ライトノベルサイト杯

2010年上半期ライトノベルサイト杯、結果  

2010年上半期ライトノベルサイト杯、結果発表速報版

ということで、結果が出たようなのですが……【ベン・トー】が圧倒的最多得票かー。自分も投票した口なのですが、ここまで票数が伸びるとは思わなかった。

そして、新規でメキメキと票数を伸ばしたのが、ファミ通文庫の新人賞二作【空色パンデミック】と【ココロコネクト】。両作とも、発表時に絶賛したものですが、素晴らしいのが二作目以降も評価を落とすどころかさらにあげているところ。個人的にはパンデミックの方は二作目が一作目に比べてちょっと思っていたのと違う方向に行ってしまったので、投票からは外したのですが、三作目がまた偉いことになっているので、シリーズの評価としては納得。
【ココロコネクト】はもう言う事無しです、自分としては。

今回、自分の予想と大きく食い違ったのが【カンピオーネ!】の位置。これは一気に伸びてくると思ったんだけれどなあ。正直、上位争いするものだと思い込んでいた。自分の中ではこの作品の面白さは、もう近年稀に見るお祭り状態だったものだから、世間とのギャップに気づいてなかったのかしら。そうか、【カンピオーネ!】のブレイクスルーはまだだったのか。
でも、間違いなくこれからガンガン前に上にと出てくる作品だと確信しているので、注目ですよ、注目。

そしてもう一作【神明解ろーどぐらす】、これも絶対伸びてくると思ってる作品。この時点で15票を集めている、というのはいい傾向かもしれない。
【シャギー・ドッグ】が自分だけじゃなく3票入ってたのは、なんだか嬉しかった、うん。

あ、ちなみに私が投票したのはこの作品群であります。

【アップルジャック】は結局、自分独りだけか(苦笑
レーベルが「幻狼ファンタジアノベルス」というのも大きいんだろうな、認知度的に。


で、肝心の自分が読んでない本、なのですが【さくら荘のペットな彼女】がえらい票を集めていてびっくり。この作品、今そんなに流れが来てるんだ。
ちょうど先日、一巻を購入して積読したままなので、折を見て読んでみるつもり。
それから、もう一作気になったのが【織田信奈の野望】。これ、一巻は読んだのですが、戦国好きとしてもラブコメ好きとしても仮想戦記好きとしても頭を抱えて蹲ってしまうような作品で、もう躊躇せず継続購読から放り投げたんですが、どうも感想を見てると、二巻、三巻と巻を重ねるごとに面白さが別次元のように変わっているらしいんですよね。
さすがにここまで絶賛されていると気になる。これも、思い切ってもう一回挑戦してみる所存です。

2010年上半期ライトノベルサイト杯  

<<2010年上半期ライトノベルサイト杯>>に投票します。

うわぁ、ヤバかった。投票が開始されているの、全然気づいていませんでした。危うく締切りまで気づかないままスルーしてしまうところだった。
というわけで、宜しくお願い致します。

<新規部門>


 
<神明解ろーどぐらす>
 比嘉智康/すばち MF文庫J

【10上期ラノベ投票/新規/9784840134262】

感想はこちら 1巻 2巻



 
<ココロコネクト>
 庵田定夏/白身魚 ファミ通文庫

【10上期ラノベ投票/新規/9784047265370】

感想はこちら ヒトランダム キズランダム




<ウチのメイドは不定形>
 静川龍宗 原案:森瀬繚/文倉十 スマッシュ文庫

【10上期ラノベ投票/新規/9784569674605】

感想はこちら




<既存部門>


<カンピオーネ! 6.神山飛鳳>
 丈月城/シコルスキー スーパーダッシュ文庫

【10上期ラノベ投票/既存/9784086305396】

感想はこちら




<シャギードッグ V 虹の幕間 〜Interlude:Scraps of rainbow〜>
 七尾あきら/宮城 GA文庫

【10上期ラノベ投票/既存/9784797359619】

感想はこちら




<世界平和は一家団欒のあとに 10.リトルワールド>
 橋本和也/さめだ小判 電撃文庫

【10上期ラノベ投票/既存/9784048686044】

感想はこちら




<“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店 7>
 御堂彰彦/タケシマサトシ 電撃文庫

【10上期ラノベ投票/既存/9784048684026】

感想はこちら




<ベン・トー 5.北海道産炭火焼き秋鮭弁当285円>
 アサウラ/柴乃櫂人 スーパーダッシュ文庫

【10上期ラノベ投票/既存/9784086305280】

感想はこちら




<レンタルマギカ 銀の騎士と魔法使い>
 三田誠/pako 角川スニーカー文庫

【10上期ラノベ投票/既存/9784044249236】

感想はこちら




<アップルジャック2 ―Pousse-cafe― >
 小竹清彦/mebae 幻狼ファンタジアノベルス

【10上期ラノベ投票/既存/9784344819672】

感想はこちら



今回は新規が三作、既存が七作という腑分けになりましたが、新作は三作ともが期待の新星。
【神明解ろーどぐらす】は生徒会の一存や僕は友達が少ないという代表作によって一大潮流になりつつある、駄弁り系ラノベの新機軸。どこかの部活やサークルで活動するのではなく、学校から家に帰るまでの時間、そう下校、帰宅部、道草にスポットを当てた話なのである。男女四人が全力全開で下校を楽しみ尽くす話は、読んでるこっちまで楽しくて仕方なくなってくる。そして紡がれつつある、繊細で美しくすらある恋物語の情景描写。
今一番期待の新シリーズである。
そして同じく、男女グループ五人が不可解な介入者によって起こされる異常事態に巻き込まれ、傷つき痛めつけられながら絆を友情を、そして恋を深めていく青春模様を描いた傑作が【ココロコネクト】。デビュー作の一巻も素晴らしかったのだけれど、このシリーズは二巻を以て際立った傑作へと立脚したと言っていい。一巻で感じていた不満点や足らないと思った部分を、二巻では見事に全部これでどうだと言わんばかりに昇華されてきた日には、参りましたと両手を上げるしかなかった。
んでもって、【ウチのメイドは不定形】である。もう、これはなんもかんもあったもんじゃなかった。テケリさんがかわいすぎる!! テケリさんの可愛さが異常すぎて、ダウナー的な意味ではなくアッパー的な意味でSAN値が大変なことに!!
てーててけてけ、てけりりん♪ てけて、てけて、てーけりりんー♪


既存作品の方は【レンタルマギカ】が前回に引き続いて選出。前回の時に最新作が最高傑作、と書いたのがそのままつづいているんですよね、これ。第二部突入の第一作目にあたる本作では、これまで成長を続けてきた主人公のいつきが、ついに確変入りましたよ。降りかかってくる火の粉を払いのける側、いわゆる受動型から、火元を根本から立とうとする能動型へ。舞台の駒からプレイヤーへと進化したイツキと、彼の率いるアストラルの活躍から目が離せません。

今、一番面白いライトノベル! ともう自分の中では言い切ってしまっていいかもしれない【カンピオーネ!】。最新刊は7月発売で投票範囲外なので、そちらは下半期の方で大いに賛辞することにして、その前哨戦であるこの六巻の方も、前哨戦にも関わらず大盛り上がりの大騒ぎである。
もう、とびっきりに面白い。野放図なまでに面白い。破天荒なまでに面白い!!
ライトノベル界隈において、伝説の主人公となりつつある護堂さんの活躍を、今からでも遅くはない見るべし見るべし。

完結を迎えたシリーズものは二点。
【世界平和は一家団欒のあとに】がついに完結。感無量である。これ以上ないくらいの大団円。全部やり切った上でのハッピーエンド。あの星弓さん家の人々の姿がもう追えないのかと思うと、無性に寂しくなってきてしまうくらいに、大好きな作品でした。
一方で大団円とは言えない衝撃的な、でもある意味究極のハッピーエンドともいえる結末を迎えたのが、【“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店 7】。ある種のラブストーリの極致とも言うべき終わり方なんですよね、これ。純愛の果ての果て、凄絶すぎるほどの渾身の愛。衝撃的で、感動的な結末でした。

ちょっと作者的な意味で極まっていたのが【シャギードッグ V 虹の幕間 〜Interlude:Scraps of rainbow〜】。これ、七尾あきらという作家を追っている人なら、もうメロメロにされてしまうこと請け合いの、七尾作品の究極を究めたような、成分を煮詰めに煮詰めて煮凝ってしまったような、七尾ファンにとっては垂涎の一作に仕上がってるんですよね。こんな七尾が読みたかった、というのを実現してしまったというべきか。至福にして悦楽である。

【ベン・トー 5】は、感想記事書いた時点ではまだ評価を定めきれてなかったんですが、時間が経つに連れて、この五巻目の内容って、テーマ性からするとシリーズ最高峰なんじゃないかと考えるようになってきた。狼とは関わりのない一般人である広部さんを絡ませることで、狼や一般人の区別なく、誇り高き生き様とは如何なるものなのか、というのを半額弁当の争奪戦という色物を下敷きにしながら、見事なほどに描ききっているんですよね。
噛めば噛むほど、読みこめば読み込むほど味わいが出てくるというのは、名作の証拠だ。

んでもって、最後に挙げる【アップルジャック2 ―Pousse-cafe―】。一巻のときでも既に充分面白く完成されたエンタテインメント作品だった本作ですけれど、二作で主人公が少女シトロンに変わったことで、全体的にさらにクオリティが高められ、ノリとテンポとリズムが弾けているB級アクション作品として、素晴らしいことになってしまっている。一巻では主人公のアップルジャックがある意味完成されすぎていたせいで、彼の突出した存在感に、他のキャラクターたちも引っ張られ、影に入ってしまっている節があったんですが(そう思うようになったのは、二巻での描かれ方を読んだからですが)、こちらではシトロンを支えるかけがえのないチームのメンバーとして、なにより家族としてスプリッツァーやストレガ、そして新たに参入するキャラたちがみんな良く立ってて、敵キャラもまた個性的で存在感を発揮していることで、全体的に底上げが成ってる感じなんですよね。
とにかく、難しく考えずに底抜けに楽しめるエンタメアクションとして、これ以上ない逸品です。


今回挙げた十作以外にも、つい最近読むことの出来た【ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり】や、富士見の大賞作品【神さまのいない日曜日】。【僕は友達が少ない】や【ミスマルカ興国物語】、【空色パンデミック】【お茶が運ばれてくるまでに 〜A Book At Cafe〜】など、どれを挙げるかかなり悩んだんですが、最終的にこんな形になりました。
どれにするか悩めるくらいに面白かった作品があるってことは、幸せなことです、はい。

2009年下半期ライトノベルサイト杯  

結果、出てたみたいですね。

2009年下半期ラノサイ杯結果ページ(新規作品部門)
2009年下半期ラノサイ杯結果ページ(既存作品部門)


うえお久光氏の【紫色のクオリア】が、堂々の第一得票数。ちなみに、私も投票しました。
これはまず間違いなく上位どころか、一番票集めるに違いないと確信してたら、実際そのとおりになりました。まあ、それぐらいものごっつい作品だったと言うことで。

一冊で綺麗に完結していますので、これを機会に手を取ってくださる方が増えてくれますように。

【紫色のクオリア】 うえお久光 (電撃文庫)
紫色のクオリア (電撃文庫)

私の感想


ちなみに私が票を投じた作品の状況は以下の通り。

新規部門
【龍盤七朝 ケルベロス 壱】 古橋秀之(27票)
【天川天音の否定公式】 葉村哲(2票)
【陰陽ノ京 月風譚 黒方の鬼】 渡瀬草一郎(3票)

既存部門
【翼の帰る処 ―鏡の中の空―】 妹尾ゆふ子(9票)
【テスタメントフリューゲル】 冲方丁(20票)
【時載りリンネ! 5 明日のスケッチ 】 清野静(5票)
【葉桜が来た夏〈5〉オラトリオ】 夏海公司(7票)
【さよならの次にくる<新学期編>】 似鳥鶏(5票)
【レンタルマギカ 滅びし竜と魔法使い】 三田誠(4票)

殆どが一桁台w 陰陽ノ京が3票だけというのは、けっこうショックだったんですよね。これはもっと来ると思ってたんだけどなあ。
翼の帰る処も、このラノの位置からすると案外伸びなかった気が……。時期的な違いもあったのかな。


さて、自分が投票した以外の作品の模様ですが、【僕は友達が少ない】は予想通り伸びたなあ、これはまず10年度のブレイク作品になるだろうと思ってましたけど、どうやら順当に今年の目玉になりそうだ。
逆に意外としぼんだのが【電波女と青春男】。これも伸びるのかと思ってたんですけどねえ。意外なほど目立たず終わってしまった。
そういえば、このラノでやたらと人気だったみーまーが、こちらでは全然姿が見えないんですよね。この差は面白いなあ。
ちょっと面食らったのが27票も集めた【クロノ×セクス×コンプレックス】。これ、そんなに面白かったっけ!? まったくこれっぽっちも話が記憶に残ってないんだけど、と首をかしげてたんですが、よくよく考えてみたら……そもそも、私、これ読んでないじゃないか!!
いやしかし、壁井ユカコ作品がこれほど支持を集めていると言うのが驚き。今までの作品とそんなに傾向異なってるのでしょうか。こればっかりは自分で読んでみないことには感覚はつかめないと思うけど。でも、なんでこれ、買うの忘れてたんだろう。

ピクシーワークスが15票も集めてるのにも驚いた。これ、私も絶賛した口ですけど、あまりにも癖っけ強すぎて、ちょっと投票からは外したんですが、こんなに支持集めてるとは。
何気に新人作品ではあのシュガーダーク抑えて、怪作【[映]アムリタ】とならんでトップ得票ですよw

それ以上に、耳刈ネルリの人気はなんなんだろう。これがカルト的人気ってやつなのか?w

2009年下半期ライトノベルサイト杯  

「2009年下半期ライトノベルサイト杯」に投票します。

今回もよろしくお願いいたします。今年は投票期間が短いそうなので、急いで。
前回から既存新規まとめて十作というルールが制定されているので、今回も自重せず好き勝手に選んでみました。



<新規部門>


<紫色のクオリア>
 うえお久光/綱島志朗 電撃文庫

【09下期ラノベ投票/新規/9784048679046】

感想はこちら





<龍盤七朝 ケルベロス 壱>
 古橋秀之/藤城陽 メディアワークス文庫

【09下期ラノベ投票/新規/9784048682190】

感想はこちら




天川天音の否定公式 (MF文庫J は 6-4) 天川天音の否定公式 II (MF文庫J)
<天川天音の否定公式>
 葉村哲/ほんたにかなえ MF文庫J

【09下期ラノベ投票/新規/9784840130516】

感想はこちら 1巻 2巻




陰陽ノ京 月風譚 黒方の鬼 (メディアワークス文庫)
<陰陽ノ京 月風譚 黒方の鬼>
 渡瀬草一郎/洒乃渉 メディアワークス文庫

【09下期ラノベ投票/新規/9784048682244】

感想はこちら




<既存部門>

翼の帰る処〈2〉鏡の中の空〈上〉 (幻狼ファンタジアノベルス) 
<翼の帰る処 2.鏡の中の空>
 妹尾ゆふ子/ことき 幻狼ファンタジアノベルス

【09下期ラノベ投票/既存/9784344817401】

感想はこちら 上巻 下巻





<テスタメントシュピーゲル 1>
 冲方丁/島田フミカネ 角川スニーカー文庫

【09下期ラノベ投票/既存/9784044729097】

感想はこちら





<時載りリンネ! 5.明日のスケッチ>
 清野静/古夏からす 角川スニーカー文庫

【09下期ラノベ投票/既存/9784044732059】

感想はこちら





<葉桜の来た夏 5.オラトリオ>
 夏海公司/森井しづき 電撃文庫

【09下期ラノベ投票/既存/9784048680790】

感想はこちら



レンタルマギカ  滅びし竜と魔法使い (角川スニーカー文庫)
<レンタルマギカ 滅びし竜と魔法使い>
 三田誠/piko スニーカー文庫

【09下期ラノベ投票/既存/9784044249229】

感想はこちら




さよならの次にくる<新学期編> (創元推理文庫)
<さよならの次にくる<新学期編>>
 似鳥鶏/toi8 創元推理文庫

【09下期ラノベ投票/既存/9784488473037】


感想はこちら




前回は全部既存作品という有様になってしまいまいたが、今回は幸いにも新規4作、既存6作とうまいこと別れてくれました。【陰陽ノ京】については新作かというと微妙なところなのですが、主人公も変わってますからいいのか。
新作シリーズの注目作は、何はともあれ黒古橋全開の【龍盤七朝 ケルベロス】。ブラックロッドから入った人なら落涙ものの、衝撃の一作です。
世間の評判なんのその。イチオシはしませんが、私個人のこころの中では殿堂入り、バイブル認定してるのがこの【天川天音の否定公式】。私の嗜好のツボというツボを押しまくってくれやがったんですよね。美しくも儚い、夢幻のごとき平穏な日常。今にも壊れ砕け散りそうなそれに、思いっきり魅せられてます。
そして今期最大の衝撃作と言ってよかったのが、なんと言っても【紫色のクオリア】ではないでしょうか。本気でぶっ飛んだもんなあ。これは一冊で綺麗に終わっているので、先ず以て手に取ってみるのがよろしいかと。

既存部門では、前回は四作あったシリーズ完結品が、今回は一作のみ。
それがこの【葉桜の来た夏】。これは前回も投票してるんですよね。前回にも増して最終巻にふさわしい盛り上がりとラブでありました。
ついに最終章開幕の【テスタメントフリューゲル】。開幕にも関わらず既にクライマックスという凄まじいテンション。恐ろしいのは、このクライマックスなテンションが真実まだ始まったばかりというところか。
同様に最初の面白さが文字通り序奏でしかなかったのが【翼の帰る処】。一章の時点であれだけ面白かったのをあざ笑うかのような本気の出しっぷり。
あと、なんでこれが評判にならないのか深刻に首を捻りたくナル【時載りリンネ! 5.明日のスケッチ】。こんなに面白いのに! こんなに素晴らしいのに! 名作と言う意味では、他の追随を許さないクオリティなのに! なんとか、これは売れて欲しいんだけどなあ。続きを読めるように、という意味においても。
長期シリーズにも関わらず【レンタルマギカ】はほんと、最新刊が最高傑作というのをこのところ更新し続けてます。これもハンパじゃ無く面白くなってるし、アニメ化までされてるのに妙にパッとしない印象なのはなんでなんだろう。もっと売れろー。
そんでもって、これもシリーズ最新刊にして最高傑作だった【さよならの次にくる<新学期編>】。これは、これまでが慣らし運転だったとしか思えない出来栄えでした。

前回はわりと悩まずにすっとキマッたのですが、今回は【[映]アムリタ】に【聖剣の刀鍛冶】、【アップルジャック】、【神様のメモ帳】など甲乙付けがたい作品が多々あって、非常に悩みましたが、最終的にこの選別になりました。

2009年上半期ライトノベルサイト杯  

「2009年上半期ライトノベルサイト杯」に投票します。

最近は締切ギリギリになってから投票という慌ただしいケースが多かったので、今回は速攻ですよ、速攻。

今回からルール変更があって、以前までは新作・既刊がそれぞれ5本ずつだったのが、10本の振り分けが自由になったので、ありがたく既刊シリーズ、新作関係なく好きなのから投票させていただきましたよ、っと。



ベン・トー〈3〉国産うなぎ弁当300円 (集英社スーパーダッシュ文庫)
<ベン・トー 3.国産うなぎ弁当300円>
 アサウラ/柴乃櫂人 スーパーダッシュ文庫

【09上期ラノベ投票/既存/9784086304672】

過去の感想



戦闘城塞マスラヲ  Vol.5 川村ヒデオの帰還 (角川スニーカー文庫)
<戦闘城塞マスラヲ Vol.5 川村ヒデオの帰還>
 林トモアキ/上田夢人 スニーカー文庫

【09上期ラノベ投票/既存/9784044266189】

過去の感想



封仙娘娘追宝録11  天を決する大団円(下) (富士見ファンタジア文庫)
<封仙娘娘追宝録 11.天を決する大団円(下)> 
ろくごまるに/ひさいちよしき 富士見ファンタジア文庫

【09上期ラノベ投票/既存/9784829133798】

過去の感想



ROOM NO.1301 #11  彼女はファンタスティック! (富士見ミステリー文庫)
<ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック!>
 新井輝/さっち 富士見ミステリー文庫

【09上期ラノベ投票/既存/9784829164143】

過去の感想



カンピオーネ!〈3〉はじまりの物語 (集英社スーパーダッシュ文庫)
<【カンピオーネ! 3.はじまりの物語>
 丈月城/シコルスキー スーパーダッシュ文庫

【09上期ラノベ投票/既存/9784086304818】

過去の感想



聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈4〉 (MF文庫J) 聖剣の刀鍛冶5 (MF文庫J) 聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) 6 (MF文庫J)
<聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)>
 三浦勇雄/屡那 MF文庫J

【09上期ラノベ投票/既存/9784840126021】

過去の感想 4巻 5巻 6巻



BLACK BLOOD BROTHERS10  ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 銀刀出陣― (富士見ファンタジア文庫) BLACK BLOOD BROTHERS11  ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 賢者転生― (富士見ファンタジア文庫)
<BLACK BLOOD BROTHERS>
 あざの耕平/草河遊也 富士見ファンタジア文庫

【09上期ラノベ投票/既存/9784829134030】

過去の感想 10巻 11巻



葉桜が来た夏〈3〉白夜のオーバード (電撃文庫) 葉桜が来た夏〈4〉ノクターン (電撃文庫)
<葉桜が来た夏>
 夏海公司/森井しづき 電撃文庫

【09上期ラノベ投票/既存/9784048678162】

過去の感想 3巻 4巻



影執事マルクの迎撃 (富士見ファンタジア文庫) 影執事マルクの天敵 (富士見ファンタジア文庫)
<影執事マルク>
 手島史詞/COMTA 富士見ファンタジア文庫

【09上期ラノベ投票/既存/9784829133996】

過去の感想 迎撃 天敵



神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルとイドラの魔術師 (GA文庫)
<神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルとイドラの魔術師>
 あざの耕平/カズアキ GA文庫

【09上期ラノベ投票/既存/9784797354133】

過去の感想



で、好きなのを気にせず投票したら、こういう結果になってしまいましたとさ!!
しまった、全部既刊モノになってしまった。しかも、内四本が完結したものときた。
うーん、振り返ってみると新作には良作は多々あれど、個人的にグレート!と思うようなタイトルはなかった、ということか。
なんにせよ、上に挙げた作品の中で完結していない作品は、今個人的に一番注目し、楽しみにしているタイトルと断言しよう。
特に【影執事マルク】シリーズは今、一番楽しみにしていると言ってもいいだろう。【聖剣の刀鍛冶】は、アニメ化間近ということで直に知名度もあがるかもしれないけど、これは先取りしておいて良い熱い作品であること請負である。
【ベン・トー】【ダン・サリエリ】は出せば大満足させてくれる安定作品。【葉桜の夏】は、これは知名度低いんだろうなあ。なんの力もない主人公の凄絶なまでの権謀術数が際立ってる、とてつもなく面白い作品なんだけど。
【カンピオーネ!】は好きという意味では、頭一つ抜けてるかもしれない。もう、メチャクチャ好き。大好き。愛してる!


完結四タイトル【戦闘城塞マスラヲ】【封仙娘娘追宝録】【ROOM NO.1301】【BLACK BLOOD BROTHERS】は、名作、傑作、大作の名にふさわしい、凄まじいまでのクライマックス、エンディングで、最後まで至高の座にまで駆け上がっていった作品でした。
【封仙娘娘追宝録】は、まさか完結するとは思っていなかった作品だけに、感慨深いというか、今になってなお実感がわかないというか。


さて、投票した以外の作品でも、だいぶ迷わされましたよ。
【狼と香辛料 10】はここに至っても威力が衰える様子をみせず、最後までどうしようか迷ったし。【とらドラ10】も外しがたかったし。
他にも【鉄球王エミリー  鉄球姫エミリー第五幕】【世界平和は一家団欒のあとに 7.ラナウェイキャット】【偽物語(下)】【境界線上のホライゾン2(上)】【SHI−NO −シノ− 君の笑顔】【ギャルゴ!!!!! 5.地伝英雄逃亡大全】、このあたりは本当に頭を悩まされました。
……まあ、選外作品も全部既刊なんですけどね。あれぇ?



2008年下半期ライトノベルサイト杯、結果発表  

2008年下半期ライトノベルサイト杯の結果が出た模様です。

………いやあ、上位の方で読んでないのが殆どねー、というのがなんともはや。我ながらよく読んでいるものであります。
逆に言うと、開拓の余地があんまりないとも言う。まあ、既に読むのおっつかなくてヒーヒー言ってる傾向にあるので、これ以上増えられても困るのですけど。
というわけで、今のペースを維持するということで。


さて、結果の方ですけど。

新規作品は

45票 【AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜】 田中ロミオ(ガガガ文庫)

が、堂々最多票を獲得。これ、自分としては結構意外な結果でした。この作品って、もっとこう特定の読者に受けるタイプで広く票を集めるタイプとは思わなかったものですから。でも、コメント見てるとみんなすっげー面白かったって言ってるのよねえ。そうなんだ。
斯くいう私は、読んだけどあんまり印象に残ってないのでした。


むしろ二番目の34票 【俺の妹がこんなに可愛いわけがない】 伏見つかさ(電撃文庫)が来るかと思ってたんだけど。これも、衝撃の一巻から時間経ってたし、二巻はよく出来てたけど一巻の衝撃再び、というインパクトではなかったから、むしろ見当したのかな。

以下
32票 【GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン】 川上稔(電撃文庫)
27票 【ラノベ部】 平坂読(MF文庫J)
24票 【プリンセス・ビター・マイ・スウィート】 森田季節(MF文庫J)
てな感じで。


既存作品部門では

48票 【さよならピアノソナタ】。全体でも最多得票だったのかな。
こちらは【文学少女】シリーズが、完結の煽りもあって独走するのかと思ってましたけど、まさかこっちがきましたか。いや、私も全力でプッシュした口ですけど。
しかしこれ、ピアノソナタも二番目の文学少女も、主人公が歴戦屈指の<へたれ>というのはなんともはや(笑

以下
43票 【文学少女シリーズ】 野村美月(ファミ通文庫)
29票 【とらドラシリーズ】 竹宮ゆゆこ(電撃文庫)
19票 【生徒会の日常シリーズ】葵せきな(富士見ファンタジア文庫)
19票 【偽物語】 西尾維新(講談社BOX)
17票 【時載りリンネ! シリーズ】 清野静(スニーカー文庫)
17票 【バカとテストと召喚獣シリーズ】 井上堅二(ファミ通文庫)

などなど。


ちなみに私の投票した作品は

新規作品部門
【境界線上のホライゾン】 32票
【ゼペットの娘たち】 9票
【翼の帰る処】 7票
【ダン・サリエルと白銀の虎】 11票
【ビター・マイ・スウィート】 24票

既存作品部門
【さよならピアノソナタ】 48票
【時載りリンネ!】 17票
【アンゲルゼ】 16票
【ANGEL+DIVE】 14票
【もふもふ 珠枝さま】 3票

てな感じでした。
【アンゲルゼ】はコバルト文庫という少女系レーベルでありながらの大健闘なんでは?
個人的には【翼の帰る処】は感触的にもっと票を集めるかと思っていたのでこれは意外でした。まさか【ゼペットの娘たち】の方が上回るとは。
いや、でも【ゼペットの娘たち】はこれ面白いんですよ。大好きなんですヨ。

以下、つらつらと全体を眺めていると。

【ラノベ部】ってえらい人気なんですね。最近、ようやく一巻を読んで、今二巻を手配中なのですが。あの主人公の天然ゴーイングマイウェイぶりは、確かにすごい、面白い。【ロードス島戦記】以来の古いラノベ読みとしては、もっと古いネタなんかがあったら、悶えられるんですけどねえ(w
それとか【「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」】的なネタとか、あったら受けるんですけど。個人的に。あくまで個人的にww

それから【放課後の魔術師】が二桁得票。これもびっくり。私もこの新シリーズは、新人さんの中でも特に注目せざるを得ない引力があったのですが、如何せん地味っぽいのも確かだったので、ここまで票を集めるとは。

【“本の姫”は謳う】、これ、投票しなかったのは一生の不覚。てっきり、期間外だと思い込んでたんですよね。傑作なのに。

2008年下半期ライトノベルサイト杯  

<2008年下半期ライトノベルサイト杯>に投票します。
今回、既に投票期間に突入してから開催に気がついたので、焦った焦った(苦笑
と、同じことを上半期でも言ってたな。学習能力のなさにヘコむ。


では、まず新規作品から。


境界線上のホライゾン1〈上〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)境界線上のホライゾン1〈下〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)
<GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 1>
    川上稔/さとやす 電撃文庫

【08下期ラノベ投票/新規/9784048672702】

今から密かに楽しみにしているのは、このGENESISシリーズが完結した時、出た本全部積み上げたら、はたして自分の身長を超えるか否か。
……いや、有り得ないんですけどね。そんな期待を巡らしてしまうくらいに、初っ端から本が厚過ぎる、いや、熱すぎる!!

過去の感想 上巻 下巻


ゼペットの娘たち (電撃文庫)ゼペットの娘たち〈2〉 (電撃文庫)
<ゼペットの娘たち>
    三木遊泳/宮田筝治 電撃文庫

【08下期ラノベ投票/新規/9784048673518】

私の好き過ぎて死にそうシリーズの一角。そう、好きなんだから仕方無い。読んでる間中、ニヤニヤしすぎて顔の筋肉が痛くなってる自分が気持ち悪くなるくらいに好きなんだから仕方無い。

過去の感想 1巻 2巻




翼の帰る処 上 (幻狼ファンタジアノベルス S 1-1)翼の帰る処 下 (幻狼ファンタジアノベルス S 1-2)
<翼の帰る処>
    妹尾ゆふ子/ことき 幻狼ファンタジアノベルス

【08下期ラノベ投票/新規/9784344814936】

予想外の視覚外、すなわち死角から突然不意打ちまがいに襲いかかってきた、傑作。名作。正当なる大河ファンタジーというジャンルの持つポンテンシャルの高さを思い出させてくれましたよ。面白かった。

過去の感想 上巻 下巻



神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと白銀の虎 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫)
<神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと白銀の虎>
    あざの耕平/カズアキ GA文庫

【08下期ラノベ投票/新規/9784797350593】

面白かった。面白かったんだ。このどうしようもない面白さ。喉をゴロゴロと擽られる猫のように、自由自在にもてあそばれる感覚。ごめんなさい、もう許して、と懇願したくなる面白さは、あざの耕平という人の腕力なのか作家力なのか。

過去の感想




ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート (MF文庫J)プリンセス・ビター・マイ・スウィート (MF文庫J)
<ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート>
<プリンセス・ビター・マイ・スウィート>
    森田季節/文倉十 MF文庫J

【08下期ラノベ投票/新規/9784840124980】

期待の新人さま。というわけで、エントリー。いろいろ迷ったんだけど、この人の書く物語の存在感はどうしても無視できず、ついつい振り返り気にしてしまうことこの上なく、結局のところそれだけの鋭利さをもってガツン、グサリ、ズバズバンと自分の心に突き刺さった作品だったのだろうよ、ヘイヘイ♪。

過去の感想 ベネズエラ プリンセス



ビター・マイ・スウィートとダン・サリエル。ここに【此よりは荒野】と【ブラックラグーン】【銀色ふわり】は死ぬほど迷ったけれど、結局前二者に。もうこれはこの書いてる瞬間のインスピレーションというほかなく、時間が経てば別の二編になっていたかもしれない、というだけの差。





続いて既存作品


さよならピアノソナタ〈3〉 (電撃文庫)さよならピアノソナタ〈4〉 (電撃文庫)
<さよならピアノソナタ>
    杉井光/植田亮 電撃文庫

【08下期ラノベ投票/既存/9784048671828】

杉井光という作家の特異性を嫌というほど思い知らされた作品。似たような作品を書ける人は数多いれど、この本を読んだ時の感覚を創造できる人が他にいるんだろうか。もしかしたら、杉井光当人ですら二度と再現できないんじゃないかと信じたくなる。そんなうわ言が出てくるような作品でした、と。

過去の感想 3巻 4巻



時載りリンネ! 3  ささやきのクローゼット (角川スニーカー文庫)時載りリンネ! 4    とっておきの日々 (角川スニーカー文庫)
<時載りリンネ! 3.ささやきのクローゼット>
<時載りリンネ! 4.とっておきの日々>
    清野静/古夏からす スニーカー文庫

【08下期ラノベ投票/既存/9784044732042】

清廉にして上品。瀟洒にして涼やかな文章によって綴られた、溌剌とした子供たちの優しくも躍動的な物語。
第一巻にてこの美しい文章に魅了されてこの方、もう溺れっぱなしです。幸せ〜〜。

過去の感想 3巻 4巻




アンゲルゼ―ひびわれた世界と少年の恋 (コバルト文庫)アンゲルゼ―永遠の君に誓う (コバルト文庫)
<アンゲルゼ ひびわれた世界と少年の恋>
<アンゲルゼ 永遠の君に誓う>
    須賀しのぶ/駒田絹 コバルト文庫

【08下期ラノベ投票/既存/9784086012393】

やっぱり、須賀しのぶは凄い。凄すぎる。圧倒的。この人の書く作品は毎度毎度竜巻に飲み込まれたみたいに精神をぐっちゃぐっちゃにされた挙句に、台風一過の快晴を大の字になって呆然と眺めている心境に落とされる。たまらん。実にたまらん。

過去の感想 ひびわれた世界 永遠の君に誓う



ANGEL+DIVE〈2〉REUNION (一迅社文庫)ANGEL+DIVE〈3〉LOVENDER (一迅社文庫)
<ANGEL+DIVE〈2〉REUNION>
<ANGEL+DIVE〈3〉LOVENDER>
    十文字青/青稀シン 一迅社文庫

【08下期ラノベ投票/既存/9784758040471】

会心の出来栄えをもって完成した美しい砂の城が、徐々に波によって浸食されていき、あげくとどめに大波によって跡形もなく叩き潰されてしまったかのような、この喪失感。
喪っていくもの、喪ったものの尊さ、素晴らしさがあまりにも大きな存在感をもって描かれていたために、ショックの大きさに震えるしかない。
あうあう。

過去の感想 2巻 3巻



もふもふっ珠枝さま! (MF文庫J)
<もふもふっ珠枝さま!>
    内山靖二郎/真田茸人 MF文庫J

【08下期ラノベ投票/既存/9784840124287】

打ち切りかと気をもんでいたところ、タイトルを一新して奇跡の復活!
おかえりなさいませ、珠枝さま!!
すみません、私にとってこのシリーズはもはや信仰の対象なので。好きすぎて死にそうシリーズの一翼なのであります。

過去の感想


2008年上半期ライトノベルサイト杯  

っと、既に結果出てたんですね。チェック忘れてた。
ということで、こんな結果に。

2008年上半期ラノサイ杯結果ページ(新規作品部門)
2008年上半期ラノサイ杯結果ページ(既存作品部門)

新規作品部門は、開催前には【とある飛空士への追憶】の独走かと思っていたのですがどうしてどうして。デットヒートの末に【ベン・トー】が僅かに頭差抜けて最多得票を得ました。
稀代の怪作ながら稀代の快作でもある【ベン・トー】シリーズ、納得と言えば納得。斯く言うわたくしも一票を投じさせていただいたのですが。
個人的には【君のための物語】が5番目。【ロミオの災難】が8番目と比較的上位に来たのがうれしかったかな。もっと過疎地になると思ってたので。
【SH@PPLE―しゃっぷる―】はもっと舞姫がメインになればいいのにw

上位作品で未読なのはこのあたりか。

【旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。】
【円環少女 (8)裏切りの天秤】
【戦う司書と終章の獣】
【〈本の姫〉は謳う 3】
【オペラ・アウローラ―君が見る暁の火】

円環少女と戦う司書シリーズは、途中で作者とは合わないと自覚した上でのドロップアウト組ですのでもう読む事はないです。本の姫はそのうちまとめて一気読みするために暖め中。
旅に出ようとオペラ・アウローラーは……これはチェックしておこうかしら。

2008年上半期ライトノベルサイト杯  

≪2008年上半期ライトノベルサイト杯≫に投票します。
今回ははじまってるの気が付いていなくて、焦りました。幸い、投票期間が長めに設けられてるのに気づいて落ち着きましたけど。
でも、こういうのは早めに投票が吉なのですw


では、まず新規作品から。

君のための物語 (電撃文庫 み 13-1)
<君のための物語>
 水鏡希人/すみ兵 電撃文庫

【08上期ラノベ投票/新規/9784840241663】

今年に入ってからの新人作品では、ぶっちぎりのトップを走ったまま6月を通り越してしまいました。
凍えるような冬空の下から、暖炉の火によって暖められた部屋に帰ってきたような、そんなぬくもりを感じさせてくれる、素晴らしい物語でした。
いわゆるひとつの傑作。
過去の感想


ロミオの災難 (電撃文庫 ら 4-5)
<ロミオの災難>
 来楽零/さくや朔日 電撃文庫

【08上期ラノベ投票/新規/9784840241526】

笑って笑って拍手拍手の大喝采!
良質のコメディでありつつも、真っ向から人と人との相互理解、ひいては恋模様に切れ込んでいく、読んでて、本当に不快感や嫌な感じのしない、気持ちのいい恋愛劇。
エクセレントな一品でした。

過去の感想



ベン・トー―サバの味噌煮290円 (集英社スーパーダッシュ文庫 あ 9-3)ベン・トー 2 (2) (集英社スーパーダッシュ文庫 あ 9-4)
<ベン・トー サバの味噌煮290円>
<ベン・トー2 ザンギ弁当295円>
 アサウラ/柴乃櫂人 スーパーダッシュ文庫

【08上期ラノベ投票/新規/9784086304306】

極限にまで至った高潔で真剣で儚く高貴なバカ話。
加えて、この作品における弁当描写は、そこらの料理漫画を超越した芸術の域にまで達している。それこそ、池波正太郎も斯くやなのである。
過去の感想 1巻 2巻


絶対可憐チルドレン・THE NOVELS~B.A.B.E.L.崩壊~ (ガガガ文庫 み 4-1)
<絶対可憐チルドレン・THE NOVELS~B.A.B.E.L.崩壊~ > 
三雲岳斗/椎名高志 ガガガ文庫

【08上期ラノベ投票/新規/9784094510690】

オールスターキャストにてお送りする劇場版!
ノベライズとして100点満点である以上に、一個の小説としても瞠目に値する骨太の傑作なのである、これ。ちなみに原作を知らない人でもまったく問題ない。わざとらしくではなく、実にさり気なく世界観が把握できるように書かれているので、ノベライズだからと嫌煙している人は大きく損をしていると断言しよう。
過去の感想


ANGEL+DIVE (1) (一迅社文庫 (し-01-01))
<ANGEL+DIVE 1.STARFAKE>
 十文字青/青稀シン 一迅社文庫

【08上期ラノベ投票/新規/9784758040044】

新たなる<時載りリンネ>系統かとウハウハドキドキしてたら、見事に断崖絶壁から突き落とされ、ただいま落下中な、どうしようもないくらい十文字青な新シリーズ。正直、ここまで続きにやきもきさせられる作品は滅多ない。まいった。
過去の感想


評判の【とある飛行士の追憶】は悩んだ末にパスすることに。名作であることは疑いようもないが、LOVEな作品であるかどうかはまた別の話。
他は【シアンとマゼンタ】【らじかるエレメント】などが選ぶか迷ったのですが、結局この陣容で。



続いて既存作品。

スプライトシュピーゲルIV  テンペスト (富士見ファンタジア文庫 136-11)
【スプライトシュピーゲル �検.謄鵐撻好函�
 冲方丁/灰村キヨタカ スニーカー文庫

【08上期ラノベ投票/既存/9784829132814】

文句なしの今年上半期でのナンバーワン作品。恐るべきは、この作品は未だ到達するべき頂への過程にすぎないというところである。
過去の感想


ばいばい、アース 4 (4) (角川文庫 う 20-4)
【ばいばい、アース �検〆�ここにある者】
 冲方丁/キムヒョンテ スニーカー文庫

【08上期ラノベ投票/既存/9784044729073】

同じく、冲方作品から。これぞ冲方丁の描く物語における原点にして原初、しかしてあらゆる要素が凝縮された集大成なのである。
過去の感想


BLACK BLOOD BROTHERS9  ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 黒蛇接近― (富士見ファンタジア文庫 96-15)
【BLACK BLOOD BROTHERS 9 -ブラック・ブラッド・ブラザーズ 黒蛇接近-】
 あざの耕平/草河遊也 富士見ファンタジア文庫

【08上期ラノベ投票/既存/9784829132999】

これは外せないんだわなあ。ヴァイタルパート並みの大鉄板。
過去の感想


断章のグリム (7) (電撃文庫 (1574))
【断章のグリム VII 金の卵をうむめんどり】
 甲田学人/三日月かける 電撃文庫

【08上期ラノベ投票/既存/9784048670166】

怖くてボク、泣いちゃうよ?
短編集ながら、色々キツかった。ホラー描写もさることながら、悲劇の顛末がまた……。
過去の感想


封殺鬼鵺子ドリ鳴イタ 3 (3) (小学館ルルル文庫 し 2-5)
【封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ 3】
 霜島ケイ/也 ルルル文庫

【08上期ラノベ投票/既存/9784094520613】

神島桐子十四歳!
って、毎回こればっか叫んでるような気もしますけど、毎回ラノベサイト杯に投票するたびにこの作品に欠かさず一票を投じているあたり、どれぐらい自分がこの作品を好き好き大好き超愛してるのかわかるというものである。
過去の感想

さすがに既存作品部門は、候補作が多くてだいぶ悩みました。
【戦闘城塞マスラヲ Vol.3】【狼と香辛料 7・8】【さよならピアノソナタ】【ガンパレード・マーチ九州奪還シリーズ】【七姫物語 第5章 東和の景色】【C3-シーキューブ 3】【レンタルマギカ ありし日の魔法使い】【傷物語】【幻想譚グリモアリスI されど魔刃の名のままに】【オイレンシュピーゲル肆 Wag The Dog】【かむなぎ 五 君みずやそのそら花の散華のときを】【神様のメモ帳 3】【身代わり伯爵シリーズ】

これからの注目作は【身代わり伯爵シリーズ】。これは追っかけて間違いないですよ。この調子なら遠からず少女系レーベルの大看板になれる逸材と見てます。

2007年度下半期ライトノベルサイト杯結果発表  

2007年下半期ラノサイ杯結果ページ(新規作品部門)

2007年下半期ラノサイ杯結果ページ(既存作品部門)



新規作品部門。一位の【時載りリンネ!】は、順当に本命がそのまま来たって感じですかね。私も投票させていただきました。
意外だったのが二位の【さよならピアノソナタ】。私自身、票を入れるかかなり迷った作品で、とても良い作品だったんだけど、票を集めるタイプの作品とは思ってなかったんですよね。逆に言えば、この手の質実な作品が二番手を確保したのは嬉しいかも。
三番手には【暴風ガールズファイト】が。自分も大プッシュした傑作だけど、こうして実際に票が集まると嬉しいなあ。続き、出しましょうよw
【アストロノト】も、この位置はちょっと意外。かなり拙い面が目立った作品であったわけだし。ただ、展開の妙、結末の清々しさ、なによりあの勢いは確かに評価されるだけあったと思うけど。
逆に思ったより伸びなかったな、と思ったのが【ドラゴンキラーあります】か。やはりC・NovelsFantasiaというレーベルから読んでない人、多かったのかな。
【ドアーズ】で、神坂一の復権が見られたのは注目。


既存作品部門でも、本命の【文学少女】が堂々の一番手。
ただ、私は今期の文学少女にはちょっと肩透かし食らったんですよね。ついに黒幕の登場ということで、期待に期待を募らせていた巻が思ってたよりだいぶ大人しいこじんまりした内容だったので。冷静になるとあれでこじんまりと感じるというのはどれだけ期待してたんだ、と思うんだけど、それだけの希代の物語を読める可能性を感じていたんで。投票からはじいたのは多分にそのせい。
二番手は【とらドラ】ですか。人気は承知してましたけど、やはり大したものです。私は、読むには読んでるんですけど、巻を重ねるごとにこのテンションについていけなくなってきてます。今年でもう三十路だし、歳なのかなあ(苦笑
三番手の【クジラのソラ】も、私、途中で脱落した口だ(汗
デビュー作から、感性の違いはひしひしと感じてたんですが。

私が投票した【流血女神伝】は13票で9番手。コバルト文庫で大長編の完結作品、ということを考えたらけっこう票が集まった方なのかもしれないですけど、本音ではもっと上位に行って欲しかったかなあ。
個人的に、この作品の完結は、ライトノベルの歴史に燦然と輝く大いなる出来事だったと思っているので。

やはり、というべきか、少女系レーベルの作品はなかなか票を集めるのは難しいのか。
【ダナーク村】や【ヴィクトリアン・ローズ・テーラー】。【身代わり伯爵】が四票じゃあなあ。やはり読書率自体が少ないのか。
そう考えると、【流血女神伝】が13票、というのは破格なのかも。
そういえば、【マリア様がみてる】は二票だけなんだ……。
私が投票した【封殺鬼】も二票ですけどねw


ちなみに、私が投票した作品はこちらのページから。

2007年下半期ライトノベルサイト杯  

≪2007年下半期ライトノベルサイト杯≫に投票します。
今回は、先日去年度のベスト記事でめぼしい作品の選出は済んでいたので、楽でしたね。
というわけで、サクッとまずは新規作品から。



暴風ガールズファイト (ファミ通文庫 さ 3-5-1) 暴風ガールズファイト 2 (ファミ通文庫 (さ3-5-2))
<暴風ガールズファイト> 佐々原史緒/倉藤倖 ファミ通文庫
【07下期ラノベ投票/新規/9784757739192】
過去の感想 一巻 二巻

絶賛、超ウルトラ大プッシュ中の乙女の熱血スポ根ラクロス小説。
ラクロス全然知らなかった私ですけど、これはハマりました。みんなキャラ濃すぎ(笑 
特に私のお勧めは、主人公の、暗黒面に墜ちた級長こと麻生広海様ですw


時載りリンネ! 1 (1) (角川スニーカー文庫 203-1) 時載りリンネ! 2 (2) (角川スニーカー文庫 203-2)
<時載りリンネ!> 清野静/古夏からす 角川スニーカー文庫
【07下期ラノベ投票/新規/9784044732028】
過去の感想 一巻 二巻

迷いなく選出の、近年の新人作品の中でも有数の大傑作。読んでると、蒼くて白くて澄んでて上品で爽快で清々しいんです。何を言ってるかわからないかもしれないが、読めば伝わるこの読後感。一読あれ。


ばいばい、アース 1 理由の少女 (角川文庫 う 20-1) ばいばい、アース 2 懐疑者と鍵 (角川文庫 (う20-2)) ばいばい、アース 3 (3) (角川文庫 う 20-3)
<ばいばいアース> 冲方丁 角川文庫
【07下期ラノベ投票/新規/9784044729066】

この作品だけ、タイミングが合わずに感想をかけてないので、ここで一言。
冲方丁の二作目のシリーズで、初期の作品だからこそ、こののちの冲方作品の原点、と本来なら言うべきなのだろうけど、むしろこれこそが冲方丁の集大成なのではないのかと言いたくなるほど、この作家の未来が凝縮されている。そして、主人公のベルは、間違いなく現状での冲方丁の描く【少女】の一つの到達点である。


カラクリ荘の異人たち~もしくは賽河原町奇談~ (GA文庫 し 3-1) (GA文庫 し 3-1)
<カラクリ荘の異人たち〜もしくは賽河原町奇談〜> 霜島ケイ/ミギー GA文庫
【07下期ラノベ投票/新規/9784797342987】
過去の感想

懐旧と新鮮さを同時に味あわせてくれる異界小説。
人と寄り添いながら、それでも人間と決定的にナニカが違う存在との交流で、逆に人としての在り様を取り戻していく主人公。
不思議で懐かしくて、綿がいっぱい詰まったどてらのような温かさに包まれるお話です。


ドアーズ 1 (1) (角川スニーカー文庫 46-18)
<DOORS 1 まぜこぜ修繕屋> 神坂一/岸和田ロビン スニーカー文庫
【07下期ラノベ投票/新規/9784044146184】
過去の感想

巨匠、神坂一の凄まじさを再び思い出させてくれた作品です。
笑い死にするかと思った、なんてフレーズを遣わざるを得なかった作品なんて、ずいぶん久しぶり(笑



続いて、既刊作品。


流血女神伝喪の女王 7 (7) (コバルト文庫 す 5-62) 流血女神伝喪の女王 8 (8) (コバルト文庫 す 5-63)
<流血女神伝> 須賀しのぶ/船戸明里 コバルト文庫
【07下期ラノベ投票/既存/9784086010900】
過去の感想 七巻 八巻

長く続いた神と運命に翻弄され続けたカリエの波乱万丈、まさしく波乱万丈というほかない人生と、三つの国の興亡を描いた大河巨編もこれにて終結。まさしく大作、と呼ぶほかない作品でした。はたして、今後これほどのクオリティを誇る歴史大河ドラマが出てくるかどうか。


ノエルと蒼穹の未来―アリアンロッド・リプレイ・ルージュ4 (富士見ドラゴンブック 23-14)
<ノエルと蒼穹の未来 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (4)> 菊池たけし、F.E.A.R.  佐々木あかね 富士見ドラゴンブック
【07下期ラノベ投票/既存/9784829145111】
過去の感想

自分に、きくたけTRPGリプレイという小説とは違った、でもあまりに劇的なドラマ性による感動と腹が捩れるような爆笑の連続が味わえるジャンルを教えてくれた、神に愛されたような奇跡に満ちた大傑作。
ゲームをプレイしてる人が喋ってるのを読んで何が面白いんだ、と思ってた時期が私にもありました。大後悔してます(w

ガンパレード・マーチ山口防衛戦 2 (2) (電撃文庫 J 17-16) ガンパレード・マーチ山口防衛戦 3 (3) (電撃文庫 J 17-17) ガンパレード・マーチ山口防衛戦 4 (4) (電撃文庫 J 17-18)
<ガンパレードマーチ 山口防衛戦> 榊涼介/きむらじゅんこ 電撃ゲーム文庫
【07下期ラノベ投票/既存/9784840240772】
過去の感想 二巻 三巻 四巻

出てくれ、と神に祈らんばかりに祈願しつつ、まさか出るとは思ってもみなかった榊版ガンパレード・マーチ。九州撤退戦後に起こったとされていた本州決戦編。
ラスト・オブ・カンプフグルッペを想起させる悲惨極まる最貧戦線の物語であり、目を覆わんばかりの惨状を呈する凄惨な撤退戦の物語であり、伝説とすら呼ばれるようになった5121小隊と、名もなき兵士たちの血を血で洗う屍山血河の戦場譚。
そして、欧州を喪い、アフリカを喪い、ユーラシアから追い落とされた人類の、小さな、だが最初にして最大の逆襲反攻のはじまりの物語。
この凄まじい戦争モノが、ライトノベルに区分されているというのは、色々な意味で愉快で痛快でイカレているww


封殺鬼―鵺子ドリ鳴イタ (2) (小学館ルルル文庫 (ルし2-2))
<封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ2> 霜島ケイ/也 小学館ルルル文庫
【07下期ラノベ投票/既存/9784094520279】
過去の感想

神島桐子十四歳!


戦闘城塞マスラヲ Vol.2 (2) (角川スニーカー文庫 150-12)
<戦闘城塞マスラヲ Vol.2 神々の分水嶺> 林トモアキ/上田夢人 スニーカー文庫
【07下期ラノベ投票/既存/9784044266127】
過去の感想

相変わらず余人の及ばぬ領域へと羽ばたいて、どこへ行くんだ林トモアキ!!(爆笑
ふざけてるけど、やっぱりこれは鬼才だよなあ。

中庸にして解となす  

しまった。アンテナが立っていなかったみたいで、もうすでに2007年下半期ライトノベルサイト杯の投票が開始されているみたいです。

幸い、年度末のまとめ記事で大まかな選別は済んでいるので、なんとか明日くらいには投票しよう。こういうのは早い方がいいし。
とにもかくにも、【暴風ガールズファイト】のプッシュは必定。なんとかこの企画でこの作品の知名度がアップしてくれて、おまけに続きが出てくれたら嬉しいんだけど、と願望してみる。



2007年上半期ライトノベルサイト杯 結果  

2007年上半期ライトノベルサイト杯 投票結果

遅ればせながら。

自分でも投票しておいてなんだけど、新人部門で【声で魅せてよベイビー】が三番目に入ったのには吃驚。いや、票を投じた身としては嬉しい限りだし、上位に来ておかしくない作品だったのですけど、知名度は低いと思っていただけに、吃驚吃驚。
これを機会に手をとってくださる人が増えればいいんですけどねえ。ほんと、とっても気持ちの良い青春恋愛譚ですから。

新人部門、上位は概ね読了してますね。上の二つは、概ね予想通りの並びですか。
中村九郎さんって、こんなに受け入れられてたのかー。自分はダメ。全然受け付けませんでした。
意外だったのが、冲方さんの【スプライト・シュピーゲル】の位置が随分と低かったところ。陥穽にはまったのかなあ。

シリーズ部門の上位も概ね読了。ただ【レジンキャストミルク】と【戦う司書】シリーズは趣味に合わず、途中で放り出した口か。
【バカとテストと召喚獣】、これは面白かったのは間違いないけど、トップくるとはなあ、意外意外。でも 2chライトノベル板大賞でも上位に来てるので、ウケ良かったんだなあ。

新規開拓、という意味では前回の文学少女みたいに目につくモノは見当たらず。まあ、自分がそれだけたくさん広く読んでるっちうことなんでしょうけど。ほんとに、だいたい読んでるもんなあ(汗

ならば少女レーベル系で、なにか新規開拓できそーなのは、と探してみたんだけど、流血女神伝はもはや信者でずっと読んでるし、ダナーク村も読んでる。身代わりも手を出してるし、樹川さとみや高殿円も鉄板。
と、わりと上の方に顔を出してる作品は、やっぱりけっこう読んでて色々な意味で愕然。
とはいえ、読んでないのもあるわけで、その中でちょっと興味そそられたのが【エパタイ・ユカラ~愚者の闇】と【ビジュアル7】の二作かな。これ、ちょっと買ってみる。

2007年上半期ライトノベルサイト杯  

「2007年上半期ライトノベルサイト杯」に投票します。

今回は、シリーズ部門がえらいことに。
自分的キラータイトルがあまりに多くて、発狂しそうになりましたよ。
でも、それだけ豊作だったということで、幸せなことなのでしょうが。



まずは、新人・新作部門から。

でもこれ、新人作品でも期間中に二巻目が発売されたらシリーズ部門の対象作品になっちゃうものだから、新人部門と言ってもだいぶシリーズ部門に流れてるんじゃないだろうか。


<新人・新作部門>

私の愛馬は凶悪です
【私の愛馬は凶悪です】 新井輝/緋鍵龍彦 ファミ通文庫
【07上期ラノベ投票/単発/9784757734241】
[既刊感想]
今現在における、新井輝という作家の集大成、と認識している作品。単品部門の方では、これが真っ先に頭に思い浮かんだあたり、どうやら相当自分でもハマッている模様。
個人的には【ROOM NO.1301】シリーズよりも、人間関係の描き方が洗練されているように思うのだが、どうか。



人類は衰退しました (ガガガ文庫 た 1-1)
【人類は衰退しました】 田中ロミオ/山崎透 小学館ガガガ文庫
【07上期ラノベ投票/単発/9784094510010】
[既刊感想]
どうせ、放って置いても票も集まるだろうし、別に自分が挙げなくてもとも思ったのですけれど、なんだかんだと愉しんじゃったわけですよ。
少なくとも、単品部門の五作品から外したくないくらいには。
妖精さん妖精さん、と騒がれていますけど、むしろずっと主人公のターン、みたいな? 滅びかかっているくせに、やたらと滅びそうに無い図太そうな人類さんが大好きです。



封殺鬼鵺子ドリ鳴イタ 1 (1)
【封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ 1】 霜島ケイ/也 小学館ルルル文庫
【07上期ラノベ投票/単発/9784094520088】
[既刊感想]
今は亡き、小学館キャンパス文庫にて、全二十八巻をもって一旦完結した大作伝奇小説【封殺鬼シリーズ】。その続編というか、過去編というべきか。前シリーズではもう引退して表舞台から退いていた桐子婆さまの若かりし日の物語。
この現代の桐子婆さまが、本当に厳格で怖い人なので、少女時代の必死に肩肘張って、聖にちょっかいかけられるだけであっという間に感情的になる桐子に悶絶させられました。前シリーズは、信者入ってるほどファンだったので、新シリーズになっても相変わらずな封殺鬼には、投票せずにはいられません、はい。


クインテット! 1
【クインテット! 1】 越後屋鉄舟/せんむ GA文庫
【07上期ラノベ投票/単発/9784797341652】

たくさんの女の子と突然一つ屋根の下に暮らす事になる、というシチュは実にギャルゲーらしいんだけど、これが目くらまし。むしろこれは、大家族モノ。鉄火肌の男気溢れた兄やんが、戯け者の親父と姦しい妹たちに翻弄されながらも、家族のために一肌脱ぐぜ、みたいなノリのドタバタ家族コメディでした。
ギャルゲの主人公っちうより、兄貴だよ兄貴!!
これは読むまでまったく出来を予想できなかった伏兵で、素晴らしく楽しかった。


声で魅せてよベイビー
【声で魅せてよベイビー】 木本雅彦/ヤス ファミ通文庫
【07上期ラノベ投票/単発/9784757733282】

このライトノベルサイト杯の趣旨は、まだ見ぬ良作にめぐり合うきっかけとなるべく企画されたものだという。
ならば、まさしくこれはその趣旨目的にぴったりな作品でしょう。
正直、これあらすじの見せ方が大間違い。声優死亡とか腐女子とかハッカーとか同人誌即売会とか、いかにもオタクっぽさを前面に出して、なんだかジメジメと煮え切らないオタクの恋物語のようなイメージを醸し出しているんですけど。
物凄い勢いで違うから!
近年まれに見る爽快で気持ちのいい恋愛青春モノでした。
寡黙にして孤高、されど誰よりも熱く鋼のように硬い魂を持つクールなハッカー少年が、女の子と恋というまったく論理的でない難題に真っ向から立ち向かう、素晴らしく熱い物語でありました。オススメ。



<シリーズ部門>

BLACK BLOOD BROTHERS 7 (7)
【BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―】 あざの耕平/草河遊也 富士見ファンタジア文庫
【07上期ラノベ投票/複数/9784829119211】
[既刊感想]
今期のシリーズ部門は本当に戦国乱世で、五作品の選別にはケーキ屋でどれでも好きなのを選んでください、ただし五つだけ、と意地悪なことを言われた時くらい悩み抜いたわけですが、今回、七巻を迎えたこれだけは別格。
まさに別格。これの選出だけはまったく悩まなかった。これをあげずして他に何をあげるってんだ。
この七巻において、小説という媒体におけるエンターテインメントを文字通り極めてしまった、ある意味辿り着いてしまった作品。


天を決する大団円 上 (1) (富士見ファンタジア文庫 51-16 封仙娘娘追宝録 10)
【封仙娘娘追宝録 10 天を決する大団円 (上)】 ろくごまるに/ひさいちよしき 富士見ファンタジア文庫
【07上期ラノベ投票/複数/9784829119310】
[既刊感想]
封仙娘娘追宝録シリーズも遂に完結編一歩手前。正真正銘のクライマックス。第一巻の発売が95年ですから、都合12年のお付き合い。心のどこかで一生この物語の結末を見ることは出来ないんじゃないだろうか、という想いがあっただけに感慨もひとしお。
物語は、まさに統制された大混沌。どこに着陸するか分からない、超音速のミステリーフライト。十二年、付き合って後悔なしです。


シャギードッグ 天使の序章
シャギードッグII 人形の鎮魂歌~defeated~ [GA文庫]
【シャギードッグ 天使の序章】【シャギードッグ II 人形の鎮魂歌 ~defeated~】
 七尾あきら/宮城 GA文庫

【07上期ラノベ投票/複数/9784797336726】
[既刊感想 一巻・二巻]
七尾あきらのどこが好きなんですか? と訊ねられたら「全部!」とバカップルの片割れみたいな返事しか出来ない自分としては、七尾あきらをギュッと絞って出てきたエキスから「妖怪」だけを抜いたみたいなデコレーションケーキを外すことなんてできないのでありますよ。


暗闇にヤギを探して 2 (2)
暗闇にヤギを探して 3 (3)
【暗闇にヤギを探して2・3】 穂史賀雅也/シコルスキー MF文庫J
【07上期ラノベ投票/複数/9784840118408】
[既刊感想 2巻・3巻]
この辺は本当に横一線で優劣付けがたく非常に迷ったのですが、他の選択肢にあがった作品群が軒並み続刊ありだったのに対し、この作品はこれで完結ということで、今回を逃せば二度とノミネートできないということで。


死神とチョコレート・パフェ 3 (3) (富士見ファンタジア文庫 171-3)
【死神とチョコレートパフェ 3】 花凰神也/夜野みるら 富士見ファンタジア文庫
【07上期ラノベ投票/複数/9784829118917】
[既刊感想]
今現在、続いているライトノベルのドタバタコメディで、私が筆頭にあげるのがこの【死神とチョコレートパフェ】シリーズ。笑いのツボ、好みは人それぞれですので、一概に傑作とは言い難いのですが、私にとってはありえないほどツボにハマッてしまった作品。往時の【楽園の魔女たち】シリーズに匹敵すると言っても過言ではないほどに。
これが愛ですよ、愛。





とにかく、今回はシリーズ部門がえらいことに。
最新巻が神展開だったBBBと、封仙は別格としても残り三つは本当に悩みました。選びたい作品が山ほどあって。
去年もこの企画には参加させて頂きましたけど、ここまで悩まされる事はなかったです。迷っても、3、4作品の中からという感じだったし。
ところが、今回は二十作以上が自分の中では横一線。
二十作って(苦笑
でも、それだけ今年の上半期は自分でもお気に入りの作品が目白押しだったということなのでしょう。



折角なので、今回の企画にかこつけて今年の上半期ラノベを振り返ってみるとします。選抜からもれた作品にも触れたいし。

2006年下半期ライトノベルサイト杯  

2006年下半期ラノベサイト杯
こっちは2006年下半期ライトノベルサイト杯外部投票ページで、はてな以外の人用。

上半期にも参加した、おすすめのライトノベルについて語るという企画。ちなみに、上半期の私の分の投票はこれ

今回は単発モノとシリーズものと、わけて投票できるらしく、

今回の企画は「新人・新作部門」と「シリーズ作品部門」に分けて行います。
「新人・新作部門」=「1冊で物語が完結する作品」
「シリーズ作品部門」=「物語が複数冊に渡って進んでいる作品」

とのことで、正直助かりました。五冊は少なすぎて選ぶのにかなり困った記憶が。
というわけでとっとと投票。


シリーズ部門

銀盤カレイドスコープ
オンライン書店ビーケーワン:銀盤カレイドスコープ Vol.9
【06下期ラノベ投票/複数/4086303310】
 既刊感想 

狼と香辛料
オンライン書店ビーケーワン:狼と香辛料 3
【06下期ラノベ投票/複数/4840235880】
 既刊感想

お・り・が・み
オンライン書店ビーケーワン:お・り・が・み
【06下期ラノベ投票/複数/4044266107】

化物語
オンライン書店ビーケーワン:化物語 下
【06下期ラノベ投票/複数/4062836076】
 既刊感想 上巻 下巻

薔薇のマリア
オンライン書店ビーケーワン:薔薇のマリア 6
【06下期ラノベ投票/複数/4044710082】

 上記四作は鉄板で。年間ベスト5でもこの四作選んだわけですし。
 さすがにちょっと鉄板すぎるので、こっちの投票ではちょっと視点を変えて本年度期待のシリーズみたいのを選んでみようかとも思ったんだけれど、自分の心に素直になるとこの四作をはずすというのはどうしても我慢できず、結局選んでしまった次第。どうやら、譲れないほど好きなようです。
 悩んだのが五作目。
今月発売された三巻が投票範囲に入っていたなら、躊躇いなく突っ込んでいたのが『死神とチョコレートパフェ』だけど、正直二巻までだと他に選別してきたのと横並び。悩みに悩んだ末に、ここはだいぶ巻数を重ねているにも関わらず、思ったよりも評価というか評判になってないイメージのある『薔薇のマリア』を持ってくる事にしました。
 狂奔的なまでに練られたファンタジー世界の設定群は設定魔の自分の好みをモロに刺激してくれて、偏執的にまで抉りこまれる心理描写、特に主人公であるマリアについては徹底的なまでに容赦呵責なく読者の前にその内面が曝け出してくる。
 どこか暗澹として暴力的で悲惨な絶望感漂う作品の雰囲気は、だけど決して読んでいて鬱々としてこない。それはきっと、どこかで登場人物たちが一抹の希望を失っていないからなのだろう。作品の根底に、どこか足掻くキャラたちに対しての優しい目が感じられるからかもしれない。
 それは傷だらけかもしれないけれど、最後にはハッピーエンドが待っているのだと信じられるモノを感じているから、読んでいて鬱々とならないのだと思う。燃えるしね。
 で、徐々に上げといてからに、落とすんだよなあ、最新刊(苦笑

他の候補作は『死神とチョコレートパフェ』『断章のグリム』『SHI-NO ―シノ―』『アルティメット・ファクター』『レンタルマギカ』『流血女神伝 喪の女王』『カーリー 〜二十一発の祝砲とプリンセスの休日〜』『桜乃きらほの夏色救急箱』『神様のおきにいり』あたりで。
本年度、注目してるのは『死神とチョコレートパフェ』と『神様のおきにいり』。あと、『レンタルマギカ』が近刊、めちゃめちゃ面白くなってきてますね。鬼祭り篇のラストなんぞ、シリーズ当初からは想像もできないほど燃えさせていただきました。
『桜乃きらほ』シリーズも、巻を重ねるごとにはっちゃけてきてやたらと面白い事になってきてたんだけど、なんかあとがき見る限りじゃ打ち切りのようなニュアンスで。かなりへこみました。作者は前作『魔法鍵師』シリーズから明らかに腕を上げてるので、次回作は大期待。
グリムやシノ、流血女神伝やカーリーあたりはもはや高い位置で安定。


新人・新作部門

戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス
オンライン書店ビーケーワン:戦闘城塞マスラヲ Vol.1
【06下期ラノベ投票/単発/4044266115】
 既刊感想

 尋常ではないローテンションにも関わらず、尋常ではない燃えで押し切るひきこもり人生負け犬主人公川村ヒデオ。『お・り・が・み』のあの強烈極まりないメインキャラクター群を向こうに回し、新しい主人公が同じ世界観上で彼らの個性に押し潰されやしないかと密かに危惧しておったのですが、ヒデオ強烈すぎッ!!(笑
 もはや完全に「林トモアキ節」を確立したと思われる、他人にゃ真似の出来ない独特のノリでドカンッ!とはじまった新シリーズ『戦闘城塞マスラヲ』。むやみやたらと熱いっす。


クジラのソラ01
オンライン書店ビーケーワン:クジラのソラ 01
【06下期ラノベ投票/単発/4829118628】
 既刊感想
 デビュー作「琥珀の心臓」でもそうだったけれど、究極的にはこれははるか遠くを望む少女に、少年が置き去りにされる話ではないだろうか。
 ただ、置き去りにされるのは物理的な側面であって、心は強く強く結びついている。ゆえに、あまりにも切ない。いや、結びついてはいても彼女、彼女たちは決して本当の意味ではこっちを向いてはくれないわけで、むしろ繋がっている分苦しさが増す。それでも毅然と迷わず少女たちの背中を押し続け、送り出すことを選んだ少年の話。
 まだ二巻積んだまま読んでないんだよなあ、これ。 

グロリアスドーン 1.少女は黎明に唄う
オンライン書店ビーケーワン:グロリアスドーン 1
【06下期ラノベ投票/単発/489425459X】
 既刊感想
これはもう、感想で語りつくしているので、満腹満腹。

銀月のソルトレージュ ひとつめの虚言
オンライン書店ビーケーワン:銀月のソルトレージュ
【06下期ラノベ投票/単発/4829118776】
リュカとアリスの関係が、もう鼻血撒き散らしながら七転八倒モノなのです、これがw
しかし、『echo』でもそうだったけど、枯野さんって、キャラ同士の関係や掛け合いが他人には真似できない妙味を備えているにも関わらず、あまりそれを見せてくれないんですよね。もっとこいつらのやり取りを見せてクレー、と思うんだけれど、作品自体の趣旨はそっちにはないわけで。この地に足の着いた透明感、というのは妙な表現だけど、そんな特異な雰囲気のある作風は、とても魅力があると思うんだけど。
でも、もっとダラダラとキャラ同士の掛け合いを書いてくれてもそれはそれで嬉しいなあ、と思ったりもするわけで。
難しいところです。


モノケロスの魔杖は穿つ
オンライン書店ビーケーワン:モノケロスの魔杖は穿つ
【06下期ラノベ投票/単発/4840117284】
これって、かなり凝りまくった設定に基づいた話なんだけど、ある意味ものすごくオーソドックスでもあるんですよね。基本設定に忠実というか、カバラのセフィロト大系の解釈としては決して飛躍はしていない。でも、アレンジの方法としてはかなり面白いし、それを物語の芯に据えてなおかつそっから話をぐわわんと広げていく手腕は、まったく敬服してしまう。
なんせ、マルクートで建国ですぜ?
凝り性なのは「第61魔法分隊」の頃からですけど、ここにきてその設定狂な部分を孤立させずにエンターテインメントに転化するのに成功した感じ。
なんにせよ、このある意味、無い道を切り開く、というか覇道を行くような遣り口は、面白くて仕方がないです。


他に新作・新人作で候補にあげてたのは
『ラジオガール・ウィズ・ジャミング』
『“不思議”取り扱います 何喪堂骨董店』
『暗闇にヤギを探して』
『煌夜祭』あたり。
ぶっちゃけ、これらは読んで不足なし。絶賛、オススメ。

準備中準備中  

2006年下半期ライトノベル杯の投票が既に始まっているらしく、作品の選出と投票用のエントリーの執筆をちまちまと開始。

2006年下半期ライトノベルサイト杯 支援頁がこりゃあすごい便利。

ちなみに上半期ではこんなの選びました。
 

10月8日

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10月7日
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10月6日
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