ライトノベル

フシノカミ 6 ~辺境から始める文明再生記~ ★★★★   



【フシノカミ 6 ~辺境から始める文明再生記~】  雨川水海/大熊まい オーバーラップノベルス

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凶暴な人狼に永劫の眠りを

『古代文明の伝説にあるような便利で豊かな生活』を今世に取り戻すため、文明の再興を続けるアッシュ。
その隣には、武芸王杯大会を制し、晴れて婚約者となったマイカが並ぶ。
そんな2人の婚約パレードを先導するのは――蒸気機関自動車。
機械仕掛けで動くそれは、領都の内外に圧倒的な衝撃をもたらした。
一方、裏ではアッシュたちの功績を良しとしない者たちが不穏な動きを見せる。
中央貴族のダタラ侯爵は、ヤソガ子爵とサキュラ領に潜む反乱分子を手駒として内乱を引き起こそうと画策していた。
さらに、“人間同士の争いは魔物を呼び寄せる"という言い伝えに偽りなく、サキュラ領へと人狼の群れが押し寄せる――。
眼前に迫った圧倒的な脅威を迎え撃つのは、領地改革推進室が生み出した、常識を覆すほどの威力を秘めた新兵器――!
理想の暮らしを手にするため、世界に変革をもたらす少年の軌跡を紡いだ文明復旧譚、第六幕!



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純白令嬢の諜報員 改編 1.侯爵家変革期 ★★★☆   



【純白令嬢の諜報員 改編 1.侯爵家変革期】  桜生 懐/ファルまろ 富士見ファンタジア文庫

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「こんな結末、馬鹿げている」愛読書の最終巻に憤激したまま、世界最高の諜報員・ラプターは散った。だが彼が転生したのは、まさにその小説内の世界。最愛の令嬢を救うため"最強の読者"は謀略を開始する!


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武装メイドに魔法は要らない 2 ★★★★   



【武装メイドに魔法は要らない 2】  忍野 佐輔/大熊 まい 富士見ファンタジア文庫

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「お終いになんてさせません。わたし、欲張りなんです」

炎槌騎士団を退けた実力を買われ、マリナとエリザは講和のため王国へやってくる皇帝護衛の任に就く。しかし刺客の罠に引き裂かれる二人。その時、主従が下す決断とは――!? 異色の武装メイドアクション、第二弾!



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百花宮のお掃除係 5 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。 ★★★☆   



【百花宮のお掃除係 5 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。】  黒辺 あゆみ/しのとうこ カドカワBOOKS

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黄家のお家騒動を解決し百花宮へと戻った雨妹(ユイメイ)。中秋節が近づき秋の味覚に心躍らせる彼女に、楊(ヤン)から訪問診療の指名が入る。患者は、訳あって長期療養中の近衛のお偉いさんらしいのだが、彼は雨妹の姿を見た途端、突然顔色を変えて怯えだす。かつては皇帝の側近だった彼が病んでしまった原因は、どうやら雨妹の亡き母にあるようで……?
近衛相手に一喝! 亡き母の呪縛に囚われたオジサマを心身共に救ってみせましょう!
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璃寛皇国ひきこもり瑞兆妃伝 日々後宮を抜け出し、有能官吏やってます。 ★★★★   



【璃寛皇国ひきこもり瑞兆妃伝 日々後宮を抜け出し、有能官吏やってます。】  しののめすぴこ/ toi8 カドカワBOOKS

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黒色が平和をもたらす『瑞兆(ずいちょう)』の証とされる中華風の異世界に迷い込み、璃寛皇国(りかんこうこく)の皇帝に拾われ後宮の妃になってしまった紗耶(さや)。
しかし退屈すぎる生活に限界を迎え、こっそり抜け出し男装して官吏として働き始め……気付けば大出世!
「黒髪ってバレても女ってバレても大問題だよね……」
滅多に姿を見せない『ひきこもり妃』とたった五年で尚書省次席まで登りつめた有能官吏。日々2つの顔を使い分け、次々やってくる国の危難を解決します!



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天才王子の赤字国家再生術 11 ~そうだ、売国しよう ★★★★   



【天才王子の赤字国家再生術 11 ~そうだ、売国しよう】  鳥羽 徹/ファルまろ GA文庫

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「この帝位争奪戦を終わらせます」

兄皇子達の失点を好機と捉え、一気に勝負を仕掛ける帝国皇女ロウェルミナ。
しかし兄皇子の陣営には帝国士官学校時代の友人、グレンとストラングの姿があり、
彼らもまた起死回生に打って出ようと試みる。

かくして政略と戦略が入り乱れ、各陣営が削り合う中、それに呼応してレベティア教と
東レベティア教も動き出し、更にはウェインも舞台に介入すべく帝国へと踏み入ることで、
いよいよ大陸東部の混迷は頂点を迎える。

ただ一つの至高の座に就くのは、果たして誰になるのか。吹き荒れる戦乱の嵐。
大陸の歴史を左右する転換点となる第十一弾!


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ブービージョッキー!! ★★★★   



【ブービージョッキー!!】 有丈ほえる/Nardack GA文庫

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「わたしの馬に乗ってくれますか?」
若き騎手の前に現れたのは――超絶美女の馬主だった!?
萌えて燃える、熱狂必至の競馬青春コメディ!

19歳の若さで日本最高峰の重賞競走・日本ダービーを制した風早颯太。
しかしそんな栄光も今は昔。勝てなくなり、ブービージョッキーと揶揄される颯太の前に現れたのは――
「この子に乗ってくれませんか?」
可憐なサラブレッドを連れた、超セレブなお姉さんだった!?
「わたしが下半身を管理します! 」
「トレーニングの話ですよね!?」
美女馬主・美作聖来&外見はお姫様なのに中身は怪獣の超優良血馬・セイライッシキ。
ふたりのセイラに翻弄されながらも、若き騎手は見失っていた情熱を取り戻していく。
「あなたのために勝ってみせます」
萌えて燃える、熱狂必至の競馬青春コメディ。各馬一斉にスタート!

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奇世界トラバース ~救助屋ユーリの迷界手帳 ★★★☆   



【奇世界トラバース ~救助屋ユーリの迷界手帳】 紺野千昭/大熊まい GA文庫

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秘の巨竜が棲む“迷界”から少女を救い出せ!

知略と勇気で未知の世界を切り開く、異界探索アドベンチャー!

門の向こうは未知の世界─迷界(セフィロト)─
ある界相は燃え盛る火の山。ある界相は生い茂る密林。
神秘の巨竜が支配するそこに数多の冒険者たちが挑むが、生きて帰れるかは運次第──
そんな迷界で生存困難になった者を救うスペシャリストがいた。彼の名は「救助屋」のユーリ。

「金はもってんのかって聞いてんの。救助ってのは命がけだぜ?」

一癖も二癖もある彼の下にやってきた少女・アウラは、迷界に向かった親友を救ってほしいと依頼する。

「私も連れて行ってください!」

目指すは迷界の深部『ロゴスニア』。
危険に満ちた旅路で二人が目にするものとは!? 心躍る冒険譚が開幕!
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恋は双子で割り切れない 3 ★★★★★   



【恋は双子で割り切れない 3】 高村 資本/あるみっく 電撃文庫

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私だけを見て――。こじれた恋は、もうほどけない。

三人の関係が再びうまい具合に収まればと、大人な私は二人のほつれをほどいてあげた。自分の本音に蓋をして――そのつもりだった。だけど、二人はそんな私の想いを汲んではくれなくて、胸のうちを曝け出してなるものかと思っていたけれど、無理だった。耐え切れなかった。
もう我慢なんてしない。私は私のやり方で純君の時間を拘束する。手始めに、部活を作る。うん、悪くない。だから、これからは今までみたいに優しくしてあげないからね、お姉ちゃん。
なんて考えていたら、琉実がバスケ部の男友達に告白されたとかなんとかで、また純君の気持ちをかき乱すような厄介事を持ち込んできて……だるっ。
私の邪魔したら、許さないからね。


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わたし、二番目の彼女でいいから。2 ★★★★★  



【わたし、二番目の彼女でいいから。2】  西 条陽/Re岳 電撃文庫

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「二番目」が二人いても、いいでしょ? 危うい関係は崩壊し、そして――。

「私、二番目の彼女でいいから」

彼女のその言葉に甘えて、俺はみんなに隠れていまも、悪いことを重ねている。
早坂さんと夜の教室で二人、いけないことをして。橘さんと真夜中、こっそり見知らぬ駅でキスを交わす。そんな早坂さんと俺と橘さんの甘い泥沼は、けれど。

「今度、私の全部をあげるね。だから、ちゃんと受け止めてね。逃げないでね」

大胆になっていく好意の果てで、もう、落としどころを見つけられない。
一番目じゃなくて、いいはずなのに。
二番目のままでも、いいはずなのに。
互いに言い訳をしながら、競うように壊れていく俺たちの関係。100%危険で、甘美で、嫉妬にまみれた恋の挙句の果てに、彼女が口にする言葉は――。


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魔女学園最強のボクが、実は男だと思うまい ★★★☆   



【魔女学園最強のボクが、実は男だと思うまい】  坂石 遊作/トモゼロ 電撃文庫

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女装がバレたら丸焼き!? 魔女学園で繰り広げられるバトル&ラブコメディ

「ユート。――魔女学園に潜入しろ」
男だけがなれる騎士と女だけがなれる魔女。二つが対立するなか、騎士のユートは騎士団長である兄から、女装して魔女学園に潜入せよというミッションを与えられた。
兄の無茶ぶりを断ることができず、男子禁制の魔女学園に転入したユートは、ルームメイトで学級委員長のメイファ、大商会の令嬢フラウ、ユートに敵意むき出しのシリカたちと、魔女になるための授業をこなしていく。
そんなユートに告げられたのは、世界を変える魔法の存在と、その魔法を使えるかもしれない魔女を、周囲の女子たちのなかから突き止めろというものだった──。
魔法の使えないエリート騎士が魔女学園で無双する、女装潜入ファンタジー!





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美少女エルフ(大嘘)が救う! 弱小領地 ~万有引力だけだと思った? 前世の知識で経済無双~ ★★★★  



【美少女エルフ(大嘘)が救う! 弱小領地 ~万有引力だけだと思った? 前世の知識で経済無双~】  長田 信織/ にゅむ 電撃文庫

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見てろよ、異世界。ボクがこの弱小領地を経済大国(イギリス)にしてやる!

アイシアは激おこした。育ての親で、いつもデレデレに甘やかしてくれるエルフのロリママが政略結婚するというのだ。
アイシアに政治はわからぬ! でも経済はちょっとわかる。貨幣足りない、特産品も無い。それがダメじゃね?

こうなったら、ボクがその土地を経済大国にして、ママの婚約をぶっ壊してやる!
……そう、イギリスの造幣局長だった前世――アイザック・ニュートンの経済知識を使ってな!

ハッタリをかまして資金調達! 魔族から徴税し、公営ギャンブルで経済を回す! 一見、悪徳商人めいたアイシアの奇策は、弱小領地をどんどん大国に染め上げていき……!

『数字で救う! 弱小国家』著者による、爽快【経済】無双ファンタジー開幕!


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勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録 ★★★☆   



【勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録】  ロケット商会/めふぃすと 電撃の新文芸

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世界は、極悪最強の《罪人》勇者たちに託された。絶望に抗うファンタジー!

勇者刑とは、もっとも重大な刑罰である。
大罪を犯し勇者刑に処された者は、勇者としての罰を与えられる。
罰とは、突如として魔王軍を発生させる魔王現象の最前線で、魔物に殺されようとも蘇生され戦い続けなければならないというもの。
数百年戦いを止めぬ狂戦士、史上最悪のコソ泥、詐欺師の政治犯、自称・国王のテロリスト、成功率ゼロの暗殺者など、全員が性格破綻者で構成される懲罰勇者部隊。
彼らのリーダーであり、《女神殺し》の罪で自身も勇者刑に処された元聖騎士団長のザイロ・フォルバーツは、戦の最中に今まで存在を隠されていた《剣の女神》テオリッタと出会い――。
「力を貸してくれ、これから俺たちは魔王を倒す」
「その意気です。勝利の暁には頭をなでてくださいね」
二人が契約を交わすとき、絶望に覆われた世界を変える儚くも熾烈な英雄の物語が幕を開ける。



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ユア・フォルマ III 電索官エチカと群衆の見た夢 ★★★☆  



【ユア・フォルマ III 電索官エチカと群衆の見た夢】  菊石 まれほ/ 野崎つばた 電撃文庫

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過ちと分かってなお手放せない感情には、どんな醜い名がつくだろうか――。

★第27回電撃小説大賞《大賞》受賞のSFクライムドラマ・第3弾★!

――あの日、自分は選択を間違えた。
エチカ自らの意思で抱えた、ハロルドの敬愛規律にまつわる秘密。その重圧からか、電索能力が突如急低下してしまう。
電索官としての復帰が絶望的な状況の中、一般捜査員として新事件の捜査に臨むエチカ。そこで目にしたのは、新たな「天才」と組むハロルドの姿で――。
エチカとハロルドが別々の場所で追うのは、「思考をのぞける人間」を自称するハッカー〈E〉。ネット掲示板に国際刑事警察機構の秘匿事項を次々書き込み、
【真実を追求せよ】とユーザーを扇動する〈E〉の真の標的とは――!?



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魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 14 ★★★★★   



【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 14】  手島史詞/COMTA HJ文庫

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愛で力1000%で贈る至高のラブストーリー!

遂にシアカーンと決着をつけたザガン一派は、祝勝&ザガンの誕生日を祝うためにパーティを開く。
お祝いムード一色で次第に高まる雰囲気の中、魔女ゴメリは突如言い放った。

「――ここに愛で力定例会を開始する! 」

定例会で語られるストーリーはどれも高すぎる「愛で力」を秘めていて――!?
シリーズ史上最高濃度の甘々成分でお届けする、至高のハートフルファンタジーラブコメ第14巻!


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クラスのギャルが、なぜか俺の義妹と仲良くなった。 「今日もキミの家、行っていい?」 ★★★☆   



【クラスのギャルが、なぜか俺の義妹と仲良くなった。 「今日もキミの家、行っていい?」】  佐波 彗/小森 くづゆ 富士見ファンタジア文庫

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ウチに入り浸るうち、いつの間にか彼女と恋人同士にーー!?

高校生の俺、名雲慎治には悩みがあった。家庭事情でやってきた義理の妹・紡希がよそよそしいのだ。距離が縮まらない2人暮らし。そんなある日、紡希が連れてきた「ネット友達」が状況を変える。それは、クラスで人気の美少女ギャル・高良井結愛!?
3人で過ごすうちに、心を開いていく紡希。さらに俺と結愛の距離も学校で、家で急接近!? 苦手だった結愛の優しさや寂しがりな素顔、家庭的な一面を俺だけが知っていく。
「私、名雲くんの通い妻みたいだね。そうなっていい?」「それいいよ! シンにぃ、3人で暮らそう!」いや、それはダメ……じゃないけど。

いっしょに帰宅して、いっしょに泊まって。結愛は俺の恋人、と紡希にも勘違いされて、なぜか嬉しそうな結愛。ウチに入り浸るたびに、その関係は次第に本物になっていくーー!?
ギャルと義妹。2人の女子との暖かくて甘い、アットホームいちゃラブコメ!
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2021年 年間ライトノベル・ベスト  


令和3年の2021年。個人的になかなか大変な年でありました。仕事も余計なものが増えて肉体的にも精神的にも疲弊して、家庭内でも家族に大きな病気が発覚し、まあめっちゃ疲れた年だったんですよねえ。
一番キツかったのは、目がかすむようになってきたことですけど。うわーー、ガチで歳だわー(ショック)

それやこれやもありまして、令和3年の読了数は読書メーター記録で前年の381から334冊へと激減しました。ここから漫画単行本60冊を差っ引くと、274冊。前年が344冊ですから、70冊くらい減ってしまったことになります。
ただページ数の多い新文芸を読んだ冊数がだいぶ多くなってるはずなので、その分を換算するともう少し減少幅は少なくなるはずですが、それでも減りましたねえ。

感想記事の方はというと288本。読了数より多くなっているのは、毎月のまとめ記事なども入ってるのと、漫画の方の感想もちょいちょい書いてたからですね。
それでも、前年の341本からすると、だいぶ減ってしまいました。
ちょっと体力的にここから劇的に上昇するのは無理めかなあ、と思うので今年はなんとか現状維持から、微増させて300越えられないかなあ、くらいで頑張っていきたいと思います。


さて、前回の同じ年間おすすめライトノベルの選出記事です。




以下、令和3年に読んだ本から、特別面白かった作品をピックアップ。
書籍タイトルのリンクから、各感想記事へと飛べるようにしております。


五つ星☆ミ


オーバーラップ文庫


【TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 3 ~ヘンダーソン氏の福音を~ 】 Schuld/ランサネ

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この3巻で帝都という最も栄え最も混沌とした街を舞台としたシティーアドベンチャーへと突入したことで、ぶっ壊れの勢いで面白さを増していったシリーズでした。ハック&スラッシュの精髄なんだなあ、これ。



角川スニーカー文庫


【継母の連れ子が元カノだった 6.あのとき言えなかった六つのこと】 紙城 境介/ たかやKi

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「好きってなんなんだ!?」
真剣に苦悶する水斗にいさなが提示する、シンプルな定義。シンプルだけれどこの上ない真理であるそれが、水斗を貫く。モノクロだった彼の感情がフィルムを剥がすように色づいていく姿がとても綺麗なラブストーリーのワンシーン。恋をもう一度、そのリスタートに相応しい回でした。


【転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件 3】 雲雀湯/シソ

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今年もっとも甘酸っぱく情熱的で初々しくて微笑ましい、みずみずしい恋をしている女の子と男の子を描いたラブコメがこれでした。幼馴染という関係が、恋によって変わる瞬間。大切の意味が少しずつ変わってくる過程、それを丁寧に優しく甘やかに描ききっていたんですよね。控えめに言っても最高のラブコメでしたよ。


ガガガ文庫


【筺底のエルピス 7.継続の繋ぎ手】 オキシ タケヒコ/ toi8

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これまでずっと、巻を重ねるごとに絶望のどん底を突き抜けて突き抜けて、そこが底だと思った瞬間にさらなる奈落を見せられる。だがようやく、ようやく見えた希望の切っ先。これまで突き抜けてきた絶望のどん底を、全部吹き飛ばしてくれるだけの質量を持った希望の切っ先、それがこの巻でありました。

【ここでは猫の言葉で話せ】 昏式 龍也/塩かずのこ

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猫はときとして、人の人生を根底からひっくり返してしまう存在だ。その愛らしさが、人を魅了し世界観を改変させる。猫はただ猫であるのみ。その猫に何かを見出してしまうのは人の勝手で一方的なものにすぎない。それでも、猫はそっけなくも人に寄り添ってくれる。その愛情は一方通行ではないと信じてる。だからこそ、人は猫を通じて愛を知ることが出来るのだ。これは、それまで人として生きていなかった人でなしたちが、猫を通じて愛情を覚え、人に戻るまでの本のささやかな物語だ。


電撃文庫


【わたし、二番目の彼女でいいから。】 西 条陽/Re岳

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それを果たして青春と呼んで良いのか。恋と呼ぶにはあまりにも粘質で、愛と呼ぶにはあまりに重い。しかしだからこそ、それは恋であり愛なのだ。恋愛の湿度も粘度も重量も年齢は関係ない。背徳によって彩られた人を愛するという情念、その熱量とエロスがぶち撒けられた生粋のラブストーリーでありました。


以下には4つ星Dash作品を列挙しております。







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会話もしない連れ子の妹が、長年一緒にバカやってきたネトゲのフレだった ★★★☆   



【会話もしない連れ子の妹が、長年一緒にバカやってきたネトゲのフレだった】 雲雀湯/jimmy ダッシュエックス文庫

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ゲームが大好きな高校2年生の倉井昴。5年前に両親が再婚し、同じ高校に通う同い年の義妹・平折と4人で暮らしている。
生活に不満はないものの、平折との間には壁があり、いまだに打ち解けられずにいた。
そんなある日、ネトゲで仲が良くなった親友と会うことになった昴だが……
「嘘、だろ……」――待ち合わせに現れた超絶美少女がなんと平折で!?
美少女と一つ屋根の下、青春真っ盛りの男子高校生がおくる、ほのぼのラブコメ!
あっ、意外と早々にタイトルで語られている通りに、妹の平折がネトゲでのパートナーだとわかっちゃうのか。
角川スニーカー文庫から【転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件】シリーズを出している雲雀湯さんのもう一つのラブコメ作品であります。

平素では内向的で周りに友達もおらず、家族となった自分とも最低限のコミュニケーションしか取らない義妹の平折。でも、ネットゲームのアバターで彼女が演じるキャラは明るく社交的で言いたいことはハッキリというシャキシャキとしたキャラクターだったんですね。
尤も、それは平折の本当のキャラというわけじゃなく、作ったキャラであったんだけれど、実はちゃんとそのモデルが居る事があとになってわかるのです。もうひとりのメインヒロインとも言える立ち位置になる南條凛。クラスの中心にして、平折の憧れでもある少女。もっとも、学校での凛の振る舞いは平折のネトゲのキャラであるフィーリアさんのそれとはちょっと違っていて、もっと外面がよく品行方正で他人の見る目を意識した、或いは周りの期待や理想に応えるような振る舞いをする少女でありました。フィーリアさんはもっと親しみやすく遠慮がなくズケズケとした物言いで、ちょっと乱暴なくらい距離感が近いキャラだったのですけれど。
実は、そんなフィーリアさんのキャラの方が外面取り繕った方ではなく、南條凛という少女の本性に近かったんですね。
ひょんなことから、そんな凛の素顔の方と接するようになった昴。気楽に本性を晒せる相手として、凛と昴は急速に仲がよくなっていきます。何より、長年の相棒であるフィーリアさんによく似たキャラの凛は、昴にとっても親しみやすく長年連れ添ったような気安い距離感で居られることが大きかったのでしょう。
そして、面白いことに凛の方も平折のことを特に気にしていて、仮面の自分に良い顔する取り巻きたちのオモテウラの激しすぎる態度に若干人間不信気味になってる凛にとって、言葉数は少ないものの決して他人の悪口を言わず誠実に対する平折のことを、凄く意識していて仲良くなりたいと思っていたわけです。
そんな二人のキューピットに、はからずもなってしまう昴。凛の本性も、平折の素顔も知っていて、お互いに仲良くなりたいと思っていることもわかっていて、そんな二人にダイレクトに言葉を伝えられる昴は、まさに縁結びに最高のポディションだったわけである。
おまけに、凛に勧めたネトゲで凛も平折もお互い知らずにネトゲのキャラ同士で意気投合し、現実での悩みを相談し合うような仲になってしまう。ネトゲでも現実でも順調に仲良くなっていく二人を暖かく見守るポディションのこの主人公ってば……。ついでに、両方からアドバイス求められたりしてねえ。
ただ、そうやって相談に乗ったり自分の本当の気持ちや素顔をさらけ出せる相手、というのは自然と惹かれていくもので。以前から義兄が気になる相手だった平折はもとより、凛の方もどんどんと昴に惹かれていくのがよく分かるんですよね。
なによりこの主人公、今まで平折と仲良くなれないまま燻っていた男のくせに、クラスメイトの一部から嫌がらせを受けだしたり、と本格的に平折が困ったり辛い思いをしだすようになると、日和るような真似をしなくなるんですよね。取り繕うような、本音を隠すような心を押し殺した言葉を鵜呑みにせず、ここぞという時に勇気を出して踏み込むようになるのである。曖昧な言葉でごまかさずにストレートに、自分を頼れ、思ってることを言ってくれ、と憎からず思っている男性に真摯に情熱的に迫られて、あんなに格好良く顔を近づけられて、果たして平静で居られるだろうか。腰抜けてませんか、平折さん。

図らずも、知らずネトゲのキャラのロールプレイをお互いと似たキャラにしてしまう平折と凛。そうしてネトゲでもリアルでも無二の親友となっていく。そんな二人の仲を支える昴と不可思議な三角関係を徐々に築きながら。
学校での姿もプライベートで見せてくれる姿もどんどんと変わっていく平折、友達となった平折のために昴のために、どんどんと本当の自分の姿を見せていく凛。そしてそれは昴自身も。そうして、お互いに良い影響を与えながら絆をつながりを深めていく三人だけれど、凛にも平折にも昴との本当の関係を秘密にしているという隠し事があるんですよね。それは昴も同じことで、平折が義妹だということ。そして凛と隠れて会っている事をそれぞれに隠している。はたしてその隠し事が三人の関係にどんな影響を与えていくのか。
三角関係のはじまりと絆の深まりを描いたのがこの一巻だとすれば、本当に動き出すのは次の巻からになるという事かもしれない。ラブコメとして本格的にはじまるのは、だから次からなのかもと思えば、楽しみばかりであります。

現実主義勇者の王国再建記 XVI ★★★☆   



【現実主義勇者の王国再建記 XVI】 どぜう丸/冬ゆき オーバーラップ文庫

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この「終焉」は避けられない――

全世界を揺るがした「精霊王の呪い」騒動から二年。
ソーマが統治するフリードニア王国は来たる争乱に備えて着実に国力を高めていた。
一方でフウガ率いるハーン大虎王国は勢力拡大を進め、ルナリア正教皇国に加えて傭兵国家ゼムをも支配下に置く。
かくして強力な戦力を手に入れたフウガは、人類最大国家であるグラン・ケイオス帝国に宣戦を布告する。
この事態に介入すべきか悩むハクヤ。
王国の利を図るならフウガとの敵対を避け、帝国の盟友を見捨てるべきであった。
そして決戦の火蓋が無情にも切られ――。
革新的な異世界内政ファンタジー、第16巻!
うわー、これ一番難易度高そうなルート行ったぞ!? 普通に考えると、世界征服的なことを考えて急拡大を続けるハーン大虎王国は、他国と協力して当たらないといけないと思うんですよね。グラン・ケイオス帝国との戦いを座して見守る、というのはみすみすフウガに帝国の国力を与えることになってしまう。そうなると、フリードニアを超える大陸随一の巨大国家が誕生してしまって、もう太刀打ちできなくなってしまう。と、思ったのですが、どうやらそう簡単にはいかないようで。武力で帝国を打倒しても、マリアのカリスマによって帝室への支持率の高い帝国をハーン国が取り込むことは、内乱の芽を抱え込む上に急拡大によって国家を支える人材が追いついておらず屋台骨がスカスカのために、まともな統治が進まず拡大の勢いは失われ、フウガの武力に基づくカリスマは減じ、ハーン国は張子の虎となるだろう、というのが、ハクヤの見立て。情勢の分析結果だったわけですね。
フリードニアとしては、帝国が喰われるのをただ見ている事が理に適う、という判断だったわけだ。いやあ、これって予測のとおりに行かなかったら取り返しがつかない、という意味でリスク高い判断だったんじゃないだろうか。帝国と同盟してハーン国包囲網を敷き、全面戦争へ、という方針はそれはそれで大変危険ではあったんでしょうけれど。帝国内部の情勢からして素直にフリードニアと同盟、というわけにはいかなかったでしょうし。総力戦は国を問わずとてつもない被害を各国に負わせていたでしょうし、下手をすれば何年も続く戦争になっていたかもしれません。
それでも国家の判断としては間違っていなかったのでしょうけれど。
女帝マリアは一番困難な道を選んだんですな。それが最良だと信じて。
肥大化し、組織として機能不全を起こすほどに硬直化していたグラン・ケイオス帝国。マリアはフリードニアで行われた政策の中でも幾つかを取り入れて、ゆるやかに改革を進めていました。彼女の手腕ならば、時間さえかければそれは成功していたかもしれません。しかし、ハーン国の急拡大と謀略戦によってマリアからその時間の余裕が失われてしまったのでした。
これ、もう無理だと考えたんでしょうね。実質、被害を抑えて帝国を維持できる可能性はなくなった、と。マリアの政治的手腕をしてこの巨大化した帝国を制御しきることは不可能になっていた、と。
だからといって、それを制御できるまでにスリム化しよう、とはなかなか考えられないですよ。言わば、国家の損切り。本来ならそんなこと、周りが許すはずがないんですよね。既得権益の維持、そうでなくても現状の維持は上は貴族から下は一般庶民まで望む所で、概ね誰もが良好と考えていたマリアの統治下でそんなことをしようとしたら、あらゆる階層から反発と抵抗の旗があがったでしょう。たとえカリスマ聖女帝マリアであっても、その地位から引きずり落として阻止しようという勢力がわんさかと産まれ、それは市民からも指示されたでしょう。
しかし、マリアは帝国そのものの解体と再構成を、帝国の権力を握る貴族や軍部、そして民意の抵抗や反対を受けずに、結果的にではあっても皆が享受する形で、仕方ないと諦める形で、皆が賛意を示す形で成功させてしまったんですね。
化け物か、この人。
それもソーマ、つまりフリードニアの協力を得ていたとはいえ、実質フウガ率いるハーン国の侵略を逆に利用して、である。ソフトランディングの極みなんですよね、これ。
さすがにこの難局に、しかも地位を投げ捨てるという行為に、権力の重さに疲弊しきって一杯一杯になっていたマリアは、企みとしては順調にいっているにも関わらずかなり追い詰められていたのも確かで。その意味ではソーマが支えになり続けた、というのは間違いではなく、物理的にも精神的にも国家的にもソーマがマリアの救世主だったんですよねえ。
なんか、見事にメインヒロインしてたなあ、マリア陛下。いや、凄いのは結局国としての救済と共に自分自身、個人としての自分をも幸せにしてみせたことでしょう。自己犠牲で何もかもを救ってしまう聖女なら掃いて捨てるほどいるでしょうけれど、こうも自分ごと周りも大事な妹もみんな助けてみせたのですから。
そしてある意味切り捨ててしまった側の人達も、打ち捨てるのではなく新たな天地で生きることを押し付けではなく、自ら選ばせたわけですからねえ。そりゃあ、終わった後その切り捨てられた側の人たちが全部陛下の手のひらの上だったのか、と呆然とするのも無理ないですよ。
正直、マリアとジャンヌが個人的な幸せを手に入れるシナリオって想像できていなかったのですが、その出来ない想像を遥かに上回る形で見事にソフトランディングさせてみせたことには、感服の至りでありました。
でも、マリアが側妃というのは旧帝国の人たちはちょっと不満を募らせるんじゃないだろうか。本人の希望とは言え。
あと、ユリガがフウガの妹という身分である以上、政略結婚となれば相手はソーマしかいない、というのは理解できるのだけれど、できればいつもつるんでいたイチハくんと結ばれて欲しかったなあ。いや、今となってはユリガとソーマって年齢差もあるし、あんまり夫婦関係とか想像できないんですよねえ。ユリガちゃんは、ソーマだろうとイチハだろうと特に恋愛感情無くてビジネスライクなので、フリードニアに残れればどちらでもいいのかもしれないけれど。

しかしこれ、終わった結果としてハーン国の判定勝ち、とか言ってるけれど、傍から見てもフリードニアを中心とする海洋同盟の全土の戦力展開によるプレッシャーで、そのハーン国の侵攻が彼らの意思ではなく止められて(しかも実際戦闘行われてないからフリードニアは無傷で)、帝国を征服することは叶わずに解体されて、帝国の領土と過激派の人材は手に入れたものの、帝国の中軸となっていた国はジャンヌが女王となって海洋同盟に加わり、カリスマだった女帝マリアはフリードニア国王に嫁ぎ、となると帝国を吸収したのってむしろフリードニアに見えますし、圧倒的判定勝ちでフリードニア、にしか見えないけどなあ。

一応、このままハーン国との全面対決、ではなく今後はハーン国、魔族領への侵攻に舵を切るらしく人間同士の総力戦はなくなったようなのですけれど、さてついにこれまで謎とされてきた「魔王」が現れるのか。作品としてもクライマックス近づいてきたんでしょうかね。


12ハロンのチクショー道 ★★★★   



【12ハロンのチクショー道】 野井ぷら/卵の黄身 オーバーラップノベルス

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日本ダービーを制覇せよ!

12ハロン――競馬で数々の歴史を作り、人々を魅了してきた2,400mの道のり。
ある男は転生した――地方零細牧場の競走馬に。
その名はサタンマルッコ。
栗毛で額に位置する真ん丸の白い星がトレードマークのサラブレッド。
地方競馬を連戦連勝し、調教師小箕灘はオーナーの中川を説得して中央競馬へ参戦させることに。
「マルッコはダービーを獲る馬です」
さらに賞金を積み重ねたマルッコは日本ダービーへの切符を手に入れる。
騎乗するは数多のGIに優勝歴を残すベテランジョッキー、縦川友則。
だが彼は、日本ダービーで一度も優勝したことのないジンクスを抱えた騎手だった――。
「それでは日本ダービー、本馬場入場です」
かくしてファンファーレが鳴り響き、世代頂点の馬を決める優駿の門が開く。
金と見栄と名誉と意地が渦巻く熱狂の世界へようこそ。
これは競走馬にされてしまった男と、そんなでたらめな馬に魅了された人々の熱き競馬物語。
豆知識。競馬場のコース上に建ててある数字の書かれた標識は、ゴール板からの距離が記されたもので、1ハロンごとに建てられています。ハロンとはメートル換算で200メートル。
つまり、タイトルの12ハロンというのは2400メートル。現行のG1レースにおいては東京競馬場の日本ダービー。オークス、そしてジャパンカップで採用されています。
あんまり12ハロンとかは言わないんですけどね。電撃の6ハロン戦とか、1200メートル戦では使われたりしますけれど。
本作は競走馬として生まれ変わってしまった男の馬生を描く、と言っても当のサタンマルッコの視点では物語は描かれません。あくまで、かの競走馬と関わる人間たち、関係者の目線から描かれる物語となっています。勿論、人間たちはマルッコの活躍をただ見守っているわけではありません。調教師の先生も、馬の世話をする厩務員も、マルッコの生産者にして馬主となった牧場主も、そして当の馬に跨ってともにレースを走ることになる騎手も、直接関わることのない競馬記者も競馬ファンも、マルッコの競走馬としての走りに一喜一憂し、それぞれに各々の人生の一端を賭けて捧げていくことになるのです。
それを、きっと「夢を見る」というのでしょう。これは、一頭のとんでもない問題児となる競走馬に夢を見た、人々の悲喜交交の人間ドラマなのでした。
競馬というジャンルはギャンブルです。お金を賭けて、その回収に執心するどうしたって人の欲望をむき出しにするイベントです。でも、それだけならこんなにも過去の馬が、過去のレースが、過去の勝負が語られ続けることはないでしょう。人々は、馬たちの走りに心打たれ、感動し、魅入られ、記憶に焼き付け、いつまでもいつまでも熱を込めて、あの時垣間見たドラマを、伝説を、神話を語ってしまうのです。あの馬たちの名前を叫んでしまう。
忘れないんですよ、忘れられないんですよ。いつまでも、心に残り続ける。

これは、そんな競馬の一幕を描いたドラマです。夢を追い、夢を賭け、夢に挑んだ人間たちの、そして自身走ることに、勝つことに執念を燃やした馬と騎手との一心同体となって戦う闘争の物語。
彼らに夢を託した人々の願いの物語。

最初、サタンマルッコは一頭で走っていました。みすぼらしい見た目で、セリで売れもせず牧場主がブリーダーズオーナーとなって、走らせることになった誰も期待していなかった馬でした。だから、彼は一人で走っていた。上に乗せている騎手なんて信頼するどころじゃない、ただの斤量調整の重石に過ぎず、その指示はガン無視。自分で考え自分で仕掛け自分で走り抜く。
しかし、走る当人であり視野がどうしても限定されてしまい、駆け引きも十分に出来ない身の上としてどうしても限界があり、ある時増長と油断の末に自身の判断ミスでライバルの馬に敗北を喫してしまうのです。その時、鞍上の騎手……ベテランの縦川がマルッコの耳に囁いたのでした
。「マルッコ、俺にやらせろ。お前が描いた最適解を、俺がレースで見せてやる。ペースは任せろ。だからお前は走ることだけに集中するんだ」

その時から、一人と一頭は一心同体の一騎となったのです。
次は勝つぞ

時として、名馬は騎手とセットで語られます。唯一無二のコンビとして、かの騎手こそがかの名馬の全力を引き出したとして。あの騎手こそが、あの馬を勝利へと導いたとして。
この物語においても、サタンマルッコと縦川騎手はまさに最良のコンビでした。勝つために、一番先にゴール板を駆け抜けるために。夢を預けあった関係でした。
そして縦川騎手は、これまで勝てなかったダービーを、日本ダービーを。日本競馬の最高峰にして、誰もが目指さざるを得ない頂点を掴むための、最後の希望として、自分の夢をマルッコに託したのでした。

縦川騎手、モデルは横山典弘騎手ですね。職人にして、馬の気持ちを導く手腕に優れていて、あの気まぐれゴールドシップが全然走る気を見せず、ゴルシは相手との勝負で勝てるかどうかじゃない彼自身が走る気になるかどうかだ、と語られてた時期に、彼ならば走る気を起こさせてくれると鞍上を託された騎手でもありました。そうして走った2015年天皇賞(春)の当時の競馬の常識をひっくり返すレースっぷりは今なお語り継がれています。
レース前に自分が乗ることになった有力馬について多弁に語ってしまうと、そのレースで大コケしてしまう、なんてジンクスがあるのですが、縦川騎手もまさにそんな話があるので、モデルなんでしょうね。
ちなみに、ノリさんは既にダービーは二勝していて戴冠済です。今、ダービーだけが縁がない、というベテラン騎手っているんですかね。善臣さんはダービーというかクラシック全般縁ないし。

普段は人懐っこくてイタズラ好きでお惚け者でお調子者の問題児。でもレースとなると闘争心むき出しの闘士となる。そして今や縦川と人馬一体。
誰にも見向きもされなかった見すぼらしい貧相なクズ馬が、地方競馬から駆け上がり、今7000頭を超える同世代の馬たちの頂点たる日本ダービーの勝利の栄冠を。どれだけ足掻いても届かなかった一人の騎手の魂を売り渡しても手にしたかった栄冠を。
人々の夢を背に、一頭の畜生が一人の漢を背に乗せて、東京府中は2400メートルのターフを駆け抜ける。
これぞ12ハロンのチクショー道。

熱い夢が、熱いドラマが込められた、競馬という競技の魅力、サラブレッドという愛すべきものたちの魅力を描き出した、手に汗握る物語でありました。
イラストは馬は実にこうムキムキで愛嬌あって良く描けたと思うんですけれど、この絵師の人って前の戦記モノでも思ってたのですけれど、おっさん描けないのかなあ。調教師も騎手ももういい年したおっさんのはずなんだけど、貫禄もなにもない童顔の若者か子供かくらいにしか見えないんだよなあ。それだけがちょっと残念でした。


魔弾の王と凍漣の雪姫(ミーチェリア) 9 ★★★☆   



【魔弾の王と凍漣の雪姫(ミーチェリア) 9】 川口 士/美弥月 いつか ダッシュエックス文庫

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バシュラルを戦場で討ち、残す敵はガヌロン公爵だけとなったティグルたち。
だが、ガヌロンはファーロン王と、リュディの父であるベルジュラック公爵をさらって己の領地であるルテティアに逃亡した。
国王たちを救出すべく軍を編成するティグルたちの前に、ひとりの男が現れる。男はシャルルと名のった。
三百年前にブリューヌ王国を興した始祖であると。そして、「この国を奪う」と告げた。
『黒騎士』ロランを軽くあしらって逃げ去ったシャルルはさっそく行動を開始し、ブリューヌに戦風を巻き起こす。
彼の背後には、遠くキュレネーからやってきたひとならざる者たちの姿があった。
国を興した一代の英雄に、ティグルとミラはどう立ち向かうのか。
おいおい、既成事実という言葉が出始めましたよ!?
ティグルの活躍は功績として認められ、ブリューヌ王国としても無視できない重さを得ていく。何よりレギン王女が重用していますからね。かつてのような無名の田舎貴族の子息ではなくなったわけだ。
それは、ミラの伴侶として相応しい格を手に入れる、ミラと釣り合いが取れるだけの人間になる、という目的に叶うものではあったんだけれど……。そりゃ、ティグルがブリューヌ王国の重要人物になっていったら、他国の公国の戦姫であるミラとの婚姻なんて今までとは別のベクトルで難しくなりますよね。ミラも迂闊というか、そこまで深く考えてなかったよな、これ。ある意味、ティグルの事しか見ていなかった、とも言える。ミラにとって、ティグルは自分だけのもの、という意識があったんじゃなかろうか。アルザス伯領については考えることはあっても、ティグルがブリューヌ王国の者であるという点や、自分が所属するジスタートとブリューヌ王国の国際関係が障害になってくると果たしてどこまで頭にあったか。
そう考えると、リュディは凄まじく狡猾な立ち回りをしてるんですよね。ティグルとミラが相思相愛の仲であるという前提を踏まえた上で、そこにどう自分をいっちょかみさせるかを、今のティグルの微妙な立ち位置と自分がブリューヌでも大貴族である公爵家を継ぐ立場であることを逆に利用し、さらにレギンという強大な恋敵の存在をミラにチラつかせる事で、ミラに自分はティグルを奪う敵ではなくミラの味方ですよ、と刷り込ませる。外交的にもブリューヌ国内の調整的にもミラはティグルと結ばれるためにはリュディに一口噛ませないといけないと思っちゃうよなあ、これ。
ティグル本人も積極的にアピールして自分が彼の初恋の人だというのを思い出させつつ、今も憎からず思う可愛い女性だと刷り込み、強烈に意識させる。
強か、というほかない立ち回りである。リュディ自身、父である公爵の死が確定して悲しむ暇もなく自分が公爵家を継がなくてはならない現実が目の前に迫った事で、悠長にしていられなくなったというのもあるのだろうけれど、追い詰められるほど冴え渡るキレッキレのリュディの動きが目立つ回でもありました。

まあ本編の方はシャルル復活!! がほぼすべてを持っていっているわけですけれど。
いやあ……これは想像していた以上にカリスマだわー。それもこんなに陽性で前向きで人を惹きつける魅力の持ち主だったとは。生き返ったことに対してもう少し悩んだり恨んだり、生前の負の感情を持て余していたり、となんらかの陰の要素がこびりついているのかな、と思ったらなんかもう凄く明るいんですよね。復活したからには戦前の未練を果たすぜー、と前向きに世界征服目指しているし。
もっとも、それは彼自身の未練もさることながら、ずっと置き去りにしてしまっていたガヌロンの期待に応えてあげるため、という理由も大きそう。
そう、ガヌロンがまた別人か、というくらい生き生きしてるんですよね。いや、あんたそんな明るいキャラだったか、と。世の全てを嫉み、人を蔑みきっていたような人物だったガヌロンが、皮肉交じりとはいえ軽口をたたき、シャルルの無鉄砲にため息を付きながらもどこか楽しそうに尻拭いをしたり、とああシャルルの生前はこんなふうな良いコンビだったんだなあ、というのが伝わってくるようなやり取りに、二人の友情の深さが垣間見えるのです。
どうして、ガヌロンがあれほどまでにシャルルの復活に固執したのか。どれほど優れた人物を目の前にしてもシャルルと比べて、大したこと無いと断じてしまっていたのか。ガヌロン、ほんとにシャルルのこと好きだったんだなあ。
そんなガヌロンの気持ちを、妄執にまで落ち、魔物同然に歪んでしまうほどに自分を待っていたガヌロンの執着を、シャルルがほぼ正確に把握してるっぽいのも。そんな彼を置き去りにしてしまったことをシャルルが後悔しているらしいところも、また二人の絆の深さを感じさせるんですよね。決してすれ違いではない、ちゃんと繋がりあった主従だったのだ。
このコンビは強いぞ。多分、それぞれ一人ひとりならどれほど強大ではあっても、倒しようは幾らでもありそうなのだけれど、シャルルとガヌロンが二人揃っていたらなんかもう無敵感があって、これ勝てるんだろうかほんとに。あんまり負ける姿が思い浮かばないのだけれど。
でも、前言を翻すけれど二人が負けた時の末路というか、二人がどういう結末をたどるかというのは逆に容易に思い浮かぶんですよね。二人の繋がりの深さが、シャルルの後悔が、それを思い描かさせくれる。
さてもティグル、頑張らないとなんだかんだで主役取られちゃうぞ、これ。
そして、地味に頑張り続けているザイアンくん。こいつ、根本的に小物チンピラ魂は失わないのに、なんでか一線を越えないままギリギリで大事な部分を守って、なんか成長しているように見えてしまう不思議。ちゃんとビビりながらも親父に言うべきことを言えるだけの根性というか勇気も持てるようになりましたしね。そのせいか、ティナルディエ公とザイアンが不器用ながら真っ当な親子としての情愛を交わし始めて、凄く健全な父子になりはじめてるのが微笑ましい。ティナルディエ親子を微笑ましいと思う日が来るとは思わなかった。わりと堅実に一軍を率いられているのもポイント高い。下手に貴族意識高いだけの指揮官より、ザイアンの方が普通に頼もしい指揮官に見えるし、実際ちゃんとやってるもんなあ。
あの物怖じしない無表情キャラな竜の世話係の侍女と、果たしてどうなるんでしょうね。身分はある意味ミラとティグル以上に差がありそうだけど。普通なら愛妾枠なんだろうが。





異世界転移、地雷付き。3 ★★★   



【異世界転移、地雷付き。3】 いつきみずほ/猫猫 猫 ドラゴンノベルス

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ついに家を建てます! 痛快・のんびり異世界開拓ライフ、第3弾!

ついにラファンの街に家を持つことにしたトーヤたち。とはいえ今日も金策に奔走していた。そんな中、ギルドで割のいい薬草採取の依頼を受けることに。併せて、これまた高額な対価がもらえる売れるマジックキノコ採取や、グレートサラマンダー捕獲も目指す。しかし、もちろんそんなに都合よくいくはずもなく……。開拓ライフをのんびり過ごす夢の実現は、まだ当分先のようで……。
家、まだ建ちません!
希望に叶う建売住宅が見つからなかったので、土地を購入して注文して家を建ててもらうことにしたトーヤたちでしたが、当初は売り家を探していたものですから、家を建てて貰うとなるとさすがに持ち金が足りずに、土地の売買交渉をギルドの受付お姉さんに依頼し、自分たちは金策に励むことに。
こういう売買交渉もやってくれる、となるとギルドの組織としての大きさが伺い知れるというものです。
ちょっとこの世界、冒険者が採取や狩猟で獲ってきた獲物の売値がどうにも高い気がするんですよね。食料品なのに、めちゃくちゃ高いんですよ。高級品として処理するにしても、トーヤたちは毎日のように供給してくるわけですから、はたして消費出来るんだろうかと思うほど。かと言って、庶民の手にワタルまでに卸すには売値高い気がするんですよね。はたして、需要と供給のバランス取れているんだろうか。
と、疑問に思っていたのですが、ギルドにこれだけ組織としての体力や権威があるとなると、或いはギルドから補助金みたいなのが出てるんでしょうかね。冒険者がどんどん狩って間引きしてもらわないと、魔物系統なんか危険、という事もあるみたいですし。
トーヤたちは効率的に狩っているから、やたら金溜まっていっていますけれど、普通の冒険者のペースだと、これ以上売買価格が低下したらそもそもやってけなさそうなだけに、ギルドが下支えしてるのかなあ、と。
というか、普通に考えたら冒険者なんて職業なんて成り立たない、って事なんだろうなあ。
しかして、稼げる人たちなら一攫千金じゃないのこれ、という勢いでお金が貯まっていくのがこのレートなわけで。土地付き一戸建てを、この僅かな期間で買えるだけの稼ぎってびっくりしますよね。
さらに、トーヤたちは空間拡張と重量軽減のマジックバックの自作に成功したことで、沢山狩ったわ採取したわ、でも持ち帰れなくて廃棄、というガッカリを味わわなくてよくなり、狩れば狩るほどに儲けることの出来る態勢が整ったのですから、もう無敵じゃないですか。
このタイミングで、ナツキとユキという友人たちが仲間として加わったのも良かったんでしょう。仲間が増えるということは食い扶持が増えるということで、今まで以上に稼がないと、これまでと同じ収入だと頭割りする数が増えたことで、個々の収入が減ってしまうところでしたもんね。
しかし、マジックバックが手に入ってイクラでも獲物を持ち帰って換金できるようになったことで、むしろ沢山狩れるように戦力が増えるのはもってこいでしたし、単純に人数が増えたことでやれる事の選択肢が増えましたしね。

というところで、オークの大量発生が起こり、五人は金策のためにもオーク狩りに勤しむことになりました。って、オーク食べるのかー……。かりにも人型の生物を解体して食料にして、というのはさすがに抵抗がある。いや、この世界はゴブリンですらも、解体対象だしなあ。人気無いとはいえ。
ナツキが戦闘面で非常に頼りになる一方で、意外とナオの方が魔法も槍も使えるけれどちょっと戦力として中途半端になってきたような気がする。オークリーダー戦は、けっこう綱渡りのところがあって危なかった。もしなにかミスやらかしてたら、と当人たちも危ない橋を渡ったことは認識していたみたいですし。生活のためである以上、必要以上の危険は回避しなくてはならないけれど、オークの大量発生という非常時でもありますし、行くか戻るかの判断は難しいところだなあ。いずれにしても、ここはもう一度足場を固めて戦力の強化と習熟に努める時期なのかもしれない。

さて、トミーの方も実直に日雇いのバイトで働いて何とか最低限の生活基盤を整えたところで、トーヤの伝手で鍛冶屋で見習いとして働けるようになったわけですが、こうしてみるとやっぱりスキルってズルいくらい便利ですよねえ。今まで鍛冶した事がなかったのに、いざやったら出来るわけですから。勿論、勉強が必要ですしだからこそ武器屋のおっちゃんに弟子入りしたわけですけれど、出発点が違いますし教えてもらう、の意味もこれ違ってくるでしょうしね。
スキルの中には地雷付きで酷い目に合う転生者も多くいるのですけれど、そもそもスキル一つも貰えなかったら殆ど誰も生き残れなかったんじゃないか、というくらいですし、やっぱり邪神さんトータルで見ると親切ですよねえ、これ。

しかしこれ、ナツキってけっこうガッツリとナオに思慕を抱いてるのかー。ナオ当人はともかくとして、ハルカとしてはどういうスタンス取っていくんでしょうね。今の所目立った反応見せていないけれど。



今年のライトノベルを振り返る、前に10年前のライトノベルを振り返ってみよう! 新人編  


去年も同じような記事を書いたのですけれど、今年はちょいと早めに、まずその当時の新人さんから取り上げたいと思います。
新人と言っても、今から10年前ですから今も作家を続けていらしたらもうベテランでしょうね、10年現役なら。
今から10年前の2011年に各ライトノベルのレーベルからデビューした方々は、現在と違ってほぼほぼ新人賞の受賞者とそこからの拾い上げ、によって構成されていました。
現在の小説家になろうやカクヨムの連載からのデビュー、というのは皆無……ではなかったんですよね。
実は、2011年にあの【魔法科高校の劣等生】が第一巻を発売しております。【ソードアート・オンライン】がこの2年前ですから、ようやくちらほらと界隈でも名だたる大作がようやくチラホラとデビューしだしたという時期だったんでしょうね。本格的にウェブ小説からのデビュールートが増えてくるにはまだ数年を待たなくてはならなかったはずです。



さて、こちらが当時の2011年の暮れに纏めた新人作品のラインナップとなっています。
だいたい初年度かその翌年には姿を見なくなってしまうのですが、その最初の山を超えると結構長きに渡って作品を出し続ける方も多くなってくるんですね。
しかしやはり10年というのは長いようで、今もなお現役でバリバリと作品を書き続けている人となるともう数えるほどになってしまいますねえ。
【はたらく魔王さま!】の和ヶ原聡司さん。
望公太さんも、様々なレーベルで書きまくっている上に脚本なんかも手掛けてるのかしら。今脂が乗ってる作家さんですよねえ。
他にもHJ文庫で超長編シリーズ書き続けている鷹山誠一さん。
【裏世界ピクニック】でブレイク中の宮澤伊織さん。
最近【幼なじみが絶対に負けないラブコメ】が大ヒットした二丸 修一さん。
新作【魔女と猟犬】も相変わらずのキレキレっぷりでエッジのきいた作品を出し続けているカミツキレイニーさん。
上総朋大さんも今年、新作久々に出してたなあ。
コンスタントに作品を出し続けて、講談社ラノベ文庫の主力を担い続けている澄守彩さん。
アニメ化もされた【魔法少女育成計画】の遠藤浅蜊さんもこの年のデビューでした。
八針来夏さんは書籍化はされないのですけれど、偶に新作をウェブで発表してるのでいつかまた本で読みたいです、絶対買うので。
他にもまだポツポツと新作出してる方もいらっしゃるんですかね。10年経って今なお現役で頑張ってくれている方がこれだけ居る、というのは果たして多いのか少ないのか。でも今まさにブレイクして絶頂期という人もいるのが凄い。
なかなか生き残るのが難しい業界ですし、昨今はさらに毎年ちょっと追いかけるのが不可能な数の人がデビューして飽和状態のライトノベル界隈ですけれど、さらにもう10年後でも新作を出し続けてくれていたら、嬉しいんですけどね。













賢者の弟子を名乗る賢者 4 ★★★☆   



【賢者の弟子を名乗る賢者 4】  りゅうせんひろつぐ/藤ちょこ GCノベルズ

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九賢者の1人ソウルハウルの足取りを追うミラが次に向かった先は、深緑に眠る『天魔迷宮プライマルフォレスト』。
だがミラがそう素直に目的地にたどり着くはずもなかった。実はその森で不可思議な現象が起きていた。決してその場所では現れるハズがない、強力なモンスターが出没しているというのだ。
そのため、森で生活を営む狩人たちが、拠点から出られずに死を待つばかりという状態に陥っていた。
事件はそれだけではなかった。
精霊誘拐事件の犯人である「キメラクローゼン」が姿を現わしたのだ。そして対抗組織である「五十鈴連盟」との戦闘に巻き込まれるミラ。あっちこっちにと大忙しのミラは、本来の目的であるソウルハウルにたどり着くことはできるのか!?

アルフェイルくん、ミラのパンツ見すぎ!
ともあれ、少女の姿になって心の方もかなり女の子っぽくなってきているミラですけれど、人を教え導くということに関しては根っから好きなんでしょうね。ダンブルフという老人の賢者故のロールプレイではなく。惜しみなく知識を教え、良い所を見つければそれを伸ばし、折れそうになっている人を見かければ自分が前に出るのではなく、後ろから支えて自身の力で踏ん張らせる。
アルフェイルくんに術を見せてくれるように乞われ、さらにミラの実力を見抜いて戦って貰えないかと頼まれた際も、言われた以上にアルフェイルの戦いへの餓えを見抜き、停滞しかけていた彼をより伸びるように戦ってあげたのは、あれは教導者ならではの対応ですよねえ。
強力な魔物に襲われて破れ、砦に籠城する他なくなり、それも毎夜の襲来についに陥落させられそうになり、心折れかけていたハンターたちに対しても、自分が代わりに魔物を倒してしまうのではなく、召喚獣でタンク役と回復薬を引き受けて支援を万全にし、その上で彼らハンター自身の手で自分たちをボロボロにした相手を倒させることで、自信を取り戻させようという気遣いは、なかなか出来るもんじゃありません。
ダンブルフがその強さに畏怖される以上に、彼を知るものからは尊敬を受けていたのもこういう所だったんでしょうなあ。
それはそれとして、長時間ペガサスに乗って移動してたら股擦れして痛くなって、色々と姿勢を変えて我慢しながら苦しむミラさん、なんかもうかわいいです。
新たに仲間というかペットになったピュアラビットに煩さでは一番だろう召喚獣にケット・シーと小動物が揃うとこれまた絵面が可愛い、しかなくなるんですがどうしてくれる。
段々とミラ自身も自身の「可愛い」に余念がなくなってきて、衣装についても可愛い服に対して色々と興味を持つようになってきましたし、さらには身だしなみや美容に関しても女性冒険者から応用で使える魔術なんかを教えてもらったり、とかなり重要視するようになってきてるんですよね。
ここらへん、完全に心のほうが見た目相応の女の子の方へとガンガン傾いてきているんじゃないでしょうか。もう「わし、かわいい」に違和感がなくなってきたぞ。

それはさておき、ここしばらく精霊の消失案件で名前が取りざたされるようになってきたキメラクローゼンに、ミラもついに本格的に接触することに。
さらに、精霊が奪われ消えることで起こる悪影響が、目に見える形で現れはじめるのである。と、同時にキメラクローゼンと対立する組織も現れ、とここに来てガタガタと物語が動き出した感じがあります。ほぼ災害と言っても過言ではない形で精霊の消失によって悪影響が出だしたら、ソロモンも国王として黙っていられないですしね。さらにキメラクローゼンが目論む企みもだんだんと形が見えてきましたし。まあそれもわかってきたら、放っておけない対処が必要になってくるわなあ。
とはいえ、ミラとしては引き続き行方のわからない九賢者を見つけるためのおつかいクエストはしばらく続きそう。

しかし、本作は登場人物で特に悪いやつでない人たちはみんな好人物ばかりで、気持ちいいですねえ。別にみんながみんな善人、ってわけでもないんでしょうけれど、善人でも面倒くさかったり鬱陶しかったり独りよがりだったり言動が鼻についたり、と善であることと好人物だったり快男児だったりする事とはイコールじゃない。でも、本作でミラと出会う多くの人は、変態だったり変人だったりすっとぼけてたりもしますけれど、話していても心根に淀みを感じないですし、思わず笑顔がこぼれてしまうような気持ちの良い、さっぱりした人ばかりなので、その意味でもストレスフリーなんですなあ。

さて、次回は見た目も映える大陸鉄道編。なかなか見た目もインパクト強いド迫力の列車が出てくるみたいなので、鉄道の旅の醍醐味もあって楽しみ楽しみ。


パパ活JKの弱みを握ったので、犬の散歩をお願いしてみた。1 ★★★☆   



【パパ活JKの弱みを握ったので、犬の散歩をお願いしてみた。】  持崎湯葉/れい亜 ガガガ文庫

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お隣JKと繰り広げる匂いフェチ系ラブコメ

残業帰りの会社員・梶野了は、女子高生がパパ活をしている決定的瞬間を目撃する。
彼女には見覚えがあった。同じマンションに住むお隣の娘さん、香月乃亜である。
「親には言わないでください、なんでもしますから」そう懇願する彼女に梶野は、一つの要求をする。
「じゃあ、犬の散歩よろしく」
奇妙なきっかけから始まった二人の関係は、次第に親密になっていき--。
「カジさん、匂い……嗅いでもいいっすか?」
「なんで!?」
匂いフェチのパパ活JKと、お疲れサラリーマンが贈る、新感覚ドタバタラブコメディ堂々開幕!
まさかのおじさん加齢臭をターゲットにした匂いフェチJKである。業が、業が深い!
しかもただのフェチじゃなく、若干中毒症入ってませんか!? 加齢臭ジャンキーじゃないですか? 加齢臭吸ってるトキ、キメてる感がバリバリに出てしまっているんですが。
お隣さんの娘さんの乃亜が、見知らぬ大人の男性に車で送ってもらって帰ってくるのを目撃してしまった梶野さん。疲れ果ててメンタルやばくなっていた彼は、彼女に大人の男性の怖さを教えるためとしばらく散歩に連れて行ってあげられていなかった愛犬のために、とっさに彼女を部屋に連れ込んで黙っている代わりに犬の散歩をして、と要求してしまう。
これはこれで、わりとアウトである。
その御蔭で、むしろ逆に乃亜に軽く脅迫されて付きまとわれるはめになってしまうのですが。疲れ切っていると、頭回らなくなるんですよねえ。
あまり犬には興味なく、仕方なく何度かわんこのタクトを散歩させてそれでおしまい、にするつもりだった乃亜。梶野の方も頭回って無くて無茶したなあと思っていたので、数回散歩シてもらえればそれで終わりのつもりだったんですよね。ところが、まず乃亜がタクトを連れての散歩にハマってしまう。無邪気なわんことの戯れと、犬を連れて散歩すると何の意図もなく気軽に声をかけてきてくれる同じ散歩中の人や犬好きの人との交流が、心休まらない日々を送っていた彼女にとって癒やしになっていくのである。
母親と折り合い悪く、学校でも中学の頃に揉めてトラブった際に同級生の大人気なさ子供っぽさに幻滅しきっていた乃亜は、学友との交流を一切絶って孤立を良しとしていました。でも、周りを全部拒絶する生き方はやっぱりしんどかったのか、拠り所として頼れる年上の大人の男性を求めるようになっていったんですね。家庭環境、母一人娘一人で父親いないみたいですし。さらに加齢臭フェチというのもあいまっていたわけで。
そんなこんなで、寂しい時はパパ活で紛らわせていたのである。性的な接触は一切なく、一緒にご飯食べて、という塩梅にとどめてはいたものの、そんな出会い系で女子高生と会おうとしている男が欲望抜きにそんな事をしているわけがなく、彼女の行動は考えなしの軽率と言われても仕方のないものでした。
だからこそ、梶野さんはそれを実感させようと冒頭の行動にうって出たわけですけれど。
幸い、乃亜は心底アホの子ではなく、梶野の意図もちゃんと察する聡さはありましたし、タクトとの散歩や年齢はいささか好みからは下がるけれども、頼りがいありつつ可愛げのある大人である梶野の部屋に入り浸ることで、寂しさや孤独感が解消されたことでパパ活からは遠ざかって行くのでした。
ちなみに29歳はおじさんじゃないですからね! アラサーってのは青年の範疇なんですよ。三十路だってまだ若い、若い、若いんですから。
でも若い若いと言っても大人は大人なんですよね。大人なんて中身は全然大人じゃないのも事実なんですけれど、それでももう子供でもないのは確かなんですよ。その意味では、乃亜はまだまだ社会の悪意も知らない、子供に過ぎないとも言えるのでしょう。生きづらさにあえいで呼吸困難になるのに、大人も子供もないのもまた確かなんですけどね。それでも、乃亜はその息継ぎのために危なっかしい事をしてしまい、今梶野に寄りかかっている。拠り所として頼りにしている。
それが悪いって訳でもないんでしょうけれど、そうしている間は梶野もこの子の事を子供扱いしてしまうんでしょうね。
そんな梶野だって、完璧な大人じゃないし頼られてもうまく対応できない事もある。乃亜が思い描くような大人の男性とは裏腹の、弱い部分だってたくさん抱えている。
そんな頼りない梶野に直面した時、乃亜がうろたえてしまったのは無理もないのですけれど、彼に幻想を抱いている間は梶野に対して依存しているとも逃げ場にしているとも言えなくもない間柄ではあったんですよね。
そんないびつさを、相談されたとは言え恋敵である乃亜にビシッと指摘しちゃう日菜子さんはちょっとお人好しが過ぎますよ。塩を送るどころじゃない、殆ど致命的と言っていいクリティカルな痛恨の支援じゃないですか。引き換えにとてつもない尊敬と信頼を乃亜から受けてしまう日菜子ですが、梶野と乃亜の関係に決定的な一撃を入れてしまったわけですから、よくまあやってしまったなあ、と。
イイ人過ぎて、これ絶対に報われないタイプだ。
いやもう、内心この女めんどくせー、と罵倒しくさりながら、ついつい的確なアドバイス送っちゃう日菜子さん、ものすごい好きです。報われなさそうだけどなー。そしてそれが似合う女w
とはいえ、自分の恋に自信を持てた、浮かれに浮かれてでも照れまくりデレまくる乃亜もまた、それはそれで残念臭が漂うのですが、梶野さんからの大切にされっぷりがまた半端なくなってきて、うんどこか社会から足を踏み外しかけてた少女が、明るく楽しくテンポよくただただ恋にときめく女の子になっていく様子はとても良きものでした。



 
1月27日

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1月26日

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1月25日

(オーバーラップ文庫)
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(MF文庫J)
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(MFブックス)
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(ダッシュエックス文庫)
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(ガルドコミックス)
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1月21日

(ガンガンコミックスJOKER)
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(MFC)
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(MFコミックス アライブシリーズ)
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(KCデラックス)
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(イブニングKC)
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(モーニング KC)
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1月20日

(富士見ファンタジア文庫)
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(チャンピオンREDコミックス)
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(ヤングチャンピオン烈コミックス)
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(単行本コミックス)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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(ヤングマガジン サード)
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1月19日

(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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(サンデーGXコミックス)
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(裏少年サンデーコミックス)
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1月18日

(ガガガ文庫)
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(ガガガブックス)
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(少年サンデーコミックス)
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(少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)
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1月17日

(電撃の新文芸)
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(KCデラックス)
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(講談社コミックス)
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(講談社コミックス)
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(講談社コミックス)
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1月15日

(アース・スターノベル)
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(アース・スターノベル)
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(富士見L文庫)
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(富士見L文庫)
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(コロナ・コミックス)
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1月14日

(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GA文庫)
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(GAノベル)
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(GAノベル)
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(GAノベル)
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1月12日

(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(ゲッサン少年サンデーコミックス)
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(ビッグ コミックス)
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(アース・スター コミックス) Amazon Kindle B☆W


(アクションコミックス(月刊アクション))
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1月10日

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1月8日

(BLADEコミックス)
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(電撃文庫)
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(カドカワBOOKS
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(TOブックス)
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(ドラゴンコミックスエイジ)
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(角川コミックス・エース)
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(電撃コミックスNEXT)
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(角川コミックス)
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1月7日

(少年チャンピオン・コミックス)
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(マガジンポケット)
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(マガジンポケット)
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(good!アフタヌーン)
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(シリウスKC)
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(ガンガンコミックスUP!)
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(SQEXノベル)
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1月6日

(KCデラックス)
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(ヤンマガKCスペシャル)
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1月5日

(ヒーローズコミックス)
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1月4日

(ジャンプコミックス)
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(ヤングジャンプコミックス)
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12月28日

(GCノベルズ)
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(HJ文庫)
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(講談社ラノベ文庫)
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(一迅社ノベルス)
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(角川コミックス・エース)
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(ビッグ コミックス)
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12月27日

(ヒーロー文庫)
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(YKコミックス)
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(B's-LOG COMICS)
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