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すぶり

つくも神は青春をもてなさんと欲す 3 4   

つくも神は青春をもてなさんと欲す 3 (集英社スーパーダッシュ文庫)

【つくも神は青春をもてなさんと欲す 3】 慶野由志/すぶり スーパーダッシュ文庫

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物の修理が得意な高校生・物部惣一は、極貧の「小槌飢饉」を解決し、茶釜の付喪神・つくもたちと茶を啜る日々を取り戻していた。学園祭が迫ったある日、普段は常識的な生徒会長が乱心し、「学園祭で人気投票を行い、最下位は生徒会の奴隷」というサバイバル企画を決めてしまう。さらに隣のクラスの久岐波海人とトラブルになり、鞘音との交際を懸けた学園祭投票数勝負が勃発。惣一はクラスメイトの姫風紫乃と共に実行委員を引き受け、必勝に燃えるのだが、姫風は挙動不審で…!?道具を愛する少年と小さなつくも神が贈る心の“おもてなし”学園ファンタジー、第3幕!
……あれ? これ、「突破」したんじゃね?
たまーに遭遇することがあるんですが、突然作者が世界観やキャラクターを完全に「掌握」したように、カッチリと土台が固まったみたいになる事があるのです。そうなると、主人公やヒロインといった主要のキャラクターのみならず、脇を固めるキャラクターやモブキャラまでが独立したように自在に動き出すんですよね。誰か一人のキャラやストーリに牽引してもらう必要なく、キャラクターや世界が自由に駆けまわりだすのである。勿論、物語として真ん中に一本の話の筋がどん、と通っているわけだけれど、その流れに乗り、寄り添いながらもそれぞれが独自のクラスタを形成するように動いていくわけだ。こうなると、それぞれのキャラが自分の視点で動いているから俄然世界観が広がっていく。ちょうど、学園祭というお祭り騒ぎだからこそ余計に引き立ったのだろうけれど、どこに目を向けても、顔を巡らせても、そこでなにがしかが起こっている。誰かのイベントが発生している。小さな物語が弾けている。
作品そのものが、躍動感を漲らせているかのようじゃないですか。
元々、良い雰囲気のアットホームなほのぼのコメディでしたけれど、ここにきて次の段階へとボーダーを突破した感じがします。このままなら長期シリーズになってもおかしくなさそう。

さて、今回新登場となりますヒロインの紫乃は、コミュ障というかこれはもう対人恐怖症を発症しているレベルの娘なんですけれど、意外なことにその素の性格はちょっと喧しいくらいのお喋りで忙しない感じの少女でした。普通、こういう人と関わるのを恐れて、クラスでも隅っこのほうで大人しくジッとしている子というのは、大概内気で大人しい子と規定されてしまうのですが、それだけに学校でのまともに会話も出来ずに吃ってしまう姿と、自宅に帰って弟と接している時の煩いくらいの遠慮のない姿のギャップには驚かされましたし、なかなか新鮮でしたね。
無論、こういう本来なら明るくお喋りな娘が、人と話しをするのも難しいくらいのコミュニケーション障害を得てしまうにはそれなりの理由があったわけですけれど、本題である仮面の付喪神によってもたらされる、素顔と仮面の違いについての話も踏まえて、本筋であるお話も面白かったです。
惣一と鞘音の、もはや熟年夫婦かという鉄板に対しての、当たって砕けるしかないヒロインとしての立ち位置も、この仮面の問題に踏まえることになり、なかなか芯のある話でした。
しかし、この主人公の惣一のキャラクターは改めてイイ感じだなあ。ラストで「ザマア」を見事にやらかしてくれたのは、痛快の一言でした。鞘音に対するガチっぷりも素晴らしいですし、愛嬌もあって実に好きですわ。
肝心のつくもは、惣一と鞘音が夫婦めいた感じになってきた分、なんか二人の子供みたいに見えてきたぞw

1巻 2巻感想

つくも神は青春をもてなさんと欲す 23   

つくも神は青春をもてなさんと欲す 2 (つくも神は青春をもてなさんと欲すシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)

【つくも神は青春をもてなさんと欲す 2】 慶野由志/すぶり スーパーダッシュ文庫

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物の修理が得意な高校生・物部惣一は、激動の「村正事件」を乗り越え、茶釜の付喪神・つくもたちと騒がしくも心温まる日々を送っていた。ある日惣一たちは粋華に頼まれ、ある付喪神を鑑定する。つくもの見立てでその正体は『打ち出の小槌』の付喪神と分かるが、突如その小槌を狙った忍者に襲撃される。さらにその後、惣一に不運による深刻な金欠という最大の試練が訪れる。やむなく喫茶店でバイトを始める惣一だが、店長の妹、四画崎比良がなぜか敵意を向けてきて…!?道具を愛する少年と小さなつくも神が贈る心の“おもてなし”学園ファンタジー、第2幕!
待て待て待て、あの伝説の名器をして流行りが廃れたから価値なし、なんてことにはならないだろう。幾らなんでも知名度が高過ぎる。実際、このタイプは古織さんじゃないけれど、見ててはにゃんとなる面白いだけじゃない味のある、乙な名物だと思うんだがなあ。
まあ、失われた名物だけに、実は現存してました、と言われても偽物呼ばわりされてぞんざいな扱いをされてしまったのも無理からぬ事なのかもしれないけれど。って、ググったらほんとに現存しているとされるモノが美術館にあるんだ。まあこれについては、残っていると言われても「えー」と斜めに見ちゃうよなあ、やっぱり。さて、比良ちゃんなんだが、これまたひどい属性がついちゃって。つくもが、元の姿である茶釜らしい「おもてなし」の能力を持っているのに比べて、この娘のそれは合ってるけど違うだろっ、と思わず突っ込んでしまうような能力で。本人の意図するところではない上に、比良ちゃん自身忸怩たるものがあるようで可哀想なんだが、それでもこれは酷い(苦笑
酷いといえば、あの打出の小槌も酷いよなあ。なんか、いいコト言ってるふりしてやってること、ろくでもないじゃないですか。妙に上から目線で試しにかかってますけれど、あんたにそんな試しされる謂れはないし、一方的だし、起こされた障りがガチできついんですもん。金欠ナメんな。お陰で妙なところで人間関係ギスギスしてしまったわけですし。
そこに至るまでの、惣一と、鞘音とつくもの三人のアットホームな雰囲気がとても素敵だったので、一時的にとはいえそれを邪魔されたことでプンプンですよ。
それにしても、鞘音のまた可愛いこと可愛いこと。お嫁さん属性ヒロインのニューカマーですよ。これまでの経緯もあってか、口数が少なく表情も乏しい系の人付き合いが苦手なタイプの娘だったのですけれど、今となってはそれがむしろより一生懸命さ、健気さを醸し出してるんですよね。尽くす系だ。惣一は惣一で、すでに店を切り盛りしているだけあって、独り立ちしている男の子なだけに、古臭い一軒家でちゃぶ台を囲んでいるともう熟達した若夫婦の雰囲気が。つくもがくっついているのも、むしろお子様がコブとしてついているみたいな感じになっちゃってますもの。
個人的には、男の貫目としては鞘音の申し出はあえて受けて甘えるのが懐の深さだったんじゃないかなあ、と思わないでもない。そこで男の意地を張るのは、まあ男の子らしいんだけれど、単なる見栄っ張りだよね。甘えさせてもらった分は、違うことで還元するのが甲斐性ってなもんだったと。まあ、そこはそれ、今回は仕方ないということで。四画崎兄妹と新しく出会うきっかけになったという意味では、大いに実りのある選択だったわけですし。惣一は別に世間知らずでも苦労知らずでもないので、改めてバイトしたからといって、それほど新たな見識や社会の在り方を発見したり身につけたり、ということはなかったとは思うんだけれど、比良という少女にとっては良い出会いになったし、惣一にとっても四画崎さんという独特の感性と、大人らしい懐の深さを持った人と出会えたのは、男の貫目とは何なのかを肌で理解する良い機会になったんでしょうし。四画崎さん、絶対に外に現地ヒロイン居るよな、この人。ある意味、別の物語の主人公みたいな感じの人だし。いや、外に行かなくても、持ち歩いているアレからして、女性人格じゃないの、もしかしてw
それはそれとして、実はこの世界、ド派手なバトル展開をやってる付喪神の裏社会もあるんだよ、と明示しておいて、はっきりあっちとこっちを区切ったのは面白かったなあ。安易にそっちに走らずに、ちゃんと線引してくれたのは、安心もしました。鞘音はあれで、かなり出来る娘だけれど、あんまりバトル展開似合う娘じゃないですからねえ。
このまま、ほのぼの賑やかでアットホームなラブコメを続けて欲しいです。粋華たちも、もっと出番増やしてもらって。せっかく、みんな良いキャラしてるんですから、じっくりみんなでわいわいして欲しいや。

1巻感想

つくも神は青春をもてなさんと欲す3   

つくも神は青春をもてなさんと欲す (スーパーダッシュ文庫)

【つくも神は青春をもてなさんと欲す】 慶野由志/すぶり スーパーダッシュ文庫

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物の修理が得意な骨董品屋生まれの高校生・物部惣一は、ある日、クラスメイトの月野原鞘音が「他人に不幸を撤く力」を持っていることを知る。その呪いのような力を持つがために、他人と距離を置き、空虚な表情を浮かべる鞘音の姿を見た惣一は、彼女を救いたいと思う。そんな時、惣一へ祖父から古い茶釜が届く。その正体は付喪神という、道具が精霊と化したものだった。幼い少女の付喪神に「つくも」と名付けた惣一は、彼女が持つ“お茶で心をもてなす能力”を使い、鞘音を救うべく動き出すが…!?
第12回スーパーダッシュ小説新人賞優秀賞受賞作!
茶釜というと中に爆薬を詰め込んで自爆するものだと、そんな固定観念に縛られてしまっている昨今ですが、そういえば茶釜ってお湯を沸かすものだったんだなあ、と久々に思い出した。でも、今の子は茶釜なんて言われても容易に形が思い浮かぶもんなんだろうか。自分が子供の頃は分福茶釜のお話を絵本なんかで読んだものだけれど。今の子供も日本昔ばなしみたいな日本古来のお伽話を普通に読んでいるものなんですかね。こればっかりは、自分か身近に小さいこどもがいないとなかなかわからないものです。
でも、茶釜って見ていても楽しいですよ。ざっと画像検索しただけでもいろいろな形のが出てきますし、見目を楽しませてくれます。いいものが名物として過去から現在に至るまでもてはやされているのも、まあわからなくもないんですよね。
と、話が茶釜の方に流れてしまいましたが、本作は新人作品と思えないほど卒なく丁寧にまとめられた良作でした。と言っても小さくまとまっているわけじゃなくて、キャラクターが生き生きしている弾むようなリズム感によって構築されている作品で、最近こういう初っ端から上手いなあ、というのが増えましたねえ……って、自分の中の
「最近」の定義が十年単位で延長されている気もするのですけれど。裾野が広がることによって最初から玉から出発する作品が少なくない、というのも間違いないと思うのですけれど。
一番お気に入りなのが、鞘音が彼女自身を暗闇に沈めていた諦めから解き放たれたあとの、あの静かな、でも剥き出しになった感情の描写でした。あの終わることのない闇から迷い出てきたような、おぼつかなくも呆然としながらも、じわじわとこみ上げてくるように自分の身に起こったことを実感していく、あの鞘音の感情表現は、その後の惣一への縋るような、離れてしまえばこれが束の間の夢のように融けてしまうかのように必死になって離れまいとする姿といい、心に迫ってくるようなシーンだったんですね。あれはもう、鞘音がどれだけの絶望に苛まれていたか、そこから救われたことが彼女にとってどういう事なのかをこれでもかと伝えてくれる良いシーンだった気がします。
押し付けがましくなく軽妙でありながら、芯の通った頼りがいのある主人公に、マスコットのように可愛らしいつくもという茶釜の少女。どこかポンコツな巫女さんといい、掛け合いもテンポもよく、読んでいて楽しかったです。
ただ、後半はマキが入った、というか前半で見せた丁寧さが幾分性急さに押し流された感があります。人形少女とそのマスターとの交流も中途半端なままで、クライマックスの展開に流れ込んでしまいましたし。
そのクライマックスも、バタバタとバトルになってしまったのはちともったいなかった気がしますね。なんちゅうか、そぐわないというか、テンプレート的にバトルで決着をつける、という固定観念に沿ってしまったようなブレが
かいま見えたというか。バトルに流れる展開を小手先に感じてしまったというか。個人的には、対決が必要だったとしてももうちょっとあっさりと片付けて、心や言葉に重点を置いて呪いを解いて欲しかった。なにしろ、つくもの特性が、心を和ませる能力ですからね。最終的に、その能力で呪いとなっていた意志を解きほぐすことになるのですが、トドメじゃなくて過程にもその要素を重視して欲しかったですよね。それだけ、情感に訴え心を温めるタイプの王道作品としての冴えを前半で大きく感じていたものですから。
いずれにしても、初っ端から非常に完成度の高い作品でしたので、もしこのまま続きが出るにしても高い位置で安定した続編を出してくれそうで、楽しみです。安定したままこじんまりとしないでくれるとありがたいですね。頑張って掘り下げて掘り下げて♪

聖断罪ドロシー 03.きみへとつづく長い道3   

聖断罪ドロシー03  きみへとつづく長い道 (角川スニーカー文庫)

【聖断罪ドロシー 03.きみへとつづく長い道】 十文字青/すぶり 角川スニーカー文庫

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女魔法使いのエルチネに魔法の半永久触媒である篭手を奪われたカルアは、昔馴染みを頼り、鉄の心臓協会の助力を得る。大陸全土で商取引を行う情報力を生かしてエルチネに迫るが、実力の半分も出せないカルアは苦戦をしいられるのだった。さらには帝国軍の追っ手も現れ、状況は悪化していくばかり。そんな中、またしても魔王の血を暴走させてしまったドロシーは、そのショックからカルアとの別れを決断し―二人の旅はどうなる!?
超バッドエンドじゃないかぁーっ!!!
あとがきの感じからして、また最後の一文からして、多分これで終わりですよね。くはは、これはまた喰らったなあ。十文字さんのダークサイドエンドというと【いつも心に剣を】で行き着く所まで行き着いたと思ってたんですが、あれはある意味果ての果てに行き着くまで、たとえ絶望まみれだったとしても生き切った果ての結末だった。儘ならない最悪の現実をどれほど間違い溺れ這いずりながらも、行けるところまで行き着いた、その意味ではやりきった感のあるエンディングだったのだと今なら思える。だとすると、こちらは悲惨と言えばより悲惨であり、無惨といえばより無惨だ。何しろ、彼らは思い描いていた理想を何一つ叶えられなかった。理想を高く持ち、現実を甘く見て、終端に迫りつつある現在に対処しそこねた挙句に、もろかった足場を僅かな意志と覚悟のよろめきによって全壊させてしまった。そう、欠片も残さず踏み抜いてしまったのだ。
そこからはもう、目も覆わんばかりの転落の一途である。そして、カルアとドロシーに最初から救われる道などなかったのだという事実を、目を逸らしてきた事実を突きつけられ、とっくの昔に自分たちは絶望の淵に溺れていたのだと理解する。理解した時には、もう何一つ取り返しの付かないところまで落ちきっていて、カルアは自分に課していた箍という箍を片っ端から引剥がし、倫理も正気も臆病さも徹底的に踏みにじり、人の道を外れていく。
それを留めるべきドロシーは、周りの人たちに守られて、カルアに甘えきっていた綿飴のような夢から覚めて、そこにいるのは何の力もない、理想を叶える意志もない、強さもない、何も出来ない無惨な残骸。そんな骸にカルアを救うべくもなく、結局最後までドロシーは守られるがまま、何もカルアに返すことが出来ないままこぼれ落ちていってしまった。二人はついに、本心を交わすことも出来ないまま、自分の本当の気持ちに気づくことすら出来ないまま、ズタズタに切り裂かれていく。お互いを求める気持ちだけをヨスガにして、それ以外のすべてを取り落とし、そうしてお互いすらも喪っていく。見るも哀れな無惨な悲劇。
何も成し遂げられないまま、何処にもたどり着けないまま、大切なモノを喪って、魂すらもすり潰し、取り戻すためにあてどもなく彷徨い続ける連綿たる地獄の始まり。まあこれほどえげつないバッドエンドもなかろうて。ある意味、バッサリ全部断ち切ってしまった方が後腐れがない、と思うくらいの苦界悪堕ちエンド。二巻まではシビアながらも、心通じ合う人たちとの交流が続き、追っ手の子たちとも一定の理解が通じたわりと緩めの展開だっただけに、この転落の物語はなかなかに想像を絶するものだった。何気に、ここまで築き上げた物語を叩き潰せるのはすごいよなあ、と思うほかない。
完全に悪堕ちしてしまったカルアのお話も、怖いもの見たさで見たい気もするけれど、これで終わりなんだろうなあ。ずさずさ。

1巻 2巻感想

聖断罪(アダムヘッド)ドロシー 02 魔神と少年とかわいそうな魔法使い3   

02    魔神と少年とかわい聖断罪ドロシーそうな魔法使い (角川スニーカー文庫)

【聖断罪(アダムヘッド)ドロシー 02 魔神と少年とかわいそうな魔法使い】 十文字青/すぶり 角川スニーカー文庫

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逃避行を続けるドロシーとカルアが行きついた村は、荒ぶる魔神の脅威にさらされていた。村を救おうとドロシーは一人息巻くが、その魔神こそ、暗黒期の戦闘兵器“虚神”であり、その巨体はカルアですら手に余るものだった。そこに、妙に色気を振りまく魔法使いエルチネが現れ、協力を申し出る。カルアは謎が多い彼女を警戒しつつ、共闘を決意するのだった。しかし、いざ魔神と対峙すると、今度はドロシーの魔王の血が覚醒してしまい!?
このかわいそうな魔法使いって、どう考えてもカルアのことですよね。エルチネさんはあんまりかわいそうでもなかったですし。いったいどういう意図を以てこのサブタイトルをつけたのかはわからないけれど、カルアの何が可哀想なのかを考えるとどうしてもドロシーの後先考えない善意の後始末の一切を彼が負わされている事と捉えざるを得ない。実際、彼が被っている苦労は傍から見ていても同情に値する。
が、わざわざそれをサブタイトルにどうしてするんだろう、という点を考えるとなかなか想像が広がるのである。思えば、第一巻のサブタイトル「絶対魔王少女は従わない」だ。この従わない、という言葉にかかるのは彼女たちを追う帝国に対して従わないという意味ではなく、カルアの指示や意図に全くドロシーが従ってくれないという方と捉えるほうが素直であろう。となると、わざわざ二巻に渡ってドロシーとカルアの関係における軋みを表題に掲げているとなると、まさにそれこそがこのシリーズの肝であり主題、ということになってくる、なんて風にも考えられるんですよね。
この巻において、カルアは初めて同じ魔法使いに出会います。たとえドロシーとであっても決して理解しあえない、魔法使いでしか到れない領域で共感しあえる初めての相手。それは、ドロシーとカルアの二人で完結していた、少なくともカルアにとってはドロシーしか存在しなかった自分を取り巻き形成する世界において、初めて自分と同じ場所に立ってくれる相手の出現。これは、ドロシーとカルアの関係をも揺り動かす大きな出会いになる可能性が非常に高い。
ドロシーのカルアの意見を無視した勝手な振る舞いは、実のところカルアへの絶大な信頼に寄ったものなのでは、という想起は前の巻の感想でも語ったところですけれど、カルアにとってそのドロシーからの信頼は結果として彼を可哀想な目に合わせ続けるものでもあるんですね。ドロシーが、カルアなら何とかしてくれると信じて行動し続ける限り、カルアはドロシーの尻拭いを行い続けなければならない。そんな可哀想な立場に、今のところカルアは散々愚痴りながらも仕方ないことだと諦め、それはもう当たり前になってしまったことなのだと受け入れることが常態となってしまっています。内心では愚痴り倒しながらも、何だかんだとドロシーには善意の塊であって欲しいと思っている部分もあるのかもしれませんし、自分が頑張ることで彼女には今のままであって欲しいと考えているところもあるのでしょう。現状、彼はかわいそうな自分にため息をついていても、可哀想でなくなりたい、とまでは思っていないようです。
ただ、そう彼が思うに至る要因の大きな部分を占めるのは、彼にとってドロシーの存在が世界の大半を担っているからとも言えるのです。また、ドロシーが全面的に自分に頼りきっているから、とも言えるでしょう。
もし、カルアにとっての世界の中で、ドロシーとはまた別の存在が割って入るようになり、相対的にドロシーの比重が少なくなってきたら、或いはドロシーに自分の他に頼みにする相手、心を預ける相手ができた場合、ドロシーが自分の意志を押し通すのに他の人の力を借りることが出来るようになった時、或いは自分の力で何とかできるようになりカルアを必要としなくなった時、はたしてカルアは今までのようにかわいそうである自分を享受し続けることが出来るのでしょうか。
二人きりでこそ維持でき、二人きりでなくなれば破綻してしまうであろう関係、というのはやはり歪なもののはず。はたして、二人の関係はこれから変わり、広がることが出来るのか。
ラストの展開は、逆にカルアを余計に二人きりの世界に拘り閉じこもろうとしかねない出来事だっただけに、これからの展開に色々と思いを巡らせるのでありました。

1巻感想

聖断罪(アダムヘッド)ドロシー01 絶対魔王少女は従わない3   

聖断罪ドロシー01  絶対魔王少女は従わない (角川スニーカー文庫)

【聖断罪(アダムヘッド)ドロシー01 絶対魔王少女は従わない】  十文字青/すぶり 角川スニーカー文庫

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帝国に攻め込まれ、滅んだレベルデッド魔王国。間一髪逃げ出した王女のドロシーは、護衛の魔法使いカルアと共に、追っ手をかわしながら逃避行を続けていた。しかし、身を隠さねばならないはずのドロシーは、各地で目にする帝国によって苦しむ民を見過ごせず、すぐに助けに入ってしまう正義感の持ち主だった!ついには「“絶対魔王”になって帝国を倒し、善政をしく!」と言いだし!?魔王の血を引く聖なる少女の世直し旅が開幕。
一番尖ってた頃の十文字さんなら、このシチュエーション、ドロシーの正義感と善意が原因となって主人公のカルアが落命してしまい、愛する人を自分の独り善がりで殺してしまったドロシーが精神的にズタボロになり自分をズタズタに切り裂いて這いずりながら懊悩する、なんていうキャラクターを追い込みまくることで内面を浮き彫りにしていく、という展開に持って行きそうなものなんだけれど……実のところ、それは一度【いつも心に剣を】という作品で、極限までやり尽くしてるんですよね。私、好きなキャラクターは徹底的に追い込んでナンボ、という趣向も少なからずあるんですけれど、そんな私も、そこまでやるか、と青褪めるほど容赦も救いもない、ひたすらに主人公とヒロインの女の子を精神的に惨殺しながら追い詰めていくストーリーでした。
あれは、書く方も一度きりでもう十分、と思うような内容だったんじゃないかな。あれは、本当にもう書けるところまで書き切った、というような代物でしたし。
あんなバッドエンドをもう一度繰り返すくらいなら、今度はハッピーエンドを手繰り寄せたい、そう思うのが心情です。少なくとも、読み手側としてはドロシーたちがユユやレーレのような末路を辿るのは見たくない……と、流れで書きましたけれど、正直言うと、見てみたいという暗い愉悦も少なからずあったりして。
ただ、この子、ドロシーは愚かな子ではありますけれど、救いがたい愚鈍な人間ではないので、致命的な失敗……カルアを死なせてしまう、或いは再起不能かそれに準じる大きなキズを負わせてしまう、という事は無い気がします。
この子、自分がどれだけ現実を見ない世間知らずで無責任な綺麗事を口にしているか、ちゃんと自覚しています。それなのに、何故なおも綺麗事に突っ走ろうとするのかと言えば、決して平和思想に囚われているわけでも、人の善性を信じ込んでいるわけでもありません。
この子はただ、カルアなら自分の願いなら、どんなお願いだって絶対に叶えてくれる、と信じているだけなのです。自分がどれだけ夢みたいな非現実的な事を言っても、彼なら実現してくれる、と。
でも、それも盲信や信仰の領域までには至っていません。カルアへの無邪気な信頼は、同時に常に現実との折り合いを考慮に入れています。好き勝手しているように見えるドロシーですけれど、本当に自重を要求される場面では、カルアや協力者の言を絶対に無視しませんし、自分の願いが本当にカルアの命を奪いかねないシーンでは、確かに彼女はカルアを優先しようとしていました。
その意味では、彼女は王の器ではないように思えます。この子は、多分、大義や信念などよりも、身近な大切な人を選ぶ普通の女の子です。それで、幸せになれる子なんだと思うのです。
彼女の不幸は、それこそ素朴な善意を実際に世間に差し向けられるだけの権威を持った立場に生まれてしまった事なのでしょう。市井の子だったなら、そこまで大きな視点で善意を執行しようという意識すら生まれず、ただ身近な人に幸いを分け与え共有するだけの人生を歩めたでしょうに。
彼女は絶対に叶わないであろう広義の善を執行する意志を持ってしまった。後は、痛みと苦味を味わいながら、現実との折り合いをつけていくしかない。
カルアに求められるのは、彼女の期待に最大限応えながら、彼女の無邪気な理想を厳しい現実にどれだけソフトランディングさせるか。或いは、カルアと夢想のどちらかを選ばなくてはいけない、取捨選択の場面を起こさせないようにするか。何れにしても、彼に求められている要求はひたすらに高く、彼は男の矜持を以てそれを達成するつもりでいる。
不平屋のひねくれ者のくせに、なんて見えっ張りな男なんだろう(苦笑
こういう歪んで真っ直ぐな、純真な頑固者は、好きなタイプなんですよ。自分の語る言葉が夢物語と知っている女の子に、それでもなお胸を張って夢物語を語らせ続けるだけの甲斐性を見せようと頑張る男の子。幾重もの挫折がカルアを待っているのだろうけれど、それでもこの子には最後まで意地を張り通して貰いたいなあ。

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12月1日

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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(GCN文庫)
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11月19日

(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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11月18日

(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガブックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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11月17日

(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(講談社コミックス)
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(講談社コミックス)
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(フロース コミック)
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11月16日

(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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11月15日

(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(Gファンタジーコミックス)
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11月12日

(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(宝島社)
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(星海社COMICS)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(サンデーうぇぶりSSC)
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(ビッグコミックス)
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(アース・スター コミックス)
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(メテオCOMICS)
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11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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11月10日

(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(講談社コミックス)
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11月6日

(角川書店単行本)
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(SQEXノベル)
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(SQEXノベル)
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11月5日

エンターブレイン
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(エンターブレイン)
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(ドラゴンノベルス)
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(PASH!コミックス)
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(フロース コミック)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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