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ログ・ホライズン 外伝 櫛八玉、がんばる! ★★★★   

ログ・ホライズン 外伝 櫛八玉、がんばる!

【ログ・ホライズン 外伝 櫛八玉、がんばる!】 山本ヤマネ/平沢下戸 エンターブレイン

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B☆W

シリーズ初の外伝! クラスティの元部下・ “突貫巫女"櫛八玉 が主役!

ゲーム世界に閉じ込められた<大災害>直後、アキバから少し離れたテンプルサイドの街も荒れていた。
そこには、ゲームを引退しそこなったレベル90の“突貫巫女"の櫛八玉 をはじめ、櫛八玉の親友で"困ったちゃん"なヤエザクラとその彼氏のユウタ、ヤンキーのダルタスなど個性的なプレイヤーの面々が。
櫛八玉以外は、中級レベル以下の「初心者集団」一行が
アキバをめざし奮闘する手探りの大冒険! !
D.D.Dの三羽烏という呼称がいつでのかは覚えてないのだけれど、高山三佐とリーゼにもう一人。このもう一人はてっきり大災害時にログインしていなかったと思い込んでいたんだけれど、実はちゃんと巻き込まれてたのかー。
というわけで、三羽烏の三人目【突貫巫女】或いは【黒剣もドン引き】の異名で知られる櫛八玉が主人公の二次創作【辺境の街にて】が公式スピンオフとして書籍化されたのが、本作【櫛八玉、がんばる!】となるわけです。
【黒剣もドン引き】って、物凄いアダ名だなあw アイザックさんもドン引きだぜぇ。
本作まだ読んでなかったのでアニメで櫛さんちゃんと出てたの知らなかったんですよね。本編の方にも登場してるのか。
D.D.D.のクラスティというと、出来る鬼畜眼鏡という控えめに言っても鬼畜、というアレな人なんですが。いや、基本常識枠なんですけど、人を見て対応を変えるところがあるというか、時々全部わかった上で無茶苦茶やらかす、みたいな感じな人で、いやぶっちゃけこの人をサポートするのってめっちゃ大変じゃね? というタイプなんですよね。その点、副官的立ち位置だった高山三佐は見事にその役割をこなせる優秀さの持ち主なんだけれど、彼女堅物じゃないんだけれどカッチリした人ではあるので、クラスティが遊べるタイプじゃないんですよね。一方でもう一人の三羽烏の一人であるリーゼは、中の人が女子高生ということもあってか、有能ではあっても芯が強いタイプじゃないので、クラスティの相手を本当の意味で出来るほど余裕があるわけでもなく、クラスティもだいぶ手加減して相手してたっぽいんですよね。
なので、考えてみると櫛さんの、あのわりと緩くて楽天的で大雑把なわりにマメにあれこれ気がつく性格って、クラスティみたいなタイプにとっても、高山三佐みたいなタイプにとっても、リーゼみたいなタイプにとっても、遊べたり弱音吐けたり色々とふんわり受け止めてまるっと収めてくれるタイプなので、なるほどD.D.Dという大ギルドにとっても重要な人物だったんだなあ、というのが考察出来るわけである。
三佐さんがそりゃもう引退しようという櫛さんをなりふり構わず引き止めまくってましたけれど、あれ多分クラスティも何だかんだで逃さなかったんじゃないかなあ、この壊れない玩具ww
ままれさんじゃない違う人が書いているとは言え、高山三佐のあの普段とは違う後輩としてちょっと甘えた感じで無茶言うキャラは、なかなか新鮮で面白かったですねえ。三佐さんって、立場や性格上ほとんど甘える相手を持たない人なだけに、なるほど先輩に対してはああいう態度なんだ、と。

大災害直後の、アキバやシブヤとは離れた場所の様子というのも結構新鮮で、テンプルサイドの街というのは現実世界でいうところの吉祥寺近辺らしいのだけれど、このやや離れた土地で現出してしまった冒険者たち、数的には決して多くはなく、冒険者ばかりだったアキバなどとは違って、文字通り大知人たちが多く住まう街の中に現れてしまった少数の冒険者たち、というシチュエーションからの混乱の立て直しだったので、これが新たな見地で面白かったですねえ。ギルドも経験年数も違う雑多な集まりをカリスマとは違うんだけれど、なんというか人徳みたいなものでまるっと包み込んで、ファミリーみたいな集まりにしてしまった流れは実に心地よいものでした。
本当に初心者同然の子たちも少なくない中で、一致団結して手探りでこの世界の事を調べ、テンプルサイドの大知人たちと一緒に、この世界で生きていく方法を確立していく。タイトルからして頑張る! という言葉が入ってますけれど、賑やかに笑いながら一生懸命頑張れる、頑張ることが楽しい、という環境を期せずして作ってみせた櫛さん、何というか慕われやすい人なんだなあ。
笑顔の絶えないアットホームな環境です♪ というと、非常にアレなんだが、裏の意味のない文字通りなんですよ、うんうん。
一方で、怒ると実にヤバゲに怖かったり、本来後衛職にも関わらず、防御と攻撃あげまくって前衛こなす突貫巫女なんて異名を持っているあたり、大規模戦闘をメインにこなすバリバリの戦闘ギルドの大幹部であったのは伊達ではなく、人徳だけではなく貫禄もちゃんとあり、他の大手ギルドのマスターたちからも一目置かれているあたり、まあわりとシロエなんかと同じ類の人間なのかもしれません。
他のメンバーもまあ個性的でありまして、参謀なのか曲者なのかわからない親友のヤエはもとより、何気に食わせ者っぽいユウタや、若い連中もダルタスはじめ面白い子たちがそろっていて、ってかあの右左の双子は名前からして区別つかんww
この子たちが頑張ってる姿は、ちょうどアキバが混乱が長引いて殺伐としている時期、というのもあって、なんとも和むものでした。ある意味、テンプルサイドの街はアキバをリードしていたとも言えるんだよなあ。

ウェブ版の方も第二章がまだ途中まででジリジリとしか進んでおらず、第二巻が出るのはだいぶ先のようですけれど、これはじっくりとお付き合いしたいスピンオフ作品でありました。
てか、本編も積んでる分消化しないとなあ。

ログ・ホライズンシリーズ感想

火輪を抱いた少女 1.晴れのち地獄 ★★★★   

火輪を抱いた少女1 晴れのち地獄

【火輪を抱いた少女 1.晴れのち地獄】  七沢またり/流刑地アンドロメダ エンターブレイン

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Kindle B☆W
実験番号13番。そう呼ばれて、特別な教育を受けて施設で育った赤毛の少女。施設から出、ノエルという名を得た少女の夢は“幸せになりたい”ただそれだけ。後継者争いに荒れるコインブラ軍の兵士となると、人間離れした力と才覚で、少女はすぐにその頭角をあらわした。武器は炎が出る二又の槍。戦いの先には“幸せ”があると信じ、少女は戦場を駆け抜ける。

「晴れのち地獄」ってまた凄絶極まるサブタイであるのだけれど、実際の所ノエルの歩んでいる道って今のところ「地獄のち晴れ」って感じなんですよね。韻的には「晴れのち地獄」がピッタリではあるのだけれど。
ノインの人生って、もう最初の幼年期が明らかに地獄の中の地獄。七沢またり作品の主人公はみんな相当にえげつない過去を持っているのだけれど、その中でもノインのそれは最たるもの、と言っていいくらい人間の尊厳というものを微塵も与えられずに育っている。
結果として、ノインはまともな情緒を失いタガがハズレてしまった「壊れた」人間になってしまっているのだけれど、同時に壊れていながら彼女、人としての根本のところが「真っ当」のままなんですよね。あれだけ破綻してしまっているにも関わらず、歪んでいない。生きるための理念の中に、もっとも素朴な善性をそのまま保っているのである。
それが顕著に現れているのが、彼女の生きる目的である幸せ探し。「幸せ」なんて、実のところ感じ方次第で、他人から見ると狂気の沙汰だったり異常で倫理的に許されないような状態であっても、マトモな人として絶対に許されないような在り方でも、当人の感じ方次第でそれが「幸せ」だったりする、とても不安定で曖昧なものなのである。
だけれど、ノエルが探し求めている、なり方を聞いてまわっている幸せって、そんな異常で常軌を逸したものでも、とにかく当人が幸せだと思えばそれでいいという枠を設定していないものでもなく、普通の人が普通に思う「幸せ」の形らしきものを、彼女は探し求めているのである。
彼女が己に義務として、責務として背負わせている、幸せになるのだ、という誓い。でも、そのためになんでもしよう、誰を不幸に追い落としても構わない、自分さえ良ければいい、というエゴらしきものはほとんど見受けられない。
彼女の歩みは、容赦がなく苛烈でいっそ冷酷ですらある。その道程は、凄惨と言ってすらいいだろう。後に彼女の異名となる「悪鬼」の呼び名は伊達ではない。でも、最後に至るまでの道のりは血塗られていたとしても、それは味方を、親しい人たちを踏みにじるものでは決して無いのだ。その終着点は、目指しているゴールは決して間違えてはいないのだ。
そんなノエルの道行が、間違った方向に踏み外さないように支えているのが、彼女の歩む道の先々で出会う人々だ。もし、彼女の出会いが悪意にまみれたものばかりだったら、ノエルの悪鬼の異名はもっと憎悪と怨嗟に濡れそぼったものになっていただろう。でも、容易に悪意に染まってしまうこの地獄のような過酷な世界の中で、ノエルは折々で善良であり、裏表のない好意をノエルに投げかけ、与えてくれる人たちに出会っているんですよね。その中でも特に、ノエルの人生に大きな影響を与える縁をつなぐことになったのが、シンシアという女騎士である。
彼女との出会いこそが、彼女と繋がっていったまるで姉妹のような友情が、既に壊れていたノエルを人間のままに押しとどめたのだろうと思う。容易に一線を超え、歪みを得てしまうだろうほどに人と修羅の瀬戸際に立っていたノエルを、知らず押しとどめ続けたものこそ、シンシアの存在だったのだろうと思う。
普段からネジが外れたように明るいノエルだけれど、シンシアにじゃれついている時は特に陰を感じない、というか凄い甘えてるよね、シンシアに。それがなんとも微笑ましくて……。
彼女と出会ってから、ノエルはそれまで自分と喪われた同胞だけで構成していた世界に、徐々に他人を含ませはじめる。ただの味方ではない、仲間とも身内ともいうべき人たちを、そう思える人たちを増やしていく。
一緒に「幸せ」を探す、ともに生きる新しい家族を、得ていくのだ。

おそらく、それこそがもう一人の生き残りの「彼」との違いであり、分水嶺。

世の表舞台に躍り出ることになったノエルと、彼が再会するのはもう少しさきのこと。本当の動乱はまだはじまったばかり。
「悪鬼」として名を轟かせることになる将ノエルの、地獄を引き連れたような突き抜けた活躍を、早速もうゲットしてる続刊で堪能したいと思います。
わりと陰惨でなかなか救いが感じられないダークさが常の七沢またり作品の中で、本作って何気に陽の成分が高い気がするんですよねえ……これでw

異世界から帰ったら江戸なのである 第弍巻 5   

異世界から帰ったら江戸なのである 第弍巻

【異世界から帰ったら江戸なのである 第弍巻】 左高例/ユウナラ エンターブレイン

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今度は江戸でピッツァ!

九郎が異世界から持ってきたカバンの底には、1本のコーラがあった。
コーラといえば、ピザ!
ふいに食べたくなった九郎は、鳥山石燕や阿部将翁の手を借りてピザ作りを開始!
江戸時代の食材と環境で、ピザはおいしくできるのか?

そして九郎が気を失った時に見る異世界の情景――
旧友が口にした言葉は江戸につながってゆく。
はたして石燕の正体とは…!?
おお、快なり!! 絶品じゃあッ。
というわけで、異世界から日本に戻ってきたら現代ではなくて江戸だったけれど、そこで暮らすとぼけたお江戸の連中と、のんびり愉快に隠居生活な九郎爺ちゃんの大江戸ハッピーライフ第二弾。
ウェブ連載からの単行本化における見どころというと、やはりイラストがついてキャラクターにデザインが出来るというところでしょう。その点において、本作のユウナラさんは素晴らしい仕事してます。ってか、素晴らしすぎるざんしょ。
ジャケットデザインで二階からバンザイしている少女、これ玉菊ですよ、あの玉菊。参ったね、なんという男の娘! 他にも石燕の弟子の百川子興(女)や隣家の按摩さんのお雪嬢といったメンツもデザインついてるんですけれど、子興さん思いの外ネコ娘っぽい!? ちゃんと、というには多少変だけれど、日本髪結っているにも関わらず、こんな猫っぽくできるのが凄い。



もう一枚、カラーで異世界側の宴会の様子も描いているのですけれど、主だったメンバー以外にも背景にちゃんと今後の異世界でのお話に出てくる連中がしっかりと描かれているのが、嬉しいじゃないですか。ゴーレムの人とかほんとちらっとしか出てないのに。あと、蛇女の人とか。
異世界組のビジュアル出たのは魔女イリシアや魔王組の連中以外、元の傭兵仲間たちは今回が初めてだったと思うんですけれど、なにより衝撃だったのがイートゥエさんでしょう。呪われて鎧を脱げなくなったデュラハンのお嬢さん、というちょっと残念な人なんですけれど、想像してたのよりも遥かに鎧が巨大すぎて、吹いたw 三メートルって。サイズが、首とのサイズの違いがすごすぎるww
うわぁ、スフィがべらぼうに可愛いじゃん、という衝撃を塗りつぶしてしまうビジュアルインパクトでした、イートゥエさん。

さて、冒頭からはじまるのは、まず現代に生きていた九郎がいかにして異世界に飛ばされるはめになったのか、というところから。昨今、安易にトラックだのダンプだのに轢かれて死んでしまったら気がついたら異世界に居た、というワンパターンというべきか様式美になっているというべきか、ともかくおんなじようなシチュエーションでまずその段階でテンションを下げられてしまうのだけれど、やるならこれくらいやれ、というお手本……いや、お手本にしてはまずい例なのか。
おしぼりを飲食店などに卸す会社で働いていたら、なんやかんやでほとぼりを冷ますために北方海域でカニの密漁船に乗ることになったら、ロシアの国境警備隊の船にメチャクチャ撃たれてさあ大変、という類を見ない異世界転移である。
別に九郎、グレたり悪道にハマったような人物ではなく、ごくごく真面目に不遇な境遇の中で家族を養うために働いていたら、何故かその筋にまつわるような働き口にばかり割り振られるようになって、というまあなんというか、アレな感じである。むしろ、異世界にいってからの方が騎士として役所勤めを長年やってたように真っ当な仕事についてたんですよね。九郎の現代日本における職業遍歴はウェブ連載では度々言及されることがあって、かなり面白かったりします。


第一章の「江戸の街歩き ―忍者は居ない―」

末法の世ではありませんのでー。でも、実はけっこう出てくるんですよね、のちのちw
ちなみに、九郎が流れ着いた江戸は、八代将軍吉宗の時代だったりします。南町奉行はかの大岡越前守忠相です。別に、大岡裁きとかしてないのですが。
居候先の蕎麦屋の娘、お房とぶらぶら江戸の街を散策する話。しっかり者で本作でも有数の賢者のごとき聡明さの持ち主であるお房ですけれど、まだまだ年齢は二桁にものぼらぬ子供なのも確かなので、たまにこうして九郎に連れられ、遊びにいくこともあるようで。食べ歩きというか、ウィンドウショッピングってな感じなのですけれど、時の江戸の街の風俗、景色、その賑やかさをしっかりと感じ取れる描写がいいんですよねえ。色々とさり気なく九郎たちの散策に合わせて、当時の江戸の風俗や流行りなどの薀蓄や語りなんかが入るのですが、これが本当に面白い。知識を押し付けがましく見せつける、というんじゃ全然なくって、思わず興味を引かれて覗き込んだ際にさらっとそれについての雑学や説明をしてくれて、楽しい気分に実を与えてくれるという感じ。ほんと、江戸をぶらついているような気にすらなってくる。にしても、九郎はぶらつきながら酒飲みすぎ!! そして、出てくる小料理がまた美味しそうなのよねえ。


第二章 「江戸の日常的に起きる事件」
この頃はまだそれほどの頻度ではないのだけれど、火盗改の中山影兵衛や見廻同心の菅山利悟などと知り合うことで、九郎は彼らの捕物を手伝うことも多くなっていくのですけれど、今回は道場主の録山晃之介も巻き込んで、辻斬り集団と渡り合うことに。けっこう切った張ったもやるんですよねえ。ってか、挿絵! 影兵衛の描き方がこっちサイドじゃなくて、完全に辻斬り集団の親分なんですけどww
そして、辻斬り集団をとっ捕まえたその報奨金で飲み明かす九郎と晃之介w さらに、ヒで始まりモで終わる名前の立場らしく、石燕と一緒に飲み倒して代金を払ってもらう九郎ww
さらり、とここで江戸に転生している魔女イリシアの生まれ変わりを探せ! というミッションを魔王ヨグから与えられるのだけれど、何気にこれ最重要ミッションなんですよね。これが未達成だと、どうなるかが最新のウェブ更新の方で明らかになってるし。


第三章 「江戸のピザ作りと宴会の思い出」

異世界から戻ってきた際に持っていた荷物の中に入っていた一本のコーラの瓶。おそらく二度と飲むことではないだろうコーラのアテとして、ピザを食いたい! という欲求をもとにして、江戸で知り合った連中に協力してもらい、この時代この江戸で手に入る食材をやりくりしてピザを作って宴会だー、という賑やか話。トマトが実はこの時代既に日本に入ってきていた、というのはわりと知られている話かも、観賞用として、だけれど。その他、チーズやら何やらも伝手をたどって手に入れて、と阿部将翁さん便利すぎるww
いやあ、しかし江戸で食べるピザというのも乙なものであります。ってか、この江戸だとピザもあんまり場違いには見えない不思議。
回想で、異世界での思い出、あっちに飛ばされた時に拾ってもらった傭兵団の連中と宴会している時の話が出てくるのだけれど……なるほど、「彼女」については書籍版では徹底的に伏せるのね。ウェブ版だと、異世界の回想で極々初期にちゃんと登場し、九郎やイリシアとの関係性も含めてしっかり描いた上で、その後が描かれていたのだけれど、こうして「彼女」について一切伏せたまま、という体で話を進めていくのも面白い。ちゃんと話の筋立ても仕立て直しているし、このぽっかりと魂に穴があいているようなもどかしくて寂しくて切ない感覚の表現はある意味素敵でもあるんですよね。これは、思い出した時の感動は尚更大きくなるかもしれない。
誰も覚えていないけれど、絶対に居た誰か。九郎にとって、おそらく最もかけがえのなかった存在。
描かれていないにも関わらず、その存在感が刻々と大きく深くなっていく様子は、焦れるけれどいいなあ、いいなあ。

そういえば、この幕間であの「同心二十四人衆」の全貌が明らかになってるんですよね。ちゃんと、二十四人分設定あったのかww
変な二つ名はともかくとして、こうしてみると、同心にも様々な種類があるというのがわかって、興味津々。そういえば、町奉行所が一月ごとに南・北で交代で業務行っていた、という話も本作で知ったんですよねえ。


第4章 「鳥山石燕奇怪録 「海坊主、或いは尼彦」」
江ノ島に現れたという海坊主を、石燕と九郎で見物しに小旅行に行くお話。お雪ちゃんがお房の父親の六科を好いていて、必死にアプローチしているお話もうまいこと盛り込んでるけれど、各章わりとウェブ版の数話分をくっつけてアレンジしてるんですよねえ、これ。ただ、そうした改稿だけじゃなくて、はっきりと加筆修正されている部分もあって、石燕ことお豊の持つ能力と、前巻で彼女が自分は本当は石燕じゃない、と言ってた話の真相については、この段階では殆ど触れられてなかったはずなんですよね。というか、ウェブ版では極々最近、そのネタが明かされたはず。これについては、石燕の本名と彼女の名前からして、最初から考えられていた設定ではあるんだろうけれど。石燕姐さんは、もうほんと最近までただのアル中のダメ女以上でも以下でもなかったもんなあ……いや、最近でも全然変わらないというか、もっと残念でダメになってる気もするけれどww
書籍版では、若干陰と謎のあるそこはかとなく艶と哀がなくもないんじゃないかしら、という程度にはヒロイン補正受けてる気がしないでもない! ……気のせいか!
なにしろ本作のヒロインときたら誰も覚えてない「彼女」と未だ覚醒していない「彼女」以外は総じて残念ヘタレの行き遅れガールズだもんなあ。スフィ含めてww というか、意気地なさに関してはスフィはぶっちぎりなんですけれど。その点、まだお八や石燕姐さんの方がナチュラルにスルーされるような有り様ながら多少アプローチしている感じがする分、マシかもしれない。


しかし、書籍版、若干食事シーン増えてる気もするなあ。酒飲んでるシーンは相変わらずだけれど。うむ、こうして何度読み返すことになっても、その度におもしろく思うというのは、それだけハマっているというべきか、好きすぎるというべきか。
ほんとにもう、大好きなのよねー。
まだ天爵堂のところの子どもたちとか、利悟のところの同心仲間など出てきてない人たちも居ますし、まだまだ読み足りないくらい。九郎もまだまだヒモ度が深刻になっていきますし、異世界IF版もこうなると書籍版でも見たいですし、十手持ちとなったあとの活躍やらあれこれ、うんうんまだまだネタもあることですし、続きが楽しみ楽しみ♪

1巻感想

異世界から帰ったら江戸なのである 第壱巻4   

異世界から帰ったら江戸なのである 第壱巻

【異世界から帰ったら江戸なのである 第壱巻】 左高例/ユウナラ エンターブレイン

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長年の異世界生活からついに日本へ帰還した九郎。しかし時代は想定外の、江戸。
閑古鳥が鳴く蕎麦屋の店主と出会い、そこで蕎麦づくりと飲食店経営の指導をしながら居候をすることに。

ときに挑戦金を賭け道場破りに臨んだり、ときに妖怪画家に連れられ飲み歩きしたり、ときに火付盗賊改と共に
悪漢を倒したり、ときに乳飲み子の世話を仲間とみたり。小さくも賑やかな九郎の世界を描く、珍奇な時代小説風日常コメディ第一弾。

異世界よ、これが江戸だ。
異世界もビックリのワンダーランド、それが大江戸八百八町! というと、江戸とは名ばかりの謎世界だと勘違いさせてしまうかもしれませんが、これがまたしっかりとした、ともすればそんじょそこらの時代劇なんかよりもよっぽどちゃんとした骨組みの江戸時代が描かれてるんですよね。情緒たっぷりの江戸の風情は、本格時代小説と言っても過言ではないほど。それはもはや【剣客商売】や【鬼平犯科帳】などの池波正太郎を彷彿とさせるほど。
ただし、登場する人物たちは川上稔クラスの奇人変人ばかりだけれどな!!
いやでも、カワカミンレベルのフリーダムなコメディタッチの【剣客商売】と表現しても、これあながち間違ってないんじゃないだろうか。さらっと語られる江戸の街の風景や土地の様子、生活に根付いた風俗の薀蓄なんかは、テレビの時代劇なんかをすっ飛ばす勢いで、あざやかに当時の江戸の人達が生活する日々の喧騒が目に映るかのよう、なんですよね。それを、どこかスットボケた愉快なキャラクターたちが縦横無尽に動き回る、この色彩のあざやかさ。コメディ押しばかりではなく、時にはしんみりと心に沁み入るような人情話や、切なさに思わず溜息が漏れてしまうようなエピソードもあり、また思わず腹の虫が鳴るような、口の中にヨダレが溜まってくるような、美味そうな料理の描写もあって、その意味でも池波正太郎テイストが盛りだくさん、て感じなんですよね。
そもそも主人公の九郎からして、見てくれこそ小僧なものの、中身は剣客商売の老剣士、秋山先生みたいな感じの悠々自適の老後を過ごす遊興老人なのです。
転生や若返り主人公というと、前世での年齢とプラスして実年齢はおっさんおばさん、既に老人で云々とうそぶく割にメンタルは別に若者となんら変わらなかったりするのですが、この九郎は異世界でキチンと一度ガチで定年退職して老後は魔法学校の用務員をしながら余生を過ごす、というところまで行っていたガチ老人経験者なんですよね。その後、紆余曲折あって魔女の保護者となって若返らされて不老の魔法をかけられ、ワールドエネミーの一人として駆けずり回ることになるのですが、肉体は若くてもその精神面は老人のまま。そして何より、九郎にとって今現在というのは、江戸にやってきてからも、「老後の余生」なのであります。その辺が、根本的に普通の主人公と違うところなのでしょう。
そのせいか、ヒロインとなり得る女性は結構登場するのですが、九郎当人が性に枯れちゃってるので相手を見る目はヤンチャな孫娘だったり、気のおけない飲み友達だったりして、女性サイドからすると暖簾に腕押しな調子にヤキモキするばかりなのですけれど、いわゆる鈍感主人公的な嫌な感じは全くしないのであります。だって、中身お爺ちゃんだし!
それに、九郎にはちゃんと人生のパートナー、というべき人が居たんですよね。この1巻では、彼女についてはちらりと魔女関連でそれと書かれるわけではなくさらりと触れられているくらいなのですが、彼女についてのエピソードは本当に切なくて胸が締め付けられるような話になるので、今から読むのが楽しみでもあるのです。
だから、巻末のキャラクター紹介の魔女イリシアの項目には泣かされたなあ。何も具体的には書いていないのですけれど、あれこそが魔女イリシアの根源なんですよねえ。

さて、どうやらウェブ公開版とはエピソードの順番を色々と入れ替えているようですけれど、元々一話完結の日常話を積み重ねていく構成ですので、多少順番が入れ替わっていても殆ど気にならない。それで話の筋が通らない、という事には全くなっていませんしね。それに、どうやら主だったメンツを先に登場させて一揃えしておく意図があるようで、登場そのものがまだもうちょっと先だった人も居ましたし。武芸者で道場主の録山晃之介さんなんかは本当はまだしばらく初登場は先でしたもんね。とはいえ、天爵堂のところの子供たちや同心二十四人衆、戦闘民族サツマ人など、異世界側でもまだまだ出てきてない人も多いのですけどね。それでも、概ねこの1巻で登場した人たちで話は繰り広げられていくのです。
うむ、それにしても改めて見てもイラストのユウナラさんは素晴らしいです。おそらくはメインヒロイン???な残念系アル中未亡人妖怪絵師の鳥山石燕なんて、びっくりするくらいイメージ通りだったもんなあ。逆に自分のイメージと全然違ったのが火盗改同心の中山影兵衛か。オンオフのスイッチがない脈絡のないヤバさから、もっとニヤケ顔の似合う細身の蛇っぽい感じなのかと思ってたのですが、なるほど髭面の豪傑風なのか。一度見てしまうと、もうこっちでしっくり来てしまった。いやあでも、ウェブ版での最近のこの人の充実ぶりを見てると、こんな髭面で胸毛もわっさーとしてる男のくせに、おのれー、となるじゃないですかw
それにしても、こうしてエピソードを通しで読んでると……九郎の呑兵衛ぶりが本当に目につくのです。爺ちゃん、毎度毎度酒ばっかり飲み過ぎ!! 昼間から酒ばかり飲んで泥酔しているというと、アル中の石燕姐さんが作中でもこき下ろされてるのですけれど、深酒こそしないものの暇さえあれば昼間から酒呑んでるのは九郎爺ちゃんも一緒じゃん!! ひたすら酒ばっかり呑んでるよ、この人!?
あらすじ見ても、九郎、江戸に来てから色んな事をやってるのがわかると思いますけれど、
閑古鳥が鳴く蕎麦屋の店主と出会い、そこで蕎麦づくりと飲食店経営の指導をしながら居候をすることに。
ときに挑戦金を賭け道場破りに臨んだり、ときに妖怪画家に連れられ飲み歩きしたり、ときに火付盗賊改と共に
悪漢を倒したり、ときに乳飲み子の世話を仲間とみたり。
これ、上記でのエピソードの後、いや後に限らず何がしかが起こる前だったり、その最中だったりもするのですが概ね酒呑んでます。一人でちびちびとやることもあれば、知り合った人と呑みに行ったり飲み明かしたり、とシチュエーションは様々なのですが、概ね呑んでます。
……そのツマミがまた美味しそうなんですけどね! 自分、酒呑まんのですが、これをつまみながら、或いはこの料理に箸をつけながら一杯やったら美味いだろうなあ、と思わず目を細めて思い描いてしまうほど、料理ネタは素晴らしいです。蕎麦食いてえ、特に天ぷらそば。
悠々自適の毎日を送ることになる九郎爺ちゃんですが、うん、まあ色々と巻き込まれて頼まれ仕事をしたり、フラフラしてるところを捕まえられて仕事を手伝わされたり、と決して働いていないわけじゃあないのですが、基本定年退職後の自由気ままな余生であります。しゃかりきになって何かをするということはなく、しかし見てくれはまだ小僧もいいところの若者なので、たとえばお金持ちの未亡人からお小遣いを貰って悪い友達と博打ですかんぴんになって戻ってきたりして、さらに追加で貰ったお小遣いでお酒なんか呑んでたりすると……完全に見た目「ヒモ」w
いや、まだ今のところはそんなにヒモっぽくないのですが、今後どんどん石燕姉さんがすごく良い顔で何も言わずにお小遣いをくれはじめるので、そうなるともう素晴らしく「ヒモ」っぽくなっていって、色々素敵です、九郎さんw いや、九郎本人全然お金困ってないんですけどね。なんやかんやとお金は手元に転がりこんでくるので。

「小説家になろう」からの書籍化作品も増えてきましたけれど、まさかこれが世にでるとは嬉しい限り。数あるなろう小説の中でも、一番「好きな」作品はどれか、と問われればこれを挙げたいくらいには大好きな作品であり、無茶苦茶楽しく面白いお話ですので、これを機会に手に取る人が増えてくれたら、と願うばかりです。
わたくし、超おすすめ♪

ログ・ホライズン 8.雲雀たちの羽ばたき4   

ログ・ホライズン 8 雲雀(ひばり)たちの羽ばたき

【ログ・ホライズン 8.雲雀たちの羽ばたき】 橙乃ままれ/ハラカズヒロ エンターブレイン

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マジックバッグを入手するクエストのため、トウヤら年少組はアキバを離れてはじめての五人旅に出発!
訪れた村や町で<吟遊詩人>の五十鈴を中心に音楽を演奏するライブツアーのような旅路。
そんな道中に出会ったのは、昼が苦手な<吸血鬼>ロエ2、旅の物書き<大地人>ダリエラ、元の世界へ帰ることを至上目的としたオデッセイア騎士団。
初めての旅と出会いが、五人にこれまでと違った世界の景色を見せる。
胸が高鳴るまま、西を目指して進む年少組の成長と変貌!
なんだか、いろんな側面から胸を締め付けられる今回の一連のストーリー。同じ世界に生きながら、これほど見ている景色が違うものなのか。違いこそ多様性なんだろうけれど、そこに広がりを見るのではなく、閉塞を戴いてしまっているナンバの「Plant hwyaden」の人たちや、生きている事実すら否定したがっている望郷派のオデッセイア騎士団の有り様が、胸を締めつける。そんな考え方は間違っているだろう、と指摘するのは簡単だけれど、彼らの苦しい思いを安易に否定して良いものか。彼らもまた苦しんで苦しんで、あがき続けているのだから。でも、それが既に狂気の淵に足をかけてしまっているのなら、何とかして解放出来るようにしてあげるべきなんだろうけれど……。
人が、当たり前のように幸福を抱ける事のなんと難しいことか。簡単だけれど、簡単じゃないのよね。シロエが円卓を作ってアキバに街に蔓延っていた停滞と閉塞を吹き飛ばしたように、彼らの苦しみを何とか出来たらいいのだけれど……にゃん太班長をして、彼らの慟哭に立ち尽くさざるを得なかった事が辛かった。にゃん太班長の人生訓には、どんな人間だろうと境遇だろうと解きほぐす熟達した賢知があると信じてたからなあ。
あのにゃん太班長ですら無力感に打ちひしがれる、そんな痛みにどう向き合えばいいのか。
その答えの一つとなるのだろう鍵が、きっと同時進行で描かれた、トウヤたち年少組の笑顔と幸せに満ちた旅だったのではないでしょうか。何をしても楽しく、充実して心満たされる日々。笑いに満ちた掛け替えの無い時間。方やこの世界を偽物と感じ、自分たちが異物でしかないと感じて絶望に身を浸しつつある者たちが居る一方で、同じ世界でそこに輝きを見出し、自ら輝かんとしている子供たちがいる。
何が本物で、何が偽物なのか。
図らずも、いや図った結果なのかトウヤたちと出会い旅路を同じくしたロエ2とダリエラという二人は、その素性を伺うならば、偽物の塊のような存在である。しかし、ロエ2と名乗り皆のお姉ちゃんを自認するこの女性を、ダリエラと名乗りトウヤに素顔の一面を覗かせて行った彼女を、まるごと偽物と切って捨てる事が適うだろうか。
そして、42しか歌が存在しないというエルダー・テイルの世界に、新たな旋律を届けた五十鈴の歌は果たして偽物だったのか。
少なくとも、五十鈴は何の覚悟も信念もなく42に区切られていた世界に安易に、そして自分のモノではない歌を伝え広めてしまったことに怯え、恐怖し、図らずも偽ってしまった事に苦悩しながらも、しかしそこで立ち止まらず、屈み込まず、彼女は本物になろうとしたのです。誰が認めるでもない、自分が「本物」だと信じ認められる自分になるために。

心押しつぶすような暗い影が多いつつある物語だけれど、五十鈴の指し示した勇気と子供たちが生み出し離さなかった輝きこそが、笑顔を絶やさぬ光へと続く道を切り開く可能性なのだと、信じたい。

しかし、いい加減クラスティさん、戻ってきてよ。リーザさんがリアルに死ぬからッ。ってか、リーザもあれ、リアルは高校生だったのよねえ。ミノリもスーパー中学生ですけれど、アキバ最大のギルドであるD.D.Dを一人で支えているリーザの手腕は、あれで十分スーパー高校生だと思うぞ。そんな彼女が潰れずに要られるのは、先のギルドの枠を超えた乙女同士の友情同盟のお陰と思うと、あのアカツキを中心とした乙女レイドのイベントは、本当に重要だったんだなあ。ってか、アキバの主要な女性プレイヤーが軒並み横でつながってるというのは、円卓を遥かに超える裏組織ですよねw

ロエ2については、先にシロエが別垢のキャラについて言及していたことと、あからさまにシロエと同じ見てくれと装備なことから、すぐにそれとわかったのですけれど、その「中身」については判断がついてなかったんですよね。アキバの大人たちの性格からして、密かにトウヤたち年少組の旅には誰かがこっそり見守ってるんじゃないかなあ、とは薄々思ってはいただけに、まさかとは思うけれどシロエがなんかして別垢を動かして同行してきたんじゃ、と疑ってしまったのは仕方ないかと。いや、女体化とか別垢を動かすとか出来るのか、というところから無理だよなあ、とは思ったんですけれど、以前召喚士が自分の召喚した魔獣に意識を移してかなり離れた地域で動かしていた、という事例が「海外編」であったものですから、可能性としては否定しきれなかったわけです。まあ、あのロエ2のハッチャケた性格は、シロエでは無理だな、とすぐに首を横にふる結果になったのですが。
それにしても、ロエ2の存在は海外編のコッペリア並にありえないものであると言えるのですけれど、本人の口からかなり重要なキーワードも出てきたからなあ。現在のところ、意味不明という他ない発言なのですけれど、これも9巻のカナミを主人公にした海外編に触れることで、いくつか紐解かれていくことになるはず。
一応、アニメ放映中には次も出るはずだし、そこまで手薬煉引いておきますか。

シリーズ感想

ログ・ホライズン 7.供贄の黄金4   

ログ・ホライズン7 供贄の黄金

【ログ・ホライズン 7.供贄の黄金】 橙乃ままれ/ハラカズヒロ エンターブレイン

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シロエは、八兆の金貨を求めて北の大地に旅立った。だが、そこで突きつけられたのは大規模戦闘(レイド)の予告。

アキバを頼れない状況下で、シロエがレイドメンバーに選んだのは、自称銀河系アイドルのてとら、<円卓会議>入りを拒んだマサチューセッツ率いる<シルバーソード>、ススキノでの戦闘に敗れ、未だシロエを恨むデミクァスら。

一度は別の道を進んだ男たちが協力し、最難関のレイドに挑む。
前人未到の地へ軍師シロエの真骨頂!!
あれ? 濡羽さんラスボス候補じゃなくて、本気でヒロイン候補だったのこれ? ミナミでの立場が思いの外脆いというか、これじゃあ傀儡みたいじゃないか。もっと俗な意味で黒いのが調子乗っているのがいるみたいだけれど、これは小物の範疇を超えるとは思わないので置いておくとして、対決するべきはシロエが感づいている第三極、そして濡羽が構築してしまったミナミの価値観か。真の敵は、これもさておくとして、当面ぶつかり合うことになるだろうものは、どうも決定的に食い違ってしまったアキバとミナミの、この世界へのスタンスというか、考え方、生き方の鬩ぎ合いになるんだろうなあ。
いずれにしても、衝突の前振りとして、シロエの行動はこれ本当に大事なことになりそう。8兆ってなんぞ、と思ったら、そうか、ラストにその答えが出てようやく腑に落ちた。確かに、これは以前から危惧されていた問題でしたよね。ただ、根幹に纏わる問題だけに、これは「そういうもの」として受け入れなければどうしようもない、とそこで思考停止していたんだが……スゴイなあ、それを「そういうもの」として考える事を止めてしまわないのが、このシロエという青年のとんでもないところなんだろう。そもそも、円卓会議の設立からして、「現状を変える」という事の意味を他の人とまるで違う見地から捉えたからこそ生まれたものだったわけですし。ルディの件だって、常識にとらわれない発想の外に答えを求めた結果だったもんなあ。この青年の、盤上を限定しない思考の広がりは、やはりとんでもない。
そもそも、モンスターが落とす金貨、という点にそんな視点から着目するか? たまらんなあ、これ。

さて、ミナミの監視の目を交わすために極秘裏に北の地にとんだシロエと、離れずについてきた直継やん。ススキノで出会ったのは、まさかのギルド<シルバーソード>。ウィリアム、円卓会議の席蹴っ飛ばして出てって以来、まったく名前聞かなくなってなにしてるのかと思ったら、おいおい、ススキノに拠点変えてたのか。なるほど、それはアキバじゃ名前聞かなくなるわけだ。
ここで狷介そうだったウィリアムと、武闘派ギルドとして名高い<シルバーソード>の実体が明らかになってくるのだけれど、ここで描かれるウィリアムたちが、またこう……心擽る連中なんですよね。元々屈指のゲーム廃人の集まりだった彼らが、いかにしてこの異世界で生きているか。彼らの鬱屈とプライドが、ゲームではなくなったこの世界で彼らがどういう生き様で、どういう気持ちでなおも剣を取り、戦い続けているかがまざまざと描かれるわけです。そして、彼らが戦いの果てに、そして敗北の果てに剥き出しの心をさらけ出していくすべてが……。
そして、それは内へ内へとどうしても回帰していってしまうシロエに対しても、再び目を見開き、心を開く、外へと繋がっていく鍵へとなっていくわけです。なるほど、にゃん太師匠でもアカツキでもなく、直継が何故この旅路の同行者だったのか、何故彼が無理やりくっついてきたのかが、終わってみるとこれ以上ない人選だったんだなあ。というか、直継の良い男っぷりが身にしみる。
ウィリアムが、シロエの事を実はとても尊敬していて、憧れてすら居た、というのは彼の現実世界での姿や彼が抱えている鬱屈、そしてエルダーテイルで手に入れたものからすると、なるほどと思うんだけれど、同時にウィリアム自身は気づいていないかもしれないけれど、彼もまたシロエから見るとシロエが長らく出来なかったこと、逃げてきたことを、ちゃんと成し遂げ、またやり遂げようと諦めない尊敬に足る男だったんですよね。そもそも、同じく人付き合いが苦手な孤独な立場から、ギルドを立ち上げ、みんなをまとめ、引っ張ってきたというだけで大したもんなんだから。
だからこそ、最後の彼の涙ながらの真情の吐露が、あれほどシロエの心を揺さぶったんじゃないだろうか。
この世界での死が、冒険者たちに課す最大のリスクは、現実世界での記憶をなくしていくこと……とされていたけれど、今回それ以上に死が冒険者たちに強いるものが明らかになったわけだけれど……これは、すごく漠然としたイメージの産物なんだけれど、何故かとても実感できたんですよね。もし、確かにこれをより迫真性を持って、魂にダイレクトに突きつけられたら……何度もこの気持ちを増幅されて味わわされるとなったら、ちょっと耐えられないかもしれない。
ああ、なるほどなあ、最初の頃で初心者の子たちが、ハーメルンに囚われていた時、神殿送りにされることを恐れていたのは、単に暴力によって逆らう事への恐怖を刷り込まれていただけじゃなく、死んだ時にこの気持ちを味わわされる事が大きかったのかもしれない。いくら死んでも大丈夫でも、死にたくないと強く思ってしまっても仕方ないかもしれない。ただでさえ、痛みないとはいえ、自分の肉体が損壊するビジュアルを見たら心挫けかねないのに。アニメじゃ、身体が傷つくことに関して殆どちゃちなエフェクトで処理されてしまっているけれど、どうやら本当は見た目リアルに怪我してるみたいで、血もドバドバ出てるみたいだし。

そうなると、傷つくこと、死ぬことを恐れず前に出続けるデミクァスに対して、シルバーソードの面々が勝手さにイライラしながらも認めているのもなんとなくわかってくる。
うん、デミクァスは……まさかここで再登場、どころかこんな重要な役どころになるなんてなあ。読むのが遅かったので、ネタバレ食らってたんだけれど、何も知らずに読んでたらもっと仰天してたかもしれない。彼に嫁さんができていた、という情報も含めて。いや、肝っ玉姉さんみたいな人かと思ってたんだが、話を聞く限りだと全然違うみたいじゃないですか。元々大らかだったり、楽天的だったりしたわけじゃなく、本当は最初はものすごく怖くて泣きそうだったのを、歯を食いしばって負けまいとこの大男を睨みつけていたのが、なんとなく脳裏に浮かんでくる。弱くても、強い人だったんだなあ。この乱暴な男の価値観を変えてしまうほどに。今ではどれだけ尻に敷かれているのか、具体的に見てみたかった気がする。

さて、今度の大規模レイドに参加するメンバーで、メイン級となる新キャラは唯一一人、自称銀河系アイドルのてとらちゃん。いやあ、もうなんか明らかに痛そうな子、というようなキャラクターにも関わらず、何気にこの子が一番の功労者だったんですよね。絶望的な難易度で皆の心が挫けそうになる中で、彼女がムードメーカーとして盛り上げ続けてくれなかったらどうなっていたことか。決して天然お馬鹿な子じゃなくて、色々考えめぐらしている節もあるし、これは侮れん子ですよ。直継やんと思いの外距離近くなってるし、マリ姉さん、盤石なのは揺るぎないですけれど、それでも油断大敵ですよ。

とまあ、アキバの方ではアカツキをはじめとする女の子たちがガールズパーティーを繰り広げ、この北の地ではシロエがこの世界の根幹に挑んでいるさなか、他でも色々動きがあったようで……って、鬼畜眼鏡がこれえらいことに!?
次回は初心者パーティーズがメインになって動くようですし、ミナミとの本格的接触もあるか。って、このレベル、もう初心者どころじゃないなあ。凄く高くなってますやん。

シリーズ感想

ログ・ホライズン 6.夜明けの迷い子5   

ログ・ホライズン6 夜明けの迷い子

【ログ・ホライズン 6.夜明けの迷い子】 橙乃ままれ/ハラカズヒロ エンターブレイン

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いよいよ、新章開幕!!

<アキバ>の街中で起こるはずのない殺人事件が発生!
アカツキは「天秤祭」を機に芽生えた焦燥や戸惑いを抱えたまま、
震える心を駆り立て<アキバ>の夜を奔走する。
力を得たい──彼女は今までためらっていた一歩を踏み出した。
前回、「天秤祭」でミノリのシロエの立つ頂きに共に立とうとする意志、志しの輝きを目にし、如何に自分が楽に甘んじ、立ち止まってしまっていたかを思い知ってしまったアカツキ。シロエの一番近くで共に立っているつもりだった自分が、彼と同じものを見ようともせず、ただ依存し自ら立つこともなく寄りかかっているだけだった。大学生である自分などより、中学生であるミノリの方が比べるのもおこがましいほど自立して、シロエと同じ高さで歩もうとしていた。人間として、女性として、大人として敗北感に打ちのめされ、しかし焦燥に駆られたまま何をどうしたらいいのかわからぬまま無様にもがく彼女は、そのまま負のスパイラルへと落ち込んでいく。
このみっともないほどに落ち込んで、迷子の子供みたいに下ばかり見てさまよい歩くアカツキの姿は、もうもどかしくて胸を締め付けられるようで。でも、だからと言ってどうしたらいいのか、なんてわかんないんですよね。こういう問題は、方程式みたいに決まりきった答えがあるわけでもないし、はっきりと単語として表現できる回答があるわけでもない。何かしらの実感を以って、納得と確信を得なければならないのだから。
そのあやふやにして形にならない到達点へと、アカツキが手探りでたどり着いていく過程が、また素晴らしいんだ。一人ではどうにもならない足掻きに、他の女性達との交流が触れることで反応が起こり、その変化の瞬きの中にきっかけを見つけていく。
今回、主人公のシロエを含めた男性陣は殆ど出演しません。シロエについても、あの一瞬の彼岸のカナタでの交流のみ。まあ、あのワンシーンが凄く大きくて、アカツキにとってもついに辿り着いた瞬間ではあったので、その主人公にしてアカツキの慕う男性としての存在感はいささかも揺るぎないのですが。
でも、今回は男性たちはお役御免。さっさと自分は今回は立ち入らないよ、とあれだけ事件にのめり込んでいたのにさっさと場を譲って去っていったソウジロウは、伊達にハーレム主人公じゃありません。女性の立て方を本当によくわきまえている。ありゃあ、大したタマですよ。
自分の世界に閉じこもって迷子になっていたアカツキが、同じく自らの構築した世界に立て篭もっていたレイネシアと図らずもお互い滅多と踏み込ませなかった自身の領域のうちに迷い込んでしまった時、何かがはじけたわけです。この何か、については是非作中にて堪能していただきたい。でも、その弾けた何かによって彼女らを取り巻いていた世界の色は、確かに明らかになったのです。それは衝動であり、また勇気でもあったのでしょう。それは、彼女たちを自らの意志で外の世界に踏み出させ、その輝きは彼女たちを取り巻く様々な女性たちの元へも届き、その心をつないでいく。
そう、そこから始まるお祭りこそ、乙女たちの戦い。ギルドなどといった組織集団の枠組みを超えて、一人ひとりが自立した乙女たちが、手を取り合って全力全開で舞い踊る絢爛豪華なダンスパーティー。

なんとなく、かつて存在した伝説的なパーティー。【放蕩者の茶会(デボーチェリ・ティーパーティー)】がどういったものだったのか、形は違えどわかったような気がするなあ。
これまでは、いまいち普通のギルドと、ただみんながなんとなく集まって一緒のことをしていただけ、という【放蕩者の茶会】の違いがよくわかっていなかったのだけれど、このアカツキとレイネシアを中心として集まった女性たちだけの集いの、甘酸っぱいまでの一体感を通じて、なんとなく実感として【放蕩者の茶会】がなんだったのか。あの集まりがなぜ参加者たちにあれほど大切な思い出として大事にされているかが、ストンと腑に落ちるように理解が染み入った気がします。ああ、素晴らしい。これはギルドの集いとはまた異なる大切さ。あやふやで、しかしビックリするくらいに確かな繋がりの形。なんて、素敵な在りようなんでしょう。

起こり得ない殺人事件が起こってしまった背景には、終わったかに思われた異世界の変容が未だ激変を続けているという衝撃的な内容と共に、シロエがアキバに不在であり、彼も何らかの形で動いている、という事が明らかになり、さらなる激動の展開が待ち受けているのだと知れたわけですけれど、ここで構築された繋がりと希望の光りは、そんな不安を「なんぼのもんじゃい」と思わせてくれる、とにかく素敵で素晴らしい人と人との間に育まれた煌めきでありました。熱いなあ、眩しいなあ、無性に何かに抱きつきたくなるようなこみ上げてくるようなものが抑えきれない、そんな興奮冷めやらぬ女子会でありました。やっぱ、面白いわ。最高。

シリーズ感想

まおゆう魔王勇者 5.あの丘の向こうに5   

まおゆう魔王勇者 5あの丘の向こうに 特装版

【まおゆう魔王勇者 5.あの丘の向こうに】  橙乃ままれ/toi8 エンターブレイン

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希望か?絶望か?――ついに最終決戦へ

歪んだ欲望で、崩壊寸前の世界。
勇者の気迫、魔王の葛藤、女騎士の啖呵、女魔法使いの覚悟、メイド姉の祈り――戦いの終結を探り、それぞれの思いが交錯する!!

魔王と勇者が手を取り合った新世紀の冒険譚、堂々完結!!
それぞれが見た「丘の向こう」とは――!?
ヤバイなあ、もう読んでいる途中からなんだか泣けてきてしまいました。一度、ウェブ上でのまとめサイトで読んでいたにも関わらず、クライマックスでの盛り上がりは再び自分の心を揺さぶるに充分だったという事なのでしょう。魔王と勇者、たった二人の特異点が背負ってきた世界の行く末を、この物語は名も無き個人であったはずの一人ひとりが自立していくことによって、世界はそこに暮らす人々一人ひとりがそれぞれに背負っていくものへと変化させていきました。その到達点とも言うべき事象が、メイド姉の勇者宣言であり、青年商人の魔王宣言だったのです。この世に唯一無二だった魔王と勇者が、それこそこの世に無数に現れだしたのです。それも、与えられた使命ではなく、自覚を持って自ら担い手として名乗り出ることで、その責務を負わんとして。
これって、所謂神からの人間の自立であり、近代の夜明けなんですよね。第一巻の表紙に書き記されたキャッチコピーにはこうありました。
魔王と勇者が手を携えて、暗黒の中世に火を灯す物語
この文句は、正真正銘この物語の本質を表現していたのでしょう。この作品の凄いところは、単なる未来技術の導入による時代の革新を描いたものではなく、人間の意識の革命を一つの箱庭をモデルケースとして具体的な筋道を辿らせ、わずか数年という短く勢いあるスパンでダイナミックに描ききってしまったところにあるのではないでしょうか。なぜ、この作品が熱狂的に支持されたのか。それを読み解くキーワードは、多分その辺にあるんじゃないでしょうか。此処には、人の歴史の罪と罰、そして間違いと破綻が数多く書き連ねられたその上で、それでも人間は、人間たちが積み上げてきた歴史は素晴らしいもので、肯定されるに相応しいものなのだという確信が座している。
過ちは乗り越えられる。停滞は動かせる。閉塞は打ち破れる。未来は、広がっている。丘の向こうの未知なる世界に、人はきっと辿りつける。そんな肯定が、一杯一杯詰まっている、夢物語じゃない夢の様な物語なのだ。
泣けて来るのも、当然でしょう?

最終的にとてもたくさんのキャラクターが登場することになった本作ですけれど、好きなキャラはと問われたなら、やっぱり女騎士だと答えちゃいますねえ。作中でも随一の男前で、それと同時に随一のイイ女でした。ラストバトルに挿し込まれたイラストには、正直身震いさせられました。toi8さんいい仕事しすぎ。
火竜公女と青年商人のコンビをはじめ、実に心くすぐられるキャラクター揃いで、それぞれについて語り出したらきりがないくらい。今後続くであろう漫画などの展開で、その辺は存分に堪能するとしましょう。
こうして世に出、読みきる事が出来たことに感謝を捧げたい、稀代の傑作でした。ありがとう。

橙乃ままれ作品感想

ログ・ホライズン 5.アキバの街の日曜日4   

ログ・ホライズン5 アキバの街の日曜日

【ログ・ホライズン 5.アキバの街の日曜日】 橙乃ままれ/ハラカズヒロ エンターブレイン

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乙女たちが切ないため息をつく秋の午後、新たな敵がアキバの街に侵入した!!
次の敵は、モンスターより手ごわい「人間」。
その攻撃目標は、〈円卓会議〉というアキバのシステム。
剣と魔法ではない、情報戦の応酬がはじまる!
腹ぐろ眼鏡シロエは、この危機をどう乗りきるのか!?

累計25万部の大ヒットシリーズ、いよいよ第1部完結!!
もうアカツキがヤバいくらいに可愛い。ヤバイヤバイ、どうしようこれ、破壊力が戦略級なんですが!!
ウェブ版を読んだ時も悶えたものですけれど、ハラカズヒロさんのイラストが付くと付かないとじゃ、桁が違ってきますね。小袖でお洒落したアカツキがもうヤバイ。ヤバイなんてもんじゃないくらいにヤバい!!
うーん、改めて読むと、恋する乙女たちのフワフワとした綿菓子のようで、しかししっかりと方向性が根づいた心理描写がまた卓抜した出来栄えなんですよね。語彙が弾んでるっていうのかな。ここまで華やかで彩色豊かでありながら論理的な明晰さにあふれた内面の表現力は、キレキレにキレまくっている時のあざの耕平さんのそれにタイプが似ていると感じた。あざのさん大好き、な自分としては当然のごとく大喜びなんですよ。
更に言うと、ここでしっかりとアカツキとミノリのシロエに抱いた想いのカタチと、その欲する方向を明快に描いていたからこそ、後々の彼女たちのスタンスの違いが明確に目に見える形で現れてくるんですよね。
シロエに憧れ、彼が立つ頂きに自らも立とうとするミノリと、シロエの傍らに安息を得て現状に満足してしまったアカツキ。アカツキのそれは、実のところ異性に恋する女性としては何も間違っていないと思うんですよ。シロエは間違いなく、アカツキと同じくすぐ傍に居てくれる小さな美少女の存在にやすらぎと居心地の良さを感じ始めていたのですから。ただ、アカツキがこの世界で最初に欲したのは、現実世界でのようにただ愛され慈しまれる事ではなく、容姿など関係なく対等の存在として認められ、受け入れることだったのです。ところが、アカツキはいつの間にか自分がその為の努力を怠り、居心地の良い場所で安穏と過ごしている事に気づいてしまった。常に精進を重ね、努力を積み重ね、意識高くシロエと並び立とうと頑張り続けるミノリを目のあたりにすることで、自分が立ち止まってしまっていた事に気づいてしまった。シロエの傍で、彼と同じ景色を見ているのは自分ではなく、まだ中学生の幼い女の子の方だと知ってしまったのです。
今まで自分が胸を張り、誇っていたものが、自分を形作っていたものが一瞬にして色あせてしまった瞬間。そんな自己崩壊にも似た瞬間を経ながら、やっぱり彼女がすでに成人を迎えた女性だと認識させられたのは、そうした内面の崩壊を全く外に見せず、他人に変化を悟らせなかったところでした。自分は弱っている、困っている、泣いている、そんなアピールをしてみせて同情を引き、関心を求めようとする欲求をねじ伏せようとするそれは、所詮見栄です、意地です、でもそれは大人の矜持というものなのです。
アカツキがこれからどうやって、失ったものを取り戻すのか。これ以降はウェブ版で描かれていない書きおろしの部分になるので、これからの展開が楽しみで仕方がない。ミノリも素敵な女の子なのですけれど、この娘はぶっちゃけ人間力が高すぎてヒロインというよりも主人公としての格の持ち主なんですよね。陰というか、捻れた部分のあるシロエよりも、もしかしたら純粋に高みに至れる資質の持ち主かもしれない。彼女は自分の力をすごく真っ直ぐに使える子なんですよ。多分、まだシロエを追いかけるのに一生懸命で、だからこそ一途に進めるのだろうけれど、でもたとえ前を行く人を追い越しても、この娘は決して振り返らずに背筋を伸ばしてそのまままっすぐに進んでいくはず。だからきっと、誰かの、というよりも多くの人の目指す星になれる子だと思うんですよね、この娘は。だから、ちょっと眩しすぎて、大人だけれど不器用で難しいところのあるアカツキの方をやっぱり応援したくなってしまうのです。
ヘンリエッタさんもイイんですけどねえw

さて、サブタイトルのアキバの街の日曜日。日曜日というと、どうしても休日のような気がしてしまうのですが、社会人、特に商売人や管理職の人間にとって日曜日というのはさり気なく平日より忙しかったりするパターンもあるわけで……個人として動いていた前半はみんな休みの日のお祭りを純粋に楽しんで遊び回っていたのだけれど、お客として祭りを回る側から、出店を出し祭りでモノを売り、イベントを仕切る側に回ると尻に火がついたように大忙しの様子となり、さらに大祭に外部からの悪意、円卓会議の運営処理能力をオーバーフローさせようとする「攻撃」が加えられている事に気づいてからの段になっては、現場から管理運営のステージへと移っての高度な管制撃滅戦に。
剣を振り回し、魔法をぶっ放す物理的な戦闘とは異なる、しかしそれをも上回る勢いで熱いフィールド制圧戦闘。面白いなあ。一応これ、ファンタジーのはずなのに、普通のそれとは全然立っている場所や目線が違うんですよね。こういうのを目の当たりにすると、やっぱりあの【まおゆう魔王勇者】を書いた人なんだなあ、というのがよくわかる。

ついにその姿を表した西の冒険者の街「ミナミ」の総領、濡羽。この人のシーンは気合入ってたなあ。イラストと合わせての黒塗りの見開きページ。背筋がゾワゾワしましたよ。この時シロエが感じていた気持ちの悪さと魅入られるような陶酔感が、ダイレクトに伝わってきて、なんだか悪酔いした気分。
はたして「ミナミ」がどうなってしまっているのか。本格的に交わるのは次回以降なんでしょうけれど……どうなるんだ、これ。

そして、シロエがずっと気にかけている、茶会のリーダーの「彼女」。この女性については濡羽も思う所がある、というよりも強く敵視している? ようだけれど……彼女の話はどうやら一旦飛ばされるのかな。実はウェブ版では彼女が今何をしているか、の話が描かれていたんだけれど……。あっちは番外編だもんなあ、あの形式だと。いずれ、何らかの形でアプローチしてくるとは思うのだけれど。はてさて。

ラブラブな空気はシロエたちだけではなく、色んな人の間でも流れ出しているようで……ソウジロウは別だけどな。あそこはどうやら万年だw というか、あのハーレムはどうなってるんだ!? あれだけ高度に組織化されていながら、実質序列なしの平等って…一種の魔界かなんかか!?
個人的にはマリ姉の初々しさに一票。ああもう、直継のことあんなに意識しちゃって、可愛いなあ!!

1巻 2巻 3巻 4巻感想

ログ・ホライズン 4.ゲームの終わり(下)4   

ログ・ホライズン4 ゲームの終わり(下)

【ログ・ホライズン 4.ゲームの終わり(下)】 橙乃ままれ/ハラカズヒロ エンターブレイン

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異世界化した<エルダーテイル>で、はじめての大規模戦闘へ――
海岸沿いでみられたモンスターの大量発生は、サーバー全体と思われる異常事態に発展。
チョウシの町を救うべく急ぐ新人チーム、大遠征軍を指揮する“狂戦士”クラスティと参謀の“腹ぐろ眼鏡”のシロエ、そして貴族の誇りをすて声をあげる〈大地人〉の姫。
異世界の危機に、〈冒険者〉と〈大地人〉が手を取りあった共同戦線がはじまる!!
ミノリの作戦立案センスがこれ、中学生離れしてるよなあ。チョウシ防衛戦なんて見事なくらいの機動防御による各個撃破戦術ですよ。彼女の思考の優れた点は、防御能力が無いに等しく戦力も乏しいチョウシを守りきらなければならない、という状況において、如何にしてチョウシの防衛力をあげるかではなく、徹底して敵戦力の集中を阻害することに傾倒したことでしょう。机上で考えるのは簡単かもしれませんが、現場で突然モンスターの大軍が街を蹂躙するコースで進軍してきたという生の、しかもタイムリミット付きの急報が飛び込んできて、なかなか咄嗟にこういう発想はできませんよ。彼女の際立った視野の広さは、パーティー戦闘指揮にも現れていて、ここで描かれた「全力管制戦闘」という概念には正直全身に電流が走りましたよ。これ、単なる息のあったコンビネーションとかチームワークとは完全に次元が違う話なんですよね。
情報整理と分析による未来予測を導き出した上で、電撃的な戦術判断の連続で戦域を支配し切る。やってることは実質航空戦における早期警戒管制機「AWACS」みたいなものなんじゃないか。
いや、むしろこれは、TRPGで磨かれるような能力と考えるべきか。実際、TRPGのリプレイなんかを見てると度々ベテランのプレイヤーが、何ターンも先の流れを完璧に読み切ってプレイヤーに指示を出して、戦闘を支配するシーンを見たことがあります。ただそれをリアルタイムの本物の戦闘でやれとなると全く別の話ですし、そういう観点・アプローチからバトルシーンを描いた作品はあまり見たことがない。
そして実際に描かれてみると、これがもう凄まじいと言っていいくらいの凄味があって、体中に電気走りまくり。戦っている子たちは決して特別な能力を持っているわけじゃなく、レベル的にもまだ中堅にも達していない新人の殻からはい出たくらいのヒヨコたちなのだけれど、そんなの何の問題にもならないですね。もう痺れるほど燃えた。

こよなく怠惰を愛し自堕落たらんとしながら、誰よりも貴族らしく高貴なる義務を果たすべく、冒険者たちに誠意と敬意を以て飛び込んできたレイネシア姫。恩恵も何も無いにも関わらず純粋な憧れから冒険者になろうとしたルンデルハウス。二人の大地人の見せた気概と見るものを奮い立たせる魂の輝きは、彼ら大地人が<冒険者>と対等の存在であることをこれ以上なく示したと言える。
それ以上に、最後にシロエが編み出した本物の魔法は、大地人と冒険者の境界を無に帰すものであり、気持ち的な問題だけじゃなく、世界を織り成すシステム上の観点からもNPCだったはずの大地人と、ゲームのプレイヤーだったはずの<冒険者>が存在として伍するものだと証明されちゃったんですよね、これ。
クラスティーの証言から、不死と思われた冒険者たちも死ぬ事によって現実世界の記憶が失われていくというリスクがあることが明らかになり、もはやこの異世界で日々を過ごしていくということは、この異世界で「生きていく」という事そのものになろうとしている。未だゲームの延長線上という意識から逃れられていない者たちは、ススキノは他の国のサーバー上で好き勝手暴れている連中のように、捨て鉢になって無軌道に、刹那的に過ごしているのだろう。或いは諦観や絶望感に苛まれて、無気力に過ごしているのかもしれない。
でも、このアキバの皆のように、ゲームの終わりを実感し、自分たちがこの異世界で生きていかなければならない、と理解した者たちは、覚悟を決めはじめているのだ。いつか、どうにかして元の世界に戻る方法を探しだすにしても、まずそれまで、この世界の一員として生きていく覚悟を。大地人という隣人と交わり、友人たちと普通に笑って、今日を勤しみ、明日の事を考える、そんな当たり前に一日を過ごしていく覚悟を、だ。
そして、その覚悟を持ってこそ、未来という希望を抱ける。
このアキバが素晴らしいのは、その覚悟と希望をみんなで共有できた事なんでしょうね。レイネシア姫のお願いに明るく活況を以て応えれたのはその証かと。他のサーバーなどでも、個人やギルド単位で前向きに生きる覚悟を決められた人たちはたくさん居るでしょうけれど、それでも狭いグループ内だけだとやっぱり辛かったり苦しかったりする事は多いはず。その点、街ぐるみ、生活空間ぐるみで共同体意識を構築できたアキバは素晴らしく恵まれた環境として機能している。シロエがあの時立ち上がらなければいったいどうなっていたか。西日本がどうなっているかが後々明らかになるのですが、その事実を踏まえるとアキバの在り方は奇跡的にすら思えてきます。
ミノリたち新人プレイヤーたちが、あんなふうに素直に<冒険者>の本分に身を任せることが出来る環境。レネイシア姫の思いに、あんなに明るい笑顔で応えられるだけの心の余裕を以て、この異世界に生きる事ができている事。シロエがあの時守ろうとしたものが間違いなくアキバの街に根付いて、ゲームとしての終わりを迎える事が叶ったのがわかるシーンをこうして目の当たりにすると、何だか今更ながら妙な感動が沸き上がってきた。

このあたりになると、段々とカップリングらしきものも見えてくる。いきなり鉄板のようになってしまったレイネシア姫とクラスティーや、最初からにゃん太を気にしている様子が明らかだったセララ以外にも、マリ姉と直継が何気にいい雰囲気だったり、五十鈴とルンデルハウスが実に面白い形で相性の良さを発揮していたり(お手は正直酷すぎると思うぞw
しかし、一番の注目はシロエを取り巻く女性たちでしょう。今のところはピッタリと寄り添うアカツキが不動っぽく見えるんだけれど、一途にシロエを慕うミノリが中学生ながら、その純粋なまでの憧憬を元手にして一気にまくりあげてくるんですよね。ミノリのひたむきさと勤勉さは物凄く好ましいんだけれど、やっぱりアカツキには頑張って欲しい。頑張れ、小さなお姉さんw

1巻 2巻 3巻感想

ログ・ホライズン 3.ゲームの終わり(上)4   

ログ・ホライズン3 ゲームの終わり(上)

【ログ・ホライズン 3.ゲームの終わり(上)】 橙乃ままれ/ハラカズヒロ エンターブレイン

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シロエがいない初めての戦闘(バトル)!!
<円卓会議>に届いた書状により、シロエたち<円卓会議>の代表らは、大地人同盟との交渉にのぞむため、アキバを離れた。同じ頃、各ギルドの新人プレイヤーを鍛える夏季合宿が開始。同レベルの仲間とともに、トウヤとミノリもダンジョンに挑むものの失敗の連続。戸惑い、衝突、敗北……新人プレイヤーに訪れた初めての試練。彼らの力が、今、試される!
我らがぐうたら姫、レイネシア姫登場の回である。彼女ともう一人の大地人の登場と自由都市同盟との交渉、そして新人プレイヤーたちが直面する事件は、この三・四巻のサブタイトルである「ゲームの終わり」という文言に強く関わってくることを覚えておいた方が良いだろう。大地人はノンプレイヤーキャラクターではなく、自分の意志を持った生きた人間である。このシロエが円卓会議発足の際に発表した事実は冒険者たちに凄まじい衝撃となって走り抜けたわけですけれど、読者である自分にとってはまだ実感の伴わない、そういう設定なんだという単なる事実の把握に過ぎなかったのでした。
本当の意味で、元々はゲームの中のNPCに過ぎなかった大地人たちが大災害以降、<冒険者>と同じ生きた人間になっていたのだという事実を実感したのは、まさにこのレイネシア姫が現れた瞬間だったのでしょう。
この外面と内面の食い違いが激しすぎる個性的なお姫様が、<狂戦士>クラスティとエンカウントしたあのシーンで、彼ら大地人が現実世界の住人だった<冒険者>と対等の存在として生きているのだと実感したのです。
それは、そのままこのゲームの中を再現したと思しき異世界が、単なる仮想空間などではない、本物の人間がちゃんと生きて根付いている世界なのだと感じいった瞬間でもありました。これ、地味に円卓会議成立の際にシロエが引き起こしてくれた価値観のパラダイムシフトに匹敵する衝撃だったりしたんですよね。
そこからサブタイトルに目を転じてみて、ようやくこの「ゲームの終わり」が何を意味しようとしているかがうっすらとわかってきたわけです。そこからさらに怒涛の展開あって、この「ゲームの終わり」と様々な観点から実感していく事になるのですが……それは下巻の為に据え置いておきましょう。

宮廷内でのあれこれは、ある意味クラスティさんの独壇場でした。というか、彼とレイネシア姫とのやり取りが素敵すぎて、シロエは周りから腹黒腹黒と言われまくってるけれど、クラスティも相当だよ、これ(笑
レイネシア姫のぐーたらすぎる内面を見抜いていじり倒すクラスティの楽しそうなこと楽しそうなこと。

一方でシロエはこの世界の秘密の切れっ端をつかみとると同時に、不死である<冒険者>の秘めた死のリスクの真相にたどり着いてしまう。いくら死んでも生き返る事ができる、という<冒険者>の特典はズルイとは思っていたものの、ちゃんとペナルティはあったわけだ。


新人プレイヤーたちの方は、チームプレイの難しさに直面しているのだけれど、この「ログ・ホライズン」って戦闘へのアプローチが非常に面白いんですよね。俺つええは世界観じゃあり得ないシステムになっていて、直接的な攻撃力のない技や魔法にリソースがとても多く割かれている。それもスリープやポイズンといった状態異常や、単純に身体能力があがったりする支援魔法と違って、それ単体では説明されても何の意味があるのか分からない術などがたくさんあるんですよね。
これが、パーティー戦闘となると思いもよらない形で凄まじい効果を発揮していくのです。ソロプレイでは決して生まれない、レベルの低いプレイヤーであっても戦術連携によって相乗していく壮大なほどの戦果の拡大。
でも、そうした能力を活かすためには一人ではどうしようもないのです。一人ずつが集まっただけの集団では、チームでも何でもない。バラバラだった子たちが一致協力することでチームになっていく、それはよくある王道パターンのお話ですけれど、ここで描かれていた五人の新人冒険者たちが、パーティーになることが出来たお話は、単なる仲良しごっこではないもっと具体的でシステマティックなスタイルを学び勝ち取っていくことで、一味違うものになっている。それは、さらに下巻で巻き込まれる戦闘においてより劇的な発展を見せて、こちとらその戦闘への考え方、概念に衝撃を受けることになるのである。既にその萌芽はここできっちり描かれていたわけだ。
何れにしても、このパーティー戦闘の捉え方、描写の仕方は何気に独特で痺れるような面白さがあったのでした。
そして事態が風雲急を告げたところで下巻へ持ち越し。

一巻 二巻感想

ログ・ホライズン 2.キャメロットの騎士たち5   

ログ・ホライズン2 キャメロットの騎士たち

【ログ・ホライズン 2.キャメロットの騎士たち】 橙乃ままれ/ハラカズヒロ エンターブレイン

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〈腹ぐろ眼鏡〉のシロエ、いよいよ本領発揮!!
表面的な穏やかさは取り戻したものの、一方ですさんだ空気をまとい続ける<アキバ>の街。教え子たる双子・トウヤとミノリの拘留が発覚し、アキバの情勢に嫌悪感をぬぐいきれなくなったシロエがついに動く!歴戦を制した猛者11人を結集させ、無法地帯アキバに「希望」を取り戻す!!
このあらすじ、微妙に誤解を招く内容だよなあ。ミスリードを誘っている、というのとも少し違うし。
さて、ウェブ版では第一部【異世界のはじまり】の後半部分にあたる第二巻。まさに<腹グロ眼鏡>の真骨頂を目の当たりに出来るスペシャルなパーティーの始まりである。
世紀末の荒野じゃないけれど、どれほど無秩序と混沌に陥ろうとも、ある程度以上の人間が集まっていれば、そこにはいずれ何らかの秩序が生まれてくるものです。でもそれは大概にして、弱肉強食というルール。これまでの社会が崩壊し、秩序が無に帰した状況の中では、必然的に求められるのは純粋な力なのは仕方がないことなのだろう。力さえあれば、ルールのない世界ではどんな有無をも押し通せる。力こそがルールとなるのだ。そして、得てして大きな力は「無私」では居られない。大きな力は、それを拠り所とする多くの意思によって簡単に左右されてしまう。力さえあれば何事もまかり通ってしまうのならば、集団意識は簡単に帰属する集団の利益を優先しようとするものなのだ。
だからこそ、ルールが必要なのである。それも、理知に基づき公平が保たれ人の尊厳を守る事を目的としたルールが。
それこそが【法(ロゥ)】であり、そのルールを至上として構築される社会秩序こそ、法治国家というものである。
本来法治とは、弱者と強者の区別なく、人を人として公平に扱うためのものなんですよね。勿論、それは建前に過ぎないところも多いのですけれど、それでも無法よりかはよっぽどマシ。
シロエかクロエかわからない、白い名前のくせに真っ黒な彼が志したのは、力に対して力でねじ伏せ押さえつけるという剣で剣を折るやり方ではなく、彼のサブ職業「筆写師」が示すように、ペンを以て剣を封じること。まあ、実際には「ペンは剣よりも強し」という有名な台詞を小説の中で述べるフランス宰相リシュリュー卿の如く、悪辣極まる手段を取るのでありますが。清廉な人物に対して「腹ぐろ眼鏡」などというあだ名はつきません。かと言って、彼が性格まで黒い人物かというと、むしろ恥を知る人物であると言っていいでしょう。恥を知るからこそ、理性ある人として恥ずかしさを覚えるアキバの街の現状に義憤を覚え、彼は行動に出たのですから。そして、手段はともかくとしても、彼の意思が伝わったからこそ、あるいは彼が抱く、今のアキバを許容している事への恥ずかしさに共感したからこそ、無政府状態は脱却され、円卓会議は成立したと言ってもいいでしょうし。
それに、彼がこの会議で語ったものは、文字通り理念と言っていいかもしれない。これから、このアキバが寄って立つべき理念と。そう考えると、我々がここで目の当たりにしたものは、まさに新しい国家の誕生の瞬間だったのかもしれない。シロエが語ったものは生まれたばかりの国が寄って立つ為の理念であり、シロエがにゃん太班長の発見した概念から導き出した可能性は産業革命と同質かそれ以上の革命であり、この異世界でアキバが経済活動を活性化させ、ひいてはアキバの冒険者たちに生きる目的を与えるもの。そして、ノンプレイヤーキャラクター(大地人)への既存の概念を破壊するパラダイムシフトと、彼らとの関係性への意識の喚起は、アキバという街に異世界の中の国際を意識させる外交基本方針、なんて風にも捉えられる。

この瞬間、世界の色が変わったように感じた人も多いはず。灰色だった世界観に彩が散りばめられたように。薄暗かった靄が一気に晴れ渡って夜明けが訪れたように。のしかかるようにそびえていた壁がガラガラと崩れ去ったように。狭く閉塞していた牢獄のようだった世界が、地平線の向こうまで見渡せるような広々とした世界へと一瞬にして変化したように。

きっとこの瞬間、この物語はそれまでとは全く違うステージに移ってしまったのです。在り方そのものを変えてしまったと言っていい。
異世界に転移して、そこで生き残るために力を尽くすというサバイバルものから、全く別の物語へと。
それは、これまでの異世界転移モノやゲームの世界に入り込んでしまった、MMORPGタイプではこれまでお目にかかったことがない境地を舞台とした物語。
次の三巻からはじまる第二部【ゲームの終わり】。ウェブ版サブタイトルの意味を、そこで目撃できるはず。


それにつけても、一連のシロエの暗躍は戦慄ものと言っていい。彼が目論んでいた事が明らかになった時の、いやそれを実現する為の手段を見せつけられたあの瞬間の、体の底から震え上がるような感覚はなかなか味わえるものじゃない。体の芯に火がついたように熱くなり、興奮が湧き上がる。血沸き肉踊る、そう彼の繰り広げる政略戦は、そこらのバトルよりもよっぽど血を滾らせてくれる。
一度既にウェブ版で読んでいたにも関わらず、感電したみたいに痺れたもんなあ……あふぅ。

改めて読んで実感しなおしたのが、にゃん太班長の存在感。若者たちの相談役として影に日向に支えとなってくれる人なのですけれど、何気にこの人みたいに自分を年寄りと標榜するのって難しいと思うんですよね。シロエの推察によるとこの人の実年齢は三十代後半から四十代のようですけど、むしろこの年代の方が自分を若造扱いしたいはず。年寄りを名乗るって、それだけ「ちゃんとした大人」であると言ってるようなものなんですよね。それって、若者に頼られ、正しい指針を求めら期待されるということでもある。その上で、自分から手を引き導くような意欲的な行動は取らないよう抑制を求められる。まだ自分を若い若いと言ってるほうが楽なんですよ。若いと言うのは、まだまだ自分はやれると表現していると同時に、自分はまだまだ未熟であると言い訳しているとも言えるのです。自分が自分が、という我を出しながら、でも自分そんなに責任持てないよ、という言い回しにも出来なくもないわけです。悪い見方をするならですよ。別に若さを強調するのが悪いと思ってるわけじゃないのですが。
何にせよ、年寄りを名乗るのって言うほど気楽じゃないんですよね。それなりの覚悟と責任感がないと自信を持って出来ないと思うんですよね。
そんな事を考慮してからにゃん太班長を見ると、この人は見事に年寄りたらんとしていらっしゃる。ちゃんと若者を立て、縁の下に徹し、その上で時に迷う若者に柔らかく指針を示し、どっしりと支えてみせる。これほど頼れて安心できて尊敬に値する「大人」はなかなか居ないですよ。
アカツキや直継、マリ姉やヘンリエッタ。にゃん太班長と、シロエはホントに人に恵まれてる。上や横だけじゃなく、シロエを慕う初心者プレイヤーのトウヤとミノリだって、子供としては破格と言っていいしっかりとした人格の持ち主でしたし。ソロプレイヤーとして長くギルドという集団を嫌って活動してきたシロエですけれど、どうしてどうして人の縁には恵まれ、彼自身も恵まれた縁を決して蔑ろにしなかったことが今日の彼と、彼にもたらされた支えの手を導いた、と言えるのでしょうか。
こうして人の良き部分、人と人との関係の良き流れを見せてくれると、じんわりと胸が熱くなります。しびれるような刺激的な部分だけじゃなく、こうやって穏やかに心潤してくれる所も多いから、この作品好きなんだよなあ。

1巻感想

ログ・ホライズン 1.異世界のはじまり4   

ログ・ホライズン1 異世界のはじまり

【ログ・ホライズン 1.異世界のはじまり】 橙乃ままれ/ハラカズヒロ エンターブレイン

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廃墟アキバから世界を変える!
老舗オンラインゲーム「エルダーテイル」の世界に
日本人ゲーマー3万人が閉じ込められた!

モンスターとの戦闘、味を失った食料、死ぬことのない境遇。
昨日までプレイしていた「剣と魔法の世界」が今日からの「現実」。
未だ、混乱続くエルダーテイルで、
<腹ぐろ眼鏡>で<引きこもり体質>の主人公・シロエが、
旧友直継、美少女暗殺者アカツキらと、世界を変える冒険を開始!
あれ? あらすじだと日本人限定みたいな言い回しになってるな。あくまで日本エリアに三万人であって、実際は世界中で取り込まれているのだが。
いやあ、こうしてイラスト付くと映えますねえ。アカツキちっちぇえー。ちみっこ可愛いっ! これで二十歳過ぎというのが味噌なのですよ。ちびっ子というのはどうしてもリアル幼女か幼女にしか見えない高校生。もしくは完全に成人したロリババア、というパターンばかりで実は二十歳前後の若い女性のちびっ子というのは完全にエアポケットなのである。子供っぽさと大人っぽさがバランスよく、或いはバランス悪く同居しているこの年頃で、同時に外見もアンバランスであるアカツキのキャラクターは実に大きな魅力を秘めている。今のところはまだ優秀なプレイヤーとマスコット的な立ち位置に終始していますけれど、将来的に世代的外見的アンバランスさを起因としたヒロインとしての大きな変動を見せ始めるので、彼女には注目なのでありますよ。
シロエも、ウェブ版で読んでいたときはもっと線の細い印象があったのだけれど、こうしてみるとクレバーさが引き立つなあ。なるほど、これは腹黒メガネというあだ名がよく似合う。主人公というよりも、むしろフィクサーだよ(笑 まあ一番ガツンと来たのは、マリ姉ですけどね。なにこのカワイイ生物。うははは、マリ姉だ、マリ姉だ。

さて、第一巻は文字通り導入編。ゲーム内に取り込まれるタイプの小説は今の流行りでもあるのですけれど、この作品の興味深いところの一つに、リアルな部分とゲームの部分のアンバランスさが挙げられる。彼らが取り込まれてしまった世界は、まさに異世界そのもの。なのだけれど、リアルというにはあまりにも大きくゲームの要素が残されている。死んでも蘇ってしまう、というあたりはその最たるもの(尤も、完全にノーリスクでないことはのちのち明らかになるのだが)。故にか、【大災厄】と名づけられたこの事件に巻き込まれたゲームユーザーたちは、ここが今まで暮らしてきた現実とは全く世界を異にした新たな現実であるという認識や覚悟が定まらず、現状をどう捉えたらいいのかわからずに混乱ばかりが広がっていくわけです。その混乱が、突然現出してしまった万を超える人間たちの社会を、無秩序な惑乱へと転がり落としていくのである。
この一巻はシロエたちが自分たちの現状を把握していくのと同時に、新たな現実となった世界が秩序ある社会を構成できずに無秩序と混沌に染まっていくさまをシロエの目と感情を通して捉え、ススキノからの救出劇を通じて現状が看過出来ない状況である事を実感させるための話となっている。これまでソロプレイを嗜んできたシロエが、世界そのものに関わる意思を芽生えさせるためのプロセスと言えよう。尤も、覚悟が定まるまでまだもう少し紆余曲折と、大きな事件が必要となるのだが。それでも、今のこの有様を許せない、という気持ちが生まれるというのは大きな事ですよ。
これって何気に凄いんですよね。現状がどれほどひどくても、ほとんどの人は自分の手が届く範囲の改善にばかり意識が行くものです。普通の人の視野や視点というのは、決して遠くまで広がらないものですから。ですが、シロエが抱いたのは社会状況そのものへの不満であり、危機感。
根本から、社会構造の仕組みをひっくり返し、新しく構築しないといけない、と考える発想は、普通の人には無いものなのです。彼のこの視点の高さは、戦闘において後方から全体をプロデュースするスタイルとも絡んでいて、なかなか興味深い。
この【ログ・ホライゾン】、先に橙乃ままれさんが書籍デビューした【まおゆう】とは全く表現方法の違う作品ではあるんですけれど、「世界を変える」という一点においては全く同じ、と言えるんですよね。
明確な敵がいるわけでもない。分かりやすいクリア目標のあるクエストでもない。そもそも、どうすれば思い描く世界へと辿りつけるかがわからない。いや、望む世界が何なのかがまず見えていない。そんな手探りで進むしかない中で、個人の力の強さ、というのは有効な武器や道具の一つではあっても、逆に言うなら武器や道具の一つにしかならないんですよね。何もかもを解決してくれる便利なアイテムとは到底成り得ない。
シロエの最大の武器とは何なのか。知恵や智謀といったものとは階梯が違うところにあるもの。体中に電気が走ったような思いを抱かせてくれた、あの【まおゆう】の「魔王」と同じものを見せてくれる事件は、次の二巻になるのか。既に手元にあるので、近いうちに読んでおきたいと思います。うん、やっぱり面白いなあ。

まおゆう魔王勇者 3.聖鍵(せいけん)遠征軍5   

まおゆう魔王勇者3 聖鍵(せいけん)遠征軍

【まおゆう魔王勇者 3.聖鍵(せいけん)遠征軍】 橙乃ままれ/toi8 エンターブレイン


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世界を闇で覆いつくさんとして人間の世界に侵攻してきた魔のモノたちを率いる魔王を、光の勇者が討ち倒す。そんな在るべき世界の形を、魔王と勇者が手を携える事で変えようとはじまったのがこの物語でした。
とはいえ、魔王と勇者が結びついた事は人間にとっても魔族にとっても裏切りであり、人間と魔族という両存在は不倶戴天の敵同士であるという価値観は揺るぎないものだったのです、これまでは。
そう、この三巻、忽鄰塔の大会議で起こった出来事は、そうした価値観を粉微塵に打ち砕く、衝撃的な革命でした。
ここは、ウェブ版で読んでいたときには本当に衝撃だったんですよね。ショックだったとすら言ってもいいかもしれない。なにせ、魔界における主要な氏族が集い魔界の方向性を決定づける忽鄰塔の大会議に新たに加わる事になった氏族が、あれですもの。この物語が常識をひっくり返す為のシロモノと承知していながら、それでもどこか固定観念に囚われていたのでしょうな。火竜公が連れてきたあの人が、新たな魔界の氏族を名乗った時には頭をハンマーでぶん殴られたようだったのです。そして、直後の起こった魔王の一時的な退場劇により発生した、魔界の意思決定権の、魔界の民の代表者たちによる会議への移行。「議会」が生まれた瞬間である。
まさに此処から魔王と勇者の結びつきによって生まれ、彼らの薫陶や影響を受けて種となり、己が見たいと願う世界のために動いていた人々の働きによって密かに進行していた世界全体のパラダイムシフトが、誰の目にもわかる形で起爆していくのである。
世界全体が、怒涛の勢いで再編されていく。
それは、保守であり既存の価値観を守ろうとする勢力をすら、以前のままの姿で在る事を許さない。旧来の魔王たる権威を取り戻そうとする蒼魔族と、既存の権益である人間の思想を守ろうとする聖教会勢力。その本来なら人間と魔族、不倶戴天の敵同士の主体とも言うべき両勢力が利用しあうという間柄とは言え手を結び、同じ魔族を、同じ人間を打ち払おうとした姿からも明らかであり、聖王国の王弟元帥がマスケット銃の運用を基軸にはじめた軍事革命が、中央集権化や産業革命へと至る萌芽となろうとしている一事を見ても、彼ら自身の意識は別として、新たな価値観の担い手となろうとしていることがわかる。
故にこそ、これは一見古い価値観と新しい価値観の衝突に見えるものの、実質的には方向性の対立へと移行しつつあるのでしょう。
既に、世界の方向性は魔王と勇者の制御の手を離れてしまいました。でも、彼らが蒔いた種は芽吹こうとはしており、それぞれが目の前の困難を打開しようとすることで中世の闇を切り開こうとしているものの、まだ足りないんですよね。世界を担う意思が足りない。目的意識、あるいは丘のむこうに何を見たいと願うのか、という未来像を持つことかもしれない。それを持ち、担い、目指そうとしているのは、まだ勇者と魔王のふたりだけなのです。パスファインダーたるものが居ない、足りない世界を待ち受けているのは混乱であり、混沌だ。明快な意思と思想に基づいた先導のない急激な変革は、創造よりも破壊を多くもたらしてしまう。そこには、魔王が恐れるカタストロフが待ち受けている。
だからこそ、この巻において一番重要な動きをみせているのは、他の誰でもない メイド姉 なのである。
誰もが目の前の壁に汲々とし、魔王と勇者の二人ですら押し寄せる波を切り払うのに必死な中で、彼女だけが一人先をみつめようとしている。まだ何も見つけておらず、何も見いだせず、漠然とした思いを胸に探し求めて大陸を放浪しているだけですが、実のところ彼女が一番先頭を歩いているのです。それを、近い将来読者はまざまざと見せつけられることになる。
あるいはもう一人、魔王と勇者以外ではもっとも早く「丘の向こう」を意識し始めた「彼」が、メイド姉に続いていると言ってもいいかもしれない。
経済的にもはや離れがたいまでに結びついた魔界と南部諸国の現状を、正しく政治が拾い上げ誰の目にも明らかな形で現れだした大変革。世界の構図は魔族対人間ではなくなり、しかし血で血を洗う戦乱の広がりは留まるところを知らず、新しい世界は産みの苦しみを迎えている。破滅か、あるいは新生か。第四巻のサブタイトルは「この手でできること」。何を求め、何を成すのか。随分と多くのキャラクターが跋扈するようになったけれど、次の巻ではそれぞれが求める世界を垣間見ることが出来るはず。そして、それこそが新しい世界を導くのだ。

1巻 2巻感想

まおゆう魔王勇者 2.忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀5   

まおゆう魔王勇者 2忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀

【まおゆう魔王勇者 2.忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀】 橙乃ままれ/toi8 エンターブレイン

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こうして分割されたものを読むと、初期には精力的に新たな概念を持ち込み、硬直した世界を揺さぶりに掛けていた魔王が、この時期はパタリと活動を停止しているのがよく分かる。
だが、主体的な先導者が一時的に消失したとはいえ、既に動き出した既存の世界を揺るがす激動のうねりは消え去ること無く、南部諸国に在する人々は旧来の体制を維持しようという変革への強烈な敵意を前に、岐路に立たされる。
そこで飛び出したのが、あのメイド姉による人間宣言だった。
此処から始まった事こそ、手を引かれて歩く赤子から自分の足で立って自分の思い描こうとする世界に辿り着こうと歩き始める、自立した人間たちの物語だ。魔王が撒いた種が芽吹き始め、人々は自分の意志で、魔王と勇者が夢見た「まだ見ぬ丘の向こう側」を自らの夢として望み始め、それを勝ち取るための戦いを始めるのだ。
そして生まれ始めるものこそ、多様性である。
勇者が提唱した、聖教会からの湖畔修道会の独立と南部諸国による国教化。青年商人が南部諸国をまるごと数回は国ごと買い占められるという同盟の巨大な財力を全力で駆使した凄まじい仕手戦によって描き出した、経済圏の分割。そして、完全悪であり人類の敵、意思疎通の余地のない滅ぼすべき敵に過ぎなかった魔族、そして異世界と思われていた魔界が、交渉の成り立つ隣人であったという、固定観念の撃滅。これらはすべて、多様性の獲得であると同時に、自分と他者を分けて認識することによって発生する相互理解と受容と刺激、それに伴う発展の萌芽であり、人が認識している世界の拡大なのである。
まだこの時点ではごく僅かな人だけが気付き始めているだけだが、彼らがこれまで生まれ持ってきた価値観が根こそぎひっくり返るような、とてつもないパラダイムシフトが既に起こり始めている。その事実を一番初めに捉え、率先して加速させ初めているのが、青年商人や商人子弟といった経済という概念を武器として戦っている面々である事は、魔王が自らを経済学者と名乗っている事からも興味深い話である。これは、彼らが国や慣習といった枠組みに囚われずに、流動する経済といううねりを知覚し、その解析と運用を常にロジカルに徹して行っているからなのだろうが。それが結局、時代の先鞭を付ける結果となっているのは実に面白い。
そして、目先の利益追求にとらわれず、青年商人が火竜公主の意見を汲んで仕掛けた戦争を止めた事は、彼もまたまだ見ぬ世界を望み、創りだそうとしているクリエイターの一人となった事の証左なのだろう。本来その商才を以て世界を変革する第一人者となっていく役割のはずの彼が、何がどうしてこうなったのか、情縁をもって価値観をひっくり返す先駆者となっていくのもまた、洒落がきいているというかなんというか。
彼以外にも、メイド姉の人間宣言を受けて立ち上がった南部三国の王侯たち。紅の学士(魔王)の薫陶を受けた軍人師弟、貴族子弟、商人子弟もまた、それぞれが望むべき「まだ見ぬ丘の向こう側」を自らの内に発見し、それを創りだすための戦いを開始する。

魔王と勇者、たった二人の特異点を中心に生まれた激動は、この巻を始まりとして、無数の焦点を産み始めるのだ。勿論、その点たるモノたちは未だ萌芽である。種から芽吹いたばかりの若葉に過ぎない。だが、次の三巻では種の芽吹きは魔界からも生まれだし、生まれた焦点たちは点から繋がって線となり、やがて面となって世界そのものをとてつもない衝撃と共に塗り替え始めるのだ。
そして、撒いた種を芽吹かせる雨と肥やしを撒くための、魔王と勇者の戦いが忽鄰塔(クリルタイ)にて今まさに始まろうとしているわけだ。
まさにこれ、革命前夜である。

さて、挿絵の方であるが、温泉話にきっちり挿絵つけてくれてるのはよくわかってる、よくわかってる!! これから見る限り、女騎士は本気でチッパイのなっ! それに比べて、魔王様とメイド長のけしからん事けしからん事。これが駄肉というものかっ!!

1巻感想

まおゆう魔王勇者 1.「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」5   

まおゆう魔王勇者 1「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」

【まおゆう魔王勇者 1.「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」】 橙乃ままれ/toi8 エンターブレイン

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ネットで話題騒然の『まおゆう』が遂に登場!
ネットで最もアツイといわれる物語『まおゆう』が遂に登場!! RPGにありがちな魔王と勇者の対立から始まる物語は、世界全体を巻き込んで大きく動き出します。書籍化にあたり著者による大幅な加筆修正を加え、さらにゲームデザイナー桝田省治が完全監修!
読み終わった今、私はジワジワと湧きあがってくる喜びを噛み締めている。あの日、この物語の原作をウェブ上で目の当たりにしたときの確信が間違っていなかった事への歓喜である。単なる一時の狂騒に、その場限りの熱に浮かされはしゃいだだけの錯誤では無かった事への、一過性の幻でなかった事への喜びである。
あの日感じた想いは、何一つ間違っていなかった。
これまで、多くの傑作と出会ってきた。感動し、涙にくれ、感情をかき乱され、人生すら左右された物語と、これまで幾作も出会ってきた。だが、「自分はこの物語を読むために、本を手に取ってきたのだ」という形の想いに駆られたのは、今までの三十余年の中でたった二作だけである。それがおがきちか氏の【Landreaall】と、この【まおゆう】だ。
この二作は、自分にとってまさか実在するとは思わなかった、理想の終着点なのだ。いや、それ以上に自分が無意識に求め思い描いていた夢物語を遥かに超える形で、自分が出来る想像の範疇を越え、限界点を軽々と飛び越えて、自分ですら知らなかった己が理想の夢のカタチを、震え上がるほど明確に、明快に、具体的に描いてしまった夢にすら成り得なかった夢物語の結晶なのだ。
こんな物語を読んでみたい、漠然と心のなかで思い描いていた理想。それを、思い描いていた形を遥かに遥かに遥かに上回る、そんなもので良かったのかとせせら笑うかのような途方も無いスケールで描かれてしまったのだ。
目の当たりにしたときのあの狂喜と忘我が綯い交ぜになった衝撃を、未だに自分は消化しきれていない。
だからなのだろう。もしかして、あの時受けた衝撃は一気にそれを飲み込んでしまったが故の、思い込みによる勘違いだったのでないか、という不安は尽きなかった。もう一度改めて、書籍となったこの作品を読んだ時、自分は果たしてあの時と同じ感慨を感じ取れるのだろうか、と。もしかして「あれ、こんなものだったのかな」という落胆を得てしまうのではないかと、本当に不安だったのだ。自分がたどり着いてしまった確信が勘違いだったと分かることほど怖いものはない。
でも、それ以上に、それ以上に楽しみで仕方なかった。期待で胸が張り裂けんばかりだった。ウェブ上にある文章をもう一度読み直すのと違って、本になったものを改めて読みなおすというのは、もう一度初めて物語に出会うような新鮮な趣が待っているという事でもある。
改めて、あの物語に出会い直せる。それは、不安が現実のものとなりさえしなければ、あの衝撃をもう一度改めて、新しい形でぶつけられるということ。至福じゃあないですか。こんな至福は無いじゃあないですか。
そして読み終えた今、自分が抱いていた不安など全く杞憂に過ぎなかった事が証明された。あの丘の向こう側を、自分はもう一度新しい気持ちで見ることが出来るのだ。
それが、もうすっごく嬉しい。
本当に嬉しい。

全五巻であることが既に知らされているこのシリーズ。最初に一巻は魔王と勇者が世界のあり方そのものを変えようと手を携えるところから、あのメイド姉の人間宣言までが描かれている。
改めて読み直すと、まだ始まって五分の一に過ぎないこの段階で、魔王と勇者のふたりきりの戦いは既に限界に差し掛かっている事が分かる。勇者が、魔王がどれほど優れていたとしても、二人の力だけで世界の有様を変える事は、現実として難しいという事実が露呈を始めるのだ。同時に、この物語が個人としての勇者と魔王の世界変革の旅から、全く別の次元の階梯へと羽ばたき出す萌芽もまた、既に各所で芽生え始めている。勇者と魔王の撒いた種は、早くもこの一巻で既に芽を出し繋がり始めていたのだ。その先鞭をつけるのが、のちにおいて勇者と魔王を追い越さん形で変革の先頭に立ち次代を切り開いていく青年商人とメイド姉の二人であったというのは、今となっては得心が行く。
未だ物語の顛末を知らない人は心して覚えておいて欲しい。この【まおゆう】という物語が真の姿を見せ始めるのは、まさにあのメイド姉の「人間宣言」からなのだということを。魔王と青年商人の邂逅、そして勇者と青年商人の再会によって垣間見えた丘の向こうの景色は、メイド姉が立ったあの瞬間に、勇者と魔王の二人きりの望んだ夢ではなく、世界に遍く存在する魂もつ存在が目指す果てになった事を。まだ、魔王と勇者、そしてメイド姉を含めて誰も気づいていないし、その胎動は生まれたばかりでただ一瞬冬の国の寒村できらめいた星の瞬きのようなものなのだけれど、でもそこで生まれたものは、彼女の思想という以上に世界を変える意志となって、世界中に伝播していくのだ。
ここで一先ず一巻が終わり、息をつくことになるのは恐らく正解なのだろう。何しろ、ここから始まるものは、ひとえに圧巻としか言えない筆舌しがたいほど凄まじい奔流そのものなのだから。
だが同時に、このまま次に進めない事にこれほど居ても立っても居られない心地にされるとは予想していなかった。毎月刊行ということで、すぐに来月には読めるのだと考えていた自分が馬鹿みたいだ。一ヶ月先がこんなに、こんなに、こんなに遠いなんて。なんで明日じゃないんだ。なんで今日じゃないんだ。うがあああああっ!!
助けて、ドラえもん。

さて、不安に思っていた事と言えば、もう一つあって、いわゆるあの掲示板形式の、桝田監修の言葉を借りれば戯曲風の書式は、本となって読むにあたって大丈夫なんだろうか、ちゃんと話に入り込めるんだろうか、と危惧していたものですけど、これも杞憂でしたね。
これは、作品の揺るぎない面白さと同時に、さりげないながらも書籍化に携わった人の熱意と努力と試行錯誤が垣間見える。思っていた以上に読み易かったですもの。これには、良いお仕事でした、お疲れ様です、ありがとう、という感謝の言葉を贈りたい。
そして、表紙のカバーデザインを手がけているtoi8さん。表紙見たら素晴らしいって、一目でわかりますよね。ちゃんと、本文にも挿絵が何枚かあって、これがまたいいんだ。南氷将軍と女騎士の一騎打ちのシーンなんて、女騎士のカッコイイことカッコイイこと。南氷将軍がああいうモンスターだったのには驚きましたけど。いやあ、あれは予想してなかったけど、なるほどあれこそ南氷将軍だ!
それ以上に、魔王様のあれやこれやの可愛いこと可愛いこと。すっばらしいですよ。
そして極めつけの、人間宣言の時の挿絵。参りました。ほんとに、もう。
文句があるとすれば、それこそもっと枚数見せてくれーー、てなもんくらいですよね。まあ、何枚挿絵があっても、もっともっとと強請りそうなんですが。
希望が多かっただろう地図がきちんとついてたのもありがたかったなあ。まだ南部諸国の地図だけなのですが、いずれ中央や魔界の地図も付随してくるのでしょう。氷の国が思っていたよりもかなり小さかったのには驚いたな。

魔王と勇者が手をたずさえて 暗黒の中世に灯をともす物語
この最高のキャッチフレーズを何度も舌の上で転がしながら。ああ、一ヶ月先がひたすらに待ち遠しい。
 

7月4日

松本直也
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三条陸/芝田優作
(ジャンプコミックス)
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稲岡和佐
(ジャンプコミックス)
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有馬あるま/フカヤマますく
(ジャンプコミックス)
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田中靖規
(ジャンプコミックス)
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岩田雪花/青木裕
(ジャンプコミックス)
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堀越耕平
(ジャンプコミックス)
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古橋秀之/別天荒人
(ジャンプコミックス)
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神江ちず
(角川コミックス・エース)
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路生よる/藤堂流風
(角川コミックス・エース)
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蝉川夏哉/ヴァージニア二等兵
(角川コミックス・エース)
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三上康明/田中インサイダー
(角川コミックス・エース)
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7月1日

紙城 境介
(角川スニーカー文庫)
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メソポ・たみあ
(角川スニーカー文庫)
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ナナシまる
(角川スニーカー文庫)
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shiryu
(角川スニーカー文庫)
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あまさきみりと
(角川スニーカー文庫)
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ミヤ
(角川スニーカー文庫)
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榊一郎
(HJ文庫)
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たすろう
(HJ文庫)
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シクラメン
(HJ文庫)
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かみや
(HJ文庫)
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ぎんもく
(FUZコミックス)
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晩野
(FUZコミックス)
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明地雫/霜月緋色
(HJコミックス)
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森山ゆっこ/はむばね
(HJコミックス)
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黒野ユウ/遠野九重
(B’s-LOG COMICS)
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大和田秀樹
(近代麻雀コミックス)
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6月30日

之 貫紀
(エンターブレイン)
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kawa.kei
(エンターブレイン)
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槻影
(エンターブレイン)
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白水 廉
(エンターブレイン)
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丸山 くがね
(エンターブレイン)
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鹿角フェフ
(GCノベルズ)
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力水
(モンスター文庫)
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蒼井美紗
(Mノベルス)
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よねちょ
(Mノベルス)
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あきさけ
(Mノベルス)
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唐澤 和希
(ヒーロー文庫)
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中野 在太
(ヒーロー文庫)
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新城一/海月崎まつり
(KCx)
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キダニエル/四葉夕卜
(KCx)
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6月29日

榊 一郎
(講談社ラノベ文庫)
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弥生 志郎
(講談社ラノベ文庫)
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雨宮 和希
(講談社ラノベ文庫)
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虎走 かける
(講談社ラノベ文庫)
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謙虚なサークル
(講談社ラノベ文庫)
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深山 鈴
(Kラノベブックス)
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右薙 光介
(Kラノベブックス)
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火事屋/蛙田アメコ
(ライドコミックス)
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真鍋譲治/すかいふぁーむ
(ライドコミックス)
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伊吹 亜門
(星海社FICTIONS)
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柴田 勝家
(星海社FICTIONS)
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6月28日

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6月27日

浦上ユウ
(電撃コミックスNEXT)
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猫夜叉/亀小屋サト
(電撃コミックスNEXT)
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たくま朋正/伊藤暖彦
(電撃コミックスNEXT)
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綾村切人/ナフセ
(電撃コミックスNEXT)
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結城鹿介/髭乃慎士
(電撃コミックスNEXT)
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幌田
(まんがタイムKRコミックス)
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6月25日

十文字青
(オーバーラップ文庫)
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鬼影スパナ
(オーバーラップ文庫)
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迷井豆腐
(オーバーラップ文庫)
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篠崎 芳
(オーバーラップ文庫)
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寺王
(オーバーラップ文庫)
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御鷹穂積
(オーバーラップ文庫)
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メグリくくる
(オーバーラップ文庫)
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雨川水海
(オーバーラップノベルス)
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江口 連
(オーバーラップノベルス)
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和島 逆
(オーバーラップノベルスf)
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KK
(オーバーラップノベルスf)
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雨川透子
(オーバーラップノベルスf)
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6月24日

芝村 裕吏
(MF文庫J)
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志瑞祐
(MF文庫J)
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長月 達平
(MF文庫J)
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長月 達平
(MF文庫J)
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月見 秋水
(MF文庫J)
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三月みどり
(MF文庫J)
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花間燈
(MF文庫J)
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衣笠彰梧
(MF文庫J)
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常世田健人
(ダッシュエックス文庫)
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ジルコ
(ダッシュエックス文庫)
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疎陀陽
(ダッシュエックス文庫)
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九十九弐式/すかいふぁーむ
(ダッシュエックス文庫)
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甘岸久弥
(MFブックス)
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yokuu
(MFブックス)
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天ノ瀬
(MFブックス)
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ラチム
(MFブックス)
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櫻井 みこと
(MFブックス)
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御手々 ぽんた
(MFブックス)
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支援BIS
(KADOKAWA)
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藤也卓巳
(あすかコミックスDX)
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ひろやまひろし
(角川コミックス・エース)
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ひろやまひろし
(角川コミックス・エース)
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横田卓馬/伊瀬勝良
(角川コミックス・エース)
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ぶんころり/プレジ和尚
(角川コミックス・エース)
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蛍幻飛鳥/志瑞祐
(角川コミックス・エース)
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水無月すう
(角川コミックス・エース)
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鈴見敦/八又ナガト
(角川コミックス・エース)
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御宮ゆう/香澤陽平
(角川コミックス・エース)
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人生負組
(角川コミックス・エース)
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ZUN/水炊き
(角川単行本コミックス)
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神地あたる/白米良
(ガルドコミックス)
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黒杞よるの/雨川水海
(ガルドコミックス)
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村光/ベニガシラ
(ガルドコミックス)
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七六/鬼影スパナ
(ガルドコミックス)
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天羽銀/迷井豆腐
(ガルドコミックス)
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白砂/麻希くるみ
(ガルドコミックス)
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木乃ひのき/雨川透子
(ガルドコミックス)
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6月23日

日向夏/ねこクラゲ
(ビッグガンガンコミックス)
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押切蓮介
(ビッグガンガンコミックス)
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小林湖底/りいちゅ
(ビッグガンガンコミックス)
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深見真/真じろう
(ビッグガンガンコミックス)
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金田一蓮十郎
(ヤングガンガンコミックス)
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佐藤真登/三ツ谷亮
(ヤングガンガンコミックス)
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萱島雄太
(ヤングガンガンコミックス)
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優風
(ヤングガンガンコミックス)
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栗井茶
(ヤングガンガンコミックス)
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栗井茶
(ヤングガンガンコミックス)
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6月22日

浅草九十九/和ヶ原聡司
(MFコミックス アライブシリーズ) Amazon Kindle B☆W DMM


安里アサト/シンジョウタクヤ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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中山幸
(MFコミックス アライブシリーズ)
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三ツ矢だいふく
(MFコミックス アライブシリーズ)
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内藤隆/榎宮祐
(MFコミックス アライブシリーズ)
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花鶏ハルノ/相川有
(MFコミックス アライブシリーズ)
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久真やすひさ
(MFコミックス アライブシリーズ)
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衣笠彰/紗々音シア
(MFコミックス アライブシリーズ)
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フジカワユカ/理不尽な孫の手
(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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藍屋球/アネコユサギ
(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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クマガエ/宮澤ひしを
(イブニングKC)
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カルロ・ゼン/石田点
(モーニングKC)
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泰三子
(モーニングKC)
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ハナツカシオリ
(モーニングKC)
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瀬下猛
(モーニングKC)
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NICOMICHIHIRO
(モーニングKC)
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鍵空とみやき
(ガンガンコミックスJOKER)
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鍵空とみやき
(ガンガンコミックスJOKER)
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藤近小梅
(ガンガンコミックスJOKER)
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田代哲也
(ガンガンコミックスJOKER)
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柊裕一
(ガンガンコミックスJOKER)
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村田真哉/速水時貞
(ガンガンコミックスJOKER)
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都月景/いふじシンセン
(ガンガンコミックスJOKER)
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殿ヶ谷美由記
(ガンガンコミックスpixiv)
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6月20日

風間レイ
(TOブックス)
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ほのぼのる500
(TOブックス)
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楢山幕府
(TOブックス)
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リッキー
(TOブックス)
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こりんさん
(GCN文庫)
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武田すん
(ヤンマガKCスペシャル)
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ペトス/橋本カヱ
(ヤンマガKCスペシャル)
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千田大輔
(ヤンマガKCスペシャル)
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Cuvie
(チャンピオンREDコミックス)
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小坂泰之
(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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6月19日

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6月17日

上遠野浩平/カラスマタスク
(ジャンプコミックス)
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野田サトル
(ヤングジャンプコミックス)
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二宮裕次
(ヤングジャンプコミックス)
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原泰久
(ヤングジャンプコミックス)
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双龍
(ヤングジャンプコミックス)
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深川可純/広報広聴課ゾンビ係
(ヤングジャンプコミックス)
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赤坂アカ/横槍メンゴ
(ヤングジャンプコミックス)
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赤坂アカ
(ヤングジャンプコミックス)
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中山敦支
(ヤングジャンプコミックス)
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光永康則/入鹿良光
(ヤングジャンプコミックス)
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ソウマトウ
(ヤングジャンプコミックス)
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中村力斗/野澤ゆき子
(ヤングジャンプコミックス)
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峰浪りょう
(ヤングジャンプコミックス)
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畑健二郎
(少年サンデーコミックス)
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山田鐘人/アベツカサ
(少年サンデーコミックス)
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コトヤマ
(少年サンデーコミックス)
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松江名俊
(少年サンデーコミックス)
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熊之股鍵次
(少年サンデーコミックス)
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栗山ミヅキ
(少年サンデーコミックス)
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高橋留美子
(少年サンデーコミックス)
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草場道輝/高谷智裕
(少年サンデーコミックス)
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福井セイ
(少年サンデーコミックス)
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安西信行
(少年サンデーコミックス)
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新井隆広/青山剛昌
(少年サンデーコミックススペシャル)
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日向夏/倉田三ノ路
(サンデーGXコミックス)
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麻生羽呂/高田康太郎
(サンデーGXコミックス)
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池澤真/津留崎優
(裏少年サンデーコミックス)
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山田 リツ
(裏少年サンデーコミックス)
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寺嶋裕二
(講談社コミックス)
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三宮宏太/西田征史
(講談社コミックス)
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ヒロユキ
(講談社コミックス)
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福留しゅん/天城望
(フロースコミック)
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伊吹有/葉山湊月
(フロースコミック)
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羊太郎
(富士見ファンタジア文庫)
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三河 ごーすと
(富士見ファンタジア文庫)
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桜生 懐
(富士見ファンタジア文庫)
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陸奥 こはる
(富士見ファンタジア文庫)
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高橋 びすい
(富士見ファンタジア文庫)
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恵比須 清司
(富士見ファンタジア文庫)
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三原 みつき
(富士見ファンタジア文庫)
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あボーン
(富士見ファンタジア文庫)
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白井 ムク
(富士見ファンタジア文庫)
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綾里けいし
(ガガガ文庫)
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カミツキレイニー
(ガガガ文庫)
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伊崎喬助
(ガガガ文庫)
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平坂 読
(ガガガ文庫)
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猿渡かざみ
(ガガガ文庫)
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猿渡かざみ
(ガガガ文庫)
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緒二葉
(ガガガ文庫)
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川上 稔
(電撃の新文芸)
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美浜ヨシヒコ
(電撃の新文芸)
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草薙 刃
(電撃の新文芸)
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時田 唯
(電撃の新文芸)
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6月16日

樋口彰彦
(マガジンエッジKC)
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松岡健太
(マガジンエッジKC)
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さとうふみや/天樹征丸
(講談社コミックス)
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あだちとか
(講談社コミックス)
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和武はざの
(講談社コミックス月刊マガジン)
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6月15日

石田リンネ(富士見L文庫)
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猫田パナ(富士見L文庫)
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佐々木禎子(富士見L文庫)
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仲町鹿乃子(富士見L文庫)
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竹岡葉月(富士見L文庫)
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竹岡葉月(富士見L文庫)
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鍋敷(アース・スターノベル)
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LA軍(アース・スターノベル)
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天然水珈琲
(アース・スターノベル)
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西尾維新(講談社文庫)
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葛城阿高(ビーズログ文庫)
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ぷにちゃん(ビーズログ文庫)
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小田ヒロ(ビーズログ文庫)
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綾河ららら
(サーガフォレスト)
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バッド(サーガフォレスト)
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真安一(サーガフォレスト)
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カヤ(サーガフォレスト)
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コイシ/緑黄色野菜
(コロナ・コミックス)
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よこわけ/やしろ
(コロナ・コミックス)
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わかば/白露雪音
(コロナ・コミックス)
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小田山るすけ/たつきめいこ
(コロナ・コミックス)
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6月14日
ふか田さめたろう
(GA文庫)
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星奏なつめ(GA文庫)
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冬坂右折(GA文庫)
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白石定規(GAノベル)
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星崎崑(GAノベル)
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えぞぎんぎつね
(GAノベル)
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三木なずな
(GAノベル)
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カイシャイン36
(GAノベル)
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よっしゃあっ!
(GAノベル)
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6月13日


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6月12日

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6月10日

荒川弘
(ガンガンコミックス)
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天那光汰/梅津葉子
(ガンガンコミックス)
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おーしおゆたか
(角川コミックス・エース)
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猫田ゆかり
(角川コミックス・エース)
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リムコロ
(角川コミックス・エース)
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冥茶/萩鵜アキ
(角川コミックス・エース)
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浅野りん/ヤングエース編集部
(角川コミックス・エース)
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春花あや
(角川コミックス・エース)
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経験値/TYPE−MOON
(単行本コミックス)
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佐島勤/おだまさる
(電撃コミックスNEXT)
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古宮九時/越水ナオキ
(電撃コミックスNEXT)
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ベキオ/ていか小鳩
(ガンガンコミックスONLINE)
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森田季節/シバユウスケ
(ガンガンコミックスONLINE)
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顎木あくみ/みまわがお
(ガンガンコミックスONLINE)
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加藤衣緒
(ガンガンコミックスONLINE)
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竜騎士07/夏海ケイ
(ガンガンコミックスONLINE)
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竜騎士07/刻夜セイゴ
(ビッグガンガンコミックス)
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飯島浩介/汐里
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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イノウエ
(サンデーうぇぶりSSC)
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こじまたけし
(サンデーうぇぶりSSC)
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白井もも吉
(サンデーうぇぶりSSC)
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オジロマコト
(ビッグ コミックス)
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サンドロビッチ・ヤバ子/だろめおん
(裏少年サンデーコミックス)
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田村由美
(フラワーCアルファ)
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もこやま仁
(裏少年サンデーコミックス)
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影崎由那/川獺右端
(アース・スターコミックス)
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相模映/吉田杏
(アース・スターコミックス)
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となりける/shiryu
(アース・スターコミックス)
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ユンボ/風楼
(アース・スターコミックス)
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秋乃かかし/裂田
(アース・スターコミックス)
Amazon


東崎惟子(電撃文庫)
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三雲岳斗(電撃文庫)
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三雲岳斗(電撃文庫)
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和ヶ原聡司(電撃文庫)
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白金透(電撃文庫)
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鎌池和馬/冬川基
(電撃文庫)
Amazon B☆W


佐島勤(電撃文庫)
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二月公(電撃文庫)
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鏡遊(電撃文庫)
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真代屋秀晃(電撃文庫)
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周藤蓮(電撃文庫)
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瀧岡 くるじ
(カドカワBOOKS)
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小田 ヒロ
(カドカワBOOKS)
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壁首領大公
(カドカワBOOKS)
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七夕 さとり
(カドカワBOOKS)
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KK(カドカワBOOKS)
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うみ(カドカワBOOKS)
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ふか田 さめたろう
(宝島社)
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魔石の硬さ
(TOブックス)
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ニシキギ・カエデ
(TOブックス)
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地雷酒(TOブックス)
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サンボン
(TOブックス)
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蒼月海里(角川文庫)
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椹野道流(角川文庫)
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森見登美彦/原案:上田誠
(角川文庫)
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桑原水菜(角川文庫)
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仁木英之(角川文庫)
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6月9日

石塚千尋
(講談社コミックス)
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荒川弘/田中芳樹
(講談社コミックス)
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奈良一平
(講談社コミックス)
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小玉有起
(KCデラックス)
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横田卓馬
(シリウスKC)
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高田裕三
(シリウスKC)
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長谷川三時/七烏未奏
(シリウスKC)
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ヤスダスズヒト
(シリウスKC)
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村上よしゆき/茨木野
(シリウスKC)
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K9/小林裕和/支援BIS
(シリウスKC)
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冬葉つがる
(シリウスKC)
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樋野友行/瀬戸メグル
(シリウスKC)
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刀坂アキラ/加茂セイ
(シリウスKC)
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光永康則
(シリウスKC)
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西田拓矢/海空りく
(シリウスKC)
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松琴エア/はにゅう
(シリウスKC)
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原口鳳汰/カラユミ
(KCデラックス)
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山本やみー/門馬司
(KCデラックス)
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一二三
(KCデラックス)
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がしたに/MITA
(KCデラックス)
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うかみ
(KCデラックス)
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エターナル14歳/御子柴奈々
(KCデラックス)
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桜野みねね
(BLADEコミックス)
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森野きこり
(BLADEコミックス)
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6月8日

かみはら(早川書房)
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西尾維新(講談社)
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ちんねん/能一ニェ
(BRIDGE COMICS)
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佐藤二葉
(星海社COMICS)
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山本崇一朗
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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稲葉光史/山本崇一朗
(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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6月7日

泉光
(アフタヌーンKC)
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TNSK
(アフタヌーンKC)
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水瀬るるう
(まんがタイムコミックス)
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琴子/TCB
(ガンガンコミックスONLINE)
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枢呂紅/優月祥
(ガンガンコミックスUP!)
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雨後一陽/とちぼり木
(ガンガンコミックスUP!)
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西島ふみかる/白縫餡
(ガンガンコミックスUP!)
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雨沢もっけ
(ガンガンコミックスUP!)
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ふか田さめたろう/松元こみかん
(ガンガンコミックスUP!)
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えぞぎんぎつね/春夏冬アタル
(ガンガンコミックスUP!)
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リキタケ/三木なずな
(ガンガンコミックスUP!)
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琴子
(SQEXノベル)
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猫子
(SQEXノベル)
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平成オワリ
(SQEXノベル)
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榛名丼
(SQEXノベル)
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蝉川夏哉
(宝島社文庫)
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貴戸湊太
(宝島社文庫)
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