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ムシウタ

ムシウタ 14.夢謳う虫たち(上) 3   

ムシウタ    14.夢謳う虫たち(上) (角川スニーカー文庫)

【ムシウタ 14.夢謳う虫たち(上)】 岩井恭平/るろお 角川スニーカー文庫

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超種一号“C”の圧倒的な力に対抗すべく、2枚の切り札が動き出す。死から蘇った虫憑きたちの守護者“レイディー・バード”こと立花利菜。始源の虫憑き“α”の謎に迫る“炎の魔人”ことハルキヨ。だが二人の前に立ちふさがったのは、“ふゆほたる”によって欠落者とされたはずの“かっこう”だった!?最強の一号指定が結集し“始まりの三匹”を倒す―アリスの夢の続き、そして虫憑きたちの最後の希望は潰えてしまうのか?
不思議なことだけれど、ハルキヨって本人視点で描かれている時と他人から見た時とは全然違うんだよなあ。本人の素は、とてもシンプルで変に難しいことも考えていないしややこしい思惑も何も持っていないのだけれど、外から見ると異様に怪しくて何を考えているかわからなくて、とにかく信用しづらい胡散臭さがついて離れない。以前に一度、ハルキヨ視点を経由していたから彼に対する見方が変わるかと思ったんだけれど、いざまた別の人間の視点になると、ハルキヨの怪しさたるやぶっちぎりで、やっぱりこいつナニカ良からぬことを企んでるんじゃないか、と否応なく疑ってしまうんですよね。彼が、何故か他の人が知らないような虫憑きや一連の出来事の真相など、確信に近い情報を沢山握っているのも、その信用しづらさに拍車を掛けているのだろう。ハルキヨに言わせると、勝手に向こうから情報が集まってきているだけで、自分から何をするでも求めているわけでもない、そうなんだが、その言い分って必死こいて生命すらかけて真相を追いかけているようなやつからすると、ムキーーッ!てなもんでしょう。ハルキヨからすると、迷惑千万なんだろうけどさ。
結局のところ、ハルキヨの本質を過たずに見抜いていた人物というのは本当に少なくて、その希少な中でも特筆すべき人だったのが、彼女……眠り姫こと一之黒亜梨子だったんでしょうなあ。だからこそ、ハルキヨの側でも彼女にこだわり、真の自分を捉えている彼女にこそ、自分を殺して欲しいという気持ちがあったのでしょう。先のアリス救出戦では、もう見放したみたいな事言ってましたけれど、もう本当に興味なくしちゃったのかと心配しましたけれど、どうやらまだまだ未練タラタラなご様子で。こいつもシンプルなわりに、いやシンプルだからこそが曲がって面倒くさいやつだなあ。
対して、レイディーバード・立花利菜の方であるけれど、こっちはもうかわいそうなんてもんじゃないでしょう。周りからすると、あのレイディー・バードが復活というのは感動的ですらあるんだけれど、当人からすると死者に鞭打たれたようなものじゃないですか、これ。蘇ったとはいえ、その身はミミックのもので果たして自分が利菜なのかミミックなのかも曖昧で、生き返ってやることといえば死ぬ前と変わらない一号指定として戦え、というもの。虫憑きたちを守りたいという想いを失っているわけじゃないけれど、彼女はそれを無念として、未練として死んだわけじゃないんですよね。それを無理やり叩き起こされて、自己定義すら曖昧なままなお強いられるというのは……。さらには、莉奈という個人としてみても、起きてみればかっこうは欠落しちゃってるし、その「かっこう=大助」という衝撃は残ったままで、さらには彼女が心惹かれた大助という少年は、ふゆほたるに夢中なままで、トドメにアリスなんて最終兵器まで再出してきて、結局のところ自分なんてものは彼女たちと比べて番外であることは変わらないというのを、蘇って突きつけられて。わりとこれ、生き地獄である。莉奈からすると、溜まったもんじゃない。それでも、全部放り出してしまえず、全部背負ってしまうのがこの立花利菜という少女の死んでも変わらぬ背骨そのもので、なんかもう心身ともにボロボロになりながらも、何も見捨てず、かつてあの夜に見捨ててしまったものまでもう一度背負い直して、立花利菜をもう一度はじめようとする彼女は、やっぱり一等カッコ良い女でした。

しかしこうなると、一号指定全員、一度どん底に落ちてから、こうしてもう一度這い上がっていく形になるのか。
ふゆほたると槍使い。真実を知り絶望してしまった彼女と未だ目覚めぬ最後の要。やっぱり、このメンツを表からガバっとまとめられるのはアリスしかいないと思うので、彼女の本当の意味での復活は心待ちにしてしまうなあ。まさかもう一度、摩理が出てくるとは思わなかったけれど。
一方で、実は一番の要となりそうなチャミ陣営は、相変わらず片っ端から何もかも上手いこと行ってないんだけれど、そのくせ一番肝心なところはずっと掴んで離していないのは此処に至っても変わっていないようなので、ここの動きが最後の鍵になると思うんだけれどなあ。

さて、次はまた何年後かしら……せめて半年くらいでお願いします。

シリーズ感想

ムシウタ 13.夢醒める迷宮(下)4   

ムシウタ    13.夢醒める迷宮(下) (角川スニーカー文庫)

【ムシウタ 13.夢醒める迷宮(下)】 岩井恭平/るろお 角川スニーカー文庫

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48時間のタイムリミットで決行中の超種一号“C”殱滅作戦が失敗した。だが“ふゆほたる”率いる“むしばね”は、“大喰い”を倒す最後の作戦“OPS3”を遂行するため、“虫”の始原を知るαを茶深たちに会わせることを決意する。しかし、むしばねを出し抜いた茶深たちの前にシーアゲハが現れ、大喰いを呼び寄せる鍵を握る夕がエリィに乗っ取られてしまう。さらには“三匹目”が千晴のネックレスから逃げ出してしまい―。
こうして見ると、詩歌ってリーダーシップを取るタイプのリーダーじゃないんですよね。不安や迷いを隠せない素直な彼女にとって、みんなを率先して導いていくというのは彼女の性格的にも非常に無理が生じている。いざとなれば大胆な判断も取れるし、強い意志を貫くことも出来る。でも、それを即断即決で為すのは熟考してしまう彼女には厳しい事だし、基本的に彼女は象徴的な立場に立って、大まかな方向性を示すことをよしとするタイプなんでしょうね。故にか、リミットが迫り決断が強いられる中で、一人次々と決断と判断を迫られる今回の一件は早々に彼女を追い詰めていくことになる。
むしばねの連中は、結局自分たちが如何に先代リーダーである利菜一人にすべてを負わせて追い詰めてしまった過去の失敗から、何を学んだんだろうとややも憤りを感じてしまう。また、詩歌に全部背負わせちゃってるじゃないか。幹部のなみえが頑張ってサポートしてくれようとしているものの、どうにも組織全体がおんぶに抱っこなんですよね。
ぶっちゃけ、このむしばねという組織は、組織として機能していない。ただの、寄せ集めの集団だ。一人の頂点に寄って縋って託すふりをして思いも意志も全部押し付けてしまっているだけの、無軌道な集団でしかない。
いい意味でも、悪い意味でも利菜が一人で切り盛りしていたワンマンチームだったんだろうなあ。それを、曲がりなりにも持ち直させた今の幹部連中や、一番上に立って指針を示すことになった詩歌はホントに頑張ってると思う。でも、根本的に利菜によって誕生し、利菜によって成り立っていたこの組織は、やっぱり利菜が居ないと十全の力を発揮できないのだろう。
その意味では、この詩歌とむしばねが中心となって行われた「作戦3」は、むしばねたちだけでは完全に失敗していたと思って間違い無いだろう。それが、まがりなりにも先へと進み、大食いへと辿りつけたのはお膳立てした人物が居たからだ。そのお膳立てした人物――菰之村茶深にとっては思惑通りに何一つ進まず、結局詩歌の意志と考えに基づいて事態は動いていった、と思っているんだろうけれど、ハッキリ言って彼女が居なかったら何一つ動き出しすらもしなかったんですよね。
こうして見ると、むしばねに限らず、あらゆる部分が立ち行かなくなり機能不全を起こしつつ在る中で、茶深とそのグループの存在は戦闘力が皆無という点など何ら考慮に当たらないくらい重要なポディションを密かに築いていると言っていい。ハッキリ言って、東中央支部を除けば、その視点の高さといい俯瞰の広さといい、魅車と真っ向から対抗できる唯一の存在なんじゃないだろうか。
そして、もう一人、魅車八重子と互角に対抗できる存在の復活……。
上巻の段階で、彼の復活はある程度予想してたんですよね。このクライマックスに入って、彼ほどの人物が鳴りを潜めているはずがないと。同時に、政略奸智という観点から魅車に他に対抗できる存在が見当たらなかった、という点からも。他の連中だと、どうやっても良いように動かされてしまいますから。あのハルキヨですら、魅車を出し抜くことはできていませんでしたし。
その意味で、彼の復活というのは希望の光り、のはずだったんですけれど……本当に最初の方に脱落していたので忘れていましたけれど、この人はこの人で目的のためならば集団を選ばない、外道を以て良しとする、ある意味「かっこう」と瓜二つのやり口の人だったのを今更ながら思い知らされた感がある。
正直、前巻でも切り札と目していたあのふたりを、ここで使い潰すとは思っていなかった。

この下巻は、上巻で真っ黒に塗りつぶされた絶望感をいっぺんに吹き飛ばしひっくり返してしまった大逆転が描かれた一冊である。正直言って、希望していた展開よりも遥かに上の結果に至ったと言っていいでしょう。予想通り、というだけでなく、全く期待もしていなかったものまで引っ張りあげてくれました。
一号指定の勢揃いに、アリアと千晴の再会。そして、ジョーカー土師圭吾の復活。懸念されていたものはすべて払拭され、現れたものは望外の希望の集結。

……にも関わらず、何故にここまで悲哀と不安がこびりついているのだろう。カタルシスなどどこにもなく、何故か湧き上がるのは黒々とした靄ばかり。ワクワクするどころか、これからどんな悪いことが起こるんだろうとビクビクと怯えすら生じている。
犠牲の上に成り立った希望に、果たして輝きはあるのだろうか。夕の見た夢の最後の一文が、すべてに影を投げかけている。

シリーズ感想

ムシウタ 12.夢醒める迷宮(上)4   

ムシウタ  12.夢醒める迷宮(上) (角川スニーカー文庫)

【ムシウタ 12.夢醒める迷宮(上)】 岩井恭平/るろお 角川スニーカー文庫

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“始まりの三匹”を吸収、統合しつつある虫憑き超種一号“C”の殲滅作戦が、魅車八重子により発令された。“OPS1”霞王など戦闘力が高い虫憑きを集めた照を指揮官とする“C”殲滅。“OPS2”ハルキヨによる“眠り姫”の覚醒。“OPS3”ふゆほたるとむしばねによる“大喰い”の殲滅。48時間のタイムリミットのなかで、虫憑きたちの全勢力をもって決戦が始まる!そしてすべての力を使い果たした最悪の一号指定“かっこう”は―。

触れてはいけないものに触れやがったな、この女!!
彼女は禁忌だったのだ。不可侵の誰も触っちゃいけない眠り姫だったのだ。彼女を起こしていいのは、彼女自身か約束を果たした二人の男、薬屋大助とハルキヨだけだったのに。


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ムシウタ 11.夢滅ぼす予言3   

ムシウタ11.夢滅ぼす予言 (角川スニーカー文庫)

【ムシウタ 11.夢滅ぼす予言】 岩井恭平/るろお 角川スニーカー文庫

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クリスマスの約束、“始まりの三匹”の謎
すべてが明かされる!! シリーズ、クライマックス!


“虫憑き”を捕獲し管理する最強の中央本部が何者かに侵略され、赤牧市が正体不明の霧に包まれた。史上最悪の事態の真相を確かめるべく、単身赤牧市に潜入した“かっこう”は、不完全な“虫”に襲われている少女を助ける。ミッコと名乗る少女は「私の家族が誰かを“喰べ”てしまったのかも」と“始まりの四匹目”が存在するかのような予言を告げる。街に不完全な虫が大量発生したいま、かっこうはこの世界を止めることができるのか――!?



「……ッ! ざけんな! てめぇが"ふゆほたる”を守ってどうすんだ!」
「てめぇが守らなきゃいけねぇ一号指定は、今も眠ってるあの女のほうじゃねぇのかよ!」
霞王さんが、大助の野郎に言ってやりたかった事を全部言ってくれました、ありがとう、ありがとう。
もうね、なんでそんなに詩歌ばっかり特別扱いするんだと。彼女と交わったのは、ほんの僅かな一時に過ぎなかったのに、大助が詩歌だけ接し方が違うのが、まるで好きな女の子に夢中みたいな態度を取るのが、どうしても憤懣やるせなかったんですよ。利菜だって、結局あんな事になってしまったのに。どうして詩歌なんだと。
亜梨子をどうするんだと。あの娘は、大助たちを信じて、いつか起こしてくれる日が来るのを信じて今も眠りについているのに、おのれ〜〜〜。
そんな憤りを、全部霞王が肩代わりしてくれたので、思いの外スッキリしました。この娘はちゃんと覚えてくれてたんだなあ。むしろ、あれでアンネは亜梨子派だったもんなあ。そりゃ、許せんぜ。

というわけで、ようやく本編の方でも亜梨子の存在が明確に示唆されるようになってきた上、彼女が自分と共に眠らせたあの「不死のムシツキ」の正体も明らかに。というより、概ね虫に纏わる諸々は今回の話で明らかになったのか。今まで正体から目的からすべてが謎で、ある意味始まりの三匹よりも不気味な存在だった魅車の素性と目論見もだいたい今回の一件で見えてきた、というもののまだまだよく分からないんだよなあ。過去は分かった、現在も凡そ、しかし彼女が未来について如何なる展望をいだいているのかがまだ見えてこない。彼女は、いったい何を望んでいるのだろう。そもそも、彼女には虫に憑かれるような夢はなかったのだろうか?
そして、彼女が語る一号指定の真実。これって、前の巻でハルキヨが語った内容とほぼ一緒なんですよね。ということは、ハルキヨと魅車は単に協力しているという以上に、考え方を共有しているのか。考え方を共有しているということは、もしや目的すらも共有している? このシリーズで、何を考えているかわからないのが特にこの二人なんですよね。その二人が同じ方向を向いているとしたら、それこそがこのシリーズのクライマックスに至る何かになりそうな気がする。

さて、話の内容だが、正直、前半の話の展開については乱暴極まりないと思う。そもそもキーパーソンとなる四人の繋がりが理解出来ない。たまたま顔を合わせるに至っただけの四人に、なんでそんなに即座に切っても切れないような絆が結ばれたんだろう? お互いを理解し合う暇すらなかったのに、出会った瞬間から運命の出逢いだったかのように互いが掛け替えのない仲間になってしまっていたのが、さっぱり納得できなかった。納得させてくれるだけの、積み重ねもロジックもなかったもんなあ。そういう前提の関係でないと話が始まらないとはいえ、ちゃんとそういう人間関係になるべくしてなったという理屈を見せてくれないと、?マークが乱舞するばかりだった。
それでも、今のように虫が蔓延る原因と結果が明らかになったのは大きい。未知を未知でなくすことこそが、討滅あるいは克服の第一歩であるのだから。正体さえ分かっていたら、もし倒したとしても本当に倒したか、もう新たな虫が現れないのかも判別出来ないですもんね。

そして、三匹のうちの一匹、浸父との決戦。むしばねに中央本部含めた全支部参戦の総力戦。なんですがっ、実のところまだ役者は全然揃ってないんですよね。逆に言うと、浸父の相手ならこのメンツだけでも十分だったということか。ハルキヨ一派は不在だし、チャミたちも居ない、権力者たるあのお嬢も居なけりゃ、何よりあいつが居ないなんて話にならない。

むしろ、クライマックスはこれからなのだろう。その上で、最後に魅車が発した驚愕の指令。これ、素で「は?」となりましたわ。
え? なんで? 何がどうなってるの?

岩井恭平作品感想

ムシウタ 10.夢偽る聖者4   

ムシウタ  10.夢偽る聖者 (角川スニーカー文庫)

【ムシウタ 10.夢偽る聖者】 岩井恭平/るろお 角川スニーカー文庫

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 bk1

「あたしには“虫”を消しちゃう力があるんですよ」。虫憑きに殺されそうになったカノンがついた、たったひとつの嘘。しかしその嘘が、虫憑きたちを呼び寄せ、特環やむしばねを超える力を持ち始めてしまい――!


本編の続編としては三年ぶりにもなるのか。久々も久々の【ムシウタ】シリーズ最新刊。と、そのまま続きでクライマックス、とは行かずに、あとがきによるならば最後のピースが出揃うクライマックスに向けた最後のワンステップ。
思えば、カノンと環が最初の嘘をつく事になった場面。最初に嘘をついた相手こそが原初の虫憑きであり、二人は虫憑きが生まれた謎の最初期に関わっていた事になるのです。
優しい嘘で人々を守り導くか弱き聖者と、剣のごとき嘘で姫を守らんとする騎士。二人の嘘つきが始めたことは、この虫憑きたちの物語においてどういう役割を果たし、位置づけを得るものか。
この物語が向かうであろう結末において、やはり重要な役割を果たす者というのはかっこうやハルキヨに代表されるような強い存在なわけです。では、か弱く無力な存在はただ踏みにじられるべきなのか。その問いかけへの答えが、むしばねのリーダーとなった詩歌であり、独自に勢力を形成して反逆を企てる茶深であり、そして自分の身を守るためについた嘘が弱き者たちを導くことになり、無力の果てに自分の夢を見つけてしまったカノン、という事になるのでしょうか。
彼が持つに至ってしまった力というのは、現段階では一体どういう風に扱われるべきなのかまったく未知であり、どうしてカノンが最後に邂逅する人物が彼だったのか、という所の謎も含めて、こりゃあ次巻以降にならないと、シリーズ全体における今回の話の位置づけというのは見えてこなさそうだなあ。

と、シリーズ全体を俯瞰的に見た場合のこの巻の位置づけとはまた別に、この巻はこの巻でしっかりとひとつの話として纏まっているのは間違いないのでご安心を。
カノンと環、段々と疎遠になりながら再会してしまった嘘つきの幼馴染の物語。二人とも特性の違う嘘つきなんですが、カノンにも環にも最後まで騙されましたよ。嘘つきであるからこそ、心の真芯に通った真実だけは揺るがない、と言うことか。
この環の能力というのが、ちょっと尋常じゃないんですよね。単純に戦闘能力だけで言っても、相当の部類に入ることになるんでしょうけれど、彼女の能力が真価を発揮し始めるのは戦闘における強さにこだわらなくなった後半からの働きでしょう。彼女の嘘つきとしての交渉・弁舌能力と合わさって、個人の虫憑きとしてはケタ違いの力を振るう事になる。個人戦闘能力も三号、応用次第では2号以上のレベルであり、さらにソフト面での応用範囲の凄まじいまでの広さを考えると、いままで登場した虫憑きの中でも規格外と言っていい存在だったんじゃないでしょうか。その能力をフル活用して、たった一人で虫憑きの始原へと至る秘密にまで近づいていたみたいですし。
それでも、彼女は1号指定には至らないんだろうなあ。
どうも、一号指定の虫憑きは、能力の強さとは別のところで指定を受けている節が見受けられるんですよね。というのも、ハルキヨが放ったセリフ。
俺たちは殺せねえ。だからこその一号指定だからな
彼が語るのは肉体的な不死とは全く別の意味での、存在の不死性。その意味においては、レイディ・バードですら死んでいないのだという。一号指定とは何なのか。
にしても、ハルキヨはやっぱり亜梨子にまだ滅茶苦茶こだわってたのね(苦笑
あからさまなまでに、彼女が戻ってくることを願っている。やはり、ハルキヨにとって亜梨子とは特別だったのだ。
そして、本来ならば虫憑きがすべて居なくならなければ、すべてが終わった後でなければ帰ってこれないはずの亜梨子が、終わる前に戻って来れるかもしれない、という可能性も出てきたわけで。
こりゃあ、ムシウタのクライマックスに真・ヒロイン不在という残念フラグが回避されそうな気配が出てきましたよ。亜梨子派としては、この気配は嬉しい限りだ♪
次巻がなるべく早く出ますように〜

ムシウタbug 8th.夢架ける銀蝶4   

ムシウタbug  8th.夢架ける銀蝶 (角川スニーカー文庫)

【ムシウタbug 8th. 夢架ける銀蝶】 岩井恭平/るろお スニーカー文庫

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流星群が降り注ぐ中、亜梨子と大助の最後の戦いが始まった――。大喰いを倒し虫憑きの生まれない世界を作るため、「ムシウタ」世界のバグである亜梨子の戦いの結末とは――!?大人気シリーズついに完結!


ああ、足りなかった。まだ足りなかったのか。大食いを倒すには。虫憑きを解放するには、まだ幾つものピースが足りなかったんだな。たとえ、すべての一号指定が揃っていたとしても、それだけでは足りなかったのだ。
今にして思えば、亜梨子はこの虫憑きというシステムの中のバグであると同時に、多くの虫憑きたちを引き寄せる炎のような存在だったのかもしれない。様々な主義主張を超え、本能から惹かれてしまうどうしようもない誘蛾灯。その眩い光には、他と交わらぬ孤高の者も、自身多くの人々を導くカリスマも、等しく心奪われてしまったのかもしれない。
でも、その光に導かれるだけじゃ、きっといけなかったのだ。利菜も、ハルキヨも、そして大助もまだ自分が虫憑きであるという意味を。自分が見た夢の意味を、本当の意味で理解していなかったんだろう。まだ、本当の夢を見つけていなかった。亜梨子を、ただ自身の見た夢のように瞳に映してしまっていただけなのかもしれない。
本当の夢を見つけた上で、虫憑きという運命から逃れるための戦いではなく、本当の夢を掴むための自分のための戦いを、得るべきだったんじゃないだろうか。

いや、それを得るために。認める為に、この戦いはやはり避けられないものだったんだろう。この戦いを通じて、亜梨子に導かれて集った面々が、亜梨子の一度は挫けた心を立ち直らせるほどの、自分の戦うための夢を手に入れられたんだから。これは逃れられない敗北だったのだ。必要だった失敗だったのだ。

ちくしょう。

一之黒亜梨子はしくじった。すべてが終わった後に振り返れば、彼女はしくじるしかなかったのだ。彼女には時間が残されておらず、始まりの三匹や虫憑きという存在に対して多くの謎を残したまま、あるいは謎があることすら知ることのないまま、虫憑きを解放するための戦いに挑まなければならなかった。
彼女は、自身と摩理の関係についても大きな間違いを抱えたまま、戦いに挑んでしまう。
本来なら手を結ぶはずのない勢力を糾合し、相容れぬはずの個性あふれる虫憑きたちをまとめあげたにも関わらず、彼女たちの戦いはやはり万全ではなかった。時期が、早かったとしか言い様がないのかもしれない。
それでも、亜梨子と摩理は自分たちの想いにも決着をつけ、迷いも吹き飛ばし、自身が最良と信じる未来のために全力を振るう。
彼女の夢をかなえるために。
あまりにも大きな被害を残しながら、彼女は絶対的な絶望に希望という風穴をぶちあけたのだ、確かに。

そして、いなくなってしまった。
大助たちに、夢を。虫憑きたちの未来を託して。


かっこうが、どうしてあれほど不屈で揺るがぬ戦士であるかの根源が、ここに見つかる。彼女とのこんな約束を、こいつが破れるはずがないじゃないか。
そして、ハルキヨ。彼の何をよりどころにしているか分からない不可解な行動原理の根源が、ここに見える。
彼もまた、彼女との約束に縛られているのだ。

だが、あの敗戦はやはり前進であると同時に、大きな後退でもあったのだろう。大助もハルキヨも、それぞれ大きなカリスマを持った虫憑きであり、人を惹きつける魅力を持ってる。
でも、亜梨子とはやはり違う。
少なくとも同じ組織の同僚である霞王たちと、大助の関係が決して良好とは言えないものであるのは、間にあった亜梨子の存在がないからなんだろう。大助もハルキヨも、誰も無視できない大きな存在だけれど、それでも利害や思惑を超えて、ついつい手を貸してしまうような存在ではない。

そうなる可能性を秘めているのは、ふゆほたる、なのかもしれないけど、彼女もまたベクトルが違うからなあ。

今、一度バラバラになってしまった希望の灯が、徐々にともり始めている。あの時にはなかったピースが、徐々に揃いだしている。
虫憑きがいなくなるその日まで、眠りについた亜梨子。
彼女が目覚めるのは、はたしてすべてが終わったあとなのか。

いや、そんなはずがない。あの亜梨子が、黙って待っているはずがない。きっと、最終決戦には何らかの形で復活するに違いない、と今は確信のごとく信じている。
虫憑きたちの物語に、亜梨子は絶対に欠かせない存在のはずなんだから。
そして、彼女が目覚めたときには、亜梨子が見た夢にただ誘われ導かれるのではなく、各々が手にした夢を亜梨子に示してくれるはず。


……亜梨子って、結局誰か個人を好き、ってことはなかったのかなあ、と読み終えて嘆息。薄らとした好意みたいなものはあったとしても、明確な恋愛感情は抱かなかったみたいに見える。とっても、大切には思ってても。
それに比べて、大助とハルキヨは……(苦笑
あれ、この最終巻の反応とか態度、発言みてると、大助って結構本気で亜梨子に惹かれてたんじゃないだろうかと疑ってしまう。なんか、それっぽいこと言いかけてるし。
ハルキヨはハルキヨで、恋愛感情とはまたベクトル違うのかもしれないけど、亜梨子にぞっこんだし。
一応、ムシウタって詩歌がヒロインなんだけど、詩歌と大助の関係っていまいちなんかわかんなかったんですよね。もしかして、まだ亜梨子にも目があるのか、これ(笑

ムシウタbug 7th.夢高まる鳴動5   

ムシウタbug    7th.夢高まる鳴動 (角川スニーカー文庫 163-57)

【ムシウタbug 7th.夢高まる鳴動】 岩井恭平/るろお スニーカー文庫


一号指定にも関わらず、本編ではついぞ口端にのぼることもない【槍使い】。
虫憑きでないにも関わらず、病死した親友の遺した虫に取りつかれ、【かっこう】薬屋大助をはじめとする幾多の虫憑きと出逢うことになった少女一之黒亜梨子。
彼女の、親友花城摩理が残した想いを探し、虫憑きとは何かを求める旅路は、もうすぐ終わりを迎えようとしている。
この物語の数年後にはじまる本編に彼女の姿はない。ただ、彼女は失敗したとだけ、語られている。それ以上、誰も彼女のことを口にしない。
だが、彼女に関わった虫憑きの全員が、おそらく彼女の影響を色濃く残しているのだろう。彼女を失ったことへの傷が、深く刻まれているのだろう。
今、亜梨子の元に集まりつつある虫憑きたちの姿と、その数年後の彼らの在り様を見比べて、ついそう考えてしまう。
数年後の、彼らのあまりにもバラバラで、殺伐として相容れず、拒絶し合うような、でもどこかお互いに未練を残しているような迷いを秘めているような、それぞれに思い詰めたような隙間のない決意や捨て鉢のような虚無の姿勢を覚えていれば、
この亜梨子が必死に、まっすぐ、自分の信じたものに向って突き進み、その眩しい光に吸い寄せられていくように集まってくる虫憑きたちの姿に、心震わされないはずがない。
【霞王】や【C】だけではない。やがて、各々が虫憑きたちを束ねて、特環との戦いに導いていくことになるあの【ハルキヨ】や【リナ】までが、亜梨子の声に耳を傾け、その魂に惹かれ、差し出された手を取るその姿に、確かに希望があったのだ。
本当に眩しいばかりの、お互い戦い傷つけ合うことしか考えられなかった力ある虫憑きたちが、手を取り合い、同じ方向に顔を向け、足を向け、夢を同じくする可能性の光が……。

思えば、<むしばね>のリーダーとして神がかりなまでのカリスマを発することとなる利菜をして、亜梨子と出会いその魂に触れなければあれほどの人物となることができただろうか。
まるで亜梨子との出会いなどなかったように、以前と変わらぬ孤高の戦いを続けることになる大助も、以前はどこか諦観のようなものを抱いて銃を握っていた。果たして彼女との出会いがなければ、あれほどの不屈の決意をもって独り戦い続けることができただろうか。独りで戦うその道は、亜梨子が大助に望んだ道ではなかったとしても、孤高の中で彼の心が折れなかったのは、亜梨子の願いに何かを見出したからではなかったのだろうか。
ハルキヨですらそうだ。本編では何を考えているか目的の判然としない彼。だが、その彼ですら亜梨子と出逢う以前とは明確に目的に向かっての意思の総量がまるで違う。
亜梨子と出逢うことで、どこか諦めのようなものを抱いていた虫憑きたちは、やがて各々に決意を宿し、それぞれが抱いた願いに向かってひた走ることとなる。なにか、血の止まらない傷口を抱え込むようにして。

亜梨子は、本当に失敗したのだろうか。彼女の願いは、虚しく潰え、虫憑きたちが傷つけ合う世界は何も変わらなかったのだろうか。
その答えが、もうすぐ導き出されようとしている。
一之黒亜梨子という自らの存在そのものをすり減らし、消滅の危機を迎えながら、なおも親友を信じ、その想いの真実に至り、自らの願いを見出し、虫憑きが好きだと叫んだ少女。
その物語も、終わろうとしている。希望の仮面を被った破局は近い……。

ただ、彼女が本当に失われてしまったのか、それは疑問である。
彼女は、偶然邂逅した<先生>に、どこか数年後のかっこうたちを暗示するようなことを口にしている。心を一つにして手を繋ぐ希望と同時に、どこか確信的に、それぞれの道を行く別れを。
いつしか、本編である【ムシウタ】の新刊発行が停止し、この【ムシウタbug】だけが進む期間が続いて久しい。
亜梨子の物語がもうすでに終わってしまったものではなく、一時期の眠りを必要とする形のものだったとしたら?
彼女の物語は終わりを迎えようとしている。だが、それは同時に彼女の復活をも暗示している、本編は彼女を忘れてなどおらず、彼女の物語の区切りを待っているのだと期待するのは、これも淡くも儚い夢の欠片でしかないのだろうか。
フユホタルは蘇り、鮎川千晴は記憶を取り戻し、アリア・ヴァレイは復活した。ならば、
すべての虫憑きの導き手。希望の光。夢を求めた人々の手と手を繋ぐ真ヒロインの再臨を期待してはいけないだろうか。
<先生>は去っていく彼女に、忘れなければ思いもよらぬ再会もあるのだと告げる。それは彼と摩理が遺したモルフォチョウとの再会を意味しながら、それはどこか将来を暗示するような言葉なのではなかったか。
そんな淡い夢を転がしつつ、この【ムシウタbug】の最終巻を待ちたいと思う。

ムシウタbug 5th. 夢まどろむ迷子  

ムシウタbug 5th. (5)

【ムシウタbug 5th. 夢まどろむ迷子】 岩井恭平/るろお  角川スニーカー文庫

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ムシウタもアニメ化かぁ。
これも、何気に変換が難しそうな作品な気がするんだけどどうアレンジするんでしょうか。

本編よりも過去にあたるbug編も既に5巻。この物語における主人公であり、薬屋大助の相棒である亜梨子は、本編においてはその存在は既にないものとされている。死んでしまったのか、欠落者になってしまったのか。それとも、何らかの要因で姿を消しているのか。いずれにしても、未来の【かっこう】薬屋大助の傍らに彼女の姿は無い。いったい、彼女に何がおこるのか。
明朗快活で暴走気味な元気少女一之黒亜梨子と、彼女の監視任務を遂行しながらも、彼女に振り回されっぱなしな薬屋大助。本編では過酷な任務と自らの信念に従って煉獄のような現実の中を寡黙に突き進む大助が、此方ではまるで普通の学生のような年頃の男の子のような顔を垣間見せることがある。この時期は、きっと大助にとっても僅かでも安らいでいた時期なんだろう。
それだけに、このbug編はある種時限爆弾のようでもある。
既に、別れは約束されているのだから。

ちなみに自分は、どう見ても大助のパートナーというか、物語のヒロインって杏本詩歌より、一之黒亜梨子の方がいいなあ、と思ってるアリス派だったりするわけですがw

この五巻でポロリと亜梨子が漏らす理想、というか夢。虫憑き同士を繋ぐ者。現実は、ここからさらに悪化を重ねて虫憑き同士の戦いは激しく救いの見えないものへと化していってしまうのですけれど。
その繋ぐ者としての役割を担うものが、詩歌なのか。それとも、今は消息の知れない亜梨子なのか。
出来れば、本編のクライマックスでも一番いい場面で亜梨子には再登場してもらいたいものなんだけど。

ところで、以前からこのムシウタという作品には不可解なものを感じていました。
この物語って……殆ど、というか皆無に近いほど【大人】が現れないんですよね。まるで、世界に大人という存在が無いかのように。例外は五郎丸柊子や土師圭吾、魅車八重子ぐらい。そのうち、土師は第一巻にして意識不明の植物人間になっちゃったし、柊子は大人というにはなんか……微妙な人だし。魅車八重子はどちらかというと、フック船長的な……。
ああ、そうか。
ふと思ったのだけれど、このムシウタの世界って、ネバーランドなのかもしれないですね。大助がピーターパンって柄じゃないですけど。
 
12月2日

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11月6日

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