しらび

りゅうおうのおしごと! ★★★★  

りゅうおうのおしごと! (GA文庫)

【りゅうおうのおしごと!】 白鳥士郎/しらび GA文庫

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玄関を開けると、JSがいた――
「やくそくどおり、弟子にしてもらいにきました! 」
16歳にして将棋界の最強タイトル保持者『竜王』となった九頭竜八一の自宅に
押しかけてきたのは、小学三年生の雛鶴あい。きゅうさい。
「え? ……弟子? え?」
「……おぼえてません?」
憶えてなかったが始まってしまったJSとの同居生活。ストレートなあいの情熱に、
八一も失いかけていた熱いモノを取り戻していく――

『のうりん』の白鳥士郎最新作! 監修に関西若手棋士ユニット『西遊棋』を迎え
最強の布陣で贈るガチ将棋押しかけ内弟子コメディ、今世紀最強の熱さでこれより対局開始!!
9歳ではじめるのが遅い、と言われてしまう将棋界。世の中、現実世界上において様々な想像を絶するプロフェッショナルな世界があるものだけれど、この棋界というやつだけはちょっと頭一つ図抜けている。話に聞くだけでも人外魔境である。ハッキリ言って同じ人間、人類なのか? というエピソードがゴロゴロと転がっている。文字通り、人間を辞めた人だけが成れるリアル修羅道、てな具合なのである。
将棋将棋、朝起きて夜眠るまで二十四時間三百六十五日、すべて将棋で埋め尽くされる人生。将棋のことだけ考えて、エネルギーを燃焼させ、脳髄をフル回転させ、棋譜の沼へと沈んでいく。それを当然とし、それを
至上とし、それを楽園と捉え、七転八倒しながら悶え苦しみ続けるを法悦とするよう己を改造し尽くした、文字通りの修羅たちの世界。
これは、そこで生きるを自ら望み、自ら選び、自らの手で勝ち取ろうとする若者たちの物語である。故に、熱い。生活のすべてに将棋があり、人生の前提に将棋があるゆえに、その将棋に情熱を、執念を、魂を捧げ燃やし尽くしている彼らの日常は、だからこそ一分一秒に至るまで炎のように燃え盛っている。
だから、これは端から端まで火傷してしまいそうなほど、地獄の熱さに炙られている。その熱の質は、決して清々しいものではない。どこか、妄執じみていて狂奔に暮れていて、肉を焦がし骨を崩すようなじっとりとした粘り気のある炎なのだ。
それが、この業界で戦い続けることへの、苛酷さ、凄絶さ、凄味を肌で感じさせてくれる。
年齢など関係ない、高校生だろうと中学生だろうと小学生だろうと、子供扱いしてくれない、戦うものへの敬意と殺意に満ちている。
同時に、同じ将棋という魔境で戦う物同士、棋士同士の間で紡がれる人間関係は濃密で柔らかいんですよね。彼らは対戦相手であると同時に、同じ将棋という沼の底を探りあう同志でもあるわけです。向かい合い将棋を指し合うというのは、自分の奥底を掘り出しえぐり出して導き出したものを曝け出し合い交え合う、という対話を繰り返すということでもあり、勝敗を奪い合う関係であると同時に、戦友でもある。同門の兄弟弟子なら尚更に、毎日何回も何回も指しあって来たわけで……それこそ幼少の頃からそれを続けてきた八一と銀子の二人の間に流れる時間の濃密さ、というのはどれほど尋常ならざるものか。
でも、だからと言って気持ちが通じ合う、というわけでもないのが不可思議であり、人間の底のない複雑怪奇さの証左であるのかもしれない。

わずか一六歳にして、将棋界の頂点の一つである竜王のタイトルを取ってしまった九頭竜八一。しかし、竜王座の重圧は、彼にスランプに引き込み、彼は将棋に対する情熱……いや、将棋という魔に身も心も染め尽くすための執念の熱量を見失ってしまっていた、そんな時に純粋に将棋の深淵に一心不乱に飛び込もうとしている小学生の少女と出会うことで、見失っていたものを取り戻していくのである。
しかし、わずか16歳にして人生の曲がり角を体験し、また9歳にして人生の行く先を自ら必死に齧りついて、他の可能性をかなぐり捨てるようにたぐり寄せる姿は、やはり凄絶ですらある。その歳で、そこまでの決断を強いられるのか、と。そこまで、自分自身全部を賭けなければならないのか、と。
そうしなきゃ、居てもたってもいられなくなるほどの、魅入る魔性が、将棋というものにはあるのか、と。ゾクゾク、震えが来るんですよね。
その辺の狂熱を、さすがは白鳥さん、実に魅力的に描いているわけですよ。魅入られる。
一方で、深遠に落ちるを孤独ではなく、兄弟弟子のそれやライバル同士の高め合い、そして何より師弟関係という、導きあい導かれあい、高め合う、可能性に手を差し伸べる温かさも、しっかり描いてるんですよね。
他者の際限のない才能を目の当たりにしたとき、善意や親切ではなく、ただ自らのうちから湧き上がる衝動として、その才能が芽吹く瞬間を目にしたい、その可能性を花咲かせたい、自らの手で導き高みへと押しあげたい、という欲求。自分の手で育てる、という快感。こうして、道というのは先へ先へと繋がっていくもんなんだなあ。
うん、いい具合に濃いキャラばかりで相変わらずというべきかもしれませんけれど、期待したとおりに面白かったです。

白鳥士郎作品感想

異世界修学旅行4   

異世界修学旅行 (ガガガ文庫)

【異世界修学旅行】 岡本タクヤ/しらび ガガガ文庫

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新しい異文化コミュニケーションコメディ!

高校の修学旅行中だった沢木浩介をはじめとした2年1組の面々は、気づけば中世ファンタジー風の異世界へと辿り着いてしまう。どうやらこの世界では100年に1度くらい異世界から人間が漂着し、漂着者はその度に世界の危機を救ってくれるという言い伝えがあるという。
普段から接している漫画とゲームとラノベとゆとりある教育のおかげでその手の話をすんなり受け入れた2年1組は、サクっと世界を救ってやろうと決意する。
だが、世界を支配せんとしていた魔王は既に倒されたあと。彼らの活躍する隙間はもう残っていなかったのである。さらに次の日食の際に儀式を行えばもとの世界に帰れると知り、拍子抜け。
しかし、異なる文化と文化がぶつかるところでは、必ず摩擦が起こるもの。異世界中に散らばった少年少女たちが世界各地で様々なトラブルの種となっている。
浩介たちは異世界という修学旅行先の各地で思い思いにはしゃいで回る個性的すぎるクラスメートたちを全員回収し、無事にもとの世界に帰還することができるのか。

異世界から帰るまでが修学旅行の異文化コミュニケーションコメディ。
名前に覚えがあると思ったら、この作者さん、【僕の学園生活はまだ始まったばかりだ!】の人じゃないですか。活動実績は少ないながら、どれもいい仕事してるんですよね。本作も、流行りの異世界転移モノと思いきや、一味も二味も違ったものでした。せっかく異世界に来たものの、別に現地の内政に関与するでもなく、戦争に加担するわけでもなく、文化侵略するまでもなく文化色々浸透しているし、現代知識そのものも若干の遅れはあるものの、結構流布しているので、異世界まで来たはいいものの、特にやることもなく……観光だよ!観光!! というわけで、異世界に来ても王宮を旅館代わりに修学旅行を続ける面々。平和である。やったことといえば、現地人の姫様にお菓子を献じたくらいか。
まー、このお姫様、プリシラがぶっちゃけ全部持ってってますよね。プリシラ無双。なんでそんな、日本のバラエティ番組への造詣が深いんだよ! あらゆる物事をバラエティ番組のあれこれに当てはめて解釈するその知見たるや、生半のテレビっ子では太刀打ちできないバラエティという概念そのものへの習熟度である。どれだけバラエティ見尽くしたら、そこまでの見解を得られるのか。タモリ倶楽部のノリをそこまで深く理解仕切った異世界人は初めて見たわ!! 
しかし、前作もそうだったのだけれどこの人の描く学生は、端から端まで個性的すぎやしませんかね! まともな奴が一人もいない、一人もいない! キャラ立ちしていないと入学できないのか、というくらいにクラスメイトの一人一人がアレすぎる。文化祭の出し物を何にするか、のアンケートで出てきた案を並べるだけでクラスメイトがどんなやつかわかってしまう、というのも相当なんじゃないだろうか。
一方で、他のクラスメイトや圧倒的すぎるプリシラの存在感に押されて、肝心のメインとなる主人公とヒロインの影の薄さが逆に尋常でなかったりする。あんたら、主役じゃないんかい。前作で、個性的すぎるキャラたちを圧倒する勢いで全部持って行ってしまっていた存在感ありすぎな主人公とメインヒロインの反動なのだろうか。
プリシラに個性の無さを突っ込まれてた主人公はまだマシな方で、むしろ何も言及されていないメインの幼馴染ちゃんの方が存在感ないんですよね。
「行くー」
は私も可愛いと思ったが、思いましたが、うんうん。
まー、何しろ文学少女の豹変というか変身がインパクト強すぎたしなー。ただの知識バカではなく、マニアが高じ過ぎた挙句に行く所まで行っちゃってるあたり、いきなり旅先で颯爽と現れた時には突き抜けすぎてて笑ってしまったし。いやもう、そこまでやればもう何も言えないよ。凄いよ。バイタリティありすぎだよ。
ゲームマニアの豚くんも、凄いと言えば凄かった。言ってることはどうしようもないことのはずなのに、あの溢れかえる大人物感。むしろ、偉大な人物に思えてくる威風。いや、ほんと何にもしてないのにね。
異世界に転移してきた直後あたりは、主人公とヒロインの綾ちゃん、ちょっと甘酸っぱい雰囲気で旅先で関係が変わり始める幼馴染同士、みたいな予感が漂ってたのに、実際王宮から出てからはパタッとそのへんの空気感止まっちゃったんで、個性的なクラスメイトたちが今後も出てくるにしても、殆どプリシラ姫が持ってっちゃうのは仕方ないにしろ、メイン二人のラブコメはきちんとやってほしいなあ。
それにしても、まだ出てないクラスメイトが完全に出待ちのコント大会状態な件について。司会はもちろん、プリシラ姫で。彼女のさ○まやタモさんばりの司会トークセンスはもう既に大御所レベルやでぇ。

岡本タクヤ作品感想

東京侵域:クローズドエデン 01.Enemy of Mankind (上)4   

東京侵域:クローズドエデン 01.Enemy of Mankind (上) (角川スニーカー文庫)

【東京侵域:クローズドエデン 01.Enemy of Mankind (上) 】 岩井恭平/ しらび 角川スニーカー文庫

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“東京”が変貌して2年―高校生の秋月蓮次と、大人気アイドルの弓家叶方には二人だけの秘密があった。二人は“臨界区域・東京”に侵入する“侵入者”だったのだ。エリア限定の特殊能力“注入”を使って探索を続ける蓮次と叶方。敵対する政府機関“救務庁”と、エリア最悪の怪物“EOM”との三つ巴の状況で、蓮次と叶方は誓いあった“約束”を果たすことができるのか!?人類vs.人類の敵―希望と絶望のボーイミーツガール始動!!
また尋常でなくゴリゴリと削ってくるなあ。
とにかく主人公蓮次とヒロイン叶方を追い詰めて追い詰めて絶望を煽るような展開なのだけれど、残酷なのは彼らの絶望が他と共有されてないところなんですよね。世界の滅亡、人類存亡の危機的状況、とまでは行っていなくて、東京こそ異界に沈んでしまったものの、何とかそれ以外の日本は平穏を取り戻しつつある。失った土地、失った人々への傷こそ残っているものの、東京以外に暮らす人達の大半はそこから目をそらして日々に埋没するだけの余裕を取り戻してしまっている。蓮次一人にしたって、家族とすらその絶望を共有できていない。
凄まじいまでの孤立感、孤独が付きまとっているのだ、彼らの絶望には。
だからこそ、その絶望を共有し、同じ希望にとりすがり、唯一の味方として協力しあっている蓮次と叶方の絆は、だけれど絶対ではないんですよね。同じく大切な人を取り戻したいという願いにしがみついているものの、その取り戻したい人はそれぞれ違う人物である以上、どこかで錯誤や食い違いが出てきてしまう。それでも、唯一の味方、ただ一人の同志に、お互い命も何もかもを預け合っている。
えげつないのは、東京内にうろついているEOMという怪物が、エンカウント=死という、出逢えばまず殺される、という理不尽なくらいの難易度の高さなのでしょう。余人にない切り札を持っている蓮次ですら、その切り札を切ってさえ退けられるだけで倒せていないし。これでボスキャラみたいに一体だけならともかく、様々な特殊パターンを持つ何種類もの存在が、フィールド上に無数に展開しているのだから、ゲームだとしたら無理ゲーもいいところである。倒せない敵、出会ったら逃げるしかない敵、そしてまず逃げ切れない敵。むちゃくちゃだ。なので、侵入者の生還率は相当に低いようで、半年生き残れれば大ベテランという有り様。そんな場所に二年間潜り続けている二人は、もはや尋常でない生存能力を掴んでいるのだけれど、それでも注ぎ込んでいるリソースがとんでもないんですよね。抱え込んでいるリスクも常軌を逸している。これで、二人共なまじ他人に知られないように日常生活はちゃんを送っているのだから、十分イカれている。東京から戻った際に、日常サイドに戻れるだけの精神的安定を取り戻すためのインターバルをとっている、というあたりにどれだけ自分を追い込んでいるのかがうかがい知れるところだ。
これで、希望に確信があればまだマシなんだけれど、その取りすがっている希望が、それこそ希望的観測の重ね塗りみたいなところがあって、正直言って命も人生も何もかも掛けるには根拠が薄すぎて見ていられないんだけれど、そんな薄弱な根拠に取りすがる以外に希望がないということそのものが絶望なんだよなあ。
と、ここで話が済んでいたのならシンプルだったかもしれないけれど、蓮次が最後のアタックで遭遇してしまった救務庁の特殊エージェント、その正体が彼と叶方を混迷と更なる絶望、そして希望というには余りにも怪しげで地獄の釜の蓋にも似たもののそばへと叩き込んでくれるわけで。
後がない状況での失敗による、叶方の詰みっぷりがこれまた尋常じゃなくて、アイドルなんて華やかな立場にいるはずなのに、もうあかんこれ! 泥沼に首まで浸かってるやないですか!
上下巻編成ということで、とんでもないところで終わっちゃってるし、ほんと最初からこんなにゴリゴリ削られたら、すでに削れるところ残ってないですよ。

岩井恭平作品感想

かくて夜明けの神殺者(デイブレイカー) 3 4   

かくて夜明けの神殺者 (3) (電撃文庫)

【かくて夜明けの神殺者(デイブレイカー) 3】 中維/しらび 電撃文庫

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それは突然訪れた。MUの精鋭をも全滅に追い込んだ大型ゲート『黄昏の門』。その前に現れた神の名は―怖血神。全ての霊異がその血を欲し、全ての霊異を斬り伏せる“対霊異資格者”にしてデイブレイカー・化野幸太。彼が探し求めてやまなかった、自らに呪わしい力を与えた「怖血神」が、全ての霊異を滅ぼすために帰ってきた。怖血神との争いの果てに、幸太の身に振りかかった呪いの意味が、ついに明かされる―そして幸太とメリアンは、全てを終わらせるための決断を下して…壊れた世界に夜明けを切り開くデイブレイク・アクション、感動の完結!
これ、3巻で完結なんですよね。この3巻はほぼクライマックスと考えると、出てくるキャラは概ね1巻と2巻で登場したキャラだけ。二冊分だけですよ。にも関わらず、このラストバトルにおけるオールスターキャスト感はなんなの? まるで5巻10巻続いたシリーズの全キャラ総出演クライマックスみたいな大盛り上がりじゃないですか。それだけ、たった二巻でこれだけたくさんの登場人物のキャラ立てが決まってたってことだし、二巻までで貯蓄したぶんを散財するだけじゃなくて、この3巻でクライマックス入ってからの渦中でもガンガンキャラを掘り下げて、同時進行でより魅力的なキャラクターへと増し増しで打ち立てていく勢いたるや、目覚ましいものがありました。とても、3巻打ち切りの作品のクライマックスとは思えないほど、筆が唸ってたよこれ。そうだよなあ、元から身内だったやつ、味方だった人たち、事件を通じて打ち解けて仲間になった人たちだけじゃなく、1巻2巻で敵サイドだった連中まであんな風に魅力的に幸太とメリアンの背中を後押ししてくれたらなあ、そりゃ盛り上がりますよ。お互いがお互い、感化しあってるんだもん。相乗効果で両方存在感唸ってたもんなあ。特に、やっぱり「怖血神」が素晴らしかった。元の存在の恐ろしさ、悍ましさを思い知っているからこそ、あの変化には、収束していくかのような変化にはなんだか感動すら覚えてしまったし、それを真横で見続けたあの人の至福の様子にも、何とも言えないウルウルとこみ上げてくるような感慨が。
軽妙なノリとは裏腹の、壮絶で容赦のない展開。何より、逃れられない別れの予感が悲痛な空気をはびこらせ、締め付けられていくような苦しさを抱かせる。そして、哀しいことに世界を守るためにはその別れを受け入れないといけないのだ。悲しみを打破するのではなく、受け入れる為の戦い。大切な人との別れを認められない人たちの抗い、世界を壊しても離したくない絆と、別れても離れても繋がっていようとする絆との戦いは、悲劇ではあっても憎悪はどこにもなかった。それだけは、救いだったか。そして、必然である別れは幸太とメリアンの間にあった余分なものを全部濾過して、信じ抜く純なる愛だけが残る。その切なくも何と美しいことだろう。
霊異は再び現世から去っていったけれど、最後の戦いは相容れぬはずだった人間と霊異の間に、確かな絆を、相互理解を残していったのではないだろうか。そんなシーンを、幾つも幾つも幾つも、目の当たりにした。別れは断絶ではなく、確かな縁になったのだ。
なかなか長いシリーズにならない作者さんだけれど、本当に面白いし実力もあると思うので、機会さえあれば絶対看板作品立ち上げられると思うんですよね。それを、この最終回の出来栄えで噛みしめる事が出来ました。うん、これからも全力で応援していきたいですね。次回作にも大いに期待させてください。

1巻 2巻感想

聖黒の龍と火薬の儀式<パウダーキス> 2 4   

聖黒の龍と火薬の儀式<パウダーキス>2 (MF文庫J)

【聖黒の龍と火薬の儀式<パウダーキス> 2】 北元あきの/しらび  MF文庫J

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アンティークハンターの圭は姉の明からアイリスという少女の保護を頼まれる。スパイとして〈博物館〉に潜入していたが露見して追われる身だというアイリスは明から「圭に妹として可愛がってもらいなさい」と吹き込まれていたらしく、圭に密着してくる。圭は契約する銃のアンティークのヴィクトリアとの間に挟まれ、また悩みの種が増えたと嘆息する。同じころ、燈子は〈博物館〉との交渉の席で自らの命を対価とする取引に臨んでいた。その取引条件が「アイリスの引渡し」と知った圭は――!?
絢爛・猥雑入り乱れる街を疾走する魔法×銃のファイア・アクション第二弾!!
前作の【竜王女は天に舞う】でもそうだったのだけれど、北元さんの作品のノワール小説としての濃厚さはハッキリ言ってライトノベルの中では別格である。この裏社会の描き方、組織への忠誠と裏切り、個人の欲望、野心の相克の容赦の無い苛酷さ、苛烈さに関しては他の追随を許さない。辛うじて、ニトロプラスのノベライズ系統が並走するくらいか。
そして、死を与えまた与えられる生命が果てしなく軽く、組織への忠誠や生き様に対する信念がこの上なく重い黒く暗く闇深い汚泥のような世界観であるからこそ、何もかもを投げ打ち放り捨ててもなお貫く「愛」が輝くのだ。
命懸けの愛、身も心も髪の毛一本まで爪の先まで捧げ尽くす愛、世界を敵に回しても……これらのフレーズはただそれだけではひどく陳腐だ。しかし、その覚悟の背景にあるのが裏社会のマフィアや犯罪結社、国家の暗部である秘密機関だったりすると、一気に迫真性が変わってくる。殺し殺される組織同士の抗争が当たり前に繰り広げられる、どころか身内同士ですら寝首を掻かれる事を前提に立ち回らなければならない組織の中で、幹部にまで成り上がりながら、彼女は傲然と胸を張り、高らかにこう言い放つのだ。
「組織? 勘違いしてもらっては困るわ」
 橙子は鋭い眼光のままでにっこりと笑った。
「そんなもの、わたしの知ったことか」
痺れた、震え上がった。これ以上、苛烈で深く一途な愛情があるだろうか。彼女の生きる目的、いや生き様すべてがたった一人の男へと捧げ尽くされているのだ。彼のために生き、彼のために死ぬために、この少女はそれまでの人生を生きてきた。ただその為に、<商会>と呼ばれる組織の幹部へと駆け上がってきたのだ。
私は本当に、こういう女性に弱い。べた惚れ、と言っていいくらいに魅了されてしまうのだ。【月花の歌姫と魔技の王】のマーリア然り、【天川天音の否定公式】の長月瑛子然り。その強さを、輝きを、たった一人のために使い尽くす覚悟を胸に秘めた女性に、魂を引っ張られる。
そして、その覚悟は決して一方通行ではない。女性側から尽くされる献身と変わらぬだけの全霊を賭けた献身を、男性側からも捧げられる。そんな本当の意味で「世界を敵に回しても」決して後悔しないだろう絶対不可侵の男と女の関係。この作品においては、それは「鉄血の絆」と称される。
 地獄を寄り添って生きてきた二人の間には、血よりも濃い絆がある。
 特別なのだ。命を懸けることなど造作もない。

 そう、その関係は決して一方的であってはいけないのだ。それは絆ではない。与えられるだけの愛は、イビツでしかない。雨宮橙子は圭への愛に、深く深く沈んでしまっていたと言ってイイ。地獄の釜の底のようだった香港で生きるために。武器を手に取り、血を流す事も厭わず、圭の盾となり矛となり。見返りは求めない、彼のためにはなんだってする。尽くすという言葉では足りないくらいに。
その覚悟が、決意が、愛情が、圭の心を傷つけ、己を傷つけてしまう事になることもわからずに。


この物語を読むまで自分は、恋する気持ちが熟成され、愛という想いに昇華するものなのだと思っていた。それが正しい関係の発展なのだと、そんな常識に囚われて疑わなかった。でも、そうじゃない。そうとは限らない。

愛が恋へと昇華することもあるのだ。

雨宮橙子は、愛した男に恋をする。与えただけの想いを、求めても良いのだと、少女はようやく理解したのだ。雨宮橙子と朝霧圭の血よりも濃い鉄の絆は、そうして愛を経て恋へと至る。

これは、ドス黒い硝煙の香り芳しき、鉄血のラブストーリーである。


1巻感想

浮遊学園のアリス&シャーリー 4 3   

浮遊学園のアリス&シャーリー4 (オーバーラップ文庫)

【浮遊学園のアリス&シャーリー 4】 むらさきゆきや/しらび オーバーラップ文庫

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規律委員会(ブレイカー)支援隊(サポーター)の氷梨は、管理塔(アドミニストレイター)のなかで治療を受けている――そう柾貴たちは聞かされていた。見舞いすら許されないことに違和感を覚えつつも、この浮遊学園都市《楽園(カナン)》の中枢機関による情報を信じるしかなかった。しかし、ある夜、氷梨から届いた連絡はSOS信号だった。放ってはおくわけにはいかない!
柾貴とアリスとシャーリーは、須旺たちと共に管理塔に向かう。不自然に扉を閉ざす管理塔の前で、方策を練る柾貴たち。そのとき、《楽園》全体に、まったく予想外の出来事が起きる。
《お助け猫(ヘルプキャット)》の最後の戦いがはじまる! 紅茶(アリス)とお菓子(シャーリー)の異能学園バトル、最終幕!!
だから、人の・話を・聞けぇ!!
前巻の白石先生みたいに、どんなに言葉を尽くしても自分の思い込みに沿った形でしか解釈してくれない人もたまったもんじゃないけれど、このカナン教育委員長みたいに相手の言い分や思想に理解を示し賞賛すらもしてくれていながら、実際は自分の信念・思想から外れたものについては一顧だにするつもりもなく、受け入れるつもりも一切ないという人は、なまじ話が通じるように見える分質が悪い。
自分の狭量さや考えの狭さを、聞き分けの良い振りをして器が大きいように見せかけているだけなんですよね。周りへのアピールというよりも、自分はそういう器が大きく、それでいて正しい道を貫ける人間なのだ、と思い込みたいから、という性質にも見えますが。その実、全く聞く耳持たず、言葉を尽くしてもウンウンと頷いてみせるだけで、その意見に反駁するにしても論破するでもなく自分の考えと合致しないからダメだ、と否定するばかり。何が違うのか、何がいけないのか、自分の考えと擦り合わせる余地があるのか、など一切言及せず、頭から否定するばかり。果たして、本当に相手の言葉の内容を理解しようとしているのか、何が食い違っているのか考えてすらいないのじゃないか。そう思えてしまうほど、暖簾に腕押しの対応なんですよね。
これは、端から話を聞かなかった白石先生よりも気持ち悪い、嫌悪感を感じます。
まず結論ありきで、その結論に合わない意見や考え、情報や分析結果、事実も現実も最初から受け入れるつもりが全くない、という人種って居るんですよね。自分が信じている結論と違う、だからそれは間違いだ! と。
果たして、そういう人の考えをどうやって変えたらいいのか。結局、この瀬戸路教育委員長も最初から最後まで人の話を聞かないまま自分の結論を自信満々に抱え込んだまま終わってしまいましたし。無念な話です。
その意味では、同じく話を聞かないし受け入れない、という孤高のトランプの女王様だったアリスを餌付けという成分が多いとはいえ、受け入れる余地をこじ開けた柾貴とシャーリーは大したものなんでしょうね。
結局、アリスがああいう尊大な人間になった背景というのは詳しく語られないままで、単にそういう人だったから、という事なのかもしれませんけれど、個人的にはアリスの事情と心を解きほぐしていった上で心を許してくれる展開を想像していただけに、殆ど餌付けと親身なコミュニケーションだけで落としてしまったのは若干拍子抜けではあったんですけれど。アリス、わりとチョロイよ?
まあそれだけシャーリーのあっけらかんとした押しの強さと、柾貴の柔軟なアプローチが強力であったとも言えるのですけれど。
シャーリーの最強な明るさはホント、清涼剤でした。彼女が居るからこそ、柾貴とアリスとシャーリーの三人が一緒に居るのが一番自然に思えましたしね。三人一緒が何より一番というハッピーエンド、笑顔の大団円でございました。イラストのしらびさんも、カラフルで可愛い絵柄、素晴らしかったです。

1巻 2巻 3巻感想

浮遊学園のアリス&シャーリー 3 3   

浮遊学園のアリス&シャーリー3 (オーバーラップ文庫)

【浮遊学園のアリス&シャーリー 3】 むらさきゆきや/しらび オーバーラップ文庫

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浮遊学園都市《楽園(カナン)》には、特有幻想(ディアレクト)という異能に覚醒した幻想具現者たちが集められて暮らしている。
幻想具現者から自我ごと《幻想結晶(アゾート)》を奪おうとしたベルモンドとの戦いから一週間。
傷も癒えた柾貴は、相変わらずアリスとシャーリーの住むマンションに通い、手料理を振る舞っていた。
ところが、前の戦いの最中に現れた《最強計画(プロジェクト・ワン)》と呼ばれる謎の少年――トゥエルブが再び現れる。
規律委員会(ブレイカー)会長の須旺とも浅からぬ因縁があるようだ。激突必至!! 料理で勝負!?
その頃、入院しているはずの氷梨は《楽園》の中枢機関、管理塔(アドミニストレイター)のなかで目覚めていた。
紅茶とお菓子の異能学園バトルシリーズ、第3幕はレベル7の料理対決!?

須旺先輩、もはや料理人としてしか活動していないんだが、同じく規制委員になってるはずの柾貴もひたすら料理しかしておらず、アリスとシャーリーもひたすら食べているばかりだったので、これなんて料理小説?
トゥエルブの登場によって、また切った張ったがはじまるのかと思ったら、何故かトゥエルブとのガチンコ対決ではなくトゥエルブに誰が一番美味しいと言わせる料理を作れるか、という文字通りの料理対決になってるし。
いや、いいんですけどね。人造人間として造られた存在……なのかもしれない、人間味のない人形みたいな無味乾燥な少年に、生きているという実感を与える方法が殴り合いなんて野蛮なものじゃなくて、美味しいものを食べさせてあげて、舌から胃から感動させ満足させてあげることであった、というのはとても素晴らしい事じゃないですか。
須旺先輩の仕切りと頼もしさはたまらんですね。こういう目標となりうる尊敬する兄貴分がドンと居座ってくれていて、なおかつ主人公を対等の相手、ライバルであり相棒として扱ってくれる、というのは当事者である柾貴からすると感動モノなんだろうなあ。柾貴って、シャーリーとの幼い頃からの関係から、自立して周りに頼らないようにすることを自分に課し続けてきた男の子でもあるので、こうやって頼りにできるヒト、それでいて自分を一端の男として、料理人として認めてくれる人なんて居なかっただろうし。アリスとシャーリーという自分を頼り信頼してくれる女の子たちが居て、その上で須旺みたいな先輩が居てくれるというのは、これこそリア充ってなもんでしょう。まあ、柾貴はそれに相応しいイイ男なんですけどね。
だから、須旺先輩がモテるというのはもう必然と言っていいくらい当然な話なんですけれど……その分、えらい面倒くさい女も引っかかるわけで。話を聞く限りではキッチリとフッてるしあしらい方も間違ってないはずなんだけれど、何しろ相手がちゃんと話を聞かないし、独り合点するし、現実は無視するし、というどないしようもない人なので、これはもうどうしようもない。
こういう人がストーカーになるんだろうなあ。ただ、そのストーカーがなまじ天才だったりすると、えらいことになるわけで……その結果としてトゥエルブが生まれてしまったのだとしたら、その生誕からとばっちり。生き方すらもまともな人間として扱われず、それがどんな酷いことかも気がついていない、という境遇は悲惨の一言。だからこそ、その途中に須旺と柾貴の料理に出会えた事は幸運だったんだろうなあ。
無理やり針鼠の皮を被らされていたトゥエルブ、その皮を脱げば現れたのは純真と言っていいくらい素直で真っ直ぐな心根を持った男の子。
こういう子が不幸にならず、みんなが笑顔で美味しい料理を食べられるエンディングは、それで十分満足です。こういうのは、シャーリーのあっけらかんとしたご飯をたくさん食べて笑顔になって元気溌剌、という在りようを見て幸せになるのと、大枠で同じことなんですよね。それで十分、それでお腹も胸も一杯です。
と、そこで終わらず、行方不明扱いだった氷梨ちゃんが、鍵となって最終局面へ一気に流れていくわけですが……いきなり次が最終回。2巻連続敢行であります。
……しかし、理一さんはあくまで男なのか……男なのか。

1巻 2巻感想

かくて夜明けの神殺者(デイブレイカー)24   

かくて夜明けの神殺者 (2) (電撃文庫)

【かくて夜明けの神殺者(デイブレイカー)2】 中維/しらび 電撃文庫

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神や悪魔、精霊―「霊異」の全てが恋焦がれる特別な血を有する少年・化野幸太。封印された「怖血神」の能力を解放した幸太は、同じく生来の姿を取り戻しかけた魔物少女・メリアンと共に、力の制御に悩む日々を過ごしていた。そんな折“対霊異資格者”としての彼に訪れたのは、古の神々からの依頼。「学府に仇なす可能性のあるものを探し出せ」その依頼を受けたが最後、幸太の前に現れるのは、最凶の魔術師コンビ、最悪の霊異犯罪者、そして―封印された最強のデイブレイカーが禁を解かれ、ついにはメリアンまでもが敵の毒牙に!?絶体絶命の状況下で、幸太が見出す活路は―少女の愛と少年の刃が、世界の夜明けを切り開く!
前作で、それまで主人公の幸太に根付いていた霊異への憎しみやわだかまりが解けたことで、元々の幸太の気風の良い性格にブレーキが掛からなくなったために、一気に痛快さが増してきましたね、このシリーズ。
どうしても、前回までは要所要所で幸太の行動や思考に、わだかまり故の躊躇や沈滞があって動き出すまでに一コマ間が空いてしまっていたのだけれど、それらが拭われたことで、良い意味で対人関係でも「化野」としての在り方にも、そして恋愛感情に対してもフットワークが軽くなったのです。これは、主人公の内面、心身に迷いがなくなり芯が一本通ったということで、幸太の言動にも揺るぎのない芯が生まれ、それが痛快さにつながり、話の流れそのものにも勢いを生む、という相乗効果をもたらしてるんですね。その煽りでか、メリアン含めてクラスメイトたちも、幸太とのコミュニケーションのレスポンスが良くなり、彼らサイドキャラクターの存在感も活性化してきて、大いに盛り上がってきた感があります。
前巻最後の師匠との別れは、幸太に大きな成長を促したんでしょうなあ。自然と、師匠から独り立ちして、「化野」として組織のしがらみに縛られず、自分の心意気に素直に従う痛快なヒーローとしての格を身につけつつあって、これがまた格好いいんだ。
デタラメに強かった師匠へのコンプレックスもいい方に解消されて、自分自身の弱さを飲み込んだ上で、自分のスタイルを確立して、これが自分だ!と胸を晴れる図太さ。
 そうだ。幸太という男は、もともと卑劣で卑怯な男。
 誰が正々堂々などと戦うものか。
最愛の人を無理やり奪っていった怨敵を、出し抜きだまくらかし地団駄を踏むほど悔しがらせて嘲り笑う。この素晴らしく、やってくれたぜ!とグッと拳を握らせてくれる主人公は最高ですわ。ムカつく相手を、これ以上無くスカッとする手練手管でぶちたおし、ギャフンと言わせてくれるほど痛快な事はありませんからなあ。
それに、前回にも増してメリアンのヒロイン度が上昇していて、えらいことになってますよ、これ。普段はガンガン積極的にアプローチしてきて空回りしてるくせに、ここぞというときに、思いっきりしおらしくなるところなんぞ、見事にツボをついていらっしゃる。メリアンの場合は肉食ぶって攻めっ気見せてる時よりも、無自覚無意識に乙女全開状態になってる時のほうが圧倒的に威力あって、幸太をメロメロにしてるのが、なんともチグハグというか残念感があって、うんそれも可愛いね!

噂の最強のデイブレイカーも、思いの外良いキャラしていて……というか、あれは幸太が良いキャラにしたんだよなあ。燻り停滞し腐敗していた最強の男を、カッコ良いヒーロー(デイブレイカー)として復活させてくれるわ、一癖も二癖もある魔術師コンビを、ただの敵として終わらせずに上手いことねじ込んでくるわ、組織優先で融通聞かず悪巧みばかりしている神様に一発食らわしてくれるわ、とこうしてみると八面六臂の活躍だったなあ、幸太。
なんかお為ごかしのようだった異文化交流コースも、クラスメイトや先生のキャラが立った上に幸太のスタンスも変わり、さらにバックアップに新規参入もあって、と完全充実してきて、むしろ以降はここをメインというか、拠点として話も進展させていけそうだし、2巻でキャラも物語も着実にステップアップしたんじゃないでしょうか、これ。
これは長期シリーズ化してバッチリな作品だと思うんだけれどなあ。

1巻感想

かくて夜明けの神殺者(デイブレイカー) 3   

かくて夜明けの神殺者 (電撃文庫)

【かくて夜明けの神殺者(デイブレイカー)】 中維/しらび 電撃文庫

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霊異災害フルフラット―国土の五分の一を焼き、総人口の三割を殺す大破壊。後に残されたのは、神や悪魔、精霊―「霊異」が闊歩する、壊れた世界だった。来たるべき脅威「裁きの日」を防ぐべく彼ら「霊異」が訪れる「ゲート」を監視する“対霊異資格者”。その中に、霊異討伐数ゼロのFランカーにして、全ての霊異が恋焦がれる特別な血を持つ少年・化野幸太がいた。幸太は解呪のカギを探すため、血の契約により共生関係を結ぶ魔物の少女・メイリアンとともに、霊異と人間の共存を目指す、特殊な学園へと潜り込むが―!?少年が流す禁断の血は、世界の全てを更新する。神も魔も鏖殺し尽くすデイブレイク・アクション登場!
これ、怖血神についてはヒント出しすぎじゃないですか? 出会った時の神様の残したセリフですぐ判ったんで、本編中で怖血神の正体が不明という話を、何かのフェイクかミスリードか何かかと思ってしまって、読み進めながら妙な齟齬感にしばらく混乱してしまいましたがな。幸太があの時の会話を正確に誰かに伝えるか、自分でちゃんと調べるかしたら即座にわかったでしょうに。ググればわかるよ?
ともあれ、この神も悪魔も仏様も妖怪も怪物もドラゴンも一切合切混沌として現実世界に顕現してしまった、或いは現在も高次元から降臨してくるごった煮の世界観はかなり大好物。悪魔の少女を相棒に、そんな世界を渡り歩くお話は定番としてばもう定番もいいところなのだけれど、そこは【探偵失格】や【斉藤アリスは有害です。】で存分に遊び心を踊らせてみせた中維さん、である。スチャラカでテンポの良いコンビの幸太とメリアンを中心に、「Trick or Treat」じゃないけれど、どこかハロウィン的なお祭り騒ぎの様相を引っ担ぎながら彩り鮮やかな世界を描き出していく。
その呪いから「霊異」を強く憎み忌避感を抱いているという幸太だけれど、その背負っている負の感情ほどには仄暗い陰は背負っておらず、憎んでいると言って辛辣な態度を示しながらも「霊異」そのものを憎みきれずにいる微妙な感情を持て余していて、ちょいと知り合ってしまえばすぐに心を許しガチになり、そもそも相棒のメリアンに対しては何だかんだとゾッコンという甘やかしいな主人公なのである。ってか、この手の妖物とのコンビって、わりと悪魔少女からの一方的な好意を、主人公サイドが持て余し気味というスタイルが多いのだけれど、この幸太くん、普段からかなりメリアンに対して満更じゃなさそうな態度に終始しているので、傍から見てるとまんまラブラブカップルである、爆発しろ。
二人の仲違いイベントも、殆ど拗れる前に解決しちゃいましたし、なんか素直になりきれなかった幸太がメチャメチャ素直になっちゃって、むしろイチャイチャ増量の養分だったんじゃないか、これ?
ただ、ストーリー的にはかなり重要なターニングポイントではあり、一気に事態が動き出すきっかけであり伏せられていた真相が明らかになるイベントではあったのは間違いなく、別に親密度アップだけじゃないんだからね!
個人的には、もっと過去編、というか師匠の右近を加えた化野一家の出来事を堪能しておきたかったですねえ。幸太が弟子入りした時の話の右近師匠はかなりダメ人間で、幸太に対しても距離感あったはずなんだけれど、ラストでは本当に良い師匠してくれているので、その間の、特にメリアンが加わった後の三人のドタバタな日常をもっと味わっていれば、ラストシーンはもっと感動できたんじゃないかなあ。真嶋さんの複雑な感情や、コンプレックスももっと実感を伴って感じられたでしょうし。この人については、もうちょっと意表をついて欲しかった。ドラマがはじまって、役者の格見て、あっこの人が犯人役だ、とわかっちゃうレベルのあからさまっぷりだったし。もしかしてミスリード? と疑ってたのですけれど、まったくよどみなくそのままイッちゃいましたしねえ。
ただ、この人がこうなるに至った好きだからこその焦燥感と暴走に至る複雑な心境はかなり好みだったので、だからこそもっとその要となる右近師匠についてはもっと描いて欲しかったなあ。幸太にしても、メリアンにしても、その在り方に対しての右近師匠の存在感はかなり大きかったわけですから。
思わぬ人物が重要な役どころを担っていたり、むしろ今後の展開にこそ大きな含みを残していて、こっからスタートというダッシュ感もあり、腰据えてじっくりシリーズ作ってったら、だいぶ面白くなりそうなんだよなあ。できれば長期シリーズを期待したくなる、おもちゃ箱みたいな楽しい一冊でした。

中維作品感想

俺が生きる意味(レゾンデートル) 1.放課後のストラグル4   

俺が生きる意味 1 (ガガガ文庫)

【俺が生きる意味(レゾンデートル) 1.放課後のストラグル】 赤月カケヤ/しらび ガガガ文庫

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愛憎入り交じる、生き残りを懸けた物語

「斗和くん、何読んでるの? 試験前なのに余裕だね」
人生最後の平穏の日。
人類が生態ピラミッドの頂点から転がり落ち、人間が捕食される側にまわった日の学園生活は、青葉萌由里のそんな言葉からはじまった――。

放課後、萌由里とその親友である赤峰寧々音から同時に別々の場所へ呼び出しを受けた。それが自分への告白であると気付いた斗和は、返事をするために移動を始める。
そのときだ。ピィンと弦を弾くような耳鳴りが聞こえ、世界が一瞬、暗転したように感じた。自身がどこか、高い所へ上っていくような錯覚を覚える。夢から覚めるときの感覚に似ているような気がした。
それは単なる錯覚だったのかもしれない。耳鳴りが消え去った後も、教室や自分自身にもなんら変化はなかった。
いや、何かが違う。どこかおかしいと思った。漠然とした不安が渦巻いているような気がする――そう、この予感は正しかったのだ。

第5回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞『キミとは致命的なズレがある』で異彩を放った赤月カケヤ、待望の新作!
イラストを担当するのは、表情豊かなキャラクター描写が好評のしらび。
しまった。てっきり、デビュー作と同じ種類のサイコサスペンスか、青春モノかと思い込んでいた。だって、タイトルからして内省的に自問自答を繰り返す青春の悩みが主題みたいじゃないですか。ちと読むの面倒臭いな、と思ってスルーしてたんですけれど、一応1巻確保はしてたんですよね。それで年末に余裕ができてタイミングも合ったので(たまたま掘り返した)試しに読んでみたら……これ、閉鎖環境のパニックホラーものじゃないか!! あらすじも見ずに読むまで気付かなかった方も気づかなかった方なんだけれど、いやあ事前に情報入れずに読むと面白いですよね。なかなか何の前知識もなく読む、という事は叶わないので新鮮でした。
それ以上に面白かったなあ。学校という日常の環境が突然、怪物の跋扈する檻となり、良く見知っているそこを命がけで逃げまわることになるという恐ろしさ。昨今だと、ゾンビものなんかで妄想するシチュエーションですけれど、ハッキリ言ってこれに出てくる怪物の不気味さ、理不尽さ、おぞましさは衝撃的ですらあります。初っ端から生徒や教師がなで斬りのように虐殺されていく、これぞ阿鼻叫喚の地獄絵図。最初から人数が少ないんじゃなくて、恐らく数十から百人近く残っていたはずの殆どの生徒たちが殺されてしまい、一息つく頃には一握りの人間しか残っていない、というのは生き残った人たちの精神の追い詰め方としては極まっていますよ、これ。
単に怪物に襲われて追いまくられて、じゃないですもんね。目の前で次々と自分の友人や顔見知りが、まともな死体も残さない殺され方をしていくわけですから。ただ死ぬだけじゃない。こんな死に方をしたくない、と心の底から思ってしまうような惨たらしい死に様を嫌というほど目にした末であります。そりゃもう、冷静さなんて残ってないですよ。
それで考える余裕もなく大量の怪物に襲われる、というのならとにかく逃げ惑っていればいいものなんですけれど、いやらしい事にここでは怪物は決して数が多くないわけです。しかも、怪物がうろつくテリトリーも明らかになってくる。つまりは、一端息をついて話し合う余裕がある、という事なんですよね。これは、生き残るための対策を練り、協力しあう体制を作るのに大変ありがたい余裕ではあるんですけれど、同時に追い詰められた人間心理が暴かれる事にも繋がるわけです。正気を失ってもおかしくはない状況、皆の理性の糸がギリギリまで張り詰められている中で、生き残るために何が出来るのか、何が起こるのか。単に怪物の脅威だけじゃない、迫真性が、緊迫感が常に背中を突き飛ばしてくる、これは面白いに決まってますよ。
操と卓二の関係が明かされないままだったので、凄く気になるのは気になるんですけれど、それよりも引っ張られているのが青葉なんですよね。あんな思わせぶりな前振りしておいて、結局勿体つけたまま2巻に続く、になっちゃったからなあ。最初はアレ、口絵と合わせて絶対に初っ端から脱落するのかと本気で思っちゃいましたがな。でも、違ったとなると微妙に様子が異なるのと冒頭の描写と合わせて、凄く怖い予想が成り立ってしまうわけで、その可能性を秘めたまま次の巻に移行とか、凶悪ですよ、引っ張り方がえげつないですよ!!
出来れば王蛾先輩はテンプレートから逸脱して欲しかったなあ。もうこの人、キャラがたった時点でお約束としてどうなるかわかっちゃったし。むしろ、お約束を逆手に取ってくれるんじゃないかと期待はしたんですけれど。でも、思ってた以上に〆方が男前すぎて……あかん、かっこ良すぎるぜ、先輩。尚更に、ダメージデカイですわ。
もう完全に次回に続く、というところで終わってしまったので読んでるこっちも息も絶え絶えです。幸いにも、自分が追いかけそこねていた分、続刊出ているのですぐに読めるのですけれど。早急にゲットせねば。

浮遊学園のアリス&シャーリー 2 3   

浮遊学園のアリス&シャーリー2 (オーバーラップ文庫)

【浮遊学園のアリス&シャーリー 2】 むらさきゆきや/しらび オーバーラップ文庫

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“お助け猫"(ヘルプキャット)絶体絶命! ?
ふたりの異能バトルは今日もレベルMAX! !

夏の盛りを迎えた浮遊学園都市《楽園(カナン)》。
柾貴(まさき)とアリスとシャーリーの三人は、規律委員会(ブレイカー)の本部に呼び出される。そこでシャーリーは、委員長の須旺(すおう)から規則違反による幻想具現化(グローバライズ)禁止を言い渡されてしまう。その須旺は、菓子作りの世界で高く評価されており、柾貴の憧れの人物でもあった。
その頃、支援隊の氷梨は、とある噂を耳にする特有幻想(ディアレクト)を強くするケーキがあるという。真相を確かめるべく規律委員会は動き出す…!
紅茶(アリス)とお菓子(シャーリー)の異能学園バトル、レベルMAXで第2幕スタート! !
なんでこの作品、男の料理上手率がこんなに高いんだよ!!(笑
この巻に限りだけれど、登場した男性キャラ三人とも料理スキルの持ち主だし。それに比べて、女性陣は食うばっかりで、これは将来女の子たち太るんじゃないか、と要らん心配をしてしまう。まあ、アリスはとても太りそうな体質じゃなさそうだし、シャーリーはカロリー消費大きそうだしなあ。でも、そんな太りません属性をもねじ伏せそうなほど、柾貴と須旺委員長のお菓子作成スキルと、それ以上にお菓子にかける情熱が高すぎる。まだ、それぞれ個人個人ならそこまで熱もあがってなかったかもしれないのだけれど、同世代の同性のお菓子作りにこだわり、情熱を傾ける者同士が顔を合わせてしまったので、二人共余計に気合と熱が入っちゃった、いわゆるスイッチが入った状態になっちゃったっぽいんですよね。お陰でこれ、アリスとシャーリーが柾貴が作った分を消費する分が回ってしまうんじゃないかと。毎日美味しいお菓子を山ほど食べてたら、さすがにシャーリーくらいでもふくよかになってきそうで、恐ろしい(笑
しかし、規律委員会としての活動がコンビ限定、ということが何気に三人の活動に制限を加えてしまうことになるようです。コンビからハズレて支援隊に回った子は、幻想具現化の自由な使用を禁じられてしまうわけで、とにかく破壊してしっちゃかめっちゃかにしてしまうことに特化しているアリスとシャーリーの場合、それだと手足を封じられたのと同じこと、のはずなんですが。シャーリーという子は、能力が使えるとか使えないとかは全く関係がない子のようで。氷梨の探索を手伝うことに、一切の躊躇とか考慮とかそもそも考える、という素振りすらなかったことに感心するやら呆気に取られるやら。いや、ここまで難しく考えない、感じたままに動く、ということに
徹する姿はもう惚れ惚れするしかないですね。皮肉じゃなく。シャーリーにとって、能力のあるなし、というのは意味ないのでしょう。それこそ、彼女の行動はたとえ無能力に近い立場だったにしても、まるで変わらないままだったに違いありません。能力が発現し、学園都市に来る前からシャーリーという少女は輝く太陽のように皆の信望を集める存在だったといいます。それこそ、ただ側に居続けるために柾貴が多大な努力を必要としたくらいには。ある意味、その頃と何も変わってない、というのを彼女は体現しているわけで、眩しいなあ、こりゃ。柾貴が全身全霊をかけてついていこうとしたのもよくわかる。そして、あの気難しいアリスがこれほど信頼しているのも。
ほんと、コンビ限定なのが持ったいない三人です。勿体ぶっている、とも言えるのかもしれませんけれど、このアリス、シャーリー、柾貴の三人は三人揃った時こそ一番相乗で力を発揮できるだろう。今コンビ限定でも十分活躍していますけれど、全然ポテンシャルの底を感じませんもの。
さて、今回の敵は矮小と言っていいほど小物でしたが、どうやら裏で動いている黒幕も居る模様。須旺委員長もなかなかエッジのきいたキャラクターで、味方でいる間は実に頼もしそうですがどうも事情を色々と抱えていそうでもあり、そして意外な方向から重要人物として食い込んできた氷梨ちゃん。彼女の動向、というか行く先が目下最大の懸案となり、状況はうごめいたまま次回へ続く、と揃うものも揃いだして、盛り上がってきましたよっと。

1巻感想

聖黒の龍と火薬の儀式<パウダーキス> 4   

聖黒の龍と火薬の儀式<パウダーキス> (MF文庫J)

【聖黒の龍と火薬の儀式<パウダーキス>】 北元あきの/しらび  MF文庫J

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精霊に呪われ龍化に蝕まれる魔法使いの朝霧圭は解呪の手掛かりを求め、魂を宿して異能を放つ“アンティーク”を回収するハンターとしてアジア各地を駆けていた。学園都市に戻った圭はある日、常に人の姿を保つ特異なアンティークである金髪の少女ヴィクトリアと同棲することになる。圭の龍化は、ヴィクトリアから定期的にマギを吸われることで抑止された。その方法は…キス!?そして同時に、手段を選ばないコレクターたちから狙われ続けるレア・アンティークのヴィクトリアを守るため、圭の命がけの戦いがはじまる―!
魔法×銃のファイア・アクション開幕!!
ファンタジーでありながら、闇社会を題材にしたノワール的雰囲気が色濃かった【竜王女は天に舞う】シリーズの北元さん、久々の新シリーズ。前作、すんごい好きだったのですけれど、完結以降しばらく音沙汰なかったんで心配していたので、新シリーズ開幕の報にはキャッキャと躍り上がったものです。どうやら本職の方が忙しかったようですが、また書いてくれて嬉しい限り。そして、案の定というか期待通りというべきか、今度は舞台を現代に移しながらも魔法と銃という要素は健在な上に、またぞろノワールなダーティーな作品の空気も相変わらずで、待ってました。しかも、組織的には幇としか言えない香港マフィアがバックについていて、完全にノワールスタイルであります、美味しい!!
そして、ヒロインの片割れとなる幼馴染が、この幇の血族幹部であり、これがまた汚れ仕事も辞さない真っ黒ヒロインなのであります。まあ、主人公もダーティーな仕事を厭わないプロフェッショナルなので、いい意味で殺伐としたお話なのです。メインヒロインは、マスケット銃のアンティークであるヴィクトリアなのですが、個人的には今のところ幼馴染の雨宮燈子の方が好みドストライクなんですよねえ。この娘、日本の特地を責任者として任されているだけあって、非常に黒いのですけれど、その黒さは本来のものではなくてあくまで幼馴染の圭を守り味方する為に自らの意思で鎧ったものであり、冷酷さも必要だから身につけているだけで、本来は決して他人を無闇に陥れたり傷つけて喜ぶような質ではないのです。むしろ、メンタル的には普通の女の子寄りだと言ってもいい。
こういう娘が、ただ幼馴染の見方をするためだけに覚悟完了させて香港マフィアの中でのし上がり、黒社会にどっぷり足を突っ込んで地位を固めているのである。逆に言うと、地位も立場もこの娘は圭の為揃えたものであり、それ以外に何の価値も見出していない、とも見て取れるんですよね。怖いですよ、こういう一途で大切なもののためにはそれ以外は何でも投げ打てる、というタイプの娘は。それこそ何でもできるしやってのける、という冷厳にして火傷しそうな熱を内包している苛烈さがうかがい知れる。その一途さはちょっとヤンデレの卦も伺えそうですけれど、感情に引きずられて行動を決める傾向があるヤンデレと違って、こういう覚悟完了している娘は、あくまで冷静な意志と理性を以って狂気を肯定しコントロールしているので、恐ろしさの意味合いが段違いです。この娘は、感情任せではなく理性的に冷静に冷徹な判断として、圭の為なら他のすべてを切り捨てて世界を敵に回せるのですから。
ただ、雨宮燈子の場合は恋愛感情優先ではなく、あくまで朝霧圭の味方をし彼を守る、ということを最優先にしているので、その意味では彼の周りにヴィクトリアみたいなお邪魔虫が侍るようになっても、彼女が圭にとって有為であり助けになる存在であれば、どれだけ女の子として不本意でも許容せざるを得ない、というのが可哀想なところなんですよね。
圭は、化物として扱われ孤立する自分の世界でただ一人の絶対的な味方になってくれて、人生と良心と魂そのものを費やし捧げてくれている人について、もうちょっと考えるがよろしいよ。いや、対価として彼自身も当然のように彼女の絶対的な味方として振る舞おうとしているけれど、燈子が求めているものとはちとズレている事について、まあ気づけというのも難しいのか。
燈子ってそりゃ当然のように見返りとして女の子の幸せとして圭の心を欲しているんだけれど、そんな本音のさらに深層を突き詰めてみると、究極的には見返りなんぞ要らないという凄まじい献身の影がうかがい知れるんですよね。しかし同時に、生々しいまでの圭の全てを手に入れたいという飢餓感も感じれる。
怜悧な中に内包する狂熱、強烈な欲望の中に垣間みえる徹底した無私たる奉侍。ある意味純真でまっさらなヴィクトリアとは対照的な複雑にしてとぐろを巻くような内面は、ノワールヒロインとしてはまったくもって美味しいキャラクターなんじゃないでしょうか。これを簡単に報われない系幼馴染ヒロインと侮ってはいけませんぜ、へへ。
ほぼオーラスで燈子について語るのみで、作品の内容についての感想を一切書いていない気もするが、後悔も反省もしない!!

北元あきの作品感想

浮遊学園のアリス&シャーリー 1 3   

浮遊学園のアリス&シャーリー 1 (オーバーラップ文庫)

【浮遊学園のアリス&シャーリー 1】 むらさきゆきや/しらび オーバーラップ文庫

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転校生を待っていたのは、学園最強ペア『お助け猫』アリス&シャーリー!

街が空中に浮かべられるくらいの近未来。特有幻想という異能力に覚醒してしまった者たちは、一般社会から隔絶された空中学園都市《楽園》に集められていた。
柾貴は菓子作りが趣味の平和な高校生だったのに、最高レベルの幻想具現者と判定され転校してくる。
再会した幼馴染みのシャーリーと、物静かで不思議な少女アリス。
ふたりは、幻想悪用の校則違反者を取り締まる《規律委員》の最強ペアだったが……ささいな口論からチームを解消してしまう。
しかも、柾貴は最高レベルだという理由でアリスから、新しいパートナーに選ばれてしまい……!?
最強! 最凶?紅茶とお菓子の異能学園バトルレベルMAXで開幕!!
異能学園モノって、それこそ山ほどあるんだけれど、書く人によってそれぞれ校風というか雰囲気が違うのは面白いなあ。
斯くして、本作はというとモチーフが不思議の国のアリスなせいか、空中都市というファンタジーな舞台なせいか、フワフワとしたワンダーランドらしいポップでメルヘンな香りが漂っている。そのせいか、わりと人間の悪意や悪徳がはびこっているにも関わらず、それに負けない明るさが作品全体を照らしだしている。その輝きの中心こそ、ヒロインの片割れであるシャーリーなのだろう。明るく前向きで、アッケラカンとした後ろ暗いところのない太陽みたいな娘である。一方のアリスはというと、これがもう捻くれ者でがんこで意固地で斜に構えた後ろ向きの寂しがり屋、という孤高を拗らせているような娘なのだけれど、まあ案の定シャーリーの餌食になったらしく、主人公の征貴が転校してきた時には既に迷コンビとして名を馳せていたのだけれど、案の定喧嘩もしょっちゅうらしく、シャーリーと喧嘩して拗ねていたアリスがタイミングよろしく征貴を咥え込んでしまったわけだけれど……何気にこの征貴がまた出来た男なのである。シャーリーという特別な女の子の幼なじみをやっていたのも伊達ではないようで、この手のややこしい面倒くさい対処の難しいタイプの少女のあしらい方、コントロール方法は弁えている、という以上に努力も重ねたんだろうなあ。シャーリーみたいな娘の側に居続けるというのは、なし崩しというか流されるだけでは案外むずかしいもので、相応の努力と知恵と処世術が必要だったりする。彼はその為の労力を惜しまなかったようで、賢明さと同時に柔らかな態度の裏に一本の芯が通っていることがうかがい知れる意志の強さが伺える。出来物、というやつだ。
つまるところ、本作は色々と面倒くさい性格の割に、わりとチョロかったりするアリスというヒロインを、シャーリーと征貴が二人がかりで攻略する、というか愛で倒すお話だと理解した。基本的に、シャーリー・征貴ラインは呼吸がピッタリあっていて、とにかく突っ走るシャーリーを征貴が巧妙にサポートする体制が自然に固まってるんですよね。だもんで、このラインはいじる必要が殆どないものだから、シャーリーも征貴も二人がかり、或いは二方向から確固にアリスに構う構図になっている。面白いトリオ関係なんですよね。
いずれにしろ、戦闘面でも性格面でもアリスとシャーリーが前衛で、主人公の征貴がサポートという陣形もそうそうに固まっていて、何気にわかりやすくもある。征貴が自分の脳力は戦闘向きじゃない、というのは謙遜でもなんでもなく、まったくその通りなのだけれど、むちゃくちゃなアリスとシャーリーの能力とコンボすると、これがまた制限を取っ払えるという意味で非常に有用なので、まさにピッタリハマる三人組なんだよなあ。もうこれ、征貴が執事でいいんじゃね?

一年十組の奮闘 2.その少女、神聖にして触れるべからず 3   

一年十組の奮闘2 ~その少女、神聖にして触れるべからず~ (MF文庫J)

【一年十組の奮闘 2.その少女、神聖にして触れるべからず】 十文字青/しらび MF文庫J

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学生のすべてが何らかの“能力"を有する特別な学校、私立天命学園。今日も一年十組の面々は、バカバカしい、だけど最高に楽しい日々を送っていた……のだったが。「にゃおにゃおー。十組のみんなー。あそびにきたよー♪」
いきなりやってきた八組の元気っ娘――“神聖積木崩し少女"、来見坂つみき。最初は楽しく遊ぶ十組メンバーだったが、「誰もさわることができない能力」を持つつみきの傍若無人なふるまいはどんどんエスカレート。しまいには、つみきの側に立つ皆人と、十組メンバーの間に微妙な不和が生まれ……? 本当の友達とは、仲間とはなんなのか? ハイテンション・クラスコメディ、“絆"を問う第2弾!
情けは人の為ならず、という諺もあるように、他人への善意は巡り巡って自分の元へと帰ってくるもの。そうでなくても、誰かに善意を傾けることで、善意を受けた人がまた他の人に助けの手を差し伸べる。そんな風にして善意の輪が循環していく、それが人の世を豊かなものにしていく理想の形なんだと思います。そして、細かな、小さな善意、善行が巡っていくことは、決して難しい事でも出来ないことでもないはず。人間というものは、善い事をしたら誰かに親切にしたら、困っている人を助けたら、心地よくなれる生き物なのですから。ほんの少しイイ事をして、心が軽くなる、ちょっと心が浮き立つ。そんな経験、ありますよね? そんな行為が積み重なり、循環していけば、それはとても幸せな事なのでしょう。

でも。

そんな親切を、誰か困っている人を助ける行為を、悲しんでいる人苦しんでいる人を救う行為を……自分自身に相当の負荷やストレスをかけながら出来る人がどれだけいるでしょう。
自分に負担をかけてまで、人を助けて回ることを一体どれだけ出来るでしょうか。
その人が、親しい人なら、友達なら、自分が嫌な思いをしてでも助けてあげたいと思える関係がある人なら、出来るでしょう。甲斐もあります。そうすることを自分自身を裏切らない行為だ、という人もいるかもしれません。

でも、でも。
さして親しくもない、それどころか一方的に迷惑ばかりかけてきて、嫌な思いばかりさせられるような、困った人を、嫌な人を、それでも自分を押し殺して、嫌な気分に耐えながら、ひどい目に遭いながら、それでも助ける事が出来るでしょうか。
その困った人が振りまく横暴で理不尽な行いには、哀しい理由がありました。その人は好き好んでそんなことをしているのではなく、そういう行動を取ることでしか自分の中の苦しみを発散する事が出来ないだけでした。悪い人ではなく、同情の余地があり、その人もつらい思いをしているのでした。
でも、それを一年十組の子には与り知らぬ事情でした。十組の子たちは、その子の事情など何も知らず、関係なく、そもそもその子が暴れこんでくるまでその子の存在自体知りませんでした。
その子と、十組の子たちには、なんの繋がりも関わりも因縁もなかったのです。十組の子たちにとって、その子はいきなり現れて、無茶苦茶な言動で自分たちを苦しめる理不尽な暴君でしかなかったのです。

それでも、苦しんでいる哀しい子を助けてあげる事は、その泣き叫んでいる傷ついた心を救ってあげる事は、正しい事なのでしょう。善き事なのでしょう。それが、心洗われるような世界の美しい姿、なのでしょう。
たとえ、十組の子たちが、一方的に痛い目を味わい、ひどい目に遭って、ボロボロになって負担を負わされても、最後にその子の心が救われ、横暴さや理不尽な言動がなくなれば、めでたしめでたし……なんでしょうか?
そんなことが出来るのは、殆ど聖人の域に達している皆人だけでしょう。そして、十組の連中が最後までこの一件に関わったのは、その子の為なんかじゃなく、ただ皆人への友情に寄るものでした。
そして、その子の決壊しかかった心を救ったのは、たまたま皆人の能力がその子の能力を中和できたからでした。勿論、皆人の献身さがなければその子の心は開かれなかったでしょうけれど、皆人の能力がその子の能力に適応していなかったら、すべてが破綻していたのも事実です。
運が良かった、という他ないでしょう。
私はね、彼女を何とかしてあげるべきだったのは、何の関係もない皆人や十組の子たちではなく、彼女の傍に自分の意志で佇んでいた少年だと思うのです。彼には彼女との関係があり、そうする理由があり、少なからず責任もあったはずなのに、それらすべてを理不尽な負担もろとも無関係な皆人と十組に丸投げして傍観に徹し、自分からは一切何もしませんでした。
それが、自分にはどうしても納得できなかったのです。憤りすら感じていたかもしれません。せめて、ダメでも彼から積極的に何かしてくれたらば、どうにかしようとしてくれていたら、まだ納得できたのかもしれませんが。

傷ついている子を助けることは善いことで正しいことではあるけれど、その為にどこまで損や痛みを被る事に耐えられるか。善きことを為すのに我慢や理不尽を強いられるのは、悪しき事ではないのか。
なかなか難しい問題であり、考えさせられるお話でもありました。

しかし、つみきの能力って、無差別で自動的である以上、彼女が病気に罹ったり大怪我を負ったり(これは能力でキャンセル出来るのか?)したら医者も触れられないわけで、誰もどうにもできないんですよね。
絶対無敵に見えて、孤独になる云々より前に非常に危うい、リスクの高い能力だよなあ。

十文字青作品感想

彼女を言い負かすのはたぶん無理 23   

彼女を言い負かすのはたぶん無理 2 (スマッシュ文庫)

【彼女を言い負かすのはたぶん無理 2】 うれま庄司/しらび スマッシュ文庫

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高校ディベート部を舞台に繰り広げられるラブコメ『彼女を言い負かすのはたぶん無理』の続編が登場。

 ディベートの天才少女アイラに心を奪われた主人公・桜井は、彼女が自分のことをどう思っているのか気になってはいるが、結局は聞けないまま時間が過ぎていく。そんな折、先日の騒ぎ(第1巻の公開ディベート)を起こした件で桜井とアイラが職員室に呼び出される。そこで言い渡されたのは、アイラの退学と、ディベート部の廃部だった……!
ちょっ、もしドラを名指しでネタにしやがった(笑
いやいや、あれは環境整備の問題であってアイラ先輩の指摘しているところはちょっと的外れな気がする故に、桜井くんはそこを突っ込まないと。当たり前の事を当たり前に出来るように環境を整える為の具体的なイメージをゼロから構築するのは大変なんですぜ。まあ自分、原本読んでないのでどうもこうも内容を言えないのですけど。アニメは後半、ドラッカー関係なかったような気がするが。

さてもこの作品に興を覚えるのは、アイラと桜井の二人が弁論を持って相手を説くディベート部の部員でありながら、終始言葉を費やさずに相手に自分の想いや在り方を理解してくれないかと期待し続ける所なんですよね。言葉に出して言わなくたって、桜井くんなら、アイラ先輩なら、自分のこの気持を分かってくれる、はず。と、無言でお互いの距離を伺い合っている。
実のところ、この二人、お互いの気持はそれぞれが期待していたように、ちゃんと伝わっていたと思うんですよ。相手が自分をどう思っているか。相手が自分に何を期待しているか。
でも、伝わってきたものが本当に相手の気持ちなのか。真実の想いなのか。単なる自分の思い込みじゃないのか。アイラも桜井も、自分が感じた相手の想いを、心の底から信じる事が出来なかった。不安にかられ、自分自身にしがみつくしかなかった。
或いは言葉を最も大事にするディベート部の部員だったからこそ、言葉にして相手に伝えない気持ちというものを信じる事が難しかったのかもしれません。
だったら、言葉にして伝え合えばいいじゃないか、簡単だろう、という話になってしまうのかもしれませんが、それを簡単に出来ないのがまた人間というヤツなのでしょう。
これもまたディベート部員だったからこそ、言葉の重たさを知っていて安易に使えなかったのかもしれません。言葉の威力、言葉の重さ、言葉の力を誰よりも知り、それを駆使する事に青春を捧げる心づもりの彼らだからこそ、お互いの気持を確かめ合うのに言葉を惜しんでしまったのでしょうか。言葉を使えば、逃れようもなく決定的になってしまうが故に。
だからこそ、最後に二人はディベートという、二人にとって慣れ親しんだコミュニケーションツールを告白の手段に選んだのでしょう。学校や教師を相手に回して大暴れするアイラと桜井という人物を思えば、随分と可愛らしい話じゃないですか。もどかしくも切実な恋物語には、キュンキュンしてしまいました。こういう初々しい話は大好物です。まあ甘酸っぱさに七転八倒するには主人公がいささかヘタレすぎたのが残念。アイラ先輩は押すと面白いタイプだと思うんだがなあ。
って、これで大団円! なのかと思ったら、え、続くの!? しかもなんかややこしい事になってしまって……。
 

6月28日

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6月27日

浦上ユウ
(電撃コミックスNEXT)
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猫夜叉/亀小屋サト
(電撃コミックスNEXT)
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たくま朋正/伊藤暖彦
(電撃コミックスNEXT)
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綾村切人/ナフセ
(電撃コミックスNEXT)
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結城鹿介/髭乃慎士
(電撃コミックスNEXT)
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幌田
(まんがタイムKRコミックス)
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6月25日

十文字青
(オーバーラップ文庫)
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鬼影スパナ
(オーバーラップ文庫)
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迷井豆腐
(オーバーラップ文庫)
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篠崎 芳
(オーバーラップ文庫)
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寺王
(オーバーラップ文庫)
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御鷹穂積
(オーバーラップ文庫)
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メグリくくる
(オーバーラップ文庫)
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雨川水海
(オーバーラップノベルス)
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江口 連
(オーバーラップノベルス)
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和島 逆
(オーバーラップノベルスf)
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KK
(オーバーラップノベルスf)
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雨川透子
(オーバーラップノベルスf)
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6月24日

芝村 裕吏
(MF文庫J)
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志瑞祐
(MF文庫J)
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長月 達平
(MF文庫J)
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長月 達平
(MF文庫J)
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月見 秋水
(MF文庫J)
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三月みどり
(MF文庫J)
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花間燈
(MF文庫J)
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衣笠彰梧
(MF文庫J)
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常世田健人
(ダッシュエックス文庫)
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ジルコ
(ダッシュエックス文庫)
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疎陀陽
(ダッシュエックス文庫)
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九十九弐式/すかいふぁーむ
(ダッシュエックス文庫)
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甘岸久弥
(MFブックス)
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yokuu
(MFブックス)
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天ノ瀬
(MFブックス)
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ラチム
(MFブックス)
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櫻井 みこと
(MFブックス)
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御手々 ぽんた
(MFブックス)
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支援BIS
(KADOKAWA)
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藤也卓巳
(あすかコミックスDX)
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ひろやまひろし
(角川コミックス・エース)
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ひろやまひろし
(角川コミックス・エース)
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横田卓馬/伊瀬勝良
(角川コミックス・エース)
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ぶんころり/プレジ和尚
(角川コミックス・エース)
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蛍幻飛鳥/志瑞祐
(角川コミックス・エース)
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水無月すう
(角川コミックス・エース)
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鈴見敦/八又ナガト
(角川コミックス・エース)
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御宮ゆう/香澤陽平
(角川コミックス・エース)
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人生負組
(角川コミックス・エース)
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ZUN/水炊き
(角川単行本コミックス)
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神地あたる/白米良
(ガルドコミックス)
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黒杞よるの/雨川水海
(ガルドコミックス)
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村光/ベニガシラ
(ガルドコミックス)
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七六/鬼影スパナ
(ガルドコミックス)
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天羽銀/迷井豆腐
(ガルドコミックス)
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白砂/麻希くるみ
(ガルドコミックス)
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木乃ひのき/雨川透子
(ガルドコミックス)
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6月23日

日向夏/ねこクラゲ
(ビッグガンガンコミックス)
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押切蓮介
(ビッグガンガンコミックス)
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小林湖底/りいちゅ
(ビッグガンガンコミックス)
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深見真/真じろう
(ビッグガンガンコミックス)
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金田一蓮十郎
(ヤングガンガンコミックス)
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佐藤真登/三ツ谷亮
(ヤングガンガンコミックス)
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萱島雄太
(ヤングガンガンコミックス)
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優風
(ヤングガンガンコミックス)
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栗井茶
(ヤングガンガンコミックス)
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栗井茶
(ヤングガンガンコミックス)
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6月22日

浅草九十九/和ヶ原聡司
(MFコミックス アライブシリーズ) Amazon Kindle B☆W DMM


安里アサト/シンジョウタクヤ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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中山幸
(MFコミックス アライブシリーズ)
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三ツ矢だいふく
(MFコミックス アライブシリーズ)
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内藤隆/榎宮祐
(MFコミックス アライブシリーズ)
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花鶏ハルノ/相川有
(MFコミックス アライブシリーズ)
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久真やすひさ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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衣笠彰/紗々音シア
(MFコミックス アライブシリーズ)
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フジカワユカ/理不尽な孫の手
(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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藍屋球/アネコユサギ
(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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クマガエ/宮澤ひしを
(イブニングKC)
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カルロ・ゼン/石田点
(モーニングKC)
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泰三子
(モーニングKC)
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ハナツカシオリ
(モーニングKC)
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瀬下猛
(モーニングKC)
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NICOMICHIHIRO
(モーニングKC)
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鍵空とみやき
(ガンガンコミックスJOKER)
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鍵空とみやき
(ガンガンコミックスJOKER)
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藤近小梅
(ガンガンコミックスJOKER)
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田代哲也
(ガンガンコミックスJOKER)
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柊裕一
(ガンガンコミックスJOKER)
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村田真哉/速水時貞
(ガンガンコミックスJOKER)
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都月景/いふじシンセン
(ガンガンコミックスJOKER)
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殿ヶ谷美由記
(ガンガンコミックスpixiv)
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6月20日

風間レイ
(TOブックス)
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ほのぼのる500
(TOブックス)
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楢山幕府
(TOブックス)
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リッキー
(TOブックス)
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こりんさん
(GCN文庫)
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武田すん
(ヤンマガKCスペシャル)
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ペトス/橋本カヱ
(ヤンマガKCスペシャル)
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千田大輔
(ヤンマガKCスペシャル)
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Cuvie
(チャンピオンREDコミックス)
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小坂泰之
(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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6月19日

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6月17日

上遠野浩平/カラスマタスク
(ジャンプコミックス)
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野田サトル
(ヤングジャンプコミックス)
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二宮裕次
(ヤングジャンプコミックス)
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原泰久
(ヤングジャンプコミックス)
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双龍
(ヤングジャンプコミックス)
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深川可純/広報広聴課ゾンビ係
(ヤングジャンプコミックス)
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赤坂アカ/横槍メンゴ
(ヤングジャンプコミックス)
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赤坂アカ
(ヤングジャンプコミックス)
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中山敦支
(ヤングジャンプコミックス)
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光永康則/入鹿良光
(ヤングジャンプコミックス)
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ソウマトウ
(ヤングジャンプコミックス)
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中村力斗/野澤ゆき子
(ヤングジャンプコミックス)
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峰浪りょう
(ヤングジャンプコミックス)
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畑健二郎
(少年サンデーコミックス)
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山田鐘人/アベツカサ
(少年サンデーコミックス)
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コトヤマ
(少年サンデーコミックス)
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松江名俊
(少年サンデーコミックス)
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熊之股鍵次
(少年サンデーコミックス)
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栗山ミヅキ
(少年サンデーコミックス)
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高橋留美子
(少年サンデーコミックス)
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草場道輝/高谷智裕
(少年サンデーコミックス)
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福井セイ
(少年サンデーコミックス)
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安西信行
(少年サンデーコミックス)
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新井隆広/青山剛昌
(少年サンデーコミックススペシャル)
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日向夏/倉田三ノ路
(サンデーGXコミックス)
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麻生羽呂/高田康太郎
(サンデーGXコミックス)
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池澤真/津留崎優
(裏少年サンデーコミックス)
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山田 リツ
(裏少年サンデーコミックス)
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寺嶋裕二
(講談社コミックス)
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三宮宏太/西田征史
(講談社コミックス)
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ヒロユキ
(講談社コミックス)
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福留しゅん/天城望
(フロースコミック)
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伊吹有/葉山湊月
(フロースコミック)
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羊太郎
(富士見ファンタジア文庫)
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三河 ごーすと
(富士見ファンタジア文庫)
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桜生 懐
(富士見ファンタジア文庫)
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陸奥 こはる
(富士見ファンタジア文庫)
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高橋 びすい
(富士見ファンタジア文庫)
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恵比須 清司
(富士見ファンタジア文庫)
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三原 みつき
(富士見ファンタジア文庫)
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あボーン
(富士見ファンタジア文庫)
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白井 ムク
(富士見ファンタジア文庫)
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綾里けいし
(ガガガ文庫)
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カミツキレイニー
(ガガガ文庫)
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伊崎喬助
(ガガガ文庫)
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平坂 読
(ガガガ文庫)
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猿渡かざみ
(ガガガ文庫)
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猿渡かざみ
(ガガガ文庫)
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緒二葉
(ガガガ文庫)
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川上 稔
(電撃の新文芸)
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美浜ヨシヒコ
(電撃の新文芸)
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草薙 刃
(電撃の新文芸)
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時田 唯
(電撃の新文芸)
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6月16日

樋口彰彦
(マガジンエッジKC)
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松岡健太
(マガジンエッジKC)
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さとうふみや/天樹征丸
(講談社コミックス)
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あだちとか
(講談社コミックス)
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和武はざの
(講談社コミックス月刊マガジン)
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6月15日

石田リンネ(富士見L文庫)
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猫田パナ(富士見L文庫)
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佐々木禎子(富士見L文庫)
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仲町鹿乃子(富士見L文庫)
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竹岡葉月(富士見L文庫)
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竹岡葉月(富士見L文庫)
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鍋敷(アース・スターノベル)
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LA軍(アース・スターノベル)
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天然水珈琲
(アース・スターノベル)
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西尾維新(講談社文庫)
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葛城阿高(ビーズログ文庫)
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ぷにちゃん(ビーズログ文庫)
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小田ヒロ(ビーズログ文庫)
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綾河ららら
(サーガフォレスト)
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バッド(サーガフォレスト)
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真安一(サーガフォレスト)
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カヤ(サーガフォレスト)
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コイシ/緑黄色野菜
(コロナ・コミックス)
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よこわけ/やしろ
(コロナ・コミックス)
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わかば/白露雪音
(コロナ・コミックス)
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小田山るすけ/たつきめいこ
(コロナ・コミックス)
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6月14日
ふか田さめたろう
(GA文庫)
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星奏なつめ(GA文庫)
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冬坂右折(GA文庫)
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白石定規(GAノベル)
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星崎崑(GAノベル)
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えぞぎんぎつね
(GAノベル)
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三木なずな
(GAノベル)
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カイシャイン36
(GAノベル)
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よっしゃあっ!
(GAノベル)
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6月13日


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6月12日

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6月10日

荒川弘
(ガンガンコミックス)
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天那光汰/梅津葉子
(ガンガンコミックス)
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おーしおゆたか
(角川コミックス・エース)
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猫田ゆかり
(角川コミックス・エース)
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リムコロ
(角川コミックス・エース)
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冥茶/萩鵜アキ
(角川コミックス・エース)
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浅野りん/ヤングエース編集部
(角川コミックス・エース)
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春花あや
(角川コミックス・エース)
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経験値/TYPE−MOON
(単行本コミックス)
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佐島勤/おだまさる
(電撃コミックスNEXT)
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古宮九時/越水ナオキ
(電撃コミックスNEXT)
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ベキオ/ていか小鳩
(ガンガンコミックスONLINE)
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森田季節/シバユウスケ
(ガンガンコミックスONLINE)
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顎木あくみ/みまわがお
(ガンガンコミックスONLINE)
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加藤衣緒
(ガンガンコミックスONLINE)
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竜騎士07/夏海ケイ
(ガンガンコミックスONLINE)
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竜騎士07/刻夜セイゴ
(ビッグガンガンコミックス)
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飯島浩介/汐里
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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イノウエ
(サンデーうぇぶりSSC)
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こじまたけし
(サンデーうぇぶりSSC)
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白井もも吉
(サンデーうぇぶりSSC)
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オジロマコト
(ビッグ コミックス)
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サンドロビッチ・ヤバ子/だろめおん
(裏少年サンデーコミックス)
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田村由美
(フラワーCアルファ)
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もこやま仁
(裏少年サンデーコミックス)
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影崎由那/川獺右端
(アース・スターコミックス)
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相模映/吉田杏
(アース・スターコミックス)
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となりける/shiryu
(アース・スターコミックス)
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ユンボ/風楼
(アース・スターコミックス)
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秋乃かかし/裂田
(アース・スターコミックス)
Amazon


東崎惟子(電撃文庫)
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三雲岳斗(電撃文庫)
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三雲岳斗(電撃文庫)
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和ヶ原聡司(電撃文庫)
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白金透(電撃文庫)
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鎌池和馬/冬川基
(電撃文庫)
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佐島勤(電撃文庫)
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二月公(電撃文庫)
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鏡遊(電撃文庫)
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真代屋秀晃(電撃文庫)
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周藤蓮(電撃文庫)
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瀧岡 くるじ
(カドカワBOOKS)
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小田 ヒロ
(カドカワBOOKS)
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壁首領大公
(カドカワBOOKS)
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七夕 さとり
(カドカワBOOKS)
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KK(カドカワBOOKS)
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うみ(カドカワBOOKS)
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ふか田 さめたろう
(宝島社)
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魔石の硬さ
(TOブックス)
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ニシキギ・カエデ
(TOブックス)
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地雷酒(TOブックス)
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サンボン
(TOブックス)
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蒼月海里(角川文庫)
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椹野道流(角川文庫)
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森見登美彦/原案:上田誠
(角川文庫)
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桑原水菜(角川文庫)
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仁木英之(角川文庫)
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6月9日

石塚千尋
(講談社コミックス)
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荒川弘/田中芳樹
(講談社コミックス)
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奈良一平
(講談社コミックス)
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小玉有起
(KCデラックス)
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横田卓馬
(シリウスKC)
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高田裕三
(シリウスKC)
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長谷川三時/七烏未奏
(シリウスKC)
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ヤスダスズヒト
(シリウスKC)
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村上よしゆき/茨木野
(シリウスKC)
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K9/小林裕和/支援BIS
(シリウスKC)
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冬葉つがる
(シリウスKC)
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樋野友行/瀬戸メグル
(シリウスKC)
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刀坂アキラ/加茂セイ
(シリウスKC)
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光永康則
(シリウスKC)
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西田拓矢/海空りく
(シリウスKC)
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松琴エア/はにゅう
(シリウスKC)
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原口鳳汰/カラユミ
(KCデラックス)
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山本やみー/門馬司
(KCデラックス)
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一二三
(KCデラックス)
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がしたに/MITA
(KCデラックス)
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うかみ
(KCデラックス)
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エターナル14歳/御子柴奈々
(KCデラックス)
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桜野みねね
(BLADEコミックス)
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森野きこり
(BLADEコミックス)
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6月8日

かみはら(早川書房)
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西尾維新(講談社)
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ちんねん/能一ニェ
(BRIDGE COMICS)
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佐藤二葉
(星海社COMICS)
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山本崇一朗
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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稲葉光史/山本崇一朗
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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6月7日

泉光
(アフタヌーンKC)
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TNSK
(アフタヌーンKC)
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水瀬るるう
(まんがタイムコミックス)
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琴子/TCB
(ガンガンコミックスONLINE)
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枢呂紅/優月祥
(ガンガンコミックスUP!)
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雨後一陽/とちぼり木
(ガンガンコミックスUP!)
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西島ふみかる/白縫餡
(ガンガンコミックスUP!)
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雨沢もっけ
(ガンガンコミックスUP!)
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ふか田さめたろう/松元こみかん
(ガンガンコミックスUP!)
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えぞぎんぎつね/春夏冬アタル
(ガンガンコミックスUP!)
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リキタケ/三木なずな
(ガンガンコミックスUP!)
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琴子
(SQEXノベル)
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猫子
(SQEXノベル)
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平成オワリ
(SQEXノベル)
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榛名丼
(SQEXノベル)
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蝉川夏哉
(宝島社文庫)
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貴戸湊太
(宝島社文庫)
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6月6日

智弘カイ/カズタカ
(KCデラックス)
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ippatu
(ヤンマガKCスペシャル)
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6月5日

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6月3日

いつきみずほ
(ドラゴンノベルス)
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夢・風魔
(ドラゴンノベルス)
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矢吹健太朗
(ジャンプコミックス)
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助野嘉昭
(ジャンプコミックス)
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ONE/村田雄介
(ジャンプコミックス)
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松井優征
(ジャンプコミックス)
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伊科田海
(ジャンプコミックス)
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権平ひつじ
(ジャンプコミックス)
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鏡貴也/山本ヤマト
(ジャンプコミックス)
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水あさと
(ジャンプコミックス)
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篠原健太
(ジャンプコミックス)
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針川智也
(ジャンプコミックス)
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時田時雨
(ジャンプコミックス)
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猗笠怜司
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佐々木尚
(ジャンプコミックス)
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賀来ゆうじ
(ジャンプコミックス)
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末永裕樹/馬上鷹将
(ジャンプコミックス)
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大須賀玄
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バブル製作委員会/肘原えるぼ
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三部けい
(角川コミックス・エース)
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長岡太一
(角川コミックス・エース)
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佐茂すけ/竹村優希
(角川コミックス・エース)
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関崎俊三
(角川コミックス・エース)
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封宝/富樫聖夜
(フロース コミック)
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此匙/浜千鳥
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神栖みか/シロヒ
(フロース コミック)
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武シノブ/江本マシメサ
(PASH!コミックス)
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柳矢真呂/ぷにちゃん
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深山キリ/もり
(PASH!コミックス)
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さーもにずむ
(PASH!コミックス)
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