みえはる

ひきこもりの彼女は神なのです。84   

ひきこもりの彼女は神なのです。8 (HJ文庫)

【ひきこもりの彼女は神なのです。8】 すえばしけん/みえはる HJ文庫

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新米の神となった天人が、実尋市の危機に立ち向かう!!

唯一神・御子神てとらの弱体化によって、街では悪神・氷室結に扇動された人外たちの騒乱が頻発。「天秤の会」が総出で対応を強いられる中、新たな神となった天人は亜夜花とともに戦う意志を強めていく。一方、寮を出た梨玖はてとらに頼まれた"役目"を果たすべく行動していたが……!? 人と「人ならざるもの」の命運をかけた戦い、怒濤のクライマックス!!
ああ、良かったなあ。人と神様たちの新たな時代を自ら掴みとり繋げていく物語、ここに完結。人と人ならざる者たちとの交わりというテーマに対して真剣一途、そして心温まる素晴らしいハートフルなお話でした。前シリーズの【スクランブル・ウィザード】に続く、文句のつけようもない最高の幕引きで、この作者本当に上手いわー。それも安定高値。これほどレベル高いところで最初から最後まで綺麗に伸ばして広げて収められる能力は、一言凄いと思いますよ。もっともっと名前売れてもいいと思うんだけれどなあ。
派手に燃える展開こそありませんでしたけれど、本作はバトルものじゃなく、人と人の間にまつわる心の在りようを突き詰めていく話だったので、人の心の隙を突き相手の嫌がる部分を刺激し弄ぶように自在に引っ掻き回す悪神ロキに対して、これを痛快にぶっ飛ばす、という方向にはなかなか行かないんですよね。むしろ、ねじ曲がり絡まってしまった想いを丹念に紐解いていき、柔らかく穏やかにササクレだったものをなだめて諭し導いていく、優しさを以って乱を制するお話だったように思います。神威による天罰ではなく、寄り添い共に時間を共有し気持ちを繋いでいく、それが新しい人と神との在り方を体現してみせた最終回だったのではないでしょうか。
それが、神に列せられた半天使と、その傍らに侍る死者の女王の新しい神話。彼らが輪になって繋いでいく人と神たちの、新しい時代に紡がれていくべき世界のあり方。それを、見事に描ききった最終巻だったように思います。
亜夜花が終始デレっぱなしで、天人くんにベッタリだったお陰で、コウタが常時嫉妬状態だったのが苦笑モノでしたけれど。迷走していた梨玖と違って、コウタは自分の気持もハッキリしているので、この亜夜花に出し抜かれた展開は忸怩たるものがあったんでしょうけれど。状況的に亜夜花がベッタリ、天人の従属神になったのは仕方ないだけに、文句言えなくて憤懣溜まってそうw あとあと、梨玖よりもコウタの方が怖そうだぞ。
亜夜花と対になるように、このシリーズにおける最大の問題だった梨玖の心の迷走も、ついに決着。ヤンデレを拗らせた挙句についには自虐自滅の方へと転がり落ちていってしまい、かなり真剣にその末路を心配してしまったのですが、ちゃんと答えを掴めてよかったよかった。この子の病み方のヤバさ危うさはかなりスパイシーで作品全体の刺激にもなっていたので、多少ヤンだままでもいいのじゃよ? とか思わないでもなかったですがw
てとらさんには、寂しい気持ちにさせられましたけれど、託されるというのはやはり悪い気持ちじゃありません。頑張らないと、という気持ちにさせられますしね。ついに、引きこもりだった神様も自宅待機状態から社会に復帰することになり、最小にして最重要の課題もなんとか解決。まさにめでたしめでたし、でした。
……って、亜夜花、中学生相当だったんかい!!! ちょっ、それあかん、犯罪じゃね!? ま、まあ小学生相当の嫁がいる中年教師も居るんだから、セーフか、セーフか。神様に年齢は関係ありません。

シリーズ感想

ひきこもりの彼女は神なのです。74   

ひきこもりの彼女は神なのです。7 (HJ文庫)

【ひきこもりの彼女は神なのです。7】 すえばしけん/みえはる HJ文庫

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「天秤の会」崩壊の危機! 天人と亜夜花の選択は!?

亜夜花の父であり、「天秤の会」に敵対する神・氷室結から三本勝負の賭けを持ちかけられた天人。最初の賭けは「近いうちに羽村梨玖は寮を去る」という結の予言が当たるか否か。
梨玖との絆を信じる天人は、結が亜夜花たちから手を引くことを条件に勝負に応じるが、事態は彼の予想を大きく裏切って推移していく。
神に狙われた男、天人の運命は!?
戦いは、始まる前にすでに勝敗は決している。やってみなけりゃわからない、なんてのは人事をつくしていない言い訳に過ぎない。少なくとも、相手の用意した舞台に乗っかった時点で、勝つという結果は皆無だったわけだ。それだけ、氷室結が敷いていた状況設定は完璧だった。恐るべきことに、この巻において結は本当に何もしていません。ただ、状況が推移していくのを眺めていただけ。介入や手出しは一切していません。もはやゲームの舞台を整えた時点で、やるべき仕込みや心理操作は全部終えていて、あとは勝手に天人たちが自滅していって終わり。むしろ、結が果たしていた役割は敵対者というよりも、ゲーム攻略のためのアドバイザーと言っていいくらい。天人たちに残されていた可能性は、もはや自分たちにとって一番最良の結末を引き寄せられるか、に掛かっていました。それすらも、実は敗北であり最良と見せかけて実は等分以上のマイナスがあったのですが。
これ、無理ゲーですよ。ぶっちゃけ、役者が違いすぎる。神と人との違い、なんて区分での差じゃありません。どれだけ戦闘力が高かろうがそれは戦術によって封じられ、戦術なんてものは戦略によって意味を失わしめられる。プレイヤーとして立っている位置が違いすぎる。まともな戦いになってませんよ、これ。正直、これほど差があるとは思っていなかった。
考えてみれば、おそらくニュートラルハウスで最も知性派だったと思しき一二三さんが、為す術なく謀られて現身を失ってしまった、という時点で太刀打ちできる人材は存在しないんですよね。そう考えると、千那さんの問答無用で武力討伐、という選択はあながち間違いでもないんです。それすらも、結の想定内かもしれませんけれど、少なくとも結を討ち取れさえすれば、時限式の謀略はともかくとしてハカリゴトを仕掛けてくる結がいなくなれば、あとは何とでもなる。戦うことで失ったニュートラルハウスの信頼はあとで取り戻せても、天人を失ったら取り返しがつかない、という失っても取り戻せるものと取り戻せないものを秤にかけて、損害覚悟で片方を選択するという考え方は、おそらく正しい。正しいんだけれど、損害を思えば踏み切れない。結が巧妙だったのは、常に天人側に勝ち目がある、と思わせていた事でもあります。勝ち目があると思っていれば、尚更最悪の選択肢は選べない。その上、勝ったと思わせて、相手が意識していた失ってはいけないものとはまた違う、もう一種の失われてはいけないものを奪取していたのだから、真実の勝敗がどちらに掲げられていたかは自明でしょう。
ここまで縦横無尽に蜘蛛の糸が張り巡らされてたんじゃ、どこまで行っても相手の手のひらの上なんじゃないか、という疑惑から逃れられないじゃないですか。これ、勝利条件なんて存在するのか? 
辛うじて、この結と対等に立ち回れるであろう人は、おそらくてとらさんのみ。強いられたとはいえ、てとらさんもこの結末は想定内だったはずなんですよね。なればこそ、無策であるはずもなし。むしろこの人に起こった出来事は、彼女のくびきを解き放った、と言えなくもない。結はてとらさんを同じ舞台に引きずりおろして手出しの出来なかった彼女の首に手を掛ける事が叶ったわけですけれど、逆に言えばてとらさんもまた敵の首に手が届くところまで降りてきた、とも言えるわけで。ここからのてとらさんの手練手管に期待したい。でないと、ハッキリ言って勝負なんかにならないから。

そもそも、天人は結と勝負するという事について終始理解が及んでいなかった。いや、もうちょっと考えろよ! 警戒しろよ! と読んでいるこっちまで頭を抱える無警戒ぶり。本人はビンビンに警戒しているつもりでも、それは自信満々に紙の盾を構えて戦艦の主砲の前に立っているようなもの。いや、それどころか紙の盾を掲げて毒ガスの中に突っ込んでいっている、とでも表現するべきか。あまりに甘い認識に、或いは無知っぷりに、思わず誰か何とかしろよ、と呻いてしまった。いやでも仕方ないんですよ、元々天人はそういう智を尖らせるタイプじゃないんだから。
だから、良いように翻弄されてしまったのはもう仕方がない。褒めるべきは、あれだけ好き勝手に弄ばれてなお、心折れなかったところでしょう。半ば折れてた気もしますけど、自分で開き直れたのは素直に偉いとおもいます。今回はもう本気で綱渡りもいいところでしたけれど、最後の最後で選択を誤りませんでしたし……いやね、勝負を受けた時点でもう挽回のしようのないくらい選択誤ってたんで、本当に最悪の中の良を拾い上げる形にしかなっていなかったんですが……知らぬが仏、だなあ、これ。

とは言え、結との勝負という事を度外視すると、ここで行われた事というのは神と人との繋がりにおいて一つの革新ではあるんですよね。神が人の中に混じって生きていかなくなった時代において、ここで天人を中心に行われた事というのは、古き神話を一新する最新にして最高の神話の始まりでもあったわけだ。人が神を信仰するように、神が人を信じる時代に。……その結果として、新しい神が誕生するというのは前進なのか回帰なのかはまだ微妙に判断つかないけれど。
唯一の可能性は、最新であることが弱さではないということ。所詮古き神である結にとって、想定外があり得るとすればそこであり、神々が人の子を神とするまでに信じた、という意味をどれだけ履き違えていたか、という点にあるんだろうなあ。なるほど、梨玖の動きはそこに繋がってくるのか。どうやったって勝ち目ないだろうと思ったけれど、なるほどしっかりと下拵えは進んでいるのね。

しかし、まああれだ。今回の見所はやっぱりあれなんだろうな。怪物に捧げられた供物の女神は英雄神に救われて……奪われて、母体となる神話から、新たなに組み込まれ組み伏せられる、というお話。或いは、亜夜花はあれで神様だから未成年ではないので、親の同意を振り切って結婚できるという云々。親の同意より先に配偶者の同意を取り付けましょう、と思わないでもないですがw わかってないよ、こいつ亜夜花が何を言って何を誓って何を捧げて何をしたのか、絶対わかってないよ?
さて、それはつまり誰にとってのご愁傷様なのか(笑

すえばしけん作品感想

ひきこもりの彼女は神なのです。 64   

ひきこもりの彼女は神なのです。 6 (HJ文庫)

【ひきこもりの彼女は神なのです。6】 すえばしけん/みえはる HJ文庫

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妹の奏を送るため市外へと出かけた天人と亜夜花は、ある組織から脱走してきた人外の少女、果乃を助ける。天人は彼女にひとまず実尋市に身を寄せるよう提案するが「人間も、人間と共存しようとする人外も嫌いだ」と反発されてしまう。一方、市内の寮には亜夜花の縁者で氷室結と名乗る少年が現れる。てとら達と因縁があるらしい結の用件とは……!?
……面白いなあ。うーん……いやはや、この巻は読み終わったあとにこうして感想を書く段になって色々と考えこんでしまった。
ふと思い立って、作者がこれの前に手がけていたシリーズ【スクランブル・ウィザード】の最終巻の感想を読みなおしてみたんだけれど、それでちょっと得心のいった所がある。
結局のところ、すえばしさんが一番がっつりと書き切ろうとしている主題は、今も昔も人と人とのコミュニケーションなんですよね。前作のおいて、最強の力を有したヒロイン・月子は最終局面においてその力を振るう事無く、その代わりに彼女が使った最大の武器こそ、対話であり相互理解であったのです。
そして、本作においても神々という人知の及ばぬ力を有した存在が闊歩する中で、その物語の焦点は力による制圧ではなくコミュニケーションであることが徐々に主張されつつある。この度、ついにその姿を表したすべての陰謀の黒幕。神話世界最大最凶、最悪のトリックスターであるかの神が振るおうとしているものも、上級神としての問答無用の神の力などではなく、コミュニケーション。それも、相互理解のためのコミュニケではなく、悪意に基づく恣意を駆使した意思の疎通である。
必然的に、彼――氷室結のゲームの対戦相手に選ばれた天人に求められるのは大神に対抗する「力」などではなく、氷室結の悪意に基づく交信を跳ね返すだけの、相互理解を結べるか、に掛かってくる。
既に、氷室結による楔は幾つも「天秤の会」に打ち込まれていて、それはそのまま放置しても、中途半端な対処をしても、やがて「天秤の会」を崩壊させてしまうであろう、綻びの糸なのだ。
それは「人ならざるもの」が「人」と係わっていけるように、そんな願いに基づいて成立した「天秤の会」の存在理由そのものを根底から陵辱し、弄ぼうとする悪意である。そして、その悪意から「天秤の会」を守れるのは、もはや神々の人知を超えた力ではあり得ないのだ。てとらさんの万能の力も、千那さんや万那さん、リョウタさん。亜夜花を含めて、「天秤の会」のメンバーは誰しもが次元を超えた神の力を有している。が、その力は氷室結のし掛けてきたゲームでは、無力とはいかずとも決して主力とは成り得ない。皆を守る力とはなり得ないのである。
だからこそ、てとらさんが期待し託すのは、氷室結が対戦相手として選んだのは、天人なのだろう。

欺瞞とは、人と人との交流において必然の要素だ。それは一つのコミュニケーションの形であり、てとらさんの言うとおり嘘をつかれたことが、終点を意味するのではない。むしろ、嘘をつかれ、欺瞞をようされたあとにどう対応するか、という対話、交流の起点ともなり得るものだ。嘘は拒絶ではない、その続きがある、その先を求めるもの。
そして、欺瞞は許される。
今回登場し、事件の中軸として機能するヒロイン・果乃の在り方と言動、そして彼女が導き出した結論は、彼女の持つ特殊能力も絡めた上で、多くの示唆を含んでいたように思う。

黒幕も姿を表し、クライマックスが近づいてきた予感に鳴動する本作だが、その最終局面がどういった展開を見せるのか。どうやら、単純に天人くんがパワーアップして、神々に対抗できる力を得て大バトル、という分かりやすくも易い展開にはなりそうにない。
内面を掘り下げて掘り下げて、露呈した心のカタチを丹念に、じっくりと、職人のように繊細に捏ね回し、結びつけ、織り成していくという、実に自分好みの流れが期待できそうだ。相互理解とは、体を傷だらけにする闘争とはまた別の、剥き出しの心同士が爪を立て合う血みどろの決闘である。と、同時に粘膜どうしを擦りつけ合う濃厚なフレンチキスのような悦楽でもある。
この作者は、それを体現できる稀有な一人であることは、前シリーズとこれまでの本シリーズにて既に証明済みだ。そして、これまで以上の深くも濃密なコミュニケーションの決闘が期待できそうなのは、氷室結の独白やてとらさんと天人の問答を見ても明らかである。
次回以降、すえばしけんという作家のさらなる真価を、進化を、深化を目の当たりに出来るんではないか、というワクワク感が、今になってじわじわと湧き上がってきた。
ちょっと、体温あがった気がする。ああ、楽しみだ、楽しみだ。

すえばしけん作品感想

ひきこもりの彼女は神なのです。54   

ひきこもりの彼女は神なのです。5 (HJ文庫)

【ひきこもりの彼女は神なのです。5】 すえばしけん/みえはる HJ文庫

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夏休みになり、天人の妹・奏が寮に遊びにきた。明るく礼儀正しい奏はすぐに寮の面々と打ち解け、天人は安堵するがそれも束の間。何と天人はミツカズと名乗る霊に取り憑かれ、その現世の未練を断ち切るため密かに町を案内するハメに。それでもプール、買い物と楽しい休暇を過ごす天人。だがそんな中、亜夜花は奏に「ある違和感」を感じるが……!?
あれ? この表紙の少女って千那さんだったのか。彼女についてはこれまでの挿絵なんかでもそうだったんだけれど、もっとお姉さんなイメージが濃かったので、ちょっと幼い感じのお下げ髪の彼女が千那さんというのは結構意外でした。そうかー、千那さんって万那さんの姉というよりも兄を溺愛する妹というポディションなんだよなあ。特に今回は。
この巻では、天人の妹も登場するんだけれど、この作品ってシスコン多いですよね。天人然り、リョウタさん然り、柚原一二三然り。亜夜花の兄ちゃんたちもあいつらシスコンだったしなあ。あれか、カミサマって連中はみんなそうか。シスコンとブラコンの巣窟か!! 実際神話ってそんなばっかりだから始末が悪いw
とまあ、兄と妹の関係に焦点を当てたみたいな話の展開をしているけれど、実は今回の話って梨玖が前回亜夜花に叩きつけた挑戦状に、如何に立ち向かうかの答えを得るための話であったようにも見える。つまるところ、天人の絶対的信奉者として振舞おうとする梨玖に、同じ天人を愛する立場でありながらどう否を突きつけるか。神としてではなく、一人の女として。天人と対等の一人格として正々堂々と梨玖に宣戦布告するための立ち位置と根拠を、亜夜花は今回の事件を通じて見出すことができたのである。
実際、亜夜花は前回にも増して今回は頑張った。体力ないのに一生懸命外に出て、天人のみならず周りの人たちとコミュニケーションを深めることで自分の知見を深め、視野を広げようとしていましたし。
冥界の女王ともあろう神様が、健気もいいところである。ただ外に出るだけじゃなく、天人の目をきにしてお洒落に気を使ったり、一挙手一投足に一喜一憂したりと、可愛いなあもう。これは、コウタも同じくで、このちびっこも心は完全に乙女なんですよねえ。そっけない態度の裏で、自分天人のこと好きすぎるだろうw ちゃんと女の子の格好をしたコウタの可愛いこと可愛いこと。リョウタさんは自分の大事な妹分が天人に夢中なのをどう思ってるんでしょうね。あの大悪魔がお兄ちゃんは許しません状態になったら、半天使としても男としても太刀打ちできんぞw
閑話休題。
何度も体力不足で倒れそうになりながら、亜夜花が見出したのは神として天人を導くのではなく、ましてや彼をヒーローとして崇めるのでもなく、彼に力が足りなければ助け、彼が間違えればそれを指摘してあげるという対等の立場からの関係でありました。
ニュートラルハウスの雰囲気を一変させ、亜夜花たち神々の意識を変え、多くの迷える神や人間の蒙を啓くきっかけをもたらす活躍を見せてきた天人ですが、彼もまた只の人。間違うこともあれば、気付かない事もたくさんある。妹のことだって、気にかけているつもりでついつい疎かにしていた結果、致命的な事になりかけた。でもそうした躓きや失敗は、これまで彼がしてきてくれたように、誰かが横から後ろから、それは違うよ、気づいてあげて、と声をかけてあげればそれで済む話なんですね。決して、一から十まで助けてあげなくても、本人に気づかせてあげればいい。その気づかせてあげる、というのもまた大変なんですけれどね。声を届かせるためには、声を発する本人がちゃんと自分一人で立ってないと大きな声を出せない。それでいて世界と繋がっていないと、説得力を持たせられない。自分一人の世界に引きこもってちゃダメなわけです。天人くんは一度自分一人で何でも解決しようというスタイルで失敗して自分の内に閉じこもりかけて、このニュートラルハウスで過ごすようになって引きこもりから脱した。亜夜花やコウタもまた、そんな天人を通じて外と繋がろうと努力するようになったからこそ、今回天人の失敗に気づき、その指摘もまたちゃんと天人に声が届いたのでしょう。
そうした観点からすると、梨玖はまだ天人一人に拘って引きこもっている状態なのかもしれません。不思議で面白い話です。神である亜夜花が信仰を否定し人と対等に繋がることを欲したのに対して、梨玖は神にそうするように絶対的な信仰を以て天人とつながろうとしているのですから。
死という存在の終わりを得た神々は、もはや人と変わらぬ有限の存在と成り果てました。そんな神と、人間がどうつながっていけばいいのか。リョウタさんや一二三さんは、その最良の答えを天人に期待してるんだろうなあ。一二三さんのキャラクターは、予想外もいいところでしたけどw ありゃあ、盲愛の千那さんはともかく、万那さんが微妙な反応だったのも納得ですわ。あれは、胸張って最愛の兄です、とは表立っては言いがたいよなあw

1巻 2巻 3巻 4巻感想

ひきこもりの彼女は神なのです。 44   

ひきこもりの彼女は神なのです。4 (HJ文庫)

【ひきこもりの彼女は神なのです。4】  すえばしけん/みえはる HJ文庫

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友人の細屋に誘われ、初等部の一泊二日の野外教室に付き添うことなった天人。のどかな小旅行のつもりだったが、初日から『人ならざるもの』の仕業と思われる不思議な事件が次々と発生。天人は同行した梨玖やコウタと解明に挑むことに!
一方、紅南寮で留守番をする亜夜花は、天人と梨玖がそろって外泊することに強い危機感を覚えるが……!?

あの人の超勝ち組っぷりに、わたくしテンションが有頂天であります。
毎回ながら、思わぬ所から意表を突いてくるなあ。さすがにあの人が人外だとは気が付かなかった。多分、一人だけだったらもうちょっと疑ってたと思うだけに、カモフラージュは万全だったと言えるのだろう。
しかし、それ以上に度肝を抜かれたのはその正体である。いやいやいやいや。こればっかりは似合わないにも程がある。どんな悪神や邪神よりも、よりにもよってあんたがそれをやっているというのはあかんやろう。ないわー、と爆笑してしまった。ちょっとでも自分の行状を思い出せば、とてもじゃないがそういう立場に立てんだろうに。
まあ世知辛い現代に至って、神代の頃のような振る舞いはできないと反省したのかもしれないが。やったらやったで犯罪どころの話じゃないし、その後が更に恐い。そりゃもう怖いなんてものじゃない。血の雨が降るどころじゃないもんなあ、きっと。あの悋気を、果たしてニュートラルハウスの面々で祓えるかどうか。たとえてとらさんでも無理じゃにゃーか、と思わせるものがあるだけに、ちゃんと大人しくしていて欲しいものである。

さて、本編はと言うと……普通ラブコメって対象の男女を接触させてその化学反応を楽しむもののはずなんだが、亜夜花は一人で放っておいても一人でジタバタと面白い反応したおしてくれるのである。もうすこし落ち着け!! 梨玖が大ウケしているのも納得の、実に恋する乙女がバーストした可愛い反応なのだ。天人に初めて送ったメールの内容にはもう笑った笑った。一生懸命なのはわかるのだけれど、幾ら何でも一杯一杯すぎるだろうに。仮にも黄泉の女王にして北の大神の一人である女神さまが、こんなヤワヤワの初心でいいんだろうか。いくらなんでも天人のこと好きすぎでしょう、これ(苦笑
挙句の行動が、もう苦笑を通り越して頭を抱えてしまいそうなアレな代物で。そのハチャメチャさは、確かに人間の範疇を通り越してます、はい。落ち着け神様。ってか、ここ最近、あなたタイトル無視しすぎです。引きこもりなんじゃなかったのかい!

とまあ、亜夜花が知らないところでジタバタと勝手に七転八倒しているなど知るべくもない天人は、引率者の一人として参加した野外教室活動で、頻繁に見舞われるトラブルに掛かり切り。そのうち、どうやらそれらのトラブルが野外教室に参加したメンバーの誰かが引き起こしている内部犯ではないか、という疑いが浮かび上がってきて……、と軽くミステリーの要素も含んだ真相究明のお話になっていくのだが、これがまた二段重の三段重ねの多段式の急展開が待ち受けていて、物の見事に作者の手のひらの上を転がされてしまった。冒頭の犯人との対峙をまったくもって上手いこと使われた。本当にこのシリーズと来たら、登場人物のキャラクターが綺麗にこちらの予想や想像、イメージを上回ってくる。というか、裏や真を見せる前にきっちり表のイメージが焼き付けられているのだろう。その表のイメージの焼き付け方が丁寧なものだから、それが全部だとどうしても思い込んじゃうんですよね。別の側面、あるいは裏の真相があるなどと思い浮かべもしないものだから、その時が来た時にかなりのインパクトを受けることになってしまう。既にシリーズも四巻目に至っているのだから、身構えておいて然るべきなんだけどなあ……身構えさせてくれない巧さに毎回唸らせられるしかない。

思えば、ここに出てくる神様たちは、今人間の中に混じって人の姿を模して暮らしてはいるものの、本当の意味で人間たちと交わっている神様というのは本当に少数なのだろう。当人たちにその気がないわけではないのだ、きっと。人間を好きだといって憚らない彼らの多くは、積極的に人に近づき、人間を観察し、その様子を伺っている。でも、長年まったく違うステージから人間を見守り続けた彼らは、たとえ同じ地面の上に立ったとしてもその頃のスタンスが抜け落ちないのだ。そして、人間たちもまた、神々がこんなに間近から自分たちを見ていることを知らない。
だから、どれだけ近くに寄り添っても、人と神の価値観は交わらない。交錯しない。相互理解とは、それこそ相互に理解し合おうという意思が無ければ成し得ないものなのだから。
でも、だからこそお互いが理解し合おうとした時は、簡単に交われるはずなのだ。天人が「人間」として、「神」である彼の価値観を理解しようとし、同時に「人間」の価値観を伝えようとしたことが、彼の蒙を啓いたように。
対話とは、かのように人と神をつなげて同じ地平に立ち兆しを芽生えさせるほどに、偉大なものなのだなあ、とちょっと感動してしまった。

しかし、人と神が理解し合える時が来ても、同じくして人と人の間にすら理解し得ない断絶が存在することを突きつけて見せてくるあたりに、この作品の凄みと面白さが焼き付いているんじゃないだろうか。
あの本心には、背筋が泡立ちましたよ。それはもう、狂信の領域だ。いったいこれ、どこに着地点を見つけるつもりなんだ? やばい、これホントに面白いよ!!

1巻 2巻 3巻感想

ひきこもりの彼女は神なのです。34   

ひきこもりの彼女は神なのです。3 (HJ文庫)

【ひきこもりの彼女は神なのです。3】 すえばしけん/みえはる HJ文庫

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天才魔術師コウタと悪魔の兄・リョウタの秘密とは?
実尋市の学生寮で神様たちに囲まれた騒がしい日常を送る天人。そんなある日、アンジェとレーナと名乗る二人組の魔術師が、街に流出した魔術書の回収を依頼しに寮にやって来た。二人を手伝う中、亜夜花と梨玖からコウタの様子がおかしいことを告げられた天人は、独自の調査を開始!  兄リョウタと父親の死にまつわる"隠された過去"に迫るが――!?
……や、やられた。うわーー、思いっきり意表を突かれた。いやいや、今回の話はコウタがメインと知った時に、もしそうならベタだけど美味しいよね、とは思ってたんですよ。思ってはいたんだけれど、それはないか、と可能性を切って捨てちゃったんだよなあ。
だってさあ。もう名前見たらそう思っちゃうじゃないですか。それはないな、って思っちゃうじゃないですか。というか、脳内変換してしまっていたのか、てっきりみんな「コータ」って呼んでるものと認識してたんだよなあ。あとで読み返してみたら、みんなちゃんとコウタって呼んでたし。兄貴がリョウタなのもこう考えるとミスリードだったんかー。
いやほんとにエピローグまで全く気づかんかった。

今回のお話は乱暴な言い方をするなら、コウタの独り立ちを促すものでした。二人の魔術師の到来は、ある程度自分の考えで生き方を決めていける年齢に達したコウタに自立を促す(という形で取り込みを図る、と見せかけて色々と別の思惑もあったようですが)ものであり、リョウタもまたコウタの意思に任せようという節があったように見えます。
でも、独り立ちする以前に、コウタはちゃんと子供として庇護されてこなかったのです。ニュートラルハウスの面々は、おそらく天人が来る前からこの子の事をちゃんと家族として扱っていたのでしょうし、コウタもだからこそこれまで疑いなく彼らを信頼していたのでしょう。ただ、この子はただ護られ見守られる子供としての愛情を、ニュートラルハウスに来る以前から、生まれた時から受ける事が出来なかったのです。故に、愛される事を知らない、愛されてもそれを実感できない子供になれなかった子供として、惰性のように生きてきた。
ゆりかごを出て自分の足で立って生きる道を決めるなんて、出来る以前の話だったわけですよ。この子は、自分が子供であることからちゃんと知っちゃいなかったんですから。
故に、拠り所がないこの子は、自分の記憶に刷り込まれた父親の愛情に縋るしか無く、皆の差し伸べる手を振り払って牙を剥くしかなかったのでした。
まあ仕方ないんだろうなあ。天人が来た時のニュートラルハウスの様子をみると、今と比べて随分と冷めたカンケイだったみたいだし。最初の印象、アットホームとは程遠い寮だな、というものだったし。その中で万那だけはコウタをちゃんと姉貴分として扱っていたつもりだったんだろうけどなあ。
今回の話って、何だかんだと万那にとっては辛い話だったんじゃないかなあ。梨玖が指摘したのって、どれだけ真剣に本気で、必死に相手のことを思っても、神と人間の断絶は乗り越えられないって事ですもんね。意思の問題じゃない、存在の違いの問題なんですから。価値観が違う千那さんやリョウタと違って、万那はメンタリティが人間に寄り添っているだけに、結構本気で傷ついたんじゃないかなあ、と気遣ってしまう。これ、言ってる梨玖もおんなじなんですけどね。元人間なだけに、余計にしみているかも。
だからこそ、神と人との橋渡しが出来るのが、半分人間で半分天使の両方の属性を持つネフィリムである天人なんだな。
彼が来てからですよね、ニュートラルハウスに家族のような一体感が生まれだしたのは。上にも書いたけれど、最初はもっと冷めたカンケイだったはず。それが、今回なんか逸れたコウタの為に神様であるみんなが一生懸命になってあの子を連れ戻そうとしていたのを見るとね、天人がここに来てよかったなあ、となんかしみじみと思いましたよ。
コウタの歪められた過去と、それに歪められた年月は戻らないのだろうけれど、思っていた以上にこの子には愛情を持って気にかけてくれていた人たちがたくさん居たわけで、それを知り得た以上これからは健やかに伸びやかに、子供らしく大人になっていってくれるものと信じたいです。
にしても、北方の冥界神さまのデレっぷりは、もう凄いことになってるな。
「せっかく、二人で……お出かけ……なのに」
あんた、引きこもりの神様だったんじゃなかったのかぃ(笑
しかも、同じ外出でも他の人と一緒の時と二人きりの時では気合が全然違いますし。あからさまに梨玖と天人の取り合いを始めているのを見ると、もう当人としては完全に自覚してこの人は私のものにする、と決めてるんだろうなあ。もうデレッデレですよ。かわいいねえ、もう。

1巻 2巻感想

ひきこもりの彼女は神なのです。 24   

ひきこもりの彼女は神なのです。2 (HJ文庫 す 3-2-2)

【ひきこもりの彼女は神なのです。 2】 すえばしけん/みえはる HJ文庫

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その住人のほとんどが神様という特殊な学生寮で暮らし始めた名塚天人。街の治安維持組織でもある寮の仕事として、魔術騒動の調査を任された天人は、意外にも同行を申し出た亜夜花とともに外出する。そしてなぜか《紫電の堕天使》牙龍院煌夜という痛いヒーローを名乗ることに!? それは戦神・柚原万那の作戦? 悪ノリ? 奇妙な調査の行方はいかに!?
冒頭でいきなり天人が、痛いヒーローをやらされ始めたときは一体何事かと思ったが、ちゃんと真面目な理由があったのがホッとしたやら残念やら。てっきりバカネタで、万那あたりの趣味でヒーローの真似事でもさせられてるのかと。でも、これは確かに効果的だ。こんなの、衆目にさらされたら悶絶ものだわ。この作戦考えた万那、幾ら軍神としても策が悪辣すぎるw
ところが、この厨二病も決してただ妄想を拗らせたものじゃなかったんですよね。【《紫電の堕天使》牙龍院煌夜】誕生の真相が明らかになった時は、じんわりと感動してしまった。
そう、今回の話で重要だったのは愚かで矮小な人間という存在の持つ、切なる願いの純粋さと誇るべき矜持。人という存在に全く価値を見出さず、路傍の石以下の認識しか持たない神々に対して、ちっぽけな人間たちが矜持を見せつけ、尊厳を知らしめ、一矢報いてみせる、胸のすくようなお話でした。天人は天使と人間の混血種であるネフィリムという種族なのですけれど、本当の神々に比べれば人間と変わらない小さな力しか持たず、実際ラストの神同士の次元を超えた戦いを前にして殆ど何も出来ないのですが、それでも彼は人間として今回の敵である大神に一矢報いて見せ、戦いが決着を見せたあと神様たちのルールに異を唱え、人間のやり方を受け入れさせる事に成功するのです。今回、彼が戦闘そのものに寄与する事はかなり少なかったのですけれど、それ以上に天人がやってのけた事は大きかったように思うな。前回の第一巻では、まだ天人は一度ヒーローとして挫折したあとで、自分が何を為すべきかがわからず迷いが内向きになっていたのですが、人を救うという傲慢さに身を委ねるのではなく、人が助かる手助けをしたい、という新しい自分のやり方を見つけた彼は迷いがなくなって、良い意味で理性的に突っ走れるようになりましたね。実に気持ちがいい。
そんな彼の頑張りや、今回巻き込まれることになった兄妹のお互いを思い合う純粋な願いを前にして、<天秤の会>の神様たちがちゃんと認めてくれたのも嬉しかったですねえ。どれだけ頑張っても一方通行じゃ虚しいですもの。本来隔絶しているはずの神と人の壁を前に、天人たちの想いに応えて神様たちも歩み寄ってくれたことが地味に感動ものでした。じわじわーっと来たんですよね、なんだか。
特に、人間が大好きだった兄の影響で人に味方しているものの、彼女個人は人間に対して何の心向きもいだいていない千那が認めてくれたことがにんともかんとも、ぐっときたのでした。
それにしても、千那さんみたいなのが人に好意的な神様の標準と考えると、亜夜花のデレっぷりは笑っちゃうレベルだよなあ。確か、この前まで人間そのものに対しては随分と倦んでたはずなのに。人間そのものよりも、天人への執心と考えるべきだよな、これ。ひきこもりだったはずなのに、天人にくっついて街に繰り出すわ、反応がいちいち可愛くて、天人のこと意識しまくってるのがダダ漏れだわ。大丈夫か、神様w これが北欧神話の冥府の女王ヘルだとは。そう考えると、今回の敵もまあとんでもなかったわけですけれど。
そう言えば、前回予想は立てたものの確信が持てなかった柚原姉妹の正体、今回専用武器を使ってくれたおかげで漸く特定できたのですが……ウリガット神話って、その発想はなかった!!
ウリガット神話の嵐神バァルの陪神であり妹であるアナトとアスタルト。こ、これはわからんかったわー。アテナとかミネルヴァあたりかなあとは予想していたので、ハズレではないんだろうけど、まさか習合の一番古いあたりの神話から来てるとはなあ。マイナーではあるけれど、これだけ古いならなるほど北欧神話にも早々負けんわ。アナトの神話を見たら、まんま千那さんで笑った。ってか、神話の方、とんでもないブラコン話なんですが。この女神、どれだけお兄ちゃんのこと好き好きなんだよ。しかもこれ、ヤンデレ入ってるし!!
和泉兄弟の弟の方の正体にも驚愕させられましたよ。普通にベルゼブブだと思ってたもんなあ。あ、そうなるとバァルと起源は同一だから、千那たちの兄になっちゃうのか。

一巻読んだ時にはストーリーが殺伐としていて、そもそもニュートラルハウスの神様たちと人間との意識が断絶していて、とてもアットホームな話にはなりそうにないな、と思ってたんだけれど、亜夜花がこれだけ心をひらいてくれて、一番難しそうだった千那さんが歩み寄ってくれたことで、相互理解がだいぶ進んだんですよね。スッタモンダの末に前回ニュートラルハウスに住むことになった梨玖も、どうなるかと思ってたら随分と馴染んでましたし。このまま行けば、どこかバラバラだった<天秤の会>も、一致団結して事に当たれるような、家族みたいなグループになっていける、のかな?

一巻感想

ひきこもりの彼女は神なのです。3   

ひきこもりの彼女は神なのです。 (HJ文庫)

【ひきこもりの彼女は神なのです。】 すえばしけん/みえはる HJ文庫

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高校進学を機に、とある学生寮での新生活をスタートさせた名塚天人。だが、彼が本来入るべき部屋には"冥界の王"を名乗る少女、氷室亜夜花が居座っていた! 天人は自分の居場所を確保するために、亜夜花をあの手この手で誘い出そうとするが……。幻獣、怪物、神話の神々。人ならざる者達が集う街を舞台に繰り広げられる"超日常"ストーリー、開幕!!
ほのぼのホームコメディと見せかけて、また随分とエグい話を持ってくるなあ。すえばし作品はキャラを甘やかさないのがデフォルトなのか、殺伐としているのが基本なのか、容赦が無いのが基準なのか。
これって詰まる所、主人公の天人含めて自分の居場所を作ろうとして失敗に失敗を重ねたその末に、小さな居場所を見つけるお話だ。結局のところ、彼ら彼女らが踏み外した失敗は無かった事に出来ない取り返しの付かないもので、既にその苦悶に対して諦めている子、新しいやり方を模索している子、現在進行形で踏み外していた子、とそれぞれに展望はお先真っ暗だった訳だけど、その取り返しの付かない状況の中でそれを踏まえた上で無力を噛み締め、前向きに頑張ろうじゃないか、という……前向きな結論になってるのか? これ。
一応、無関心、逃避、投げやりという停滞から、足掻いて足掻いて少しでも変えられる所は変えてやる、という所までたどり着いたんだから、多分前向きな話のはず。そこに到るまでが随分とひどい話になってるけど、主人公はよく頑張ったと思うよ、うん。一度大きな挫折を既に経験した上で、一度諦め逃避し身の丈にあった生き方をしようと自重し、その上で諦めずみっともないと自覚しながらもがいてもがいて、誰にも当たらず助力を乞うても頼り切らず、足掻いて足掻いてその結果として絶対的な絶望を覆し、ほんの僅かとはいえ希望を得て、可能性を取り戻せたんだから。自らの恥を知りながら、しかし敢えて恥を呑める男は文句なしにカッコイイもんなんですよ。どれだけみっともなくても、無様でも。
ちょっともったいなかったのは、せっかくの寮モノにも関わらず、同じ寮のメンツが亜夜花とウルリカ以外殆ど話に絡まなかった事かなあ。ただ、あのメンツは一筋縄じゃいかない、というか亜夜花と千那以外はどうも人間としてのまともなメンタリティを持っていない様子なので、どう考えてもアットホームな話にはならないんですよね。家族モノとして話を転がしていくには絶望的なメンツであるわけで、そっち方面には話は進展しなさそうだなあ。どうにもこうにも殺伐とした話になっていきそうで、なんともはや。
ところで、概ねこのニュートラルハウスの寮生たちの正体は推察できたんだが、本気で大物しか居ませんね。亜夜花からしてもっとマイナーな神様かと思ったら、どうやら北欧神話でも相当の大物ですし、兄弟は無価値の堕天使に豊穣神。姉妹については多分、ギリシャのあの二人。あるいはケルト神話の方か。彼女らだけは判断材料が少なすぎて、わかんないんですよね。今名乗ってる日本名は全然あてにならないしなあ。
 

7月4日

松本直也
(ジャンプコミックス)
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稲垣理一郎/Boichi
(ジャンプコミックス)
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藤本タツキ
(ジャンプコミックス)
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阿賀沢紅茶
(ジャンプコミックス)
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マポロ3号
(ジャンプコミックス)
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yatoyato
(ジャンプコミックス)
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土田健太
(ジャンプコミックス)
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橋本悠
(ジャンプコミックス)
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辺天使/津田穂波
(ジャンプコミックス)
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伊藤砂務
(ジャンプコミックス)
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三条陸/芝田優作
(ジャンプコミックス)
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稲岡和佐
(ジャンプコミックス)
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有馬あるま/フカヤマますく
(ジャンプコミックス)
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田中靖規
(ジャンプコミックス)
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岩田雪花/青木裕
(ジャンプコミックス)
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堀越耕平
(ジャンプコミックス)
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古橋秀之/別天荒人
(ジャンプコミックス)
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神江ちず
(角川コミックス・エース)
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路生よる/藤堂流風
(角川コミックス・エース)
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蝉川夏哉/ヴァージニア二等兵
(角川コミックス・エース)
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三上康明/田中インサイダー
(角川コミックス・エース)
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7月1日

紙城 境介
(角川スニーカー文庫)
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メソポ・たみあ
(角川スニーカー文庫)
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ナナシまる
(角川スニーカー文庫)
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shiryu
(角川スニーカー文庫)
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あまさきみりと
(角川スニーカー文庫)
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ミヤ
(角川スニーカー文庫)
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榊一郎
(HJ文庫)
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たすろう
(HJ文庫)
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シクラメン
(HJ文庫)
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かみや
(HJ文庫)
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ぎんもく
(FUZコミックス)
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晩野
(FUZコミックス)
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明地雫/霜月緋色
(HJコミックス)
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森山ゆっこ/はむばね
(HJコミックス)
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黒野ユウ/遠野九重
(B’s-LOG COMICS)
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大和田秀樹
(近代麻雀コミックス)
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6月30日

之 貫紀
(エンターブレイン)
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kawa.kei
(エンターブレイン)
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槻影
(エンターブレイン)
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白水 廉
(エンターブレイン)
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丸山 くがね
(エンターブレイン)
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鹿角フェフ
(GCノベルズ)
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力水
(モンスター文庫)
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蒼井美紗
(Mノベルス)
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よねちょ
(Mノベルス)
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あきさけ
(Mノベルス)
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唐澤 和希
(ヒーロー文庫)
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中野 在太
(ヒーロー文庫)
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新城一/海月崎まつり
(KCx)
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キダニエル/四葉夕卜
(KCx)
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6月29日

榊 一郎
(講談社ラノベ文庫)
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弥生 志郎
(講談社ラノベ文庫)
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雨宮 和希
(講談社ラノベ文庫)
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虎走 かける
(講談社ラノベ文庫)
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謙虚なサークル
(講談社ラノベ文庫)
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深山 鈴
(Kラノベブックス)
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右薙 光介
(Kラノベブックス)
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火事屋/蛙田アメコ
(ライドコミックス)
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真鍋譲治/すかいふぁーむ
(ライドコミックス)
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伊吹 亜門
(星海社FICTIONS)
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柴田 勝家
(星海社FICTIONS)
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6月28日

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6月27日

浦上ユウ
(電撃コミックスNEXT)
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猫夜叉/亀小屋サト
(電撃コミックスNEXT)
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たくま朋正/伊藤暖彦
(電撃コミックスNEXT)
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綾村切人/ナフセ
(電撃コミックスNEXT)
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結城鹿介/髭乃慎士
(電撃コミックスNEXT)
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幌田
(まんがタイムKRコミックス)
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6月25日

十文字青
(オーバーラップ文庫)
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鬼影スパナ
(オーバーラップ文庫)
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迷井豆腐
(オーバーラップ文庫)
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篠崎 芳
(オーバーラップ文庫)
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寺王
(オーバーラップ文庫)
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御鷹穂積
(オーバーラップ文庫)
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メグリくくる
(オーバーラップ文庫)
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雨川水海
(オーバーラップノベルス)
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江口 連
(オーバーラップノベルス)
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和島 逆
(オーバーラップノベルスf)
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KK
(オーバーラップノベルスf)
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雨川透子
(オーバーラップノベルスf)
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6月24日

芝村 裕吏
(MF文庫J)
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志瑞祐
(MF文庫J)
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長月 達平
(MF文庫J)
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長月 達平
(MF文庫J)
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月見 秋水
(MF文庫J)
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三月みどり
(MF文庫J)
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花間燈
(MF文庫J)
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衣笠彰梧
(MF文庫J)
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常世田健人
(ダッシュエックス文庫)
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ジルコ
(ダッシュエックス文庫)
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疎陀陽
(ダッシュエックス文庫)
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九十九弐式/すかいふぁーむ
(ダッシュエックス文庫)
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甘岸久弥
(MFブックス)
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yokuu
(MFブックス)
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天ノ瀬
(MFブックス)
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ラチム
(MFブックス)
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櫻井 みこと
(MFブックス)
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御手々 ぽんた
(MFブックス)
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支援BIS
(KADOKAWA)
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藤也卓巳
(あすかコミックスDX)
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ひろやまひろし
(角川コミックス・エース)
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ひろやまひろし
(角川コミックス・エース)
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横田卓馬/伊瀬勝良
(角川コミックス・エース)
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ぶんころり/プレジ和尚
(角川コミックス・エース)
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蛍幻飛鳥/志瑞祐
(角川コミックス・エース)
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水無月すう
(角川コミックス・エース)
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鈴見敦/八又ナガト
(角川コミックス・エース)
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御宮ゆう/香澤陽平
(角川コミックス・エース)
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人生負組
(角川コミックス・エース)
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ZUN/水炊き
(角川単行本コミックス)
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神地あたる/白米良
(ガルドコミックス)
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黒杞よるの/雨川水海
(ガルドコミックス)
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村光/ベニガシラ
(ガルドコミックス)
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七六/鬼影スパナ
(ガルドコミックス)
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天羽銀/迷井豆腐
(ガルドコミックス)
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白砂/麻希くるみ
(ガルドコミックス)
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木乃ひのき/雨川透子
(ガルドコミックス)
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6月23日

日向夏/ねこクラゲ
(ビッグガンガンコミックス)
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押切蓮介
(ビッグガンガンコミックス)
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小林湖底/りいちゅ
(ビッグガンガンコミックス)
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深見真/真じろう
(ビッグガンガンコミックス)
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金田一蓮十郎
(ヤングガンガンコミックス)
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佐藤真登/三ツ谷亮
(ヤングガンガンコミックス)
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萱島雄太
(ヤングガンガンコミックス)
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優風
(ヤングガンガンコミックス)
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栗井茶
(ヤングガンガンコミックス)
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栗井茶
(ヤングガンガンコミックス)
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6月22日

浅草九十九/和ヶ原聡司
(MFコミックス アライブシリーズ) Amazon Kindle B☆W DMM


安里アサト/シンジョウタクヤ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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中山幸
(MFコミックス アライブシリーズ)
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三ツ矢だいふく
(MFコミックス アライブシリーズ)
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内藤隆/榎宮祐
(MFコミックス アライブシリーズ)
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花鶏ハルノ/相川有
(MFコミックス アライブシリーズ)
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久真やすひさ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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衣笠彰/紗々音シア
(MFコミックス アライブシリーズ)
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フジカワユカ/理不尽な孫の手
(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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藍屋球/アネコユサギ
(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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クマガエ/宮澤ひしを
(イブニングKC)
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カルロ・ゼン/石田点
(モーニングKC)
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泰三子
(モーニングKC)
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ハナツカシオリ
(モーニングKC)
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瀬下猛
(モーニングKC)
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NICOMICHIHIRO
(モーニングKC)
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鍵空とみやき
(ガンガンコミックスJOKER)
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鍵空とみやき
(ガンガンコミックスJOKER)
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藤近小梅
(ガンガンコミックスJOKER)
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田代哲也
(ガンガンコミックスJOKER)
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柊裕一
(ガンガンコミックスJOKER)
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村田真哉/速水時貞
(ガンガンコミックスJOKER)
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都月景/いふじシンセン
(ガンガンコミックスJOKER)
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殿ヶ谷美由記
(ガンガンコミックスpixiv)
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6月20日

風間レイ
(TOブックス)
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ほのぼのる500
(TOブックス)
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楢山幕府
(TOブックス)
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リッキー
(TOブックス)
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こりんさん
(GCN文庫)
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武田すん
(ヤンマガKCスペシャル)
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ペトス/橋本カヱ
(ヤンマガKCスペシャル)
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千田大輔
(ヤンマガKCスペシャル)
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Cuvie
(チャンピオンREDコミックス)
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小坂泰之
(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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6月19日

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6月17日

上遠野浩平/カラスマタスク
(ジャンプコミックス)
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野田サトル
(ヤングジャンプコミックス)
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二宮裕次
(ヤングジャンプコミックス)
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原泰久
(ヤングジャンプコミックス)
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双龍
(ヤングジャンプコミックス)
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深川可純/広報広聴課ゾンビ係
(ヤングジャンプコミックス)
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赤坂アカ/横槍メンゴ
(ヤングジャンプコミックス)
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赤坂アカ
(ヤングジャンプコミックス)
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中山敦支
(ヤングジャンプコミックス)
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光永康則/入鹿良光
(ヤングジャンプコミックス)
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ソウマトウ
(ヤングジャンプコミックス)
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中村力斗/野澤ゆき子
(ヤングジャンプコミックス)
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峰浪りょう
(ヤングジャンプコミックス)
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畑健二郎
(少年サンデーコミックス)
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山田鐘人/アベツカサ
(少年サンデーコミックス)
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コトヤマ
(少年サンデーコミックス)
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松江名俊
(少年サンデーコミックス)
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熊之股鍵次
(少年サンデーコミックス)
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栗山ミヅキ
(少年サンデーコミックス)
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高橋留美子
(少年サンデーコミックス)
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草場道輝/高谷智裕
(少年サンデーコミックス)
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福井セイ
(少年サンデーコミックス)
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安西信行
(少年サンデーコミックス)
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新井隆広/青山剛昌
(少年サンデーコミックススペシャル)
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日向夏/倉田三ノ路
(サンデーGXコミックス)
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麻生羽呂/高田康太郎
(サンデーGXコミックス)
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池澤真/津留崎優
(裏少年サンデーコミックス)
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山田 リツ
(裏少年サンデーコミックス)
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寺嶋裕二
(講談社コミックス)
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三宮宏太/西田征史
(講談社コミックス)
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ヒロユキ
(講談社コミックス)
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福留しゅん/天城望
(フロースコミック)
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伊吹有/葉山湊月
(フロースコミック)
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羊太郎
(富士見ファンタジア文庫)
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三河 ごーすと
(富士見ファンタジア文庫)
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桜生 懐
(富士見ファンタジア文庫)
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陸奥 こはる
(富士見ファンタジア文庫)
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高橋 びすい
(富士見ファンタジア文庫)
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恵比須 清司
(富士見ファンタジア文庫)
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三原 みつき
(富士見ファンタジア文庫)
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あボーン
(富士見ファンタジア文庫)
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白井 ムク
(富士見ファンタジア文庫)
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綾里けいし
(ガガガ文庫)
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カミツキレイニー
(ガガガ文庫)
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伊崎喬助
(ガガガ文庫)
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平坂 読
(ガガガ文庫)
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猿渡かざみ
(ガガガ文庫)
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猿渡かざみ
(ガガガ文庫)
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緒二葉
(ガガガ文庫)
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川上 稔
(電撃の新文芸)
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美浜ヨシヒコ
(電撃の新文芸)
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草薙 刃
(電撃の新文芸)
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時田 唯
(電撃の新文芸)
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6月16日

樋口彰彦
(マガジンエッジKC)
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松岡健太
(マガジンエッジKC)
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さとうふみや/天樹征丸
(講談社コミックス)
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あだちとか
(講談社コミックス)
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和武はざの
(講談社コミックス月刊マガジン)
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6月15日

石田リンネ(富士見L文庫)
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猫田パナ(富士見L文庫)
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佐々木禎子(富士見L文庫)
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仲町鹿乃子(富士見L文庫)
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竹岡葉月(富士見L文庫)
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竹岡葉月(富士見L文庫)
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鍋敷(アース・スターノベル)
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LA軍(アース・スターノベル)
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天然水珈琲
(アース・スターノベル)
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西尾維新(講談社文庫)
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葛城阿高(ビーズログ文庫)
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ぷにちゃん(ビーズログ文庫)
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小田ヒロ(ビーズログ文庫)
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綾河ららら
(サーガフォレスト)
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バッド(サーガフォレスト)
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真安一(サーガフォレスト)
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カヤ(サーガフォレスト)
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コイシ/緑黄色野菜
(コロナ・コミックス)
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よこわけ/やしろ
(コロナ・コミックス)
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わかば/白露雪音
(コロナ・コミックス)
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小田山るすけ/たつきめいこ
(コロナ・コミックス)
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6月14日
ふか田さめたろう
(GA文庫)
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星奏なつめ(GA文庫)
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冬坂右折(GA文庫)
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白石定規(GAノベル)
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星崎崑(GAノベル)
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えぞぎんぎつね
(GAノベル)
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三木なずな
(GAノベル)
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カイシャイン36
(GAノベル)
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よっしゃあっ!
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6月13日


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6月12日

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6月10日

荒川弘
(ガンガンコミックス)
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天那光汰/梅津葉子
(ガンガンコミックス)
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おーしおゆたか
(角川コミックス・エース)
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猫田ゆかり
(角川コミックス・エース)
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リムコロ
(角川コミックス・エース)
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冥茶/萩鵜アキ
(角川コミックス・エース)
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浅野りん/ヤングエース編集部
(角川コミックス・エース)
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春花あや
(角川コミックス・エース)
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経験値/TYPE−MOON
(単行本コミックス)
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佐島勤/おだまさる
(電撃コミックスNEXT)
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古宮九時/越水ナオキ
(電撃コミックスNEXT)
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ベキオ/ていか小鳩
(ガンガンコミックスONLINE)
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森田季節/シバユウスケ
(ガンガンコミックスONLINE)
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顎木あくみ/みまわがお
(ガンガンコミックスONLINE)
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加藤衣緒
(ガンガンコミックスONLINE)
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竜騎士07/夏海ケイ
(ガンガンコミックスONLINE)
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竜騎士07/刻夜セイゴ
(ビッグガンガンコミックス)
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飯島浩介/汐里
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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イノウエ
(サンデーうぇぶりSSC)
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こじまたけし
(サンデーうぇぶりSSC)
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白井もも吉
(サンデーうぇぶりSSC)
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オジロマコト
(ビッグ コミックス)
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サンドロビッチ・ヤバ子/だろめおん
(裏少年サンデーコミックス)
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田村由美
(フラワーCアルファ)
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もこやま仁
(裏少年サンデーコミックス)
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影崎由那/川獺右端
(アース・スターコミックス)
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相模映/吉田杏
(アース・スターコミックス)
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となりける/shiryu
(アース・スターコミックス)
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ユンボ/風楼
(アース・スターコミックス)
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秋乃かかし/裂田
(アース・スターコミックス)
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東崎惟子(電撃文庫)
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三雲岳斗(電撃文庫)
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三雲岳斗(電撃文庫)
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和ヶ原聡司(電撃文庫)
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白金透(電撃文庫)
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鎌池和馬/冬川基
(電撃文庫)
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佐島勤(電撃文庫)
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二月公(電撃文庫)
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鏡遊(電撃文庫)
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真代屋秀晃(電撃文庫)
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周藤蓮(電撃文庫)
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瀧岡 くるじ
(カドカワBOOKS)
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小田 ヒロ
(カドカワBOOKS)
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壁首領大公
(カドカワBOOKS)
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七夕 さとり
(カドカワBOOKS)
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KK(カドカワBOOKS)
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うみ(カドカワBOOKS)
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ふか田 さめたろう
(宝島社)
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魔石の硬さ
(TOブックス)
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ニシキギ・カエデ
(TOブックス)
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地雷酒(TOブックス)
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サンボン
(TOブックス)
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蒼月海里(角川文庫)
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椹野道流(角川文庫)
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森見登美彦/原案:上田誠
(角川文庫)
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桑原水菜(角川文庫)
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仁木英之(角川文庫)
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6月9日

石塚千尋
(講談社コミックス)
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荒川弘/田中芳樹
(講談社コミックス)
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奈良一平
(講談社コミックス)
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小玉有起
(KCデラックス)
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横田卓馬
(シリウスKC)
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高田裕三
(シリウスKC)
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長谷川三時/七烏未奏
(シリウスKC)
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ヤスダスズヒト
(シリウスKC)
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村上よしゆき/茨木野
(シリウスKC)
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K9/小林裕和/支援BIS
(シリウスKC)
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冬葉つがる
(シリウスKC)
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樋野友行/瀬戸メグル
(シリウスKC)
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刀坂アキラ/加茂セイ
(シリウスKC)
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光永康則
(シリウスKC)
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西田拓矢/海空りく
(シリウスKC)
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松琴エア/はにゅう
(シリウスKC)
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原口鳳汰/カラユミ
(KCデラックス)
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山本やみー/門馬司
(KCデラックス)
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一二三
(KCデラックス)
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がしたに/MITA
(KCデラックス)
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うかみ
(KCデラックス)
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エターナル14歳/御子柴奈々
(KCデラックス)
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桜野みねね
(BLADEコミックス)
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森野きこり
(BLADEコミックス)
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6月8日

かみはら(早川書房)
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西尾維新(講談社)
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ちんねん/能一ニェ
(BRIDGE COMICS)
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佐藤二葉
(星海社COMICS)
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山本崇一朗
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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稲葉光史/山本崇一朗
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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6月7日

泉光
(アフタヌーンKC)
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TNSK
(アフタヌーンKC)
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水瀬るるう
(まんがタイムコミックス)
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琴子/TCB
(ガンガンコミックスONLINE)
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枢呂紅/優月祥
(ガンガンコミックスUP!)
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雨後一陽/とちぼり木
(ガンガンコミックスUP!)
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西島ふみかる/白縫餡
(ガンガンコミックスUP!)
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雨沢もっけ
(ガンガンコミックスUP!)
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ふか田さめたろう/松元こみかん
(ガンガンコミックスUP!)
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えぞぎんぎつね/春夏冬アタル
(ガンガンコミックスUP!)
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リキタケ/三木なずな
(ガンガンコミックスUP!)
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琴子
(SQEXノベル)
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猫子
(SQEXノベル)
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平成オワリ
(SQEXノベル)
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榛名丼
(SQEXノベル)
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蝉川夏哉
(宝島社文庫)
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貴戸湊太
(宝島社文庫)
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