アニメ

2026夏アニメ 終盤に向かっての一言感想。その2  

全2回で終わるつもりだったけれど終わらんかった。ってか眠気が。



【天幕のジャードゥーガル】
うーーん……いやあ、終盤差し掛かっても面白くなる一方だな!! 全体の物語的にはまだ序盤も序盤なんだろうけれど、波乱万丈の人生に翻弄されるばかりではなく、復讐が根源にあるとは言え、自分の意思で波乱を築き上げていく。あの沸々とした感情表現はビリビリくる。


【逃げ上手の若君 第二期】
奇人怪人のオンパレードなんだけれど、ただの変な人、ただの変態、ただの奇人で終わらない貫禄、凄み、信念が敵味方問わずに感じられて、そこが歴史の偉人たちを描く大河みたいな面白さだなあ、と。
小笠原貞宗とか、最初の敵に出しちゃいけない名将でしょこれ。


【猫と竜】
猫って群れを作る動物じゃないんだけれど、猫の集会とか猫のたまり場、みたいな言葉があるように、妙にふわっと集まったり、地域のボス猫がいる、みたいなのも聞いたりするので、猫竜を中心にふわっと集まってくる様子には妙なしっくり感がある。でも、森で暮らす猫ってそれはそれであんまり馴染みを感じないんですよねえ。


【花織さんは転生しても喧嘩がしたい】
なんせ、氷川へきると言えば【ぱにぽにだっしゅ】とか【ベホイミちゃん】という年代の人なので、本作すごく真っ当かつ直球でラブコメやっている事に少なからず衝撃が。
しかも、すごくキュンキュンする甘酸っぱい上質ラブコメだ。ラブの成分とコメディの成分が高湿度でブレンドされてるぅぅ。
ええ、昔の作品だとこういうラブな成分ありましたっけ。全然記憶にない、そういう方向性は全然ないタイプの漫画家さんだと思い込んでいた。しかも近年主流の、お互いもうかなり好き同士だよね、というタイプのラブコメだ。それでいて、かつてのあのギャグのテンポの切れが損なわれてない、どころかいい塩梅で切れ込んでくる。いい、これはいい。想像を遥かに上回る形でイイ。そしてミーティアかわゆ


【ふつつかな悪女ではございますが〜雛宮蝶鼠とりかえ伝〜】
うわはははは、なんつーかこれはすごいな、めちゃくちゃおもしろいな。皆に愛される姫に、術をもって悪女が自分の身体と入れ替えて、といきなり立場が逆転してしまうパターンなんだけれど、主人公の玲琳って病弱の極みみたいな一瞬でも気を抜くと死んでしまいそうなほど弱ってるのを、実家の家訓みたいな感じの気合と根性で踏ん張ってたもんだから、入れ替わった慧月は速攻でぶっ倒れて死にかけるわ、玲琳の方は超健康な肉体を手に入れて生まれて初めての何の苦痛も発熱もない状態に、ひゃっはー!! となってしまい、悪女として断罪されようという状況もウキウキで乗り越えていってしまう、という何でか慧月さまの方がおいたわしくなってくる、というお話がもう面白くて面白くて。
しかもこれ、慧月が悪女としてざまぁされるわけじゃなく、思わぬ友情が芽生えていく展開らしいので大変わくわくしながら見てます。


2026夏アニメ 終盤に向かっての一言感想。その1  

ちょっと個別にじっくり書いていくの、完全に追いつかなくなったんで、あと残り一ヶ月くらいになってる、つまり三分の二あたりになって終盤に差し掛かって、各作品どんな感じになってんの? というのを忘備録も加味してちょっと書いとこう、てな話で。



【いびってこない義母と義姉】
面白いんだけれど、そろそろ似たようなパターンが続く事に飽きも生じてきている。学校通うようになって舞台も変わってきてるんだけどね。


【うしろの正面カムイさん】
エロスというより完全にギャグなんだが、これがもうキレキレでほんと面白い。路上で怨霊を拾う回は爆笑した。


【骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中�供�
一期と比べるとなんか見てて退屈なんですよねえ。


【片田舎のおっさん、剣聖になるII】
実はまだ一期見てない。漫画版の出来栄えが良すぎるせいで比較されるとどうしても見劣りしてしまうんだろうけれど、あの主人公のおっさんの活力が枯れてるんだけれど柔らかみのある感じはかなり好み。

【君のことが大大大大大好きな100人の彼女 第3期】
狂気w


【クレバテスII-魔獣の王と偽りの勇者伝承-】
第二期は学園編だー、と思ってたんだが舞台が学園なだけで、ほとんど学生らしい生活送る前に魔獣王同士の代理戦争みたいなのが始まって、殺伐!! そして、死なないからと言ってものすごい勢いでゴアされるアリシアさん。握りつぶされて目玉飛び出したのを自分で眼窩に叩いていれるヒロインとか、さすがに見たこと無いぞ。ただもう面白さは逸品。ナイエ、一期で敵の魔道士として現れたときとキャラも立場も全然変わってて、不憫な先生キャラがもう最高にキャラ立ちしちゃいましたねえ。二期の一番人気キャラなんじゃないの?


【グロウアップショウ 〜ひまわりのサーカス団〜】
わりと物語的には動き少ないと思うんだけれど、こうして感想書こうとして思い出してみれば気づくくらいで、見てる間はわりと団内のメンバーでの会話劇が多いのに、見入ってるんですよねえ。
随所に目を引かれ、テンポの良さに首根っこ掴まれて、ついつい没頭してしまうこの匠のワザマエよ。面白い。


【攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL】
最新話に全然追いついていないんだが、わざと昔のアニメっぽいデザインや動きと現代の作りが相まって、そこに攻殻機動隊の本来のSF要素がばっこんばっこん放り込まれてくるの、もはやエンタメの暴力である。やばいね。

【これ描いて死ね】
未だクリエイターになりえぬ、しかしその道に今まさに足を突っ込もうとして前のめりに沼に転がり落ちていくキャラを描いた作品として、珠玉。まだ何も知らぬ学生たちと、もう一方の主人公としてかつて漫画家だった教師の織りなす漫画を描くということへの楽しさ、情熱、そして狂気へと至る道はほんともう、なんかたまらんもんが込み上げてくる。あの特徴的な口元の描き方はやっぱり藤子不二雄リスペクトなのかー。


【才女のお世話 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました】
この貴族めいた家柄とか上流階級とかって、わりと少女系漫画とかライトノベルなんかでよく見る世界観だよなあ。あのヒロインの雛子の完璧な才女の仮面と、普段のぬぼーっとしたキャラクターの乖離と切り替えは未だに慣れなくて、見せられる度にギョッとする。すごい。


【さよならララ】
王子に拒絶され泡となって消えたはずの人魚姫、現代の滋賀で目を覚ます。のお話なんだが、中世か近世かわからんけれど古い時代の世界、後は海の世界しか知らないララが、ボクシング少女と出会って現代の滋賀県で生活をはじめる、という序盤の世界に戸惑い迷惑をかけながら馴染んでいく、という展開も、こちらもなんか古き懐かしいデザインや表現方法も相まって面白かったのだけれど、中盤にララの上の姉が現れたあたりから激烈と言っていいほどに話の展開が面白くなってきた。王子そっくりのルカという少年との出会いから彼との交流を描いたたった一話で、このルカくんのキャラと存在感を見事に立たせてララの心に楔を打ち込んで見せたの、一話ですよ。一話でこれやるかー。というところから終了間際のあの展開。怒涛の盛り上がりである。


【スーパーの裏でヤニ吸うふたり】
まだ一話だけ。スーパーの裏でちょっとした時間、一緒にタバコ吸う、というだけの話に見えるんだけれど、こっからどう話広がっていくんだろう。いやマジで。原作からして名望ある作品なんで、ちょっと想像つかないことがワクワクに繋がっている。じわじわと視聴していきたい。いや、ハマるとそのまま一気見してしまうかもしれないが。


【正反対な君と僕 第2期】
最高です。
西さん、まじカワイイな。いや、まじでカワイイな。え?凄く可愛くない? と、仰天しっぱなしの2期である。1期の段階でもう既に可愛かったじゃないか。そこから怒涛の可愛さ青天井ってどうなってんの?
そして平くんと東の二人の一緒の時間の味わいの浸透具合が、もう染みる染みる。染みすぎて染まりそうなんだが。最高じゃね?


【対ありでした。〜お嬢さまは格闘ゲームなんてしない〜】
原作も読んでるんだけれど、アニメで見ても何言ってるかわからん。すげえw
原作でもいきなり特攻の拓キャラが現れてぽかーんとなったんだけれど、アニメでも普通にそのまま来たなあ。これどうなってるんだ? ただこう、改めてアニメで毎週という形で見ると、お嬢様四人組の関係と仲の良さ、ゲームの向き合い方というのがダイレクトに伝わってきて、解像度が高まる。うむ、うむ。白百合さま、やっぱりおかしいよね。ってか、あの母子やっぱりおかしいよね?
格ゲーは、昇竜拳よく失敗しますレベルでした。波動拳は打てたw ってか、スト�兇泙任世茵△笋辰燭海箸△襪痢�多分。
ストリートファイター6って、あんな風なんだ。


【追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する】
多分、普通にやったら3倍くらい話進んでるんじゃないだろうか。あと全く意味のない作画がすごいだけの動きがあまりに多くて、いやこのスタジオの作品前作のも1話でこれ無理ー、となって視聴切ってしまったんだけれど、やっぱりキツいわ。
話は面白いんで、見てるは見てるんだけれどじわじわとストレス溜まってる。


【手札が多めのビクトリア】
こうしてみると、ジェフリー団長めちゃくちゃアプローチしてますねえ。子持ちの独身女性で抜け忍ならぬ組織を抜けた元諜報員という女性が、普通の幸せを掴もうという、女性が主人公の作品としてもなかなか見ないタイプの作品で、原作も読んでいるのだけれど、アニメだと余計にしっとり感が出ていて実に良い。引き取った幼女のノンナの幼子の健気だけれど聡明で、舌っ足らずの演技が実に素晴らしい。


【転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件】
外面と素の顔を使い分けている、という点では才女のお世話と似ているんだけれど、こちらは別人だろ!?という程ではない自然な演技の使い分けみたいなのがあって、これはこれで演じている感があるのが結構好き。

2026夏アニメ はじまっての雑感 その5  



前回の記事です

これで第五回目。書く方だけじゃなくて見る方も追いついてないんですけど!!


幼女戦記�供 �★★★☆

統一暦1926年、秋。 ターニャ・フォン・デグレチャフ中佐は、新編されるサラマンダー戦闘団の指揮官に任じられ、再び苛烈な戦線へと身を投じる。臨機応変に編成される戦闘団は見た目こそは精強だが、その実は寄せ集めに過ぎなかった。 これで戦争を戦えるのか? 不条理な現実に吠えるターニャ。追い打ちをかけたのは早すぎる連邦の冬だ。帝国は出口のない泥沼でもがいていた。各国が求めるのは、すべてを終わらせるための圧倒的勝利。 しかし、誰も知らない。 自分達が何を望んで、それが本当は何を意味するのかを。 抗いようもなく、ターニャは激動の最前線に立ち続ける――。

一期のアニメが17年の1月からなので、ほぼ9年半を経ての第二期ですか。ちょっと空きすぎだよなあ。とはいえこの間、原作の小説も出ていましたし、何より東條チカ先生のコミカライズ版が凄まじいクオリティでずっと連載続けていてくれたので、忘れられた作品にはなっていなかったんですよね。
逆に言うと、漫画版をずっと比較対象として突きつけられる運命にあるのですが。
でも、一期はそれに応えてくれるヴィジュアルであり、音響であり、迫力だったんですよね。自然と期待も膨らみます。丁度二期のあたりはターニャが前線指揮官として特に油が乗ってる時期でもありますし。激戦に次ぐ激戦、という映像作品としては見栄えしか無い展開も続きますしね。
キャラデザインは相変わらず、副官のヴィーシャが人間というよりもムーミンみたいになってるまま。漫画版だと普通に美人なのにね。ただ、二期になってわりと普通の人間寄りのデザインになったかな、と思う場面は多い。でも異様に目が大きくなって顔面の三分の一を占めるくらいになるときもあって、ちょっとどころじゃなく怖い。いやさすがに目、大きすぎない?!
最精鋭となった自身の部下たちである航空魔導師隊は相変わらず頼もしいものの、隷下となった他の戦闘部隊は期待に応えてくれるには程遠い練度である事に悩む指揮官としてのターニャの懊悩。このへん、もう前世のサラリーマン時代とは随分とあり方変わってきている気もするのだけれど、地獄の東部戦線編、期待通りに面白くなりそう。






魔法少女リリカルなのは EXCEEDS Gun Blaze Vengeance ★★★★

30年前に現れた未知の「侵略性外来生物」によって、世界は一度滅びかけた。 人類とその生物「侵略種」は互いに生活圏を争い、 現在はかろうじて人類の安全が確保されているものの、世界はいつ滅びてもおかしくない。 人々は死と滅びを恐れながら、危険や災害から目を逸らすように日常を生きている。 そんな世界の中、国連危険生物調査機関「EXCEEDS」は、侵略種による危機と災害を退けるために活動を開始した。 物語のはじまりは極東の島国「瑞穂」。 離島で暮らす、侵略種駆除ハンターの少女・久瀬シイナ。 たったひとりの家族である妹セツナと静かに暮らすことを望むシイナに訪れる事件とは――?
完全新作リリカルなのはだ。
流石に、StrikerSやViVidの続きだとなのはやフェイトが三十路になってしまうので、逆に時系列を遡ってなのはたちが13歳の頃の話になってるのか。きゃるる〜んとした声になってるなのはが、今なおかわいいのは反則である。さすがです、中の人。
でも、今回はあくまでなのはたちは脇で、メインは焔の魔人となった久瀬シイナなんですね。
ってか、世界もこれ管理局の管轄している世界の外になるのか? 30年前から侵略種によって大きな被害を受けている世界、ということなんだけれど、どうもTVアニメシリーズとは違うパラレルな歴史を辿った話らしくて、劇場版の方の続きになるらしい。劇場版見てないんですけど!? あれ、劇場版ってTVシリーズとちょっと違うパラレルなの? 知らんかった。
ともあれ、ここが時空管理局の管理する所から離れた管理外世界なのは間違いないらしく、なのはたちは表向き国連機関の職員として働いているけれど、外の世界から派遣されてきたという事になるのか、なるほど。
はやても、子どものままだと管理職として不適当なのか魔法で大人の姿になっていますし。でも、喋るとなのはたちと同じ女子中学生って感じのはしゃぎっぷりを見せていて、StrikerSの頃と比べても微笑ましい。
あと、本作容赦なく人死が目に見える形で出るし、血もドバドバ出る今までのTVシリーズと比べると結構容赦のないグロい描写が多いのが印象的。それだけ殺伐とした世界観でもあるんですよね。
シイナと、友人となった裏で魔人化薬を扱う裏側の人間たちを狩っている魔人狩りであるトワとの、将来の対決を想起させる関係といい、今回は相当にハード路線の模様。でもそれだけに面白い。

ただ、バルディッシュとレイジングハートの声の人が変わってしまっているのが、どうしてもがっくりくるんですよね。いや、中の人が変わるのは仕方ない部分もあるとわかっているんですけれど、あの本家の英語発音がかっこよかったのに、今回のレイジングハートとバルディッシュ、完全に日本人の片言英語、ってかカタカナだろそれ、って発音なのでカッコよさが欠片もないのが、なんとも悲しい。







ヘルモード 〜やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する〜 2nd Season ★★★★

名前の無いネットゲームの世界に、最高難易度「ヘルモード」で転生した元廃ゲーマーの少年・アレン。攻略本なし。掲示板なし。レベル上げすら命懸け――絶望的な環境を前にしてなお、彼のゲーマーとしての本能は歓喜していた。 転生時に手に入れた唯一無二にして謎多き才能「召喚士」の能力や、転生前の知識を駆使して、数々の死線を突破してきたアレンは、農奴の生まれでありながら貴族であるグランヴェル家の「客人」として迎えられることになる。 そして新たな舞台――ラターシュ王国学園都市へ。 学園で待っているのは新たな仲間や人類最強の勇者ヘルミオスとの出会い、そして念願のパーティ結成&ダンジョン攻略……etc. しかしこの世界はどこまで行っても“ヘルモード”。 新たな舞台で元廃ゲーマーが行く、超高難易度異世界冒険譚の幕が再び上がる!!
こっちは一期から二期まではじまるの早かったなあ。一期が今年の1月から放映だったので、ワンクールしか空いてないよ!
舞台変わって学園編。ただこの世界の学園は完全に戦争のための準備施設で、学生たちは前線に送り込まれるために鍛える事を求められているので、普通の学園編と比べると壮絶に厳しい。はずなんだけれど、主人公のアレンが廃ゲーマーなだけにこういう状況こそを楽しんでいるので、悲壮感は皆無なんですよね。
でも、世界そのものが緩いわけじゃなく、平気で人死もどんどん出る世界であり、仲間も危険な場面に陥ることも多いので、緊張感はむしろアレン一人で成長のために戦っていた時よりも高いかもしれない。
仲間たちもどんどんと強くなっていくし、パーティー戦闘は召喚での物量戦術と違う面白さがあっていいんですけどね。
しかして、ようやく本作におけるヘルモードの意味が、単にアレンの選んだ成長曲線がノーマルモードよりも百倍遅いからヘルモードってことじゃない、世界観そのものが、人類の置かれた状況そのものがヘルモードだというのが具体的にわかってくるあたりの話なので、ストーリーそのものも面白くなってくるんですよね。
しかし、これ最終的にパーティーメンバー七人くらいになるのか。結構人数的には多めなのが逆に戦いの厳しさを感じさせてそれくらいの人数必要、という感じが出ててますねえ。
相変わらず砕けたテンポが妙にツボにハマって楽しいなあ。あと、場面変転の時のBGMがプリキュア風なのも相変わらずかw






2026夏アニメ はじまっての雑感 その2  



前回の記事です。


やばい、全然おっつかないぞ。第一話見れてないのが多くて、このまま見逃してしまわないだろうか。
とりあえず続き。



ワールド イズ ダンシング ★★★☆

1374年、南朝と北朝二つの朝廷の争いが続く動乱の時代。猿楽を舞う家の子として生まれた少年・鬼夜叉。「なぜ人は舞うのか」ぼんやりした疑問を抱きながら、気持ちの晴れない日々を過ごしていたが、ある日『よい』舞に出会う―。後に能を生み出し、世阿弥と呼ばれることになる美しき少年の世界が今、広がり始める。

これ、昔週刊モーニングで連載していた漫画が原作ですよね。現代にも残る「能」を生み出した男、世阿弥の若かりし頃の物語。若くして、若さ故に踊り舞うこととは何なのか、それを突き詰めていくことが何に繋がっていくのか、という感性をビリビリと刺激するようなお話を、南北朝動乱の収束期であり足利義満という大器が現れる歴史のうねりの中で見せていく、まあそういう歴史背景は主人公たちが芸能に携わる人たちなので政治云々とはそこまで関わってこないのだけれど、室町時代の初期という時代背景を味わえる作品でもありましたね。
舞が主題なだけに、アニメでこそ見せられる演出というのが出てくると思うのですけれど、一話はそこらへん感性全開にしてきていて、魅せる意欲は満々に見えたなあ。なんか感性に任せすぎている気もするけれど、こういうのは置いてけぼりにするくらいの方がいいのかもしれない。








猫と竜 ★★★☆

深い深い、森の奥。 一匹の火吹き竜が、魔法を操る猫たちと暮らしています。 生まれる前に実親を失ったその竜は、 偶然出会った一匹の母猫によって育てられました。 猫たちは、空を飛び火を噴く“ちょっと変わった猫”として、 竜を家族に迎え入れたのです。 好奇心旺盛な森の猫たちの生き方は十猫十色。 竜は母猫への恩を返すかのように、森の猫たちに寄り添い、見守り続けます。 そんな竜を猫たちは“羽のおじちゃん”と呼び、慕っています。 一方、人間は畏怖を込めて“猫竜”と呼ぶのでした……。 これは、猫に育てられた竜と猫たち、そして人間たちが織りなす、 心あたたかく、そしてちょっと切なくなる不思議な絆の物語──。

猫と竜って、猫に育てられた竜の話だったのか。てっきり、古くから存在する古龍に、猫が懐いてしまって、小動物に懐かれ戸惑いながら愛でる竜のお話なのかと思いこんでいた。
猫とは言ってもケットシーという猫の魔物であり、ある程度以上のちゃんとした知性のある存在なわけですね。そんなケットシー・ママに他の子猫たちと一緒に育てられた竜が、最初自分のこともちょっと変わった猫、くらいに思い込んでいるところは可愛らしかったけれど、そこから竜としての自覚を得つつ、自分が生まれ育った巣に猫の兄弟たちの子孫が子育てに戻ってきて、それを見守ることを続けていくうちに、猫の守護者となっていく……猫を守る竜のお話だったんですね。
そんな猫たちが、好奇心故か人間の街に住まうようにもなり、竜も猫を獲物として狩る人間たちには報復を与えていたものの、猫を愛でる人間には庇護を与え、と人間にもある種の交流ができてくるんですな。
って、第一話の段階で恐ろしい勢いで時間がガンガン流れていくので、特定個人の登場人物がほぼ猫竜しかいないw
途中、猫と仲良くなった王子さまがメインとなって話広がっていくのかな、と思ったら王家に守護を与える形になって一瞬にして百年単位で時間が流れていった!
こっからどういう話になっていくんだろう。第一話で前提となる舞台を整えて、そこから一話一話オムニバスみたいに登場人物を変えながらエピソードを見せていく形になるのかな。いずれにしても2話見てからだなあ。





天幕のジャードゥーガル ★★★★☆

少女と妃。 復讐の絆で結ばれた二人が、地上最強の帝国に嵐を起こす――。 母を亡くし、故郷からも遠く引き離された幼い少女・シタラは、 学者一家の心優しい奥方・ファーティマに拾われる。 「勉強して賢くなれば、どんなに困ったことが起きたって何をすれば一番いいのかわかるんだ」―― ファーティマの息子・ムハンマドの言葉に心を揺さぶられたシタラは、 "知"の可能性と大切さを知り、教養を深めていく。 いつの日にか、ムハンマドに追いつくことを夢見て......。 その頃、皇帝チンギス・カンによる地上最強の「モンゴル帝国」が日に日に勢力を拡大していた。 その歴史のうねりは、ついにシタラの住む街をも巻き込んでいく。 帝国の第四皇子トルイによってすべてを奪われ捕虜となったシタラは、 ただ一つ残った“知恵”を駆使して王族に取り入り、帝国を内側から崩壊させようと決意する。 心に復讐の炎を宿しつつ、表向きは帝国に仕える身となったシタラはある日、第三皇子オゴタイの第六妃ドレゲネ と運命的な出逢いを果たす。彼女もまた壮絶な過去を抱え、心の内に帝国への深い恨みを秘めていた。 シタラとドレゲネ。 出逢うはずのなかった二人が手を取り合うとき、運命が大きく動き始める

うおお、13世紀のペルシャをスタート地点に描かれたことで色々と話題になってた作品だけど、これは凄いわ、引き込まれた。壮絶な展開に、気がついたら圧倒されながら見入っていた。
当時の世界としては最高水準の知の文明が築かれていたペルシャという地で、学者の家に奴隷として買われた少女シタラ。奴隷と言っても当時としてもいろんな種類があったみたいなんだが、シタラはほぼ家族同然に慈しまれていたんだねえ。とはいえ奴隷は奴隷だろ、と思っていたらあの最後のファーティマ様の示してくれた無上の愛に打ちのめされる。
まさに激動のモンゴル編へと突入。これは圧巻の歴史大河浪漫ですわ。同時に、一人の女の生きざまを岩に焼き付けるように描いた激情の物語ですわ。
デザインとしては等身も低くてコミカルな見た目ですけれど、動きのダイナミックさや逆に動かないことから見せてくる大きさ、深い情動をダイレクトに伝えてくる人物の描き方。どれもが凄まじい強さで見ているこちらに訴えかけてくる。そして13世紀のペルシャの町並みや、家の中の様子。そしてモンゴルという異質な存在の出現。世界観や背景見ているだけでも、ビリビリきます。
これは大作だわあ。面白いわあ。





2026夏アニメ ライトノベル原作作品   




来期7月からの夏アニメにおける、ライトノベル原作のアニメ作品がざっと調べた限り、こんな感じですね。
全部で24作品。


【乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 2】 三嶋与夢(GCノベルズ)



【鬼の花嫁】 クレハ(スターツ出版文庫)



【骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中�供曄’蕷邉�(オーバーラップノベルス)



【片田舎のおっさん、剣聖になるII】 佐賀崎しげる(SQEXノベル)



【ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。】 えぞぎんぎつね(GAノベル



【最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い】 タンバ(角川スニーカー文庫)



【才女のお世話 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました】 坂石遊作(HJ文庫)



【捨てられ聖女の異世界ごはん旅 隠れスキルでキャンピングカーを召喚しました】 米織(カドカワBOOKS)



【世界最強の後衛 〜迷宮国の新人探索者〜】  とーわ(カドカワBOOKS)



【追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する】 猫子(Kラノベブックス)



【手札が多めのビクトリア】  守雨 (MFブックス)



【転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件】  雲雀湯 (角川スニーカー文庫)



【透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。】  志馬なにがし(GA文庫)



【猫と竜】 アマラ(宝島社)



【ヒロイン?聖女?いいえ、オールワークスメイドです(誇)!】  あてきち(TOブックスノベル)



【ブチ切れ令嬢は報復を誓いました。 〜魔導書の力で祖国を叩き潰します〜】  はぐれメタボ(HJ NOVELS)



【ふつつかな悪女ではございますが〜雛宮蝶鼠とりかえ伝〜】 中村颯希 (一迅社ノベルス)



【ヘルモード 〜やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する〜 2nd Season】 ハム男(アース・スターノベル)



【無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す】 あーもんど(アース・スター ルナ)



【無職転生�� 〜異世界行ったら本気だす〜】 理不尽な孫の手(MFブックス)



【幼女戦記�供曄.�ルロ・ゼン(エンターブレイン)



【落第賢者の学院無双〜二度目の転生、Sランクチート魔術師冒険録〜】 白石新(角川スニーカー文庫)



【領民0人スタートの辺境領主様】 風楼(アース・スターノベル)



【LV999の村人】 星月 子猫(エンターブレイン)



【幼女戦記】、【無職転生】あたりがビッグタイトルの続編でしょうか。【ヘルモード】は2期早かったですね。1シーズン空けただけ?
これ以外で読んだ事があるのは【最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い】、【手札が多めのビクトリア】、【転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件】だけかな?
3作とも面白かったので、アニメ化は素直に楽しみであります。
あと、骸骨騎士さまは一期のアニメ、良かったので2期も楽しみですよ。
それから読んだことはなかったのですけれど【猫と竜】は古参の作品で、名作と伺っています。
【領民0人スタートの辺境領主様】もアース・スターノベルではだいぶ古参組ですよね。
アース・スターノベルは毎度たくさん送り出してくるなあ。
というか、全体的にノベルス・単行本出身作品が多くて、文庫組少ないんだよなあ。
そんな中でGA文庫が大賞作品で正統派のかなり落ち着いた雰囲気の青春ものとして【透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。】 を送り出してきたのは、読んでないんだけど応援したい所ですねえ。
また、女性ヒロインの女性向け作品も今期は特に目がつきますねえ。小説原作だけじゃなく、漫画原作でもこのタイプの作品けっこうありますし。
わりと女性主人公もの好きなので、好みの作品あればいいなあ。【手札が多めのビクトリア】がどう描かれるかはかなり楽しみにしています♪





ヤニねこを視た  


綺麗は汚い、と言う他無いよねシェイクスピア。

わりと汚部屋適性はアル方だと思うんだが、あれはガチで無理だ。
喫煙者じゃなくてよかった。
ほんとに汚い。まじで汚い。汚いって、綺麗な作画で描くとあんなに汚いんだ。

……まじできたない。
まじで汚い。いやまじで汚いよ。あんなの無理だよ。どうやってあんな中で住んで飯食って寝て、息を吸えるんだ?
やべえよ。やべえよ。もうやべえよ、としか言葉が出てこない。あとは汚いしか出てこない。
きたない。

2026春アニメ はじまっての雑感 その7  


前回の記事です。

これで一応現在視聴中の作品はみんなあげられたかしら。
すでに終盤差し掛かってますけれど、なんとか終わるまでに全部書けた。よかった。
そうこうしているうちに、来期が来そうなんですけど。
見たいのに溜めちゃってる作品もあるしなあ。いつになったら見るタイミング来るかわかんないけど。


黄泉のツガイ ★★★★★

スクウェア・エニックス×アニプレックス×ボンズ再び! 「鋼の錬金術師」荒川弘が描く幻怪ファンタジーが待望のTVアニメ化決定! 国内外から今なお熱い支持を得る名作「鋼の錬金術師」の荒川弘が描く最新作にして、月刊「少年ガンガン」にて大好評連載中のシリーズ累計400万部を突破する本作が、待望のTVアニメ化決定! 謎と怪奇が交錯する新感覚ツガイバトル。 息もつかせぬ幻怪ファンタジーが、今動き始める。
ハガレンの荒川弘先生の今の連載作品。
いやあ……面白いですわ。なんかこう、一貫してブレもせずずっと滅茶苦茶面白いまんま、最初から今のシーズン終盤まで来てるんですよね。
物語自体は紆余曲折あり、あっちに転びこっちに転がりとどんでん返し的な展開があり、敵だと思ってた連中が味方になったり、味方のはずの人たちがイマイチ信用しきれなかったり、主人公のユルの立ち位置は彼の人格的にも一切ブレていないんだけれど、ブレないからこそ敵味方というのに拘らないところがあって、そこがもう見ててゾクゾクするんですよ。
というように、ストーリー展開はもうグワングワン振り回してくるのに、滅茶苦茶面白いな!!という感動だけは天井のままずっと安定し続けてるの、なんか逆に怖くなってくる。こんな静謐に躍動しまくってる面白さってある?
取り敢えず先の展開が一切読めない、予想もつかない、という見通しの立たなさのワクワク感は半端ないですね。これまで見てきたエンタメ作品の常道が通じない、こう来たらこう来るだろうというパターンがそのまま来ない。面白いねえ、面白いねえ。
いやあ、どこまでがモブで終わるキャラなのかも判別つかないですし、ハガレンの頃からモブですらえれえ活躍する事珍しくない作者さんだからなあ。沢山出てくるキャラクター誰も彼も目が離せない。
一方で現代が舞台にも関わらず、サクサク容赦なく死んでいくこともあって、そちらの意味でも油断できない。
しかし、今までいろんな「目付きが悪くて周りに怖がられる」というキャラクター、主人公になる子も含めて沢山沢山見てきましたけれど、だいたい「別に多少いかついだけで全然恐いもんでもないだろう」としか感じてこなかったのですが。
影森のジンさんはマジやべえですね。こんなガチで目つき悪い、常に目つき悪い、ひたすら目つき悪いキャラ初めて見ましたよ。これは恐いわ。何度見ても、見慣れないし見る度にびくってなるわ。
なんでそんなずっと目つき悪いの!? 生まれつきにしてもヤバくない?! 筋ものの人でもこんな目つき悪い人そうそういないでしょ。ほんまもんの目つき悪いキャラを目の当たりにして、少々感動すら覚えてるw






メイドさんは食べるだけ ★★★☆

英国のお屋敷でメイドとして働くスズメは、ある出来事により、日本の一角にある小さなアパートで新生活を始めることに。 初めての日本での一人暮らしに、たくさん心配事もあるけれど、スズメは日本の食べ物に興味津々。颯爽とアパートを飛び出すと様々な食べ物や人々との出会いも。 食べるだけを見てるだけ。 それがこんなにも幸せ! 非日常なメイドさんがおくるほのぼの日常アニメはじまります!!
近くに住んでいる祖父母のところにお世話になるのではなく、一人暮らしをさせられているあたり、見聞を広めるよう促されているように見えるなあ
ってか、英国のお屋敷が崩壊したので建て直す間、日本で待ってなさい、とか言われたとか、その崩壊理由が謎すぎるんですがw
むしろ、屋敷がぶっ壊れたからには仕事が色々ありそうなんだけれど、ほんとに崩壊したのか?
途中から先輩メイドも日本に訪問してきているあたり、だいぶ余裕ありそうなんだけれど。
ともあれ、日系だけれど日本の文化にはあまり慣れていないスズメさんが、色々と知り合い友達を増やしつつ、いろんな日本ではあたりまえの食べ物、飲み物を季節やシチュエーションを交えながら味わっていく、楽しんでいく、という実にささやかな日常ものであります。
食べ物を楽しむ話なんだけれど、料理にはこだわってないんですよね。コンビニやスーパーで買えるようななんでも無い食べ物、あんぱんやカップメンとか切り干し大根みたいなのもあれば。
ぶどうやみかん、といった果物もある。
こうしてみると意外と調理した料理とかあんまりないな。スズメさん、普段なにしてるのか謎なんだよなあ。マジでぶらついているだけなのか? 自分で料理とかもあんまりしないようで、彼女の担当するメイド業務には料理は存在しないのだろうか。まあちゃんとしたメイドを雇うような屋敷では調理はコックがやるんだろうけれど。







愛してるゲームを終わらせたい ★★★★

同じ高校に進学した浅葱優希也と桜みくは、“両片想い”の幼なじみ。 自分の想いに気づいているのに…。 今にも「好き」があふれそうなのに…。 …でも、素直になれない!! 近すぎて、遠すぎる、優希也とみく。 ふたりをつなぐのは、小6のときにはじまった「愛してるゲーム」。 交互に「愛してる」といって照れたほうが負け。 今でもずっと続ける、意地の張り合い。 愛してるゲームに勝てたら、告白したい――。 愛してるゲームに勝って、「好き」を認めさせたい――。 両片想いを卒業するための、 ありったけの想いを込めた“恋のゲーム”がはじまる!!
付き合いだしてからの凄まじいいちゃつき具合を見せているのが、【お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 第2期】だとすると、付き合う前の甘酸っぱい両片思いのイチャイチャを、これでもかと見せつけてきてくれているのがこの【愛してるゲームを終わらせたい】でしょう。
お互いにもどかしい突っ張り合いをしている二人ですけれど、幼馴染ゆえの気安さと距離感がやっぱりいいんですよ。この幼馴染特性というのを存分に発揮している作品って意外と多くはないですからねえ。だいたい、メイン級でもヒロインの内の一人というポディションになってしまうので幼馴染同士の一対一で両片思いで、お互いドキドキさせようと頑張っている、というシチュエーションはやっぱり美味しいですよ。
その上で、両方ともが可愛い。優希也とみく、二人ともが初々しくて頑張っていて、かわいらしい。カップル両方が可愛らしいお話は、良いラブコメです。
あと、見た目のデザインがほんと好き。原作の作者さんの漫画、前シリーズも見てたんですけれど、赤面顔が素晴らしいんですよね。これは強い武器ですよ。





告白シーンが刺さるアニメはその人にとっての傑作  

【ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話】
8話の夏休みの合宿の最後に、統悟くんが微笑に唐突に告げた告白、ここだけでももうぶっ刺さったのだけれど。
9話で一話かけて告白されたあとの微笑の混乱と困惑と自分の心の整理と桜大門への文句がごっちゃになった、真夏の日差しの下の恋の悶々がまた素晴らしくて。
明らかに変人で馬鹿が重ねて十段ぐらい積み上げられるバカ正直な男の、好きになった女の子への普通すぎる照れっぷりに、なんかカチっとハマってしまった微笑の、清々しいくらいの告白返しがまた素晴らしくて。
いやあ、そのあとの恋人になった二人の様子を追いかける、統悟と微笑の妹たちの追跡も。
学校が始まったあとの恋人になった事を隠すか隠すまいかのドタバタ劇からの、このカップル二人の距離感も。
なんもかんもが素晴らしい一話で、なんかもー心が洗われました。
善き、すばらしき善きものを見た。癒されるー


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2026春アニメ はじまっての雑感 その6  


気がつけば前回の記事から一ヶ月近く経ってしまい、このクールも最終月に至ってしまっている。
果たして、最終回までに見てる全部の作品に言及できるだろうか。



逃がした魚は大きかったが釣りあげた魚が大きすぎた件 ★★★☆

「……それはいきなりの婚約破棄で幕を開けた」 武道の名家であるアンノヴァッツィ公爵家の令嬢マリーア(通称:ミミ)は、末っ子ながらに「武術の才能」を見出され、跡取りとして育てられた。しかし、弟が生まれたことにより急遽その役目を降りることに…。父からなるべく優良物件の婿を探せと命じられたものの、ムーロ王国内の目ぼしい貴族子息たちはすでに予約済み。 そこで遠縁の親戚 アイーダを頼って隣国のルビーニ王国へ留学し婚活に励んでいたところ、王立学園の卒業パーティーの場で初対面の王子レナートから身に覚えのない婚約破棄を宣言されてしまう――! 婚約もしていないのに婚約破棄されたマリーアの婚活の行方とは…!? 武闘派令嬢のドタバタラブコメディ開幕!
婚約破棄からはじまるのが定番な悪役令嬢ものですけれど、さすがに婚約もしていない初対面の相手から婚約破棄されてはじまるラブコメは、シチュエーションのバリエーションとしてもなかなか突拍子もなくて面白かったぞ。
でも、その知らない相手からの婚約破棄をきっかけにして、レナート王子との縁がはじまるんですねえ。
前クールにもいた拳でボコボコに殴る系令嬢が、まさか二期続けて現れるとは思っていなかったので、そういう意味でもフルコンタクト系令嬢というのは一定数いるんだろうか。前期のバトルジャンキーに比べると、こっちのミミさんは奔放ではありますが血には飢えていない明るく天真爛漫ないい意味で貴族らしくない女の子なので、血なまぐさいことにならなくて幸いですが。
それでも、髪飾りがメリケンサックなのは相当だと思いますw
でも、そんなぶん殴りたくなるような悪辣な相手ってあんまり出てこないんですよね。レナート王子の元婚約者となったマリーアも、幼い頃からのミミの親友で、レナート王子の弟とひそかに両思いという間柄で、これ将来親友同士で義理の姉妹になるんですねえ。平和だ。
レナート王子も良い人で、他の登場人物もおおむね癖のない善良な人たちなので、武闘派令嬢が主人公のわりにはほんわかアットホームなストーリーで、癒されますなあ。まあその分、癖のないストーリーでもあるのですけれど。






姫騎士は蛮族(バルバロイ)の嫁 ★★★★☆

西方のイルドレン王国が東方の蛮族征伐に乗り出して数百年――。王国最強と名高い“姫騎士”セラフィーナ・ド・ラヴィラントは、熾烈を極める東方征伐にて蛮族に敗れ、捕虜となってしまう。「…くっ、殺せ!」敗北した女騎士に待ち受けるのは陵辱の日々。……ではなく、蛮族王ヴェーオルとの結婚だった!熱烈に求婚されながらも、セラフィーナは強靱な意志で拒絶。しかし、異文化との接触、新たな出会い、そしてヴェーオルの素顔が、セラフィーナの心に変化を与えていき……!?姫騎士 vs. 蛮族王、元敵同士が紡ぐ異世界婚姻譚、開幕!!

マジポケの方で連載ずっと読んでます。面白いです。かなり面白いです。
ある種の異文化交流の話なんですよねえ。戦場で殺し合う野蛮な蛮族の住まう未開の地、という認識しか持っていなかった東方の地。捕虜として連れてこられたその地で姫騎士が見たものは、おとぎ話で語られる竜や妖精といったこの世ならざるものたちが、当たり前に、そして異なる種族同士がお互いを尊重し合って暮らすまったく価値観の異なる世界だった、というお話。
尤も、古くから女騎士だけじゃなくて男の騎士も、捕虜から現地の人間と婚姻という形で流入しているらしく、東方蛮族といってもだいぶ西側の血も混じっているらしく、文化もかなり浸透しているらしくて、古くから一切変わっていない世界ではないらしいんですよねえ。
ヴェーオルも半分西方の血が混じっているわけですし。
最新話に行くにつれて、どうして西方と東方で文化圏が別れたのか。人類がどのような紆余曲折を経て今の状態になっているか、西方がどうしてあんな最低限の糧しか得られない極貧の地になっているか、という過去と悠久の歴史が明らかになっている最中でもあるのですが。
ともあれ、姫騎士のセラさんは面食い、というあたりがアニメでやってるあたりの肝ですな。
髭面だったヴェーオルが髭剃って若くてイケメンの顔を晒しただけで、セラさま一気に陥落しましたからね。チョロいとかいうレベルじゃねえw
まあヴェーオルくん、最初から常に紳士であり続けているので、性格もイケメンなのですが。
ってか、もうすぐ三十路のお姉さんと、髭面だとゴツいけど実はまだ十代の若者、という年の差カップルであるのがまたいいんだよw





ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話 ★★★★

桜大門くんは、毎朝校門の前で生徒たちの身だしなみをチェックしている風紀委員。 微笑(ポエム)ちゃんは、毎朝チェックで呼び止められるスカート丈が不適切なJK。 水と油のような二人が、ある日補習でばったり鉢合わせする。真面目で堅物だと思っていた桜大門くんの正体は、勉強が全然できないポンコツ風紀委員だった! 正反対な二人だったが、お互いを知っていくことで次第に距離が縮まっていく。桜大門くんと微笑ちゃん、二人の出会いから始まる青春のお話――。

メインの二人だけじゃなく、その友達たち。学校関係者、家族に至るまでいろんな人達、色んなカップル、色んな関係にスポットがあたる群像劇形式でもある、というだけで自分としてはストライクであります。
桜大門くんのクソ真面目すぎてちょっと常識までない所とか、距離感もぶっ壊れているのに鈍い、でも本人の意図せず乙女心をクリティカルに突き刺す言葉を無自覚に投げかけてくるのに翻弄されまくる微笑ちゃんのヤキモキっぷりが大変お好みのラブコメであります。
本作って見てる限りだと、みんな女性陣の方から男の方に矢印向いてるんですねえ。んで、男連中はどいつもこいつもポンコツすぎて気づいていない、と。それがなんやかんやと甘酸っぱいわけですよ。
良きかな良きかな。個人的には生徒会長のあの自信満々なのか不器用なのか分かりづらいアプローチ、好きだなあ。







2026春アニメ はじまっての雑感 その5  

そろそろクールも中盤入りそうですが、つづき




スノウボールアース ★★★☆

「ユキオ、俺、友達を作る。」 人見知りの少年・鉄男の唯一の友達は、 巨大ロボット〈ユキオ〉。 彼らは、宇宙から襲来する銀河怪獣を迎え討つ“救世主”だった。 人類の存亡をかけた最終決戦を終え、10年……。 地球に帰還した鉄男が目にしたのは 雪と氷に覆われた大地、凍結地球〈スノウボールアース〉だった! 変わり果てた景色の中、 ユキオとの“約束”を胸に、鉄男は未知の世界を歩き始める--。

月刊!スピリッツ連載。原作の漫画の方は未読、なんでどういう話か全然知らなかったんだけど、スノウボールアースって、凍結した地球って意味だったのか。
出てくる銀河怪獣が、まんまシン・ゴジラの第2形態。愛称・蒲田くんのそれで……いやあ、あのデザインってひと目見ただけで忘れられない強烈なものだったけれど、悍ましいし気持ち悪いしで絶対に相容れないだろうあの見た目、改めて大群として出てくると下手にハリウッド的なデロデロの気持ち悪さとは違い人類の天敵感が出ていて、あのデザインってほんと秀逸だったんだなあ、と変な所で感心させられてしまいました。
鉄男、あれだけ人類の救世主としてまつりあげられながら、相棒のユキオ以外ほんとに殆どコミュニケーションとって来なかったのか。友達欲しいとあれだけ切望していながら、子供の頃からの付き合いだったっぽいかなり付き合いやすそうな宇宙戦艦の艦長さんとも殆どコミュ出来てなかったみたいだし。
でも、地球に帰還してから生き残った人達のコミュニティに拾われて生活するようになったあと、わりとすぐにちゃんと会話出来るようになっているのを見ると、これ単に機会がなかった、機会を作れなかったってだけなんじゃないだろうか、と思えてくる。それって鉄男が単なるヘタレだったのか、それとも意図的に隔離されていたのか。ユキオの開発者である父親の回想で、なぜか彼の顔が濁されて映らないのはおかしいっちゃおかしいんですよね。
ともあれ、ロボット乗りでありつつ、ロボットに乗らなくても怪獣相手に生身であれだけ戦えてしまうだけの、あの判断力と戦闘センス。確かに救世主だよなあ。
しかし、結局人間と人間の争いになってしまうんか。だいたいその展開になるよなあ。
あと、アクションやストーリー展開は非常に惹かれるところあるんだけれど、なんかやたらとテンポの悪い回があったりして、なんか波ありますなあ。







とんがり帽子のアトリエ ★★★★

「魔法」――、それは世界に溢れていて人々の生活を豊かにする、 なくてはならない便利な“奇跡”。 けれど、 “魔法をかけることが出来るのは魔法使いだけ”。 魔法をかける瞬間を見てはならないのがこの世界の掟。 小さな村で母親の手伝いをしながら暮らす少女・ココは、 それでも幼い頃から魔法使いへの憧れを抱き続けていた。 ある日、村を訪れた魔法使いの青年・キーフリーが魔法を使うところを 覗き見てしまい、大きな秘密を知ることになる。 それは、特別な道具で魔法陣を描けば、本当は誰にでも魔法が使えるという、 魔法使い達が隠した「絶対の秘密」だった――。 壮麗で幻想的な世界の裏に影を落とす、大人達が口を閉ざした魔法の歴史。 「知らざる者(ふつうの子) 」として生まれ、キーフリーの弟子として魔法を学ぶことになったココは、 アトリエの仲間と共に探求と成長を重ねていく中で、 秘密多き魔法使いの世界へと足を踏み入れていく。 ――これは、絶望を知り、希望へと手を伸ばす、子供たちの物語。

モーニング・ツーで連載の漫画が原作。3巻まで読んだんだけど、もう8年近く前になるんで内容殆ど覚えていませんでした。原作も当初からこいつはとんでもない作品だと評判凄くて、世界観の奥行きも素晴らしいものがあった。
もっと早くアニメ化する作品だと思ってたんだけれど、途中アニメ化決定してからも延期とかあったんでしたっけ。でも、延期したのも納得、と言わざるを得ないいっそ凄まじいとしか言いようがない映像クオリティが、TVアニメで降臨してしまっている。やばい。
とりあえずまだあまりにも導入の導入すぎて、主人公のココ自体が自分の置かれた環境の急変にも、魔法使いの世界にも、同じ弟子となった子たちとの関係にも戸惑い、ついていくのが精一杯という感じでなんもかんもが落ち着かない状態なんで、見ているこっちも気が休まらない所があるんだけれど。
それでもこれは凄い。話が進めば進むほどに沼っていくタイプの作品ですわ。
そしてなにより、子供たちの物語、と定義しているのがイイなあ。あと、キーフリー先生、魔法使いとしては頼もしいんだろうけれど、先生としてはちょっと迂闊というか脇が甘いというか子どもの扱いに慣れてないんじゃないか、と思える所があって別のベクトルでヤバいw






悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。Season2 ★★★☆

「もし…私が最低な女王になったら、私を殺してね」
8歳の王女プライド・ロイヤル・アイビー。そんな彼女は気付く。前世は日本の一般的な家庭に生まれた、どこにでもいる普通の少女。そして今は乙女ゲームの極悪非道ラスボス女王なのだと…。 転生していたのは、乙女ゲーム「君と一筋の光を」の世界。ゲームのストーリーで、プライドは国と民を苦しめる最悪の女王となる。そんなラスボスだと気付いた彼女は、ゲームをやりこんだ記憶を頼りに、自分にしかできない“悲劇の回避”を目指す。 これから起こる悲劇を回避し、登場人物みんなが幸せになれる世界を目指すため、国のために、民のために全力を尽くしていく、ハイスペック悪役王女のラスボス回避ファンタジー。

おー、シーズン2始まったのか、この作品。
一期で義弟やヒロインといった身内や、同じフリージア王国内の人達の運命を覆して、みんなから慕われている状態からスタート。第二期では他国の攻略対象者とのお話になっていくのか。
プライドの特徴は自身の生存や保身ではなく、かなり徹底して民と自分の周りの人達の幸せを最優先、というスタンスで、その愛情は広く公平な愛なんですよね。勿論身近な人達への愛情はとても深く、彼らが傷つけられればラスボスに名に相応しい怒りを見せるんだけれど、一方的に与える側なんだよなあ。
故に、彼女を愛する人達は結構悩み苦しむことになってるっぽいけれど。
しかし、原作でのレオン王子へのプライドのなさりようは、まじで外道で悪役令嬢どころじゃないのがなかなか大したものである。伊達に極悪非道のラスボス外道女王とか言われてないよなあ。
あと、外国の王子と結婚することになるプライドに、思いっきり寝取られ感だして悶絶しているステイルとアーサーには、見ていて妙な愉悦を感じてしまった。
君ら、プライドが誰と結婚してもそんな風に悶え苦しむんだろうか。なんかそのうちガチで病みそうなんだが、大丈夫か? 





2026春アニメ はじまっての雑感 その4  




キルアオ ★★★☆

伝説の殺し屋 39歳。中学生から、やり直し。 大狼十三(おおがみじゅうぞう)は、どんなに困難な依頼も成し遂げる伝説の殺し屋。ある日、とある組織を壊滅させた十三は謎の蜂に刺され、気を失ってしまう。 目を覚ますと十三は39歳の大人から13歳の子どもの姿になっていた! 驚く十三の元にボスから「その姿で中学校に潜入せよ」と司令が下る。彼を待ち受けていたのは、個性豊かなクラスメイトたちとの青春スクールライフだったーー元の姿に戻ることができるのか!? 十三のもとに刺客が迫る!
高校生から小学生というのはまだギリ行けると思うんだけれど、四十路から中学生はキツイよなあ。いやあ、マジで普通に子供がいたらそのくらいの年齢でしょ?
大人からすると中学生ってまじで子供なんだよね。大人になっても中身成長しないもんなんだけれど、それでも中学生はさすがに中学生なんだわ。
ってか、十三のおっさんあれで39歳なんかよ。老けすぎじゃね?令和の30代はもっと若いよ? ってか、私より一回り若いんだが。
そして勉強が楽しい、という概念はなんかわかる気がする。今改めて中学校とかで授業受けたらなんか全然心境違うと思うわー。面白さが違うんじゃないだろうか。
……って、元奥さんだけじゃなくて、子供もいるの? 実子? 
それはそれとして、物語としては中学校に潜入して同級生となるヒロインを護衛せよ、ってなミッションなんだが、これどんどんとヒロイン狙って刺客が来るって話なのか? 意外と話広げるの難しそうなんだが、今の所ガンアクション含めて面白い。あと、全然ヒロインのノレンに正体隠してないよね、おっさんw そして、その白黒の髪型はめっさ目立つと思うんだが、髪の毛半分silverに染めてます、みたいなの今どきはなんか校則とかで言われないんだろうか。








クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった ★★★☆

クラスでぼっちな前原真樹に、初めてできた友だち・朝凪海。 いつも輪の中心にいて、他の男子からは『クラスで2番目に可愛い』なんて陰で噂されている。 ぼっちの自分なんかとは住む世界が違う――と思いきや、、、 シリーズ累計160万部突破! 日陰男子と2番目ヒロイン、等身大の“友だち”ラブコメ開幕!!
原作は角川スニーカー文庫。2巻までは既読。
1話の段階でもうすぐに気心の知れた友達になってるんですねえ。こんなに展開早かったっけ。展開が早いと言うより、友達なのが前提でそこからストーリーがはじまる。朝凪海という少女を取り巻く環境と実態に、友達として前原が踏み込んでいく話になるんでしたっけ。
結構繊細なお話になると同時に、それだけ細かい機微が伝わる人物描写をしなきゃいけないわけだから、アニメ版はどうなるかなーと思っていたのですが、1話を見る限り朝凪と前原くんのあの距離感や、朝凪の明るさと繊細さが実感できる描写が見れてて、これはじっくり視聴できそうという第一話の第一印象でした。これもラブコメって感じじゃなくて、青春小説って作品だったんで腰据えて見ないと。







自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。 ★★★☆

優秀すぎて人生イージーモードの王太子セシルはある日、宰相の娘バーティア嬢と婚約することになる。「セシル殿下! 私は悪役令嬢ですの!!」。開口一番そう言い放ったバーティアには前世の記憶があり、『乙女ゲーム』なるものの『悪役令嬢』なのだという。 そんな彼女の目的は、どこに出しても恥ずかしくない立派な悪役令嬢になって『攻略対象』であるセシルに婚約破棄されること。 そのために日夜様々な悪事を企むバーティアだが、ぽんこつな言動と優しい性格から空回りばかり。けれど、彼女には悪役令嬢として絶対に「ギャフン!」されなくてはいけない事情があるようで……。婚約者殿は、一流の悪の華を目指して迷走中?

悪役令嬢や原作のヒロインが主人公ではなくて、攻略対象のメインに当たる王太子のセシルが主人公、という、これもまた悪役令嬢モノの変化球が来ましたね。
しかも、この悪役令嬢なバーティア嬢が原作ゲームの話から何から全部まるっと暴露しまくった上で、シナリオを遵守しようと強行してくる大ポンコツ。いや、なんで全部王太子本人に説明するんだよw
ただ肝心の、なぜバーティアが自分が破滅する原作ゲームのシナリオをそのままなぞろうとしているのかについては不明のまんまなんですよね。彼女だけじゃなくて娘を純粋に可愛がっている父親含めて実家も破滅してしまうだろうに、という実家まで巻き添えになるあたりは頭になさそうなのでそれは良いとしても。別にシナリオ通りにする必要どこにもないのに、妙に頑張るのである。
セシル王子、面白がってるのはいいんだけど、そろそろメインヒロインとくっつけようと画策してくるのイラッときているみたいなので、わからせてあげた方がいいんじゃないだろうか。そうなったら、話終わってしまいそうではあるんだけど。
王太子とバーティア嬢だけじゃなくて、OP見るとカップルがたくさん出来そうなのはカップル厨としては楽しみなところではあるんですが。





2026春アニメ はじまっての雑感 その3  


ちょっと気力復活しているので、雑感多少充実バージョンで。


カナン様はあくまでチョロい ★★★☆

人間の魂を喰らう、妖しく美しい悪魔が降臨――。美食の悪魔・カナンは、若くて甘美な魂を食するため、人間界の高校に降り立った。最初のいけにえに選ばれたのは、一人の男子生徒・供犠羊司(きょうぎようじ)。 「私に食べられるなんて、とても光栄なことよ。感謝しなさい、下等生物」 ところが……なぜか供犠クンと恋人契約を結ぶことに!? 数千年生きて初恋も未経験の純情なカナンには、毎日がドキドキの連続! 一緒に帰る!? 手を繋ぐ!? デート!? 初××!?!?!?!? 「おのれ下等生物めーーーーーー!!」 チョロくてかわいい悪魔の初恋ラブコメ、始まります♪

これ主人公くんの名前の漢字、このあらすじで初めて確認したんだけれど、めっちゃ生贄の羊じゃないですか! でもこのヨウジくん、まったく贄っぽくないというか羊っぽくないというか、変な意味でガンギマリのイケイケドンドンなんですけど!? 羊は羊でも圧殺してくるタイプの羊じゃないですか!?
そして、迫られれば迫られるほどチョロい反応をしめすカナンさん。昨今チョロ可愛いは巷に溢れているけれど、まさに上澄みのチョロ可愛さ。チョロいのが可愛い、チョロい反応が可愛い、という特異点。素晴らしい。ツンからチョロまでのスピード感がアニメでさらに勢いを増してますなあ。
明らかにヤバい怪物である主人公のヨウジと……いや、本作って主人公はカナンさまの方なのか? ひたすら翻弄されるカナン様の、これは実に良いラブコメ。見ていて楽しいという王道のラブコメである。






上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花 ★★★☆

大学進学を機に学生寮に入寮した上伊那ぼたん。 寮のメンバーと訪れた秩父・芝桜まつりのベンチでひとり、お酒を飲む寮長・砺波いぶきを見つける。ぼたんは、ハイボールをあまりに美味しそうに飲むいぶきに惹かれ「私もそれ、飲んでみたいな」と人生で初めてのお酒を口にすることに。そこでお酒の美味しさを知ったぼたんは、一緒に暮らす寮生たちと焼酎・ワイン・ウイスキーなど様々なお酒を楽しみ、関係を深めていく。 一方、過去の苦い経験から“一人飲み”にこだわっていたいぶきも、楽しげで美味しそうにお酒を飲むぼたんと過ごすうちに、一緒にお酒を飲みたいと考えるようになり……。

おー、お酒がテーマのお話ですか。グルメ系、料理系のアニメはたくさんあったけれど、お酒がメイン、酒を飲むという行為が主題となってる日常系アニメは初めてじゃないの? 【神の雫】はあれはまた別ジャンルとして。
漫画だとお酒が主題の作品はたくさんあるんですけどねえ。
いきなり大学新一回生がお酒飲みたいと言い出して、それは昔ならともかく今はコンプライアンス的に無理なんじゃないの!? あれ?いきなりコンセプトが破綻してる!? と思ったら、ぼたんさん一回生にしてすでに20歳なってるんだ……いや、1回浪人しただけならまだ19歳ですよね?!
さすがに酒飲みがテーマだけあって、登場人物は全員二十歳より上。ということで、大学3回生以上みたいなので、今までも大学生がメインの作品あったけれどそれらよりもキャラがみんなしっとりとした印象を受けますなあ。
初手、ハイボールというのがまた……いや、飲み会行くとわりとビールよりもハイボール頼んでる人が目につくので、ビールじゃないけど意外と王道なのか、チョイスとしては。
ちなみに自分はお酒はほぼ飲めませんねー。
寮長、呑むとしゃっくりが出る、というのは……昔は酔っぱらいの表現として「ひっくひっく」としゃっくりしてる様子を見せるのが定番としてあったけれど、あれってそれなりの定数で深酔いするとしゃっくり出る人が居たから、そういう表現が定番になったってことなのかな。呑まないし、場にもいかないので知らないんだよなあ、そういうの。
寮長、気にしているみたいだから目立つ程度には少なそうなんだが。ただ、寮長のしゃっくり酔いはシンプルに可愛いと思うんだがねえ。







神の庭付き楠木邸 ★★★☆

田舎の一軒家の管理人を任された楠木湊。 そこは、悪霊がはびこるとんでもない物件……のはずが、規格外の力で知らぬ間に悪霊を一掃してしまう! 清められた楠木邸の居心地の良さに惹かれ、個性豊かな神々が集まるように! お隣の山神さんたちとほのぼの田舎暮らし、はじまりはじまり
特に女性向けレーベルじゃなくて電撃の新文芸が原作なんだけれど、登場人物ほぼ男性ばっかりで女っ気ほぼほぼ皆無なんですよねえ。まあ人間自体あんまり主要人物で登場せず、SDサイズの神様たちがちょこちょこ入り浸ってるだけなので、気にならないと言えば気にならないのですけれど。
理想の田舎暮らしである。映像は綺麗、というか自然美を追求しているようなOPに象徴されるように草木や太陽の光と影、あと食べ物美味しい、というシンプルに心地の良さを追求しているような映像美が癒されます。お話自体も、神様がたくさん登場するというだけで日常系っぽいんですよねえ。
そもそもこの湊くん、書く文字そのものに浄化の能力が備わっているらしく、文字の意味は関係ないみたいなんだが、この田舎に来るまでの実家の……実家、旅館なんですね。そこで暮らしていたときは今の能力って発現していたんだろうか。それらしい描写は見当たらないのだけれど。
まあ理由とか原因とかは突き詰める様子もなく、こっちの一軒家に来たらそういう能力が生えてました、くらいのゆるいノリみたい。
なんにせよ、特に仕事をすることもなく働かなくていい、という暮らしは……こいつ普段何してるんだ? 山神さまの相手してるのと、お菓子を調達に外出しているくらいしかしてないんじゃなかろうかw
あと、山神さまの眷属の三匹のオコジョ……じゃなくてテンなのか。そのうちの一匹がメスというのは、今公式サイトを見て初めて知った。数少ない女っ気がここにいたw







2026春アニメ はじまっての雑感 その2  





「春夏秋冬代行者」
1話ではまだピンとこなかったのだけど、2話で冬の主従が春の主従に対して後悔と申し訳なさと愛情と後ろめたさがぐちゃぐちゃになってる状態を見て、唆ってしまった。よい複雑な感情であり情緒である。代行者同士だけじゃなくて、従者同士でも愛情が拗れまくってるのがなおさらよい。
面白くなってきた。


「あかね噺」
ジャンプ掲載の落語をテーマとした作品だが、とにかく圧が凄かった。映像の圧、声の圧、噺の圧にストーリー展開の圧。
「昭和元禄落語心中」でもそうだったけれど、アニメとなると声優さんがガチで声を当てて噺家としての演技をすることになるので、凄まじく演技が問われるだけにこれはプレッシャー凄いだろうなあ、と思いつつ、だからこその熱量を期待してしまう。
取り敢えずお父ちゃん、ショックのあまり死んでしまわんで良かった。良かったのか? お母ちゃんもショックだったろうに。あの顛末はさすがに洒落にならんと思うけれど、あんなんありえんのか?


「一畳間まんきつ暮らし!」
都会に憧れていた田舎の娘が、東京の特別な女学校に受かって心ときめかせながら上京したら、寮が漫画喫茶でした。って、漫画喫茶!? 漫画喫茶って住所として認められるんだっけ? 住所不定の人が緊急避難的に、みたいな話は聞いたことあるけど、寮って。
でも、漫画読み放題、ジュース飲み放題というのは正直羨ましい寮生活なんだが。
そして、惜しげもなくパンツ一丁をさらしまくる登場人物がいるというのは、昨今珍しいな!


「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 第2期」
あ、これはやべえですわ。1期で恋人にまでなったんでしたっけ。既に思い通じ合ってる恋人同士。しかも堂々と公表しているものだから、所構わずイチャイチャしてやがる!
そして、こんなにやべえ糖度のイチャイチャはちょっと過去1レベルなんじゃないだろうか。これはやべえ、まじやべえ。真昼は確かに一期よりも表情感情豊かになってる、どころじゃないくらい甘えまくり、これはやべえ。

2026春アニメ はじまっての雑感 その1  

今回はマジで雑感。


「春夏秋冬代行者」
一話見たけれど今のところは映像綺麗だなあ、というくらいで世界観にまだ入っていけてない感じ。というより、主要登場人物たちがみんな重たい気持ちを抱えているようなんだけれど、それがまだ語られずに当人たちの間だけで通じているようなので、入っていけてないって所かな。
話が進んでいけば、入っていけるのかもしれないけれど。


「逃がした魚は大きかったが釣りあげた魚が大きすぎた件」
コメディ寄りだけどシリアスもあるラブコメ悪役令嬢ものなのか。
ってか、婚約してない初対面の相手に婚約破棄されてるんだが、このメインの子w 婚約破棄の場面で人違いを起こす展開はさすがに初めて見た。相変わらず、同じシチュエーションでも、なんぼでも多種多様な展開って創造できるもんなんですね。
結構楽しそうだし、グリグリと動くしキャラの感情もグリグリ動いているので、今の所面白そう


「スノウボールアース」
原作は漫画、ビッグコミックスなのか。未読だぞ。
シンゴジラの幼生形態みたいな宇宙怪獣がわらわらと地球に群がってきている、トップをねらえ!みたいな世界観なのか。
10年近くコミュ障やってる主人公にして救世主。これはもうダメでしょう。対人能力皆無じゃないですか。わりと努力してコミュニケーションとろうと友達作ろうと頑張っているにも関わらずこれはつらい。ってか10年友達なしですか。プライベートだけじゃなく仕事の話も出来てなさそうなのは深刻。相方であるロボットくんと死に別れてしまって、もう地球が滅びてる云々以前にダメなんじゃないですかね? ある程度コミュ力整えられるんでしょうか。出来ないと話が成立しないぞ。
ってか、トップをねらえ!の最終決戦で敗北してしまったあとみたいな展開なのか、これ。結構な衝撃展開なのだが。



勇者刑に処す、やべえ面白さでしたね。  


原作、ちょうどアニメの最終回のところまで読んでたんだけれど、原作は原作でめっちゃ面白かったのとはまた別に、アニメの方の出来栄えはアクションだけじゃなく、登場人物の心理描写や狂気の具合まで描写力が半端なかった、呑まれましたし、魅入りました。
ライノー、あそこまでやべえ印象なかったし、陛下あそこまで人心を集められるカリスマとは思わんかったなあ。そしてキヴィア団長の苦悩と破滅の顛末は、凄まじいの一言。
世界観がほんともう酷いし、人類がもはや末期すぎるところも相まって、ひたすらゾクゾクしっぱなしの第一期でした。
テオリッタさま、あそこまで可愛く健気で元気いっぱいなの、反則だろ。

2026春アニメ ライトノベル原作作品  


来期4月からの春アニメにおける、ライトノベル原作のアニメ作品がざっと調べた限り、こんな感じですね。

異世界のんびり農家2  カドカワ単行本



お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 第2期  GA文庫



神の庭付き楠木邸  電撃の新文芸



クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった  角川スニーカー文庫



最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?   アルファポリス



自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。  アルファポリス



自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 3rd season  角川スニーカー文庫



春夏秋冬代行者 春の舞  電撃文庫



転生したらスライムだった件 第4期  GCノベルズ



逃がした魚は大きかったが釣りあげた魚が大きすぎた件  SQEXノベル



灰原くんの強くて青春ニューゲーム  HJ文庫



悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。Season2  一迅社アイリスNEO



本好きの下剋上 領主の養女  TOブックス



また殺されてしまったのですね、探偵様  MF文庫J



魔物喰らいの冒険者〜俺だけ魔物を喰らって強くなる〜  アース・スターノベル



女神「異世界転生何になりたいですか」 俺「勇者の肋骨で」  宝島社



ようこそ実力至上主義の教室へ 4th Season  MF文庫J



Re:ゼロから始める異世界生活 4th season  MF文庫J



レプリカだって、恋をする。  電撃文庫



【Re:ゼロ】や【ようこそ実力至上主義の教室へ】、【本好きの下剋上】【転生したらスライムだった件】などのビックタイトルの続編がズラッと並ぶのは壮観ですね。
また待望の【お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 】が第二期とうとう来たりしていますが、他にも【クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった】や【灰原くんの強くて青春ニューゲーム】【レプリカだって、恋をする。】といったかなり真面目にコメディ抜きで青春を描いてるシリーズが一挙に押し寄せてきました。いや、ラブコメのコメディ色強いのが今回全然無いね。全部実直寄りぞ。
アース・スターノベルは、ここしばらく毎期1作はアニメ化してきてますね。ただ思いの外異世界転生ものが目減りしてきている感あり。
他で注目と言うと、やはり出版時には話題になった【春夏秋冬代行者】でしょうか。あの名作【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】の作者さんの新作でしたからね。……私は買ったはいいがまだ読んでないんだが。
ちなみに、他の原作も今期は全然読めてない。まじで読めてない。転スラくらいか? 【Re:ゼロ】ウア【本好きの下剋上】もアニメ化するあたりはWeb版は読んだけど。
他は神の庭付き楠木邸、クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった、灰原くんの強くて青春ニューゲームは1巻だけしか読めてないかな。天使様は二期のあたり読んだだろうか。
今期はほんとにがっつり読んでるようなシリーズはないですねえ。
【春夏秋冬代行者】は素直に楽しみ……いや素直じゃない事を言うと、アニメを見てから原作読むのがいいのか、先に読んだほうがいいのか。


2026冬アニメ はじまってしばらく経っての雑感 その7  



とりあえず冬クールが終わる前に書き終えれて良かった。もう各作品最終盤に入ってるけれどw



メダリスト 第2期 ★★★★☆

それぞれにフィギュアスケートへの強い夢を抱き、 「選手とコーチ」として巡り会った結束いのりと明浦路司。 栄光の“メダリスト”を目指すいのりは 名港杯と西日本小中学生大会で実績を積み、バッジテストを経て、 ついに「天才少女」狼嵜光と同じランクで競い合う資格を手にする。 次の目標は、全日本選手権への出場をかけた中部ブロック大会。 新たなライバルたちの中で、いのりは自らが一番に輝けることを証明する──!

腹筋バキバキには笑ってしまったんだけど、あの歳の女の子でバキバキなのはやっぱ凄いよなあ。フィギュアの選手凄いなあ。
一期と見違えたのはやはりいのりちゃんが強くなった、という所なのでしょう。選手として強くなったという以上に、心構えが強くなった。そりゃそうだ。一期では、まずフィギュアの選手となれるかがわからなかった。選手となってやっていけるかがわからなかった。選手として、憧れの光ちゃんと戦えるかどうかわからなかった。常に不安と、自信の不足に苛まれ、司先生の存在とその指導に蜘蛛の糸のように縋っていた。
あの最初の頃の足元を踏み固めるのに一生懸命だった、舞台にあがる自分を作るのに一生懸命だった頃と比べると、この2期ってもう自他ともに認める舞台にあがれた状態なんですよね。
今のいのりちゃんには、戦う気概と自信がある。勿論、不安は常につきまとっているのだけれど、戦う相手が自分だけじゃなく、他の選手に負けないという気持ちが強くみなぎるようになってきた。
頼もしい。
そのいのりちゃんの立ち位置の変化にあわせて、彼女と同じ舞台で戦う同世代の選手たちの物語もそれぞれに柱のように並び立っていく。この2期のOPEDで他の女子選手たちにも多くスポットが当たっているのは、そういう理由もあるのだろう。フィギュアって個人演技の種目なんだけれど、かつて作品となり名作となったフィギュアの作品って、みんな群像劇的なライバルたちの物語あっての名作になってたからなあ。
司先生のコーチとしての見地、人付き合いの広がりなんかもあって、二人が二人三脚で這い上がるにつれて二人の世界もまた広がっていく様子が特に感じられる、この2期の面白さでした。






勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録 ★★★★☆

勇者とは、この世で最悪の刑罰である。 大罪を犯した者が「勇者」となり、魔王と戦う刑罰を科されるのだ。 殺されようとも蘇生され、死ぬことすら許されない。 勇者刑に処された元聖騎士団長のザイロ・フォルバーツは、 性格破綻者たちで構成された懲罰勇者部隊を率い、戦いの最前線を駆け抜けていた。 過酷な状況の中、ザイロは最強の生体兵器の一人、 《剣の女神》テオリッタに出会う。 「敵を殲滅した暁には、この私を褒め讃え……そして頭を撫でなさい」 生き抜くため、自らを陥れた者へ復讐を果たすため――。 《女神》と契約を交わしたザイロは、 絶望的な世界で熾烈な闘争と陰謀の渦中に身を投じていく。
やー、めちゃくちゃおもしろいっすね。原作は電撃の新文芸から。自分は2巻まで読んでます。原作の方はもう8巻まで出てるんだったかな。
いや、原作も面白いんだけど内容がヘヴィでダークなもんだから読むのに気合いるもんだから、余裕ある時に読もうと思って後回しにしていたら、随分と既刊と差が出てしまいました。
でもこれ、アニメ化の範疇はどうも2巻までっぽいんだよなあ。……それだと、とんでもない所でシーズン終わってしまうんですがw
何にしても、話に面白さに満点の映像がついたおかげで作品そのものの魅力が爆発してしまったんじゃないでしょうか。キャラや世界観の解像度が一気に彩られましたよ。とくにザイロのあの能力は、映像映えしすぎるくらいだし。
その上で、もう人類がこの時点で詰みすぎなくらい詰んでるんですよね。これだけ人類の生存自体が追い詰められているのに、さらに人類の上層部が真っ黒すぎて吐き気がしてくるんだけれど、これ原作を読んでるとその真っ黒さって本当に悪いことなの?という頭をぐちゃぐちゃに揺さぶってくるような要素が出てくるので、もうほんとあらゆる角度から面白すぎるんだよなあ。
テオリッタちゃんはかわいいです。つまり、女神が正義。
あと、アニメになって明らかに陛下の威力が爆裂してる。完全にカリスマじゃねえか。





勇者のクズ ★★★☆

「勇者なんて、最低のクズがやる商売だ」 21世紀なかば、東京の裏社会は、エーテル(魔力)強化手術で《魔王》となったマフィアたちに支配されていた。 この魔王たちを倒す賞金稼ぎ──それがすなわち《勇者》である! 勇者は、《E3》(イースリー)という薬剤でエーテル能力を強化して魔王に対抗。 その殺傷行為は合法化され、勇者はまさに”人殺し”の職業となった。 そんな中、フリーランスの勇者《死神》ヤシロのもとに、自称「弟子」が押しかけてくる。 それは、勇者見習いの女子高生・城ヶ峰。 しぶしぶ彼女を受け入れたヤシロは、ロクでもない事件に巻き込まれていく! クズの「師匠」と自称「弟子」 弩級現代異能アクションの幕が開く!
奇しくも上記した【勇者刑に処す】の作者である「ロケット商会」さんが本作も原作書いてるってなもんで、同じクールで同じ作者の違う作品が同時にアニメ化される、という極めて珍しいことになっている。
こんなのってある?
しかし、こうして並べてみるとよく分かるのですけれど、このロケット商会さんって、勇者と魔王というタグを、ドラゴンクエスト以来連綿とこの本邦で培われてきた認識、価値観とまったく別物の意味合いで使ってるんですよね。
近年、勇者と魔王ってその役名に対して演じる中身が変わってきていたりします。勇者が決して人類の味方じゃなかったり、魔王のほうが主人公になったり、と。
でも、大枠として勇者と魔王って、その役名に対して与えられている立場、ガワそのものはそんなに変わってないんですよね。その勇者や魔王というガワを被った上で、その役名にどんな意味を付帯していくのか、というのが勇者と魔王が演じる内容の変化に繋がってきていると思うんだけれど。
この作者さんは、勇者や魔王というものが指し示すもの、そのものの意味を書き換えてきている。それも色んな異なるシリーズで共通して。というのが特徴的な作者さんですねえ。
本作においては、勇者はいわば賞金稼ぎ。魔王はマフィアの頭目、みたいになっている。どちらも、アングラな立ち位置で社会秩序側にいるはずの勇者とて、主人公に言わされば人間のクズがなるような職業だ、という感じだ。まあ、勇者の方は育成のための公的で大規模な学校まであるみたいだけど、トップクラスの勇者である主人公のおっさんとて、やさぐれたチンピラみたいな、しかも金もなさそうなありさまなのを見ると、まーろくでもない商売というのは間違いないのだろう。殉職率も馬鹿みたいに高いみたいだし、個人経営で保証もなんにもないわけだし。その上で、仲間内の繋がりみたいなのはやっぱり強いのか。無償で敵討ちみたいなのもやってたからなあ。
それにしても、メインヒロイン?っぽいのが一番サイコパスっぽいの、怖いよなあ。なんでOPEDであんな瞳孔のない黒目ぐるぐるなんだよ。狂気じゃん。
ちなみに、作者さんのもうひとつの作品も【魔王都市】というタイトルから連想されるように、勇者と魔王の出てくるけど、これクライムサスペンスなんですよねえw






勇者パーティーにかわいい子がいたので、告白してみた。 ★★★☆

異世界転生した元人間の魔族・ヨウキは、魔王の部下という中途半端なポジションで、勇者たちを倒す任務に就いていた。 やがて魔王城に攻め入る勇者パーティーと対峙したヨウキは……。 「....やべえ、ドストライクだわ」 あろうことか、勇者パーティーの僧侶・セシリアに一目惚れしてしまった! 真剣に挑む顔も、しぐさも、もう全てが可愛い!天使すぎる! そうして告白を決意したヨウキだが――? 人間と魔族の織り成す異世界一ピュアでちょっと厨二な、”ラブコメ”ファンタジー!
予算極めて少ないんだろうなあ、と容易に想像できるような映像なんだけれど、コミカルな掛け合いがけっこう面白いので、ついつい見てしまうということはけっこう好きなのかもしれません。
けっこうけっこう。
いやこれ、話の展開も詳細もかなりバタバタで筋もテーマもとくに突き詰めてる感じもないのですけれど、ヨウキとセシリア以外にも、ヨウキの元部下たちの魔族たちも人間の社会に紛れ込んで、上司と同じ様にラブコメはじめてるラブコメ群像劇みたいになってるのも、カップル厨なんで良きと思ってしまうのです。
それはそれとして、セシリア最初からヨウキとはまんざらでもない様子で、なんかいつのまにかセシリアの家とも家族ぐるみで仲良くなってるわりに、なんであんまり進展しないんだ? あ、他のカップルの方に話しの分量割いているからか。それはいいんだけど、肝心のメイン二人を置き去りにしてハーピー娘のハピネスと勇者パーティーの剣士であるレイブンのラブコメのほうが進展してる気がするんだが、大丈夫か?




2026冬アニメ はじまってしばらく経っての雑感 その6  


前回の記事です。


もうちょいもうちょい、と思っているうちももう2月も終わりそう。


ヘルモード 〜やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する〜 ★★★☆

「終わらないゲームにあなたを招待します。」
35歳独身彼女なしのサラリーマン・山田健一。 ヌルゲーを嫌い、10年以上やりこめるゲームを探していた彼は、 ある日、地球から姿を消した……。 偶然見つけた名前の無いネットゲームを 最高難易度「ヘルモード」でプレーしようとしていた健一は、 異世界の農奴の少年・アレンに転生してしまう!! 唯一無二にして謎多き才能「召喚士」を駆使して、 ヌルくない異世界で最強への道を手探りで歩み始めるアレン。 しかし、攻略本やネット掲示板が存在せず、 レベルアップさえ困難な異世界生活は予想以上に「ヘルモード」で!? ヌル〜い異世界生活じゃ物足りない! 序盤から最強主人公はもう古い!? 元廃ゲーマーが行く超高難易度の異世界冒険譚、開幕!!
最近、毎期見かけるようになった「アース・スターノベル」からのアニメ化作品ですね。現在13巻まで出てるんでしたっけ。このペースだと一期は3巻か4巻行くかいかないか、くらいで終わるんじゃないですかね。
ちなみに、自分は4巻まで読んでから積んじゃってました。読もう読もうと思ってるうちにこんなに既刊出ちゃったよ。
予算は少なかろう、な作画や動き、召喚獣のデザインなのですけれど、コミカルな話のテンポで見てて素直に楽しいですね。わりと話の流れも今の段階だと地味なはずなんですけれど、家族仲がほんといいのと、親父たちの和気藹々とした様子など見ててほんわかしますし、アレンのちょっとすっとぼけたキャラも、見てて楽しいです。
現状、ヘルモード要素って、主題歌でもあるように他のノーマルモードの登場人物がレベル1あがる経験値を、主人公のアレンの場合100倍近く稼がないとレベルがあがらない、という仕様になっていて、これがアレンの能力が非常にあがりにくい要因になっているのですけれど、当然のごとくデメリットを覆すメリットが、この先待ち受けているわけです。
でも、本作のヘルモードってアレンのレベルが上がりにくいとか、生まれ変わった先が農奴で凄まじい貧乏暮らし、というのがヘルモードって意味ではないんですよね。無いわけじゃないんだけれど、絶望はこの先にあるわけです。
まだその情報が出てくるところまで話進んでないのですけれど、マジでヘルモードですからね、この作品。白目剥きますよw
にしても作画は相当にヤバいなあ。
とりあえず、現状家族ぐるみで仲の良い幼馴染の剣聖クレナがヒロインなんだろうけれど、今のところただの遊び相手で、それ以前に脳筋のお子様すぎてヒロイン要素が皆無に近い。
むしろ、最序盤のメインヒロインってアレンのパパのロダンなんじゃないのか? というくらいには、アレン以外には一番目立ってて話の中心に居て活躍していて、色んな側面を見せてくれる登場人物である。半分くらいロダンの話だもんなあ。いやでもそれが面白くもあるんだけれど。







魔都精兵のスレイブ2 ★★★★

最高戦力 全組長、集結。 活躍できる場所を求めていた男子高校生・和倉優希は、魔防隊 七番組組長・羽前京香の能力により“奴隷(スレイブ)”としての力を開花させ、京香は故郷の敵である一本角を討ち果たし宿願の復讐を遂げた。 しかしその陰で、魔都では新たな脅威《八雷神》が動き始める。 優希と京香は、全組長が集結する“組長会議”へと向かうことに。 合同訓練を通じて力を蓄える魔防隊。 その中で優希もまた、新たな可能性と著しい成長を見せ始める。 一方で、八雷神の一柱が現世に現れて──。 “飼われる少年”のバトルファンタジー、第2章。ここに開幕!
八雷神だけじゃなくて、10番組まである組長がみんな出てきたもんだから、敵も味方も一気にキャラ増えたなあ。それだけスケールの大きい話になっていって盛り上がってくるわけですけれど、ちゃんと7番組の仲間たちにはスポットで注目当たるので存在感消えちゃってる風にはなってないのがいいですね。むしろ、優希の力を引き出す人が増えた分、七番組との結束が増してイチャイチャ度が増えてる気すらします。
あと、山城総組長がオチ担当になるとは思わんかったw 味方サイドながら不穏な立ち位置にキャラクターで、京香たちの前に立ちふさがる障害となるキャラかと思ってたら、いや実際そういう立ち居振る舞いをしようとしているはずなのに、優希へのご褒美があんなことになるとはw あれ?この人敵になるわけじゃないのか?という雰囲気に一気になりましたよw







真夜中ハートチューン ★★★☆

深夜1人ベッドの上―― キミの声だけが救いだった
財閥の御曹司であり、全てにおいて完璧を目指す山吹有栖は、100%完璧になるために必要な『あと1%』を探している。 それは毎晩のように聞いていたラジオ『真夜中ハートチューン』の配信者『アポロ』。 しかし、彼女は中1の終わり、有栖に何も告げずに突然配信をやめてしまった。 そして高校2年生の春。 有栖は策を巡らし、女子高から共学化した楓林高校の生徒になる。 顔も本名も知らないアポロの手がかりはただひとつ――『声』。 ある日、聞き覚えのある声に導かれ、有栖が駆け込んだ先は放送部。 そこには“声に関わる仕事”を夢見る4人の少女がいた。 歌手を目指す井ノ華六花。 声優になりたい日芽川寧々。 VTuberとして活動する霧乃イコ。 アナウンサー志望の雨月しのぶ。 ところが、どの少女にもアポロの面影があって――!? 有栖は4人全員の『声』の夢を叶えると宣言する。 かつて交わしたアポロとの約束を果たすため―― ひたむきに夢を追う少女たちと有栖の『声』物語開幕!
声を手がかりにアポロを探すはずだったのに、その声を聞いてもわからないってダメじゃん!!
実際に発する声を聞くことになるアニメ化で、どうなることかと思ったけれど、想像以上に声紛れてましたね。でも、これってアポロの人の声を実際に加工してるんですよね。どうしても喋り方とか雰囲気で、あの子は除外だろ、と感じてしまうんだけれど、そういう所もミスリードみたいになってるんだろうか。
これが本当に人探し、というか謎解き見たく正体を暴いていく話なら、山吹くんなら着実に追い詰めていくんだろうけれど、こいつ探してはいるんだけれど、積極的に暴いていこうとは思ってないんだな。
ここで出会った四人の夢を叶えることで約束を果たそうという気概は、確かに格好良い。でも、性格が明らかにうざいのはどうしようもないぞ、山吹くんw
いやあ、この手のラブコメ主人公として異色なくらいキャラが濃いというか、うざいというか、うざい。
ちょっとヒロインのほうが食われてないか? 大丈夫か? と、思っていたのだけれど、体育祭終盤からラブコメとしてもだいぶ跳ねてきましたね。ヒロインズが意識しだすとやっぱりラブコメは跳ねますなあ。
しかし、本作が前シーズン怪作アニメで名を馳せた【まったく最近の探偵ときたら】と同じ作者の五十嵐正邦先生の作品とはなかなか思えねえ。まあ、前々作の【川柳少女】と振り返るとむしろ【まったく最近の探偵ときたら】の方が作風として狂気してるとは思うんだが。

とりあえず、まだヒロインにビビッとくるエピソードがまだ弱い感じなんですよね。それぞれが目指す夢に向かうにあたって抱えている問題に最初に触れる一山がありましたけれど、それはどちらかというとヒロインの掘り下げというよりもとにかくアポロを探そうと邁進していた山吹に、彼自身が目指す夢、方向性を見つける端緒となるべき出来事たちだったわけで、物語の真打ちかこっからなんだろうなあ。
体育祭でしのぶが自分のやりたいことをはじめて、スタートを切った感がありますけど、まだ序盤も序盤なんだろうなあ、という感じ。まだどの娘が推せるというところまでは見えてきていない。







2026冬アニメ はじまっての雑感 その5  



前回の記事です。

もう序盤の感想じゃなくて中盤に差し掛かってる。果たして、今期が終わるまでに全部書き切れるだろうかw


29歳独身中堅冒険者の日常 ★★★★

幼少期を貧民街で過ごし、生きるため必死に強さを求めてきたシノノメ・ハジメ。 今はコマイ村の村付き冒険者として、悠々自適な日々を送っていた。 ある日のクエストでダンジョンに潜ると、そこには最弱モンスターのスライムに食べられかけている少女が! 少女の名前はリルイ。生きるために一人でダンジョンに踏み入っていた。 親に捨てられ、行くあてがない彼女を放っておけないハジメは、リルイを村に連れ帰って一緒に暮らすことに!? 不器用だけど世話焼きな独身冒険者とまっすぐで天真爛漫な少女が織りなす、笑いあり、ときどき涙あり(?)のドタバタ冒険ファンタジー、開幕!

もう今年で連載10年目となる、結構古参の長期シリーズです。連載は【別冊少年マガジン】。
自分としてもかなり前からこれアニメならないかなあ、と思ってた作品なんですがこのタイミングでアニメ化するとは思ってなかったんで、一報を聞いた時はけっこう驚いた記憶がある。
流行りの転生もののファンタジーとは一線を画した、世界観やファンタジー感もかなり独特のほのぼのとしたハートフルな作品なんですが、ハジメの過去編かなりえげつなかったりと決して甘くはないシビアな世界でもあるんですよね。
いやでも、他では味わえないこの作品ならではの面白さ、ぽわぽわとしたコメディのテンポはかなり癖になります。
ハジメの29歳独身、という設定も今考えてみると大人としての分別を身に着けつつある年頃であると同時にまだ若さ故の短絡的な所や考えの足りていない所が相混ざった感じの面白い年代なんですよ。スラム出身の他人に対して心を開かない生き方をしてきた男が、様々な出会いから他人を信用する事を覚え始め、村付き冒険者という信頼を得ないとなれない立場に立ったという、人となりが固まる過渡期にある時期だったわけです。そこに、リルイという孤児の少女の面倒を見ることになり、まだまるっきりお子様な子供たちと関わることで、リルイたちちびっ子たちの成長物語であると同時に、ハジメが本当の大人になっていく、でもダメな男の部分は大人になってもダメなんだよ、というところを面白おかしく描いていく、ほんと味わい深い作品なんですよね。
アニメはそういう原作の魅力、うまいこと引き出していると思いますよ。
ところで、けっこう原作の構成というか話の順番はいじってますよね? セキヒメちゃんが速攻で登場してビビったんですけど。あの子出てくるの巻数でも中盤以降じゃなかったっけ?
調べたら4巻でもう出てました。え、そんな序盤にもう登場してたの? というか、セキヒメちゃん登場してから10数巻出たということなのか。
セキヒメちゃん、ハジメへの好意を公にしている、という意味で何気にリルイの最大のライバルでもあり、ヒロインとしてもかなり人気なだけに登場早いぶんには大歓迎だけど。







姫様“拷問”の時間です 第2期 ★★★★

国王軍と魔王軍が衝突をはじめ、幾年月。 王女にして、国王軍第三騎士団“騎士団長”である姫は、魔王軍によって囚われの身となっていた。 「姫様“拷問”の時間です」 監禁された姫を待ち受けていたのは、身悶えるような“拷問”の数々……。 ほわほわの焼きたてトースト! 湯気がたちのぼる深夜のラーメン! 愛くるしい動物たちと遊ぶ時間! 美味しい食事&楽しい遊びを容赦なく突きつけられた姫は、 “拷問”に打ち勝ち王国の秘密を守り抜くことができるのか!? 誰もが笑顔になれる世界一やさしい“拷問”ファンタジーアニメ開幕!


ほぼキャラクターは出揃っているんですかね。元暗殺者の新規採用の子くらいかしら、新登場は。
なので、安定のみんな楽しい拷問生活、が続くわけですけれど、未だに「屈する」という言葉の新しい概念が出続けているのは地味に凄いと思う。なんで、屈するという言葉にあれだけ新しい表現を付与できるんだ? なんでネタ切れにならないのか、真面目に仰天している。
生まれてこの方、聞いたことのない新しい日本語をほぼ毎回聞くことが出来るというのは、思いの外ワクワク感があるものなのだ。まあ、知ったとて自分で使う機会は一切これっぽっちも無いだろうが。
なにはともあれ、安定の面白さである。






Fate/strange Fake ★★★★

『バッカーノ!』や『デュラララ!!』シリーズで知られる成田良悟が2015年から電撃文庫より刊行し、「聖杯」を巡る新たな戦いを描く『Fate/strange Fake』が、ついにTVアニメーション化。 「聖杯戦争」の舞台として初となるアメリカ合衆国の地で、数多の魔術師〈マスター〉と英霊〈サーヴァント〉が入り乱れ、繰り広げる死闘と狂騒の物語。 制作は2017年に『Fate/Apocrypha』を手掛けたA-1 Pictures。 さらにアプリゲーム『Fate/Grand Order』アニメーションCMや原作小説アニメーションCMなどで常に新しい映像表現を見せてきた新鋭の榎戸 駿と坂詰嵩仁が監督を務め、躍動的かつ大胆にアニメーション化。 “偽り”の聖杯戦争、その戦端が黎明を告げる。
映像化まで長かったですねえ。原作も、出るペースが遅くて遅くて。一巻出たの10年前で、まだ完結してないわけです。もう次の巻で完結なんですか? 全10巻……え? 10巻でこの大風呂敷たためるの?
実のところ2巻までしか読んでません。詰まらないとかじゃなくて、刊行のペースと読むタイミングがズレてしまって、機会を逸してしまったというのが一番正確なんじゃないかしら。
じゃあこのアニメ化はその機会そのものなんじゃないか、とも思うので、しかし内容知らないからこそアニメをもっと楽しめるんじゃないか、という考えもあり、悩み中。
しかし登場人物が多すぎて、現状5話まで見たんだけれど未だにメインキャストの顔見せが回りきってないんですが。
面白いのは、マスターとなる人間たちの特異性が、思いっきりベクトル成田良悟なんですよねえ。これはこの人しか書けないキャラクターたちの味だよなあ。そして、イレギュラーもイレギュラー、並のイレギュラーの枠組みに収まらないサーヴァントたち。
とどめになかなか誰も脱落しない。安易軽々に脱落してくれないw どうやったら脱落するんだこいつら?
まー、面白いです。長らく待ち望んだだけある面白さ。しかしギルさま、皆勤の勢いでFateシリーズ出まくってるなあ。大半は出てるんじゃないか?






2026冬アニメ はじまっての雑感 その4  


前回の記事です。

ぼやぼやしているうちに1月が終わっちゃうぞ。



「お前ごときが魔王に勝てると思うな」と勇者パーティを追放されたので、王都で気ままに暮らしたい ★★★☆

能力値ゼロという身でありながら、神のお告げにより勇者パーティに選ばれてしまったフラム。 唯一持っているのは“反転"という未だ詳細が分からないスキルだけ。 案の定、戦闘では全く役に立たなかったが、それでもめげずにパーティのためにと健気に働く。 そんな彼女を、天才として名高い賢者のジーンは疎ましく思い、ことあるごとにいびり続け、ついには強引に奴隷商へ売り払ってしまう。 そこでも無能として虐げられるフラムは、挙げ句に余興としてモンスターの餌食になろうとしていた。 フラムに用意された選択は二つ。 商人が戯れに用意した、装備者を死に至らしめる『呪いの大剣』を手にするか、このままモンスターに喰い殺されるか。 ――最後まで抗うことを選択したとき、彼女の人生は“反転"する。

タイトルが完全に詐欺なんですけど!? 全然気ままじゃないじゃん! ずっと殺伐グロテスクじゃん!
原作は「GCノベルズ」から出ている新文芸。私は未読でした。コミカライズの方も、ちらっと見たことがあるくらいでちゃんとは読んでないので、内容は殆ど知らずでした。ただ百合ってのは耳に挟んでいたんですけれど。
いやあもう、スローライフだの気ままな生活だの、全然欠片もないですよ。とにかくぶちまけるみたいに浴びせられてくる悪意に対して、少女達が抗い抗い抗って地べたをはいずり砂を舐めながら、それでも生きていこう、というなんか胸が苦しくなるような過酷なお話ですよ。
そしてグロい。いや、まじでグロいんですけど。主人公のフラムの腕が拗られ折り畳まれて捻れて固まった肉片になってちぎれ落ちるシーンとか、フラムの絶叫と相まって血の気引くんですけれど。主人公、下手に肉体が再生するもんだから、容赦なく四肢欠損や肉体損壊のシーンがぶち込まれて、エグいエグい。あれで心壊れたり歪んだりしないの、主人公相当心強いよなあ。単純に心身が強い、というわけじゃないんだけれど、守るべき女の子がいるという事が少女を強くしているのか。そのフラムが守ろうとしている女の子も、体中酷い傷跡だらけで、これ治んないんですよね。ずっと包帯少女だぞ。
いずれにしても、リョナ耐性ないとこれキツイかも。








葬送のフリーレン 第2期 ★★★★

勇者ヒンメル一行によって魔王が倒された世界。ヒンメルらと共に平和をもたらした千年以上生きるエルフの魔法使い・フリーレンは、寿命を迎えたヒンメルの死を受けての涙とその想いから、“人の心を知る旅”に出る。道中に出会った、かつての仲間ハイターに育てられた魔法使いフェルン、同じく仲間のアイゼンの弟子である戦士シュタルクと共に、魂の眠る地《オレオール》を目指すフリーレン。旅の中で出会う人々との交流、狡猾な魔族や魔物との戦い。時に穏やかに、時にくだらなく、時に激しく、時に胸に迫る…。その全てが、その一瞬一瞬が、3人のかけがえのないものとして積み重ねられていく。この旅の先に待っているものは、果たして――――。

安定高品質の面白さ。
つまり、面白いです。
しかし、魔法使い選抜試験編はストーリーが長く続いてたし、登場人物も多かったしで見所も多かったわけだけれど、それが終わったあとってどういう展開だったか覚えてないなあ。このあたり、連載読んだだろうか。多分、読んだと思うのだけれど。しばらく一話完結的なお話が続くのかな。
南の勇者、あれ話を広げ引き出そうとしたらイクラでも引っ張り出せそうなんだけれど、さくっと一話で大体話に区切りをついてしまうの、この作品らしいと言えばそれらしい。
フェルンとシュタルクがある程度精神的にも能力的にも安定した上で人間関係も深まったところで、改めてこの三人での旅路の模様を伺うのは、これはこれで味わい深いものがある。一期とはまたちょっと距離感みたいなものが変わっているような変わっていないような。フェルンとシュタルクの距離感は安定してきてますよね? どうだろ。






転生したらドラゴンの卵だった ★★★

目が覚めると、そこは見知らぬ森だった。 どうやらここは俺の知らないファンタジー世界らしい。 周囲を見渡せば、おっかない異形の魔獣だらけ。自分の姿を見てみたら、そこには……って、オイ! 俺、卵に転生したっていうのかよっ!? 進化先にドラゴンとはあるものの、そもそも卵から孵るには魔獣を狩ってLvを上げなきゃいけないっぽい。 戦うなんて絶対無理! だって俺、卵じゃああぁああぁぁん!!! なんとか進化はできたものの、せっかく出会えた人間からは“モンスター認定”される始末。俺はただ、人間と仲良くなりたいだけなんだよぉぉぉぉお!! いつだって絶体絶命! ドラゴンの卵に転生してしまった《イルシア》の二転三転、ころころ転がる冒険の日々が始まる!!

原作はSQEXノベル。あれ? 最初はアース・スターノベルだったのが途中で移籍したのか。SQEXノベル創刊の時になんかそういう事例が幾つかあったんでしたっけ? 改めてSQEXノベルから新装版が1巻から出るのではなく、途中からで移籍するまでの巻は引き続き前レーベルで読んでください、ってのはこれは珍しいパターンではないですかね。
もう17巻出てる人気シリーズみたいですね。自分は未読。
転生ものって意識が目覚めるとだいたい赤ん坊なので、それ以前の卵の状態で目覚めるのは珍しいと言えば珍しいのか。まあそりゃそうだ。人間、卵では生まれないものね。卵生の生き物に転生しない限りは早々卵では意識目覚めないでしょう。
……まあなんというか、主人公のテンションにちょっとついていけない感じなんですよねえ。
このノリはちょっとつらい。なんで、恐縮ですが今回は御縁がなかったということで、はい。





2026冬アニメ はじまっての雑感 その3  



上は前回の記事です。



【推しの子】第3期 ★★★★

物語は新たなステージへ── 『POP IN 2』のリリースから半年。 MEMちょの尽力の甲斐もあり、今やB小町はブレイク寸前。 アクアはマルチタレント、あかねは実力派女優の道を順調に歩んでいる。 一方で、かなは以前の明るさを失っていた。 そして、アイとゴローの死の真相を追い求め、 ルビーは芸能界を駆け上がる。 ────嘘を、武器にして。

三期のあらすじを見たら、なんか見覚えのない所まで話が進んでいて混乱したんですが。
そうなんですよ、二期やってた時に見てたプラットフォームのニコニコ動画(おっさんなので)があの時サイバー攻撃で停止しちゃって、そこからアマプラなどで見ようとは思ってたんだけれど、途中で止まっちゃってたんでした。どうも視聴期限がないと後回しにしちゃう所がありまして。
そんで慌てて一気見しましたがな。ちょうど2.5次元舞台編が終わる直前まで見てたんですね。
3期始まるまでに見終えられるかな、と思っていたのですが見始めたら面白くて一気に見てしまいました。
原作の方は結局読んでないんですよね。アニメで見ようと思ってたから。なので、先の展開は詳しくは知らず。アクア、この時期復讐から足を洗いかけてたのかー。代わりにルビーが闇落ちとは。
これ、アクアとルビーの両方と雨宮先生に関する話を聞いていたあかねって、気づいてないのか? あれだけ分析力の高いあかねなら、ルビーが言ってる好きな人がアクアの前世と気づきそうなくらいの情報は二人との会話から得ていそうなんだが。
前の失踪した社長の行方は気になっていたんで、そうかここで出てくるのか。








呪術廻戦 死滅回游 前編 ★★★★

2018年10月31日。 ハロウィンで賑わう渋谷駅周辺に突如“帳”が降ろされ大勢の一般人が閉じ込められる。 そこに単独で乗り込む現代最強の呪術師・五条悟。だが、そこには五条の封印を目論む呪詛師・呪霊達が待ち構えていた。 渋谷に集結する虎杖悠仁ら、数多くの呪術師たち。 かつてない大規模な呪い合い「渋谷事変」が始まる―。 そして戦いは、史上最悪の術師・加茂憲倫が仕組んだ殺し合い「死滅回游」へ。 「渋谷事変」を経て、魔窟と化す全国10の結界(コロニー)。 そんな大混乱の最中、虎杖の死刑執行役として特級術師・乙骨憂太が立ちはだかる。 絶望の中で、なおも戦い続ける虎杖。 無情にも、刃を向ける乙骨。 加速していく呪いの混沌。 同じ師を持つ虎杖と乙骨、二人の死闘が始まる——
前編、という事はこのクールだけで前編までしか行かないって事なのか。
原作は未読。詳しい内容は全然なんで、素直に楽しみ。そして、やっぱり面白い。ヘヴィな内容が続くのはしんどくもあるんだけれど、それを加味しても面白い。
脹相はマジでキープレイヤーなんな。お兄ちゃんを名乗る不審者から、ガチで虎杖の精神的な支え。お兄ちゃんになってたもんなあ。虎杖から心からのありがとう、という言葉を受けて嬉しそうに微笑む脹相に心洗われるようでした。
乙骨先輩は普通に頼もしいなあ。五条先生が最強のくせにあんまりこう……なんというか、あれだったのと比べるとw





正反対な君と僕 ★★★★☆

いつも元気いっぱいだけど周りの目を気にしてしまう女子・鈴木と、物静かだけど自分の意見をしっかり言える男子・谷。 正反対な二人が誤解や勘違いをしながらもお互いを尊重し、ゆっくりと理解を深めていく姿と、友人たちとの学校生活を描くラブコメディ。

ほわーわわわっわわわあ! え、一話で告っちゃうまで行っちゃうの!? うわーー、感動した。傍目にはなんも考えてないんだろうなあ、という言動や仕草をしながら、内心物凄く色々と考えて考えて考えすぎるくらいあれこれ思い悩む思春期少女の鈴木。一話の間中、ずっと本当の気持ちを表に出せない自分への失望と、だからこそしっかりと物言い出来る谷くんに憧れ恋をしたのか。ともかく、谷くんへの思いを持て余して、ずっとこねくり回している娘だっただけに、時間を掛けて本心を吐露できるまでの成長を描いていく、のかと思ったら。
自分の不用意で恥ずかしさゆえの反射的な発言で、谷くんを誤解させてしまった鈴木が、そこで自閉してしまうのではなく、感情を爆発させながら周りの友達に自分の本心を告げて、友達の声援を受けて駆け出していって、谷くんに追いついて素直に気持ちをぶつけて告っちゃう。勢い任せじゃない、本当の勇気を振り絞った行動を取れる鈴木ちゃんに、なんか震えるくらい感動してしまった。
ってか、二人で帰ってる時に谷くんが手を握ってきたの。最初、鈴木ちゃんの妄想が炸裂したのかと思ったよ。めっちゃ頑張って会話繋ごうとしてる鈴木ちゃんに、思わず手に汗握って頑張れ頑張れと入れ込んでしまっていただけに、現実だと理解した時のあの衝撃は凄いものがあった。鈴木ちゃんの受けたそれに勝るとも劣らんだろう。今どきの男子凄えなあ!
付き合うところからはじまるラブコメ、しかも谷くんと鈴木ちゃんの二人だけじゃない群像劇みたいなんで、これはラブコメとしても青春劇としてもどストライクの予感。





2026冬アニメ はじまっての雑感 その2  


上は前回の記事です。

じゃあ引き続きで。



カヤちゃんはコワくない ★★★☆

花麦幼稚園に通うカヤちゃんは、とっても強い霊能力の持ち主。 人知れず友達や家族に忍び寄る『おばけ』をボコスカとやっつけているものの、その言動を理解されず、問題児扱いされている。 しかし、担任のチエ先生がその秘密を知ったことから、カヤちゃんの幼稚園ライフに変化が訪れ始めるのだった――。 次々と現れる不気味で凶悪な怪異たちに、今日もカヤちゃんのパンチが炸裂する!
幼稚園児なのにフィジカルで悪霊祓うのか!
幼児版ダークギャザリングとか聞いたけど、ダークギャザリングの夜宵ちゃんだってあれまだ小学生なんだからね!
原作は漫画。バンチコミックスなのか。さすがにここらへんまでは手を広げてないので読んでない。
いきなり殺意高すぎるブランコや、殺意高すぎるトイレや、殺意高すぎる呪いの絵本などが1話内で同じ幼稚園内で悪霊が暴れ回っていて、これかやちゃんいなかったら怪我と死亡事故続出でこの園速攻で潰れてたんじゃなかろうかw
いやいや、ちょっと悪霊濃度が高すぎるんですが。
確かにカヤちゃん、事情を知らない人たちから見ると、友達のやることを邪魔して回る問題児ではあるんですけれど、暴れ回って怪我させたりとか言うことを聞かなかったり、という手を付けられない感じではないんで、これまでカヤちゃん担当で病んだ先生たちってのは、怪奇現象にあてられたんだろうなあ。
カヤちゃん自身は非常に正義感が強くてみんなを人知れず守ってまわっている子だけれど、年相応……というには幼稚園児なのに精神年齢高いけれど、それでもまだちゃんと傷つきやすいお子様なんで、チエ先生という理解者が出来たのは幸いなのでしょう。なんか、家庭の方がどえらい闇抱えてそうなんだが。







綺麗にしてもらえますか。 ★★★★

温泉が湧き出る海辺の街・熱海。 小さなクリーニング店を営む金目綿花奈(きんめわかな)さんは、明るくて働き者で温泉が大好きな女の子。 彼女と彼女を巡る人々が織りなす、ひきこもごもストーリー、始まります。

原作はヤングガンガンコミックスから。日本の漫画業界ってまじで取り上げてないネタ無いんじゃないだろうか。クリーニング屋が主人公の作品です。マジでクリーニング屋の日々、なんだなあこれ。
そして舞台は熱海。昨今、実際の土地を舞台にした作品は珍しくなくなりましたけれど、この作品は有名な温泉地が舞台だからか、ぼんやり見てても「ああ、熱海の街だなあ」というのが何となくも感じられるのが素晴らしい。いや、熱海って全然行ったことないんですけどね。でもこう、街の雰囲気ってあるじゃないですか。そういうのがダイレクトに伝わってくるんだよなあ。そして観光地でありながら、そこで暮らす地元の人々の視点を上手く捉えている。
そして、このフェティシズムですよ。キンメさんこと金目綿花奈さんのこの描き方映し方。存在自体が艶っぽく、同時に爽やかで清々しく、でもこう……部位や仕草のフォーカス、アングルがもう濃い。
素晴らしい。
しかし、一人で回せるくらいの仕事量、って言ってるけれど、ワンオペで集配までやるのはちょっと凄いぞ。というか、店開けてる間に客来ないんだろうか。そのへん、ちゃんとわかった上でやってるみたいだけれど。お客さん年配の人が多いみたいだし。
ってか、キンメさん、記憶喪失なのか。残っていた記憶はクリーニングに関することだけ、という謎の女要素もあり。面白い。








死亡遊戯で飯を食う。 ★★★☆

これは、とあるいかれた世界の話。 少女《プレイヤー》たちが挑むのは、死が隣り合わせのゲーム。 生還すれば賞金を得るが、万全を尽くしても命を落とすことがある。 そんな世界で、生きていく。 この世にはそういう人間たちが確かにいる。 プレイヤーネーム・幽鬼《ユウキ》。 職業・殺人ゲームのプロフェッショナル。 彼女は今日も、死亡遊戯で飯を食う。
これ、刺さる人には刺さるみたいなんだけれど、原作自分はさっぱりだったんですよねえ。原作はライトノベル。「MF文庫J」からですね。
あの抗グロ判定である血が綿になる設定は、むしろアニメの方が効果的にも見えましたね。下手に赤い血や内臓がぶちまけられるより、綿の方が不気味なグロテスク感がある。
雰囲気も非常に凝っていて、どこか淡い色調。静けさが痛いくらいの音の静寂さ。だからこそ引き立つ演者たちの繊細な感情演技。そしてデスゲームとは思えないほど訥々と進んでいくこのリズム感。
派手にせず、おどろおどろしい雰囲気にもせず、清澄なくらいの空気感の中で描かれる死亡遊戯。
制作として渾身のパフォーマンスを見せている作りだと思いました。素晴らしい。
ただやっぱり自分の好みではないというのは改めて実感した。アニメという媒体なら引き込まれるかなあ、と思って見てみたんだけれど、これだけ素晴らしい作りで文句無しだと感じる出来栄えでダメなら、好みから徹底的に外れてるって事なのでしょう。





2026冬アニメ はじまっての雑感 その1  

はい、年も明けまして1月も半ばに差し掛かりつつあります。そろそろ、今期のアニメの第一話も放映されたでしょうか。下半期ならないとはじまらない作品もありますが。
放映されたとて、まだ見れていない作品も多いのですが、見たのから随時雑感あげていきたいと思います。
あいうえお順ですよ。



アルネの事件簿 ★★★

「世の中には二種類の人間がいる。人外…人間ならざる者の存在を信じる人と、信じない人」 探偵業を営む父を連続殺人事件で喪い、天涯孤独の身になってしまったルイス・ハルトマン。 事件は「墓掘りの吸血鬼」によるものだと噂されるが、迷信を信じないルイスは自らの手で犯人を捕まえると決意する。 そこに現れたのは、探偵を名乗るアルネ・ノインテーターと、その助手リン・ラインヴァイス。 ルイスの前に、新しいドアが開こうとしていた――

一話を見ただけだけれど、え?これジャンルなに? ミステリーというには謎解きらしい謎があっただろうか。主人公と思っていた少年はアボンしちゃうし。これ吸血鬼の男の子の方が主人公なのか。そうか、タイトルがアルネの事件簿で、吸血鬼がアルネだもんね。
ただ物語の導入としては肝心のアルネたち人外の面々がそっちのけで彼らがどういう存在なのか、キャラなのか、目的や思想、在り方もあんまりスポットがあたってなくて、物語自体が何がなんだか、って感じてしまいました。
人外の存在がこの世界には厳然と存在している、というのを普通の人間であるルイス少年が遭遇する事件を通じて印象付ける、という目的だったのかしら。
あのリンという娘は人間なの? 古式ゆかしい吸血鬼、狼男、フランケンシュタインという怪物くんパーティーになるのかこれ。
元はフリーゲムらしいけれど、アニメとしてはこっから挽回できるかなあ。ただ一話は低調でも、そこから上り調子になる作品は珍しくないので、前期も【笑顔のたえない職場です。】が顕著でしたし。
まだまだ脱落するほどではないと考えてます。
どうやら二話からはリンがアルネと出会うところから始めるみたいですし。いや、なんでこれを一話にしなかったのか。ともあれ、しばらくは視聴するつもり。






エリスの聖杯 ★★★★

誠実だけが取り柄の地味な子爵令嬢、コンスタンス・グレイルは、婚約者の浮気相手の策略に嵌められてしまい窮地に立たされていた。 断罪が行われようとする最中、コニーは助けを求めて周りを見渡すも、自身を庇う者はおろか真実を知る者にすら見放されてしまう。 しかし突然、絶望するコニーの耳元で「助けてあげる」とささやく声が....。 その声の主は、10年前に処刑された公爵令嬢で、稀代の悪女、スカーレット・カスティエルであった。 出会うはずのない2人。そして、回り始める歯車。 やがて、貴族社会を取り巻く巨大な陰謀が顔を覗かせる――。
原作の小説は既読。舐めちゃいけませんぜ。こいつは単なるザマァを炸裂させる悪役令嬢ものではなく、10年前スカーレットがなぜ処刑されなければならなかったのか。その真実を追い求める本格サスペンスになってるんですよね。スカーレットだけではない、謎の死を遂げた人々。10年経ってもなお宮廷に渦巻く陰謀の影。秘密を調べるコニーに忍び寄る魔の手、とはじめて読んだ時は完全に中身に没頭してしまって、読み終わったあとにハッと我に返ったほど。引き込まれましたよ。
そして、コニーとスカーレットがまた話が進むにつれて良いコンビになっていくのです。コニーも誠実だけが取り柄の内気な少女、といった登場だったのに、スカーレットに影響されてか素が出てくるのか、かなりズケズケとした物言いをするようになりますし、下僕と主人みたいな関係だった二人の仲も、どんどん変わってくる。
第一話から、コニーに乗り移ったスカーレットの独壇場で魅せてくれましたが、まだ序の口も序の口。こっから手に汗握り息を呑む展開の連続に、乞うご期待ってなもんですよ。
しかし、映像となって見ると、コニーはぺったんでスカーレットはすっごいな!






お気楽領主の楽しい領地防衛〜生産系魔術で名もなき村を最強の城塞都市に〜 ★★★☆

侯爵家の四男として異世界に転生したヴァンは、幼いころから神童と呼ばれ将来を期待されていた。 だが8歳の時に授かった力は、その世界で“役立たず”とされている「生産系魔術」だった! そのせいでヴァンは貴族に相応しくないと父親により失格の烙印を押され生家を追放。名もなき辺境の村の領主として赴任することに。 しかしハズレ適性と呼ばれていた生産系魔術は、材料さえあれば何でも生産できる規格外の可能性を秘めていて……。 「この村を、もっと気楽に楽しく暮らせる、僕好みの場所にしよう!」 小さく貧しい村は、徐々に様々な人が集まる巨大都市へと発展していき――!?

原作はオーバーラップノベルスから。1巻だけ読んでましたね。
確か、モチーフがタワーディフェンスゲームらしいんですよ。だもんで、彼が領主として赴任した辺境の村が大要塞化されていくんですね。これアニメになってみるなら描き方次第でいくらでも面白くなりそうです。
しかし、あれだけ神童として実際に功績をあげながら、四大元素の魔術が使えなかった、というだけで放逐してしまう。あれ嫡男の兄ちゃんが助けてくれなかったら処刑もあったというんだから、当主の父親ぼんくらもいいところだろ、これ。
万能執事の爺さんと騎士団の副団長が追放同然の主人公についてきてくれたのは、ヴァンに見込みがありすぎるだけじゃなくて、本家を見放したとも言えるんじゃなかろうか。副団長は何も考えてなさそうだが。
次期当主のお兄さんはいい人っぽいので、うまいこと相互でフォローしあえる関係になれればいいんですけどね。こういう作品ってメインキャラがやたら女の子ばかりになってしまうんですが、本作は大人組といい、奴隷から拾い上げた子といい、男性が多め……ってわけでもないんですが、男女の比率が安定しているのは特徴かもしれませんね。
取り敢えずこれもどう転んでいくかわからないので、様子見です。




2025秋アニメ 見終えての雑感  









大まかにですが、秋アニメはこんな感じでしたね。見始めましたの雑感に書かなかった作品も幾つかあるのですが、1話とか2話で見るの脱落しちゃったので。


東島丹三郎は仮面ライダーになりたい ★★★★★ → ★★★★★
私を喰べたい、ひとでなし ★★★★ → ★★★★★
笑顔のたえない職場です。★★★☆ → ★★★★★
ウマ娘 シンデレラグレイ 第2クール ★★★★ → ★★★★
グノーシア ★★★☆ → ★★★★
アルマちゃんは家族になりたい ★★★☆ → ★★★★
野生のラスボスが現れた! ★★★★ → ★★★★
最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか ★★★☆ → ★★★★
嘆きの亡霊は引退したい 第2クール ★★★☆ → ★★★☆
永久のユウグレ ★★★★ → ★★★☆
無職の英雄 〜別にスキルなんか要らなかったんだが〜 ★★★☆ → ★★★☆
終末ツーリング ★★★☆ → ★★★☆
転生悪女の黒歴史 ★★★☆ → ★★★☆
ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん ★★★☆ → ★★★☆
機械じかけのマリー ★★★☆ → ★★★

父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。★★★☆ → 脱落
野原ひろし 昼メシの流儀 ★★★☆ → 脱落
不器用な先輩。 ★★★ → 脱落
3年Z組銀八先生 ★★★ → 脱落


今期は【東島丹三郎は仮面ライダーになりたい】【私を喰べたい、ひとでなし】【笑顔のたえない職場です。】の3トップでした。
特に【笑顔のたえない職場です。】は走り出しの第一話が微妙だったのですが、もう2話ぐらいから抜群に面白くなりだして。特に一気に化けたのは、それまで自己肯定感低くて情緒不安定な双見先生が取材の最中に突然ネタを思いついて、そこから脇目も振らないゾーンに入ってしまったシーンですかね。あそこはこの主人公が漫画家として恐ろしいまでの何かを持ってる、というのを突き刺してきてゾゾっとなって、そこからのめり込んでいった感じですね。原作のくずしろ先生、同時に多数の連載作品を出していて気にはなっていたんですけれど、これはなかなかどえらいですよ。

あと【私を喰べたい、ひとでなし】は元々連載の方を読んでいて好きな作品ではあったんですが、アニメになって声がつくとちょっと尋常じゃないことになってましたね。声の演技が本当に迫真。やばいです、感情の揺れや深さ色合いがもう声音に滲んで滲んで。特に主人公のひなこのあの儚げなトーン。同じ儚げな声でも、応対している相手によってちょっと色が違ったり、感情の乗り方が違ってたり、そして絶望の底に沈んでいるあのか細くも張り詰めたような声音。もう聞いててずっとたまんなかったです、色んな意味で。

【東島丹三郎は仮面ライダーになりたい】はもう何も言うことがないというか何も言えないというか、久々にヨクサル節を堪能したというか、過剰に載せすぎだろ、と思わないでもなかったりとか。
色々凄かったんですけれど、こっちも主人公の声が凄かったですよね。あの「らぃだぁぁぁぁぁ」の声の震え、張り、深さは耳から脳をぐりぐりとかき回されるようなえげつない感覚で、なんか汁が出そうでした。
このまま2クール目入るみたいで、続くのか、すげえな。

あと、段階的にしかし絶え間なく回を重ねるごとに上昇カーブを描き続けたのが、【グノーシア】。最初から人狼ゲームもの、として面白く見てはいたんですけれど、何度もループして情報が溜まっていけばいくほど、その面白さの質が場当たり的なものから、スケール深さダイナミックさと積み重なっていき、さらにキャラクターの掘り下げもどんどんと進んで、終盤に差し掛かるほどにめちゃくちゃ面白くなっていました。いいよね、これ進めば進むほど最初は多すぎて戸惑うばかりだったキャラみんな好きになっていくし。ってか最後の方、ギャルゲーみたいになってませんでした?
本作もまだ次のクールも続くみたいで。

そして【アルマちゃんは家族になりたい】も、最初から面白かったんですけれど、こっちも着実にステップアップ。ってかアルマの子供らしい情緒が素晴らしかったなあ。最終話はその健気さとさみしげな様子に本気で感動してしまった。特にこの作品は日々の癒やしでした。マジで疲れてるときに、これを見たい、と見てましたからね。アルマを見てるだけでヒーリングされてましたよ、うん。出来るなら延々ずっとサザエさんのようにやってほしかった。


【野生のラスボスが現れた!】は原作大ファンなんだけれど、序盤はどうしてもその他の作品とあまり代わり映えしない展開になりそうなので大丈夫なのかな、と思っていたのですが、いやこれ期待していたよりもだいぶドライブ感出てましたよね。野生のラスボスというタイトルらしい振る舞いで。
最終話手前の勇者セイが魔王討伐のために旅立って街の門を潜って外に出た瞬間、魔神王と覇王ルファスのラスボス対決に遭遇してしまう、原作でも漫画版でも屈指の名場面、アニメでもラスボス同士の戦いに相応しいアクションシーンになってて、期待に応えてくれてて嬉しかったなあ。
物語としてはその大どんでん返しの連発にしても、もう世界が悲鳴を上げて泣いてるから勘弁してあげて、という意図的にやりたい放題やりはじめるインフレバトル。そして真ヒロインたる吸血姫の登場、ラノベ界隈でも屈指の真勇者っぷりを見せてくれるセイくんの活躍、と本番はこの一期以降なんで残念だなあ、と思ってたら即座に二期が発表されて正直ウハウハでありました。

【最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか】は最初だけの出落ちじゃなくて、もう最後までひたすら姫が拳つきつめて、気に入らんやつは殴る殴る殴る、を貫き通してくれていたので、痛快極まりました。ついには王子も思いっきり殴りやがったからなあw
そして、あの血に飢えた凶暴な笑顔。笑顔のキレも終盤に行くほどやばくなっていってましたね。あそこまで楽しそうだと、見ているだけのこちらもなんだか嬉しくなってきてしまいます。
これが殴ってる姫見てる時のあの王子の上機嫌の由縁なのかと思うとアレなのですが。まあ気持ちはわかるw


一方でスタート付近では大作感あった【永久のユウグレ】ですが、なんとなく尻すぼみに。
ヨクラータ、あれで終わりなの? オボロも毎回出てたわりにその程度の役割しかなかったのか、という中途半端さだし、ヨイヤミとハクボも中盤ほとんど関わりなかったから、終盤絡みだしてもどうも関係性深く感じられなくて。トワサのことも、それで終わりなの?!という感じでしたし。
アモルもあれやこれやみんないきなりで、なんか全体うまいことまとまりきれず撚りあわせきれず、着地はしたけれど期待していた手応えじゃなかったなあ、という感じ。面白くはあったんですけどね。
野原ひろしは、なんか見てて恥ずかしさに耐えられなくなってしまいました。共感性羞恥ってやつになるんですか? ちょっとなんかもう見てられなかったw


今期は普段と比べると全体的に小粒かな、とも思ったのですけれど、終わってみるとのめり込む作品幾つもあったんで、いつも通り大変良きでありました。

今年も新作はじまりだしているけれど、さあどうでしょうね。




2025秋アニメ はじまっての雑感 その5    



前回の記事ですよ。


多分、これが最後。これで紹介してない作品は、見てないか早々に切っちゃったやつですね。
ただ、現状見ていなくても、後追いで見始めるものもあるかもしれませんが、取り敢えず今はこんだけ。
いつものクールに比べると、小粒かなあという印象。ドカンとぶったまげるような作品はやっぱり少ない気がします。【東島丹三郎は仮面ライダーになりたい】はぶったまげましたがw
ただ、序盤超えたくらいからぐいぐい面白くなってきている作品もけっこうあるかなあ、とも思います。【グノーシア】とか。あと、【笑顔のたえない職場です】はここで記事書いた時点より抜群に今面白く感じてきてますねえ。【アルマちゃんは家族になりたい】も安定して面白さが上積みされてきている感じ。
ひろしは、見れば見るほど恥ずかしくて居た堪れなくなってきてるんですけどw


無職の英雄 〜別にスキルなんか要らなかったんだが〜 ★★★☆

それは、女神から授けられる職業とスキルが人生を大きく左右する世界――。 《剣姫》と《魔導王》の息子として生まれた主人公・アレルはどんな職業を授かるかと期待されるなか、「無職」の烙印を押されてしまう。 周囲の人々からの失望と同情。しかし、アレルは努力を重ねることで、次々と新たな力を手に入れていく。 そして、その力はやがて天賦の才であるスキルをも上回るのだった。 これはスキルを持たない「無職」がたゆまぬ努力の結果『英雄』と呼ばれ、さらなる力を求めてゆく物語――。

ストーリー展開もテンプレで、作画も予算がアレなのか低調。主人公は情緒に乏しくノンデリ、と大量生産される類似作品の中に埋没していきそうな作品なんだけれど、やたらとキレキレのギャグで暴れまわる一部のキャラクターと、主人公含めた登場キャラのすっとぼけたやり取りが妙に楽しくて、ついつい見てしまう、キャラの魅せ方の一点突破で面白さを掴み取ってる偶にあるアニメ作品ですなあ。
無職という偏見で見られる境遇にも関わらず、家族が惜しみない愛情を注いでくれる、というのも見ていて心地よい要因でしょう。一部、惜しみなさすぎてやばいことになってる妹さんなどもいますけど、継続的にその手の頭のネジ飛んでるキャラが出てくるのが面白いんですよねえ。








野生のラスボスが現れた! ★★★★

ミズガルズ暦2800年、“黒翼の覇王”と人々から恐れられた「ルファス・マファール」は、「七英雄」と呼ばれる勇者たちとの最終決戦による激闘の末、その覇道に終演を迎える。覇王の封印によって安寧の時代が訪れるかに思われたが・・・、力の均衡が崩れた事で、世界は魔神族の脅威にさらされるのであった。 それから200年後──、魔神族に対抗すべく人類は新たな勇者の召喚を試みる。しかしそこに現れたのは、長き封印から目覚めた覇王ルファスの姿だった!

原作は既読。控えめに言っても原作小説、傑作でした。
ただ序盤は一見、ゲームのキャラクターに憑依しちゃいました系のよくあるお話に見えるんで、どうしても掴みが弱いと言えば弱い。おそらくアニメでやる範疇はテンプレ展開にしか見えませんですしね。
敵を騙すにはまず味方から、というのをここまで深度ふかく徹底してやってのけたお話はそうそう見たことありません。かなりぶったまげましたからねえ。そして、あの副官ディーナは今まで見てきた腹心キャラの中でも歴代屈指の優秀さです。あそこまで主君のオーダーを完璧以上に遂行してのけた腹心キャラは滅多いないですよ。
本作はまた、どうしてもインフレしてしまうならいっそ青天井の際限なしのハイパーインフレでいく所まで行ってしまおう、とはっちゃけた作品でもあり、それが「野生のラスボス」なんてタイトルにも通じてるんですけれど、一方でパワーのインフレには一切関わらないまま、能力的には全く強くないのにその勇気、その心根、その誠心で世界の命運の鍵を握り続けるキャラもいて、意外と置いてけぼりになってしまうキャラもいなくて、バランスも絶妙に取れてたんですよねえ。
本作の勇者・瀬衣くんは地球から召喚された勇者というキャラの中では、自分の中では一番好感持ってるキャラかもしれません。彼こそが勇者と呼ばれるに相応しい、まさに勇気ある者でしたよ。

後半に行くにつれてはちゃめちゃに面白くなっていくタイプの作品でした。まあギア入ってくるあたりまでアニメやらなさそうなのが残念なのですけれど。
漫画の方もこれが素晴らしいコミカライズで、作品の魅力を十全引き出している傑作です。一読の価値ありですよ。
あと、アリオスきゅんはもう一人の主人公と言っても良い作中一番かわいい男の娘ですw






私を喰べたい、ひとでなし ★★★★

「私は君を喰べに来ました。」 突如現れた人魚の少女・汐莉は海辺の街に独り暮らす比名子の手を取り、優しく語りかける。 比名子の持つ血肉は、特別に美味しいという。 それは数多の妖怪を惹きつけるほどに…。 汐莉は、成熟し、最高の状態を迎えるまで比名子を守り“いずれ自分が喰べる”と約束する。 比名子の胸には「このひとなら私の願いを叶えられるかもしれない」という 切なる想いが浮かび―。

これは素晴らしいアニメ化です。
原作の漫画は雑誌の方で購読中。いやあ、原作の方も面白いんですよ、当然。幼い頃に家族を事故で失い、自分だけが生き残ってしまった少女比名子は、生きることに執着なく、家族の生きてという最後の願いに呪いのように縛られ自死出来ないまま、それでも死に惹かれ、死を望み、深い海の底に沈むような毎日を送っている。そんな彼女の前に現れた、人食いの怪異・汐莉。自分を食べると宣言する汐莉を恐れるどころか、むしろ焦がれるように惹かれていく比名子。
もうこの倒錯した雰囲気が、まさに溺れそうな空気感でたまらんですよ。とかく、比名子の声の人の演技が素晴らしい。生きることへの一切の執着がない普通に生きている人達とのズレ、現世からどこか浮き上がった淡い儚さが、もう声から伝わってくるんですよね。こんなに生から剥落した声、聞いたことないよ。
一方で、その声のまま、現世の最後の繋がりとも言える幼馴染の親友である美胡ちゃんと話す時は、その儚さを維持したまま確かにそこに生気が宿ってるんですよね。この声質の変化は、凄いですよ。もう聞いてるだけでゾクゾクしてくる。心が沈んでいくのと地から足が浮き上がっていくの、同時に感じるような演技。
そんな比名子を現世に繋ぎ止める美胡ちゃんの、あの明るさ、元気の良さがまた抜群なんですよ。原作読んでてイメージしていた美胡ちゃんの声を、正直圧倒的に上回られた。だからこそ、美胡ちゃんの真実に余計に魂に杭打たれるのですが。もう切なすぎるんだよぉ。
そして、夢現の境界がなくなっていきそうな比名子を、美胡ちゃんと別の意味で現実に引きずり出すような、汐莉の明晰な声。妖怪にも関わらず、はっきりとした存在感で比名子の目を覚まさせていくような振る舞い。殺すと言ってくれるからこそ、食べてあげると言ってくれるからこそ、どこにも行けなくなっていた比名子のたゆたうまま波間に沈んでいきそうな意識を、はっきりと現実に引き上げるような明瞭さが、汐莉さんにはあるんですよね。
いやあ、原作の良い所を徹底してブーストしてるような素晴らしいアニメ化だと思いますよ。これは話題になりますわ。



 

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