むらさきゆきや

浮遊学園のアリス&シャーリー 4 3   

浮遊学園のアリス&シャーリー4 (オーバーラップ文庫)

【浮遊学園のアリス&シャーリー 4】 むらさきゆきや/しらび オーバーラップ文庫

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規律委員会(ブレイカー)支援隊(サポーター)の氷梨は、管理塔(アドミニストレイター)のなかで治療を受けている――そう柾貴たちは聞かされていた。見舞いすら許されないことに違和感を覚えつつも、この浮遊学園都市《楽園(カナン)》の中枢機関による情報を信じるしかなかった。しかし、ある夜、氷梨から届いた連絡はSOS信号だった。放ってはおくわけにはいかない!
柾貴とアリスとシャーリーは、須旺たちと共に管理塔に向かう。不自然に扉を閉ざす管理塔の前で、方策を練る柾貴たち。そのとき、《楽園》全体に、まったく予想外の出来事が起きる。
《お助け猫(ヘルプキャット)》の最後の戦いがはじまる! 紅茶(アリス)とお菓子(シャーリー)の異能学園バトル、最終幕!!
だから、人の・話を・聞けぇ!!
前巻の白石先生みたいに、どんなに言葉を尽くしても自分の思い込みに沿った形でしか解釈してくれない人もたまったもんじゃないけれど、このカナン教育委員長みたいに相手の言い分や思想に理解を示し賞賛すらもしてくれていながら、実際は自分の信念・思想から外れたものについては一顧だにするつもりもなく、受け入れるつもりも一切ないという人は、なまじ話が通じるように見える分質が悪い。
自分の狭量さや考えの狭さを、聞き分けの良い振りをして器が大きいように見せかけているだけなんですよね。周りへのアピールというよりも、自分はそういう器が大きく、それでいて正しい道を貫ける人間なのだ、と思い込みたいから、という性質にも見えますが。その実、全く聞く耳持たず、言葉を尽くしてもウンウンと頷いてみせるだけで、その意見に反駁するにしても論破するでもなく自分の考えと合致しないからダメだ、と否定するばかり。何が違うのか、何がいけないのか、自分の考えと擦り合わせる余地があるのか、など一切言及せず、頭から否定するばかり。果たして、本当に相手の言葉の内容を理解しようとしているのか、何が食い違っているのか考えてすらいないのじゃないか。そう思えてしまうほど、暖簾に腕押しの対応なんですよね。
これは、端から話を聞かなかった白石先生よりも気持ち悪い、嫌悪感を感じます。
まず結論ありきで、その結論に合わない意見や考え、情報や分析結果、事実も現実も最初から受け入れるつもりが全くない、という人種って居るんですよね。自分が信じている結論と違う、だからそれは間違いだ! と。
果たして、そういう人の考えをどうやって変えたらいいのか。結局、この瀬戸路教育委員長も最初から最後まで人の話を聞かないまま自分の結論を自信満々に抱え込んだまま終わってしまいましたし。無念な話です。
その意味では、同じく話を聞かないし受け入れない、という孤高のトランプの女王様だったアリスを餌付けという成分が多いとはいえ、受け入れる余地をこじ開けた柾貴とシャーリーは大したものなんでしょうね。
結局、アリスがああいう尊大な人間になった背景というのは詳しく語られないままで、単にそういう人だったから、という事なのかもしれませんけれど、個人的にはアリスの事情と心を解きほぐしていった上で心を許してくれる展開を想像していただけに、殆ど餌付けと親身なコミュニケーションだけで落としてしまったのは若干拍子抜けではあったんですけれど。アリス、わりとチョロイよ?
まあそれだけシャーリーのあっけらかんとした押しの強さと、柾貴の柔軟なアプローチが強力であったとも言えるのですけれど。
シャーリーの最強な明るさはホント、清涼剤でした。彼女が居るからこそ、柾貴とアリスとシャーリーの三人が一緒に居るのが一番自然に思えましたしね。三人一緒が何より一番というハッピーエンド、笑顔の大団円でございました。イラストのしらびさんも、カラフルで可愛い絵柄、素晴らしかったです。

1巻 2巻 3巻感想

浮遊学園のアリス&シャーリー 3 3   

浮遊学園のアリス&シャーリー3 (オーバーラップ文庫)

【浮遊学園のアリス&シャーリー 3】 むらさきゆきや/しらび オーバーラップ文庫

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浮遊学園都市《楽園(カナン)》には、特有幻想(ディアレクト)という異能に覚醒した幻想具現者たちが集められて暮らしている。
幻想具現者から自我ごと《幻想結晶(アゾート)》を奪おうとしたベルモンドとの戦いから一週間。
傷も癒えた柾貴は、相変わらずアリスとシャーリーの住むマンションに通い、手料理を振る舞っていた。
ところが、前の戦いの最中に現れた《最強計画(プロジェクト・ワン)》と呼ばれる謎の少年――トゥエルブが再び現れる。
規律委員会(ブレイカー)会長の須旺とも浅からぬ因縁があるようだ。激突必至!! 料理で勝負!?
その頃、入院しているはずの氷梨は《楽園》の中枢機関、管理塔(アドミニストレイター)のなかで目覚めていた。
紅茶とお菓子の異能学園バトルシリーズ、第3幕はレベル7の料理対決!?

須旺先輩、もはや料理人としてしか活動していないんだが、同じく規制委員になってるはずの柾貴もひたすら料理しかしておらず、アリスとシャーリーもひたすら食べているばかりだったので、これなんて料理小説?
トゥエルブの登場によって、また切った張ったがはじまるのかと思ったら、何故かトゥエルブとのガチンコ対決ではなくトゥエルブに誰が一番美味しいと言わせる料理を作れるか、という文字通りの料理対決になってるし。
いや、いいんですけどね。人造人間として造られた存在……なのかもしれない、人間味のない人形みたいな無味乾燥な少年に、生きているという実感を与える方法が殴り合いなんて野蛮なものじゃなくて、美味しいものを食べさせてあげて、舌から胃から感動させ満足させてあげることであった、というのはとても素晴らしい事じゃないですか。
須旺先輩の仕切りと頼もしさはたまらんですね。こういう目標となりうる尊敬する兄貴分がドンと居座ってくれていて、なおかつ主人公を対等の相手、ライバルであり相棒として扱ってくれる、というのは当事者である柾貴からすると感動モノなんだろうなあ。柾貴って、シャーリーとの幼い頃からの関係から、自立して周りに頼らないようにすることを自分に課し続けてきた男の子でもあるので、こうやって頼りにできるヒト、それでいて自分を一端の男として、料理人として認めてくれる人なんて居なかっただろうし。アリスとシャーリーという自分を頼り信頼してくれる女の子たちが居て、その上で須旺みたいな先輩が居てくれるというのは、これこそリア充ってなもんでしょう。まあ、柾貴はそれに相応しいイイ男なんですけどね。
だから、須旺先輩がモテるというのはもう必然と言っていいくらい当然な話なんですけれど……その分、えらい面倒くさい女も引っかかるわけで。話を聞く限りではキッチリとフッてるしあしらい方も間違ってないはずなんだけれど、何しろ相手がちゃんと話を聞かないし、独り合点するし、現実は無視するし、というどないしようもない人なので、これはもうどうしようもない。
こういう人がストーカーになるんだろうなあ。ただ、そのストーカーがなまじ天才だったりすると、えらいことになるわけで……その結果としてトゥエルブが生まれてしまったのだとしたら、その生誕からとばっちり。生き方すらもまともな人間として扱われず、それがどんな酷いことかも気がついていない、という境遇は悲惨の一言。だからこそ、その途中に須旺と柾貴の料理に出会えた事は幸運だったんだろうなあ。
無理やり針鼠の皮を被らされていたトゥエルブ、その皮を脱げば現れたのは純真と言っていいくらい素直で真っ直ぐな心根を持った男の子。
こういう子が不幸にならず、みんなが笑顔で美味しい料理を食べられるエンディングは、それで十分満足です。こういうのは、シャーリーのあっけらかんとしたご飯をたくさん食べて笑顔になって元気溌剌、という在りようを見て幸せになるのと、大枠で同じことなんですよね。それで十分、それでお腹も胸も一杯です。
と、そこで終わらず、行方不明扱いだった氷梨ちゃんが、鍵となって最終局面へ一気に流れていくわけですが……いきなり次が最終回。2巻連続敢行であります。
……しかし、理一さんはあくまで男なのか……男なのか。

1巻 2巻感想

覇剣の皇姫アルティーナ 3 3   

覇剣の皇姫アルティーナIII (ファミ通文庫)

【覇剣の皇姫アルティーナ 3】 むらさきゆきや/himesuz ファミ通文庫

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あたしは帝都へ行くわ。たとえ、そこに暗闇が待っていようとも。

難攻不落の敵要塞を見事に制圧したアルティーナ。そこへ一通の書状が届く。
それは第二皇子ラトレイユから建国記念祭に出るようにとの要請だった。
宮廷には軍権を握るラトレイユだけでなく、その参謀ジェルマン、第一皇子オーギュスト、地方貴族を束ねる公爵家の女傑など、幾つもの勢力が策謀を巡らせていた。
アルティーナの大望を阻む政敵たちに軍師レジスは後手を踏んでしまうが……!?
覇剣の皇姫と読書狂の青年が織り成す覇道戦記ファンタジー第三弾!
あ、ダメだこの娘。絶対に王様にしちゃいけないタイプだ。理想というだけの明確なビジョンもなく、善意だけで邁進しようとしている。結果を気にせず過程に拘り近視眼的に目の前のことにかまけて全体を台無しにするタイプだ。堪え性もないし、遠回りとか今は我慢して、とか出来なさそうだし。
神輿に徹することができればいいんだろうけれど、バカで直情的だからなあ。
じゃあオーギュストならいいのか、というとこの人はこの人であんまり視野が広くなさそう。国益というものについて損益を考慮するのは当然のことなんだけれど、この人の場合その損益の判断基準の見方が恐ろしく狭い感じなんですよね。自分の理解の及ぶ範疇でしか物事を捉えていないようで、為政者としてはどうにも片手落ち。ワンマン経営者にありがちな在り方なんですよね。自分の周囲にもイエスマンしか置いていないようですし。

というわけで、宮廷に赴いての、アルティーナの兄たちのお披露目と彼らとの宮廷暗闘劇が今回の目玉。ぶっちゃけ、アルティーナが戦力外どころか足を引っ張るのはわかりきっていたことなので、宮廷とは縁のなかった平民のレジスがどれだけ巧く立ち回れるかが見極めどころだったんだけれど……流石は軍師というべきか、戦術戦略のみならず、人の間を立ちまわる謀略戦も駆け引き込みで行えるのは良い傾向でした。この手の謀略戦は、先を読めれば読めるほど有利になるわけで、その点においては様々なパターンを読書によって脳内に収納しているレジスからすると、もしかすると戦場よりもまだ手の打ちやすい展開だったのかもしれない。相変わらず、前例がないパターンでは硬直してしまう危なっかしさがありますが。
でも、やはりレジスには政治は無理だよなあ。あれですよ、政争と政務はまた違う。選挙に強くても政治活動はからっきし、みたいな感じで、実際アルティーナの治世となった時にレジスが宰相として振る舞えるか、というと疑問を抱かざるをえない。政治経済の実務ほど、教科書が役に立たないものはありませんし。何が正しいかやってみなくちゃわからないし、実際に結果が出てもそれが正しかったのか分からない場合すらあるわけで。とてもじゃないですけど、レジスにアルティーナへ適切な献策が出来るとは思えん。
やはり、ここはちゃんと政治が出来る人材が欲しいですよね。アルティーナには絶対無理、ということがわかったので尚更に宰相、外務大臣候補が欲しい。今回、流れで囲うことになった人たちが、それを担ってくれたら助かるんだけれど……そこまで求めるのは立場的にも能力的にも難しいかなあ。むしろ、あの地方貴族の束ね役の人の方が有望かしら。あれは、キチンと信義を保ちつつ汚れても構わない覚悟も持ってそうだし、いい意味でも悪い意味でも強かに立ち回れそうだし。

浮遊学園のアリス&シャーリー 2 3   

浮遊学園のアリス&シャーリー2 (オーバーラップ文庫)

【浮遊学園のアリス&シャーリー 2】 むらさきゆきや/しらび オーバーラップ文庫

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“お助け猫"(ヘルプキャット)絶体絶命! ?
ふたりの異能バトルは今日もレベルMAX! !

夏の盛りを迎えた浮遊学園都市《楽園(カナン)》。
柾貴(まさき)とアリスとシャーリーの三人は、規律委員会(ブレイカー)の本部に呼び出される。そこでシャーリーは、委員長の須旺(すおう)から規則違反による幻想具現化(グローバライズ)禁止を言い渡されてしまう。その須旺は、菓子作りの世界で高く評価されており、柾貴の憧れの人物でもあった。
その頃、支援隊の氷梨は、とある噂を耳にする特有幻想(ディアレクト)を強くするケーキがあるという。真相を確かめるべく規律委員会は動き出す…!
紅茶(アリス)とお菓子(シャーリー)の異能学園バトル、レベルMAXで第2幕スタート! !
なんでこの作品、男の料理上手率がこんなに高いんだよ!!(笑
この巻に限りだけれど、登場した男性キャラ三人とも料理スキルの持ち主だし。それに比べて、女性陣は食うばっかりで、これは将来女の子たち太るんじゃないか、と要らん心配をしてしまう。まあ、アリスはとても太りそうな体質じゃなさそうだし、シャーリーはカロリー消費大きそうだしなあ。でも、そんな太りません属性をもねじ伏せそうなほど、柾貴と須旺委員長のお菓子作成スキルと、それ以上にお菓子にかける情熱が高すぎる。まだ、それぞれ個人個人ならそこまで熱もあがってなかったかもしれないのだけれど、同世代の同性のお菓子作りにこだわり、情熱を傾ける者同士が顔を合わせてしまったので、二人共余計に気合と熱が入っちゃった、いわゆるスイッチが入った状態になっちゃったっぽいんですよね。お陰でこれ、アリスとシャーリーが柾貴が作った分を消費する分が回ってしまうんじゃないかと。毎日美味しいお菓子を山ほど食べてたら、さすがにシャーリーくらいでもふくよかになってきそうで、恐ろしい(笑
しかし、規律委員会としての活動がコンビ限定、ということが何気に三人の活動に制限を加えてしまうことになるようです。コンビからハズレて支援隊に回った子は、幻想具現化の自由な使用を禁じられてしまうわけで、とにかく破壊してしっちゃかめっちゃかにしてしまうことに特化しているアリスとシャーリーの場合、それだと手足を封じられたのと同じこと、のはずなんですが。シャーリーという子は、能力が使えるとか使えないとかは全く関係がない子のようで。氷梨の探索を手伝うことに、一切の躊躇とか考慮とかそもそも考える、という素振りすらなかったことに感心するやら呆気に取られるやら。いや、ここまで難しく考えない、感じたままに動く、ということに
徹する姿はもう惚れ惚れするしかないですね。皮肉じゃなく。シャーリーにとって、能力のあるなし、というのは意味ないのでしょう。それこそ、彼女の行動はたとえ無能力に近い立場だったにしても、まるで変わらないままだったに違いありません。能力が発現し、学園都市に来る前からシャーリーという少女は輝く太陽のように皆の信望を集める存在だったといいます。それこそ、ただ側に居続けるために柾貴が多大な努力を必要としたくらいには。ある意味、その頃と何も変わってない、というのを彼女は体現しているわけで、眩しいなあ、こりゃ。柾貴が全身全霊をかけてついていこうとしたのもよくわかる。そして、あの気難しいアリスがこれほど信頼しているのも。
ほんと、コンビ限定なのが持ったいない三人です。勿体ぶっている、とも言えるのかもしれませんけれど、このアリス、シャーリー、柾貴の三人は三人揃った時こそ一番相乗で力を発揮できるだろう。今コンビ限定でも十分活躍していますけれど、全然ポテンシャルの底を感じませんもの。
さて、今回の敵は矮小と言っていいほど小物でしたが、どうやら裏で動いている黒幕も居る模様。須旺委員長もなかなかエッジのきいたキャラクターで、味方でいる間は実に頼もしそうですがどうも事情を色々と抱えていそうでもあり、そして意外な方向から重要人物として食い込んできた氷梨ちゃん。彼女の動向、というか行く先が目下最大の懸案となり、状況はうごめいたまま次回へ続く、と揃うものも揃いだして、盛り上がってきましたよっと。

1巻感想

浮遊学園のアリス&シャーリー 1 3   

浮遊学園のアリス&シャーリー 1 (オーバーラップ文庫)

【浮遊学園のアリス&シャーリー 1】 むらさきゆきや/しらび オーバーラップ文庫

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転校生を待っていたのは、学園最強ペア『お助け猫』アリス&シャーリー!

街が空中に浮かべられるくらいの近未来。特有幻想という異能力に覚醒してしまった者たちは、一般社会から隔絶された空中学園都市《楽園》に集められていた。
柾貴は菓子作りが趣味の平和な高校生だったのに、最高レベルの幻想具現者と判定され転校してくる。
再会した幼馴染みのシャーリーと、物静かで不思議な少女アリス。
ふたりは、幻想悪用の校則違反者を取り締まる《規律委員》の最強ペアだったが……ささいな口論からチームを解消してしまう。
しかも、柾貴は最高レベルだという理由でアリスから、新しいパートナーに選ばれてしまい……!?
最強! 最凶?紅茶とお菓子の異能学園バトルレベルMAXで開幕!!
異能学園モノって、それこそ山ほどあるんだけれど、書く人によってそれぞれ校風というか雰囲気が違うのは面白いなあ。
斯くして、本作はというとモチーフが不思議の国のアリスなせいか、空中都市というファンタジーな舞台なせいか、フワフワとしたワンダーランドらしいポップでメルヘンな香りが漂っている。そのせいか、わりと人間の悪意や悪徳がはびこっているにも関わらず、それに負けない明るさが作品全体を照らしだしている。その輝きの中心こそ、ヒロインの片割れであるシャーリーなのだろう。明るく前向きで、アッケラカンとした後ろ暗いところのない太陽みたいな娘である。一方のアリスはというと、これがもう捻くれ者でがんこで意固地で斜に構えた後ろ向きの寂しがり屋、という孤高を拗らせているような娘なのだけれど、まあ案の定シャーリーの餌食になったらしく、主人公の征貴が転校してきた時には既に迷コンビとして名を馳せていたのだけれど、案の定喧嘩もしょっちゅうらしく、シャーリーと喧嘩して拗ねていたアリスがタイミングよろしく征貴を咥え込んでしまったわけだけれど……何気にこの征貴がまた出来た男なのである。シャーリーという特別な女の子の幼なじみをやっていたのも伊達ではないようで、この手のややこしい面倒くさい対処の難しいタイプの少女のあしらい方、コントロール方法は弁えている、という以上に努力も重ねたんだろうなあ。シャーリーみたいな娘の側に居続けるというのは、なし崩しというか流されるだけでは案外むずかしいもので、相応の努力と知恵と処世術が必要だったりする。彼はその為の労力を惜しまなかったようで、賢明さと同時に柔らかな態度の裏に一本の芯が通っていることがうかがい知れる意志の強さが伺える。出来物、というやつだ。
つまるところ、本作は色々と面倒くさい性格の割に、わりとチョロかったりするアリスというヒロインを、シャーリーと征貴が二人がかりで攻略する、というか愛で倒すお話だと理解した。基本的に、シャーリー・征貴ラインは呼吸がピッタリあっていて、とにかく突っ走るシャーリーを征貴が巧妙にサポートする体制が自然に固まってるんですよね。だもんで、このラインはいじる必要が殆どないものだから、シャーリーも征貴も二人がかり、或いは二方向から確固にアリスに構う構図になっている。面白いトリオ関係なんですよね。
いずれにしろ、戦闘面でも性格面でもアリスとシャーリーが前衛で、主人公の征貴がサポートという陣形もそうそうに固まっていて、何気にわかりやすくもある。征貴が自分の脳力は戦闘向きじゃない、というのは謙遜でもなんでもなく、まったくその通りなのだけれど、むちゃくちゃなアリスとシャーリーの能力とコンボすると、これがまた制限を取っ払えるという意味で非常に有用なので、まさにピッタリハマる三人組なんだよなあ。もうこれ、征貴が執事でいいんじゃね?

覇剣の皇姫アルティーナ 23   

覇剣の皇姫アルティーナII (ファミ通文庫)

【覇剣の皇姫アルティーナ 2】 むらさきゆきや/himesuz ファミ通文庫

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対するは難航不落の要塞! 落とせなければ……皇姫は逆賊!?

黒騎士ジェロームとの決闘を経て、兵達の信頼を得た皇姫アルティーナ。
しかし、安息も束の間、蛮族が侵攻してくる。
皇姫軍は軍師レジスの采配で勝利するも、その情報を掴んだ兄皇子より、
ヴァーデン大公国有する難攻不落の要塞を攻略せよ、との命令が下る。
皇姫軍の弱体化を狙った無理難題だが、従わねば反逆者にされてしまう。
そこでレジスは言う、無数の砲台への対抗策があると。
覇剣の皇姫と、読書狂の青年が織り成す覇道戦記ファンタジー第二弾!
ジェロームさんが完全にツンデレさんです。ってか、この人、自分を打ち倒したアルティーナには今のところあんまりビビッと来ていないっぽいんだよなあ。むしろ、レジスの方に興味津々というか。蛮族の王様、じゃなくてリーダーか。彼も、姫様よりレジスの方に夢中ですし、もしかしてアルティーナ、あんまりカリスマないんじゃね? 一般兵には大人気だから、今のところ構わないんでしょうけれど。ところで、あの蛮族のリーダー、ちゃんと男ですよね? イラスト見る限り、ごっつい男だったから実は女、なんて詐術はないだろうけれど、でもだとするとガチでホモセクシャルなのか。じょ、情熱的ですね!!
まあちゃんと女性にもモテているので、男ウケだけ良いわけではなさそうなのでその点は安心安心。クラリス嬢は、主人公にだけデレていて、他の人には取り付く島もないという態度も露骨なのだけれど、それだけ人見知りというか、他人に心を許さない女性が、レジスにだけ打ち解けているというのは、あざといけれどやっぱり来るものがありますよね。最近のメイドさんには珍しく、戦闘力も高いパーフェクトソルジャー、というわけでもなく、男性に迫られると逆らうことの出来ない本物のか弱い女性、というのも得点高いし。
前回の感想では、レジスにまったく政争や大戦略を描けるいわゆる腹黒なセンスが見受けられなかったので、せめて宮廷生活を経験しているアルティーナが、そのあたりの政治的な駆け引きを担当するのかな、と頭の片隅で考えていたんですが……こりゃ無理だ。このお姫様は腹芸なんか全然出来ない、思ったことを思った通りにやってしまう脊髄反射型だ。こういう子に軍略としてはともかく、政治や外交的な駆け引きをやれ、と言っても絶対無理。考えるより先に行動してしまう以上、損得を考慮し十手二十手先を読んで狡猾に立ち回る事も出来ないでしょう。不思議と人を惹きつけ、多くを巻き込んで引っ張っていくカリスマがあるので、本来ならその辺は周りで支える人間が担当すればイイのでしょうけれど、肝心のレジスがからっきしだからなあ。
今のところですけれど、基本的にこの子、起こったことに対する対処ばかりで率先して主導権を握るような行動には打って出てないんですよね。現状、任官してひっきりなしに激動する状況に追いまくられていたので、仕方ないといえば仕方ないのですけれど、この段階でヴォルクス要塞をゲットした後のグランドデザインをどれだけ描いているかが、彼の軍師としての真価が問われるところだろうなあ。少なくとも、第二皇子がどんな策を仕掛けてきても対応できるような体制を整える、じゃなく、彼の考えを読んで及第。出来れば、コチラの思惑通りに動くように、或いは動くしかないように第二皇子の思考行動を制限、誘導出来れば軍師として最良なんだろうが。

ちなみに、肝心の要塞攻略戦なんですが。読んでて思ったんですけれど、これって本当に実行できるんだろうか? 絵に描いたような、というか本に書いてあるような教科書通りの作戦で、その通りできるならばなかなか堅実で間違いのない作戦なんだと思います、これ。
でも、本当に実行段階に持ってけるのか、これ? ゲームなら物資の調達や運搬、兵器の運用はボタン一つで片付くけれど、現実としては極めて難度が高い気がするんだが。見事に兵站という概念が抜けている。これこそ机上の空論ってやつなんじゃないかしら。
その辺は、あんまり突き詰めない方がいいのかなあ。
作戦そのものは、突拍子のないものではなく、非常に現実的なものなのですが、荒唐無稽さを廃したよりリアルな展開を描くと、そこに付随するあらゆるものにも現実が厳然と付き纏ってきてしまうものなのだ、という点は覚えておくと面白いかもしれません。

1巻感想

覇剣の皇姫アルティーナ3   

覇剣の皇姫アルティーナ (ファミ通文庫)

【覇剣の皇姫アルティーナ】 むらさきゆきや/himesuz ファミ通文庫

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あたしは皇帝になる。あなたの叡智が必要なの。

剣も弓も苦手で、本ばかり読んでいる落ちこぼれ軍人のレジス。左遷された辺境で、彼は運命を変える少女と出会う。赤い髪、紅い瞳を持ち、覇者の大剣を携えた皇姫アルティーナ。落胤が故に、14歳にもかかわらず、辺境軍の司令に任じられていたが、彼女は己の境遇を嘆くことなく、とある大望を抱いていた。「あなたを信じるわ」少女から軍師として求められたレジスは共に困難へと立ち向かっていく。覇剣の皇姫と、読書狂の青年が織り成す覇道戦記ファンタジー!!
すみません、この作品については完全にアンテナの外でした。知略戦主体の軍師が主人公の戦記モノなんて、好みも好みのドストライクにも関わらず、存在を知ったのが舞阪さんの【ガブリエラ戦記】のあとがきで、だなんて。あとがきで他作品の宣伝なんて初めて見ましたけれど、ここで書かれてなかったら当分気づかなかったでしょうし、感謝感謝。
最近、徐々にこの手の戦記モノが増えてきているというのは嬉しいなあ。
というわけで、辺境に左遷されてしまい、そのまま隠遁して読書三昧の生活を送ってやろう、と企んでいたレジスの前に現れたのは、彼の評判を聞きつけた同じく厄介者として辺境の守備隊司令官として中央から遠ざけられていた皇姫アルティーナ。
面白いのが、この段階でアルティーナが殆ど無名、少なくとも軍の指揮官や王族としては何の実績も名声もなく、お飾りのお姫様として遇されているところでしょうか。後ろ盾となる大貴族や軍、派閥というものもなく、彼女が名目上の司令官を拝命している辺境部隊も、コチラも不遇をかこっているかつての戦役の英雄が実権を握っていて、アルティーナの言うことなんか何も聞いてくれない。ここまで徒手空拳の段階から立身を強いられるお姫様というのも珍しい。逆に言うと、ここまで何も持っていないにも関わらず、王宮に閉じ込めておかずに辺境なんかに飛ばしてしまった、宮廷の実権を握っている皇太子はこの段階で下手を打ってしまっていた、という事なんでしょうなあ。アルティーナの心底をどれほど見抜いていたのか、辺境の国境守備隊司令官として燻って不満を溜め込んでいる将軍ジェロームの元に、神輿となりかねない皇姫なんて存在を送り込む危険性についてどれほど考慮していたのか。暴発させて諸共処分する目算でも合ったのか、さすがに二人の野心まで把握していなかったのか。今のところ、怜悧で才気煥発といった風情の皇太子が、実際にどれほどのやり手かどうかはまだ直接的に描写はされていないので、そこは暫し待ってみないとわからないが。
ともあれ、まずアルティーナは徒手空拳の段階から自分の命令を聞いてくれる軍勢を手に入れないといけない、というところから始めなければならなかったわけで、さらにその為には全く働く気のないレジスと、飼われる気など毛頭ない野獣のような将軍ジェロームを手懐けないといけない、という相当に高いハードルが最初から用意されていたわけです。つまるところ、忠実な家臣団の形成ですな。……これ、主人公、レジスじゃなくてアルティーナの方なんじゃないの?(笑
しかも、なかなか厳しいことにこのジェローム将軍、相当に野心は高いみたいなんですよね。この手の戦記モノだと初期段階でくっついてくる側近武官は忠誠心マックスなんですが、このジェロームさんはアルティーナがある程度ラインを割ってしまうような下手を打てば、即座に見捨てるか実権を奪い取る気満々なところが伺えるあたり、スリル満点です。と、同意に軍師であるはずのレジス。彼の働きを見ていると、内政官、事務官、そして軍略家としては非常に高い力量を見せているのですが、彼当人が持つ不安としては自分は読んだ本にあった事をそのまま引用しているだけで、応用力、想像力に欠けるんじゃないか、という点を気にしているようです。今のところは、まだそこで味噌がついたことはないので実際どうなのかはまだまだわからないですし、見ている感じでは柔軟に知識を現実に応用していく能力については非常に長けているように見えるので当人が抱いているほど不安は感じませんねえ。ただ、それよりもハッキリとしている彼の欠点、というか持ち合わせていない分野の能力として、どうも政治的センスにいささか欠けている節があるんですよね。それも、政治的なパワーバランスについて、まったく無頓着なきらいがある。先に仕えていた恩人である人に献策する際に、貴族間の面目や力関係を全く考慮していなかったり、その後も政治的な駆け引きや配慮についていまいち見識を持っていないような素振りを幾度か見せてるんですよね。つまるところ、レジスって参謀職どまりで宰相としてはいささか能力に欠けている節がある。尤も、人心掌握についてはちゃんと見識を持っているようですし、その方面について勉強や知見を増やしていけば、適性がないというわけではないと思うのですけれど、今のところは非常に心もとない。この手の政治力学に対するセンスや知見に欠けていると、やることが頭のいいバカの所業になりかねない。増長や傲慢さとは縁のない謙虚な青年ですけれど、それでも自分の知識や常識の中だけで結論を出してしまう、というケースはあり得ますからね。
ジェロームも、政治的な駆け引きに長けていれば、英雄にも関わらずこんな辺境に追いやられてくすぶっているはずもないので、そっち方面については全然ダメだろうし。そうなると、意外にも政略戦についてはアルティーナ本人に求められる事になりそうなんですよね。ジェロームの部隊を掌握してのち、どうやって皇帝の座を奪取するかのグランドデザインも、レジスはしばらく頼りになりそうにないから、アルティーナ本人がある程度方向性や段取りを自分で考えなきゃいけなさそうですし(レジスはこの段取りや方向性が決まった後、実際にそれを成立させるための戦略・作戦立案、実務処理については辣腕を振るいそうなんですが)……いやこれ、人材がまだまだ足りてないですよ? 少なくとも、レジスは軍師を標榜するにはまだだいぶ成長が必要っぽいなあ。ただ、それは同時にアルティーナ姫と一緒にメキメキと成長していく余地があるということでもあるので、その意味では非常に楽しみ。

 

5月26日

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坂野杏梨/逢沢大介
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騎羽こうじ/瀬尾優梨
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伊勢海老ボイル/慶野由志
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ワタナベ タカシ
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絢瀬あとり/九頭七尾
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5月25日

白梅ナズナ/まきぶろ
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左藤圭右/割内タリサ
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しゅにち/友橋かめつ
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しろいはくと/大崎アイル
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中曽根ハイジ/丘野優
(ガルドコミックス)
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天羽銀/迷井豆腐
(ガルドコミックス)
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蝸牛くも/青木翔吾
(ガンガンコミックスUP!)
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蝸牛くも/黒瀬浩介
(ビッグガンガンコミックス)
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蝸牛くも/マツセダイチ
(ビッグガンガンコミックス)
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蝸牛くも/関根光太郎
(ビッグガンガンコミックス)
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塩野干支郎次/海法紀光
(ビッグガンガンコミックス)
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塩野干支郎次/海法紀光
(ビッグガンガンコミックス)
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タナカトモ/諸星サロ
(ビッグガンガンコミックス)
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ルーカスフィルム/大沢祐輔
(ビッグガンガンコミックス)
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星河だんぱ
(ヤングガンガンコミックス)
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六本順
(ヤングガンガンコミックス)
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蝸牛くも/栄田健人
(ヤングガンガンコミックス)
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涼樹悠樹
(オーバーラップ文庫)
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大崎アイル
(オーバーラップ文庫)
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大崎アイル
(オーバーラップ文庫)
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三嶋与夢
(オーバーラップ文庫)
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馬路まんじ
(オーバーラップ文庫)
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岸本和葉
(オーバーラップ文庫)
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しば犬部隊
(オーバーラップ文庫)
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鴨山兄助
(オーバーラップ文庫)
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KAZU
(オーバーラップ文庫)
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友橋かめつ
(オーバーラップ文庫)
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星野星野
(オーバーラップ文庫)
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御堂ユラギ
(オーバーラップ文庫)
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丘野 優
(オーバーラップノベルス)
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岡沢六十四
(オーバーラップノベルス)
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ラストシンデレラ
(オーバーラップノベルス)
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五月 什一/原作・監修:なきそ
(MF文庫J)
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岩波零
(MF文庫J)
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十文字青/原作・プロデュース:Eve
(MF文庫J)
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鈴木 大輔
(MF文庫J)
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鳳乃一真/原作:Liars Alliance
(MF文庫J)
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十文字 青
(MF文庫J)
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ぶんころり
(KADOKAWA)
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綾束 乙
(MFブックス)
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3人目のどっぺる
(MFブックス)
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七沢 またり
(MFブックス)
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新巻 へもん
(MFブックス)
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夜州
(MFブックス)
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Y.A
(MFブックス)
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百均
(ブレイブ文庫)
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紺染幸
(ブレイブ文庫)
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高岡 未来
(メディアワークス文庫)
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仁科 裕貴
(メディアワークス文庫)
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5月23日

小野はるか
(角川文庫)
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クレハ
(角川文庫)
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円城寺 忍/監修:天狼プロダクション
(ハヤカワ文庫JA)
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冲方 丁
(ハヤカワ文庫JA)
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5月22日

田代哲也
(ガンガンコミックスJOKER)
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嶋水えけ
(ガンガンコミックスJOKER)
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5月20日

やしろ
(TOブックスノベル)
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こまるん
(TOブックスノベル)
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流石ユユシタ
(TOブックスノベル)
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西の果てのぺろ。
(TOブックスノベル)
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永野水貴
(TOブックスノベル)
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5月19日

超法規的かえる
(GCN文庫)
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らいと
(GCN文庫)
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大楽 絢太/原作・監修:タツノコプロ
(KADOKAWA)
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来生 直紀
(富士見ファンタジア文庫
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初美 陽一
(富士見ファンタジア文庫)
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亜逸
(富士見ファンタジア文庫)
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夏乃実
(富士見ファンタジア文庫)
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冬目景
(ヤングジャンプコミックス)
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キナミブンタ
(ヤングジャンプコミックス)
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安田剛助/藤島真ノ介
(ヤングジャンプコミックス)
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黒イ森/島崎 無印
(ヤングジャンプコミックス)
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多田大我
(ヤングジャンプコミックス)
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立華凪/大寺義史
(サンデーGXコミックス)
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高橋慶太郎
(サンデーGXコミックス)
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mogi
(裏少年サンデーコミックス)
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5月18日

カミツキレイニー
(ガガガ文庫)
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中西 鼎
(ガガガ文庫)
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立川浦々
(ガガガ文庫)
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吉野 憂
(ガガガ文庫)
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サイトウケンジ/波多ヒロ
(チャンピオンREDコミックス) Amazon Kindle B☆W


吉野弘幸/佐藤健悦
(チャンピオンREDコミックス)
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松江名俊
(少年サンデーコミックス)
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草場道輝/高谷智裕
(少年サンデーコミックス)
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ねこぐち
(少年サンデーコミックス)
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5月17日

西尾 維新
(講談社BOX)
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蒼月 海里
(星海社FICTIONS)
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左リュウ
(電撃の新文芸)
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茨木野
(電撃の新文芸)
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おとら
(電撃の新文芸)
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5月16日

西尾 維新
(講談社文庫)
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5月15日

友麻碧
(富士見L文庫)
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尼野 ゆたか/原案:佐々木 禎子
(富士見L文庫)
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硯 朱華
(富士見L文庫)
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三上康明
(アース・スターノベル)
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らる鳥
(アース・スターノベル)
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仏ょも
(アース・スターノベル)
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干野ワニ
(サーガフォレスト)
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空地大乃
(サーガフォレスト)
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池中織奈
(サーガフォレスト)
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勝木光/香月美夜
(コロナ・コミックス)
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5月12日

島本和彦
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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ゆきの
(夜サンデーコミックス)
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伏見ダイキ
(サンデーうぇぶり)
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堂本裕貴
(サンデーうぇぶり)
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ヨウハ/SCRAP
(サンデーうぇぶり)
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小山愛子
(少年サンデーコミックス)
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七尾ナナキ
(裏少年サンデーコミックス)
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瑚澄遊智/漂月
(アース・スター コミックス)
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森みさき/森下りんご
(アース・スター コミックス)
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持崎湯葉
(GA文庫)
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蝸牛くも
(GA文庫)
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蝸牛くも
(GA文庫)
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あずみ朔也
(GA文庫)
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大森藤ノ
(GA文庫)
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ケンノジ
(GA文庫)
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小林湖底
(GA文庫)
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路紬
(GA文庫)
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5月11日

朝倉亮介
(ガンガンコミックス)
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中吉虎吉
(ガンガンコミックス)
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守野伊音/朱里
(ガンガンコミックスONLINE)
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谷川ニコ
(ガンガンコミックスONLINE)
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5月10日

佐島 勤
(電撃文庫)
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鎌池和馬
(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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三枝零一
(電撃文庫)
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杉井 光
(電撃文庫)
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鏡 遊
(電撃文庫)
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比嘉智康
(電撃文庫)
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ケンノジ
(電撃文庫)
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谷山走太
(電撃文庫)
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南野 海風
(カドカワBOOKS)
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水野 藍雷
(カドカワBOOKS)
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原純
(カドカワBOOKS)
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リュート
(カドカワBOOKS)
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香月美夜
(TOブックスラノベ)
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赤野用介
(TOブックスラノベ)
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雨川透子
(TOブックスラノベ)
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ニシキギ・カエデ
(TOブックスラノベ)
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わんた
(DREノベルス)
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馬路まんじ
(DREノベルス)
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まゆらん
(ツギクルブックス)
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千嶌オワリ/津田彷徨
(モーニング KC)
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湯水快/山座一心
(モーニング KC)
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5月9日

サイトウケンジ/奈央晃徳
(ドラゴンコミックスエイジ)
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羽仁倉雲/アロハ座長
(ドラゴンコミックスエイジ)
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堺しょうきち/白井ムク
(ドラゴンコミックスエイジ)
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橿原まどか
(KCデラックス)
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石沢庸介/謙虚なサークル
(KCデラックス)
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シンジョウタクヤ
(KCデラックス)
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三簾真也
(KCデラックス)
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ヤチモト/resn
(KCデラックス)
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園原アオ/割田コマ
(シリウスKC)
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冬葉つがる/友麻碧
(シリウスKC)
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秋月煌介/鈴木市規
(シリウスKC)
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錬金王/五色安未
(シリウスKC)
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川上泰樹/伏瀬
(シリウスKC)
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カジカ航/伏瀬
(シリウスKC)
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志瑞祐/青桐良
(シリウスKC)
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片岡人生/近藤一馬
(講談社コミックス)
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ナナシ
(講談社コミックス)
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5月8日

二階堂幸
(KCデラックス)
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桑原太矩
(アフタヌーンKC)
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比村奇石
(プレミアムKC)
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比村奇石
(ヤンマガKCスペシャル)
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ずいの/系山冏
(ヤンマガKCスペシャル)
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パミラ
(ヤンマガKCスペシャル)
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ブラック木蓮/郊外の某
(ヤンマガKCスペシャル)
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植野メグル
(ヤンマガKCスペシャル)
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5月6日

ケンノジ/松浦はこ
(ガンガンコミックスUP!)
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伊崎喬助/無望菜志
(ガンガンコミックスUP!)
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南野海風/古代甲
(ガンガンコミックスUP!)
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白石新/さめだ小判
(ガンガンコミックスUP!)
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坂木持丸/つきやまなみき
(ガンガンコミックスUP!)
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小鈴危一/しらび
(ガンガンコミックスUP!)
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相崎壁際/四季ムツコ
(ガンガンコミックスUP!)
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クール教信者
(まんがタイムコミックス)
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きたむらましゅう
(まんがタイムコミックス)
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5月5日

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5月2日

金丸祐基
(角川コミックス・エース)
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浅野りん
(角川コミックス・エース)
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路生よる/藤堂流風
(角川コミックス・エース)
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三上康明/田中インサイダー
(角川コミックス・エース)
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縞野やえ/MB
(角川単行本コミックス)
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助野嘉昭
(ジャンプコミックス)
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馬渕朝子/安藤コウヘイ
(ジャンプコミックス)
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龍幸伸
(ジャンプコミックス)
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yatoyato
(ジャンプコミックス)
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上月ヲサム
(ジャンプコミックス)
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橋本悠
(ジャンプコミックス)
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仲間只一
(ジャンプコミックス)
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西尾維新/岩崎優次
(ジャンプコミックス)
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三浦糀
(ジャンプコミックス)
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岩田雪花/青木裕
(ジャンプコミックス)
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マポロ3号
(ジャンプコミックス)
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LINK/宵野コタロー
(ジャンプコミックス)
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住吉九
(ジャンプコミックス)
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伊於/下城米雪
(PASH!コミックス)
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せるげい/くまなの
(PASH!コミックス)
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火狩 けい
(講談社ラノベ文庫)
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ちると
(講談社ラノベ文庫)
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神ノ木 真紅
(講談社ラノベ文庫)
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よしふみ
(ドラゴンノベルス)
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葵すもも
(ドラゴンノベルス)
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天池 のぞむ
(ドラゴンノベルス)
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守雨
(PASH!ブックス)
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5月1日

ののあ
(HJ文庫)
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太陽ひかる
(HJ文庫)
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南野海風
(HJ文庫)
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マチバリ
(アース・スタールナ)
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海野アロイ
(アース・スタールナ)
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まきぶろ
(アース・スタールナ)
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