カルロ・ゼン

幼女戦記 5.Abyssus abyssum invocat ★★★★   



【幼女戦記 5.Abyssus abyssum invocat】 カルロ・ゼン/篠月しのぶ  エンターブレイン

Amazon
Kindle BOOK☆WALKER

金髪、碧眼の愛くるしい外見ながら『悪魔』と忌避される帝国軍のターニャ・フォン・デグレチャフ魔導中佐。
冬までのタイムリミットを約二ヶ月と見積もった帝国軍参謀本部は積極的な攻勢か、越冬を見通した戦線再構築かで割れていた。激論の末に導き出された結論は、攻勢に必要な物資集積の合間での『実態調査』。実行部隊として、ターニャ率いるサラマンダー戦闘団は白羽の矢を立てられる。
進むべきか、踏みとどまるべきか?逡巡する暇はない。
地獄が地獄を呼び、止めどなく激化してゆく戦争。誰もが、守るべきものを心に抱き戦場に向かうのだ。すべては「祖国」のために。
デグさん完全に便利屋扱いだよなあ、これ。有能さを示せば示すほど際限なく仕事を割り振られていくのがこの世の真理。その上、現場と上との現状認識の乖離は容易に無茶振りへと繋がっていってしまうのである。デグさんもなまじ、その無茶振りを熟しちゃうから、上もそれが当たり前だと思っちゃうのがまた問題で。
戦闘団の即応編成って、これデグさん以外に務まるものなんだろうか。彼女はあくまで戦闘団の諸兵科連合としての有用性を示したつもりでいるようだけれど、参謀本部の方が重視しているのは即応性の方であってその点でも認識がややズレているみたいだし。

しかし泥沼である。参謀本部の冬季突入までに攻勢で押し切るか、越冬を見越して踏みとどまるか、の意見対立、なにがヤバイってどちらも間違っていなくて現状に対する危機感も同等に有しているところなんですよね。どちらかが明らかに間違えているなら、正しい方を選べば戦局は良い方に進むのでしょう。でもどちらも間違えていない、どちらも正しいということは、どちらを選んでも先に見通しが立たない、泥沼必至というところなんですもんね。
進むも地獄、引くも地獄。
そんな消耗戦の中で、ついにデグさんの子飼いである「第二〇三魔導大隊」からも戦死者が出てしまう。替えの効かない精兵の喪失である。特に航空魔導師の隊は大隊と言っても48名しかいないので、一人でも抜ければそれだけで相当の被害になってしまうのに、今回の戦闘で食らった損害はそれどころではなかったですからね。
あのデグレチャフ氏をもってして痛恨事と言わしめ、彼女自身ショックと後悔でのたうち回る事態に陥る凄まじい大損害だったのである。戦争中にもう同じレベルの精兵を集めるのは不可能でありますし、一から新兵を鍛えなおしている余裕など便利屋扱いでたらい回しにされているデグさんの部隊ではあり得るはずもなく。それでも、君なら出来るだろう、これまでも出来てたし、と臆面もなく要求してくるのが上なんですよね。
人材の払底を身をもって痛感させられているデグさんにとって、こうなってくると手元の能力在る部下たちは以前にもまして宝石のように思えてくるわけで。要求する能力にまったく足りていない未熟な兵や士官、それどころか無能の烙印を連打しても飽き足らないような士官まで回されてきた日には、それまで自分の手元で働いてくれていたヴィーシャやヴァイス中尉がどれほど有能で行き届いた手腕の持ち主か、というのを改めて実感させられるわけで。もう文中からデグさんの、ヴィーシャたちへの絶賛に絶賛を重ねるような賛辞の連発と、こいつらが居てくれてよかった、ほんとよかった、もうこいつら居なかったらと思うとゾッとする。凄い! 素敵! もう最高! 抱いて! 結婚して! とでも言いたげな想いがビリビリと伝わってくるのですよね。
大隊結成当初なんぞ、部下に対してはもっと冷めているというか、利用価値のある出世のための道具、自分の安全を保証するための肉盾、みたいな認識があったと思うのですけれど、まあ根本のところでは変わっていないのかもしれませんけど、喪うことなど想像もしたくない大事な大事な部下たちという想いは間違いのないものになってきてるよなあ、と思うところなんですよね。

さて、ひたすら打開の方法すらない泥沼一直線かと思われた東方戦線も、連邦の一般将兵の認識がイデオロギーのための戦争ではなく、祖国を守るためのナショナリズムの戦争だと気づいたデグさんによっての、上層部への意見通達によって、東方戦線は戦争のやり方そのものを変えていくことに。連邦が真の意味で青ざめることになる、帝国の戦争方針の大転換は果たして戦局の打開に繋がるのか。少なくとも一方的にどうしようもなくなっていくだけの行き詰まった展開からは、希望が見えてきたのだろうか。

それにしても、思いの外連邦のロリヤが有能で驚かされる。保身と組織防衛と政敵を追いやる謀略だけに長けているのかと思ったら、先の魔導師の復権の提案もそうでしたけれど戦争に勝つために真に必要なことをイデオロギーなどの建前を排除して、ちゃんと提案し用意し準備することができてるんですよね。これ、連合のチャーブル首相なみに手強い相手になってるんじゃなかろうか。
デグさんもえらいのに目をつけられたなあ。

シリーズ感想

幼女戦記 4.Dabit deus his quoque finem. ★★★★   



【幼女戦記 4.Dabit deus his quoque finem.】 カルロ・ゼン/篠月しのぶ  エンターブレイン

Amazon
Kindle BOOK☆WALKER

世界を敵にまわして、幼女は戦う

愛くるしい幼女の外見をしながらも『悪魔』と忌避されるは、帝国軍の誇る魔導大隊指揮官、ターニャ・フォン・デグレチャフ魔導少佐。

砂塗れの南方戦線から帰還するや否や、待構えていた参謀本部より彼女に発令されたのは、胡散臭い『演習命令』。それは、連邦領への極秘裏に遂行される越境作戦。

そこで目の当たりにしたのは……誰もが、ありえないと信じて疑わなかった連邦の参戦。その幻想は、放たれる列車砲の一弾と共にかき消される。

帝国は、戦うしかない。世界の全てを敵に回しても。もはや勝ち続ける以外に道はない。その先にあるのは不朽の栄光か、栄光の残照か。答えは、ターニャ・フォン・デグレチャフだけが知っている。

既に西部戦線を整理しきれず南方戦線を開幕してしまった時点で国力の限界を突破してしまい泥沼の状況へと突入したという危機感をこれ以上なく何度も何度も繰り返し言い募っていた上での……東部戦線の開幕である。
いやもう、これ完全に詰みでしょう。既に、合衆国も参戦を前提とした物資の流入に義勇兵の派遣、というところまではじまってしまっている段階で、デグさんとっとと店じまいして逃げ支度を始めるべきなのだろうに、まだ生き残れる目があると判断してしまっているのは組織内でこれまで投資し続けていた努力を無駄に帰するのを惜しんだか、それとも愛国心でも湧いたか部下に情でも湧いたか。後者2つは笑い話にもならないのだけれど、でも内心肉盾扱いだった部下たちを今では随分と慈しむようにもなっているので、自分で思っているほどデグさま冷徹でもない気がしないでもないのだけれど。
連邦の参戦は、幸か不幸かWW�兇砲�ける共産ソ連へのドイツ側からの奇襲ではなく、共産連邦側からの奇襲となったわけだけれど、予想していなかったわりに素早い帝国側の戦力投入と、粛清によって弱体化していた赤軍、さらに開戦冒頭にデグさまが部隊引き連れて連邦首都を急襲してやりたい放題やった影響で戦線は膠着化。いきなり前線が瓦解しなかっただけでも幸いなのかもしれないけれど、それでももう本当に無い袖は振れない状態になっちゃってるんですよね。あのゼートゥーアさんがこれほど言葉を尽くして、出涸らしも出ない!と言い切ってしまうのはよっぽどですよ。ルーデンドルフ将軍も、ツーカーの仲なんだからそれはわかっているだろうに、それでも戦力を絞り出させようとするのはどうしたって前線で戦う将軍のサガなんだろうか。後方の視点も多分に持っている人のはずなんだけれど。逆に言うと、ルーデンドルフ将軍がそれだけ無理を強いようとするくらいには、それくらいしないと戦争自体がどうしようもない瓦解を迎えてしまう、という認識を持っている証拠なのかもしれない。
つまるところ、言葉は違えど二人ともこれはもうあかん!と言ってるようなものなんですよねえ。
それでいて、戦争自体を終わらせる手段については今回二人から一切聞かれなかったのはなんとも身につまされる。逆に、デグさんからは連邦との戦争は妥協の余地のないどちらかが滅びるまで終わらない戦争だ、という見解まで示されてしまったわけで。
デグさままだ若いどころか幼女なんだから、また一から始めても十分お釣りが来ると思うんだけどなあ。
ただでも、戦況がどうしようもないことになっている、という意外ではデグさんの置かれた環境って上司も同僚も部下も大きな意味での軍組織も理想的、と言っていい環境なだけに捨てがたいというのも非常にわかるんだけれど。いやまあ、ゼートゥーア将軍は凄まじい無茶振りを喜べとばかりに投じてくるブラックもいいところな上司なのだけれど、でも彼のブラックさを引き出しているのはデグさん自身の黒さと見通しの甘さなわけですから多分に自業自得だしなー。
そもそも、サラマンダー戦闘団の結成過程とか、それ以前の独立魔導大隊構想でデグさん自分同じことやらかしてたじゃないですかー。そういう新基軸の戦闘単位を提案したら自分が実証のために創設して指揮するはめになる、と学んでいなかったのでしょうか。完全に同じパターンだし!
まあ以前と違って、十分な訓練期間なしに速攻で作って速攻で前線投入、なあたり余計に酷いことになっていますが、どうやら構想案で自分で即席で編成するよ、と書いちゃってたみたいだし、だから自業自得だよー。
だから、猫の手も借りたい戦力不足兵力不足精鋭不足が極まっている状況で、理想的な軍人にして英雄的な戦果をあげつづけているデグさんを手放すはずがなかろうに、そのへんデグさん自分の評価をどう考えているんだろう。過小評価する人ではないと思うんだけれど、どうにも周囲の評価に対して自分の評価の質というか方向性が根本から異なってるのかしら。
ゼートゥーア将軍との会談にしても、言葉は通じて会話も成り立っているのに妙に意思の疎通が出来てないような感じだったもんなあ。アレに関しては、双方ともそもそもの前提が違うにも関わらずそれを踏まえて話しているので、妙な齟齬が付きまとうのは当然なんだが。

あと、ついにあのメアリー・スーと直接交戦。この段階では普通にデグさん悪役で、メアリーは父の仇と遭遇した可愛そうで勇気のある少女兵って感じなんですよねえ。
ロリヤさん的には、デグさんなんかよりもメアリの方がストライクな気がするんだがなあ。ってか、ロリヤさんって名前がダイレクトすぎやしませんかね、ほんとに! そこまであからさまでいいの!? 政敵に粛清材料にされたりとかしないの!? まあ一番偉い人公認っぽいので、責められないのかもしれないが。

シリーズ感想

幼女戦記 3.The Finest Hour ★★★★   

幼女戦記 3 The Finest Hour

【幼女戦記 3.The Finest Hour】 カルロ・ゼン/篠月しのぶ エンターブレイン

Amazon
Kindle B☆W

戦場の霧を見通すは、幼女(バケモノ)ただ一人。

金髪、碧眼の幼い少女という外見とは裏腹に、『死神』『悪魔』と忌避される、帝国軍の誇る魔導大隊指揮官、ターニャ・デグレチャフ魔導少佐。
戦場の霧が漂い、摩擦に悩まされる帝国軍にあって自己保身の意思とは裏腹に陸、海、空でターニャの部隊は快進撃を続ける。
時を同じくして帝国軍は諸列強の手を跳ね除け、ついに望んだ勝利の栄冠を戴く。
勝利の美酒で栄光と誉れに酔いしれる帝国軍将兵らの中にあって、ターニャだけはしかし、恐怖に立ち止まる。
これは決定的勝利か、はたまたピュロスの勝利か。
――帝国は本当に全てを掴んだのか?と。
この回転ドア作戦は本当に見事。美しいとすら言える戦争芸術そのもので、これは人類戦史に燦然と輝く作戦になるのでしょう。
シュリーフェン・プランが完全に成功していたら、こうなってたのか。
まあその肝が、ロケット兵器による特攻紛い、というのが相当に博打も博打なんですけど。いやもうこれ、そこ以外は精緻な戦争計画に基づいた作戦なんだろうけど、この司令部強襲作戦、ちょっと一か八かすぎやしませんか!? ターニャが若干狂乱してたのも無理ないっすよ。頭おかしいもん。せめて実機の実働実験はしとかないと、フライト中に爆死! となっても全然不思議ではなく、そんな危険性を孕んだ作戦を、この戦争の行方を決めるであろう大作戦の肝に据えているという時点で相当アレである。エレニウム九五式の開発のときもそうだけれど、帝国って全体的に自国の開発する技術に対する信頼が、安全マージンという概念が存在しなんじゃないか、というくらいには狂的に存在している気がするぞ。V-1がまともに動くのか、少しでも不安を抱いてたらこんな作戦ゼートゥーア少将みたいな慎重な後方参謀がゴーサイン出せるとも思えないし。機械は壊れないもの、という信仰でも存在するんだろうか。或いは、やっぱり時代が加速度的に進展しているお陰で、機械の信頼性という概念自体あんまり定着していないのではないか、と思ってしまう。
世界大戦や総力戦というターニャが提唱した概念を、結局ゼートゥーアやレルゲンも感覚的にしか把握しきれず、この決定的な場面において旧時代の感性に身を任せてしまったことからも、時代の進展に肝心の人間たちが追いつけていないことが窺い知れるだけになおさらに。
おおよそ、時代の最先端を走っているであろう彼らをしてこれである。時代を切り開いていくのは人間ではなく、むしろ激流のように過去を押し流しミライへと突進していく時代を人間は後から必死に追いかけているだけで、自分たちが居る世界の有り様を渦中の人たちこそ全く把握しきれていないものなんじゃないだろうか。これは、作中の話だけではなく人類史の通史的にそうであり、まさに現代にも通じる話のように思う。今を生きる我々は、我々こそ今の時代の常に変容し未来へと流れていっている有り様に、ついていけてないし、全く把握しきれていない気がする。その一部でも鑑みれるようになるのは、果たして二十年後か半世紀後か、はたまた百年後か。数百年前の歴史ですら刻々とその見解が変わっていくのを見ると、果たして人類が歴史に太刀打ちできる存在なのか疑わしくなってくる。
ターニャ・デグレチャフ魔導少佐こそ、この時もっともそれを痛感していた一人なのかもしれない。神を憎み神を下して人類の世界を成り立たせようとしてる彼女にとって、この時代そのものの激流への抗いがたさはなんとも腹立たしいものだろう。もっとも、彼女の敵である存在Xたちですら、一石を投じるくらいの影響しか及ぼせずに無力を晒しているようにも見えるのだけれど。それも、随分と的はずれな一石ばかりを。まったくもって、旧世界の置き去りにされた存在である。もっとも、そんな存在であるからこそ、投じた一石が迷惑千万なことにもなるのだけれど。
ともあれ、自分が及ぼせる影響範囲にもどかしさを感じているだろうターニャ少佐だけれど、それでも未だ旺盛な出世欲が、自分が全部動かしてやる、という独裁的な野心に発展することなく、通常の組織内でのそれにとどまっているのは、らしいというかなんというか。
周りの評価も相当混沌と化してきてますしねえ。怪物や不良軍人扱いされたりする一方で、理想的な模範的軍人として評価されたりもして、直接相対する人たちの評価も千差万別。そのどれもが、ターニャ・デグレチャフの内面を言い当てているとはイイ難いのですが、一方で彼女の内面に対して彼女が実際に成している業績や実情が見事にすれ違っているのも確かな話で、ぶっちゃけターニャが何考えていようと結果がすべてと見るならば、やっぱり彼女優秀で理想的な軍人で英雄なんだよなあ。
北アフリカ戦線へと投入された彼女の、あの戦術レベルで戦略的に詰みへと至っていた戦況をひっくり返してしまった展開なんぞ、痛快の一言でしたし。ロンメル将軍相当の、あの砂漠狐さんはあれ、ターニャの使い方凄くうまいですよね。いや、放し飼いにしてるだけ、と言ったらそれまでなんだけれど、あれを放し飼いで自由にやらせる。放置じゃなくて、命令として自由にやれ任せる、と言えるのは性格的にアレなところが多分にあるとはいえ、やっぱり将器よなあ。
戦況は、海を隔てた大国すらまだ参戦していない状況なのですけれど、既に泥沼に足を突っ込んでしまってそれを抜いて脱出する機会を永遠に失ってしまったことは痛感させられてる展開なので、いやあどんどん酷いことになってくんでしょうなあ、楽しみ。

1巻 2巻感想


幼女戦記 2.Plus Ultra ★★★☆  

幼女戦記 (2) Plus Ultra

【幼女戦記 2.Plus Ultra】 カルロ・ゼン/篠月しのぶ エンターブレイン

Amazon
Kindle B☆W

金髪、碧眼の幼い少女という外見とは裏腹に、『死神』『悪魔』と忌避される、帝国軍の魔導大隊の指揮官、ターニャ・デグレチャフ魔導少佐。大軍を烏合の衆と嗤い、懸命の抵抗を蹂躙し、焼けといわれた街を焼く。彼女の姿は、帝国軍という暴力装置の矛先として先陣にあった。各国の思惑が入り乱れ、激化する戦局の中で、帝国軍参謀本部は、勝利の秘訣は、『前方への脱出』のみと確信する。
これ、確かにアニメ見るのがこの本を読むのより先か後かでだいぶ印象変わってくるだろうなあ。
自分はアニメが先だったので、デグ氏はあの容姿・碧さんの声で統一されております。
しかし、こうして読んでいるとデグ氏はホント他人を駒とか盾とか、自分の保身と出世基準で世の中見ている一方で、部下や上司に対しての評価はかなり高いんですよね。いや、周りの人間が基本的に優秀な人物ばかりなせいもあるのですけれど、何気に内心でも誉めっぱなしだし実際の言動でも評価と賞賛、報酬や気配りも欠かしていないので、厳しい軍人であるけれどそりゃ尊敬されるだろうな、と。客観的に見てたらデグ氏に対する周りの人間のそれは、勘違いじゃなくて妥当な評価なんだよなあ。
ヴァイス副長なんか、ダキア戦での叱責以降はもうデグ氏誉めっぱなしだし。読んでたら一挙手一投足に満足してますもんねえ。
ダキア大公国戦の、いわゆる実弾演習はむしろアニメ版の方がビジュアル的にもどれほどダキアが時代遅れかという点では分かりやすかったかも。あれに関しては映像の一目瞭然さが大きすぎましたからね。そんでもって、ダキア首都での避難勧告も、あれは悠木碧さんの幼女演技が効きすぎましたわな。
協商連合戦では、フィヨルド攻略戦のあと、あのアンソン氏がデグ氏によって撃墜された事件、あれアニメではかなり重要な脱出戦での攻防が省かれてたんですなあ。協商連合、デグ氏のお陰でとんでもないことになってるじゃないか。
これに関しては本当に偶然なのだけれど、そして客観的に調査しても偶然でしか無い、という結論しかでないんだけれど、サイコロ5つを三度振って三回とも1のゾロ目が出揃った場合、果たしてそれを人為的なものではなくあくまで偶然と、人間は信じられるかどうか、という問題。
信じられるわけがないのである。
おかげでありもしない謀略、内通者、情報漏えいなど防諜過程の徹底した洗い直し、という無駄な作業が絶対に原因が発見できないまま行われ続けるわけで、デグ氏の戦果はこれ何気に単なる協商連合の政治的残存勢力の根切りのみならず、アルビオン連合王国の情報関係を一時的にも機能不全にしたという意味で凄まじいものになっているはずなんだけれど、この事実を帝国の方はさっぱり把握してないんですよね。それもまあ当然なのですが。

小説ではデグ氏の大隊が北からライン戦線に戻されたあたりで新加入となるグランツ少尉。アニメだといつの間にかレギュラーとして居た彼ですけれど、原作だと途中からの補充兵だったのか。このあたりから、大隊でも戦死者こそ出さないものの、徐々に戦線復帰不能など離脱者が増えていくのね。ダキア戦の楽さはまだしも、協商連合戦などよりも西部戦線の過酷さがうかがい知ることが出来る。
その上、件のアレーヌ市制圧戦である。
これ、意外なことに後世でも法解釈的には問題はなく、帝国側が強硬措置に討ってでざるをえなかった事情と状況、戦況についてもちゃんと客観的に論評はされてるんだ。もっとヒステリーに悪意に拠る虐殺とレッテル貼られてもおかしくなさそうな状況だっただろうに。
そう考えると、デグ氏の徹底した戦場犯罪者として断罪されるのを避けるためにあれこれ駆使した予防措置というのは、ちゃんと機能していたんだなあ。もっとも、デグ氏からすると事前にあげておいた論文の実践が自分に回ってくるとは露とも思っていなかったわけですが。
デグ氏自身は立場や身の安全という保身主義的にこの虐殺を実行するリスクを鑑みてヤダなあ、と思っていたわけですけれど、傍から見ると軍人としては行わなくてはならないが人間として苦渋の決断をくださなくてはならない悲哀というふうに見えて、なぜか人間味があるように見えてしまうんですよね。手を下すはめになった部下からも恨みではなく共感という形で気持ちが離れることはありませんでしたし。

さて、この後のルーデンドルフ・ゼートゥーアコンビによる戦争芸術も、ひいてはデグ氏の示唆がきっかけであることを鑑みると、確かにこの世界大戦の様相の何割かはデグ氏が筆を加えたことによる有様なんですよねえ。結果として、ほぼ全部それに伴う実行・実践はデグ氏に回ってくるので自業自得を堪能しているのがなんともはや。
デグ氏、まんべんなくご愁傷様である。

1巻感想

幼女戦記 1.Deus lo vult ★★★★   

幼女戦記 (1) Deus lo vult

【幼女戦記 1.Deus lo vult】 カルロ・ゼン/篠月しのぶ エンターブレイン

Amazon
Kindle B☆W
金髪、碧眼そして白く透き通った肌の幼女が、空を飛び、容赦なく敵を撃ち落とす。
幼女らしい舌足らずさで軍を指揮する彼女の名はターニャ・デグレチャフ。
だが、その中身は、神の暴走により幼女へと生まれ変わることとなった日本のエリートサラリーマン。
効率化と自らの出世をなにより優先する幼女デグレチャフは、帝国軍魔導士の中でも最も危険な存在へとなっていく――。
おお、思ってたよりも分厚い。読んでも読んでも終わらなくて結構時間が掛かってしまった。アニメの方って、一巻分で五話くらいまで行ってたんだ。ということは、ストックだけなら相当あるんだなあ。
というわけで、アニメからの参入組。ウェブ掲載時から関心はあっていつかは読もうと思いながら幾星霜。書籍化どころかアニメ化までしてしまいましたよ。かなり濃度が高い文章がかなりの分量蓄積されてたんで軽々に読み始めること叶わなかったんですよね。とか言ってる間にここまで来てしまったのでどうしようもないのですが。
ともあれアニメという機会を得て、こうして書籍を……購入は実は結構前にしてたんですけどね、ともかく読むに至ったわけですから、アニメ化の影響ってのはやっぱり大きいんだなあと実体験で実感しております。
しかし、これ一度アニメという映像情報を入力してから読んで良かったですよ。これ、文章からだと結構イメージ湧きにくかったと思います。特に戦闘シーンなんぞは。一概にアニメの航空戦なんかが最良なものとはさすがに思わないんですけれど、イメージを固めるのに大まかな方向性を得るには十分な足がかりでした。
あと、声ね。これはもう悠木碧さんさまさまですなあ。もう完全にあの舌っ足らずの冷血声でイメージが固着されましたし、幼女でありながら軍人の中の軍人という矛盾した歪な存在をこれ以上無くしっかりと思い描くことが出来ましたし。
でもこう、意外と言えば意外なのですけれど、デグさん思ってたよりもマトモな感じするんですよねえ。もっと内面描写を目の当たりにするとヤバイ人なのかと思ってましたけれど、俗物極まるし他人に対して共感能力をあんまり持ってないし、戦略的な視野を持ってると評される割に内実は近視眼的というか先を見ているようで足元しか見て無くてよく頭ぶつけてるみたいな人なんだけれど、人格破綻者という程じゃあないんですよねえ。
そりゃあ、他人のこと人を人とも思ってない冷血人間ですけれど。情とかあんまり殆ど持ち合わせてないタイプですけれど。でも、善悪の区別はつくし(必要とあらば一顧だにしないしないにしても)、人間の持つ情は理解しているし(考慮するかは別にして)、それらを別に見下したり蔑視しておらず理性を以てそれらが社会的に評価され重要視されるものとして扱っているわけだし、社会秩序や人間の理性に対する破壊者ではないんですよね。
社会自体が狂気の方向に舵を切っても、一切ブレずに乗っかり続けるという意味では危険なのかもしれないけれど、彼女自身が主体的に危険な方、狂気の方角に社会を牽引するというタイプじゃないんですよね。
そりゃあもう、尋常ならざる人でなしではあるんだけれど。でも、この段階だと実際の人間性がどれだけあかんくても、周りの人はそれを実感するような行為を受けたわけじゃないですし、彼女が実際何を考えていたとしても結果は彼女に与えられている評価が示している以外のナニモノでもないわけで、レルゲン参謀のそれはまあ言い掛かりでしかないんだよなあ。彼のテグ氏への危険視も、半分的外れではあるわけだし。
そんでもって、テグ氏の愛嬌となっているのはその幼女な外装と内面のギャップもさることながら、その人でなしな俗物の在り方に対して、ほぼ常に痛い目見続けてる、或いは自業自得で責任を負い続けて一番キツイ部分を実行し続けているところなんですよね。
つまるところ、わりと頻繁に「ざまぁ」と喰らい続けている、と。そうでありながら、この人懲りないのである。全然懲りないのである。数々の失敗と言うか思惑を踏み外す原因となるところはわりと一貫して同じなのに、その部分についてはまあ反省しないどころか、自覚もないっぽいんですよねえ。なので懲りない。実にウキウキと楽しげに自分だけの利益を甘受しようとして下ばっかり見てて、頭を梁にぶつけるのである。理性の怪物でありながら、出世欲という欲望、或いは本能に関しては忠実すぎるほど忠実というべきなのか。
神もまあ、呆れるわけである。
とはいえ、その神もその理不尽さにかけてはひどいものだ。ってか、存在X、初対面時にテグ氏となるサラリーマン氏に思いっきり論破されかかってたように見えたんですが。思ってたより言い負かされてたし!もろ逆ギレじゃねえかw
あの神のマッチポンプには、さすがにテグ氏に同情してしまいます。人間の理性と意思の信奉者にとっちゃあひでえ扱いだもんなあ。あれは悪魔呼ばわりされても仕方ないというか、悪魔のほうがまだ契約方面に誠実な気がします。

さて、国際情勢と戦争についてですが、アニメだとさすがに国際情勢よくわからんかったのですが、こっちを読むと整理されていてかなりわかりやすかったです。
テグ氏の提唱した世界大戦という概念に対する衝撃も、協商との開戦から共和国の参戦という過程の実態を見ているとかなり実感として危機感を得られるものでしたし。
それに、協商との開戦から西部戦線のあの大ピンチっぷり、何が起こってどうなってたのか。なるほど、そりゃ帝国側、大悪手を打ってしまってたんだなあ。そりゃあ、事前に長年かけて準備していた戦争計画を目先の利益にかまけて自分で台無しにしちゃってたら、計画そのものがいきなり破綻してしまうのも無理ないですがな。
内戦作戦の難しさは、帝国の地政学的立ち位置も相まって考えさせられるところですけれど、だからこそあれだけ綿密に計画してたのに……。
物凄く雑な参照例ですが、シミュレーションゲームの【信長の野望】なんかでわりと似たようなことは良くやらかしましたねえ。織田包囲網シナリオの織田家プレイなんかしてると、結構実感できるんじゃないでしょうか、この帝国の苦闘なんかは。





 

10月2日

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

10月1日
Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

9月30日
Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

9月28日
Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

9月26日
Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

9月25日
Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

9月24日
Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

9月20日
Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

9月18日
Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

9月17日
Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

9月16日
Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon

9月15日
Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

9月14日

Amazon Kindle B☆W


Amazon Kindle B☆W

9月12日
Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

9月11日
Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

9月10日
Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

9月9日
Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Amazon Kindle B☆W

Categories
最新コメント

Archives
記事検索
タグ絞り込み検索
訪問者数

    アクセスカウンター
    • 累計:

    メッセージ
    読者登録
    LINE読者登録QRコード
    QRコード
    QRコード
    TagCloud
    RSS
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        スクロール用の仮テキスト
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        

    <$ArticleBody$>
    <$ArticleBodyMore$>
    <$RelatedArticles$>