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ストライクウィッチーズ

ノーブルウィッチーズ 8.第506統合戦闘航空団 英雄! ★★★★   

ノーブルウィッチーズ8 第506統合戦闘航空団 英雄! (角川スニーカー文庫)

【ノーブルウィッチーズ 8.第506統合戦闘航空団 英雄!】 南房 秀久/ 島田フミカネ&Projekt World Witches 角川スニーカー文庫

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ハイデマリーがサントロン基地上空付近で交戦して間もなく、大型ネウロイがガリア全土へと攻勢を開始する。絶望的な状況の中、微かな活路を見いだした黒田とハインリーケは母艦ネウロイへと突貫を仕掛けるが…!?
「ゆくぞ、黒田中尉!」
「はい!もうひと稼ぎしますよ!」
旧501メンバーが宮藤芳佳の救援に向かう最中、時を同じくして繰り広げられていた激闘の一幕が明らかに。繰り返される激戦。そして異なる身分に戸惑いながら、華族として部隊に招聘された少女が辿り着いた“高貴なる義務”の答えとは!?ノブレス・オブリッジを体現する魔女達の物語―感動の大団円!

劇場版ストライクウィッチーズで旧501メンバーが再集結している一方で、他の統合戦闘航空団もネウロイの再侵攻に当然激戦を繰り広げていたんだよ、もちろん第506ノーブルウィッチーズも!
ということで、劇場版ストライクウィッチーズの際のノーブルウィッチーズの戦いを描いたシリーズ完結編。
というか、劇場版ストライクウィッチーズでのネウロイの再侵攻って、史実におけるバルジの戦いがモデルだったんかー。映像観ているときにはさっぱり気づかなかった。小説の方も読んでいなかったので詳しい戦況、ネウロイの侵攻経路なども把握してなかったので元ネタとなる戦史があることすら気づいていなかったのですが、本作読んでるとなんか見覚えのある合衆国の部隊の名前がつらつらと出てきたり、あからさまにアルデンヌ方面の戦域が弛緩してたり、とお膳立てが出揃っていたわけで、ようやく「あ、これバルジ大作戦!?」と気づくに至ったわけです。
劇場版のアニメでもアイゼンハワー将軍がバストーニュに言及していたようですし、分かる人は一発でわかったんでしょうなあ。
戦気が見える。
というわけではないのですけれど、大戦を前にしたときその気配の変化を感じ取れる人、というのは居るもので……。B部隊のジーナ中佐のあの歴戦の勘はほんとパないわ。しかも脳筋ではなく裏側に通じた手練手管も持ち合わせているわけで。この人って統合戦闘航空団の隊長ももちろんこなせるだろうけれど、むしろ特殊作戦群の司令とかの独立性となんでもありの手段を有した部隊を率いたら半端ないことになりそう。「欧州一危険な女」にもなれそうな気がする。
今回のバルジの戦いだって、ジーナ隊長の決断の迅速さと勘の良さとこんなこともあろうかと、という備えがなかったら果たして戦域を支えられていたかどうか。
これまでノーブルウィッチーズでは、ネウロイとの戦いよりもむしろ国同士のパワーゲームやガリア内部の王党派の暗躍などへの対応など、人間同士の争いの中で非常に難しいバランスを取りながら部隊を育てていく、という方向性で描かれていて、ネウロイとの戦闘は殆ど定期の巡回と散発的な襲来への迎撃くらいであった。それが、今回は本格的なネウロイの大規模攻勢への迎撃戦ということでかなりの緊迫感が漂う中でのストーリー展開だったんですよね。
ガリア東部に配備されていたリベリオン陸軍の細かな動向なんかも描写されて、殆どの人間が予期していなかったネウロイの反攻と、対応しきれずに瓦解していく最前線。そんな中で決死の思いで踏みとどまる部隊の兵士たち。と、久々にストライクウィッチーズ・ワールドの戦時の激しさを思い出させてくれる内容でした。
そして、地を這う兵士たちにとってウィッチたちがどれほどの希望であるのかも。
バルジの戦いでも有名なバストーニュ包囲戦。リベリオン第一〇一空挺師団が市民を護って抵抗を続けるバストーニュ。ネウロイの大軍に完全包囲されつつあるバストーニュに突入し、最後の盾として獅子奮迅するジーナ隊長率いるノーブルウィッチーズB部隊。ウィッチたちの弾も魔力も空挺師団の弾薬も潰えて全滅までもうあと僅かというリミットに、さあネウロイの大軍を切り裂いてのA部隊の救援は間に合うのか。
とまあ、ラストに相応しい大激戦でありました。
悲壮感すら漂う中で、それでもいつもの調子を崩さず明るく元気な黒田の邦佳ちゃん。ほんと、ウィッチの中でもこの娘のメンタルは最高峰の一人なんでしょうなあ。わりとうじうじと悩むところがあるハインリーケにとっては、彼女の揺るがぬ明るさこそが頭の痛いところであり、何より信頼しているところなのでしょう。ハインリーケ姫デレた、と邦佳ちゃん騒いでましたけれど、何を仰る。随分前からプリン姫さま、邦佳ちゃんにデレッデレじゃあなかったですか。まあそれを、御本人が認めたのだから邦佳ちゃんも喜んでしかるべきか。

ロザリー隊長も残る魔法力を使い切って、実質アガリ。胃薬もハインリーケに引き継いだことですし、やっと一息ですなあ、と言いたいところだけれど、このあともなんやかんやと総隊長職は続けるんでしょうね。上層部とのダーティーな駆け引きはまだまだハインリーケでは難しいでしょうし。トラブルの責任はほぼほぼロザリー隊長へと放り込まれる予感。

シリーズ全体として、スパイの暗躍や結構人死にも出てたし、ウィッチたちの旧友もネウロイとの戦闘で戦死していたり、と戦時の仄暗い哀切とした雰囲気が流れているストライクウィッチーズの作品としては結構特殊な展開の作品でしたけれど、それでも邦佳ちゃんを中心とする明るくもしたたかな面々のやりとりで暗い方暗い方へと落ち込まずに、うまいことバランスが取れてたように思います。
なかなかこういう国際謀略モノ、ネウロイ相手じゃなく人間の組織相手の戦いというのは人気出づらかったかもしれませんが、私はけっこう好きでした。それ以上に、黒田邦佳というキャラはこのストライクウィッチーズ作品全体の中でも特に好きな一人となりました。いつか、アニメで動いて喋って守銭奴している彼女が観たいものです。

シリーズ感想

ノーブルウィッチーズ 7.第506統合戦闘航空団 反撃! ★★★☆   

ノーブルウィッチーズ7 第506統合戦闘航空団 反撃! (角川スニーカー文庫)

【ノーブルウィッチーズ 7.第506統合戦闘航空団 反撃!】 南房秀久/ 島田フミカネ 角川スニーカー文庫

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ノブレス・オブリッジを体現する部隊、506JFWの"反撃"がはじまる!

パリに招かれマスコミから歓迎を受けている最中、ロザリーはド・ゴール将軍の愛娘が軟禁されている事を知らされる。何とか救出を試みようとするも、ウィッチが王党派の動きに関与すれば506存続に関わる――。隊がじりじりと軍部に追い詰められていく中、更にはガリア全土を脅かすネウロイまで襲来し!?「最高に高貴で、最高に馬鹿げたことをやろう、全員で!」ノブレス・オブリッジを体現する部隊、第506統合戦闘航空団の反撃がはじまる!

Bチームのジェニファーちゃん、ヒスパニア貴族の血を引いているとはいえAチームの娘らのように貴族貴族していないんだけれど、実家が超お金持ちのせいか、浮世離れしているという点ではもしかしたら隊全体の中でも抜きん出ているのかも。ノーブルではなく、セレブですよね、セレブ。平気でお店の売り物大人買いするどころか、店自体を買い取ってしまうとか。あんたなんで軍に志願したんだ、というセレブっぷりで。でも、そんな娘が志願して軍に入る時代であり、またよりにもよって荒くれ者揃いの海兵隊に望んで入るんだから、ジェニファーの気合の入りっぷりがよくわかる。Bチームのマリアンがあれだけ貴族嫌いにも関わらず、ジェニファーに対しては凄く強い仲間意識を持っているのもよくわかるんですよね。二人の馴れ初めがこの巻でも語られていますけれど、ええ話だったんですよね。リベリオンサイドのエピソードはそれぞれ古き良きアメリカの風情があって、凄い好きですわー。それはそれとして、ジーナ隊長の謎経歴がさらに増えてて草が映えそうです。ラッキー・ルチアーノと面識がある、というかやりあったことがあるとか、この人過去の経歴が明らかになればなるほどとんでもない過去しか持ってないんですけど。ハリウッドのアクション映画の主役を何編も張れそうな感じだよなあ。
一方のAチームの方はというと、フランス国内の王党派の勃興、テロリズムの横行という事態についに降りかかる火の粉を払うだけではなく、自ら渦中へと飛び込んでいくことに。
ただでさえ人災の卦すらあるやっかいな性質を秘めたネウロイの襲来に対応しないといけないところに、危険すぎる政治への介入である。ネウロイ関係ないところで、テロリストに捕まった要人の救出作戦や、人質の救出のために潜入作戦とかやっちゃってるもんなあ。図らずも、ウィッチが対ネウロイ戦だけじゃない、対人作戦のも有用というのを示してしまっているのが、将来的に危うくもあるのだけれど、それもまあ今更か。
プリン姫の成長も著しく、その隊長としての立ち振舞方も立派になって、ついにアドリアーナから貴族としてもみんなを率いるリーダーとしても、自分が命も志も預けられる相手として認められる、という領域にまで達したものの、やっぱり黒すぎる政治ゲームの指し手となるには真っ直ぐすぎるんですよね、この人。だからこそ、総隊長のグリュンネ少佐もしがみつかざるをえないという苦しい選択を選び続けてしまっているのだろうけれど。ほんと、対ネウロイ戦だけに傾倒できるならもうプリン姫でも何の不安もないはずなんだけどねえ。
幸いにして、監視役であるガリアの子たちが、案の定那佳によって洗脳状態が徐々に解かれ始めてて、殆どもうこっちサイドになっているあたりが安心材料なんだけれど。
時系列はついにサントロン、あの劇場版の事件へと突入するわけですか。ロザリー隊長が不穏すぎるなあ、これ。あの博士、胡散臭いのはいいとしても、ガリアの子たちがあっさり洗脳外れかかってるのを、そんなわけないと一顧だにせず無視しているあたり、肝心の洗脳技術に関しても怪しい限りですし。

シリーズ感想

ノーブルウィッチーズ 6.第506統合戦闘航空団 疑心! ★★★☆   

ノーブルウィッチーズ6 第506統合戦闘航空団 疑心! (角川スニーカー文庫)


【ノーブルウィッチーズ 6.第506統合戦闘航空団 疑心!】 南房秀久/ 島田フミカネ 角川スニーカー文庫

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ロマーニャから無事帰投した那佳であったが、正体不明の輸送機より降下したガリアの子に強襲される! 那佳の安全と引き替えに王党派へ従属する事を選択した506であったが、それは国内において共和派の標的となることを意味していた。各勢力の陰謀、そしてネウロイの猛襲に対しロザリー、ハインリーケはそれぞれの高貴なる闘いへと赴く――。 ちょっぴり守銭奴な魔女が、混沌渦めくガリアで人質に!?異色の部隊、疑心と陰謀が交錯する第6弾!
プリン姫が少佐に任官するの、このタイミングなのか。というか、まだ大尉だったのね。劇場版に登場した際は確か少佐でしたものね。
しかし、ガリアの国情ってダークすぎやしないだろうか。カールスラントがまともな分、欧州の古き闇がぜんぶこっちに乗っかってるような気すらしてくる。貴族階級出身者のみを集めた統合戦闘航空団って設定がここまで難易度高い話になってくるとはなあ。そもそも、ガリアの子なんて完全にアウト案件でしょうに。戦時中とは言え、ここまで非人道的な人体実験の成果を公に運用してしまうとは。洗脳強化した孤児出身者の少女兵とか、ヒトラー・ユーゲントどころじゃない話ですよこれ。
でも、こんな少女兵がある程度受け入れられてしまうのって、ウィッチという先例があるからなんでしょうね。十代の、しかも場合によっては12,3歳の頃から武器担いで最前線で戦ってるんだから。
これまでこの世界観で出てきた大人の軍人や政治家って、子供を戦わせていることにどの人も程度の差こそあれ忸怩たる思いを抱えているまともな人間ばかりだっただけに、平然と私兵として子供の兵隊を、しかも洗脳という手段を用いて戦力化しようとしているガリア王党派には嫌悪感しか湧いてこんわー。
統合戦闘航空団の隊長って、どの人も管理職として上層部との折衝に苦労している印象はあるけれど、ロザリー隊長はそれだけじゃなく、政治にマスコミ対応に対テロルに、とやることが半端なく多い上に、どれも対応誤ると即座に部隊存続に関わる、というだけに難易度が尋常じゃないのを捌いてるんですよねえ。Bチームのジーナ隊長が協力的かつ有能極まるだけにだいぶ助かってるんだろうけれど、この人抜けるとノーブルウィッチーズがまともに機能するとは思えない。
後継指名されてるプリン姫、なんとか引き継ごうと努力しているし、ロザリー隊長も意図してかなり仕事振ったり、指摘や教授も欠かさないのだけれど性格の問題もあるし、ちょい厳しいよなあ。せめて、戦闘に専念できるところなら今のプリン姫なら十分こなせるんだろうけれど。ロザリー隊長、スパイマスターみたいなことも何気なくこなしてるし。
しかし、その洗脳下にある少女ですら、黒田那佳に掛かると平静では居られないというこの凄まじき人誑し。不倶戴天だったはずの506のAチームとBチームを一つの仲間としてまとめ、さらには王党派の辣腕エージェントを陥落させるという実績の持ち主だけに、次の標的と相成ったガリアの子がどう墜ちるかはなかなかに楽しみ。
印象的だったのは、カーラのエピソードか。カーラの過去回想であり、今の彼女を形作る出来事の話であり、彼女のコーラ好きが単なる趣向ではなく、一つの親友との誓いであった、という彼女を掘り下げる話なんだけれど、話の回し方がまた凄く心に残るんですよね。本作が、戦争をやってる渦中の時代なのだと、今更ながら思い出さされるのと同時に、アメリカ映画ぽいなあ、と思うんですよね。ハリウッドの戦争映画というと、派手なドンパチばかり思い浮かべてしまうけれど、それとは違うベクトルの、故郷から遠く離れた戦地である知らせを受けることで故郷の、懐かしい親友との青春時代を懐旧するという構図、凄くアメリカのオスカーっぽいなあ、と。
ジーナ隊長の過去エピソードも凄くアメリカ的だったんだけれど、Bチームのメンバーもリベリオン色を濃くしながらキャラ立ってきたなあ。

シリーズ感想

ノーブルウィッチーズ 5.第506統合戦闘航空団 激闘! ★★★☆  

ノーブルウィッチーズ5 第506統合戦闘航空団 激闘! (角川スニーカー文庫)

【ノーブルウィッチーズ 5.第506統合戦闘航空団 激闘!】 南房秀久/ 島田フミカネ 角川スニーカー文庫

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オペレーション・マルス発令! ロマーニャ奪還に向け、激闘の空へ!!

将軍暗殺阻止の一件から活動停止となったA部隊は、出撃こそできないものの隊としての団結を日々強めていた。
そんな中、ネウロイの巣を掃討すべく501JFWと504JFWへオペレーション・マルスが発令される。
「これは私の国を取り戻す戦いなんだ・・・」
アドリアーナは単機ヴェネツィアへと飛ぶため活動停止中のA部隊に別れを告げて……!?

ちょっぴり守銭奴な魔女が煙焔を突き抜ける!異色の部隊、激闘が幕を開ける第5弾!
今回も肝心のネウロイとはあんまり戦わないのだけれど、ストパンワールドにおけるスパイアクションものというジャンルで捉えたら、これはこれでその方向性において充実してきたような感触が伺える。そもそもからして、国際政治の力学の結果誕生している統合戦闘航空団の中でも、この506は特にその誕生からして政治的な意味合いが強い部隊であったためか、より深く政治的な局面に踏み込んでいってるんですよね。その点から鑑みると、隊長のロザリー・ド・エムリコート・ド・グリュンネ少佐とB部隊のジーナ・プレディ中佐のクレバーな政治力と諜報戦能力は他の統合戦闘団の幹部クラスと比べてもちょっと図抜けてるんですよね。ロザリーさんは、ホワイトホールでも悠々とやってけそうな腹黒貴族系の政治スキルの持ち主だし、ジーナ中佐ときたらあれ諜報機関でスパイマスターやってても不思議じゃないタレントなんですよね。
国際政治の駆け引きのみならず、王党派というガリアの暗部に深く関わる政治結社との暗闘にその成立過程と立場上巻き込まれることになる506JFWを影に日向に守り続けているのは、明らかにこの二人の功績なんですよね。特にロザリー隊長は実質あがりを迎えた上にA部隊の活動停止に託つけて、名誉隊長として実権を半ば手放したことから、自由に動き回れる余裕を得て何気により辣腕を振るい出しているし。
プリン姫は那佳と関わるようになってからと、これまでの力押しではどうにもならない事件や仲間たちが理不尽に傷つけられる出来事を経験してきた過程から、随分メンタルも成長してB部隊ともある程度穏当にやれるようになったし、こと戦闘面での隊長としてはみんなを率いるに十分な態勢を整えつつあるのだけれど、やっぱり軍内政治のみならず政治家や暗部との政争を出来るタイプじゃないんですよね。貴族としてはこの娘は真っ当すぎる。だからこそ、ロザリーにはこれからも庇護してもらわないとちっとマズいんですよねえ。ジーナ隊長も実力と貫目と手練手管は十分以上にあるのは間違いないんだけれど、合衆国人で欧州の軍上層部や政治家に顔が利くとは言えないだけに、他の統合戦闘団ならともかく貴族ばかり集められたが故にそれに関する面倒事が持ち込まれがちな506を率いるのはちと難しいんだよなあ。
ともあれ、ロザリー隊長とジーナ隊長が諜報戦で奮闘はしてくれているものの、すべての問題を振り払えるわけではなく、幾つもの不穏な出来事やヤバイ事件が舞い込んできて、こういうケースが続くと部隊の雰囲気そのものが暗くなっちゃいそうなものなのだけれど、そんな空気を振り払って逆に皆の仲を深める要として躍動してるのが那佳ちゃんなんですよねえ。この娘の人からの好かれやすさはやはり尋常ではない。あれ、実家の本家の方ももうちょっとぞんざいな扱いを受けているのかと思ったら、礼儀作法を仕込まれるために滞在している間に、本家の人たちみんな陥落させちゃってたのね。本家の大御所や娘さんのみならず、現当主の若旦那まで誑し込んでいたとは。欧州行きの見送りの際に一番ガン泣きしてたのが、両親ではなくて初対面の時あれだけ酷い扱いであしらおうとしていた当主さんだったという話には笑ってしまった。
那佳ちゃん、いつも金なくて守銭奴極まってるみたいな態度だけれど、実際の所本家の方は那佳ちゃんのためなら幾らでも支援するぜ、という姿勢だったんですねえ。那佳ちゃん、あれで本家や実家にはろくにおねだりも要求もしていないようで。まあ、稼いだお金の殆どを実家に送ってるくらいだしなあ。

時系列的には、ちょうどストライクウィッチーズの二期クライマックス。オペレーションマルスでロマーニャに出来たネウロイの巣に、ネウロイ化の改造手術を施した大和を突入させるぜ、というあの最終作戦の頃だったわけで。
あれ、ロマーニャ奪還という大舞台にもかかわらず、肝心のロマーニャのウィッチが全く参戦していなかったのはどうにも違和感があっただけに、再建途中の504が道中支援、アドリアーナがずっと助攻で加わっていた、というところはむしろ納得だった。506が関与していなかったのはA部隊が活動停止を喰らっていたから、というのならまあ表向きは参加しないのも仕方ないわなあ。こっそり頑張っていたわけだけれど。
それぞれのウィッチが政治的な理由で集められた506だけれど、今となってはちゃんと所属するウィッチたちの帰る我が家になっているのは、なんとも嬉しい話じゃないですか。
ネウロイを打ち払って人類領域を取り返しても、その侵攻によって失われたものはもう戻らない。故郷を奪還し、でも疲れ果てて戻ったかつての自分の屋敷は空っぽの温かみの失われた人の居ない空間で、もう帰る場所にはなってくれない。迷子の子供のように途方に暮れて立ち尽くした彼女が思い描いた帰るべき我が家、そんな彼女の前に現れて、手を差し伸べてくれる新たにできた家族ともいうべき仲間たち。
そうなんだよねえ。統合戦闘航空団の物語は、ただ戦うために集った部隊の話ではなく、もっと親身な距離感へと至るホームとファミリーの物語なのよねえ。ノーブルウィッチーズも、きっちりそんな方向へと収束してきた感がある。

シリーズ感想

ノーブルウィッチーズ 4.第506統合戦闘航空団 暗雲! ★★★☆  

ノーブルウィッチーズ (4) 第506統合戦闘航空団 暗雲! (角川スニーカー文庫)

【ノーブルウィッチーズ 4.第506統合戦闘航空団 暗雲!】 南房秀久/ 島田フミカネ 角川スニーカー文庫

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負傷から回復した那佳は通常任務に戻るが、突如として魔法力が消失してしまいネウロイを撃ち逃してしまう。困惑する那佳へ医師が診察にあたるも、依然としてスランプの原因は突き止められずにいた。一方、ロザリーは将軍暗殺を目論む機関の計画を知り警護を申し出るが、突如部隊のレーダーは妨害され更にはネウロイまで出現し…!?ちょっぴり守銭奴な魔女がガリアとロマーニャの空を暗躍する!異色の部隊、暗雲漂う第4弾!
ちょっぴりじゃないよ、那佳ちゃんの守銭奴っぷりはちょっぴりどころじゃないよ!! もう筋金入りの鉄筋仕様だよ!
前回のスパイサスペンスばりの追跡劇で瀕死の重傷を負った那佳ちゃん。体は回復したものの、いきなり戦闘中に魔法力が消失してしまう状態になってしまい、出撃できなくなってしまう。
普通なら原因不明の不調に見舞われたら落ち込んでしまうものなんだけれど、那佳ちゃんってば表面上はずっといつもどおりの明るさなんですよねえ。それでも、プリン姫なんかはかなり深刻に心配してしまっているのだけれど。この姫、ほんと那佳ちゃん大好きなのよねえ。
でも、那佳ちゃんがずっと明るいものだから、部隊のみんなも心配はしながらも必要以上に暗くなったりはせずに様子を見よう、という雰囲気で居られたわけで、もしここで那佳が落ち込んでしまっていたりしたら506の空気はどれだけ淀んでしまっていたか。本気で心配したプリン姫が一度、那佳を部隊から遠ざけようとした時以外は、ウィッチとして働けない状態の那佳だけれどとりあえず居ればいいから、みたいにして誰も離そうとしなかったのは、彼女の存在がまさに506の要だとみんなわかっていたからなのでしょう。
だいぶ親密になってきたチームで、あのプリン姫ですらBチームの面々にも気をかけるようになってきた……今回なんぞ、ジェニファーが夜間戦闘用の武装のデモンストレーションの為に模擬戦で主役を務めることになった時も、プリン姫が陰に回ってフォローしてたり、と全体的に打ち解けてきた506ですけれど、それでもこの上手く回るようになってきた人間関係の扇の要が那佳であることは、誰しもが理解してることですからね。もし彼女がいなくなったら、果たしてAチームの中ですらちゃんとまとまるかどうか。那佳ちゃん居ないと、プリン姫すぐにピリピリし出すし、アドリアーナ大尉だってグレるだろうし。

果たして那佳ちゃんがどこまでそういうのわかっているか、多分当人まったく考えてないんだろうけれど、それでも無意識か本能的か、ムードメーカーとしての自分の重要性をこの娘は承知してるんでしょうね。
でなければ、どれだけ脳天気だって自分が役立たずになってしまったら多少はへこんだ様子を見せてしまうでしょうし、彼女のスランプの原因……ラストに明らかになったそれを見ると、黒田那佳は決して心が傷ついたり苦しんだりしない強いだけの娘じゃない、痛みを感じ恐ろしさに怯え罪悪感に苛まれる、体に変調をきたす程に心をきしませる普通の女の子なのが分かってしまっただけに、そんな内面をおくびにも出さなかった、というのは、周りの人間にまったく気づかせなかった、というのは翻ってやっぱり尋常じゃなく強い子なんだなあ、とより一層思うようになったのでした。ほとほと感心させられた。
ホントなら、表に見せる様子と自分でも気づかない内面の軋みとの差異は、将来的に壊れないか心配になってしまうところなんだけれど、那佳については不思議とそういう不安感を抱かせないんですよねえ。面白い子だなあ。
あんまり戦闘面では無茶したりする子ではないのだけれど、やっぱり銃じゃなく近接武装でネウロイやっつけちゃうあたりは、この娘もいわゆる「扶桑の魔女」である。でも、名槍「扶桑号」はほんとに名品なんで、そんな雑な扱いしないでー。物干し竿にしないでーー!

今回も、一人ひとり部隊のメンバーにスポットをあてて話を広げてましたけれど、一番興味深かったのはやはりBチームの隊長であるジーナ・プレディ中佐でしょう。
数あるウィッチの中でも、この人ほどガチでプロっぽい人は他にどれだけいるだろう。幼少時から、ネイティブリベリアンの達人のもとでサバイバル技術と戦闘技術を学び磨いていたって、合衆国の兵士としてはまず最強にあげられる履歴じゃないですか。
この人に関しては、あがりを迎えて魔力を使えなくなっても関係なく戦えそうな気がする。なにより、ジーナ隊長のかっこよさは尋常じゃない。ほんと、この人は語られれば語られるだけ格好良さが上積みされていく感じ。まったく、どこまでイケメンになっていくんだろう。

シリーズ感想

ノーブルウィッチーズ 3.第506統合戦闘航空団 結成!3   

ノーブルウィッチーズ (3) 第506統合戦闘航空団 結成! (角川スニーカー文庫)

【ノーブルウィッチーズ 3.第506統合戦闘航空団 結成!】 南房秀久/島田フミカネ 角川スニーカー文庫

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ノーブルウィッチーズの正式お披露目イベントが数日後に迫り、国同士の様々な思惑に翻弄されるA、B両部隊の魔女たち。一方、キーラとともに忽然と姿を消したジェニファーを追って、那佳とカーラはガリア中を探索する…!果たして那佳たちはお披露目イベントまでにジェニファーを取り戻せるのか!?ちょっぴり守銭奴な魔女の奮う名槍が、灰色のドーヴァー海峡を切り開く!異色の部隊、結成間近の第3弾!
2巻のラストの展開が、もうジェニファーが真っ黒けっけに見える流れだったのでかなり焦ったんだけれど、ちゃんと白で良かった。各国の情報部が内部の派閥ごとに違った動きを見せて暗躍するわ、正規の登録がなされていないエージェント・ウィッチが暗躍するわ、とウィッチーズシリーズの中でも特に組織間の暗闘、国家間のパワーゲームの歪みが描かれるのがこのノーブルウィッチーズなわけですか。ウィッチの中でも貴族の血を引くものを選んで集めた、という時点で胡散臭いことこの上なかったんだけれど、担がれる神輿だからこそ、その下では他よりも激しいパワーゲームが繰り広げられる厄介な立ち位置になってしまっているわけか。そこにさらに、合衆国が送り込んできたBチームが絡んでくるんだから、そりゃ駆け引きの類がより陰湿な方に向かってしまうのも仕方ないのかもしれない。統合戦闘航空団の中でも、特にごちゃごちゃ面倒くさい立場に立たされてしまっているわけだ。
だけれど、そんな周囲からの悪意たっぷりの攻撃が皮肉にもAチームBチームを超えた結束を506にもたらした、とも言える。なんだかんだと喧嘩しながらも、同じ戦場で同じ敵であるネウロイと戦う戦友同士であるのに、周囲からのちょっかいはそんな彼女らの誇りを汚し踏みにじるものである以上、好かない相手だろうと戦友の誇りを守るために戦うのは、まさに貴族として、兵士としての正しい在り方なのだろう。
この航空団だけ、なんだかネウロイよりも人間相手に戦っているみたいな感すらあるけれど、まあ正面で実際の敵と対峙しながら、後ろから撃ってくる味方と激戦を繰り広げるのは、ある程度どこでもやっていることであるからして。
501でもミーナ隊長が頑張ってましたしねえ。
その意味では、苦労性で気弱で生真面目故にマイナス思考なロザリー隊長ですけれど、見事に様々な横槍を捌ききってるんですよねえ。Bチームのジーナ隊長が色々と現場でも後方でも実に頼もしい補佐役であるのもあるんでしょうけれど。プリン姫とジーナ隊長が二大戦闘隊長で張ってるだけでも、他の戦闘航空団と引けは取らんのよねえ。

さて、消えたジェニファーとキーラを追って、黒田の那佳ちゃんとBチームのカーラの珍道中。こんな時でも食い意地が張り守銭奴に徹している那佳ちゃんのメンタルって、本当に図太い。明朗快活な元気娘であるはずのカーラが、不安から弱音をこぼすような状況でありながら、那佳ちゃんのあっけらかんとした態度は変わらんのですよねえ。那佳ちゃん、506に合流する以前でも相当の修羅場をくぐって来てるのだけれど、どんな絶体絶命のピンチだろうが態度変わらんのだから、ハッキリ言って凄い。これだから扶桑の魔女わ、と言われる類だよなあ、この娘も。
それでいて、ウィッチーズ全体を見渡しても黒田那佳ってかなりの頻度で死にかけてるんですよね。あれだけお金お金、と金に執着していながら、いざというときには体を張って仲間を守り、血を流し激痛に耐えながらチームの為に根性見せる。そこまで死にそうな目に合いながら、しかし仲間たちに苦しい顔をさせ続けないんですよね。重苦しい雰囲気を吹き飛ばすような軽口を、いつもどおりの態度で飛ばしてみせる。演技じゃなく、本気だからこそ、ついついみんな深刻な顔を解いて、笑ってしまう。数いるウィッチの中でも、この子は最強のムードメーカーなんじゃなかろうか。そりゃ、こんな娘が居たら貴族だなんだと、AチームとBチームで張り合ってるのも馬鹿らしくなってくる。その意味では、やはりこの那佳ちゃんがノーブルウィッチーズの要なのでしょう。
今回もネウロイと殆ど戦うことなく、スパイ映画さながらのサスペンス・アクションな話でしたけれど、2巻と違って3巻はこれはこれで面白いなあ、と思えてきました。

今回、表紙でも那佳ちゃんが振るっている槍は、あの名槍【日本号】ならぬ、【扶桑号】。やっぱりこっちの世界だと扶桑皇国だから銘も扶桑なのね。あの槍って、黒田家じゃなくてその家臣の母里家のものだったんじゃないか、と思ったら、この時期には紆余曲折あって確かに黒田家に渡ってたのか、知らなかった。

シリーズ感想

ストライクウィッチーズ アフリカの魔女 ケイズ・リポート 3 3   

ストライクウィッチーズ アフリカの魔女 ケイズ・リポート3 (角川スニーカー文庫)

【ストライクウィッチーズ アフリカの魔女 ケイズ・リポート 3】 鈴木貴昭/島田フミカネ:本文イラスト:飯沼俊規 角川スニーカー文庫

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マルタ島の激戦から数日。そこで浮き彫りになったネウロイの不可解な出現パターンから、サハラ砂漠を突破して襲来している可能性が浮上する。この危険性に、各国が連携し大規模な偵察作戦を展開。次々と届く情報の断片からケイが大型ネウロイの新たな進化に気づいた時、最悪の場所が襲撃されるのだが―「ふん、地味な戦いに飽きてきた所だ」。待望の外伝第3弾、アフリカの空が戦火に染まる時、マルセイユが最高の輝きを放つ!
アフリカ戦線にとどまらない、まさにワールドウィッチーズ。
当然のことなのだけれど、戦争というものは一つの戦場で完結しているものではなくて、どこかで起こった戦闘がそのまま全く別の遠く離れた戦場に波及し、戦局全体に影響を及ぼしていくという事が当たり前のように起こるわけです。ついつい、視点を限定して一個の戦場ばかりに注視して一喜一憂してしまうのは現実でもフィクションでも大いにありがちな事なのですが。
なぜ遠く、扶桑やリベリオンのウィッチたちが欧州に派遣されているのか。また、各国のウィッチたちが自分の国だけではなく、違う土地で飛び回っているのかを鑑みると自ずと答えとなっているのです。伊達や酔狂で送り込んでるわけじゃなく、回り回って自分のところに悪い波が来ないように切実かつ現実的な考えによるものなんですね。
しかして、まずはかの有名なマルタ島の戦いであります。アニメ版でもマルセイユがゲスト出演したことで有名なマルタ島の戦いですが、あれは二度目の戦い。すでに一度、マルタ島を舞台にした激戦が繰り広げられたことはアニメ作中でも語られていましたが、本作ではその第一次マルタ島防衛戦の激闘が描かれています。のちに第504統合戦闘航空団「ARDOR WITCHES」の隊長となるフェデリカ・N・ドッリオが事実上ウィッチを引退することになる重傷を負うことになるほどの激戦で、それこそ近隣から投入可能なウィッチや海空軍戦力を根こそぎ動員されるほどの規模の戦いとなっています。それだけ、連合軍が総力を投入するのも当然で、マルタ島の位置を地図で確認してもらうとわかるのですが、まさに地中海の要。ここを抑えられると、アフリカ戦線そのものが根こそぎ崩壊し、さらにはイタリアから南欧戦線まで共倒れしていきそうな、まさに要衝地なのです、マルタ島って。史実でも、この島の攻防が欧州戦線のターニングポイントの一つとなっているほどです。
まあそれほどの要衝を、アニメ版ではあっさり奪い返され、その奪還をほぼ501だけに任せちゃうという、結構無茶苦茶な事をしてるんですけどね。第一次防衛戦で投入された戦力規模や死命をかけて送り込んだ補給「ペデスタル作戦」を考えると、ちょっと考えられないんですけれどw
ちなみに、このケイズレポートの2巻では、そのペデスタル作戦がこれでもか、という濃さで描かれています。
ここで小憎い演出なのが、スムオス派遣軍のいらん子小隊からブリタニアのビューリングがゲスト参戦してる所なんですよね。史実では、ドッリオ隊長の元ネタの人をマルタ航空戦で撃墜したのが、まさにビューリングの元ネタの人なのです。それが、ストパンの世界ではドッリオ隊長の生命を救うのがビューリングになっているわけで、まさにストライクウィッチーズならではのネタだなあ、とニヤニヤしてしまったり。

さて、これもマルタ攻防戦を見てた時に疑問に思ったことなんですけれど、マルタ島ってネウロイの行動範囲外にあるんですよね。あのネウロイはどこから来たんだろう、と随分と首をひねった覚えがあるのですが、どうやら実際のウィッチーズの世界でもマルタ島に現れたネウロイについては相当に頭を悩ませたようで、空母を含めたかなり広範囲での索敵が行われることとなりました。第一候補地だったヒスパニア沖のバレアレス諸島には敵影見えず。様々な情報を検討した結果、おケイさんは一つの可能性に思い当たるのです。
ブレニム爆撃機はともかく、英国の長距離砂漠挺身隊 LRDGとかが出てくるとか、どんだけ美味しいんですかw しかし、これ見てると北アフリカ戦線はほんと、各国の協調がスムーズなんですよね。腰が一番重そうなブリタニアからして、フットワーク軽いもんなあ。将軍はともかく。これもおケイさん効果なのか。

ダカール、というとまず思い浮かぶのがダカール・ラリーのかつてのゴールであり、ガンダムなんかだと元地球連邦の首都なんかだったりするのだけれど、これも地図を見るとよくわかるのですが、アフリカ大陸の南回り航路における重要な中継地点なんですよね。スエズ運河が使えない現状からすると、太平洋をつなぐ航路の要衝の一つと言っていい。ちなみに、元はフランスの植民地だったので、ここの軍港には本国を失ったフランス海軍の艦艇が逃げ込んで、えらい悶着が史実でも発生しているのですが、このストパンの世界でも数ある自由ガリア政府の一つが居を構えた上に、戦艦リシュリューが鎮座していて、のちに第502統合戦闘航空団に参加するジョーゼット・ルマールが護衛に参加していて、ダカール軍港防空戦ではたった一人で孤軍奮闘することになります。
アフリカ戦線の最前線であるトブルクから遠く離れたダカール近郊に、新たなネウロイの巣が構築されようという危機。北アフリカ戦線も大事だけれど、さりとてアフリカ西岸を抑えられると、スエズとダカールというアフリカの両サイドをキメられることになるわけで、これまた致命的。このダカールでの戦いは、そこにいたウィッチがジョーゼットしかいなかった為に、数少ないガリアの海軍、航空戦力が死力を振り絞る戦いになっていて、戦闘機による体当たり攻撃で中型ネウロイを撃墜するような出来事まで起こってます。ジョーゼットも何度も被弾と弾切れを起こして、補給帰還と出撃を一日になんども繰り返すような状態で、途中でリベリオン海軍の救援がなかったらどうなっていたことか。
幸いにもアフリカを横断するような長距離移動は、ネウロイも大きな戦力を集中できなかったようで、ダカールは攻め切れないままリベリオンの救援により支えられ、巣が構築されそうだった拠点もブリアニア艦隊の攻撃に破壊される。これも、おケイさんの進言によっる大規模な索敵作戦が行われてなかったら、迎撃も後手に回ってアフリカ西岸を抑えられてたかもしれない事を鑑みると、結構危機一髪だった?
一方で北アフリカ戦線も、トブルクを迂回したイコニウムへの襲撃が行われて、トブルクを基地とするマルセイユたちアフリカ軍団も決断の時。
ここでの長距離移動用の大型地上戦ネウロイの登場や、ネウロイの巣と対峙する戦いが、のちのちのスフィンクス作戦へと繋がっていくことになるんだろうか。
まさにアフリカの北から西まで、あるいは地中海から大西洋を股にかけた対ネウロイ戦線の激戦の数々。今回は、色んな場所にスポットがあたることで、マルセイユの活躍も限定的なんですけれど、それってつまりマルセイユがどれほど凄くても彼女という存在は一人だけで、あっちにもこっちにも飛んでいけるわけではなく、同時に戦局を左右するような戦場はそれこそ各地に飛び散っていて、そこが崩れると友崩れでしわ寄せがあらゆるところに押し寄せてくる、という局面が幾つもあるわけです。それこそ、マルセイユだけでなく、あるいは501だけではない多くのウィッチが世界各地で死力を振り絞って戦い、人類戦線を支えている、というのがこの巻ではよく伝わってたんじゃないかしら。
近々、アニメでも新たな企画がスタートしているみたいですし、ちょうど【島田フミカネ THE WORLD WITCHES】という世界各国のウィッチが紹介された画集も発売され、とストライクウィッチーズも新たな局面を迎えているようで、さらなる世界の広がりがなんとも楽しみな昨今です。

しかし、ビューリングは格好いいのう。あとロンメル将軍、遊びに来すぎ! まあ、ほんとに忙しい時にはさすがに来なかったようですけれど。

1巻 2巻感想

ストライクウィッチーズ アフリカの魔女 ケイズ・リポート 2 4   

ストライクウィッチーズ アフリカの魔女    ケイズ・リポート2 (角川スニーカー文庫)

【ストライクウィッチーズ アフリカの魔女 ケイズ・リポート 2】 鈴木貴昭/島田フミカネ:本文イラスト:飯沼俊規 角川スニーカー文庫

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北アフリカ全域でネウロイの動きが活発化する事態が発生し、地中海交通の要衝であるマルタは危機的な状況に陥っていた!30日以内に補給が出来なければマルタは陥落、そうすると人類防衛の要であるトブルクも危なくなってしまうため、ケイの率いる統合戦闘飛行隊にも出動要請が。アフリカを救うためにマルセイユたちが、そして各国のウィッチたちが空を翔ける―!新ウィッチも多数登場、待望の外伝第2弾が登場。
ペデスタル作戦来たーーーー!!
アニメでは2期十話のマルセイユがゲスト登場する回でネウロイによって陥落していたマルタ島。アニメの中でも語っていたか、それ以前にも一度陥落しかねない危機があり、それを連合軍と近辺のウィッチ隊の激戦によって辛うじて防衛に成功する、という戦いがウィッチーズの世界でもあったのですが、それが史実でも行われたマルタ島救援作戦ペデスタル作戦なのです。
マルタ島は、地図を観てもらうとわかるでしょうけれど、地中海のどまんなかに存在し、ここを抑えているということは地中海の交通を確保しているということに繋がり、逆にここを抑えられるとスエズ運河を通したインド洋と大西洋の通路を遮断されると同時に、欧州と北アフリカの交通をも閉ざされることになり、必然的に北アフリカで戦っているアフリカ軍団をはじめとする連合軍は兵站を切られて戦闘力を維持できなくなってしまうのです。実際、この時期マルセイユたちが所属するアフリカ軍団は、燃料や糧食が欠乏しかなり無理なやりくりを強いられることになります。丁度、野上さんが漫画で描かれたハルファヤ峠の激戦はこのタイミングで、なぜあのタイミングでマルセイユのみが上空支援に現れたのかが、本作中で詳しく描かれてます。
まあ本作を読むと、なんでアニメでわざわざマルタ解放作戦にマルセイユが呼び寄せられたのか、という理由の一端も理解できるんじゃないでしょうか。
一方で、この時期は北アフリカではネウロイの大攻勢が行われており、上記したハルファヤ峠のみならず、北アフリカ全域で激戦が発生していて、マルセイユたちは現地を離れることができず、実は肝心のマルタ島救援作戦には参加していません。
その代わり、というわけではないのですが、今回の作戦にはメディア初登場なんじゃないかというウィッチがかなりの人数参戦お目見えします。
・エディタ・ノイマン少佐(カールスラント空軍第27戦闘航空団司令)
この人は、マルセイユの上官だった人で、作中でも直立不動で畏まるマルちゃんという稀少なシーンがお目に掛かれますw
他にも、
・ヴェンデリーン・シュレーア中尉(カールスラント空軍 北アフリカ・トブルク南方)
・フェデリカ・N・ドッリオ中尉(ロマーニャ空軍マルタ派遣部隊)
・エンリーカ・タラントラ准尉(ロマーニャ空軍マルタ派遣部隊)
・レジーナ・H・P・カーバー大尉(ブリタニア 空母ヴィクトリアス)
・リタ・A・ブラブナー大尉(ブリタニア 空母ヴィクトリアス)
・ナタリア・F・デューク中尉(ブリタニア マルタ駐留部隊)
・パトリシア・シェイド曹長(ブリタニア マルタ駐留部隊)
他に、名前は出ていないものの、空母インドミタブル所属の母艦ウィッチが二人居るはずで、人数だけ見ると相当数のウィッチが作戦に参加しているように見えるのですが……、マルタの駐留部隊は燃料欠乏の為にギリギリまで動けず、カールスラントの二人もユニットの航続距離の関係から迂回を強いられて、こちらも支援に相当遅れることになってしまいます。必然的に船団護衛は母艦ウィッチの四名に託さざるを得ず、いつネウロイが襲ってくるか分からない状況では、船団や艦隊の防空体制ってのは常に上空で待機している必要があり、ウィッチたちの消耗は加速度的に大きくなっていってしまうのです。アニメみたいにパッと戦場に飛んでいってやっつけて帰る、というわけにはいかず、ジブラルタル海峡を通過してからマルタ島につくまでの期間を常に警戒していないといけないわけですしね。
その上、本来このインドミタブル、ヴィクトリアスら空母と戦艦ネルソン、ロドネーなどを含む護衛艦隊はブリタニア本国艦隊所属の主力部隊であり、ここで損耗してしまうことは絶対に避けなければならない、ということで作戦上途中で引き返すよう定められているのです。
んで、起こるのが凄まじいまでの消耗戦。次々に襲ってくるネウロイの攻勢に、護衛艦艇や船団の船が沈められていきながら、這いずるようにマルタ島へ向かうという激戦中の激戦。
アニメじゃ沈められるためにただ浮いてるだけだった戦艦、巡洋艦、駆逐艦もここではまさに獅子奮迅の戦いを見せてくれると同時に、どれだけウィッチという存在が強力であると同時に、足りない少ない宝石のように貴重な存在だというのが身にしみてわからざるをえない展開なのです。そりゃ、世界各国からエースウィッチかき集めて囲うような統合航空戦闘団が、一部で激烈に非難されるのもわからなくもない。どこでもウィッチが足りてない状況で、それだけ戦力集中してしまったら、そりゃウィッチが居なかったり少なかったりして苦戦を強いられてるところは、なんであそこだけ、と思っちゃいますよ。このマルタ島補給作戦だって、あともう一人ウィッチが居れば、あともう少し航続距離のあるユニットがあれば、と歯ぎしりせざるをえない厳しい戦局でしたからね。
いやしかし、それにしても燃える。限りある戦力で、なおも目的地に到達するために最善を尽くし、死力を振り絞る将兵たち。ブリタニアの護衛艦隊から、扶桑とリベリオンの艦隊がエスコートを引き継ぐ展開は握った拳に力がはいるシーンでしたけれど、さらに扶桑の艦隊が第八艦隊で、司令長官が井川中将という、明らかに史実の三川中将がモデルなところがまたくるんですよね。
んで、ネウロイの猛攻に護衛艦隊はほぼ壊滅してしまい、まとまった戦力は扶桑艦隊のみとなった状況で、この船団直衛艦隊司令官のバーロー中将と井川中将の会話であります。
「こちら井川、我々が防いでいる間に残りの輸送船を連れて急いでくれ」
「いや、ネウロイを引きつけるのは我々の任務だ。レディたちのエスコートは東洋のサムライに任せた」
「侍の任務に貴婦人のエスコートは存在しない。それはブリタニア貴族の仕事だ」
「では、侍もそろそろエスコートのやり方を学ぶ時期が来たということだな。ようこそ、我々の主催する社交界へ」
 それを聞いて沈黙する井川中将。
 しばらくの沈黙の後、やっと通信が返ってきた。
「こちら井川、了解した。我々が貴婦人をエスコートする」
「よろしく頼む」
普通に聞いていても燃える展開なのですが、この第八艦隊が史実の第一次ソロモン海戦で見せた輸送船団というものへの対応と認識を鑑みると、一層の感慨深さを感じてしまうやり取りなんですよね。このあたりは、わざと第八艦隊持ってきたんだろうなあ。
あと、1つだけ気になったのが、この作戦に扶桑から参加した高速油槽船・東洋丸。いや、なんで「東洋丸」という名前だったんだろうな、と。別に史実では、特に取り上げられるようなエピソードのある「東洋丸」ってないんだよなあ……。【兵隊元帥欧州戦記】とか関係ないですよね?w

他にも、軽巡マンチェスターや駆逐艦神風、油槽船オハイオなどの個艦エピソードもタップリあり、またウィッチとの協同による対空戦闘、大型ネウロイへの戦艦の有用性など、見どころには事欠かず。
ウィッチがエピソードの主体となるストライクウィッチーズらしいお話を希望していた人にとっては微妙に不満が募るかもしれませんが、この世界観の実際の戦争の様子をがっつりと味わえる戦記モノとしては濃厚きわまる無く、自分としては大満足でした。こういうのもっと読みたいんですよー!
あとがき見る限り、鈴木さんも全然書き足りてないというか、もっと書きてえ、と唸っていらっしゃるご様子で……「最も長い撤退戦」とか、ぜひとも読みたいですよ? 読みたいですよ!?

しかし、あの主計中尉は本気で只者じゃなさそうだな、何者ですか、マジでマジで。

1巻感想

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10月かー、まだ結構先だなあ。結局、劇場版見に行かなかったんですよねー。これは映画館で見るべきだったんだろうけれど。

そういえば、ストパンというと、この紹介動画がもはや「凄まじい」といったレベルで、とんでもないんですよね。
この一連の動画みたら、殆どキャラ網羅した上で世界観から歴史まで把握できるんじゃないだろうか。一見の価値ありです。

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へえっ、アンドラって実在の国なんだ。知らなかった。欧州の小国というとリヒテンシュタインなどが有名ですけれど、ピレネーにこんな国があっただなんて。
さすがに、このアンドラの魔女は実在のパイロットをモデルにしたウィッチではないのですけれど、世界中に威名を轟かせるエース級ウィッチだけじゃなく、こうした名も無きウィッチもまた、ネウロイの脅威から人々を守るために日々奮闘しているという事実を語るにおいては、舞台が辺境の小国というのも相まって、実に素晴らしい構成だったのではないかと。

とまあ、今回の単行本はアフリカの魔女の続編、とはやや趣向を変えて、ストームウィッチーズの面々が盃を傾けながら、シェラザードよろしく知り得るウィッチの物語を語り合う、魔女たちの千夜一夜物語。
これ、本編関係ないんだけれど、戦場から離れたマイルズ少佐って、マジで美人ですよね。美人というか、気品ある淑女というか。いや、ラストの市場でお買い物でも、十分色っぽさを見せてくれていますが。

さて、第二編は「スツーカの魔女」。フレデリカ・ポルシェが現役時代のお話である。というか、ミハエル・シュミットとの馴れ初め話だ。何気にストパンでは数少ない男女カップルなんですよね、この二人。若いころのシュミットがもっそい美形なんですけど、なんでそれから何年も経ってないのに、シュミットおっさん化してるんだ? やっぱり、美化されてるのか?w

第三話の「アイガーの魔女」は、魔女が主役ではなく、アイガー北壁へと挑む二人の山岳家の極めて男臭いお話である。語り部がマイルズ少佐というのもいいなあ。
登山系の様々な要素を短い話の中にぎゅ〜っと凝縮されている、極寒のなかの話なのに、やたらと熱い物語になっている。しかし、あのRAFのトラフォード・リー・マロリー大将と有名な登山家ジョージ・マロリーが兄弟だったのは知らんかったなあ。
ラストのコマのヒラリーのエベレスト初登頂を、アタック隊の後方支援としてマロリーが担ったというのは、ある意味夢物語ですよね、これ。

第四話は「本能寺の魔女」。ウィッチの歴史が語られた中で、織田信長の小姓だった森蘭丸が実はウィッチで、本能寺の変で織田信長の脱出に尽力した、という話が以前どこかで語られたことがありましたが、そのエピソードを漫画化したのが、この話。ってか、中世版ストライカー・ユニットなるものが存在したとか。箒とは全然システムの違う仙具なのか、天狗下駄って。箒は普通の箒だもんなあ。

第五話は「市場でお買い物を」。司令部の判断を待たず、現場の独自判断で行う独断専行の軍事行動を、魔女たちは市場へのお買い物―ショッピング・イン・バザールへと称する。それは、はからずもパットン将軍が語った、軍人の戦いとはまた違った、人類の戦い。ネウロイの脅威から民間人を守るための戦いである。
というわけで、ストームウィッチーズの空陸全員が参加するオールスターキャストの地上戦。ゲストはアラビアのロレンス率いるエジプト軍、とアラビアのロレンスことトーマス・エドワード・ロレンス大佐も、このストパンの世界では存命なのか。正史においては第二次世界大戦前に事故死してる人なんだよなあ。

アフリカの魔女 ケイズ・リポート

ストライクウィッチーズ アフリカの魔女 ケイズ・リポート4   

ストライクウィッチーズ アフリカの魔女  ケイズ・リポート (角川スニーカー文庫)

【ストライクウィッチーズ アフリカの魔女 ケイズ・リポート】 鈴木貴昭/島田フミカネ:本文イラスト:野上武志 角川スニーカー文庫

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灼熱の大地、アフリカ。正体不明の敵・ネウロイに対する人類の防衛拠点であり最前線のひとつ。扶桑皇国の従軍記者・加東圭子は、あるひとりのウィッチを取材するため、この地を訪れていた。そのウィッチこそ「アフリカの星」「黄の14」と呼ばれる稀代のスーパーエース、ハンナ・ユスティーナ・マルセイユ。灼熱の大地を舞台に、今、新たな物語の幕が開く―。大人気アニメ『ストライクウィッチーズ』待望の外伝、堂々スタート。
どえええええ!? 連合軍第31統合戦闘飛行隊「アフリカ」の誕生って、こんなにグダグダだったの!? ある意味、スミオスの「いらん子中隊」よりもよっぽど酷いじゃないか。
いやあ、驚いた。漠然と見聞きしていた加東圭子が「アフリカ」の隊長になる経緯って、てっきり既にちゃんと成立した部隊の隊長をマルセイユに押し付けられたものだと思ってたんだが、これを読む限り扶桑陸軍のあんまりと言えばあんまりな不祥事のしわ寄せの結果、宙ぶらりんのままアフリカに送り込まれてきた、というよりも捨てられた? 放り出されてしまった整備中隊をおケイさんがゼロから引き受けて、一人で走りまわって各国の協力を取り付けて統合戦闘飛行隊に仕立てあげちゃったという、これ殆どおケイさんが一人で立ち上げたようなもんじゃない。そりゃ、マルセイユも丸投げするわ。そりゃ、事務仕事とか面倒くさいの押し付けたかったのもあるんだろうけど、あれよあれよとゼロから部隊作っちゃったような手際見せられて、しかも階級も上と来たらそりゃコイツに隊長やらせときゃ、事務から逃げられる以上に楽出来るぞ、と思うよなあ。
上にも顔が利く交渉上手と言えば、504のフェデリカ・N・ドッリオ少佐が思い浮かぶけど、どうしてどうして、おケイさんの口八丁手八丁は百戦錬磨じゃないですか。しかも、これ自分の扶桑海戦役でのスーパーエースとしての名望は一切使わず、主にマルセイユのプロマイドや写真を交渉材料に立ち回っていたというのだから面白い。彼女の写真、独自の市場価値が出始めて、戦国時代の茶器みたいな効果まで出始める始末、面白い面白い。
そんなおケイさんの目を通してみるマルセイユも、なかなか興味深い。付き合いが深まるに連れて、最初はどこか神秘的でどこか手を触れるのを躊躇ってしまうような深奥と儚さを併せ持ったような印象だったのが、歳相応のヤンチャでプライドが高くて気分屋で陽気で子供っぽくてお茶目なところのある、可愛い女の子としての一面が見えてくるのだ。おケイさんも、当初は多分に憧憬を含んでいたマルセイユのこと、段々とヤンチャな妹みたいに扱いだしてるんですよ。ああもう、可愛くて仕方ないんだろうなあ、というのがすごく伝わってくる。他のメンバーの稲垣真美も、素直で純朴な妹分でかわいがっているし、ライーサの事もあれで結構面白がってるのが透けて見える。現役時代には挫折を味わい、魔女として辛酸を舐めてきたおケイさんだけれど、この「アフリカ」の隊長職はすごく楽しそうで、充実しているように見えて、何ともよかったなあと思うばかりである。
姉御肌、ってわけじゃないんですけどね。わりと飄々としていて屈託がなく、国の境や階級の上下無くすッと懐に潜り込んでしまうようなところがあって、この時期のアフリカみたいにごちゃごちゃと国際色ゆたかで混沌としている戦場は、彼女には打って付けだったのかなあ。

また、彼女の口から回想として語られる他の魔女たちの話も、いいんですよね。プロフィールはみんなそれなりに知識として知っているものの、おケイさんの口から語られるそれは、ちゃんと生の魔女の人となりを感じさせてくれるのです。魔のクロエこと黒江綾香なんかも、台詞一つナイにも関わらず、ああこの人ってこういう人だったんだ、というのがエピソードから伝わってくる。
ストライクウィッチーズの世界観を、直に感じられたみたいで、ちょっとワクワクさせられました。

野上さんの漫画「アフリカの魔女」とも共通するところがあり、ってそりゃ当然か。あの主計中尉が何故送り込まれてきたのか、なんて裏事情もさらりと載ってたりして、両方比べて読むと新しい発見もあるかも。
そう言えば、ロンメル将軍、ストパン媒体ではここが初登場じゃないのかしら? モンティとパットンは漫画の方に出てましたけど、ロンメル将軍は姿見なかったもんなあ。

いやあ、想像以上に面白かったです。コレに乗じて「アフリカ」のみならず、他の統合戦闘団の話とかも小説で読んでみたいです、はい。

ストライクウィッチーズ アフリカの魔女4   

ストライクウィッチーズ アフリカの魔女 (角川コミックス・エース 358-1)

【ストライクウィッチーズ アフリカの魔女】  野上武志 角川コミックス・エース

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公式同人誌として世に出ていた【アフリカの魔女】、【砂漠の虎】に書き下ろしの【書類戦争の魔女】が付け加えられて、ついに商業版として登場の【ストライクウィッチーズ アフリカの魔女】 。冒頭の序章なんかもこれ、書きおろしか? 同人誌版のアフリカの魔女では見ませんでしたし。総集編版は見てないしなあ。ってか、マイルズ少佐のフルネームが出てますよ!!!

殆ど女性がメインとなっているストライクウィッチーズの各シリーズの中で、唯一といってイイくらい男臭いのが野上さんが手がけるこのアフリカ戦線シリーズである。唯一通常兵器が通用し得る戦線ということで、魔女ではない普通の男の軍人たちが、魔女たちと肩を並べて戦っている戦場を描くこのシリーズ。熱い、とにかく激熱なのです。

男連中の台詞は、魂を揺さぶる名台詞の数々。

シンプソンくん要約してくれ。この心躍る状況を!

我々が全滅するまであと30分――
我等が女神到着まで1時間――

なにか問題があるかね?


【アフリカの魔女】におけるハルファリア峠の激戦は胸熱なんてものじゃありません。史実では枢軸と連合が地獄の釜を開いたような戦いを繰り広げたこの場所で、国の境なくネウロイと戦う人類軍。蹂躙される英国兵を、ドイツ兵たちがトミーを助けろ!と叫びながら援護するシーンなんぞ、泣けてくるくらい。
アニメ本編ではなかなか味わえなかった「死戦」が、人類の存亡がかかった戦いという実感がイヤというほど味わえるのです。
でも、その戦いは絶望の戦いではなく、希望をたぐり寄せるための戦いだというのが伝わるのが、次の【砂漠の虎】におけるパットン将軍のこのセリフでしょう。
この戦いは軍人の戦いではない。人類の戦いだ。

あがりを迎えた一人の元魔女と、彼女をずっと追いかけ見守り続けた男の、戦場に花咲く愛の物語。なぜ、まだ幼い少女でしかない魔女たちが、銃を取り、死が満ち溢れる戦場で戦い続けるのか。まだ戦う理由が見つけられない新兵の魔女であるシャーロットが、フレデリカとミハエルの姿を通じてその答えを見出し、無垢で何も知らない女の子から一人の女性に花開くこの物語は、同時に魔女に戦わせて何の力にもなれない男たちの悲哀と、そんな男たちの愛情を受けているからこそ戦える魔女たちの、それぞれの戦争が描き出された物語だ。
そう、これこそが
これこそが「人間の戦い」なんだって事を―!


書き下ろしの【書類戦争の魔女】は、現場ではなくデスクワークのお話。ウィッチーズだって軍隊という巨大官僚組織の一員である以上、膨大な事務処理作業からは逃れられません。隊長職ともなれば、様々な決済や手回しててんてこ舞い。このアフリカ軍団で加東圭子が隊長を務めているように、幾つかの総合戦闘団でも上がりを迎えた元魔女が引き続き隊長職を継続して務めているのには、前線での戦闘以外でも地上において重要な戦いを繰り広げる必要があるからでしょう。まあ、マルセイユにこれをやれってのが無理だよなあ。
そんなてんてこ舞いの加東さんのもとに送り込まれてきた救いの神が、主計中尉の金子さん。この人、いいキャラだなあ。おケイさんも言ってるけれど、こういうタイプは日本…扶桑陸軍には珍しいはず。年下の小さい女の子のウケがいいというのもよくわかるんだが、おケイさん、その誤解は色々と可哀想すぎるぞw

ロシアは南から攻めるべし。  

と、解説でのたまっていたのは【アイドル達と昭和日本】23話のりっちゃんでしたが、史実のみならず様々なシミュレーションゲームでも適用できるように、この格言は【ストライク・ウィッチーズ】の世界観でも当てはまるんだなあ、とこの動画を見ながら思ったのでした。



年末に紹介した解説動画の後編、年明け早々に来てましたよー。47分って、長いよ!! でも、見てる間は面白くて気にならなかった。中編でもわずかに触れていた505JFW<ミラージュ・ウィッチーズ>の詳しい話が触れられているのだけれど、やっぱりここの戦歴は異常にハードw
他の統合航空戦闘団のメンバーが大国の有名なエース揃いであるのに比べて、ダキアやギリシャなどの東欧の小国出身のエースが集っているのがまた異彩を放っているんですよね。熾烈な撤退戦のさなかで自然に集まってきたメンツというのもまた燃えます。
今のところ詳しい情報が出てるのは505までなんですよね。次の巻あたり、マイティウィッチーズあたりの情報が出てきて欲しいところですけど。サイレントウィッチーズは、むしろ知りたくないようなww

ストライクウィッチーズ キミとつながる空3   

ストライクウィッチーズ キミとつながる空 (角川コミックス・エース 300-1)

【ストライクウィッチーズ キミとつながる空】 京極しん 角川コミックス・エース

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京極しんって名前に覚えがあると思ったら、【ほうかご百物語】の挿絵の人でしたか。この人のほやほやとした絵柄は前から好きだったんですよね。んで、その人が描く、アニメ第一期と第二期の間の時期における旧501統合戦闘航空団のメンバーのおはなし。

第一話「ガリアの復興」
軍を離れて、奪還したガリアの復興事業に参加するペリーヌとリーネ。この時期だったか、ペリーヌに第506統合戦闘航空団ノーブル・ウィッチーズの参加要請があったのは。結局、ガリア復興を手伝いたいと辞退したそうだけど、ペリーヌたちって具体的に何やってたんでしょうね。アニメやこの漫画でやってることを見ると、どうも解体現場の現場監督をやってるようにしか見えないんだが(苦笑
まあでも、ガリア復興事業の広告塔になって、ガリア支援の機運を盛り上げてるってなら、大いに役に立ってるのだろう。
ところで、この回に登場してるブリタニアとガリアの魔女たち、誰が誰かわからないんだけど、具体的なビジュアルイメージが固まっている以上、それぞれにちゃんと設定はあるんだろうなあ。
リーネのお姉ちゃん、あんた人妻のくせに旦那は放ったらかしですか?


第二・三話「アフリカの地で」
というわけで、シャーリーとルッキーニがアフリカで何をやってたかっつーお話。あーー、あーー、アニメ第二期でこの二人がアフリカ軍団から逃げ出して、ロマーニャに来たという話、さすがにこれは大丈夫なのかと思ってたんだが、そういう立場だったんなら逃げ出すわなあ(笑
むしろ、逃げ出す機会を狙ってたんじゃないだろうか。マルセイユが現れた時、シャーリーもルッキーニも別に慌てもしてなかったけれど、これがお圭さん、加東圭子隊長だったら大慌てで逃げ出してたんじゃないだろうか。しかしルッキーニ、お圭さんを垂れ乳呼ばわりした罪は万死に値する!!
ところで、この回でアフリカ隊の稲垣真美が担いでぶっぱなしてるのって、ボフォース40ミリ機関砲じゃなくて……88ミリ高射砲。アハトアハトですよね。怪力にも程があるよなあ。


第四話「スムオスから聴こえる声」
サーニャとエイラは特に所属なくスムオスからオラーシャ方面を自由に転戦していたのね。一時期に比べて、スムオス方面は戦況が好転してるのか。あの統合戦闘航空団の原型になった「いらん子中隊」の面々、1939年代に活躍していた彼女らが、今どうなっているかは殆ど不明なんだけど(ウルスラ・ハルトマンだけは、アニメ第二期でも登場して、技術者として本国で活躍していることが描写されていた)、ここでまさかのあの人の動向が……。
第507統合戦闘航空団「オーロラ」。通称サイレントウィッチーズ。ここは、スムオス義勇独立飛行中隊が前身の部隊というのは書かれてたけど、やっぱりあいつ、ここに居たのか。迫水ハルカ!
この部隊、どうやらもう、魔窟に成り果ててるみたいだなw ここに入ったらもう貞操は諦めた方がよさそうだw
ところで、ニパさんはなんでスミオスに帰ってるのー?


第五・六話「カールスラントの幽霊」
元ネタは第二次大戦中に噂になってた幽霊戦闘機(フーファイター)か。
ここに、カールスラントの昼夜両トップエース揃い踏み。ナイトウィッチにして百機を超えるネウロイを撃墜しているトップエース、ハイデマリーが登場ですよ。この人も何気に人気だからなあ。ナイトウィッチの傾向かもしれないけど、サーニャと同じ儚いタイプだよなあ。夜王じゃないんですよね、夜王じゃ(笑
そしてもう一人、ヘルマ・レンナルツも登場。ははー、バルクホルン好き好きの彼女を直接本人と合わせるとこういう化学反応になってしまうのか。二人が揃ったら、ハルトマンでもあしらうの大変そうだなーw まー、わんこみたいで可愛い小娘である。


第七話「扶桑で醒める光」
坂本少佐が、烈風斬の着想を得るお話。となると、相手はやっぱり扶桑魔女屈指の剣の使い手だった黒江綾香になるのか。やっぱ黒江さんはかっけえなあ。
ところで、陸軍のテストパイロットをやってる黒江。今、テストしているのはP51のC型って……なんで今更C型のデータ取ってるんだろう。シャーリーなんか既にD型装備なのに。
三式飛燕にマーリンエンジンを載せる計画でもあるんだろうかしら。


第八話「この空の下で」
締めに温泉回を持ってくるのだから、マメだよねえ。雑誌掲載時は湯気が仕事をしていたそうだけど、単行本では完全に排斥されてしまっています、湯気さん。
気合入ってるというか、妙に肌がここだけ艶っぽく描かれてるよ。リーネちゃんが独りだけ頭一つ抜けて体つきがエロいんですが。もっさんや何気にいい身体してるよなあ。それに比べてペリーヌの貧相な(涙 なんか、宮藤よりも可哀想なことになってません?ww

そしてどうやら、リーネちゃんのスリーサイズは、お姉ちゃんのウィルマをも再起不能にする数値であるらしい。遺伝じゃなかったのか。スタンドアローンだったのか。貴重だな、人類の遺産だな。

ストライクウィッチーズ2 1.伝説の魔女達  

ストライクウィッチーズ2  (1)伝説の魔女達 (角川スニーカー文庫)

【ストライクウィッチーズ2 1.伝説の魔女達】 南房秀久/島田フミカネ、京極しん 角川スニーカー文庫

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実にオーソドックスなノベライズ。1話から6話まで。
この作者さんは、オリジナルストーリーを書いている時と、放映された話を書くときとではずいぶんとテンションが違う気がするなあ(苦笑
もうちょっと話を濃く書く事は可能だと思うんだけれど、あんまり手を加えないように指示されているんだろうか。個人的には、本格的に仮想戦記化されたストパンを読んでみたいところだけれど……商業本でw

とはいえ、放送見てるだけじゃわからないネタや設定も小説版で、チラチラと書かれているのでそれに触れてみると……。

・土方兵曹の本名は土方圭助。正式に坂本少佐の従卒を務めているらしい。
・坂本少佐と宮藤芳佳を乗せた二式大艇は、ユーラシア大陸経由ではなく、ハワイを中継してリベリオン大陸を横断して地中海まで飛んだ模様。
・その際、ハリウッドでちゃっかりエリザベス・テイラーと記念写真を取ってる宮藤w
・ミーナ中佐は、第二話で皆と合流してからではなく、すでにヴェネチア陥落後、すぐに501JFWの再編のためにガラント少将を巻き込んで各国に働きかけていたらしい。
・小説版では、烈風斬の技名には宮藤芳佳、微妙な反応。
・土方兵曹は、501JFW再編後は二式大艇でもって扶桑から支援物資を輸送する任務についているらしい。扶桑産の嗜好品などは、どうやら土方兵曹が運んでいるっぽい。
・ルッキーニは箒で空が飛べる。それも、ストライカー装着レベルで。芳佳、リーネ、ペリーヌが坂本少佐の訓練を受けているのに、ルッキーニは放任なのはどうもミーナの指示らしい。
・ロマーニャ政府は、お姫様からの訓示があるまで、501JFWへの補給はかなりいい加減に放置していた模様。基地の物資不足はこのへんが原因か。
・ローマでルッキーニが大暴れしている頃、ミーナ中佐は基地で不憫なことになっていたらしい。この娘、ハゲそうだな。

ミーナ中佐の二期での不憫さは、どうしてこうなった、というレベルだもんなあ。もうちょっと労ってあげなさいよ、みなさん。

ストライクウィッチーズ2 第2話 「伝説の魔女達」  

激燃え!! いやこれすげえわ。戦闘シーンのクオリティがヤバすぎる。あれれ? 一期ってここまで凄かったっけ、と思うくらい。勿論、要所要所ではそそるシーンが欠かさずあったのだけれど、二期の1話/2話についてはそのそそるシーンが戦闘シーンでは一切途切れないんですよね。
単に興奮しているが故の錯覚かもしれませんけど。でも、細かいところまでこだわりが行き届いていて、もう素晴らしい。言ってしまうと、二式大艇の被弾したエンジンの止まり方とか、急降下の際のパイロットの片手でハンドル、片手で上部のレバーを押さえている挙動とか、二式大艇の上部ハッチから芳佳が離陸した際の機体?の流れ方とか、逆に着水してる二式大艇から、急上昇するときの弧を描いた機動とか、もういちいちこだわりが行き届いてるんですよ。素晴らしいったらありゃしない。リットリオの一斉射ですら、あれちゃんと弾道が相互干渉しないための微妙は発射時間のズレ、再現してたんじゃね? ヴェネチア艦隊一斉回頭のシーンも、船体がグググッと沈んで傾いてるんですよね。他にも細かいところ一杯。もう見てて楽しくて仕方なかった。

二式大艇で渡欧、ロマーニャ近海のアドレア海上に辿り着いたところで大型ネウロイと遭遇した芳佳とさかもっさん。被弾した大艇を急降下させて敵の攻撃をしのぎ、地元ウィッチ隊の救援を仰ごうとしたところ、その前に……ヴェネチア艦隊きたーー!!
このストパンの世界のイタリアは、なんと統一されてないんですってね。そのためか、イタリア王国期とは別に、聖マルコのライオンがデザインされた旗が。と言っても、正確にはヴェネチア共和国旗じゃなくて、聖書の代わりに剣を持った有翼のライオン。イタリア軍艦旗にデザインされているヴェネチアを象徴するライオンをモチーフにした旗みたいですね。歴とこのデザインの旗はあるんだろうか。さすがに詳しくないのでわかんないですが。
ともかく、麗しのイタリア艦隊ですよーー! そりゃあ史実では結局活躍らしい活躍も出来ないままでしたが、艦隊保全主義などこの世界では無用の産物。戦いますよー、イタリア艦隊が。
我らが海マーレ・ノストロ最強の戦艦、リットリオ級きたーー!! もう、この辺大はしゃぎ(笑
だってリットリオですよ、リットリオ。そりゃ防御力に難ありとか、一分間の発射速度が遅すぎ、とか色々言われますけど、近距離なら大和の装甲すらぶち抜くと言われる高初速砲は魅力ですよ。なによりあの美しい船体。動いてるの見ると、惚れ惚れするわー。
そのリットリオから放たれたのは、対ネウロイ用焼夷弾。対空戦にも関わらず、すげえ命中率だ。完璧に捉えたぞ。まあ、件のネウロイは殆ど低速でしか動いていないようなので、狙いはつけやすかったのかもしれないけど。弾頭は時限信管式なのか、VT信管だったのか、見事にネウロイの直前で炸裂してる。
しかも、リットリオ艦長油断してない。すぐさま、「次弾・徹甲!」と続けての攻撃を命令。
しかし、この髭の提督、艦長なのか? どうもこの艦隊はヴェネチアの第一戦隊らしいので、リットリオ(もしくはヴィットリオ・ヴェネト。まさかローマ(ロマーニャ)じゃねえだろう)艦長が戦隊司令官を兼任しているのかもしれないけど。
そして、リットリオ級のみならず、他の艦隊からも一斉に砲撃が。二連装砲塔!? ザラ級重巡なの、もしかして! うわっ、初めて見た、ザラ級!!
でも、坂本さんいわく、あの攻撃じゃ大型ネウロイには通用しないのだという。魔力の篭った弾じゃないと、リットリオ級の38センチ砲ですらコアまで貫かないのか。でも、坂本さんの言い方だと、大型ネウロイでなければ、中型より小さいネウロイ群なら、ガチンコでやれるっぽいな。
ネウロイの反撃、ビームによって次々と艦隊が被弾していったけど、あのビーム、威力的にはこの時代の普遍的な急降下爆弾並みか、それ以下っぽいな。薙ぐように飛んでくるビームを躱すのは至難だけど、逆にいうと一点照射じゃないわけで、その分被害は少なくて済むのかも知れない。被弾していた駆逐艦も、大破であって撃沈されたわけでじゃなく、行き足が鈍っていても自力航行できてたみたいだし。……それとも、最初に直撃うけた奴、爆沈したのか?(汗
ああ、でも結局イタリア艦隊は無力かー。悔しいな。これで大型ネウロイが小型どもでも引き連れてたら、やつらは我々に任せろ、みたいに活躍の場もあったかもしれないのに(w
それでも、今回は土方さんを筆頭に、紫電改の担当技術者の人やヴェネチア艦隊の司令官をはじめとして、男どもの出番が多いのが嬉しい。みんな、相応にカッコいいし。逆に男連中が毅然とした軍人をやっててくれるので、そんな彼らが絶大な信頼と賞賛の目を向けるウィッチ隊が余計に引き立つんですよね。この点は一期に比べてより素晴らしいところなんじゃないだろうか。

ヴェネチア艦隊大ピンチ! 要請していた地元ウィッチ、ロマーニャ空軍のウィッチは……航続距離不足!? うぉおい! そういうところまで一緒なのかよ!
ちなみに、この時代、イタリアのみならず大方の欧州の航空機は非常に航続距離が短いんですよね。バトル・オブ・ブリテンでドイツ軍がイギリスを攻めきれなかったのは、様々な要因があるにしろ、戦闘機の脚が足りなかったというのは間違いなく大きな理由であり、当の様々な要因へと派生する原因でもあったわけで。しかし、まさかここで航続距離問題の煽りが襲い掛かってくるとは。

坂本さん、回想で自分のシールドの状態を確認しているのですが、決して威力が高いとは言えない南部拳銃の弾丸すら受け止められない状態、もうこれはシールドは無いも同然なんだな。
そんな状態にも関わらず、出撃を決断。芳佳に止められるものの、どうやら特攻というわけではなくきちんとした勝算があるらしい。納得した芳佳は、自分も出撃すると坂本さんに請い、先行して出撃することに。

おおっ、でっけえシールドだ! 二式大艇狙ったビームを弾いた。第一期よりも明らかに強化されてる。って、紫電改の魔導過給器が損傷!? さすがは誉エンジン! なんて壊れやすい!
あれ? でも紫電53型って言ってたな。だとすると、ハ43に換装したタイプ?

坂本さんの支援は無くなったものの、怯まずヴェネチア艦隊救援のために、ネウロイの注意をひきつけるために、艦隊の間際を飛翔。うおおっ、このアングルかっけえ。救援の気づいた艦隊の歓声も、場を引き立てる。「どこのウィッチだ!?」。この問いかけに、すぐに扶桑のウィッチと答えるのではなく、「白地に太陽と月のマーク! あれは扶桑のウィッチです!」。
ちゃんと前置き置いてくれるのが素晴らしい! 海戦で、敵艦発見でもピンチに味方の救援が訪れた時でも、まず旗の形状・マークを報告してから所属を告げるのは王道だ!
これは燃える!
そして艦隊に向けられ放たれたビームを、先ほどを上回る巨大なシールドで四方八方に弾き散らす芳佳。うおお、艦隊から見た八方に飛び散る赤いビーム、これはまさしくライジング・サン!! なんちゅう演出だ!!

芳佳に退避を促されて、悔しがりつつも素直に応じる司令官。いや、副官は艦長っつてるけど、司令官でしょう。全鑑16点回頭、全速回避! 戦場から撤退していくシーンにも関わらず、艦隊運動が流麗で、めちゃめちゃかっこいいんですよね。結局やられっぱなしだったけど、ヴェネチア艦隊、よくやった。素晴らしかった。ひゃっほーーい!

ネウロイ直上に達した二式大艇から、坂本さん、ストライカーユニットも装着せず、飛び降りたーー!? しかも、白スク!? いかん、ここ爆笑してしまった。新生坂本さんは白スクでしたよ! 何から何までおかしいのに、ストパンだからOKってのはすごいよな!
そしてそのまま、ネウロイのビームを刀で斬ったーー!? さらにネウロイ貫いた!?
ちょっ、ちょっ、坂本さん。「必殺、烈風ざぁぁぁぁん!」って、世界観が違う違う!! 戦力外通告ウケてたくせに、なんでパワーアップして帰ってくるんだよ(笑
坂本さん、戻ってくるにしろどう活躍するんだろう、足手まといなんじゃないか、と思ってた自分が恥ずかしくなるわ! さすがは坂本さんだ。
しかし、刀に烈風丸って……。うーん、じゃあ新型ストライカーユニットはまず間違いなく烈風じゃないわけね。んん、じゃあ紫電改がわざわざ53型と型番を表明してたのはこれがあったせいか。53型のハ43エンジンって、予定では烈風に搭載されるのと同じエンジンだったんですよね。それつながりってことなんだろうね。

ところが、やっつけたと思われたネウロイが、再生していく。体内でコア移動って、そりゃ厄介だ。コア確認できるのって、坂本さんの魔眼だけなんだよね。彼女が細かく指示しないとコアの位置が把握できない以上、大型ネウロイの全身を破壊しないといけないってことだし。再生速度が旧来型の二倍以上となると……。
もしかして、今回登場したネウロイってシリーズ通してもかなり強力な部類なんじゃないだろうか。この後、旧501JWFのメンツが集結して一斉攻撃しかけるわけだけど、みんな固有魔法を駆使してまで攻撃してるんですよね。これって、坂本さんは除いて、11機が揃わないと倒せなかったって事なんじゃないだろうか。こんなのがしょっちゅう出てきたら厳しいよ、
くわあ、ドイツ三人娘はかっけえなあ。ビシッと引き締まる。
「フォーメーション・C(カエサル)!」
おっ、紫電改も直った! 整備兵、えらい! ここの出撃シーンもすごいな。紫電改の魔道エンジン出力がゼロ式とは桁違いというのが、一目でわかる。
そしてこっからの総攻撃は一話の冒頭でやってたやつ。バンクとはいえ、やっぱり燃える。というか前後がはっきりしているせいでなおさら燃える!!
仕舞いは……また坂本さんかーー!! ネウロイの拡散ビームを、躱す躱す! そして、避けられない巨大ビームは……ぶった切る!!
ついでに、ネウロイ本体もコアごとぶった切る!! ちょっ、強い強い強すぎる!!(笑
烈風丸すげえ!
魔力減衰に悩んでた一期のころより、明らかに坂本さん最強になってるよ。

戦闘終了後、改めてみんなで再会を喜ぶ。シャーリーとルッキーニ、アフリカ軍団抜けだしてきたのかよ(笑
うわっ、でた淫獣芳佳。さっそくリーネの胸揉んでたぞ! ゆがみねえなあ(笑
ミーナ中佐の事前の手回しで、501統合戦闘航空団、ここに北イタリア戦線を支えるために再結成。って、今度はガラント少将が上役かよ。アドルフィーネ・ガラント少将、登場してくれたら嬉しいなあ。


というわけで、大満足の第二話。大満足どころじゃない、恍惚の第二話でございましたよ。もう、めちゃくちゃ楽しかった。もう素晴らしいったらありゃしない。こりゃあ期待以上でした。第二期、このまま行ったら一期を上回る傑作になりそうですよ。あー、毎週こりゃ楽しみだ。

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時代は変わったものだから。  

サンレッドの先例があったとはいえ、今期のニコニコ動画の新規アニメ放送ラッシュは凄いなあ。毎週、最新話放送してくれるんだから、もうテレビ要らないんじゃない?

というわけで、ストパンや学園黙示録など見てますよー? ストパン第二話は金曜日か。待ち遠しくて仕方がない。

なので、公式サイトであがっている次回予告を眺めてたんですが……あれ?
これ映像、放送版とはまた違うのですけれど、ここで映ってる戦艦、そうネウロイに向かって斉射してる戦艦、これ大和じゃないですよね? 大和はまだ扶桑のはずだし、なにより前檣楼の形や副砲の位置、三連装砲塔の形とかが明らかに違う?
っていうか、これリットリオ級じゃね? 掲げてる国旗はロマーニャ公国のものに見えるような気がするし。
うわーーっ、もしかして出てくる艦船、大和だけじゃないのか? 前期は赤城だけで、あれはあれで素晴らしかったけれど、ちょっと物足りなかったもんなあ。
しかも、イタリア戦艦? イタリア戦艦なの? リットリオなの!? いや、被弾したらしく煙吹いてたけどさ。
やばい、これはちょっと二話楽しみすぎる♪



↓何気にこれ、芳佳の背景にあるの二式大艇なんですよね。もしかして、以降の巻にも航空機や艦船が映るんだろうか。

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そう言えば、二期ってもう時期は決まっているんだろうか。  

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というわけで、予約開始。アマゾンだと27,195円かー。もう一声、というのは贅沢か。元が36,750円だもんなあ。なになに? ライブビデオが150分って、これなによ!? 

二期には竹井醇子さんが登場するというので楽しみにしているんですが、そういえば原作の島田フミカネ氏のHP、この3月に入ってからまた新キャラクターのデータがぞろぞろと出てきてますよー。
ポクルイスキンとなーー!!! し、渋い渋いーー。
そろそろ加藤、じゃない加東さんもどんなのか見たいところ。ぶっちゃけ、扶桑陸軍航空隊のユニフォームは、海軍のそれよりかなりエロいんだよなあ。

ストライクウィッチーズ アフリカの星  

ストライクウィッチーズ アフリカの星

メロンブックスで予約していた分が今日到着。
やっべえ、これベタなだけに王道で…つまるところ、泣いた!
確かにSWなんだけど、おっさん率が高い上に、漢率がえらいことに、まさにえらいことに。
だいたいね? ハルファヤ峠をカールスラント・ロマーニャに加えてブリタニア軍が守ってる、死守というシチュエーションが死ぬ。さらに指揮官が予備役の少佐ときた。この人、業火の牧師じゃんよ!。
そして、もはや主役としか言いようのない<アハトアハト>
もう完璧。パーフェクト。素晴らしい。
余は満足であるよ?

さて、これまでは小説版で僅かにその存在が触れられていただけの、陸戦型機械化魔導歩兵もお目見え。
キャタピラ履いてるっつーから、てっきりガンキャノンみたいなのかと思ってましたけど、むしろローラーブレードみたいな感じでけっこう速そう。装備している脚がマチルダなのか、クルセーダーなのかは気になるところだけど。

設定資料等はそんなに無し。でも、なかなか興味深い内容もあり。やはり、ブリタニアは501に意図的に新人であるリーネを派遣していた模様。
さらに、どうやらシベリア方面にも新たなネウロイの攻勢が始まっており、扶桑本国の方も遠方の火事とはいかなくなっているらしい。

しかし、この規模だとネウロイとの戦争ってアニメだけで片付くようなもんじゃないよなあ。これ、今やってるアニメ終わっても多方面に拡大していくんだろうか。


アフリカの星  

世界各国の著名なエースパイロットがモデルとなった少女たちが活躍するストライクウィッチーズ。
だというのに、あの天才の名前が聞こえない。見当たらない。

【黄色の14】【見越し射撃の天才】【アフリカの星】

ハンス・ヨアヒム・マルセイユ。

マルセイユはどこだ。アフリカの星はどこだ。と、密かに唸っていたところ。
やはり、いましたおりました。


【ストライクウィッチーズ アフリカの魔女】

……気がついたら予約していた今日この頃。
 
12月1日

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(アース・スター コミックス)
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(メテオCOMICS)
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11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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11月10日

(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(講談社コミックス)
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11月6日

(角川書店単行本)
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(SQEXノベル)
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(SQEXノベル)
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11月5日

エンターブレイン
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(エンターブレイン)
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(ドラゴンノベルス)
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(ドラゴンノベルス)
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(PASH!コミックス)
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(フロース コミック)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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