4歳以上オープン(国際)(特指)ハンデ 中京競馬場2,200メートル(芝・左)

年明け最初のG2レースです。かつては春のレースに向けてのG1馬たちの始動戦として使われることも多かったレースですけれど、今の時代だと春のG1戦線にはちと時期が早いんでしょうね。
賞金を加算しておきたい馬や、G1戦線に参戦するためにも重賞タイトルが欲しいオープン馬やクラシックに参加していた4歳馬の登竜門というべきレースになっていると思われます。

例年と少し違うのは、今年からハンデ戦における斤量が従来よりも1キロから増えたことでしょうか。いや、ハンデ戦に限らなかったか。
これによって、ヴェルトライゼンデが59キロとなかなか厳しい斤量を背負うことに。
しかしそれでも一番人気となったのは、それだけの実績があった事と調子も良さそうだったのでしょう。
2番人気にはオールカマーで2着に入ったロバートソンキー。この馬も充実期に入っている感じでした。
3番人気に菊花賞惨敗のあとOPのグレイトフルステークスで2着に入っているヴェローナシチー。1勝馬ながら2着4回3着3回と比較的安定した成績を残してきた馬に川田騎手が鞍上ということでの人気だったのでしょう。
4番人気にはヤマニンゼスト。人気薄ながら神戸新聞杯で2着につっこんできた馬ですね。菊花賞でも6着でしたが見せ場十分の走りを見せて、かなりの能力の持ち主なんじゃないかと注目を集め始めているところでしょうか。
5番人気に青葉賞馬のプラダリア。ダービーでは掲示板。菊花賞でも7着とそれなりに走ったわけですけれど、それなりで終わってはいけない馬ですよね、この馬も。

さて、レースはスタート直後にモズナガレボシが盛大に躓いて角田大河くんがあわや落馬という状態に。いや、よく落ちずに持ち直したもんです。ただその後のレースは最後方からなんとか追走するだけれレースには関与できず。

先頭は外からアフリカンゴールドがまくっていってハナを主張。これは大方の予想通りだったと思うのだけれど、ヴェローナシチーがこれちょっと掛かってたのかな。もっと後ろから行くものかと思っていたのだけれど、最初のコーナーに差し掛かる前に二番手まで押し上げていく形に。川田が足踏ん張っているようにも見えたのだけど。
これが影響したのかはわからないけれど、ヴェローナシチーは直線入っていい所なく沈んで11着と大敗。アフリカンゴールドよりも負けてるんですよね。これ、川田騎手と合わないタイプなのかも。
一方でいい感じで追走していたのがキングオブドラゴンとプライドランド。特にプライドランドはいい手応えで直線に入ってこれは伸びるか、と思ったんですけれど、アカンかったですねえ。ここからという所で伸びなかった。調子は良かったみたいだし福永さん、まず文句なしの騎乗をしたと思うんだけれど、ここは力不足だったか。
一方でキングオブドラゴン。これ前走はあれ度外視していいでしょう。すごくいい感じだったのに、いきなり内柵に飛び込みやがりましたからね。10キロ増は太め残りかという所だったんですけれど、調教でも抜群の動きを見せていたみたいで。あとは瑠星の乗りこなし次第だと思ってたんですが、前目前目からスッと息切れしだしていたヴェローナシチーを躱して前に出て、アフリカンゴールドを競り落とし、内で残す体勢に入ったあの騎乗は良かったと思いますよ。惜しくもヴェルトライゼンデに躱されての2着でしたが、10番人気という低評価を覆す良い競馬でありました。
勝ったのは、ヴェルトライゼンデ。59キロ物ともせず。荒れている内側から伸びるであろうラインギリギリに位置取ってのゴーサイン。そこから中団を形成する他馬を一気に抜き去り、キングオブドラゴンに追いついての堂々の勝利。
復活の鳴尾記念。そしてジャパンカップでの3着がフロックではないと証明する強い勝ち方でした。いやー、文句なしに父ドリームジャーニーの代表産駒になりましたなあ。出来ればG1取ってほしいものです。

2着はキングオブドラゴン。
3着はヴェルトライゼンデについて外から上がってきたプラダリア。ほぼ同じくらいで上がってきたんですが、残り100でグイッと突き放されてしまいましたね。
4着には内から追い込んできたヤマニンゼスト。これも良いまくりだったんですけれど、荒れてる内側を走らされた分の4着かなあ。惜しい競馬だけに、力は示したんじゃないでしょうか。次も勝ち負け期待できそう。
5着にはロバートソンキー。もうちょっと外走った方が良かったんじゃないかなあ、と思わせられる直線ののめりっぷり。ここからという瞬間に、周回で一度走っている一番荒れてる所突っ込んじゃったしね。最内の二頭と比べたら十分外に外に出してるんですけどね。