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カズアキ

王女コクランと願いの悪魔 2 4   

王女コクランと願いの悪魔 (2) (富士見L文庫)

【王女コクランと願いの悪魔 2】 入江君人/カズアキ 富士見L文庫

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「君が好きだ。コクラン。…愛しているんだ」
悠久の時を彷徨い続けた悪魔と、孤独の運命を受け入れ続けた王女。奇跡によって逃れられぬ虚無から解き放たれたレクスとコクランは、あらためて出逢った。しかしレクスは捕らえられ、コクランの知らぬ間に後宮から追放されてしまう。離ればなれになっても、三度出逢おうとする二人。それを阻むのは、どこまでも深い後宮の闇と、初めて知る後宮の外の世界だった―。「めでたし、めでたし」のその先に、真の恋物語は始まる。
……まじかー(絶句
うん、凄いわ。発想の方向が全然違う。この人やっぱりすげえわ。
奇跡は起こったものの、コクランが置かれた過酷な状況は何も変わっていない。それは、前巻の最後でもわかっていたことで、素晴らしいハッピーエンドだったにも関わらず、ここまでその「めでたしめでたし」の一歩先から崖っぷちの話もないよなあ、とコクランとレクスの過酷な運命に思いを馳せたものでした。
でも、コクランなら、彼女が本気になったならなんとかなる、という楽観もあったのです。生きることを諦めていた彼女の周りには、でも彼女が幸せになることを望んでいる人たちが、確かに沢山居たわけで、その人達の支えがあれば、きっと本当の幸せをレクスとともに掴めることが出来る、とそう信じることが出来たのです。
だから、この二巻では戦うべきは、そのコクランの置かれた運命だと思って疑いもしなかった。
ところがところが。
そう、そんな簡単な、わかりやすく突き進みやすい方向で話は進まなかった。作者が用意した断崖絶壁は、果たしてそんなシロモノではなかったのです。
すべてを諦めていたが故に、現実から一歩離れ、まるで物語の中にいるようだと「物語の君」と讃えられたコクランが、生きたい、死にたくない、愛する人と、レクスと再び逢いたいと、必死に願い、なりふり構わず足掻いて藻掻いて戦おうとした結果が、これだというのか。
あれほど純粋だった愛情が、その愛の深さ故に穢れていく。ただ逢いたいというだけの願いが、その想いの強さ故に壊れていく。あれほど綺麗だったものが、その綺麗さ故におぞましいものへと変貌していく。果たして、その先にあるものは、かつてと同じ愛なのかすら、信じられなくなっていく。
凄まじい。コクランが戦っているのは、その過酷な運命のはずだったのに、いつの間にかコクラン自身へと成り代わっているじゃないか。「めでたし、めでたし」のその先に、よくぞこれほどまでの物語を紡ぎだす。その鋭利すぎる筆先が、凄まじいとしか言い様がない。

そのコクランに対して、悪魔から悠久の時を経て人間になったレクス。ああ、コクランのあの姿もまた生きた人間の姿だというのなら、悪魔から人となり、そして人としてのどん底にまで落ちながらも一片もブレることなく、コクランが愛し、コクランを愛したレクスのままであり続ける彼もまた、一際色濃い人間の姿なのだろう。
愛ゆえに変わらざるを得ず、愛ゆえに変わらぬことを貫く二人。
第二部として、これほどドラマティックにこのラブストーリーを仕立ててくれたなら、もう何の文句もございません。おどろくべきことに、この第二巻ではほとんどコクランとレクスは顔を合わせることすら出来てないんですよね。それなのに、一途なほど二人の愛の物語として成立している。
凄いなあ、凄いよなあ、もううっとりと浸ってしまうほどに、濃密な物語だ。
ここまでお膳立てしてくれた以上、ここからラストに向けての盛り上がりには、色んな意味で心臓を握りつぶされそうです。

1巻感想

王女コクランと願いの悪魔 4   

王女コクランと願いの悪魔 (富士見L文庫)

【王女コクランと願いの悪魔】 入江君人/カズアキ 富士見L文庫

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「さあ、願いを言うがいい」
「なら言うわ。とっとと帰って」
王女コクランのもとに現れた、なんでもひとつだけ願いを叶えてくれるという伝説のランプの悪魔。しかしコクランは、願うことなど何もないと、にべもなく悪魔を追い払おうとする。なんとか願いを聞き出そうと付きまとう悪魔。しかし、“すべてを与えられた者”と謳われるコクランを取り巻く王族と後宮の現実を知ることになり…。物語を一人演じ続ける王女と、悠久の時を彷徨う悪魔の、真実の願いを求める恋物語。
泣かされたら負けなんだ、負けなんですよぅ。だから、ラストで泣いちゃった時点であっしの負けなんでござんすよぅ。
【神さまのいない日曜日】【魔法の子】の作者入江君人が送るラブストーリー、という時点で覚悟というか気構えは整えていたつもりだったのですけれど、やっぱりこの人のストーリーテーリングは絶品だわ。まず最初、冒頭にドンと置き据えたイメージを、物語が進み様々な事情が明らかになっていくにつれてヴェールを一枚一枚剥がすようにして違う顔、違う音色へと変化させていく。紐解かれていく真実、本当の世界の形、王女コクランの心の中。ああ、そうだったのか、という深い深い納得が、悲痛な溜息となって吐出される頃には、もう読んでいるこっちは物語の中に飲み込まれ、もがくようにして流されているのである。
一体いつの間に、と思うほどに知らず知らずに話に夢中になっていて、王女と悪魔の織りなす悲喜劇に、のめり込んでしまっている。そうなれば、もう手遅れ。ただただ、この二人の孤独な主人公たちに魅入られ、その境遇に、その切実な心情に、感情を囚われ移入さぜるをえない。
これこそ、物語の虜、というものである。
多分、序盤のコクランの意固地なくらいの頑なさに不満や不服を感じるほどに、術中にハマるのではないでしょうか。彼女の人と関わるまい、誰とも付き合うまいとする姿は、自然に性格から来るもの、意地を抉らせてしまったものに見えますから。だからこそ、悪魔の軽口に同意し、ディナの切実な思いに悲しくなり、メイディの積極性に声援を送り、アイネの怒りと絶望に共感してしまう。凍りついたコクランの心を融かすに足るだけの、優しい想いを持った人たちがこれだけいるのだから、彼女たちの願いと悪魔のサポートがきっとコクランを呪縛から解き放つのだと、無邪気に信じていられたからこそ、彼女たちの真っ直ぐな想いに揺らぎ、また悪魔レクスとの屈託のないやりとりにいつしか安息を得て、レクスとの関係を大切に想い、一度砕けてしまいかけたそれを必死になって、自分の中に押さえ込んでいた心の内を開いてまで繋ぎ止め、取り戻そうとした必死な姿に希望を感じ、このまま穏やかにハッピーエンドを迎えるのだと、何の疑いもなく信じていられたのです。
王女コクランの在り方に対しての認識が、根本からひっくり返される、かの残酷すぎる真実が明らかにされるまでは。
どれだけコクランが優しかったのか、あの頑なさの裏にどれほどの情が込められていたのか。それを知ってしまうと、コクランの心のうちにまっすぐにぶつかって来たあの子達の気持ちが、むしろ酷にすら思えてくる。
それでも、コクラン自身がそれを受け入れたからこそ、彼女自身が拒絶するのではなく悪魔レクスを求めたからこそ、レクスのあがきが、絶望的な事実を突きつけられてなお、それを認めずに自分の在り方とすら戦ってコクランに身も心も捧げた、その強く尊い願いに、祈りに胸を打たれたのでした。
それ以上に、これまで頑なに守り続けた王女コクランとしての姿を全部打ち捨てて、感情のまま、思いのまま、すべてをさらけ出した彼女を、あのコクランが子供みたいに泣きじゃくる姿を目の当たりにしてしまえば、思わずもらい泣きしてしまって当たり前じゃないですか、当然じゃないですか! 良かったね、良かったねッ(泣)
現実の酷薄さは、実のところ何も変わっていないのですけれど、それもこれもコクランの意思次第ではあるんですよね。彼女が本気になってその神算鬼謀深慮遠謀を全開にして、それを周りの人達が支えることが出来たなら、なんとでもなることなのです。そう信じられるくらいには、歓喜に胸躍る素敵なハッピーエンドでした。
ああ、なんという満足感。もう、お腹いっぱいです。

入江君人作品感想

神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと真夜中のカルテット4   

神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと真夜中のカルテット (GA文庫)

【神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと真夜中のカルテット】 あざの耕平/カズアキ GA文庫

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ここで語られる創作者の心情が、筆者当人の考えではない、というのは大いに主張するべきところではあるけれど、あざの耕平はつまるところダン・サリエルみたいな奴なんだよ! というのはもういっそ認めちゃったほうが売りになるんじゃないですか?(笑
ああ、あざのさんってああいう人なんだー、という生暖かい視線に事欠かなくなることでしょうしw

というわけで、神曲奏界ポリフォニカワールドの中でも、唯一音楽の部分にスポットを当て、現実と理想の狭間に苦悩する芸術家たちをコミカルに描いたダン・サリエルシリーズも……ええっ!? これで終わりなの!? ひとまずの幕、良い区切りなどという文句を見ていると、また機会が合わされば書いてくれそうな気もするけど、間はどれだけ空いても構わないので、ポツポツと書いてくれないかなあ。
一応の最終巻となる三巻は、三話とエピローグという構成。
毎度、というか常に自分の掲げる理想と現実との狭間に苦悩する天才芸術家サリエルですが、今回はその中でもとびっきりの大ピンチ。
スランプ、である。
これは、特に理由もなくなってしまうものが本気で質が悪いんですよね。そうなる原因が無い以上、治るためのとっかかりも掴めない。色々試行錯誤しようとも、ダメなときはとことん駄目、何をやっても駄目。ダメダメダメ、が続いていくとだんだんそれまで自分がどうやってそれをやってきたかすらもわからなくなってくるんですよね。
場合によっては、本当にここで筆を折ってしまったり、楽器を置いてしまったり、という人も決して少なくないのです。スポーツ選手もスランプから引退にまで滑落してしまう人は珍しくありませんけど、練習によって身体能力を維持しているスポーツ選手ですら、感覚を見失うことで自分のプレイスタイルを崩落させてしまうのです。ロジカルでシステマティックな方法論が前提にあるとしても、その感性によって成り立たせている芸術というジャンルでは、よりスランプによる破綻が顕著になっていくのではないでしょうか。
音楽と執筆という違いはあるとはいえ、よくもこんな怖い話を書くよなあ(苦笑
そして、スランプも極致へと陥った最終局面にて、サリエルがしみじみとモモに語った、音楽に対する姿勢の話。これって、けっこう聞く人、読む人にもわかるもん、伝わるもんだと思うんですよね。そして、そうやって創りだされたものには必然的に迫力みたいなものが備わるんです。これは、内容が緩い話だったり、バカバカしいくだらない話でも変わらない。緩いなりに、バカバカしいなりに、くだらないなりに、渾身が伝わってくる。伝わってきた以上、やっぱり受け止める側も相応に気合がこもるわけですよ。そして、やっぱり適当に作られたものだとね、適当にしか受け止められないんですよね。

そして、二話ではなんとかスランプは脱したものの、どん底の時の演奏をさんざんに酷評されて、荒れまくるサリエルの図。ただ、普段は根に持つだけでそんなに気にしないものの、今回に関しては実際にひどい演奏だっただけに、サリエルが色々と気にして挙動不審になるおはなし。
スランプの時も相当ひどかったけど、けっこう繊細だよなあこの歩く傲岸不遜は(苦笑
酷評って、自分が気にもしていない部分をどれだけ指摘されても、鼻でフンと笑い飛ばせるものなんですけど、図星つかれたりするとかなりへこむんですよね。これは自信家だったり自分の手がけたものに揺ぎ無い自負を抱いている人でも、というかそういう人こそダメージが大きかったりする。
ここでサリエルが口走ってる暴言は冗談の類なんでしょうけど、サリエルの挙動不審っぷりはこれはちょっとディティールがリアルすぎますよ?(笑
まあサリエルみたくここまであからさまに傲慢で性格極悪な人はいないでしょうけど、表向き謙虚だし、内心でも謙虚たらんと心がけている人でも、その心のなかの建前をとっぱらったらサリエル並みって人はけっこういると思いますよ(笑
酷評ってのは、ある意味そんな自分でも一生懸命押し殺している部分を刺激し、ぐらぐらと揺るがすものなのかもしれませんね。いやね、サリエルのオレはもしかして、ひょっとすると、傲慢だったのか? というマジなセリフに、色々と、ねえ(笑


んでもって、最後の三話は原点回帰。キーラ・アマディアのあがり症、ひいては彼女が今置かれている現実と向き合うおはなし。
押しかけ弟子であって弟子じゃない、と言うくせにサリエルのアマディアへの面倒見の良さは、師匠と言うにも一生懸命過ぎるんですよね。
アマディアに女としてみてもらえる目があるかどうかは、ちょっと計り知れない部分がありますが(今回の話読んでて、もしかしたら可能性はあるのかも、と思うようになりましたけど)、演奏家としての彼女は文句なしにサリエルに認められ、愛されてすらいるんですよね。
前の感想でも書きましたけど、サリエルって音楽に対してはびっくりするくらいに理想家なところがあって、その理想は自分の音楽に留まらず、他人が弾くそれにまで広く及んでいるんですよね。音楽を愛する彼に取って、アマディアの音楽が失われてしまうのは我慢がならないこと。故にこそ、あそこまで無茶をしたんでしょうが……さて、そこにどれだけアマディア個人への親愛があったものか。ここで最終巻となってしまうのなら、それはご想像にお任せします、なんですよね。ちょっと残念。まあ、あんまりラブ方面には縁のないシリーズでしたし、これくらいの匂いでよかったのかもしれませんけど。
前回登場のリジアたちも登場しての、オールスタークライマックス。相変わらず、こっちのユフィンリーは面白残念美人で、素敵すぎます(笑 このユフィンリー好きだなあ。

ここで幕となってしまうのは、やっぱりとっても残念なので、何らかの形で続いてくれないかなあ。大迫さんが逝去なされた上にこのシリーズも終わってしまうのだと、ポリフォニカシリーズ
が手薄になってしまいますし。
別のキャラクターで新シリーズ、というのもありかもしれませんが。

神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルとイドラの魔術師5   

神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルとイドラの魔術師 (GA文庫)

【神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルとイドラの魔術師】 あざの耕平/カズアキ GA文庫 

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うひゃひゃひゃ、やっぱおもしれえ!
二巻になっても絶好調のポリフォニカ、ダン・サリエルシリーズ。このシリーズって、明らかに他のポリフォニカシリーズと方向性が違うんですよね。ほかは榊一郎さんのクリムゾンにしても、大迫純一さんのブラック、ゴールド、高殿円さんのホワイトにしても、人間と精霊という異なる存在が紡ぐ関係性に描写の主体が置かれているのに対して、このダン・サリエルという作品は音楽という芸術に魅入られた人間たちの足掻き、苦悩、すなわち音楽との関係性に主体が置かれている。
音楽家として成功しながら、自分の音楽の性質、方向性に不信と疑念を抱き、しかしその道を貫くことを己に課しているダン・サリエル。
神に愛されるほどの絶大な音楽の才能を持ちながら、あがり症という瑕疵でその才能を潰し落ちこぼれてしまっているキーラ・アマディア。
そしてこの二巻ではこの二人に加えて、
新人賞という成功を勝ち取り、トップへの道を目の前にしながら、自身の才能のなさ、というどうしようもない現実に叩きのめされるアサナミ・リジア。
誰もが望む音楽家という偶像を作り、偶像(イドラ)を操る魔術師。音楽プロデューサーのハセ・シャルマ。
という音楽という芸術の迷宮に挑む探究者ともいうべき二人が加わるわけです。
なんだかんだと自分の音楽家としての在り様に深刻な疑念を抱きながらも、才能に関しては有り余るほど持っていたサリエルとアマディアに対して、今度登場した二人は、現在進行形で才能のなさという現実に直面するリジアと、恐らくは過去に理想に潰れるよりも現実に徹することを選んだであろうシャルマという、また前の二人とは違う形で音楽に対して苦悩するキャラクターなんですよね。
まあ、シャルマはある意味、この中では一番迷いなく自分の道に徹している人なんでしょうけど。いや、迷いなく突き進むという意味では壁にぶち当たるたびに進む方向を変えてはいるものの、リジアもそちらのタイプか。
こうして、シャルマというキャラクターの物語への登場を介してみると、サリエルってあれで物凄い理想家だったんだな、というのがわかる。一巻での古典的音楽家たちとの対立などから浮き上がる大衆に迎合したいまどきの軽薄な音楽家、という彼に付きまとう評判がどれほど的外れなものかを知っているのは、むしろサリエルよりもシャルマの方なのかもしれないな。
もし、本当にサリエルがそういう音楽家だったとしたら、今でもシャルマと仕事上のパートナーとして上手くやっていたはずなんだから。
かといって、サリエルが自分の理想を体現できているかと言うと、なかなかうまくいかない。上手くいかないどころか、もしかしたら彼が望む方向性と彼が持っていた才能が示す方向性はまったく別のベクトルにあったのかもしれない。かといって、サリエルは自分の才能が示す音楽の方向性を否定しているわけじゃない。それどころか、決意と確信をもってその道を進んでいると言ってもいい。そして、現実に成功しているわけですしね。
ところが、心のどこかでは自分の理想とする音楽の形とのズレがあるような気がしていて、そこから自分の音楽に対して自信を抱き切れず、悩んでいる部分がある。一巻での老音楽家とのセッションなんかは、その辺があますことなく剥き出しになっていたように思える。
もしかしたら、アマディアの音楽とは、サリエルが思い描く理想の音楽そのものなのかもしれない。神に愛された圧倒的な、それこそ方向性だのなんだのを無意味とするような、完全無欠の音楽。
第一話「ダン・サリエルと七つの仕事」でサリエルが見せた劣等感なんかはその証なんだろうし。
でも、性格的に傲岸不遜、根性ひんまがってるように見える自己中の塊みたいなサリエルですけど、決して本当の意味でエゴイストじゃないんですよね。彼の理想は、自分だけではなく他人にも開かれている。彼がアマディアを潰さずに何だかんだと出入りを許しているのも、シャルマのもとを飛び出してきたリジアに手を差し伸べたのも、彼自身の音楽を高めることには何らの意味も価値もないことですもんね。それどころか、彼女らの成長と成長は自分の才能を潰すことになるかもしれない。特にアマディアの圧倒的な音楽には、はっきりとサリエルはその恐れを感じているわけですし。
彼が本当の意味で理想家だと思えるのは、彼の音楽に対する理想というものが自分の音楽にとどまっていないというところでしょうか。ともすれば、彼がたびたび古い因習に凝り固まった実力を伸ばす努力をしない音楽家たちを痛烈に批判するのも、傲岸さや売名行為だけじゃなく彼の音楽への理想がそう言わせているのかも。
態度からは想像もできないけど、彼ほど音楽を愛している人はいないのかも。

そんなサリエルも、昔ならリジアに手を差し伸べるようなことはしなかった、とシャマルが言ってましたけど……その昔っていつのことなんでしょうねえ。シャマルとケンカ別れしてモモと契約してからの事なのか、アマディアたちが入り浸るようになってからのことなのか。
今回は語られませんでしたけど、どうやらサリエルとモモの契約した過程にも相応の物語があった様子。なんでサリエルみたいな男がモモみたいな精霊と契約したのかずっと不思議だったのですけど、サリエルとモモとシャマル、この三人には随分と因縁めいたものがあるみたい。なにがあったんだろう。知りたいなあ、気になる気になるw
サリエルの変化がアマディアたちとの出会いの後にもあったとしたなら、自分はそこにはコジの影響が見逃せないと思いますね。
アマディアという天上の才能の持ち主との出会いも大きいと思いますけど、コジって結局サリエルとは契約しなかったわけですけど、契約しなかったわりにサリエルが寡黙になって酷く悩みに沈んだ時は、フラッと現れてさり気なく喝入れてくれるんですよね。あれでけっこう繊細で長いこと抱え込むタイプなサリエルに、内側に溜まったモヤモヤとしたものを、愚痴と一緒に吐き出させてすっきりさせるコジって、実は得難い存在なんじゃないでしょうか。こいついなかったら、もっとサリエルって長いこと鬱に沈んで迷走しそうだし。
契約精霊は得られなかったものの、サリエルはかけがえのない友人を得たのかもしれません。
ところどころ、虎じゃなくてにゃんこ化してますけどw 第二話は笑い死ぬかと思ったにゃー(爆笑

うーん、こうして振り返ってみると、やっぱりサリエルって好きだなあ。陰険ドSなのに、ここぞというときは優しいしなあ。
ラストのアマディアの演奏に寝た振りするところなんて、もうめちゃくちゃ惚れた。優しくて、厳しいその振る舞い。うーん、これってある意味、師匠としての振る舞いなんだろうか。

キーラ・アマディアのささやかな一歩。第四話のタイトルなんですけどね。総じて言えば、この本のメインは今回は彼女だったと言えるでしょうし。
天上の神に愛されるほどの才能を持ちながら、あがり症のおかげで人前ではまともに演奏することもできず、試験にはことごとく落ちまくり、実家からは見捨てられた落ちこぼれ。
絶賛、才能を持ちながら生かせず潰れていきかけてる最中の音楽家の卵。そんな彼女の前に現れる、幼馴染のリジア。新人賞を取り、成功者の列に名を連ねようとしているライバルの登場に、どれほど劣等感を抱き、羨望を覚え、翻って自分の情けなさに打ちのめされたか。
ところが、そのリジアはリジアで、自分の音楽をプロデューサーであるシャマルに否定され、そのもとを飛び出し、自分の力で成功を勝ち取ろうとしながら、結局自分が才能のない音楽家だということを思い知らされる、という過酷な現実にぶち当たるわけです。
それでも、彼女は怯まず自分が才能のない音楽家だというのを受け入れながら、負けるかーと突き進んでいくわけですけど。
そんなひたむきさ、前向きさ、音楽に対する姿勢を見せられたら、アマディアだって黙ってられないですよね。ただの成功者じゃない、プライドをかなぐり捨て、努力で才能のなさを突き破るリジアの姿は、アマディアにとってこれ以上ない良い刺激になったのじゃないでしょうか。
田舎に閉じこもっているだけでは決して開かれなかった扉。いろんな人との出会いが、閉ざされていたアマディアの未来を徐々に押しひらいていこうとしている感じが、とても素敵です。
サルエルは、そっぽ向きながらつま先でチョンチョンと蹴飛ばして、その扉を開けるのを手伝ってやってる感じだなあ(笑


レオン・ザ・リザレクターシリーズが高らかにポリ・ゴールドシリーズへの移行を表明した今、ポリフォニカで色がついてないのってこのシリーズだけなんですよね。そろそろこのシリーズもカラーでのラベリングを行ってほしい所なんですけど。一部で言われてる、ポリ銀はちょっち違う気もするんですよね。白銀の虎コジは、主要メンバーの一人ではありますけど、主人公ではありませんし、やっぱりダン・サリエルのイメージカラーこそがこのシリーズのカラーとなるべきなんでしょうけど……。
サリエルのイメージカラーってなんだろ。カラーの挿絵見てても、あんまり特徴的な色は持ってないんですよん、この人。敢えて言うなら、銀髪? となるとやっぱり銀になるのか? でも、この人のイメージって銀というよりも、むしろ紫っぽいなあと前々から感じてるんですよね、自分。ポリ紫?

神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと白銀の虎5   

神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと白銀の虎 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫 あ 4-1)

【神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと白銀の虎】 あざの耕平/カズアキ GA文庫


べらぼうに笑ったわ! ユフィンリー、ユフィンリー!(爆笑
ユフィンリーの姐さん、もともとポリ赤のメイン格の一人なんですけど、どうもあっちでは大人しいというか、猫被ってるような、本性まだ出てないような感覚だったんですよね。彼女のプロフィールやたびたび語られる性格、エピソードからしても。榊作品でも、時々ネジが一本二本飛ぶタイプのキャラクターが下地にあるように感じてたんですけど、ポリ赤の作品の性格か、なかなかそういう一面が見られなくて、実のところちょっと欲求不満なところがあったんですが……やってくれました、あざの先生が。
ユフィンリー、ユフィンリー!(爆笑

というわけで、第二話。似た者同士の近親憎悪、仲がいいのか悪いのか、サリエルとユフィンリーの確執、までには至らないか。見栄の張り合いを発端としたある凄まじい価値を持つアンティーク単身楽団にまつわる狂騒劇。これが、もう笑い死ぬかと思うくらい、笑った笑ったw
サリエル、アマディア、ユフィンリーの三者三様にして同レベルの繰り返しパターンもさることながら、それらの集大成となる集結編。
もう、この場面の雰囲気の凄まじさと言ったらいやもうすごいのなんのって……ぶはっ(思い出し笑い

自信家にして野心家。傲慢にして傲岸。唯我独尊の俺様野郎であるところの主人公ダン・サリエルですが、この男のそれは夜郎自大ではないんですよね。
確かな実力と、天才を名乗るに相応しいセンスと能力。それ以上に、自分の力量とその性質を客観的に把握し、自信家というスタンスの影で常に自分の音楽家としての在り様に悩み続ける、本物の芸術家とも言うべき男なんですよね。
そうした彼の苦悩は第一話や、第三話のダン・サリエルと孤高の老楽士でも語られることとなるんですが、カッコいいんですよ、この男の生きざまは。悩みや迷い、常に自分に疑問を抱きながら、そうした疑念ですら自分の音楽家としての価値、至高に至るための糧として否定することなく貪欲に飲み下す、誇りの高さ。
上っ面こそ倦厭したくなるような男ですが、コジが神曲ではなくサリエルという人間そのものに興味を抱いたように、アマディアがその生きざまに憧れを抱き惹かれたように、その芯はまことに魅力的な男性なんですよね。
傍から見てる分には、人を人とも思わないろくでもない野郎以外の何者でもないんですが(笑
ただ、こいつの偉そうな態度は鼻につくものじゃなくて、なんか愛嬌があって微笑ましいんですよね。けっこう単純だし、陰険に見えてわりとサッパリしてるし。ネチネチしつこいところはありそうだけど、陰湿とは程遠いし。けっこう子供っぽいし。
めちゃくちゃに見えて、良く見ると筋が通ってるし。良く人の心を逆なでするようなこと言ってるけど、人の気持ちが分からないような輩でもなく、それどころか案外世話好きなところもあるようだし。
傍から見てると楽しいタイプ、ではなく、深く付き合って楽しいタイプ、というべき人物なのかもしれないですね。

ふと思ったのですが、サリエルの音楽のスタイルって、小説の中のライトノベルというジャンルへの思索にウーノ氏的に互換されるのかしら、などと深読みしてみたり。
そう考えると、色々意味深で、でも、結局のところ頼もしいんですけどね。

ドラゴンキラー売ります  

ドラゴンキラー売ります (C・NovelsFantasia う 2-3)

【ドラゴンキラー売ります】 海原育人/カズアキ C★NOVELSファンタジア


小悪党小悪党と連呼される主人公のココ。確かに、野心のせせこましさやややも短絡的なところ、小心者で暴力を愛し保身に手段を選ばないところなんか小悪党然としているんだけど……。
私が見る限り、この一旦身内と認めた相手には、主義主張を曲げても、身の程を逸脱しても、どんな卑劣で悪辣で乱暴な手段を使おうと、自分の命が危険にさらされようと、スジを通し、その身や将来を守ろうとする姿は、むしろゴッドファーザー的な懐の深さを感じるんですけどねえ。
どう見ても非道で金にうるさく暴力を好み、人間の屑に分類されるしかないココという人間を、堅苦しいくらいの正義感の持ち主のリリィやアルマが、信頼したり懐いたりしているのは、その辺のココの器量があるんじゃないでしょうかねえ。
実際、ココの身内への甘さは、他人への辛辣さ冷徹さと比べると別人かとすら思うようなものがある。特に、アルマへのそれは物凄いまともだもんな。幼い彼女を一個の人格として認めて意見を聞いたり、いずれはこんな腐った街から出してちゃんとした教育を受けさせなければと考えたり、ある意味リリィより真っ当に彼女の将来考えてるんだもんなあ。
思えば、二巻での元上官に対してのグズグズした態度も彼を身内の一人と捉えていたと思えば、いろいろと納得できる。どれほど理不尽な態度、横暴な行為に晒されても、我慢していたのは、彼が元上官という立場的なものじゃなくて、同じ戦場を戦った戦友で、過去には好意を抱いた相手であり、ある種の負い目を背負った人として、身内と捉えていたんだろうな。
だけど、一旦身内ではない他人とそいつを分類した瞬間から、ココは彼を冷徹にゴミくずのように切って捨てる。相手もろくでなしだったから、決別したとはいえ、その割り切り方、身内とその他の区別の峻烈さは、ちょっと凄いものがあるね、この人は。
その意味でも、マフィアのドンっぽいというかなんというか。

ろくでなしなのは間違いなく、悪人なのも間違いない。でも、ちゃんと自分が人間のクズだと理解していて、何がまともで正常なことなのかも分かっていて、自分のやれることやれないことを見極める賢明さも持ち合わせている。それでいて、身内のためならそうした賢明さも保身もかなぐり捨てて守ろうとする。そこには決然とした意思とか信念があるわけじゃない。内心は嘆きうろたえ後悔し呪詛し尻尾をまいて逃げようとすることを肯定し推薦し奨励している。でも、自分はバカで愚か者だと頭を抱えながら、結局自分の命や立場、安全を無視した行動に出てしまう。
リリィみたいな堅物女だからこそ、こうした普段小憎たらしくても可愛げのある男にゃ、惚れちまっても仕方ないのでしょう。こんな頼りなくて頼もしい男、自分が傍にいてやらにゃあ、という気になっても仕方がない。
しっかりもののちっちゃいアルマも、そんな自分がいないと、って気持ちがあったんじゃないかなあ。だからこそ、最後、ココの指示を拒絶して我儘を貫いたんじゃないだろうか。

破滅的な状況から、なんだかんだと和やかな終幕にニヤニヤしつつ、これで終わりというのは残念だなあ、と思うのは思ってた以上にこのろくでもない街のろくでもない連中のことが気に入っていたのかもしれません。
全三冊というお手頃ですし、オススメ。
 
12月2日

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12月1日

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11月29日

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(電撃コミックスNEXT)
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(電撃コミックスNEXT)
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(アクションコミックス)
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11月26日

(エンターブレイン)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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11月25日

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(ガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ビッグガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ヤングガンガンコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(ガルドコミックス)
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(コロナ・コミックス)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップノベルス)
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(オーバーラップノベルスf)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(KADOKAWA)
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11月22日

(MFC)
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(MFC)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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(モーニング KC)
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(モーニング KC)
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(モーニング KC)
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(ガンガンコミックスJOKER)
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(ガンガンコミックスJOKER)
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(ガンガンコミックスpixiv)
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11月20日

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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(GCN文庫)
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11月19日

(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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11月18日

(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガブックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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11月17日

(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(講談社コミックス)
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(講談社コミックス)
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(フロース コミック)
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11月16日

(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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11月15日

(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(Gファンタジーコミックス)
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11月12日

(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(宝島社)
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(星海社COMICS)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(サンデーうぇぶりSSC)
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(ビッグコミックス)
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(アース・スター コミックス)
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(メテオCOMICS)
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11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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11月10日

(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS)
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(TOブックス)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(シリウスKC)
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(講談社コミックス)
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11月6日

(角川書店単行本)
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(SQEXノベル)
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11月5日

エンターブレイン
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(ドラゴンノベルス)
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(PASH!コミックス)
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(フロース コミック)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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