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だぶ竜

英雄都市のバカども 3.〜アルコ・ホール三番街の何でも屋〜 ★★★★   

英雄都市のバカども (3) 〜アルコ・ホール三番街の何でも屋〜 (ファンタジア文庫)

【英雄都市のバカども 3.〜アルコ・ホール三番街の何でも屋〜】 アサウラ/たぶ竜 富士見ファンタジア文庫

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英雄の末裔が住む街リキュール。血の気の多い住人が巻き起こすトラブルは厄介なものばかりだが、何でも屋のモルトたちや一騎当千の自警団がいる限り街の平和に隙は無い。たとえ、男に惚れた棒遣い男と百合拳法少女が大げんかを始めようが、極悪ギャンブラーが美女の体を狙おうが、凄腕のスリが人々の“心の宝物”を奪おうが…。そんな騒がしくも平穏なはずの英雄都市で、陰惨な殺人事件が起きた。容疑者は―なんとモルト!?彼の捕縛に抗った親友・ライもまた投獄されてしまった。背後で国際規模の陰謀が蠢くこの事件を、牢の中の二人は解決できるのか?
男でも顔が良かったら気にしないとか、五歳の幼女の大事な部分を熱心にイジったりとか、モルトくん君アウト! 紛れも無く変態です。
今回の話は一貫してちょっとアンニュイな雰囲気のしっとりとした空気感で進んでいっていたのに、その中でナチュラルにこういう行為をしてしまうこの男は……。
しかし、三巻にしてようやく登場人物たちの過去語りとなったのですが、これはもっと早くやっても良かったんじゃないかな。モルトを中心としたキャラクターたちの関係性とか、人物像とか深味が全然違ってきてるんですよね、この過去編を知ると知らないとでは。モルトが本来縁のなかったこの街に抱く想いの深さとか、ライとの親友関係、そして大家の娘であるリッツとの掛け替えのない絆とか。特にリッツなんか、これもう完全にメインヒロインじゃないですか。いや、以前から12歳にして正妻感をずんどこと醸しだしていましたけれど、ここまでモルトの人生をリッツが決定づけてたとはねえ。一生頭上がんないでしょう、これ。モルトが人として生きていけるようになった諸々の理由であり要因こそが、リッツの意志であり思いであり存在そのものなわけですから。いっそ、モルトの女神と言ってすらいいんじゃないかと。その結果として未だ幼女の枠を脱していないうちから凄まじいセクハラ、被ラッキースケベ対象となり続けているのだから、この娘の運命やいかにw
もっと他におぱーい担当はたくさんいるにも関わらず、圧巻の被災数だもんなあ。
ともあれ、モルトの過去は以前から複雑な背景があるものと断片的に語られていましたけれど、ここまで凄惨なものを心の傷とともに抱えていたとはなかなか想像できなかったんですよね。今の彼が本当に自由に、心のままに楽しそうに生きているから。それだけ、この街の人たちに、この街の独特の雰囲気に癒されたからこそ、というのがこの過去編を通じてよくわかる。彼にとって、リッツとライがどれだけ特別なのかも。
なんともしっとりとした気分に浸れる……ジョッキでガバガバ飲むそれと違う、カウンターでチビチビとグラスを傾ける酒の楽しみ方に似た、普段の馬鹿騒ぎとは味わいの異なる話で、これはこれで良かったなあ。面白かった、という以上に「良かったなあ」と染み入れる話でした。そんな中にも普通に出てくる「ピーちゃんw」。

しかし、ここでまさかのサシャの素性とモルトの過去との思わぬリンクを、そのまますれ違わせてしまうのかー。なんか、話の締め方が続きが出なさそうな雰囲気だったんですけれど、もしかしてこのシリーズこれで終わっちゃうんだろうか。なんか、あとがきもそれっぽい書き方だったしなあ。

シリーズ感想

英雄都市のバカども 2.女神と漢たちの祭り ★★★★   

英雄都市のバカども (2) ~女神と漢たちの祭り~ (ファンタジア文庫)

【英雄都市のバカども 2.女神と漢たちの祭り】 アサウラ/だぶ竜 富士見ファンタジア文庫

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英雄の末裔が住む街リキュールに住む何でも屋・モルト。彼の仕事は、街の平和と困っている人の笑顔のため、そして何より目の前の家賃のため、街で起こる厄介事を解決することだ。ある日は、令嬢のペットを捜しに好敵手のサシャと地下水道へ飛び込み、またある日は遺跡から発掘された謎の「兵器」に追い回され…。それでもなお、酒が原因で家賃に窮するモルトに、家主の娘リッツは、とある祭りへの出場を言い渡す。それは―街一番の“漢”を決めるため、裸一貫で危険な地下神殿に飛び込む「漢祭り」(ポロリもあるよ)。浴衣姿の女性陣が見守る中、モルトが出会ったのは…本物の女神さま!?
馬鹿だなあ、本当に馬鹿だなあ(褒めてない)

【第一話『果てしなく透明なただ一つの純粋な願い』】

アサウラ師はあれですか。料理の美味そうな描写のみならず、おっぱいソムリエとしての力量もずば抜けているのか! 女体に関する少年の眼力と表現が素晴らしすぎる。
それはそれとして、オチが酷すぎるんですけど。揉めてないじゃん! 全然揉めてないじゃん!! あかんやん!!


第二話『職業:女体さすり』
これは酷い。もう本当に酷い、としか言いようが無い。ってかさ、どう考えても詐欺じゃん。と思ったら詐欺だった罠。むしろ、リッツも一緒に騙されてしまっているあたりがダメだよ、どうしようもないよ。ってか、なんで十二歳のまだつぼみの女の子がエロ担当なんですか!? 全身弄られる対象なんですか!? アウトだ、アウト! 


【第三話『追跡と追撃と』】
この方向の変態はちょっとレベルが高すぎるw たまに登場するタイプだけれど、どうしてこの手の変態ってやたらとスペック高いんだ!? あと、Pちゃんのイラストが力入りすぎじゃないですかね!!
何気に、この回で女子のおぱーいを揉んでるモルト。前回も散々12歳女子の胸を揉みしだいてましたけれど、お前ちょっと一話の少年に謝っとけ。


第四話『お祭り前夜と占い師』
肉美味しそうだなあ、肉。炭火でじっくり炙った肉が本当に美味しそうでねえ。いや、これに限らず、今回はがっつりとした料理じゃなくて、酒のアテ的な小料理が多いんだけれど、これがどれも美味しそうでねえ。このアサウラさんに描かせると、どん兵衛でも至高の逸品に思えてくるから当然なんだけれど。
占い師のチョココさんの何気にちょっといい仕事してますねえ、的なお話。途中の妨害ってもっとえげつないのが来るかと思ったけれど、あのゴロツキ二人のオトコ劇場がそれだったのか。拍子抜けというべきか、ある意味戦慄だったというべきか。
祭り前夜ということで、普段にもましてふらふらと所在なく街をうろつくモルツが帰るところは、なんだかんだとリッツの所なんだなあ、というお話。なんだよ、メインヒロインやっぱりリッツじゃないか。じゃあ、脱がされたりエロいことされても、メインヒロインなんだから仕方ないよなあ。たとえ12歳でも。


第五話『開催、漢祭り』
ビジュアルが度し難いほど汚いんですが! イラスト不可、にしてもいい漢の裸率なんですが。そこにぴーちゃんが混ざると、もはや産業廃棄物レベルなんですけど。
ふんどし交換はやめれ。マジやめれ。
一年間封印され、魔物が溜まりに溜まったダンジョンに、武器も防具もなくふんどし一丁、手にしていいのは武器に当たらない道具が一つだけ、というハード極まりない条件に乗っ取り、勇んで突撃していく漢たち。まさに漢祭り。
いや、フライパンはわかる。納得は出来ないが理解はできる。料理人が使うのは料理道具だよな。
パンもわかる。いや、堅焼きしたパンが金属製の盾や鎧を安々と貫いて、ゴーレムぶっ飛ばすとかいみわからないけれど、理解は出来る。そういうものだと思えばそういうものだし、パン屋がパンを武器に使って何が悪い、という話である。
変態が、拘束具やボールギャグを道具として選択するのもまあわかる。M豚としては譲れない領域なんだろう。
でも、12歳女児のパンツ(頭部に装着)が、そいつにとって一番合う道具、というのはどうなんだろう。フィット感の素晴らしさにパワーが湧き上がってくるのなら、仕方ないのかもしれないが。世界の真理なのかもしれないが。
パンツ装着したモルトの姿を、伝令班が勇んで地上に伝えに行くシーンには、不覚ながらもんどり打って笑ってしまった。あれはマジで呼吸困難になったわい! 酷いにもホドがあるわ!!


第六話『祭りの後に残りしもの』
実はあんまりありがたみがない女神さまの裸体。自分から脱ぎたがる人のはなあ。
あれは普通に怒っても、場合によっては殺害しても悪く無いと思うパンツかぶられた最大の被害者であるリッツだけれど、モルトの頭ハンマーでぶん殴ってしまったのを気にして、落ち込んでしまってるリッツが可愛くてねえ。
この娘、もうちょっとマシな相手に構えばいいのに、どうして好き好んでこの宿六にかかりきりになってるのか。まあしゃあない。好きなんだから仕方ない。


第七話『女神の座、モルトの場所』
ほう、モルトにとってあのアパートは特別な場所なのか。幼少の頃世界をめぐってたり、リキュールの警備隊の象徴である長柄刀を手放さないくせに、警備隊とは一定の距離を保ってたりとか、何気に過去に色々とありそうな陰のあるキャラなんですよねえ。モルトという名前からして、どうやら本名じゃないみたいですし。
となると、リッツとの関係も単なる大家と店子のそれとは違うのか。リッツの両親が娘がモルトに構うのを、むしろ後押ししている素振りも妙といえば妙な話ですし。
まあこうしてみると、リッツがメインヒロインというのは間違いないのかなあ、というところ。長編だった一巻だと、その時はそこまで深く関わってるようには見えなかったけれど、これだけ健気で可愛いとねえ。

1巻感想

英雄都市のバカども ~王女と封鎖された英雄都市~ ★★★☆  

英雄都市のバカども ~王女と封鎖された英雄都市~ (ファンタジア文庫)

【英雄都市のバカども ~王女と封鎖された英雄都市~】 アサウラ/だぶ竜 富士見ファンタジア文庫

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かつて戦乱から街を守り切った英雄たちの末裔が住む辺境都市・リキュール。その血は、今も脈々と受け継がれていた。身の丈ほどの大剣を操る無双のシスコン自警団長、誰にもそのお尻を触らせない眩惑の看板娘、鋼のごとき硬さの絶品パンを焼く職人、大岩を軽々と担ぐ剛力の大工(手抜き)…。そんな、毎日がお祭り騒ぎのこの街に暮らす、ワケありビンボー何でも屋モルト。彼のもとに、祖国を追われた王女が逃げ込んできた!彼女を追う帝国は、圧倒的大軍で街を包囲する。窮地のリキュールだが、可憐な少女を見捨てるなんて選択肢は、英雄の血を引くバカどもの頭にはもちろん存在せず―!?
バカだ、バカ過ぎるww
凄いなあ、このバカが敷き詰められたかのようなバカの密集感。普通は、底抜けのバカがたくさん登場すると言っても、主要人物周りが中心であって周辺のモブの人たちはそんな「バカ」の馬鹿げたなさりように振り回され、慄き、逃げ惑うものなのですが、この作品と来たら、一つの都市丸ごとが無名の住人一人ひとりに至るまで手遅れのバカばっかり! 上は政治家から下は一般庶民に至るまで総じてバカ。その辺を歩いているモブさんの反応からして、もうなんというか「あかんやろう」というようなトチ狂いっぷりで、この街ヤバイ感がパないのである。むしろ、細密に描かれる個々人のキャラの方が若干まともに見えるんじゃないだろうか。あくまで若干ですけどね!!
でも、ホントに馬鹿ばっかりなんだけれど、決して考えなしの愚か者ではないんですよね。いや、考えなしはみんな考えなしのような気もするのですけれど、刹那的に暴走して好き勝手やらかすようなどうしようもない連中はいないんですよ。帝国から送られてきた軍隊に街を包囲され、厳重な封鎖下に置かれ、兵士たちに傍若無人な振る舞いをされても、脊髄反射的に反応するのではなく、じっと堪えて耐え忍ぼうと市民一人ひとりが選択しているあたりなど、とても理性的で忍耐強い対応なんですよ。
その奥底でふつふつと滾らせている「モノ」が極めて馬鹿っぽい方向性で、ベクトルがマイナス向いてなくて痛快な方向なのが、本当に「バカ」なんですけどねえ。なんて気持ちの良いバカっぷりだろう。陰鬱なものを抱え込まず、スカッと吹き飛ばしてくれる。
いやね、でもそれにしても、その我慢に我慢を重ねた末に爆発させたものが、完全に「ヒャッハー」系なのはイカンともしがたいw いや、ヒャッハーなノリだけならまだしも、なぜ脱ぐ。いやもう本当になぜ脱ぐ!!

なぜ脱ぐ!?

一人ならまだしも、集団だとインパクトが。ビジュアルがww
個々にスポットをアテても濃いし、じゃあと俯瞰的に街を見渡してもやっぱり濃いし、こんな濃度の濃すぎる街に普通のメンタルで何の構えも備えも覚悟もなく、無防備に突っかかっていく帝国軍の哀れな生け贄の人たちのなさりようは、パンパンに膨らんだ風船をキャッキャと尖った枝でつついて遊んでいるようにしか見えず、もうあかん、それはあかん、と顔を覆うしかありませんでした。

案の定!

はい、ご愁傷様です。見事に頭のオカシイことになって振る舞わされ、戦慄し、逃げ惑うマトモな愚か者たちの末路には、両手を合わせて南無南無と冥福を祈るしかございません。

なんか表紙はサシャが飾っているし、ウェブ版でメインヒロインしているのは下宿の娘さんのリッツらしいのですが、本編のヒロインはサブタイトルにもなっている王女さまのディア。ゲストヒロインという扱いなんだろうけれど、これがまた「ルパン三世カリオストロの城」のクラリス並にガチンコのお姫様ヒロインしてるんですよね。あれ? こんなに本気でモルトに惚れていいの? というくらい、しっとりと恋愛モードに入っちゃってるんですよね。天然でぽわぽわした性格からして、モルトの積極的なアプローチを無自覚に受け流すのかと思ったら、しっかりと受け止めて本気になっちゃってますし。しかし、一方で王女としての自覚に目覚め、己の責任を果たすためにこの恋は道ならぬものとして割りきっていってしまうのですけれど、ゲストヒロインとして一話で去っていくにはもったいないくらいの人だったなあ。なんかこれだけガチになりながら後腐れなく距離を置いていってしまうのは、作者の作品【ベン・トー】のアイドル広部さんをちと連想してしまいました。
ベン・トーと言えば、作者お得意の飯テロ描写は本作でも健在。端からあれだけガツンと美味しそうな描写されちゃうと、困るから。お腹減っちゃうから。減ってなくても、なんか食べたくて仕方なくなるから!
これだから、アサウラさんの作品は構えて読まないといけないんだよなあ。

次巻も1月には出るみたいですし、ウェブ連載している話の方もいずれ出てくるでしょうし、楽しみなシリーズがスタートしましたねえ。

アサウラ作品感想

サングリア ‐In the Dracuria earth ‐ 2.月黄泉‐MOON HADES ‐3   

サングリア ‐In the Dracuria earth ‐ (2) 月黄泉‐MOON HADES ‐ (角川スニーカー文庫)

【サングリア ‐In the Dracuria earth ‐ 2.月黄泉‐MOON HADES ‐】 高野小鹿/だぶ竜 角川スニーカー文庫

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全世界に気づかれてしまった芦田土萌華の存在により吸血世界は変貌を遂げた。しかし注目の的である(吸血鬼殺しの)少女は相も変わらぬ学生生活を送っていた。尚も過熱報道が続く中、土萌華のもとに、ある1通の“会食の招待状”が届く。その差出人は第三の始祖・迦喰夜。それは半吸血鬼の少年・宝泉聖の母を殺した宿敵で―!?絶滅したはずの人間が現れ、世界の血がざわめく―。
バカが三匹揃うと三馬鹿だー! これが男の三馬鹿トリオだと嫌だけれど、女の子の三馬鹿トリオだとなんだか許せてしまう不思議。まあここで揃ってしまう三馬鹿娘たちは、いわゆるどうしようもない愚か者であるところのお馬鹿ではなく、単に頭が悪くて難しい事を考えられなくて空気読めない、というだけの可愛らしいお馬鹿なので、むしろ愛され系なのである。ほんとか?
人間が絶滅し吸血鬼しかいなくなった未来世界に、ただ一人の人間の生き残りとして冷凍睡眠から蘇ってしまった芦田土萌華。クルースニクとして作り上げられ人類の敵である吸血鬼を殺す兵器として育てられた彼女だったが、目覚めた世界では人類とは人間ではなく吸血鬼であり、人類を守るために吸血鬼を殺すことは守るべき人類を虐殺する事になる、という矛盾を前にして、難しい案件に直面すると思考回路がショートしてしまう土萌華はフリーズしてしまい、そこにつけ込んだのが半吸血鬼の宝泉聖であった。彼に助けられ、面倒を見てもらい、戸惑う環境の中で優しくもしてもらい、さらに彼の哀しい境遇や実は彼の母親が自分の友人であった事を知り、土萌華は恩を受け、何だかんだと親しくなり情も湧いた聖を自分の力で助けることで、自分の存在意義の矛盾による消失をとりあえず乗り越える事になった。のだけれども、土萌華は自分の存在が吸血鬼を殺すためのものである、という事実をこの吸血鬼しかいない世界の中で持て余す事になる。優しい彼女にとって自分が、今の世では普通の人達である吸血鬼たちを殺すための兵器であるという事実そのものに、どこか罪悪感を抱いているようだった。ただでさえ人間である自分の存在は周囲から受け入れて貰えるものではなく、真実はさらに彼女が異端にして人外であり排斥されかねない存在であることを示している。だから、学校に通い続けながらもどこか諦めを、学校だけではなく世界に対して孤独である事を飲み下そうとしていた土萌華の前に現れたのが、空気を読まない、頭の悪い馬鹿であるところの梨一子であり夜光という二人のクラスメイトだったわけだ。
人間と吸血鬼という枠を超えて……という以前にその違いをハッキリ理解しているのかも定かではない頭の悪さを発揮して接近してきた彼女たちと、元々難しい事を考え続けるのも難しい土萌華はあっさりとシンクロして仲良くなってしまう。それこそ、十年来の友人のように。
それでも、幾つかの事件を通じて、土萌華はやはりどうしても人間と吸血鬼の大きく隔てられた壁が存在するコトを痛感しながらも、この世界ではじめて出来た「友達」という存在を前にして決意する。いや、自らの存在理由を再設定するに至った、と言っていいかもしれない。すなわち、人類を守るために吸血鬼を殺す兵器である自分の力、大切な友達を守るための力としようと。その友人が、たとえ自分が兵器として殺さなくてはならないとされた吸血鬼であろうとも。
馬鹿な子は、頭が悪くてなかなか道も定まらないのかもしれませんけれど、決して儚くも弱くもないのでしょう。ハラハラと心配そうに見守る聖をよそに、土萌華は概ね一人でこの世界における自分の寄って立つモノを手に入れました。こういう子は、自分の考えや指針に自信を持ちきれず定まらないからこそ、一度芯を通して意思を固めてしまうと、本当に強くなる。一度固まっていたものを崩して、柔らかくしたところからやり直しているから尚更に、その強さは靭やかで頼もしい。
むしろ、頭が良くて頑固で自信家である聖の方が、その強さにはガラスのような脆さも内包していると言っていいのではなかろうか。幼いころに焼き付けられた復讐心が、その強さをより硬いものにしてしまっている。
その意味では、土萌華の軟さは聖のよいクッションになっていたと思うし、在りようの定まった土萌華の強靭さは聖の必要以上の硬さをカバー出来て、当人たちが思っている以上に良い相棒同士だとは思うんだけれど、それでも主導権を握るのは頭脳担当の聖の方なので、聖が暴走してしまうと土萌華はそれを止められずに引きずられてしまう。
迦喰夜との不用意すぎる衝突は、その最たるものなのでしょう。聖って、自分が思ってるほどクールじゃないからなあ。むしろ激情家ですらあるし、決して冷静な思考をコントロールできているわけではないのが今回、顕著になってしまったし。それはそれで、若者らしくていいのだけれど。
いやこの場合は、むしろ行き着くところまで突っ走ってしまうのも悪くないのかもしれない。どこまで走っても、今の土萌華ならどこまでも付いてこれるだろうし、離れないだろう。聖がどう頑張っても走れなくなるまで走りきって、無理矢理にも進めなくなってそうしてようやく、傍らを振り返る段になっても、今の土萌華ならそこに居ることが出来るだろうから。
しかし、感触からして迦喰夜はあんまり「黒」って感じはしないのだがなあ。どこかに、錯誤があるような気がしてならない。

1巻感想

サングリア ‐In the Dracuria earth‐ Rの一族4   

サングリア ‐In the Dracuria earth‐ Rの一族 (角川スニーカー文庫)

【サングリア ‐In the Dracuria earth‐ Rの一族】 高野小鹿/だぶ竜 角川スニーカー文庫

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かつて、人間は吸血鬼との争いに敗れた。そして西暦2228年、地球は全人類が吸血鬼の世界へと変貌を遂げた。母を始祖に殺された半吸血鬼の少年、宝泉聖は青木ヶ原樹海を訪れ、遺言を頼りに母からのプレゼントを探していた。しかし、そこで出会ったのは、コールドスリープされた―絶滅したはずの人間の少女だった。彼女は吸血鬼を駆逐する人間が遺した切り札「吸血鬼殺し」で!?たった1人の少女が目覚め、世界の血は熱く騒ぎだす!
吸血鬼が地球上の支配種族となっても、往々にして人間種族も家畜や隷属種として残っているものだけれど、完全に人間が絶滅して吸血鬼だけの世界となってる話、というのは流石に珍しい。
人間が一人も残っていない世界。吸血鬼が普通に社会を形成し、平和な日常を送っている世界。会社員も経営者も公務員もスポーツ選手も学生も、誰も彼もが吸血鬼。吸血鬼で居ることが当たり前で、普通で、何の特別でもない世界。
こうなると、虐げられている人間を助けて、吸血鬼の支配から脱却しよう! なんて定番のお題目も機能しない。
来るべき吸血鬼との決戦に備えて、絶対戦力としてコールドスリープされたヒロイン・芦田土萌華は、目覚めたはいいものの、守るべき人間はもう自分以外一人も残っておらず、殺すべき吸血鬼は平和に社会を織り成しているという事態に直面してしまったわけだ。人類の為に戦うにしても、自分以外人間居ないし、頑張って吸血鬼殺しても、今となってはただの虐殺者である。目的も何も失ってしまった彼女は呆然とする他なかったのである。
これで、吸血鬼世界―Dracuria earthが人間にとって生き地獄のような世界なら、彼女ももっと自暴自棄になったり、唯一の人類として孤高の戦いを、なんて事を考えられたかもしれないのだけれど、別に普通の世界なんですよね。吸血鬼の特性として社会全体が夜型に移行していたり、食料品の味覚が変わっていたりと違うところはあるものの、基本的には土萌華が生きていた時代と何も変わらない、人間が吸血鬼に置き換わっただけの世界だったわけである。
これで、土萌華も何の力もない普通の人間だったら、事態はあんまりややこしいことにならずに、平和な日常の中に溶け込んでいけたのかもしれないのですが、何しろ彼女ときたら対吸血鬼用にチューンナップされたクルースニクという決戦兵器。人間とは名ばかりの、上位の吸血鬼に匹敵するような存在であったことが、混迷に拍車をかけることになる。普通の人間なんていなかったんだ!w
それに、この土萌華という少女、自他共認める頭の悪さ! 難しいことを考えられない脳筋! といっても腕力任せの短絡的な脳筋タイプじゃないんですけどね。ちょっと頭を使わなければならない場面になると、思考回路がショートして動けなくなってしまう、というタイプか。性格的には温厚で落ち着きがなくて自分に自信がモテないタイプか。メインヒロインが、ここまで直球で頭悪いタイプというのもまた珍しいんだけれど、この口八丁に即座に騙されてしまうタイプは、なんだか愛でたくなる可愛さなんですよね。馬鹿な子ほど可愛い、というのとは少し違うか。
そんな馬鹿な子をだまくらかして、手懐けて利用しようとしているのが、主人公の宝泉聖。客観的に見て、どうやったって悪党である。悪党なんだけれど、性格明らかに悪いんだけれど、何だかんだと世話好きっぽくて、妙に隙があって人の良さそうな部分があるのは、絶妙な愛嬌だよなあ。Sっ気とMっ気を兼ね備えている稀有な主人公である。
目的のために、吸血鬼の中でも特に無力な自分に変わる強力な手駒として、土萌華を利用しようとする宝泉聖。その彼が、あまりにも純粋で馬鹿な土萌華にほだされて、だんだんと本気でデレていく過程を描く、逆天然攻略系ボーイ・ミーツ・ガールもの、と見たね、この作品w
【メシマズ】でデビューした作者だけあって、メインのキャラの立て方は上手かったし、何より世界観が思いの外面白い。聖が目的としている復讐も、どうやら複雑な背景があるみたいで、彼が思っているのと実際の真実がどこまで合致しているのか怪しい感じですし、何より土萌華にも、本人も知らない秘密がまだまだ眠っている様子。導入編としては、十分以上掴みがハマった感じ。これは、面白くなりますよ。

高野小鹿作品感想

C.S.T. 情報通信保安庁警備部3   

C.S.T. 情報通信保安庁警備部 (メディアワークス文庫)

【C.S.T. 情報通信保安庁警備部】 十三湊/だぶ竜 メディアワークス文庫

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脳とコンピュータを接続する“BMI”が世界でも一般化している近未来。海外から苛烈なサイバー攻撃にさらされた日本政府は、サイバー空間での治安確保を目的に「情報通信保安庁」を設立する。だが、それを嘲笑うかのようにコンピュータ・ウィルスによる無差別大量殺人が発生。家族に被害者を出した情報通信保安庁警備部・御崎蒼司は必死に犯人を追う一方で、美しい同僚・伊江村織衣の身の安否も気遣うのだった―。スリリングな捜査ドラマと、不器用な恋愛模様が交錯する、超エンタテインメント作品!
第20回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞受賞作
うはははは、女々しくて女々しくて〜♪ あかん、こいつ、御崎の兄貴、筋金入りのヘタレだ。どんだけへたれ拗らせてるんだよっ! まだ未成熟な子供じゃなく、立派なオトナな分、余計にたちが悪いことになってるよ。
いやでもね、普段強面で意気がってたり理知的ぶったりしてるくせに肝心の部分でヘタレて迷走しまくってるキャラクターって個人的に大好物なんですよね。もう無茶苦茶面倒くさい事になっているんですけれど、それがもう可愛くて仕方ない。キャラクターとして実に愛で甲斐があるんですよね、そういうキャラって。
本作の御崎兄貴なんて、惚れた女に手を出せなくて代償行為として他の女に手を出しまくっているくせに、付き合った女性をまるで大事に出来ずに険悪になって別れるのを繰り返しているような、もう傍から見るとろくでなしも良いところの兄ちゃんなのですが、それがいいのです。伊江村相手だと、ほんと笑っちゃうような取り澄ました紳士っぷりで、もう自分と付き合っている女との扱いが全然違うんですよね、もう笑えるやら情けないやら。
これは若干、御崎にも同情できるところがあって、伊江村の態度も悪いですよ。元々、過去の環境やらの影響で人間的に壊れている部分があって危なっかしい事この上ない人格の上に、御崎に対して全幅に近い信頼、というか懐いてるみたいな距離感でいるくせに、異性間の恋愛感情については嫌悪…というよりも恐怖症に近いものを抱いていて、その一点については線を引いていて、踏み込ませないようにしてるのです。もう無防備と言っていいくらいなのですが、その無防備は御崎は自分に恋愛感情なんて抱かない、という信頼あっての無防備なので、御崎からするとかなり進退窮まった立ち位置にハマり込んでいて、無理やり他の女と付き合うようにして色々と濁そうとする、なんて真似に走ってしまうのも、まあわからなくもないのですが、でも最初に伊江村の危なっかしい部分を見て逃げ腰になってしまった時点で、もうアカンというか、逃げに入ったくせに最後まで逃げずに回りを未練たらしくうろちょろしているあたりが、気合入った女々しさが極まっているというか。
ほんま、あかんわあ♪

とまあ、人間関係のいざこざと拗れ方は実に楽しくてニヤニヤしながら見ていたのですが、肝心の情報犯罪や世界観についてはちと首を傾げざるを得ないところがままあったかと。情報犯罪を専門に扱う機関を警察から独立させて、情報通信保安庁として立ち上げたことについては、むしろ日本はもっとアメリカみたいに捜査機関を増やしてもいいんじゃないか、と思っているので、いいんじゃないかな、と思うんだけれど、中身がついてってないですよね、これ。
そもそも“BMI”なんてシロモノが一般化している、というのが信じられん。こんなセキュリティが甘々な、外からウイルス仕込まれて人が大量に死んでるような、脳に繋ぐインプラントが普及するものかしら。自分だったら絶対怖くて、無理。絶対無理。幾らなんでも、これは危なすぎるよ。
せめて攻殻機動隊シリーズ並に未来だったらまだしも、この世界観ってそんな未来の話じゃなくて、技術レベルも全然底上げできてないんですよね。それで、脳への接続技術だけ突出しているものだから、すごくいびつに感じる。事件についての真相も、かなり「ええ?!」というシロモノでしたし。
なんちゅうか、全体的に地に足がついてない感じでしたね。人間ドラマが面白かった分、組織描写やサスペンスもの、事件ものとしての体裁は随分ふわふわしていて心もとないものだったのが、ちと残念といえば残念か。
でも、伊江村はこれうん、可愛いですよ。超出来まくる氷の女という風情で、取り付く島もない感じの身体の真ん中に鉄の芯棒が入ってそうな固い女なのに、御崎やみちるといった身内に近い友人相手にはすごく無防備で、仕草や所作がたまに小動物めいたものになって、アンバランスなんですよね。御崎が、触れちゃいけないお姫様みたいな扱いで崇めているのも、みちるが姉御肌を抉らせて保護欲を漲らせちゃってるのもよくわかる。
学生ものでは味わえない、大人だからこその立ち位置からくる、でも青臭いドラマは面白かったので、そっち路線では十分楽しめそうなシリーズでした。

 
12月3日

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12月2日

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12月1日

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(HJコミックス)
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(HJコミックス)
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11月30日

(GCノベルズ)
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(GCノベルズ)
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11月29日

(ヒーロー文庫)
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(ヒーロー文庫)
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(ファミ通文庫)
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(エンターブレイン)
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11月28日

(Mノベルス)
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(Mノベルス)
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(Mノベルス)
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(Mノベルス)
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11月27日

(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(アクションコミックス)
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11月26日

(エンターブレイン)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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11月25日

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(ガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(コロナ・コミックス)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップノベルス)
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(オーバーラップノベルスf)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(KADOKAWA)
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11月22日

(MFC)
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(MFC)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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(モーニング KC)
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(モーニング KC)
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(モーニング KC)
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(ガンガンコミックスJOKER)
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(ガンガンコミックスJOKER)
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(ガンガンコミックスpixiv)
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11月20日

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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(GCN文庫)
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11月19日

(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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11月18日

(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガブックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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11月17日

(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(講談社コミックス)
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(講談社コミックス)
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(フロース コミック)
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11月16日

(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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11月15日

(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(Gファンタジーコミックス)
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11月12日

(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(宝島社)
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(星海社COMICS)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(サンデーうぇぶりSSC)
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(ビッグコミックス)
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(アース・スター コミックス)
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(メテオCOMICS)
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11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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11月10日

(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS)
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(TOブックス)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(シリウスKC)
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(講談社コミックス)
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