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書籍感想(2007以前)

ローマ人の物語 24.賢帝の世紀  

オンライン書店ビーケーワン:ローマ人の物語 24
【ローマ人の物語 24.賢帝の世紀】 塩野七生


 まったく、この人の書く話は面白いなあ。
 ローマ人の物語もついに五賢帝時代に差し掛かったわけだが、今回はちょっと「おっ?」と思わせられる書き方になっている。
 冒頭で大学の授業の例え話が出たせいだろうか、この巻については今までと違って大学の講義を受けているような印象を受けている。もちろん、とびきり面白い講義を、だがね。
 実のところ、このローマ人の物語でこんなに抑制のきいた文章にお目にかかったのは初めてではないか、とあくまで主観だがそう感じている。ややも興奮気味で愉しそうな共和制時代。カエサルやキケロと夜通し飽きずに談笑しているようなユリウス・カエサルの時代。不貞腐れたようなじれったそうなアウグストゥスの帝政初期。歴史家タキトゥスと勇躍異なる意見を戦わせ、討論しているような悪帝たちの時代。
 思い出しただけでも、上に下に左に右にと、塩野先生の筆は実に愉しそうに踊っている。まるで目の前に、歴史の彼方に消え去った過去の時代の人々が生きているかのように、だ。
 ところが、今巻の主題であるトライアヌス帝の治世に関しては、信頼を置くに値する文献資料は皆無に近い、のだという。
 冒頭でこの時代について書いてくれなかったタキトゥス氏についつい恨み節を連ねているあたりはまあまあと宥めたくもなってしまうのだが、つまるところ今回については文献資料がないということで、対話をする相手がいないということになる。
 ここで面白いのが、そうなると逆に話がトライアヌス帝の治世では一体どういうことがあったのか、という事実の追跡になっている点だろう。資料が乏しいのなら、主観が多く入り混じった話になりそうなのに、逆に抑制のきいた文章になっているあたりが本当に面白い。抑制のきいているからといって、退屈だとかつまらないとか、その手の感想をまったく抱かせない、どころかそれはそれで新たな方向からローマ人の作り出した帝国の魅力を見せつけ、引き込ませてくれるあたり、凄いなあと思うわけだが。
 うん、つまるところたとえ抑制がきいているとしても、書いている内容についてはどうしようもなく好きな相手のことで、その姿を伝えるべく乏しい資料の中から掘り起こし、必死に形にしていった結果なのだから、退屈なものになるはずがないんだが。
 しかし、それにしてもだ。やはりこの人は、対話する相手がいる方がついついはしゃいでしまう方のようだ。事実、小プリニウスに――彼とトライアヌス帝の往還文書、つまりプリニウスの肉声に触れるにくだりになると、途端筆が踊りだすあたり、ああやっぱりこの人は、とついつい笑みがこぼれてしまう。

 然るに、今巻通してのイメージだが。
 どうだろう。小奇麗な個室で言葉数が少ない無口なトライアヌス皇帝へのインタビュー、そんな印象だろうか。生の言葉はあまり聴かれなかったけれど、きっとこの対談を通して作者の中では色々と彼の業績について得心を持ち、その向こうにトライアヌスという人物の人となりを透かし見たのではないだろうか。
 ありがとうございました、と握手してインタビューを終えるような締めに、ふと「こちらこそ」とずっと生真面目なまま動かなかった顔つきに、初めて微笑を浮かべるトライアヌスの妄想を抱いた。

真月譚月姫 4  

真月譚月姫 4 (4)
【真月譚月姫 4】 佐々木少年

素晴らしい。

原作付きの漫画に対する褒め言葉の常としてあるのが、原作未読、原作未プレイの人でも問題なく楽しめ、原作を知っている人はさらに楽しめる、なんて文句だけど。
こりゃあ、そういう褒め言葉じゃ全然足りない漫画だわ。
言うなれば、これぞ!という活劇漫画、伝奇漫画を見たいなら何はともあれこれを読め! である。
ゲームの月姫という衝撃を味わった人ならば、まず感動するのはあの別ジャンルに変換するのがとことん難しいはずの月姫を、よくぞここまで見事に漫画化しているものだ、というところになんだろう。複雑に入り組んだ物語を解きほぐして、独自の、だが原作の雰囲気を損なわずに、新たな月姫を創りだしている、と。
いや、それはまさしくその通りなんだが。全力で喝采を送るべき点ではあるんだが。
刮目すべきは、ストーリーテーリング能力のみならず、そのアクション描写だ。いや、1,2巻の頃はここまでワンシーン、1コマごとにゾクゾクさせられはしなかったと思う。シエル先輩と秋葉のバトルもそうだが、特に目を見張ったのがシキとの交戦中にシエル先輩が介入してからの1コマ毎の息を呑むような濃密な、そして圧倒的なスピード感の凝縮力。
これは、やはり連載初期よりも腕があがっているということなのか。というよりも、自分には作者のセンスがどんどん洗練されていっているように感じられるのだ。

素晴らしいじゃないか。一巻で世界観を見事に漫画化してみせたその技量に驚かされたこの作品は、それどころか巻を重ねるごとにより一つの漫画作品としてのパワーを加速度的に増しているのだから。


しかし、それにしても32話のシエル先輩登場シーンの格好よさときたら、久々に漫画で鳥肌が立ちました。
やはり、ね。ここぞという場面で高所から登場する際は、直立着地なのですよ。膝を曲げて着地の衝撃を逃がすような惰弱なマネをしてはダメなのですよ。
ここ、力説ねw

煌夜祭  

煌夜祭
【煌夜祭】 多崎礼

 これは、いいなあ。いいなあ。
 中央公論の新書ノベル『C・NOVELS Fantasia』の新人賞大賞作品。
 世界各地で話を集め、他の土地へと伝え歩くことを生業とする語り部達。そして今日は、年に一度の語り部たちの祭り【煌夜祭】の冬至の夜。廃墟と化したとある島主の館で、二人の語り部が語りだす人を喰う『魔物』の物語。
 二人の語り部が交互に自分の持つ物語を語り合う、という形式で話が進んでいくんだけれども、これが見事な構成の妙で。
 ちょっと内容に触れようと思ってつらつら書いたんだけど、消しました。うん、これは事前にある程度知っていても決して遜色のない作品だと思うけど、この染み入るような哀切、優しさ、愛情を受け止めるにはやはりまっさらな状態で読んで欲しい。
 傑作。
 

いぬかみっ! 10  

体力ないときゃ一言感想。
のつもりだったんだけど、書いてると長くなってしまったので、いつもと同じ形式に。

いぬかみっ!〈10〉
【いぬかみっ! 10】 有沢 まみず  電撃文庫
Amazon bk1

 実はポンテンシャルはともはねが一番だったのか。
 妹キャラとしてカオルが新たな立ち位置に。そういえばこの話ってともはね以外そういうのいなかったか。ともはねは幼すぎて完全に妹という立場に落ち着いちゃっているし。
 さらにあの死神の話で登場した新堂ケイがここで再臨。これには驚いた。
 実をいうと、ここに至るまで女性キャラは沢山出ているのだが、本当に啓太に対して異性としての好意を抱いているのはようこだけだった。二人の関係はおおむね、逃げる啓太に追うようこと、よく言われるように「うる星やつら」パターンだったわけだ。
 ところが本筋での物語がクライマックスを迎えて一段落ついたところで、啓太が観念してしまい、二人の関係は恋人同士と呼んでも過言ではない程度のイイ感じになってしまったわけだ。
 面白いのは、そうなった段階で川平カオルと新堂ケイが投入されるこの展開。
 カオルの方はまだ微妙だが、新堂ケイの方はようこ以外で唯一啓太にぞっこん惚れてる女性。しかも、この【いぬかみっ】全編通しても1,2を争う秀作、なにより熱くて啓太が格好良かった対死神戦でのヒロインである。絶望の淵にあった彼女が啓太によって救い上げられ、彼に惚れてしまう一部始終を読者は余す所なく見ているわけで、その辺のポッと出の主人公にデレデレキャラとは一味違う風格がある。
 すなわち、ようこと真っ向から張り合えるポンテンシャルを持ったヒロインキャラというわけだ。

 8巻で話が纏まり、そのまま多少短編を綴ってはいおしまい、と思ったこの【いぬかみっ】だけど、どうやらまだまだ続けたい意志が、彼女らの投入から窺えると思うのは穿ちすぎだろうか。
 明らかにこの巻でキャラの再編成を行っている。カオルの参加はもとより、薫の犬神たちを、失踪した薫の探索という形で一旦退去させ、ひなぎくやたゆね、せんだんといった啓太たちに絡むことの多かった面々を遠ざける。と同時に、フラノというこれまで脇の方にいて目立たなかったやつを、自分は立ち位置を揺るがさないまま周囲を混乱に陥れるトラブルメーカー・タイプとして再配置。
そして本命、新堂ケイをラストに再投入と来た。
元いた啓太・ようこ・ともはねの三人組にフラノ・カオル・ケイの三人を加え、さらにおなじみの仮名史郎に、赤道斎と大妖狐がプラスされ周りの賑やかし要員もきっちり配置され、話を続けていく体勢はしっかり整えられた感がある。
このキャラ配置を見る限り、今までよりもラブコメ要素が増えるんでないかなあ、と期待してしまう。まあようこと啓太の関係が鉄板なので、まじな恋愛話になるとかなり拗れそうだから、本気のガチンコモードはなさそうだが。
しかし、相変わらず仮名さんは美形のクセに服着てない方が多いなあ。もはや【裸王】の冠は啓太よりも仮名さんの方が相応しいんでないだろうかw

水惑星年代記  

水惑星年代記

【水惑星年代記】 大石まさる

 第一話の冒頭はこんなシーンからはじまる。
 雪に埋もれた夜の田舎町を、自転車を押して歩くひとりの女性。雪道では自転車はただの荷物で、疲れた女性はまだ灯のともっているうらぶれた立ち蕎麦屋で暖を取ることにする。あったかい蕎麦で一息ついた女性は、「ごちそうさま、温まったわおばちゃ――」と言って――
 どんぶりを何気なしに空中に放り出してしまうのだ。

 それを、床に落ちる前に、割烹着にほっかむりをした店のおばちゃんが見事にキャッチ。おばちゃんは、おろおろと謝る女性にむかって特に驚く様子もなく一言告げるのだ。

「んん。宇宙から来た人はみんなやるよ」

 そんなやり取りがかわされるなか、店の外では汽笛を鳴らしながら除雪路面電車が店を揺らすほどの轟音を響かせながら通り過ぎていく。

 なんとまあ、この大石まさる氏の描き出す世界が凝縮されているような見事な書き出しなのである。

 赤道直下に建設された軌道エレベーター。下から上まで正味四時間。宇宙は近くなり、それでも青い空とキレイな水に満たされた田舎町は昔とおんなじように帰ってくる人を迎えてくれる。
 そう、宇宙は近くなったのだ。雪に閉ざされた田舎町の端っこにあるような立ち蕎麦屋のおばちゃんが、そこから帰って来た人を当たり前のように受け入れるくらいには。

【空からこぼれた物語】の正当な続編。嬉しいなあ。空からこぼれた物語、Bk1には書籍情報からして存在してませんよ、ねえ。

 夢の向かう先である宇宙と、懐かしさとこんな場所で暮らしてみたいという季節感満開の田舎町の風景が、この漫画ではまったく同位に並存している。この青い空とキレイな水に満たされた土地に住む人たちは、星空を見上げながらも決して自分が踏みしめている大地を忘れていない。
 この人たちはやがて宇宙に向かって旅立つのだとしても、決して今まで住んでいた土地を捨てることはないのだ。彼らはただいまと言って町に帰ってくる。そうしてまた、行ってきますと旅立っていくのだ。
 これはそう、ホームである。
 そしてホームの上には、手が届くほど近くなり、それでも未だ夢の果てにある宇宙が広がっている。
 これはそんな話の連作集。

 水惑星年代記、まったくなんて素敵なタイトルですか。

 しかし、帯にある竿尾悟せんせのコメントにある「大石センセの描くコの清楚なエッチさ――」ってのは、然りだよなあ。
 然り、然り。
 SFとしても郷愁モノとしても大好きなんだけど、この水惑星年代記、恋愛モノとしてもメッサ大好きなんだなあ。大石センセの描く恋愛模様って女の人が物凄い。なにしろ物怖じしない。好きという気持ちに迷わない。みんなステキすぎ。

 やはりオススメは「宇宙(うえ)を向いて歩こう」ですか。
 子獅子さんがねえ……もうねえ。天体望遠鏡覗きながらのキスシーンなんて、もうちょっとあの雰囲気はありえねえっすよ、うきゃきゃきゃきゃ(大はしゃぎ)

こどものじかん 1,2  

こどものじかん 1 (1)
【こどものじかん 1】

こどものじかん 2 (2)
【こどものじかん 2】 私屋カヲル

 こ、これはっ…………
 正直、すまんかった。ちょっとエロっちいのを読みたいという動機で、エロい以外ろくな期待もせずに買ってしまって、すまんかった。

 面白いわ、これ。

 小学生でエロいエロいって話ばっかり聞こえてきていたんで、しかも申し訳程度というかいい訳みたいに「教育問題に『も』踏み込んだ内容で」系統の文言が添えつけられているものだから、自分に向かってそんな言い訳をしないと正気に戻れないくらいエロいのか、と勝手に思い込んでてすみません。

 めっさドキドキはしたが、欲情はせなんだぞ。

 だからどうした。
 おのれも「教育現場の現状に『も』鋭く踏み込んだ内容で」とか口ずさんで気を逸らさないと正気に戻れなかったくせにw
 まあなんですか。ロリコン上等、みたいな?
 小悪魔がいます。危険――危険。

 しかし、これは小学生だから良いのかといえば……なんとも言いがたい。ただ、この絶妙の背徳感は、本来罷り間違っても恋愛対象になんぞならない小学生を相手にドキドキしてしまう青木先生の初心さとか純情に起因しているわけで、その意味ではやはり小学生だからなんですわなあ。
 しかししかし、三年生ってのはあまりに微妙すぎる。
 ……小学三年生相手に微妙とか言ってる時点で、もう終わってる気もするが。

 結論から言って、この作品は上質なラブコメ。子どもだけれど、何歳だろうと女は女。ませた小悪魔、九重りんに振り回される、真面目で青くて真っ直ぐな純情新任教師青木先生(ちぇりー)を愛でるお話だと思われ。
 いや、ほんと面白いよ。

興国の楯 ニューギニア密林死闘編  

興国の楯―通商護衛機動艦隊 ニューギニア密林死闘編
【興国の楯 ニューギニア密林死闘編】 林譲治

ありゃ、気がつけば興国の楯も6冊目。ここ数年、三冊くらいで纏めることが多くなってた林譲治氏だけれども、久々に長編になってるだわさ。
でも、長編が出せるってのは。学研は最後の砦だなあ……

というわけで、輸送・兵站にまったく理解のないアーパー海軍にドタマキタ……もとい、危機感を抱いた逓信省が主導して成立した独立行政法人【通通商護衛機動艦隊】――愛称は【通商さん】の活躍(暗闘?)を描く興国の楯。今回はニューギニア戦線である。

して、今回のびっくりどっきりメカーなのが、南海のトラ、ならぬタイガー戦車。陸軍が運用を始めた潜水艦に縄張り意識を刺激された海軍が、通商さんに頼んで作ってもらった海軍戦車である(おいおい
もちろん、そんなもん真面目に作る人もおらず、そもそも戦車なんて通商じゃ作ったこともありません、とはいえ海軍からの要請では断るわけにも行かず、しゃあないからとりあえず外見外聞だけは強そうなのを作っとけ、てなもんでなぜかドイツではなくソ連からの伝言ゲームで入手した情報を元に――せめて設計図とか取り寄せようよ(汗)――本当に適当に見た目だけそれっぽく完成させたティーガーもどき(水陸両用)。
これがかつてないダメダメタイガー(笑
乗員の悲惨さが、もはやT−34を問題としないくらい悲惨で悲惨でww

鬼切り夜鳥子  

鬼切り夜鳥子 ~百鬼夜行学園~
【鬼切り夜鳥子 百鬼夜行学園】 桝田 省治

 ……これ、なんてエロゲ?
 あぅぅ、おおお、ひあああ。なんちゅうか……いいのか、これ?(笑

 あとがきにも書かれているが、スバラシイ勢いである。ノリノリで書かれているのが読んでても伝わってくる。概して、ノリノリで書かれた作品というのは置いてけぼりにされてしまうか――やたらと読んでて楽しくなってくるかのどちらかだ。
 もちろん、こちらは後者である。
 楽しめ、理屈はそれからだ。

 しかし、エロいな。エロさが尋常ではない。特に、百爺。これ、ヤバいだろ、ほんとに(w
 表紙のイラストもよく見ると……ひゃあw 私、手元に届いてふと帯を外してみるまで、まったく気がつきませんでした。だからイイのかよ、これ(苦笑
 ヒロインは全身に宿った式神を呼び出すために、毎回服脱がなきゃなんないんだが、だからどんなエロゲだよ。毎回幼馴染の裸を拝むはめになる久遠くんはかなりの役得である。こいつ、駒子の鬼切りを手伝おうとした動機、もしかしたら駒子の裸が見れるからなんじゃないのか(w 最終話じゃ触りまくってるしな。
……しかし、これだけやりたい放題やられてるヒロインも珍しいな。その割りに当人の駒子の性格がカラリサッパリで少々天然快活少女なもんだから、ジメっとしたところがなくていいんだけど。

伝奇モノらしいオドロオドロしい雰囲気を保ちつつ、最初から相手は鬼が五匹、一日一匹ずつ狩って行く、という定義が構築されているので、読んでてノンストップ。登場人物がみんなどっかとぼけたヤツラばかりなので陰鬱な空気にも染まらず、一気に最後まで読みきれる勢い最高の楽しい作品でありました。
うん、伝奇活劇というのが一番似合ってるかしら。

にしても、百爺は……あらゆる意味で物凄いな。ヒロインに何させるんだか。わたしゃ、読んでてどうしようかと思いましたがな(苦笑



スイートホームスイート 2   

スイートホームスイート2 ウィンナ・ワルツは憂鬱の調べ
【スイートホームスイート 2.ウィンナ・ワルツは憂鬱の調べ】 佐々原史緒

奇襲(きしゅう, surprise attack)は、防御側が十分予期していない状況で開始される 戦闘行為である。――奇襲 - Wikipediaより

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銀盤カレイドスコープVol.7  

銀盤カレイドスコープ〈vol.7〉
【銀盤カレイドスコープ Vol.7 リリカル・プログラム:Be in love with your miracle 】 海原零

今まで散々可能性に言及してきましたが……
こりゃあ、ピートの復活はありそうにないなあ。
というわけで、最終滑走その一つ前。バンクーバー五輪前夜、バーサス・リア・ガーネット決意編。

あのトリノ五輪から四年。四年ですぜ。桜野タズサがカナダ人の幽霊ピートと滑った五輪の舞台から、それだけの時間が流れてしまったわけです。再び巡ってきたオリンピックを前にして、なんかすごく感慨が湧いてきました。いや、オリンピックを目前に控えたタズサを見て、か。
この娘、もう完全に自立してしまったんですねえ。たった独りで至高の存在であるリア・ガーネットに立ち向かえるような選手になってしまったわけだ。もう、そこには余人の入る余地はない。たとえ、あのかけがえのない相棒であるピートでさえも、今のたずさには邪魔者にしかならないのでしょう。あくまで、リアを倒すのは真っ向から一対一でなければならない。ガブリーの無念も背負った以上、それは当然至極のことなわけだ。

銀盤カレイドスコープの集大成となる最終巻は、どうやら文字通りフィギュア尽くしとなりそうな予感。あくまでフィギュアスケート小説としての在り様を最期まで貫き通す気合と迫力が伝わってくる。
どうやらそこには、恋愛模様が介在する余地はなさそう。ここでピートとの感動の再会でハッピーエンドという私が常々妄想してきたラストは、今回の覇気溢れんばかりのスポ根展開を読む限り、こりゃあ似合わんな、と諦めた。
すっぱり諦めさせられた。
それくらい、本作は大傑作で大満足な昨今類を見ない正統派スポ根小説なのだった。

最後のタズサの宣言に、否応無くテンションが最頂点に駆けあがった。圧巻だった6巻のフィギュアシーンを上回るであろう、とてつもないスケールのフィギュア描写のオンパレードに、今から興奮気味である。
頼むから、早く出してくれ。

蒼海訣戦 1  

蒼海訣戰 1 (1)    IDコミックス REXコミックス
【蒼海訣戦 1】 納都 花丸

ネコミミ! だけど男みたいな!

舞台は異世界の大陸の端にある、日本がモデルなのであろう島国。文明レベルは19世紀末〜二十世紀初頭。おそらく、日露戦争風の戦争モノになるんだろうけど、現在のところは舞台は軍の学校なので、しばらくは学園モノ風な話になるんだろうか。とはいえ、女っ気は笑ってしまうほど皆無なんだが。
この島国は、一応多民族国家という建前になっている。国民の8割は黒髪黒瞳の秋津人、1割強が金髪碧眼の汐見人。そして残る僅かが世界で唯一とがった耳と尻尾を持つ追那人。主人公は、この耳と尻尾のある追那人の少年なのだが、初っ端から真っ向に少数民族に対する厳しい目線――差別が描かれている。どうやら本作は、この民族差別を主人公への壁として設定しているようだ。
なかなかどうして、挑戦題材としては難しいものを選んだものである。

だが、うん。まだ第一巻である以上なんとも言い切れないが、土台や屋台骨がしっかりした上で、方向性も定まっており、少年の成長物語として非常に高レベルで離陸したように思えるのだが、どうだろう。
主人公が虐げられるストレスの溜まる展開が多くてけっこうキツいかもしれないが、ちゃんと周辺に影に日向に主人公を助けてくれる頼れる親友に、理解のある教官。そして尊敬する優しい兄上という立場の人々が配置されているので、めげることはないぞ。

だが、いざ戦争モノとなってきたら、いったいどうなるんだろうねえ。現在でまだ任官前の学生なのだから、戦争まで行くとなると随分と大河な話になるが。
この三笠兄弟、秋山兄弟がモデルなんだろうが、兄貴が騎兵将校として活躍するのはいいとしても、弟が参謀として作戦立案に関与する展開なんぞはあるんだろうか。

しかし、異世界化日本を舞台にすると、まず間違いなくカワイイ女帝が即位してらっしゃいますなあ……気持ちは大変よくわかりますがw

ブレイブストーリー  

オンライン書店ビーケーワン:ブレイブ・ストーリー 1【ブレイブストーリー 1】 宮部みゆき

映画になるアレである。文庫落ちしたので購入。ちなみにスニーカー文庫版と角川版があり、私はスニーカーの方買ったんだけど……挿絵も無いし、角川版の方が良かったかも。
で、現在全4巻中、二巻まで読んだんだけど……。

一巻と二巻の物凄い落差に酩酊中。
な、なんとまあ。
一巻はほぼ全編に渡って現世での話なんだけど、これがもう恐ろしいほどに宮部みゆき。凄絶なまでのディティールの深さ。子どもが主人公ということで、序盤はまだ手加減している感じなんだが……。あ、いや。そうでもないか。ワタルという少年の歳相応の複雑な内面を丹念に執拗に引っぺがして外界に曝していく外科手腕ときたら、【模倣犯】の狂奔的なまでの心理描写を思わせる容赦呵責のなさだったし。
特に父親関連の問題が浮上してきてからの、一連の事態の描写ときたら、呼吸するのも苦しいほどの、目の前に迫ってくるような迫力と圧迫感……正直に言っていい? ぶっちゃけ、幻界だの異世界だのというものはどっかやっちゃって、ファンタジーじゃなくてこのままこの現代社会の中の話としての続きで読みたかった。ものすごく読みたかった。

二巻に入って、ワタルが異世界に渡ってから、途端に書き割りみたいに薄弱化してしまった世界観とワタルを見せられてはなおのこと。
この格差ときたら、いったいなんなのか。同じ作家が書いてるとは思えないほど。
うーん、3巻以降は持ち直してくれるんだろうか。

しかし、異世界に渡ってしまってからのワタルの恵まれっぷりを読み進めてると、1エピソードのたびに【十二国記】の陽子の悲惨さが思い出されて、なんだか涙が出てきました。
陽子はよぅ、陽子はよぅ、ホンっっとにたいへんだったんだぞぅ……T△T

Landreaall 8  

Landreaall 8 (8)

【Landreaall 8】 おがきちか

……くはっ!
あれだ。秘蔵の酒を一杯引っ掛けたみたいな最高の気分。この酩酊感、最高、最高、最高! 
ちなみにわたしゃ、下戸だがな。

今回は学園舞踏会ということもあり、何気にそれぞれの恋愛模様にも着手してるんだが、DXはホントに女ッ気ないなあ。いや、マリオンに振られたことをずっと引き摺ってるDXにとっては、今回の件は何気に吹っ切るターニングポイントになったのかもしれない。
それよりも面白いのがイオンの方か。DXの方は一応あのパラソルの人という相手らしき人がいるんだが、イオンの方の情勢はさっぱり予想がつかん。目がない、と思ってた六甲は、何気にシスコンDXが推してるようだし。私が本命だと思ってたフィルは、どうも自分で足踏みしたまま外周でギャーギャー賑やかしてるだけだし(根性なしめ)、てっきりこの二人だけかと思ってたら、今回ライナスまで絡んでくるし。こいつ、恋愛感情ないくせに前巻あたりからイオンの扱い方が異様にサマになってるので、案外すんなり収まり兼ねない節がある。リドについてはまあ置いておくとして、今回はカイルという伏兵まで再登場したから、これが驚き。しかも、カイルくん、再登場にともないランドリオールらしいキャラクター強化がなされてて、かなり面白い……もとい愉快な、一緒か。ともかくエッジの利いたキャラになってて、これがイイんだわ(笑
しかし、イオンがお子様だからこれっつう路線が見えてこない。それが逆にいいのかもしれないけど。相手の男連中も、どいつもこいつもイマイチ本気なのかわかんない絶妙な描写されてるし。カイルなんて意味深な表情見せといて、あれだもんなあ(笑

と、ドタバタ喜劇に腹を抱えて大笑いしていたところで、最後に急展開。
ラスト2ページは、泣いた。ああしたものを描けるこの人は、本当にすごいと思う。

引き続き、マイフェイバリットコミックスナンバーワンの座をぶッちぎりで更新中。

ガンパレード・オーケストラ 白の章  

ガンパレード・オーケストラ 白の章
【ガンパレード・オーケストラ 白の章】 榊涼介

これのアニメ見て、色々と絶望した人はぜひ、この小説を読んで欲しい。
全然違うから。
吃驚するぐらい違うから。
とにかく面白いから。

本当にアニメと同じキャラなのか、と思うくらいスルスルとそれぞれのキャラが頭に入ってくる。一応、白の章のアニメは全部見たのだが、その際にはまったく完膚なきまでに印象に残らなかった面々が、この本の紙上では生き生きと躍動している。正直、元々のキャラデザインからして、ガンパレードマーチの面々に比べてどうしても見栄えが悪いと思ってたんだが、榊涼介おそるべし、というべきか。

しかし、この作品、榊氏が手がけていたガンパレードマーチの小説群の続編的位置に属しているのだろうか? 
一応、善行司令や原さん、半ズボンやバンダナ少女など、例の連中は登場しているのだが(この辺、ニヤニヤが止まらなかった。前線から退いてもヤツラはヤツラのまんまであった)。前作までの世界観を受け継いでいるのなら、彼らのその後もなんらかの形で追えるわけで、それは大変嬉しいし続編を熱望していた欲求も満たされるのだが。
 でも、これを読む限り九州は保持されてるみたいな描き方をされてる部分があるんだよなあ。有明の海苔云々とか。あれだけ激烈な九州撤退戦をガンパレマーチのラストに持ってきたにも関わらず。

……あれ? シナリオではあのあと、九州を回復するんだったっけ?
うーむ、よく分からんが、前作の面々にもフェイドアウトせず、何かと顔を覗かせてくれるようなので、その意味でも実に楽しみである。

ところで、あの峰岸さんは実際にゲームにいるキャラなのだろうか。それともオリキャラ? めっちゃ好きなんだが。

狼と香辛料 2  

狼と香辛料〈2〉
【狼と香辛料 2】 支倉凍砂

 ぎゃあああっ、ぎゃあああっ、素ッ晴らしい!!
 素晴らしすぎて、あたしゃ泣きそうだ!!
 いやはや、期待通りどころか期待以上の出来栄えでございました。
 ホロの可愛らしさはもはや異常。現状のライトノベル界隈において、GOSICKのヴィクトリカと双璧をなすと断言しよう。
 もはや、ホロを見てるだけでわたくし狂奔状態である。

 基本的に、私はこの手のヒロインの可愛らしさは、相関的なものと考えている。相方が必須ということだ。誰でも良いわけではない。その相手だからこそ、多くの場合それは主人公という立場にあるのだが、その主人公のキャラクターだからこそ、ヒロインが映えるというケース。その彼と彼女の組み合わせだからこそヒロインの魅力が化学反応を起こし爆発する、というパターン。
 それを鑑みるに、この【狼と香辛料】の主人公ロレンスは、まったくもってけしからん程に、ホロの魅力を引き出し膨らませ、弾けさせている。くーーっ、けしからん。けしからんぞ!!
 まあお似合い、ということだ。
 このロレンスとホロの掛け合いを追っているだけで緩む相好、押し寄せてくる多幸感。
 前巻の終わり方からみて、もう少し二人の関係には自省的躊躇というか掣肘が加えられるかと思っていたのだが、なんだよ。なんだかんだと、前巻よりぐっと関係が親密になっているように思うのは私だけだろうか。
 もう思いっきりバリアフリーじゃないかー。
 くすぐったいのは、それを双方とも半ば了解しつつ、その手前で敢えて立ち止まってるように見えるところ。躊躇いや照れ、勇気のなさというより、気持ちの余裕や相手への信頼感から保持している距離感、という感じがして、読んでてもどかしさじゃなく、なんかイイなあこの二人の関係、という心地よさが感じられる。
 もちろん、その距離で停滞しておらず、ふとした状況の切迫や、感情の高ぶりで、保っているはずの境界を踏み越えてしまうことが度々起こるわけで。そこで、ロレンスとホロのお互いが本当に許しあってる気持ちの近さが、ふっと垣間見えて、それがもう読んでてたまらんのですよ。
 たまらんのですよ(繰り返す

 いや、もうホンマたまらんかった!! 大満足の第二巻でありんした。
 いやー、大満足。

蘭堂家の人々  

嬉野分が足りてない!!

シャイニングウィザードシリーズが終わってしまい、しばらく月日が経ったのだがどうも居心地が悪い。考えてみると、現在進行で購入する嬉野秋彦氏のシリーズがなくなっているじゃないか!!
月刊嬉野、とか勝手に呼んで、ほとんど毎月のように発刊される著作本を嬉しい悲鳴をあげながら買い漁っていたというのに、いつの間にかなんという始末。

というわけで、第一巻を買って以降、予算の関係上や趣向の偏差を鑑みて購入を後回しにしているうちについつい買い忘れていた
【蘭堂家の人々】
を一気買いした。
読んだ。

ああ……まあ分かっていたことだが。
やっぱり私、この人の書く話、めちゃくちゃ波長合うらしい。
読んでて楽しい面白い。
つまるところ――好きだわーーー。

オンライン書店ビーケーワン:蘭堂家の人々【蘭堂家の人々 One more kiss】

オンライン書店ビーケーワン:蘭堂家の人々【蘭堂家の人々 Kiss from heaven】

オンライン書店ビーケーワン:蘭堂家の人々【蘭堂家の人々 Sweet little pain】

オンライン書店ビーケーワン:蘭堂家の人々【蘭堂家の人々 Bittersweet rain】

オンライン書店ビーケーワン:蘭堂家の人々【蘭堂家の人々 Sweet home again】

オンライン書店ビーケーワン:蘭堂家の人々【蘭堂家の人々 Goddess of darkness】

オンライン書店ビーケーワン:蘭堂家の人々【蘭堂家の人々 Goddess of Innocence】

 基本的に私は一人のやわい少年を、たくさんの女の子がちやほや囲んで云々、というハーレムものは苦手である。
 いや、一概に苦手ってわけじゃなくて、モロに嵌まったりニヤニヤ楽しめるシチュもあるんだが、これが一方的な奉仕の関係だとどうも楽しからざるわけでして。
 んで、これも一巻目を読んでみて、そういう話の傾向だったのでまあ後回しにしたんだが。
 題材ってのは、しょせん題材であって出来上がる作品の面白さには関係ない。ようは作家の腕次第。というのは毎度毎度、色んな作品を読むたびに思い知らされる。
 元来の、母親の分身という存在定義を踏み越えて、段々と一人の独立した女の子として自己を成長させていくアテナ。そんなアテナに引き摺られつつ、設定された性格からアテナのように翔太との関係を立脚できず葛藤を深めていくフェイ。
 単純に主人公好き好きな女性たちにモテモテ、という形ではなく、家族という関係性に重点を置いて描かれているため、他にも女性陣が何人も登場するのだけれど、これが意外なほどハーレム的な匂いが感じられないので、読んでてストレスを感じない。
 元々の嬉野氏の恋愛模様の描き方も、この味付けに一味かってるんだろうが。この人は実にあっさりさっくり風味だからなあ。かといって単に味が薄いわけじゃなく、コクがあるんで非常に印象に残るのだ。シャイニングウィザードの善ノ介とムジカのなんとも表現しようのない関係は、他では見ることのない独特のものだったし。
 と、思えばチキチキの鳳月くんのようにこれぞ恋する男の子、というような今時気恥ずかしいくらい、でもだからこそ大感動のとびっきり真っ向勝負の話も書くわけで。
 それらに比べると、蘭堂家のフォーマットはベタもベタベタなベーシックスタイルなのだけど、やはり書く人の個性なんですかねえ。
 それにしても、以前は恋愛に関連する話なんて1エピソードですら殆ど書かなかった人なのに、ここ数年で傾向変わってきてませんかねえ。や、あたしゃコイバナはどんどん入れてけれ、という趣向の人なので大歓迎なのですが。時代の要求なのですかねえ、そういう。

 一押しは誰がなんと言おうと『ザビーネ』。
 日向絵師によるあのおでこはスバラシイ。繰り返して力説するぞ、素晴らしい!
 というかヒルダやトーマ。ハーゲンやフランケンなどの『友愛団』の面々もお気に入り。
 彼らは明らかにこの物語のもう一方の主人公になってるんじゃないだろうか。第一部が終わってから、実質翔太たちのサイドとザビーネたち友愛団サイドの両輪構成で話が展開しているようにも見える。
 うむ、こうして考えてみると、この友愛団サイドの物語視点があるから、蘭堂家が事件に巻き込まれる展開が単調な日常と非日常の交換作業に陥らない、とも受け取れるな。
 なんにせよ、最初期の敵キャラという立ち位置にも関わらず、味方サイドに移ってからのザビーネたち友愛団の頼もしさたるや、味方になった途端雑魚と化す歴々の過去の強敵サマとは格が違う。
 自分達の方も色々と大変で忙しいのに、常日頃から翔太たちの日常生活をバックアップし、いざ翔太たちに危機が迫るや、すかさず支援・救援を送り込み、時には影から、時には隣に立ち、時には敵前に立ち塞がって翔太たちを助けてくれる。うむむ、お助けキャラというにも頼もしすぎるぞ。巻を重ねるごとに、戦力も着実に強化させてるしな。
 なによりザビーネたちと、翔太たちを繋げている絆が、やはり『家族』であるという繋がりであることが、読んでいてなんとも心地いい。いちいち、誰も口に出して確かめるようなことをしないのも良い。お互いに利用しあっているのだ、とかなんとか双方言ってるくせに、実際はすごく自然なこととして、お互い助け合ってるしねえ。まああれだ。家族や友達がたいへんなとき、いちいち助ける理由なんてものを必要としていない、てな感じなわけだ。
なんだかんだと、温かい話である。

知らぬうちに文庫化じゃよ  

オンライン書店ビーケーワン:M.G.H.【M.G.H. 楽園の鏡像】 三雲岳斗

徳間デュアル文庫って、時々こういう侮れないことをしでかしてくれるので、滅多と本を出さないくせにチェックを欠かせないんだよなあ。
というわけで、三雲岳斗氏の第一回日本SF新人賞受賞作。
無重力下にある宇宙ステーション内で発生した、墜落死事件の真相とは。

この人の著作の中でも傑作の一つだと思うので、文庫化を期に手にとってみるのもよいのではとオススメしたり。
まあ私らしい注目点をあげるとすれば、SF観がどうのミステリーとしてどうの、ではなく、主人公を振り向かせる手段としていきなり結婚という最終定理を許諾締結させてから、じっくりと落としにかかるという従妹の舞の豪腕であろうかw

よかったり悪かったりする魔女 侯爵夫妻の物語  

侯爵夫妻の物語―よかったり悪かったりする魔女
【よかったり悪かったりする魔女 侯爵夫妻の物語】 野梨原花南

 こうした場合、『鳥肌が立つ』という慣用句を引用するのは間違っているそうだ。だが、このゾワゾワっと総毛立つ感覚を表現する言葉を、私は他に知らない。

 そう、鳥肌が立ったのだ。総毛立たされたのだ。
 まったく、まったく。
 この人は、この野梨原花南という作家氏は。
 たまらない。かなわない。 

 死ぬかと思った。
 ああ、きっと。自分に向かって、あんなとてつもない愛の言葉を投げかけられた日には、私はきっと死んでしまうのだろうね。いや、むしろ死ね。
 ツンデレもいいさ。ああ、そうだ。私は俗に言うツンデレと呼ばれる特性を備えたキャラクターが大好きである。
 彼女ら、もしくは彼らは実に不器用で、微笑ましく、いとおしい。
 だが、その一方で。自分の想いを素直に、真摯に、てらいなく、言葉にする人々のなんとスバラシイことか。なんと美しいことか。
 なんてまぶしいことか。

 素晴らしき哉、人生!-It's a Wonderful Life
 この人の描く人々を眺めていると、いつもこの言葉が思い浮かぶ。
 まったく、楽しい限りじゃないか。


 かくて、よかったり悪かったりする魔女の織り成す、マダーとアザーの物語もこれにて一先ずの幕となりました。
 めでたし、めでたし。


SHI−NO 2.アリスの子守唄  

SHINO ―シノ― アリスの子守唄
【SHI−NO 2.アリスの子守唄】 上月雨音

私はこの本の紹介文に純愛ストーリーと銘打ったのは間違いではないと思う。絶対間違いではないと思う(力説!)

純愛、じゃないか!!!

いや、面白かった。サイコミステリー風な陰鬱な雰囲気こそ纏っているけど、主人公の青年……(名前出てなかったっけ?)が健全で、しっかりとした良識家なのがアンカーとなっているのか、もしくは事件の収拾の付け方がすっきりしているからか(これは憑き物落としに近いスッキリだと思われ)、ヒロインにして主人公である志乃ちゃん(小学生)が彼岸の彼方に片足を踏み込んでるような非常に危うい存在にも関わらず、陰鬱とした読み味にならずに済んでいる。かといって、退廃的な匂いやこの世の果てを覗いているような感覚も消えてはおらず、予想外なほど陰陽のバランスが取れている作品になっているんじゃないだろうか。バランスが取れている、なんて語ると中途半端に聞こえるかもしれないが、ならば【絶妙な】バランスが取れている、と付け加えよう。この両方の雰囲気を両立させるバランス感覚は、かなり並外れていると私なぞは思うのだが。

なんにせよ、志乃ちゃんである。
キタね。きたきた。ズキュンと心臓打ち抜くヒロインが来た。
小学生らしからぬ無機質な、この世の全てに無関心でいるかのような、それでいて殺人事件にだけは異様な興味を示す少女。そんな彼女が、主人公の存在だけはしっかりと認識している。それこそ、白紙に落ちた一滴の墨のようなものだけど、大事に思っているとか大好きだとか、そんな明確な意志として存在する想いでは決してないけれど、虚無の中から世界に繋がった命綱のように、彼女の中には主人公の存在が厳然と固着している。
これを純愛と言わずして、なんと言う。
これほど純粋で無垢な想いのつながりなどそうそう無かろうて。
まさに、富士見ミステリーにこそ相応しい作品である、と言い切ってしまえ!!

最高

ダヴィンチ・コード  

オンライン書店ビーケーワン:ダ・ヴィンチ・コード 上
【ダヴィンチ・コード】 ダン・ブラウン


 いやー、これは上手いわ。というのが第一印象。
 話のネタ自体はトンデモで胡散臭いのに、読んでる分にはそういう臭気が一切しない。話術の妙というべきか。
 ぶっちゃけ、話の流れは大雑把もいいところで、内容のメインはあくまでダヴィンチの作品に秘められた(とされる)暗号から派生する基督教にまつわる様々な陰謀論のウンチクウンチクウンチクウンチク。
 これが案外、と言ったら失礼か。面白い。
 元々登場人物が長々とウンチクを語るような内容は好きな方なので、なかなか楽しく読ませてもらった。自分みたいなのと同じ趣向の人なら、充分以上に楽しめると思われ。
 映画はなにやら出来が悪いなどの良からぬ評判も聞くが、ビジュアルがあると原作の謎解きもより分かりやすくインパクトも得られるだろうから、見て損はないのかもしれない。
 私は見にいかないけどね。

 
11月26日

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