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オタク同僚と偽装結婚した結果、毎日がメッチャ楽しいんだけど! 2 ★★★★   



【オタク同僚と偽装結婚した結果、毎日がメッチャ楽しいんだけど! 2】  コイル/雪子 電撃の新文芸

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同人女子とドルオタ男子の、偽装結婚から始まる楽しすぎる結婚生活、その続き。

相沢咲月はドルオタで同僚の滝本さんにプロポーズされ、無事籍を入れる。
結婚式の写真も撮りすっかり新婚ムード。趣味も近くて、お互いに理解のあるふたりの打算で始めた偽装結婚は、徐々にかけがえのない本当の結婚へと変わっていって……。
超打算で結婚した咲月と、打算の顔して実は咲月がずっと好きだった滝本さんの偽装結婚――から本当の結婚になる、ふたりのオタクの話、第2弾。

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姫騎士様のヒモ ★★★★   



【姫騎士様のヒモ】  白金 透/マシマ サキ 電撃文庫

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悪徳の迷宮都市を舞台に、 一人の『ヒモ』とその飼い主の生き様を描く!

★第28回電撃小説大賞《大賞》受賞作★

灰と混沌の迷宮都市『灰色の隣人(グレイ・ネイバー)』。
数多のモンスターと財宝を孕むダンジョンの鮮烈な灯りの影には、必ず害虫が潜む。そんな掃き溜めに咲く汚れなき深紅の花が姫騎士・アルウィン。王国再興を志し秘宝を求めるダンジョン攻略の急先鋒――そして彼女に集る元冒険者・マシューは、この街に数いる害虫の一人だ。
仕事もせず喧嘩も弱い腰抜け、もらった小遣いを酒と博打で浪費するクズ、そう人は罵る。

――しかし、彼の本当の姿を知る者はこの街にはいない。

「お前は俺の飼い主(おひめさま)の害になる――だから殺す」
「おい、てめぇ! ただの腰抜けじゃ……ッ!」
「内緒にしてくれよ。俺たちみたいな害虫が何をしているかなんて、彼女は知らなくていいんだ」

――彼は自らの手を汚すことを厭わない。

「マシュー、お前は私にとって大切な命綱だ」
「君が必要とする限り、俺はこの手を離さない。言っただろ。俺は君の『ヒモ』だって」

――全ては姫騎士様のために。

選考会騒然! エンタメノベルの新境地をこじ開ける、衝撃の異世界ノワール!



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魔界帰りの劣等能力者 8.入家の大祭 ★★★★   



【魔界帰りの劣等能力者 8.入家の大祭】  たすろう/かる HJ文庫

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瑞穂を巡るバトルトーナメント開幕!!
新ヒロインも登場!?

闇夜之豹との戦いを終えた祐人は、夏休みに入り、瑞穂や神獣たちと海へ旅行に来ていた。
しかし、突如として瑞穂の母・朱音が一つの依頼を持ち込んでくる。それは瑞穂の婚約者を決めるバトルトーナメント“入家の大祭"への参加で――

「朱音さんには申し訳ないけどこの大祭は……僕がぶっ潰すよ」

瑞穂を守るため祐人は、世界屈指の実力者たちとの戦いに自らその身を投じていく!!
新たな妹ヒロイン二人に振り回されながら、最弱劣等の魔神殺しがその力を世界に見せつける第8弾!!

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デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット 8 ★★★★   



【デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット 8】 東出 祐一郎/ NOCO 富士見ファンタジア文庫

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さあ――わたくしの戦争も終わらせましょう

「さて、それじゃあ……死にますか!」 大切な人を応援するため、自らを犠牲にする少女。
「それでは紗和さん。最後のデートを始めましょう」 好きな人と再会するため、走り続ける少女。
「世界が滅んでもいい。あなたが滅ぶなら構わない」 親しい人を独占するため、隣界を滅ぼそうとする少女。

ついに辿り着いた第一領域にて、緋衣響、時崎狂三、白の女王の殺し合いは終わりを迎える。
戦い続けた少女たちが下す選択とは――。「長い時間が掛かりましたけど。ちゃんと、叶いましたわ」

時崎狂三のもうひとつの戦争、ここに完結!
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嘘つき少女と硝煙の死霊術師 ★★★★   



【嘘つき少女と硝煙の死霊術師】  岸馬 鹿縁/ノキト ガガガ文庫

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死は別れではなく、新しい出発だった

死霊術ーーそれは死者を蘇らせ使役する魔導の秘奥。
それを繰る術師たちは国にあだなす存在を密かに粛清するという役割をもって、ヴェルサリウスという国家の陰なる基盤となった。
その術師の一人であるウィリアムは、相棒の”死骸”ライニーとともに龍を使役する盗賊の粛清を行うなか、国を、そして死霊術師たちそのものを揺るがす第二の革命の存在を知る。
革命派の襲撃によってライニーを失いかける絶望の底で、ウィリアムは彼女との再会を願った最初の夜の記憶を思い出していく。
これはたった一人の少女のために、死を否定した少年の物語。
第15回小学館ライトノベル大賞・審査員特別賞受賞作!
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デート・ア・ライブ アナザールート ★★★☆   



【デート・ア・ライブ アナザールート】  橘 公司・大森 藤ノ・志瑞祐・東出 祐一郎・羊太郎/つなこ 富士見ファンタジア文庫

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さあ――豪華作家たちによる戦争(アンソロジー)を始めましょう

『デート・ア・ライブ』シリーズ10周年を記念した豪華アンソロジーがここに顕現!

羊太郎が描く十香のダイエット。
志瑞祐が描く七罪のレース勝負。
東出祐一郎が描くVRゲームで夢の対戦。
大森藤ノが描く六喰のトゥルールートと、人気作家たちによる特別な短編の数々!
そして原作者・橘公司が描くのは精霊たちが全員男性化した世界!?

魅力満載で必読なアナザー『デート』が集結。
さらに人気イラストレーター、森沢晴行、NOCO、はいむらきよたかの描き下ろしイラストも収録!
さあ――見たことのない特別な戦争を始めましょう。


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暗殺者は黄昏に笑う 1 ★★★★   



【暗殺者は黄昏に笑う 1】  メグリくくる/岩崎美奈子 オーバーラップ文庫

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少女のために――世界を殺せ。

かつて医者として多くの人を救ってきた荻野知聡。
そんな彼が異世界転生時に授けられたのは、「暗殺者」の天職であった――。
彼は助手の少女ミルとともに遺体の検視を行うかたわら、もしそれが他殺であれば、万物を殺しうる《切除》の異能を振るい、確実に犯人へ復讐を果たす『復讐屋』として日々を過ごしていた。
だがある日、彼の日常は一変する。
『復讐屋』のもとに持ち込まれた子供の変死体。
それを皮切りに頻発する怪事件に、知聡は巻き込まれることになり……?
「僕には、才能があり過ぎた。誰かを殺すという、不快極まりない才能が」
第8回オーバーラップ文庫大賞《金賞》受賞。ファンタジーサスペンス第1幕。



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フシノカミ 6 ~辺境から始める文明再生記~ ★★★★   



【フシノカミ 6 ~辺境から始める文明再生記~】  雨川水海/大熊まい オーバーラップノベルス

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凶暴な人狼に永劫の眠りを

『古代文明の伝説にあるような便利で豊かな生活』を今世に取り戻すため、文明の再興を続けるアッシュ。
その隣には、武芸王杯大会を制し、晴れて婚約者となったマイカが並ぶ。
そんな2人の婚約パレードを先導するのは――蒸気機関自動車。
機械仕掛けで動くそれは、領都の内外に圧倒的な衝撃をもたらした。
一方、裏ではアッシュたちの功績を良しとしない者たちが不穏な動きを見せる。
中央貴族のダタラ侯爵は、ヤソガ子爵とサキュラ領に潜む反乱分子を手駒として内乱を引き起こそうと画策していた。
さらに、“人間同士の争いは魔物を呼び寄せる"という言い伝えに偽りなく、サキュラ領へと人狼の群れが押し寄せる――。
眼前に迫った圧倒的な脅威を迎え撃つのは、領地改革推進室が生み出した、常識を覆すほどの威力を秘めた新兵器――!
理想の暮らしを手にするため、世界に変革をもたらす少年の軌跡を紡いだ文明復旧譚、第六幕!



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武装メイドに魔法は要らない 2 ★★★★   



【武装メイドに魔法は要らない 2】  忍野 佐輔/大熊 まい 富士見ファンタジア文庫

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「お終いになんてさせません。わたし、欲張りなんです」

炎槌騎士団を退けた実力を買われ、マリナとエリザは講和のため王国へやってくる皇帝護衛の任に就く。しかし刺客の罠に引き裂かれる二人。その時、主従が下す決断とは――!? 異色の武装メイドアクション、第二弾!



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璃寛皇国ひきこもり瑞兆妃伝 日々後宮を抜け出し、有能官吏やってます。 ★★★★   



【璃寛皇国ひきこもり瑞兆妃伝 日々後宮を抜け出し、有能官吏やってます。】  しののめすぴこ/ toi8 カドカワBOOKS

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黒色が平和をもたらす『瑞兆(ずいちょう)』の証とされる中華風の異世界に迷い込み、璃寛皇国(りかんこうこく)の皇帝に拾われ後宮の妃になってしまった紗耶(さや)。
しかし退屈すぎる生活に限界を迎え、こっそり抜け出し男装して官吏として働き始め……気付けば大出世!
「黒髪ってバレても女ってバレても大問題だよね……」
滅多に姿を見せない『ひきこもり妃』とたった五年で尚書省次席まで登りつめた有能官吏。日々2つの顔を使い分け、次々やってくる国の危難を解決します!



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天才王子の赤字国家再生術 11 ~そうだ、売国しよう ★★★★   



【天才王子の赤字国家再生術 11 ~そうだ、売国しよう】  鳥羽 徹/ファルまろ GA文庫

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「この帝位争奪戦を終わらせます」

兄皇子達の失点を好機と捉え、一気に勝負を仕掛ける帝国皇女ロウェルミナ。
しかし兄皇子の陣営には帝国士官学校時代の友人、グレンとストラングの姿があり、
彼らもまた起死回生に打って出ようと試みる。

かくして政略と戦略が入り乱れ、各陣営が削り合う中、それに呼応してレベティア教と
東レベティア教も動き出し、更にはウェインも舞台に介入すべく帝国へと踏み入ることで、
いよいよ大陸東部の混迷は頂点を迎える。

ただ一つの至高の座に就くのは、果たして誰になるのか。吹き荒れる戦乱の嵐。
大陸の歴史を左右する転換点となる第十一弾!


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ブービージョッキー!! ★★★★   



【ブービージョッキー!!】 有丈ほえる/Nardack GA文庫

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「わたしの馬に乗ってくれますか?」
若き騎手の前に現れたのは――超絶美女の馬主だった!?
萌えて燃える、熱狂必至の競馬青春コメディ!

19歳の若さで日本最高峰の重賞競走・日本ダービーを制した風早颯太。
しかしそんな栄光も今は昔。勝てなくなり、ブービージョッキーと揶揄される颯太の前に現れたのは――
「この子に乗ってくれませんか?」
可憐なサラブレッドを連れた、超セレブなお姉さんだった!?
「わたしが下半身を管理します! 」
「トレーニングの話ですよね!?」
美女馬主・美作聖来&外見はお姫様なのに中身は怪獣の超優良血馬・セイライッシキ。
ふたりのセイラに翻弄されながらも、若き騎手は見失っていた情熱を取り戻していく。
「あなたのために勝ってみせます」
萌えて燃える、熱狂必至の競馬青春コメディ。各馬一斉にスタート!

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美少女エルフ(大嘘)が救う! 弱小領地 ~万有引力だけだと思った? 前世の知識で経済無双~ ★★★★  



【美少女エルフ(大嘘)が救う! 弱小領地 ~万有引力だけだと思った? 前世の知識で経済無双~】  長田 信織/ にゅむ 電撃文庫

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見てろよ、異世界。ボクがこの弱小領地を経済大国(イギリス)にしてやる!

アイシアは激おこした。育ての親で、いつもデレデレに甘やかしてくれるエルフのロリママが政略結婚するというのだ。
アイシアに政治はわからぬ! でも経済はちょっとわかる。貨幣足りない、特産品も無い。それがダメじゃね?

こうなったら、ボクがその土地を経済大国にして、ママの婚約をぶっ壊してやる!
……そう、イギリスの造幣局長だった前世――アイザック・ニュートンの経済知識を使ってな!

ハッタリをかまして資金調達! 魔族から徴税し、公営ギャンブルで経済を回す! 一見、悪徳商人めいたアイシアの奇策は、弱小領地をどんどん大国に染め上げていき……!

『数字で救う! 弱小国家』著者による、爽快【経済】無双ファンタジー開幕!


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12ハロンのチクショー道 ★★★★   



【12ハロンのチクショー道】 野井ぷら/卵の黄身 オーバーラップノベルス

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日本ダービーを制覇せよ!

12ハロン――競馬で数々の歴史を作り、人々を魅了してきた2,400mの道のり。
ある男は転生した――地方零細牧場の競走馬に。
その名はサタンマルッコ。
栗毛で額に位置する真ん丸の白い星がトレードマークのサラブレッド。
地方競馬を連戦連勝し、調教師小箕灘はオーナーの中川を説得して中央競馬へ参戦させることに。
「マルッコはダービーを獲る馬です」
さらに賞金を積み重ねたマルッコは日本ダービーへの切符を手に入れる。
騎乗するは数多のGIに優勝歴を残すベテランジョッキー、縦川友則。
だが彼は、日本ダービーで一度も優勝したことのないジンクスを抱えた騎手だった――。
「それでは日本ダービー、本馬場入場です」
かくしてファンファーレが鳴り響き、世代頂点の馬を決める優駿の門が開く。
金と見栄と名誉と意地が渦巻く熱狂の世界へようこそ。
これは競走馬にされてしまった男と、そんなでたらめな馬に魅了された人々の熱き競馬物語。
豆知識。競馬場のコース上に建ててある数字の書かれた標識は、ゴール板からの距離が記されたもので、1ハロンごとに建てられています。ハロンとはメートル換算で200メートル。
つまり、タイトルの12ハロンというのは2400メートル。現行のG1レースにおいては東京競馬場の日本ダービー。オークス、そしてジャパンカップで採用されています。
あんまり12ハロンとかは言わないんですけどね。電撃の6ハロン戦とか、1200メートル戦では使われたりしますけれど。
本作は競走馬として生まれ変わってしまった男の馬生を描く、と言っても当のサタンマルッコの視点では物語は描かれません。あくまで、かの競走馬と関わる人間たち、関係者の目線から描かれる物語となっています。勿論、人間たちはマルッコの活躍をただ見守っているわけではありません。調教師の先生も、馬の世話をする厩務員も、マルッコの生産者にして馬主となった牧場主も、そして当の馬に跨ってともにレースを走ることになる騎手も、直接関わることのない競馬記者も競馬ファンも、マルッコの競走馬としての走りに一喜一憂し、それぞれに各々の人生の一端を賭けて捧げていくことになるのです。
それを、きっと「夢を見る」というのでしょう。これは、一頭のとんでもない問題児となる競走馬に夢を見た、人々の悲喜交交の人間ドラマなのでした。
競馬というジャンルはギャンブルです。お金を賭けて、その回収に執心するどうしたって人の欲望をむき出しにするイベントです。でも、それだけならこんなにも過去の馬が、過去のレースが、過去の勝負が語られ続けることはないでしょう。人々は、馬たちの走りに心打たれ、感動し、魅入られ、記憶に焼き付け、いつまでもいつまでも熱を込めて、あの時垣間見たドラマを、伝説を、神話を語ってしまうのです。あの馬たちの名前を叫んでしまう。
忘れないんですよ、忘れられないんですよ。いつまでも、心に残り続ける。

これは、そんな競馬の一幕を描いたドラマです。夢を追い、夢を賭け、夢に挑んだ人間たちの、そして自身走ることに、勝つことに執念を燃やした馬と騎手との一心同体となって戦う闘争の物語。
彼らに夢を託した人々の願いの物語。

最初、サタンマルッコは一頭で走っていました。みすぼらしい見た目で、セリで売れもせず牧場主がブリーダーズオーナーとなって、走らせることになった誰も期待していなかった馬でした。だから、彼は一人で走っていた。上に乗せている騎手なんて信頼するどころじゃない、ただの斤量調整の重石に過ぎず、その指示はガン無視。自分で考え自分で仕掛け自分で走り抜く。
しかし、走る当人であり視野がどうしても限定されてしまい、駆け引きも十分に出来ない身の上としてどうしても限界があり、ある時増長と油断の末に自身の判断ミスでライバルの馬に敗北を喫してしまうのです。その時、鞍上の騎手……ベテランの縦川がマルッコの耳に囁いたのでした
。「マルッコ、俺にやらせろ。お前が描いた最適解を、俺がレースで見せてやる。ペースは任せろ。だからお前は走ることだけに集中するんだ」

その時から、一人と一頭は一心同体の一騎となったのです。
次は勝つぞ

時として、名馬は騎手とセットで語られます。唯一無二のコンビとして、かの騎手こそがかの名馬の全力を引き出したとして。あの騎手こそが、あの馬を勝利へと導いたとして。
この物語においても、サタンマルッコと縦川騎手はまさに最良のコンビでした。勝つために、一番先にゴール板を駆け抜けるために。夢を預けあった関係でした。
そして縦川騎手は、これまで勝てなかったダービーを、日本ダービーを。日本競馬の最高峰にして、誰もが目指さざるを得ない頂点を掴むための、最後の希望として、自分の夢をマルッコに託したのでした。

縦川騎手、モデルは横山典弘騎手ですね。職人にして、馬の気持ちを導く手腕に優れていて、あの気まぐれゴールドシップが全然走る気を見せず、ゴルシは相手との勝負で勝てるかどうかじゃない彼自身が走る気になるかどうかだ、と語られてた時期に、彼ならば走る気を起こさせてくれると鞍上を託された騎手でもありました。そうして走った2015年天皇賞(春)の当時の競馬の常識をひっくり返すレースっぷりは今なお語り継がれています。
レース前に自分が乗ることになった有力馬について多弁に語ってしまうと、そのレースで大コケしてしまう、なんてジンクスがあるのですが、縦川騎手もまさにそんな話があるので、モデルなんでしょうね。
ちなみに、ノリさんは既にダービーは二勝していて戴冠済です。今、ダービーだけが縁がない、というベテラン騎手っているんですかね。善臣さんはダービーというかクラシック全般縁ないし。

普段は人懐っこくてイタズラ好きでお惚け者でお調子者の問題児。でもレースとなると闘争心むき出しの闘士となる。そして今や縦川と人馬一体。
誰にも見向きもされなかった見すぼらしい貧相なクズ馬が、地方競馬から駆け上がり、今7000頭を超える同世代の馬たちの頂点たる日本ダービーの勝利の栄冠を。どれだけ足掻いても届かなかった一人の騎手の魂を売り渡しても手にしたかった栄冠を。
人々の夢を背に、一頭の畜生が一人の漢を背に乗せて、東京府中は2400メートルのターフを駆け抜ける。
これぞ12ハロンのチクショー道。

熱い夢が、熱いドラマが込められた、競馬という競技の魅力、サラブレッドという愛すべきものたちの魅力を描き出した、手に汗握る物語でありました。
イラストは馬は実にこうムキムキで愛嬌あって良く描けたと思うんですけれど、この絵師の人って前の戦記モノでも思ってたのですけれど、おっさん描けないのかなあ。調教師も騎手ももういい年したおっさんのはずなんだけど、貫禄もなにもない童顔の若者か子供かくらいにしか見えないんだよなあ。それだけがちょっと残念でした。


SPY×FAMILY 3 ★★★★   



【SPY×FAMILY 3】  遠藤 達哉 ジャンプコミックス

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フォージャー家にヨルの弟・ユーリが来訪!! 互いがスパイと秘密警察であることを隠しながら、黄昏とユーリは腹を探り合う。姉を偏愛するユーリは黄昏に本物の夫婦であることを証明しろと迫り…!?

なんで結婚したこと知らせていなかったのか、弟に問い詰められて
「忘れていたからです!」
で押し通すヨルさん。
いいのか、それで!? 弟的にはそれで納得らしい。マジか!
これ、弟が姉に対して盲目、というのもあるんだろうけれど、元々大事な報告をするのを忘れていました、でも通ってしまうような人として弟からも認知されてしまっている、という事なんじゃないだろうか。過去回想見ても、昔からこうなんか抜けた感じの人だったみたいだし。
しかし随分と昔から殺し屋やってたんですね。まだ少女と言っていいくらいの年からバリバリ殺し屋やってたみたいですし。しかし、一体どうやってスカウトされたんだ? 元々普通の一般家庭の子だったみたいなのに。
弟のユーリは姉が何していたのかまったく知らないようですしね。
そのユーリの今の職業、国家保安局…秘密警察の局員だというのを姉が知らないのは、そりゃ身内にも知らせない機密だからだろうけれど。
そのユーリの正体をあっさりと見破ってしまったロイドは、やはり世界でも有数のエージェントというのは伊達じゃないのでしょう。てっきり、三人が三人ともお互いの正体を知らないまま話が進んでいくと思ったので、ここで即座にロイドが見抜くとはちょっと意外なほどでした。
まだまだ、ロイドと弟くんでは役者が違うなあ。
しかし、ユーリとヨルの揺るぎない姉弟の家族の絆を見せつけられて、心惹かれてしまうところに今のロイドが家族という関係に思い入れが出来始めてしまっているのがよくわかるところでした。
そして、イチャイチャしてるのを見せろー、と弟に迫られてラブラブっぷりを見せつけようとして恥ずかしがるヨルさんが可愛すぎる。これこのひと、今人妻なんだぜ?
まだ慣れない男性に恥ずかしがっているだけで、ロイド個人に対して想いが生じている、というわけではまだまだないのだろうけれど、さていつか萌芽が芽生えてくるのでしょうか。ロイドというその人に対してドキドキしはじめるときがくるのでしょうか。今も既に自分の都合のためというだけでなく、ロイドのために妻らしくしたいと強く思いはじめているわけですし、楽しみだなあ。

一方のロイドは、今更ながら身内に保安局員を抱えていたヨルに僅かな疑念が生じてしまい、その疑いを晴らすためにも彼女を尾行し調べることにする。その行為自体に罪悪感を、忌避感を感じながらも。まだロイドの方も、ヨルの事を信じきれているわけじゃないんですよね。でも、疑う行為そのものに嫌気を感じているということは、それだけ彼女に思い入れが生じ始めているということでもある。家族という関係そのものへの思い入れかもしれないけれど。
アーニャが人を助けて表彰された際、任務のために娘が星を獲得することを喜ぶのではなく、純粋に娘が人を助ける行いをしたことに誇らしさを感じているあたりに、ロイドの家族への想いがより重いものになってきている事が伝わってきています。
それこそ、スパイとしての任務と段々と比べられるようになってきたほどに。
オマケのヨルさんのファッションショー、一週間のコーディネイトがまたいいですねえ、これ。けっこうパンツスタイルがよく似合うと思うなあ、かわいいです。


やたらと察しのいい俺は、毒舌クーデレ美少女の小さなデレも見逃さずにぐいぐいいく 5 ★★★★   



【やたらと察しのいい俺は、毒舌クーデレ美少女の小さなデレも見逃さずにぐいぐいいく 5】 ふか田さめたろう/ふーみ GA文庫

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照れ隠しに毒舌が飛び出してしまうクール(?)美少女との
すれ違いゼロの甘々ラブコメディ、第5弾!

許嫁騒動を乗り越えた小雪と直哉は、徐々に二人の将来について深く考えるようになり始めていた。
余命のあるうちに孫娘の晴れ姿を見たいと騒ぐ小雪の祖父もやってきたことで、ますます具体的な未来について意識してしまうようになる。
お互いにもやもやしながら行くことになった修学旅行の京都で、交友関係の広がった小雪の姿を微笑ましく眺める直哉。訪れた縁結びの神社で二人の目の前に現れたのは、“やたらと察しのいい"“銀色の髪"の女の子だった――。
天邪鬼な美少女と、人の心が読める少年の、すれ違いゼロの甘々ラブコメディ、第5弾。
お祖父さん、プロローグのそれも冒頭で既に直哉に陥落させられちゃってるw 小雪パパのハワード氏も速攻!って感じで好感度MAXにさせられてたけれど、直哉って白金家特攻入りすぎじゃなかろうか。具体的にはノーランド家の方か。
というわけでアーサーの件は祖父の先走りということで正座反省させられて、改めて今お付き合いしている直哉と小雪の間での許嫁問題が持ち上がるのでありました。その前に、二人きりでお泊りさせられつつ直哉は小雪に手を出してはいけません、というお預け禁欲お泊り会という色々な意味でお試しされるイベントが開催されることに。
いやもう予想以上というか想像以上にガチの新婚夫婦なんですけど、この二人の雰囲気。恋人に成り立ての初々しさというかお互い距離感を探り合うという過程がもうとっくの昔に通り過ぎちゃってるので、二人きりで家で過ごしている時間がもう家庭的な雰囲気で満たされてるんですよね。イチャイチャしてるし甘酸っぱいんだけれど、それがしつこくなくベタベタしすぎずさらりとして自然で馴染んじゃってるんだなあ、これ。
むしろ、いつもなら余裕綽々の直哉の方が、やたら無防備な小雪の脇の甘さに、つんつんしながら甘えてくるという高級テクニックを天然でやらかしてくる彼女に、もうこれ誘ってるよね、と言わんばかりに鼻先で人参ぶら下げられて、おうおう、と耐えている様子が何とも微笑ましく。いやもうこれ、襲ってもいいんじゃないかね?
何にしろ、もうこの様子を見せられると明日から結婚しても何の支障もないんじゃね? というくらい違和感のない二人なのでありました。この体験が直哉の歯止めをふっとばしたんだろうなあ。
彼の読心能力と言って過言ではない、読心どころか未来予知と言っていいくらいの察しの良さ。というかこれ、読心に未来予知に鑑定スキルをあわせたようなもうアカシックレコードリーディングじゃないの? と言わんばかりの超常の能力(これより父親の方が現状能力が高いという恐怖)を有した直哉は、まあ今更なんだけれど何でもかんでも心の内から相手の見ていない所での行動など全部お見通しのバレバレという、非常に付き合いづらい相手なんですよね。もうプライベートなんて皆無になってしまう。そんな相手に未だに無駄な抵抗としりながらツンツン憎まれ口を叩き、でも本心をさらけ出すことを厭わず、何もかも知られてしまっている事にうきゃーとなりつつでも丸ごと受け入れてて毛ほども嫌がっていなくて、むしろ最近では全部知られてしまっている前提で物事を考えちゃってる小雪のあの適応能力というか鈍感さというか包容力は、直哉にとって唯一無二。これを逃すともう二度と出会えない運命の人なんですよね。直哉に全部知られているのに、というか本人の目の前でサプライズサプライズと連呼しながらサプライズプレゼントを選ぶための相談をし、渡すためのパーティーを強行するこの開き直った大胆さというか大雑把さw(サプライズとはw
二人共お互いに、相手のことが好きで好きでたまらない、というのが伝わってくる、今までで一番ダイレクトに伝わってくる、それを書き殴るための幸福な一冊でありました。もう伝わってくる幸せオーラがたまんないんですよね。こっちまで幸せな気分になってくる多幸感がもうすごい。
ただ気持ちがすれ違わない、イチャイチャしてるだけのラブコメだったら、こんなに幸せには見えないでしょう。尊く感じないでしょう。楽しく愉快に、ちゃんと噛み合って信頼しきってお互いの特異性を受け入れきって、その上で好きな人を幸せにすることに二人で全力だったからこその、多幸感だったように思います。また、二人だけで先走らず、周りを一緒に巻き込んで、周りからも祝福してもらえる、そういう空気だからこそ、というのもありますよね。
これだけ分厚く下地をガンガン積み重ねたからこそ、結婚しよう!となる超高速展開もまったく違和感なく、むしろよし結婚しろ! となるのはこの作品ならではだったんじゃないでしょうか。他の作品のラブコメなら、学生の段階で結婚だなんだ、という話になったら尚早すぎて現実感薄かったり空々しかったり、という風になってしまうのが、本作だとほんともう早く結婚しちゃえよ、でしたもんね。家族友人含めて周りの空気も、容認どころか後押しするものでしたし、直哉と小雪はもう今すぐ家庭を持っても違和感のない貫禄も出来上がっていましたしねえ。
満を持しての大団円でありました。完膚なきまでのハッピーエンド。と、思ったのですが、いやハッピーエンドはハッピーエンドだったのですけれど、甘いものならいくらでも入るよ! とばかりに、延長戦の番外編、短編集とは明言されていないですけれど、ひたすらイチャイチャする話が六巻として続くらしく、いやはやまだまだこの二人を中心としたみんなの面白おかしいラブコメ、ずっと読んでいたい見ていたいと思う希望願望を叶えてくれるご様子で、ありがたやありがたや。


軍人少女、皇立魔法学園に潜入することになりました。2 〜乙女ゲーム? そんなの聞いてませんけど?〜 ★★★★   



【軍人少女、皇立魔法学園に潜入することになりました。2 〜乙女ゲーム? そんなの聞いてませんけど?〜】  冬瀬/タムラ ヨウ 一迅社ノベルス

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エリート軍人ラゼがセントリオール皇立魔法学園に潜入してから4ヵ月。全生徒の能力を披露するトーナメント戦『バトルフェスタ』の開催が近づく中、乙女ゲームのメインキャラである1年生は害獣を観察する特別授業を受けていた。
この友人カーナの破滅イベントを回避するために、ラゼは暴走する彼女のフォローや、暴れ出す予定の害獣を密かに無力化してきた。対策は完璧だった! でも、より危険な魔物が現れて、攻略対象のアディス目掛けて襲いかかる!
しかも、シナリオの強制力に苦戦するラゼのもとに、帝国から刺客が送られて――!?

前世知識と軍人としての技能をフル活用しても、このミッションは難しすぎませんか?
軍人ラゼの異世界転生ラブコメティ第二弾♪
大事件や甚大なトラブルとなりそうな出来事を、見事に未然に防いでいくラゼ。もうプロのお仕事としかいいようがない。
平和な生活から程遠い非日常の中に居た軍人が、学生生活なんて送れば慣れない環境にむしろトラブルの発端になる、トラブルメーカーとなっていくのが当たり前だし、こういう非日常に生きる人間が学生に、という作品では概ね騒ぎを起こすものなんだけれど、ラゼは本当に優秀。
生きた害獣が学内に持ち込まれた件といい、カーナの作ったお菓子に毒が仕込まれていた件といい、表に出たら大騒ぎじゃ済まないところを、ラゼは周囲の一般学生達に殆ど知られないうちに処理してしまっていますからねえ。潜入しての護衛官としてはほぼパーフェクトな働きなんじゃないだろうか。
これ、理事長たちが頼りにしてしまうのも仕方ないですよ。
幼少の頃から軍の一員として戦っていたラゼは、本来なら戦場しか知らない少年兵のたぐいと言っても過言ではありませんし、その戦いようは自らが傷つくのも厭わない激しいもので、大人たちがその将来を危惧したのも当然なんですよね。それこそ、戦闘マシーンとなっていてもおかしくない、精神の均衡を崩しても不思議ではない、そんな環境でずっと過ごしてきた彼女に平和な世界を体験させることで、同世代の少年少女たちと過ごさせることで、在る種のリハビリ効果を勘案したにも関わらず、ラゼと来たら平和に戸惑うどころか誰から見ても優等生で学習意欲も高く素直に学生生活を楽しんでいて、同世代の友人たちもキチンと作っている。一方で、軍人としての任務も忘れておらずいくつものトラブルを未然に防ぎ、防諜任務も見事にこなして国家の将来を担う子供達の安全を守ってくれている。公私の切り替えもしっかりしていて暴走もせず痒い所に手が届く仕事っぷりで精神的に危ういどころか非常に高いバランスを誇っているのである。そりゃ、便利にも思いますよ。道具ではないと戒めようとも、彼女がとてつもなく使い勝手が良いことは事実ですし、彼女自身がそう心がけてもいるわけですから。
しかし、ラゼは軍人であるけれど今は生徒でもある。理事長や先生方からすると悩みどころでもあるんでしょうね。大人と変わらない頼もしさだけれど、事実として彼女はまだ子供。本来なら大人たちが庇護する側の一人なのですから。少なくとも、ラゼをこの学校に通わせることを命じた大人たちは彼女に真っ当な子供であって欲しいと願ってそうしたわけですしねえ。
なまじ、ラゼはちゃんと子供として生徒としても振る舞えているから、いざというとき先生たちはラゼをどちらで扱うか、迷ってしまうんじゃないだろうか。まあ宰相閣下や王弟陛下はそのへん本当にいざとなったら迷わないだろう傑物なんだろうけれど。それに、ラゼ自身がそのへんの切り替え一番ちゃんとしてそうでもあるんですよね。
長期休暇で本当に休むわけなく、原隊復帰……元いた部隊に戻って一時的ではあるけれど隊長として復帰した際の、ラゼの切り替わりっぷりはまた見事でありました。スイッチが入る、みたいな明確な変化じゃなくて、自然にスッと少女としての柔さが抜けて軍人としてのキリッとした背筋から指先まで芯の入った振る舞いになってるんですよね。自分よりも年上の兵士たち、それも歴戦の魔獣殺したちを率いる隊長としての凛々しい姿に戻るのである。これがまた格好良いんだ。宰相閣下に毒物混入事件の詳細と調査、対処対策について報告するラゼはまさに出来る仕事人という感じで、軍服姿の彼女はもう眼福でありました。
結局、どうしたってラゼはもう大人として生きている、とも言えるんですよね。そんな彼女と比べると学園の子供達は優秀なんだけれどその優秀さを糧として実際の社会で生きた経験をまだ持っていない。アディスくんもその生まれから非常に過酷な人生を送ってきたといえるんだけれど、その過酷な人生は誰かに常に守られ続けた人生であって、自分の力で生き抜いてこれたわけじゃない。だからこそ、彼は強さを求めているんだろうけれどいまだ育っている最中、手に入れようとしている強さをどう振るうべきなのか、どう使えば良いのか、本当にわかっているとは言えないのだろう。それを知るのはやはり学生という身分を卒業してからに事になるのだろう。
その立ち位置の差が、アディスをしてラゼの正体を知らないまま彼女への……なんていうんだろう、劣等感敗北感、とはまた違う、相手を絶対上位と認めた上で負けたくないという意識を抱いているように見える。それはライバル意識なのか、それとも彼女を無意識に目標に見立てているのか。
若干空回りしている、というかまだまだラゼにライバル的存在として眼中にない状態なのが可哀想というか、かわいいというか。ラゼからすると学生相手に対抗意識を燃やすのは無いわーって話だろうし、彼女がそういう対象として見るのは正規の騎士からでしょうし。いずれにしても、学生であるうちはなかなか難しいだろうなあ、頑張れ男の子。いや、壁ドンはなかなか良かったぞw ああいう状況になると、色々差っ引いてただの男と女になってしまいますからね。まあ口説くためにやったわけじゃないし、ラゼの好感度があがるシチュエーションでもなかったわけですけれど。
印象は残りますからねえw
どうにも謀略を仕掛けてきている相手側にも転生者がいるような状況が垣間見え、他の生徒たちが気づかない陰で暗闘が繰り広げられる。結構苛烈な攻撃をラゼは防いではいるけれど予想以上に怪我を負うことが多くて、心配ですよね。戦場でも結構負傷前提で戦ってるスタイルみたいだけれど、それでいつまでバレずにやれるのか。いずれバレるにしても友人たちをあまり心配させないでほしいなあ。


転生したらスライムだった件 19 ★★★★   



【転生したらスライムだった件 19】  伏瀬/みっつばー GCノベルズ

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勇者、胎動――

ミカエルの野望を阻止するため、
各所で激闘を繰り広げるリムルたちだったが、
フェルドウェイの策略により魔王レオンを奪われてしまう。
ミカエルの次の狙いは、宿主であったルドラの魂を持つ転移者の勇者マサユキ。
迎え撃つは、その場に居合わせた聖騎士ヒナタと原初のブラン、そして灼熱竜のヴェルグリンド。
そしてミカエルも自ら動き出し、状況はさらに混迷を深めていく……。
久々のヒナタ登場。面白いことに、リムルってヒナタ相手だけ妙に助平根性丸出しにするんですよね。助平根性とまで言ってしまうのは可哀想か。でも、スライムになって中性となり前世の男としての欲望なんかかなり削られてしまって、まあキャバクラで女の人達に囲まれてウハウハしてるくらいのアレはあるんだけれど、特定の個人に対しては殆どそういった男性的な側面を見せなくなっているのに、ヒナタに関してだけは妙に男っ気出すんですよね。
わりと真面目にリムルってヒナタのこと好きなんだろうか。シオンとシュナ相手だと大切にはしているんだけれど、ヒナタ相手みたいな態度は見せないんですよね。ヒナタも最近はけっこう満更じゃない様子も見せているのだけれど、生憎と仲が進展するようなゆっくりと話をするような余裕もないのが残念です。今回も、ミカエル陣営との戦いで折角のチャンスが不意になっちゃいましたからねえ。
しかしそれでも、ヒナタとあとクロエの二人は魔国の外の人間では段違いにヒロイン度高いですなあ。
とか思ってたら、ヒナタさんがマサユキのラッキースケベの餌食に。リムル居なくてよかったんじゃないだろうか。リムル居たらこれ結構マジにご立腹しそう。

これまで魔王に覚醒して以降、おおよそ危なげなく勝ってきたリムルだけれど、このミカエル陣営との戦いではついに今のリムルでは太刀打ち出来ない相手がミカエルとフェルドウェイと二人も登場して緊迫感が募ることに。
フェルドウェイってそんなに強かったんだ。相手がどんなスキルを持っていようと即座に解析してくれるシエルさんがいつも付いていてくれたので、リムルの戦いには危なげというものが殆どなかったのだけれど、フェルドウェイ戦ではそのシエルさんがすぐに答えを出せなくて一体フェルドウェイが何をシているのか分からなかったんですよね。相手の強さの要因が未知、というのはなるほど怖い。それだけ、シエルさんが今までどれだけ頼りになっていたか、という証左でもあるのでしょうけれど。
リムルの強さというのはイコール、シエルさん、とも言えるんですよね。これは誰よりもリムルが自認している所だとも思うのだけれど。それこそ大賢者の時代からずっと一緒に一心同体でやってきたわけですからねえ。シエルさんがどうにもならないなら、リムルだってどうにもならない、と。

でも、そういう絶体絶命のピンチ、リムルの力が及ばなかった、届かなかった、ステージが違った、という立ち位置だからこそ映える展開もあるわけで。
ミカエル戦ではまさにそれが見られたんですよね。クロエに助けて貰いつつも完全にミカエルに圧倒されていたリムルが、シエルさんの解析によっていつの間にか、それこそスライムみたいに音もなくぬるっと、ミカエルが気が付かないうちに相手の立っているステージにまで這い上がっていた。ずっと格下と見積もっていたリムルが、気がつけばあっという間に自分と同等のステージに立っていたと気づいたときのミカエルの愕然とした姿は、なかなかのカタルシスでありました。
さすシエルさん、である。
そう、それこそスキル「大賢者」のときからリムルと二人三脚でやってきたんですよ。スキル単体のミカエルに負けるわけにはいかないじゃないですか。
当然ラスボスだと思っていたミカエルがこの段階で脱落するとは思っていなかったので流石に予想外ではあったのですけれど、リムルとシエルさんのコンビ相手にミカエル一体という組み合わせなら、それこそ勝って然るべきだったのかもしれません。
でもそうするとラスボスは誰になるんだろう、順当に行くとフェルドウェイなんだけれどそれはそれで順当すぎる気もするし。

リムルがミカエルと戦う一方で、フェルドウェイたちに狙われたマサユキがこちらはこちらで輝く輝く。と言っても、これ見せ場は全部ルドラが持っていきましたよね。ルドラに関しては転生による摩耗とミカエルに喰われてしまった状態しか今まで見せていなかったので、勇者ルドラの真のかっこよさを見せてやるぜ、とばかりの見せ場でしたからねえ。これマサユキくん、ヴェルグリンドはこのルドラに惚れているのだからハードル高いよなあ。ただ、自己評価は高くないと言うか客観的なんだけれど、かといって劣等感抱いたりしないあたりがマサユキのいいところなんでしょうね。相当にご都合主義のスキルの所有者にも関わらず、それに振り回されず、効果を発揮しない状態でも身体張れるんだから、十分格好良いです。

しかし、カガリとティアが生き残っていたのはびっくりした。ユウキとラプラス、頑張ったのかー。



ナイツ&マジック 11 ★★★★   



【ナイツ&マジック 11】 天酒之瓢/黒銀 ヒーロー文庫

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空飛ぶ大地の覇者を決める戦いは、ハルピュイアたちの王である『竜の王』と西方最強の飛空船(レビテートシップ)『飛竜戦艦』(リンドヴルム)が互いに致命傷を与えあう痛み分けに終わった。
戦いの余波が漂う空飛ぶ大地に強欲なる商人が暗躍する。その魔の手が大地の中心へと伸びた時、
破滅の光が柱となって天へと伸びた。空飛ぶ大地を襲う未曽有の激震。西方人であれハルピュイアであれ、大地の支えなくして生きることはできない。あらゆる勢力が否応なく光の柱をめぐる流れの中に巻き込まれてゆく。
その頃、修復を条件に飛竜戦艦を乗っ取ったエルネスティはご機嫌で飛竜をぶん回しついでに事態の調査へと向かっていた。そうして光の柱へと接近したエルたちは知ることになる。噴き出したエーテルだと思われていたその正体を。
傷を癒すべく安息の地を求める魔王軍はとあるハルピュイアの巣に目を付けていた。
いかなる運命のいたずらか、魔王は捨て去ったはずの過去の因縁と再開する。大団長の後を追う銀の鳳と魔王が出会うとき、空飛ぶ大地を襲う恐るべき脅威が明らかとなり。それは西方諸国(オクシデンツ)の全てを巻き込む、終焉の始まりを告げる鐘となった。天が姿を変え、起こりえない嵐が西方世界を飲み込んでゆく。絶望が全てを覆い尽くすかに思えた――しかし。
如何なる困難窮地にあろうとも、そこにはエルネスティ・エチェバルリアがいる。人の身では抗い得ない絶望を蹴り飛ばし、猛り狂う暴風にすら怯むことなく、大団長の笑い声が木霊する。
世界の破滅を前にして怯える者たちは目撃することになるだろう、人類史上最強最大の力を結集した決戦騎の姿を。
彼らに向かって銀鳳騎士団大団長は力強く宣言する。
「それでは、僕たち皆で世界を救ってしまいましょうか!!」
世界の命運を背負い、決戦騎が真の空へと挑む――!
表紙でもうこれは酷い!というのが伝わってくる酷い表紙になってるんですがw
ってか、なんで顔芸やってるんですかオベロンさま!? よりにもよって表紙で変顔を晒すことになってしまったオベロンさまの不憫さよ。そしてエルくんの楽しそうなこと。
シリーズ通しても飛竜戦艦の設計者であるオラシオ・コジャーソ卿とボキューズ大森海で激戦を繰り広げた「魔王」の登場者である小王オベロン。この二人はエルくんのシリーズ通しての仇敵でありライバルとなる存在だと思っていたし、多分それは間違っていないのだけれど……ああ、仇敵というフレーズは向こうからはそう見られていても、エルくんからすると仇敵とか天敵とかいう眼中にはオベロンですらそうではないのか。
オラシオも飛空船普及の立役者であり、はじめてエルくんの技術に追いついてきた技術者として一目置いているし、メカ至上主義者としては思う所あったのかもしれないけれど、エルくんの感性ではそこから敵愾心には繋がらないんだなあ。
それはそれとして、エーテルの海のさらに上、宇宙を目指すオラシオの夢と野望を聞いて、ロボットで先乗りしてやろう、とか考えているあたり敵対はするつもりなくても、十分敵愾心煽る意地悪ですよね。ロボ至上主義者すぎる。

ともあれ、浮遊する大地が墜落をはじめ、エーテルから産まれた魔法生物が暴れ狂うという、果ては大戦乱の果ての滅亡の危機を迎えた世界のために、ここに集った勢力がエルくんの号令のもとに一致団結することに。それこそ、ハルピュリアの過激派をまとめた小王オベロンをも巻き込んで。
ここに、エルネスティ、オラシオ、小王の最悪の協力体制が生まれることになったのである。いや、最悪だーとのたうち回っているのは小王さまとオラシオばかりで、エルくんはいつも通り世界の危機にもかつての敵との協力にも楽しそう、どころか率先していて、相変わらず引きずり回しているのですが。
本当に楽しそうだな、この人。ライトノベル界隈見渡してもエルくんに比肩するレベルのエンジョイ勢ってちょっと思いつかないですよ。エンジェイ勢って一定数は存在すると思うんだけれど、その殆どが常識的な範疇に落ち着いてますからね。ここまで盛大にやらかしつつ、やりっぱなしじゃなくて政治的な根回しで自分のやりたい放題にちゃんとした説得力を付加した上でやりたい放題する人もまずいないでしょうし。おかげで相手がどれだけ偉い人でもむしろ偉くて責任を持っているからこそ、エルくんのやりようを止められなくなるんですよね。
オベロンはあれで群れの長としての責任感は王として立派以上に持ち合わせている人だからこそ、ハルピュリアの将来を考えて協力せざるを得なくなったんだよなあ。あの人、本気でエルくんの事嫌いなのに。
一致団結、というにはギスギスしすぎている関係のはずなんだけれど、エルくんはそもそもそういうギスギスは眼中になく、問答無用で引っ張り回すので小王もオラシオもパーヴェルツィーク王国のグスタフ将軍もギャーギャーと文句を叫びながら、足を引っ張り合うなんて余裕はなく、問答無用でエルくんの言うとおりにあれこれやるはめに。これだけ仲悪い集団なのに、これだけスムーズに事が運んでいくって本来ならおかしいことこの上ないはずなんだけれど、エルくんの牽引力がほんととんでもなさすぎるw
こうなるともう開き直って一緒に楽しくなるのが正解で、嫁のアディを含めてやっとこ合流した銀鳳騎士団の面々はまさにこれで、エドガーもディートリヒも完全にこっちなんだよなあ。いやエドガーは染まってると言ってしまうと悪い気がするけれど、完全に慣れきっちゃってるし、ディーたちはエルくんの同類になっちゃってるし、こいつらはほんとにもう。
パーヴェルツィーク王国のフリーデクント王女は常識的な人なので、もうついていけなくて置いてけぼりになってたじゃないですか。グスタフみたいに頭沸騰させるほど感情的になれず、聡明であるが故にエルくんの主張の正しさを認めざるを得ず、受け入れるんだけれど彼のむちゃくちゃ具合を受け止めきれずに、ほぼキャパオーバーのままで、今回はお疲れさまでした。
エルくんの国の王族みたいに、一緒にはしゃいで楽しくなれる種族なら良かったのにね。いや、エルムス王子や先王陛下と違って今の国王陛下は、お疲れ様勢なんですが。

というわけで、これ主人公連合じゃなくて逆にラスボス連合だろう、というエルくん、オベロン、オラシオらの協力で作り上げた決戦騎。いや、よくまあこんな頭の悪いものを実際に作り上げちゃうこの頭の悪さ!! 
ほんとにもう、よくまあこんなの作っちゃいましたよね。レギュラー機にならなくてよかったと言うべきか、こんなのレギュラー機にしてもいったい何と戦おうというのだ、という事になってしまいますしねえ。
そして一緒になって汗を流して喧々諤々角突き合わせて議論して、とやっていたら例え仇敵同士でも心がつながって同志になっていく……なんてことはこの三人には結局なくて、でもオベロンは嫌いだ嫌いだと叫びながらも憎いとは言わなかったんですよね。和解も同心もしないけれど、いつか絶対に殺すという怒りは消えないけれど、それでも決着をつけることなく、エルピュリアを救うことになったエルくんの偉業に王として感謝して、浮遊大地からの追放という形で、不倶戴天の関係に決着をつけるというオベロン閣下の決断は、和睦というくらいには落ち着くことになったんだろうか。
にしても最後まで、自分はアナタのこと嫌いじゃないのにー、と言っちゃうエルくんってばほんとに煽り体質である。




Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 05 ★★★★   



【Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 05】  之 貫紀/ttl エンターブレイン

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ダンジョンの怪人・ファントム参上!!

記者会見にブートキャンプと、ますます注目を集めてしまった芳村と三好のDパワーズ。
遠ざかるスローライフに嘆く芳村、そんな彼を世間の目から遠ざけるため三好が提案したのは
怪人コスチュームに変装した探索者のお助けマン「ファントム」として活動をすることだった!

「始めてみたのはいいけれど……どうするんだよ、これ?!」

書き下ろしの追加エピソードも多数!!
理系チート探索者の攻略は止まらない!!
ちょっ、これ仮装にしても大惨事じゃないですか!? 見た目的にはオペラ座の怪人のファントムモチーフなんだろうけれど、絶体絶命のピンチに現れて相手の手元にビシっと何かを投げて獲物を取り落とさせながら颯爽と登場って、ほとんどタキシード仮面さま(セーラームーン)じゃないですか。
そしていざやるとなったら、わりとノリノリで台詞回しする芳村さん。いったいどんなキャラを志向してるんだろう。いやこれ一発キャラじゃなくて、今後もなんかあればこの格好して人前に出ないといけないんですぜ。キャラに凝れば凝るほど恥ずかしいのは自分である。
これを考案してやらせているのが、世界的にはワイズマンとして一世を風靡している三好ちゃんなのだから、世も末である。この娘がワイズマンと呼ばれる賢者なのは、まあ否定できないのですけれど賢いってなんだろうね、と色々と考えさせられる享楽っぷりである。毎日が楽しそうでいいですねえ。
それにしても、芳村も三好も二人共理系人間のくせに、感性任せに動きまくってますよねえ。ダンジョン探索ド素人の六条さんを本腰入れて育てる事にしたのも、なんかインスピレーションが働いたみたいな感じですし、今までも神相手に準備もなく勢いで戦ったり、突如出現した館に勢いで突撃したり……勢いで行動しすぎなんじゃないだろうか。立ち止まって熟慮熟考していたら、今みたいな事になっていなかったかもしれないですけれど、それにしても理屈じゃなく感性に従っている所が多々見受けられるのが面白いところでも在る。
これは三好ちゃんの方も似たようなもので、新たに召喚するニューアルスルズを好みだけで子犬形態にしてみたり、完全にピーキーなステータスのフリ方、ロマン系極振りにしてみたりと……これがワイズマンですよ、世間の皆様w
ただ、その勢いまがいですけれど、二人の方針がより具体的な探索者の育成、全体の底上げに向かったのは面白いことになりそう。六条さんみたいなド素人ですら、短期間で中堅以上の探索者でも難しい領域まで達する目論見が既に立っていたり、世界ランキングトップ層に対してもサイモンのチームに施しているブートキャンプで目に見えたステのアップが実現しているわけですしねえ。
今の所Dパワーズが有名なのはスキルオーブの扱いであって、各国の注目はそっち方面にまだ終始しているのだけれど、芳村と三好の二人を中心に巻き起こっているトレンドは既に次の段階に入っている感じで、直接関わりのあるサイモンや涼子さんたち、そして斎賀さんや鳴瀬さんあたり以外は周回遅れになりつつある気がする。
しかし、あのラーテルと吉田の二人はいっぺん痛い目見て欲しいなあ。二人共方向性は違うにしても、ダンジョンというものを見縊っているフシがありますし。はからずもこの両者から大迷惑を被るはめになったテンコー氏が色々と不憫である。吉田に対しては雇われている以上文句言い難い立場かもしれないけれど、あれだけ勝手されるとそろそろ契約違反で蹴っ飛ばしてもよさそうなものだけれど、テンコーさんも商売人だからなあ。でも、プロの傭兵相手に見事な動きを見せて、結構テンコーさん見直したというか、これでも名うての探索者というのは伊達じゃなかったのか。見縊ってました。

さて、この作品ではあんまり起きると予想していなかった、ダンジョンスタンピードの危機。いや、スタンピードというよりオーバーフローじゃないのこれは、むしろシステムの不備に見えるんだが。
いずれにしても、芳村も三好も今回の大事件にはがっつりと現場で働かざるを得なくなりそう。それとも再びファントムの出番なんだろうか。あれ、やればやるほど恥ずかしさが累積していくばかりの代物の気がするんだが大丈夫か?w





オーク英雄物語 3 忖度列伝 ★★★★   



【オーク英雄物語 3 忖度列伝】  理不尽な孫の手/朝凪 富士見ファンタジア文庫

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オークの英雄はドワーフの国で花嫁を手に入れるため、闘士となる――

「あたしの闘士になってくれ!」

オークの英雄バッシュは訪れたドワーフの国で、ドワーフの少女プリメラからプロポーズ(?)を受ける。勘違いであることがわかり、一度は話を断るも彼女が参加しようとしていた『武神具祭』で優勝すれば、あらゆる望みが叶うことを知り――
「女を手っ取り早く手に入れたいってワケか……」
鍛冶師プリメラの闘士となることを決意する。
「あんたは馬鹿力で、剣の腕も大したことない」
「……間違ってはいない」
バッシュのことを知らないプリメラの心配をよそに、英雄は武を示し、当然の如く大会を勝ち上がっていく!
前回のエルフの国編、あとになって振り返ってみるとバッシュはオークらしくエルフ好きでもあったから終始テンション高かった気がする。勿論、顔には出さないにしても。
それに比べるとこのドワーフの国では、ドワーフちょっと無理めです、になっているせいかわりとテンション低めだったように見えるなあ。人間とのハーフであるプリメラはバッシュの好みからしても可愛かったので彼女にプロポーズするために頑張ることになったものの、それでもサンダーソニアなどと比べると……となってましたもんね。
サンダーソニアさん、マジでドストライクだったんだよなあ。今からでもサンダーソニアさんてばいくらでも挽回出来そうなんだが。
それはそれとして、テンション上がりきらなくても手を抜かずにきっちりと与えられた役割を文句も言わずやり遂げようとするバッシュさん、マジ生真面目である。いや実際プリメラにかなり理不尽な物言いされているにも関わらず、バッシュさんてば謙虚ですし誠実に対応し続けてるんですよね。
彼の目的が女目的、嫁取りのためだとしても、下心があったとしても、彼の女性への誠実な対応はなんらくすむものじゃないんだよなあ。
バッシュがオーク英雄として各種族に畏怖されるのはその強さ故なんだろうけれど、ただ強いだけの粗暴で無軌道な輩なら決して英雄とは呼ばれないのである。種族問わず、このドワーフ編では皆から尊敬の目で見られ、闘士たちは彼と試合でも戦えることを歓喜し、職人たちは彼に武器を使って貰えるだけでも咽ぶほど、憧れ讃えられるのはバッシュの強さが威徳を伴っているからなのでしょう。
そしてバッシュは、嫁取りが目的とは言えその振る舞いも内心も、周りがオーク英雄として見ているバッシュとズレがあるわけじゃないんですよね。見てくれも中身もバッシュは見事なほど英雄なのである。お嫁さん欲しい、で頑張ってることすら愛嬌である。
だから、周囲の評価は決して勘違いや誤解じゃないんですよね。一周回って、正確な評価になっている。過剰に持ち上げられてるわけじゃないのである。
とはいえ、彼が童貞でそれを隠して嫁取りのために旅をしている、というのを英雄が世直しのために旅をしている、と勘違いされているのも確かで。でも、実際見てみると結果的に確かに世直しの旅になっているし、バッシュの行動は英雄のそれであり、内面の方もオークの戦士としての矜持があり謙虚があり勇猛さがあり、男としての女性に対する配慮があり優しさがあり、まあ一言で言って格好良いんですわ。つまり、誰もが想像するオーク英雄バッシュという姿は虚像ではなく実像そのものなのである。だから、勘違いされているにも関わらず、全然勘違いじゃない、という矛盾した結果になっているの、面白いなあと思うんですよね。

でもこうしてみると、各国ともに戦後の混乱が戦時中の闇を引きずったまま現在に禍根を残しかねない状況になっているんですよね。せっかく訪れた平和を脅かす闇が、各国にはわだかまっている。
それを戦時中の英雄であるバッシュが、種族の枠をこえて解決して回っているという姿は、平和の価値を示すと同時に未来への希望ともなり、過去の英雄が平和になっても英雄として平和を守ってくれるというのは、戦争しか知らない世代が、兵士や戦士たちが過去の産物となって置き去りになって燻っていくその閉塞感をぶち破ってくれる象徴にもなるんですよね。
この『武神具祭』でも戦争で名を馳せた幾人もの英雄たちが選手として登場しますけれど、戦争という舞台を失った過去の遺物として錆びついて打ち捨てられていく、という恐れみたいなものが垣間見えたんですよね。でも、オーク英雄バッシュと相対することで彼らの錆は落とされ、彼らは胸を張って過去の戦いを誇れるようになっていった。恐れは憧れとなり、憧れは希望となってくれた。
バッシュは何もしていないかもしれない。彼は彼としてやるべきことを、やりたいことをやっただけかもしれない。彼らを救ったのは、彼ら自身なのだろう。でも、彼らが自らを救うことが出来たのは、バッシュの存在があったから。
プリメラが自分の技量に分不相応な肥大化した自信を抱いて盲目になっていたことに対して、バッシュは何もしていない。ただ言われた通り、プリメラの指示通りに戦っただけ。誠実に真面目に、謙虚に彼女の理不尽で理の通っていない見当違いの叱責に怒りもせず応え続けたのみである。
でも、その物言わぬ誠実さが、プリメラに自分の未熟さを自然と理解させ、彼女に自分の非を、恥知らずさを受け入れさせたのなら、やっぱりバッシュは英雄なんですよね。
勘違いだけど勘違いじゃない。胸のすく痛快できもちのよい英雄譚でありました。
ほんとに彼には最終的にはちゃんと嫁貰えてほしいなあ。





ただ制服を着てるだけ 2 ★★★★   



【ただ制服を着てるだけ 2】  神田暁一郎/40原 GA文庫

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「私、あなたの『彼女』ですよ? ちゃんと『彼氏』らしく、優しくエスコートしてよね?」
同居生活を送る社畜・広巳とニセモノJK明莉。ヒミツの関係は広巳の店の従業員、舞香にバレてしまう。
「……え? マジに付き合ってないんですか? キモ〜い!」
バレても構わない明莉と職場の人間関係的に困る広巳、そんな中、明莉の職場の店長にもバレてしまう。
「あゆみ、直引きしてるだろ?」
店長の疑いを晴らすため二人は恋人関係を演じることに!? そんな日常の中、明莉の過去を知る人物が現れ、トラブルが起きてしまう――。
いびつな二人の心温まる同居ラブストーリー第2弾!

JKビジネスという夜の世界に生きる19歳のニセモノJK。その彼女を通して描かれる、その夜の世界から抜け出せずに藻掻く女性たちの姿を浮き彫りにする異色のライトノベル第二弾。
誰にも頼らずに独りで生きていくという強烈な自立心、誰かに依存して生きることへの拒否感にも似た反発心。そんな矜持を明莉が抱くに至った転落の人生がここでは語られている。
明莉の自分の半生を語ったエッセイの内容は決して軽はずみな事情ではなく、家庭家族の問題や環境によってどうしようもなく追い詰められ、JKビジネスの世界へと足を踏み入れ、そして昼の世界から足を踏み外して二度と這い上がれないまま、ズルズルと底へ底へと落ちていく、その悔しさに塗れた人生が赤裸々に描かれている。
母親が陥った精神的な病と依存症、それが明莉を追い詰めたのですから、彼女が誰かに頼り切りになって生きる依存という関係に忌避感を抱くのも当然だったのでしょう。
搾取されるのは絶対に許さず、だからといって無償の施しは受け入れられない。何も求めず、ただ与えてくれる広巳の存在に、彼によって助けられ今生活できている事実に一時は反発し彼のもとを飛び出した理由もよくわかります。
でも、広巳のそれはただ無償で与えるものではなく、哀れみや施しなんかじゃなかった事は、明莉にも何となく伝わっていたのでしょう。だから、彼女は戸惑いながらも彼にもとに戻ってきたのでした。
だからといって、広巳との関係が安定したわけでも定まったわけでもありません。周りに言い訳するために恋人という関係をでっち上げましたけれど、その関係を本物にしてしまって寄りかかるのは彼女の生き方に反してしまう。でも、本音を言うと彼の傍にいるのはただただ心地よい。
それでも広巳に住む所を提供してもらう以上は求めず、リフレを続けて彼に頼り切りにならずに生きていこうとした彼女ですけれど、広巳への頼り方というのはもう少し違った形もあったとは思うんですよね。でも、頼ること自体、彼女にとっては依存になってしまう忌避感に繋がっていたのでしょうか。
そんな彼女の自縄自縛に切れ目を入れてくれたのは、昔から明莉のことを見てくれていた
NPO法人の代表として夜の街を駆け回っている千秋というおばちゃんでした。なんていうんだろう、こういう人って本当にいるんですよね。上から目線の善意の人じゃなく胡散臭い鼻につく格好つけでもなく、自分は可哀想な人たちを助けてるんだという自負に鼻の穴を膨らませているのでもなく、幸せになるのが義務なんですと押し付けてくるでもなく、本当に同じ目線から寄り添う事を厭わず、想いを共有しようとしてくれる尊敬に値する人たちが。
千秋さんの言っていた、依存することは人が自立するためにむしろ必要な事なんだ、というセリフはちょっとした衝撃でありました。
誰かに頼れ、自分ひとりで背負い込むな。そんなたぐいの言葉は聞き飽きるくらい聞いた事があります。千秋の言葉はそれらと意味としては変わらないのかもしれません。でも、依存していいどころか依存することは必要なことなんだ、とまで強い言葉で言われるとハッとさせられるんですよね。普通なら届かない所まで言葉が届く。
勿論依存体質の人にそんな事を言えば逆効果ですし、千秋さんも正しい依存とは誰か独りに頼り切りになってしまうものではない、と。一つの依存を深めるのではなく、小さな依存を増やすのがいいんだ、とちゃんと言葉を尽くしてくれるのですが、依存という関係に過去の出来事から強烈な忌避感を抱いていた明莉にとって、むしろ依存は必要だという真逆の言葉は素直に受け入れられず納得いかないものだとしても、届きはしてるんですよね。しっかりと、明莉の心に刻まれることになる。
それは確かに、明莉の勇気に繋がったと思うんですよね。
誰かに頼る勇気。広巳という人に頼ってもいいんだ、と思える勇気。そして彼に頼り切りに寄りかかるのではなく、本当の自分を知ってもらうことで本物の自分を受け入れて貰うことで対等になる、そのためにすべてを打ち明ける勇気を。
どんな転落人生だろうと、それは明莉にとって必死に生き抜いてきた人生だった。ニセモノの制服を来て仮初の時間を与える仕事についている自分だけれど、後ろめたい間違いだらけの落ちぶれていくばかりだったこれまでだけれど、それこそが明莉にとっても本物だった。
それを彼は理解しようとしてくれた。彼女の、彼女たちの苦しさを辛い思いにお為ごかしじゃない優しさを投げかけてくれた。
それこそが、明莉に自分のこれまでの人生が「本物」だと、後悔はしても否定しない、それだけの勇気を与えてくれたのでしょう。
広巳との出会いは、そして今この夜の世界にいる自分に良くしてくれた人たちの出会えたことは幸せだった、と思える勇気を。
そうして積み重ねていけた勇気は、彼女に「本物の制服」を着る踏ん切りに繋がっていったのでした。
ああタイトルの【ただ制服を着てるだけ】ってここに繋がっていくのか、とエピローグを見て思わず感じ入ってしまいました。
そうして、広巳と明莉の関係は、こうしてお互いを「支え合う」関係に至ったんじゃないだろうか、と思いつつ、読後の余韻を噛みしめるのでした。


霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない ★★★★   



【霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない】  綾里 けいし/生川 ガガガ文庫

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その少女は「かみさま」のなりそこない――

藤咲藤花の元に訪れる奇妙な事件の捜査依頼。
それは「かみさま」になるはずだった少女にしか解けない、人の業が生み出す猟奇事件。

人の姿を持ちながら幽世のものに触れる異能をもつ彼女は、事件の解決に自分の居場所を求めて歩む。
そして、その隣には「かみさま」の従者として彼女を守る役目を負うはずだった青年・藤咲朔の姿が常にあった。

数奇な運命のもとに生まれ――そして本来の役割を失った二人は現世の狂気のなかで互いの存在意義を求め合う。
これは、夢現の狭間に揺れる一人の少女と、それを見守る従者の物語。

思えば、綾里けいしさんの描く物語の多くが、主人たる少女と従者たる青年の二人を中心として描かれる物語だ。そして、その主人たる少女たちの多くがまた超常の存在である。存在以上にその精神性が人並み外れた強靭さ、或いは異常さを有している特異な人物だった。
【B.A.D】の繭墨あざかも、【アリストクライシ】のエリーゼも、【異世界拷問姫】のエリザベートも、狂気であり誠実であり残酷であり異質であり優しくもある突き抜けた人物だった。従者たる青年たちは、彼女らに振り回されながら彼女らを追いかけ付き従い、支える者だった。【B.A.D】の小田桐くんについては異論多々あろうが。
「かみさまのなりそこない」藤咲藤花もまた、そんな人外たる女主人の列に連なるヒロインだと思っていた。なにしろ、かみさまのなりかけ、だ。この場合の神様というのは、人の身でありながら人でなくなる、生きたまま幽世の住人になるような、俗世から完全に隔離されてしまうような、超常の存在だ。人としての人格も、人としての人権も、人としての柵も、何もかもから解き放たれた、贄のようなカミのような、祭り上げられた祀り上げられた神秘。
そんなモノになりかけた、なるはずだった、そんな少女はやはりそもそもが超常の存在なのだろう、と。超然として達観して透徹として、ふと目を離すと消えてしまいそうな浮世離れした儚いカゲロウのような少女なのだと、勝手に考えていた。

まさか、こたつから出てこないただの引きこもりニートだとは思わなかったさ。
食べ物に関してだけはアグレッシブになる、食物を買いに行くのなら積極的に外に出る種類のニートだとは思わなかった。
ただの食っちゃ寝してゲームして遊んで、従者の朔くんに衣食住ぜんぶ依存しているダメニートだとは思わなかった。
そして朔くん、厳しいことを言っているようでこの男、藤花にだだ甘である。甘やかしまくっている。口を開けて餌をねだるヒナにせっせと餌を放り込む親鳥のごとくである。なんだかんだ辛辣な文句を言いながら、一生彼女が引きこもりでも嬉々として養いそうな、人をダメにするたぐいの男である。
「少女たるもの」
それが藤花の口癖、或いは決め台詞だ。
かみさまになれなかった彼女の能力は中途半端。霊能探偵を名乗って看板を立てているけれど、聡明ではあってもカミソリのように謎を事件をズバッと解決するような切れ味はなく、自称かみさまの劣化品である彼女の精神性は、自分で宣うように当たり前なほど少女だ。ただの15歳の少女なのである。そこに、かみに連なる神秘も超常性も、異常性も狂気すらも持ち得ていないかもしれない。
本当に、ただの女の子なのだ。
だからこそ、藤花は傷ついている。現代の残酷な御伽噺のような、この異能と超常の世界に生まれるにはあまりに普通の少女だったが故に。かみになれなかった、成り得なかった自分への意味を、存在意義を見失っている。
いや、すべての真相が明らかになったあとに振り返ってみれば、彼女が苦しんで自分に価値を見い出せずにいたのは、かみさまになれなかったからではないのだろう。かみさまにもなれなかったにも関わらず、かみの従者となるはずだった「彼」藤咲朔を自身に縛り付けてしまったから。彼を自由にしようともがきながら、結局誰よりも自分が彼を縛り付けてしまったから。そして今この瞬間も彼にすがりついているから。もうかみさまでもないというのに。
つまるところ、藤花の想いはただただ朔一人に向けられていたと言っていい。藤花の振る舞いは、そのたどった歩みは、徹頭徹尾ひとりの青年を想ってのことだった。
それはもう少女以外の何者でもない在り方である。到底かみさまになんてなれるはずがない、ただの女の子のありかただった。
好きな人のためならば、たとえ自分を殺しても。たとえかみすら殺しても。

だからきっと、そんな彼女を救うには、かみさまでもかみさまの劣化品でもなりそこないでもなく、ただの無意味な少女をこそ守るのだという青年の想いを伝えることが必要だったのだろう。
従者という役割だからじゃなく、ただ単に藤花だから傍にいるのだと、そんな当たり前を彼女に信じてもらうことが必要だったのだろう。
でも、この異常で残酷で半ば狂った異形の世界で、そんな当たり前こそが普遍的ではなくそう在る事は難しい。こんな歪んだことわりが罷り通っている世界の中で、ただの少女であったというのはいっそ惨劇ですらあったかもしれない。

霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない。
当然だ。人の惨劇を嗤えるような、そんな歪んだ存在では彼女はなかった。本当に、ただの少女だったのだ。
少女はただ恋をして、恋に殉じた。それこそが、彼女自身の惨劇だったのかもしれない。
それがただの惨劇で、悲劇で、末路として終わらなかったのは、朔もまた、かみの従者になりえなかったからなのだろう。
彼もまた、最初から役目など意味をなしていなかった。彼にとってかみさまなんてどうでもよかった。最初から、彼の目にはかみさまではなく少女しか映っていなかったのだから。
与えられた役目によって結ばれた二人は、最初からかみさま候補とその従者という役目など関係なかった。最初から、お互いしか眼中になかったのだから。
でも、それを二人共知らずわからず理解せず、そのまま拗れて固まり、どうしようもないまま藤咲の因果としがらみに囚われて、彼らもまた惨劇の道をたどるはずだったのかもしれない。

そう考えると、本物の「かみさま」になったあの名前も語られぬ少女は、役割としてのかみさまではなく、彼女自身の意思と力で「縁結び」の神様と成ったのかもしれない。ほんの些細で親切なおせっかい。意地悪で迂遠な依頼にして道しるべ。傷ついて向き合うことのできなくなっていた少女と青年に、真実をたどる道筋を示すことで、お互いの想いを伝え合えるきっかけを与えてくれた。
彼女は狂ったかみであり、正しいかみであり、だからこそ血を厭わずまともな倫理に縛られず、でも友人だったひとりの女の子の恋を、大切になるはずだった青年の想いを、そっと結ぶ機会をくれたかみさまだった。
それはかみというより、少女のようで。名前も語られぬ彼女もまた、かみさまとなった彼女もまた、少女たるもの、だったのだろう。

かくして、これは最初から最後まで徹頭徹尾、純粋な恋の物語でありました。幾多の惨劇の上を歩んでいくものだったとしても、穢れを感じさせない純愛の物語でもありました。
死がふたりを分かつまで、或いは死すらも分かてぬ、この世界にただ二人きりであるような恋人たちの物語。




メイデーア転生物語 5.扉の向こうの魔法使い(下) ★★★★   



【メイデーア転生物語 5.扉の向こうの魔法使い(下)】  友麻碧/雨壱 絵穹 富士見L文庫

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明かされる転生の秘密、訪れる仲間との別れ。マキアの魔法学校生活が終わる

魔法学校の終業式の日。マキアたちは空から降ってきた魔物――帝国による強襲を受けていた。突然の侵攻に防戦を強いられ、散り散りになっていく学友たち。窮地を打開するため、マキアとトールはユリシス先生の指揮で、学校に封じられた強大な力を解放することに。そして封印を解く鍵は、三人の前世にあるのだという。
黒の魔王、白の賢者、そして紅の魔女。おとぎ話の悪役として語られる、三大魔術師の転生の秘密。そして想いの一端に、マキアは触れて……。
赤く染まる“メイデーア”の空が、遥かなる物語へと繋がる。
ネロ、さすがにカノンの肉親というわけじゃなかったか。それ以上に、秘められし正体だったわけですけれど。
考えてみると、ちょっとチンピラ入ってるフレイ王子よりもよっぽどネロの方が品の良い王子さまだった気がするぞ。
集まるべくして集まったガーネットの9班。でも彼らは決して仕組まれた形で同じ班になったのではなく、みんなマキアが見つけて集めてきたメンバーだったんですよね。何の裏事情も背景もなく、ただのネロとして、ただのフレイとして、ただのレピスとして、彼らはマキアの元に集ったのだ。何の思惑もなく、彼らは仲間になり、友達になった。
戦争がはじまり、四人はそれぞれに背負った運命、肩書、使命の下に戦いに赴くだろう。それぞれ、別れ別れとなり己が道をゆくことになる。
でも彼らは決して忘れないだろう。この学園での日々のことを。四人の仲間たちと一緒に過ごしたこの楽しかった時間を。肩書も立場も関係なく、友人となった皆のことを。
ネロにとっても、レピスにとっても、フレイにとっても、マキアにとっても、この友情は掛け替えのない拠り所になるのだろう。時に孤独のうちに戦わなければならないとき、それでも大事に宿す想い出がある。決して切れることのない繋がりがある。それこそが、彼ら自身を励まし続けるのだ。
そして何があろうと、何が起ころうと、ガーネットの9班は仲間である。友達であり、味方であり続ける。
そんな切々たるネロやレピスの心情が痛いほど伝わってくる、楽しい日々の終わりであり友との別れであり、旅立ちの物語でありました。

そして、ついにマキアとトールに明かされる、二人の内に眠る真実。彼らが紅の魔女と黒の魔王の末裔……ではなく、魔女と魔王当人の生まれ変わりであるという事実。
伝説の大魔術師(ロード)クラスの転生体なのである、と。
それはユリシスも同じ立場であり、また大司教エスカやシャトマ姫もまたかつて伝説に残る偉大なる魔術師の生まれ変わりなのだという。今、歴史に刻まれる伝説の大魔術師の生まれ変わりたちが、この時代に一同に会そうとしているのだ、と。

って、ここでユリシスが学園の深層に秘められたこの世界の秘密が隠されている場所に連れてきてくれながら、待っていたエスカやシャトマ姫とともに色々と説明してくれたのですけれど……。
え? ええ!? そこまで全部語っちゃうのですか!? まだマキアとトールが覚醒しておらず、前世の記憶もちゃんと戻っていないにも関わらず、伝説に残る魔術師たちの正体と転生の謎についてまで全部一気に暴露してしまったのは、ちょっと情報量多すぎやしませんか!?
ウェブ版だとどういう展開だっただろう。そもそも、マキアたちには前世の記憶が残っていた、という前提から違ったんでしたっけか、そう言えば。にしても、前世の紅の魔女時代の様々な想い出、心残り、痛切な願いや灼熱にして後悔にまみれた恋の記憶など、様々な形で前世の物語が語られその運命の激しさを味わったからこそ、さらにその前世の前世、幾年も人生を駆け抜けていく重厚さを感じられて、その大本である創世神の物語に辿り着いたときの壮大さに打ちのめされた記憶があるんですよね。
そして、その神代の時代から続く切なる願いの壮大さを味わったからこそ、その悠久のような時間の流れの中でただ一人記憶を継続したまま使命のために命を注ぎ続けるカノンの生き様のその凄まじさ、悲壮さに行き当たってしまったのでした。
それを全部ここで一気にネタバラシ的に語っちゃうのは、巻きですか!? と、思っちゃうところなんですよね。そりゃ、前世の話だけで一巻どころで済まない気もするしなあ。
にしても、ここで全部語ってしまったのは、ちょっと余韻とか感傷とかあんまり感じられない忙しなさだった気がします。マキアとトールも実感も何もない、というか彼女たちまだ前世の記憶も思い出してないものだから、ぽかんとしてたんじゃないでしょうか、これ。
未だ、カノンがどうして彼らマキアたちを殺し続けるのか、その理由についてはすべてが明かされていないので、彼の生き様の壮絶さはそれこそすべてが明らかになった時に嫌というほど味わうことになるのかもしれませんが。それに、紅の魔女の鮮烈な生き様も。黒の魔王の後悔も。それを直接見聞きして味わうことで、ようやくマキアとトールの運命の再会の尊さを実感できることになると思うので、そのへんは次回以降の楽しみですわなあ。
しかし、ユリシス先生はハラグロ感がウェブ版よりもいや増している、というかあんなちょっとイッちゃってるユリシス先生初めてみたよ! あんなユリシス先生が実在していたのかw

そして、救世主として完全に立ち直ったアイリ。いやもうこの娘は、なんであんなドリーム状態に陥っていたのか、そっちの方が不思議なくらい、元々いい子だったのだけれど、ココに来て完全に覚悟キメて根性据えて目を覚ましてくれたので、一安心を通り越して頼もしいくらい。
今度、マキアの方がどうにも不安定になりそうなので、自分の全身全霊を賭けてマキアの事を支えてトールの事も応援してくれそうなアイリの存在は正直かなり助かるんじゃないだろうか。


Mayday Mayday Mayday 

それがこの世界の名前に込められていた叫びだという。
助けて、助けて、助けに来て!
その叫びを名前に刻んだこの世界の有り様は、果たしてどんな形をしているのだろう。10柱の創世神が、子供達が、今なお転生を繰り返している意味を、本当の意味を、まだ知ることはない。
知っているのは、ただ一人の死神だけだ。さても、メーデー、それはいったい誰の叫びなのか。


巻末には短編がいくつか。掌編と言ってもいいくらい。いや、いや、いや、マキアとトール、これお互い好きすぎじゃないですかね!? まだ幼い頃の無邪気で穢れのない純粋な好きの領域だったかもしれないけれど、ちょっとパパさんの出張にトールがついていくことになってしばらく離れ離れになっただけで、マキアに禁断症状が出てるんですが。
これ、後々トールが救世主の守護者に任命されて離れ離れになったとき、よくマキアがトール不足で枯死しなかったなあ、というくらいトール成分を常時取らないとマキアおかしくなってるんですよねえ。
トールが家を出る際、トール筆頭に家全体でこれ絶対やべえんじゃないか、という空気に染まっていたのも、二人の文通の内容見てるとよくわかりますわー。


我が驍勇にふるえよ天地 11 ~アレクシス帝国興隆記 ★★★★   



【我が驍勇にふるえよ天地 11 ~アレクシス帝国興隆記】  あわむら赤光/ニリツ GA文庫

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吸血皇子と冷血皇子。
ともにクロードの皇子として生をうけながら、母親の身分の低さゆえに侮られ続けた二人の怪物が激突す。

「――俺の覇業に立ちはだかるのは、レオナートかもしれん」

かつての予測を見事に的中させたキルクスは万全の軍備を整え、一切の容赦も斟酌もなく、途上にある尽くを蹂躙しながら迫り来る!
その進軍を遅らせんと寡兵で挑むアランの命運や如何に? 半分血を分けた兄との決戦に臨むレオナートの命運や如何に?
そして暗闇より放たれた刃にシェーラの命運は――

痛快にして本格なるファンタジー戦記、堂々完結の第11弾!!
これ、一旦シェーラは完全に戦略的に負けちゃってるんですよね。アレクシス軍が敗北を避けられたのは、個々の将帥が献身的にその全身全霊を傾けて各々の戦場で粘ってくれたからであって、一箇所でも敗走していたら全軍が瓦解していたと思うと、ゾッとしないですわ。
恐るべきは、アレクシス軍にはシェーラに匹敵する人類史最高峰の戦略家が在籍していたということで、レイヴァーンが味方にいるってなんかバグってないですかね、戦力比。
重ね重ね、アドモフ帝国になんで勝てたんですかね!? あの国の人材と戦力をそのまま吸収できたことで、実質倍どころか3倍5倍とアレクシス軍って強化されてたんじゃないだろうか。内部分裂してなかったら、どう考えても勝てなかったでしょう、あれ。
そんでもあって、アレクシス軍に吸収された結果、アドモフ帝国の分裂していた政軍がほぼ統一された形で全力発揮できるようになった、というのはもうなんというか敵対国からすると反則としか思えなかったんじゃないだろうか、これ。
にしても、まさかよりにもよってトラーメさんが退場することになるとは思わなかった。キャラクターとして一番しぶとく生き汚い人でありポディション的にも一番死ににくい人であり、戦力的にもアレクシス軍の中で替えの居ない唯一無二の人材であってこの人が居なくなった場合のアレクシス軍が受けるダメージ、機能不全起こしかねないレベルのものだっただけによりにも寄ってこの人が死戦に身を投じることになるとは本当に想像していなかったです。
こんなトラーメさんですら、自らを省みずに自分の死と引き換えにしてでも、と思わせてしまうほどの魔性が、レオナートのカリスマだったのやもしれません。
これ、結果的に見ると無茶振りされまくり限界ギリギリのきつい仕事ばかり押し付けられた挙げ句に、使い潰されてしまったとも言えなくもないんですよね、トラーメさん。本人としては命の賭けどころを見つけてしまって、それで良かったのかも知れませんが。
この人はもっといいとこ取りの美味しい思いをして戦後を暮らして欲しいとも思ったんだよなあ。
実際、トラーメさんを喪ったことで以後のアレクシス軍は相当不具合が出てしまったらしいことは、巻末の評伝でも触れられていて、頷くばかりでありました。

しかし、これで完結巻と謳いながらも、今回の包囲網こそ食い破りながらも戦争自体は全然終わりそうにないのに、これどうやって完結まで持っていくんだろう。打ち切り!?それとも、もしかしてシェーラまで逝ってしまうことで描くべきものがなくなってしまうの!? とか、混乱していたのですが……天下統一までの道のりで一番山場というか危地というか、戦力的にも敵と釣り合いが取れていたのがここまでで、以降は圧倒的にアレクシス軍が優位になって、ほぼほぼ消化試合になっていたんですね。
なので、戦記としては以降は思い切ってバッサリと切って落とす形で終わらすことにしたんですなあ。
これは戦記物としては納得ではあるんですけれど、素直になれないジュカと余裕なアランとの恋模様とか、個々のキャラクターそれぞれにスポットを当てた物語を見ていたかった身としては、そのあたりもバッサリと片付けられてしまったのはちょっと肩透かしではあったんですよね。
巻末の列伝でそれぞれ個人の後日談についてちゃんと書いてくれていたのはありがたい限りなのですけれど、やっぱりその辺のラブコメ的な展開については直接話として見たかったなあ。特にジュカ関連は。
しかし、シェーラはなんで表舞台から消えなくちゃいけなかったんだろう。ジュカが大いに活躍して列伝残しているように、他にも侍女出身者でも名臣伝に名を残し重臣として遇された人は何人もいるのに。
まあ戦略結婚的に、絶対に子供が出来ないレオナートとメリジェーヌを差し置いて他の側室が子供作ったら、クロードとアドモフの国家統一事業に罅が生じるから、というのもあるだろうし、実質シェーラが表舞台に立つなら宰相以外の何物でもなく、シェーラひとりに権力が集中しすぎる、しかもレオナートがシェーラの言う事全部受け入れてたら傀儡に見えてしまう、と確かにまあ逆にシェーラの立場が危うくなってしまいかねないのも確かな話。
その上でシェーラ個人の幸せのため、そんでもって彼女の叡智をレオナートが全面的に受け入れて活かすためには、表舞台から消えて裏の女主人にして影の王妃になるのが最適だったんだろうなあ。
でも、確かにシェーラの件のみならず、他の人の列伝にしても真実から程遠い記述や情報隠蔽がこれほど沢山あると、ウイリアム・レイバッヘが歴史家としてはド三流と言われるのも仕方ないよなあ。記述者の恣意が入りすぎだよw
でも、ウィラン帝、表舞台から完全に去って隠遁生活送り続けるのかと思ったら、史書官でありながら安楽椅子探偵さながらに、助言を求めて訪ねてくる人にアドバイスを与え続けてズバズバとあらゆる問題解決に活躍しまくっていた、ってめちゃくちゃ表舞台で活躍してるじゃないですか、この隠遁者w
なんでこの人が皇帝やってる国に勝てたんだろう。振り返ってもちょっと信じられないんだが。

にしても、こうして見ると本作って信長の野望とか三國志といったコーエーの歴史シミュレーションゲーム的な側面がありますよねえ。内政とか戦争パートじゃなくて、人材方面で。
本来の史実だと、敵対した相手の家の武将どころか大名とかをまるごと吸収、登用するとか出来るもんじゃないのですけれど、信長の野望とかだと武田信玄とか上杉謙信とか大英雄たる戦国大名も自分の勢力の武将として登用できるじゃないですか。
そんな感じで、本作ではアドモフ帝国のレイヴァーンはじめとした諸将どころか皇帝陛下もこっそり登用していたわけですけれど……まさか、後日、この巻で決戦していたキルクス王子や、ガビロンの四兄弟まで降伏させたあとに首切らないで全員臣下にして、以降の大陸統一事業に投じていた、ってちょっと反則もいいところじゃないですか、これ!?
どんだけ世界最強の軍にしたかったんだよ、というくらいの人材の確保っぷりである。
これ、最後まで残ったヂェン帝国が一番割り食ってるんですよね。レオニート率いるアレクシス軍に、キルクス、ガビロン四兄弟、レイヴァーンにアレン。これに各国の名将勇将知将が揃って襲いかかってくるんですから、どんなフルボッコだよ、と。
さながら、織田信長に率いられた武田信玄、上杉謙信、北条氏康、毛利元就、島津四兄弟、徳川家康、三好長慶、今川義元、大友宗麟、などなどといったオールスターキャストに攻められる伊達政宗といった様相である。
もうやめてあげて、と言いたくなる人材力差なんだよなあ。
まあノブヤボなんかも、勢力がある一定のラインを超えるとあとはもう消化試合になるわけで、だらだらと続けずにすっぱりと物語を〆たのはやはり最善だったのかもしれません。
でもまあ、やっぱりもうちょっと後日談的な形での短編集みたいなものは欲しいですよねえ。特にジュカに関しては!

なにはともあれ、11巻にも及ぶ痛快なる英雄戦記、完結お疲れさまでした。


 

7月8日

南野 海風
(カドカワBOOKS)
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神無月 紅
(カドカワBOOKS)
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千月さかき
(カドカワBOOKS)
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アルト
(カドカワBOOKS)
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神山 りお
(カドカワBOOKS)
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港瀬 つかさ
(カドカワBOOKS)
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7月7日

ゆずチリ
(KCデラックス)
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桑原太矩
(アフタヌーンKC)
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光城ノマメ/しまな央
(アフタヌーンKC)
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SNK/あずま京太郎
(シリウスKC)
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福田直叶/むらさきゆきや
(シリウスKC)
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やつき/澄守彩
(シリウスKC)
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内々けやき/あし
(シリウスKC)
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石口十
(シリウスKC)
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田口ホシノ
(シリウスKC)
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川上泰樹/伏瀬
(シリウスKC)
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伏瀬/柴
(シリウスKC)
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園原アオ/割田コマ
(シリウスKC)
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錬金王/五色安未
(シリウスKC)
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鳥羽徹/えむだ
(ガンガンコミックスUP!)
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瘤久保慎司/夏星創
(ガンガンコミックスUP!)
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古森きり/水口十
(ガンガンコミックスUP!)
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三河ごーすと/平岡平
(ガンガンコミックスUP!)
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えぞぎんぎつね/阿倍野ちゃこ
(ガンガンコミックスUP!)
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斧名田マニマニ/唯浦史
(ガンガンコミックスUP!)
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蒼乃暁/BARZ
(ガンガンコミックスUP!)
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佐伯さん/はねこと
(ガンガンコミックスUP!)
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西山暁之亮/縞
(ガンガンコミックスUP!)
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FUNA
(SQEXノベル)
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佐賀崎しげる
(SQEXノベル)
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葉月秋水
(SQEXノベル)
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ももよ万葉
(SQEXノベル)
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7月6日

四葉夕卜/小川亮
(ヤンマガKCスペシャル)
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朝賀庵
(ヤンマガKCスペシャル)
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岡本倫
(ヤンマガKCスペシャル)
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細川忠孝/山村竜也
(ヤンマガKCスペシャル)
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硯昨真
(宝島社文庫)
Amazon

7月5日

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にゃんたろう
(ドラゴンノベルス)
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八華
(ドラゴンノベルス)
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二八乃端月
(ドラゴンノベルス)
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7月4日

レオナールD
(一迅社ノベルス)
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松本直也
(ジャンプコミックス)
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稲垣理一郎/Boichi
(ジャンプコミックス)
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藤本タツキ
(ジャンプコミックス)
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阿賀沢紅茶
(ジャンプコミックス)
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マポロ3号
(ジャンプコミックス)
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yatoyato
(ジャンプコミックス)
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土田健太
(ジャンプコミックス)
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橋本悠
(ジャンプコミックス)
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辺天使/津田穂波
(ジャンプコミックス)
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伊藤砂務
(ジャンプコミックス)
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三条陸/芝田優作
(ジャンプコミックス)
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稲岡和佐
(ジャンプコミックス)
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有馬あるま/フカヤマますく
(ジャンプコミックス)
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田中靖規
(ジャンプコミックス)
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岩田雪花/青木裕
(ジャンプコミックス)
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堀越耕平
(ジャンプコミックス)
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古橋秀之/別天荒人
(ジャンプコミックス)
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神江ちず
(角川コミックス・エース)
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路生よる/藤堂流風
(角川コミックス・エース)
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蝉川夏哉/ヴァージニア二等兵
(角川コミックス・エース)
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三上康明/田中インサイダー
(角川コミックス・エース)
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7月1日

紙城 境介
(角川スニーカー文庫)
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メソポ・たみあ
(角川スニーカー文庫)
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ナナシまる
(角川スニーカー文庫)
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shiryu
(角川スニーカー文庫)
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あまさきみりと
(角川スニーカー文庫)
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ミヤ
(角川スニーカー文庫)
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榊一郎
(HJ文庫)
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たすろう
(HJ文庫)
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シクラメン
(HJ文庫)
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かみや
(HJ文庫)
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ぎんもく
(FUZコミックス)
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晩野
(FUZコミックス)
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明地雫/霜月緋色
(HJコミックス)
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森山ゆっこ/はむばね
(HJコミックス)
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黒野ユウ/遠野九重
(B’s-LOG COMICS)
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大和田秀樹
(近代麻雀コミックス)
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6月30日

之 貫紀
(エンターブレイン)
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kawa.kei
(エンターブレイン)
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槻影
(エンターブレイン)
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白水 廉
(エンターブレイン)
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丸山 くがね
(エンターブレイン)
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鹿角フェフ
(GCノベルズ)
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力水
(モンスター文庫)
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蒼井美紗
(Mノベルス)
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よねちょ
(Mノベルス)
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あきさけ
(Mノベルス)
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唐澤 和希
(ヒーロー文庫)
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中野 在太
(ヒーロー文庫)
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新城一/海月崎まつり
(KCx)
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キダニエル/四葉夕卜
(KCx)
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6月29日

榊 一郎
(講談社ラノベ文庫)
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弥生 志郎
(講談社ラノベ文庫)
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雨宮 和希
(講談社ラノベ文庫)
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虎走 かける
(講談社ラノベ文庫)
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謙虚なサークル
(講談社ラノベ文庫)
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深山 鈴
(Kラノベブックス)
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右薙 光介
(Kラノベブックス)
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火事屋/蛙田アメコ
(ライドコミックス)
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真鍋譲治/すかいふぁーむ
(ライドコミックス)
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伊吹 亜門
(星海社FICTIONS)
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柴田 勝家
(星海社FICTIONS)
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6月28日

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6月27日

浦上ユウ
(電撃コミックスNEXT)
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猫夜叉/亀小屋サト
(電撃コミックスNEXT)
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たくま朋正/伊藤暖彦
(電撃コミックスNEXT)
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綾村切人/ナフセ
(電撃コミックスNEXT)
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結城鹿介/髭乃慎士
(電撃コミックスNEXT)
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幌田
(まんがタイムKRコミックス)
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6月25日

十文字青
(オーバーラップ文庫)
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鬼影スパナ
(オーバーラップ文庫)
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迷井豆腐
(オーバーラップ文庫)
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篠崎 芳
(オーバーラップ文庫)
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寺王
(オーバーラップ文庫)
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御鷹穂積
(オーバーラップ文庫)
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メグリくくる
(オーバーラップ文庫)
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雨川水海
(オーバーラップノベルス)
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江口 連
(オーバーラップノベルス)
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和島 逆
(オーバーラップノベルスf)
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KK
(オーバーラップノベルスf)
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雨川透子
(オーバーラップノベルスf)
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6月24日

芝村 裕吏
(MF文庫J)
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志瑞祐
(MF文庫J)
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長月 達平
(MF文庫J)
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長月 達平
(MF文庫J)
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月見 秋水
(MF文庫J)
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三月みどり
(MF文庫J)
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花間燈
(MF文庫J)
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衣笠彰梧
(MF文庫J)
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常世田健人
(ダッシュエックス文庫)
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ジルコ
(ダッシュエックス文庫)
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疎陀陽
(ダッシュエックス文庫)
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九十九弐式/すかいふぁーむ
(ダッシュエックス文庫)
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甘岸久弥
(MFブックス)
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yokuu
(MFブックス)
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天ノ瀬
(MFブックス)
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ラチム
(MFブックス)
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櫻井 みこと
(MFブックス)
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御手々 ぽんた
(MFブックス)
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支援BIS
(KADOKAWA)
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藤也卓巳
(あすかコミックスDX)
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ひろやまひろし
(角川コミックス・エース)
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ひろやまひろし
(角川コミックス・エース)
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横田卓馬/伊瀬勝良
(角川コミックス・エース)
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ぶんころり/プレジ和尚
(角川コミックス・エース)
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蛍幻飛鳥/志瑞祐
(角川コミックス・エース)
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水無月すう
(角川コミックス・エース)
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鈴見敦/八又ナガト
(角川コミックス・エース)
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御宮ゆう/香澤陽平
(角川コミックス・エース)
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人生負組
(角川コミックス・エース)
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ZUN/水炊き
(角川単行本コミックス)
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神地あたる/白米良
(ガルドコミックス)
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黒杞よるの/雨川水海
(ガルドコミックス)
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村光/ベニガシラ
(ガルドコミックス)
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七六/鬼影スパナ
(ガルドコミックス)
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天羽銀/迷井豆腐
(ガルドコミックス)
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白砂/麻希くるみ
(ガルドコミックス)
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木乃ひのき/雨川透子
(ガルドコミックス)
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6月23日

日向夏/ねこクラゲ
(ビッグガンガンコミックス)
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押切蓮介
(ビッグガンガンコミックス)
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小林湖底/りいちゅ
(ビッグガンガンコミックス)
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深見真/真じろう
(ビッグガンガンコミックス)
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金田一蓮十郎
(ヤングガンガンコミックス)
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佐藤真登/三ツ谷亮
(ヤングガンガンコミックス)
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萱島雄太
(ヤングガンガンコミックス)
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優風
(ヤングガンガンコミックス)
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栗井茶
(ヤングガンガンコミックス)
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栗井茶
(ヤングガンガンコミックス)
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6月22日

浅草九十九/和ヶ原聡司
(MFコミックス アライブシリーズ) Amazon Kindle B☆W DMM


安里アサト/シンジョウタクヤ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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中山幸
(MFコミックス アライブシリーズ)
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三ツ矢だいふく
(MFコミックス アライブシリーズ)
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内藤隆/榎宮祐
(MFコミックス アライブシリーズ)
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花鶏ハルノ/相川有
(MFコミックス アライブシリーズ)
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久真やすひさ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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衣笠彰/紗々音シア
(MFコミックス アライブシリーズ)
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フジカワユカ/理不尽な孫の手
(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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藍屋球/アネコユサギ
(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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クマガエ/宮澤ひしを
(イブニングKC)
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カルロ・ゼン/石田点
(モーニングKC)
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泰三子
(モーニングKC)
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ハナツカシオリ
(モーニングKC)
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瀬下猛
(モーニングKC)
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NICOMICHIHIRO
(モーニングKC)
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鍵空とみやき
(ガンガンコミックスJOKER)
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鍵空とみやき
(ガンガンコミックスJOKER)
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藤近小梅
(ガンガンコミックスJOKER)
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田代哲也
(ガンガンコミックスJOKER)
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柊裕一
(ガンガンコミックスJOKER)
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村田真哉/速水時貞
(ガンガンコミックスJOKER)
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都月景/いふじシンセン
(ガンガンコミックスJOKER)
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殿ヶ谷美由記
(ガンガンコミックスpixiv)
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6月20日

風間レイ
(TOブックス)
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ほのぼのる500
(TOブックス)
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楢山幕府
(TOブックス)
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リッキー
(TOブックス)
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こりんさん
(GCN文庫)
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武田すん
(ヤンマガKCスペシャル)
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ペトス/橋本カヱ
(ヤンマガKCスペシャル)
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千田大輔
(ヤンマガKCスペシャル)
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Cuvie
(チャンピオンREDコミックス)
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小坂泰之
(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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6月19日

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6月17日

上遠野浩平/カラスマタスク
(ジャンプコミックス)
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野田サトル
(ヤングジャンプコミックス)
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二宮裕次
(ヤングジャンプコミックス)
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原泰久
(ヤングジャンプコミックス)
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双龍
(ヤングジャンプコミックス)
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深川可純/広報広聴課ゾンビ係
(ヤングジャンプコミックス)
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赤坂アカ/横槍メンゴ
(ヤングジャンプコミックス)
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赤坂アカ
(ヤングジャンプコミックス)
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中山敦支
(ヤングジャンプコミックス)
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光永康則/入鹿良光
(ヤングジャンプコミックス)
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ソウマトウ
(ヤングジャンプコミックス)
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中村力斗/野澤ゆき子
(ヤングジャンプコミックス)
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峰浪りょう
(ヤングジャンプコミックス)
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畑健二郎
(少年サンデーコミックス)
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山田鐘人/アベツカサ
(少年サンデーコミックス)
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コトヤマ
(少年サンデーコミックス)
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松江名俊
(少年サンデーコミックス)
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熊之股鍵次
(少年サンデーコミックス)
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栗山ミヅキ
(少年サンデーコミックス)
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高橋留美子
(少年サンデーコミックス)
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草場道輝/高谷智裕
(少年サンデーコミックス)
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福井セイ
(少年サンデーコミックス)
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安西信行
(少年サンデーコミックス)
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新井隆広/青山剛昌
(少年サンデーコミックススペシャル)
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日向夏/倉田三ノ路
(サンデーGXコミックス)
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麻生羽呂/高田康太郎
(サンデーGXコミックス)
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池澤真/津留崎優
(裏少年サンデーコミックス)
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山田 リツ
(裏少年サンデーコミックス)
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寺嶋裕二
(講談社コミックス)
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三宮宏太/西田征史
(講談社コミックス)
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ヒロユキ
(講談社コミックス)
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福留しゅん/天城望
(フロースコミック)
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伊吹有/葉山湊月
(フロースコミック)
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羊太郎
(富士見ファンタジア文庫)
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三河 ごーすと
(富士見ファンタジア文庫)
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桜生 懐
(富士見ファンタジア文庫)
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陸奥 こはる
(富士見ファンタジア文庫)
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高橋 びすい
(富士見ファンタジア文庫)
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恵比須 清司
(富士見ファンタジア文庫)
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三原 みつき
(富士見ファンタジア文庫)
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あボーン
(富士見ファンタジア文庫)
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白井 ムク
(富士見ファンタジア文庫)
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綾里けいし
(ガガガ文庫)
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カミツキレイニー
(ガガガ文庫)
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伊崎喬助
(ガガガ文庫)
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平坂 読
(ガガガ文庫)
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猿渡かざみ
(ガガガ文庫)
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猿渡かざみ
(ガガガ文庫)
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緒二葉
(ガガガ文庫)
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川上 稔
(電撃の新文芸)
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美浜ヨシヒコ
(電撃の新文芸)
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草薙 刃
(電撃の新文芸)
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時田 唯
(電撃の新文芸)
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6月16日

樋口彰彦
(マガジンエッジKC)
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松岡健太
(マガジンエッジKC)
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さとうふみや/天樹征丸
(講談社コミックス)
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あだちとか
(講談社コミックス)
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和武はざの
(講談社コミックス月刊マガジン)
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6月15日

石田リンネ(富士見L文庫)
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猫田パナ(富士見L文庫)
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佐々木禎子(富士見L文庫)
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仲町鹿乃子(富士見L文庫)
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竹岡葉月(富士見L文庫)
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竹岡葉月(富士見L文庫)
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鍋敷(アース・スターノベル)
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LA軍(アース・スターノベル)
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天然水珈琲
(アース・スターノベル)
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西尾維新(講談社文庫)
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葛城阿高(ビーズログ文庫)
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ぷにちゃん(ビーズログ文庫)
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小田ヒロ(ビーズログ文庫)
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綾河ららら
(サーガフォレスト)
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バッド(サーガフォレスト)
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真安一(サーガフォレスト)
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カヤ(サーガフォレスト)
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コイシ/緑黄色野菜
(コロナ・コミックス)
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よこわけ/やしろ
(コロナ・コミックス)
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わかば/白露雪音
(コロナ・コミックス)
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小田山るすけ/たつきめいこ
(コロナ・コミックス)
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6月14日
ふか田さめたろう
(GA文庫)
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星奏なつめ(GA文庫)
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冬坂右折(GA文庫)
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白石定規(GAノベル)
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星崎崑(GAノベル)
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えぞぎんぎつね
(GAノベル)
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三木なずな
(GAノベル)
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カイシャイン36
(GAノベル)
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よっしゃあっ!
(GAノベル)
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6月13日


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6月12日

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6月10日

荒川弘
(ガンガンコミックス)
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天那光汰/梅津葉子
(ガンガンコミックス)
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おーしおゆたか
(角川コミックス・エース)
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猫田ゆかり
(角川コミックス・エース)
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リムコロ
(角川コミックス・エース)
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冥茶/萩鵜アキ
(角川コミックス・エース)
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浅野りん/ヤングエース編集部
(角川コミックス・エース)
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春花あや
(角川コミックス・エース)
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経験値/TYPE−MOON
(単行本コミックス)
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佐島勤/おだまさる
(電撃コミックスNEXT)
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古宮九時/越水ナオキ
(電撃コミックスNEXT)
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ベキオ/ていか小鳩
(ガンガンコミックスONLINE)
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森田季節/シバユウスケ
(ガンガンコミックスONLINE)
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顎木あくみ/みまわがお
(ガンガンコミックスONLINE)
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加藤衣緒
(ガンガンコミックスONLINE)
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竜騎士07/夏海ケイ
(ガンガンコミックスONLINE)
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竜騎士07/刻夜セイゴ
(ビッグガンガンコミックス)
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飯島浩介/汐里
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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イノウエ
(サンデーうぇぶりSSC)
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こじまたけし
(サンデーうぇぶりSSC)
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白井もも吉
(サンデーうぇぶりSSC)
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オジロマコト
(ビッグ コミックス)
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サンドロビッチ・ヤバ子/だろめおん
(裏少年サンデーコミックス)
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田村由美
(フラワーCアルファ)
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もこやま仁
(裏少年サンデーコミックス)
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影崎由那/川獺右端
(アース・スターコミックス)
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相模映/吉田杏
(アース・スターコミックス)
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となりける/shiryu
(アース・スターコミックス)
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ユンボ/風楼
(アース・スターコミックス)
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秋乃かかし/裂田
(アース・スターコミックス)
Amazon


東崎惟子(電撃文庫)
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三雲岳斗(電撃文庫)
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三雲岳斗(電撃文庫)
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和ヶ原聡司(電撃文庫)
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白金透(電撃文庫)
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鎌池和馬/冬川基
(電撃文庫)
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佐島勤(電撃文庫)
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二月公(電撃文庫)
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鏡遊(電撃文庫)
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真代屋秀晃(電撃文庫)
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周藤蓮(電撃文庫)
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瀧岡 くるじ
(カドカワBOOKS)
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小田 ヒロ
(カドカワBOOKS)
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壁首領大公
(カドカワBOOKS)
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七夕 さとり
(カドカワBOOKS)
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KK(カドカワBOOKS)
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うみ(カドカワBOOKS)
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ふか田 さめたろう
(宝島社)
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魔石の硬さ
(TOブックス)
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ニシキギ・カエデ
(TOブックス)
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地雷酒(TOブックス)
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サンボン
(TOブックス)
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蒼月海里(角川文庫)
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椹野道流(角川文庫)
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森見登美彦/原案:上田誠
(角川文庫)
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桑原水菜(角川文庫)
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仁木英之(角川文庫)
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6月9日

石塚千尋
(講談社コミックス)
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荒川弘/田中芳樹
(講談社コミックス)
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奈良一平
(講談社コミックス)
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小玉有起
(KCデラックス)
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横田卓馬
(シリウスKC)
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高田裕三
(シリウスKC)
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長谷川三時/七烏未奏
(シリウスKC)
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ヤスダスズヒト
(シリウスKC)
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村上よしゆき/茨木野
(シリウスKC)
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K9/小林裕和/支援BIS
(シリウスKC)
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冬葉つがる
(シリウスKC)
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樋野友行/瀬戸メグル
(シリウスKC)
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刀坂アキラ/加茂セイ
(シリウスKC)
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光永康則
(シリウスKC)
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西田拓矢/海空りく
(シリウスKC)
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松琴エア/はにゅう
(シリウスKC)
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原口鳳汰/カラユミ
(KCデラックス)
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山本やみー/門馬司
(KCデラックス)
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一二三
(KCデラックス)
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がしたに/MITA
(KCデラックス)
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うかみ
(KCデラックス)
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エターナル14歳/御子柴奈々
(KCデラックス)
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桜野みねね
(BLADEコミックス)
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森野きこり
(BLADEコミックス)
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6月8日

かみはら(早川書房)
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西尾維新(講談社)
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ちんねん/能一ニェ
(BRIDGE COMICS)
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佐藤二葉
(星海社COMICS)
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