4歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 阪神競馬場2,000メートル(芝・右)
今年は混迷の大阪杯でした。なにしろ、1番人気がG2を連勝してきているとはいえ、G1の出走自体がダービーの7着だけ、というシックスペンスで。しかも4.8倍という1番人気では相当に高い倍率。
ちなみに一桁台の単勝倍率だったのが、
2番人気 ベラジオオペラ 5.1倍
3番人気 ステレンボッシュ 5.2倍
4番人気 ロードデルレイ 6.5倍
5番人気 ホウオウビスケッツ 9.1倍
と5頭が一桁台。直前まで6番人気のジャスティンパレスも9倍台。
9番人気のコスモキュランダでようやく20.1倍でしたから、相当に人気は割れていたと思います。
それほどに本命不在のレースでした。
ドバイワールドカップで、ダノンデサイルやリバティアイランド、シンエンペラーといった面々が海外に飛び立っていたこともありましたし、タスティエーラ、レガレイラ、アーバンシック、ローシャムアパークといった面々も休養や春天など違う路線に行ってることもありましたしね。
去年、このレースを勝ったベラジオオペラですけれど、大負けはしてないものの掲示板に乗るか乗らないかといったところ。いや、有馬記念の距離もろともしない激走は4着でも立派で、正直もっと人気になっても良かったと思ってる。
横山和生騎手のこれはお手本のような乗り方でしたね。それもあって、1馬身差という着差以上の完勝だったと思います。
それも、コースレコードを1秒近く塗り替えるレコード勝ち。
これは、出遅れたのにイカレた猛ダッシュで逃げまくったデシエルトの大逃げの影響も多分にあったんでしょうけれど。1000メートル57秒って、出遅れたのになによ!?
ホウオウビスケッツがうまいこと2番手で後続を落ち着けていたものの、前半のラップタイムはかなりわけわからんことになってました。こうなると、前に位置取った馬は苦しいのですけれど、ここでしっかり残れるのが強い馬なんでしょうね。
ホウオウビスケッツのあと、3番手で走ったシックスペンスは、さすがにこのペースきつすぎました。鞍上がこの馬を手の内に入れていたルメール(ドバイ行き)に代わって横山武騎手に代わっていたのも微妙に作用したのかもしれません。ヘタな騎乗してたわけじゃないんですけれど、この厳しい展開を乗り切れるにはコンビとしての成熟度が足りてなかったのかなあ。7着でした。
むしろ、5着掲示板に残ってるホウオウビスケッツが凄いんじゃないの? 確実に確かに強い、あとは展開が向いたらって所なんですよねえ。G2くらいなら余裕で勝てるポテンシャルが今の彼にはあると思うし、G1でもワンチャン……とはいえ、中距離戦線となると宝塚と秋天となるわけですが、さて……。
ともあれ、ベラジオオペラ。先行と言って良い4番手につけながら外のシックスペンスが4コーナーで手綱しごいているのに対して、じっくり溜め込んでいる様子で手綱を持ったまま手応え十分で直線までスムーズに進め、シックスペンスに並んだ瞬間にGOサインを出し、その途端に一気に爆速加速していったのは、貫禄すら感じさせるレースっぷりでしたね。
2着はロードデルレイ。後方からの大外ぶん回しての直線だけでぶっこ抜きでしてよ。クラシックとは縁がなく、古馬となった年も2戦しか出来なかった馬なのですが、とにかく連を外さず這い上がってきて、前走日経新春杯で重賞初勝利。叩き上げですけれど、これは想像以上に強い馬かもしれません。後方からぶっ飛んでくるタイプなだけに勝ちきれない部分もあるんですけれど、逆に言うとそういう脚質でありながら今まで殆ど連を外していない、というのは相当ですよ。今回は特に前が潰れるレース展開で、この馬に向いたこともありましたけれど、G1となるとどうかな?と不安を感じる馬じゃなくて、G1でもしっかり戦えるタイプの子だと認識を改めるべきだと感じました。今後の飛躍、期待できそう。
3着には、ヨーホーレイク。7歳馬! 数々の否定データを覆していく反逆の追い込み馬である。シャフリヤールが去っても、21クラシック世代にはまだ自分が残っている、とばかりの3着入線。
いや、この子内側の後方、馬群の後ろにいたのに、残り100メートルでスイスイと馬群縫っていつの間にか3着まで食い込んできてるの、競馬うますぎないか? パトロールビデオ見ても、決して前が大きく空いてるわけじゃないんですよね。ジグザグに空いてるところ縫ってきてるの。スタートで出遅れてしまったロスもあったにも関わらず。
長期休養明けでずっと重賞好走するわ勝つわしてたヨーホーレイクですけれど、どうにもG1には出るタイミングがなかったみたいで、ダービー以来4年ぶりのG1出走となったわけですけれど、こうしてしっかり結果残してくるあたり、ほんとこの世代やべえですわ。
……同期のソウルラッシュくんも、今週世界のロマンチックウォリアーをついに芝で撃破してのドバイターフ勝利なんてのをカマしてくれましたからね。まだまだ元気な現役が他にもいるんだよなあ。
4着には エコロヴァルツ。10番人気を覆しての激走でした。なんか落鉄もしてたみたいなんですよね。それがなかったら馬券圏内も十分にあったかもしれません。それに、鞍上のミルコが、デムーロがほんと最近昔の辣腕に戻ってきてる感じなんですよね。今のミルコはやってくれる感があります。
5着がホウオウビスケッツで、6着にジャスティンパレス。明らかに距離短い上にウルトラハイペースというこの馬にとっては不得意満載だったのにここにつけているのは、強さの証でしょう。でも、イクイノックスの秋天で2着に入ってるように、速いペース自体は意外と悪くないのか? ともかく、どんなレースでもきっちり結果残してくれる馬です。本命はやはり春天でしょう、そこがこの馬にとっての適鞍。
で、人気だったのに大敗してしまったのがステレンボッシュ。来日以来無双しまくってるモレイラ、先週もうますぎるだろう、という騎乗でG1かっさらい、土曜日にもダービー卿勝ったマジックマンですからね。そりゃ人気にもなりますよ。
にも関わらず、13着の見せ場なしの大敗。桜花賞の勝ち以来1着はなかったものの、クラシックを2着3着。香港G1でも3着と好走し続けてきたにも関わらず、もうこのペースに全然ついていけず、という感じの大敗。レース前ではむしろペースは流れてくれれば、と速い展開を望んでいたようなんですが、この結果ですからねえ。桜花賞では栗東滞在した上で阪神に入ったみたいなんですが、今回は美浦から直行の長距離輸送だったのも何らかの影響があったんでしょうか。こんな大負けする馬ではないはずなのですが。
ベラジオオペラはこれで大阪杯2年連続連覇となりました。G2の頃を通じても、このレースを連覇した馬はいなかったんですね。そういう意味でも歴史に名を残しましたね。このまま、大阪杯だけじゃなくて他のG1にも名前を刻んで欲しい、大きな馬になって欲しいものです。
にしても、1着2着の馬のお父さんがロードカナロアかぁ。今年のG1、フェブラリーSも高松宮記念も全部ロードカナロア産駒が勝ってるんですよねえ。偉大すぎるだろ。
今年は混迷の大阪杯でした。なにしろ、1番人気がG2を連勝してきているとはいえ、G1の出走自体がダービーの7着だけ、というシックスペンスで。しかも4.8倍という1番人気では相当に高い倍率。
ちなみに一桁台の単勝倍率だったのが、
2番人気 ベラジオオペラ 5.1倍
3番人気 ステレンボッシュ 5.2倍
4番人気 ロードデルレイ 6.5倍
5番人気 ホウオウビスケッツ 9.1倍
と5頭が一桁台。直前まで6番人気のジャスティンパレスも9倍台。
9番人気のコスモキュランダでようやく20.1倍でしたから、相当に人気は割れていたと思います。
それほどに本命不在のレースでした。
ドバイワールドカップで、ダノンデサイルやリバティアイランド、シンエンペラーといった面々が海外に飛び立っていたこともありましたし、タスティエーラ、レガレイラ、アーバンシック、ローシャムアパークといった面々も休養や春天など違う路線に行ってることもありましたしね。
去年、このレースを勝ったベラジオオペラですけれど、大負けはしてないものの掲示板に乗るか乗らないかといったところ。いや、有馬記念の距離もろともしない激走は4着でも立派で、正直もっと人気になっても良かったと思ってる。
横山和生騎手のこれはお手本のような乗り方でしたね。それもあって、1馬身差という着差以上の完勝だったと思います。
それも、コースレコードを1秒近く塗り替えるレコード勝ち。
これは、出遅れたのにイカレた猛ダッシュで逃げまくったデシエルトの大逃げの影響も多分にあったんでしょうけれど。1000メートル57秒って、出遅れたのになによ!?
ホウオウビスケッツがうまいこと2番手で後続を落ち着けていたものの、前半のラップタイムはかなりわけわからんことになってました。こうなると、前に位置取った馬は苦しいのですけれど、ここでしっかり残れるのが強い馬なんでしょうね。
ホウオウビスケッツのあと、3番手で走ったシックスペンスは、さすがにこのペースきつすぎました。鞍上がこの馬を手の内に入れていたルメール(ドバイ行き)に代わって横山武騎手に代わっていたのも微妙に作用したのかもしれません。ヘタな騎乗してたわけじゃないんですけれど、この厳しい展開を乗り切れるにはコンビとしての成熟度が足りてなかったのかなあ。7着でした。
むしろ、5着掲示板に残ってるホウオウビスケッツが凄いんじゃないの? 確実に確かに強い、あとは展開が向いたらって所なんですよねえ。G2くらいなら余裕で勝てるポテンシャルが今の彼にはあると思うし、G1でもワンチャン……とはいえ、中距離戦線となると宝塚と秋天となるわけですが、さて……。
ともあれ、ベラジオオペラ。先行と言って良い4番手につけながら外のシックスペンスが4コーナーで手綱しごいているのに対して、じっくり溜め込んでいる様子で手綱を持ったまま手応え十分で直線までスムーズに進め、シックスペンスに並んだ瞬間にGOサインを出し、その途端に一気に爆速加速していったのは、貫禄すら感じさせるレースっぷりでしたね。
2着はロードデルレイ。後方からの大外ぶん回しての直線だけでぶっこ抜きでしてよ。クラシックとは縁がなく、古馬となった年も2戦しか出来なかった馬なのですが、とにかく連を外さず這い上がってきて、前走日経新春杯で重賞初勝利。叩き上げですけれど、これは想像以上に強い馬かもしれません。後方からぶっ飛んでくるタイプなだけに勝ちきれない部分もあるんですけれど、逆に言うとそういう脚質でありながら今まで殆ど連を外していない、というのは相当ですよ。今回は特に前が潰れるレース展開で、この馬に向いたこともありましたけれど、G1となるとどうかな?と不安を感じる馬じゃなくて、G1でもしっかり戦えるタイプの子だと認識を改めるべきだと感じました。今後の飛躍、期待できそう。
3着には、ヨーホーレイク。7歳馬! 数々の否定データを覆していく反逆の追い込み馬である。シャフリヤールが去っても、21クラシック世代にはまだ自分が残っている、とばかりの3着入線。
いや、この子内側の後方、馬群の後ろにいたのに、残り100メートルでスイスイと馬群縫っていつの間にか3着まで食い込んできてるの、競馬うますぎないか? パトロールビデオ見ても、決して前が大きく空いてるわけじゃないんですよね。ジグザグに空いてるところ縫ってきてるの。スタートで出遅れてしまったロスもあったにも関わらず。
長期休養明けでずっと重賞好走するわ勝つわしてたヨーホーレイクですけれど、どうにもG1には出るタイミングがなかったみたいで、ダービー以来4年ぶりのG1出走となったわけですけれど、こうしてしっかり結果残してくるあたり、ほんとこの世代やべえですわ。
……同期のソウルラッシュくんも、今週世界のロマンチックウォリアーをついに芝で撃破してのドバイターフ勝利なんてのをカマしてくれましたからね。まだまだ元気な現役が他にもいるんだよなあ。
4着には エコロヴァルツ。10番人気を覆しての激走でした。なんか落鉄もしてたみたいなんですよね。それがなかったら馬券圏内も十分にあったかもしれません。それに、鞍上のミルコが、デムーロがほんと最近昔の辣腕に戻ってきてる感じなんですよね。今のミルコはやってくれる感があります。
5着がホウオウビスケッツで、6着にジャスティンパレス。明らかに距離短い上にウルトラハイペースというこの馬にとっては不得意満載だったのにここにつけているのは、強さの証でしょう。でも、イクイノックスの秋天で2着に入ってるように、速いペース自体は意外と悪くないのか? ともかく、どんなレースでもきっちり結果残してくれる馬です。本命はやはり春天でしょう、そこがこの馬にとっての適鞍。
で、人気だったのに大敗してしまったのがステレンボッシュ。来日以来無双しまくってるモレイラ、先週もうますぎるだろう、という騎乗でG1かっさらい、土曜日にもダービー卿勝ったマジックマンですからね。そりゃ人気にもなりますよ。
にも関わらず、13着の見せ場なしの大敗。桜花賞の勝ち以来1着はなかったものの、クラシックを2着3着。香港G1でも3着と好走し続けてきたにも関わらず、もうこのペースに全然ついていけず、という感じの大敗。レース前ではむしろペースは流れてくれれば、と速い展開を望んでいたようなんですが、この結果ですからねえ。桜花賞では栗東滞在した上で阪神に入ったみたいなんですが、今回は美浦から直行の長距離輸送だったのも何らかの影響があったんでしょうか。こんな大負けする馬ではないはずなのですが。
ベラジオオペラはこれで大阪杯2年連続連覇となりました。G2の頃を通じても、このレースを連覇した馬はいなかったんですね。そういう意味でも歴史に名を残しましたね。このまま、大阪杯だけじゃなくて他のG1にも名前を刻んで欲しい、大きな馬になって欲しいものです。
にしても、1着2着の馬のお父さんがロードカナロアかぁ。今年のG1、フェブラリーSも高松宮記念も全部ロードカナロア産駒が勝ってるんですよねえ。偉大すぎるだろ。























































































































































































































































































































































































































































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