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バビロン

バビロン 第4話 追跡   


ここから第2巻「―死―」のパートへ。何気に三話で一巻まるごと進めてるんですよね。あの質量に対して恐ろしいほどのハイペースのはずなんだけれど、小説読了済みの自分としても殆ど違和感なく見られているの凄い気がする。

いや、小説だと一巻の終わりであの衝撃的な64人の同時飛び降り自殺に曲世愛という悍ましい存在の確立という衝撃に、2巻から一体どうなってしまうんだ、という感想だったわけですよ。異能力バトルがはじまる、とまでは行かないまでも一巻の検察の捜査を主体とした物語とは全く様相が異なったモノになるのでは、と予想していたところではじまったのが

自殺法を制定した齋開花を罪に問えるのか、という観点を主題とした社会小説へと引き続き移行されたのは結構な驚きだったんですよね。
自殺は果たして、悪いことなのか。瀬黒事務次官が思わずこぼしたように、まさに自らを殺すことの是非が問われることになってくるのです。
現段階では世論調査でもわずか数%しか肯定派はおらず、拒絶感は大きなものになっている。しかし一方で法的にはこの自殺法、ひいては齋開花を罪に問うことは難しい。なにより、自殺を取り締まることは果たして可能なのか。
法務省、検察庁、警視庁を跨いだ一人ひとりが名うてで叩き上げの捜査員たち。アニメでは詳しく説明はされていないのですけれど、全員があの九字院に引けを取らない曲者たちで組織の枠に囚われないオオカミたち、という来歴なんですよね。首輪をつけられた犬の群れではなく、上からの軛を受けないものとして正崎が集めた組織から独立した狼の群れ、それがこの機密捜査班なのです。
なので、アニメではもうちょっとパリッとした歴戦の部隊感をもうちょっと出してくれても良かったんじゃないかな、とは思ったり。
しかし、この精鋭たちを率いて正崎は、齋開花のレトリックに立ち向かうのであります。

あの自分の父親が自殺しようとしている、助けてください、と訴える子供の動画。あれは現時点では自殺法を悪と見なし、正崎検事が自殺法許すまじと拳を握る原動力となる要素であるのですが、のちのち凄まじい意味を持ってくるのでこの動画とあの子の事は覚えておいてほしい。

そして、ヒロイン登場とばかりの瀬黒事務次官の舞台への登壇。一応、彼女が瀬黒事務次官の娘という履歴の持ち主なのは、彼女が曲世愛のまた違う姿なのでは、という疑いを晴らすためのアリバイでもあるはず。アニメだと声も違っていますしね。しかし、想像以上の美人さんでちょっと動揺中。
ちなみに、正崎検事は妻子持ちなので。全然家に帰れず家庭を蔑ろにしているように見えてしまいますが、アニメでは顔も声も描写されない奥さんですけど、小説では家庭円満で理解者であり仲の良い夫婦であることが描かれていたはず、確か。三巻あたりでは正崎家の家庭の様子描かれてなかったのでどうなってるのかわかんないのですけど。

野丸さん、政治家として堂々と齋開花を叩き潰す所存でありますが、こっからがまた想像を上回る形で度肝を抜かれる正面突破の展開になるんですよね。というわけで、次回がまた楽しみすぎる。
しかしこれ、この調子だとアニメで第三巻のところまで行っちゃうのだろうか。ぶっちゃけ、アニメがどこでどういう形で終わるのかがさっぱり想像つかないんだけど。

バビロン 第三話 革命   



やばい、曲世愛の名前が出てきたシーン、原作小説読んで内容知っているにも関わらず鳥肌立ってしまった。
あのグワングワンと自分の見ている世界が歪んで行くような感覚、本当にヤバい。

前回女との取り調べで議論になっていた、異なる価値観との相対。たとえ異なる価値観だろうと認めるべきだ、と当たり前の感覚で述べていた正崎検事だけれど、彼女はまさにこの事を俎上に載せていたんですよね。
すなわち、死ぬ自由を認めるべきか。

正直、この時点では自殺法なんて世間にも受け入れられる余地はないのです。それよりも、こんな法律を施行しようとする齋開花を果たして罪に問えるのか、犯罪として立件できるのか。検事としての正崎、そして検察としてはそこが焦点となっていき、野丸たち政治家の方は国民の代表者としての立場から、世界を革命……人類の価値観を根底からひっくり返そうとしている齋に相対することになるのですが……。
あの二話での取り調べシーンからすると、公開討論会の場面も相当期待できそうなんですよね。

そしてやはり秀逸なのが、女・female・曲世愛という存在の描き方。今回なんぞ、一瞬しか登場していないにも関わらず、その一瞬正崎検事と目があったシーンだけでゾゾゾと背筋が泡立つような悍ましさを感じさせる、あの存在感。

曲世愛という存在をどれだけ描ききれるか、というのが本作の肝にあたる部分だったと思うのですけれど、満願回答なんじゃないですかこれ?
まさに、これぞバビロンの大淫婦。誰だ、殺生院キアラとか言ったやつw

バビロン 1話・2話   



アニメ公式サイトです。

奇才・野崎まどの怪作サスペンス【バビロン】のアニメ化ですよ。いや、やっべえわ。原作からしてとてつもないヤバさなんですが、アニメここまであのズブズブと闇に引きずり込まれていくような感覚を再現してくるとは思わなかった。これは凄いものになるぞ。



原作第一巻の感想ですけど、具体的なことなんにも書いてねえw ただ、これ実際何も書けないんですよね、具体的なこと。ある種のこれまでタブーとされてきた価値観を根こそぎひっくり返してくる勢力との、正崎検事の言うところの「戦争」なんですが、そのテーマを塗りつぶしてあまりあるものが出てくるんですよね。

第一話でどこまでやるのかと思いましたけれど、一話のラストで速攻文緒くんのあれを持ってくるあたりで全力で殴りにかかってきてるのを否応なく理解せざるを得ない。
それでも、第二話はまだ激動の展開が始まる前の嵐の前の静けさともいうべき、正崎検事の捜査パートだと思ってたんですが、平松絵見子と名乗る女性の取り調べシーンがなんかもう凄すぎなんですよ。
なんちゅうか、あそこにこのバビロンという作品の本質が全部詰め込まれているかのような、正崎検事の取り調べに平松絵見子が答えていく、という会話だけのシーンにも関わらず、女の表情、仕草、言葉の使い方、声のトーン、それらの見せ方演出がもうヤバいヤバい。
魔性の女だ。
アニメという映像を使った演出を全力でぶん回して来てるよこれ。この段階でここまでの雰囲気を引っ張り出しているという時点で、戦々恐々としてしまう。現段階で、まだアイドリング状態、本格的に発車すらしてないんだぞ、これ!?
アマゾンプライムでは先行して第三話まで一気に公開したらしいけど、まさに第三話こそが幕開けなんですよね。ちょっと今からゾクゾクぞわぞわしています。さあ、ヤベエの来たぞ。











2017年12月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

読んだ本の数:50冊 うち漫画:26冊

年末は漫画のセールが多いので、ついつい買い込んでしまいました。あと、FGOをプレイしている時に同時進行で電子書籍で漫画も読んでいる、というケースも多かったので、はい。

バビロンはねー、もう衝撃が強すぎて心が死にそう。ここまで劇薬な作品はちょっとお目にかかれない。
とびっきりだったのが、やのゆいさんの【皇女の騎士】。この人の作品、凄い波長が遭うんですよね。これまでの作品とは全然ジャンルが違ったんだけれど、すこぶる面白かった。


★★★★★(五ツ星) 0冊




★★★★☆彡(四ツ星Dash) 4冊

皇女の騎士 壊れた世界と姫君の楽園】 やのゆい/mmu ファミ通文庫
ロード・エルメロイII世の事件簿 1.case.剥離城アドラ】 三田誠/坂本みねぢ TYPE-MOON BOOKS
バビロン 3.―終―】 野崎まど 講談社タイガ
ソードアート・オンライン オルタナティブ クローバーズ・リグレット】 渡瀬草一郎/ぎん太 電撃文庫

【皇女の騎士 壊れた世界と姫君の楽園】 やのゆい/mmu ファミ通文庫

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これはみんなで作り上げた居場所を護る物語。そのために、あらゆる境遇も立場も世界も宇宙も存在も未来も絶望もふっ飛ばし飛び回り乗り越えて、そして最初のあるべき場所へと戻ってくる物語。


【ロード・エルメロイII世の事件簿 1.case.剥離城アドラ】 三田誠/坂本みねぢ TYPE-MOON BOOKS

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かつて未熟な少年にすぎなかった彼が、今ロードと呼ばれるほどの魔術師となって帰ってきた。魔術師たちの織りなすクローズドサークルにおける殺人事件。人の枠をはみ出した人でなしの魔術師たちによる、あまりにも人間らしい在り方を示す物語。


【バビロン 3.―終―】 野崎まど 講談社タイガ

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読め、読んでしまえ、そうして絶望するのだ。そして気づくといい。気づいてしまえばいい。
その絶望こそが、愉悦である。


【ソードアート・オンライン オルタナティブ クローバーズ・リグレット】 渡瀬草一郎/ぎん太 電撃文庫

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SAO事件によって残された大きな傷跡と、それを発端として生まれた未来への可能性の種。希望か、絶望か。その交錯を、見事なまでに情感たっぷりに描いた傑作である。

★★★★(四ツ星) 9冊

ーインフィニット・デンドログラム- 4.フランクリンのゲーム】 海道左近/ タイキ HJ文庫
ニートの少女(17)に時給650円でレベル上げさせているオンライン】 瀬尾つかさ/ kakao 角川スニーカー文庫
誉められて神軍 3.尾張名古屋は零で持つ】 竹井10日/CUTEG 講談社ラノベ文庫
この素晴らしい世界に祝福を! 13.リッチーへの挑戦状】 暁なつめ/三嶋 くろね 角川スニーカー文庫
異世界迷宮の最深部を目指そう 9】 割内タリサ/鵜飼沙樹 オーバーラップ文庫
ディヴィジョン・マニューバ ―英雄転生―】 妹尾 尻尾/ Nidy-2D-  講談社ラノベ文庫
主君 井伊の赤鬼・直政伝】 高殿円 文藝春秋
カンピオーネ! XXI 最後の戦い】 丈月城/シコルスキー ダッシュエックス文庫
図書迷宮】 十字静/しらび MF文庫J


【ーインフィニット・デンドログラム- 4.フランクリンのゲーム】 海道左近/ タイキ HJ文庫

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【ニートの少女(17)に時給650円でレベル上げさせているオンライン】 瀬尾つかさ/ kakao 角川スニーカー文庫

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【誉められて神軍 3.尾張名古屋は零で持つ】 竹井10日/CUTEG 講談社ラノベ文庫

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【この素晴らしい世界に祝福を! 13.リッチーへの挑戦状】 暁なつめ/三嶋 くろね 角川スニーカー文庫

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【異世界迷宮の最深部を目指そう 9】 割内タリサ/鵜飼沙樹 オーバーラップ文庫

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【ディヴィジョン・マニューバ ―英雄転生―】 妹尾 尻尾/ Nidy-2D-  講談社ラノベ文庫

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【主君 井伊の赤鬼・直政伝】 高殿円 文藝春秋

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【カンピオーネ! XXI 最後の戦い】 丈月城/シコルスキー ダッシュエックス文庫

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【図書迷宮】 十字静/しらび MF文庫J

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今月のピックアップ・キャラクター

ルーク (インフィニット・デンドログラム)
アルス (皇女の騎士 )
エルメロイII世 (ロード・エルメロイII世の事件簿)
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト (ロード・エルメロイII世の事件簿)
御神楽零 (誉められて神軍)
アレクサンダー・W・ウッド (バビロン)
メイ (カンスト勇者の超魔教導)
カタリナ (乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった)
鈴鹿花火 (ディヴィジョン・マニューバ )
ナユタ (ソードアート・オンライン オルタナティブ クローバーズ・リグレット)




以下に、読書メーター読録と一言感想。


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バビロン 3.―終― ★★★★☆   

バビロン 3 ―終― (講談社タイガ)

【バビロン 3.―終―】 野崎まど 講談社タイガ

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日本の“新域”で発令された、自死の権利を認める「自殺法」。
その静かな熱波は世界中に伝播した。新法に追随する都市が次々に出現し、自殺者が急増。揺れる米国で、各国首脳が生と死について語り合うG7が開催される!人類の命運を握る会議に忍び寄る“最悪の女”曲世の影。彼女の前に正崎が立ちはだかるとき、世界の終わりを告げる銃声が響く。超才が描く予測不可能な未来。
「終」って、そういう意味だったのか! そんな意味だったのか!!!
単にこのシリーズが終わるという意味での「終」であるとしか想像していなかっただけに、この巻がシリーズ完結ではない、と聞いたときは「?」が浮かぶばかりだったのですが、そういうことだったのか。振り返ってみると、このバビロンのサブタイトルはどれも一文字でありながら、強烈なほどにその巻において語られるべきすべてを集約した一文字になってるんですよね。

「―終―」

まさに、シリーズの行方を決するかのような一文字である。

そもそも、いきなり冒頭から舞台が日本ではなくアメリカ合衆国へと飛んでしまって、いったい何が始まったのかと面食らわされたところからグイグイと引っ張り込まれてたんですよね。
まず最初のサプライズ。「うぇ!?」と本気で混乱したそれは、まさに意表を突かれたという他ない驚きでした。
本巻の主人公は、アメリカ合衆国大統領。うん、これまで様々な媒体で様々な「プレジデント」を見てきましたが、この大統領はちょっと今まで見たことがない人だった。
そして何より、「凄い」人だった。アメリカの大統領がこんな人だとは、というよりも人類における政治媒体の指導者として、こういう人が選ばれたというのは途方もないことなんじゃないだろうか。
最強でも最高でもない大統領で、側近からも政治家として完全に失格、とまで言われる人であり、自他共認める凡人なのだけれど、ともかくこの人が指導者だというのは本当に凄い。この人が指導者として機能しているという時点で、アメリカという国家機構の凄まじさに敬服してしまう。これだけの人を国家元首として活かせるって、このヒトが国家元首として力を発揮できる人材とシステムがある、というのはちょっと憧れてしまうくらいに凄い。
でもなにより、この大統領が凄い。どうやったって、アメリカの大統領って東海岸の上流階級とかマッチョイズムの権化とかその方向なんだけれど、この大統領は既存の大統領像を根底から覆しているにも関わらず、非常にアメリカ的とも言える人物なんですよね。インテリジェンス、或いは思慮深さか。アメリカという大国における象徴ともいうべき「力」ではなく、フロンティアスピリッツという前に進む意思や性急さでもなく、成功を掴むアメリカンドリームという上昇志向でもなく……。
新しい国であるが故のしがらみの無さ。大きな国であるが故の懐の広さ。寛容さ。思慮深さ。最善を選択しようとする貪欲さ。そう、人は考える葦である、といったのはパスカルでしたか。最大にして最新の人造国家であるアメリカの頂点である大統領が、まさに考える葦である、というのは実になんというか、まさにアメリカの一面を体現しているようじゃないですか。
そして「考える人」と呼ばれる大統領は、一連の「自殺」が法的に権利として認められる世界的な流れに対して、まったく違う側面からアプローチすることによって、恐らく人類の中でも最も、今起こりつつ在るパラダイムシフトの本質へと近づいたはずなのである。
人としても、素晴らしい人だった。ほぼ闇落ちしかけていた正崎を人へと戻したのは間違いなくこの人の言葉であり思慮であり心である。どう考えても、この人が政治家であるということが信じられないくらいなんだけれど、この人を大統領に選んだ、というだけでこの世界におけるアメリカ合衆国は信じがたい奇跡を成した傑出した国家として人類史に語り継がれるだろう。
彼は、考える人は、人類文明の可能性そのものだった。

なぜだ!? 何を見た!? 何を知った? なぜ、そこに至ったんだ? わからないわからないわからない。その思慮の果てがその答えなのか? 人の可能性は、人間が人間である根源が、敗北したということなのか?
わからない。理由は、原因は、意味はあるはずなのだ。ただの理不尽なんかじゃない、確かな因果があるはずなのだ。
一つ一つ、紐解かれていく。なにが善くてで、なにが悪いか。その一つの定義があがった。だからこそ、蛇よ。バビロンの大淫婦よ。智慧の実の味を、その甘美さとは何なのかを、次でこそ語ってくれ。
でなければ、これほどの「悪」を許せるものか。終わって、たまるものかよ……。

野崎まど作品感想

2016年9月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

読んだ本の数:26冊 うち漫画:7冊

うわぁ、これだけしか読んでなかったのか。9月はかなり深刻な体調不良に見舞われていて、帰宅したあとも殆ど何も出来ずにへたばってた感があって全然積み本の崩しが進まなかったんですよね。
やや涼しくなってきた10月は挽回していきたいところですが。ブックウォーカーのセールですんげえ大人買いしてしまった分もありますし。
ただ、数を読めなかった分、今まで積んでいた中でも満を持していたものをチョイスしたせいか満足度が高いものを厳選して読めたようにも思うのである。
特に【バビロン 2】はガチで劇薬過ぎて、読後にしばらくフラフラになった感もあるのだが。いやまじすげえわこれ。
他にも、【時載りリンネ!】の清野静さんの新作やらついに書籍化した【Babel】やら、幻の【人魔調停局】続編やら、読みたい読みたいと長年願っていたものをこうして手に取れて読める、という幸せを今月は一度に味わえたので、充実度は結構なものなのである。


★★★★★(五ツ星) 1冊

バビロン 2.―死―】 野崎まど/ざいん 講談社タイガ


【バビロン 2.―死―】 野崎まど/ざいん 講談社タイガ

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「最たる悪」というものを、吐き気がするほど見せつけられた。価値観を揺さぶられ、心をぐちゃぐちゃにすり潰される。凄まじい、凄まじい劇薬である。これを見るには、覚悟が必要だ。


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 3冊

さよなら、サイキック 1.恋と重力のロンド】 清野静/あすぱら 角川スニーカー文庫
個人と国家 人魔調停局 捜査File.02】 扇友太/天野英 Novel 0
Babel ―異世界禁呪と緑の少女―】 古宮九時/森沢晴行 電撃文庫


【さよなら、サイキック 1.恋と重力のロンド】 清野静/あすぱら 角川スニーカー文庫

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【時載りリンネ!】の清野静さんの、長き沈黙を破っての新シリーズ。踊る文章、躍動する若者たち、吹き抜ける風のように清々しい青春譚。まさに、まさに、まさに【時載りリンネ!】と似た、しかしまた確実に違う空気感。
この感動を再び読める嬉しさよ。


【個人と国家 人魔調停局 捜査File.02】 扇友太/天野英 Novel 0

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MF文庫版では一巻しか出なかった本シリーズ、ついに幻の二巻突入である。相棒をカエデ姐さんに変えて、テロリスト相手に切った張ったの大活劇、と派手なアクションとは裏腹に事件の真相は国家規模の陰謀がうごめく陰惨な結末へと転がり落ちていく。個の求める正義と国家が執行する正義はどれほどまでに違うのか。


【Babel ―異世界禁呪と緑の少女―】 古宮九時/森沢晴行 電撃文庫

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作者が藤村由紀名義で書かれているファンタジー小説「Memoriae」。その一片である【Babel】がついに書籍化。ウェブ時代からの大ファン、特に【Babel】に魅了され尽くしていた身としては感無量であります。
言葉をキーワードにして、異邦人たるシズクが鍵となり、世界の謎が紐解かれていく。これぞ、これぞ「異世界ファンタジー」。

★★★★(四ツ星) 5冊

【かくりよの宿飯 四 あやかしお宿から攫われました。】 友麻碧/Laruha 富士見L文庫
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? 11】 聴猫芝居/Hisasi 電撃文庫
英雄都市のバカども 3.〜アルコ・ホール三番街の何でも屋〜】 アサウラ/たぶ竜 富士見ファンタジア文庫
皿の上の聖騎士〈パラディン〉 2 ‐ A Tale of Armour ‐】 三浦勇雄/屡那 Novel 0
火輪を抱いた少女 2.悪鬼】 七沢またり/流刑地アンドロメダ エンターブレイン

【かくりよの宿飯 四 あやかしお宿から攫われました。】 友麻碧/Laruha 富士見L文庫

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【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? 11】 聴猫芝居/Hisasi 電撃文庫

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【英雄都市のバカども 3.〜アルコ・ホール三番街の何でも屋〜】 アサウラ/たぶ竜 富士見ファンタジア文庫

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【皿の上の聖騎士〈パラディン〉 2 ‐ A Tale of Armour ‐】 三浦勇雄/屡那 Novel 0

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【火輪を抱いた少女 2.悪鬼】 七沢またり/流刑地アンドロメダ エンターブレイン

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今月のピックアップ・キャラクター

大旦那様 (かくりよの宿飯)
星降ロンド (さよなら、サイキック)
木佐谷樹軍乃 (さよなら、サイキック)
カエデ (人魔調停局 捜査File)
水瀬雫 (Babel)
ヒュドラ (皿の上の聖騎士)
イザドラ (皿の上の聖騎士)
ノエル (火輪を抱いた少女)
正崎善 (バビロン)
曲世愛 (バビロン)


以下に、読書メーター読録と一言感想。

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バビロン 2.―死― ★★★★★   

バビロン 2 ―死― (講談社タイガ)

【バビロン 2.―死―】 野崎まど/ざいん 講談社タイガ

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64人の同時飛び降り自殺――が、超都市圏構想“新域”の長・齋開化(いつき・かいか)による、自死の権利を認める「自殺法」宣言直後に発生!
暴走する齋の行方を追い、東京地検特捜部検事・正崎善(せいざき・ぜん)を筆頭に、法務省・検察庁・警視庁をまたいだ、機密捜査班が組織される。
人々に拡散し始める死への誘惑。鍵を握る“最悪の女”曲世愛(まがせ・あい)がもたらす、さらなる絶望。自殺は罪か、それとも赦しなのか――。


…………。

いやまて、三点リーダーはマズい。点線にしか見えない。点線怖い、点線怖い。
何から言葉にすればいいのかわからず、思わず……からはじめてしまったのだけれど、おかげであれの光景がぶり返してきてしまって、ようやく落ち着いてきた精神がまたぐちゃぐちゃに轢き潰される。
まだちょっと、動揺が収まっていない。第一巻のクライマックスにも度肝を抜かれたけれど、この二巻のラストには完全に心をすり潰された、と言って過言ではない。どうすんだよ、これ。正崎さん、再起不能だろこれ。

第一巻のラスト。あの、新域都庁からの64人の生中継同時飛び降り自殺事件。あまりといえばあまりにファナティックな光景。あの瞬間から、凄まじく読み応えの有る検察を主役としたサスペンス小説が野崎まどのあの独特の世界に飲まれてしまった、と感じたのだけれど、この二巻は再び検察、いや法治という観点からの自殺法という新たな提言と法解釈の問題に絡めながら、果たして齋開化は罪に問えるのかという問いかけに主軸を置きつつ、正崎をボスとした法務省・検察庁・警視庁を跨いだ機密捜査班が編成されて、一人ひとりが名うての叩き上げ捜査官であり、また組織の枠に捕われない「独立」した狼たち、という極めつけの精鋭たちによる捜査と追求が行われ……、というまた再び検察サスペンスとしてのドライブ感ある物語へとスライドしていったんですよね。
自殺法というセンセーショナルな提言。急増する自殺者数。自殺教唆の証拠どころか痕跡の欠片すら見つからない64人の自殺者たち。そもそも、自殺を取り締まるということが法的に可能なのか。
これまでの法律では解釈が叶わない、「死」という現象に対する新たな向き合い方の可能性に、法の違反を摘発する立場にある法律関係者たちは、顔を寄せ合って討論を繰り返し、自分たちの倫理観に根ざした正義に基づいて、捜査に血道をあげるのですが……。
当然のように、世論もこの自殺法については否定的を通り越して、拒絶的であり支持率もほんの微数。そんな絶対不利の状況でありながら、行方をくらましていた齋開化は新域の議員選挙の開催を宣言。事態は混迷を深めていくのであります。

正義とは何なのか。
自殺という自らの死を決する行為に対する是非。
これらに関する価値観というものは、普遍のものであり、それは揺るぎのないモノとしてこの物語のさなかでも語り続けられます。正義とは何か、それは正義を問い続けること。たとえ正義とは何かを悟った気がしてもなお、その正義を問い続けること。正崎検事は新たに補佐官となった瀬黒に自身の正義をそう語ります。それは人間にとってもっとも素朴な正義の在り方。
そして、公開討論会の中で自殺法反対派の議員たちが語った自殺という行為を法で制度化することに対する否定的な意見。これもまた、主観的客観的社会的経済的、あらゆる観点から説得力の有る正論が語られ、これらの価値観の揺るぎなさは証明されたかのようでした。

そう、揺れない大地が揺れるからこそ、地震が災害たるように。
齋開化の口から語られていく言葉は、揺るがないはずの価値観を、まるで地面が縄の切れかけた吊橋に変わってしまったかのように、激震させ、覆していくのである。
そうして、足元が覚束なくなりフワフワと心が定まらなくなったその時を狙いすましたかのように、とある作戦を結構しようとしていた正崎たち捜査班を、人としての善を貫こうとした彼らを悪夢が包み込むのである。
現代サスペンスで、こんな、こんな展開がありえるのか……?
この、この、この絶対悪を。正義だの善だのといった拠り所を、あっさりと塗りつぶして犯してすりつぶしていく本物の悪を、なんと言えばいいのか。
そう最悪だ、最悪だ、これを最悪と言わずしてなんというのか。
最も、最たる、悪なのだ。

凄惨なまでの絶望に、心がぐちゃぐちゃに轢き潰された。なんだこれは、なんなんだこれは。茫然自失して吐き気に目の前がグルグルとまわっている。
ヤバイ、これはもう、本当にヤバイ。これは文字で出来た劇薬だ。危険すぎる。危ないすぎる。そうして、往々にしてこの手の劇物は、尋常ならざる面白さなのだ。
畜生、こんなに胸糞悪いのに、めちゃくちゃ面白すぎてどうするんだよ、これ!?
次の巻、三巻はこれどうなるんだ? どうするんだ? もう、正崎さんが耐えられないんじゃないのか!?

1巻感想

2016年5月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

月末発売のファミ通文庫、スニーカー文庫、コバルト文庫、HJ文庫、ビーンズ文庫などは基本的には来月送り。

読んだ本の数:61冊 うち漫画:26冊

相変わらず、全然新刊を追いきれてないのは申し訳ない限り。5月はGWがあったので比較的読書時間に余裕があったのだけれど、その分は積み本の取り崩しに消費されていくのである。
なので、ここにも随分と前に出版された本がゴロゴロとあがるのは悪しからず。
話題としても一周以上遅れているのだけれど、新人作品にして尋常ならざる完成度のエンタメ作品だった【MONSTER DAYS】が装いも新たに【人魔調停局 捜査File】としてリスタート。しかも、ちゃんとシリーズ化ですよ。一度は諦めていただけに、この再開は嬉しい限り。
そして、同じく一度終わったにもかかわらず、奇跡の再スタートをきった「すかすかすか」も、これで一旦の完結であり、新シリーズの開幕となったわけで……やっぱりこの作品の雰囲気トビッキリですわー。

見事にシリーズ完結となったのは自分の中では神野オキナさんの作品の中ではトップに躍り出た【疾走れ、撃て!】。代表作であろう【あそびにいくヨ!】よりも、個人的にはこっちの方が好きでした。
そろそろ、本格稼働してきたのが【その無限の先へ OVER THE INFINITE】。やっぱり、サージェスが加入してからが本番よねえ。あと、書籍版になって追加された英字タイトル「OVER THE INFINITE」。これ、いいんですよね。日本語タイトルよりも、よりダイレクトに作品の根幹を表してるんじゃないだろうか。内容を知れば知るほどハートにズガンと来るタイトルですよ。
一方で、タイトル的にはどんどんと内容と乖離しているのが【異世界迷宮の最深部を目指そう】である。最深部全然目指してないよ!? ってかダンジョン潜らないよ!? しかし、面白さたるやうなぎのぼりで盛り上がりも半端ないのだから、文句の言いようがないのである。
そして、久々のこれでもかというくらいの野崎まど成分を注ぎ込んだサスペンス巨編【バビロン】。読み終えたあと、完全に放心。毎度ながら、この人の書く話は読み終えたあと、心が体から幽体離脱かというくらい浮き上がっちゃうんですよね。すげえわ、ほんと。


★★★★★(五ツ星) 2冊

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? 5】 枯野瑛/ue 角川スニーカー文庫
竜と正義 人魔調停局 捜査File.01】 扇友太/天野英 NOVEL0


【終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? 5】 枯野瑛/ue 角川スニーカー文庫

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ヴィレム・クメシュという主人公の物語の終わり。頑張ったね、ありがとう。だからこれは、きっと誰かのハッピーエンド。


【竜と正義 人魔調停局 捜査File.01】 扇友太/天野英 NOVEL0

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第9回MF文庫J新人賞・最優秀賞受賞作品【MONSTER DAYS】の新装版。改めて読んでも、どすげえ作品だった。


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 4冊

疾走れ、撃て! 12】 神野オキナ/refeia MF文庫J
異世界迷宮の最深部を目指そう 5】 割内タリサ/鵜飼沙樹 オーバーラップ文庫
その無限の先へ OVER THE INFINITE 4】 二ツ樹五輪/ 赤井てら MFブックス
バビロン 1.女】 野崎まど/ ざいん 講談社タイガ


【疾走れ、撃て! 12】 神野オキナ/refeia MF文庫J

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戦って戦って、戦い終わってその先へ。たくさん生きて生きて、たくさん死んで死んで。次の時代が来る。全部全部、目一杯に書き尽くした、書きたいことも書くべきことも書き尽くした、完全充足の完結編だ。


【異世界迷宮の最深部を目指そう 5】 割内タリサ/鵜飼沙樹 オーバーラップ文庫

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自ら安楽の揺りかごを叩き壊し、自らの意思と力と覚悟で以って立ち上がる。それでこそ、それでこそ主人公だ!


【その無限の先へ OVER THE INFINITE 4】 二ツ樹五輪/ 赤井てら MFブックス

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サージェスの例のシーンが素晴らしすぎて、聖なるかな聖なるかな♪


【バビロン 1.女】 野崎まど/ ざいん 講談社タイガ

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なんて濃密な、野崎まどワールド。【2】以来の大作、と言って過言ではないだろうサスペンス巨編。

★★★★(四ツ星) 8冊

セブンスターズの印刻使い 3】 涼暮皐/四季童子 HJ文庫
英雄都市のバカども 2.女神と漢たちの祭り】 アサウラ/だぶ竜 富士見ファンタジア文庫
はたらく魔王さま! 14】 和ヶ原聡司/029 電撃文庫
灰と幻想のグリムガル level.8 そして僕らは明日を待つ】 十文字青/白井鋭利 オーバーラップ文庫
マグダラで眠れ 7】 支倉凍砂/鍋島テツヒロ 電撃文庫
ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 4.サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス (上)】 時雨沢恵一/黒星紅白 電撃文庫
飽くなき欲の秘蹟(サクラメント) 2】 小山恭平/ ぺらぐら ガガガ文庫
前略、英雄候補は強くなるためにセンセイと××します。】 葉村哲/ たかしな浅妃 MF文庫J


【セブンスターズの印刻使い 3】 涼暮皐/四季童子 HJ文庫

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【英雄都市のバカども 2.女神と漢たちの祭り】 アサウラ/だぶ竜 富士見ファンタジア文庫

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【はたらく魔王さま! 14】 和ヶ原聡司/029 電撃文庫

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【灰と幻想のグリムガル level.8 そして僕らは明日を待つ】 十文字青/白井鋭利 オーバーラップ文庫

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【マグダラで眠れ 7】 支倉凍砂/鍋島テツヒロ 電撃文庫

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【ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 4.サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス (上)】 時雨沢恵一/黒星紅白 電撃文庫

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【飽くなき欲の秘蹟(サクラメント) 2】 小山恭平/ ぺらぐら ガガガ文庫

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【前略、英雄候補は強くなるためにセンセイと××します。】 葉村哲/ たかしな浅妃 MF文庫J

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バビロン 1.女 ★★★★☆  

バビロン 1 ―女― (講談社タイガ)

【バビロン 1.女】 野崎まど/ ざいん 講談社タイガ

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東京地検特捜部検事・正崎善は、製薬会社と大学が関与した臨床研究不正事件を追っていた。その捜査の中で正崎は、麻酔科医・因幡信が記した一枚の書面を発見する。そこに残されていたのは、毛や皮膚混じりの異様な血痕と、紙を埋め尽くした無数の文字、アルファベットの「F」だった。正崎は事件の謎を追ううちに、大型選挙の裏に潜む陰謀と、それを操る人物の存在に気がつき!?
ぐわぁ、すげえ。この進めば進むほどズブリズブリと足の抜けない沼にハマっていく感覚。謎を追えば追うほどに自分の立っている地面がぐらついていき、常識が剥がれ落ちていき、正気が削れ落ちていき、どこに向かっているのかわからなくなっていく、闇の奥へ奥へと引きこまれていくかのようなゾッとするような、それでいて惹きつけられる物語の没入感。これは紛れも無く野崎まどワールドだ。
一枚一枚、真相へと近づいていくほどに濃くなる闇。ようやく明らかになったと思われた真実は、途方も無く巨大な権力の腕による逆らいようのない囲いであり、正崎では正義とも悪とも断じ得ないより良い未来を掴みとろうとする思想と信念の賜物だったわけだ。その真実ですら、正崎にとっては戦いようのない、戦うべきかも判断できない巨大な力の渦だったのだけれど……でも、それでも正崎の理解できる世界だったんですよね。手の届かない高く遠い世界の話でも、ちゃんと見て聞いて理解できる世界の話だった。
ところが、彼が追っていた事件は、辿り着いたと思われた真相は……当たりでもありハズレでもあったのだ。掴んだと思った真実のその当事者・関係者たちも関知していない、本当の闇がうごめいていることを正崎は知ることになる。決して理解できない、得体のしれない人智を超えた、正気を逸した、人間の持つ共通理念を逸脱してしまった、超越してしまったものの存在に行き当たってしまう。
理解不能の、未知なるものの恐怖。
あの、ガラガラと正気が崩れていくようなスペクタクル。ただのどんでん返しというには、あまりにも不気味で異常な事件は、まだなにも始まっていなかった、これから始まるのだ、という事実を否応なく突きつけてくる、この
怒涛の盛り上がり。もう、すげえところで終わったわ、第一巻。
東京地検特捜部の腕利き検事を主役として、決して大きいとは言えない医療薬品にまつわる事件の捜査をするうちに、得体のしれない資料を発見し、その持ち主を訪ねていけば当人は自殺体で発見され、とどんどんと巨大な闇が横たわっているだろう都市の暗部に切り込んでいく、サスペンスものとしても非常に読み応えのある作品として読み進めて行ってたら、これだもんなあ。
ほんと、読者の目線の持って行き方というか、ストーリーテリングというべきか、物語の誘導と引っ張り方、盛り上げ方がやっぱり抜群に上手いんですよね。いつの間にか、心をがっしりと鷲掴みにされて、時間を忘れて夢中で読んでしまっている。気がつけば、足の届かない沼に引っ張りこまれてズブズブと沈んでいく。人間の本性というものを、丁寧に丁寧に解体されて、細かくバラされたパーツが綺麗に並べられていくのを、瞬きするのも禁止されたように凝視させられ、目に焼き付けさせられる。
この、ゾッとするような快感は、野崎作品ならでは、と言っていいのでしょう。そろそろ2巻が出るということで、積んでいた本作を手に取りましたが、いやもう、参った。
案の定だ。めちゃくちゃ面白え……。

野崎まど作品感想
 
12月3日

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12月1日

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11月29日

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11月27日

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11月17日

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11月11日

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11月10日

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11月9日

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