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ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインXI フィフス・スクワッド・ジャム〈上〉★★★☆  



【ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインXI フィフス・スクワッド・ジャム〈上〉】 時雨沢 恵一/黒星 紅白 電撃文庫

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SHINCとの合同チームで挑んだクエスト《ファイブ・オーディールズ》。その壮絶なバトルから間髪入れず開催が発表された第5回スクワッド・ジャム。
スポンサー作家によって課せられる今回の特殊ルールは『ゲーム途中で、チームメイトが運ぶ別の装備一式にスイッチ可能』という、全プレイヤー混乱必至のものだった。
当然のごとくSJへの挑戦を決めたレンたちは、首都・グロッケンの酒場で作戦会議を敢行するのだが、思いもよらぬ知らせが彼らのもとに届く――。それは『今回のSJでレンを屠ったプレイヤーに1億クレジットを進呈する』というもので……。

「わたし、賞金首になったくらいで、 SJから逃げないもん!」
時雨沢恵一×黒星紅白が贈る痛快ガンアクション、第11弾が登場!
およそ一年半ぶりの新作! もう出ないのかな、とも思っていたので正直嬉しい。好きなシリーズなだけに。時雨沢さん、違うシリーズ手掛け始めてましたしね。
さて毎度はじまりました、アレな作家がスポンサーの大会スクワッド・ジャム第五回。当たり前みたいにシャーリーとクラレンスがメンバーとして参加してくれてるのは嬉しいなあ。相変わらずシャーリーは隙あらばピトは殺す、と言ってますけれど。いや照れ隠しじゃなくてこの人はホント殺す気だと思いますけれど、前回までのチーム自体裏切ってでもという雰囲気ではなくなって、ピト以外とはちゃんとチームとして協力してくれそうなので、それでよし。ピトさんはちょっと一度殺しちゃってもいいくらいだと思ってるし。
しかし、今回の大会ルールとはまた別に、謎の依頼人からこの大会においてレンの殺害に成功したものに賞金を出す依頼が出され、参加者たちが沸き立つことに。事実上の賞金首となってしまったレン。
もちろんその賞金とはゲーム内マネーなのだけれど、これリアルマネーに換算すると100万円にもなるという話で、そりゃあちょっと無視できない金額だよ。ついつい手が滑ってでも殺りたくなっちゃう金額だわ。
この件に関しては、上巻では少なくとも誰がこの賞金を賭けたのか、についての話は進まなかったのだけれど、ポンと100万円もの金を出せる人間ってそうそういないと思うので、自然とポンと100万円出せる人間の顔を伺ってしまうのですが。
いやまじであんたじゃないの? ピトさんや。
ピトさん完全否定してるけれど、この人の場合真顔で否定しておきながらあとでシレッと実はわたしでしたー♪とかほざいても全然おかしくない人だからなあ。
今の所、なぜわざわざレンに賞金をかけたのか、という理由も原因も推測すらもあがってきていないので、想像のしようもないのだけれど。

本編の方は今大会用の特殊ルールがいくつか。事前に公表していた装備品のスイッチ機能は、説明されてもよく頭に入ってきませんねー。こればっかりは実際に使用してもらわないと。
そしてもう一つゲーム開始と同時にチームメンバーがフィールドの各所にバラバラに配置されることに。このメンバー同士の居る場所が異なってしまう、という事を加味してのスイッチ機能だったんろうか。
ともあれ、いつもワケわからんルールでむしろ行動が縛られて展開が狭くなっていくばかりだったのに比べると、このメンバー分散は面白い試みかも。
自然と、違うチームのメンバーとの協力プレイ、時間制限だけれど共闘なんて選択肢が生まれることで、いつもと違うメンバーと一緒に戦うというなかなか見られない戦争シーンが見られることになりましたし。前巻の女子高生チームとの共同戦線も面白かったけれど、あれをよりシャッフルした形か。それ以前の4巻のイベントでもVSNPCで他の全チームとの共闘があってあれ凄く良かったんですよね。ああいうのをもう一度見られるという展開は楽しかったです。
それに今回は個別に臨時チーム組むという形で、他のチームの人間と組む形で相手の人となりとかより深く知れる話になってましたしね。あのマシンガンラバーズの新女王の人、前回優勝を掻っ攫ったわけですけれど、その辣腕振りは思い知らされましたけれど意外とどんな人なのか、というのはマシンガンラバーズの様子を外からチラッチラッと見かけるだけだったので、本当の意味で詳しくはわからなかったのですけれど、今回レンと二人で行動することになったので改めてどんな雰囲気の人なのかわかってきましたしね。とはいえ、まだまだ底知れないところのある人なのですが。
しかし、別チームのメンバーと共闘しながら、偶発的な戦闘を繰り返していたら、いつか同じく別チームのメンバーと組みながら戦っていた同じチームのメンバーと遭遇戦になってしまうのではないか、という懸念は最初からあったわけで。
二人で組むとかなら、声をかけて戦闘を止める、ということも出来るでしょうけれど、今回のレンは最終的に4人で組んで全員他のチーム、という形になってしまっていたわけで、こんがらがって同士討ちになるんじゃ、と思ってたら案の定……どころか、臨時リーム内で不意打ち銃殺ってやらかしおった奴が出おった!! なんて邪悪、なんて卑怯! こいつはゲロの匂いのするクズやろうの登場かーー! と、ここは敵役の登場により一致団結の流れか? と手に汗握ったところで、出てきたやつがあれですよ〜〜。
うん、まあ何となくわかってた。まあ、ピトさんだとありがちすぎて、拍子抜けしてたと思うくらいなのですが。奴なら、やらかしてもおかしくはないなあ、うんうん。
いやもうこれ、レンちゃん普通に今の臨時チームで頑張ったらいいんじゃないですかね!? 元チームのメンバーって半分くらいこの際殺ちゃってもむしろスッキリ気分爽快な気分にさせてくれそうですし。
いや、クラレンスちゃんは普通に凹みそうなので、勘弁してあげるとして。



ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインX ―ファイブ・オーディールズ― ★★★☆   



【ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインX ―ファイブ・オーディールズ―】 時雨沢 恵一/黒星 紅白 電撃文庫

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熾烈極まる第四回スクワッド・ジャムの死闘から約1週間後。『ファイブ・オーディールズ』、すなわち“5つの試練”の意味を持つ謎のクエストに、レンたちLPFMはボス率いるSHINCとの合同チームで挑む!
「今回のクエストは、スクワッド・ジャムとは違って対人戦闘はナシ。フィールドに出る“エネミー”を倒しクリアを目指す。そして一番重要なのは十二時ジャスト一斉スタートの“競争型”ってこと」
 第一のフィールドに転送されエネミーを警戒するレンたちが目にしたのは――「こんにちは、皆さん」。言葉を喋るかわいい犬で……!?

あれ、神崎エルザが語った自分の過去の話で本当なのって、エムさんに最後に告げた「全然本当じゃないかもしれないよ?」だけなんじゃないの?
と、思わせてやっぱり豪志くんにだけは本当の自分の過去を語っていた、というのならそれはそれで綺麗なお話なんだけど、一連のお話はちょっと出来すぎなような気もするし、でもエルザの過去としてはぴったりなような気もするし、でもエルザの性格からして実は女子高生軍団に語っていた作り話の方が実は本当だったりしてもおかしくないし、ああもうこのあたりの迷彩のかけかたはさすがは時雨沢さん、と言ったところですか。

表紙はフカとワンコ。ワンコの絵がなんともリアルでなんだこの犬、と思ったら今回のゲームの案内人、案内犬? だったのですけれど、フカこと篠原 美優のワンコ愛が深すぎて、フカってばひたすらワンコ愛でるばかりだったじゃあないか。でも、フカ次郎の名前の由来って飼い犬からだったのね。この話って前にも出てたっけか。覚えてはいないのだけれど、彼女の愛犬への思いの深さは今更ながら伝わってくる。
その愛情の深さを知っているレンも加えた愛犬とのエピソードは、改めてレンとフカが昔からの家族ぐるみの親友だったんだなあ、というのを実感させてくれる話でした。
住む場所離れてしまっても、今はこうしてゲームで一緒に遊べて、繋がりはなくならないというのはイイ環境ですよねえ。まあ、何かあったらというかレンのデートの顛末を覗き見するためだけに北海道からすっ飛んでくるんだから、この二人に距離の隔たりというのはあんまり関係ないのかもしれないけれど。

というわけで、今回は対人戦なしのゲームに、女子高生アマゾネスチームにシャーリーとクラレンスのコンビを加えたオールレディース(プラスM)チームで参戦。いくらチャンスあればピトさんを暗殺仕放題権をもらったとはいえ、誘われたら参加してくれるようになったシャーリーはだいぶ打ち解けましたよね。ピトは除く、だけど。
そしてアマゾネス軍団は、今回はなんかロールプレイがだいぶ吹っ飛んでたぞ? 素の素直でひたむきなスポーツ女子高生集団っぽさが前に出てしまっていた気がする。いや、出てしまっていた、と言っても悪いわけじゃないんだけど。でも、文章では女子高生っぽくてもビジュアルはいつもどおりのイカツいアマゾネス軍団のはずなので、漫画とか映像で見たら若干異様な感じになってしまうかもしれないが。それとも、ピトを首領と仰ぐ規律正しいアマゾネス軍団、みたいに見えるんだろうか。

ともあれ、今回は5つの試練、というタイトル通り全五面の様々なシチュエーションに制限や条件を付与されたゲームをクリアしていく話になっていて、頭をひねる場面も対人戦闘みたいにお互いを撃ち倒すためにバトル脳をフル回転させて銃撃戦するような展開ではなく、用意されたギミックを文字通りゲームとしてクリアしていく話だったので、いつもの調子で見ているとちと熱量は足りないかもしれない。相手がいてこそ、という場面もありますからねえ。
でも、終盤になると対戦相手が、まあいつもの面々ですけど、現れて対抗戦になっていくんですけどね。
ただ最後のワンコの扱いについては、もっとシチュエーションを用意すればよかったのになあ、と思わないでもなかった。唐突感があって、そうしなければならないストーリー性がなかったですもんね。逆に言うと、そうしないストーリー性もなかったので躊躇しない人たちはあっさりと引き金を引いてしまったのかも知れませんけど、ゲームとしてもそこでやるかやらないかに煩悶を催させるのに、単に動物への愛情とか状況に違和感を感じるか、という感情とかメタ的な勘に拠るものじゃなくてもっと前フリがあったらよかったのになあ、と思ったり。今回のゲーム企画したの小説家先生のはずなんだがなあw

そして、あのラストのワンコ……スー三郎のフカへの別れの言葉はなんだったんでしょうね。どうして、犬の天国なんて言葉が出てきたのか。別に彼とフカの愛犬の繋がりなんてものは一切なかったはずなんだけれど、ちょっと意味深なお別れがひとひらの味わいを胸に残してくれるラストシーンでした。

シリーズ感想


ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインIX フォース・スクワッド・ジャム〈下〉 ★★★★   



【ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインIX フォース・スクワッド・ジャム〈下〉】 時雨沢 恵一/黒星 紅白 電撃文庫

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レンのリアル・小比類巻香蓮との結婚を目論むファイヤこと西山田炎の誘いに乗り、“結婚を前提としたお付き合い”をかけて戦うことになった第4回スクワッド・ジャム。是が非でもレンに勝利したいファイヤは、打倒LPFMのために編成した結託チームに、ボス率いるSHINCを取り込むことに成功する―。MMTMとの壮絶な“高速バトル”を潜り抜けたレンたちは、ついにSHINCのメンバーと相まみえたのだが、そこにファイヤ傘下のチームが突如現れ…。銃声と硝煙とほのかな恋心が入り乱れる第4回スクワッド・ジャム、いよいよクライマックスへ!
ここに来て時雨沢さんの趣味というか銃火器愛が炸裂しまくってるぅぅ。拳銃戦なんか、どこに拳銃があるんだよ!?と言いたくなるような拳銃(ハンドガン)の定義の限界に挑むようなものばかり出てきて、これ絶対主催者が思い描いていた拳銃同士の打ち合いとは違ったんだろうなあ、と思う展開だったんですが作者の偏愛がこれでもかと伝わってくるのはなんともニヨニヨした感じでした。
さて、流れからボスたちのSHINCと共闘することになったレンたち。ただ、このバトルにおけるファイアとの決着の意味を彼女らに伝えたら、そりゃ女子高生共なんですから盛り上がりますわなあ。
ボスのキャピキャピしたテンションの上がり方が可愛いんだけれど、実際のビジュアルだとごついゴリラがキャピキャピしているのは絵面的にキツイものがあるかもしれない。その点、小説で良かったのか後の映像化のお楽しみなのか。
でも、絵的に映えるという意味では今回はミニガン搭載のハンヴィーとのカーアクションや突進する機関車に搭乗しての打ち合いに、凍りついた河の上での戦いなど、見た目派手な銃撃戦が今回は特に多かったような気がします。耳をつんざくような銃撃音に、飛び散る破片、転げ回って逃げ回る人間たち、とイメージが映像となり音となって聞こえるようなシーン描写は、やっぱりいいですなあ。狙撃手が多かったことから、狙撃戦も多かったですし。
その点、シャーリーは活躍の場がたくさんあったぞな。
あのまま、シャーリーとクラレンスが敵になって別れたまま、というのは折角おんなじチームとしてスタートしたのに勿体無いなあ、と思っていただけに後半の合流は嬉しいものがありました。せっかく、スクワッドジャムってチームの最大人数が6人なんですから、いつもの4人だけって味気なかったですもんね。そこに狙撃手のシャーリーとレンとは違うタイプの近接型でもあるクラレンスが加わると、チームとしてもバランスが取れて充実してますし、もし次があるとしたらもう一度この面子でやってほしいところではありますねえ。
ファイアとの決着は正直ちょっとすっきりしないものがあったり。そもそも、ファイアという御曹司がどういう人物か、結局分かりづらいママおわってしまったところがありますしね。部下たちからは家族のように慕われているようですけれど、あのゲームに対する偏見はマジものだったようですし、自分の知らないものに対して平然と見下すことがある、というのはだいぶマイナスポイントだと思われ。ただ、実際体験してみて素直に前言を撤回できるあたりは、一廉の人物なのでしょう。
でもなあ……あれだけ部下の人たちに手伝ってもらっておきながら、最後のあれはないんじゃなかろうか。この大騒ぎがなんだったんだ、という話になってしまうし。まあ、部下の手前無理をして、というのも意味のない話なので、あかんと思ったら即撤退という判断の速さは褒められて然るべきなのかもしれない。
レンの方はもう本当にいい面の皮なのですが。あれは怒っていいと思うぞ。実際、恥かかされたと言ってもいいと思うし。

ピトさんとフカには大ウケ案件だったかもしれないけど。わざわざ見に来るピトさんw
しかし、ピトさんはリアルで自分の正体を明かすときが一番輝いてるなあ。
シャーリーの方は、あれなかなか凄い仕事してるんですねえ。自然を相手にする仕事であると同時に、案内人ってことは人間とも密接に関わる仕事でもあるわけで、あの難しい性格からしてあんまり他人と関わらない仕事内容なのかと思ったけれど、コミュニケーション能力高いのかー。
明言はされてないけれど、あのお客さんクラレンスなんだろうなあ。

シリーズ感想

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインVIII ―フォース・スクワッド・ジャム〈中〉― ★★★☆   

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインVIII ―フォース・スクワッド・ジャム〈中〉― (電撃文庫)

【ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインVIII ―フォース・スクワッド・ジャム〈中〉―】 時雨沢恵一/黒星 紅白 電撃文庫

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恋愛には人一倍疎い香蓮に、突如持ち上がった若手実業家・西山田炎との結婚話。GGO内で遭遇した彼のアバター・ファイヤのあまりに無粋な振る舞いに、レンは売り言葉に買い言葉で“結婚を前提としたお付き合い”をかけた勝負を約束してしまう―。そうして始まった第4回スクワッド・ジャム。香蓮の人生を左右する勝負と並行し、今度こそ宿敵SHINCとの直接対決で決着をつけたいレンだったが…優勝候補であるレンたちを倒そうと手を組んだ卑劣な結託チームの中に、なぜかSHINCの名前があり―!?
さすがのボスも、「ふぁいあ」がゲーム内での名前じゃなくてリアルネームプレイだとは気づくまい。
世代的にはキラキラネームに馴染みがあるのはむしろアマゾネス軍団なんですけどねえ。
さて、前回レンちゃんが赫怒していたファイアとSHINCの結託事情。西山田氏から何らかの事情が明かされてボスたちが協力することになったのか、と危惧していたけれど、SHINCにレンと決着つけるという意志が消えていなくて良かった。ボスたちからすれば、やむを得ずという展開でしたからなあ。ただ、それならSHINCは放っておいて勝手にぶつかるのを待っていてもよかったような気もするのだけれど、あそこでいちいち連れてきて直接接触してしまい、共闘を持ちかけるあたりに西山田氏の性根が出ているような気もする。それでいて、事情を明かすでもないですからねえ。まあ明かして協力を取り付けようとしたらしたで無神経の極みではあるんだけれど。
そして、どうやっても前座扱いになってしまうMMTM。おそらくチームバランス的にも個々の持つスキルや経験にしてもチームワークにしても参加チームの中で屈指のはずなのに、LPFMもSHINCも最終目的が違うからどうしても前座でやっつける相手になっちゃうんですよね。これ、前回までの大会でもだいたいそのパターンでしたし。一方でMMTMは、というかリーダーのデヴィットがピトさんに執着しているものだから、執拗にまとわりついてくる人たち、みたいな感じになっちゃってるし。
とどめに、ピトさんから明かされるデヴィッドの黒歴史。
『お前だけが、オレをダビドと呼んでもいい』(キメ顔)
おまえ……よりにもよってまたピトさん相手になんちゅう。それで今は逆恨み、と言ったらかわいそうか。ピトさんがクソ鬼畜外道プレイでやりたい放題仲間も血まみれにしていたのも確かな話ですし。いやでも、絶対私怨入ってますよね、はははは。
同じくピトさんに恨み骨髄なシャリーとクラレンスのコンビは、図らずもレンたちの別働隊みたいな形になっちゃってるんですね。ピトを殺すのは自分だ、だから他のやつには殺させない、ってどっかのツンデレライバルキャラですか、というプレイを地で行ってしまってるんですが。
でも、レンのチームが本来は六人組だった、というのを他の強豪チームが全く知らない、というのは何気に凄まじいアドバンテージなんですよねえ。現に、狙撃を食らったMMTMはやられたあとも何が起こったかわからないままで、生き残った二人も対策を立てようがない状態ですし。
三輪走行車のトライク。トライクってなに!? というくらいには初耳で存在すら知らなかったのですが、前輪が二輪の三輪バイクをトライクっていうのか。説明からして無骨なデザイン、というかトラクターみたいな乗り物かと思ったのだけれど、カラー口絵でレンたちが乗ってるイラストを見るとえらいかっこいいんですよね。スピードも相当でるみたいだし、これはかっこいいなあ。
ただ、Mが乗ってる方は明らかに重量オーバーにしか見えないw
ようやくSHINCとのガチンコバトルが叶った、と思った途端に横槍ですよ。これは無粋の極みだなあ。SHINCとの勝負が一進一退の本当に噛み合ったバトルだっただっけに、なおさらに。先に本命と相対するよりも、余計な邪魔者全部片付けてから、の方がよかったんじゃないだろうか、結果論だけれど。まあ、これからそうなるかもしれないが。プロポーズの件、ボスたちに話したら彼女たちもゲーム女子、一発で激怒して一緒に戦ってくれるでしょうし。
ふぁいあの結託チームの総人数的にも味方はそれなりにいないと苦しいだろうしなあ。
マシンガンラバーズはあれ美人指揮官を手に入れて猛威を奮っているけれど、逆に言うとチーム単体で完結してしまっているだけに、ストーリーにどう介入してくるのか見当もつかないだけに逆にどう動くか楽しみでもあるなあ。何気に蚊帳の外のまんま終わってしまいかねない可能性もあるけれど。

シリーズ感想

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 7.フォース・スクワッド・ジャム〈上〉 ★★★★   

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインVII ―フォース・スクワッド・ジャム〈上〉― (電撃文庫)

【ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 7.フォース・スクワッド・ジャム〈上〉】 時雨沢 恵一/黒星 紅白 電撃文庫

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『結婚を前提に、香蓮さんとお付き合いがしたいと思っております』
香蓮の父親のもとに届いた一通のメール。それは、父に付き添ったパーティー会場で出会った若手実業家からの、リアルな結婚の申し入れだった。しかし、香蓮は『ピーちゃんみたいなのがタイプ…』と取りつくしまもなく―。そんななか開催が決定した第4回スクワッド・ジャム。今度こそSHINCとの決着をつけるべく参戦を決めた香蓮だったが、首都グロッケンでの作戦会議中、突如レンの前に現れたハンサムな男からある勝負を持ちかけられ…。第4回SJの銃撃戦の裏で、香蓮の人生をかけたもう1つの戦いが幕を開ける!
香蓮さんって、家金持ちだとは知っていましたけれど……あんなでけーマンション、大学通うために東京一人暮らしの娘にぽんと与えてあげられる家、しかもちょーでけーテレビ置いてあるというお家なんですから、そりゃあ金持ちだとは思ってましたよ、うん。
でも、父親の付き添いでパーティーとかドレス着て出るとかそれ社交界じゃないですか。ハイソサエティじゃないですか。そういう界隈の人だったのねえ。
ってかさ、180センチ超えの長身スレンダー超美人の会社社長令嬢って日本というよりも欧米界隈のセレブみたいじゃないですか、おおう。
そんな香蓮さんにパーティーで出会い、その場ではけっこう意気投合して後日結婚の申込みを「父親に!」申し出ていた西山田炎。炎と書いてファイアーと読む。おおう、キラキラネームだ。そこまでするなら超火球と書いてメラゾーマと読む、くらいの名前にすればいいのに、などと思ってしまうキラキラ界隈であります。
いやさまあこの男がなあ。こういう独善的で無神経な男がなんでかビジネスシーンではちゃんとしてたりするんですよね。彼も実業家として成功しているわけですし。
その容姿を逆にバネにして成長を遂げてきた、と評されているみたいだけれど、彼の独善性と成功を元手にしたあの自信は、彼のあの自分の容姿を克服したものではなくて、歪んだ言い訳として自分の中でこねくり回しているんじゃないだろうか、と思ってしまうのはVRでの自分のアバターをいかにもな高身長の濃い顔をしたイケメンにしてしまってるところなんですよね。
そりゃあ香蓮さんもMさんもピトフーイも、いやMさんは実際どうなんかな、わからんけれど、現実と違う自分の理想像をアバターとしてああいう姿にしているわけですしね。多かれ少なかれそういうのはあるとは思うんだけれど、ファイアーさんはどうなんだろう。香蓮はレンというアバターを当初自分の背の高さのコンプレックスを解消するためのガワとしてストレス解消に使っていたけれど、なんやかんやと今はそのコンプレックスを解消して、レンというアバターは既に自分のもう一つの分身として扱っているわけですが、ファイアーさんは自分の事業展開など成功体験によってコンプレックスを解消できているなら、ああいうアバターを選ぶ必要どこにもないんですよねえ。
GGOどころかVRゲームすら未経験、ってかあの様子だとネットの基本的なマナーすら知らないっぽいんだけれど、超ご年配の方ならともかく若手実業家でそういうのってあるんだろうか。ともかく、金だけはたくさん持っているお金持ち素人さんがどういう手を打ってくるのか。以前傭兵雇ってというのはピトさんやってましたしねえ。
かくいうレンちゃんチームはというと、まさかのシャーリー&クラレンス加入展開!!
って、素直に行ったらほんとに最強チーム結成だったんですけどね。あのままズルズル仲間同士で行ってしまっても良かったのになあ。シャリクラが加わったらあのチーム、ほんとに隙らしい隙なくなるし。
そういえば、あのメンツの中で中の人が不明なのってクラちゃんだけなのよね。女性というのだけはわかっているものの……予想以上に子供なのか?
新キャラだとDOOMの子たちもパリッとしててよかったんだけれど、マシンガンラヴァーズに降臨した女神様がなかなか気になるところで。もしかして、今回すげえ強敵になるのか、マシンガンラヴァーズ!?

シリーズ感想

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインVI ―ワン・サマー・デイ― ★★★★   

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインVI ―ワン・サマー・デイ― (電撃文庫)

【ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインVI ―ワン・サマー・デイ―】 時雨沢恵一/黒星紅白 電撃文庫

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第三回スクワッド・ジャムの死闘から約一ヶ月。
全国各地に散るSJプレイヤーのもとに、ある一通のメールが届く。それは、過去三度開された大会の上位入賞チームのみが参加できるという新ゲーム、“20260816テストプレイ”への招待状だった。
GGOの運営会社《ザスカー》からの依頼によって開催されるスクワッド・ジャムとは全く趣旨の異なるゲーム。そのミッションとは、最新AI搭載の敵NPCが守る“拠点”を攻略するというもので――。
SHINCと交わした再戦の約束を果たすため、消極的ながらも参加を決意したレン。彼女が目の当たりにするNPCの脅威とは。
時雨沢恵一&黒星紅白が贈る“もう一つのソードアート・オンライン”第6弾が登場!!
今回はスクワッド・ジャムじゃないからか、サブタイトルからちゃんとスクワッドジャムが消えてるんですね。お陰でこれまでよりはタイトルが短い。しかしそれでもタイトル長い!
個人的にはレンと一緒で、スクワッドジャムの形式よりもこっちのゲームルールの方が好きだなあ。協力プレイ、というのは抜きにしても、スクワッドジャムはレーダーに拠る居場所の暴露や、時間経過によってフィールドが狭くなってくる、というプレイにどんどんと制限がついてくるシステムなので、それを込みに戦略を立てるにしてもどうもプレイヤー側に選択肢がどんどんなくなってくるのでかなりバタバタしてくるのがちと不満だったんですよね。
その制限を、今回はキレイに取っ払ってあったので、それぞれのチームのポテンシャルが邪魔されずに発揮されている感があって、なかなかに楽しかった。
まあこれだけ回数を重ねると、相手チームも固定というかメンバー見慣れた連中ばかりになってきたんで、そろそろ催しとしてもただいつものメンバーでガンガンやりあう以外の要素がほしいなあ、と思っていたところだったので、なりゆきの結果とは言え全チームでの共闘戦、になったのは非常に面白かった。
てか、わりとイロモノよりだったマシンガンラバーズとか近未来フルアーマー軍団が味方になるとこれ異様に頼もしいことになってて、嬉しくなってしまった。なんだかんだとあのピーキー軍団好きなのねー。活躍してくれる嬉しいじゃないですか。あれだけ尖った性能の連中、諸兵科連合に組み込むと何気にカードとして使いやすいし強いんですよね。ここぞという時の使い所がたくさんある。それを言うとレンのような高機動型もそうなんだけれど、各チームからとある能力に秀でたメンバーを選抜して、作戦に投入という展開は普段のゲームよりも戦術の幅が異様に広がってて、メリハリもあっていいんですよ。いつも敵同士でやりあってた連中が、協力して戦うというシチュエーションはやっぱり大好物ですし。あのチームの強みとか特色とか、何度も戦ってた敵だからこそわかっている、という通じ合っている感もね。
一方で、このスクワッドジャム・チームのどんちゃん騒ぎな雰囲気とは裏腹に、NPCとされる敵サイドの空気感がまた全然違うのである。スクワッドジャム・チームの方は全くその空気感の違いに気がついていないのだけれど、お互いの空気が絶対に交わらないまま戦闘ポイントでグチャグチャに入り乱れているのが、また気色悪いのである。双方、同じ光景を見ながらまったく違うものを見て、違うこととして捉え、違うように考えている。この錯誤、ズレが異様なのである。
実のところ、似たようなズレに関してはスクワッドジャムの第一回のあるチームとの対戦でも薄っすらと浮かび上がっていたのを、今回読んで思い出したのだけれど、今回の話でのそれは以前のそれよりも遥かに顕著だったんですね。それは、ゲームと理解しているかいないか、の違いだったのかもしれません。
これ、レンたちのサイドから見たらほんと楽しいだけのドンパチなのだけれど、あちらさん視点からの話を見ると確かに怖いわ。レンの自爆のときなんかが特にそれで、ちょっとゾッとするものがあった。
思えば、冒頭のレンとフカのリアルでの会話はフリだったんだろうけれど、だからこそ余計に冒頭でレンが見せていた忌避感ってのが、フカに突っ込まれたように言い訳でしかなかっただな、というのがよく分かる。
なにげにこの交わらない味気の悪さみたいなものって、作者のキノの旅シリーズとかアリソンシリーズでもたまにプスプスとまち針で差し貼られたそれっぽくて、教訓じゃないんだけれど頭の隅っこに忘れないようにザクリと刻まれるような感覚は、やっぱり時雨沢さんらしいなあ、なんて思ったのでした。
しかし、これだけみんなのリアルの方の顔が知れてくると、アバターじゃなくてリアルの方の姿でドンパチやってくれたら楽しそうなんだけどな。いや、リアルでガチのドンパチやれ、と言ってるわけではなく、SHINCなんかアマゾネス軍団じゃなくて、女子高生軍団の方がやはり見た目的な映えというかギャップがさあ、ほらw

シリーズ感想

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 5.サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス(下) ★★★☆  

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン (5) ―サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス (下)― (電撃文庫)

【ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 5.サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス(下)】 時雨沢恵一/黒星紅白 電撃文庫

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"さあ、存分に殺し合え。かつての仲間は、今は敵だ"

生き残りチームから各一名がランダムに選抜され、ビトレイヤー(裏切り者)チームを結成する「特別ルール」が発動した第三回スクワッド・ジャム。優勝候補筆頭と目されていた最強チームからは、レンが最も戦いたくなかったプレイヤー・ピトフーイが選ばれてしまう。
激震が走る参加者たちをよそに、刻一刻と海へと沈むフィールド。その中央部分、濃い霧に隠されていた【UNKNOWN】エリアに鎮座していたのは、一隻の巨大豪華客船だった。行き場を無くした彼らは、やがてその客船に呑み込まれて――。
裏切りの銃弾が飛び交う、壮絶なバトルの結末とは……!?
結局、女子高生ズとの本気の決着はまたお預けかー。この「裏切り者」企画、プロデュースした作家先生はドヤ顔してたんだろうけれど、不評を通り越して参加者からは生命狙われかねないくらい非難轟々だったわなあ。そりゃねえ、チームの戦略とか目的とか色々あっただろうのを、一方的にお釈迦にされるわけだから面白くはないわなあ。今回の海が広がってってどんどんフィールドが狭くなっていく展開も、ちょっと運営側からの恣意が強すぎて、参加者側の自由度がかなり低めだったのが、見ている側としてもちょっとどうなのかなあ、と思うところではあった。誰が何をしでかすのかわからない先行きの不明さも面白さの要素でしたからね。かなり強制度が高くてどのチームもある程度行動が一緒になってしまいましたし。そんな中でもそれぞれチームが特色を見せてはいたのですが。
女子高生軍団のあの毎度の鋼鉄のチームワークはすごすぎるよね。初っ端から一糸乱れなさすぎてこええよ!
それだけに、彼女たちが幾つもの不自由を負って思うとおりに動けなかったのにはもどかしさを感じた次第。やっぱり、全力の彼女たちと全力のレンたちのバトルというのは見たかっただけに。

それにしても、ピトフーイは毎度毎度やらかしてくれることで。いや今回の場合、かなりの割合でレンが悪い気もするんだけれど。この巻の最初の方のあの反応ってそういうことだったのか。いやいやいや、気づかんよ。盲点すぎる、というかレンがはっきりしなさすぎだよこれは。優柔不断と言われても仕方ないんじゃなかろうか。
その分、ピトフーイさんはやりたい放題やらかしてたのでありますが。これ、あとから読み返してみたらホント、ピトフーイのやりたい放題っぷりは笑えてくる。裏切り者ルールのスカスカっぷりもアレなんですけれど。これ、あの敏捷性優先チームの人の裏切り者ルールに選ばれたけれど元のチームを裏切らないぜ、というのを全員がやってたら、企画自体成り立たなかったでしょうし。
まあ全体的にもどかしい部分が多い展開だったかなあ。大どんでん返しには文字通りひっくり返ったけれど。
ピトフーイさん、どれだけレンに対して抱え込んでるんだか。この人、横暴で傍若無人の割にやっぱり繊細だよなあ。その意味では、汲んでくれるフカ次郎ってリアルでもピトフーイと相性いいのかもしれない。いやさ、フカちゃんの場合、誰相手でも汲んでくれるフシがあるんだけれど。何気に面倒くさいレン相手もある意味そうだしねー。変に懐の深い女子大生である。
そして、SAOベータ版時代、ピトフーイさんと遭遇したイケメンがスカしまくってる件について。こやつ、素であんな言動してたんかー。なんか、こっちが恥ずかしくなってきてしまったんですけどっ。


シリーズ感想

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 4.サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス (上) ★★★★   

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン (4) ―サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス (上)― (電撃文庫)

【ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 4.サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス (上)】 時雨沢恵一/黒星紅白 電撃文庫

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B☆W

ピトフーイのリアルな死をかけた第二回スクワッド・ジャムから約三ヶ月。突如アナウンスされた第三回大会に、レン、ピトフーイ、フカ次郎、エムの最強チーム〈LPFM〉が挑む! 優勝候補筆頭と目される彼らを待ち受けていたのは、“時間経過とともに海へ沈むフィールド”“MAP中央に潜む【UNKNOWN】エリア”“無名チームの結託”という過酷な状況だった! ――そして大会中盤、突如全プレイヤーに告げられる特別ルールとは!?
そうだよなあ、第二回では女子高生チームに折角の対戦を回避してもらっただけではなく、実質彼女らが犠牲になる形で援護までしてもらったわけで、そりゃもう貸し借りで言ったら返しきれないくらいの恩があるわけだ。その彼女らが決着を望んでいるわけだから、レンとしちゃあ何としてでも受けニャアいけん勝負だわな、これ。
しかし、何度見てもピトフーイのリアルとのキャラのギャップが凄いなあ。これでゴテゴテに乗せまくったロック歌手ならまだしも、完全に清純派ですもんね。というわけで、第三回は激闘を繰り広げたピトフーイとエムとチームを組んでチームパワーアップ! 味方になったらピトフーイさんの残虐ファイトが見られないじゃん、と思ったけれど、初っ端から虐殺プレイしていてそう言えばレンも毎回鏖殺してるなあ。わりと通常運転である。
ただ、第三回ともなると常連の連中がいい具合に古豪とかしていて、実力差がけっこう浮き彫りになってきてるんですよね。弱い奴は群れたがる、強い奴はそれを蹂躙する、とばかりに殺りも殺ったり。
いや、この上巻はほとんどシャーリーさんが持ってたんじゃないですか。リアル猟師の元博愛主義者のw
前回は、リアルで猟師として銃を撃ってる自分たちが、ゲームとはいえ人を撃つのはちょっと……。とか言ってた人が、今回なんかもうキタの大地でソ連兵相手に無双やってそうな冷徹非情な狙撃手みたいになってるんですけど。殺意高すぎるんですけど。
現実の狙撃の手腕を使っての予測線を出さずに仕留める戦術は、当初はエムさんの十八番でしたけれど、ことガチの狙撃戦の力量はシャーリーがトップ持ってったんじゃないでしょうか、これ。近接での遭遇戦まで完璧にこなされると、もうぐうの音も出ないですよ。つええしかっこええしー。
前半MVPはこの人だったなあ。

今回のゲームは時間の経過によってフィールドが狭くなっていく仕様なのですが、これって戦術の自由度が失われていくだけに、ちょと窮屈な印象なんですよね。むりやり、戦闘距離を縮められていくというのは、ケースによっては無理やりの力押しを強いられることになりますし。
まあ第二回はその戦術の自由度によって優勝をかっさらわれたようなものなので、そのへんも考慮したのでしょうけれど、今回のスポンサーは第一回の小説家先生だからなあ。
女子高生チームたちとの戦いに馳せるレンの想いからすると、特例ルールとかけっこう無粋ですしねえ。でも、あれって味方撃ちも可能な基本ルールからすると、最初から裏切らなかったりダブルスパイ、という役割も演じられるわけで、決してスポンサーの思惑通りに進むとは思えないぞ。

シリーズ感想

2015年6月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

月末発売のファミ通文庫、スニーカー文庫、コバルト文庫、HJ文庫、ビーンズ文庫などは来月送り。


読んだ本の数:41冊 うち漫画:16冊

うわぁ、6月全然読めてないよ! わりと冊数読んだつもりになってたら、漫画が多かっただけだった。
原因はわかっていて、うん【境界線上のホライゾン】を、あの殺人的分厚さの本を思わず出来心から二冊続けて読んでしまったからですねw あれで色々としばらく力尽きてましたからw
ただそれ以外にも全般的に読む気力が足りてなかった部分もあるのだけれど、その分読む本を美味しそうなのばかり選んだからか、6月は読書数に対して高い評価の作品が連なった感じである。
【ダンまち】はもう言わずもがな。これはねー、人気になるだけの実がちゃんとあるのだと実感出来るのがこの5巻だと想うのですよ。
新シリーズとしては綾里さんの【ヴィランズテイル】、問題児シリーズの第二部【ラストエンブリオ】が初っ端からキレッキレで掴みとしてはこれ以上ないスタート。新人作品では【乙女な王子と魔獣騎士】が先々楽しみな手応えがあってよかったんですねえ。
逆にラストの大盛り上がりを見せていたのが【ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン】と【東京ストレイ・ウィザーズ】、特にストレイウィザーズの方はここで終わるのが勿体ないと歯噛みさせられる色彩豊かな物語でありキャラであり。
【異世界から帰ったら江戸なのである】は二巻に入ってさらにこちらのドストライクをつくないようで。まさかの続編となった【王女コクランと願いの悪魔】は期待に違わぬ、どころかそれを遥かに上回るドラマティックな展開に、もう色々と辛抱たまらん状態ですよッ。


★★★★★(五ツ星) 2冊

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 5】 大森藤ノ/ヤスダスズヒト GA文庫
異世界から帰ったら江戸なのである 第弍巻】 左高例/ユウナラ エンターブレイン


【ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 5】 大森藤ノ/ヤスダスズヒト GA文庫

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ミノタウロス戦をスタート地点と見立てるならば、最初のピークはここなのでしょう。作品そのものが、ここから加速を始めていく。その盛り上がりたるや、すさまじいの一言でテンション爆上げ。


【異世界から帰ったら江戸なのである 第弍巻】 左高例/ユウナラ エンターブレイン

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ひたすら呑んで食べて遊んで騒いで、楽しさの尽きることのない大江戸ハッピーライフ。もう好きすぎてたまらんシリーズなのです。



★★★★☆彡(四ツ星Dash) 5冊

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 3.セカンド・スクワッド・ジャム (下)】 時雨沢恵一/黒星紅白 電撃文庫
ヴィランズテイル 有坂有哉と食べられたがりの白咲初姫】 綾里けいし/リラル ファミ通文庫
東京ストレイ・ウィザーズ 3】 中谷栄太/Riv GA文庫
ラストエンブリオ 1.問題児の帰還】 竜ノ湖太郎/ももこ 角川スニーカー文庫
王女コクランと願いの悪魔 2】 入江君人/カズアキ 富士見L文庫

【ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 3.セカンド・スクワッド・ジャム (下)】 時雨沢恵一/黒星紅白 電撃文庫

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撃って撃って撃ちまくる、楽しい楽しい弾幕戦(実弾)。とびっきりのガールズファイトで、ありました。力の限り、遊びきったぜ堪能したぜ。


【ヴィランズテイル 有坂有哉と食べられたがりの白咲初姫】 綾里けいし/リラル ファミ通文庫

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綾里けいしは健在なりや。【B.A.D.】シリーズが終わっても、新たなシリーズでその筆の鋭さはいささかも衰えず。これは異形の物語でも怪物の物語でもなく、ただただ人間の物語。おぞましい人間の物語、しかしだからこそ美しい人間の物語。


【東京ストレイ・ウィザーズ 3】 中谷栄太/Riv GA文庫

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実質打ち切りとなったが故に放出する設定や展開をつめ込まざるを得なくなる、という厳しい状況を、逆に「畳み掛けるような手に汗握る息もつかせぬ怒涛の展開」へと昇華せしめてみせた、作者の腕前がうかがい知れる大盛り上がり。だからこそ、勿体無くてここで終わるのが悔しい作品。


【ラストエンブリオ 1.問題児の帰還】 竜ノ湖太郎/ももこ 角川スニーカー文庫

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装いもタイトルも新たに再スタートとなった新シリーズは、初っ端からスケール感振り切りでお送りしております。こと「世界観」だけでこれほど自分を魅了してくれる作品はない上に、そこからさらに燃える燃えるの重ね塗り。そりゃあ面白いったらありゃしない。


【王女コクランと願いの悪魔 2】 入江君人/カズアキ 富士見L文庫

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「めでたしめでたし」で終わったハッピーエンドのその先に続き、はじまる物語。人になった、人になってしまった王女と悪魔の真実の愛の物語。はじめて生きたいと願ったコクランの、それ故の踏み外していく姿のなんと壮絶なことか。色んな意味でスペシャルである。


★★★★(四ツ星) 3冊

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア2】 大森藤ノ/はいむらきよたか GA文庫
乙女な王子と魔獣騎士】 柊遊馬/久杉トク 電撃文庫
甘城ブリリアントパーク 6】 賀東招二/なかじまゆか 富士見ファンタジア文庫

【ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア2】 大森藤ノ/はいむらきよたか GA文庫

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【乙女な王子と魔獣騎士】 柊遊馬/久杉トク 電撃文庫

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【甘城ブリリアントパーク 6】 賀東招二/なかじまゆか 富士見ファンタジア文庫

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今月のピックアップ・キャラクター

アイーシャ夫人 (カンピオーネ!)
ベル・クラネル ( ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)
リュー・リオン ( ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)
九郎 (異世界から帰ったら江戸なのである)
鳥山石燕 (異世界から帰ったら江戸なのである)
録山晃之介 (異世界から帰ったら江戸なのである)
フカ次郎/美優 (ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン)
ジュダ (乙女な王子と魔獣騎士)
冷泉 (GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン)
ミリアム・ポークウ (GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン)
式条丹 (ヴァリアント・エクスペリメント)
白咲初姫 (ヴィランズテイル)
有坂有哉 (ヴィランズテイル)
アムリタ (東京ストレイ・ウィザーズ )
久藤彩鳥 (ラストエンブリオ)
コクラン (王女コクランと願いの悪魔)




以下に、読書メーター読録と一言感想。



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ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 3.セカンド・スクワッド・ジャム (下) 4   

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン (3) ―セカンド・スクワッド・ジャム (下)― (電撃文庫)

【ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 3.セカンド・スクワッド・ジャム (下)】 時雨沢恵一/黒星紅白 電撃文庫

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79,408発の弾丸が乱れ飛ぶ第二回スクワッド・ジャム! 緊迫のクライマックスに突入!!

「第二回スクワッド・ジャムの夜に、人が死にます」
そんな衝撃の一言で風向きが一変した第二回SJ。“リアル世界のピトフーイの死”をかけたこの大会で、最悪の事態を回避できる唯一の方法は、レンの手によってピトフーイを殺すことだった……。
参加を決意したレンは《ALO(アルヴヘイム・オンライン)》からコンバートした地元の親友・美優とタッグを組み、ピンクのP90と両手グレネード・ランチャーを武器に次々と現れる強敵をなぎ倒していく。
一刻も早くピトフーイのもとに辿り着こうと焦るレンたちをよそに、鬼のような強さと狂気をみせるピトフーイは、「死」を愉しむかのように参加チームを壊滅させていき――。
果たしてレンはピトフーイを救うことが出来るのか?
『キノの旅』コンビが贈るもう一つの『ソードアート・オンライン』第三弾が登場!
ヒャッハー、皆殺しだっしゃー、おらおら!!
もうこんな感じ。全般に渡ってこんな感じ。
リアルでしか描けないノリがあるとしたら、これはゲームでしか描けないノリを見事に演出し切ってみせてくれたと言わんばかりの内容で。これ、観客の反応も雰囲気の醸成に一役買ってますよね。当事者たちだけの描写だと、ここまでエンタメとしての雰囲気は出なかったかも。当事者たちの緊迫感、白熱感を味わいながら絶妙のタイミングで外側からの、ある意味呑気で他人ごとで、だからこそ思いっきり楽しんでる感の伝わってくる「抜き」があったからこそ、盛り上がりの緩急が素晴らしかったのでしょう。
当事者であるプレイヤーたちにしても、チームや個々によってスタンスが違うから、その意味での多種多様さ、噛み合ってる部分と噛み合ってない部分がしっちゃかめっちゃか感を引き出してるんですよねえ。これも、ゲームであり「大会」であるという舞台設定だからこそ、だわ。
そんな中で、ゲームでありながら人の生き死にに関わらざるを得なくなったレンは、他の人と違ってメンタルサイドから必死こかないといけない立場に立たされていたのだけれど、そんな彼女の余裕の無さを心身の両面からうまいこと解消し続けてくれたのが、今回の相棒となったリアルの親友でもある美優ことフカ次郎氏であったのでしょう。完全にMVPは彼女だよなあ。フカちゃん居なかったら、とてもじゃないけれどレン、もたなかっただろうし。けっこう、大会中も普通の女性としては、幾らゲーム内とはいえきっつい目にもあっているはずなのに、一貫して脳天気で他人に対して負荷を与えるような態度を一切とらずに通しきりましたからねえ。暑苦しい叱咤激励もせず、ただただ自然体でレンを支え続けたわけですから。エピローグの、リアルでのエムとのやりとりなんかでも、レンが結構いっぱいいっぱいだったのを、美優がうまいことフォローし続けてましたしねえ。
レンって娘は様々な良い出会いに恵まれていましたけれど、いや本当に良い出会いばっかりで(男運はなさそうだが)、その最高の枠はこのフカちゃんだったと言って過言なしでしょ、うん。
そして、新体操部の女子高生たちもまた、同枠で。
いやー……この娘ら、戦い方が男前すぎるでしょー。男前というか、マッチョというか。対ピトフーイチーム戦での戦い方、あの凄まじい作戦にはガチで鳥肌たちましたし。ゲームでしかやれない作戦だけれど、ゲームと考えてさえ、あそこまで体張れる「ソウル」が凄まじい。捨て身だとか、計算された犠牲云々を通り越した「仲間のために死ねッ!」を体現した作戦で、これはもう新体操部チームはガンゲイルの中でガチで畏怖されそう。
このとんでもなくマッチョなチームの中身が現役女子高生軍団、というのは正直萌えます。うはははは。

なにげに、外見と中身のギャップと言う意味ではピトさんもぶっ千切ってましたが。ちょっ、リアルピトさん、もっとガチなロックに針が振り切った歌手なのかと思い込んでたら、カラー口絵の彼女見て吹いたw
エムさんとのでろでろなリアルの関係見てたら、もっと艶かしいタイプの大人の女だと思ってたしなあ。ラストのリアル・レンとの対比からしても、幾らレンが大きいにしても、あのサイズは相当小さそうだったもんなあ。色々とストーカーされてた経緯から見ても、かなり可愛らしい系っぽいのは間違いなさそうだし。
まあ、その分、エムさんは地獄を見てしまったわけですけれど。ギャップが凄まじすぎて、覚醒してしまうとは夢にも思うまいてw
でも、Mさんじゃないけれど、脳内物質がドバドバ出てしまうようなテンションの連続で、期待通りの面白さでした。なんかねー、メインキャラだけじゃなくて名前がちゃんと出てこないようなモブ参加者の一人ひとりに至るまで、ってか観客の一人ひとりに至るまで、みんな心底楽しそうでねー、そんなに楽しそうにされると一緒に楽しまないと損な気になっちゃうじゃないですか。というわけで、一緒になって大はしゃぎできました。大満足!
いやいや、大満足すぎて、これでシリーズ締められてしまうと、なんかテンションの落ち着けどころがないんですけれど。一応、このガンゲイルシリーズはこれで終わりなんですかねえ。もっともっと遊んでいたい気分なんですよぅ。

1巻 2巻感想

2015年3月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

月末発売のファミ通文庫、スニーカー文庫、コバルト文庫、HJ文庫、ビーンズ文庫などは来月送り。

読んだ本の数:39冊 うち漫画:8冊


部屋は以前から魔窟だったので、物理的に積本が増えていくのは堆積の下に下に隠れていくので、わりと意識の外に置いておけたのだけれど、電子書籍を多く導入するようになると、一瞥で読んでない本がズラーっと並んでいる様子が見て取れるので、冷や汗が……(苦笑

ライトノベル史に刻まれるであろう【ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン】における衝撃的展開の凄まじさに慄くばかりだった3月ですが、【ガンゲイル・オンライン】もフルスロットル入ってきて、これも大いに盛り上がっていきそう。
アサウラさん、【ベン・トー】シリーズ終わってどういう方向に行くのかと思っていたけれど、【ファング・オブ・アンダードッグ】は燃える要素をしっかり掴んだ手応えあるシリーズになりそうですねえ。
【異世界食堂】と【うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。】は今の潮流となっているウェブ小説からの参入組ですが、両方共独自の特徴的な武器を持っているので人気になりそう。
ちょうどシリーズに一旦幕を下ろすことになる【レイセン】と、第三部スタートと幕を開けた【魔弾の王と戦姫】。両方、まだまだ元気なシリーズだ。


★★★★★(五ツ星) 1冊

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン 7】 宇野朴人/ 竜徹 電撃文庫


【ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン 7】 宇野朴人/ 竜徹 電撃文庫


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これはイクタとヤトリ、ただ二人のための物語、その終焉である。


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 4冊

ファング・オブ・アンダードッグ 2.烏の嘴】 アサウラ/晩杯あきら ダッシュエックス文庫
異世界食堂 1】 犬塚惇平/エナミカツミ ヒーロー文庫
うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。】 CHIROLU/トリュフ HJ NOVELS
ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 2.セカンド・スクワッド・ジャム (上)】 時雨沢恵一/黒星紅白 電撃文庫

【ファング・オブ・アンダードッグ 2.烏の嘴】 アサウラ/晩杯あきら ダッシュエックス文庫


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魔性の耳かき(笑
化物語の「歯磨き」に伍する異端のスキンシップが誕生してしまったw
と、それを度外視しても、本来敵のはずの相手との共闘と共感、救ったものに虐げられる報われぬ戦い、と息苦しくも燃える展開に痺れた。


【異世界食堂 1】 犬塚惇平/エナミカツミ ヒーロー文庫


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最強の飯テロ小説、ついに書籍化。いや、ガチで読むと腹が空きます。満腹状態でも、食べたくなります。


【うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。】 CHIROLU/トリュフ HJ NOVELS


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可愛いは正義、可愛いは真理、可愛いは摂理!
ラティナが可愛すぎて、もはやなにがどうでもよくなってしまうほどにラティナが可愛すぎて、どうしよう!? というひたすらにラティナが可愛くてどうしようもない最強の娘テロ。


【ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 2.セカンド・スクワッド・ジャム (上)】 時雨沢恵一/黒星紅白 電撃文庫


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おんもしろーーーい! とにかく、時雨沢さんがノリノリで書きまくったガンアクションの楽しいこと面白いことwktkすぎて、テンションマックス!! これで、まだ大会はじまったばかりぞなもし。

★★★★(四ツ星) 4冊

魔術楽譜(グリモワール)の盾】 花間燈/生煮え MF文庫J
レイセン File8:ポイント・オブ・ノーリターン】 林トモアキ/上田夢人 角川スニーカー文庫
天空監獄の魔術画廊】 永菜葉一/八坂ミナト 角川スニーカー文庫
魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉 11】 川口士/片桐雛太 MF文庫J

【魔術楽譜(グリモワール)の盾】 花間燈/生煮え MF文庫J


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【レイセン File8:ポイント・オブ・ノーリターン】 林トモアキ/上田夢人 角川スニーカー文庫


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【天空監獄の魔術画廊】 永菜葉一/八坂ミナト 角川スニーカー文庫


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【魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉 11】 川口士/片桐雛太 MF文庫J


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今月のピックアップ・キャラクター

御篝綾 (魔術楽譜(グリモワール)の盾)
 (ファング・オブ・アンダードッグ)
小手鞠 (不戦無敵の影殺師)
リオン・ハイレイン (天空監獄の魔術画廊)
キリカ・スワロウテイル (天空監獄の魔術画廊)
レオナ・ローズライン (天空監獄の魔術画廊)
ラティナ (うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。)
ヤトリ・イグゼム (ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン)
篠原美優/フカ次郎 (ガンゲイル・オンライン)
小比類巻香蓮/レン (ガンゲイル・オンライン)
一色佐奈 (ストレンジガールは甘い手のひらの上で踊る)




以下に、読書メーター読録と一言感想。
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ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 2.セカンド・スクワッド・ジャム (上) 4   

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン (2) ―セカンド・スクワッド・ジャム (上)― (電撃文庫)

【ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 2.セカンド・スクワッド・ジャム (上)】 時雨沢恵一/黒星紅白 電撃文庫

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突如、全ての“GGO”プレイヤーにアナウンスされた、第二回スクワッド・ジャム。知らせを受けた第一回大会優勝者のレンこと小比類巻香蓮だったが―あまり気が乗らない様子。そんな中、香蓮に忍び寄る、謎のストーカー男が口にしたのは、こんな言葉だった。「第二回スクワッド・ジャムの夜に、人が死にます」敵として出場するピトフーイを“SJ2”内で倒すことでしか、“最悪の事態”を避けられないという男。香蓮は苦悩の末、大会への参加を決意するのだが…。『キノの旅』コンビが贈るもう一つの『SAO』、第二弾が登場!
うわぁい、新たなちびっ子登場だぁ! 敵か味方か新キャラか、と思ったらまさかまさかの相棒だった。なにこのちびっ子コンビ。レン一人だけでもビジュアルインパクト大なのに、それが二人となると相乗効果で酷いよ!? しかも、フカと来たら両手にグレネードの二丁グレネードと来た。ロマン装備すぎる(笑
しかしこれ、リアルの方の二人は全然頭身の異なる女子大生なわけですから、なんかある意味本職の軍人が参加しているよりも、色々と別の意味で大人げなくないですか? ……素敵すぎる(笑
前回ラストで、リアルにすれ違った女子高生軍団と何やらそのまま友達になっちゃったらしく、香蓮が小娘どもを家に呼んで一緒にお茶しながら、第一回大会の映像なんかを見て騒いでいるのを見て、彼女の劣等感、コンプレックスはもう綺麗に拭われたんだなあ、と何だか心穏やかな気分に。それどころか、若干お姉さま的に慕われてご満悦のような(笑
実際、小柄な女子高生たちにキラキラした目で見上げられる背の高く凛々しくて格好良いお姉さんという立場を、心なしか楽しんでいるかのようでしたしねえ。
しかし、この女子高生軍団も濃いキャラである。カラー口絵でGGOでのマッチョなアバターとの対照表があるのだけれど、思わず笑ってしまった。この子らも、ああいうマッチョな軍団形成して楽しんでいるあたり、この年頃の女の子としては結構変わっているんじゃないだろうか。なんか、部活でのチームワーク形成の一環で監督から勧められてはじめたみたいだけれど……どう見ても、もうこっちの方がメインになってるよね。部活のレ衆、ちゃんとしてるのか!?
第一回で自分のコンプレックス含めて色々と解消され満足してしまったレン。第二回の開催と参加を打診されても自分の中に燃え立つものがなく、次回は見送ろうと思っていたところに現れたのが、リアルのエムさん。彼によって語られるピトフーイの真実。何だかんだと恩ある彼女を救うために、第二回への参加を決意するレンだったがチーム戦のスクワッド・ジャム、一緒に出てくれる人が居ないどうしよう!? ……という流れが今回のお話だったのですが、そうか……エムさんのアバターネームってつまるドMのエムだったのね!
いや、それはともかくとしてドMという以上にエムさんも相当頭がおかしい事を言っているので、ピトフーイと異常さはどっこいだったりする。しかし、ピトフーイがSAO生還者……という安易な経歴ではなくて「SAO失敗者」なるものだったのには、その内実をみるになるほど、と頷いてしまった。いや、普通だったら自分の運の良さにほっとするのを通り越して放心しそうな奇跡の立ち位置だったにも関わらず、この人の異常性癖からしてそりゃあたってる宝くじをみすみす交換期日をすぎるまで忘れていた、みたいなもんなんだろう。いくら後悔しても飽きたらない精神状態が、彼女を尚更追い込んでいったのか。
とはいえ、果たして彼女がSAOに参加していたからといって、どこまで行き果てていただろう。ブレーキ壊れてるっぽいから、どこかで行き過ぎて死んでそうだけれど……ラフィン・コフィンに加わるような殺人鬼タイプとは、ちょっと違う気がするんだよなあ。彼女自身が言ってるように、PKKは嬉々として専門にやりそうだけれど。
だからこそ、この第二回大会で彼女を助けられる芽があるとも言えるんですよね。彼女の衝動は、ぶっちゃけ自分という範囲から出てないし、あとはエムさんまで範疇に入ってるくらいだけれど、これは身内の甘えみたいなもんだからなあ。ぶっちゃけ、ピトフーイの悪意がレンのリアルやその交友関係にまで及ぶような展開を想像の範疇に入れていたので、第二回におけるピトフーイの考えを聞いて、ああイカレてはいても悪い人じゃないんだ、と納得したくらいで。
さて、参加回避の予定を急遽変更したものの、相棒がいなくて困っていたレンが思い至った相方候補。彼女がまた、痛快すぎる人で。レンもねえ、こういうのをリアルの友達に持っているあたり……ねえ(苦笑
しかし、始まってみるとスクワッド・ジャムも一回のみんなどこか初めてでやりようがわからなくて戸惑いがあった雰囲気と違って、プレイヤーも観戦者たちも楽しみ方を理解したというか、盛り上がり方がさらに洗練されたような気がする。いやあ、序盤から面白すぎるよ、これ。そして、前回以上にレンがキレキレすぎる。優勝者の貫禄、どころじゃない無双っぷりに、思わず読んでるこっちもヒャッハー状態。これ、観戦してる人たちの盛り上がりたるや尋常じゃなかったんだろうなあ。前回以上に作者の時雨沢さんがノリノリすぎる(笑
もうやりたいことやってみたかったことをこれでもかと盛り込んで、ドーパミンだばだば出しながら書いてるんじゃないだろうか、というくらいの勢い。
あまりの楽しさに、これが上下巻編成だというのを本気で忘れてしまって、まだ終わってないのに捲るページがなくなってしまい、泡吹いてしまいましたがな。これ、次が6月って……焦らすすぎよー!!
だがしかし、面白かった。掛け値なしに面白かったよーっ!

1巻感想

2014年12月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

月末発売のファミ通文庫、スニーカー文庫、コバルト文庫、HJ文庫、ビーンズ文庫などは来月送り。

読んだ本の数:40冊 うち漫画:6冊

前月は幾らなんでも、というくらいに読めなかったので、何とか挽回して40冊。幾つか前々から積んだままだった本も取り崩せたので、ここで取り上げた中にも随分前に出版された本も混じっていますが悪しからず。
兎にも角にも私の好みドストライクで爆発しそうなのが、【異世界から帰ったら江戸なのである】と【聖黒の龍と火薬の儀式<パウダーキス>】。北元さんのノワール小説は、ほんとタマランですよ。こういうの書く人、いないんですよ、希少なんですよ! そして、ウェブ投稿分は全部読んでます。【異世界から帰ったら江戸なのである】。これが書籍化されると知った時は小躍りしたものですが、本になったものもパワーダウンすることなく期待通りの仕上がりで、やっぱり小躍りしたものです。続き、早う。
【俺、ツインテールになります。】も、アニメ化した方がアレなことになってますが、原作は勢い衰えることなく変態パワー全開。テイルブルーのラブと蛮族性も全開!!
【ガンゲイル・オンライン】も、期待通りの時雨沢さん、やりたい放題で読んでて楽しかったー。
新作の方では【東京ストレイ・ウィザーズ】がいい感じ。【異界の軍師の救国奇譚】と【スチームヘヴン・フリークス】も2巻になってむしろ勢いを増した感じで、これは波に乗ったかもしれませんぞ。


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 4冊

異世界から帰ったら江戸なのである 第壱巻】 左高例/ユウナラ エンターブレイン
聖黒の龍と火薬の儀式<パウダーキス> 2】 北元あきの/しらび  MF文庫J
俺、ツインテールになります。8 イラスト集付き限定特装版】 水沢夢/春日歩 ガガガ文庫
ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 1.スクワッド・ジャム】 時雨沢恵一/黒星紅白 電撃文庫

【異世界から帰ったら江戸なのである 第壱巻】 左高例/ユウナラ エンターブレイン


感想はこちら
異世界よ、これが江戸だ! このキャッチフレーズはなかなか最高だと思いますよ。異世界よりも面白い素っ頓狂な江戸の街を舞台にした、ポンコツ日常コメディ。今、一番オススメの傑作です。


【聖黒の龍と火薬の儀式<パウダーキス> 2】 北元あきの/しらび  MF文庫J


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謀略渦巻き硝煙たゆたうまったき黒の世界における、命懸けの愛の物語。
「貴方の為なら/お前のためなら、いつだって死ねるんだ」
これこそまさに鉄血のラブストーリー。


【俺、ツインテールになります。8 イラスト集付き限定特装版】 水沢夢/春日歩 ガガガ文庫


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幼馴染であるが故に、絶対に負けられない戦いが此処にある。どれほど蛮族でも、どれほど凶獣でも、津辺愛香は作品随一の乙女です。


【ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 1.スクワッド・ジャム】 時雨沢恵一/黒星紅白 電撃文庫


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時雨沢さん趣味全力全開の、フルスロットルガンシューアクション。存分にっ、楽しめと言わんばかりの物語。そりゃあもう、楽しいったらありゃしない。

★★★★(四ツ星) 8冊


異界の軍師の救国奇譚(フェアリーテイル) 2】 語部マサユキ/明星かがよ 角川スニーカー文庫
彼女がフラグをおられたら こんな床が抜ける寮にはいられない、私は角部屋に帰らせて貰うからね!】 竹井10日/CUTEG  講談社ラノベ文庫
スチームヘヴン・フリークス 2】 伊崎喬助/凱 ガガガ文庫
黒鋼(くろ)の魔紋修復士(ヒエラ・グリフィコス) 10】 嬉野秋彦/ミユキルリア ファミ通文庫
落第騎士の英雄譚(キャバルリィ) 6】 海空りく/をん GA文庫
東京ストレイ・ウィザーズ】 中谷栄太/Riv GA文庫
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン 6】 宇野朴人/竜徹 電撃文庫
無能力者(レベルE)のオービット・ゲーム 2】 翅田大介/伍長 オーバーラップ文庫


【異界の軍師の救国奇譚(フェアリーテイル) 2】 語部マサユキ/明星かがよ 角川スニーカー文庫


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【彼女がフラグをおられたら こんな床が抜ける寮にはいられない、私は角部屋に帰らせて貰うからね!】 竹井10日/CUTEG  講談社ラノベ文庫


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【スチームヘヴン・フリークス 2】 伊崎喬助/凱 ガガガ文庫


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【黒鋼(くろ)の魔紋修復士(ヒエラ・グリフィコス) 10】 嬉野秋彦/ミユキルリア ファミ通文庫


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【落第騎士の英雄譚(キャバルリィ) 6】 海空りく/をん GA文庫


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【東京ストレイ・ウィザーズ】 中谷栄太/Riv GA文庫


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【ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン 6】 宇野朴人/竜徹 電撃文庫


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【無能力者(レベルE)のオービット・ゲーム 2】 翅田大介/伍長 オーバーラップ文庫


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今月のピックアップ・キャラクター

九郎 (異世界から帰ったら江戸なのである)
鳥山石燕 (異世界から帰ったら江戸なのである)
ポシェット (クレイジーハットは盗まない)
アンティーク (クレイジーハットは盗まない)
No.0/神楽・ブレードフィールド (彼女がフラグをおられたら)
ザジ (スチームヘヴン・フリークス)
ヴァレリア・コスタクルタ (黒鋼の魔紋修復士)
雨宮橙子 ( 聖黒の龍と火薬の儀式<パウダーキス>)
アムリタ (東京ストレイ・ウィザーズ)
津辺愛香 (俺、ツインテールになります。)




以下に、読書メーター読録と一言感想。

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ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 1.スクワッド・ジャム4   

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン (1) ―スクワッド・ジャム― (電撃文庫)

【ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 1.スクワッド・ジャム】 時雨沢恵一/黒星紅白 

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『キノの旅』の時雨沢恵一&黒星紅白による、もう一つの『ソードアート・オンライン』が登場!

銃と鋼鉄の世界《ガンゲイル・オンライン》を舞台にしたアニメ『ソードアート・オンラインII』ファントム・バレット編。
その銃器監修を担当した時雨沢恵一だからこそ描くことができた、新たなSAOワールドがここに!

身長183cmの女子大生・小比類巻 香蓮(こひるいまき かれん)。長身コンプレックスが災いし《現実世界》では人付き合いが苦手な彼女を変えたのはVRMMO《GGO》だった。
身長150cmにも満たない理想の"チビ"アバターを手にした香蓮は、全身ピンクの戦闘服を身に纏い、プレイヤー"レン"となってGGO世界を駆け回る!
そんなレンの前に現れた美人プレイヤー"ピトフーイ"。GGO内ではレアな女性同士、意気投合するが――ある日レンは、最強ガンナー決定戦《BoB》のチームバトルロイヤル版《スクワッド・ジャム》への参戦をピトフーイから打診され……。
ふおおおお、面白い面白い面白いよーー!! 時雨沢さんが一心不乱に趣味全開に走るとこうなってしまうのか。SAOはどうしても性に合わなくて結局10巻を前にして脱落したのだけれど、GGO編は読んでいたので、設定云々については覚えていたのでその辺りはすんなり頭に入ってきた。元々SAOの世界観はエンタメとしての枠はしっかりしつつ、その中身の詳細については相当柔らかくてどうとでもなるので、こんな風にスピンオフで他の作家が手がけられる余地は相当にあったのだと思うのだけれど、こうしてバッチリ成功してしまうと、時雨沢さんだけではなく他の人のスピンオフみたいなのも増えてくるかもしれないなあ。ただ、このベテランさん並にしっかりと自分の作風というものを確立していないと、容易に埋没してしまうのもスピンオフの怖い所だけれど。
しかし、うん、本当に面白いなあ。キノの旅からアリソンから、銃と冒険の世界にどっぷりと浸かってきた人だけれど、ただひたすらガンガンガン、という作品はこれまでなかったんですよね。当然と言えば当然で、そんな銃塗れの世界なんてよっぽどの世紀末か紛争地帯の渦中かマフィアの抗争状態である、早々ライトノベルで書ける領域ではない。のだけれど、この作者さんの何気に真っ黒ノワール色が強かったりするので、バルカン半島とか香港でドンパチしている話書いても、案外不思議じゃないような気もするのだけれど。
ともあれ、このGGOではどれだけ銃弾をぶち込んでも誰も死なない仮想世界であり、後腐れなく楽しくドンパチできるということで、本当に伸び伸びと好き放題好みの要素をぶち込んでゲラゲラ笑っているのが伝わってくるようなノリノリの話なんですよね。いや、楽しい楽しい。ただ、ノリノリすぎて、いつものレベルの完全に危ない人までぶち込んでしまっているのは、これ今後どうするつもりなんだろう。はっちゃけすぎて、リアルでドンパチしはじめないか心配なレベルである。何しろ、実際に実銃経験者、それもかなり熟練と思しき人も登場しているわけで、その人って結局それができる環境にあったわけですしねえ。いやまさか、そんな話になるとは思わないけれど、思わないけれど、この作者さんもいわゆる「油断できない」タイプの作家さんだからなあ(苦笑
しかし、このリアルで180センチを越える身長にコンプレックスを抱える女性が、150センチのチビアバターを手に入れて、心ゆくまでチミっ子のちょこまかすばしっこいプレイを満喫する、という設定は面白いなあ。彼女に限らず、リアルの自分とネットゲームのアバターの自分を大きく変えることで、多かれ少なかれ現実から逃避し、しかしなりたい自分に仮想とはいえなってみて、そのアバターで全力を振り絞ることで、逃避ではなく現実の自分との折り合いをつけていく、という形に収束していくのは、一つの成長物語なんですよね。違う自分になり、その経験を現実に還元していく、というのはネットゲームものの成長譚における一つの王道なんでしょうけれど、意外と女性主人公で、というのは覚えがないですし、それが小から大ではなく大から小という方向なのも新鮮で、面白かったです。
結構分厚いページ数だったのですけれど、まあ時雨沢さんの作品はスルスルとわんこそばみたいに喉越しスルリとしているので、最後まで一気に読めましたし、テンション落ちなかったなあ。
やたら不穏な要素が残っていますが、ガンシューティング、存分に堪能させていただきました。でも、まだまだ足りない、もっと読みたい!!

時雨沢恵一作品感想

 
12月1日

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11月30日

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11月28日

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11月27日

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11月26日

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11月25日

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11月22日

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11月20日

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11月19日

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11月18日

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(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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11月17日

(電撃の新文芸)
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(星海社FICTIONS)
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(フロース コミック)
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11月16日

(アース・スターノベル)
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11月15日

(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(Gファンタジーコミックス)
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11月12日

(GA文庫)
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(星海社COMICS)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(サンデーうぇぶりSSC)
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(アース・スター コミックス)
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(メテオCOMICS)
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11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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11月10日

(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS)
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(TOブックス)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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11月6日

(角川書店単行本)
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(SQEXノベル)
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(SQEXノベル)
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11月5日

エンターブレイン
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(ドラゴンノベルス)
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