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デート・ア・ライブ

デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット 7 ★★★☆  



【デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット 7】 東出 祐一郎/ NOCO 富士見ファンタジア文庫

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さあ――わたくしたちの決戦を始めましょう

白の女王によって攫われた響。そして白の女王の正体――。絶望的な状況を前に狂三たちは、第二領域にて白の女王率いる軍勢との最終決戦に臨む。響、奪還の鍵は「わたくし、婚約した覚えはないのですが」悪役令嬢!?

いや、悪役令嬢要素は殆ど一つまみ程度もなかったぞ!
狂三のキャラクター的に昨今の悪役令嬢像ならノリノリにやったら結構はまり役になってもおかしくはなかったのでしょうけれど、さすがに白の女王との最終決戦ということであんまり遊んでも居られなかったか。カラー口絵の花魁狂三はそんな中でも僅かでもサービスを、という熱意を感じられて好き。
貴族令嬢のドレスは、むしろ普段のゴスロリよりも大人しく見えてしまう不思議。
さて、響が狂三の弱点として狙われるのを逆手にとって、響とともに練り上げた埋伏の毒の作戦。これを立てる時点で響が自分にとっての弱点、喪われる事でダメージを受けてしまう大事な相手である、というのを狂三自身がもう言い逃れできないくらい認めてしまっている、ということで響が調子に乗るのも仕方ないよね。
そして、白の女王の正体。ズバリストレートに、というわけじゃなく複雑な要素が絡み合った結果の存在であり、素直に狂三の反転体でもなく、山打紗和の亡霊というわけでもなく、という所だったのですけれど、あの紗和さんの声と姿は決して偽物、というわけではなかったのか。
その時点で、これは親友との対決であり自分の罪との対面でもあったわけだ。もっとも、狂三は分身体で本体ではなく、紗和さんも決して当人と言い切れない存在で、という写し身同士の相克というあたりが本作の悲哀を表しているようにも見える。この隣界という世界自体がまほろばのような場所であり、死んだ少女たちの魂が集ったような儚い幻のような世界。
でも、分身体であろうと狂三は狂三当人であり、この隣界で生きる準精霊の少女たちもまた、本物だ。かつて死んだのだろうと、今ここで生きている少女たちなのだ。
だから彼女達が今この世界で胸に抱いている如何なる想いもまた本物だ。ここで育まれた想いも気持ちも本物なのだ。
だから、時崎狂三がここで出会った緋衣響という少女とともに歩んだ旅も、二人の間に芽生えて育っていった「友情」という想いもまた、確かなものなのである。
思えば、時崎狂三という悪夢の精霊の在り方は恋に生きる少女であるという以上に、親友のために世界を敵に回すというまさに友情に殉じたものでした。
様々な思いを基に精霊となった少女たちの中で、一際「少女同士の友情」という根源を秘めていたのが時崎狂三だったのです。
そんな彼女が旅してきた隣界で出会った準精霊たち。各領域を治める支配者(ドミニオン)たちがそれぞれ胸にかかえていたもの、戦う理由として掲げていたもの、命をかけるに相応しい命題として携えていたものもまた、様々な形であったとはいえ同じ少女同士の友情でありました。時として生命を奪い合う結果となっても、後を託すことになったとしても、そこには彼女達が身命を賭すに能うだけの友情があったのです。
そして、今狂三たちとともに隣界の命運を担う第二領域を守るべく、その秘密を守り続けていたハカラ、真夜、アリアドネたちもまた、友情によって結ばれた三人だった。第二領域の秘密を三人で抱えることで、出し抜かれることを恐れて距離を起き、相手がいつ裏切るかを疑い、実際他の二人を出し抜く策を企んだ三人は、しかしついに疑い続けた末に……誰も裏切ること無く今白の女王という侵略者を前に立ちふさがるべくここに集った。
疑うということは、裏切ってほしいからじゃない。それだけ信じたいと願っているから。
「疑って疑って、それでもお互いが裏切らなければ。そこにあるのは『信じたい』っていう気持ちだけなんだと、わたしは思うなあ」
好きだから、信じたいから、だから疑ってしまう。
彼女達は、確かに友達だったのだ。そして、それを貫いてみせた。自分の中の、友達のことが好きだという気持ちをこそ、裏切らなかった。
友情に殉じたのだ。
それ以前も、これまで狂三と響が旅してきた隣界の領域を巡る物語は、そこで生きる準精霊たちが、まさに自身の友情に殉じる物語だったのではなかったか。
だからこそ、今この白の女王との決戦に、皆が駆けつけようとしている。自分たちの友情の行く末を、結末を、そのさきを、看取って見守って導いてくれた狂三たちを助けるために。
いやそうではない。それだけじゃない。そうじゃなくて、そんな余計な理由なく。

ただ、友達の助けを求める声に応えるために。

このシリーズは、この物語は、このお話は、だからきっと友情の物語だったのだ。
少女同士の睦まじい、儚くも力強い、キラキラと輝く友情を描いた物語だったのだ。

だから、狂三と決する相手は親友であるが相応しい。立ちふさがるのは、相対するのは、何よりも時崎狂三という精霊の根幹を為す山打紗和であるが相応しいのだろう。
最後の敵は、唯一無二の親友であるべきなのだ。
そして、だからこそ、狂三と最後まで、最初のはじまりから寄り添い続ける者もまた、唯一無二の親友であるべきなのだ。
最初から最後まで、狂三と紗和の二人一緒でありながらどうしようもなく一人であった白の女王と違って、狂三を絶対に1人にしなかった親友として。
緋衣響は、きっとそこに辿り着こうとしている。最初から、彼女にはその資格があったんじゃないだろうか。
もう一度時崎狂三にとって一番の友人になる。
そんな決意を胸に、その緋色の衣の下で全開で狂三への好きという思いを響かせている者、めくった奥にさらなる正体は存在するのか。
次回、最終巻。少女たちの世界のフィナーレがどんな形になるのか。楽しみで、少し怖くて、少し寂しい。

シリーズ感想

デート・ア・ライブ アンコール 10 ★★★★   



【デート・ア・ライブ アンコール 10】 橘 公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫

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十香と再会した「その後」を語りましょう

狂三と紗和の学園生活、士道の両親と真那の邂逅、美九の提案で開催される精霊たち全員集合の卒業旅行。やがて来る十香との別れの前の平穏な日常。そして「――みんな、ただいまだ!」十香と再会後の物語も語られる。

カラー口絵の大学生狂三さんが清楚系美人すぎて、ちょっとガチでキュン死してしまうんですけどー!!
いやまじで、今までのつなこ印のキャラクターの中でも頭一つ抜けて美人なんじゃないだろうか、この狂三は。
ふおーーー。
いやこれは、本気で強烈でした。すげえな、狂三。ここまでのポテンシャルの持ち主だったのか。でも、今現在のゴス狂三よりも、この清楚美人狂三の方が、黒歴史四姉妹がクリティカルヒットしそうな気がするぞw

【狂三フレンド】
本編ですべての登場人物が飲み込まれた天香空間。皆が望む最良を再現されたこの空間で、もっとも早くこれが作られた空間だと気づいたのは狂三でしたけれど、彼女がそれに気づくまでにこんな物語が繰り広げられていたのか。
自らの手で殺め、そしてどんな事をしてでも取り戻すと誓った親友・山打紗和を取り戻したあとの日常。狂三にとっては、こここそが望んだゴールとも言える世界だったわけですけれど、それに別れを告げて颯爽と駆け出す狂三は、やっぱりとびっきりにカッコいいなあ、と。
しかし狂三の黒歴史である狂三四天王が、もはや独立キャラとして存在感出しちゃってるんですけど。ついに名前までついちゃいましたし。全部狂三ではあるんだけれど、狂三をおちょくれる数少ない逸材でもあるからなあ。


【十香プレジデント】
戯れに十香に合併予定のお菓子会社の社長を任せて、幹部に精霊たちを配して好きにやらせてみたら、なんかしらんうちに巨大コングロマリットに成長していました、という十香の計り知れない才能を垣間見せる一幕。
これ、十香が何もしてないのになぜかうまくいく、という棚からぼたもち方式じゃなくて、結構ポイントポイントで十香、ちゃんと仕事してるところが侮れないんですよね。商品がヒットしたのも、十香のセンスですし、チャンスを見極めてうまいこと波に乗ってるのも十香の判断ですし。
しかし、みんなが会社の役職付き幹部に就任しているのに、一人だけ「アルバイト」になる二亜がブレない扱いである。ってか、ダークスーツにコートを羽織ってサングラスしてる十香が貫禄ありすぎて、わりと似合ってるのがなんともはや。
そしてここで最後にポカをやって台無しにするのではなく、ササッと跡を濁さず仕舞いにしてしまうのが十香の凄い所なんですよね。ギャグでもコメディでもオチで不用意にやらかしたりしないのである。
そっちの担当はブレない二亜さんで、はい流石です。


【真那アゲイン】
考えてみると、士道の実妹である真那もまた波乱万丈の人生を歩んでるんですよね。DEMに拉致されて肉体改造された上に記憶喪失となり、兄と同様に当時の年齢のままで三十年後の世界に来ることになり、気がついたら当時の親友と親しかった先輩が兄・士道の両親になっちゃってたわけですからね。
そのかつての親友と、真那が再会する話。が、なぜか五河母が旦那の浮気を疑って暴走する話に。この年令で自分の奥さんにラッキースケベかます五河パパに、かつての女難を垣間見ることができて、ママさんの不安もまあわからなくはないかなあ、と。真那が旦那をパパ呼びしているのを見て勘違いしたわけですけど、これ真那の顔見て旦那の浮気相手は行方不明の自分の親友の真那だと勘違いしなかったのは幸いなのだろう。そうなってたら、修羅場度がかなりエグいことになっていたんじゃなかろうかw
しかし、動転するママを諭すのが、六喰という人選なのがまた渋いというか、人間当時の記憶を取り戻した中でも六喰は、一方ならぬ人生をくぐり抜けた含蓄があるんですよねえ。言葉に重みと実感があるというか。何気に人間力が元精霊の中で一番高いの、六喰なんじゃないだろうか。


【精霊キャンピング】
天香空間内で行われた卒業旅行という名のキャンプ。ってか、精霊全員で旅行とか、平和にならなきゃ無理でしたもんねえ。これはさすがに本編後か天香空間でしかできないイベントだわなあ。
いや、この短編に限らずなのですけど、精霊みんなの集合写真、記念写真的な挿絵が多くて見ていても幸せな気分になれるんですよね。
そして、テント設営合戦では今まで見たことのない組み合わせでの精霊同士のタッグマッチで、これがまた新鮮なんですよね。ここまで来ると、どの精霊が組んでも違和感ないというか、それぞれの個性をマッチさせて仲良くいろんな顔を見せてくれるんですよね。最初の頃は仲の良い精霊同士にもっ傾向があったのですけれど、最終盤まで来たらそのあたりの壁みたいなものも殆どなくなりましたしねえ。八舞姉妹もわりと別々に行動して他の子と組むことも多くなりましたし。
狂三と四糸乃の小悪魔コンビとか、それこそここまで来ないと見れないコンビですよ。


【精霊ワーウルフ】
精霊たちみんなでやろう人狼ゲーム。人狼ネタは色々見たけれど「妖狐」は初めて見たなあ。
こういう智慧と機転が必要とされる場面で無類の活躍を見せるのが、毎度「彼女」なんですよねえ。
ってか、何だかんだとこの巻では十香が主役なんだよなあ。


【十香アフター】
タイトル通り、終了した本編のラストシーンからの後日談。そうなんですよね、本編の十香と士道の再会シーンは美しくはあったのだけれど、二人きりというのは寂しくもあったんですよね。
それをホントよくわかってくれてたんですよねえ。この後日談では、あのシーンのあとに改めて十香がみんなに会いに行く話なのです。
士道と二人きりの時間に耽溺するのではなく、自由になる時間を得て真っ先に願ったことがみんなに会いに行きたい、でしたからね。ほんと、この子たち同士仲良いのが伝わってくるお話で、なんか感動してしまいました。あれから一年経っているので、みんなちょっとずつ成長もしてるんですよね。中学生組が高校に通いだしているのも感慨深いし、高校生組もちゃんと大学生としてやってるんですよねえ。うん、年少組が十香に駆け寄ってみんなが抱きつくシーンなんか、十香って幼いようで年下組からもお姉さんとして慕われてたんだなあ、と改めて実感する次第。
そして、あれだけバチバチと不倶戴天の敵として相容れぬもの同士としてやりあってた折紙と、こんな風に笑いあえるなんてねえ。ってか、十香と折紙が顔を寄せ合って笑ってる挿絵、尊すぎるんですけど。折紙がこんな穏やかに笑ってる姿とか見たことないんですけど。
すべてが終わった後の再会のエピソードとしては、最高に素敵で温かなお話でした。

……それはそれとして、士道ってば高校では卒業したあとも伝説の先輩呼ばわりされてるのか。てか、「僕だけの動物園」が公の情報として出回ってるんですけどw
そして、それらの凄まじい自分の風評を聞いてもまったく動じずに朗らかに笑っていられる士道のメンタル、いつの間にか鋼鉄を通り越して超合金みたくなってるんですけど。すげえ、すげえぜ士道パイセン。

後日談としても実に綺麗に〆て貰えた、とも思ったのですが、もうちょっとだけ続くようです。狂三の件とか実際問題片付いたとは言えない事も残ってるのも確かですし、もう少しこの子たちの先の話も見てみたいだけに、アンコール11の刊行はやはり嬉しいです。


デート・ア・ライブ 22.十香グッドエンド(下) ★★★★   



【デート・ア・ライブ 22.十香グッドエンド(下)】 橘 公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫

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さあ――私たちの戦争を終わらせましょう
精霊が存在しないはずの世界に現れた謎の精霊“ビースト”。目的も正体も不明の中、五河士道への執着を見せる謎の少女に、少年は命懸けの対話を試みる。元精霊の少女たちも士道の決意を叶えるため、覚悟を以て戦場へと集結する。精霊としての力があろうがなかろうが、関係はない。デートして、デレさせる―それこそが、これまで積み重ねてきたすべてなのだから。
「―おまえを、救いにきたんだ」「―シドー…」
そして戦争は物語の始まりでもある運命の日、四月一〇日を再び迎える―。新世代ボーイ・ミーツ・ガール完結!

終わった……。しばし感慨に浸る。
あらすじのいつもの「さあ――私たちの戦争をはじめましょう」がこの巻に至って、「さあ――私たちの戦争を終わらせましょう」と綴られているのを見てから、最終巻の雰囲気たっぷりだったのですが、読み終わって改めてぼんやりと終わったなあ、という感慨を噛みしめる。
長い、長いシリーズでしたけれど本作ってどちらかというと尻上がりのシリーズだった気がするんですよね。巻を重ねるごとに面白くなっていった。盛り上がっていった。キャラが掘り下げられ、世界観の深淵が覗けて、増えていく精霊たちが一人ひとりの出番が薄くなるどころか化学反応を起こして、むしろ自己主張や存在感が増えていくような。そんなどんどん広く大きく密度濃くなっていく物語でした。
正直、グッドエンドというサブタイトルは……この次にトゥルーエンドとかグランドシナリオとかがあるんでは、と構えてしまったのですけれど、どうやら本当にこれが最後の模様です。
あとがきで作者さんが登場人物の一人ひとりに、感謝の言葉を綴っていくんですよ。キャラの感想とか紹介じゃなくて、一人ひとりに語りかけてありがとうを告げていく。この物語とキャラクターたちへの愛情の深さと温かさを感じさせてくれる光景でした。
さながら卒業式みたいで、じんわりキてしまった。

涙腺に殴りかかってきたと言えば、冒頭からの六喰の話は初っ端からガンガン来られましたけどね。六喰という娘は後発も最後発の登場で、日常編なんかでも新しい顔を見せてくれてこれからもっと色んな側面を見せてほしいと思わせてくれる娘だったんだけれど、この家族との再会編はあの「頑張って」に送り出されるシーンの破壊力はほんとパなかった。
対してなかなかショックだったのが七罪の過去。この娘の過去って、本人が匂わせていた人間不信気味のコミュ障とか学校で虐められてたっぽい反応から想像していたものと、実際のそれはかけ離れてたんですよね。悪い方向に。
虐められてたレベルじゃないじゃん。うん、いや学校ではいじめというか阻害されてたみたいだけれど、それ以上に家族関係が最悪すぎてちょっと絶句レベルでした。むしろ、あんな環境で育ってよくこんないい子に育ったものです。七罪の強さ優しさは家庭環境に負けなかった、歪まず屈折せず七罪が個人で勝ち取ったものと言えるのでしょう。多少捻くれてたり自虐気味だったりするの、むしろよくその程度で押し留めたよ、と言いたくなる。
皆がなすすべなく倒されてしまった中で、ひとりビースト相手に大金星をあげてみせたのも、七罪らしい活躍でした。普通に考えても、七罪の精霊の能力って他の精霊の力ほぼ完コピできるって尋常でないよなあ。
そして、ついに八舞完成体の登場。そうかー、元々耶倶矢と夕弦って別々の双子の姉妹が精霊化したわけじゃなく、本当に一人の人間「風待八舞」が二人に分裂した形だったのか。精霊が元人間、という設定が確定してからも彼女たちについては詳しく触れてこなかったのでどうなのかな、と気になってはいたのですけど。
でも、ここで覚醒した風待八舞は本来の八舞さんとはまたちょっと違うんですね。耶倶矢と夕弦という人格がそれぞれ確固としたものになり、幾多の経験を経て確立された結果、その融合体として現れた八舞は、二人の性格的特徴を引き継いだ全く新しい八舞だったのである。
……なにげに、まだこれキャラ定まってないですよねw 耶倶矢と夕弦のキャラ混ぜた感じがマーブル模様みたいになってるし。ただ、今まで居なかった「お姉さまキャラ」(二亜はナチュラルに切り捨て)だっただけに、八舞日常編も見ていたかったけれど。
いやでも、この風待八舞って精霊たち全体で見てもこれ普通に登場してたら最強格だったんじゃなかろうか。
誘宵美九はブレることなく一貫してヘンタイ美九でした。うん、ホントブレなかったなこの娘!
というかこの娘の場合、可愛い元精霊の女の子たちと同居生活、という時点でハッピーエンディング、ハッピーウェディングだったのでその時点で彼女の物語は完成してしまってたわけか。海外進出とかも、こうなると余技だわな。

そして、異世界平行世界でも相変わらず大便利な狂三さん。この人、冷静に振り返っても世界救いまくってません? 滅びが確定した世界をどれだけひっくり返して救世してるんだか。なにげに、色っぽい大人の女性になった狂三さんが見られたので、それはそちらで大満足である。
狂三に関しては、まだ物語としてのやり残しが正直あると思うので、そちらは短編であるアンコールがまだ出るようなので、そちらで決着つけるんだろうか。

そして、サブタイトル通りのエンディング。うん、これってね最後まで崇宮澪の愛の物語だったな、と思うのですよね。世界に溶け込んだ彼女の意志、十香を産んだのもまた彼女だとするならば、このエンディングこそが母の愛だったんじゃないだろうか。
親友だった令音さんに思い馳せる琴里が、ようやく流せた涙が胸を熱くする。
この世界は、きっと彼女がずっと見守ってくれているのだろう。

そして、再び訪れる四月一〇日。五河士道と精霊たちの戦争の始まりの日は、ついに終戦の日と相成ったのである。

長い長いシリーズでした。完結、お疲れ様でした。そして、良い物語を、本当にありがとう。


シリーズ感想

デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット 6 ★★★☆   



【デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット 6】 東出 祐一郎/ NOCO 富士見ファンタジア文庫

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白の女王の軍勢攻め入るファンタジー世界の第五領域へと辿り着いた狂三たちは、ギルドで冒険者登録をすることに。名称:時崎狂三、レベル:死シ死シシネネ、冒険者ランク:?天使:理解不能能能能能能能能ノウノウノウノウノウノウノウノウ“刻々帝”
「本当に『わたくし何かやりまして?』案件ですよ」
パーティメンバー(響、アリアドネ、蒼)も驚愕のステータスで、白の女王の目的を阻止するため、ダンジョンでチート無双する狂三だったが…。「彼女はわたくしと同じ精霊。恐らく、その反転体ですわ」最深部のラスボスは、いてはならないはずの精霊で―。

第五領域はリアルMMORPG。ゲームについての知識皆無な狂三さんのわからないまま響に手取り足取り?戸惑いながら教えられるのかわゆすぎる。そして、ビキニ鎧の凶悪さ加減よ。この鎧で剣ではなくて、銃を装備というのもまた趣深いよね。
ただ肝心のステータスが完全に「窓に!窓に!」案件だったのには笑ってしまった。普通にバグってるのと違う冒涜的恐怖でイカレ狂ってる風味ですし。へいへい、ステータスさんビビってる?
響は響で数値的にはアレでしたけれど、ジョブとかスキルやらなんやらが山師とかプロの三下っぽいのがさすがである。
ここでついに、この世界にいる準精霊たちがどういう存在なのかがわかってきたのだけれど、彼女たちが既に死んでしまっている存在だったとしたら、どうして狂三がこの世界に落ちてきたのか。理由が謎だったけど、そうかそうだったのか。彼女もまた、同じだったわけだ。
この狂三が分身体であることは既に判明していたわけだけれど、「どの」狂三であったかはまだ明言されてなかったですよね。おおよそ想像は出来ていたのだけれど、ここではっきりと明言してくれたのはありがたい。そうだよなあ、狂三の中でも特に「彼」に対して恋い焦がれ一途に思いを寄せているのって、「あの」狂三がもっともふさわしい。圧倒的な納得である。
もっとも情が深く、どこか純真で冷酷になりきれない優しい個体。そうか、あそこで潰えたはずだった彼女の物語は、今ここにこうして続いていたのか。そう思うと、感慨深いというかじわりと胸に湧き上がってくるものがある。
そして今の狂三には、新しく大切なモノが出来てしまっている。心通じ合わせることが叶ってしまった仲間たち。自分の恋を理解してくれて、応援してくれる多分本当の友達を。
でも、もしこのまま「彼」に会うためにこの臨界を出ていくということは、響をはじめとする仲間たちと別れることになってしまう。いや、別れるだけならまだしも、狂三の脱界が臨界の崩壊に繋がるのなら、それは明確な選択になってしまう。はたして、狂三は大切な友達を見捨てることができるのか。
それ以前に、友達と「彼」を天秤にかけることができるのか。

狂三の恋を誰よりも応援しながら、でも今新たに狂三と離れがたい狂おしいほどの思いを胸の奥で渦巻かせている響。想い人のために脇目も振らず突き進んでほしい、でもこれからもずっと自分と一緒に居てほしい。両方ともに響の本心で、張り裂けそうに高鳴る思いで、響ちゃん闇落ちするか女神になるか、いずれにしても第一巻で速攻本物の精霊相手にジャイアントキリングを決めたように、三下のくせにラスボスのポテンシャルを秘めた彼女こそが、やはり最後のキープレーヤーになりそう。
だいたい、この子が素直に囚われのお姫様とか洗脳された駒とかで落ち着いているのは想像できないし。

一方で、本来のラスボスである白の女王。そうかー、こちらも予想外でありながら納得の正体。いや、本当に白の女王が「彼女」であるかはまだ定かではないのだけれど、ここが死んでしまった女の子たちが集まる場所、である以上、そして狂三に殺されたという来歴は彼女を狂三の反転体という存在に座らせるにふさわしい存在とも考えられるんですよね。
それに、この狂三にとって「友達」という存在がこの臨界の旅の中で無視できない最重要の重さをなしてきた中で、「親友」というキーワードがこちらの方向からも投げ込まれてくるのもなるほどなあ、と思わせる展開だ。

しかし、今回はやたらと蒼が可愛かった。戦闘狂で脳筋で勇んで突っかかってくる何を考えてるかよくわからない娘、という印象だったのが全部ひっくり返りましたよ。純粋一途で、むちゃくちゃ可愛いじゃないか。それに、考えなしではなくて彼女なりにとてもよく考えていて、狂三の想いをちゃんと理解していて、それを認めながらももし叶うならばという蒼の素直な好意の吐露は胸にくるものがありました。
いい子じゃないかー。

東出祐一郎 作品感想

デート・ア・ライブ アンコール 9 ★★★★   



【デート・ア・ライブ アンコール 9】 橘 公司/ つなこ 富士見ファンタジア文庫

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「あなたたちは何者?」
士道不在の五河家で精霊たちと両親が邂逅!?「そろそろ将来を見据えて、あたしたちの愛の巣を買おうと思うっちゃ」漫画家の二亜がマイホーム購入計画!?「…求人情報誌とかリクルートサイトとか見てみたけど、何なのあれ。なんでみんなあんなにコミュ力求めるの?」学校に行きたくない七罪が就職活動!?「―『塔』への挑戦を希望する」士道の未来の伴侶(自称)折紙が花嫁修業!?変わろうとしていく精霊たち。「なんと…!これが船だというのか!?」そんな精霊たちと士道が乗った豪華客船で何も起こらないはずもなく!?さあ―変わらない賑やかな日常を楽しみましょう。
表紙は二亜。歳を考えろ、とか言ってはいけない。
いやでも、実際二亜って精霊たちの中では唯一の大人なんですよね。なのでか、精霊たちに対しては庇護者として振る舞う士道がただ一人甘えた姿勢を見せるのも彼女だけなのである。あのキツイ当たりを甘えてるというのか、と疑問を覚えるかもしれないけれど、士道が塩対応してみせるの二亜だけなんですよね。それって、つまるところ二亜に対して全然遠慮していないという事であり、不満や不平を隠さずぶつけられる相手、それを笑って許してくれる人、と士道が無意識下でも思ってるということなんじゃないでしょうか。まあ、塩対応される理由の殆どは二亜の自業自得ではあるのですけれど。でも、いつもおちゃらけた態度ばかりとってる人ですけれど、肝心な時にいつも士道を庇護し支えて導く姿を見せてくれるのも彼女なんですよね。
大人のキャラは幾人も居ますけれど、そこまで踏み込んだ関係の人はいないですし、二亜が来て馴染むまでは令音さんがそのへんの役割を担ってたとも言えるのでしょうけれど、彼女の士道への感情は非常に特殊なものだったわけですしね。
あの二亜のズボラで自堕落でお世話しがいのある生活スタイルは、実のところ世話好きで結構家事好きな士道とは相性バッチリだと思うんだけどなあ。
ともあれ、二亜の士道のみならずみんなのお姉さんというスタイルはほんと好きです。橘先生もよっぽど二亜の事好きなのか動かしやすいのか、シリーズ終盤は何気に二亜と七罪の二枚看板だったような気がします。
にしても、二亜の短編で出てきた不動産屋の青木女史、モブなのにやたらキャラ立ってたなあw

作中でちゃんと出るのは初めてでしたか、士道と琴里の両親である竜雄・遥子夫婦。いやあ黒リボンの琴里ってお母さん似なのか。サプライズ帰宅した二人を待ち受けていたのは、折紙を筆頭とした精霊少女たち。もはや魔境である。いや、普通なら四糸乃とか十香とか七罪とかならそんな拗れるメンツではないはずなのだけれど、そこに折紙がいるだけで大惨事である。こいつはほんとにーw
そこに暴走しがちな美九やら八舞姉妹が絡めば目を覆わんばかりのことに。
いやうん、あっさり受け入れないでちゃんとビビってくれる五河夫婦、常識人らしくてよかった。でも、常識人とは言ってもこの二人って過去を遡れば、士道の前身だった崇宮 真士と真那の友人だったんですよね。そんな彼らがラタトクスに入り士道を引き取ることを決意するに至ったのには、かつての友人の死と失踪にそれだけ思うところあったから、なんでしょうけれど軽々に決断できることではないだけに、生半可な人たちじゃないんですよねえ。
しかし、五河のお父さん。何気にラッキースケベ体質だったりするの若かりし頃が気になりますなあ。相手、奥さん限定だったのか。

七罪チャレンジ、後発となる本編21巻での一年後のエピローグでは、ちゃんと学校に通い出してる七罪だけれど、そうかその間に挟まるのがこの話なわけか。以前に出来た友達ともう一度縁を結ぶお話なのだけれど、何気に七罪、文化系創作スキルではジャンルを問わない超天才だった、という。いや、七罪ちゃんマジすごいんでないのこれ? 引きこもりでも十分やってけるレベルじゃないですか。二亜のアシやってるのって単に器用だからという問題じゃなかったのか。
残念ながら七罪本人は自分の才能にさっぱり気づいていなくて、どうやら将来にもまったく寄与しそうにないのが勿体ないのか、本人はそれで良かったのか。

折紙、花嫁修業に勤しもうとしたら花嫁修行になってた件について。普通にこう、『魁!!男塾』の驚邏大四凶殺みたいな花嫁修業場がある世界とかやだなー。ってか、折紙は花嫁修業するならまずこう常識を学ぶことから…って書いてて折紙鳶一にそれを仕込む無為さをひしひしと感じて虚しくなってきたのでやめとこう。


美九ってもはや存在自体がスキャンダルみたいなもん、というかマジでアイドルちゃんとやってたのかこの子。自重を全くシない知らないそのスタイルからして、番組前の楽屋挨拶ぐらいから可愛い共演者とか居たら粗相してそうなんだけど。というか、本番中でも構わず、というのが容易に想像できてしまうのだけれど、今までそういうのって噂レベルで留まってて発覚とかしてないのかー、そうかー。
てか、普通に張ってたら士道の家に入り浸ってるのすぐにバレそうだけれど。


今回、珍しくアンコール常連な狂三さん、出番少なかったんだけど、少ないなりにその少ない出番で存在感示しまくって色々持ってってしまうの、さすがです。この人、暇なときはひたすら猫追っかけてるのか? なんか、猫狂いなの信者層にまで周知されてしまってるっぽいのだけれど。
オールスターキャストなクルージング編では、当人最後の方まで登場しないにも関わらず、シージャックに現れたアレな人たちのせいで風評被害的な意味も含めてえらいことに。あと、アレな人たちはともかく狂三の猫耳スタイルはお目にかかって見たかった。


シリーズ感想

デート・ア・ライブ 21.十香グッドエンド(上) ★★★★   



【デート・ア・ライブ 21.十香グッドエンド(上)】 橘公司/つなこ  富士見ファンタジア文庫

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DEMとの最終決戦。始原の精霊―崇宮澪との戦いから一年。そして夜刀神十香が消えてしまってから一年。元精霊の少女たちは過去と向き合いながら未来へと進み始めていた。五河士道もまた喪失感を抱えながら精霊が消滅した世界でのいつも通りの日常が始まると思っていた。存在しない精霊の少女と出会うまでは―。「―君、は…」「…名、か。…そんなものは、忘れた―」世界を否定するかのように世界を壊す少女を前に琴里は士道に言う。「あなたの出撃は認められないわ」さあ―私たちの最後の戦争を始めましょう。

グッドエンドとは!

ジャケットデザイン、グッドのgの字も見えないくらい「死ぬがよい」なんですけど! 作者も思わずサブタイ変える?と聞いてしまったくらいにはグッドエンドテイストなんですよねー。タイトルの文字に罅入ってるのは作者のコメントではじめて気が付きました。
ってか、あとがきでネタバレしてません、これ!? いや、目次で思いっきり書いていると言えば書いているのですけど。
最終巻ということで、精霊たち一人ひとりのエピローグが丁寧に描かれているんですよね。上下巻構成になったことで、より一人ひとりを掘り下げて描けているというのは実にありがたいことです。
今回は折紙から二亜、狂三、四糸乃、琴里と実は初めてなんじゃないか、という数字一から五の並びに。精霊たちの名前に数字が入っているのは自明のことですけれど、これまでこの数字が特に意識して扱われたことはなかったはずなんですよね。登場順とかも全然バラバラでしたし。でも、今回最後となるところで数字順、というのがまた考えさせられます。この順番だとラストはまさにあの子になるんですよねえ。
で、この個別エピローグが本当にしみじみとしていていいんですよ。これで終わり、エンドというのじゃなくて、過去に思いを馳せ未来へと進んでいく過程であり、しかし一区切りとして確かに自分の中の何かを終わらせ、何かを始めようという一歩を描いたエピローグになっているのです。
そこでいきなり、結婚式しようとする折紙はさすがとしか言いようがないけれど、ガチのではなくイベントごとで押さえているあたりにこの子の成長が伺えます。最初の頃の折紙なら問答無用で本物の結婚式に持ち込もうとしていたに違いないのにw
そして、大人として士道を見守り導こうという二亜。この人ダメ人間なんだけれど、精霊たちの中で唯一ちゃんとした大人でもあり、士道が甘えられる人でもある事を思い出させてくれます。
士道もまた、十香を喪って一年が経とうとしているこの時期に、自分の進むべき道を見定めていくのですけれど、それをこうしたヒロインが一区切り打つ話であるエピローグの中で彼女たちの姿を通して掴んでいくわけですけれど、その中でも二亜は意図的にはっきりと士道を促し彼の動き出すきっかけを、背中を押してるんですよね。こういうところ、ほんと頼りになるお姉さんでこの人が加わってくれた事は大きいんだな、と思うんですよねえ。

で、このまま何事もなく穏やかに日常が続いていくわけがない、というのを示唆しているのが狂三なわけで。狂三が企図していた、始原の精霊を倒してすべてをなかったことにするという計画は結局達成できないまま精霊のちからが消えてしまったわけですけれど、そうなるとこれまで狂三が殺した人間は蘇ることなく、そのままという事実が残ってしまうんですよね。いつか時間を巻き戻してなかったことにするという決意があったからこそ、躊躇なく人を手にかけてきた狂三にとってこの結末は罪だけが残ってしまったエンドになってしまう。果たしてこの壮絶な覚悟を抱き続けた少女がこのまま結末を受け入れるのか。一瞬垣間見せた狂三の顔がすべてを物語っているのではないだろうか。いずれにしても、このままでは済まないし済まさない、という可能性を彼女の意思と語られた推論によってこの時点で示唆していたわけだ。

一番今回の話で胸を打ったのは、やはり四糸乃の話でしょう。登場当初から名字もなくただの四糸乃として現れ、生まれながらの精霊のように描かれていた彼女。それが純粋な精霊は十香だけ、それ以外は元人間という事実が明らかになったことで四糸乃もまた元は人間だった事が証明されたのだけれど、その素性については全く明らかにされてこなかったんですよね。ラタトクスの調査力がそれを調べられないはずがないよなあ。
というわけで、この氷の精霊の本名が氷芽川四糸乃という少女だった事が判明。その喪われた過去を辿るために四糸乃が仲良しの七罪と士道と一緒に氷芽川四糸乃が生きていた街を訪れる。そこで明らかになる彼女の右手のパペット「よしのん」の正体。四糸乃という人間の少女が受けいていた目一杯の愛情を知ることになるのである。
本編終盤で一番人間的にも女性的にも成長したのが四糸乃だと自分は思っているのだけれど、この過去を取り戻す物語によって四糸乃という少女はヒロインとして見事に完成したようにすら思うのです。

そして、妹という立場でありながら兄に恋してしまった琴里の物語。彼女の人格転換のきっかけとしているアイテムの白黒リボン。ラタトクス司令として振る舞うための強さを自らに暗示するための黒いリボンに、自分を奮いたたせる以外にそんな恋する女の子としての健気な想いを捧げていたとか、この子はほんと年季は折紙以上に長年に渡って一途に想い続けてたんですよね。
そんな彼女の勇気ある告白と新たな決意。四糸乃もそうだったけど、中学生組の女性としての羽化が目覚ましいばかりです。

そんな中でありえないはずの新たな精霊の登場。ビーストと名付けられた謎の精霊の正体とは。今は力を喪ったみんなの精霊としての能力を、一人で使っているような節もあって一体なんなんだ、こいつ、とイイたいところなんだけれど、その正体は示唆されてるんですよね。いや、そっちか!?と驚きはあったのですが。
それに、折紙と二亜。この二人に一体何が起こったのか、起こってるのか。こっちはほんとにわかんねえ。どうなってるんだ、この二人!?

と、新たな生活を送っている元精霊の子たちに加えてもうひとり、エレン・ミラ・メイザースもまた一部の記憶と魔術師としての能力を喪ってラタトクスに保護されて、自活させられてるんですが……おいおい、エレンって短編とかで滅茶苦茶イジられてたように、エレンから魔術師の部分を取り除いてしまうと、ポンコツしか残らないんですけど。この世界最強の魔術師てば、世界最強の無能ポンコツに成り果ててしまうんですけど!
ウッドマンとカレン、この姉引き取った方がいいんじゃあ……。

シリーズ感想

デート・ア・ライブ 20.十香ワールド ★★★☆  



【デート・ア・ライブ 20.十香ワールド】 橘公司/つなこ  富士見ファンタジア文庫

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崇宮澪によって救われた世界。五河士道と精霊たちの平穏な日常が戻ってきた。しかし皆が笑顔で過ごす中、どこか違和感を覚える士道に狂三は衝撃の真実を告げる。
「―放っておけば、やがて世界は十香さんごと自壊してしまうでしょう」
十香が作り上げたという理想の世界を元に戻すべく、動き出す士道だが、そのための時間はあまりにも短く…。
「あたしたちも、戦争としゃれこもうじゃないの」
世界を維持するための霊力を捻出すべく、残された精霊たちはバトルロイヤルをすることに!救われた世界でひとりだけ救われなかった少女をデートして、デレさせろ!!

これ、十香が。十香だけが純粋な精霊だった、という設定がここで効いてくるのか。もっとこう、能動的な理由で純粋精霊が誕生しているのかと思ったら、澪の回想を見ると感傷的なものだったんですねえ。純精霊としての出自も、反転体の存在も作品のクライマックスで重要な意味を持つだろうとは想像していましたけれど、その想像というのは世界や精霊全体の行方に対するキーパーソンという役割だと思っていたので、ごくごく単純に夜刀神十香という少女の行く末にのみ重要な意味を持つという使われ方をするとは思っていなかったんですよね。クライマックスで重要な意味を持つ、という良意味ではズバリだったのですけど。
精霊の反転体とは霊結晶の化身のようなもの、と前に反転十香が言ってたんでしたか。でも、十香は霊結晶から人間を介さずに生まれた存在、ということは反転十香……士道が命名するところの天香だけでなく十香自身も霊結晶の化身みたいなものなんですよね。他の反転体と違って、十香と天香がこれほど別々の個体として、姉妹のように存在してしまったというのは純精霊であることも大きなファクターだったんだろうか。天香が反転体というにはあまりにも精神的に落ち着いていて、狂化されていない人格はそれこそ普通の精霊のようなんだよなあ。
素直じゃない捻くれ者だけれど、イイ子という観点においてはまさしく十香の姉妹という感じなんですよね。そんな天香が最後の最後に澪の霊結晶を使って生み出した、誰しもが望む夢のような世界。
別に極楽のように浮世離れした世界なんかじゃなく、ただほんの少しだけ悲しい事実が書き換えられただけの、普通の世界。ただみんなとワイワイ学校に通うだけの、地続きの日常。それが十香の望んだ世界というのは、彼女らしくて微笑ましく、それで満足してしまえるのが少しだけ寂しいと思わされてしまう。いや、それで十分幸せと言い切れるほどに、彼女の周りに集った面々は大切な人たちだったのだろう。その大切な人たちが自分と一緒に笑っていられる日常。それにまさる幸せはないのだ。
それすらも、彼女のもとには残らない。
ここにきて、始原の精霊たる澪の霊結晶が消えてしまったら、彼女から生み出された精霊たちは消えてなくなってしまう、とかそんな話全然聞いてなかったよ!
他の精霊たちは人間をベースとして生まれているので、精霊の力がなくなっても人間に戻るだけ、なんだけど、純粋に霊結晶から生まれた十香は存在まるごと消えてしまう。それがわかっていたからこそ、天香は最後の幸せの時間をこうして稼ぎ、過ごさせてあげようと考えてこの世界を創ったのだ。
これ、士道はどうなるんだろう。十香とはまったく違うけど、彼もまた澪によって「産み落とされた」存在であるのは確かなんですよね。彼は精霊ではないので、関係ないのか?
それに、精霊の力がなくなってしまう、ということは狂三の力もなくなっちゃうんですよね。狂三と約束した「人間の狂三たち」を救うという約束果たせなくなっちゃうんじゃないの、このままじゃ?
歴史そのものを改変して始原の精霊が誕生した影響によって死ぬことになってしまった人たちを救う、という狂三の目的。そのために、いずれ死ななかったことになるという前提で幾多の人々を殺してきた狂三にとって、このまま精霊の力がなくなってしまうという展開は非常にマズいんじゃ。
真那の人体実験によって壊されてしまった身体をザフキエルで治すのは大事だけど、めっちゃ大事だけど本番はむしろここからじゃないのかしら。
そもそも、この完全に詰んでしまった状況をひっくり返すのって、またぞろ狂三さんのお力をお貸しいただかないといけないという事なんじゃないの?
この誰も疑問に思えなかった状況に針の穴をあけて、皆に真実を開陳したのも狂三なら、十香が最後のデートを士道と過ごす時間を稼ぐために、精霊の力を消耗して世界の維持にあてる目的のバトルロイヤル、立案準備したのも狂三なわけで、ほんと終盤入ってから狂三さん七面六臂の大活躍がいつまで経っても終わらない!?  バトルロイヤルの方もお膳立てして、自分裏方回ってましたしねえ。
ちなみに、勝者の方は完全にこれは予想外でした。いやしかし、この人選は納得だよなあ。本の挿絵の方では初お目見えの凍鎧(シリヨン)。あの小さい体にガチガチの全身鎧は正直格好いいです。

さあ、ついに次がこのシリーズの最終幕。ついにここまで来たのかと、感慨深いです。

シリーズ感想

デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット 5 ★★★☆   



【デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット 5】 東出 祐一郎/NOCO  富士見ファンタジア文庫

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「第六領域への扉を開かせたいなら―お金を稼いでね」
第七領域の支配者―佐賀繰由梨から提示された条件を満たすため、時崎狂三と緋衣響はカジノでお金を稼ぐことに。スロットでスリーセブンを出すも目標金額には、まだ遠く。時同じく第七領域に集う第二、第四、第六領域の支配者たち。
「つまり皆様、わたくしと敵対するおつもり…ということでよろしいですわね?」
支配者たちと全財産を賭けてポーカー対決をすることになった狂三は勝つための手段として、夜の街でバニーガールに!?さあ―わたくしたちのギャンブルを始めましょう。
バニー超似合いますね、狂三さん。そう言えば、かの伝説の「僕だけの動物園」では狂三のバニー姿だけは拝めなかったので非常に眼福。狂三的にはバニーガールってありなんだろうか。自慢のゴスロリとはだいぶ方向性が違うのだけど。
今回は第二、第四、第六、第七の領域支配者が一斉に集っての盛大なギャンブルパーティーとキャラも揃えてまいりました。ここで顕著に白の女王と領域支配者たちとの対立に狂三がキーパーソンとして重要な役どころを担う、という構図が定着してきた感がありますが、恐ろしいのは誰が白の女王の手駒になっているかわからないところ。「恋」を感染させることによって領域支配者ですら容易に駒へと引き落としてしまえる白の女王は、単身でありながら既に隣界全体を敵に回しても押しつぶせるくらいの勢力になってきてるんですよね。そもそも白の女王自体が狂三の反転体なら、彼女もまた準のつかない精霊になるわけですし。
ともあれ、第七領域はギャンブルによって成り立つ世界。次の領域に行くには一定のお金を稼がないといけない。となると、いかな正規の精霊と言っても狂三も力押しでは攻略できない。
めっちゃ強盗で強奪する気満々でしたけどね! 力押しでぶち抜ける気満々でしたけどね!
それでもまあ、各領域支配者を相手に回し、ポーカー勝負で通行権をかけて勝負することに。時崎狂三といえば、数いる精霊の中でも決して脳筋型ではなく、戦闘脳ではなく、むしろ影に潜んで暗躍して手のひらの上ですべてを操ってみせる、いわば精霊の中でも屈指の知略派。この手の騙し合いペテンの掛け合いに関してはスペシャリストでもあったわけで。
でも、このギャンブルに関しては策や寝技ではなく、思いっきり女は度胸! で押し切ったようにも思えます。ポーカーこそ、ポーカーフェイスの語源の通り感情を揺らさないこと、で勝敗が左右されると言えるので、その肝を抑えきっての勝利なのでしょうが。
だからこそ、勝負に際しての感情を隠しきってみせた狂三が、勝負のあとの響の本音に赤面しきってしまったのって、余計に来るんですよねえ。いやもう、狂三の響への信頼度親愛度がパないことになってるなあ。
後半のミステリー編。犯人は誰だ、という推理パート。ここでようやく七罪が該当する第七領域らしくなってきた、と言えるのでしょうか。いや、騙し合いというギャンブルも、本編での七罪担当回を振り返ると当てはまっている気もしますけど。
カラー口絵のシャーロック風のインバネスコートと鹿撃ち帽の狂三コスプレは、これまたご馳走様でした。このシリーズ、狂三ファッションショーとしての側面も大いにあるよなあ。
このミステリーパートも、終わってみればこのシリーズで一貫している「恋」の物語でした。恋に足を滑らせ、恋に狂い、恋に沈み、恋に潰える。無残で憐れで独り善がりで他人をも巻き込む凶行で、しかしそこに一切の後悔を残さない、そんな恋の残酷な物語。
白の女王のもたらす恋は、そんな破滅の恋ばかり。狂三の在り方にも多分にそうした在り方があるからこそ、反転体の白の女王の振りまく恋は凶悪な疫として引き立っているようにも見える。次々とそんな白の女王が感染させていく恋を目の当たりにし、対峙する狂三は己のうちに燃え盛る熱い熱い恋情を、果たしてどのように扱うのか、花咲かせるのか。
そろそろ、クライマックスも近づいてきましたか。

シリーズ感想

デート・ア・ライブ アンコール 8 ★★★☆   



【デート・ア・ライブ アンコール 8】  橘 公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫

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「なんでよりにもよって私が教師なわけ?」
七罪が先生になって精霊たちのクラスを担当!?
「民を幸せにできずに何が王だ!」
国のため、民のため、そしてきなこのため十香は圧政をしく王を倒す!?
「また逃げたわね本条ぉぉぉッ!」
琴里編集長の怒号が響き渡るラタトスク編集部発行『フラクシナスマガジン』の校了!?
「―店は決まっておるのか?」
六喰太夫が遊郭でお座敷遊び!?これは世界から否定されなかった精霊たちの、もうひとつの物語。五河士道はいくつもの『IF』の世界を渡り、ある真実に辿り着く―。ありえたかもしれない戦争を始めましょう。


【七罪ダブル】
いやそりゃ七罪以外に先生出来るような人材、精霊の中にはいないでしょうに。タマちゃん先生でも出来るんだから誰でも出来るだろう説はあるけれど、二亜とかにやらせると普通にダメ教師になるしなあ。
ちみっこい方が先生役というのも大正解である。久々に七罪の大人バージョンも見れて良かった、というか今回は女子高生バージョンか。自信がなかなか持てないちびっ子七罪の憧れは、やはり大人な自分なんだろうけれど、内面の成熟度からすると今の七罪の方がしっかりしているんですよね。女子高生な妹の方の七罪が、姉である本当の小さな七罪への憧れを語るのはさて、いったい誰の思いなのか。
あと、二亜は女子高生はさすがにコスプレ感が酷すぎてアウト。ってか、学校でビール缶カラにして酔っ払うな!


【十香ブレイブ】
前回の七罪二人に引き続いて、今回も反転十香と純正十香の対決ということで本作のコンセプトって自分との対峙なのか、と勘ぐったのだけれど後々見ると別にそんなことなかったぜ。
最近十香の成長著しいんですよね。今回も真っ当に勇者して、民の安寧を語ってたりするし。前はそんな難しい話できなくて、ひたすらハングリーモンスターしてたのに。
何気に今回も二亜がやりたい放題酔っ払っていて、この呑んだくれ本当に誰かなんとかしろ。まあ何故かこの人、自分から小物ロールはじめて自分からギャフンと言っちゃうので放っておけばいいような気もするんだけれど、美九の方はあれ放って置くと際限なくやらかすので、あちらこそ誰かなんとかしろ! 今回なんか本人登場していないにも関わらず、酷い存在感でした。被害者七罪が可哀想過ぎるw
前は変態は折紙のワントップだったのだけれど、美九と二亜が加わったことで酷さが三倍になってきたなあ。


【琴里エディター】
うちの妹は頼もしいけれど、それ以上にダダ甘なお兄ちゃんっ子なのです。琴里編集長のもと、新人編集士道が難儀な精霊作家たちから原稿をもぎ取るお仕事編。
だから本当に二亜と美九はなんとかしろw って、本作ではそればっかり言ってるような。このあともそればかり言うしかないのである。折紙もあれはあれでブレないのだけれど、彼女って意外とちゃんと与えられた役に乗っ取りつつそこで変態プレイかましてくるので、世界観には従順なんですよね。対して、二亜と美九はブレなさが貫かれすぎていて、どこの夢でもやってること変わらないw
さて、しかし作品名を見ると琴里も相当にガチである。血のつながらない義妹というポディション、活用する気満々じゃないか。でも、士道もラストみると相当甘やかしてるよね、これ。


【六喰ゲイシャ】
何気に一番しっとりとしたラブストーリーしてたのが、この六喰をヒロインとした苦海編。十香と同じ無垢で純心なタイプな六喰なんだけれど、まだ子供っぽさがつきまとう十香に対して六喰の方は艶が全然違うんだよなあ。一途だけれど湿潤な色気が醸し出されていて、なるほど六喰の花魁はまさに適役でありました。イラストもまた気合入ってて。花魁六喰の後ろの禿な七罪と四糸乃のコンビも可愛らしさ突き抜けてましたけれど。
これ、全員分描いておくべきなんじゃなかろうかw
何気にお座敷遊びも知らないのがあって、勉強になりました。


【士織スピリット】
本作随一の怪作!! って、これ誰の夢なんだ!? 新たに出現した士織という精霊をデートしてデレさせて攻略することになった五河士道。しかし彼は知っている。彼女・士織は自分が女装した姿! どうやら本当に女体化しているようだけれど、あれは紛れもなく自分さー。というわけで、自分を攻略するはめになった士道。ちなみに相手の士織の方も士道が自分だとわかっている。お互い自分同士とわかっていながら、デレさせることが出来るのか。という倒錯極まった話であり、シリーズ通して実は士織が一番可愛い、という説を鍛造して鍛え上げるかのような話である。
てか、ガチでデレやがった二人共w
士道くん、今まで数あったデートの中で今回が一番楽しそうだったぞw


【その幕を下ろすのは】
さても今回の夢のお話の黒幕の登場である。なんかその多重存在な設定、ほんと便利ですよね狂三さん。
CRユニット装備の狂三とか、いつもの黒ゴスロリと全然印象違っててこれはこれで眼福!!
逆に白ゴスな真那がこれまた今まで可愛らしい格好をしたことがなかっただけに、さすがは士道の実妹というポテンシャル。そうですよ、彼女って士織の妹でもあるんですから可愛くならないわけがないじゃないですか。
狂三の夢でのドMっぷり、或いは士道のドSっぷりも笑いましたけれど。狂三はほんと色々と美味しすぎる。

シリーズ感想

デート・ア・ライブ アンコール 7 ★★★☆   



【デート・ア・ライブ アンコール 7】 橘 公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫

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十香に苦手意識をもつ六喰が、十香と大食い対決!?琴里の通う中学校に四糸乃と七罪が体験入学!?バレンタインのチョコを巡って狂三四天王が狂三にまさかの反乱!?喧嘩した耶倶矢と夕弦は一日限定で入れ替わって過ごすことに!?可愛い少女のために美九、二亜、折紙が怪盗に!?五河士道も知らない精霊たちのガールズサイド!「大丈夫ですか、レディ」「お名前を伺っても…よろしいですか?」さらにアラサーガールのタマちゃん先生が、令音を誘って参加した婚活パーティーで、ついに運命の相手と巡り合う!?さあ―少女たちだけの日常を始めましょう。


【十香フードファイト】
六喰って喰うという物騒な漢字が名前についてるけど、別に大食漢じゃあないんだよ。
封印の際に十香にえらい目にあわされた六喰が十香に苦手意識を持って逃げ回っていた、というのは意外ではあったけれど六喰って傍若無人に見えてあれでどちらかというと大人しい性格だからなあ。
純真という意味では十香と似ているとも言えるので、グイグイと手を掴んで引っ張っていくタイプの十香とあれで相性はいいんじゃないだろうか、とふたりの仲直りデートを見ていると思ったり。でも、何も考えてない十香が何を考えているか、良い方良い方に捉えようとする六喰、素でいい子である。無理矢理なフードファイトツアーにも文句言わずに付き合ってくれてるわけだし。


【四糸乃エクスペリエンス】
四糸乃と七罪の中学生体験入学。琴里を加えてこれで年少三人組になるのか。精霊の中では年下のこの三人が一番まともというか真っ当というのはそこそこ問題なんじゃなかろうか。
その中でも相変わらず、コミュ障のくせに拗れた人間関係をいそいそとほどいて解決して回る七罪さんはもう聖人君子のたぐいではなかろうか。なにかトラブルが起こると、こっそり解決して回ってるのこの子だもんねえ。何気にもう七罪さん、精霊の中でなくてはならない娘になってるし、四糸乃とは別の意味で作品の癒し系である。


【狂三バレンタイン】
狂三っていつも独りで面白いことしてるよなあ。
狂三の能力で現れる大量の狂三たちは分身とかじゃなくて、過去の狂三たちそのものなので一人一人自分の意志や考えを持っている、というのはわかっていたけれど、なんだよ狂三四天王ってw
一時期血迷って中二病にハマっていた時期がある、というのは誰しも経験があることかもしれないけれど、狂三さんちょっとひとりで多種多様の黒歴史がありすぎるんじゃないでしょうかw
ちなみに、現在進行系のあの黒ゴスは黒歴史の範疇には入らないんだろうか。あれはあれで立派な趣味だとは思うけれど。
絵師さんがめっさ楽しそうに書いていたのが想像付くイラストの力の入れようでありました。

【八舞エクスチェンジ】
いつも一緒にいるように見える八舞姉妹だけれど、入れ替わって生活してみて初めて知る、お互いのまったく知らない私生活。というふうに、けっこう学校とかでは別行動していて独自の活動していたんだなあ。いや、夕弦の方はわかるんだけれど、耶倶矢の方はあんなに同好の士が居たのか。
それにしても、本当に仲の良い姉妹でこのベタベタしすぎなくらいの好き好きっぷりにはほっこりしてしまう。


【美九バークラー】
美九、折紙、二亜の美少女怪盗団編。折紙が完全ミリタリー型潜入装備で美九が怪盗紳士スタイルなのはともかく、二亜のレオタードはうん、完全に年齢がバレてしまってます!  あれ、新作のシティーハンターの映画でチラッと登場していましたけれど、今の作画でやるとちょっとエロすぎませんかね!? ともあれ、二亜の胸部装甲では三女相当でありますが。
しかし、あの実在する怪盗たちってどういう設定なんだろう。デートの本編じゃ出番ないだろうし。もしかして新作候補からの出張とか。


【美紀恵メジャーメント】
エレンさん、本来なら普通に負けてたんじゃ……。あれって偶然みたいだし分かってて使ったのならズルなんだけど、なんでこの人勝って当たり前、という顔してるんだろう。
やっぱりこの人、実際はポンコツのたぐいなのか?


【令音マリッジハント】
令音さんを婚活パーティーに誘うとか。あとあとの展開知っているとなんかもう胸が痛くなってしまうじゃないですか。それでも動じずにどこか淡々とパーティーでの時間を過ぎす令音さんに切なさを感じてしまうのは自然なことなのか。
いやそれはそれとして問題は、大問題はタマちゃん先生と神楽坂が出会ってしまったことなんですが。なんだこの悪魔の組み合わせは!!


シリーズ感想

デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット 4 ★★★☆   



【デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット 4】 東出 祐一郎/ NOCO 富士見ファンタジア文庫

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白の女王が支配する第三領域から脱出し、第八領域に辿り着いた時崎狂三。第八領域では支配者側の絆王院華羽と、叛逆軍の銃ヶ崎烈美による終わりなき戦争が繰り広げられていた。次なる領域に行くため戦争を終わらせようと狂三は、絆王院側につくのだが…。離ればなれになった緋衣響はなぜか叛逆軍側で着々と上官としての地位を固めていて―。
「わたくしも折角ですから全力を出すことにいたしましたの」
「全員撤退!あそこにいるのは自意識を持った爆弾です!」
少女たちのひと夏の思い出は、花火のように鮮烈ながらも、散ってしまう儚さと寂しさもあり…。

響って実は有能なのか!? 前回もアイドルプロデューサーとして伝説作ってましたし、今回もトントン拍子で現場昇進を繰り返して最終的に叛逆軍の副司令官格に収まってましたしねえ。そもそも、初登場時では狂三を謀り倒して時崎狂三に「成って」いたわけですしねえ。言動はひたすらポンコツにも関わらず。まあそのよくわからない有能さは一貫した目的のために行使されるのではなく、なんか成り行きでどんどん目の前のことに注ぎ込んでいく節があるので、役に立っているのか迷惑振りまいているのかいささか不明なところもあるのですが。
そんな相棒というには無軌道な響のことを、さて狂三はどう思っているのかと思ったら案外素直に「友達」だと認める発言が。ここの、というよりも「この」時崎狂三は素直だなあ。
現世の時崎狂三が、愛する者も大切な人も何もかも切り捨てて、果たす目的があったからずっと孤高を貫いていましたけれど、こっちの狂三には思えばそういう縛りはないですもんね。だから、周りの人を遠ざけるような真似もせず、本来の彼女はどちらかというと情が深く他者とも良く交わる性質だったのを思えば、こちらが本来の彼女に近いのかもしれません。
それでも、かの冷徹さは兼ね備えていますし、記憶が定かではないにしても、狂三にとって「友達」という存在は決して軽々しく作れるものではなかったはず。その意味でも、狂三にとっても響の存在はかなりの比重が置かれている相手になってるんでしょうなあ。
そんな人が、自分がせっかく心配して探しに来てあげたのに、超遊び呆けてたら、そりゃ狂三ちゃん激おこですのよ。
激おこぷんぷん丸すぎて、普段の冷静さを思いっきり取りこぼしてテンションあげあげのまま誘い込まれて、響にジャイアントキリング決められてしまってるあたり、狂三マジで色んな意味で浮かれてたんだなあ、と生暖かい表情になってしまうところでありますが。ある意味、どれだけ響のこと気に入ってるんだよ、と。
逆ギレしたり拗ねたりせず、ちゃんと素直に敗北を認めて大人しくしているところなんぞ、なんとなく育ちの良さが伺えてしまいますが。

さて、本編はというと夏の世界。バカンスではないけれど、きっとそれは遊びの延長で、真剣勝負ではあっても命のやり取りはしない、楽しく愉快に思いっきり戦える……友達と、好きな人と本気で向き合えて、応えあえる楽園のような世界。
でも、そんな世界も白の女王による侵食は進んでいて、抗うにも屈するにもいずれにしても、夏の終わりは近づいていた。絆王院華羽の時間は終わりに近づいていたのである。
だから、華羽は最後まで抗うことにしたのだ。抗って、楽に身を委ねず苦しみもがくことを選んで、そうして最期まで好きな人と一緒に遊ぶことを選んだのである。全力で、本気で、彼の人と心通わせるために。
夏は明るく鮮烈で、そして同時に儚くあっという間に遠ざかっていく季節である。それは陽炎のように揺らめいて、薄っすらと消えていく。空気のように、風のように。
これは一人の乙女が、最期まで頑張って頑張って恋に生き、恋に殉じ、願ったゴールへと辿り着くまでの物語である。

シリーズ感想

2018年8月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

読んだ本の数:85冊 うち漫画:51冊

すげえ読んだなあ、8月。8月はやたらとKindleのセールがあったものだから、ついついあれもこれも、と買い込んでしまった結果がこれでありました。
でもそれを除いても、34冊と一日一冊ペースを上回ってくれたので満足しております。前月に暑さのあまりにヘバッて本読む体力もなくなってたことから、8月も厳しいかなと思ったのですがなるべく意識して読もうと頑張ったのが功を奏したようです。前月も意外と読了ペースは保ってたんで、上積みできたのかしら。
圧巻はやはり【ソードアート・オンライン オルタナティブ クローバーズ・リグレット】のナユタさん。長いライトノベル読歴の中でも、これほど最強クラスなヒロインが果たして何人居たか、というレベルの主人公の落としっぷりでした。伝説の合気道の達人を見るかのようなそれでした。
【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】、【りゅうおうのおしごと】は安定の高止まり。面白さは出る巻出る巻保証済み。なんの不安もなし。ただただワクワクして続きが出るのを待つのみ。【デート・ア・ライブ】はクライマックスに入ってから真骨頂を顕し続けてます。そのポテンシャルを振り絞ってる。


★★★★★(五ツ星) 1冊

ソードアート・オンライン オルタナティブ クローバーズ・リグレット 3】 渡瀬草一郎/ぎん太 電撃文庫(2018/8/10)

【ソードアート・オンライン オルタナティブ クローバーズ・リグレット 3】 渡瀬草一郎/ぎん太 電撃文庫

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隙もなく取り付く島もない鉄壁の男、斯く落とすべし。って、これはもうナユタしか無理ですよ!
並のヒロインなら鼻にもかけず、相手にもしてもらえないだろう暮井さんを、文字通り手も足も出させずに完落ちさせてしまったナユタさんのあまりにも最強なヒロインっぷりに、震撼しっぱなしでした。すごいよナユタさん。


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 3冊

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 6】 手島史詞/COMTA HJ文庫(2018/7/31)
りゅうおうのおしごと!9】 白鳥士郎/しらび GA文庫(2018/8/9)
デート・ア・ライブ 19.澪トゥルーエンド】 橘公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫(2018/8/18)


【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 6】 手島史詞/COMTA HJ文庫

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完全に★4DASH以上の常連になりました。それだけ、毎回面白くて尊くて浄化されてしまいます。メイン二人だけじゃなく、周りの面々も一緒に丁寧に描いてくれるのがさらに吉。ほんと好きなシリーズです。


【りゅうおうのおしごと!9】 白鳥士郎/しらび GA文庫

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夜叉神天衣、この子の孤高の覚悟と生き様は遥かに小学生の域を越えている。だからこそ、八一の師匠としての振る舞いが胸を打つ。八一、天衣相手のときが一番立派に師匠してるなあ。


【デート・ア・ライブ 19.澪トゥルーエンド】 橘公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫

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トゥルーエンドと刻まれた意味を知る。そう、これが崇宮澪の辿り着いた真実の結末だったと、信じるしか無い。


★★★★(四ツ星) 10冊

新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙 3】 支倉 凍砂/文倉十 電撃文庫(2017/9/8)
使徒戦記 ことなかれ貴族と薔薇姫の英雄伝 1】  タンバ/新堂アラタ  モンスター文庫(2017/10/31)
使徒戦記 ことなかれ貴族と薔薇姫の英雄伝 2】  タンバ/新堂アラタ  モンスター文庫(2018/3/30)
ぼんくら陰陽師の鬼嫁 四】 秋田 みやび/しの とうこ 富士見L文庫(2018/8/10)
魔王学院の不適合者 2.~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~】 秋/しずま よしのり 電撃文庫(2018/7/10)
ロード・エルメロイII世の事件簿 4 case.魔眼蒐集列車(上)】 三田誠/坂本みねぢ TYPE-MOON BOOKS(2016/8/14)
ロード・エルメロイII世の事件簿 5.case.魔眼蒐集列車(下)】 三田誠/ 坂本 みねぢ TYPE-MOON BOOKS(2016/12/31)
戦うパン屋と機械じかけの看板娘〈オートマタンウェイトレス〉8】 SOW/ザザ HJ文庫(2018/5/31)
異世界迷宮の最深部を目指そう 11】 割内タリサ/鵜飼沙樹 オーバーラップ文庫(2018/8/23)
神域のカンピオーネス 3.黄泉比良坂】 丈月城/BUNBUN ダッシュエックス文庫 (2018/8/24)


【新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙 3】 支倉 凍砂/文倉十 電撃文庫

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【使徒戦記 ことなかれ貴族と薔薇姫の英雄伝 2】  タンバ/新堂アラタ  モンスター文庫

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【使徒戦記 ことなかれ貴族と薔薇姫の英雄伝 1】  タンバ/新堂アラタ  モンスター文庫

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【ぼんくら陰陽師の鬼嫁 四】 秋田 みやび/しの とうこ 富士見L文庫

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【魔王学院の不適合者 2.~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~】 秋/しずま よしのり 電撃文庫

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【ロード・エルメロイII世の事件簿 4 case.魔眼蒐集列車(上)】 三田誠/坂本みねぢ TYPE-MOON BOOKS

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【ロード・エルメロイII世の事件簿 5.case.魔眼蒐集列車(下)】 三田誠/ 坂本 みねぢ TYPE-MOON BOOKS

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【戦うパン屋と機械じかけの看板娘〈オートマタンウェイトレス〉8】 SOW/ザザ HJ文庫

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【異世界迷宮の最深部を目指そう 11】 割内タリサ/鵜飼沙樹 オーバーラップ文庫

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【神域のカンピオーネス 3.黄泉比良坂】 丈月城/BUNBUN ダッシュエックス文庫

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今月のピックアップ・キャラクター

鳥羽 梨於奈 (神域のカンピオーネス)
蒼宮藍葉 (恋愛至上都市の双騎士)
三倉咲夜 (忘却のカナタ)
カナミ (異世界迷宮の最深部を目指そう)
ティティ (異世界迷宮の最深部を目指そう)
樹堂乙羽 (Zの時間)
ロード・エルメロイII世 (ロード・エルメロイII世の事件簿)
崇宮澪 (デート・ア・ライブ)
時崎狂三 (デート・ア・ライブ)
レベッカ (戦うパン屋と機械じかけの看板娘)
夜叉神天衣 (りゅうおうのおしごと)
アノス (魔王学院の不適合者)
ナユタ (クローバーズ・リグレット)
クレーヴェル (クローバーズ・リグレット)
北御門芹 (ぼんくら陰陽師の鬼嫁)
ネフィ (魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?)
ザガン (魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?)




以下に、読書メーター読録と一言感想。
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デート・ア・ライブ 19.澪トゥルーエンド ★★★★☆  

デート・ア・ライブ19 澪トゥルーエンド (ファンタジア文庫)

【デート・ア・ライブ 19.澪トゥルーエンド】 橘公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫

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「令音さん。―明日、俺と、デートをしませんか?」
崇宮澪によって最悪の結末を迎えようとしたその時、五河士道は“六の弾”を使用し、最終決戦手前の日へと戻ることに成功する。最強の精霊に為す術もなく倒れていった精霊たち。絶望的な力の差を前に士道は思い出す。力ではなく対話によって、精霊を無力化させる唯一にして、これまでやってきた方法―デートして、デレさせることを。
「みんなの力を貸してくれ、俺たちの戦争を―始めよう」
精霊たち全員のサポートも受け、世界の命運を懸けて、始原の精霊をデートして、デレさせろ!?

これまでも、精霊の能力を封印するための裏の目的の在るデートというのは何回もあったのだけれど、今回の令音さんとのデートが一番心がキツかった。
他に好きな人がいる精霊、というのが他にはいなかった初めての体験でしたから。そんな彼女をいわば騙してデートに誘っているのだから、そりゃ心が痛む。
そもそも、五河士道と澪が愛した崇宮真士は別人なのか。
ぶっちゃけ、限りなく同一人物に近い存在なんですよね、この二人。少なくとも、二人を並べて比較しなければ、両者の差異って読者側である自分にも識別できなかったと思う。それも、彼らを分けたのは育った環境の違いくらいなんですよね。それって、同一人物とどう違うの? という疑問は晴れなかったし、多分澪も士道と真士を全くの違う存在、とは思わなかったように思う。
でも、たとえ同じ人間であっても過去の真士と今の士道は別の人生を歩んでいる。それをきっと、彼女は受け入れて、そうして最初の選択とは違う意味で、もう一度真士を選んだのでしょう。
この結末をトゥルーエンドと銘打たれた意味を、じっくりと噛み締めておきたいです。
その愛は多くの災厄と悲劇を生んだのでしょう。多くの人の運命と人生を捻じ曲げ、不幸を招き入れた。
でも、その愛によって生まれた出会いもある。彼女が真士を諦められなかったからこそ、結びついた人達もいる。
五河士道は、澪が居なければ生まれなかった。
その幸いを、澪を知る人たちはみんな忘れないだろう。その結末を、きっと忘れないだろう。
その愛を、ずっと覚えているだろう。
士道にとって、最初で最後の振られたデートでありましたけれど、きっと一番多くの幸せにつつまれた結末だったように思うのです。
願わくば、澪と真士のデートを士道と令音さんが並んで見守っていた光景に、揺るがぬ意味がありますように。
もし、真士と士道が違う人生を歩んだ存在だというのなら、きっと澪と令音さんもそれに当てはまるはずだから。

アイクは結局二度目も暗躍果たせず。ただ、何もなせずに潰えた一回目と違って、今回はかつての仲間たちと納得づくの終わりを迎えられた、という意味においてちゃんと精算は済んだのかもしれない。
結局この人、黒幕ではあってあれほど暗躍し、あらゆる出来事を操ってきた人物にも関わらず、主人公である士道と真正面から相対する敵手としては、決定的な存在感を示せなかったように思う。
常にこう、士道が直面している場面から一歩下がったところに居続けていた、というべきか。
多分、そこはウッドマン卿と相対し続ける立ち位置だったんだなあ。確かにアイクと士道はお互いを狙って戦っていたものの、本当の意味で二人で向き合って戦っていたわけじゃないんですよね。
だから最後まで、アイクは格と力と意志を持つ巨大な悪役であったにも関わらず、士道の物語における対敵ではなかったのである。
士道にとって、だから最初から最後まで向き合う相手は常に精霊で有り続けたのだ。
だから、最後の相手もまた、最初から決まっていたのかもしれない。まさかまさか、このタイミングで、とは思わなかったけれど。
奪われた二亜のセフィラに、狂三までも自分の意志で能力の封印を選んだ以上、いつの間にか局面は既に終局へと至っていたことに、澪の物語に心揺さぶられてる真っ最中だったために全然気がついていなかったのである。
これが、ラストデートのはじまりか。

何気に、狂三ちゃん終盤の怒涛の追い上げにトドメを刺すような、真ヒロインモードでありました、今回。士道自体が満更でもないんだよなあ、あの様子だと。
あと、今回令音さんが年嵩の女性の魅力満載すぎて、あかんあれは少女どもじゃ太刀打ちできんよ!? ちゃんと化粧して身形整えた令音さんが超絶美人すぎる。


シリーズ感想

デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット 3 ★★★☆  

デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット3 (ファンタジア文庫)

【デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット 3】東出 祐一郎/NOCO 富士見ファンタジア文庫

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謎の少女、白の女王との戦いに敗れ、時崎狂三は第三領域に囚われてしまう。
「彼女は、時崎狂三の反転体。わたくしたちとは絶対に相容れない存在ですわ」
同じく、囚われの身となっていた狂三の分身体から告げられる白の女王の正体。緋衣響の協力もあり、第三領域からの脱出を試みるのだが…。第三領域のトラップによって、狂三は七歳の姿になってしまい―!?迫るタイムリミットの中、逃げ切れるのか?

幼女つおい……いや別に全然強くなってないんですけどね。普通に弱くなってるんですけどね。
ただ可愛いは強い、という概念は真理です。なので、響ちゃんが狂乱するのも当たり前なのです。ただ、狂三人妻バージョンも凶悪過ぎる威力なだけに、単に狂三がどの年代でも関係なく美人で可愛すぎるだけなんじゃないかという疑惑が。さすが、ヒロインの中で単体でスピンオフが作られてしまうだけあります。
まあ単体じゃないですけどね、狂三の場合。
敵も味方も狂三、ということでイッツ狂三パーティー。
そもそも、時崎狂三の最強の能力というと誰が見ても、あの分身体増殖能力であることは間違いがなく、それが使えないという時点で狂三の弱体化は著しかったわけですから、たとえこの狂三さんが幼女になってしまわれたとしても、他にも分身体の狂三さんが味方になってくれた、という状況は単に味方が一人増えた、という以上に大きかったのではないか、と。
でも、その分身体の狂三さんが別の名前を名乗るのは驚きでしたけれど。狂三は狂三だから狂三だからして、他の名前を名乗ってしまうとそれってもう狂三じゃなくなるんじゃないのか、という恐れがあったわけですけれど、顛末を見るに多少中身が抜き取られて別の名前を名乗ったとしても別の存在に変貌してしまう、という事はないようで。
実のところ今回幼女化してしまっているこのスピンオフの狂三さんからして、本来の狂三さんからすると結構変わっている節はあるんですよね。あの響への全幅の信頼、自分にも勝るとも劣らない信用……は怪しいか。でも、この上なく響のことを友達として大切にしている、そのことを隠すことも秘めることもせずに堂々と詳らかにしている、というのは非常に狂三らしくない明け透けさではある。
本来の狂三からして、実際は友情に厚くあの絶対の目的完遂意思がなければ友達に対しても甘めのところがある娘であるのは、本編の物語によって明らかになっているところではあるので、むしろこの狂三さんの響への傾倒っぷりというのは、色んな記憶が失われている分、ひねたり隠したりする性質が削れて、ある意味素の狂三さんが出ているのかもしれない。
あの「あの人」への一途な想い、というのも本編の狂三さんだともうちょい表向きには隠してますもんね。その意味では、本来の狂三さんが見られる、というのがこのスピンオフの醍醐味にもなっているのかもしれない。
白の女王の方も一旦打倒した、と想いきやあちらはあちらで相当な複雑怪奇な有り様を有しているようで、ただの反転体では終わらないかー。

1巻 2巻感想

2018年4月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

読んだ本の数:57冊 うち漫画:22冊

おおっ、4月ってこんなに読んだっけ!? と思ったら、ガンダムの漫画【ジョニー・ライデンの帰還】を一気読みしたんだった。これは【蒼き鋼のアルペジオ】のArk Performanceさんが手掛けてるシリーズなんですけれど、活きの良いおっさんがたくさん出てきて面白いです。ってかゴップ議長が凄まじく有能で嬉しい。そして自分はジャコビアスのおっさんのファン。
と、それら漫画を抜きにしても月間35冊を読めたのは我ながら良いペースをキープできたようでした。
角川文庫の【GODZILLA】は劇場版アニメの前日譚という体なんですが、これが当時の怪獣災害の只中に居た人たちに地球連邦の分析官がインタビューしたものをノンフィクション風にまとめたものになっていて、これがべらぼうに面白い。映画見てないよー、という人でも関係なく楽しめる作品だけにこれは本当に一読して欲しい。


★★★★★(五ツ星) 0冊



★★★★☆彡(四ツ星Dash) 2冊

昔勇者で今は骨 2.双竜の転生者】 佐伯庸介/白狼 電撃文庫(2018/4/10)
デート・ア・ライブ 18.澪ゲームオーバー】 橘公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫(2018/3/20)

【昔勇者で今は骨 2.双竜の転生者】 佐伯庸介/白狼 電撃文庫

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一巻からさらにパワーアップした良質の世直しアットホームコメディ。根底に骨太の基本設定を敷き詰めながら、主人公の骨の大らかな人柄とコミカルなテンポが明るい雰囲気を失わさずにいる最近では特にオススメの作品です。


【デート・ア・ライブ 18.澪ゲームオーバー】 橘公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫

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まさにクライマックスに相応しい壮大な展開。ついに明らかになる主人公・士道の謎。そして最後までブレることのない「DATE A LIVE」のテーマ。
さあ、私たちの戦争(デート)を始めましょう。

★★★★(四ツ星) 6冊

ソードアート・オンライン オルタナティブ クローバーズ・リグレット 2】 渡瀬草一郎/ぎん太 電撃文庫(2018/1/10)
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.16】 聴猫芝居/Hisasi 電撃文庫(2018/2/10)
我が驍勇にふるえよ天地 6 ~アレクシス帝国興隆記~】 あわむら 赤光/卵の黄身 GA文庫(2017/12/14)
-インフィニット・デンドログラム- 5.可能性を繋ぐ者達】 海道左近/タイキ HJ文庫(2017/9/30)
GODZILLA プロジェクト・メカゴジラ】 大樹 連司 角川文庫 (2018/4/25)
神域のカンピオーネス 2.ラグナロクの狼】 丈月城/BUNBUN ダッシュエックス文庫(2018/3/23)


【ソードアート・オンライン オルタナティブ クローバーズ・リグレット 2】 渡瀬草一郎/ぎん太 電撃文庫

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【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.16】 聴猫芝居/Hisasi 電撃文庫

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【我が驍勇にふるえよ天地 6 ~アレクシス帝国興隆記~】 あわむら 赤光/卵の黄身 GA文庫

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【-インフィニット・デンドログラム- 5.可能性を繋ぐ者達】 海道左近/タイキ HJ文庫

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【GODZILLA プロジェクト・メカゴジラ】 大樹 連司(角川文庫)

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【神域のカンピオーネス 2.ラグナロクの狼】 丈月城/BUNBUN ダッシュエックス文庫

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今月のピックアップ・キャラクター

るい ( 九十九字ふしぎ屋 商い中)
ハルヒロ (灰と幻想のグリムガル)
アル (昔勇者で今は骨)
ハルベル (昔勇者で今は骨)
ナユタ (ソードアート・オンライン オルタナティブ クローバーズ・リグレット)
双葉みかん (ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? )
アスタルテ (ストライク・ザ・ブラッド)
梨於奈 (神域のカンピオーネス)
 (神域のカンピオーネス)
ソーラ (俺、ツインテールになります。)
祟宮澪 (デート・ア・ライブ!)




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デート・ア・ライブ 18.澪ゲームオーバー ★★★★☆   

デート・ア・ライブ18 澪ゲームオーバー (ファンタジア文庫)

【デート・ア・ライブ 18.澪ゲームオーバー】 橘公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫

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「ねえ…今度こそ、ずっと一緒だよ、シン」
五河士道の前に、ついに姿を現した始原の精霊―祟宮澪。人類史における最大最悪の災厄。最強の精霊を止めるべく、十香たちは、戦いを挑むのだが…。澪の圧倒的な力によって、ひとり、またひとりと倒されていき…。絶望が戦場を支配する中、士道もまた精霊を巡る争いの元凶、ウェストコットと対峙する。ぶつかり合う純粋な想い。交錯する過去と未来。微かな希望を掴むため、終わりの始まりの戦争を始めましょう。
物凄いことになってきた。物凄い話になってきた。
【デート・ア・ライブ】とは、まさにこのために、これを描くための話だったのだ。物語だったのだ!!
最初からこんな壮大極まるシナリオを想定して構築されてたというのは、とてつもない事なんじゃなかろうか。
ただ独りの愛する人を救うために、その女は世界を狂わせ、友を殺し、すべての罪を背負うことを選択した。それはさながら、世界を救うために愛する人たちを殺し尽くしてきた時崎狂三と表裏であり、そんな彼女を生み出してしまった元凶である、というのは皮肉にも程があるんじゃなかろうか。
正直、士道が秘めていたものがこれほどのスケールを背負ったものだったとは思わなかったんですよね。五河士道とは何者なのか、というのはこのシリーズを通じての謎でもあったのですが、崇宮真那という実妹の存在がその謎に拍車をかけてたんですよね。士道一人ならその由来はどこからでもでっち上げられるのだけれど、真那の存在が幾つもの齟齬を生み、単純な推測ではどうにも処理できない複雑な様相を呈していたわけです。
それが、この祟宮澪の登場によって一気に紐解かれてきたわけですけれど、まさか士道と五河家の関係がそんな関係だったとは。どうして士道が五河家に引き取られたのか、というところに関してはホントなんでなんだろう、と疑問に思ってたところなんだけれど、琴里の両親はちゃんと士道のこと覚えてたんだろうか。だとしたら、どんな思いで彼を引き取り育ててきたのか。
それにつけても、士道と澪の関係である。ってか、令音さんがもうなんか凄まじすぎる。初対面の際から、彼のことを「シン」と呼び続けた彼女。それがどれほどの思いを込められたものだったか、というのはもうこの巻で余すこと無く発露していると言っていいだろう。
こう言っちゃなんだけれど、これまでの士道のデートっておおかた無理しているものばかりで、自分から意気込んでいったものも言わば使命感なんかに後押しされたもののようにも見えるんですよね。
でも過去回想で澪としていたあのデートは……本当にお互い好きなもの同士の初々しく甘酸っぱいそれで、何の背景も任務も責任もない、ただ好きだから好きな人との時間を過ごしているというだけの、年頃の男の子と女の子のそれでしかなくて。そんな当たり前の事実が、この上なく尊く感じられるものだったのです。
だからこそ、澪の覚悟がわかってしまう。すべて正気で、すべての殺戮を、すべての犠牲を、自身が生み出した歴史の歪みを、何億という人間の人生を歪めてしまった責任を、罪業を、全部一人で背負って、彼を生かそうとする思いを。
そして、それを五河士道も崇宮真士も決して受け入れられないであろうことも。

激戦が繰り広げられた本巻。澪の力はあまりにも圧倒的で、まさに蹂躙という言葉が相応しい惨劇が繰り広げられる。決して彼女には勝てない。誰も彼女には太刀打ちできない。精霊たちも味方となってくれた人間たちも敵対したものたちも、等しく皆殺しにされていく。
でもそれは、原点でもあるわけです。最初、精霊という強大な存在に人類はまったく太刀打ちするすべを持たなかった。そんな精霊に打ち勝つ手段はただ一つ。

デート。

困った時の狂三さん、と毎度ながらあまりにも便利すぎて頼もしすぎる最高のジョーカーの働きによって、士道は最後のチャンスを手に入れる。
それはまさに、原点へと立ち返る勝負。剣を振り回して戦うのではない、愛と愛の真っ向勝負。
さあ、俺たちの、私たちの「戦争(デート)」を始めよう。
このフレーズが、これほど似合い相応しい展開があるだろうか。このクライマックスに、その惨劇の向こうに、見事にこの展開をもってきたことに敬服を抑えきれない。興奮を抑え切れない。

今回の澪のジャケットデザインの衣装は、マタニティドレスだという。死んだ愛する男を、自ら産み直してこの世に呼び戻し、幾多の精霊を生みだし、世界そのものを捻じ曲げて彼を生かし続ける法則を誕生させようとするまさに母たる精霊に相応しい、衣装である。

シリーズ感想

デート・ア・ライブ 17.狂三ラグナロク ★★★★  

デート・ア・ライブ17 狂三ラグナロク (ファンタジア文庫)

【デート・ア・ライブ 17.狂三ラグナロク】 橘公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫

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自身を犠牲にして五河士道を死の運命から救うため、幾度も世界をやり直す最悪の精霊と呼ばれる少女―時崎狂三。彼女の本当の想いに触れた士道は、精霊たちに真実を告げる。最悪の未来を回避するため、そして世界の運命をひとりで背負う狂三を救うため。しかし時、同じくウェストコットはDEMの総力を結集させ、士道を殺すために動き出す。最強の魔術師エレンとアルテミシア。大量の“バンダースナッチ”に加え疑似精霊の“ニベルコル”という圧倒的戦力差の中。
「―さあ、始めようか“ニベルコル”。俺とおまえの、戦争の時間だ」
ターゲットの士道は最前線に現れて―!?
今回の表紙の子誰だろうと思ったら、量産型精霊のニベルコルだったのか。一人だけだからわからんかった。よく見ると背景にたくさんいるんですけどね。でも、おもったよりもカワイイよなあ。これはイラストのつなこさんの腕前なんでしょうけれど。デザインとしてはやっぱり、元となってる二亜に似ていると言えば似てる。
しかし、狂三編のクライマックス、サブタイトルにラグナロクまでつけておいて、表紙絵飾るのがニベルコルかー、とも思ったんだけれど、中身読むと確かにこれニベルコル攻略回だったわ、うん。もう士道が開き直ってしまって色んな意味で酷いw 君はそんな台詞の数々をシラフで言える子じゃあなかったのに、なんというキス魔になってしまったのか。マジでキス魔じゃないかw
今回はついにDEM誕生の歴史、ウェストコットとエレン、エリオットとカレン、この四人の秘密が明らかになって、なるほどDEMって横からちょっかいかけてきた連中じゃなく、そもそもが精霊誕生の根幹に関わってる連中だったのか。そりゃ、黒幕にしてラスボスに相応しいわ。エレンも、最強の魔術師って所詮精霊には叶わない存在でしょう、と思ってたんだけれど、ぽっと出じゃなくて最初からここまで深く関わってたのなら大きな顔しててもしょうがないなあ。
そうなると、ぞわぞわしてくるのがあの崇宮澪の存在である。正直、彼女については一巻まるごと使っても良かったんじゃないかと思うほど、重要なんですよねえ。士道と真那の二人の記憶喪失の原因でもあり、士道がどうしてキスで精霊たちの能力を封印できるのか、そもそも精霊を誕生させ続けているファントムの正体と目的とは、というこのシリーズの根幹を担う謎を、彼女の過去がすべて物語っていたのですから。
ちょうど、【ストライク・ザ・ブラッド】のアヴローラと暁古城・凪沙兄妹の関係とよく似た話でも在るだけに、あっちと同じく一巻ならずともそれなりに分量割いて、同居生活の情景を刷り込ませてくれていたら、もっと「澪」個人と彼女の想いにも思い入れが深くなったかもしれないのですが、けっこうパッパとそのあたり流れてしまいましたからね。
いやでも、これ相当極まったヤンデレになっちゃってるんじゃないですか? ヤンデレ枠は折紙かと思ってましたけれど、あれはむしろ変態枠だったしなあ。あのラストはもう完全にイッちゃってて、その結果が今の士道というのはかなりゾクゾクする展開だったんですけれど、現状澪の人ってメンタルどうなってるんだろう。狂三が遭遇したファントムと、どういう繋がりになってるのかも不明ですし、ひゃー、これは盛り上がってきたと言わざるをえない。

シリーズ感想

デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット 2 ★★★   

デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット2 (ファンタジア文庫)

【デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット 2】 東出祐一郎/NOCO 富士見ファンタジア文庫

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「この領域で我を通したい、と言うのであれば―アイドルになって頂けないと」
「意味が、わかりませんわぁぁぁぁ!?」
第九領域に辿り着いた時崎狂三が、支配者の絆王院瑞葉から突き付けられた次の領域を開く条件は―アイドルになること!?
「わたし、こう見えても割と凄腕プロデューサーここでやってたんですってば」
緋衣響―ひびP指導の下、AAランクアイドルデビューを目指すことになった狂三だが道は厳しく…。
「狂三さんがなるべきアイドルは“ケイオス”です」
「まあ、混沌とは、どのような?」
「イロモノです」
「誰がドS中二耳年増乙女ですの」
さあ―私たちの戦争を始めましょう。
第一巻の第十領域とあまりに世界観が違ってて、確かに意味がわかりませんわぁぁぁ!?
それぞれ対応する精霊に影響された世界になってるのか、この隣界というやつは。となると、前の第十領域のひたすらに殺し合ってるあの世界が、十香の世界というのはやはり意味深だわなあ。
そして、この第九領域は実にわかりやすく美九の世界というのが如実にわかる世界で……。デート・ア・ライブの精霊たちって、何番目の精霊と呼ばれているのと装備している神威霊装の番号合ってないんで、けっこうややこしいんですよね。美九も、第六の精霊だけれど実際は九番目を司ってますしね。これに関しては名前に振られてある番号がそのまま各領域を担ってる番号と捉えたらいいんでしょうけれど。
というわけで、殺したもん勝ちだった第十領域と違って第九領域ではアイドルとしてのランクがそのまま強さとして判断されるアイドル界! ってか、キュート・スタイリッシュ・ケイオスってアイドルのジャンルとか、評価方法とかまんまアイドルマスターじゃないですかね、これ!? いや、他のアイドルゲームとか詳しく知らないんで、同じようなの他にもあるのかもしれませんけれど。でも、ひびPとかいきなり担当プロデューサーがついちゃって、育成からプロデュースとかはじめちゃうの、やっぱりアイマスですよね!?
いやもう作中でもツッコまれてますけれど、究極的に自分の存在を入れ替えてしまうほどに狂的に復讐の修羅道をひた走っていた響が、その過程、以前第九領域を通過したときにここで伝説の名プロデューサーとして雷名を轟かせていたとか、やっぱり意味がわからないんですけど!? 復讐鬼だったくせに、なにしてんだこの娘!?
もうなんか、こうなってくると響が便利すぎて、やりたい放題もいいところですよね。一巻での衝撃的展開から、響をどうやって絡ませていくのか、と思う部分もあったのですけれど、かなり難儀な性格の狂三をここまでいい具合に引きずり回せるキャラは早々いないんじゃないでしょうか。
狂三って、狂気迸らせてる見るからに危険人物ですけれど、根本的なところでマトモな面があるので、ガチで頭おかしかったり、物凄い天然相手だったりすると常識人枠に押しやられてしまったりするので、意外と自分のフィールドに乗っかってないと、ツッコミ役もこなせるんだなあ、と新発見した一実でした。まあ、ツッコミするどすぎて、ややもすると相手死にかねない危険性もあるのですが。迂闊にツッコませると危険極まる相手、という認識を持ったうえで、なおもやってしまう、という意味で天然モノはやっぱりヤバいw
でも、あの派手な衣装ですし、ケイオス枠だろうとなんだろうと狂三もアイドル全然イケるっぽいんだけどなあ。ステージでの描写、もうちょっと詳細にやってもらえると嬉しかったんですけれど、そのへんあっさり終わってしまったのがちと残念だったり。
そして、ラストのなんかわけのわからないキャラの登場なんですけど、なにこれ、このスピンオフ独自のキャラじゃないの? なんか、後書きみると本編の丁度現在進行系の部分にがっつり噛んでくるみたいで、そもそもこの狂三主人公の作品が本編ではどの時系列に当たりのかが明らかになっていないのも含めて、かなり本編と連動しているっぽいのな、これ。
このペースで行くと、一巻につき一領域という感じなので、丸々十巻かかってしまうことになるのだけれど、さすがにそこまで広げないよなあ。どない話を広げてたたんでいくんでしょうか。
一巻感想

デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット ★★★★   

デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット (ファンタジア文庫)

【デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット】 東出祐一郎/ NOCO 富士見ファンタジア文庫

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「…わたしに名前はありません。空っぽです。貴方のお名前は?」
「わたくしの名前は、時崎狂三と申しますわ」
隣界と呼ばれる場所で目覚めた記憶喪失の少女エンプティは、時崎狂三と出逢う。彼女に連れられ辿り着いた学校には準精霊と呼ばれる少女たちがいた。殺し合うために集まった一〇人の少女たち。そしてイレギュラーの空っぽの少女。
「わたしは狂三さんの連れで囮…囮ですか!?」
「ああ、囮が嫌ならデコイでも」
「同じ意味じゃないですか!」
これは語られるはずのなかった時崎狂三の物語。さあ―私たちの新たな戦争を始めましょう。
あれ? このスピンオフ、作者だけじゃなくてイラストレーターの方も違う人だったのか。ジャケットデザインのみならず、挿絵の方もほとんど違和感なかったわ。
スピンオフを手がける作者は、propellerのライターにして昨今ではFGOのシナリオも手がけ、ライトノベル作家としても【ケモノガリ】を始めとして、そりゃもう血生臭さと硝煙臭さには定評がある人であり、時崎狂三の物語を描く人としてはうってつけの人材と言っていいんじゃないでしょうか。
それにしても、舞台が「隣界」。精霊たちがもともと居た世界、の方というのは予想外も予想外でしたけれど。何しろ、本編では隣界の描写ってほとんど皆無に等しく、精霊たちもあちらの世界についてはまったく言及しませんでしたしね。どうも、現実世界に現れるまでは隣界で「生活」していた、という様子はどの精霊からも見受けられなかったので、むしろ保管倉庫みたいな感じになっていて、あちらの世界ではまともに生き物として稼働してなかったんじゃないか、とすら思ってたのですが。
まさか、こんなことになっていたとは。
こんなにもたくさんの準精霊なる存在が、隣界に存在していたとは。しかも、そのすべてが元人間。前世の記憶の在る無しには個体差があるみたいだけれど、十香たち正規の精霊たちの他にこれだけの「死者」が取り込まれている、というのは何気に衝撃的な事実だったんですよね。
その突然明かされた世界観のインパクトに覆い隠されて、もっと細かい部分の違和感にさっぱり気づかなかったり、あんまり気にも留めずに居たりしていたのですが、とんでもないカラクリが物語の構造の中に仕込まれていたわけで。
いやまあ、おかしいとは思っては居たんですよね。おかしいというよりも、足りないというべきか。最悪の精霊が、そんなものなのか、という違和感。キャラクター的には不自然さはなかったし、能力の制限自体も状況が読めない以上、奇妙ではなかったわけですが、それでもやはり狂三特有の「狂気」と「愛」が物足りていなかった、というべきなのでしょう。それでも、完璧に等しいものでしたけれど。
そもそも、本作の時系列が本編のどの時点なのか、という事から考えないといけないんですよねえ。そもそも、この時崎狂三がどの時崎狂三なのか、も、何しろ時崎狂三って、どれもが本物でありながら時間軸によって微妙に違ってたりしますからねえ。何気に、本編の方で同時に狂三がメインの話を展開していたことも心憎いコラボレーションだったりするですよね。もし本作が本編以降の時系列だったとしたら、狂三が士道に対してあれほどの情愛を抱いているのも不思議ではない。でも、本編以前の時系列だったとしても、あの最初にデートした初期狂三がベースだったりすると、士道を想っていても不思議ではないわけで。
そう考えると、狂三って設定的にもなんでもありに使い放題なんだなあ、と。現段階だと、この狂三は自分がどういう狂三なのかも自分でもわかってないみたいだし。
そもそも、この隣界の真実、準精霊なる存在の秘密なんて世界観の謎は本編の核心にも通じているはずなので、これ同時進行で本編と一緒に進めていかないととんでもないことになりますよ。というわけで、追いかける読者の方も並行して追いかけなくてはいけなくなってしまったのですが。
準精霊というと、あの「蒼」さんもまた他の子たちと比べると圧倒的に違和感あるんですよね。あの子だけ、なんでただの「蒼」なんだろう。この子もただの準精霊とは思えないし、あっちゃこっちゃに仕込みがなされてるっぽい。

しかし、こうやってスピンオフの主人公になるわけですから、時崎狂三というキャラの人気と存在感の大きさを今更のように実感する。確かに、別作品の主人公やれるほどのキャラって、デートの中でも決して多くはないと思うんですが、さらにダークヒーローやらせようと思ったら狂三しか居ないわなあ。
一端の主役を担える子って、折紙やマナ含めてそれなりに居ると思うんですけれど、バトルロイヤルや殺し合いの中で、バリバリの無双や圧倒的な蹂躙戦や凶悪な痛快感を醸し出せるカッコよさって狂三以外考えられませんし。


シリーズ感想  東出祐一郎作品感想

2017年4月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

読んだ本の数:33冊 うち漫画:8冊

どうも休みの日にまとめて読んで、平日は感想記事書いて、というサイクルになっている模様。疲れてると本読むのにも気力が追いついていかない年齢になってきてるんかな。
ともあれ、4月オススメ新作は【終奏のリフレイン】。好きな作家を何人かあげろ、と言われて名前を入れる一人である物草純平さんの新シリーズ。期待通りのボーイミーツガールであり冒険譚であり異国情緒あふれる物語であり、と大満足のスタート。
あらすじがかなりアレなことばっかり並べてあるんだけれど、ドライブかかったオルタナ系歴史小説としてかっ飛ばしている【ブラック・トゥ・ザ・フューチャー 坂上田村麻呂伝】。これは【異世界から帰ったら江戸なのである】の左高例さんの新作で、またこの人しか書けないような飛ばし具合なんですよね、必見。



★★★★★(五ツ星) 0冊



★★★★☆彡(四ツ星Dash) 2冊

終奏のリフレイン】 物草純平/藤ちょこ 電撃文庫
デート・ア・ライブ 16.狂三リフレイン】 橘公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫


【終奏のリフレイン】 物草純平/藤ちょこ 電撃文庫

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ほんとこの物草さんの作品は大好きだわ。ヨーロッパを舞台としたあの異国の雰囲気。魅力的で躍動的なヒロインたち。そんな彼女たちと全力で走り回る冒険譚のなんと楽しいことか。


【デート・ア・ライブ 16.狂三リフレイン】 橘公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫

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もうこれ真ヒロインと言っても過言じゃないでしょう。最初から最後まで狂三尽くしの狂想曲。その愛は深く重く時を越えてすら届きそうなほどの焦がれ様じゃあないですか。


★★★★(四ツ星) 4冊

サイバーアーツ 01 真紅の虚獣】 瀬尾つかさ/ヤッペン 角川スニーカー文庫
瀬川くんはゲームだけしていたい。2】 中谷栄太/ちり GA文庫
誉められて神軍 2.富士帝国への道】 竹井10日/CUTEG 講談社ラノベ文庫
ブラック・トゥ・ザ・フューチャー 坂上田村麻呂伝】 左高例/八つ森佳 エンターブレイン

【サイバーアーツ 01 真紅の虚獣】 瀬尾つかさ/ヤッペン 角川スニーカー文庫

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【瀬川くんはゲームだけしていたい。2】 中谷栄太/ちり GA文庫

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【誉められて神軍 2.富士帝国への道】 竹井10日/CUTEG 講談社ラノベ文庫

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【ブラック・トゥ・ザ・フューチャー 坂上田村麻呂伝】 左高例/八つ森佳 エンターブレイン

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今月のピックアップ・キャラクター

リフレイン (終奏のリフレイン)
ミーネ (終奏のリフレイン)
タスク (終奏のリフレイン)
高嶺レン (サイバーアーツ)
ルリリ (瀬川くんはゲームだけしていたい。)
時崎狂三 (デート・ア・ライブ)
御神楽零 (誉められて神軍)
坂上田村麻呂 (ブラック・トゥ・ザ・フューチャー)



以下に、読書メーター読録と一言感想。
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12月3日

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