最多の8頭が参戦したドバイの大トリ、ワールドカップ。

去年のジャパンカップの覇者ヴェラアズール。
ダート転向で覚醒した現ダート界の中距離王者ウシュバテソーロ
フェブラリーステークス2連覇の実績を持ち、そしてサウジカップでも3着で古豪健在を示したカフェファラオ。
JBCクラシック、チャンピオンズカップで連続2着。サウジカップで5着と確実に走るダートの雄クラウンプライド。
22年クラシック世代の皐月賞馬であり、サウジカップで4着に入りダート適正も証明したジオグリフ。
長い下積み時代から3連勝でチャンピオンズカップを勝って一気にG1馬へと駆け上ったジュンライトボルト。
ジュンライトボルトやウシュバテソーロに敗退したものの、近年長らくダート界の覇者として君臨してきた復権目指すケーオーテインズ。
そしてサウジカップでど派手に逃げ勝ち、世界を冠する逃げ馬となった世界のパンサラッサ!

海外馬の方はサウジカップでパンサラッサと争ったカントリーグラマー。
そしてG1勝ちこそ無いもののこのメイダン競馬場のG2を連勝で乗り込んできたアルジールス。
この2頭が海外ブックメーカーでも人気を分け合ってたみたいです。


レースはパンサラッサが大外枠から一気に先頭に出ようとしたものの……これちと出遅れ気味になりましたね。その上で外から内に切れ込んでいく形で脚を使ってしまったので、いつもみたいに後続を突き放せず。この時点でパンくん、ちょっと怪しかったです。
そもそも、今回のドバイのダートって、サウジのダートとは全然質が違ったんじゃないですかね。
結果を見ると、日本馬でもダート走ってきた馬が上位に入っていて、ジオグリフやヴェラアズールなど芝馬は全然見どころないままで終わってしまっていましたし。
サウジのダートでは無理なく走れていたのと比べると、差が顕著に出ていたような気がします。
パンサラッサも、もう直線に入る前に馬群に沈んでしまったのを見ると、あれ最初に脚を使いすぎたり、強引に競りかけられていたにしても失速が早すぎる。ダートの重さでスタミナ消費したというのもあるんじゃないだろうか。

代わりに勇躍したのがダート馬達。そして特筆スべきこそ勝ったウシュバテソーロでしょう。
いや、強かった。後方からあの脚はすごい。一気に前を抜き去ってほぼ3馬身差。完勝と言っていいでしょう。
これでダート転向後7戦して6勝。5連勝でG1も三連勝。文句なしに、現ダート最強馬となりました。
ドバイワールドカップを勝ったのは、あの東日本大震災の年のヴィクトワールピサ以来の12年ぶり。あの時は馬場がダートじゃなかったから、ダートではこれが初めて。日本の騎手がまたがっての勝利もまた初めて。ほんと、ステゴの血統は海外レース強いよなあ。
オルフェーブル産駒はこれで今年もG1ゲット。ってかダートでの産駒がこれ強いのなんの。今度、JRAではダート競争が各種強化されていく中で、種牡馬としてのオルフェーブルの人気はこれまたあがってくる事間違いなしでしょう。てかもう既にあがってるのか。

他の日本馬は4着にウシュバテソーロよりも後方から一生懸命追いかけてきたテーオーケインズが。まだまだこの馬も終わってないですよね。
そこから結構離されましたけれど、クラウンプライドが5着に入線。クラウンプライドはいつも先頭か前目で競馬してきたんですけれど、今回は控えての競馬となってしまったのですが、思いの外溜めて差しての競馬が出来たみたいで、今後レースに挑むにあたっても幅が出来たんじゃないでしょうか。

1番人気のカントリーグラマーは7着。メイダンのダートに慣れたアルジールスが着実に2着に入っているのを見ると、今年はサウジとやっぱりダートの感触違ったのかなあ。
去年はこのメイダンでこのレース、カントリーグラマーが制しているんですけどね。

パンサラッサは10着。ジオグリフ、カフェファラオ、ヴェラアズールが11着〜13着とまあいい所なしで。とかく馬場が合わなかったみたいですね。ジオとヴェラはやっぱり芝走ろうよ。
ジュンライトボルトは砂が喉に入っちゃったとコメントで、息しづらかったらそりゃ馬もしんどい。ポディションも包まれて苦しかったからなあ。

ウシュバはこれ、夢が広がりますね。この勝ち方ならまだまだどんどんどこでも勝てそうじゃないですか。