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ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.21 ★★★★   



【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.21】 聴猫 芝居/Hisasi 電撃文庫

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残念で楽しい日常ほぼ=ネトゲライフ、第21弾!

ネトゲはずっと終わらないと思った? ……残念!どんなものにも終わりはきます!
ついに訪れるレジェンダリー・エイジのサービス終了を控えた、三月。二月でイベントはやり切り、残されたのはせいぜい――ホワイトデーくらい。
……ホワイトデー?
「やらかした! バレンタインにチョコレートをもらったの、忘れてた!」
今年も残念美少女・アコ、そしてネトゲ部のみんなへのプレゼントお返しツアーを敢行しながら、英騎はちょうど一年前、同じように奔走していた「この日」のことを思い出す……。
現在と過去を行き来しながら次々繰り出される、ヒロインたちのエピソード満載の特別編! カクヨム内「電撃文庫公式アカウント」で掲載された連作短編に、文庫だけの書き下ろし&文庫未収録イラストを加えて、最終巻直前の一日をお届け。
残念で楽しい日常だいたいネトゲライフ、時を超えてこれまでとこれからをたどる、第21弾!

ネトゲもサービス終了が告げられて、口絵は思い出の写真集、なんてのを見せられたら最終巻かと思うじゃん!!
実際、最後まで読むまでずっとこれ最後?と疑ってたもんなあ。
ホワイトデーでみんな纏めて渡すのではなくて一人ひとり休みの日に会いに行ってお返しとお礼のプレゼントを手渡すという形で一対一という珍しい形で話し込む形になっていましたからね。それも、まず一年前のホワイトデーの話をしたあとに本年の話を描くことでこの一年間でどれだけ人間関係進展して変わったのかが如実にわかるような演出になっていましたしね。ある意味このネトゲ部でのルシアンとみんなの関係の総決算であると同時に、これから彼女らとの関係がどう続いていくのかが見えてくるという形にもなっていましたから。これはこれで最終回になってもおかしくなかったのです。
……でも、一年前と今年だと別に人間関係あんまり変わってないな!!
既に一年前の段階でカンストしてます、と言っていいくらい友達関係満了でホントに仲良くなってたからなあ。あえていうならセッテこと秋山さんだけど、一年前のやり取り見ていてもこの段階ですでに英騎ってばセッテの喜びそうな距離感掌握してるんですよね。遠慮もほとんどなくなってるし。
しかし改めて見ても、この作品での英騎と、アコ以外のネトゲ部の女性陣との友達関係の描き方は素晴らしいんですよね。異性の間に友情は成り立たないという論に決定的なまでに否をつきつけている。恋愛の介在しない一生涯続くだろう友情というものを、本当に見事なまでに描ききっているのである。これだけ仲良くて、恋愛の気配しない関係って見たこと無いくらい。
まあそうなったのも、アコという極めて頭のおかしい現実とゲームの区別がついていなかったガチ嫁が居て、文句なしの相思相愛夫婦となって入り込む余地がなかったから、とも言えるのでしょうけど。
ぶっちゃけ特に茜は英騎のこと好きだという感情はあると思うんだけれど、その辺キッパリと伏せきっているし我慢しているとか抑え込んでいるという無理した感もなく、自然に親友として振る舞えていますし。
レジェンダリー・エイジのサービス終了というのは、いつまでもずっと続くと信じていた楽しい日々もまたいつか終わるのだ、という現実の象徴でもあると思うんですよね。それは、この楽しい高校生活、ネトゲ部のみんなと過ごす時間も終わりが約束されているということ。
でも、このホワイトデーの話で英騎はひとりひとりにレジェンダリー・エイジのサービス終了についてどう思っているのか、大丈夫なのか訊いてまわるんですが思いの外みんなケロっとしてるんですよね。最初は一番ネトゲとは縁のなかったセッテさんが、一番ショック受けててショック受けてる自分にびっくりしてて動揺しまくっていたのはちょっと微笑ましかったですけど。そのセッテさんも含めて、そこまで今までみんなで遊んでいたゲームがなくなる、という事態に恐れおののいていないんですよね。終わるならそれは残念で哀しいけれど、仕方ないと受け止めている。
もう、彼らにとってレジェンダリー・エイジは唯一の拠り所じゃない。というよりも、ネトゲ部という枠組みもネトゲという遊び場がなくなっても、自分たちのこの関係は些かも揺るがないし、学校を出ても遊ぶネトゲが変わっても、これからもずっと変わらず今の関係で居られる、この楽しい仲間たちのままで居られる、という確信が芯になってるのではないでしょうか。
それほどまでに、この面々の繋がりはゆるぎのないものになっていたんだなあ、とまあ今までもこれでもかこれでもかと見せつけられてきたこの子たちの仲の良さですけど、本当の筋金、というか鉄筋を埋め込まれたような頼もしさを感じさせてくれたのでした。
なんか、最終回前に心構えが出来たような、安心させてくれたような、そんなエンディング直前回でした。
それにしても、英騎とアコパパ、既に仲良すぎないだろうか。というか、完全に女性上位の家庭の中に現れてくれた英騎は、まさにパパにとって同志であり可愛い息子になるんだなあw


ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.20 ★★★☆   



【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.20】 聴猫 芝居/Hisasi  電撃文庫

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ネトゲのイベントは一期一会だとでも思った? ――残念! リバイバル祭り開催しちゃいます!
ネトゲ部のみんなは期末試験、そしてマスターはいよいよ受験を控える二月。それ以外にも残念美少女・アコの誕生日やバレンタインデーをはじめイベントが盛りだくさん! だけど、それはネトゲ内でも同じこと。レジェンダリー・エイジでは過去のイベントを大量に再実装する復刻イベントラッシュが行われていた。
そんな中、アコはといえば……
「ルシアンに、プロポーズしたいんです」
え、そっちも復刻するの!?
ゲームもリアルも総復習! 同じようで少しだけ違うお祭り騒ぎをシリーズ中最大ボリュームで贈る! 残念で楽しい日常だいたいネトゲライフ、第20弾!

このシリーズって毎回リアルとゲームが連動してのストーリーの主題がはっきりわかりやすく提示してくれていたのですが、今回はいまいちどういう趣旨の話なのか分からなかったんですよね。
復刻イベントラッシュに、リアルではアコのプロポーズ攻勢。どういう意味が込められているのかな、と思っていたのですが、なるほどこのシリーズの原点であるアコの「ゲームとリアルは一緒」という理屈とルシアンの「ゲームとリアルは違うから」という拒否の構図を、シリーズ最終盤に際してもう一度改めて、という話だったのだ。ある意味確かに復刻でもある。
でも、かつての状況と違うのはすでに二人は恋人同士で親とも面通しした実質婚約者みたいなものという関係。アコがゲームで結婚してるからリアルでも夫婦、というロジックを据え置いて恋人という関係を結んでくれたこと。ルシアンが現実ではただの彼氏彼女の関係でしかないという父親を主とした見方に対して、いやそんな軽い関係じゃなく深くそれこそ夫婦みたいなもんなんだ、と主張するような心境に至っていること。そんな二人を周りの仲間たちが大いに認めてくれていること。
まあ、こんな風にかつてとは大きく環境が変わっているわけである。
そもそも、リアルの方でアコがプロポーズしてきて結婚してしまいましょう、と言っている時点でかつてのアコのゲームで夫婦だからリアルでももう夫婦、という理屈はもう過去のもの、というのを証明しているようなもの。茜や奈々子を通じたリアルでの日常は、アコをちゃんと現実の方に引っ張り出してくれていたわけだ。
それに比べて、ルシアンの方はちゃんと就職してアコの事養えるようになるまで、結婚とか無理、という理屈はそれ自体間違っていない上に、それ以上のアコのプロポーズを拒否する理由に関して自分でもわかっていなかっただけに、その辺曖昧に終始したのは仕方ないことなのかも知れない。
アコのゲーム内引きこもりの解消に対して、ルシアンの方のゲームとリアルをきっぱり分けるという理屈の方はパワー自体最初から弱かったのもありますしね。
とはいえ、紆余曲折の結論としてアコがゲームとリアルはやっぱりちょっと違うかも知れない、ルシアンがゲームとリアルはちょっと一緒かもしれない、というかつてこの物語がはじまった当初に二人を成り立たせていた根底の部分が歩み寄った姿をこうして決定的に見せてくれた、というのはそれこそこのシリーズの終わりを実感させてくれる、という意味でもよいケリの付け方だったんじゃないでしょうか。いやまあ、実質今までのエピソードの連なりで、二人のその結論はとっくの昔に導き出されていたのはわかるとしても。

しかし、茜がアコのプロポーズに反対する理由について、セッテさんが何か聞き捨てならない発言をしてたような気がするのですが、やっぱり茜ってそういう気持ちが全然ないわけじゃないのかー。

そしてラストは衝撃的展開へ。自分、この手のゲームとは縁がなかったのですが、その終焉期ってこんな復刻イベント連発するもんなのか。
ずっと続くと思っていたものは、いつしか唐突に終わりを告げる。ゲームとリアルを密接に繋げて描かれてきたこのシリーズ。その片方が終る時、果たしてリアルもどうなるのか。まだまだ続いてほしい気もしますけれど、あらかた描きべきものを描ききった感もあるだけに納得の最終局面突入なんですよね。次回の最終巻、どんなラストを見せてくれるのか、楽しみです。

シリーズ感想

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? 19 ★★★★   



【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? 19】  聴猫芝居/Hisasi  電撃文庫

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RPGのシナリオはソロでしか進められないと思った?いいえ、遊べるんです。そう、オンラインゲームならね。ついに実装されたレジェンダリー・エイジのメインシナリオ『グランドクエスト』。ギルド単位で受注する大規模ストーリークエストを前にした残念美少女・アコはじめアレイキャッツの面々が…深読み出来過ぎるシナリオに、まさかの意見決裂!?でも、ネトゲの決着はもちろんネトゲでね?とみんなで楽しくゲームをする間に、リアルでは別の問題が。それは―未登場だった英騎父、ここでついに出現!リアルの問題の決着は…やっぱりリアルで付けなきゃダメ?ゲームもリアルもひと山越える!?残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、選択の時の、第19弾!

すっごいナチュラルにお姉ちゃん言うたぞ、瑞姫!?
自分でも気づかなかったくらいなので、それだけ瑞姫の中でも自然にアコのことを身内扱いとして馴染んじゃってるってことなんですよね、これ。いいなあ、嫁からしたら義理の母と義理の妹がこれだけ家族同然の仲の良さになってくれたら何の憂いもなく幸せじゃないですか。アコの方の両親もルシアンのことは凄く可愛がってくれていて、特に父親の方が同志感覚で接してくれるのでこっちもホント気安い関係なんですよね。もう婿入りでも嫁入りでも二世帯住宅で何の問題もなさそうじゃあないですか。
あとは、面通ししていないのはルシアンの父親とアコだけ、というところでついにあんまり家に帰ってこない社畜パパの帰還である。
嫁です、とアコに自己紹介されて特に本気にしないパパ。いやね、その捉え方は高校生の息子を持つ父親からしたら別に何の不思議もない当たり前の対応なんですよねえ。ルシアンもわかっているところなんだけれど、親からしたら高校生の恋愛、お付き合いってのは今現在の楽しさがすべてであって、それがそのまま将来に繋がってるなんて考えもしないでしょう。高校生のカップルがそのまま結婚へと至るなんてめったにあるものではないし、もしあり得るとしてもその将来を高校生の今、本気で考えてるなんて思いもしないでしょう。
だから、パパさんの対応というのはとても真面目で真摯ですし、息子が可愛いカノジョと付き合えていることを真剣に祝福していて、同時に不安にも思っていて、嬉しいやら心配やら、と色々と浮かれているんだろうな、というのがよくわかる。
全然反対なんてしていないし、頑張れと応援だってしてくれている。
なので、そのままルシアンパパのルシアンとアコの関係についての捉え方は、そのまま据え置いても実のところ何の問題もなかったのでしょう。
でも、それがなんとなく不服で、納得行かなくて、自分たちの関係を高校生の今だけの楽しい恋愛ごとなんかじゃない真剣なものだとわかってほしい、なんて思ってしまうのがいつものアコだけじゃなく、ルシアンの方までがそう考え込んでしまったあたりが、面白いんですよねえ。
ルシアン、もう完全にアコとおんなじになっちゃってるじゃないですか。アコのこと、嫁だと認めてもらえないと我慢できなくなっちゃってるじゃないですか。ついこの間までちゃんとした「彼氏彼女」の関係になりたい、なんて悩んでいたのに。
でもまあ、今の現実のアコとルシアンの関係は、そんな「彼氏彼女」の関係に収まらないもの、として積み上げてきちゃったもんなあ。二人だけでそうなったわけじゃなく、ネトゲ部の面々やお互いの家族といっしょにあれこれやって、一緒に過ごしてきて、そうして培った関係なのですから。
そりゃあ、誤解されるよりもちゃんと認めてほしいですよね。

で、そんなルシアンパパの捉え方を何とかひっくり返すために、二人の問題だからと二人だけで考えてなんとかしよう、なんて考えず、今ネトゲで遊んでいるイベントにも絡めてみんなで考えてもらってみんなに助けてもらい、一緒に乗り越えようというのが今までもこれからも彼らのやり方なのでしょう。何気に、一人の問題だけじゃなくて、それぞれが抱えている、今直面している大きかったり小さかったりする問題も、一緒くたにして一緒くたになってクリアしちゃうのが彼らの面白い所であり愉快なところであり、ほんと仲良いなあと微笑ましくなってしまう良いところなのでありましょう。
何気に、兄貴がカノジョ連れてきて結婚報告してきたもんだから、色々シスコン拗らせちゃってた茜の方もうまいこと義理のお姉さんになる人との関係改善がうまいこと行っちゃってましたし。ってか、茜ってシスコンだったのか。というかツンデレだったのかw なんか瑞姫みたいなシチュエーションに自分が収まってるんですけど、茜さん。
まあいずれにしても、しばらくはこの面々、アコ以外は男に縁なさそうだ。いや、彼女らはまだ高校生だからいいんだけど、先生! 猫姫先生! あなたせっかくのクリスマスそれでいいのかw 最近、リアルでにゃーにゃー言い過ぎじゃないですか。学校で普通にポロッともらしてしまいそうだぞ、にゃーにゃー言いすぎて。
まあ猫姫先生の場合、ガチで本気になったらすぐに男の一人や二人捕まえられそうな、ガチで出来た女性なので余裕ぶっこいてるのかもしれないが。

なんか家族関係ももう動かしようもないほど収まって、実質婚約したようなものになっちゃったし、それ以上にルシアンがこれだけガッツリとアコと価値観が合致してしまってたら、ゴールしたようなものなんですよねえ。
いや、なんかさり気なく大団円的な雰囲気がラストから流れてたので。あとがきの言い回しもなんか妙な感じでしたし。まさか、これ最終巻とかじゃないですよね?

シリーズ感想

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.18 ★★★★  



【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.18】 聴猫芝居/ Hisasi 電撃文庫

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「私は高校を卒業したら会社を興すぞ!」
大学受験へ向けそろそろ進路を決めようというところで、マスターが突如としてご乱心!?
何を寝言を言ってんの? と、本来は止めるべきなような気がしつつも、マスターの甘言の前に次々と洗脳されていく残念美少女・アコはじめネトゲ部の面々。
だが、そんなことでは屈しない常識人がいた……。
「そこまで言うなら、LAのトップを取って、力を証明して見せるのにゃ!」
顧問としてそこは譲れない猫姫さんと売り言葉に買い言葉で始まったLA天下取り。その手段は――農業?
ていうか本当に勝って良いの? この戦い!? 残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、進路指導の第18弾!
わかる! すごくわかる! コネ入社って素晴らしいよね! しかも、相手が気心の知れた仲間が経営してる会社となればなおさらに。将来、苦労して就職活動して精神すり減らして働かなければならないという不安を、高校二年で解消できて将来約束されてたら、そりゃ嬉しいし楽だし大勝利じゃないですか!
まあ、楽に入社できたからといって仕事も楽だとは限らんのですけどね! むしろ、マスターはナチュラルにブラック経営者である、というのが発覚してしまったわけですがw
気心が知れている分、遠慮せず仕事を振られるし、乗せられ方も把握されているので知らず知らずいつの間にか馬車馬のごとく働かされることに。
でも、マスターが偉いのは自分の体験や経験、常識が絶対でも万人の共通認識でもない、というのを言えばわかってくれるところでしょう。これ、本当にびっくりするくらい大半の人間が人の話も意見も聞かないものなんですよね。成功体験者にこういう人多いかもしれないけれど、それに限らずどういう階層、立場、種類の人間でもかなりの人間が、自分の中で既に定まっている意見や基準を外からの言葉でひっくり返すことがないんですよ。それでいて、自分が人の話を聞かないとは露ほども思っていない。これは自身も自戒スべきところで、自分で気づいていないかもしれないけれど自分だってそういう傾向があるかもしれないんですよね。
なので、フィクションノンフィクションに限らず、自分の中の固定観念を外からの意見でちゃんと考慮して覆すことの出来る人というのは、尊敬してしまうんですよね。敬服してしまう。
その意味でも、マスターは大した人だと思いますよ。こんな風に人の意見を聞けるのなら、たとえ会社を立ち上げてもブラック企業にはならずに済むんじゃないでしょうか。そのかわり、成功するかどうかはわかりませんけれど。
でも、この面白いことをやろうという精神はかっこいいですわ。彼女の動機というのは多分にモラトリアムに類するものなんだけど、彼女の場合は消極的でも停滞の結果でもなく、むしろ逆に積極的に能動的に動いてるんですよね。ここまで前向きにモラトリアムをモラトリアムでなくそうとしている人は珍しいかも知れない。今の心地よい居場所を無くすことを恐れて、色々と迷走する展開は多いですけれど、大人になったその先の社会の中に永続的にその居場所の続きを作ろうなんてパワフルに動ける人はなかなかいないですよ。
猫姫先生のおっしゃる通り、目的と目標がブレていただけにそれを成し遂げられる可能性はまあヤバかったのかもしれませんが、目的が定まったのなら会社という形でなくてもマスターなら何らかの居場所を作ってくれそうなんですよねえ。それだけのすさまじいポテンシャルを持っている人、というのは今回のゲーム世界全体を巻き込んだ大どんでん返しをプロデュースしたことからも大いに信頼できますし。
これだけの人が、失いたくないと思うこのネトゲ部というのは、それだけもう上限に達していると言っていいくらい完成された幸福な楽園なんですよねえ。そりゃあ、これ無くしたくないよなあ、わかる。もっとも、今更マスターが焦らなくても、大学行ったり社会出たりでバラバラになってもとてもじゃないけど疎遠にはなれないと思える濃い関係なんですよね、この面々は。マスターだけ年齢が一つ上なのでその分の焦りがあったのかもしれないけど、他の連中がそんなに焦ってないようにいつまでも馬鹿やれそうな安心の関係なんですよねえ……。まあ、他のヒロインズ、ネトゲばかりやってたら恋人も出来ないし結婚も出来なさそうなんですけど。部員増やすだけでもえらい揉めたくらい、部内で関係が完結してしまっているだけに、余計な人間関係増やす余裕がこの娘たちにあるものか。セッテさんあたりはそのあたりのバランス感覚上手そうなんだけど、茜はともかくマスターは見事にドツボ嵌りそうだなあ。
しかし、猫姫先生の先生レベルの高さはちょっと眩しすぎて気が遠くなりそうです。数いる先生キャラの中でも、この人ほどちゃんと先生として生徒を指導できている人が果たしてどれくらいいるんでしょう。先生として生徒を指導し、大人として子どもたちを見守り、それでいてネトゲ仲間として同じ視点から一緒に遊ぶことが出来て、と友達感覚までは馴れ合わずしかし大人として一線を引くまでは行かずに身近に接してくれて、と本当に絶妙なラインで関係結んでるんですよねえ。先生としての猫姫さんは、マジで尊敬に値する人ですし。それでいて猫姫というキャラはなんというか可愛すぎるし。猫姫さんがニャーニャー鳴かされてる時が確かに一番可愛いよ! わかる!
ネトゲの時だけじゃなく、現実でもにゃーにゃー言ってる時が可愛いもんなあ。
今回はネトゲの方でもギルド・アレイキャッツが中心となって暗躍していて、LAの中でもネトゲ部のギルドが零細弱小ギルドではなく、規模小さいけれど何をしでかすかわからない、という以上に他の古参ギルドからも一目置かれつつ、なんかみんなから愛されてるギルドになってて、なんかうん、立派になったなあと感慨深い。
今回も文句なしに面白かったです。いや、この作品毎度ほんとに隙なくおもしろ楽しく安定しきってるなあ。ハズレがないですよ。

シリーズ感想

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.17 ★★★★☆   

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.17 (電撃文庫)

【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.17】 聴猫芝居/ Hisasi 電撃文庫

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シュヴァイン様こと瀬川茜が最も怖れるもの、それは―オタバレ。あれ?シューちゃんがゲームするのなんかみんな知って…いや言うまい。と思っていた残念美少女・アコをはじめネトゲ部の面々の微妙な気遣いを余所に、夏休み明けの茜に向けられた言葉は…
「え、でも茜、ゲームしてるんでしょ?」「ち、ち、違うってば!」
クラスメイトの温かい言葉が瀬川さんに突き刺さる!そして茜の選んだ道は、みんなでLA引退&リア充化!?
ネタバレ:できない&なれない
やがて文化祭のコスプレ展示やミスコン企画も巻き込み、騒動は加速して―隠れオタ瀬川茜。最後の闘いが始まる! 
残念で楽しい日々≒ネトゲライフ、隠れオタ発覚の第17弾!

この英騎と茜の関係ってこれだけ巻数を重ねてもなお凄えなあと毎度感心してしまう。今回は茜回というべき話だっただけに、尚更に。
これだけ恋愛感情抜きで仲の良い男女の友達ってちょっとお目にかかれないものなあ。珍しく二人きりで、というシチュエーションがリアルでもゲームの方でも続いたわけで、リアルの方のそれは間違いなくデートみたいなもの。アコ公認、というのが凄まじいところなんだけれど、確かにアコとは別の意味で息ぴったり、相性ぴったりで何時間一緒に居ても飽きずに一緒にいられる関係だというのが実感できるデート回でした。こればっかりはさすがに会長やセッテさんでは難しいでしょう。楽しくは過ごせるだろうけれど、相手に気を使ってしまうところはあるでしょうし。
前回までの一年の双葉の新規加入と三年の会長の引退間際というのも含めて、今回は部の体制の刷新という重要回。夏休み明けの文化祭までこの重要な問題を引っ張ってる、というあたり彼らののんびり具合がわかるというものだけれど、それは新入部員入れるつもりサラサラなかった頃からわかりきっていたことなんだけれど、そうだよね、世間に対しての茜のオタク趣味の秘匿、というのは部としても考えてみたら問題だったわけだ。ネトゲ部は影の秘密結社などではなく、歴とした学校の部の一つ。そこに通い詰める茜がゲームもしないオタク嫌いというのはどうやったって無理が出るわけで、そのあたりの精算というか整理をまったく考慮せずにここまで来てしまったあたり……この人たちほんと問題が実際に問題になるまで全く危機感を持たないのはヤバイと思うぞ。当初からアコの非社会性ばかり取りざたされてきたけれど、他のメンツも相応にアレなんだよなあ。
そして、オタバレしかかった際の茜の対応の酷いこと酷いこと。それで隠せているつもりかーw
むしろこれは、英騎のフォローがうまかったというか、その言い訳は下手くそすぎます。
でもここで、オタクやめてリア充になる! と宣言するのはらしいと言えばらしい展開なのだけれど、茜一人が自分だけオタク辞めると暴走するのではなく、みんな一緒に辞めるんじゃー、とネトゲ部全員巻き添えにしようとするあたりが、今のネトゲ部の面々の関係だと自分勝手な暴走じゃなくて、みんなへのヘルプであり甘えであり仲の良さを強調する表現になってるのは、このネトゲ部の関係の特別性をより引き立たせてるんですよねえ。
みんなも嫌がらずに、よしじゃあ付き合ってやるかー、と嫌な顔一つせず茜のネトゲ絶ちに付き合ってリア充っぽい放課後や休日を過ごしてみせるのとか、どんだけ仲いいんだよ、となるんですよね。
あのリアルとゲームが逆転しガチなアコですら、ごねずに付き合ってますし。彼女の、みんなでやるぞー、と言ってくれたのが嬉しかった、というコメントに彼らの関係がギューと詰まってたんじゃないでしょうか。
まあ、速攻でみなさん禁断症状が出てしまうのですが、あのリアルリア充なセッテさんですら症状が出てしまったあたり、闇は深いw
双葉みかんも、一人だけ一年生という立場に気後れすることなく、もうネトゲ部に馴染みきってて完全にメンバーの一人になってますなあ。変に妹キャラ、後輩キャラみたいなキャラ付けもまったくなく、みかん色をちゃんと出しているのがまた偉い。イイ性格してるんですよねえ、この娘。マイペースに物怖じせずにぐいぐい押してきますし。途中参加というのが今となっては不思議なくらい馴染んでる。
さて、ミスコンなんてリア充の極み、みたいな文化祭企画に何故か茜のオタバレ回避のために参加することになった一同。なんだかんだと、ネトゲ部の女性陣がべらぼうな美少女揃い、という現実が浮き彫りになってしまったわけで。アコが美少女としてこれほど注目を浴びたことがこれまであっただろうか。まあ同時に、ガワの良さだけではどうにもならない中身の残念さも全校生徒に知れ渡るほどに浮き彫りになってしまったわけですが。もうこれでクラス公認に留まらない校内公認の夫婦ですね、西村英騎しか務まらないという意味でもw
あと、猫姫先生いじって遊ぶの勘弁してあげなさいw
いやうん、この先生をにゃーにゃー言わせて慌てふためかせるの、確かに面白いしかわいいけれど! こいつら、ちゃんと自覚して猫姫先生のことイジってたのか。さらっとミスコン優勝かっぱらいかける先生も大概パないのですけれど。

さて、冒頭ではひたすらに茜と英騎の男女の友情について言及してましたけれど……恋愛感情が見えないからと言って、それが存在しないかというと無いとは言い切れない、という表現になってしまうんですよね。
ネトゲ部のアコ以外のヒロインズ、決してその感情を匂わすことはしないのですけれど、時々ポロッと爆弾めいた言動は垣間見せるんですよ。茜がリア充活動の停止とネトゲ解禁を決めたときのセッテさん、秋山さんが茜に囁いたセリフとか、その秋山奈々子さんも聞きようによってはダイレクト極まりないセリフをさらっと英騎に言っちゃったりしていますし。
それでも、おそらくそうした気持ちを決して英騎には見せることがないであろう彼女たち。心の底からアコとルシアンのカップルを祝福し、応援しているからこその揺るぎない友情であり、相棒としての関係。いいですよねえ、これこそ一生モノの繋がりですよ。

シリーズ感想

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.16 ★★★★   

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.16 (電撃文庫)

【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.16】 聴猫芝居/Hisasi 電撃文庫

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ネトゲ部存続のため、挑め真夏の艦隊決戦!?
残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、第16弾!

夏休み、妹が海賊になった――何を言ってるかわからないと思いますが、もちろんネトゲの話です。
修学旅行中の頑張りもあって、夢の飛行船を手に入れられたネトゲ部一同。
この夏は遊びつくすぞ――と思ったのもつかの間、真面目な新生徒会長・高石さんからついに新入部員獲得を厳命されてしまう! 正しすぎる注意にぐうの音も出ない残念美少女・アコたちは、唯一の希望、双葉みかんを勧誘するが――なぜか妹ともども海賊になっていて!?
新入部員獲得のために。後輩に先輩の威厳を、義妹に義姉の威厳を見せつけるために。真夏の艦隊決戦が始まる!
ってか、まだみかん入部してなかったんかよ! 新入部員問題が持ち上がったのと、みかんが登場したのって第10巻なんで正味7巻分待たされたわけである。いや別に待ってたわけじゃないんだけれど。その間、ずっと限りなくレギュラーに近い準レギュラーとして存在感を示し続けてたわけですしね。作中時間では4ヶ月くらいしか経ってないというのが驚きだけれど、7巻分の濃密な時間は、みかんが部員になっても何ら違和感を感じないほどの馴染みをもたらしてくれていたわけです。というか、だからむしろなんでまだ部員じゃなかったの? というくらいに。
しかしもう夏休みなのか。去年の夏休みではまだセッテこと秋山さんが正式入部しておらず、リアルでの海に遊びにいくイベントに参加していなかった、というのが驚きである。あれはある意味惨憺たる有り様になってたもんなあ。それが、今年は運営からの招待もあって客船でのクルージングにご招待というリッチなありさまに。まああんまり豪華な客船でのパーティーイベント、というのがあったわけではないのだけれど。艦隊戦の模様を追いかけるのに終始していて、言うほど船でのあれこれはなかったんだよなあ。まあ船上でネットにも繋げずどう遊べ、というと難しいところなんだけれど。
にしても、ゲームのオフ会イベントということで他のプレイヤーにリアルがバレる云々が話題になってたけれど、そんなに今更バレるの嫌かね、という感じではあるんですよね。まあ、ルシアンからするとアコともリアルでも付き合ってて直結厨扱いされるのが嫌、という理由はあるんだろうけれど。ってか、同じ学校の部活でやってるリアル高校生、というのあんまりバレたくないか。ルシアンだけ見るとなにそのハーレム、みたいなポディションですしね。
とはいえ、部活の、ではなくゲームでのイベントという理由付けもあってか、猫姫先生が引率役ではあっても先生としてではなくて、年上のギルドメンバーでという体裁で、リアルバレの問題もあって先生呼びではなく名前呼び、結衣さんとか結衣お姉さんという風にみんなから呼ばれてたのは、前回のみんなでリアルの名前呼びして遊んでたw時のこっ恥ずかしさとはまた違う妙味があって良かったですねえ。
もしみんなが学校卒業しても、生徒と先生という立場関係なくホントの年がやや離れてるだけの友人として、まあ恩師では間違いなくあるものの、それに留まらない長い交友関係を続けていけそうな感覚を、今回のイベントから感じ取れて、それがなんともモニョモニョっとした擽ったさがあって嬉しかったんですよねえ、うんうん。

お姉さん、というとアコと瑞姫の関係にも進展があり、ガチで瑞姫がアコのことをお姉ちゃんと呼んだ時には、なかなか来るものがありました。いやあ、もうかなり打ち解けてるとは思ってたのに、まだ先があったのか。
艦隊戦も大いに盛り上がり、ってこのネトゲ、色々と手広いというか手を変え品を変えイベントの内容盛りだくさんで飽きが来ないというか面白いなあ。

シリーズ感想

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.15 ★★★★☆   

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.15 (電撃文庫)

【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.15】 聴猫芝居/Hisasi 電撃文庫

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修学旅行は大波乱!残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、大願成就の第十五弾!

残念美少女・アコたちネトゲ部(二年生組)に修学旅行の季節がやってきた!
そこで英騎が抱いた野望は――「修学旅行でアコとファーストキスをしたい!」
……こないだやった? こないだのはノーカン! 最高のキスでアコのファーストキスの想い出を上書きしてやる!
そんな修学旅行に襲いかかるのは期間限定の周回クエスト。旅行中にこっそりネトゲをするための条件は『修学旅行を最高に楽しむ』こと!?
真のファーストキス達成へ向けて、ネトゲとリアルを同時クリアするための挑戦が始まる……! 残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、大願成就!?の第15弾!
もう、めちゃくちゃ楽しそーだなー!!
学生生活、ここまで満喫してる子たち、ラノベ業界見渡しても居ないんじゃないですかね? 100%完璧に、満喫しまくってるよ。
修学旅行だって、普通に観光して回ってるだけで特別な事件とか起こらないのにめちゃくちゃ楽しそうで面白そうで、一生モノの思い出になるだろうな絶対、というような様相なんですよね。
一人先輩ということで修学旅行からハブられた会長がどうなんだろう、と思ったらルシアンが相談したアコとファーストキスしたい、という話に付き合って、うまいこと適度にサポートとして電話越しだけれど旅行に介入してきて、それも邪魔するでもなく一緒に旅行楽しんでいるような感じで入ってくるので、全然ハブられてる感じしなかったんですよね。また、あっちはあっちで妹たちが会長のお相手しててくれてて、一人寂しくというわけではなかったですし。近くに居ないほうがなんか頼もしかったぞ、会長w
何気にあっちこっち回る観光のアクセントになっていたのが、猫姫先生が旅行中にネトゲのイベントにかまけないように、と先生として寄越した修学旅行を楽しむためのクエスト集、なんですよね。
特に難易度が高いわけじゃない、その観光地でならすぐに出来るような簡単なものなんだけれど、中身が現地についてから開かないとわからなかったり、ただ観光地を見て回るだけにならないアクセントになってて、凄くいい具合に旅行を盛り上げる要素になってたんですよね。あれは猫姫先生、先生としてグッドジョブすぎるお仕事でしたよ。
いつかの合宿みたいに、外で遊ぶことそっちのけでひたすらネトゲ、みたいなことにならないか、という心配は猫姫先生もセッテさんと同様に見ているこっちも考えることだったのですけれど、アコ含めて全員修学旅行の方楽しみすぎてて、いやはや、なんかこっちまで多幸感が……。
だいたいさー、このグループ仲良すぎるんですよねえ。マスター含めて、茜にしてもセッテさんにしてもルシアンに対しての好感度、めちゃくちゃ高いんですよね。好感度95/100とか、ほとんどフルコンプ間近じゃないですか。これ、他人から見てじゃなくて、茜の直答というのがまた。セッテさんの80だって、アコに気を使わないとねー、と公言しながらのものですから、実際はもっと高いよー、と言ってるようなものですし。
これでカップリングとしてはアコとルシアンで揺るぎなし、なんですからなんかもうすごい。ここまで見事に恋愛臭を出さずに男女の仲の良さを体現しているのも、あまり見たことないですもんねえ。まあルシアンとのそれ以上に、女性陣同士の仲がもう無茶苦茶良すぎるというのもあるんでしょうけれど。親友通り越して心友レベルだもんなあ。まあそれでも、茜なんかは特に内心思うところはあるのかもしれませんけどねえ。でも、我慢しているという様子はまず見えないし、そこはきっぱりすっぱり割り切ってるんだろうなあ。
今度はマスターも連れて、普通にギルドのメンツで旅行行ってもいいんじゃないだろうか。でも、時間に追われながらの旅行って急かされるばかりで楽しくなさそうなのに、この子らはタイムアタックのノリで駆け回りながら、その場その場では全力で楽しみ切っていた、という旅路でしたので、下手にじっくり回るよりこの子たちはこういうタイプの旅行の方が合っているのかしら。いや、じっくりあっちこっちを見て回るタイプの旅行でも関係なく存分に満喫しそうだし、今のこの子たちは何してても100%楽しめるんだろうなあ。羨ましいし、ほんと素敵ですわ。

シリーズ感想

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.14 ★★★★   

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.14 (電撃文庫)

【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.14】 聴猫芝居/Hisasi 電撃文庫

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残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、三者面談の第十四弾!

ついに知られてしまいました。残念美少女・アコの存在が――よりにもよって、英騎のお母さんに!
そして案の定「今度連れてきなさいな」と言われてしまった英騎。我が家の全権を掌握するお母さんを前に、ただの高校生である英騎はあまりにも無力だった。
なんとかアコをまともな彼女に偽装するために特訓を始めるネトゲ部だったが、ハードルはあまりに高く険しくて……。果たしてアコはお義母さん面接を乗り越えられるのか? それともやっぱり危ない子だと思われてしまうのか。
カンペ片手に繰り広げられる面談の合否はいかに?
アレイキャッツ結成二周年記念オフ会だって結婚記念日だってあるのに、どうなっちゃうの? な日常≒ネトゲライフ、三者面談の第14弾!

なんだこれなんだこれなんだこれ。いやもう、なんだこれーー!!
予想とぜんぜん違う英騎のお母さんとアコの初対面の惨状に、いやー笑った笑った、大爆笑ですがな。これ、問題があるのアコの方だけだと思いこんでいたんだけれど、何気に英騎母の方も大問題児だったのかー!
そうだよなあ。英騎も、妹の瑞姫も二人してわりとしっかり者で面倒見良いタイプだったんですよね。これって、母親が手が掛かる人だったから、子供たち二人して面倒見が良くなってしまったのか。確かにこのお母さん、放っておくとえらいことになってしまいそうだし。頑張り屋さんなのに、頑張って気合入れるとテンパって色々台無しにしてしまうタイプって、大変だなあ。しかも、コミュ障ww
嫁と姑、どっちもコミュ障で初対面を前にわざわざ事前にあらゆる対応を想定したカンペまで作ってしまうというアレっぷりに、一体どんな面談になるのかと思ったら、まさかの双方向ゲームブック状態に。
アコもお母さんも、全部自分で作ったカンペを読みながら会話するという、それ会話してるの!? という訳わからん状態に。しかも、当人同士は大変満足満悦していて、完全に英騎置いてけぼりで笑った笑った。
いや、このお母さん、こんなコミュ障なのに結構仕事バリバリこなしているキャリアウーマンっぽいのは信じられんなあ。どういう仕事してるんだろう、謎である。それ以上に衝撃だったのは、お母さんが瑞姫よりもちんまいちびっこお母さんだった、というところだろうか。いや、瑞姫もわりとちっちゃい妹というイメージだっただけれど、それよりも小さいのかー!!

と、ついにアコの嫁宣言が両家庭公認になってしまうのか、という問題と同時侵攻で、ネット内でのアコとルシアンの結婚記念日間近に、アレイキャッツ二周年記念オフ会とイベントも盛りだくさん。なんだかんだで、毎回ネトゲの方もちゃんとイベント盛り込んできて、それが手を変え品を変えでよくネタが尽きないなあ、と関心してしまう。毎回、どのイベントも一筋縄で行かない、というかボスを倒すとかそういう内容じゃない上で、どれも面白いんだから、本当に大したものである。今回なんて、装備全解除からの無人島サバイバル・ゾンビウォーという、ああこいつらやっぱりネトゲ廃人なんだな、という凝り性っぷりをみんなして見せつけてくれる愉快なハマりっぷりでしたし、一方でオフ会の方では一回目では居なかったセッテに、シュシュとみかんに猫姫先生と前回から人数もなんだかんだと倍増して、リアルの方でも心置きなくワイワイと同じノリで遊び倒しているこの仲の良さ。いやもう、もしネット関係なくなってもこのメンツは気の置けない関係を続けられるんだろうなあ、こういうのを見るとそう実感してし合うのでありました。
それにしても、猫姫先生、リアルでもまったく「にゃー」を語尾に使うの躊躇わなくなったなあ。そのうち、授業中でも思わず使ってしまわないか心配である。実際、けっこう、英騎のこと「ルシアン」呼びしちゃってるみたいですし。

今回、アコのお母さん面接の練習というか矯正のために、アレイキャッツ内でリアルの名前呼び、ルシアンじゃなくて英騎、とアコだけじゃなくメンバー全員でそれぞれ名前の方で呼び合うルールを、リアル生活の方にまで持ち込んで、わいわいやってたのですが、少し前から英騎がちょっと自分に遠慮してるっぽいのを不満に思ってる様子がありありだったセッテこと秋山奈々子さんが、「英騎くん」「奈々子さん」とお互い呼び合うように仕向けることに成功して、えらいご満悦だったのが随分印象的だったんですよね。前のお泊まり会のときもそうだったけれど、うまいこと自分の望む距離感まで狭められたときのセッテの嬉しそうな姿は可愛らしくて、自分なんか好きですわー。

シリーズ感想

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? 13 ★★★★   

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.13 (電撃文庫)

【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? 13】 聴猫芝居/Hisasi 電撃文庫

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残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、トップをねらう第十三弾!

おい、レイドボス戦行こうぜ! という誘いに乗って、レイドボス戦へと馳せ参じたアレイキャッツの面々。それなのに……。
◆†黒の魔術師†:さあ向かうとしようか
◆バッツ:なんでお前が仕切ってんだよ
◆セッテ:なーかーよーくーしーてー!
早くも友情破綻の予感!
そして、案の定リーダー不在で迷走するレイドPT。見かねて指揮官に就任したのは……なんとセッテさんだった!?
一方リアルでも、マスターの独断と偏見で秋山さんが会長候補になり――残念美少女・アコの加勢は吉と出るか凶と出るか?
ここ数巻に渡って進行していたセッテこと秋山奈々子推しの集大成ともいうべきお話でした、今回。
セッテさんとは何者なのか。カースト上位のコミュニケーション魔人、という本来ネトゲオタクとは全く世界の違う関わりのないところから、あっちが踏み込んできたのもあって徐々に仲良くなり、いつの間にかアレイキャッツの仲間として仲良くなっていたセッテさん。ところが、むしろ仲良くなってセッテさんの人となりがわかってきてからこそ、彼女いったい何者ぞ!? という謎にして未知な側面が見えていたんですよね。ただのリア充とかカースト最上位なんかで語りきれない、秋山奈々子というラスボスの正体。
それをここ数巻にかけて一枚一枚幕を剥がすみたいにして、本当の秋山奈々子というのを剥き出しにしてきたわけだけれど、それをこのセッテさんがレイドの指揮を取り、またリアルでは会長の推薦を受けて生徒会選挙の候補者に推薦されて、という当番回にあたってついに皮の一枚も残さずに、セッテさん本人も自覚しきれていなかった秋山奈々子の生身の姿というのを暴き出す、或いは暴き出すまでについにルシアンとアコが踏み込むという、掛け値なしに薄いビニールほども隔てていない仲間同士、友達同士、親友同士に至るお話だったわけです。
もうすでにだいぶ前から凄く仲良くはなってたのは間違いないんですけどね。それでも、本当に僅かに薄っすらと「遠慮」みたいなものがルシアンの側にあったのを、とうとう本当に取っ払ってしまったんですよねえ、これ。
まあその剥き出しにされたセッテさんが、またイイ性格をしているというか、アコが暴き立てたセッテさんの本性にはついつい笑ってしまった。マスターに選挙出馬を打診されてえらい困ってる様子だったの、まさか理由がそんなだったとは。セッテ自身もこれ、ちゃんとわかってなかったのが可愛らしいというかえげついないのだけれど、そんな具体的なセッテさんの心の動きや感情の方向性を、あのアコがあれだけちゃんと把握していた、というのはさすがに予想外でした。いや、その内容も予想の遥か斜め上だったのですけれど、そんなんよくわかったな!
個人的には妹ちゃんたちが言うほど、ルシアンがお節介とは思ってなかったんだけれど、これって主にルシアン視点で物語が進行しているからであって、傍から見るとそうでもないのかなあ。いや、アコに対する甲斐甲斐しいまでの世話っぷりは大変よく理解できるのですが、ああでもあれこれとアコだけじゃなくみんなに対してフォローは欠かさないよなあ、言われてみれば。当人、それを負担ともなんとも思ってないし、極々自然に立ち振る舞っているのであんまり気づかないのだけれど。
今回なんぞはかなりルシアン自身が意識してそう動いたせいか、わかりやすかったですけどね。これ、セッテさんからすると嬉しかっただろうなあ。まだほんの微妙にルシアンから遠慮が在ることを、セッテさん気にはしていなかったけれど、気には止めていたものねえ。
ってか、アコという奥さんが居るからあれだけれど、ルシアンモテても全然おかしくないわなあ、これ。よくまあ、アレイキャッツの面々、あれだけどっしりと「友達」に徹していられるものである。まあ、実は……なんてことは本当になさそう、かどうかは定かではないけれど、今のところは見事なまでに男女の友情は成立する、を成し遂げてますしねえ。その距離感が、この作品の心地よいところでもあるのですけれど。
加えて最近では、茜たちとはまた微妙に距離感の違う妹組、瑞希とみかんの後輩コンビがいい味出していて、素晴らしいエッセンスになっている。二人とも、敢えて部員にならなかったのが面白い効果で出てますよね、これ。将来的に部員になるのも全然悪くないどころか、むしろ望ましいのだけれどそこに至るまでの紆余曲折は色々楽しめそう。作中時間が着実に進んでいく物語なだけに、変わらないけれど変わっていく変化をこうしてじっくり楽しめるのは、十数巻続いていく長期シリーズの醍醐味でありますなあ。
選挙戦のオチも実にポンコツで面白かった。そらそうだよな!! あかん、抜けてたセッテさんの恥ずかしがりっぷりがまた実にカワイイかった。この娘、ほんとええキャラになったわー。

シリーズ感想

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.12 ★★★★☆  

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.12 (電撃文庫)

【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.12】 聴猫芝居/Hisasi 電撃文庫

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リアルでもネトゲでも「お家」を守ろう! 必要なのは……凶悪トラップ!?

ゲーム内の家って、建てたはいいけど使い道なくない?
そんなユーザーの声に応え……ネトゲ内の「西村家」に追加された家具は『トラップ』『タワー』『ガーディアン』に……『車輪』? なんぞこれ? 一体何が始まるんです?
「家に家以外の使い道を求めるのは変だと思うんですが……」
残念美少女・アコのそんな疑問をよそに、ゴールデンウィーク限定のモンスター襲撃イベントがスタート!
しかも、それと時を同じくして玉置夫妻(※両親)が夫婦で仲良く旅行に出発。後を頼まれた英騎とアコの、期間限定同棲生活もスタートしてしまい!? まずい、ゲームの家と一緒にリアルの家も守らなきゃ……果たして二人は大事なお家を守り切れるのか!? あと、英騎の貞操とか大丈夫?
残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、鉄壁防御の第12弾!
面白いなあ、面白いなあ。いや、本当に面白いなあ。
ゴールデンウィークはいつもみたいにみんなで合宿、というわけには行かず、アコと英騎以外は用事があって時間が取れない、という事になった上に、アコの両親が旅行で出かけるので英騎にアコの面倒を見てほしい、と頼まれたことで、アコの家で二人きりでゴールデンウィーク過ごすことになるんですね。もちろん、お泊りでw
危険な二人きりのゴールデンウィーク、なんてことにはならず、時間が空いたレギュラーメンバーたちが順繰りにアコと英騎の家に訪問してくる+ネトゲ内では西村家の防衛を行う、というリアルとネトゲ両方で自宅でのお留守番ドタバタが繰り広げられることになるのですが、これがまた素晴らしく多幸感を感じさせてくれる話になってましてねえ。
毎度のメンバーなんですけれど、今回は一人ひとり現れることで寄り個人個人にスポットが当たった上で、アコとルシアンのカップルとの関係を熟成させた感じで描いてくれてるんですよね。
これどう見ても、新婚さんの家に友達が遊びに来る、の図になってしまってるんですけれど、仕方ないよなあ。もう恋人とか通り越してる関係ですし。
結局、毎晩誰かが泊まっていくことで、アコとルシアン二人きりの夜、という事案は起こらないのですけれど、旅行先ではなく誰かの家で一緒に晩御飯食べて一緒に寝て、ってまた違う開放感があるもので、本音みたいなものもこぼれてしまうものなのですが、このアーレイキャッツの面々がポロポロとこぼしていくそれは、気の置けない仲の良さそのもので、もう読んでいてもニマニマしてしまう。アコと茜の仲の良さなんて、女の子同士の甘酸っぱさがギューギューに詰め込まれてて、一方でルシアンとも男と女の友情がちゃんと成立している関係で、あの一緒の部屋で三人一緒に寝てるシーンや、朝抱き合って寝てるアコと茜を、ルシアンが写真撮ってそれを巡ってドタバタとか、学生時代限定の幸福な光景じゃない、一生この関係が続いていくのが疑いなく信じられるようなシーンだったんですね。
茜が予備校に通いだしたり、と将来についても色々と考えないと行けない時期に差し掛かってきているからこそ、このアーレイキャッツの関係がずっと続いていくに違いないと思わせてくれる話、というのは大きかったと思う。ゴールデンウィーク、それぞれの事情で一緒に遊べずに同じ時間を共有できなかったのだけれど、時間が取れたら遊びに来てくれて、一緒にいる時間を非常に密度濃く過ごしていく、という展開は作中で彼ら自身が語っていたけれど、なかなか同じ時間を共有できなくなってもみんなの関係はずっと大丈夫だ、という安心感を描き出してたんですよね。それがもう、幸せな気分を味わわせてくれるわけですよ。

しかし、アコと茜の仲の良さも、随分極まってきたのだけれど、それ以上にセッテさんがまたいい関係になってきてねえ。最初の頃にはまだあったセッテとの若干の余所余所しさみたいなものが、もう完全に取っ払われてしまったのがよくわかる。前回あたりでも、セッテがアーレイキャッツの中でこそなんにも繕わない素の自分を出せるようになってきた、ここでこそ楽に過ごせてる、みたいな話をしてましたけれど、セッテさんがお泊りしていく話なんぞは、もうその極めみたいな展開で。でも、リア充でコミュニケーションおばけの優等生、というセッテさんの外面って、むしろ拘束具なんじゃないか、というくらい生の奈々子さんの境遇とスペックって謎なんですよね。むしろ、彼女の素性とか本来の姿が明らかになってくればくるほど、余計に謎のスーパーガールという正体が浮き彫りになってきた感がw
ネトゲの方でも、ほぼルシアンたちにレベルやらも追いついてきてお客さん風情がなくなってきた、と思ったらいつの間にか追い抜かれてないですか、ルシアンたちw ゲーム内スキルじゃなく、人間としての技術的な操作スキルで圧倒的な神業をなんなく操ってしまうセッテさん。あかん、この人ガチのスペックおばけだw

ラストの猫姫先生乱入も含めて、ほんと楽しい回でありました。いやもう、毎回毎回全部読んでてドパドパと幸福感が湧き出てきまっすわ、この作品。

シリーズ感想

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? 11 ★★★★   

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.11 (電撃文庫)

【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? 11】 聴猫芝居/Hisasi 電撃文庫

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新職解放のアプデが無事に済むとか思った?
――残念! キャラがバグっちゃいました!

「致命的な不具合が発生したため四次転職を行った全キャラを一時的に凍結します」
新職解放のアップデート当日。ワクテカしながら転職した残念美少女・アコたちネトゲ部一同(セッテ除く)を待っていたのはまさかのバグとキャラクター凍結!
しかも運営さんの次なる一手は――期間内に新キャラを作成し、レベル30にできた方にプレゼントをあげちゃいます! ってなんですかその対応は!
「対応が斜め上だー! 」 「お詫びにレベルを上げさせてあげます! やりましたね! 」
「やったっていうか、やらかしてるわよね」「運営サイドも混乱しているのだ……」
と言いつつ、せっかくなのでと普段と違う職業で新キャラを作ったアコたち。
慣れない新キャラに大混乱しつつも、誰もがキャラ凍結を食らっているせいでオープン直後のようなカオス空間になったLA内で、レベル1から始める大冒険のスタート!
……でも、夫婦状態の凍結に合わせたアコと英騎のやりとりが、リアルのクラスにまでカオス状態を巻き起こし……二人の愛がクラスの危機まで救う、かも?
アニメ絶好調放送中! 残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、混乱必至の第11弾!
……あれ!? 前回なんかナシクズシに新入部員になっちゃいそうだった新入生の娘、一切登場しなかったんですけど!? あれ? 本当にゲストキャラだったの!? 妹ちゃんも登場しなかったので、一年生はおよびでない回だったのかもしれないけれど、本当に一貫してメンバーはこの四人プラス秋山セッテ、おまけで猫姫先生だけで行くんだ。この徹底した方針は凄いなあ。そして、何だかんだとメンバーに馴染んだセッテさんが逆に凄い。単にこっち側に飲まれるでもなく、リア充側の橋渡し役として中途半端な位置に居るでもなく、ちゃんと友達になり、ネットゲームにもハマり、そして人としてもうアウトだったアコをちゃんとリア充サイドのクラスメイトになじませたんだから、凄まじい仕事っぷりである。
ただ、その結果としてアコが廃人とリア充の境界線で迷走をしちゃったのが今回の話、というわけだったのですけれど。何だかんだとクラスに受け入れられて、女の子たちのグループの中で上手いこと日常を過ごせるようになって……と、普通の女の子らしい立ち位置を得られたアコ。それは、そもそもネトゲ部をルシアンたちが作った理由でもあって、彼らもそんなアコを安堵とともに見守っていたわけだけれど、いつの間にかルシアンたちもアコを現実サイドに引っ張り上げるつもりで、アコ側に引っ張りこまれて、あかんラインぎりぎりで安定してしまったのが今のネトゲ部の面々だったんですよね。だから、今の彼らはかつてほどにはアコにリアルを直視して欲しいとは思っていないのも間違いはなく、全部上手く行っているはずなのに妙にしっくりこない状況に、微妙な居心地の悪さみたいなものを感じていたんですよね。
面白いのはそんな現実サイドの雰囲気を比較対象したみたいに、ネトゲサイドで運営側のトラブルで既存のキャラが凍結され、一時期だけ新しいキャラを新しい職業とともに作ってプレイしよう、というイベントが発生して、みんな新しいキャラやいつもと違う職業でのプレイにワイワイと騒ぎ楽しみながらも、微妙な違和感、座りの割りさ、馴染まさに戸惑いを感じて、という展開が起こってくんですね。主観的客観的、というのとは違うのだけれど、現実サイドとネトゲサイド、二つの局面を同時に体験することで一方だけでは見えてこない色々なものが覗き見えて、それを踏まえて両サイドで自分たちの納得できる形、得心できる方向性、なんてものを見つけていく、確かめていく、手に入れていく、という展開は改めて思い返してみると、構成として凄い上手いなあ、と感心してしまいました。しかも、露骨じゃなくてほんとさり気なく両方とも連動して進行していくんだよなあ。
結局元通りどころか退化してるじゃないか! と突っ込みたいけれど、よくよく見るとちゃんと進歩してるんですよね。ふわふわと浮ついたまま慣れない環境を突き進んでいくのではなく、誰かに言われたからでも常識を説かれたからでもなく、自分たちが納得できる形で踏み固め、しかし周りを拒絶するのではなく、自分たちの納得をみんなが受け入れ当たり前として飲み込める形に砕いて敷き均していく。そうやって、無理をしているわけでも背伸びしているわけでもなく、自然体のまま、一緒に居たい人と好きなように一緒に居られる、それでいて周りとつながっていける居場所を、自分たちで作ってるんですよね、このネトゲ部の子たちは。
セッテさんが、どうしてここに入り浸っているのか、その居心地の良さの理由が今回よくわかった気がするのでした。しかし、セッテ・アココンビはほんと馴染んだなあ、というか仲良いなあww 和む。

シリーズ感想

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.10 ★★★★  

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.10 (電撃文庫)

【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.10】 聴猫芝居/ Hisasi 電撃文庫

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新学年に無事レベルアップできたと思った?
――残念!! 新学年はいきなり廃部危機でした!?

ついに新学年にレベルアップ! みえないちからに導かれてクラス替えを乗り越え、さあネトゲを……というところで、重大事実が発覚!
新入部員を獲得しないと、廃部だよ……えっ。
お前たちは安泰だと約束したな、あれは嘘だ――とばかり、いきなり(アカン)な状況に叩きこまれた残念美少女・アコたちネトゲ部員は、それぞれ自分の理想の部員を探すことに。
「玉置、先輩…… !? もう一回! もう一回先輩って言ってください! 」
先輩という甘美な響きの奴隷状態なアコをはじめ、連れてこられた入部希望者は来る人来る人クセモノばかり。ほっとくと私が入部しちゃうよ! という秋山さんのリアル生活を守るためにも、まともな部員を探さねば……そんな苦労の一方、ネトゲ内ではアレイキャッツの新規ギルメンが増え続けてえらいことに――!?
学年が変わってもアニメが放送しても通常営業な残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、ついに大台突破、出会いの季節の第10弾!
セッテの時もそうだったけれど、あからさまにババーンと新キャラ加入というゴリ押しをせずに、いつの間にかさり気なく空気の中に混ざってる、というキャラの加え方が本当に上手いなあ、と感心させられる。特にこの作品の子らは仲間内の居心地の良さに浸りきっていて、外から新たな風を吹き込ませることに消極的も良いところだから、新しいキャラを馴染ませるのってよっぽど難しいはずなんですよね。
ってかさ、もう巻数二桁になるにも関わらず、ネトゲ嫁って新キャラどころか新ヒロインも増やさずにほぼ初期メンバーだけでやってんだから凄いですよね。セッテこと秋山さんも何だかんだと最初から登場はしてましたし。
敢えて言うなら、英騎の妹の瑞姫くらいでその彼女も準レギュラーくらいの大人しい出番なのを鑑みると、これだけ初期メンバーだけで長期シリーズやってる作品というのも極めて珍しいんじゃなかろうか。
同じメンバーで特に大事件があるわけでもない日常のドタバタ劇をこれだけ長期に渡って続けてるって……どんだけの安定感なんだ。これで文句無しに面白いんだから、たまらんよなあ。
ともあれ、それでも一年が過ぎて新学期ともなればある種の変化も要求されるわけで、敢えて新学期に入って新入生を一人でも入部させなくては廃部、というルールを持ち出すことでほっといたら永遠に動きそうもないネトゲ部の面々の尻を無理矢理にでも叩いて動かしたわけだけれど、みんなが急にやる気になったのには驚いた……って、これには仕掛け人もいたわけだけれど、思わず積極的に新メンバーを探そうと言う意欲を持つに至るあれこれは、みんな持ってたってことなんですよね。
それが、みんながこの部活に抱いているささやかな不満が、無意識にそれぞれがどんな新入部員を探すのかの根拠になっていたのは、面白い着眼点だった。不満を埋め合わせるために、それを満たしてくれる要素を持った新入部員を、おのおのが勧誘してきてたのね。
まあこれ、新入部員を出汁にして、お互いが自分たち自身も気づいていなかった、もしくは言い出せなかったというよりも言い出す程でもなかったささやかな不服を洗い出して、腹を割って話すことで元々仲良いのにも関わらず、さらに仲良くなってしまったぜ、という身も蓋もないお話だったのですが、新キャラ加えるどころかさらに友好度あげあげにしてどうするんだ、とw
ただ、裏で動いていた秋山さんの気持ちもよくわかるんですよね。どれだけ仲良くっても、ふとしたことで疎遠になってしまうことは珍しいことではなくて、だからこそちょっとやそっとでは離れない根拠となる確かな繋がりがほしい、というのはうなずける理屈なんだなあ。
別に、仲の良さやキズナの深さを信じていないわけじゃないんだけれど、どうしようもないことってあるものね。
でも、そんな風に思い悩んでリア充スキルを駆使して暗躍していた、というあたりに、秋山さんがこのネトゲ部の子らとの付き合いを本当に大事にしていて、みんなと遊ぶの本気で好きなんだなあ、というのが伝わってきてしまって、ちょいと感動ですよ。一歩距離を開けるような適切な距離感で、秋山さんはこのコアなメンバーとかなり上手いこと付き合ってきたわけですけれど、その適切な距離感じゃ我慢出来なくなったんかー。
まあこの件に関してはむしろセッテさんよりも、リア充に拒絶感露わにしていたアコがすっげーデレたのがもうニマニマしっぱなしでしたけれどね。アコのセッテに対しての態度は最初期はともかくとして、最近のはそういう芸風とかネタフリだとは思ってたんだけれど、まさかセッテのほうが冷たい態度取られたほうが喜ぶから敢えてやってた、という発言にはひっくり返ったさ。そうかー、そうだったかーー(笑
そういうコミュニケーションの機微とか理解した上でこうして本音を伝え合ってしまうと、もうアコとセッテどれだけ仲良しなんだ、というデレっぷりになってしまって、参った参った。
最近だと身内以外でも、なんとかかんとかクラスメイトとも交流出来るようになってきて、人として完全にもうあかんレベルだった最初期と比べたら見違えたよなあ、と感慨深くなる。クラスの馴染み方に関しては秋山さんが全部やってくれましたレベルなんですけど。色んな意味で頼もしすぎるよ。

肝心の廃部の危機に関しては、まさかそれでええんかい、というちゃぶ台返しで、これ完全にルールの穴をつくズルいやり口だよなあ、とは思うものの、その点においてはリアル先生の猫姫様が味方なのが大きいんですよね。もっとも、こういう猫姫先生頼りのやり方をするのは本当に珍しくて、会長も無茶苦茶するわりに先生に迷惑をかけるような、負担を強いるような真似はまずやろうとしなかったのを思うと、猫姫さんとしても先生として頼ってくれる、ワガママを言って甘えてくれる、というのは思いの外嬉しかったのかも。
いやもう、新キャラ加入か、という話だったはずなのに、蓋を開けてみると既存のメンバーが今までよりもっと親密で打ち解け合って仲良くなりました、という話になったのには思わず微苦笑してしまうのでした。

と、話がまとまった素振りをしておいてからに、さらっと新入部員候補をこの親密すぎる空気の中に滑りこませて、なじませ始めているあたりソツがないというか上手いというか、冒頭の話しに戻りますがキャラの配置と動かし方が絶妙この上ないんだよなあ、感嘆させられたのでした。
ってか、みかんちゃんレギュラー入りですよね、勿論!?

シリーズ感想

2016年2月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

月末発売のファミ通文庫、スニーカー文庫、コバルト文庫、HJ文庫、ビーンズ文庫などは来月送り。

読んだ本の数:54冊 うち漫画:20冊

今月は読んだぜー、と思ったら3分の1以上が漫画だったじゃない。実質は先月と同じくらいかー。
この2月の注目は、やはり伝説の復活となった【ゼロの使い魔】の最新刊でしょう。伝説は再び、伝説は死なず。続きが読めた、という事実に泣けた。
復活といえば、前作【聖剣の刀鍛冶】の完結からしばらく音沙汰なかった三浦勇雄さんが、大作引っさげて帰ってきました。【皿の上の聖騎士〈パラディン〉】。いやもう、さすがという面白さ、熱さ。
ヒーロー戦隊モノで悪の組織、それも一戦闘員を主人公に描いた傑作【VS】の和泉弐式さんも、新たに【セブンサーガ】という正統派ファンタジーを引っさげ帰還。これも、楽しみなシリーズですねえ。
新人作品として先々が非常に楽しみ、それぞれレーベルの看板を担うのを期待させてくれるんじゃないだろうか、というのが【アルカナ・ナラティブ】と、【アサシンズプライド】。それぞれ、単体としての面白さも然ることながら、もっともっと書けば書くほどシリーズとして大きく盛り上がっていきそうな発展性を感じさせる「容量」がすこぶるイイんですよねえ。これは本当に先が楽しみ。


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 6冊

アルカナ・ナラティブ】 射当ユウキ/シイ ファミ通文庫
アサシンズプライド 暗殺教師と無能才女】 天城ケイ/ニノモトニノ 富士見ファンタジア文庫
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.9】 聴猫芝居/Hisasi 電撃文庫
路地裏バトルプリンセス 4】 空上タツタ/平つくね GA文庫
うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。 3】 CHIROLU/景 HJ NOVELS
皿の上の聖騎士〈パラディン〉 1.A Tale of Armour】 三浦勇雄/屡那 NOVEL0

【アルカナ・ナラティブ】 射当ユウキ/シイ ファミ通文庫

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お互い心が傷だらけになった少年と少女が、だからこそ必死で余裕なんかかけらもなく、お互いを守ろうと懸命に抗う姿は、あまりにも純粋で美しい。これぞ、純愛というんじゃないだろうか。


【アサシンズプライド 暗殺教師と無能才女】 天城ケイ/ニノモトニノ 富士見ファンタジア文庫

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こういう渇望を抱えているヒロイン。その彼女の必死の生き様にのめり込んでいく主人公、こういう強い、強烈な原動力を抱え込んでいるキャラの居る作品はいいですよねえ。新人作品としてはピカイチの面白さであり、発展性を感じさせるキャパシティだ。


【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.9】 聴猫芝居/Hisasi 電撃文庫

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安定をもう通り越して、ギュンギュンと漲っている面白さ。楽しく遊んでいるだけの日常モノがこれだけ面白いってのも凄いよなあ。


【路地裏バトルプリンセス 4】 空上タツタ/平つくね GA文庫

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心の弱さを強さへと変え、拳を以って剥き出しにした思いをぶつけあう、路地裏バトルものの完結巻。最初から最後まで主題がブレぬまま、それを掘って掘って掘り下げ切ってみせた、まさに書き切った物語でした。


【うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。 3】 CHIROLU/景 HJ NOVELS

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どんどん成長していくラティナの可愛さがとどまるところを知らなさすぎる!!
ラティナかわいいよラティナ。これだけ唱えていれば、心がうるおい満たされる。


【皿の上の聖騎士〈パラディン〉 1.A Tale of Armour】 三浦勇雄/屡那 NOVEL0

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帰ってきた血潮滾らせる熱き三浦勇雄の物語。ややシスコンとブラコンを拗らせた姉弟の騎士英雄譚。期待を裏切らぬこの壮大なストーリー。個人的に、万能超人の姉ちゃんのキャラが愉快すぎて大好き。


★★★★(四ツ星) 5冊

疾走れ、撃て! 11】 神野オキナ/refeia MF文庫J
七日の喰い神 2】 カミツキレイニー/nauribon ガガガ文庫
セブンサーガ ~七つの大罪 赤き竜は憤怒に燃えて~ 】 和泉弐式/まじろ 電撃文庫
ゼロの使い魔 21.六千年の真実】 ヤマグチノボル/兎塚エイジ MF文庫J
結局、ニンジャとドラゴンはどっちが強いの? 4】 伊達康/そりむらようじ MF文庫J


【疾走れ、撃て! 11】 神野オキナ/refeia MF文庫J

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【七日の喰い神 2】 カミツキレイニー/nauribon ガガガ文庫

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【セブンサーガ ~七つの大罪 赤き竜は憤怒に燃えて~ 】 和泉弐式/まじろ 電撃文庫

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【ゼロの使い魔 21.六千年の真実】 ヤマグチノボル/兎塚エイジ MF文庫J

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【結局、ニンジャとドラゴンはどっちが強いの? 4】 伊達康/そりむらようじ MF文庫J

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今月のピックアップ・キャラクター

周防氷華梨 (アルカナ・ナラティブ)
メリダ=アンジェル (アサシンズプライド)
クーファ=ヴァンピール (アサシンズプライド)
五味鷹乃 (疾走れ、撃て!)
リーネ (ダメ魔騎士の英雄煌路)
ラティメリア (七日の喰い神)
古川七日 (七日の喰い神)
小町 (路地裏バトルプリンセス)
アシャ (ボクも世界も死にたくないのに すまない。我のうっかりで、汝が…)
ラティナ (うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。 )
アシュリー・フィッシュバーン (皿の上の聖騎士〈パラディン〉)
オデット (男装騎士の憂鬱な任務 )
セーネ (監獄学校にて門番を)
メルシオーネ (結局、ニンジャとドラゴンはどっちが強いの?)
アトリ (結局、ニンジャとドラゴンはどっちが強いの?)


以下に、読書メーター読録と一言感想。続きを読む

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.9 ★★★★☆  

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.9 (電撃文庫)

【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.9】 聴猫芝居/Hisasi 電撃文庫

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冬の合宿回は温泉と……雪山密室殺人事件!?

やっときました春休み! 心配だったアコも、何とか三学期を乗り切ることができました。本当にありがとうございます。 そして春休みといえば「レベル上げだ!」「みんなで合宿行こうよ!」「えっ」「えっ」。そんなこんなで秋山さんの発案で雪山にやってきた残念美少女・アコたちネトゲ部一同を待ち受けるのは――スノボに温泉に……さ、殺人鬼!? 雪に閉ざされたロッジ、温泉、次々と起こる不可思議な事態、温泉、ぶっ倒れる猫姫さん、そしてゲーム内でも巻き起こってしまう謎のPK(プレイヤーキル)。 リアルでもゲームでも巻き起こる事件に、あろうことかアコの迷推理が炸裂する――!……って、え、何それ大丈夫? 「犯人はこの中に居ます! ルシアンの名にかけて! 真実の愛はいつもひとつ!」 い、言わんこっちゃない! もうだめだ! 残念で楽しい日常だいたい=ネトゲライフ、湯けむり×事件の第9弾!
これほんと面白いなあ。ここしばらくの充実期には目を見張るものがある。日常モノ、部活モノは多けれど、ここまでホントにただ楽しく遊んでるのを面白く書いてる作品ってそうはないと思うんですよね。どうしても、劇的なイベントとか人間関係揺さぶるトラブルとか盛り込みたくなるだろうに、この作品ってトラブルらしいトラブルって無いもんなあ。それでいて、中身も特になくただワイワイと掛け合いしているだけ、というわけじゃなく、全力でその時間その時間を楽しみ尽くし、味わい尽くしてるというのが伝わってくるわけで、学生生活満喫しまくってる楽しそうな様子がホント素晴らしい。こういう内容を平坦にならずに豊かに書けるというのは、作家として得難い武器ですなあ。
面白いのが、男一人であとは全員女という構造にも関わらず、カップルとして成立しているアコ以外、女性陣と一切恋愛関係のエピソードがない、という所であります。ルシアンに対する女性陣の好感度はかなり高いものがあると思うんですけれど、完全に友達関係に徹してるんですよね。もちろん、ちょっかい出したらアコが怖い、というのもあるんでしょうけれど、匂わす素振りすらも殆ど見せず、それでいてこれだけ気心の知れた友達、部活仲間、ネトゲーパーティーをやってられるんだから、凄いなあ、と。この居心地の良さが、リア充のセッテさんをしてついついこのネトゲ廃人部に入り浸ってしまう要因なのかもしれない。リア充サークルはあれで気疲れする部分多かろう、だし。そこに疲れを感じないのが真のリア充なんだろうしセッテさんもわりとそっちのタイプな気もするのだけれど、それでも楽は気楽なんだろうし。
これだけ気楽に付き合える仲間同士なら、そりゃやっぱり現状維持を望んじゃいますよねえ。今が一番楽しい時期なんだろうし、ここに無理やりプラスアルファを入れなきゃならない、となると怖いとか嫌だなあとか思っちゃいますよ、うちに閉じたとかなんとか言われても。部活である以上、新入部員入れないといけない、というのは必然なわけですが。
ってか、ネトゲーで実際一所に集まって顔を合わせながらゲームに廃入り込むというのも妙な状態なのですけれど。あまりに没頭し過ぎると、みんなその場にいるのにチャットで会話しはじめる、というのはわらてしまた。

というわけで、パソコンルームに引きこもっていればそれで完結してしまい満足してしまう廃人たちを、あれこれ手をつくしてスノボ合宿に引っ張り出してくれるセッテさんは、貴重な現実世界への牽引役だなあ、と思わず深くうなずいてしまった。ぶっちゃけ、セッテさんが居ないと学校行事とかクリスマスバレンタンなどの季節行事以外で、こいつらネトゲーしかやらんもんなあ。
しかし、現地でも実際にスノボなどで遊びまわったのは初日だけで、その後吹雪に閉じ込められたあとはひたすらネトゲしてるあたりは流石である。
それぞれ、外で遊んでるとみんなばらばらに好き勝手やりたいことをやり倒してしまうので、むしろみんなで一緒に遊ぶにはネトゲが一番、という結論には苦笑するやら頷くやら。引率の猫姫先生は、今回学校外だったせいか、先生の皮を脱ぎ捨ててほぼ猫姫さまだったようなきがするぞ。なんか、リアルでもずっとにゃーにゃー言いながらグダってたし、温泉ばっかり入ってたし。
茜がメシマズ料理人なのは、チョコ作るときのいいわけじゃなくて、素だったのは今回の合宿で理解したw 

シリーズ感想

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.84   

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.8 (電撃文庫)
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.8 (電撃文庫)

【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.8】 聴猫芝居/Hisasi 電撃文庫
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バレンタインを制すべく、残念美少女・アコがついに本気になる!?

バレンタインデー。恋人たちが愛を交わすはずの日を前に残念美少女・アコに襲いかかったのは、取り返しのつかない一言だった。――アコって、ネトゲこそ真の世界とか言ってる割に、ネトゲに本気じゃないよね? 「うわっ…もしかして私のプレイヤースキル、低すぎ…?」 ついに白日の下に晒された、アコの割とみんなもう知ってた真実! かくして、アコのリアルとネトゲのすべてをかけたアコ史上最大の特訓が、ネトゲ部の全面バックアップで始まった! 目標はバレンタイン限定ダンジョンの主討伐で手に入る最高級カカオ豆。ルシアンに――愛する夫に最高のチョコレートを渡すため、アコがついに(※ただしネトゲの中で)本気を見せる!? さらにリアルでも、ネトゲ部対抗のチョコレート渡し合戦が勃発で!? 残念で楽しい日常だいたい=ネトゲライフ、愛の試練の第8弾!
もうチョコもらえるの前提で余裕ぶる事すらなく自然体なルシアンが小憎たらしいっ! と、リア充爆発しろ的な情熱を燃やすほど若くないのよねえ、こちとら。むしろ、面倒くさいことになること間違いないのに、バッチコーイと受け止める気満々なところに男気を感じてしまいます。モテる男というのは、マメで鷹揚なんだよなあ……いや、このルシアン、言うほどどこそこがカッコいい、というようなところがある男の子じゃないんですけれど、その等身大な自然体が妙に好ましいんですよねえ。キャラ作ってない、というかなんというか。そんな彼氏が居るからか、アコももう最初期のようなリアルと仮想現実の区別がついてないようなフワフワした危ないキャラだった部分はだいぶ解消されて、今となっては随分と地に足が着いた感じがします。今回のバレンタインイベントに際しての、ネットゲー内での頑張りや現実におけるネトゲ部の友達たちとの気の置けないやり取りなんかを見てるとねー。特に、あのアコが茜やマスターにチョコの作り方を教えてるシーンなんか、感慨深かった。普段と逆に、隙あらば暴走しようとする茜を押しとどめようとして半分パニックになってるアコ、英騎がほっこりしてるのも宜なるかな。
しかし、既に英騎とアコがちゃんと恋人として成立しているから、と言ってもここまで他の女の子たちと穏当に友人関係構築している主人公、というのも珍しいんじゃないだろうか。実際のところはわからないものの、少なくとも目に見える範囲では、茜もマスターも秋山さんも英騎に対して恋愛感情を垣間見せるようなことは一切ないんですよね。ほぼ全面的にアコとの仲を応援している。一方で、友達としては凄く打ち解けた親愛を見せてくれてるんですよね。今回、みんながくれたチョコレートってあれ義理チョコなんかじゃなくて、それこそ友チョコと言っていいくらい気持ちのこもったものでしたし。秋山セッテがチョコくれたシーンも良かったんだけれど、それ以上に茜が「デレた!」と評されるほど気持ちのこもった言葉とともにチョコくれたシーンは、なんかジーンとしてしまったほど。それも、女の子として男の子に、というのとはなんか違って、仲間として友達として、これまでありがとう、これからもよろしくね、という真心が伝わってくるシーンでねえ。うん、ここのシーンは凄く良かった。
いやあ、アコとルシアンのバカップルさが加速するばかりで、ほんとに割って入る余地全然無いのもあるんでしょうけれどねえ。ちょっと最近、アコに対してデレデレしすぎてやしないだろうか。時々本当に砂吐きそうなことをナチュラルに口にしてたり、思ってたりするんだけれど、こやつw
なんか、アニメ化も決まったそうですけれど……うん、ここは素直に楽しみとしておこう。料理次第ではいくらでも面白くなるだろう題材だし。

シリーズ感想

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.74   

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.7 (電撃文庫)

【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.7】 聴猫芝居/ Hisasi 電撃文庫

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結婚はアコだけの特権だと思った? ――待て、私たちだって結婚したい! 大混戦の婚活×バトルが始まる!?

もう滅茶苦茶のクリスマスを乗り越え、やっと来ましたお正月。リアルではやっぱり衣装に全ステ振りの残念美少女・亜子をはじめ、ネトゲ部員の着物姿にほっこり一息。一方、ネトゲ内では――新春記念・猫姫王国新年会が開催されていた。そこでルシアンとアコが見たのは、もはや握手会まで発生してアイドル(笑)扱いの猫姫様。大丈夫かコレ……という不安が的中、ぶちキレた猫姫は全王国民を絶望のどん底へ突き落とす一言を放った!
「何が……何が王国にゃああああああああああ!」
結婚してギルド引退にゃ、という猫姫をめぐり、ネトゲ部も参戦する大争奪戦が勃発! しかも、なぜか対抗して突如リアル婚活を始めたマスターの無駄な行動力が、輪をかけてアレな騒動を引き起こす……!? 残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、婚活×バトルの第7弾!
このシリーズも長期安定政権になってきたなあ。しかも、ダラダラと進行するんじゃなくてキャラが馴染んできた分、むしろエンジンが快調になってきた感すらある。
だいたい、サイドキャラクターが大暴れし出した作品は面白くなるんだよなあ。前回の妹ちゃん編からこっち、脇のキャラクターにスポットを当てて物語を展開できる余裕を得た分、メインキャラにも以前にもました躍動感が出てきてるんですよね。
今回のメインは、猫姫先生。いきなり婚活騒動とか言い出すから、猫姫先生も独身生活に危機感を覚えて暴走し出したのかとおもいきや……この人、何気に先生としても妙齢の女性としてもスペック高いし、何よりすげえ余裕あるんですけど。全然ガツガツしてないじゃん! 単にマスターがいつものように暴走しただけで、先生はむしろマスターが暴走しすぎないようにお付き合いしていただけ、という大人の余裕っぷり。ってか猫姫先生、本当に今のところそのつもりがないだけで、この人が本気になったらガチですぐに結婚とか出来てしまいそうだなあ。
しかし、なんかリアルにまで猫姫キャラが侵食しだしているようなきがするのは気のせいか!?
ネトゲ内だけじゃなくて、リアルの方でも語尾にニャがつきだしていたような(笑
レスポンスが毎回素晴らしいと云いますか、あのノリの良さといじられ上手なキャラは大したもんなんですけれど、それが段々リアルの方にも出てきてしまっているような。それが、更に魅力になってるんですけどねえ。今回は一から十まで猫姫さまを堪能できたような満足感があって、妙な幸せ感がw
あと、秋山さんことセッテが最近ほんとにネトゲ内のキャラ立ってきましたよね。前はリア充サイドでネトゲは腰掛け感たっぷりだったのに、今となっては……と言ってもネトゲ廃人に染まっているわけではなく、両方をきちんと両立させているあたりがこの人の凄いところで。猫姫先生と同レベルでスペック高いんだよなあ。何気に、リアルではマスターと比肩するレベルの名家の人らしいっぽいことがチラホラと明らかになってきてるわけだけれど、リアルの方であれこれ苦労している分、このネトゲ部の方では心から肩の力抜いて楽しんでいる様子が伝わってきていて、以前のような場違い感もなくなってるし、セッテさんもイイキャラになってきたなあ、と。
それに比べて、加速度的にポンコツ度を深めていくマスター(苦笑
黒の魔術師さん、どうもマスターの事知っているっぽい伏線は回収されないまま先送りされちゃったけれど、この人誰か身近にいる人なんだろうか。ラブコメに関しては、もうメインの二人は完全にくっついて、今更他の娘たちが割って入る様子はないだけに、黒の魔術師さんの動向はちょっと気になってるんですよねえ。

1巻 6巻感想

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.63   

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.6 (電撃文庫)

【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.6】 聴猫芝居/Hisasi 電撃文庫

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今年こそはリア充クリスマスだと思った? 残念!!
自称妹なストーカーによりクリスマス中止のお知らせ!?

あれ、結局ネトゲばっかやってたら二学期も終わり? クリスマス直前……?
そんな折。ネトゲ内クリスマスイベントに参加した英騎たちが出会ったのは――
「……え、えっ? お兄ちゃんっ!?」
残念美少女・亜子の前に現れた、"ネトゲの妹"というどっかで聞いたことのある属性のプレイヤー。そして亜子は吠える!
「勝手に決めた妹設定を押し付けて!」
完全に「おまいう」な状況下で、亜子は、英騎は、ネトゲ部は無事クリスマスを終えられるのか!? 残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、ブーメラン直撃の第6弾!
いや、もう文句なしにリア充以外のなにものでもない学生生活じゃないですか。趣味の好きなネトゲーでどっぷり遊びつつ、リアルでも同じ趣味の仲間たちと和気藹々と過ごし、それが全部女の子だったり、ちょっと生活力てダメな所は多いけれど普通に可愛くて同じ趣味の女の子を普通にカノジョにして、リアルに慕ってくれる可愛い妹も居て……って、もはや一片の隙もないリア充生活じゃないっすか! ネトゲにどっぷりと言いつつ、一般人が本気で引くレベルではないのは、セッテこと秋山さんが普通にネトゲ部に出入りしているのでも明らか。ネトゲに偏見なくて、実際自分でも遊んでいるとはいえ、彼女の感覚は一般人のそれからブレてはいないので、指標として目安にし易いのですけれど、このクリスマス近辺では特に馴染んだ感じでネトゲ部の面々と一緒に過ごしていたのを見ると、単に彼女が慣れたのもあるんだろうけれど、英騎たちがネットと現実の間をバランス良く行き来していたからなのだと思う。
どう見てもリア充ですから、あんたたち。
亜子も、最初期に比べると英騎たちの調教というか教育がきいてきたのか、だいぶ真人間になってきたし。いや、最初ほんと酷かったじゃないですか。リアルとネットの区別がついてないレベルで。
今回のストーカー妹キャラの登場のお陰で、ようやくなのか今更なのかわからないけれど、亜子も当時の自分の痛さを自覚してくれたみたいですし、ここまでマシになってくれたらもういいんじゃないかな。
どうも、亜子のあの両親の様子を見てると、どうも亜子のあのダメさ加減は母親譲りみたいで、未だ親父さん苦労している節が伺えるんですよね。これ以上はもう治らないと見て諦めても……。
お互い相思相愛で、鉄板も揺るがなさそうだしなあ。他の娘たちも無理して割って入る様子もないし、まあ可哀想なんですが、妹に対してのあれだけキッパリした亜子への宣言を見せられてしまうとねえ。
しかし、お兄ちゃんベッタリの妹はなかなかかわいかったんだが、同じ家でログインしててもやっぱり気づかないもんかねえ。妹の方は兄ちゃんわかっていると思い込んでの前提での言動、しかし兄ちゃんの方はさっぱり気づいていない、というわりと呑気なすれ違いは面白かったです。ほんと、コメディ高値で安定してるわー、このシリーズ。

シリーズ感想

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? 3   

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? (電撃文庫)

【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?】 聴猫芝居/Hisasi 電撃文庫

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残念! ホントに残念な美少女でした!
……俺のリアルなライフが危ない!?

 ネトゲの女キャラに告白!→残念! ネカマでした☆ そんな黒歴史を秘めた少年・英騎が、今度はネトゲ内で女キャラに告白された。まさか黒歴史の再来!? と思いきや、相手であるアコ=玉置亜子は本物の美少女で、しかも、リアルとネトゲの区別が付いてない……だと……!? 
 英騎は彼女を「更正」させるため、ギルドの仲間たちと動き出すが――残念で楽しい日常≒ネトゲライフが始まる!
これねえ、基軸となる物語の設定がショボイというか安っぽいというか、出されたお題をそのまま消化しました、みたいな安易さが感じられて正直どうかと思う枠組みなんだけれど、これがまたなかなかに面白くなってしまっているあたり、この作者やっぱり上手いよなあ、と唸らされてしまった。このキャラ設定と環境設定だとそりゃもう薄っぺらい話になりそうだもんなあ。実際ね、そんなにキャラクターに魅力があるというわけでもないんですよ。メインのアコは見るも無惨なほど痛々しい地雷女ですし、隠れオタの茜と生徒会長の杏もそこまで尖ったキャラではありません。主人公の英騎もわりと自由自在で闊達なので無個性とは言わないけれど、そこまで特徴や自己主張の強い主人公ではありませんしね。
話のほうも、現実とゲームの区別がついていない、というよりも分別ができていないアコを何とか更生させようと英騎たちがドタバタ明るく頑張ります、みたいな内容で特にハッチャケているわけでもないですし。
ところが、読んでいるとなんだかスルスルと読めてしまいますし、これが妙に楽しいんですよ。部室でグダグダと益体もなくネットゲーをしている四人の様子を眺めているだけで、フワフワと愉快な気分になってくる。
これはもう、語り口のリズムが良いとしか言いようが無いんですよね。振り返ってみても、此処がいいんだよ、と強く押せる部分が殆ど見当たらないのになんとなく面白い、という作品はまあ珍しいです。徒手空拳の武器無しで自力勝負してる、ということなのかしらん。
まあでも、気になるところはやっぱりあって、特に英騎のゲームと現実の割り切り方の頑なさですね。オフ会以降、現実に同じ部活に入り、一緒にリアルで遊んでいるにも関わらず、アコとの関係をゲームの中でのみ成立している関係と規定したまま現実におけるアコと自分との関係を一切認めない、というのはあまりにも現実のほうを無視してしまっていて、いやどちらがゲームと現実の区別がついていないんだ、と思わず突っ込んでしまいましたがな。
ある意味このカップル、足して二で割れば調度良いくらいになるのかもしれないけれど。
ゲーム内での人間関係と現実世界での人間関係の対比、というテーマで推し進めるにはギルドのメンツが全員同じ学校の生徒でした、という点に加え、オフ会以降殆ど四人ともリアルサイドで顔付きあわして、ゲームするにも同じ部屋でワイワイ騒ぎながら遊んでいるものだから、明らかにリアルサイドに偏り過ぎてて、対比という意味では殆ど成り立ってないんですよね。その意味でも、英騎の頑なさは浮いてしまっていて、ちと残念でした。テーマとして掘り下げたら面白そうな題材ではあったんですが。
ともあれ、ほんとに何も考えずに読んでたらやたらと楽しかったんですよね。その意味では気楽に和めるよい作品なのかもしれません。個人的には、デビュー作の都市伝鬼の方を続けてくれたほうが嬉しくはあるのですけれど。

聴猫芝居作品感想
 
12月2日

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11月29日

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11月26日

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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(Gファンタジーコミックス)
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11月12日

(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(宝島社)
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(星海社COMICS)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(サンデーうぇぶりSSC)
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(ビッグコミックス)
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(アース・スター コミックス)
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(メテオCOMICS)
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11月11日

(裏少年サンデーコミックス)
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(アクションコミックス(月刊アクション))
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11月10日

(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(BLADEコミックス)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(カドカワBOOKS)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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(TOブックス)
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11月9日

(ドラゴンコミックスエイジ)
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(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(角川コミックス・エース)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(シリウスKC)
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(講談社コミックス)
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11月6日

(角川書店単行本)
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(SQEXノベル)
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(SQEXノベル)
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11月5日

エンターブレイン
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(エンターブレイン)
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(ドラゴンノベルス)
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(ドラゴンノベルス)
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(PASH!コミックス)
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(フロース コミック)
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(KCデラックス)
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(KCデラックス)
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(アフタヌーンKC)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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