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美人上司とダンジョンに潜るのは残業ですか? ★★★   

美人上司とダンジョンに潜るのは残業ですか? (Novel 0)

【美人上司とダンジョンに潜るのは残業ですか?】 七菜なな/にぃと Novel 0

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とある企業の会社員・牧野祐介は、上司・黒木姫乃(26)から業務後の呼び出しを受ける。巨乳の黒髪ロング美人である黒木主任と、まさかの社外デート?などということはなく、それはダンジョンアタックへの同行命令だった!?だが、仕事では「鬼の黒木」と呼ばれるエースなのに、どういうわけかダンジョン内では超絶へっぽこで―「これは、営業よりたいへんなことになったぞ…」牧野は黒木を一流のハンターに育成し、ダンジョンでのサービス残業から脱出できるのか!?職場とダンジョンでは立場が変わる、お仕事系ダンジョンファンタジー!

無理に上司やらから業務終了後まで付き合わされたら、そりゃあ残業扱いにしてくれよー、と思うのが常なんだろうけれど、このケースはどう見てもプライベートでしょうがー!
ってか若いって良いよね。ノー残業デーとはいえ、仕事終わったあとにダンジョンアタックですよ。体力的に死ぬる。ってか、仕事のあととかコンディション最悪なんですけど。翌日休みというわけでもないのに、よくやるわー。とか、そんなんばっかり気になってしまって。でも、世の人は仕事終わってからジム行ったり泳ぎに行ったりとか運動系の趣味に勤しむ人も少なくはないんですよね。異世界だよなあ。異次元だよなあ。
いや、それにしてもアフター5でダンジョンアタックはやっぱりすげえですよ。現代を舞台としたダンジョンものだと、週末だけダンジョンに潜る週末冒険者、みたいな兼業冒険者なんてカテゴリーが存在しましたけれど、本作くらい気軽に挑戦できるとなると、完全に遊びとかスポーツの延長になってるんだな、この世界のダンジョンって。世間の認識もそんな感じですし、実際にダンジョンの潜ることを仕事にしている人やダンジョンの運営やハンターの支援業務に携わっている人たちも一貫して同じ認識を共有しているみたいですから、そういうものとして見たほうがいいのでしょう。主人公の過去の大失敗でも、どうやら死人は出てないみたいですし。
そのわりに、マジで死ぬんじゃないか、という場面がけっこうあった気もするのだけれど。主任のスキルにまつわる話からしても、ダンジョンで死ぬ人珍しくないんじゃないか、という感じなんですよね。
登山趣味みたいなものかしら。わりと気軽に趣味にしている人が多い割に、毎年けっこう死んでるわけですし。安全にきちんと気を配っている限りはまず危険はないけれど、油断や見通しの甘さが即座に死に直結する、という意味では似ていると思っていいのかもしれない。
その体からすると、この上司ってば平気でサンダル履きと半袖軽装、荷物も適当という格好で登山しに来るあかん人と同じタイプだよなあ。
いや、普段の仕事での辣腕っぷりや頭脳明晰さからすると、あのダンジョンでの体たらくはポンコツとか云々じゃなくて、殆ど別人なんじゃないか、という無茶苦茶さで、ぶっちゃけ連続性が感じられないのも確かなんですよね。仕事ではやり手なのにダンジョンではポンコツ、というコンセプトはいいと思うんだけれど、これだと普段の彼女のキャラクターを無視して、無理やりポンコツにしているような感じですものねえ。
それに、彼女のそのポンコツっぷりが話の肝になってくるのかというと、なんか突然スキルに目覚めて、そのあたりのポンコツさ、まったく関係なくなってしまいましたし。うまく状況や設定を活かせているようには見えなかったなあ。
雰囲気は悪くないのだけれど、もう1つ2つ物足りない、という感じの作品でした。

不戦無敵の影殺師(ヴァージン・ナイフ) 7 ★★★★☆   

不戦無敵の影殺師 7 (ガガガ文庫)

【不戦無敵の影殺師(ヴァージン・ナイフ) 7】 森田季節/にぃと ガガガ文庫

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どれだけ強くなっても、俺は悩むんだな。

「異能力制限法」により異能力者はすべて社会から管理され、戦う機会が奪われた現代。

俺――冬川朱雀はとまどっていた。
「人間になると決めたら、教えてね。そのための異能力者を紹介するから」
小手毬の前で両手を広げて、天児奈はいつもの軽い調子で言った。
しかし、話はそうメリットばかりではなかったのだ。小手毬が不老不死である煌霊から人間に戻れば、人として生きられる。だけど、『天上』になったことで現状俺は不老不死だ。俺たちの人生は共に歩めなくなってしまう。すれ違ってしまう。そうなると俺は『天上』を辞めるだろう。しかし、天児奈によって大きな問題に気づかされた。
「『天上』というのは世界が大きく悪い方向に行かないように管理する組織なの。じゃあ、最も管理しないといけないのは『天上』そのものでしょ。『天上』レベルの異能力者を放置していれば、世界は重篤な危機に陥りかねないよね?」

つまり『天上』から抜けた異能力者が無事に生きていけるって保証はどこにもなかったのだ――!

真の最強になることが唯一残された道!? 苦悩し続ける異能力リアルアクション最終巻!
人間、手の届く範囲の人を幸せにするだけでも精一杯なのだ。そして、それさえもひたすらに難しい。
本作は、異能者たちとその業界という特殊な舞台を扱っているわけだけれど、それはあくまで外装だけで内実はただただ社会に出た若者たちの物語なんですよね。生々しいまでの社会人の物語であり、フラフラと定まらない若者たちが「大人」になっていく物語でもあった。
最近、様々な職種にスポットを当ててその仕事ぶりをフォーカスしていくお仕事モノというのが一つのジャンルを形成するほどに至っているのだけれど、これはそこからさらに一歩踏み込んで大人たちがどんな風に日々の生活や仕事や未来への展望や友人たちとの人間関係、愛する人との向き合い方を生々しく、或いは迫真性を以って描いていた作品だと思うんですよね。まともに稼げない底辺の生活、友人とのすれ違い、最愛の人との離別といった苦しい日々もあれば、仕事が成功し破綻していた人間関係を取り戻したり、お互いに抱いていた愛の形を共有のものにすり合わせることが出来たり。どん底まで落ちることもあれば、そこから這い上がり、また浮き上がるときもある。波乱万丈というには、彼らの経験した歲月というのは特異な体験でありながらも誰もが経験する人生の一片でしかなく、だからこそ凄く身に沁みたんですよね。
若い人たち、まだ社会に出ていない人たち。大人なんてものはね、みんな往々にしてこんな風にジタバタもがいてもがいて、踏んでも泥濘んで滑ったり沈んだり抜けなくなったりしない地面を求めているんだよ。こうやって、悩んで苦しんで間違って、みっともない姿を晒して恥じ入り後悔して蹲って身を縮めて、それでも確かなものを求めて足掻いているのだ。
大人なんてその程度なのだ。どれほど傍から見たらカッコよく見えても、中身はみっともないもんなのだ。大人だから偉いなんてもんじゃない。大したもんじゃないんだよ、大人なんて。
でもね、でもだ。そうやって足掻いて足掻いて、自分の力で人生と呼べるものを手に入れる人もいる。自分の本当に大切なものを見つけることの出来る人もいる。そんな人は、文句なく偉くて大した人で、カッコいいんだよね。それを見失わず、ずっと持ち続けることの出来る人はなおさらに。それを、多くの親しい人たちと共有し続ける人はさらに増して。
そして、またみっともなくてかっこ悪いままでしか生きられなくても、それはそれで絶望でもないんですよね。それぞれに生き方があり、人生の歩き方があり、何が幸せかなんて一人ひとりが胸にいだいていればいい。
それを理解するのもまた、己の人生を知る、ということなのかもしれない。
大人と呼ぶに足るだけの人間になれるまでの、沢山の苦労や悩み。それを切々と描いた作品だからこそ、ライトノベルとして、まだそういう経験を得る前の段階である子供たちが読む機会が多いライトノベルとして、本作が出たことには大きな意義があると思いたいですよね。「人生」を実感するって、こういう感じなんだよ、というのを既に体験している、体験しつつある人達が共感とともに眺めるのと同様に、まだ体験する前の子たちが生々しく垣間見る機会として。自分の人生を知ることを恐れ、憧れ、親しむきっかけとして。

取り敢えず、滝ヶ峰さんが、もう別人レベルになるまで幸せを堪能している姿が、ある意味小手毬よりもインパクト大だったんで、余計に行き遅れ確定っぽい舞花さんとの対比が……まあ独り身ネタが微妙に持ちネタと化している節もあるので、これもまた人生……。

シリーズ感想

不戦無敵の影殺師(ヴァージンナイフ) 6 ★★★☆  

不戦無敵の影殺師 6 (ガガガ文庫)

【不戦無敵の影殺師(ヴァージンナイフ) 6】 森田季節/にぃと ガガガ文庫

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『最強』を追う生き方の終わり――

「異能力制限法」により異能力者はすべて社会から管理され、戦う機会が奪われた現代。俺――冬川朱雀は相棒の小手毬を救うため、『天上』の一員になった。
「『天上』だろうが、悪魔だろうが、なってやるよ!」
それは俺の偽らざる気持ちだった。俺が『天上』になるという取引をしなければ、小手毬の命が保証されないからだ。小手毬を救えるのならなんでもよかった。けれど、癇癪を人にぶつけてしまった時の後味の悪さのようなものが残った。
『天上』になるというのは、つまり、どういうことなのだろうか?
何かを得るということと、何かを失うということは、いつの時代もほぼ同時にやってくる。『天上』のように浮き世離れした神のような存在たちの一員になるとしたら、よほど多くのものを失わないとイーブンにはならないだろう。
その予想は当たっていた。
俺は今までの生き方を変えなければいけなくなったんだ――。

誰もが幸せになれるなんて幻想だ!
新たな展開をみせる異能力リアルアクション第6弾!
これもなー、要約してしまうと世知辛い話ですぜ。
随分と慕ってくれていた後輩、自分も可愛がっていたんだけれど、結婚を約束した同棲相手が難病に罹ってしまったことで身辺がごたごたしてしまい心身ともに疲弊して他者に構う余裕もなくなり、何とか同棲相手が回復してくれたあとも病気治療の為に多額の負債を背負ってしまったことでこれまでと同じ仕事ができなくなって、自然と後輩との付き合いも疎遠になってしまった。ようやく、身の回りが落ち着いてきたのを機会に改めて知人たちと連絡を取るようになったのだが、自分がバタバタしている間に後輩はどうも良からぬ怪しげな輩と付き合うようになっていて……というような具合で。
天上とか大仰な構えで表現されていますけれど、ようは小手毬を助けるために手をつくしたが為に色々と負債を背負ってしまって、今までみたいな表舞台で脚光を浴びるような身の上では居られなくなった、という意味ではまあ莫大な借金背負った、しかも質の悪いところから借りてしまった。返済のために後ろ暗い仕事もしなくちゃいけなくなった。みたいなもんですもんねえ。
それでも、小手毬が助かったのだからそれに勝る喜びはないのですけれど、今までの生き甲斐であった仕事ができなくなったわけで、何かを得るために取り戻すためには、何かを喪わなければならなかった、という構図ではあるんですよねえ。
ただ、朱雀はあれですよねえ、わりとワーカーホリックなのか、この男。楽に生活が出来るならそれに甘んじればいいだろうに、他に趣味をみつけるとか。やりがいのない仕事ばかりやらされてノイローゼ気味になって、お金はイラないから仕事をやらせろ、とか言い出した日にはそれもう仕事じゃないですからw
一方で、小手毬さんの方は「子供が欲しいなあ」とわりと堅実な願望を漏らしてたり。朱雀さんよ、相方さんはもう現実の中で生きてますよ。ちゃんと、未来のカタチへの希望を思い描いてますよ。仕事に不満を漏らしている暇があったら、まずこう、小手毬との関係をちゃんとしないと。

とまあ、自分の一番近い距離の範囲で汲々とするばかりだった朱雀にとって、可愛がっていたとは言え他者であるみぞれに対して、色々と察しろとか様子の変化に気づけ、というのは無理だったんだろう。ただでさえ、一杯一杯だったわけですし。
それでも、みぞれが手を出してはいけないものに手を出してしまったのは、彼女の朱雀への憧れに端を発するものだったわけですから、まあ責任は感じてしまうわなあ。
男一人が手を差し伸べてあげられる範囲というのは本当に狭くて、それは舞花とのことで十分わかっていたことなんですけれど、更にみぞれからもそれを思い知らされるというのは辛いなあ。少なくとも、舞花については自分が決断を下し、自分の手で彼女を傷つけることが出来たけれど、みぞれについては全部彼女の責任と判断においてなされたことだけに、どうしようもなかったのがなお辛い。世知辛い。
間に合った、とは口が裂けても言えないけれど、手遅れだったかもしれないけれど、でもみぞれに選択できる余地を与えてあげられただけ、朱雀は頑張ったのかな。そう思いたい。

とりあえず、誰か舞花さんを幸せにしてあげてください、ほんとに。滝ヶ峰の一件には仰天しただけに、なおさらに舞花さんのことが……世知辛いのう。

シリーズ感想

不戦無敵の影殺師(ヴァージンナイフ)54   

不戦無敵の影殺師 5 (ガガガ文庫)

【不戦無敵の影殺師(ヴァージンナイフ)5】 森田季節/にぃと ガガガ文庫

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「異能力制限法」により異能力者はすべて社会から管理され、戦う機会が奪われた現代。

俺――冬川朱雀と相棒の少女・小手毬は無能力者との戦いが終わり、いつもどおりの生活に戻れると思った。しかしその矢先、小手毬が血を吐いて倒れた。そして意識を失い、俺の隣に眠っている。どうかこれを眠りだと、定義させてほしい。たとえ息をしていなくたって、眠りと言わせてほしい。ふとももに小手毬の重さを感じているから、よりそう思えるのかもしれない。小手毬の重さは意識がなくても変わらない。あいつの頭の重さが俺の脚を支配する。

どうして、お前の首元、こんなに冷たいんだよ――。
誰かを倒せば小手毬が目を覚ますのか?
――そんな敵は存在していない。
最強を目指してあれだけ悩んで、戦って、傷ついた。
強くなった。なのに俺にはなにもできない。

俺が何をすれば、小手毬が戻ってくるんだよ!
・・・・・・誰か、教えてくれ――。

無能力者との戦いの末に、煌霊でも人間でもない状態に陥った小手毬。果たして彼女を救う手段は存在するのか――。予想外の展開をみせる異能力リアルアクション第5弾!
いや、今回の話、凄かった。元々この作品は冬川朱雀という男が置かれた状況・環境の中で延々と懊悩し続ける様子を描き続ける作品ではあったのだけれど、今回のそれは極限も極限、というべき状況でしたからね。
主従どころか人と人の関係でもなかった小手毬との関係を、恋人のそれへとようやく手繰り寄せた途端に訪れた、小手毬の昏睡。いや、実質死んでいるのと変わらない状態に陥ってしまった彼女、助ける方法があるのかもわからないまま、仮死状態のまま安置されてしまった小手毬に、置き去りにされてしまった朱雀。
直後の精神の均衡を崩しかける朱雀の様子を描いた場面も、壮絶といってイイくらい迫真だったのだけれど、今回の話の真骨頂はむしろその後だったのではなかろうか。
ことが起こってしまった直後、というのはむしろ波打つ感情を抑えたり、振り回されたりすることに忙しくてそれに夢中になっていれば時間は流れていくのだけれど、時間が経過していくごとに波立っていた感情も落ち着いてきてしまうのである。小手毬の不在に苦しみ寂しさに心掻き毟られていたのが、徐々に彼女が居ないことが常態になっていく、普通の日常になっていく。
何も出来ない自分、何をしたらいいのかもわからないことへの無力感、無常感が気力を喪わせ、感情を摩耗させていく。周りの人たちは、いろんなことを言ってくるのだけれど、それが煩わしく、辛い。
この苦しみの長期化による心理面の変化の描き方が凄いんですよね。その後また、朱雀は周りの人の助言や家族のサポートなどによって、自分のなすべきことを取り戻していくのだけれど、そうした人間関係を含めて朱雀のメンタル面の爆発、滑落、停滞、再起動、奮起と諦観、そうした浮き沈みを実に生々しく描いているのですよね。そんな中で、傷つき苦しむ朱雀に寄り添い支える舞花との人間関係の再構成も強いられていくわけですが、舞花に対する朱雀の姿勢というのは誠実なんですよ、嘘で繕う事も誤魔化すこともせず彼女の献身に対して誠実であろうとするわけですが……誠実だからこそ人間のクズみたいなことになってるんですよね。
これは朱雀自身も自分がどれほど舞花に対して酷い事をしているか、舞花も自分がどれほど酷いことをされているか、を承知したまま受け入れてしまっているのが、ちょっと泣けてきてしまう。二人共、もうちょっとズルくなれば楽になれるだろうに。
小手毬を失ってからも、朱雀がずっと小手毬の事ばかりを考えながら、抜け殻になってしまった時ですら小手毬の為に燻り、再起動したときも小手毬の為にと、なにもかもを小手毬を中心において行動し日々を送っていたからか、小手毬当人が不在にも関わらず彼女の存在感の大きさは作品そのものを覆うかのようだった。だからこそ、場合によってはこのまま小手毬が戻らない展開すらもアリかと思ったんですけどね。
そんなバッドエンドすら許容して、物語を先に進めるだけの迫真が、今回の話にはあったと思う。
しかし、朱雀は最後まで諦めきれず、舞花はそんな諦めない朱雀をこそ愛してしまった。自分を後回しにして、彼の幸せを願ってしまった。
舞花がこの結末を心から喜びながら涙する様子が容易に浮かんできてしまって、とにかく切なくて切なくて。朱雀も小手毬も、そんな舞花の気持ちをちゃんとわかって居れる人間なだけに、彼女の残した想いを一生引き受けていくんだろうなあ。

シリーズ感想

不戦無敵の影殺師(ヴァージンナイフ) 4 3   

不戦無敵の影殺師 4 (ガガガ文庫)

【不戦無敵の影殺師(ヴァージンナイフ) 4】 森田季節/にぃと ガガガ文庫

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「異能力制限法」により異能力者はすべて社会から管理され、戦う機会が奪われた現代。第二回KCで敗退したことで元・最強となった朱雀と小手毬。自分たちが少しでも異能力業界に貢献できたことを誇りにしつつ、もう一度最強を目指し、仕事に勤しんでいた。しばらくして朱雀は普通の人間が異能力を使う「無能力者ガールズ」というアイドルユニットが人気上昇中であることを知る。彼女たちの存在が、朱雀自身に困難をもたらすキッカケであることを彼はまだ知らない―。異能力vs科学力!?新たな戦いが巻き起こる第4弾!

今回のお話、朱雀と小手毬が相棒だから煌霊だからと拘ってきた建前を排して、お互いの関係を見つめなおし本当の気持ちを確かめ合う、という実に青春的展開のはずなんだけれど、この作品の雰囲気だと何故か「内縁関係にある女性とズルズル続いていた曖昧な関係を、きちんと精算して家族とも相談してちゃんと身を処すまでのあれこれ」という感じになってしまう不思議と面白味(笑
まあこの主人公ももうすぐ三十路という年齢ですしねえ。小手毬との関係も、こっ恥ずかしくも初々しい恋愛模様の段階はとっくに通りすぎて、上記したようにほぼ内縁の奥さん的な感じでしたし。今更青春模様なんてやってらんないでしょうし。なんせ、もう夫婦間の収入格差問題まで克服してる関係ですし、ですしッw
二人の関係については、もっと家族の方から駄目出しが入るんじゃないかとも危惧してましたけれど、意外と両親はその辺頓着ないみたいですし、妹の白虎なんざ小手毬への接し方、殆ど兄のお嫁さんというか義理のお姉ちゃんみたいな懐き方でしたし。
となると、問題は小手毬の意識であると同時に、煌霊という一度死を経て主に命を吹き込まれてる使役物、という存在そのものにあったようで、小手毬的にはそれを相当気にしていたみたいなんですよね。口では自分は煌霊だ、と言い聞かせるように繰り返しつつ、朱雀の家族は自分の家族も同然だ、という幾度かの発言の温度からは、煌霊の主の家族というよりも夫の家族、というニュアンスが強かったように見えましたし。それに、どうも自分に子供が出来るのか、産めるのか、というのをしきりに気にしてた素振りがありましたからね。
気持ちとしてはもう名実ともに朱雀のお嫁さんになりたいけれど、自分が煌霊であることがネックになっていて、半ば諦めて自分は煌霊であると頑なに主張しながら、内心はどうにかならんもんかと苦悶している、というような感じで。
だからこそ、冷静沈着な小手毬としては珍しく、フラフラと誘惑に乗ってしまったわけで。まああの時は朱雀も反対も抵抗もせず、無言で後押ししちゃってたからなあ。仕方ないっちゃ仕方ないのですが。怪しげな不妊治療詐欺に思わず引っかかっちゃう若夫婦、みたいな?
とまあ、メインは朱雀と小手毬の関係再編の話だったんだけれど、一方でもう一軸はというと無能力者、という枠組みを押し出しての、力を持つものへの僻みやコンプレックスに焦点を当てながらも、その気持は良くわかるがやっぱり筋違いであって、頑張る方向をちゃんと考えないと、という趣旨の話を懇々切々と語りかけてくる内容で、これがまた世知辛いというか、バッサリ切って捨てずに朱雀が自分の身や経験に照らし合わせながら諭すように語っているのが身に沁みるんですよねえ。
滝ヶ峰万理の言うように、明らかになってみれば本当につまらない話で、子供みたいに八つ当たりするばかりでそのコンプレックスやらをうまく利用してパワーゲームを仕掛ける事も静かに能力者を追い落としていくような謀略を企むでもなく、バタバタと手足を振り回すだけのみっともない話でしかなかったのだけれど、だからこそ朱雀の哀れみが沁みるわけです。
ああいうみっともないの、目の当たりにしたのも、朱雀がきちんと身を処す事を考える理由の一つになったんだろうなあ。
ところで、煌霊って子供とか産めないんだろうか。確かに主から命を吹き込んで貰わないとすぐに動けなくなってしまうような不自由な体ですけれど、「生命」を吹き込んでもらっているということは死体を動かしているわけじゃなくて、ちゃんと生きているともとれますし。体が成長しないのは、不安要素だけれど……。親父の煌霊が、離れた場所で暮らしながらちゃんと今も存命してる、というあたりにヒントがありそう。
なにしろ、ラストでえらいことなっちゃったからなあ。

シリーズ感想

不戦無敵の影殺師(ヴァージンナイフ) 3 3   

不戦無敵の影殺師 3 (ガガガ文庫)

【不戦無敵の影殺師(ヴァージンナイフ) 3】 森田季節/にぃと ガガガ文庫

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「異能力制限法」により異能力者はすべて社会から管理され、戦う機会が奪われた現代。アンダーグラウンドの異能力者組織「御大」を撃退したことで、御大の異能力者から狙われることになった朱雀と小手毬。裏社会で生きる異能力者たちは規格外の強さで、何もできないまま敗れてしまう。彼らの狙いは、エンターテインメント産業として成り立つ「異能力者業界」自体の解体だった!? 俺は、俺たちは偽物だったのか―朱雀と小手毬に訪れる、コンビ解消の危機。現実の異能力者が苦闘するリアル・アクション、風雲急を告げる第3弾!
相変わらずメンタルの弱さが豆腐か鶏の卵並の男である、冬川朱雀。ちょっとでもぶつかると、すぐに割れたり潰れてしまうので、持ち運びには十分お気をつけください、てなもんだ。人格的には健全な部類にも関わらず、ダメ男臭がどうやっても消えないのはこういう側面からなんだろうな。しかし、この程よいダメさが母性を擽るのか、何気に女受けは良いっぽいんですよね。尤も、それは一人で大概の事をこなせてしまう自立した女性に寄るようですけれど。小手毬だったり、滝ヶ峰だったり、舞花だったり。みぞれは微妙なところだけれど。
根っから腐ってたりクズ野郎だったりするのとダメ男はまた違うというのが、朱雀を見ているとよく分かる。その彼を、支えるか引っ張るかまるごと受け入れてしまうか、それもまた人それぞれ。三者三様の在り方があって、見ていて面白い。と、面白がってたら小手毬が、朱雀を支えきれなくなって二人もろとも潰れかかって焦ることになってしまいましたが。
小手毬が、煌霊となったエピソードが綴られていましたけれど、彼女は彼女でまず妻である前に朱雀という煌霊使いの煌霊であるというプライドがあって、それに寄って立ってるんですね。なので、その部分でのプライドを折られると、思いの外弱かった。肝心の朱雀は、煌霊使いとしてフォローしてくれるどころか、小手毬の自信もプライドも余計に弱らせてくれるような態度で接してくるわで、惨めな想いにさせられるばかり。
ダメ男に男らしいところなんか期待するのが間違っているのだけれど、さて朱雀が小手毬に、大事に大切に思っている、という気持ちがどういうものかを告げていれば、果たして彼女の態度も変わっていたのだろうか。具体的に、煌霊としてというよりも一人の女性として云々と告げていれば、さてどうなっていたのかは興味深い。
煌霊としてプライドと生きる存在価値を規定している彼女にとって、妻として愛して欲しいなどと願ってはいないのだろうけれど、実態として事実上の夫婦、内縁関係にあるようなものであるのを思うと、まあ嬉しくはないはずはないだろうし、それはそれで彼女にとっては堕落になるのか。

虚像となりきることが出来ずに、能力者としての力に拘り、幸いにして戦うものとしての在り方を曲げることなく、最強の能力者として売り出すことに成功した朱雀。ところが、今回無残にも最高の看板を軽々とへし折られてしまったことにより、図らずも表の世界で最強という虚像で自らを演出する者になってしまい、その現実と虚構の違いに苦しむことになるわけですが、どれほど偽りのない本当の姿を見せようとしても、どこかで実情と食い違いが生じて、虚像が生まれて真実とは違う姿に育っていってしまう、という現実にもある身も蓋もないというか、世知辛い話が、今回もまた根底に流れておりました。
そのあたりを割りきった上で、虚構も現実も両方武器にして、戦い育て、皆の居場所を作ろうと奮闘する滝ヶ峰の強さと凄さと頑張りが、今となってなおさらに伝わってくるような気がします。
不動にして揺るぎないと思われた彼女が不意に見せた胸の内、どれほど彼女が張り詰め無理を重ね、気を張っていたかが、彼女にも弱い部分があった、というか弱さをねじ伏せて戦っていたのかが分かると、なおさらに凄さが身に沁みると同時に、一気に身近な人になったようなほだされた気持ちにさせられてしまった。
なんという凶悪なヒロインアピール。
いや実際彼女がホントに色々と精神的に一杯一杯だったと知ってしまうと、2巻からこっちの朱雀を何かと裏の件に引き込んで使おうとする態度も、違う風に見えてくるんですよね。便利で使える駒、というのではなく、今まで一人で抱え込んでいたもの、裏の事情や真意に基づく様々な負担を共有してくれる相手と何時しか見ていたんじゃないだろうか、と思えてくる。突き放すようで、その実期待を寄せ続けていたわけですし、彼女の立場でアレだけ期待を寄せるということはもう寄りかかっているということでもあるわけです。
あの大会前のお前以外とは戦いたくない、というのはわりとすごい台詞なんだよなあ。まだどう転ぶかわからないですけれど、小手毬からすると舞花よりもかなり強敵の登場になるんじゃないでしょうか、これw

1巻 2巻感想

不戦無敵の影殺師(ヴァージンナイフ) 2   

不戦無敵の影殺師 2 (ガガガ文庫)

【不戦無敵の影殺師(ヴァージンナイフ) 2】 森田季節/にぃと ガガガ文庫

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俺たちが、本当に戦うべき「敵」は--?

――俺たちは、何と、なんのために戦えばいいのか――
俺、冬川朱雀と相棒の少女、小手毬はこの世に必要とされていない異能力者だった。「異能力制限法」により、現代、異能力の無断使用は厳禁され、異能力者はすべて社会から管理されている社会。強さには自信があるが、戦う機会が与えられなかった俺たちだったが、ガチのトーナメント大会で優勝したことをきっかけに少しは仕事が舞い込むようになった。
しかし、それと金を稼ぐことは別問題で……。
理不尽な世の中の反応、嫉妬、不協和音、新たなる敵の影……俺と小手毬を待ち受けていたのは、異能力者の光と闇という現実だった。
――俺たちは正義のヒーローじゃない。どこにも、戦うべき敵なんていないのかもしれない。それでも、戦うことを、異能力者をやめることはできない――。
「現実」の異能力者たちが交錯する、異能力者苦闘アクション!
誰も彼もが思い通りにならないままならない人生を送っている。
ようやくトーナメント優勝をきっかけに仕事が増えてきた朱雀だけれど、それで成功者の仲間入りをしたわけではなく、仕事が増えたわりに収入は上がらないし、相棒の小手毬との仕事上のすれ違いは増えていく。同業者からは何故か嫉妬され陰口を叩かれ、折角手に入れたゴールデンの出演番組は空回りばかり。
ほんと、人生ままならない。
一方で、芸能界で成功者として売れまくっている人も、それはそれで思う通りの人生を送っているわけではなく、憤懣やるかたないものを抱え込んでいる。芸能界でやっていけず、異能者を引退し一般社会で働いているかつての同輩も、また忸怩たる思いを掻きむしりながら、今もなお芸能界にしがみついている朱雀を仰ぎ見ていた。あの業界トップをひた走る滝ヶ峰だとて何もかも思い描いた通りの理想の人生を歩んでいるわけではない。それどころか、汚濁を飲み込みながらむしろ歯を食いしばって理想を打ち立てようと無様にあがいている真っ最中だ。その為に、多くの大切なものを溝に捨てている。脳天気に見えるみぞれだって、決して純真無垢で居られるわけじゃない。
誰も彼もが、ままならなさに喘ぎ、その営業用のスマイルの下に陰鬱な素顔を押し殺しているのだ。
もうこっちのタイトルも【人生】にしてもいいんじゃないですか?という勢いである。

とにかく、内容が生々しい。異能バトルものに見せかけた芸能界残酷物語なんだけれど、芸人という芸能界を本職としている立場の人たちじゃなくて、あくまで異能を売りにして芸能界に乗り込んでいる彼ら異能者芸能人たちが主人公というのがポイントなのでしょう。芸人は、芸能界で売れる事こそが本意であり目標そのものなんでしょうけれど、彼ら異能者芸能人たちは本来なら違う場面で使うべき能力を切り売りして、それで芸能界をわたっている。引退したスポーツ選手や声の仕事が本職の声優、作家や弁護士、大学の教授なんかが、慣れないバラエティやトーク番組で自分を切り売りしているようなものだろうか。
いや、戻れる場所がある彼らと違って、異能者たちは戻れる場所がない。異能者が異能者として能力を振るえる場所は、表の世界ではもはや芸能界だけであり、そこにしがみつくしか自分の異能を活かす場面は存在しない。しかし、本来と違う使い方をすることで芸能界で地位を築いていくということは、芸能人としては成功でありながらも、異能者としてはむしろ堕落しているような心地に陥ってしまう。そんな二律背反を抱えながら、売れる異能者も売れない異能者も儘ならない現実に憂鬱を抱えているのだ。
滝ヶ峰が異能者たちの行く末に危惧を抱き、自分たちの社会における地位を揺るぎないものにしようと、泥をすすりながら頑張っているのも、このあたりが原因なんだろう。成功してもしなくても、これだけの鬱屈を異能者が抱えている以上、遠からず暴走を始める異能者が雪崩を打ち出しても仕方がない。
実際として、裏社会に身を投じて、強さを基準とした異能者本来の生き方に殉じようという人の道を外れたものたちが、少なからず現れはじめているのだから。
誰だって、本分を尽くしたい。そんな中で、異能者本来の基準である強さを売りにしたまま、芸能界で一つの成功を得た朱雀の存在は、様々な方面に衝撃を与えたに違いない。その当事者である彼はというと、トーク力に優れた川内に憧れ、自分よりも注目を浴びて売れていく小手毬に焦燥を募らせるという、一発屋芸人特有のスパイラルにハマり込んでいるのだけれど。
朱雀にとって幸いだったのは、彼には小手毬という全てを共有できる存在がいた事なのでしょう。一時はその絆を疑ったものの、異能者としても芸能人としても、そして一人の男としても、得難きパートナーとして傍らに居てくれる小手毬の存在は、さて支えなのか救いなのか、はたまた許しなのか。一緒に泥沼の底へでも沈んでくれる相手というのは、よく出来た嫁というのは、もしかしたら男にとっては堕落なのかもしれないなあ。まあそれも、男次第の話なんでしょうけれど。

1巻感想

不戦無敵の影殺師(ヴァージン・ナイフ)3   

不戦無敵の影殺師 (ガガガ文庫)

【不戦無敵の影殺師(ヴァージン・ナイフ)】 森田季節/にぃと ガガガ文庫

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ヒーローになれなくても、俺たちは無敵だ!

――この俺、冬川朱雀と相棒の少女、小手毬はこの世に必要とされていない異能力者だ――

「異能力制限法」により、現代、異能力の無断使用は厳禁され、異能力者はすべて社会から管理されている。活躍の場は安全が約束されているTVやエンターテイメントの中でショーアップされた戦いを「演じる」時にしかない。
だが、暗殺者の末裔で、苦しむ暇も与えず殺す「暗殺異能」に特化した俺と小手毬じゃ、地味かつ邪悪でTV出演など不可能、人気も出ないし仕事も来ない! 実力だけなら、どんな奴にも勝てる自信もあるのに、戦う機会が、異能力を使う機会がない!
そんな俺たちのところに、TVの中で最強と謳われる異能力者、滝ヶ峰万理からとある依頼がやってくる。それは本物の暗殺依頼だった。究極の選択を突きつけられた。俺たちは「悪っぽくて売れない」異能力者か、「本当の悪」の異能力者になるか決めねばならない……!?

「現実」の異能力者たちが交錯する、真の最強異能力者決定アクション!
いや、これ異能者とかアクションとかは表向きで、実態は売れない役者とか芸人の業界モノじゃね? 自分が自信を持っているモノが、業界的には全くウケず、売れないままグダグダと日々を凌いでいくだけの毎日。このまま、自分の武器を信じて貫くか、それとも売れる路線に無理にでも走るか、全部諦めて田舎に帰るか。決意も覚悟もキメられず、自分は凄いんだというプライドだけにしがみついて、みっともなく地べたを這いずる惨めな生活。
ここで何気に生々しいのが、同期の連中と定期的に飲み会をやってて、管を巻いたり、愚痴ったり、売れ出してる同期や後輩連中に濁った羨望の眼差しをむけて落ち込んだり、というのを繰り返している所。地味にキツい。それ以上に生々しいのが、売れないくせに結婚してて奥さんがいるとか……いや、奥さんでも恋人でもないんですけれど、小手毬は。仕事上の相棒なんですが、実態は明らかに売れない芸人の妻です、これw いやいや、結婚してるならまだしも、これが内縁で同棲中とかだったら余計に酷いよね♪ 奥さんじゃないから、むしろこっちか。売れないくせに必死にならずグダグダやってるどうしようもない夫を、健気に支え続けるしっかりものの奥さん。これで叱咤激励する強い人ならまだいいんですけれど、小手毬ってしっかりしているくせに朱雀に対して尻を叩くような真似も、いい加減どうするか決めろと急き立てるような真似もしないんで、口が悪いようで従順系なんですよね。そのせいで、余計にこう……世知辛い業界最底辺の生々しさが。
貧乏さというか、先の見通しが全然ない感じがリアルすぎて、ギャグっぽさが全然ないんですけれど。貧乏がネタになってないから、世知辛スぎる。
挙句、ついになけなしのプライドまで折られてしまい、夢も希望も失って、俯いた先に見える現実に従って地道に生きようとしだした朱雀に対して、小手毬が水商売に足を突っ込んで生活を支え始めた日には……。
一方で、眩い光に包まれているはずの業界トップの滝ヶ峰万理の周囲も、しがらみばかりで窮屈な現実があるばかり。万理にも夢があり、大義があり、その為に身を粉にして働いて、そこにプライドさえ抱いているのだけれど、結局しがらみに囚われ、自由を失い、雁字搦めでいつの間にか求めていた夢も色あせている始末。それでも、貫けばいつかは大義は叶うはず、と信じているのだけれど、見ているだけで苦しそうなんだなあ。
下にいても、上にいても、苦しいばかりの現実に、せめて自縄自縛を振りほどいて、思うとおりに死ぬ気で頑張ってみることで抗ってみよう。悔しさの果てに歯を食いしばって俯くのをやめた男の、せめてのも反逆の物語がこれである。
それで世の中が変わるわけでも、業界の構造が変わるわけでも、生活が激変するわけでもないけれど、後悔だけは無きように。……でも、ヒモとか女に養われる人生も悪くないんじゃないかしら、とこの小手毬とか舞花という女性陣を見て思ったり。当事者になったら居た堪れないんだろうけど。いや、マヒして気にならなくなるもんかもね。ダメ人間って、憧れるわぁw
にしても、森田さんはこういう、ネオンの光に照らされて影が落ちる夜の街の薄暗がりを舞台にした作品が、個人的にはやっぱり好きなんだよなあ。

シリーズ感想
 
1月25日

(ガルドコミックス)
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1月21日

(ガンガンコミックスJOKER)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(KCデラックス)
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(イブニングKC)
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(モーニング KC)
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1月20日

(富士見ファンタジア文庫)
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(チャンピオンREDコミックス)
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(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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(単行本コミックス)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤングマガジン サード)
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1月19日

(ヤングジャンプコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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(裏少年サンデーコミックス)
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1月18日

(ガガガ文庫)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)
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1月17日

(電撃の新文芸)
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(KCデラックス)
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(講談社コミックス)
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1月15日

(アース・スターノベル)
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(富士見L文庫)
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(コロナ・コミックス)
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1月14日

(GA文庫)
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(GAノベル)
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1月12日

(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(ビッグ コミックス)
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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1月10日

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1月8日

(BLADEコミックス)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS
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(TOブックス)
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(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(電撃コミックスNEXT)
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(角川コミックス)
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1月7日

(少年チャンピオン・コミックス)
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(マガジンポケット)
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(good!アフタヌーン)
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(シリウスKC)
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(ガンガンコミックスUP!)
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(SQEXノベル)
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1月6日

(KCデラックス)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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1月5日

(ヒーローズコミックス)
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1月4日

(ジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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12月28日

(GCノベルズ)
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(GCノベルズ)
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(HJ文庫)
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(HJ文庫)
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(講談社ラノベ文庫)
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(一迅社ノベルス)
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(角川コミックス・エース)
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(ビッグ コミックス)
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12月27日

(ヒーロー文庫)
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(YKコミックス)
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(B's-LOG COMICS)
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(B's-LOG COMICS)
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(REXコミックス)
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(REXコミックス)
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12月26日

(モンスターコミックス)
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12月25日

(ZERO-SUMコミックス)
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(ZERO-SUMコミックス)
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(DNAメディアコミックス)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップノベルス)
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(オーバーラップノベルスf)
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(ファミ通文庫)
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(PASH!ブックス)
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