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スチームヘヴン・フリークス

スチームヘヴン・フリークス 3  

スチームヘヴン・フリークス 3 (ガガガ文庫)

【スチームヘヴン・フリークス 3】 伊崎喬助/凱 ガガガ文庫

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スチームヘヴン、消滅の危機!?

バスカーズ&トライデントに強力ライバル登場? ビザーバーグ市長の肝入りで実戦配備されることになったスチームアーマー・ミネルヴァ。その開発者は、ニコラスが親しくする町工場の少年の父親、エイブラムだった。商売敵ではあるが、開発者としてのエイブラムに敬意をはらうニコラスは、街の治安を守るクライムハンターとして彼らを歓迎する。一方、蒸気の街には新たな騒動を起こさんとする怪人の影があった。金属脳みその怪人ゴルディアスと、彼と行動を共にするブロンジィ&アルラウネ。彼らの陰謀のもとに、ビザーバーグに過去最大の危機が訪れる。――すなわち、クリーチャー化した電光弾の襲来。対応に乗り出すバスカーズ、トライデント、そしてミネルヴァを擁するエイブラム親子だったが、全てはゴルディアスの盤面の上。悲喜劇のタップを刻む彼らは、果たして盤上の“コマ”から逃れ得るのか……。狂騒のスチーム・ファンタジー第3弾。――焼け焦げた思い出を胸に、怪人は蒸気の街を征く。
あー、これは打ち切りかー。あとがきでもそれらしい文句が出ていたんですけれど、まずもって内容のほうが捲いている、というよりもこの場合は前倒ししている点が散見されて、あれあれ?と思ってたんですよね。勿体無い。実に勿体無い。
派手なアクションに賑やかなドタバタ劇とスチームパンクらしい見目麗しさと同時に、どこか情緒的で情感にうったえてくる叙情的な描写な内面描写、人間関係の醸成をしっかり描き、その先の展開に繋げていた作品だっただけに、この3巻で話に一区切り着けないといけないとなった時の無理がけっこう祟ってるんですよね。しっかり準備を整えて挑もうとしていたところなのに、それらをほっぽり出して締めに向かわなければならなくなった、というような。
これが最後ということで、物語にひと通りのケリをつけるためにはやはり主人公であるニコラスの話にしなければならなかったのは当然なのですが、本来ならばこれまで積み上げてきたものの集大成としての話になるはずが、他とのつながりが乏しいニコラスだけの単独の話になっちゃってるんですよね。
一巻でザジの過去を描き、二巻でザジにニコラスと自分の関係を意識させると同時に、シルフという友達ができることで世界を広げ、と順調に相棒であるザジとの物語が仕上がりだしていたのに、この3巻では肝心の熟成されるべきザジとニコラスの関係がニコラスの話優先で、もう描かれることのない後回しにされちゃってるわけです。お陰で、ザジの思いがニコラスを思いとどまらせる場面での情緒感、訴えてくる威力がかなり乏しいものになっちゃってるんですよね。ザジとシルフの密かな友達としての関係も本来ならあっちこっちに波及して影響を与えそうなものだったのに、そのへん匂わされるだけで機能しなかったし。敵役のブロンジィとアルラウネも外縁部でウロウロしているだけで物語の核心に踏み込んでこれなかったし。彼らもトライデントへの因縁やシルフとブロンジィとの個人的なあれこれなど、要素はたくさんあったのになあ。
そして何より、もう一人のヒロインであるウンディーネとニコラスである。この天敵同士の二人についても、何か掘り下げていく要素があったっぽいのは、ウンディーネがニコラスの過去の断片を知ることで共感というか何か感じ入るものがあった様子からも明らかで、これまでニコラスの存在に反発し敵愾心を抱いていたウンディーネが、心情的に踏み込んでくる展開は絶対にあったんですよね、これ。それが、相棒であるザジに刺激を与えることも、両者の友人であるシルフがそれに拍車をかける可能性も。
なんというか、あちらこちらにやりたかったことの残滓が垣間見えたような気がするだけに、そしてそれが描かれた時のビジョンが思い浮かんでくるだけに、可能性を置き去りにして幕引きに勤しまなければならない無常さにため息が漏れてしまいました。もったいない、この一言につきます。
まだ続けようと思えば全然続けられる締め方だっただけに、ほんと、続刊出してくれないかなあ。まず間違いなく面白い作品がこうして途中で断裂させられるのを見せられると、そう願わずにはいられません。無念すぎる。

1巻 2巻感想

2014年 ライトノベル・新シリーズピックアップ  

予告していたとおり、ちょっと年間ベストの方では触れられなかった、14年度スタートした新シリーズの中でも今年にかけて私が特に注目・期待している作品を取り上げたいと思います。
2015年期待のシリーズ作品、てな感じですな。
ただ面白いだけではなくて、琴線にビビッと触れるようなナニカがあったり、歯車がカチリとハマって確変を迎える気配があったり、と私の心をガッチリと鷲掴みにして離してくれない要素を握りしめている作品たちです。
是非ともオススメして、興味を持ってもらって、ちょっとでもシリーズが大きく長く続く一助になればなあ、という下心ありありでお送りしたいと思います。



【祓魔科教官(デモンビーター)の補習授業】
  すえばしけん/NOCO 一迅社文庫

 
1巻「落第少女に咒術指南」感想 2巻「優等生は振り向かない」感想
昨今、一つのジャンルとして成り立ちつつある主人公が教師や教官となりヒロインである女の子たちを教え導いていく教官モノですけれど、本作の作者のすえばしさんはこの流れが生まれる前にデビュー作でその先鞭をつけている人なんですよね。して、人に教えるという事は教えられる、という事を見事に表現している人でもある。
異形ー魔禍魂を狩る“祓魔技能士”を養成する天原学園に着任した主人公・日垣悠志朗が、落ちこぼれの生徒たちを鍛えていく、という表装こそ真っ当な教官モノなのですが、むしろこれ主人公は落ちこぼれの生徒でありヒロインである花耶の方なのです。何しろ、教官である悠志朗を始めとした祓魔技能士のトップエースである<神和>と呼ばれる連中は、一見してマトモな社会人にも関わらず、人として大事な部分が壊れ喪われているイカれ狂った破綻者ばかり。
容赦なく人があっさりと惨たらしく死んでいく過酷な環境で、能力的に怪物的で頼りになる教官たちはしかし一皮剥けば心の在りようの方が化け物的なサイコな狂人ばかり。そんな彼らに、花耶という少女は環境と状況に振り回されながらも、真っ向から向きあおうとしている。
これは異形を倒し、悪意ある人間たちと戦いながら、その最奥で味方である教官たちと人としての在り様を巡って対決する事を本筋としている物語なのです。普通に凶悪な敵や陰謀に立ち向かうよりもよっぽどスリリングな展開なんですよね。花耶のかがりへの宣戦布告は、痺れたなあ。



【スチームヘヴン・フリークス】
  伊崎喬助/凱 ガガガ文庫

 
1巻感想 2巻感想
ド派手でシックなスチームパンクな世界観にアメリカンコミックヒーローの要素をこれでもか、と打ち込んだ、というとギトギトに脂っぽい胸焼けのするような雰囲気を連想してしまいますが、この作品はそこにキッチリと本邦の人が食べやすいアレンジが随所に為されていて、見事にそれぞれの尖った要素がぶつかること無くブレンドする事に成功しているんじゃないでしょうか。
そして、見た目の派手派手しさに負けずに、繊細な人間関係や感情の機微を丁寧に描いていて、ふとした瞬間にひどく落ち着いた情感たっぷりのシーンが介在することで、ドラマ性色濃く描かれる物語にもなっている。
非常に高い位置で、エンターテイメント性とドラマ性、演出に世界観に、とどれも両立し、引き立て、盛り上げることに成功している逸品なのです。



【CtG ─ゼロから育てる電脳少女─ 】
  玩具堂/bun150 角川スニーカー文庫


1巻感想 
青春日常ミステリーの傑作【子ひつじは迷わない】の玩具堂さんの新シリーズは、VRMMOゲーム「CtG」から飛び出してきた「娘」とゲーム内で結婚した少女との、リアルでの共同生活物語。
本作の見所は何と言っても昨今では珍しいくらいの「ガチ修羅場」が起こりそうな空気がビシビシと漂っているところでしょう。ゲーム内でキャラ同士結婚し、仲良くなった美遥とゲームのキャラでしかなかったはずの娘のハルハを、現実世界でも一緒に生活して育てるはめになってしまった春日井遊。勿論、ゲーム内だけの付き合いでしかなかった同世代の女の子と一緒に暮らすなんてうまく行くはずもなく、ギクシャクしながらも手探りで共同生活を成り立たせていくのだけれど、娘を育てるという共同作業が徐々に二人の仲を近づけていくのですが、近づくほど浮き彫りになっていくのが、お互いに抱えている家庭の事情とそこに落とされた暗い影。そして、美遥の前に突きつけられる、春日井遊の本当の想い人―幼馴染の小槌冬風の存在。逆に冬風からすると、遊にとって繊細な時期だったからこそ慎重に距離をはかっていた時に、突然割って入ってきた謎の少女の存在は、青天の霹靂だったわけです。
言葉にならない複雑で繊細な少女たちの感情が交錯し、ぶつかり合う緊迫感。お互い譲れない意地がせめぎあう緊張感。前作でこれでもかと青春模様の精緻にして大胆な押し引きを描いた作者の作品だけに、ここからの展開へのワクワク感たるや、思わず固唾を呑んでしまいそうなほどです。



【ロクでなし魔術講師と禁忌教典(アカシックレコード)】
  羊太郎/三嶋くろね 富士見ファンタジア文庫

 
1巻感想 2巻感想
去年デビューした新人さんとしては、ダントツに近い高い評価を受けてるんじゃないだろうか、特にライトノベルの感想を手がけている界隈では。
実際、富士見ファンタジー文庫発のシリーズとしては、久々の実力を伴った大物看板作品として最前線を担う事になるんじゃないでしょうか。それくらいに、面白さの完成度と拡張性が高いです。1巻ではまだ新人作品らしいぎこちなさが散見されたものの、だからこそ二巻での見違えるような覚醒ぶりには唖然とさせられました。
何ていうか、これが凄い、これが図抜けている、という類ではなくて、ただ一言「これは面白い!!」という言葉に尽きる作品なんですね。細かいところを褒めるよりも、まるっと全体をひっくるめて全部をギュッと抱きしめて、好きになってしまうような作品なのではないか、と。
自然と惹かれ夢中になってしまうような魅力が詰まった、みんなが「お気に入り」のサークルの中についつい入れてしまうような、そんな物語なんじゃないでしょうか。



【終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?】
  枯野瑛/ue 角川スニーカー文庫

 
1巻感想 2巻感想
人類が黄昏を迎えた時代に何も救えず守れずに、終わってしまった男が何の因果か蘇った先は、人間が滅び去ってしまった世界。しかし、そこに生きる新たな人類・亜人族たちも「獣」と呼ばれる存在の襲来によって滅びを迎えようとしており、その終末への最後の足掻きとして使い捨ての兵器として妖精兵と呼ばれる少女たちが育成されていた。この物語は、既に終わってしまっている男とこれから終わりを迎える事を運命づけられた少女たちとの儚くも美しい終末譚。ただただ切々と語られる少女たちとの交流、男の目を通して描かれる終末を迎えつつある浮遊大陸群の上で生きる人間亡きあとの人類たちの世界。希望は少なく夢は在り得なく未来はか細く救いは無い、それでも貴重な時間を精一杯生きる妖精たちを、じっと見守る男の胸中はいかばかりか。
情緒たっぷりに描かれる物語は、派手さはなく淡々として内側も外側もありのまま静かにさらけ出されている、それが余計に胸を締め付け、息をさせてくれない。
だからこそ、絶望と寄り添う奇跡が、言葉を失うほど美しい。思わず祈りたくなるような、切なさにあふれた物語なのです。
決して受けを取れるタイプの作品ではなく、その為か初動の売上も厳しいらしく、3巻の発売が危ぶまれている。15年期待のシリーズとして紹介しながら、今年続刊が出るかわからないのであります。
せめて手にとってくれる人が少しでも増えるように。年間のまとめ記事だけでなく、別にこの記事を書こうと思った原因でもあります。続きが出て、優しい結末が訪れる終わりを見ることが出来ますように……(祈



【異界の軍師の救国奇譚(フェアリーテイル)】
  語部マサユキ/明星かがよ 角川スニーカー文庫

 
1巻感想 2巻感想
異世界召喚ものは数あれど、私の一番のお気に入りはこれ。【異界の軍師の救国奇譚】と名打ってありますが、戦記モノどころか主人公は軍師でもなく、どちらかというとプロデューサーかコンサルティングアドバイザーって感じなのです。主人公当人には何の力もなく、あるのは知識と行動力。しかし、その行動力が皆を先導して引っ張っていくものではなく、支えて後押しして応援して盛り上げていくスタイルなのが、特別と言えるのかもしれません。そう、これは主人公が前に出て劇的に変革をもたらす物語ではなく、あくまで主人公が音頭を取って、みんなで頑張って困難を、危機を乗り越えていく物語なんですね。それも、幾人かの仲間たちだけの狭いコミュニティだけじゃなく、名も無き人たちみんなが手を取り合って、一緒になって頑張って、盛り上がり、ピンチを乗り越えみんなで喜び幸せを分かち合うお話なのです。だからでしょうか、終わった時の達成感、多幸感が半端ない。読み終えたあとの、例えようのない幸せな気分を、満ち足りた心地を、是非味わって欲しいものです。



【聖黒の龍と火薬の儀式<パウダーキス> 2】
  北元あきの/しらび  MF文庫J

 
1巻感想 2巻感想
オカルトの要素はあるものの、舞台は英国の諜報機関と香港マフィアが暗闘繰り広げる血で血を洗う暗黒社会の抗争劇。誰もが組織へと忠誠を誓い、敵と裏切り者には銃弾をもって死で贖わせる。一方で欲望に対して純粋に、野望の為に相手を踏みにじり、権力の為に謀略の罠を張り、政治的取引で敵も味方も陥れる。そんな汚泥に塗れたような舞台だからこそ映えるのは、純粋な愛。それも、自らの身も心も捧げつくすような破滅的なほどの愛情。ノワール小説の真髄とは、硝煙渦巻く薄汚い血塗れの欲望の世界の中で、儚く激しく輝く「愛」を描いてこそ。そして、その一途な愛情とは狂気と紙一重。この作品は、まさにそれを体現していると言ってイイのです。ニトロプラスの系譜を除けば、今のライトノベル業界でほぼ唯一と過言ではないだろう純粋濃度のノワール小説がこれ。



【異世界から帰ったら江戸なのである 第壱巻】 
 左高例/ユウナラ エンターブレイン


感想はこちら
タイトル通り、異世界から元の世界に戻ってみれば、時代がズレて何故か江戸時代に舞い降りてしまった主人公・九郎。ノリは愉快な【剣客商売】。出てくる江戸の人たちはみんなどこかスットボケた変人ばかり。主人公の九郎も見た目は今は若返っているものの、中身は一度実際に異世界のお役所で定年を勤めあげるまで年を重ねたリアル爺さん。江戸での生活も楽隠居を決め込んで、残念未亡人鳥山石燕にお小遣いをもらいながらの悠々自適の自由気ままなヒモ生活。そんな九郎を中心にして描かれる、時に爆笑、時に痛快、時に人情切なく温かい、当時の江戸の風俗風情を堪能しつつキューっと一杯ひっかけるように楽しめる大江戸日常コメディです。

スチームヘヴン・フリークス 2 4   

スチームヘヴン・フリークス 2 (ガガガ文庫)

【スチームヘヴン・フリークス 2】 伊崎喬助/凱 ガガガ文庫

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“トライデント”最後の矛、シルフ登場!

犯罪者を追いかける過程で再びトライデントと激突したバスカーズ。そのことがきっかけで、ニコラスとザジは小さな仲違いをしてしまう。翌日、ささくれだった気持ちで街を行くザジに声をかけたのは、銀色の髪の女性――エレンディラ・サンチェスだった。
気さくな性格のエレンディラと、ザジはすぐに打ち解ける。聞けば、彼女もトライデントと何らかの確執をもっているようで……?
一方のニコラスは、犬猿の仲であるウンディーネとともにさる要人の警護にあたっていた。ザジは不在、サラマンダーは謹慎中で、トライデント最後の矛であるシルフは雲隠れ。お互いに“相棒”を欠いたまま仕事にあたるが―― そのとき、アルラウネと名乗る怪人による銀行襲撃事件が起こる! 現場に居合わせたザジとエレンディラ。駆けつけるニコラスとウンディーネ。そして暗躍するディスコルディアの影――。

いま、“蒸気天国”を舞台に新たな狂劇の幕が上がる! スチームヘヴン・ファンタジー第2弾!
これって、ザジはヒロインというよりも主人公してるように見えますね。1巻で過去から引きずっていた因縁、怒り憎しみ、切ない親愛の入り混じった複雑な感情に決着をつけ、優しい決別で思い出となった男を送り出す事で自分の中にも区切りをつけたザジ。そう、過去を精算すると途端に現れるのは「現在」なのですよ。過去を振り払い、そこで決め込んだ目的を果たすために邁進してきた彼女ですけれど、目的を果たすという決意は変わらないものの、ふと周りを見回す余裕というべきか、或いは気が抜けた瞬間が訪れるわけです。その時になって気づく、相棒であるニコラスと自分との関係。目的を果たすためのパートナー、それは仕事上の相棒であると同時に、信念を支えてくれる信頼できる相手ではあったものの、後ろに引かれ前ばかり向いていた彼女にとって、ニコラスはいつの間にか居て当然の相棒となっていて、彼の事を良く知ろうともしていなかったことに気づくわけです。信頼はしている、信用もしている、しかし彼のことを何も知らない、どうして自分を助けてくれるのか、彼が必死になって求めているものについても、ちゃんと考えた事がなかったことに。
相棒である、彼。しかし、相棒とは何なのか、自分は彼に何が出来るのか、自分にとって彼は相棒、でしかないのか。
邁進してきた彼女にとって、一度立ち止まって考えこんでしまうことは惑乱に近いもので、思索するにしてもその方向をどこにむけるべきかもわからない。そんな時に出会ったのが、馴れ馴れしいくらいに無造作に、乱暴に懐の中に潜り込んできたエレンディラ。そう、ザジにとって初めての友達となる女性である。
親友、というザジが今まで得たことがない人間関係。それを識ったことで、改めて自分とニコラスの関係が「友達」とは少し違うものだとわかってくるザジ。目まぐるしく繰り広げられる派手なアクションの中で、実はかなり丹念に、丁寧に個々の登場人物の心情の移ろい、人間関係から生き様までが浮き彫りになるような描き方がされてるんですよね。これは、エレンディラことシルフと、ウンディーネ、ひいてはトライデントというチームの在りようについても一緒で、シルフが単なるサボり魔ではなく、自分の中の正義とトライデントというチームの価値観の違いに悩み、シンプルに割り切れないウンディーネとの友情に悩み、気分をささくれ立たせている時に、ザジというまた一風変わった女性と知り合い、友達になって彼女と一緒にトラブルに巻き込まれることで、ちょっとずつ考える事が整ってきたり、頑迷といっていいくらいの社会正義に固まっていると思われたウンディーネが、あれで柔軟に自分たちを鑑みて、シルフという異分子を求めていたり、建前を抜きにするとこの娘はわりとシンプルに友情を大切にしてるかはわからないけれど、掛け替えのないものに思ってる娘なんだ、とわかってきたり、あれでサラマンダーの無茶苦茶さは、大事なものとして認められてるんだと苦笑してみたり、と群像劇的でありながら、いやだからこそか、どのキャラクターも掘り下げをかなりしっかりとされてるんですよね。
表でド派手に忙しなく、奥でしっとり丁寧に、これはなかなか絶妙な描き方だと思いますよ。若干、女性キャラ優先のようにも見えますけれどw
ただ、今回はやや「仕込み編」だった感じもあり、物語の本筋としては小さめにまとめてあった気がします。1巻の内容からさらに倍プッシュ!的にスケールアップを期待していたら、ちと肩透かしかも。でも、その分ザジやトライデントを丁寧に描いていた、と思えば悪くはないんですよね。
だからこそ、仕込みが済んで、ある程度人間関係の調整を終えた次回こそは、さらに後顧の憂いなく大いに暴れる展開を期待してしまうところです。楽しみに待つとしましょう。

1巻感想

スチームヘヴン・フリークス 4   

スチームヘヴン・フリークス (ガガガ文庫)

【スチームヘヴン・フリークス】 伊崎喬助/凱 ガガガ文庫

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そこは、蒸機と神秘、怪人の街。

時は1961年、アメリカ。
正体不明の霧・ミアズマによって発展した街ビザーバーグは、蒸気天国の異名をもつ世界有数の工業都市である。そこでは、ミアズマを重蒸気に変換し動力源としたクラフト技術が発達し、ミアズマの影響で超能力に目覚めた新人類《ミスティック》や、体細胞の変質を遂げたクリーチャーなどが跳梁する“何でもあり”の街として名を馳せていた。
ビザーバーグで何でも屋を営むスチームシーカーコンビ、《奇術師》ニコラスと《真鍮男》ザジは、あるとき怪しげな探偵の依頼を受ける。それは、かつて世界を闇に陥れた悪の秘密結社《ディスコルディア・リーグ》に関わる、とある男を保護することだった。だが、男の確保に乗り出したとたん、ディスコルディアの遺産を狙うマフィア、世間を賑わすクラフト犯罪者とぶつかり合うことに。さらにはビザーバーグ市警や、この街を守る正義の少女ミスティック・チーム、《トライデント》まで動き出し――!?
いま“夢の街”を舞台に、盛大で壮大なバカ騒ぎが幕を開ける!
第8回小学館ライトノベル新人賞にて“優秀賞”を受賞、怪人跋扈のスチームヘヴン・ファンタジー!!

これ、ラストシーン。あのラストシーンで、このどんちゃん騒ぎ馬鹿騒ぎが、すごく情感あふれる読後感になってるんですよね。過去に縫い止められ、後ろを振り返りどうしても前へ進めなかった男が、過去を思い出として胸に抱きかかえ、愛する人が待っている未来へと帰っていく……とても優しい決別のシーン。
勢い任せだけでは導き出せない、人間の心の機微を描き出す繊細な筆致が感じられて、素晴らしいラストシーンでした。こういう情緒的なシーンをドラマティックに描ける情景描写、心理描写をしっとりと描ける一方で、この本作の肝は勿論ド派手でごった煮なスチームパンクなのですから、引き出しが多いというべきか、盛り合わせに長けているというべきか。
アメコミばりのヒーローものであり、様々なクリーチャー紛いの怪人たちが跋扈するロックなオカルトであり、一連の事件からかいま見えた謎を追いかけ、様々な人間たちが一つの真実へと集まってくる追跡劇であり、と楽しむ要素は目移りするくらいにたくさんあって、これはなんというか……素晴らしく楽しい!!
シンプルに正義のヒーローとして走り回る役は「トライデント」の面々に任せて、主人公はダーティーに立ち回り、美味しいところを掻っ攫っていく、しかし何だかんだと情に厚くて気持ちのよい何でも屋のコンビというのがまたいいんですよね。過去に根ざした仄暗い背景を持ち、精算と失われた自己の探求の為に舞い込んでくる仕事をこなしながら、アンダーグラウンドに埋もれている真実を掘り起こそうと跋扈する、正義や秩序とは一線を画した一癖も二癖もある男たち。これがまた、美味しいんだ。
正義の味方として活動している「トライデント」の少女たちも、これはこれで癖がありすぎてトンデモヒーローに片足突っ込んでる面白い連中で、彼女たちが主人公でも何ら欠けることなく楽しそうなんだけれど、やっぱり秘密を抱えながら暗躍するダークヒーローたちはカッコいいですよ。
一方で、こういう目立つ連中とは裏腹の、一般人に近い脇役たちも、そして大いにイカレ狂った悪役たちも、それぞれに目一杯舞台上を走り回っていて、それぞれにそれぞれなりの信念、想いを胸に駆けまわり、或いは逃げまわって主役を張ってるんですよね。その意味では、本作は群像劇の様相もきっちり呈しているんじゃないでしょうか。
個人的には、狂気に侵されたマッドサイエンティスト、と目されていた今回の事件の大本であり元凶であり黒幕であった博士の、その仮面の下に必死に隠した哀惜と無力感がなんか胸に来たんですよね。ただの狂った天才科学者、という形骸ではない、人間の弱さが押し詰まったキャラクターが、ただの悪役、やられ役に留まらないものを感じさせて、印象に残ったのでした。
しかし、トライデントは女の子ヒーロー三人組、と標榜しているくせに、残る一人のシルフが最後まで出てこなかったんですけれど! 出てこなかったというか、明らかにサボってたんですが、一人! サボタージュしましたよ、残る一人!!(爆笑
サラマンダーはもうどうやっても矯正のきかなさそうなアホの娘で、戦闘力100,知力は1、というタイプで、これはもう参謀にしてリーダーであるウンディーネさんのご苦労が偲ばれる。サラマンダー一人相手するだけで、頭おかしくなりそうだぞ、これ。まあ、ウンディーネさんもあれで図太いというか、イイ性格してる、正義のヒーローというよりも、悪の組織の女幹部みたいなキャラクターなんだが、一応これヒロイン枠なんだろうか……多分、そうなんだろうなあ。鉄板ヒロインは、もうちゃんと居るわけですけれど。

なんにせよ、エンターテイメント性とドラマ性、演出に世界観に、とどれも両立し、引き立て、盛り上げることに成功している素晴らしい逸品でした。これは、今後の成長拡大に大いに期待が見込まれます。面白かった!

 
11月26日

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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(講談社コミックス)
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(講談社コミックス)
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(フロース コミック)
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11月16日

(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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11月15日

(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(Gファンタジーコミックス)
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11月12日

(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(宝島社)
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(星海社COMICS)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(サンデーうぇぶりSSC)
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(ビッグコミックス)
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(アース・スター コミックス)
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(メテオCOMICS)
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11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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11月10日

(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS)
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(TOブックス)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(講談社コミックス)
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11月6日

(角川書店単行本)
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(SQEXノベル)
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11月5日

エンターブレイン
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(エンターブレイン)
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(ドラゴンノベルス)
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(PASH!コミックス)
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(フロース コミック)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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11月4日

(ジャンプコミックス)
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(JUMP j books)
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