みことあけみ

エイルン・ラストコード 〜架空世界より戦場へ〜 4 ★★★★   

エイルン・ラストコード 〜架空世界より戦場へ〜 (4) (MF文庫J)

【エイルン・ラストコード 〜架空世界より戦場へ〜 4】 東龍乃助/みことあけみ MF文庫J

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ロボットアニメの世界から召喚されたアニメキャラクター・エイルン=バザット。エイルンが現れて以後、複数の規格外十番の戦線復帰&本領発揮により、氷室義塾は対マリス戦に連戦連勝。全盛期並の大戦果を記録していた。その事実に元機兵部三番隊隊長・七扇大和は驚愕。「氷室義塾は、必ず俺が潰す」初代機兵部隊長の神無木緑、そして多くの仲間を喪い、過去の怨嗟に囚われたことで氷室義塾転覆を狙っていた大和はエイルンの調査を開始する。一方、エイルンは虐げられたヘキサに対する世界の在り方を変えるため、生存する全ての規格外十番を集め、壮大な計画を立ち上げる!爆発する爽快感!とにかく熱くて、火傷する、新世代ロボットライトノベル第四弾!
大和くん、本格的に登場するなりいきなりキャラ立てて来たなあ。いや、実際可愛いんですよね。復讐に燃えながらもついつい世話好きな面を発揮して困ってるエイルンたちを助けてしまうところとか、雑用押し付けられて文句いいながら全部ちゃんとやってしまうところとか。
エイルン、当初は周り全体から敵愾心混じりに見られていたのが言動と実績で認められ、文字通り英雄として皆から熱狂的に支持されるようになった今だからこそ、冷めた目で見てくる大和くんみたいなキャラは貴重なんですよね。と、言ってる端から結構感化されていますけれど、彼みたいにひねくれた視点にしがみついてくれているキャラというのは、むしろだからこそエイルンみたいな愚直で熱血なキャラクターとは相性良い気がするんですよね。対等の意識を持って傍らからサポートし、縁の下から支え、馬鹿なことや突拍子もない発言をしたらちゃんとそりゃおかしいだろ、とツッコんでくれる相手というのは、信奉者が増えてしまった現状からすると、貴重な相棒枠になってくるんですよね。それに大和くん、結構な裏工作や詐術なども使えるわけで、色々と謀略戦も熟すとはいえできれば真正面から突撃したい熱血戦士タイプのエイルンですから、大和くんみたいなのは一番欲しかった人材なのよねえ。
いや、九重さんとかサポートメンバーは充実しているんですけれど、あの人らちょっと度を越した変態混じりの狂信者みたいになってるからなあ(苦笑
いざというとき、間違っていたとしても否と言わずに嬉々とイエスを連呼しかねないので、微妙に信用できなくなってきている。いや、まあ情念と理性はちゃんと別枠で起動できる逸材たちだとは信じたいし、ダメなものはエイルンの言うことでもダメ、とちゃんと言ってくれる、と思ってるけどね、思いたいんだけどね。九重ちゃん、特になんかあっち方面に振り切っちゃったからなあ。漏れてる心の声が危なすぎるというか、そろそろ逮捕されかねないんですがw
復帰戦を飾った日向さんも月下さんも、相当にアレな人ばかりでしたし、10ナンバーって人格者のたぐいは居ないんですね、わかってます。天才と何とは紙一重、の紙一重あちらがわばかりじゃないか、これ。

しかし、これだけ結構な女性陣、ヒロインの人数が出ているにも関わらず、エイルンのメインヒロインってそうか、ツルギ博士ただ一人で完結してしまっているのか。今のところ、これって入る余地全然ないんじゃなかろうか。そして、ツルギ博士の娘であるエルフィーナが完全にツルギ博士のヒロイン枠を引き継いでるんですよね。エイルンが正義や倫理や立場や良心なんかを抜きにして、極々個人的な理由で自分の生き死にを費やして消費してしまえるのって、今となってはエルフィーナに関してだけ、とも言えるんですよね。これだけ氷室義塾の面々に希望を持たせ、未来を想像させ、絶望から這い上がる道を示して、導こうとしていながら、それを放ったらかしてでもそのモノのためなら死んでも構わない、とまで思いきれる相手が、ツルギ博士の忘れ形見であるエルフィーナなわけですよ。これもうメインヒロインじゃないですか。
けっこう、こっちの世界で出会った女性陣に警戒アラート鳴らしているエルフィーナですけれど、ここまで一途んエイルン見せられると、余計な心配だわなあ、と思ってしまいます。

さて、これで氷室義塾の意思統一はほぼなされ、戦力も全盛期を超える形で復活。そして、漠然と戦うだけだったヘキサたちに、輝く未来を提示して自分たちの戦う理由を与えることになったわけだけれど、虐げられてきた新たな人類種が自分たちだけの国を創ろうと立ち上がる、という展開って何気に不穏な気がするんだけれど大丈夫なんだろうか。

シリーズ感想

エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ 3 ★★★★★   

エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ (3) (MF文庫J)

【エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ 3】 東龍乃助/ みことあけみ MF文庫J

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エイルン=バザットはロボットアニメ世界から召喚されたアニメキャラクターである。氷室義塾機兵部の対マリス戦での活躍は大きな注目を浴び、アメリカからデータ採取のため無人島遠征の依頼を受ける。だが優秀なヘキサを狙う武装組織、さらにマリスまでもが来襲。無事これを退けるものもエイルンが全治3ヶ月の重傷を負ってしまう。セレンの精神は依然不安定なまま。クイーンが来襲すれば氷室義塾が崩壊する。雷鳥は国際連合所属のマリス鎮圧部隊【ロイヤルガード】のネイバーチームの派遣を決定。しかしエイルン不在の状況に焦りを覚えた紫貴の暴走が始まってしまい――!?
爆発する爽快感! とにかく熱くて、火傷する、新世代ロボットライトノベル第三弾!
クライマックスに入って脳内にリフレインする、ガンダムZZのOPの歌詞。アニメじゃない、アニメじゃない♪
そう、これはアニメではないのだ。現実はいつだって非情で、子供たちに冷酷だった。常に自分たちを虐げてくる現実に、彼らはずっと歯を食いしばって耐えてきた、抗ってきた、戦ってきた。
それでも抗しきれずに、すべてが台無しになろうとした瞬間、まるでアニメのクライマックスシーンのように起こる奇跡。絶体絶命のピンチを覆すヒーローの登場。
もうね、出来過ぎなんですよ。図ったようなタイミングで、あざといまでの奇跡なんですよ。これがお芝居や映画なら、陳腐なくらいの演出と言われるかもしれない。王道ロボットアニメの定番のような、英雄の出現シーンなのである。
でも、だからこそ、だからこそフィクションではない生の戦場で、たった今希望が潰えたかに思えた地獄のはじまりで、この奇跡はあまりにも威力がありすぎる。

面白いよね、これは【エイルン・ラストコード】という作品だからこその演出なんじゃないだろうか。アニメの世界の登場人物であるエイルンが現実の世界に迷い込んだ、という設定の世界観だからこそ、まるでアニメのような劇的な展開が現実の世界で起こることの異常さ、非常識さ、そして生々しさが引き立たされる。
ありえないことが目の前で起こっているというインパクトが、妄想上の出来事が現実に発生しているという衝撃が、本当に奇跡が生まれていく瞬間が目の前で繰り広げられるという事実が、凄まじい破壊力となってすべてを盛り上げていく。
場の雰囲気も、登場人物たちも、物語そのものも、それを読んでいる読者たちまでいっぺんにテンションが青天井に加速していく、この快感よ。
まさに、エンターテイメントの究極である。

ああ、めっちゃ面白れぇ!

こうして三巻の登場人物たちのイキイキとした姿を見ていると、シリーズ開始当初の彼らの消沈具合がよくわかる。自分たちの個性を自分たちで踏み潰し、怒りと絶望の不協和音に這いつくばりながら、無理に無理を重ねていたのがよくわかる。押し殺していた素の彼ら彼女らがどれほど魅力的か、エイルンによって未来に対する希望を取り戻し、やる気を漲らせて解き放たれた姿を見れば、一目瞭然だろう。
男女問わず、みんな良いキャラになってきた。手痛い敗戦で傷つき燻っていた歴戦の勇士たちが、二度と戦場に戻れぬ体になっていたとしても、自分たちの出来る範囲で全力を尽くそうという意欲を取り戻し、新たな戦場へとそれぞれ胸を張って立ち上がっていく。エイルン一人に任せるのではなく、氷室義塾が文字通り再生し、それ以上に育っていく姿が、見ていてワクワクさせてくれるんですよね。
対外勢力による薄汚い謀略によって、どす黒い悪意によって絡め取られ、陥れられようとする氷室義塾だけれど、それを撥ね付けられる充実した力と、意思がエイルンの決死の行動によって花開いていく。過去の栄光を担ったモノたちが再び舞い戻り、新たな戦力がその力を開花させていく。その中心には、頼もしくも傷だらけな英雄の姿が。彼の背に導かれ、しかし寄りかからず、その背を守ろうと立ち上がる生徒たち。そりゃあね、盛り上がる。テンションあがるよ。

しかし、エルフィーナは絶対等身大モードかSDモードあると思ってたけれど、案の定だったわけですが、ご令嬢想像以上にかわいいな!! これでマスコットも担うとかパーフェクトじゃないか。
まだまだいろんな思惑が裏で交錯してそうだけれど、結束し結実しつつある氷室義塾には、分裂せずに一致団結して戦ってほしいなあ。もう悲惨な亀裂入りまくりの人間関係は最初で既にピークだったわけだし。

にしても、エイルンが元のアニメで主人公役ではなかったというのは信じがたいなあ。どこからどう見てもキャラ的に主人公でしかありえないんだけれど。こんな脇役居たら、普通メインが食われるw

ばけてろ 影の大統領はとてつもなく偉いのだ!3   

ばけてろ  影の大統領はとてつもなく偉いのだ! (角川スニーカー文庫)


【ばけてろ 影の大統領はとてつもなく偉いのだ!】 十文字青/みことあけみ 角川スニーカー文庫

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サブタイトルの影の大統領の人、あれだけギャーギャーとうるさくて幼児性が傍迷惑でどうしようもないキャラクターにも関わらず、恐ろしいほど存在感がなかったなあ。本気でどうでもいいと、どれだけ声が大きくても印象に残りにくいのか。この【ばけてろ】という作品が、景敦とメルカ、千夜子の三人による三人のための三人の物語なんだからだろうか。結局、二巻にはミポルは出てこなかったわけだし。
第一巻のある意味最大の特徴だった、景敦のムッツリスケベっぷりは今回はわりと控えめだった。初登場時はあれだけ煩悩に身を任せていたのに、結構自重していた。一話でメルカたちが裸に剥かれてしまったときなど、前の彼なら一生懸命チラ見しそうなものだったのに。まあ、今回も覗きをやってしまったりと色々やっているのはやっているのだけれど、妄念がいささか押さえ気味だったんですよね。それが、メルカと千夜子の二人の女の子が、AVやエロ雑誌のモデルとある意味変わらない他人でしかなかった頃と違って、身近な親しい人間となってしまった事で、そういう対象として見ることに一方ならぬ罪悪感、申し訳なさ、バツの悪さといったものを感じるようになってしまったと言う事なのでしょう。それでも、なかなか若い情念を抑えきることが出きずに、ついつい出来心を迸らせてしまうのだけれど。
この初々しさは、人付き合いを今までまるでしてこなかった未熟さ故なんだろうけれど、意外と純真で誠実なんだなあ、と微笑ましく思ってしまった。
そんな自重しだしたかれに対して神様が祝福を送ってくれたのかは分からないが、今回は妙に景敦に対してラッキースケベが多かったような。メルカと千夜子、なにかと見られてはいけないところを見られてしまっているわけで。ご愁傷さまというべきか、お粗末様でしたと言えと言うべきか(?)
この三人の日常を追って行くと、意外なことに対人スキルが一番まともなのは一番鈍い千夜子だったりするんですよね。普通に友達もいるみたいだし、社交性もある。一番頭にお花畑が咲いているのも彼女だったりするわけですが。これは彼女個人の資質ではなく、彼女の家族全体がそんな感じみたいなので、千夜子の責任じゃないのですけどね。
一方で、メルカの方は逆に景敦並に対人スキルに欠けているっぽい。高飛車な性格とは裏腹に、かなり他人に対して臆病なんですよね。幼い頃のトラウマが未だに残っているからなのでしょうけど、千夜子以外の同級生に対しては積極的に距離を置いているみたいですし。その分、唯一の友人である千夜子に依存してるんですよね。何事にもトロくさい彼女を助けている庇護者という立場に、しがみついている。
ただメルカが偉いと言うか健気なのは、千夜子を決して自分の所有物のようには見ていない所なんですよね。彼女を独占しようとはせず、千夜子が他の友達と交遊する事を邪魔しようとはしないし、自分と付き合うことについて彼女の意思を強く尊重しているように見える。たぶん、この娘は千夜子が他の友達を優先して過ごすようになっても、何も言わず黙って距離を置いてしまうんじゃないかな。その点に関してはいささか危惧する処でありますけど。
それでいて、千夜子に何かあったら血相を変えて飛んでくるし、彼女を守り助けることに労を厭わない。確かに、その原点となる部分は多少歪んでいるのかも知れないですが、メルカと千夜子の関係というのは素晴らしい親友同士なんじゃないでしょうか。
正直、あの千夜子の桜の友人との一件ではメルカを見直したもんなあ。千夜子しかまともに友達のいないメルカが、ああも積極的に千夜子の友人探しに協力するとは。あれ、一つ間違えれば、自分から千夜子が離れて行くかも知れない可能性を、聡いメルカが気付いていないはずなかっただろうし。それでも千夜子のため、とがんばれるメルカはイイ子ですよ。どっか、危ういけれど。
あの話では、恐ろしく腰が重かった景敦も、自分から積極的に千夜子のために動いているんですよね。二人と付き合うことで、この少年も今までにない変化を迎えているということなのか。

しかし、なんだかんだとメルカたち、景敦の家にほとんど日参してたのか。なんか、遊びにいく、のノリが小学生レベルな気もするんだけれど、このむしろ何もセずにだらだらと家で過ごす時間があるからこそ、この三人の関係、やたらと距離感が近くなってしまってる気がするなあ。
メルカも景敦も他人との距離感の取り方がまるで上手くできないタイプだし、千夜子は何も考えてないタイプだし、そんな三人が不用意に近いところに固まってしまったために、随分と三人の関係って変なことになってるんですよね。お互いみんな気になっているのに、それをどう扱ってイイのか分から無いまま持て余しながら、ズルズルと距離感だけがどんどん近くなってしまっていってる。これは、ラブコメ展開になっていっても、どっちを選ぶか、とかそういう話にはならなさそうだなあ。

ばけてろ 成仏って、したほうがいいですよね?3   

ばけてろ  成仏って、したほうがいいですよね? (角川スニーカー文庫 182-51)

【ばけてろ 成仏って、したほうがいいですよね?】 十文字青/みことあけみ 角川スニーカー文庫

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こ、これはまた、主人公がかの【バカとテストと召喚獣】のムッツリーニを上回る逸材だな!!
なんというムッツリスケベエw
エロビの収集が密かな趣味、というのは序の口で(というか、コイツの年齢でそんなもん買い集めてたらダメだろうw)、そもそもムッツリスケベというのは露骨に、もしくはあけっぴろげに自分の性欲をアピールするものではなく、自分はまったくそんな女の子のエッチな事になんか興味がありませんよー、などと取り澄ました顔をしながら、その実内心は鼻息を荒くしてガツガツとエッチな事に喰いついている輩の事を云うのです。
而して、主人公の景敦はというと陰気でやる気なさげなぶっきらぼう、他人を寄せ付けまいとする硬質の狷介さを身にまとった少年なのですが、この野郎、女なんぞあっちいけ、と言わんばかりのそっけない態度をとりながら、霊感のない人間でも霊を見れるようになる方法と称して、ヒロインのおっぱいやおしりをつついたり、自室の秘蔵のDVDを発見されると、拾ったんだ、と言い訳したり、ヒラヒラと翻るスカートからチラチラと見え隠れする下着を、必死に身を低くして覗こうとしたり、ともう握手して肩を叩いてやりたくなるほど見事なムッツリスケベ野郎なのでした。仕方ないじゃない、ナイーブで繊細なお年頃の男の子なんだから(笑

そんな主人公の景敦は、中卒で高校にも行かず、社会とのつながりを絶ってどこか隠遁しているような生活を送っている霊媒師。ただし、霊感はなく肝心の幽霊とか怪異が見えない、というインチキ寸前の代物。でも、金銭には困っていなさそうで、ろくでもない商売をしているという風でもないんですよね。見えないなりに、怪異への対処法はちゃんとしていますし。ただがめつくない分、仕事へのやる気は皆無に等しい。何をするにも面倒くさそうだし。仕事が雑ってわけでもないんですけどね。メルカと千夜子の依頼には何だかんだと真面目に対応してましたし、千夜子が怪異に襲われた時は積極的に助けてくれましたし。人間関係を疎んでいるというよりも、そもそも対人関係に慣れてないのかな。話すとき目を合わそうとしないのも、最初は呪術関係の問題なのかと思ってたら、単に目を合わして話すのが苦手なだけみたいだし。その分、真っすぐ相手の目を見て話すときは真剣度が伝わってくるのですが。もしかしたら、千夜子もメルカもこの真っすぐ見られた時に、コロっと言ったのかも。別段、大して魅力がある振る舞いではないのですけど、ヒロイン二人ともわりと易そうだしw
何だかんだと、遊びに来るメルカたちを邪険にしながら、追い返したりしないわけですし、もしかしたら人恋しい想いをしていたのかも。
ただ、せっかく女の子が遊びに来てるのに、特に何をするでもなくダラダラとテレビ見てるだけ、という対人スキルの無さに思わず拍手(笑 いやもう、女の子が遊びに来てもどうしたらいいのかわからない、というのは分かるんですが、なんとかしろよw
メルカも千夜子も積極的に何かしようと提案もせず、この妙に居たたまれない時間をしばらくとはいえ大人しく甘受してるあたり、相当なんですけど。メルカがキレなければ、千夜子あたりはそのまま無言でテレビ見てたんじゃないのか?(苦笑

かなり惚けたゆるーい空気で転がっていくこんなラブコメって、作者が手がけるのは初めてなんじゃないのかなあ。というか、そもそもラブコメ自体初めてなんじゃないだろうか。この人がこれまで描いてきたラブって、どちらかというと渾身一途な純愛系統ばっかりだったし、そこにコメディの要素が入るのはなかったような。
その意味では新境地だし、結構会話の方に分量割いているのも意図して違う書き方をしている雰囲気。普段はもっと内面の独り言が多いというか、ページ埋め尽くしてるもんね。
自称宇宙人なるミポルなんてキャラまで登場して(これがまた、幼馴染という……)、相当アレなおばかラブコメっぽい要素が揃ってるんですけど、それでもやっぱり十文字青というのは消えてない、とでも言うんでしょうか。妙に生っぽい雰囲気というか空気な、人間関係の距離感といい、お気楽とは程遠そうな主人公のシガラミやら、頭をからっぽにして楽しむタイプのドタバタものでも、恋心の機微に手に汗握るばかりに傾注できるラブものでもなさそう。この不気味でふと視界の途切れた先に得体の知れない恐ろしいものが蠢いていそうな不安感は、正しくオカルトものとしての道を踏襲しているのかもしれない。
その、一つ間違えればまた陰惨になりそうな境界を、メルカや千夜子らの惚けた個性の強いキャラクターでグイグイと押し渡っているのが、この作品の面白いところなんでしょう。
ラブコメとしても、ニヤニヤできるところが多いし、まだ見ぬ十文字青の境地が見れそうで、続きが楽しみでした。
 

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