた、とも言えるのだけれど。奴隷として内向きの心映えと自信のなさから自覚ないけれど、シアンという子が元々持っていたその望みの大きさは、大それたと言っていいくらいの大望で、最底辺の地位にあったものだからこそ持ち得る視点でありながら、同時に奴隷出身者としてはあり得ないほど高みから世界を見渡した、高くも力強い願いを真っ直ぐに宿してるんですよね。それだけシアンのヒロインとしてのパワーが強いだけに、むしろ主人公の影を薄くしてるんじゃないか、と思うくらいで。まあ、シアンのキャラも決して濃いわけでもないだけに、もうちっとキャラに色彩がつけばいいんだけれどなあ。
その点、アルカナのブレのない徹底した悪逆っぷりと、クラリッサの腹黒さにはキャラとしてビシっと芯が通っていたので、雪彦くんにはこの子らに負けない存在感を示してほしいところである。

高野小鹿作品感想

ノーブルウィッチーズ 5.第506統合戦闘航空団 激闘! ★★★☆  

ノーブルウィッチーズ5 第506統合戦闘航空団 激闘! (角川スニーカー文庫)

【ノーブルウィッチーズ 5.第506統合戦闘航空団 激闘!】 南房秀久/ 島田フミカネ 角川スニーカー文庫

Amazon
Kindle B☆W

オペレーション・マルス発令! ロマーニャ奪還に向け、激闘の空へ!!

将軍暗殺阻止の一件から活動停止となったA部隊は、出撃こそできないものの隊としての団結を日々強めていた。
そんな中、ネウロイの巣を掃討すべく501JFWと504JFWへオペレーション・マルスが発令される。
「これは私の国を取り戻す戦いなんだ・・・」
アドリアーナは単機ヴェネツィアへと飛ぶため活動停止中のA部隊に別れを告げて……!?

ちょっぴり守銭奴な魔女が煙焔を突き抜ける!異色の部隊、激闘が幕を開ける第5弾!
今回も肝心のネウロイとはあんまり戦わないのだけれど、ストパンワールドにおけるスパイアクションものというジャンルで捉えたら、これはこれでその方向性において充実してきたような感触が伺える。そもそもからして、国際政治の力学の結果誕生している統合戦闘航空団の中でも、この506は特にその誕生からして政治的な意味合いが強い部隊であったためか、より深く政治的な局面に踏み込んでいってるんですよね。その点から鑑みると、隊長のロザリー・ド・エムリコート・ド・グリュンネ少佐とB部隊のジーナ・プレディ中佐のクレバーな政治力と諜報戦能力は他の統合戦闘団の幹部クラスと比べてもちょっと図抜けてるんですよね。ロザリーさんは、ホワイトホールでも悠々とやってけそうな腹黒貴族系の政治スキルの持ち主だし、ジーナ中佐ときたらあれ諜報機関でスパイマスターやってても不思議じゃないタレントなんですよね。
国際政治の駆け引きのみならず、王党派というガリアの暗部に深く関わる政治結社との暗闘にその成立過程と立場上巻き込まれることになる506JFWを影に日向に守り続けているのは、明らかにこの二人の功績なんですよね。特にロザリー隊長は実質あがりを迎えた上にA部隊の活動停止に託つけて、名誉隊長として実権を半ば手放したことから、自由に動き回れる余裕を得て何気により辣腕を振るい出しているし。
プリン姫は那佳と関わるようになってからと、これまでの力押しではどうにもならない事件や仲間たちが理不尽に傷つけられる出来事を経験してきた過程から、随分メンタルも成長してB部隊ともある程度穏当にやれるようになったし、こと戦闘面での隊長としてはみんなを率いるに十分な態勢を整えつつあるのだけれど、やっぱり軍内政治のみならず政治家や暗部との政争を出来るタイプじゃないんですよね。貴族としてはこの娘は真っ当すぎる。だからこそ、ロザリーにはこれからも庇護してもらわないとちっとマズいんですよねえ。ジーナ隊長も実力と貫目と手練手管は十分以上にあるのは間違いないんだけれど、合衆国人で欧州の軍上層部や政治家に顔が利くとは言えないだけに、他の統合戦闘団ならともかく貴族ばかり集められたが故にそれに関する面倒事が持ち込まれがちな506を率いるのはちと難しいんだよなあ。
ともあれ、ロザリー隊長とジーナ隊長が諜報戦で奮闘はしてくれているものの、すべての問題を振り払えるわけではなく、幾つもの不穏な出来事やヤバイ事件が舞い込んできて、こういうケースが続くと部隊の雰囲気そのものが暗くなっちゃいそうなものなのだけれど、そんな空気を振り払って逆に皆の仲を深める要として躍動してるのが那佳ちゃんなんですよねえ。この娘の人からの好かれやすさはやはり尋常ではない。あれ、実家の本家の方ももうちょっとぞんざいな扱いを受けているのかと思ったら、礼儀作法を仕込まれるために滞在している間に、本家の人たちみんな陥落させちゃってたのね。本家の大御所や娘さんのみならず、現当主の若旦那まで誑し込んでいたとは。欧州行きの見送りの際に一番ガン泣きしてたのが、両親ではなくて初対面の時あれだけ酷い扱いであしらおうとしていた当主さんだったという話には笑ってしまった。
那佳ちゃん、いつも金なくて守銭奴極まってるみたいな態度だけれど、実際の所本家の方は那佳ちゃんのためなら幾らでも支援するぜ、という姿勢だったんですねえ。那佳ちゃん、あれで本家や実家にはろくにおねだりも要求もしていないようで。まあ、稼いだお金の殆どを実家に送ってるくらいだしなあ。

時系列的には、ちょうどストライクウィッチーズの二期クライマックス。オペレーションマルスでロマーニャに出来たネウロイの巣に、ネウロイ化の改造手術を施した大和を突入させるぜ、というあの最終作戦の頃だったわけで。
あれ、ロマーニャ奪還という大舞台にもかかわらず、肝心のロマーニャのウィッチが全く参戦していなかったのはどうにも違和感があっただけに、再建途中の504が道中支援、アドリアーナがずっと助攻で加わっていた、というところはむしろ納得だった。506が関与していなかったのはA部隊が活動停止を喰らっていたから、というのならまあ表向きは参加しないのも仕方ないわなあ。こっそり頑張っていたわけだけれど。
それぞれのウィッチが政治的な理由で集められた506だけれど、今となってはちゃんと所属するウィッチたちの帰る我が家になっているのは、なんとも嬉しい話じゃないですか。
ネウロイを打ち払って人類領域を取り返しても、その侵攻によって失われたものはもう戻らない。故郷を奪還し、でも疲れ果てて戻ったかつての自分の屋敷は空っぽの温かみの失われた人の居ない空間で、もう帰る場所にはなってくれない。迷子の子供のように途方に暮れて立ち尽くした彼女が思い描いた帰るべき我が家、そんな彼女の前に現れて、手を差し伸べてくれる新たにできた家族ともいうべき仲間たち。
そうなんだよねえ。統合戦闘航空団の物語は、ただ戦うために集った部隊の話ではなく、もっと親身な距離感へと至るホームとファミリーの物語なのよねえ。ノーブルウィッチーズも、きっちりそんな方向へと収束してきた感がある。

シリーズ感想

異世界拷問姫 2 ★★★★☆   

異世界拷問姫2 (MF文庫J)

【異世界拷問姫 2】 綾里けいし/鵜飼沙樹 MF文庫J

Amazon
Kindle B☆W

「ヒナ―――俺のために死んでくれるか?」
破滅に向かう反英雄譚、第二弾!

最上位の悪魔『皇帝』とその契約者ヴラドを討ち果たすも残る敵は多い。今後の戦いに備え、櫂人は魔術を習い始める。その後『総裁』をも倒すが――それは罠だった。ヴラドの旧友にして『大王』フィオーレが同胞悪魔の心臓を生贄にし、エリザベートの悪魔の力は封じられてしまう。
「遊びは終わり、お姫様―――さぁ、大人の時間を始めましょう」
拷問姫が倒れし好機に悪魔たちの攻勢が始まり――?
「さぁ、お相手しよう、『悪魔』達! 我が名はヒナ! 愛しき櫂人様の永遠の恋人であり、伴侶であり、兵士であり、武器であり、愛玩具であり、性具であり――――花嫁だ!」
綾里けいし×鵜飼沙樹で贈る異世界ダークファンタジーの最高峰、白姫血染の第二弾。

もう表紙からして花嫁無双。無垢なる純白を血と臓物の赤に染めて乱舞する花嫁人形。ほんと、この物語で描かれる絵面と来たら、なんて悪趣味で……美しい。
作者の綾里けいしという人は、本当に何というか「愚者」の愚かの描き方に毎度胸をかきむしらされる。愚か愚か愚かとしかこぼせないのに、その愚かな有り様が、愚直な在り方が愛おしくて仕方ない。慈しまざるを得ない。自ら選んで、地獄を征くものたち。もっとささやかで幸せな人生を得られただろうに、それに背を向けて悪夢と寄り添うものたち。それが破滅へと行き着く道だと理解しながら、蕭々と進んでいくモノたち。
そんな子たちだからこそ、破滅へと至るまでの僅かな平穏、笑い合う時間が涙が出そうなほど愛おしいのだ。
カイトもまた、ただ拷問姫の末路を見届けるだけでは気がすまず、同じ煉獄へと身を落とすことを選んでしまった。その最期の道連れとなることを選んでしまった。その破滅の選択は、だけれどあまりにも純真な思いから発露していて、同じく人形として無垢なる想いを結晶のように昇華させていくヒナと並んで、穢れない眩しさに塗れているのだ。
あれほどの地獄を体験して、呪われし人生を歩んで、絶望と苦痛の粋を魂に刻まれながら、この少年はどうして邪悪に堕ちずにいられたのだろう。それもまた、拷問姫に魂を救われたからなのか。
大罪人として贖罪たる悪魔たちの討伐を終えれば、火刑に処せられることが決まっている拷問姫。彼女は正しく邪悪と世界に認知されている。その罪の是非はこの物語では問われていないんですよね。どんな理由があろうと、彼女が犯した虐殺は事実であり、そこから生まれた罪と怨嗟は決して否定も覆されるものでもない。彼女に向けられる憎悪も憤怒も正しいものであり、その贖罪たる悪魔の討伐もまた、彼女に何一つ報いをもたらさない。
彼女は悪しき、それは間違いないんですよね。それは前提として、でもそれを個々人の心の中まで強制される謂れはないのである。彼女に殺されたものたちにとって、その縁者たちにとって、世間にとって拷問姫エリザベートが邪悪で呪わしくおぞましい殺人狂であっても、カイトとヒナにとってはエリザベートはまた違う存在なのである。事実は事実として受け止めながら、その上で彼らがエリザベートをどんな風に想うか、その心の中は犯すべからざる領域なのだ。
想うことは、何者にも束縛も強制も受けざる、自由であるべきなのだ。
それこそが、魂の自由なのである。
その大悟へと至ったカイトの飛躍は、見ていて震えるものがありました。ブラドの残影と、そして皇帝と五分に渡り合えるようになったのも、彼の中にその指針が根を張り芯を得たからではないでしょうか。その瞬間、彼はブラドの意図とはまた全く違う方向に向かって、ブラドの後継としての在り様を手に入れたのである。
そうすることによって、ヒナとカイトの花嫁と花婿という関係の中にあったモヤモヤとした霧も晴れ、エリザベートという主と連れ添うカイトとヒナ、この三人の不動の関係も完成したようにすら思うのです。
自分、こういう破滅という結末を受け入れた上でその最期の瞬間まで堂々と共に歩むことを選んだ関係って、たまらなく好きなんですよねえ。
そして、あの、将校姿のカイトのシーン、震えるほどかっこよかった。
人形であるヒナとの関係、一巻ではいきなり起動からあんな感じだったんで、ヒナの想いに嘘くさいと言わないまでも人工の与えられたモノとしての気配を感じてしまっていたんだけれど、それも今回うまく解消されてましたしねえ。人工的に植え付けられたものではない、ヒナという存在の生の想い。それを実感させられたからこそ、あの花嫁無双のシーンも映えるわけで。
そんで、力を使い果たしたヒナに、エリザベートとカイトがもうなりふり構わず駆け寄ってくシーンがたまらなく好きなんですよね、あれ。カイト命のヤンデレ入ってるようなヒナだけれど、実は同じくらいエリザベートのことも大好きで、エリザベートの方もあんな風に慌てふためくくらいにヒナのことが大好きで、と悪魔討伐の地獄行の途中という余計な事情やら何やらを全部取っ払ったこの三人の関係を、あのシーンは全部表していたように思えたので。
俄然、盛り上がってきたなあ。
シリーズとしては次が最終巻っぽいけれど、この三人には救いは無くても、せめて幸いなる破滅が訪れんことを願うばかりである。

1巻感想

<Infinite Dendrogram> インフィニット・デンドログラム 1.可能性の始まり ★★★☆  

<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 1.可能性の始まり (HJ文庫)

インフィニット・デンドログラム 1.可能性の始まり】 海道左近/タイキ HJ文庫

Amazon
Kindle B☆W

各プレイヤーの行動や性格、プレイスタイルによって独自に能力が進化するシステム“エンブリオ”。人と間違うような、確かにその世界に息づくNPCたち“ティアン”。そんな夢のようなシステムを備えたダイブ型VRMMO“Infinite Dendrogram”は、瞬く間に一大ムーブメントとなって世界を席巻し、数多くのユーザーがこのゲームを楽しんでいた。大学受験を終えて東京で一人暮らしを始めた青年・椋鳥玲二もまた、受験勉強の終了を記念して、かねてより兄に誘われていた“Infinite Dendrogram”を起動する―。WEB発超人気VRMMOファンタジー!!
これはまた、正道を堂々と進軍するかのような真っ向勝負の作品来たなあ。奇をてらわず、丁寧にゲームの世界観を構築し、そこで躍動するプレイヤーたちを描き出し、今まさにリアルタイムで大盛り上がりの様相を呈している世界の中にこれからゲームをはじめる主人公を放り込む。実に真っ当なゲームの開幕であり、物語のスタートである。
ウェブ作品だと、このタイプではプレイの詳細を細かく毎日記述していく日記みたいになっちゃう部分があって毎日チマチマ読んでいくぶんには良いものの、一冊の本となると起承転結の起伏に欠ける部分があったりするのだけれど、本作はそのへん物語そのものを動かしていこうという腰の座った動線が見えて、一冊の本としてしっかりとした歯ごたえがあるんですよね。そして、同時に主人公が体験していく【インフィニット・デンドログラム】をどれだけ魅力的で面白いゲームなのか、というのを丹念に描写することによって、目に映る光景、出来事、登場する人物一人ひとりが見ているだけでワクワクさせてくれるような鮮やかさが添付されてるんですよね。これは、読者への見せ方を非常に意識した、独りよがりにならない演出力が発揮されている、と言えるのでしょう。なるほど、HJ文庫がかなり力を入れて推しているだけある土台の強さと弾力性である。早々に主人公の目標となるトップランカーたちの姿を見せていくのもいいですよね。そして、そのトップランカーとの縁も無理なく散りばめられているために、初心者である主人公とも接点がでてくるわけですな。件の破壊王とか、あからさまにあの人だしなー。
一番最初に仲間となる子もまた特徴的で、あれって聖騎士という正道型である玲二に対して、ある意味ハーレム型主人公によくある特殊タイプなんですよね。あの子、主人公と組まなかったら本人そのつもりなく、際限なく魔物ハーレム作ってったんじゃなかろうか。職業特性の能力がこれ半端ないんですけれど。でも、女衒なんていう職業、単語からして古典なんだなあ(笑
この作者ってもしかしたら自分と近い世代なんじゃなかろうか、と思う程度には作中で例えにあげられる既存のゲームあるあるネタが自分の三十代からアラフォー世代直撃のものばかりなんですよねー。この主人公、絶対十代じゃないだろう(笑
一応、ヒロインは玲二自身のエンブリオであるネメシス一択なのか。最初に出会ったNPC(ティアン)の女騎士はそれこそ最初の事件以来全然登場しませんでしたし、意外と女性キャラは絞ってきている印象。
そして、順当にゲームプレイを楽しむ様子を描く一方で、ゲームの中のまるで本当に生きているかのような住人たちのリアルさにかすかな違和感を感じさせる描写に合わせて、背後にゲームという枠を明らかにはみ出した、怪しい動きを見せる人影を散りばめていく、と。まさに展開からして王道なんだけれど、だからこそしっかりとキャラにしても物語にしても身の詰まったものにすれば、王道なればこそどんどん面白くなっていくことは間違いないので、スタートとしては十分な踏み切りだったんじゃないでしょうか。
まあ一巻だからこその紹介編という枠にまだ収まってしまっていたとも言えるので、こっからどれだけキャラ掘り下げていけるか、でもあるんだろうなあ。



Babel II ‐剣の王と崩れゆく言葉‐ ★★★★☆  

BabelII ‐剣の王と崩れゆく言葉‐ (電撃文庫)

【Babel II ‐剣の王と崩れゆく言葉‐】 古宮九時/森沢晴行 電撃文庫

Amazon
Kindle B☆W

『――立ち去るがよい、外部者よ』
ついに辿り着いた、魔法大国ファルサス。しかし世界を害する“異物”と判ざれた雫は、非情にも王・ラルスに剣を向けられる。
ラルスと戦う決意をし、瀕死の重傷を負った雫の一方、エリクは過去を追憶する。自らが殺した、ある一人の少女のことを……。
そして“死者蘇生”の禁呪による事件で国中に暗雲が漂うなか、雫とエリク、二人の運命は分岐点を迎え――。
異世界の秘された“真相”が明らかになる、衝撃の第2巻!
おお、オスカーとリースヒェンの二人はここで遭遇してるんだったか。なんか意味深に登場してそのままさらっと通り過ぎていってしまったこの二人ですけれど、意味深なのも当然でそりゃもうものすげえウルトラ重要人物であるのですが、ここは通り過ぎていったその背を覚えておけばそれでいいのではないでしょうか。
というわけで、雫が元の世界に戻る手がかりを手に入れるため、目的地だった世界最大の魔法大国であるファルサスへようやく到着した雫とエリク。
ファルサスである……。【Babel】という作品はウェブサイトで連載されていた作品であると同時に、「Memories」という世界の中で繰り広げられる物語のうちの一片である、というのは一巻の感想記事でも触れたと思いますが、ファルサスという国はその一連の物語群の中でも始まりであり根幹でもある、とある物語の舞台となった国でもあるんですよね。作中でもファルサスの歴史を語る中でチラチラと触れられているものであり、そのファルサスに帰ってきたことが懐かしく、ここに彼らの姿がもう無いことが無性に寂しくもある。
今、このファルサスを支えている王族直系はわずかに二人。王ラルスと王妹レウティシア。この王様、初対面の印象最悪だよなあ、これ。いきなり尋ねてきた雫を「外部者」と呼んでぶっ殺しに掛かってきたわけですから。しかも、その理由ときたら雫には身に覚えのないもので、訳がわからないとしか言いようがない。ファルサス王家に伝わる使命として世界外存在である「外部者」を討滅すべし、というものがあったらしいのだけれど、どうもその「外部者」という存在は同じ異世界からの来訪者としても、雫には全く当てはまらないんですよね。明らかに勘違いか誤解なのであるが聞く耳持ってくれないし、もし間違っていても念のためにぶっ殺しておいた方が安全だよね、という雫からするとたまったもんじゃない理屈でぶんぶんアカーシアぶん回してくるもんだから、雫からするとなんやねんそれ!! と悲鳴よりも憤激の声をあげたくなるような状況なのである。
それでも、相手は一国の、しかも大陸有数の大国の王である。その王が危険であるから殺す、と声をあげてしまった以上、もはや雫の進退は極まってしまったと言っていい。エリクが身を挺して雫を逃してくれたものの、このまま逃げて果たしてどうなるのか。元の世界に戻る手がかりを求めてたどり着いたのがこのファルサスである。その手がかりに背を向けて逃げて、それもこの世界の縁となり、ずっと雫を助けてくれていたエリクを置き去りにして。
ここで、逃げ出さずに思い切ってしまうのが、雫という少女のとんでもないというか、尋常ならざるところなんだよなあ。エリクは彼女を頑固と評しているけれど、これは頑固なんて領分で収まるもんじゃないでしょう。決して気が強いタイプでもないのに、ここぞという時の肝ノ据え方と負けん気の強さに関しては、雫はもうぶっ飛んでる。この退かない時は頑として相手がなんだろうと退かない、という彼女の不退転は後にラルス並かそれ以上にやばい人を虜にしてしまうのだけれど、まあそれはそれ。
自分の命を的にして、堂々と大国ファルサスの王ラルスに喧嘩を売る雫。力も何もない彼女が、たったひとりで王を自分と対等の舞台に引っ張り上げて勝負を挑むのである。これってある意味魔女裁判でもありながら、訴えた側にも間違っていた場合にはきっちり落とし前をつける事になる捨て身の大勝負なんですよね。無茶苦茶なんだけれど、無視は絶対に出来ないという。それでも、自分の死に様をチップにするんだから、とんでもない女である。
でも、これで一点ラルスが雫を認めたか、というと……いや、認めたと言えば認めたんだろうけれど、素直に認めずにずっと雫のことイビリ続けるあたり、ラルスって心底性格歪んでるというか、子供かっ! っちゅうところなんですよねえ。わりと笑い事では済まない真似もしてるし。そりゃ、レウティシア様も怒髪天つくわー。ただ、ラルスがいじめていた分、周りの視線が警戒よりも同情で占められたというのも確かな話で、この国に因縁があり、罪人ではないものの曰くを持ってファルサスを出ざるを得なかったエリクが連れてきた謎の少女、という立場の雫はもっと怪しまれても良かったんですよね。それを、ラルスが無茶苦茶したからこそ、可哀想にと受け入れられた面もあるんだよなあ。でもこの自分は面倒くさがりなのに、取扱が非常に面倒くさいキャラなシスコンサド王陛下、いやもう妙に憎みきれない小気味の良さがあるんだけれどやっぱり面倒くさいなっ!
ともあれ、このファルサスで頻発する禁呪に纏わる事件は、同じく禁呪に関わる事件によって大きな傷をココロに負ったエリクの過去に、雫は踏み入ることになるのだ。
反省しても後悔はしていない、とエリクに訴えかけた雫。その言葉は、長く長く後悔に沈み続けたエリクにどのように響いたのか。囚われた過去の残像にどこか雫を重ねていたエリクが、失った彼女と雫が似て非なる存在だと、いや全然違うだろうというキャラなのだと、飲み込む話であり認める話であり、きっと改めてほんとうの意味で雫と向き合うことが出来るようになった話でもあったのだろう。
その直後に、ラストのああ言う形になってしまうのだから、まあ皮肉な話なんだが。
また、この二巻は【Babel】というタイトルが急速に迫ってくる話でもあるんですよね。各国にここしばらくで急速に増え始めた言語障害を負った子どもたち。前からチラチラと話には出ていたものの、その障害をおったという子どもたちと初めて雫は対面することになるのですが、そこで雫は自分の常識にある言語と、この世界における言葉の在り方の決定的な違いに直面するのである。生得言語。エリクの口から語られるこの世界における言葉の有り様。雫とエリクの間に横たわっていた、言葉に関する大きな誤解、食い違い、すれ違い。
それはまた、雫に背筋を凍らせるような思いとともに違和を突きつけるのである。ナゼ、この世界の人間ではない雫が、この世界の言葉を理解でき、また喋ることが出来るのか。
それはこの世界の常識では決して不思議ではなく、だからこそ雫の、現世地球の常識では絶対に有り得ないこと。異世界人である雫にまで適合してしまう、言葉の統一。
そうまさに、ここから【Babel】の真実に、そしてその崩壊の萌芽に雫たちは直面していくのである。

というところで、あとがきのニュアンスが非常に怪しいっちゅうか、次の巻が出ないんじゃないかと思ってしまうようなニュアンスで、うえええと悲鳴をあげてしまったんですけれど。
待って待って待って、こっからが面白いのに。作中最強コンビとなる言って過言じゃない雫と姫様の出会いが待ってるのに。あのとびっきりにヤバイ、オルティア姫を雫が落としてしまうところが一番面白いのに。
どうか、あの感動のラストまで書籍を以て読ませて欲しいと願うばかりです。

1巻感想

浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。 ★★★★   

浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。 (富士見L文庫)

【浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。】 友麻碧/あやとき 富士見L文庫

Amazon
Kindle B☆W

浅草に住み、浅草グルメをこよなく愛する女子高生、茨木真紀。人間のくせに日々あやかし関連の厄介ごとに首を突っ込んでは腕力で解決する彼女には秘密があった。それは真紀が前世の記憶を持っていること。その前世は人間ではなく、平安時代にその名を轟かせた鬼の姫“茨木童子”だということ。前世で「夫」だった“酒呑童子”の生まれ変わりである同級生の天酒馨を引き連れ、ブラックバイトに苦しむ手鞠河童や老舗そば屋を営む豆狸の一家など、悩めるあやかしたちのために「最強の鬼嫁」は今日も浅草中を駆け回る!
ほんとに通い婚だなあおい。
基本メンバーとなる真紀、馨、由理の三人は同じ作者が別名義で書いていた【メイデーア魔王転生記】とほぼ同じキャラクターなんですよね。勿論、キャラが同じだけで背景や物語は違いますし、世界観も異なっているのですけれど。
前世で恋人だったり夫婦だったり、という関係は少女漫画的にはドキドキキュンキュンした感情の動性が激しいものが多いのですけれど、ってか前世モノって再会イベントこそが最大の盛り上がりのはずなんですけれど、その手の定番に拘らずに既に幼少時に再会しちゃってるんですよね、この夫婦とプラス由理。
文句なしの幼なじみである。
また、前世の夫婦関係というのはその密接さ故に逆に現世ではなかなか感情のすり合わせができずに、再び結ばれるまで様々な紆余曲折があるのもまた定番なのですが、この真紀と馨ときたらどれだけ年季の入った熟年夫婦だよ、と言いたくなるような所帯じみた夫婦っぷりで。真紀なんかは夫婦関係を公言して憚らないですし、馨の方もまだ夫婦じゃねえ、と真紀が夫婦とか妻とか口走るたびに反論してるんだけれど、ほぼ必ず「まだ」という副詞が頭についているあたり、ただ建前に拘ってるだけなんですよねえ。
ってか、家で寝る以外は真紀の部屋に帰ってきてそこでご飯食べて一緒にDVDみたり、と同棲してるのと何ら変わらない生活様式になってますし。
前世は酒呑童子と茨木童子として多くのあやかしを纏めていた立場から、それなりに大仰な生活を送っていたと思われるだけに、なんで現世だとこんな所帯じみた夫婦になってるんだろう、と思わなくもないですけれど、下町全開の浅草という街が舞台なのに適応してしまっているのか。学校帰りなどの浅草食べ歩きなんか、どれも美味しそうだもんなあ。
そう、この作者の作品らしく、実に飯テロが決まってるんですよねえ。同じ世界観の【かくりよの宿飯】でのご飯が庶民的でありつつもかなり工夫が凝らされた上品な小料理屋らしい料理なのに対して、こっちで描かれるご飯は買い食いのネタだったり、屋台のあれこれだったり、自宅でちょいちょいっと料理して食べる本当の家庭料理だったり、という身近なものなんだけれど、これはこれで実に美味しそうで……。
というか、真紀がどれもこれも本当に美味しそうに食べるもんだから、それに胃が引っ張られてる。由理も馨もこの食いしん坊には実に甘々なので、あれこれと絶えず食べさせてあげるものなあ。まあ、あれだけ美味しそうに食べられたら、ついつい口の中に放り込んでしまう気持ちもわからないでもない。
でも、馨のバイト代の何割が真紀の食費に消えているのかは興味深い部分である。高校生の段階で、この生活費を稼いでる感の凄まじさよ。
人情モノらしく、元あやかしの大親分だった真紀が困っているあやかしたちを助けるためにトラブルに首をツッコんでいくのを、毎回苦言と言うか説教しながらもマメにマメに手助けし、後始末をしてまわっている馨と由理というトリオのはっちゃけぷりが実に楽しい。今は人間に生まれ変わり、人として生きながらも、あやかしたちを見捨てられない三人の優しい元あやかしたち。かつての悲惨な末路は、彼らの中に傷跡として刻まれているはずなのだけれど、その過去に背を向けず逃げ出さず、積極的に首突っ込んでいく真紀さんは、元は儚げな藤原の姫様だったはずなのに、なんでこんな姉御肌なんだろう。思いっきりパワータイプな脳筋型だし。

しかし面白い。真紀たち三人共若者らしい溌剌さや子供故の家族関係の悩みを抱えていながらも、夫婦として見るとむしろ枯れてさえいるような落ち着いた関係で、好きとお互い公言しているにもかかわらず、さっぱりしてるんですよねえ。これだけいつも一緒に居て、同じ時間と空間を共有しているのに、ベタベタした感がない。イチャイチャはしているんだけれど、甘酸っぱいというよりも安心が先に来ているというか……連れ添うという言葉が本当に似合う二人なんですよねえ。
同時に、二人きりの狭い世界にならないのは真紀の社交性と、由理という第三者であり理解者がそれこそ家族並に身近にいるからか。本当に面白い、心地の良い関係である。
ラストで茨木童子の存在が広く知れ渡ってしまった以上、前にもましてトラブルが飛び込んできそうな状況にはなったものの、この三人なら全然大丈夫そうなので、そのへんは安心して見ていられそう。
そう言えば、ゲストで【かくりよの宿飯】の大旦那さまがチラッと登場してたけれど、良いサービスでありました。

友麻碧作品感想

ワールド・イズ・コンティニュー ★★★  

ワールド・イズ・コンティニュー (ファンタジア文庫)

【ワールド・イズ・コンティニュー】 瀬尾つかさ/早川ハルイ 富士見ファンタジア文庫

Amazon
Kindle B☆W

異世界フルシエラ―その世界に召喚された者は『闘神の使徒』と呼ばれ、『クラス』を選び、『スキル』と『レベル』を伸ばしながら魔物と闘い、エリア開拓に挑んでいた。ゲーム好きの浩史はこの世界の謎に迫るためレベル100を目指す。しかし魔物の強さは異常でゲームバランスとしては最悪。そんななか浩史が選んだのは弱体魔法特化の錬金術師、そして“死んでも蘇る”を繰り返すスタイルだった!?強敵に怯まず苦境を何度も乗り越える姿に「コージの心は強い…わたしも強くなれる?」魔法戦士の少女・ハイシェンの折れかけた心にも希望が戻り―。ピーキースタイルが異世界攻略の道を拓く!!
「レベルを上げて物理で殴れ」という方法は単純に真理であるのだけれど、考えてみるとこれってゲームバランスが取れた良質なゲームであってこその理屈であるのかもしれないなあ。容易に詰みかねないゲームだと、進行は非常に慎重に行わなければならない。戻ることの出来ないゲームなら、最初に選択した方向性でその時点で詰みかねないからだ。
この作品世界の場合、死んでも生き返ってやりなおせる、というトライアルアンドエラーが出来るものの、ゲーム自体をリセットして最初からやり直したり、転換点となるポイントまで巻き戻る、ということは出来ないために、どうやったって前に進むことの出来ない状況が現出してしまう世界である。
古いゲームプレイヤーなら経験はあるだろうか。ダンジョンのボス前でセーブしてしまって、ボスは倒せずしかし戻るルートは封鎖されていて脱出もできず、ゲーム自体進めることができなくなってしまった経験が。
普通は、幾つかストーリー進行に添ってセーブポイントを残しているものなんだけれど、興が乗ってリターンポイントとなるセーブを残さず進めちゃっていたり、そもそも古いゲームだとセーブストック自体一枠しかないものも決して少なくなかったんですよね。
あの、二進も三進も行かなくなってしまった時の目の前が暗くなる感覚は忘れがたいものがある。あれ、復活の呪文を忘れてしまうケースよりも最悪なんですよね。少なくとも「復活の呪文」形式は、以前のメモが残っていることが珍しくはないですし、その日のプレイは無駄になってしまったとしても、やり直しは出来るわけですから。
ボス前セーブポイントの場合は、もうゲームそのものを一からやり直さないといけないわけで、ほぼ確実にココロが折れます。
当然、現実で同じことが起こった場合の地獄は想像に余りあるものがあります。何しろ、現実ではゲームの電源を落とすことは出来ない。不老不死のプレイヤーは永遠に行き詰った牢獄のなかで精神が崩壊するのを待たなければならない。
そんな結末を、最初から組み込んでいるかのように「自壊死」という自殺システムが最初から装備されているあたりに、この世界の仕組みの恐ろしさが溢れ出しているのではないでしょうか。
ぶっちゃけ無理ゲーすぎるだろう、これ。
そんな中で、この世界の仕組みを開設したと思しき女性の弟として、姉が作るピーキーすぎるゲームを幼い頃からプレイして、味わい尽くし攻略し尽くしてきた主人公は、この世界の仕組みの勘所というものを肌で習得しているわけで、スタート地点でまったく違っているんですよね。
それでも、「死」という凄まじいストレスに全く怯まず、死んで蘇って不備を解消して、を繰り返していく浩次の異常性こそが、彼の躍進の最大要因なのでしょう。何しろ、死ぬことに対して全く負荷らしいものを感じてないようだものなあ。
作者の作品としてやや珍しいなあ、と思うのはプレイヤーが戦闘を行うための環境構築に政治要件が含まれていないことか。瀬尾さんの作品って、だいたいにおいて組織力学や政治力学によって戦闘を行うにあたって幾つもの障害や阻害要因が発生していて、それらを排するために或いは有利な状況に転換して、戦闘従事者に十全以上の力を発揮させるための環境整備を行う「政治家」としての役割を負ったヒロインが登場するんだけれど、本作では戦闘フィールドが非常に限定された場所で展開されて、ほぼどうやって能力を上げてボスを攻略するか、という戦闘面に限定されていて、物語において語られる工夫や工作もその方面に集中しているわけだ。その意味では、実験作でもあるのだろうか。
でも、決して「政治家」タイプのヒロインがいないわけじゃないんですよね。ダンジョンの外で待機して支援を担っているクラスメイトの子が明らかにそのタイプで、穿ってみるならば既にこの一巻の舞台となる閉鎖フィールドに浩次が挑むという事自体が、そのクラスメイトの子が整えた環境である、とも彼女と浩次の通信内容を見たら考えうる範疇なんですよねえ。
そう考えると、瀬尾さんが最近書いていた一迅社文庫の【高度に発達した魔法は神の奇蹟と区別がつかない】が政治パートに物語の進行やキャラの動向の比重が置かれていたのと真逆の構成になっているわけで、色々と面白い。
これでメインヒロインが、他の作品だとサードヒロインタイプとなるトリッキーな食わせ者系だったら面白かったんだけど、ハイシェンのキャラは天然無垢な子犬系なので、そのあたりはオーソドックス、と思ったけれど、ハイシェンって天然な分規定に捕われないフリーダムな自由人なところがあって、基本二人きりでの行動となってる中でそのフリーダムさはなかなかツボをつく部分があって、けっこう好きかも。
この一巻、ラストの展開を見るとただのチュートリアルだった可能性も高いので、ストーリーの進行や他のヒロインの動向も本番は次からなんじゃなかろうか。とにかく、ある程度ヒロインが揃ってから、だわなあ。

瀬尾つかさ作品感想


彼女がフラグをおられたら 冥土の土産よ、最期に卒業式のことを教えてあげるわ ★★★★☆  

彼女がフラグをおられたら 冥土の土産よ、最期に卒業式のことを教えてあげるわ (講談社ラノベ文庫)

【彼女がフラグをおられたら 冥土の土産よ、最期に卒業式のことを教えてあげるわ】 竹井10日/ CUTEG 講談社ラノベ文庫

Amazon
Kindle B☆W

破滅へのカウントダウンから世界を救うべく、元凶たる“グリモワール”内の仮想世界へとダイヴした颯太と親友ギルガメス。孤独な戦いの果てに颯太が辿り着いたのは“第83462仮想世界”―死亡フラグに怯える自分を癒やしてくれた少女達と過ごした、あの懐かしい場所だった。心ならずも去った日々が再び始まり、順調に時は過ぎてゆく…進級、出会いと別れ、後輩の登場―喪われたはずの毎日が颯太を満たすにつれ、次第に颯太は“現実世界”に生還する意欲を失っていく…この仮想世界には「彼女」がいないのに、だ!!そして迎えた卒業式当日、颯太に巻き起こった驚愕の出来事とは…!?史上最高最大のクライマックス、シリーズ最終第16巻!
芹キャン、頑張った、頑張ったよ。他の子たちが自分から最後の一歩を踏み込まなかった中で唯一芹キャンだけが思い切ったわけだ。その勇気は評価に値する。お付き合いが結局上手く行かなかったのはもうタイミングが悪かった、としか言いようがないしなあ。お互いの生活リズムのすれ違いだもんなあ。というよりも、お互いにもっと図々しくあればよかったというべきか。そのへんはむしろもっと大人になっていればすり合わせられる経験値だったんだろうけれど。
暗黒の夢の卵を浄化する過程で発生してしまったトラブルによって、あの懐かしい第一部の舞台であった“第83462仮想世界”に取り込まれてしまった颯太。平穏すぎる幸せな生活に、外の世界に脱出するという意識そのものを封じ込められていく颯太。一方で、現実世界ではギルガメスが中心になって颯太救出のために皆が奔走することになるのだが……ギルくんこと忍くん、さすが原典の主人公であるだけあってかちゃんと出てきた途端に凄まじい存在感である。相棒の中の相棒、というオーラを出しまくってる。確か、事前の話では彼こそが最大の敵となるはずだったのに、やっぱり彼はどの作品においても主人公の相棒枠、というか凄まじく頼りになる支援者枠なのよねえ。東京皇帝でもそうだったし。まあこの熱くてカッコイイ男が悪役なんてやれるはずもないのだが。
ってか、颯太に「自分が認めた唯一の男」と言われて、めちゃくちゃ奮い立ってしまうところなんてもう侠気の塊みたいなもんじゃないですか。友を助けるために恥も外聞もなく、誇りも捨て去り同じ絶対存在のエデン・リプライをはじめとする皆々に助けを請うギルガメス。まあ、エデンや大魔王まおん先生からして、みんな颯太のためなら否応もないのだけれど。
しかし、ラストにヒロインたちがその名前に由来する魔法使いや騎士といった職業に纏わる能力を発現して颯太を助けることになる、というのはシリーズ当初から容易に想像できてはいたんだけれど、元々備わっていた力がーー、という展開だと思ってたんですよね。それが、該当する力を有する強大な存在から力を借り受けて、という形になるとは想像もしていなかった。
それも、この一時的に力を貸与できる戦乙女という黄道器の機能は「普通の少女」でなければならないというものなんですけれど……。

菜波・K・ブレードフィールド(騎士)
魔法ヶ沢 茜(魔法使い)
召喚寺 菊乃(召喚士)
盗賊山 恵(盗賊)
龍騎士原 月麦(竜騎士)
聖帝小路 美森(聖帝)
忍者林 瑠璃(忍者)
深雪・マッケンシー(魔剣士)
大名侍 鳴(侍)
大司教河 くるみ子(司教)
白亜・バーサーカー・ブレードフィールド(狂戦士)
吟遊院 芹香(吟遊詩人)
英雄崎凛(英雄)
巫女神愛菜(巫女)

……鳴ちゃん、仮にも七徳院のメンバーなのに普通の少女待遇ですよっ。作中でもツッコまれていましたが。でも、地産地消の月麦婆ちゃんもええんかい、って話ですし、現実世界だとくるみ子だって魔法少女福祉機構の事務総長に就任してますし、普通とはw

結局、力を与えてくれた相手も表記すると、

菜波・K・ブレードフィールド(騎士)神楽・ブレードフィールド
魔法ヶ沢 茜(魔法使い)マァリン
召喚寺 菊乃(召喚士)ナルメル・エベラーゼ
盗賊山 恵(盗賊)ジェルトロ・フルテッド
龍騎士原 月麦(竜騎士)アリシア・ドラグーン
聖帝小路 美森(聖帝)ギルガメス・センティア
忍者林 瑠璃(忍者)N
深雪・マッケンシー(魔剣士)エデン・リ・プライ
大名侍 鳴(侍)タリアス・ジョア、ナーシア・ファグナル
大司教河 くるみ子(司教)天后まおん
白亜・バーサーカー・ブレードフィールド(狂戦士)ミーロワース
吟遊院 芹香(吟遊詩人)リヴェド
英雄崎凛(英雄)ギルガメス・センティア
巫女神愛菜(巫女)サクラメント、ラプラスの魔

美森先輩なんか、登場した時聖帝ってなんだよ、サウザーかよ。と笑ったもんだけれど、聖デルタ王国の聖騎士王であるウィガレム・オーヴァーロード/巴御劔/ギルガメス・センティアはそれこそ聖帝と呼ぶに相応しい存在だったんだよなあ。まだ巴御劔の存在も何も出てない時期の登場だったんで、チラッと巴御劔関連してるのかな、とは考えたことはあったけれど、こういう形で関わってくるとは。
侍に関してはけっこう強引なこじつけだった気がするけれど、タリアスとナーシアに侍要素ってあったのか。彼らの師匠っていう白井・出雲守・璃貴―璃貴フロスト・ホワイトって、がをられでは登場してなかったはずですよね。東京皇帝の方では本人チラッと出てただろうか。
よくまあ、こんだけとんでもない存在集まってたなあ、とこうして並べてみると半笑いになってしまう。肩書だけ見ても、聖騎士王に全次元最強魔導師に大魔王に妖精女王に、と。召喚士の彼女も三大召喚士の一人ですし、七徳院No.100のNが、忍者のNだった、というのには吹いたけれど。この人、本名がニニスなんですよね。七徳院、さらっととんでもないの混じってるなあ。

こうして振り返ってみると、盛大に広げた風呂敷をちゃんとキレイにたたむに至る構成で、ある意味置き去りにしてきた第一部の舞台である“第83462仮想世界”の件にも決着をつけてるんですよね、これは本当にえらいと思った。
竹井ワールドの四方八方に広がりまくった世界観を、この「がをられ」ではだいぶ見える位置に引っ張り上げてくれたので、設定好きとしても非常に楽しい作品でした。菜波にはじまり菜波に至る、という観点においてはきっちり菜波がメインヒロインとして締めるところをシメてくれたのは素直に嬉しかったです。個人的には大名侍鳴党だったんですけれどね。神竜編での圧倒的なヒロイン度は、鳴ちゃんぶっちぎりでしたしねえ。
さすがにヒロインの数が数だけに、なかなか主張できない煽りを食った子も居ましたけれど、逆に考えるとこの登場人物の数を思うとよくこれだけみんなに存在感を失わないように出番与え続けられたなあ、と感心するところでもあり、あのテンポのよいギャグというか掛け合いも、みんなにセリフと出番を与え続けるには最適のシチュだったのかもしれません。神楽のおかん属性がラストらへんあんまり見られなかったのは微妙に残念でしたがw
既に新シリーズ【褒められて神軍】も開幕しているので、さっそくそちらの方も堪能しに行こうと思っています。
15巻という長期シリーズをあますことなく使い尽くしての大団円、文句なしの大満足でありました。あー、満腹満腹。がをがを♪

シリーズ感想

魔王、配信中!? ★★★☆  

魔王、配信中!? (講談社ラノベ文庫)

【魔王、配信中!?】 南篠豊/れい亜 講談社ラノベ文庫

Amazon
Kindle B☆W

『はいどうもおー! みなさんこんばんは、魔王でっす!』
『わこつ』『ばんわ』『魔王さん今日もかわいい』『死ねクソ魔王』
勇者の息子である日下勇真の家には、引きこもりの魔王がいる。その名はイスティ。一度勇者に滅ぼされながらも復活し、息子である勇真に復讐せんがために現れるが、機嫌の良くなかった勇真に一瞬でボコられ、そして日下家に引きこもってしまったのだ。
そんな魔王は、爆死ガチャ生放送や他の生主に喧嘩を売るなど、引きこもりのリア充として生き生きと活動していた! 状況を苦々しく思っていたら、ある日魔王がとんでもないことを提案して――!?
生放送は危険がいっぱい!? 炎上上等コメディ、開幕!
ついにMMDにまで手を出す作品が出てきたかー。たった数分の動画を作るだけでどれほど魔窟にのめり込むことになるのか、見る専からするとややも身につまされる。でもキャラと言いオリジナルと内輪ネタばっかりだと、よっぽど動きが凄くないとMMD大会でもなかなか注目されなさそうであるが。
ともあれ、これは血反吐を吐きそうな凄惨極まる作業を一緒に行って一つの作品を創ろうとすることで、一度見失ってしまったコミュニケーションの方法を模索し、関係を取り戻そうとする破綻した兄妹の物語なのである。
実のところ、魔王イスティって停滞した状況を動かすための化学反応の触媒であり、きっかけであり、賑やかしであって、メインはあくまで勇真と雪凪なんですよね。ポンコツすぎるイエティとの掛け合いのリズムの良さが常に空気を循環させてくれていて、イスティはイスティで重要な気がするポディションなんですけどね。このどうしようもない娘がどうやってリアル魔王やっていたのか、どう想像しても具体的なイメージが浮かんでこないのであるが。まあどう考えても、どうしようもないろくでなし魔王だったのだろうけれど。それでも、肝心なところで活を入れてくれたり、とシメてくれるところはシメてくれる……のかなあ。

家族が引きこもり、という話は数あれど、家の中に二人も引きこもりがいるというダブルス状態な有様の一家はなかなかに珍しいだろう。しかも、両親は家を離れていて家事やらなんやらはナッちゃんおばさんという謎のオネイサンが取り回しているという……このお姉さん結局作中各所で大いに語られながら結局登場しなかったのだけれど、ナニモノなんだろうか。控え目に言っても天使か女神のたぐいかと思ってしまうくらいこの行き詰った家庭を支えてくれてる人なんだが。
それはともかくとして、焦点は繰り返しになるが兄と妹のすれ違ってしまって噛み合わなくなってしまった関係の修復なのである。最初、勇真が妹雪凪をあれだけ溺愛しながらも長年一緒に食事をとるどころか会話もままならないくらい没交渉、という状態に、なんでそこまで断絶しているんだろうという違和感みたいなものは感じていたんですよね。ある種過剰なくらいの、触れれば壊れてしまう砂の人形でも扱うような、妹に対する過敏な対応。それも、儚げなメンタル細そうな雪凪のキャラクターにそういう対応もまあ当然か、と思うようになりながら読み進めていったのだけれど、雪凪が過去に引き起こした彼女が引きこもるきっかけとなる事件の内実が明らかになるに連れて、覆い隠されていた錯誤が浮き上がってくるのだ。
妹と、そして兄に刻まれてしまったトラウマ。それが故に、お互いへの接し方を間違い続けて後戻りできなくなってしまった二人。それを、イスティがくれたきっかけを期になんとか修復しようとして、二人で頑張って、そして余計にどツボにハマってしまう悪循環。イスティを始めとしたMMD作品を作るために集った面々がうまいこと賑やかしてくれるので、重苦しいだけの雰囲気にならずに済むものの、親しいもの同士であるが故の難しい人間関係、というものを丁寧に描写した地面の固い踏みしめ甲斐のある物語でした。
でも、兄妹二人にあまりにスポットを当ててしまったので、作者も語っていますがラブコメ要素は一切これっぽっちも存在しないのはなかなか清々しいくらいで、これはこれで中途半端なことはせずに思い切ってよかったんじゃなかろうか。イスティやシルファはヒロインとしては話にもならない論外なので、若干オラついてるぼっち仲間の奏多あたりしかヒロインとして機能しそうなキャラいなかったもんなあ。奏多のやさぐれてる荒っぽい態度とは裏腹に、気軽に家までご飯食べに来たりぼっち同士学校でもいつも一緒にいる一方で趣味とか秘密にして必死に隠しているあの距離感のとり方の危なっかしさは、なかなかに可愛らしかったですし。
まあ肝心の勇真が実質妹しか眼中にありません状態だったからなあ。それも、雪凪との関係が修復され妹たちの引きこもり状態が解消されたとき、果たして他にまで眼が向くことになるのか。続編あるかどうかわからないけれど、どの方向性に描かれるのかは非常に興味深い。

南篠豊作品感想

戦国小町苦労譚 三、上洛 ★★★☆  

戦国小町苦労譚 三、上洛 (アース・スターノベル)

【戦国小町苦労譚 三、上洛】 夾竹桃/平沢下戸 アース・スターノベル

Amazon
Kindle B☆W
戦国の乱世に迷い込んで早三年…生き残るため、存在価値を示すため、がむしゃらに農業改革に邁進していた静子だったが、いつの間にか信長から要職まで任されるように。そしてついに「女が軍勢にいると宣しくないという験担ぎなどぶち壊す」と言いだした信長のせいで、戦場デビューを果たすことに!そんな後方支援の甲斐あってか、いよいよ上洛を果たす信長。一方、濃姫が新しい料理人を雇うことになるが、そこにいたのは静子もよく知った人物で―
足満はいくらなんでも名前変だよなあ、と改めて思ったり。それはともかくとして、戦国時代への時間遡行が実は静子メインなのではなく、あくまで彼女の方は巻き込まれ、だった可能性を示唆する人物の登場である。まあ、どうしてタイムスリップしてしまったのか、という方面には話はそれほど掘り下げないみたいなので、あくまで散りばめられた設定としての話限定のようだけれど。
相変わらず、静子の知識の引き出しがガチで凄い。彼女が生産系の中でも特筆に値するのはあくまでこの時代に存在するモノと技術レベルによって様々なものを生み出していることなんですよね。用いるネタも初めて聞くようなものばかりであると同時に、なかなかに堅実でもあり、信長の保護と支援があるからこそ資材なども手に入れられるとはいえ、彼女がもたらしたものというのはほぼ全部が静子がいなくなってもなんとか維持、発展させられることが出来るまでに実用と定着がなされている。
本作が面白いのは、そうした技術開発ネタが単なる作業メモや読むのが辛いただの薀蓄を書き連ねたものになってなくて、さらっと読めるように噛み砕いてわかりやすくまとめた上で、物語の流れに上手く浮かべてスルリと入り込むように描いてあることなのでしょう。この絶妙な塩梅はさり気ないものではあっても作家としての腕前を確信させられるものなのだ。
にしても、三巻……静子が信長の元に落ち着いて三年も経つと信長の方もいい意味で静子に対して遠慮がなくなってきてるんですよね。それ以上に、ただの臣下として以上に可愛がっているのだけれど。静子に対する我儘と、それを上回る親身な気遣いは静子に利用価値があるというだけでは説明できないものになってきてますしねえ。家に対してではなく、信長個人への忠誠と親愛。これが信長当人の意識にもたらしている変化が生み出す、彼の他者へのあたりの変化はかなり歴史への舵取りの変転にも関わっていて、興味深い限り。
ここに、静子命の足満と近衛前久という庇護者が加わるわけで、それだけ静子の身の安全というものは確かになってきているはずなんだけれど、逆に言うとそれだけ庇護者がしっかりしていないと危うい立場に追い込まれかねないくらいには、静子もやりたい放題やっている、という考えもあるわけで。
勿論、静子も決して野放図にやっているわけでも、織田政権内での立ち位置について真剣に考えていないわけでもないのだけれど、信長を前に狼たちを枕に寝こけてる姿を見ると、基本呑気もいいところなんで、そりゃあ周りの人たちが自分たちが何とかしてまもってやらないと、とは思っちゃうか。
まあ怪しい動きを見せているのが、羽柴秀長の方というのは面白いところだけれど。本作だとどうも秀吉がそこまで切れ者っぽくないんですよね。もしかしたら、秀長が黒幕で外面の良い兄貴をうまく操縦して出世街道に乗せている、というスタイルなのかもしれない。静子に敵対的という建前だった柴田のおっさんと佐々くんは、ほんと建前だけでなんかあっさり籠絡されちゃってるし。まあ彼らの場合対立点は深刻なものではない、と言っても拗らせると修復不可能なタイプではあるんだけれど、打ち解ければどうとでもなるものでもあったからなあ。
しかし、本作で魔王と呼ぶのに相応しいのって信長じゃなくて、奥さんの濃姫の方ですよねこれ。傍若無人で享楽的というだけでなく、感情の機微に疎い信長に変わって対人謀略戦も担ってそうだし、織田家の奥だけじゃなくて、裏方全部掌握してるんじゃないだろうか。信長、全然頭上がってないww

農業に留まらず、生産・商業システムそのものが静子のもたらしたものに端を発して変革され、凄まじい勢いで国力の強化を実現する織田家。領地を増やして勢力を拡大していくのとは根本的に異なる、しかし他の追随を許さない織田家の富国強兵策は戦国時代そのものを震撼させ、各々の立ち位置を揺さぶることとなる。
それが織田家包囲網をもたらすことになってしまうのだけれど、既に内外に楔が打たれているわけで……静子の近衛前久へのアプローチはいわばターニングポイントでもあったのか、なるほど。

1巻感想

2016年11月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

読んだ本の数:25冊 うち漫画:9冊

う、うわぁ、これは酷い。過去最低だった9月を更新してしまった。11月は本当に何にも出来なかったんですよね。生活のリズムがどうも変わってしまって、10時をすぎると起きていられなくなってガチで寝落ちしてしまうことが連日続いていて、本読む時間が全然取れてないんですよー。
お陰さまで、最近は睡眠時間7〜8時間取れてるんですけれど、これだけ寝てるとホント何も出来ねえww
なんとか睡眠時間は極力減らさないようにしながら、自由な時間を効率的に使えるようにしていかないと、と思っているのですが。もう若くはないので、無茶は出来ないですしねえ。
せめて、一日一冊になるくらいには読みたいんですけど。




★★★★★(五ツ星) 1冊

はたらく魔王さま! 16】 和ヶ原聡司/029 電撃文庫

【はたらく魔王さま! 16】 和ヶ原聡司/029 電撃文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら
魔王と勇者を差し置いて、二人の少女「悪魔大元帥」が飛躍する、千穂ちゃんとベルの大活躍回。いやもう今回はこの二人につきます。

★★★★☆彡(四ツ星Dash) 1冊

新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙】 支倉凍砂/文倉十 電撃文庫

【新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙】 支倉凍砂/文倉十 電撃文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら
ホロとロレンスの娘であるミューリと、若き聖職者志望の青年コルの新たな旅の始まり。ホロそっくりの、しかしホロとはまた違うミューリの男転がしがまた絶妙で、たまらんたまらん。


★★★★(四ツ星) 7冊

高度に発達した魔法は神の奇蹟と区別がつかない 2】 瀬尾つかさ/kakao 一迅社文庫
セーブ&ロードのできる宿屋さん ~カンスト転生者が宿屋で新人育成を始めたようです~】 稲荷竜/加藤いつわ ダッシュエックス文庫
ひょうたん のっぺら巻之二】 霜島ケイ 廣済堂モノノケ文庫
その無限の先へ OVER THE INFINITE 5】 二ツ樹五輪/ 赤井てら MFブックス
なんちゃってシンデレラ 王宮陰謀編 異世界で、王太子妃はじめました。】 汐邑雛/武村ゆみこ ビーズログ文庫
絶対城先輩の妖怪学講座 八】 峰守ひろかず/水口十 メディアワークス文庫
三千世界の英雄王<レイズナー> 2.煉獄学園の魔人たち】 壱日千次/おりょう  MF文庫J


【高度に発達した魔法は神の奇蹟と区別がつかない 2】 瀬尾つかさ/kakao 一迅社文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら


【セーブ&ロードのできる宿屋さん ~カンスト転生者が宿屋で新人育成を始めたようです~】 稲荷竜/加藤いつわ ダッシュエックス文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら


【ひょうたん のっぺら巻之二】 霜島ケイ 廣済堂モノノケ文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら


【その無限の先へ OVER THE INFINITE 5】 二ツ樹五輪/ 赤井てら MFブックス

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら


【なんちゃってシンデレラ 王宮陰謀編 異世界で、王太子妃はじめました。】 汐邑雛/武村ゆみこ ビーズログ文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら


【絶対城先輩の妖怪学講座 八】 峰守ひろかず/水口十 メディアワークス文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら


【三千世界の英雄王<レイズナー> 2.煉獄学園の魔人たち】 壱日千次/おりょう  MF文庫J

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら

今月のピックアップ・キャラクター

スピカ (高度に発達した魔法は神の奇蹟と区別がつかない)
アレクサンダー (セーブ&ロードのできる宿屋さん)
リーゼロッテ (その無限の先へ)
渡辺綱 (その無限の先へ)
トマト (その無限の先へ)
ルル (世界の終わりの世界録)
佐々木千穂 (はたらく魔王さま!)
鎌月鈴乃 (はたらく魔王さま!)
アリス (前略、英雄候補は強くなるためにセンセイと××します。)
ミューリ (新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙)
コル (新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙)
アルティリエ (なんちゃってシンデレラ)
織口乃理子 (絶対城先輩の妖怪学講座)
光王院 (三千世界の英雄王)


以下に、読書メーター読録と一言感想。

続きを読む

三千世界の英雄王<レイズナー> 2.煉獄学園の魔人たち ★★★★   

三千世界の英雄王<レイズナー>2 煉獄学園の魔人たち (MF文庫J)

【三千世界の英雄王<レイズナー> 2.煉獄学園の魔人たち】 壱日千次/おりょう  MF文庫J

Amazon
Kindle B☆W

敵が濃すぎる! いま、一番熱くて笑える学園アクションラブコメ第2弾!

世界中の異能者が最強を目指す、バトルトーナメント「暗黒狂宴」。「今世無双の天才」ながら「最弱の悪役」という役割を押し付けられた剣士・刀夜は、仲間のプルを狙う敵を撃退し、直後の一回戦も見事突破。だが、彼らの前には「ぼっち」であることで無敵の壁を作り出す真壁、戦艦大和に変身できる大和、ホームレスとして生活し風系異能を高める少女・風見鶏……と常識の範疇を軽々と超えた異能者たちが立ちはだかる。刀夜は変態的な強敵たちの攻略と、プルと一二三のパワーアップを図り、彼女たちを自身と姉・氷華が住む邸宅に招く。一方、世界中から失笑を買った光王院が……!? 最弱最強をぶっ飛ばす、今、一番熱くて笑える学園バトルラブコメ、第2弾!
「戦艦大和に変身できる大和」って言語的におかしかないですか!? という程度のことには動じなくなる程度には頭のおかしい変態たちが跋扈しすぎて、密度が高すぎます!!
敵が濃すぎるってキャッチフレーズ、看板に偽りがなさすぎてもうちょっと手加減してくれてもいいのよ? と懇願したくなるくらいなんですよね。カルピスを原液で飲め、と強いられているような濃さである。
とにかく、変態のオンパレード。それも、想像を絶する方向からの変態性で、世の中こんな変態が存在するのか!? と驚かされる、或いは絶望させられる。いやね、この登場人物だけの話ならまだ理解できるんだけれど、その変態嗜好の具体的な解説として歴史上に実在したその変態嗜好の持ち主について語ってるの、あれって全部ほんとなの!? 本当だとしたら、人類の可能性ってもうヤバイところまで届いちゃってるんじゃないの? 可能性が開けすぎて、いけないところまで開いちゃったんじゃないの!?
確か、第一巻ではまだ登場人物たちの特殊性というのは、その属性になりきることによって能力的にパワーアップできることから、ガチの厨二やファッションとしての厨二じゃなく、ビジネスとして厨二を演じることが主だった登場人物の方が多かったはずなのだけれど、いつの間にか真性の変態ばかりが次々と繰り出されてくるあらゆる変態が百花繚乱するバトルトーナメント「暗黒狂宴」という恐るべき有様になってるんですがww
極悪のヒールでしかも最弱、という役作りを理事長に強いられた上に、必殺技も一日一回にしないと失格、と制限されがんじがらめになってしまった刀夜だけれど、わりとめげてないというか堪えてないというかこの主人公もけっこうイケイケですよねえ。強いられた悪役にも関わらず、なにげに外道な口上も卑怯極まる手練手管もノリノリでこなしているあたり、この主人公才能あるんじゃないだろうか、悪役の。
しかし、根は真面目で熱い男なのは変わらないので、同じく真っ当で熱い相手には共感して悪役で最弱という制約をこねくり回して、うまいこと真っ向勝負に持ち込むあたり、気持ちのいい男なのである。
それに比べたら、理事長のあの厨二欲に塗れたゲスっぷりは……いい年してと目を眇めたくなる惨状である。あれ、ヒロインの母親なんだぜ。
自分の母親が全裸で液体の満たされた巨大なフラスコの中に浮かぶ黒幕ごっこしているのを見せられた娘の心境を答えよ、ってなもんである。ちなみに、液体は温泉の素が入れられた適温のいいお湯である。自分で用意したんだろうか、それ。

ともあれ、次々と現れる対戦相手の変態っぷりに度肝を抜かれながらも、あれこれと頭をひねって対抗戦術を編み出していくあたり、力押しじゃなくてある種の知略戦の様相も呈しているんですよね。刀夜も何気に作戦練るの楽しそうなんだよなあ。
そして、出落ちかと思われた光王院くんがまた、良い奴でねえ。ガチの世界を救った男にも関わらず、その方法が方法だっただけに世間の評判はキワモノ扱い、というのが本当に可哀想すぎるんだ。救世主に対してその扱いはないんじゃないのか、と悔しく思うくらいに。この作者って、こういうところの社会や世間の残酷さや醜い悪意については徹底してシビアに描くんですよねえ。
それでも、主人公の刀夜だけは光王院を蔑まず、その英雄的行為を正統に評価し続け、世間の彼への扱いに憤るのである。二人の汚れのない友情が、世間の目に屈しない熱い想いの交換が、また胸を打つのである。
かっこいい男たちの話でもあるのだ、本作は。

1巻感想

絶対城先輩の妖怪学講座 八 ★★★★   

絶対城先輩の妖怪学講座 八 (メディアワークス文庫)

【絶対城先輩の妖怪学講座 八】 峰守ひろかず/水口十 メディアワークス文庫

Amazon
Kindle B☆W

絶海の孤島を舞台に、妖怪博士・絶対城が「ダイダラボッチ」の謎に迫る第八巻!

「のっぺらぼう」の力を持ち、真怪でもある妖怪学徒の桜城晃(さくらぎあきら)。彼女が四十四番資料室に持ち込んだ女神像は、「ダイダラボッチ」の謎に迫る手掛かりだった。
すぐさま御場島(おんばじま)と呼ばれる絶海の火山島へ向かうことを決める絶対城と晃。そんな二人のやりとりを見た礼音(あやね)は、女性として、そして絶対城のパートナーとして、晃には遠く及ばないと感じてしまう。
火山島へは一緒に行かないと宣言した礼音は、杵松(きねまつ)と一緒に織口(おりぐち)の「二口」の治療を行ったり、一人でオカルト絡みの相談を解決していく。
そんな中、島にいる絶対城との連絡が途絶え──。
こ、この二人は……。もうね、いい加減両思いにも関わらず、恋愛に対して不器用とか恋愛ベタを通り越して、パソコン触ったこと無いのにいきなりパーツだけ揃えて与えられて、はい自作してみて、と言われた人みたいに「????」が乱舞してるんですが。
ただの無自覚なら自覚認識したらある程度でもなんとかなりそうなんだけれど、絶対城先輩にしても礼音にしてもそういう文化が一切自分に関わらないところで生きてきたもんだから、鈍いとかそういう段階じゃないんですよね。まず、「恋愛」という概念が自分の中にも結実しえるものなのだ、という現実を知覚しないことには始まらないんだろうなあ。ほんと、今の段階だと自分の中に生じている感情についてアホみたいにポカーンとなりながら「???」と首を傾げて右往左往してるばかりだし。これには、ライバルを自称したい晃にとっても苦笑モノなんだろう。現段階においても戦いようがないし、もし礼音が本当の意味でライバルとして機能してしまったら、その瞬間勝負は決してしまうのだろうし。
まあお互い何にもわかっていない状態でも、手探りと本能でわりといい感じに甘酸っぱいことにはなっているので、周りの人たちもおせっかい焼く必要もないでしょうし、みんなこれに関しては結構放ったらかしだよねえ。あの絶対城先輩の礼音への過保護っぷりを見たら、要らんこともしたくなくなるか。絶対城先輩、最初の頃は率先して礼音を引っ張り回してけっこう危ないことにも首を突っ込ませてたのに、今となっては晃さんに巻き込まれただけでも、血相変えてるくらいだし。最近、いちいち礼音への反応がお可愛いんですけど、先輩w
うんうん、こうなると杵松さんにしても織口先生にしても、いい意味でも悪い意味でも余計なことはしないタイプですしねえ。その意味では、率先していらんことをしたがるだろう晃さんをぶっ込んだのは、刺激を与えるという意味においては重要だったのかもしれないけれど、礼音は反応せんからなあ。それでも、モヤモヤ抱えてくれるだけまだ自意識に進展があるのだろうか。
ともあれ、今回のお話の主題はダイダラボッチである。なにかと巨大化ネタを投入してきた本作だけれど、これぞとびっきりも良いところの原典からして超巨大幻想体だもんなあ。それをどう扱うのかと思ったら、まさかの巨大化からの逆回転捻り。
また、最近ちょっとおとなしかった織口先生の悪女っぷりがフル回転していて、個人的には大いに堪能させていただきました。織口先生はやっぱりやりたい放題やってくれてた方がいいですわー。この人が頭抑え込まれておとなしくしているというのは何故かストレスが溜まってくる。だけに、自身のしがらみやら織口先生らしくない生き方を強いられる境遇に対して、快刀乱麻をバシッと断ってくれたのは痛快でした。この人って敵に回すよりも味方してるときの方が頼もしいというなにげに珍しいタイプだし。
ってか、この作品って味方黒い人たちばっかりのような。絶対城先輩と礼音のカップルが一番素直でピュアな気がしてきたぞ
 
10月26日
【とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲 16】
冬川 基
(電撃コミックス)

Amazon Kindle B☆W

【はたらく魔王さま! 17】
和ヶ原 聡司/柊 暁生
(電撃コミックス)

Amazon Kindle B☆W

【とある科学の超電磁砲外伝 アストラル・バディ 4】
乃木 康仁
(電撃コミックスNEXT)

Amazon Kindle B☆W

【比羅坂日菜子がエロかわいいことを俺だけが知っている。3】
紺矢 ユキオ
(電撃コミックスNEXT)

Amazon Kindle B☆W

【ゴブリンはもう十分に強い 5】
サラマンダ
(電撃コミックスNEXT)

Amazon Kindle B☆W

【治癒魔法の間違った使い方 ~戦場を駆ける回復要員~ 7】
九我山 レキ/くろかた
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【聖剣学院の魔剣使い 2】
蛍幻 飛鳥/志瑞祐
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【ロクでなし魔術講師と禁忌教典 14】
常深アオサ/羊太郎
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【七つの魔剣が支配する 3】
えすの サカエ/宇野 朴人
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中 1】
柚 アンコ/永瀬 さらさ
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【東方Project人妖名鑑 常世編】
ZUN
(KADOKAWA)

Amazon Kindle B☆W

【月刊少年シリウス 2020年12月号】

Amazon Kindle B☆W

【少年エース 2020年12月号】

Amazon Kindle B☆W

【コンプエース 2020年12月号】

Amazon Kindle B☆W

10月25日
【現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変 1】
二日市とふろう
(オーバーラップノベルス)

Amazon Kindle B☆W

【黒の召喚士 13.竜王の加護】
迷井豆腐
(オーバーラップ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【ひとりぼっちの異世界攻略 life.5】
五示正司
(オーバーラップ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【月50万もらっても生き甲斐のない隣のお姉さんに30万で雇われて「おかえり」って言うお仕事が楽しい 2】
黄波戸井ショウリ
(オーバーラップ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【最凶の支援職【話術士】である俺は世界最強クランを従える 2】
じゃき
(オーバーラップ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【D級冒険者の俺、なぜか勇者パーティーに勧誘されたあげく、王女につきまとわれてる 1】
白青虎猫
(オーバーラップ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【婚約破棄されてから聖女の力が覚醒したようです 1】
少年ユウシャ
(オーバーラップ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【Doggy House Hound 1.猟犬継承】
ポチ吉
(オーバーラップノベルス)

Amazon Kindle B☆W

【猫だってアイテムを収集すれば最強になれます!2】
川崎AG
(オーバーラップノベルス)

Amazon Kindle B☆W

【不死者の弟子 2 〜邪神の不興を買って奈落に落とされた俺の英雄譚〜】
猫子
(オーバーラップノベルス)

Amazon Kindle B☆W

10月24日
【探偵くんと鋭い山田さん 2 俺を挟んで両隣の双子姉妹が勝手に推理してくる】
玩具堂(MF文庫J)

Amazon Kindle B☆W

【今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。3.3年分の「ありがとう」だよ、先輩】
涼暮 皐
(MF文庫J)

Amazon Kindle B☆W

【七人の魔剣姫とゼロの騎士団】
川田 両悟
(MF文庫J)

Amazon Kindle B☆W

【ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 3】
衣笠彰梧
(MF文庫J)

Amazon Kindle B☆W

【僕のカノジョ先生 8】
鏡 遊
(MF文庫J)

Amazon Kindle B☆W

【自称Fランクのお兄さまがゲームで評価される学園の頂点に君臨するそうですよ? 10】
三河 ごーすと
(MF文庫J)

Amazon Kindle B☆W

【春菜ちゃん、がんばる? 3 フェアリーテイル・クロニクル】
埴輪星人
(MFブックス)

Amazon Kindle B☆W

【バフ持ち転生貴族の辺境領地開発記 2】
すずの木くろ
(MFブックス)

Amazon Kindle B☆W

【洞窟王からはじめる楽園ライフ 〜万能の採掘スキルで最強に!?〜 2】
苗原一
(MFブックス)

Amazon Kindle B☆W

【異世界もふもふカフェ 2 〜テイマー、もふもふ猫を求めて隣国へ〜】
ぷにちゃん
(MFブックス)

Amazon Kindle B☆W

【異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 怪物のささやき】
久住四季
(メディアワークス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【王立士官学校の秘密の少女 イスカンダル王国物語】
森山光太郎
(メディアワークス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【宮廷医の娘 2】
冬馬倫
(メディアワークス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【座敷童子の代理人 8】
仁科裕貴
(メディアワークス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【大凶ちゃんと太陽くん #誰かじゃなくて君がいい】
星奏なつめ
(メディアワークス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【レッドスワンの混沌 赤羽高校サッカー部】
綾崎隼
(メディアワークス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【愛に殺された僕たちは】
野宮有
(メディアワークス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【異世界ゆるっとサバイバル生活 2 〜学校の皆と異世界の無人島に転移したけど俺だけ楽勝です】
絢乃
(ブレイブ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【仲が悪すぎる幼馴染が、俺が5年以上ハマっているFPSゲームのフレンドだった件について。2】
田中ドリル
(ブレイブ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【ロード・エルメロイII世の事件簿 6】
東 冬/TENGEN/三田誠
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【Fate/Apocrypha 9】
石田あきら/東出祐一郎
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【HGに恋するふたり2】
工藤 マコト
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【機動戦士ガンダム GROUND ZERO コロニーの落ちた地で 4】
才谷 ウメタロウ
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【Fate/Grand Order コミックアラカルト PLUS! SP 対決編!】
アンソロジー
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙2】
日鳥/支倉凍砂
(電撃コミックスNEXT)

Amazon Kindle B☆W

【リアリスト魔王による聖域なき異世界改革 3】
鈴木 マナツ/羽田 遼亮
(電撃コミックスNEXT)

Amazon Kindle B☆W

【リビルドワールド 3】
綾村 切人/ナフセ
(電撃コミックスNEXT)

Amazon Kindle B☆W

【ダストボックス2.5 5】
高津カリノ
(ヤングガンガンコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【不器用な先輩。2】
工藤マコト
(ヤングガンガンコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【月刊ビッグガンガン 2020 Vol.11】

Amazon Kindle B☆W

【月刊アクション2020年12月号】

Amazon Kindle B☆W

【アフタヌーン 2020年12月号】

Amazon Kindle B☆W

10月23日
【クロウ・レコード Infinite Dendrogram Aot 3】
La−na/海道左近
(MFコミックス アライブシリーズ)

Amazon Kindle B☆W

【異世界おじさん 5】
殆ど死んでいる
(MFC)

Amazon Kindle B☆W

【うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。6】
ほた。/CHIROLU
(MFC)

Amazon Kindle B☆W

【ガールズ&パンツァー 劇場版Variante 6】
伊能 高史
(MFコミックス フラッパーシリーズ)

Amazon Kindle B☆W

【なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? 6】
ありかん/細音 啓
(MFコミックス アライブシリーズ)

Amazon Kindle B☆W

【私の傷は死んでも消さない 2】
緋鍵 龍彦
(MFコミックス アライブシリーズ)

Amazon Kindle B☆W

【風太郎不戦日記 2】
山田 風太郎/勝田 文
(モーニング KC)

Amazon Kindle B☆W

【コウノドリ 32】
鈴ノ木ユウ
(モーニング KC)

Amazon Kindle B☆W

【マリアージュ〜神の雫 最終章〜 24】
オキモト・シュウ/亜樹直
(モーニング KC)

Amazon Kindle B☆W

【望郷太郎 3】
山田芳裕
(モーニング KC)

Amazon Kindle B☆W

【ヴィンランド・サガ 24】
幸村誠
(アフタヌーンKC)

Amazon Kindle B☆W

【とりぱん 27】
とりのなん子
(ワイドKC)

Amazon Kindle B☆W

【「不屈の冒険魂」雑用積み上げ最強へ。超エリート神官道】
漂鳥
(ダッシュエックス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【スキルトレーダー【技能交換】 〜辺境でわらしべ長者やってます〜】
伏(龍)
(ダッシュエックス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【『ショップ』スキルさえあれば、ダンジョン化した世界でも楽勝だ 〜迫害された少年の最強ざまぁライフ〜】
十本スイ
(ダッシュエックス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【ロード・エルメロイII世の事件簿 8.「case. 冠位決議(上)」】
三田 誠
(角川文庫)

Amazon

【わが家は祇園の拝み屋さん 13 秋の祭りと白狐の依頼】
望月 麻衣
(角川文庫)

Amazon Kindle B☆W

【水神様がお呼びです あやかし異類婚姻譚】
佐々木匙
(角川文庫)

Amazon Kindle B☆W

【ファンタジーをほとんど知らない女子高生による異世界転移生活 4】
コウ
(モーニングスターブックス)

Amazon Kindle

10月22日
【すのはら荘の管理人さん 6】
ねこうめ
(4コマKINGSぱれっとコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【月刊ガンガンJOKER 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

【まんが4コマぱれっと 2020年12月号】

Amazon Kindle B☆W

【少年マールの転生冒険記 1~優しいお姉さん冒険者が、僕を守ってくれます! ~】
月ノ宮マクラ
(HJ NOVELS)

Amazon Kindle B☆W

【槍使いと、黒猫。12】
健康
(HJ NOVELS)

Amazon Kindle B☆W

【異世界はスマートフォンとともに。22】
冬原パトラ
(HJ NOVELS)

Amazon Kindle B☆W

【新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。6】
岸馬きらく
(HJ NOVELS)

Amazon Kindle B☆W

10月21日
【理系が恋に落ちたので証明してみた。9】
山本アリフレッド
(メテオCOMICS)

Amazon Kindle B☆W

【魔女と猟犬】
カミツキレイニー
(ガガガ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【世界最強の魔王ですが誰も討伐しにきてくれないので、勇者育成機関に潜入することにしました。4】
両道 渡
(ガガガブックス)

Amazon Kindle B☆W

【元将軍のアンデッドナイト 5】
猫子
(ガガガブックス)

Amazon Kindle B☆W

10月20日
【不遇職の弓使いだけど何とか無難にやってます 2】
洗濯紐
(TOブックス)

Amazon Kindle B☆W

【特級ギルドへようこそ!5〜看板娘の愛されエルフはみんなの心を和ませる〜】
阿井りいあ
(TOブックス)

Amazon Kindle B☆W

【フェンリル母さんとあったかご飯〜異世界もふもふ生活〜5】
はらくろ
(TOブックス)

Amazon Kindle B☆W

【ギルド追放された雑用係の下剋上2〜超万能な生活スキルで世界最強〜】
夜桜ユノ
(TOブックス)

Amazon Kindle B☆W

【アナザー・フロンティア・オンライン2〜生産系スキルを極めたらチートなNPCを雇えるようになりました〜】
ぺんぎん
(TOブックス)

Amazon Kindle B☆W

【銀河連合日本 Age after Project Enterprise】
松本保羽
(星海社FICTIONS)

Amazon

【髭と猫耳】
周藤蓮
(星海社FICTIONS)

Amazon

 【ゴミ箱診療科のミステリー・カルテ】
津田 彷徨
(星海社FICTIONS)

Amazon

【エスカレーション】
倉田 悠子
(星海社FICTIONS)

Amazon

【少年マガジンR 2020年11号】

Kindle B☆W

10月19日
【まんがタイムきららMAX 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

 【月刊ヤングキングアワーズGH 2020年12月号】

Amazon Kindle B☆W

10月17日
【月刊サンデーGX 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

【少年マガジンエッジ 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

【ウルトラジャンプ 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

【ロクでなし魔術講師と追想日誌 7】
羊太郎(富士見ファンタジア文庫)

Amazon Kindle B☆W

【キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 10】
細音啓(富士見ファンタジア文庫)

Amazon Kindle B☆W

【人生∞周目の精霊使い 無限の歴史で修行した元・凡人は世界を覆す】
師走トオル(富士見ファンタジア文庫)

Amazon Kindle B☆W

【人工痴能と始める人生デバッグ入門 ドスケベAIが俺に童貞捨てさせようとしてくる】
霧山よん(富士見ファンタジア文庫)

Amazon Kindle B☆W

【たとえば俺が、チャンピオンから王女のヒモにジョブチェンジしたとして。2】
藍藤唯(富士見ファンタジア文庫)

Amazon Kindle B☆W

【魔王が如く 絶対強者の極道魔王、正体を隠して学園を極める】
なめこ印(富士見ファンタジア文庫)

Amazon Kindle B☆W

【異世界で最強の装備は、全裸でした どうか私に全裸を教えてくださいっ! 全裸ではなく《世界》だ!】
初美陽一(富士見ファンタジア文庫)

Amazon Kindle B☆W

【神々に育てられしもの、最強となる 4】
羽田遼亮(富士見ファンタジア文庫)

Amazon Kindle B☆W

【一億年ボタンを連打した俺は、気付いたら最強になっていた 5 〜落第剣士の学院無双〜】
月島秀一(富士見ファンタジア文庫)

Amazon Kindle B☆W

【ステラエアサービス 曙光行路】
有馬桓次郎(電撃の新文芸)

Amazon Kindle B☆W

【四畳半開拓日記 04】
七菜なな(電撃の新文芸)

Amazon Kindle B☆W

【異世界最強の大魔王、転生し冒険者になる 2】
月夜涙(電撃の新文芸)

Amazon Kindle B☆W

10月16日
【ジョジョリオン 24】
荒木飛呂彦(ジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【【推しの子】2】
赤坂アカ/横槍メンゴ(ヤングジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【片喰と黄金 4】
北野詠一(ヤングジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【セーブ&ロードのできる宿屋さん ~カンスト転生者が宿屋で新人育成を始めたようです~ 4】
稲荷竜/竹内じゅんや(ヤングジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【メイド・イン・ひっこみゅ~ず 5】
サンカクヘッド(ヤングジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 9】
倉田三ノ路/日向夏(サンデーGXコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【葬送のフリーレン 2】
山田鐘人/アベツカサ(少年サンデーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【双亡亭壊すべし 19】
藤田和日郎(少年サンデーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【MAO 6】
高橋留美子(少年サンデーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【トニカクカワイイ 13】
畑健二郎(少年サンデーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【よふかしのうた 5】
コトヤマ(少年サンデーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【魔王城でおやすみ 16】
熊之股鍵次(少年サンデーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【switch 10】
波切敦(少年サンデーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【シャングリラ・フロンティア 1】
硬梨菜/不二涼介(KCデラックス)

Amazon Kindle B☆W

【それでも歩は寄せてくる 5】
山本崇一朗(KCデラックス)

Amazon Kindle B☆W

【DAYS 40】
安田剛士(講談社コミックス)

Amazon Kindle B☆W

【ネクロマンス 4】
堂本裕貴(講談社コミックス)

Amazon Kindle B☆W

【ブルーロック 11】
金城宗幸/ノ村優介(講談社コミックス)

Amazon Kindle B☆W

【はぐるまどらいぶ。(2) レアスキルで世界を駆け抜ける】
紺藤けい/かばやきだれ (ジャルダンコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【信長の庶子 五】
壬生一郎(ヒストリアノベルズ)

Amazon Kindle B☆W

【劇場版・鬼滅の刃 無限列車編ノベライズ】
矢島綾/吾峠呼世晴(JUMP j BOOKS)

Amazon Kindle B☆W

10月15日
【冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた 9】
門司柿家(アース・スターノベル)

Amazon Kindle B☆W

【高遠動物病院へようこそ!3】
谷崎泉(富士見L文庫)

Amazon Kindle B☆W

【平安後宮の薄紅姫 二 宮廷去りし皇后宮と伊勢物語】
遠藤遼(富士見L文庫)

Amazon Kindle B☆W

【花は桜よりも華のごとく】
河合ゆうみ(富士見L文庫)

Amazon Kindle B☆W

【彩柏寺の神様見習いたち 元保育士・小森新、あやかし保育に再就職しました!】
時田とおる(富士見L文庫)

Amazon Kindle B☆W

【白澤さんの妖しいお料理処 四千年の想いを秘めた肉じゃが】
夕鷺かのう(富士見L文庫)

Amazon Kindle B☆W

【魔物の国と裁縫使い 〜凍える国の裁縫師、伝説の狼に懐かれる〜 2】
今際之キワミ(サーガフォレスト)

Amazon Kindle B☆W

【四度目は嫌な死属性魔術師 7】
デンスケ(サーガフォレスト)

Amazon Kindle B☆W

【王太子殿下は後宮に占い師をご所望です】
夢見るライオン(ビーズログ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【魔王の右腕になったので原作改悪します 2】
木村(ビーズログ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【なんちゃってシンデレラ 王国騒乱編 お伽話のつづき、はじめました。6】
汐邑雛(ビーズログ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【身代わり聖女は、皇帝陛下の求婚にうなづかない】
汐邑雛(ビーズログ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【九重家献立暦】
白川紺子(講談社タイガ)

Amazon Kindle B☆W

【死者と言葉を交わすなかれ】
森川智喜(講談社タイガ)

Amazon Kindle B☆W

10月14日
【ゴブリンスレイヤー 13】
蝸牛くも(GA文庫)

Amazon Kindle B☆W

【ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 16】
大森藤ノ(GA文庫)

Amazon Kindle B☆W

【家族なら、いっしょに住んでも問題ないよね? 2】
高木幸一(GA文庫)

Amazon Kindle B☆W

【踊る星降るレネシクル 7】
裕時悠示(GA文庫)

Amazon Kindle B☆W

【厳しい女上司が高校生に戻ったら俺にデレデレする理由 〜両片思いのやり直し高校生生活】
徳山銀次郎(GA文庫)

Amazon Kindle B☆W

【僕の軍師は、スカートが短すぎる 〜サラリーマンとJK、ひとつ屋根の下】
七条剛(GA文庫)

Amazon Kindle B☆W

【きみって私のこと好きなんでしょ? 2 とりあえずデートでもしてみる?】
望公太(GA文庫)

Amazon Kindle B☆W

【きれいなお姉さんに養われたくない男の子なんているの? 3】
柚本悠斗(GA文庫)

Amazon Kindle B☆W

【エリスの聖杯 3】
常磐くじら(GAノベル)

Amazon Kindle B☆W

【魔女の旅々 14】
白石定規(GAノベル)

Amazon Kindle B☆W

【魔女の旅々 14 ドラマCD付き特装版】
白石定規(GAノベル)

Amazon

【スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 14】
森田季節(GAノベル)

Amazon Kindle B☆W

【スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 14 ドラマCD付き特装版】
森田季節(GAノベル)

Amazon

【ラスボス、やめてみた 2 〜主人公に倒されたふりして自由に生きてみた】
坂木持丸(GAノベル)

Amazon Kindle B☆W

【パリピ孔明 3】
四葉夕卜/小川亮(ヤンマガKCスペシャル)

Amazon Kindle B☆W


10月13日
【昔勇者で今は骨 2】
内々けやき/佐伯庸介(リュウコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【ちはやふる 45】
末次由紀(BE LOVE KC)

Amazon Kindle B☆W

【カードキャプターさくら クリアカード編 9】
CLAMP(KCデラックス)

Amazon Kindle B☆W

10月12日
【新九郎、奔る! 5】
ゆうきまさみ(ビッグコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【ゴブリンスレイヤー 10】
蝸牛くも/黒瀬浩介(ビッグガンガンコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【ゴブリンスレイヤー外伝 イヤーワン 6】
蝸牛くも/栄田健人(ヤングガンガンコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【ゴブリンスレイヤー外伝2 鍔鳴の太刀《ダイ・カタナ》2】
蝸牛くも/青木翔吾(ガンガンコミックスUP!)

Amazon Kindle B☆W

【戦×恋(ヴァルラヴ)11】
朝倉亮介(ガンガンコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【無能なナナ 7】
るーすぼーい/古屋庵(ガンガンコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【英雄教室 10】
新木伸/岸田こあら(ガンガンコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【死神坊ちゃんと黒メイド 10】
イノウエ(サンデーうぇぶりSSC)

Amazon Kindle B☆W

【つぐももフルカラーコミック つぐもも蜜】
浜田よしかづ(アクションコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【オヤジが美少女になってた話 2】
赤信号わたる(アクションコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【人狼への転生、魔王の副官 はじまりの章 6】
瑚澄遊智/漂月(アース・スター コミックス)

Amazon Kindle B☆W

【カルデアこぼればなし 染宮すずめFate/Grand Order作品集】
染宮すずめ(星海社COMICS)

Amazon Kindle

【月刊少年ガンガン 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

【まんがタイムきららフォワード 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

【ゲッサン 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

10月10日
【狼は眠らない 3】
支援BIS/新川権兵衛(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【蜘蛛ですが、なにか? 9】
かかし朝浩/馬場翁(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【蜘蛛ですが、なにか? 蜘蛛子四姉妹の日常 2】
グラタン鳥/馬場翁(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【Fate/Grand Order 平安HEROES ぴよ作品集】
ぴよ(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【モルフェウス・ロード 1】
よかぜ(BLADEコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー】
佐島勤(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【魔王学院の不適合者 8 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜】
秋(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【幼なじみが絶対に負けないラブコメ 5】
二丸修一(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【安達としまむら 9】
入間人間(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【アポカリプス・ウィッチ 3 飽食時代の【最強】たちへ】
鎌池和馬(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【オーバーライト――クリスマス・ウォーズの炎】
池田明季哉(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【女子高生同士がまた恋に落ちるかもしれない話。2】
杜奏みなや(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【魔力を統べる、破壊の王と全能少女 2 〜魔術を扱えないハズレ特性の俺は無刀流で無双する〜】
手水鉢直樹(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【バケモノたちが嘯く頃に バケモノ姫の家庭教師】
竜騎士07(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【君が、仲間を殺した数 〜魔塔に挑む者たちの咎〜】
有象利路(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【午後九時、ベランダ越しの女神先輩は僕だけのもの】
岩田洋季(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【ねえ、もっかい寝よ?】
田中環状線(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【異世界の底辺料理人は絶頂調味料で成り上がる! 〜魔王攻略の鍵は人造精霊少女たちとの秘密の交わり!?〜】
アサクラネル(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【女子高生声優・橋本ゆすらの攻略法】
浅月そら(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【追放された転生公爵は、辺境でのんびりと畑を耕したかった 〜来るなというのに領民が沢山来るから内政無双をすることに〜】
うみ(カドカワBOOKS)

Amazon Kindle B☆W

【勇者の孫の旅先チート 〜最強の船に乗って商売したら千の伝説ができました〜】
長野文三郎(カドカワBOOKS)

Amazon Kindle B☆W

【加護なし令嬢の小さな村 3 〜さあ、領地運営を始めましょう!〜】
ぷにちゃん(カドカワBOOKS)

Amazon Kindle B☆W

【鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ 3】
たままる(カドカワBOOKS)

Amazon Kindle B☆W

【【修復】スキルが万能チート化したので、武器屋でも開こうかと思います 5】
星川銀河(カドカワBOOKS)

Amazon Kindle B☆W

【外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者 5】
ケンノジ(カドカワBOOKS)

Amazon Kindle B☆W

【父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。6】
松浦(カドカワBOOKS)

Amazon Kindle B☆W

【魔石グルメ 7 魔物の力を食べたオレは最強!】
結城涼(カドカワBOOKS)

Amazon Kindle B☆W

【ティアムーン帝国物語5〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜】
餅月望(TOブックス)

Amazon Kindle B☆W

【地球さんはレベルアップしました!】
生咲日月(TOブックス)

Amazon Kindle B☆W

【継続は魔力なり 6〜無能魔法が便利魔法に進化を遂げました〜】
リッキー(TOブックス)

Amazon Kindle B☆W

【最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。3】
ほのぼのる500(TOブックス)

Amazon Kindle B☆W

10月9日
【可愛いだけじゃない式守さん 6】
真木蛍五(KCデラックス)

Amazon Kindle B☆W

【放課後の拷問少女 11】
BOKU(講談社コミックス)

Amazon Kindle B☆W

【世界か彼女か選べない 9】
内山敦司(講談社コミックス)

Amazon Kindle B☆W

【我間乱-修羅 13】
中丸洋介(講談社コミックス)

Amazon Kindle B☆W

【売国機関 4】
カルロ・ゼン/品佳直(バンチコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【最後のレストラン 16】
藤栄道彦(バンチコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【トリニティセブン 7人の魔書使い 24】
サイトウケンジ/奈央晃徳(ドラゴンコミックスエイジ)

Amazon Kindle B☆W

【トリニティセブン アナスタシア聖伝 2】
サイトウケンジ/Bcoca(ドラゴンコミックスエイジ)

Amazon Kindle B☆W

【この素晴らしい世界に祝福を! 12】
渡真仁/暁なつめ(ドラゴンコミックスエイジ)

Amazon Kindle B☆W

【残念女幹部ブラックジェネラルさん 7】
jin(ドラゴンコミックスエイジ)

Amazon Kindle B☆W

【KILLING ME/KILLING YOU 3】
成田芋虫(ドラゴンコミックスエイジ)
Amazon Kindle B☆W

【魔王学園の反逆者 1 ~人類初の魔王候補、眷属少女と王座を目指して成り上がる~】
溝口ぜらちん/久慈マサムネ(ドラゴンコミックスエイジ)

Amazon Kindle B☆W

【異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 12】
福田直叶/鶴崎貴大(シリウスKC)

Amazon Kindle B☆W

【無号のシュネルギア 3】
高田裕三(シリウスKC)

Amazon Kindle B☆W

10月7日
【ウィッチクラフトワークス 15】
水薙竜(アフタヌーンKC)

Amazon Kindle B☆W

【ウチの使い魔がすみません 8】
櫓刃鉄火(アフタヌーンKC)

Amazon Kindle B☆W

【うちの師匠はしっぽがない 4】
TNSK(アフタヌーンKC)

Amazon Kindle B☆W

【good!アフタヌーン 2020年11号】

Amazon Kindle

【逆転オセロニア 蒼竜騎士と赤竜騎士の軌跡】
高嶺バシク(レジェンドノベルス)

Amazon Kindle B☆W

【ネカフェ住まいの底辺冒険者 2 美少女ガンマンと行く最強への道】
御手々ぽんた(レジェンドノベルス)

Amazon Kindle B☆W

【絶対回避のフラグブレイカー 2 ハッピーエンドをつかむための25の法則】
友理潤(レジェンドノベルス)

Amazon Kindle B☆W

【俺たち青春浪費中、魔法少女と世界を救う。】
佐藤悪糖(レジェンドノベルス)

Amazon Kindle B☆W

10月6日
【ソウナンですか? 7】
さがら梨々/岡本健太郎(ヤンマガKCスペシャル)

Amazon Kindle B☆W

【ヤングマガジン サード 2020年 Vol.11】

Amazon Kindle B☆W

【殺人事件が起きたので謎解き配信してみました】
越尾圭(宝島社文庫)

Amazon Kindle B☆W

【大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 妖刀は怪盗を招く】
山本巧次(宝島社文庫)

Amazon Kindle B☆W

【谷中レトロカメラ店の謎日和 思いをつなぐレンズ】
柊サナカ(宝島社文庫)

Amazon Kindle B☆W

10月5日
【刹那の風景 1 68番目の元勇者と獣人の弟子】
緑青・薄浅黄(ドラゴンノベルス)

Amazon Kindle B☆W

【悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます 2】
緋色の雨(ドラゴンノベルス)

Amazon Kindle B☆W

【ヤングキングアワーズ 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

10月2日
【鬼滅の刃 22】
吾峠呼世晴(ジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【ぼくたちは勉強ができない 19】
筒井大志(ジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【呪術廻戦 13】
芥見下々(ジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【冒険王ビィト 15】
稲田浩司/三条陸(ジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【終わりのセラフ 22】
山本ヤマト(ジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【あやかしトライアングル 1】
矢吹健太朗(ジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【早乙女姉妹は漫画のためなら!? 8】
山本亮平(ジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【異世界居酒屋「のぶ」11】
蝉川夏哉/ヴァージニア二等兵(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【帰ってください! 阿久津さん 2】
長岡太一(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【ヤングエース 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

【ジャンプSQ. 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

【それでも、好きだと言えない】
赤月カケヤ(講談社ラノベ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【勇者になりたい魔人の冒険】
箕崎准(講談社ラノベ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【失恋後、険悪だった幼なじみが砂糖菓子みたいに甘い 〜ビターのちシュガー〜】
七烏未奏(講談社ラノベ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【一般人遠方より帰る。また働かねば!】
勇寛(Kラノベブックス)

Amazon Kindle B☆W

【ウイルス転生から始まる異世界感染物語】
結城絡繰(Kラノベブックス)

Amazon Kindle B☆W

【奴隷転生 〜その奴隷、最強の元王子につき〜】
カラユミ(Kラノベブックス)

Amazon Kindle B☆W

【不遇職【鑑定士】が実は最強だった 〜奈落で鍛えた最強の【神眼】で無双する〜】
茨木野(Kラノベブックス)

Amazon Kindle B☆W

【転生貴族の万能開拓 〜【拡大&縮小】スキルを使っていたら最強領地になりました〜】
錬金王(Kラノベブックス)

Amazon Kindle B☆W

【約束のネバーランド ~戦友たちのレコード~】
七緒/白井カイウ(JUMP j BOOKS)

Amazon Kindle B☆W

【憂国のモリアーティ 虹を視る少女】
埼田要介/竹内良輔(JUMP j BOOKS)

Amazon Kindle B☆W

10月1日
【サイレントウィッチーズ 4 スオムスいらん子中隊ReBOOT!】
築地俊彦/ヤマグチノボル(角川スニーカー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【サイレントウィッチーズ 4 スオムスいらん子中隊ReBOOT! プレミアム特装版】
築地俊彦/ヤマグチノボル(角川スニーカー文庫)

Amazon

【天才美少女な幼馴染のくせに、なんで俺の前でだけそんなにスキだらけなんだよ】
五木友人(角川スニーカー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【戦翼のシグルドリーヴァ Sakura(上)】
長月達平/戦翼倶楽部(角川スニーカー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【魔王学園の反逆者 4 〜人類初の魔王候補、眷属少女と王座を目指して成り上がる〜】
久慈マサムネ(角川スニーカー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【あなたを諦めきれない元許嫁じゃダメですか?2】
桜目禅斗(角川スニーカー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【会社員とJK、お隣さん歴1年目。】
ナナシまる(角川スニーカー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【フリーライフ 〜異世界何でも屋奮闘記〜 9】
気がつけば毛玉(角川スニーカー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【<Infinite Dendrogram>―インフィニット・デンドログラム― 14.<物理最強>】
海道左近(HJ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【常勝魔王のやりなおし 1 〜俺はまだ一割も本気出していないんだが〜】
アカバコウヨウ(HJ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~ その1】
のこみ/七夕さとり(B's-LOG COMICS)

Amazon Kindle B☆W

【本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第二部 「本のためなら巫女になる! 4」】
鈴華/香月美夜(コロナ・コミックス)

Amazon Kindle B☆W

9月30日
【転生したらスライムだった件 17】
伏瀬(GCノベルズ)

Amazon Kindle B☆W

【転生したら剣でした 10】
棚架ユウ(GCノベルズ)

Amazon Kindle B☆W

【エロいスキルで異世界無双 2】
まさなん(GCノベルズ)

Amazon Kindle B☆W

【ナイツ&マジック 10】
天酒之瓢(ヒーロー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【察知されない最強職 7】
三上康明(ヒーロー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【異世界チート魔術師 13】
内田健(ヒーロー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【異世界道楽に飽きたら 4】
三文烏札矢(ヒーロー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【再現使いは帰りたい 5】
赤雪トナ(ヒーロー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【いずれ最強へと至る道 3】
藍澤建(ヒーロー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【マジカミ イビルオブテイルコート】
しめさば/Studio MGCM(ファミ通文庫)

Amazon Kindle B☆W

【放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ】
九曜(ファミ通文庫)

Amazon Kindle B☆W

【賢者の孫 13.雷轟電撃の魔竜討伐】
吉岡剛(ファミ通文庫)

Amazon Kindle B☆W

【古き魔王の物語をっ!】
壱兄さん(エンターブレイン)

Amazon Kindle B☆W

【機動戦士ガンダムサンダーボルト 16】
太田垣康男(ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

Amazon Kindle B☆W

【機動戦士ガンダム バンディエラ 2】
加納梨衣(ビッグコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【機動戦士ガンダム アグレッサー 13】
万乗大智(少年サンデーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【機動戦士ガンダム アグレッサー 14】
万乗大智(少年サンデーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【プラネット・ウィズ 5】
水上悟志(YKコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【MUJIN -無尽- 8】
岡田屋鉄蔵(YKコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【魔法少女にあこがれて 3】
小野中彰大(バンブーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【アスモデウスはあきらめない 8】
勇人 (バンブーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【コミックライド2020年10月号】

Kindle B☆W


Categories
最新コメント

Archives
記事検索
タグ絞り込み検索