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スワロウテイル

スワロウテイル/初夜の果実を接ぐもの4   

スワロウテイル/初夜の果実を接ぐもの (ハヤカワ文庫JA)

【スワロウテイル/初夜の果実を接ぐもの】 籘真千歳/竹岡美穂 ハヤカワ文庫JA

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人間に奉仕するために造られた人工妖精。その一体の揚羽は、東京自治区の閣僚を殺戮し続けている人工妖精“麝香”の影を追っていた。その頃、揚羽の双子の妹である真白は、自治区総督の椛閣下が暗殺されたことを知る。自治区最大の危機を前に、揚羽と真白はそれぞれ、己の今後の人生を左右する選択を迫られる。守るべき者のために、己の全てを犠牲にする覚悟をした揚羽の運命は…揚羽をめぐるシリーズ4作のフィナーレ。
しばらく、時系列が錯綜している上に揚羽さんが複数人存在していらっしゃったので、大変混乱した。まあ、気づかなかった二巻での真白=揚羽は、今回は違いがよくわかったので致命的な事にはなりませんでしたけれど。ってか、揚羽と真白の違いはこうして並んで書かれると顕著に出てきますよね。思っていた以上に、真白が精神的に未熟だったように思います。それ以上に、揚羽が姉として非常に出来た人物だった、ってことなんでしょうけれど、椛閣下がこの愚妹にブチ切れてしまったのもさもありなんと納得してしまう。その生まれを考えても仕方ないとはいえ、あまりにも未成熟でメンタルが幼いもんなあ。それに、未熟であるという以上に拙いというかスペックが足りないというか、そもそも考えが足りない、というか揚羽を知っている身からするともどかしいし、その程度で揚羽を名乗り、アクアノートを襲名するなんておこがましい、と椛閣下が怒り心頭するのも完全同意なんですよね。揚羽も、結局この娘に身の丈以上のものを背負わせてしまったわけで、罪作りだわ。さらには挙句に、自分が就くはずだった立場に、真白を登らせてしまったわけですしね。椛閣下を除けば、やっぱり揚羽が一番総督の座にふさわしかったと思うんですよね。彼女の自己評価の低さの原因については今回、じっくり語られていますけれど、重ね重ね残念に思う所。
だいたい、揚羽さんは全部背負いすぎなんですよ。ただでさえ、男性側自治区を追放されることになった件だって彼女が全部負っ被った結果だったのに、更にこの上今回これですよ。この娘の献身には、身を切り刻まれるような切なさを感じてしまう。なんでもっと幸せになろうとしないんだろう。本当に細やかな幸福で、この娘は満足しちゃうんだから。せめて、何も期待していないような生き様だったならまだしも、陽平とのデートであれだけ心からの笑顔を浮かべていたのを見せられると、身につまされるなんてものじゃありません。ついに、陽平の旦那が亡き妻の事を棚に閉まって、今抱いている感情を剥き出しにして揚羽のことを掴もうとしてくれたのに。その手を、そっと包み込みぬくもりを刻んでから、握ることなくふわりと遠ざけるように行ってしまった別れ方は、あんまりにも切なすぎて寂しすぎて、ほんとに哀しかった。
鏡子さんが、このバカ姉妹をあれだけいつも怒鳴りつけ、慈しんだのもよく分かる。この娘たちは、本当に馬鹿だったんだから。でも、繋ぎ止められなかったんだよなあ。水淵のお父さんといい、こんなにも色々な人たちから愛されながら、この娘たちはその愛に報いて愛し返すやり方が不器用極まりなく、幾多の人を救いながら多くの人に痛みや苦悩や後悔を刻み込んでいってしまった。そのことに、多少なりとも憤りを感じずには居られない。
水淵先生が語っていたけれど、人類は他の知的生命にその存在を肯定し祝福してほしい、という根源的欲求を持っている、というお話。これは、他のSFでも度々見かける主題であり、すごく共感できる感覚なんですよね。人間という種の存在を知ってほしい、認めてほしい、肯定してほしい、いつまでも覚えていてほしい。いくつかの作品で、このテーマに沿った展開を目の当たりにしてすごく感激したこともありますし、本作でも揚羽という人工妖精という枠組みから外れた本当の意味での人と異なる知的生命体が、人をこれほど愛してくれたことに、水淵先生が抱いた感慨と感動は、とても胸に染み入るものであり、この方が感じた思いに共感できる。
でもね、その肯定は一方通行であって欲しくないんですよ。果たして水渕先生がどこまでもどかしさを感じていたかはわかりませんし、鏡子さんをはじめとする揚羽を知る人達がどれほど唇を噛み締めていたか、わかりませんけれど。揚羽が人を愛し肯定し祝福してくれるように、人と人工妖精の側もまた、揚羽を愛し肯定し祝福したかったはずなのです。もっとちゃんと晴れ晴れと、よくやったねと褒めてあげたかった。それを、きちんと受け取ってくれないことへの、もどかしさ、悔しさは如何ばかりだったか。貴女がたとえどれだけ満ち足りて幸せだったとしても、それに納得できるかは別である。また、納得できたからって悲しくないなんてことはないのです。でも、でも、みんなそんな揚羽の選択を、否定しないで肯定してあげてるんだろうなあ。
陽平も、鏡子さんも、椛閣下もそれぞれに悔しさを胸に秘めたまま、諦めることなく藻掻いて暴れて歩き続けていらっしゃいますが、その姿には敬意を払うと同時にやはり、胸に詰まるものがあるなあ、と思うのです。
真白さん、あーた呪詛ってる暇ないですよ、だから愚妹呼ばわりされるというのに、ほんとにこの娘は……この愚かしさこそが、愛おしむべきところなんだろうなあ。またぞろ、仕出かしそうで怖いのですけれど。

一応、シリーズはこれにてひとまずの完結。でも、場合によってはまた別の形でこの娘たちの行く末を見ることの出来る機会もありそうなので、そのあたりはぜひ期待したいところです。

それにして、まさかの「雪柳」の再登場と、鏡子さん相手の無双には思いっきり吹きました。あの鏡子さんが手も足も出ないとか、どんだけなんだ。なんか、彼女が出てる場面だけ雰囲気がぜんぜん違うあたり、このぶっ飛んだ風気質は、作者のお気に入りだったのかなあ、と思わざるを得ません。勿論、読者たる私も大のお気に入りで御座いましたよw
揚羽が総督で、雪柳が側近になってしまった東京自治区、という五稜郭の悪夢再び、な世紀末も見てみたかったなあ。世界、いい意味で破滅しそうですけどw

シリーズ感想

スワロウテイル序章/人工処女受胎4   

スワロウテイル序章/人工処女受胎 (ハヤカワ文庫JA)

【スワロウテイル序章/人工処女受胎】 籘真千歳/竹岡美穂 ハヤカワ文庫JA

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男女別の自治区で性別の違う人間と共に暮らす人工妖精たち。その一体である揚羽は、全寮制の看護学園で同室の連理や義妹の雪柳らと学園生活を謳歌していた。人間に害をなす人工妖精を密かに殺処分する“青色機関”の一員という裏の顔を持つ揚羽は、学園内の連続事件に死んだはずの科学者・不言志津江の陰謀を見出す。それは揚羽の人生に今後降りかかる過酷な運命の予兆でもあった。人気シリーズの前日譚たる連作中篇集。
既に二巻出ているスワロウテイルシリーズの第三弾にして、序章の文字の通りに前二作の時系列的には前に当たる前日譚。なんと、揚羽がまだ学生時代の頃のお話である。揚羽、学生だった頃があったんか!! って、そう言えばそんな事を言及してましたし、真白も看護師になっていましたっけ。ただ、あの揚羽が学生だった。それも、由緒正しき【乙女はお姉さまに恋してる】の聖應女学院みたいなお嬢様学園に通っていたというのは、なんとも不思議な感覚。そもそも、人口妖精が学校に通っている、というイメージがまだ固着していなかったようだ。この人工島においては人口妖精はほぼ人と同じ扱いを受けている、という事実は認識していても、生み出されてから自立するまでにこんな風に学校で教育されている、なんて風に頭が行かなかったので、実際に人口妖精たちが普通の年頃の女の子たちのように活き活きと青春時代を送っている姿は、なんとも感慨深い。
そうか、あの揚羽にもこんな青春時代があったのか……はっちゃけてたんだなあw
この頃から青色機関の末梢抗体として活動しながらも、普通の学生として学業試験に追われ、後輩に振り回され、将来は看護師として働こうとしていたのか、この娘は。色々と外れていたとは言え、こんなお嬢様学校に通っていた娘さんが、一巻ではゴミゴミとした裏路地みたいな界隈であんなうらぶれた刑事のおっさんの相棒みたいな、生活圏に半歩踏み込んで奥さんの真似事をしてみたり、なんてしてたんだなあ、と思うと妙な背徳感がこうゾクゾクっと、ねえ(笑

しかし、これまでの二冊と比べてもこの短篇集はライトノベル寄りなんじゃないだろうか。表紙だけではなく、本巻には竹岡美穂さんの挿絵がところどころに入っていて、揚羽や周りの妖精たちの御姿が拝めます。こうして挿絵で見ると揚羽って完全に美人系なんですよね。これまでの表紙から受けていたイメージからちょっと違っていたのですけれど、むしろしっくり来ましたね。あの苦労性の性格は幼いカワイイ系よりも美人系の方がよく似合うw
逆に、そういう美人系だからこそ、あの黒猫の衣装が最高です! 最高です! 雪柳、あんた最高だよ!! もうあの猫耳尻尾姿をイラスト化するために、挿絵があったといって過言ナシ。
また、あのアクアノートとして活動するときの口上がやたらめったら格好良いんですよ。あの決め台詞は、中二病なハートを絶妙に擽ってくれます。
生体型自律機械の民間自浄駆逐免疫機構(Bio-figures self-Rating of unlimited automatic civil-Expelleres)――青色機関はあなたを悪性変異と断定し、人類、人工妖精間の相互不和はこれを防ぐため、今より切除を開始します。執刀は末梢抗体(アクアノート)襲名、詩藤之峨東晒井ヶ揚羽。お気構えは待てません。目下、お看取りを致しますゆえ、自ずから然らすば結びて果てられよ!
この口上が放たれるシチュエーションがまたしびれる場面なのです。特に、第三話における【蝶と夕桜とラウダーテのセミラミス】におけるラストシーンは、なまじその辺のバトル系のライトノベルでもなかなか拝めないレベルの「決闘」でした。
しかし、この口上、実に良い感じに見栄が切られて尖っているのですけれど、こういうタイプって殆ど巷では見たことないなあ。あんまり流行るタイプじゃないんだろうか。めがっさ格好良いのに、格好良いのに(笑
このタイプで記憶にあるのと言ったら、あれですよ、秋山瑞人さん。【鉄コミュニケーション】や【猫の地球儀】での前口上。SF的な未来機構と古色蒼然とした漢の字と話法のコラボレーションが実にソソるスタイルなのですけれど、使い手らしい使い手にはとんとお目にかかった事がなかっただけに、此処での揚羽にはキましたねえ。
前二巻までもそういう口上やシチュエーションはあったのですが、どちらかというと全体の大きな流れの中での一場面といった感じのシーンでの事だったので、そこまで印象に残らなかったのです。それに比べて、この短編連作集では、各話に事件の犯人がいて、揚羽がその正体を暴いてラストに対峙するというパターンを採っているので、決め台詞がきっちりクライマックスシーンの盛り上がりに懸かってくるので余計に引き立ったのでしょうね。

そんな青色機関としての働きとはまた別に、学生として過ごす学園生活もまた、これって学園コメディだったっけ!? と思うほどに日常シーンでのドタバタがはっちゃけていて楽しいのなんの。主に、その原因は揚羽の後輩にして「妹」である風気質の(マカライト)の雪柳の暴走に寄るのですけれど……いやもうホントに面白いのなんの。この揚羽の通う学校、まんま【マリア様がみてる】や【乙女はお姉さまに恋してる】みたいな、先輩と後輩で姉妹の絆を結ぶエルダー制を採用している上に、おとボクばりのエルダー選挙まである始末。そこで、なんと落ちこぼれの四等級予定の揚羽が、雪柳の暴走で候補にあがってしまい……という展開もあり、このあたりの雪柳関連のスチャラカネタにはもう笑った笑った。なんか、「ごきげんよう」が合言葉のお嬢様学校はどこへいった、と言わんばかりの60年代の学園紛争みたいな大騒ぎになってるし。
「よくぞ集まってくれた諸君! 君たちは一人ひとりが五稜郭全学生徒から選び抜かれた最強・最精鋭の一兵卒であると同時に、五稜郭の運命を背負った誇り高き勇士だ!」
「「「おおー!!」」」
「敵はこの学園に創立当初から巣くい、生徒(たみくさ)を飢えしめ苦しめながら既得権益の甘い蜜を貪り肥え太り続ける悪鬼亡者の壁蝨・虱蠅、他ならぬ鬼畜生徒会である! 奴らは間もなく思い知るだろう! 我らの軍靴が連中の血に濡れた放埒腐敗の生徒会室を踏み荒らし、子々孫々に至るまで我ら憂学志士の勝利の行進曲に恐怖し怯えることになるのだと!」
「「「おおー!!」」」
「ここで我らが盟主たる、詩藤之揚羽様より激励のお言葉を賜る! 総員踵を揃え刮目して静聴せよ! ……さ、お姉様(エルダー)、マイクをどうぞ」
「……ああ、えっと、コホン。皆さんまだ遅くはありません。一刻も早くこんな馬鹿な真似はやめて元の教室にお戻――」
「総員火の玉となりて玉砕突撃を敢行せよとのお心強いお言葉であった!」
「「「おおー!!」」」
「これより我々は二十四時間の臨戦態勢に入る! 襲撃に備えよ! 立ち塞がる者はたとえ上級生といえども一人残らず駆逐せよ! 我らの進軍を妨げるあらゆる障害はそのすべてが敵か雑草である! 区別なく公平に焼き払え! 学園全土を二度と緑湛えぬ焦土と化せ!」
「「「おおー!!」」」
「では、盟主・揚羽様よりの作戦号令に耳を傾けよ! ……ささ、お姉様(エルダー)、どうぞ」
「……えぇっと、その……い、『いのちをだいじに』」
「作戦名は『ガンガンいこうぜ』に決した!」
「「「おおー!!」」」
「怯むな! 臆するな! 後ろを振り向くな! 正義は我らにあり! 弾丸(チラシ)を手に取れ! 拡声器の撃鉄(でんげん)を上げよ! 戦旗(プラカード)を翻せ! 五稜郭の興廃はこの一戦にあり! 諸君勇者たちの凱歌を学園中に轟かせよ! 総員戦闘開始! これにて本日の決起集会は解散とし、順次作戦行動へ移行する! 各個に突撃せよ! 突貫!」
「「「おおー! 突貫!」」」
「……ゆ、雪柳、あの、あのですね、ちょっと私とあなたたちとの間に横たわる、目に見えない絶望的な溝を埋めるための大事なお話があるのですが……」
揚羽が何度も何度も繰り返し力説することになる風気質の人工妖精のぶっ飛んだ性格を聞いていると、どうやっても風気質って性格が破綻した享楽主義者で社会不適合者に思えてくるのだけれど、外の社会に出た風気質は、ちゃんとやってけてるんだろうか。これまでは、どちらかというと繊細で心か弱く優しい水気質の人工妖精に、より焦点が当てられて語られる事が多かっただけに、この風気質の娘さんたちの面白ければ何でもあり、という性質は傍から見てると楽しすぎです。そばにいると、揚羽みたいにひどい目に合いそうですが。
「まかせて。文句のつけようがないくらい完璧に、五稜郭史上最高の土下座を決めてくる」
のちに、自治区総督にして唯一の一等級人工妖精である椛子閣下に次ぐ、二番目の一等級候補であり、椛子閣下の後継者として指名されるはずだった人工妖精の残した名台詞である。
うん、まあ頑張れ。超頑張れw

とまあ、電撃文庫に戻ってきても全然イイんじゃないかというノリだった本作ですけれど、最終編における自我と意識の境界などにまつわる論談の長さと掘り下げを見ると、やっぱり本作は純然たるSF寄りの作品なんですよね。ここまでしっかりと思想や概念について語り尽くせるのは、ハヤカワ文庫ならではでしょうしね。ほかだと絶対に削らされるパートでしょう。此処こそが肝であるにも関わらず。と言うことは、やはりこの作者さんはこのハヤカワ文庫で書いているのが一番いいんだろうなあ。
個人的には、二巻目よりもこの短編連作形式の三巻の方がストーリーラインがブレずにしっかりと組まれていた印象がありますし、純粋に面白かった気がします。わりと、短く区切って一つ一つのポイントを積み重ねていって大きなデザインに仕上げていくほうが、一気にでっかいキャンバスに一枚絵を描くよりも合っているのかな、この人は。まだ、そう判断してしまえるほど作品も出ていませんから、なんとも言えないのですけれど……うん、だからつまりはもっとどんどんたくさん読みたいです、はい♪

追記:結局、鏡子さんというものぐさは、椛子についても揚羽についても、筆舌しがたいほど親バカなのね。ホント、面倒くさい人だなあw

1巻 2巻感想

スワロウテイル/幼形成熟の終わり3   

スワロウテイル/幼形成熟の終わり (ハヤカワ文庫JA)

【スワロウテイル/幼形成熟の終わり】 籐真千歳/竹岡美穂 ハヤカワ文庫JA

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関東湾の自治区に男女別で隔離されている人間たちは、人工妖精と共に暮らしていた。その一体の揚羽は亡くなった後輩が葬式で動く死体になってしまった事件の謎を追う。一方、自警団の曽田陽平は人工妖精の顔剥ぎ事件の痕跡を捜査していた。どちらも当初は単発的な事件だと思われたが、突如自治区を襲ったテロをきっかけに、これらの異変が自治区の深い闇のほんの一端であることを二人は思い知る…。話題の人気作第二弾。
ああ、なるほどそういう事だったのか。お陰でようやく、冒頭から抱いていた違和感を解消できた。何しろ、読み始めから、「あれ? これって続編じゃなかったっけ?」「スピンオフ? それとも前日譚? なんか前作とところどころ辻褄が合ってないような。キャラが違っているような」と、クエスチョンの嵐でしたから。それでも、違和感を感じるところが限定的だったり、読み進めると確かに本作は前作の【人工少女販売処】の続きであり時系列的にもその次である事を示す内容が確認できて、とりあえず違和感に首を傾げながらも疑問を保留して読み進めることにしたのだけれど……その可能性は頭の中にはなかったなあ。考えてみれば、凄くシンプルだったんですよね。ある一点さえ入れ替えてしまえばスッキリと全部が当てはまったのに、その一点を疑いもしなかったためにずっと首を傾げるはめになってしまった。でも、陽平も悪いんですよ。肝心のあんたが気づいてないんだから、こっちだって疑うわけにもいかないじゃない。このおっさんが、年甲斐もなく浮つきやがって。中学生か、初な中学生かこの。オマエみたいなおっさんが、そんな少年めいたときめきを覚えてるなんて、そりゃ揚羽だって思わんがな。思うはずがないんだから、そんなヤサグレて不貞腐れるんじゃありませんよ、まったく見っともない。
まあでも、「揚羽」ならそんな陽平の不貞腐れっぷりに気づかない、という事もなかったんだろうなあ、と思うとやっぱり結構大きな異なりが隔てているようにも思える。なんか、前作の彼女を美化して見ているかもしれないが。何しろ、読んだのが1年以上前だからして。あの彼女はもうちょっと世慣れていた、というか世間を斜めから見ていた上で、それでもなお人を愛してくれていた、という複雑ながらも奥深く真っ直ぐな熱情があったような気がします。その点、今作の彼女は何かしら初々しく、献身的でありながらも見つめている方向性が以前とはどこか違っていて、愛憎の濃さが薄影っていたように思えたのでした。
端的に言うと、ちょっとキャラ的に幼くなったかな、と。
その原因について、私はあの事件を経た事によってある種の精神的な純度が増した、というか色々と鬱積したものが逆に吹っ切れたのかな、なんて風に考えたりもしてたんですが、よくよく考えてみればこの変化って、成熟とは真反対とは言わずとも似て非なるものだったんですよね。もうちょっと疑ってみるべきだった。

ともあれ、前作で私は揚羽は絶対に幸せになるべきだと思っていたので、途中の展開はかなりショックを受けてへこんでましたし、ラストのワンシーンには心底安堵させられました。まったく、陽平くんはあれだね。もっと献身的に揚羽に尽くすべきだよね。再婚したっていいじゃない。

とまれ、肝心のストーリーですが、どうも全体に散漫としていた気がします。大山鳴動して鼠一匹、じゃないですけれど、国際規模のスケールの大きい政治勢力のぶつかり合いかと思われた展開が、幾つもの流れが1つに修練していくに連れて、逆にスケールダウンしていってしまったのはちと残念。なんか、一気に個人個人の心の置所の問題へと移っていっちゃった気がする。SF作品として前作は大枠に、人類の進む方向性と、人工妖精というパートナーが向けてくる人類への比類ない愛情、という種そのものの行く末に纏わるような大きなスケール感が揚羽という担い手によって表現されていたような印象を今も抱いているのですけれど、今度の揚羽は視点が極々小さな範囲で果たすべき役割に傾倒していたせいか、そのサイズに収まってしまっていた、という感じ。
大きな歴史の流れの上において、本来なら個人の果たす役割など誤差の範囲に過ぎないというAIの、一種のレゾンデートルにもつながる思想の上で、それを覆しかねない存在として定義された、という意味では、彼女個人の果たす役割というのはどれほど意志も言動も動機も個人的なものだったとしても、本来ならそれすべてが大いなる未来に繋がっているはずなんですけどね。

色々とモヤモヤとした部分が残ってしまっているので、それを解消スべくぜひまた続きを出してほしいなあ。ってか椛子のターンをもっともっとw 前半あれだけ煽りに煽っておきながら後半殆ど出番なしってどういうことよw いっそ、彼女を主役にもう一本、と思わないでもないくらい。しかし、鏡子さんてばそこまで娘を愛してたのか。まさかこの人が、椛子のピンチにあれだけ躍起になるとは思わなかった。顔合わせたら、傍で聞いてるだけで余波で精神的に死んでしまいそうなほど、凄まじい罵倒の応酬を繰り広げそうな母娘だっただけに、意外も意外な鏡子さんだった。でも、根本的にひとでなしだよな、この人も。

人工少女販売処 感想

スワロウテイル 人工少女販売処3   

スワロウテイル人工少女販売処 (ハヤカワ文庫JA)

【スワロウテイル 人工少女販売処】 藤真千歳 ハヤカワ文庫JA

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男女別に生活する人間達に奉仕する人工妖精の、愛と苦悩を描いたヒューマノイド共生SF
〈種のアポトーシス〉の蔓延により、関東湾の男女別自治区に隔離された感染者は、人を模して造られた人工妖精(フィギュア)と生活している。その一体である揚羽(あげは)は、死んだ人工妖精の心を読む力を使い、自警団(イエロー)の曽田陽介と共に連続殺人犯"傘持ち(アンブレラ)"を追っていた。被害者の全員が子宮を持つ男性という不可解な事件は、自治区の存亡を左右する謀略へと進展し、その渦中で揚羽は身に余る決断を迫られる――苛烈なるヒューマノイド共生SF
かつて電撃文庫から異色のSF【θ(シータ) 11番ホームの妖精】でデビューした藤真千歳さん。それからしばらく音沙汰なくどうしたのかと思っていたら、二作目が出てきたのがなんと国内SFの総本山ハヤカワ文庫からでした。これは、本格的にSF路線で行くんですね。
情報の開示の仕方やその演出などにやや拙い面が見られて、上手く話として整頓されていないきらいがあるものの、自分の書きたいものを詰め込んだ、という意味ではやりたい事はやれてる感じだ。果たして、伝えたい事を伝えきれたという事については満足出来ていないかもしれないけれど。
SFって究極のところ、世界をどう愛するのか、世界にどう愛されるのか、という話なんじゃないかな、なんてことをふと思った。サイエンス・フィクションというからには、描かれる内容というものは科学的見地に基づいた空想を下地にするフィクションな訳だけれど、不思議と気合入ったSFほど、そこで描かれるのって人類という種そのものの事であり、すなわち人類に対する愛情だったりするんですよね。
この【スワロウテイル】も、例外にあらず。
人類によって造られた人工妖精たち。人に奉仕し、人を慰め、人とともに寄り添い生きるために造られた心と魂を持つ人形たち。彼女ら彼らは、あたりまえのように人間に対して愛情を抱き、人に尽くし、健気に献身的に人の為に在ろうとするのですが、それは「そう造られた」から、機能としてそう振舞っている……そういう訳ではないのです。人間たちが試行錯誤して創造した人工妖精の四属性からなる心のカタチは、決して偽物などではなく、切ないまでに人に近しく、人よりも純粋なのでした。それが切実に描かれたのが、二部の元から未来を持たなかったはずの妖精と少年との物語であり、人の手で創りだされながら何一つ持たずに生まれてきた揚羽という「落ちこぼれ」の妖精の人間らしさであったのでしょう。
人は愛されるに足る存在なのか。種といての斜陽を迎え、滅びの道を歩んでいる人類を、妖精たちはそれでも愛してくれる。造られた、しかし本物の心のそこから、好きだといって寄り添ってくれている。人類が自分たちに抱いている絶望に、卑下に、この子たちは首を横に振ってくれる。貴方たちは、自分で思っているよりもずっと優しい生き物だと。そう言ってくれるのだ。
人間たちは、果たして彼女らのそんな献身的なまでの思いを、信じてあげられていたのだろうか。妖精たちに縋りながらも、この子たちを作ったのが自分たちである以上、罪悪感ややり切れなさにどこかで打ちのめされていたのかもしれない。人を愛するように作られたから、愛してくれているのだと。その疑念は、この子たちにあるはずの心の存在そのものへの疑念となってしまう事にまた後ろめたさを感じながら。
だから、揚羽の存在は、何も持たず何も出来ない妖精として生まれたが故に、何の制約も持たず思うがまま自由になんでも出来る、無限の可能性を秘めた無地の存在、まるで人間のような揚羽の存在は、新たな乱数を持つ存在という意味以上に、人類の未来にとって救いとなる鍵のように思えるのです。
揚羽は、人に対しても制約を持ちません。妖精が生来持つはずの原則を有さず、人類を否定的に考えることに対して機能が妨害することもなく、やろうと思えば人を殺すことすら出来る。
実際彼女は人類の在り方に疑問をいだき、その不器用さに不満を抱き、時に憎悪し怒り恨むという感情を滾らせながら、しかしその上で人を愛してやまないのです。誰に強制されたわけでもなく、まっさらな心に芽生え育まれてきたものは、人間への圧倒的な好意でした。なおかつ、人とのふれあいの中で彼女はこんなふうに思ってくれるのです。
「生まれてきて良かった」と。
人が作り出したものが、心からそんな風に思ってくれる。これほど、掛け替えのない救いはないんじゃないでしょうか。
彼女が人を肯定してくれている限り、人は自分たちを否定せずに済むように思えるのです。

揚羽自身、決して報われるような幸せな人生を歩んでいるわけではありません。理不尽にさらされ、何事もままならず、自分の使命と決め込んでいたものを見失い、幾度も途方にくれてしまいます。それでも、ささやかな幸せを至上のように堪能し、僅かな救いに心を慰め、愛する人達に愛されている事を喜び、宝物のように抱え込むのです。そのひたむきで健気な姿には、この子にはもっと報われて欲しいという願いが募るばかりでありました。揚羽当人は飲み込んで気にしまいとしているようですけれど、多くの人に認めてもらえた事実に歓喜し満ち足りているようですけれど、けれど彼女にはもっと幸せになって欲しかったなあ。ささやかな夢が一刻だけ叶う、んじゃなくて、それが恒常の幸せになるように。
もし続編があるのなら、そういう平凡で俗っぽい幸せにまどろむ彼女の姿があることを願うばかりです。
 
12月2日

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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(MF文庫J)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップ文庫)
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(オーバーラップノベルス)
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(オーバーラップノベルスf)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ダッシュエックス文庫)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(MFブックス)
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(KADOKAWA)
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11月22日

(MFC)
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(MFC)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(MFコミックス フラッパーシリーズ)
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(モーニング KC)
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(モーニング KC)
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(モーニング KC)
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(ガンガンコミックスJOKER)
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(ガンガンコミックスJOKER)
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(ガンガンコミックスpixiv)
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11月20日

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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(富士見ファンタジア文庫)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(GCN文庫)
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11月19日

(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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11月18日

(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガ文庫)
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(ガガガブックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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11月17日

(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(電撃の新文芸)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(星海社FICTIONS)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(マガジンエッジKC)
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(講談社コミックス)
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(講談社コミックス)
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(フロース コミック)
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11月16日

(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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11月15日

(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(Gファンタジーコミックス)
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11月12日

(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(宝島社)
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(星海社COMICS)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(サンデーうぇぶりSSC)
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(ビッグコミックス)
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(アース・スター コミックス)
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(メテオCOMICS)
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11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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11月10日

(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS)
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(TOブックス)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(シリウスKC)
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(講談社コミックス)
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11月6日

(角川書店単行本)
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(SQEXノベル)
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(SQEXノベル)
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11月5日

エンターブレイン
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(エンターブレイン)
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(ドラゴンノベルス)
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(PASH!コミックス)
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(フロース コミック)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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