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スライム倒して300年

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 4 ★★★☆   



【スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 4】  森田季節/紅緒 GAノベル

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300年スライムを倒し続けていたら、
いつのまにか――子供になってました!?

ハルカラが焼いた毒きのこをうっかり食べてしまったせいです…(蒼白)
おかげで家族は目の色変えて私をあやそうとする始末(やめてー! )
ベルゼブブと魔王の城に行ったら、今度はペコラに捕まってしまい(もうどうにでもして…)、
なんとか戻ったと思っても、今度は村に来ている変な吟遊詩人と出会ったり、娘二人が世界精霊会議という謎の会議に招待されたりで――!?

巻き込まれ体質だからって、
私はスローライフを諦めないんだからね! !

本書だけの書き下ろし短編を収録!
「小説家になろう」で人気の異世界アットホームコメディ第4弾!
ハルカラがいると大概のトラブルをスムーズに巻き起こしたり巻き込まれたりしてくれるので、便利だなあハルカラさん。
というわけで、子供になっちゃったアズサ。高原の魔女の家で何が足りないかというと、まず幼女!
 いや、それはスライムの精霊であるシャルシャとファルファの双子がファミリーの子供たちとして日々活躍してくれてはいたものの、彼女たちの妹がほしいなあという要望に体を張って応えるアズサお母さん、さすがの献身である。
旦那さん見つけて今から仕込んで〜、とは行きませんもんね。それはそれで家庭の危機である。森田さんだとわりとそのあたりの渋いホームドラマも書こうと思えば書けると思うのですけれど、シリーズのジャンルが全然違うものになってしまうものなあ。
みんなの母性本能を擽りまくる幼女アズサであるが、いつまでもみんなに抱きかかえられて頭撫でられているわけにもイカず、治せる薬を求めて魔族領は世界樹の頂上付近で営業しているという魔法薬店に、ベルゼブブから差し向けられたリヴァイアサン姉妹と共に向かうことに。
世界樹ダンジョンに登頂だ、と意気込んだものの、かつて幾多の冒険者たちを阻み続けたダンジョン世界樹は、今や観光名所として観光客で賑わっていたのでした。
古い遺跡の観光地化は、文明文化が発展すればアルアルですよねえ。富士山なんかだって、そんな感じですしね。少なくとも麓の方は気軽に車なんかで乗り付けられますし。
普段は仕事で忙しいリヴァイアサン姉妹が、久々に姉妹で旅行を楽しむ感じでアズサを案内してる様子は微笑ましいものでした。サクッと、この姉妹にもスポットあてて掘り下げてるんだよなあ。
ベルゼブブの仕事している様子を見物に行こう、なんて話もありましたけれど、農相として働くベルゼブブはホントに忙しそうで、その秘書であるリヴァイアサン姉妹もそりゃ、二人で一緒に休暇とって旅行、なんて真似はなかなかできなかったでしょうからね。
ベルゼブブ当人は忙しいはずなのに、ちょくちょく暇作ってはアズサのところに遊びにくるわけですけれど。でも、召喚なんかで呼び出されたときは割合いつも会議とか控えてたりする事も多いんで、マジで忙しいんだろうな、あれ。

さて、本巻で一番白眉なのは、売れないデスメタ系吟遊詩人のククが成功するまでの物語でした。
デスメタ系吟遊詩人というだけでパワーワードなんですが。まあこの場合吟遊詩人というのは、シンガーソングライターそのものなんですが。
そうして、細々とドサ回りで地方を回りながら吟遊詩人として青息吐息で生きてきたものの、そろそろ本当に限界で、というこの心身ともに擦り切れそうな人間の描写が何気に真に迫ってるんですよね。
これまでずっと続けてきた吟遊詩人を、もう諦めてしまうか。辞めるか。もうキッパリと未練を断ち切って、これからの人生を生きるために仕事を見つけて働いていくのか。
そういう絶望とすら呼べない、虚無に近い燃料というか気力が尽き果てたようなククの姿、なんか実感籠もってるんですよね。こういう世間の片隅で誰にも見向きもされないまま擦り切れていくような人の描写、森田さんって他の作品でも生々しいくらいの表現で描いていくので色んな意味でゾクゾクしてしまいます。
そんなククにとって、住むところと温かい食べ物を提供してくれて、擦り切れた心が回復するまでウチでいつまでもゆっくりしていけばいいんだよ。焦って振り切って諦めずに、ゆっくり身の振り方を考えていいんだよ。もう一度落ち着いて自分の音楽を作り直してみてもいいんだよ、と保護してくれたアズサは、もうククにとってはたまらんくらいの救世主だったんだろうなあ。
でも、それでコロッと復活できるほどククが歩いてきた売れない吟遊詩人という人生は易いものではなく、それでも音楽を諦められなかったククは、デスメタ系というジャンルそのものを諦めて、これまでと全く異なる方向性に進み始める。
それは悩みに悩んだ末の路線変更だけれど、これまで歩んできた自分を曲げた、という意味ではその決断もまた諦めの一つではあったんですよね。諦めだけれど、それは前へと進む諦めだったけれど。それでも諦めではあったわけだ。
だから、その後ククが魔族の開催するフェスに参加して売れっ子シンガーになっていったとしても、それは奇跡のサクセスストーリー、という輝かしい栄光の道を描いた物語ではなく、自分を変えてしまった小さな痛みと苦渋を抱えながら、それでも僅かな後悔と安堵を噛み締めながら前に進み続ける傷だらけの成功者の物語になっているのである。
ククのあの落ち着きながらもどこか切ない歌声は、悼みの歌でもあるのだろうか。
だから、最後のフラットルテの。吟遊詩人フリークとしてククに対して常に感情的にならず、客観的な視点から助言と苦言を呈し続けたフラットルテが。最後の最後に、ククが捨てたデスメタをかき鳴らして、ククの今まで歩んでいた長い長い苦しいばかりだった人生の歩みを肯定しての、声援と激励、そして祝福は、だからこそ胸に響く以上に深く奥まで沁み入ったのでした。
フラットルテの新たな側面、というか今までに見たことのない、刹那的な感性だけで生きていた動物みたいなブルードラゴンの彼女が、あんな論理的に評論家みたいに冷静に論理的に吟遊詩人界隈の話や技術論などを語り尽くしていく姿は、新鮮でもありなんか笑ってしまう感じでもあり。
でも、だからこそあのラストのフラットルテの熱い言葉、贈る歌は良かったんです。フラットルテというキャラの魅力を後押ししてくれるエピソードでもありました。
なんか、語れば語るほど登場人物の新たな側面、今まで見えていた姿からもさらに掘り下げたような様子が見えたりして、キャラクターに行き止まりを感じないんですよね。
さすが、現状18巻まで出てるような長期シリーズになるだけありますわー。

それはそれとして……ちょくちょく幽霊のロザリーの闇の深さが垣間見えるのがちょっと心配になったりもするぞw




スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 3 ★★★☆   



【スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 3】  森田季節/紅緒 GAノベル

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300年スライムを倒し続けていたら、いつのまにか家族がふえていました。
そろそろスローライフは諦めて、家族との平和な日常を楽しもう、と思ったのですが……。

そんな! ファルファがスライムの姿から戻れなくなっちゃった(でも可愛い)!
何とか解決したと思ったら、今度は私を騙る魔女が登場で国中が大騒ぎに(目立つのは困ります!)!?
――「高原の家」はいつも賑やかトラブルが絶えません!

けれど継続は力なり。
今度こそ平和な日常をつかんでみせるから!!

本書だけの書き下ろし短編3作品を大収録!
「小説家になろう」で人気の異世界アットホームコメディ第3弾!

ブルードラゴンのフラットルテ、おバカの野生児なんだけどちゃんと家事スキルは普通以上にあってライカと張り合えるくらい女子力はあるというのは可愛らしいなあ。
ドラゴンが二人になった事で仲良しのスライムの精の双子であるファルファとシャルシャとは違う、いつも喧嘩ばかりしているけど何だかんだと息があっている新しい姉妹みたいな関係が誕生して、なんともほっこり。性格はバチバチ火花散るくらいあわないんだけど、ドラゴンとしての生態が一緒なせいもあって今までのライカだけだと彼女が遠慮して表に出てきていなかった、ドラゴンならでわの生活欲求なんかが露呈してきて面白かった。
そりゃ、ドラゴンなんだから肉、喰いたいよね!
焼肉大会、最初は原始的なひたすら焼いて食う、だったのが料理できる人が加わってだんだん文化的で趣向を凝らしたものへと移っていって、ひたすら肉を食うだけの集まりだったのが和やかな宴会になっていくの、なんか良かったなあ。
そして、つまみ食いが見つかって恥ずかしそうにしているライカ、可愛かった。
あとの話でカードゲームやボードゲームなどの娯楽が持ち込まれて、家族間で流行ったりなどするのだけれど、この焼き肉の話でもちょっと高原の魔女の家での食事環境が変わってるんですよね。
ここで暮らす人達はこれ以上無くお互い大切にしている家族同士なんだけれど、同時にみんな種族が違うバラバラの存在でもあるんですよね。それが共同生活を送り、家族として一緒に暮らしている。その生活をみんなが心地よくストレス無く本当の意味で誰も我慢したり堪えたりせずに楽しく過ごすためには、それぞれの種族のことをもっとちゃんと知らなくてはならない、という結論に至ったのなんか、ただ漫然と家族として一緒にいるだけじゃないんだなあ、というのが伝わってくる。
ドラゴンはもっと肉が食べたい、御飯の量もほんとはもうちょっと欲しい。そんなささやかな部分だっておろそかにすべきじゃない。なぜなら、家族のことなんだから。
みんな育ち盛りなんだから、もっと食べさせてあげないと! なんて、ほんとアズサさん一家のお母さんですよねえ。
ファルファがスライムに戻っちゃって人間の姿になれなくなっちゃったときも、スライムの精という未知の存在ゆえに対処法がわからなくて、アズサたちが国中を駆け回らなくちゃいけなくなったのも、家族のことをもっと知らないと、という話に繋がってくるんですよね。
そんでもって、ファルファをもとに戻すために今までになく余裕なく必死に駆け回るアズサは、これまでで一番お母さんしていました。子供のピンチのときほど母親が奮起するものだもんなあ。
今回は家を出て、あっちこっちの街に行き来することが多かったけれど、家族の大黒柱として、みんなのお母さんとして家族の危機に立ち上がり、みんなを取りまとめて、みんなを安心させるアズサさんのお母さんっぷりがより顕著に見受けられたような気がします。
あと、あれこれ問題が起こることで逆に雨降って地固まるという感じで、高原の魔女の家の生活環境がさらに最適化されて充実してってる感じなんですよね。食事事情の改変とか、娯楽環境の充実とか。家族が増えるのはフラットルテでひとまず定員みたいだけれど、これくらいが一番いい塩梅の人数ですなあ。外からはいつも遊びに来てくれたり助けに来てくれたりするベルゼブブや魔族たちもいるわけですし。



スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 2 ★★★☆   



【スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 2】  森田季節/紅緒 GAノベル

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300年スライムを倒し続けていたら、いつのまにか世界最強になってました。
おかげで面倒ごとに巻き込まれはしたものの、
最終的には新しく家族になった4人の娘たちとスローライフを始められそう、だったのですが……。

ええっ、エルフのハルカラが経営する工場で幽霊騒動? 収まったと思ったら今度は違法操業とかで逮捕されちゃうし! さらには私の活躍(?)が魔族に評価されて、魔王の城へご招待!?
――って、今回もトラブルの予感しかしません!

それでも私は負けずにスローライフを目指すからね!!


ハルカラには意外な一面が!?
本書だけの書き下ろし短編「迷い猫が来た」も収録でお届けです。

お祭りでの喫茶店話はアニメでは最終回だったのですが、なるほどアニメで最後に回したのはグッドでした。この段階ではロザリーもフラットルテも家族に加わってなかったですもんね。彼女たちの給仕服姿はまさにガンプクでしたから。
ちょうどお話としても、家族が出来て家族と一緒に旅行して、と外に出る機会が増えてきたところで、家族みんなで外とつながるナニカのイベントをしよう、というタイミングだったのでしょう。
家族の中だけで完結しているのもいいのですけれど、外とつながることでより深く家族同士の繋がりを感じる事もありますから。
それにしても、ライカは美少女ですなー! ドラゴン娘ってわりとワイルドだったり美人系の傾向があると思うのですけれど、ライカはむしろ可憐系なんですよね。性格的にもお淑やかだし、清楚可憐系なんですよ。この娘が最初、最強を名乗って襲ってきたのが不思議なくらいお淑やかなんですよ。
同性をも魅了してしまう絶世の美少女っぷり、どうも元々お洒落で衣装のセンスも抜群みたいですし、家事能力も高いのだから女子力も抜群だし。
マジ可愛いです。
そして、いつもなんだかんだと助けてくれるベルゼブブ。ほんま、この人お姉ちゃんやなあ。アズサがお姉ちゃんと呼ぶのも良く分かる。しょっちゅう様子見に来てくれるママのお姉ちゃん、つまり伯母さんって感じなんですよね。居る居る、こういう親戚のオバちゃん。いや、年齢的にお姉さんと呼ばないと怒られますが、いや年齢を言い出すとオバちゃんどころじゃないのですが。
普段偉そうな喋り方してるのに、給仕役に回った途端にちゃんとTPOに合わせた丁寧な言葉遣いできるの、ほんと社会人レベル高くて好き。
そもそも、このベルゼブブさん、魔族国家でも偉い人は偉い人なんだけど、宰相とか国務長官とかじゃなくて農相なのが結構ツボなんですよねw

というわけで、この巻から新たに幽霊のロザリーと、ブルードラゴンのフラットルテが家族に加わることに。ロザリーは世界一元気な幽霊と呼ぶに相応しい快活な娘でハルカラとは別の意味でムードメーカーなんだけど、元々地縛霊だけあって闇は持ち合わせてるんですよね。
まあアズサも過労死して転生してるくらいなので、そっち系の闇は深いのですけれど、かつてをちゃんと反面教師にして、家族にも自分の限界を越えて無理とか無茶しそうになると、きっぱり止める所はアズサ自身のトラウマ感じると共に、自分自身の体験談も交えているので非常に説得力があります。
ゆるく軽くをモットーにしているような物語ではあるのですけれど、時折挟まれる人間社会の中で生きていく中で押し付けられる圧力や圧迫、強制力への戒めや、心の負担や精神的な疲労といった人が抱えがちになってしまうものへの真摯な手の差し伸べ方、言葉の選び方は時に鋭く貫くように時に優しく包み込むようで、ふと考えさせられたり感じるものがあったり、じわりと染みたりするものがあり、決して薄っぺらいお話ではないんですよね。
そして、家族を取り巻く愛情に癒やされる、ヒーリングされるのであります。
あのシャルシャとファルファの双子への愛情を伝えるためのほっぺたへのキス。そして娘たちからのお返しのキスのシーンは、ほっこりを通り越して尊さに解脱しそうになりました。
アズサって独身のはずなのに、かなりママレベルが高いんだよなあ。あとのフラットルテにもバブ味で陥落させちゃってるし。若い身空で小さな双子の娘を抱えて笑顔で頑張るお母さん味が強すぎる。
この物語に出てくる登場人物はみんな、アズサの事大好きなんですけれど、その好きってホントに家族への好きなんですよねえ。温かくて瑞々しい家族愛。
いや、ベル姐さんはまたちょっと違うんでしょうし、魔王ペコラがお姉さまと慕ってくるのも、あれ家族愛とはちょっち違っていますけれどさ。

こうして家族として加わってくるメンバーを見ると、全員寿命とか一切考慮しなくていい人外メンツばかりなので、この家族の時間はずっと続く、というのもなんかほっこりしてしまいます。
そう考えると巻末の描き下ろしの猫拾ってくる話は、そのまま飼うことになると将来色々と辛い想いをすることになるだけに、ああいう展開で良かったのかもしれません。
永遠に変わらない家族、となるとファルファとシャルシャがずっとお子様で居続ける、という所に引っかかるものがあるかもしれませんけれど、何気にこの二人、社会性は高くてそれぞれ趣味が高じて分野の研究者として認知されはじめているので、家族の家では可愛い娘たちですけれど、外との繋がりでみると会社社長なハルカラ並みに広く深くいろんな人脈を広げているのは、ハルカラが逮捕された一件で各分野の学者たちにアポ取りまくったことからも明らかなので、実は社会人としては何百年も一所にとどまってて世間が狭いアズサよりも大人だったりするあたり、こうバランス取れてるなあと感心したり。
なにはともあれ、面白かった!




スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました ★★★☆   



【スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました】  森田季節/紅緒 GAノベル

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現世で過労死した反省から、不老不死の魔女になって、スローライフを300年続けてたら、いつの間にかレベル99=世界最強になっていました。
生活費を稼ぐためにこつこつ倒してたスライムの経験値が蓄積しすぎたせいみたいです……。
そんな噂はすぐに広まり、興味本位の冒険者や、決闘を挑んでくるドラゴン、果ては私を母と呼ぶモンスター娘まで押し掛けて来るのですが――。

「だから、道場じゃないんだから道場破りに来ないでよ……」

冒険に出たことないのに最強……って、どうなる私のスローライフ!?

アニメの方がもうどストライクで好みな上に大変面白かったので、原作の方も読みたくなり手を出してしまいました。元々森田季節先生のゆるい系の作品は好きな方なんですけど、ちょっとお高いレーベルだったので何となく手を出しあぐねてたので良い機会でもありました。
それにしても、森田さんの作品がアニメ化されたのってこの【スライム倒して300年】が初めてだったのかー。もうベテラン作家の域に達しているので意外と言えば意外なのですが、言われてみるとアニメ映えする作品ってあんまりなかったかもしれない。すごく軽い作品もアレば、通好みだったり、人間の業や人生観をえぐるように掘り下げた作品など、多種多様あるんですけどね。

そういう意味では本作は軽妙洒脱なカテゴリーの作品なんですけれど、そんなライトなノリの中にもちゃんと「人生」という生きること日々を過ごすこと生活すること、という普遍にして不変の営みへの哲学が土台の部分にしっかり根付いているのが垣間見えるのが、森田先生の作品らしくてなんか好きですわー。
尤も、その哲学の自己主張は極めて低いんですけどね。でも、主人公のアズサには人生哲学というものがしっかりと芯となって通っているので、彼女の言動にはぶれない指針が伺えるのです。だから、ここぞという時の判断に迷いがなく明朗快活なんで、なんかこうスッキリしてるんですよねえ。

にしても、一巻でレッドドラゴンの結婚式まで行ってたのか。フラットルテまで一巻の段階で登場してたのね。フラットルテが登場するのってアニメでは中盤くらいでしたぞ。アニメの方ってこうしてみるとかなり丁寧に作ってたんだなあ。

それまで300年間一人でのんびりと暮らしていたアズサに、レベルが99である事が発覚してしまった事がきっかけで、次々と家族が増えることに。
一人で誰にも煩わされずにのんびりと生活することにも何の不満もなかったアズサ。300年間生きてきて、寂しいとか辛いとかホントに一切思っていなかったようで、これはこれで満ち足りた生活ではあったんですよね。
でも、レッドドラゴンのライカをはじめとして、次々と一緒に暮らす家族が増えていくという大きな変化が訪れる中で、アズサはその変化を喜びとして受け入れて、新しい家族を歓迎するのである。もちろん、一緒に生活すること、一緒に過ごすことが楽しい、新鮮である以上に彼女たちと過ごす時間に幸せを感じるからこその歓迎なのですが。
幸いにして、家族として加わってくる面々は人外ばっかりで、不老不死のアズサと同じ時間を過ごすことの出来る面々ばかりで、生きる時間のギャップみたいな問題は最初から排除されているわけですが。
アニメが面白かった分期待値も高かったのですが、なんかもう期待以上にほわほわとした空気感で、家族と過ごすなんでもない日常への多幸感が素晴らしい作品でした。スローライフと銘打ちながら、やたらと働きまくる物語が絶えない中で、本作は本当の意味でスローライフを完成させているといえるのでしょう。無理しない、頑張りすぎない。かと言ってだらだら……はしているけれど、充実感のあるダラダラなんですよね。家事は家族と分担して、負担とせずに楽しくこなしているし。いい加減で適当にするのではなく、ゆったりとして余裕を保ちながらもやるべき事はきっちりやっているからこその、気持ちの良い日々なんだろうなあ、これ。それが、家族と一緒にわいわいと笑い声が絶えないなかで毎日が流れていく。何十年何百年続いても、飽きないだろう退屈しないだろうただただ幸せな日々。もっとも、エルフのポンコツ娘、ハルカラみたいなトラブルメーカーもいることだし、様々な方向からトラブルやら御祝い事やら新しい出会いやらイベントやらが飛び込んでくるので、変化がない生活とは程遠い賑やかさになるわけですが。
なにはともあれ、思いの外楽しくてあったかくて思わずニコニコしてしまう、実に心地の良い作品でした。
しかし、ベルゼブブの姐さん、ほんと面倒見良くて頼りになって良いお姉ちゃんだなー!
なるほど、彼女が主役のスピンオフが出来るのも納得だわ。
ちょうどシリーズの何冊かが割引セールしていたので、まとめて購入。このままちょくちょく読んでいくぞーー。


 
1月18日

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