4歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 京都競馬場3,200メートル(芝・右 外)
今年は4歳新勢力と、古参古強者組という戦いでしたね。
鉄板路線の阪神大賞典を圧勝したサンライズアース。2番人気。
ダイヤモンドSを圧勝した菊花賞2着のヘデントール。1番人気。
2歳から最前線で走り続けるショウナンラプンタ。4番人気。
サウジでついに真価を発揮したビザンチンドリーム。6番人気。
青森の星 ハヤテノフクノスケ。7番人気。
これら4歳勢に対して、
前々年度のこのレースの覇者ジャスティンパレス。3番人気。
復活の兆し見せるグランプリホース ブローザホーン。5番人気。
日経賞で初重賞制覇。ユーバーレーベン、マイネルファンロンの弟マイネルエンペラー。8番人気。
良馬場の長距離なら無類の強さを誇るシュヴァリエローズ。9番人気。
主にこの面々の戦いになる予定、予定というとあれだな。まあメインと見られていたのはこのへんです。実際人気薄が紛れることは今回はありませんでした。
G2大将で善戦マンのプラダリア(10番人気)も、流石に中距離が主戦場で3200は長すぎますし、そろそろピークが過ぎてきている所もありましたしね。
去年の長距離戦線では人気だったワープスピードも、去年の暮れの豪州で好走して戻ってきて以降、どうも調子が戻ってきておらず、11番人気。両方とも結果として、プラが10着。ワープが9着という結果でした。
戦前の雰囲気では阪神大賞典を完勝したサンライズアースの方が1番人気かと思ったのですが、ヘデントールの方が1番人気でしたね。条件データ的にはアースの方が鉄板に近いものがあったのですけれど、調教の様子がヘデントールの方がかなり良かったみたいなんですよね。菊花賞2着という実績にスタミナ一辺倒じゃないルーラーシップに母父ステイゴールドという血統の魅力。んで鞍上のレーン騎手。前走ダイヤモンドSの勝ち方と、人気になる要素は確かに満載だったのですけれど、これらの魅力ってひっくり返すと菊花賞勝ち馬以外はあまり結果を残してない。血統データ的にも春天向いているとは言い難い。乗り替わりの初乗りで、超上手いしハマるとすごいけどルメールやモレイラほど完璧万能じゃないレーン騎手。前走ダイヤモンドS組の過去成績の悪さ、と大丈夫か?という要素はいっぱいあったわけです。G1も菊花賞以来でしたしね。
それでも1番人気だったもんなあ。
そして、まあこれはもうほぼ完璧なレースでしたね。ヘデントール、横綱相撲でした。
レースは前半スローの中盤からペース上がって流れて全体に消耗戦を強いながらの、前崩れで後方有利の展開。
逃げるかどうか、と判断が問われていたサンライズアースは行かず、ジャンカズマとマイネルエンペラーが引っ張りました。
ヘデントールは上手いことうちに入って、脚を貯められましたね。4角までじっと動かず、好位置を維持して直線まで待機。もちろん、前が詰まらないようにしながら。この辺流石のレーン騎手でありました。
一方、人気のサンライズアースは、なんか早々に鞍上の池添さんがめっちゃ手綱しごいてて促してるんですよ。あれ? そんな早く仕掛けるの!? と面食らってたら馬の方は全然前に進んでいっている様子もなくて、どうしたんだ?とは思っていたのですが、どうやら途中でハミが抜けてしまっていたらしいですね。ギアが入らなくなってしまったようなものなんでしょう、ハミが外れるって。だいぶ頑張って手綱で押していたみたいですけれど、鞍上からの精密な制御が届かなくなっていた時点で勝負は厳しかったと思います。それでも結果は4着だったのですから、消化不良では在りましたが実力は示したんじゃないでしょうか。
ハミの件がなかったとして、1,2着の馬の猛追を前に粘れたかというとどうだろう、わからんなあ。実力の底がまだ見えないので、次走どんな走りをするか楽しみではあります。
今回は仕掛けどころが非常に難しいレースでもあったと思います。前に居すぎると持たなくて、かといって後方に居すぎても届かない。どのタイミングで仕掛けるか。馬の実力や適性も鑑み、前後内外もうまく先を見越しつつ位置取って、と長距離レースならではの考えながら全体を見ながらのレースプランニングが問われたレースだったんじゃないでしょうか。
それを完璧にやってのけたのが、レーン騎手で。対して、いやそこでの仕掛けは違うくない? と思ってしまったのが、ジャスティンパレスでありました。
なんで三角の上り坂でまくっていくの!? その子、ステゴ産駒じゃなくてディープ産駒よ!? ジャスティンパレスの脚を考えても、ちょっと仕掛けが早かった気がします。結局、向正面終わりに先頭にたったマイネルエンペラーを躱せず6着。
マイネルエンペラーは頑張りましたね。今絶好調の丹内騎手に初G1をプレゼント出来るか、とちょびっと期待はしてたのですが、さすがに厳しかったか。でも、先行に苦しい展開で最後まで脚を鈍らせずに掲示板まで粘ったのは偉いです。前走の中山2500の日経賞がベストの適正距離競馬場だったのかな。さすがに3000超えると苦しそうですし、中距離はスピードが足らなさそうだし。有馬記念?いやいや、それはさすがに……。いや、やっぱり中距離の方がいいかな。もう一度、2000から2400の重賞レースでどう走るのか見てみたいですね。
溜める競馬で一番の末脚を見せたのが、未完の大器ビザンチンドリーム。この馬も2歳の頃は世代トップを争う一団にいたんですよね。きさらぎ賞の勝ち方は衝撃的で、クラシックでもその印象に引っ張られた人はけっこう居たかと思います。しかし皐月賞・ダービーでは後ろから数えた方がいい大敗北。これはスタートだけ良かった早熟かな、と思われたところで菊花賞でぽんと5着に入ったことで、あれ?この子長距離の方が行ける? となったわけです。どうしても後方から一気という戦法しかいけない子だったのですが、それでも古馬初戦のAJCCでは歴戦の馬たち相手に6着とまあまあの結果を残して、これからも重賞戦線でそこそこやっていけそう。と、思っていたら、まさかのサウジ参戦。しかも3000の長距離レースレッドシーターフH(G2)。いやあ、面白いところ行ったなあ、ちょっとでも賞金稼いできてくれたらいいのにね、と思っていたら、まさかの勝利。きさらぎ賞以来の勝ち星。
バチン、となにかハマった感すらある強い勝ち方でした。
海外帰りということで、疲労なんかはどうだろうと心配するところではあったんですが、これはガチで覚醒した感があります。
ただ、中距離で同じようなレースが出来るかどうか。なんかガッツリとステイヤーって感じの実績になってきましたし。さらに、後方で貯めて貯めての直線一気という脚質。まあこれ、まずスローになる長距離なら程よくハマるんでしょうけれど、中距離で上がり時計の速さが上がるとさてどうなるか。内回りの宝塚記念はちょっと届くイメージ湧かないですねえ。得意は京都かしら。結果残しているのみんな京都競馬場ですし。東京はどうだろう。ダービーは全然だったけれど。
3着には武騎手のショウナンラプンタ。ちょっと武騎手としては消化不良のレースになったかしら。いやあ仕掛けどころはあそこがベストだっただろう。4角から直線に入るところの手応えは抜群でしたし。
惜しむらくは最初から最後まで外々外を回らされたところか。その分ですかねえ。4角で先にまくったジャスティンパレスのさらに外を回らされていたあたりがほんとに厳しい。
ブローザホーンは、8着かー。随分と復調はしていたと思うので、それで8着は厳しいですねえ。去年は京都で暴れまわった馬なのですけれど。重馬場ならもう一度目があるかな、という塩梅になってきたかもしれません。
期待のハヤテフクノスケは、残念ながら見どころなしの11着。前半はともかく、ペースが上がった後半はついていけなかったですね。2勝3勝クラスの長距離戦を圧勝してこの舞台に立った子でしたけれど、重賞レース、いやG1レースの壁に跳ね返された感ありです。調子はもう最高潮に仕上げていたと思うので、実力が届かなかった、という所でしょう。まだ4歳ですから、こっからG3G2で立て直してもっかい挑戦してきて欲しい。とりあえず、青森産馬として、ウインバリアシオン産駒としてまずひとつ重賞取って仕切り直し頑張ろう。
というわけで、終わってみれば1着から4着までを4歳世代が独占するという、世代交代を明示するようなレースとなりました。少なくとも、ステイヤー戦線はこれからは4歳世代が主役を務めそうです。
中距離もダノンデサイル、レガレイラ。さらに菊花賞馬のアーバンシックもいますし。
香港で復活したタスティエーラと、大阪杯連覇のベラジオオペラがいる5歳世代と、これから激突となっていくんでしょうかね。ヘデントール、長距離一辺倒じゃない感じするんだよなあ。中距離どう走るか、かなり楽しみです。
今年は4歳新勢力と、古参古強者組という戦いでしたね。
鉄板路線の阪神大賞典を圧勝したサンライズアース。2番人気。
ダイヤモンドSを圧勝した菊花賞2着のヘデントール。1番人気。
2歳から最前線で走り続けるショウナンラプンタ。4番人気。
サウジでついに真価を発揮したビザンチンドリーム。6番人気。
青森の星 ハヤテノフクノスケ。7番人気。
これら4歳勢に対して、
前々年度のこのレースの覇者ジャスティンパレス。3番人気。
復活の兆し見せるグランプリホース ブローザホーン。5番人気。
日経賞で初重賞制覇。ユーバーレーベン、マイネルファンロンの弟マイネルエンペラー。8番人気。
良馬場の長距離なら無類の強さを誇るシュヴァリエローズ。9番人気。
主にこの面々の戦いになる予定、予定というとあれだな。まあメインと見られていたのはこのへんです。実際人気薄が紛れることは今回はありませんでした。
G2大将で善戦マンのプラダリア(10番人気)も、流石に中距離が主戦場で3200は長すぎますし、そろそろピークが過ぎてきている所もありましたしね。
去年の長距離戦線では人気だったワープスピードも、去年の暮れの豪州で好走して戻ってきて以降、どうも調子が戻ってきておらず、11番人気。両方とも結果として、プラが10着。ワープが9着という結果でした。
戦前の雰囲気では阪神大賞典を完勝したサンライズアースの方が1番人気かと思ったのですが、ヘデントールの方が1番人気でしたね。条件データ的にはアースの方が鉄板に近いものがあったのですけれど、調教の様子がヘデントールの方がかなり良かったみたいなんですよね。菊花賞2着という実績にスタミナ一辺倒じゃないルーラーシップに母父ステイゴールドという血統の魅力。んで鞍上のレーン騎手。前走ダイヤモンドSの勝ち方と、人気になる要素は確かに満載だったのですけれど、これらの魅力ってひっくり返すと菊花賞勝ち馬以外はあまり結果を残してない。血統データ的にも春天向いているとは言い難い。乗り替わりの初乗りで、超上手いしハマるとすごいけどルメールやモレイラほど完璧万能じゃないレーン騎手。前走ダイヤモンドS組の過去成績の悪さ、と大丈夫か?という要素はいっぱいあったわけです。G1も菊花賞以来でしたしね。
それでも1番人気だったもんなあ。
そして、まあこれはもうほぼ完璧なレースでしたね。ヘデントール、横綱相撲でした。
レースは前半スローの中盤からペース上がって流れて全体に消耗戦を強いながらの、前崩れで後方有利の展開。
逃げるかどうか、と判断が問われていたサンライズアースは行かず、ジャンカズマとマイネルエンペラーが引っ張りました。
ヘデントールは上手いことうちに入って、脚を貯められましたね。4角までじっと動かず、好位置を維持して直線まで待機。もちろん、前が詰まらないようにしながら。この辺流石のレーン騎手でありました。
一方、人気のサンライズアースは、なんか早々に鞍上の池添さんがめっちゃ手綱しごいてて促してるんですよ。あれ? そんな早く仕掛けるの!? と面食らってたら馬の方は全然前に進んでいっている様子もなくて、どうしたんだ?とは思っていたのですが、どうやら途中でハミが抜けてしまっていたらしいですね。ギアが入らなくなってしまったようなものなんでしょう、ハミが外れるって。だいぶ頑張って手綱で押していたみたいですけれど、鞍上からの精密な制御が届かなくなっていた時点で勝負は厳しかったと思います。それでも結果は4着だったのですから、消化不良では在りましたが実力は示したんじゃないでしょうか。
ハミの件がなかったとして、1,2着の馬の猛追を前に粘れたかというとどうだろう、わからんなあ。実力の底がまだ見えないので、次走どんな走りをするか楽しみではあります。
今回は仕掛けどころが非常に難しいレースでもあったと思います。前に居すぎると持たなくて、かといって後方に居すぎても届かない。どのタイミングで仕掛けるか。馬の実力や適性も鑑み、前後内外もうまく先を見越しつつ位置取って、と長距離レースならではの考えながら全体を見ながらのレースプランニングが問われたレースだったんじゃないでしょうか。
それを完璧にやってのけたのが、レーン騎手で。対して、いやそこでの仕掛けは違うくない? と思ってしまったのが、ジャスティンパレスでありました。
なんで三角の上り坂でまくっていくの!? その子、ステゴ産駒じゃなくてディープ産駒よ!? ジャスティンパレスの脚を考えても、ちょっと仕掛けが早かった気がします。結局、向正面終わりに先頭にたったマイネルエンペラーを躱せず6着。
マイネルエンペラーは頑張りましたね。今絶好調の丹内騎手に初G1をプレゼント出来るか、とちょびっと期待はしてたのですが、さすがに厳しかったか。でも、先行に苦しい展開で最後まで脚を鈍らせずに掲示板まで粘ったのは偉いです。前走の中山2500の日経賞がベストの適正距離競馬場だったのかな。さすがに3000超えると苦しそうですし、中距離はスピードが足らなさそうだし。有馬記念?いやいや、それはさすがに……。いや、やっぱり中距離の方がいいかな。もう一度、2000から2400の重賞レースでどう走るのか見てみたいですね。
溜める競馬で一番の末脚を見せたのが、未完の大器ビザンチンドリーム。この馬も2歳の頃は世代トップを争う一団にいたんですよね。きさらぎ賞の勝ち方は衝撃的で、クラシックでもその印象に引っ張られた人はけっこう居たかと思います。しかし皐月賞・ダービーでは後ろから数えた方がいい大敗北。これはスタートだけ良かった早熟かな、と思われたところで菊花賞でぽんと5着に入ったことで、あれ?この子長距離の方が行ける? となったわけです。どうしても後方から一気という戦法しかいけない子だったのですが、それでも古馬初戦のAJCCでは歴戦の馬たち相手に6着とまあまあの結果を残して、これからも重賞戦線でそこそこやっていけそう。と、思っていたら、まさかのサウジ参戦。しかも3000の長距離レースレッドシーターフH(G2)。いやあ、面白いところ行ったなあ、ちょっとでも賞金稼いできてくれたらいいのにね、と思っていたら、まさかの勝利。きさらぎ賞以来の勝ち星。
バチン、となにかハマった感すらある強い勝ち方でした。
海外帰りということで、疲労なんかはどうだろうと心配するところではあったんですが、これはガチで覚醒した感があります。
ただ、中距離で同じようなレースが出来るかどうか。なんかガッツリとステイヤーって感じの実績になってきましたし。さらに、後方で貯めて貯めての直線一気という脚質。まあこれ、まずスローになる長距離なら程よくハマるんでしょうけれど、中距離で上がり時計の速さが上がるとさてどうなるか。内回りの宝塚記念はちょっと届くイメージ湧かないですねえ。得意は京都かしら。結果残しているのみんな京都競馬場ですし。東京はどうだろう。ダービーは全然だったけれど。
3着には武騎手のショウナンラプンタ。ちょっと武騎手としては消化不良のレースになったかしら。いやあ仕掛けどころはあそこがベストだっただろう。4角から直線に入るところの手応えは抜群でしたし。
惜しむらくは最初から最後まで外々外を回らされたところか。その分ですかねえ。4角で先にまくったジャスティンパレスのさらに外を回らされていたあたりがほんとに厳しい。
ブローザホーンは、8着かー。随分と復調はしていたと思うので、それで8着は厳しいですねえ。去年は京都で暴れまわった馬なのですけれど。重馬場ならもう一度目があるかな、という塩梅になってきたかもしれません。
期待のハヤテフクノスケは、残念ながら見どころなしの11着。前半はともかく、ペースが上がった後半はついていけなかったですね。2勝3勝クラスの長距離戦を圧勝してこの舞台に立った子でしたけれど、重賞レース、いやG1レースの壁に跳ね返された感ありです。調子はもう最高潮に仕上げていたと思うので、実力が届かなかった、という所でしょう。まだ4歳ですから、こっからG3G2で立て直してもっかい挑戦してきて欲しい。とりあえず、青森産馬として、ウインバリアシオン産駒としてまずひとつ重賞取って仕切り直し頑張ろう。
というわけで、終わってみれば1着から4着までを4歳世代が独占するという、世代交代を明示するようなレースとなりました。少なくとも、ステイヤー戦線はこれからは4歳世代が主役を務めそうです。
中距離もダノンデサイル、レガレイラ。さらに菊花賞馬のアーバンシックもいますし。
香港で復活したタスティエーラと、大阪杯連覇のベラジオオペラがいる5歳世代と、これから激突となっていくんでしょうかね。ヘデントール、長距離一辺倒じゃない感じするんだよなあ。中距離どう走るか、かなり楽しみです。























































































































































































































































































































































































































































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