ドゥーラ

第28回秋華賞 G1 レース回顧   

3歳 オープン (国際)牝(指定) 馬齢 京都競馬場2,000メートル(芝・右)


ハーパー・ルメールのジョッキーカメラから見たリバティアイランドのあまりの凄さに変な笑い声が漏れてしまった。
いやなんだよ、あれ。よくある表現だけど、載せてるエンジンがF1と軽自動車くらい違うんじゃないか、というくらいの勢いで4コーナーであっという間にスルスルと外からはるか彼方に飛んでいくリバティアイランド。
こりゃモノが違いますわ。

オークスでは1.4倍だったリバティアイランドですが、あの度肝を抜くような勝ち方を見せられたらそれ以上の人気を集めるだろうってのはわかっていましたし、リバティお嬢ってば夏に一回り成長してさらにスケールアップしてるんだもんなあ。プラス10キロは成長分。見るからに馬体が大きくなって、明らかに強さを増しているのがわかる体つき。調教ももうわけわからん勢いの出来栄え。
というのが重なって、ついには1.1倍ですよ、1.1倍。久々に見たよ1.1倍。
歴代の三冠牝馬たちを上回る単勝支持率67・3%。
これはほんと、川田がよほど下手を打つかしないと負ける姿が想像できない。そして今の川田騎手は気性悪くて言う事聞かない馬じゃなければ、操縦性良ければまずしくじらないレースプランニングしてきますからねえ。

そんなリバティアイランドに立ち向かった面々。
2番人気は、オークスで2着とリバティお嬢の次に入選したハーパー。とはいえ、オークスでもう完膚なきまでに負けての2着ですからね。そして倍率12.9倍。いやこれ2番人気の倍率じゃないでしょ。5とか6番人気くらいの倍率だぞ、普通。
3番人気。リバティと未だ対戦がない、つまり勝負付が済んでいない新興勢力筆頭であったマスクドディーバ。仮面の歌姫である。春はクラシックにまであがれなかった馬なのだけれど、夏に特別レースを勝ち、そして秋の前哨戦であるローズSにてレコードで勝ったのですが、これが衝撃的なタイムで。1800芝で1:43.0。これ、世界レコードである。
速い馬だからといって決して勝てるとは限らないのですけれど、それでも速い馬が弱いわけがなく。
4番人気はリバティを桜花賞でギリギリまで追い詰めた馬、コナコースト。
5番人気はクイーンSで本格化の兆しを見せ、春から一回り確実に強さを増したドゥーラ。
他にキタサンブラック産駒の刺客ヒップホップソウルに、今日みたいな渋った馬場の紫苑Sで勝利したモリアーナ。唯一リバティお嬢に黒星をつけたラヴェルなどが揃いました。
揃いましたけれど……うん、やっぱり太刀打ち出来なかったですね。こりゃあかんわ。

ペース的にはかなりスロー。1000メートル時点で1分1秒9。この時点でも遅いのだけれど、そこからさらに200メートル12秒台が続き、ようやく加速しだすのが残り600。完全によーいドンの競馬になっちゃってたところで、リバティ川田が4コーナーであっさり外に出しゴーサイン。この加速に他馬はまったくついていけず。いや、中段以降の馬たち、まったくリバティの外に回って蓋をしようという挙動がなかったんだよなあ。ってかあの位置取りだとピピオラ以外はどうこうするの難しいか。中盤までソレイユヴィータの武さんが上手いこと外側前目につけてたけれど、あのペースだとちんたらリバティの横につけてたら手遅れになっちゃうし、前進させていくのは当然でしょう。でも後ろのピピオラがそれ以降もずっとスペース詰めてこないもんだからぽっかりとルートが空いてしまい、リバティ川田は容易に外に出てしかも大して膨らまない位置のままグイグイとあがって、この時点でほぼ終戦。
マスクドディーバが激走して大外から追い込み、最終的に一馬身まで詰めましたけれど、リバティもうノーステッキだし、これ残り100メートルあたりから川田騎手もうあんまり無理させないようにして流しに入ってましたからね。着差以上の差がありました。
それでも、あそこから追い込んできたマスクドディーバは、前走の世界レコードが伊達じゃない事を示してくれましたけれど……それでもこれ、同世代牝馬に太刀打ちできる馬いないわ。
3着はハーパー。4着にドゥーラ。二頭とも良く伸びはしたんですけれど、ギアが入るのがあまりにも遅すぎましたわね。ルメール、4コーナーで外側をリバティがすっ飛んでいくのを横に見つけて、慌てて追い出したようにも見えるんだけれど、どうなんだろう。いやまあ、あんな勢いであっという間にはるか先に走っていったら、焦るわなあ。ドゥーラも4コーナーではリバティの隣にいたはずなのに、直線入ったときにはもう3,4馬身かもっとか。いつの間にか先にいましたからね。なんだあの加速力はほんと。

もう何もかもが脱帽の圧勝劇でした。マジでこれはイクイノックスと真っ向からぶつかりあえるレベルですわ。3歳牝馬でここまで隙のない完成された強さの馬はちょっと見たことないです。今までも破格に強い馬は何頭もいましたけれど、多少は紛れがあったし気性や戦法に偏りがあったりしましたけれど、リバティはなんかもうとにかく完璧ですわ。すごい。




第71回北海道新聞杯クイーンステークス G3 レース回顧   

3歳以上 オープン (国際)牝(特指) 別定 札幌競馬場1,800メートル(芝・右)


1  コスタボニータ  7.8(4番人気) 牝4 55.0kg  松山 弘平
2  ウインピクシス  17.5(9番人気) 牝4 55.0kg  横山 武史
3  ライトクオンタム 7.4(3番人気) 牝3 52.0kg  武 豊
4  ルビーカサブランカ  6.4(2番人気) 牝6 55.0kg  C.ルメール
5  サトノセシル   9.0(6番人気) 牝7 55.0kg  佐々木 大輔
6  ローゼライト   103.0(14番人気) 牝5 55.0kg  鮫島 克駿
7  ドゥーラ   4.0(1番人気) 牝3 51.0kg  斎藤 新
8  キタウイング   20.8(10番人気) 牝3 52.0kg  江田 照男
9  グランスラムアスク  33.6(12番人気) 牝4 55.0kg  古川 奈穂
10 イズジョーノキセキ  17.4(8番人気) 牝6 57.0kg  岩田 康誠
11 ジネストラ   8.9(5番人気) 牝5 55.0kg  三浦 皇成
12 ミスニューヨーク  9.5(7番人気) 牝6 56.0kg  M.デムーロ
13 ビジン    48.5(13番人気) 牝4 55.0kg  藤岡 佑介
14 トーセンローリエ  27.2(11番人気) 牝3 51.0kg  吉田 隼人


夏の女王決定戦。7月末の夏真っ盛りの時期にもかかわらず、結構良いメンバーが揃った。
特に3歳の面々。ライトクオンタム、ドゥーラ、キタウイング、トーセンローリエはクラシックでも活躍した面々。とはいえ、本番で良い成績を残せなかったからこそ、夏のここで賞金加算のために出張ってきているんだけれど。
その中でもドゥーラは唯一オークスで3着という優良な成績を残しており、いやなんでここで出走したんだろうと思わないでもないのだが、斤量51キロはこの馬の実力からすると美味しいものでありました。キタウイングの方が重いんだ。
人気が3歳の実績馬2頭に集まる中で、割って入ったのが先々週に函館記念で2着に入ったルビーカサブランカ。中一週ってよっぽど前走の消耗が少なかったんだろうか。

レースはライトクオンタムが飛び出し引っ張る中で、中団後方に位置づけてじっくりと脚を貯めたドゥーラが4コーナーでまくりあげて、そのまま外から押し切っての力強い勝利。
4角で一頭だけ別格の手応えであがっていく迫力はオークス3着で素質を開花させたドゥーラの本格覚醒を思わせるものでした。直線も最後までびっしり伸びましたしね。
これは秋も楽しみ。
ライトクオンタムは決してペース速くない平均くらいの配分で逃げながら、あそこまで脚が途切れてしまうとは。ちょっと心配ですね。
キタウイングも今までで一番じゃないかというくらいの出来栄えだったにも関わらず、上がっていくドゥーラを追いかけずに待機しちゃったのはなんでなんだろう。札幌で最後の直線だけに掛けられるほどの脚はなかろうに。ついていけなかったのならともかく。

2着にはウインピクシス。3着にはコスタボニータと内ラチ沿いで虎視眈々と先頭を伺った二頭が抜けましたね。このあたりは松山、横山武史の両騎手らしい手綱さばきでした。
ルビーカサブランカも頑張ったのですが4着まで。上がりは良かったんですけどね。仕掛けのタイミングがちょい遅かったか。
斎藤くんはこれが今年の初重賞。気合入った乗りっぷりでしたよ!
ドゥーラの鞍上を取り返してオークス3着に続いて見事結果残しました。なかなか重賞勝ち馬に乗れる機会はつかめないですからね。もう離さないで頑張って欲しいものです。





第84回優駿牝馬 オークス G1 レース回顧   

3歳オープン(国際)牝(指定)定量 東京競馬場2,400メートル(芝・左)

ヘッヘッヘ、ウヘヘヘヘ。変な笑いしか出てこんわい。

まー桜花賞もとんでもないレースに度肝を抜かれましたけれど、今回も今回でちょっとわけわからんですわ。高校野球の甲子園大会に現役バリバリのメジャーリーガーが混ざってるような感じ?
ちょっと他の馬とはあまりにも桁が違います。決して周りのレベルが低いわけではないと思うのですけれど。これ、ダービー行っても勝てたと言われても、おかしくはないよなあ。

というわけで、圧倒的一番人気のリバティアイランド。まあ文句のつけようのない圧勝でした。正直、1.4倍は付きすぎて美味しかったんじゃないでしょうか。1.2倍くらいまではついてもおかしくなかったのでは、と。
2番人気のハーパーで8.8倍。3番人気のコナコーストでもう10.6倍と10倍台超えてましたから圧倒的人気は人気だったんですけどね。

ともかく、桜花賞で明らかに前残りのレース展開で最高峰から差し切るというアタマのおかしいレースをやってのけたリバティアイランドに、果たしてこのオークスで他の馬たちはどうやって立ち向かうか、というレース前の状況でした。
とはいえ、むしろ桜花賞よりこの東京左回り2400の距離コースの方がリバティアイランド向きだったんですよね。
オークスの傾向として、逃げて勝った馬はいない。馬券圏内もいなかったんじゃないかな。とにかく先行不利。そして、過去に上がり最速で勝つ経験があるくらいの脚、最低33秒台で勝ち負けの勝負やってるくらいじゃないと勝負にならんよ、という過去データが揃ってるレース。
しかしまー、リバティのあの脚考えたら、リバティより後ろからレースしてこれを差し切るイメージ全く湧かない。だからリバティの前で勝負しないと、と考えると先行不利のレース形態からして、どう考えてもあのリバティの脚に追いつかれないイメージが湧かない。
どないせいっちゅうんねんw
川田くんとしては、とにかく道中は揉まれて囲まれて消耗しない。前を塞がれないように立ち回り。直線でとにかく前を開ける。それだけ注意していれば、あとは行くよーと合図するだけで、はーい、とばかりに翔んでいってくれますからね。
リバティは現状、若干馬込み、周囲囲まれるの嫌がる傾向があるみたいなので、その点は川田くんも気を遣っていたと思います。道中の位置取りを見ていたらほぼこれ文句なしの100点でしょう。内側ラチ沿いまで行かず2頭分か3頭分くらい開けてたのかな。それでいて、外側からもレミージュがピタリと若干前目につけてましたけれど、馬群がギューッと詰まってぎゅうぎゅうになるような展開とは程遠いゆったりとスペースのある展開になっていましたからね。このあたり、ジョッキーカメラなんか見てもわかるんじゃないでしょうか。他のレースのジョッキーカメラだと、前も横もぶつかるんじゃないの?というくらい車間距離ないレースしてますもんね。それに比べたら、ほんとゆったり空間でした。
若干、道中で掛かっている様子が見えてあれ?と思ったのですが、桜花賞ではなかなか馬が前に行かないところがあったリバティとしては、むしろこれくらい前進気勢があったくらいの方が良かったみたいですね、川田からしたら。ほんとにスタミナの問題は全然なかったのでしょう。

12.3 - 10.5 - 12.3 - 12.6 - 12.3 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 11.6 - 11.5

ラップタイムがこれですね。最初の1000メートルはまあまあ余裕あり目。それでも1分ジャストか。2400メートルのレースとしては平均か若干早め。ただこっからペースが早くなって次の1000メートル全部12.0のラップでまとまってるんですよね。こっから息入れる余裕のない前傾のレース展開になっている。これは前に居る馬辛いですよ。殆どの馬が上がり35秒台以上掛かっているのも無理カラン。これで前居て勝てるのって、タイトルホルダーレベルでないと無理じゃないでしょうか。
2着のハーパーでようやく34.8。彼女の数字で上がり3位。
そんな中で、なんでか中団前目。6番手につけておきながら、なんでか34.0出して後ろぶっちぎった馬がいるんですけど。しかも、最後まで川田、馬に気を抜かせずに追いつつももちろん全力でしごいているわけじゃないからまだ余裕あり、の状態で34.0です。
……わけがわからないよ。
辛うじてこの上がりに匹敵する脚を見せたのは、3着に食い込んだ15番人気のドゥーラの34.1。とはいえ、これ最後方近くでずっと脚を溜めた上での差しでしたからね。
いやいや、でも最後方近くから大外で他の馬軒並みちぎって3着入ってたんだから、チューリップ賞で1番人気だったのは伊達じゃないのを見せつけてくれたんですけどね、ドゥーラも。なんでこの馬15番人気だったのか、それも訳わからないんだけど。チューリップ、桜花賞と二桁着順だったのはこの馬にとって展開がまったく向かないレースやっちゃったからで、実力や出来栄えの良さ考えたらこの人気は大変美味しい思いをした人も多かったんじゃないでしょうか。
ハマればこんなもんですよ。逆に言うと、展開に左右されてしまう馬でもあるわけで。
そういうの一切関係なくぶっちぎるリバティの凄みが余計に伝わってくるわけですが。
斎藤くんはドゥーラにとって一番いいレースしたと思います。

2着のハーパー。ルメールとしてはこれが精一杯だっただろうなあ。桜花賞2着だったコナコーストを抑えてこの馬が二番手評価されただけのものはちゃんと見せて発揮してくれたんじゃないでしょうか。
4着は1番ラヴェル。逃げたライトクオンタム、そして番手のキミノナハマリアがブービー・最下位に沈んだように、前に行った馬は地獄を見る展開になった中で積極果敢に攻めて攻めて直線粘り込んだラヴェル、そして坂井くんはまさに勝ちに行ったレースでお見事でしたよ、よく頑張った。アルテミスSでリバティに勝ったのもフロックじゃないですよ。まだきっと重賞勝てます。
5着のシンリョクカも、ハーパーと同じくリバティに狙いをすまして、のレースだったのですが、ハーパーとの着順差はあっちが12番。シンリョクカが大外枠という枠順の差でしょうかね。

桜花賞2着のコナコーストは、スタートのゲート開いた直後に隣の馬が寄ってきた煽りをくってスタートに失敗。後方グループに追いやられてしまった事でもうどうしようもなくなっちゃいましたね。コナとしては、桜花賞みたくリバティの前で勝負したかったでしょうし。それが、こんな後ろに置かれちゃどうにもならんですわ。それでも7着来てることを評価するべきところでしょうね、先々。
桜花賞3着。エフフォーリアの妹という事でも期待されたペリファーニアですけれど、やっぱりこの娘はマイル向きっぽいですねえ。馬体の出来栄えもうなんかミッチミチで素晴らしかったんですけれど、性格的にも能力的にも如何せん2400は長かったみたいですなあ。
4番人気。フローラSを勝ったゴルシ産駒のゴールデンハインド。前走は逃げて勝っただけにこのレースでもゴールデンハインドがハナを切るんじゃないか、という展開予測がなされていたんですが意外にも控えてリバティの前となる5番手でのレースになりました。まあオークスの傾向考えたらあんまり逃げたくないというのもわかりますし、ゴールデンハインドも別に逃げ馬というほどこれまでのレースもいつも逃げてた訳じゃなかったですしね。ただレース後コメント見ると、鞍上の菅原くん、この娘逃げた方がいいタイプなのかも、と感じたようで。鞍上がコロコロと変わっている馬だけに、そのあたりの馬の傾向を陣営が掌握しきれていなかったのかもしれませんね。今後逃げたときのレースの様子は注目しておくべきかも。

まあ何はともあれ、リバティリバティリバティ以外のなにものでもないレースでありました。翔ぶが如くの走りっぷりはまさに自由の翼。天馬だなあ。
正直こんなん秋華賞負けるイメージないんですけど。現段階で間違いなくブエナビスタやアーモンドアイに匹敵するだろう器だと思います。歴史的名馬が今、現在進行系で誕生し続けてますよ、






第30回チューリップ賞 G2 レース回顧   

3歳オープン(国際)牝(指定)馬齢 阪神競馬場1,600メートル(芝・右 外)

今日は福永祐一騎手の引退式。特別にこのチューリップ賞で誘導馬に乗り出走馬を先導する、なんてイベントも。福永祐一最初で最後の乗馬服での誘導馬騎乗でありました。
誘導馬五頭出動って、G1だけですよ普通そんなの。

さて、桜花賞のトライアルレースとなる本レース。桜花賞と同じ条件でのレースとなります。
阪神ジュベナイルフィリーズの6着のドゥーラ。そしてエフフォーリアの妹であるペリファーニアあたりが人気でしたね。

レースは武豊騎乗のモスメイメイが素晴らしいロケットスタート。いや、マジで抜群のスタートでした。豊さん、そこまで強引に前を主張するつもりなかったみたいだけど、ここまでいいスタートを切ったらそのまま行きますよね。正直、武豊騎乗であれだけのスタート決めてグイグイ前に行った瞬間にこれ、最後まで行っちゃうんじゃないの!? と思ってしまったのですが、ほんとに最後まで行っちゃったよ。
見てる感じでは最後まで緩まずに進んでいるように見えてしまったんだけど、実際の時計を見るとしっかり中盤にペース落として息入れてるんですよね。武豊がガチで逃げるとマジで強いんだよ。もう見事なくらいのペース掌握しての鞍上の勝利でありました。
直線で外からペリファーニアがあがってきた時はそのまま突き抜けるか!? とも思ったのですが、そこから思いの外伸びず。むしろ後方からジリジリと上がってきたコナコーストに抜かされてしまったのはちょっと意外だった。大外枠だった不利もありましたけど、先行3.4番手につけて直線で追い出してという理想的な展開だっただけに、もうちょっと伸びて欲しかったなあ。
コナコーストは評判通り脚が長く使えて、ジワジワと加速していくんですよね。もうちょっと内枠だったら逆転出来ていたかも。
ちょっとおもしろい走りをしていたのが5着に入ったルカン。番手につけてメイメイを追いかける形で走っていたのだけど、直線に入ったところでペリフェーニアに前に出られ、内から伸びてきたルミノメテオールとペリフェーニアに挟まれて進路が狭くなってしまったので、そこで一気に下がっちゃったんですね。ところが、ここから進路を外に変えてもう一度コナコーストに合わせる形で伸び直してきてるんですよ。あと数メートルあればルミノメテオールを差し返してたんじゃないか、という勢いで盛り返しているのである。ゴール前、またコナコーストとペリフェーニアの間が狭くなって一瞬前行きにくくなってしまったのがなかったら4着になってたんじゃないだろうか。
このルカン、実は未勝利でまだ一勝もしてないんですよ。なんで出走したんだ!? と思う所で人気も14番人気となっていたのですが、出走した以上は本気で勝つ算段あったということなんですね。
いや、これだけ走れるならすぐに未勝利突破できるでしょう。そこからどこまで上がってこれるか、ちょっと楽しみな馬です。
1番人気のドゥーラは15着の大敗。終始チクハグな競馬でした。おまけに直線では他馬にぶつけられてやる気なくしちゃったみたいで。阪神JFでも馬群に揉まれてあかんくなってたみたいだし、このままだと大外ぶん回すくらいしか出来ないんじゃないだろうか。実力は間違いなくあるはずなんだけど、これ精神面でもっとしっかりしてこないとちょっと勝ち負けどころじゃないんじゃなかろうか。
バースクライなんかも浜中くんいわく緊張でガチガチになってたみたいだし、まだこの時期はどの娘も子供でレースに熟れてないよなあ、というのが色々と見て取れます。
ここでまだダメでも、将来ガラッと変わってくるという馬もこういう所から出てくるだけに、注目は欠かさないようにしておきたいですね。





 

4月25日


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