クロニクル・レギオン

クロニクル・レギオン 7.過去と未来と ★★★★   

クロニクル・レギオン 7 (ダッシュエックス文庫)

【クロニクル・レギオン 7.過去と未来と】 丈月城/BUNBUN ダッシュエックス文庫

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過去と未来、すべての因果が激突する!! 女皇照姫(じょおうてるひめ)と平将門(たいらのまさかど)の反乱を抑えきり、ついに皇都の覇者となった征継(まさつぐ)と志緒理(しおり)。衛青(えいせい)とも協力して陣営を整えていたが、ついにカエサルが皇都へ向けて出撃。数千騎のレギオンが迫るなか、潜んでいたカエサル派による奇襲で皇都は大混乱に陥ってしまう! 衛青、大英帝国のエドワード黒王子率いる軍団と、カエサル軍が激突するなか、総大将である征継はローマの切り札、神箭(しんせん)ジェベと対峙する。悠久の時を越えて導かれる前世の因縁。かつての盟友との決戦に征継のとった行動は……!? さらに、まだローマ軍には謎多き不気味な英雄、ブルートゥスが残されていた……。 過去と未来、英雄たちのすべての因果が激突する第7巻!!

ああ、やることはちゃんとやってたんだ。そりゃあするよね。征継の素性からして女性の扱い方について我慢する、という文化はなさそうだし、そもそも抑制する必要性も理由もなにもないんだから。征継、オープン助平だし。
というわけで、女皇照姫の宮廷内クーデターにかこつけて、戦略的大転換を果たしてローマ帝国はカエサルの保護下から敵対していた大英帝国へとパートナーを取り替えた志緒理姫。ここで肝なのが、あくまで敵対のターゲットをカエサルのみに絞っていて、東ローマ帝国本国に関しては根回しをちゃっかり進めていて、カエサルを政治的にも戦略的にも孤立させてしまったところでしょう。謀略戦も然ることながら、こうした外交戦に関しても妖怪じみた辣腕さを見えた上に、宮廷政治においてもきっちり照姫の首根っこ押さえつつ、強硬手段で監禁、などという強引な手段に任せず、ある程度以上照姫の自由度を高めているあたり、加減をよく心得ているというか。実質、照姫はクーデター前よりも自身の勝手できる範囲は広がってるんですよね。おかげさまで変な属性はつくわ、けっこう志緒理とバチバチやりあってはいるんだけれど、ネガティブな方にどツボはまらなくなっただけでもだいぶマシなんですよね。照姫のキャラクターも相当面白いことになりましたし。以前が根暗で嫉妬深い小物っぽさからどうしても足抜けできない姫様だったことを思うと、これはもう一種の覚醒と言っていいくらいの変化ですし。あかん意味でも覚醒してる気がしますが。
これ、教育係の衛青将軍、苦労するでー。ただ、彼の場合その苦労を望んで買っているので、それこそ大船に乗せた気分なのですけれど。
徳川家康と天海という超大物政治家にしてネゴシエーターが手伝ってくれてる、というのも途方もなく大きかったんでしょう。ぶっちゃけ、徳川家康ってもっと信長とか秀吉みたいに召喚とか憑依とかされてもいい日本史上でも最強な偉人だと思うんだけどなあ。と、昨今の研究によって浮かび上がってる徳川家康の人物像を見るとそう思います。今回、ラストで美味しいところ持ってったのも大御所様だったしなあ。
こうしてみると、世界史上における最強クラスの将帥であろうジェベと征継の間に生まれた差、というのはそれこそ今世における充実感、だったのかもしれません。二度目の生に何を求めるのか。本作において活躍した復活者というのは、それぞれみんな今世に意義を見出し、また謳歌する人たちばかりだったんですよね。
どこか茫洋とした衛青将軍ですら、カエサルを裏切った理由を見てもわかるように前世における未練を今世で果たす道筋を見つけ、それに殉じたわけです。生きる目的を得、生きる楽しさを謳歌した。
その点、ジェベ将軍はそこに確固としたものを見いだせなかった。これはカエサルの抱え方の問題もあると思うのだけれど、飼い殺しみたいな真似をしてしまったからこそ腐らせてしまった、とも言えるんですよね。ジェベの将帥としての力量は一切衰えなかったかもしれないけれど、貪欲なまでの闘争心や野心、叶えるべき欲がなければ最後の最後の一線において及ばず開いてしまう差がある。
結局カエサルの致命となったブルートゥスの扱いにしても同様で、カエサルの弱点は同格たる英傑と肩を並べる、ということを知らなかった、というところにあるのかもしれません。黒太子エドワードは、ずっと獅子王リチャド1世と一緒に戦ってましたしね。征継もまた、前世から英傑たちとともに駆けるを人生としてきたわけですから、衛青将軍との息なんぞピッタリでしたし、共闘となったエドワード王子に対しても見事な任せっぷりでしたし。
皇帝の語源となったカエサルは、唯一無二の皇帝でありすぎたのか。征継の仮名となった土方歳三もナンバー2でしたし、衛青将軍もエドワードも何気に王にはならなかった人物。いわんや平将門なんぞは……アレはまた別の意味で王様ではありましたけれど。
それでも、偉大過ぎるカエサルを相手の闘争は、実に見ごたえのあるものでした。勝ち抜けたのは、これは愛の力と言っていいんでしょうかねえ。女の強かさのおかげ、とも言えそうです。
強かさばかりではなく、竜胆先生みたいに凄まじいデレっぷりなんぞも拝めたわけですが。いやあ、あのデレっぷりは凄まじかった。まさしく陥落じゃないですか。なんですか、あれ、もう本当にwww
もうちょっと日本を飛び出すスケールでのお話も見てみたかったですが、レギオンというシステムの面白さといい、最後まで楽しませていただきました。
レギオンシステムとか、あれ信長の野望形式のシミュレーションにも流用できそう。

シリーズ感想

クロニクル・レギオン 6.覇権のゆくえ ★★★★   

クロニクル・レギオン 6 覇権のゆくえ (ダッシュエックス文庫DIGITAL)

【クロニクル・レギオン 6.覇権のゆくえ】  丈月城/BUNBUN  ダッシュエックス文庫

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照姫と平将門の暴走により混乱を極める皇都東京。ついに全ての騎力を取り戻した征継は、志緒理と共に反撃の機をうかがっていた。だが京都遠征より突如折り返したローマ帝国の将軍・衛青が皇城を制圧、女皇を従え実権を握ってしまう!一方、水面下で征継たちと協力関係にある大英帝国軍は、関西方面で総大将・カエサルとの決戦に挑む。だが、ローマが新たに召喚した正体不明の英雄“ネモ”により、リチャード獅子心王が倒されてしまい…!?志緒理は起死回生を懸けて、江戸城址に眠る聖獣・大国主命を復活させ、新たな力とすることを試みるが…!?復活せし英雄たちの過去と現在がクロスする極大戦記、第6巻!
志緒理姫、ガンガン寿命削っていくなあ。この姫さんの凄いところは追い詰められて、他に選択肢がなく寿命を捧げるのではなく、ここぞという場面においてここで勝負かけなあかん! と、惜しげもなく自分の寿命を課金してしまえる勝負勘なのでありましょう。ガチャじゃないよ!? 運を天に任せているわけじゃあない。
一方で、大勝負を仕掛けておきながら自分がリスクを負うタイミングを追い詰められるまで慎重に取り回して温存してしまったのが照姫なわけですね。彼女に勇気や無謀がなかったわけではなく、これはもう生き馬の目を抜く生き方をしてきた志緒理と、飼い殺しにされてきた照姫の人生経験値であると同時に、志緒理の場合は心身を捧げ尽くせる相手と敷いて絶対的に信頼できる征継が傍らに居たのが大きいのでしょうなあ。これは、征継の真名がカエサルや黒太子のような王たるものたちではなく、大業を支えた功臣であったというのもあるかもしれません。それも、文字通り世界に覇をなしたチンギス・ハーンの臣下たる大将軍ですからな。男女としても君主としても、これほど稀有壮大な心持ちにしてくれる支えはないでしょう。
その意味では衛青将軍も同系統なんですよね。才能から人品からこれほど清廉にして鮮烈な人が歴史上どれほどいるものか。ただ、その外戚となりながら一族の権勢を高めることなく清廉に徹したことが、彼の一族の政治力を損なわしめてしまい、衛青将軍没後に一族が族滅させられたという事実が、彼に思うところを与えてしまっていた、というのはなかなかに予想外の展開でした。
彼のような人物が禄を食んでいたローマ帝国から離反して自由に振る舞い出す理由が想像つかなかったのですが、これはなんとも思わぬ方向から攻められたという意外感と同時に、衛青将軍の人となりが変貌してしまったのではなく、彼らしい清廉な在りようが変わることなくある種の稚気と後悔の発露だったとするのなら実に面白いところである。ってか、この期に及んで野心を滾らせるでもなく、ああいう涼やかな振る舞いを自然とこなしてしまう衛青将軍が好人物すぎて、なんかもう眩しい。
今回の行動を見ていると、決して腹芸や策謀を巡らすことの出来ない人ではなく、やろうと思えばスルッとこなせて、宮中の掌握の手際なんか見ても権力握ろうと思えばサラッと魔窟だろうと万魔殿だろうと仕切れてしまいそうな、このやり手風味たるや。本気で野心持ったら容易にカエサルとでも対抗できそうな君主になれてしまいそうなんだよなあ。それでも、根本的にその気にならない野心の無さが衛青将軍の根底であり、また魅力なんだろうけれど。この人が結果的にとはいえ敵に回らなくてよかったと心底思う。ってか、人類史における騎馬機動戦の最高峰にあたるだろう二人が両翼に侍るって、志緒理姫贅沢過ぎるくらい贅沢ですぜ。
とか言っている間に、カエサルの隠し玉であるネモ将軍の正体が明らかになって、ヤバさ待ったなしになってしまったわけですけれど。
あのネモ将軍の正体開陳、攻撃開始のシーンのイラスト、めっちゃカッコよかったですなあ。あれこそ、悠久の大地を駆け抜ける大将軍の姿でありますよ。ってか、浪漫だな。
衛青将軍の独自介入というイレギュラーに翻弄されながら、時間的にも戦力的にも瀬戸際を綱渡りしていく志緒理陣営なのだけれど、無い時間の合間を縫って飄々と志緒理姫をはじめとしたヒロインたちを喰っていっちゃう(性的)征継、まさに肉食の馬というかこいつユニコーンの一種なんじゃないだろうか。澄ましたスケベ馬。
挙句ついにアル中で女としてどうなの!? という有り様に徹していた竜胆先生にまで女の顔をさせてしまうという、やりたい放題だね!
しかし、一方でさすがはカエサルというべきか。志緒理がなんとか陣営を固めて権力と実動力を掌握していく一方で、着々と手をうち詰将棋のごとく見える手と見えざる手を同時に指し勧めていくこの政治家としても軍人としても人類最高の一柱たるを思い知らせてくれる手腕で。
逆にそうした頂上たる一柱だからこそのウィークポイントを攻めようとしている志緒理や大英帝国もまた、謀略戦では負けていないという、この政軍謀のあらゆるを駆使した鬩ぎ合いが大いにクライマックス感を高めてきている。
次回がラストというに相応しい盛り上がりだこれ。

シリーズ感想

クロニクル・レギオン 5.騒乱の皇都 ★★★☆  

クロニクル・レギオン5 騒乱の皇都 (ダッシュエックス文庫)

【クロニクル・レギオン 5.騒乱の皇都】 丈月城/BUNBUN ダッシュエックス文庫

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征継の記憶を取り戻すため、皇都東京への訪問を決意した志緒理。だが、時を同じくして皇都東京では女皇照姫が災厄の英雄・平将門を復活させてしまう!!将門の率いる二千騎ものレギオン“零式”により、武力で実権を握る照姫だが、将門にはさらにおそるべき秘密が隠されていた…!!志緒理と共に皇都入りした征継は、ついに記憶を取り戻す鍵となる人物、神君徳川家康と邂逅を果たす。だが家康の放つ意外な言葉に迷いを感じて…!?いっぽう虎視眈々と巻き返しを狙うエドワード率いる大英帝国も、ある密約をもとに次なる計画を立てていた…。幻想と歴史がクロスする覇道戦記、混沌と激突の第五巻!!
志緒理姫、黒い、黒いよ! 闇堕ちしかかっている照姫を助けるどころか、むしろ煽りに煽り倒して闇落ちを促進させようという容赦なさには惚れ惚れしてしまった。政敵でもあり、性格的にも感情的にも相容れない不倶戴天と言えど、イイ性格してますわー。思慮が足らず、感情的でコンプレックスにゆがんでしまっている照姫では、ちょいと役者が違い過ぎますなあ。将門公を呼び出して、調子乗っちゃってる照姫をこの場合哀れんであげるべきなのでしょうけれど、この姫様も小物なんですよねえ。小物らしい味わいのある人ではあるのですけれど。小物であるからこそ、考えが浅く感情任せなぶん、コントロールしやすく利用のし甲斐がある一方で、小物であるからこそ英雄・賢人の想像の埒外とも言える理に合わない暴挙を易易とやってのけてしまう。愚者ではあるのですけれど、舞台上の役者としては意外なほど存在感があるキャラクターなんですよねえ。
世界は英雄だけで動いているわけではない、というのを示しているキャラなのかも。
しかし、将門公はもうこれ完全に人間じゃないじゃないですか。まともな人格が残ってなさそう、という意味においては正しく怨霊のままなんですよね。そして、その装束は旧陸軍の軍服。将門公というと、軍服姿が思い浮かんでしまうというのは、帝都物語の影響凄いなあ、と思う次第。
さて、この悪霊を侍らして如実に精神を汚泥に浸しつつある照姫を、志緒理姫は煽りに煽り倒して混乱をもたらそうとしているのですけれど、一方でカエサルはこれどうするつもりなんでしょうね。この超絶自信家は、わりと行き当たりばったりだからなあ。彼の人生、概ねそんな感じであるのは作中でも描かれていますけれど、それでなんとかなっちゃうのがこの人の凄いところで。色々と想定はしてるんでしょうけれど、想定外の事が起こっても本気でなんとかなるだろう、と思ってるっぽいのよねえ。かと言って、ラストのあの出来事については流石に想定外にも程がある気がするけれど。
いや、実際これについてはびっくりさせられたんだけれど、この人がどう動くのかというのは予想がつかない分、ドキドキさせられる。
予想外というと、征継の選択も予想外だったなあ。順当に、英傑としての過去を取り戻してカエサルやエドワードなどと伍していく、と思っていたのだけれど。
なるほど、彼が過去を取り戻そうとしていたのは強くなるためで、なぜ強くなろうとしていたかというと、志緒理たち愛する女性たちのため、という極々シンプルな目的だったんですよね。それが、強くなったはいいが過去を取り戻したおかげで、彼女たちを守るために不必要なしがらみを得てしまったり、彼女たちを大切に思わなくなってしまうのなら、本末転倒。それならば、過去の記憶など不要、と言ってのけて揺るぎもしない征継の漢っぷりは、そりゃもう前世の記憶なんぞなくても稀代の英傑そのままですわー。
なぜ、土方歳三の再来などと呼ばれ、彼の刀やレギオンも引き継ぐ、という余分な要素を兼ね備えているのか、以前から不思議だったのですが、今回の選択とさらに神君家康公からも新たに頂いたモノを見て、大いに納得させられた次第。なるほど、過去の英雄の復活者でありながら、彼はこの時代における橘征継という新たな英傑として誕生しようとしているのか。

それにしても、そろそろレギオンを運用するための霊液補充のため、という建前名目を脇において征継さん、女性陣に手を出しはじめたなあ。

シリーズ感想

クロニクル・レギオン 4.英雄集結 ★★★☆  

クロニクル・レギオン4 (ダッシュエックス文庫)

【クロニクル・レギオン 4.英雄集結】 丈月城/BUNBUN  ダッシュエックス文庫

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箱根での決戦を制した征継たち新東海道軍は、着実に日本での存在感を増していた。だが、そんな志緒理の躍進を好ましく思わない現女皇・照姫は、志緒理への対抗心から恐るべき復活者を新たに召喚していた!!一方、間近に迫ったミスコンに志緒理、立夏までもが出場することになり、学園祭は大波乱!!さらにミスコンで征継が不在の隙をついて、大英帝国軍の獅子心王リチャード一世がついに箱根奪還に乗り出してきて!?列強国の思惑が入り乱れる中、皇国日本の運命を担う復活者・橘征継は何を思う…!?復活せし英雄たちと美少女が繰り広げる極大ファンタジー戦記、かつてない衝撃でおくる第4巻!!
男風呂のなんという密度の濃さよw
いやマジで、本当に濃い。この作品に登場する男のキャラクターって、比喩抜きで歴史上の本物の大英傑、大将軍ばっかりなんですよね。それも、一つの戦史で主人公やラスボスを担うレベルの。超大物で一筋縄でいかない食わせ物ばかり。そういうキャラがたくさん登場する戦記モノ、というのは決して珍しくはないのかもしれませんけれど、本当にラスボスしかおらず余人を交えずヤンヤと暴れてる作品はさすがに見当たらないんじゃないかなあ。歴史上の偉人達が一処に集まって暴れまわる作品群でも、ある程度役割分担があり、駒として動くキャラクターなども居ますからね。
でも、本作の復活者たちと来たら、それぞれ好き勝手に思うがままに、もしかしたらかつての自分の時代の頃よりも自由に、その英傑としての有り様に耽溺してるんですよねえ。誰かの思惑に理不尽に動かされるのではなく、思うように動いている。一人ひとり、ラスボスみたいな在り方してる連中が、です。
それは、狗と呼ばれる橘征継も、純粋に将帥として上意下達に徹していた衛青ですら同等で、それぞれ狗であること、従順であることを思う存分闊達に楽しんでいる。
この作品の恐るべきは、男キャラにそういう連中しか、「しか!」いない、という所なんですよ。だから濃い。なにをするにも、濃くて大仰であり優雅であり遊戯のようですらある。正しく、英傑たちの遊技盤として、世界が成立してるのである。
だからこそ、征継にしても大英帝国軍との闘争と学園祭でのミスコンに存念の比重をつけようとしていないわけである。日常を大事にしよう、という観念すらなく、まったく自然に戦争とミスコンが同等なんですなあ。
こういう有り様は、リチャード1世やエドワード、衛青やカエサルも似たようなもので、だからこそ今のような戦争が成立している、と言ってもいいのでしょう。
その意味では、女皇・照姫の呼び出した復活者は異質のものとなりかねないファクターなのだけれど、果たして「彼」がどのような存念を持ってこの世に現れ出でたのか、作品の方向性そのものに対する大きな刺激となりかねないだけに、非常に興味深い。
興味深いというと、照姫の呼び出した復活者と、ラストに征継の前に現れた復活者はけっこう関わりが深いんですよね。そのあたり、決して無関係には進行していかないでしょうし、さてどう関わってくるものか。
という以前に、あのラスト登場の復活者には驚愕させられました。同時代において、まさに頂点に立つ大英傑にも関わらず、どうしてもこの人って現代やら異世界に復活させてもらえることのない偉人でしたからねえ。
近年、あまりイメージが良くなかった、というのもあるのでしょうけれど、最近ちょっと評価の筋が変わってきてるようなんですよね。自分なんかも、かなりこの人に関しては印象がガラッと変わってきてる最中なので、この参戦はとてもおもしろく感じてます。

しかし、征継と女性陣の儀式はあれですよね、もうどう見ても普通にナニするのと変わらんノリというか雰囲気ですよねえ。いや、ここまでするならもう普通にイタしてても構わない気もするんですけれど、そんなに建前が大事か!(笑
征継さんはあれですよねえ、女好きなのにそのへん淡白というか、誘い受けを楽しんでいるというか、女性陣が恥ずかしがりながら求めてきつつ、一線を超えるのは意地張って我慢しているのを、めっちゃ堪能して味わってますよねえ。なんというイジメっ子w さすが、女性を尊重しながら甚振るのが得意なだけあります。すごいね!

シリーズ感想

クロニクル・レギオン 3.皇国の志士たち3   

クロニクル・レギオン  3 (ダッシュエックス文庫)

【クロニクル・レギオン 3.皇国の志士たち】 丈月城/ BUNBUN ダッシュエックス文庫

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獅子心王リチャード一世の襲撃から辛くも駿河を守り切った征継たち。だが息つく暇もなく、大英帝英軍が東海道地方の州都・名古屋を陥落させてしまう!壊滅状態の東海道州を立て直すため、東海道総督の座を立夏が継承し、駿河を臨時州都とした新東海道将家が成立。さらに皇女志緒理は歴史の表舞台に立つため、東方ローマ帝国の大元帥カエサルをも巻き込んだ大胆な賭けに出る!ついに軍の中心に躍り出た志緒理。腹心の将として、新東海道軍特務騎士団「新撰組」の副長に就任した征継。そしてローマが呼び寄せた謎めいた新たな復活者…。大英帝国軍指揮官・黒王子エドワードが本陣を講える箱根にて、ついに両陣営が全面衝突する!
征継の正体、ついに発覚! というのは正確ではなくて、竜胆先生の啓示と志緒理の推測に基づくヒントから、なんだけれど、あそこまで書いたらわかるよ!!
しかし、これはまた意外なところ突いてきたなあ。これ、その方面の歴史について調べてる人でないと、まず一般的な知名度は無いに等しいんじゃなかろうか。ちなみに、私は知りませんでした。ただ、戦歴をみると尋常じゃないですね、この人。英傑のお歴々に全く引けをとっておりません。というか、これ冗談じゃなく史上もっとも世界の広範囲で戦った将軍なんじゃないでしょうか。パッと思い返しても、これに比肩するのって東はノモンハンで関東軍いわして、西でドイツ軍相手にドンパチやってたソ連のジューコフ将軍くらいしか思い浮かばないんですけど。
航空機が存在する近現代ならまだしも、馬しか移動手段がない時代でユーラシア大陸の東西でこれだけ戦って勝ちまくった、というのは史実でなかったら盛りすぎじゃないか、と疑いたくなるような戦歴じゃあないですか。
これだけ縦横無尽に大陸を駆けまくった、途方もなくだだっ広い戦争をやっていた人が、極東の島国の、それも東海道の狭っ苦しいところでチマチマと戦っている、というのも何だか違和感を催すところなんですけどね。
それをいうと、騎馬民族相手に大遠征した衛青にしても、十字軍で中東まで攻め入ったリチャード一世にしても、はるばるガリア征伐を行ったカエサルにしても、とにかく戦域がワールドワイド、なイメージがある英傑ばかりなので、ちょーっちこの戦場のスケールは狭っ苦しい感じはなきにしもあらず。
ただ、その限定されたフィールド、制限された駒の数、それ以外にも戦争のルールが定められているなど、様々な制約がある状態でありながら、各人ともにその制約をむしろ楽しみながら伸び伸びと楽しく戦争をやっているなあ、という感もあり、あまりエドワードも征継も戦争狂のリチャード一世を笑えないんじゃないだろうか、これ。征継なんか、この内戦と文化祭のミスコンを同列に置いて楽しんでいる節もあるし。楽しんでいる、と言ったらおかしいのかもしれないけれど、責任感や義務感、或いは野心で戦っているのとは違うっぽいですし。天衣無縫というか、何事にも囚われない自由さ、というか。好きにやってるなあ、という風なんですよね。強いていうなら、女の為、皇女志緒理の望みを叶えるため、というのがらしいのかも。
この辺の粋さ、については土方歳三とはまたひと味ちがうんですよね。しかし、日本の復活者って真田信繁とか楠木正成か、これに土方歳三を加えても、なんでこう、滅びの美を飾った人たちばかりなのかしら。日本人、こういう人ら、好きだから仕方ないのかもしれませんけれど。考えてみたら、九郎判官もそうだわなあ。

しかし、征継がやはりこれだけ楽しそうに見えるのも、三人もの美少女を侍らしているからなんでしょうなあ。姫や妹に加えて、颯爽とした武人である立夏さんまでお手つきにしてしまって。それは手段として必要だから、という建前があるはずなんですが、この主人公建前なんかあまり気にせずに、かなり素直に女の子の素肌をぺたぺた触るのを楽しんでるんですもん。男の欲望に正直、というかなんというか。変に繕ったり誤魔化したりしないあたり、女慣れしているなあ、というのが良く伝わるのです。一方で、ガツガツしない余裕もあるから、女性陣に無理は強いませんし、愛でている、というのが一番ふさわしい表現でしょうか。
戦いにおける生と死の瀬戸際を悠々と綱渡り、強敵と槍を交わし策をぶつけあう楽に興じ、その合間に可愛い女を愛で、ついでに学生としての日々を堪能する、と。
……人生、謳歌してますなあ、征継さん。うん、補給は大切大切。これは絶対に疎かにしてはいけません。

シリーズ感想

クロニクル・レギオン 2.王子と獅子王4   

クロニクル・レギオン2 王子と獅子王 (ダッシュエックス文庫)

【クロニクル・レギオン 2.王子と獅子王】 丈月城/BUNBUN ダッシュエックス文庫

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大英帝国軍の侵攻を橘征継が退けてから3日―依然として駿河に閉じ込められながらも、皇女志緒理と征継は秘かに反撃の機会をうかがっていた。一族秘伝の銘「九郎判官義経」の継承に初音が成功し、戦力を整える征継たちだが、大英帝国軍の黒王子エドワードによって箱根が陥落されたとの報せが入る。さらに、獅子心王の呼び名を持つ伝説の英国王・リチャード一世が増援として皇国日本の地に降り立つ!真紅のレギオンを率いる伝説の大英雄に、未だ記憶の戻らない征継と志緒理の戦略とは!?悠久の時を越え、ついに復活者どうしの戦いが幕を開ける!!幻想と歴史がクロスする覇道戦記、極大スケールの第2巻!!
【獅子心王】のイメージが、ガラガラ崩れていくぅ。こ、こんなヤンチャな人だったのか。いやあ、自分の剣にエクスカリバァァァ!!と名付けて喜んでた人というのは知ってたけど。わりと残念よりのドリーマーな人だというのは知ってたけど。……何気に史実に近いキャラクターなんじゃないのかこれw
でも、リチャード一世がイングランド王でありながら、どちらかというとイギリス人じゃなくてフランス人という話にははっとなりましたね。イギリスには半年ほどしか滞在せず、殆ど国王としての業績は残していない、というのは知識としてありましたけれど、英国王というレッテルをそのまま当てはめて考えていたので、この偉人をフランス人として考える意識は皆無だったなあ。これはなかなか既成概念に囚われてる、という話ですよ。
そうなると、十字軍でのフィリップ2世との不仲も英国と仏国という括りじゃなくて、フランス王とプランタジネット家との悶着に焦点を当てて見た方が……と、本作と話がずれてきた。
でも、獅子心王がイギリスにおける屈指の英雄王というのは間違いない話で、その大人物が同じく英国屈指の英雄である黒王子エドワードと幕を同じくして戦う、というのは大英帝国的に見てもドリームチームの極みなんだろうなあ。しかも、ネルソン提督までついてるんですぜ。
これは敵わんですよ。
と、思ってたんですが、このメンツを相手にしながらの征継の戦い方が実に面白い。軍師のように立ち止まって熟考して策をひねり出すのではなく、しかし猪武者のように何も考えずに突き進むのでもない、ひたすら馬で駆けまわりながら状況を動かし、そこで生じた隙目掛けて躊躇なく斬りこむような感じなんですよね。待ちではなく、まず自分から動く。そうして相手も引っ張りこんで動かして、全体を流動的にして思惑を定まらないようにする、という感じで。攻めるのも物理的だけじゃなく、精神的にだったり、相手の性格を利用したりだったりと計略も用いていて、硬軟合わせてる感じだし、とにかく戦闘勘がずば抜けてる感じなんですよねえ。これは、騎兵指揮官によく見る特質というべきか。
征継の正体についての情報については、今回もポロポロとこぼれ落ちていっているのだけれど、実はかなりの女好きだったり、攻城戦、というか恐らく城塞都市の類を数えきれないくらい陥落させている経験といい、的は絞られてきていると思うのだけれど。
正直、過去の偉人が本当にそのまま蘇ってしまうと、倫理観とか人権意識とか古代から近世に至るまで相当アレだったりしますし、英雄のたぐいというのはそれこそわんさと虐殺の類をやらかしている人たちでもあるので、ある程度人倫面はソフト化してるはず。でないと、この作品のヒロインさんたち、ガチで貞操のピンチですから!!
既に今の段階で征継はかなりの肉食であることが発覚しているだけになおさらに。なにやら、一定の自分ルールはあるみたいだけれど、一般的に見て相当の節操なしなのは間違いないし。ってか、気に入った女性に片っ端からプロポーズしてないか、この男w
実はかなり乙女だった志緒理さまといい、ミーハーである事がバレバレな立夏さんといい、いつこの男の毒牙にかかってしまうか。既に、今の段階でペロペロ舐め回されてる気がしますが。
そして、今回の目玉は義妹である初音の色んな意味での無双でしょう。いやあ、ここまでかっ飛ばした女性キャラも滅多ないですよ。気持ちいい。見ていてスカッとするような竹を割ったような性格なんですが、それにしてもサッパリしてるよなあ。割り切りが早いというか、決断に躊躇がないというか。それでいて、脳筋という風でもないんですよね。即断即決に、常に清涼とした雰囲気が寄り添っている。これも一つの女傑だわなあ。
志緒理さまといい、立夏さんといい、よくまあこうも三種三様の女傑を取り揃えたものです。まだまだ三人共、全力で活躍できる場が与えられたかというと、まだもう少し見せ場が欲しいところなんですが。うん、それをいうと主人公の征継も、今のところ、戦力的にずっと劣勢なまま綱渡りを強いられているので、一度ガチンコでやりあえる舞台をみたいですねえ。

1巻感想

クロニクル・レギオン 4   

クロニクル・レギオン (ダッシュエックス文庫)

【クロニクル・レギオン】 丈月城/BUNBUN  ダッシュエックス文庫

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皇女は少年と出会い、反逆を決意した――。
時は20世紀末。極東の島国『皇国日本』は古代ローマの世より甦った英雄カエサルの手で攻略され、隣国『東方ローマ帝国』によって事実上支配されていた! カエサルを最強の征服者たらしめる力の名は『レギオン』。それは列強諸国がこぞって主力兵器とする神秘の軍団、有翼巨人兵の軍勢である。
皇国日本の皇女・藤宮志緒理は日本の覇者になるという野心を胸に秘め、ついに行動を起こす。皇女が腹心の将として選ぶのは一見何の変哲も無い高校生・橘征継。しかし彼もまたいにしえの世より甦った武人、大英雄カエサルと同じ偉大なる復活者『レガトゥス・レギオニス』であった……!!
復活せし英雄達と美少女が奏でる極大ファンタジー戦記、開幕!!
相変わらず、グローバルで雄大な世界観にはワクワクさせられる。やっぱりこう、話のスケールが大きいと男の子としてはトキメキが違うんですよね。設定も盛りだくさんで、レギオンや復活者など、それ一つ一つでシリーズ一編作り上げられるであろう要素をこれでもか詰め込むこの山盛り感は、ヨダレが垂れてくるというもの。
そして肝心要のヒロインたちは、トビっきりに可愛いのは大前提として、それぞれがもう一廉の「人物」なんですよね。特に志緒理姫ときたら黒幕志望の野心家であり、威風堂々とした為政者であり、既に姫というより女王の風格の持ち主。そう、この娘、王様なんですよね。しかし、突っつくと初心なところもある姫でもある。政治や謀に関しては獰猛な狼のように鋭く猛々しい一方で、女の子としては隙も多く、結構容赦なくツッツいてくる征継に対してあたふたと翻弄されるあたりは、非常に可愛らしい人で、もう素晴らしい。動揺しながらも結構積極的だったりするところは、何気に甘え上手なのかもしれません。
その突っついてくる側の橘征継はというと……この人、丈月作品の主人公の中でも一番すけべえというか、女好きなんじゃないか? あまり熱を感じさせないクールな言動で、平然と女が好きみたいだ、と公言するあたりとか、わりと遠慮無く志緒理に迫ってるあたりとか。王様や竜殺しとはまた別のベクトルの助平さであります。
しかし、その征継の正体というと……これ、その国にはその国由来の復活者、という決まり事はちゃんとあるんだろうか。カエサルや、大英帝国の復活者を見ていると、一応その原則には沿っているようなのだけれど、となると征継の正体って既に名前が出てしまっているあの人、ということになるんだけれど、ちょっと露骨にすぎるんだよなあ。
さすがに土方歳三は、いくらこの世界では救国の英雄になっているみたいだけれど、カエサルや黒騎士レベルの偉人に対すると格落ちが否めないのでちょっとどうよ、と思ってたら、違ってて安心したようなちょっと残念なような。近現代の人間だと日本人に限らず、ちと時代的に近すぎて、威光が足りないんですよね。
とはいえ、日本人でこのレベルに対抗できる名前の格となると、やはり少ない。実力能力に関しては戦国時代や南北朝の騒乱期など、探せばなんぼでも化け物クラスはいるんだけれど。
明らかに大陸の騎馬民族か、或いは逆に騎馬民族を北伐などで下していった中華の名将のいずれか。中央・西アジアや中東、東欧州にも騎馬軍団の名将勇将は数知れずいるので、挙がる名前は尽きないわけですが。
それでも、かのカエサルや黒騎士卿を相手にするには生半な人物では太刀打ちできそうにないんだよなあ。これ、二人共本当に人類最高峰といって全く過言ではない英傑なわけですし。
しかし、この騎士侯はレギオンを召喚して軍団として運用出来る、というシステムは面白いなあ。いわゆる信長の野望とかのシミュレーション的な戦争形式を実地でやるようなものですし、レギオンにもそれぞれ呼び出した騎士侯の所属する国や、その個人にあわせた個性があるあたりも非常に面白い。
満を持して、というべきか、イラスト担当にBUNBUNを持ってきてくれたのは嬉しい限り。とにかく、とびっきりに楽しみなシリーズの開幕ということで、大盛り上がりに期待。

丈月城作品感想
 

12月1日


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