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レジェンドノベルス

ニンジャと司教の再出発! 1 レトロゲー迷宮に殴り込み ★★★  



【ニンジャと司教の再出発! 1 レトロゲー迷宮に殴り込み】 のか/クレタ レジェンドノベルス

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上級職の「ニンジャ」でありながら、「冒険者の酒場」で無為な日々を過ごすプレーヤーがいた。彼の名は「ああうあ」。実戦経験なし、レベル1。冒険者のアイテムを管理するためにパーティーに所属している補欠メンバーだ。「ああうあ」の正体は、前世でプログラマを務めるサラリーマンだったが、不幸な事故で命を落とし、女神の力によって、この世界に転生していたのだった。そんなある日、女神に会った「ああうあ」は、この世界がレトロゲーム風に改造されたことを知る。女神が世界をアップデートするまでに自分のレベルを上げなければ、命が危ない!似たような境遇で過ごすレベル1の「司教」職の「ああういあ」と共に、新たな歩みをはじめるが…。

おおっ、ちゃんと名前変わってくれた。さすがに「ああうあ」とか「ああういあ」では読みづらいし、脳内で上滑りしてしまう所でした。
でも、この前世を元にした名前の方も、どうにも意味深な話になってくるんですよね。前世から直通でニンジャになったわけじゃなさそうなんだよなあ。
一方で「ああういあ」事、アーウィアちゃんは純粋な現地の人間らしく、そういう裏事情には一切通じていない。ひらがなでああういあだと頭に入ってこないのに、アーウィアだと普通に頭に入ってくる不思議。
しかしこのアーウィアちゃん、メインヒロインらしい立ち位置で「ああうあ」事オージロ・カナタの相棒になる重要人物なのだけれど、基本三下っぽいのが玉に瑕。いやね、「……っス!」という語尾が常についてたら、そりゃあねえ。性格もお調子者だし、聖職者ぇぇ。
まあニンジャもロジカルにゲーム攻略するかのようにダンジョンの攻略、急速レベルアップのための行動をシステマティックにしていく論理的な一面とは裏腹に、あれでIT土方の暗黒面に支配された、訳の分からんノリで稼働しているところもあって、時々ボケとボケでツッコミがいない状態のまま進撃していくことがあるので、なんか妙な勢いのある作品になっている。
件のダンジョンではベテランの善属性のパーティーと途中から合流して一緒に行動していくことになるのだが、掣肘役になるのかと思われたこの人たちも、エルフのルーなんか、あれ頭なんか湧いてたり冒険者としては非常に頼もしいものの、理性の縁としてはコイツラもわりと勢いで生きてる感じなので頼りにならなくて、ノリとボケ要員が増えるだけに終わっているような気がする。
メンツの中で一番まともであるがゆえにボケに振り回されて苦労を背負い込む担当の人、が誰も居ないぞこれw
毎回「ご安全に!」との掛け声とともに繰り返される打ち合わせも、うん事前の打ち合わせは大事よ。ニンジャ、ナチュラルにこなしていて、攻略のために頭を悩ませ心すり減らして、という背負い込むようなメンタルはまったくなく、非常に元気の良い掛け声混じりに標語が叫ばれるのである。
でもほんと事前の項目確認は大事、ほんと大事。


タイトルにもあるレトロゲーとしての要素で一番厄介なのが、兎にも角にも「アイテム所持は8個まで」でありましょう。ダンジョン潜って宝物拾って帰るのが探索の目的の一つのはずなんだけれど、回復アイテムや装備品とか持ってってたら、ほとんど何も持ち帰れないし、持って帰ろうと思ったらアイテム捨てなきゃいけないし、で鬼畜である。そも、生存性を高めるための回復などの補助アイテム持っていくだけでも8個は少なすぎるて。
基本WIZネタがベースとなっているようなのだけれど、初期のゲームではアイテムを数持てないというのはよくあったので、懐かしいやらあの頃の虚しく辛いせせこましくなる気持ちが蘇ってきて、なんともはや。でもそれが当たり前だったから不思議と受け入れていたのですが。
ただ、ドット絵のキャラが会話もなくプレイヤーの操作のもと黙々と動いている、という風体ではなく、ちゃんと普通に登場人物が雑談もしーの、冒険から帰ってきたら宴会して宿屋に止まって、という日常風景もしっかり描かれているので、傍目にはあんまりレトロゲーの世界、という感じはしなかったんですよね。アーウィアちゃんも、ちゃんと田舎から出てきた上京娘という過去背景もしっかりありましたし。

まさか、そんな世界そのものにディティールが欠けていた、とか実際にアップデートされて色々変わるまでわかりませんてー。いや渦中にいるニンジャにとっては世界が見るからに作り物っぽかった、なんてのは中にいるとわからなくて、世界そのものが激変してからようやく気づく、というのもわかるのですけれど、もうちょっとそれらしい描写があっても良かったような気がします。
ってか、酒場でクダッてたときとかメシも食ってなかったのかよ! 酒普通に飲んでるから、一緒に食事もしてるのかと思ってた。
ともあれ、プレイヤーであるニンジャのみならず、世界中の人々が一夜にしてなんか見た目から内実までリアル志向になってしまった世界に戸惑い混乱する中で、果たして人々はどう適応していくのか。
なんかここまで変わると、ゲームのジャンル、というか作品そのものの雰囲気も変わりそうで続きどうなるのか興味深い。登場人物の見た目の描写から緻密さが全然異なってしまったもんなあ。


ボーズ・ミーツ・ガール 2 住職は異世界で破戒する ★★★☆   



【ボーズ・ミーツ・ガール 2 住職は異世界で破戒する】 鵜狩 三善/NAJI柳田 レジェンドノベルス

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第六地球宙域駐留軍所属の従軍複製僧兵で住職階級の「オショウ」こと「HTF-OB-03」。異世界に転生し依頼主のケイトとともに魔皇討伐の旅に出て、世界を救い英雄となった。
その後二人は、ラーガム国のロードシルト公から、魔皇の厄災から救われたことを祝う祭りへ招かれる。王は風評の良くないラーガムへの出立に難色を示すが、オショウにこの土地の真実を知ってほしいというケイトの願いもあって、二人は隊商に同行する形でラーガム領領へ旅立つ。道中で禅問答という名の謎かけ遊びをしながら、旅を続けるオショウとケイトだった。
一方その頃、かつてオショウとともに戦ったカナタと彼らの仲間になったラーフラは、中立地帯に城砦都市を築き、大樹界を開拓することを志していた。都市が形になってきたころ、二人の前に長剣を帯びたウィンザーという男が名乗り出る。カナタとラーフラの正体を知っていたウィンザーは、自家の名誉のためにとあるたくらみを企てていた。ラーフラを守るため、カナタはウィンザーと共に、オショウたちが向かっているはずのラーガムへ向かうこととなる……。


カナタとイツォルの幼馴染カップルが本当に尊い!
魔皇討伐のために三国から特別選抜された面々って、ある意味全員捨て駒、或いは特攻兵のようなもので最強でありつつも本国からは切り捨てられた者たちだったんですよね。
ケイトだけは、アプサラスの王様が本物の仁君でケイトの事を本気で庇護し、また籠の鳥にせず今回の一件で送り出したように成長を促し、場合によっては国のくびきから飛び出すつもりがあればむしろ後押しするつもりがあるくらいの懐の広さと若者への愛情を抱いてくれている人なのだけれど、他の二組は結構本国から突き放された立場にあるんですよね。
特にカナタとイツォルの聖剣カップルは、王家からは冷たく接せられ実家からすら元々生贄として捨て駒にする予定だったから予定外に生き残り、功績をあげ、大樹界に新たにつくりはじめた開拓都市を治める事になったカナタから、実権を奪うことを目論んでいるという助け少なく周りどころか本国まで敵だらけ、という厳しい状況なんですよね。
元々経験不足のなか若くして開拓事業をすすめる都市の領主なんて立場に立って、カナタもイツォルも余裕なく全力疾走したままマラソンしているような状況だったので、すでに一杯一杯な所あったんだよなあ。これ、二人がお互いうまく支えあえればよかったのだけれど、お互いがお互いのために献身的すぎるので、うまくブレーキ踏めない状態になってたんですよね。
こうしてみると、そんな二人を上手いこと落ち着かせ導いてあげていたのが、先のラスボスであった魔皇ラーフラというのが何とも面白みがある。この人、敵じゃなかったらこんなに頼もしい面倒見の良い気のいいアンちゃんだったのか。結構皮肉めいた物言いもするのだけれど、凄く親身になってくれているし、カナタたちへの目線が弟妹を見るような目なんですよね。彼らのこと気に入っているというのは本当なのだろう。なんかこの二人ホントに見てて、尊い!と思うカップルなんですよね。
まだ道を定められず迷い苦悩しながらも、直向きに前進していく姿がどうしても放っておけないのだ。大人と言わずとも彼らよりも少しでも年長の仲間たちが、兄や姉、父親気分でついつい助言し手を差し伸べてしまうのもよくわかるんですよ。
ちゃんと素直に聞く耳持ってくれますしね。真剣に、言った言葉を考え受け止めてくれる。そうしてどんどんと伸びていく。目を離すと真面目さ故に、限界を無視して頑張りすぎてしまったり、無理して往くべきでない道へと目を向けてしまったりするような危なっかしさも、つい手を差し伸べてしまう理由の一つなのでしょう。
同時に、この子たちの直向きさは手を差し伸べた大人たちの側まで巻き込んで、一緒に引っ張ってくれるのである。準決勝で戦ったグレイおじさんなんかその典型でしょう。カナタの直向きさに真っ向から付き合ったが故に、一緒に高みまで引き上げられどこか膿んでいた精神にビリビリとした活力まで吹き込まれてしまった。
颯爽と助っ人に現れるおじさんがまたカッコいいのですよ。
これもう、この作品のもうひとりの主人公で間違いないでしょう、カナタくん。ある意味真っ当な側の主人公。
一方で、バリバリと立ちふさがる壁やら崖やらを突き破り、障害をまっ平らな地面のように駆け抜けるのがオショウさまとケイトのコンビである。ケイトも今回は特攻の使命から解き放たれたせいか、わりとイケイケドンドンだった気がします。いや、オショウへの信頼が揺るぎないものになったから、不安も悩みも抱く必要がなくなったのか。だからといってオショウ任せにせず頼り切りにならず、どんどんと自分がやれることやりたいことを見つけて、むしろグイグイと引っ張っていくあたりがこの娘さんのパワフルなカリスマなんでしょうね。
何気に、癖のおおいメンツの中で自然とリーダーシップをとってましたし。

そして今回一番確変を見せていたのが、ネス公ことネスフィリナ姫。前は鎧の中の人というイメージで鎧から出てからの出番もそれほどなかったので印象薄かったのだけれど、今回は出ずっぱりという事もあって一同のマスコット役も相まって、可愛いという凶器を俄然振り回すことに。
この娘、喋らないのですけれど感情表現を「!」で見事に豊かに表現していて、ちびっこいのも相まってひたすら可愛い生き物と化してたんですよね。ってか、喋らないのにめっちゃ言いたいこと伝わるのね。「!」の使い方もさることながら仕草動きが大きくて感情にダイレクトに連動していて、気持ちが凄く伝わってくる。セレストの兄貴への懐きっぷりがまた尊くてねえ。
もう存在自体が尊くなってるんですけど、ネス。セレストの方もお姫様を存在に扱っているようで、その実メチャクチャ大切に扱っているのよくわかるし。多分にもれず、このネスフィリナ姫もまた王家から危険視され白眼視され廃棄されたような危うい立場なんですよね。そんな彼女を連れ出し、守っているのがセレストとミカエラのお兄さんコンビで、このトリオがまたいいパーティーなんですよ。
んでもって、カナタたちの聖剣カップルにケイトとオショウ、そしてセレストたち三人が合流すると、またこれが凸凹だけれど息ピッタリのパーティーになるんですわ。前回は、合流したのが最後も最後、しかもカナタとセレストたちはほぼ力尽きた状態だったので、本格的に冒険事件を共にするのは今回がはじめてだったのですけれど、これほど気持ち的に相性ピッタリ息ピッタリとは思わなかった。意外と年齢分布もバラけていて、若い子と大人とのいい意味での支え合い気遣い合いが機能してるんですね。ネスが一番年下で、皆から可愛がられて愛されるポディションというのもありましたし、カナタとイツォルが年上のみなから見守られるカップルという立場もなんかしっくり来るものがあったのでしょう。オショウさまが何気にこの人、泰然と大人びているようでえらく幼い時もあるので謎の立ち位置でもあったのですが。
あとオショウさま、口数少ないだけあって説法そのものはあんまりうまくありませんねw 意図と気持ちは凄くじんわりと伝わってくるので、それはそれで良かったのでしょうけれど。セレストに兄貴がうまいこと伝法に噛み砕いた形で続いて説諭してくれたのでまたうまいことカナタにも吸収されましたけれど。

今回の敵は人外ではなく、人の中。いや、人の中にありながら人から外れてしまった外道たちという連中で、果たして前回の魔族相手の人類絶滅の危機以上に盛り上がれるのかという危惧もありましたが、愚かな人の闇や泥を若く新しい未来を掴む者たちが痛快にぶっ飛ばすという意味でまたよく映えましたし、味方サイドの連中が見ていて本当に気持ちの良い人たちで、また若い子たちが尊さに胸がときめくような初々しい子ばかりで、凄惨な展開が少なからずありながら、思わず微笑んでしまうようなやり取りに読んでいて心華やぐばかりでした。一巻よりもさらにメインの登場人物たちが好きになった、そんな第二巻でありました。彼らの冒険、これはもっともっと見ていたいですね。


ボーズ・ミーツ・ガール 1 住職は異世界で破戒する ★★★☆  



【ボーズ・ミーツ・ガール 1 住職は異世界で破戒する】 鵜狩 三善/NAJI柳田 レジェンドノベルス

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第六地球宙域駐留軍所属の従軍複製僧兵で、住職階級の「HTF‐OB‐03」は蟲人との死力を尽くした宇宙戦の果て、力尽きようとしていた。死の世界を目前にしたその時、神の思し召しか仏の救いか、不思議な力が働いて、彼の体は見知らぬ世界へと転移していた。召喚主の少女ケイトから魔皇討伐への同行を求められる。異世界で出会ったけなげな少女の願いをかなえるべく、鍛錬を積んだ孤高の戦士は、己の肉体と武芸を駆使して、新たな道を突き進む!


小坊主じゃん!!(全部読み終わったあと)

第六地球宙域駐留軍所属の従軍複製僧兵で、住職階級の「HTF‐OB‐03」というフレーズだけで釣られてしまう。しょうがないじゃない、かの不朽の名作【ブラックロッド】にて「機甲祈伏隊(ガンボーズ)」という今まで見たことも聞いたことも想像したこともなかった存在に衝撃を受けた世代だもの。SF方面に設定がぶっ千切られている仏教系僧侶存在とか、唆らされざるを得ない。
それがさらに異世界召喚されて、ファンタジー世界で大暴れ、となったらSFにお坊様というギャップにそこからさらに異世界ファンタジーというギャップを折り重ねるのだから、これ面白くなるに決まっているでしょう。
もっとも、異世界ファンタジーと言っても昨今隆盛のゲーム的な中世西欧風味の異世界とちょっと違っていて、これって一昔前のオカルトパンクの要素満載のファンタジーなんですよね。
なるほど、これならサイバーパンクな強化人造僧兵とも食い合わせはばっちりだ。

と言っても世界観がどれだけソリッドでも、そこにキャラクターがついていかなくては物語としては話にもならないのだけれど、この僧兵。テラのオショウを名乗ることになる彼がまたイイんですよ。
寡黙で話し言葉も「うむ」と最低限なんだけれど、その篤実な人柄が伝わってくるような温かい雰囲気の持ち主で、返す言葉こそ少ないもののどんな話でもしっかりと聞いてくれるし、時に語る言葉には誠実さと率直さが現れていて、すっと心に入り込んでくるものがある、まさに人物なんですよ。
そんな彼を召喚した少女ケイトもまた、壮絶な運命を背負ったものでありながらそれに押しつぶされることなく心健やかに振る舞い快活な少女で、オショウが眩いと評するまでの健気で人という在り方の希望を体現したようなヒロインなのである。
そして文字通りに、人類の命運と希望を背負ってしまった少女でもあるのですけれど。
彼女に限らず、人類側の決戦存在として排出された各国の勇者たちもまた、みんな揃って気持ちの良い好人物が揃ってるんですよね。いや、そういった特別な人間だけではなく、何の力もないながらも理不尽に対して勇を示し、覚悟を示し、礎になる事を厭わない。本当は心に恐れを抱え、死ぬことに怯え、泣いて蹲ってしまいそうなのをこらえて立向うことの出来る、本物の勇気を持つものたちがオショウたちの戦いを支えることになるのです。
特別な存在にただ押し付けるのではなく、ともに戦う気概を持って。だからこそ、ケイトたちもまた胸を張って人を守るために命を懸けるのだと言い張れる。
彼女にしても、聖剣の勇者カップルにしてもその成立にはおぞましい程の冷徹な論理が介在していて、悪意ですら無い機械的なまでの人類存続のために彼らは兵器として研がれ使い潰されることを前提として創り出されている。
それを誰よりも承知し、理解し、しかし受け入れた上で彼らは兵器としてではなく誰よりも人として、人のために戦い果てようとしている。それが素晴らしいことだと一方的に刷り込まれたからではなく、自分の目で見て耳で聞いて、人と交わり、親しみ、人を愛したがために。

こういう報われるべき人たちのために、オショウさまが衆生救済のためにその力を振るうには存分な舞台なのである。戦う理由は十分で、だからこそその戦いはひたすらに痛快になる。
まさにエンターテイメントアクションの見本ではないですか。
スペースオペラさながらに、宇宙空間を舞台に星間スケールの戦いを繰り広げてたオショウさまを、地上世界に打ち込むのはそれはそれで大いに反則な気もするけれど、魔皇勢力側もかなり反則気味な能力、自分を傷つけ得るルールを告げてしかしそれ以外では決して傷つかない、という宣誓と呼ばれる絶対定義が人類側には色々とハードル高すぎるんですよね。
部位弱点とかウィークポイントではなく概念的な定義で、自分よりも遅い者からの攻撃は傷つかないとか、飛び道具は通じない、武器は通じず肉体による直接攻撃しか通じない、とかそういうのばっかりなんですよね。
それをどう攻略していくのか、が本来の味噌なんでしょうけれど、オショウ様はオショウ様でしかないんですよね。だから、一人だけジャンルが違うんだってば。
わりと一番最後が一番理不尽だったような気もしますが。味方側じゃなくて魔皇側にとってw
でも、一方的に殴っておしまい、ではないあたりに主人公が鎌倉武士の類ではなく、仮にも僧職にある仏道の人であったのを思い出させてくれます……ほんとだよ?

おしゃべりで落ち着かないけれど、真っすぐで心映えもカッコいいとすら言えるヒロインであったケイトも可愛げもたっぷりで非常によかったのですけれど、やっぱりあの幼気な聖剣カップルが自分たちにまつわる残酷な現実を受け入れ踏まえてなお、初々しく甘酸っぱい幼い恋人同士になっていて、実に尊かった。あれはよいものです、うんうん。
なにはともあれ、痛快を軸としたかっ飛ばした作品で、面白かったです。

迷宮の王 3.神と獣と人と ★★★★☆   



【迷宮の王 3.神と獣と人と】 支援BIS/かとろく レジェンドノベルス

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迷宮の王となったミノタウロスに勝つため、英雄パンゼルの息子・ザーラは修行の旅に出た。山の民の娘やラミア、水の巫女らとの出会いと幾多の冒険を経て成長するザーラ。道中ザーラは、赤い甲冑に身を包んだ女騎士ラウラの一団と出会い、冒険を共にすることになるが、ラウラの故郷である城塞都市ビア=ダルラでかつてないほどのすさまじい戦いに巻き込まれることになる。
果たして、ザーラはサザードン迷宮に帰りつき、迷宮の王であるミノタウロスの首級を挙げることができるのか!?
史上最高のダンジョンファンタジー三部作、感動と驚愕のクライマックス!

最も新しい英雄詩篇の完結編。ザーラの冒険譚の終幕であり、長きにわたる迷宮の王と英雄の系譜の因縁の決着である。
パーシヴァルとミノタウロスとの決闘から始まったかの系譜との運命は、パンゼルとの引き分けを経てザーラへと引き継がれた。でも、これは倒すものと倒されるもの、魔物と英雄の物語ではないんですよね。ミノタウロスもまた、英雄であり勇者であった。本来与えられたエリアボスとしての軛を、その闘争本能で打ち破り、自力で迷宮最下層へと到達してそこに棲まう迷宮の主を下して自らの意志と力によって迷宮の王へと成った者。ただ本能のままに暴れるのではなく、迷宮に潜り自分を倒そうとする人間たちとの戦いを通じて、その技術を習得し貪欲に戦う術を身に着けていった者。そして何より、強き者への敬意を惜しまない存在であった。
だからこそ、人もまた彼を恐れるのではなく、畏れ憧れ偉大なる迷宮の主として讃えたのである。ザーラがいずれ彼と戦う運命にあったのも、父パンゼルが成し得なかった偉業であり打倒を果たすためではあったけれど、それだけではなかったんですよね。
でも、そんな迷宮の王に抱くべき想いは実際に迷宮を踏破して彼の前に立つまで湧き上がるモノではなかったはずだったのだけれど。
運命はそんな約束された対決よりも先に、二人により芳醇な出会いを与えてくれた。
第20話「二人の勇者」は、なんというべきか……美しいと表現出来てしまうような戦いだったんですよね。生まれ落ちた邪神たちに対して、神に導かれた二人の勇者が出会い、そしてお互いに背中を合わせて剣を振るう。お互いに見知らぬ者同士でありながら、言葉もかわさず振るわれる剣を見て、戦いの身のこなしを見て驚嘆しあい、意を通じ合わせ、敬意を抱いて、燃える意志を共有する。
その正体をお互いは知らなくても、読んでる読者は知っている。運命の一人と一匹が共に戦う姿は、ただただ美しく、それ以上に胸が熱くなる場面でありました。
戦い終わったあとの、ミノ閣下の独白がまたいいんですよね。これまで無数の人間の振るう技を見て、武技を磨いてきた。闘うすべを学んできた。でもこれまであれは良い技だと思いながら真似できないものがあった。それは「連携」。その素晴らしさを実感しながら、仲間のいないミノタウロスには決して実践できなかったもの。やってみたいと思いながらどうしてもできなかったもの。それを、最高の形で体現できたことに心すくような思いを抱いて、満足するミノタウロスが本当に素敵なんですよ。
この邪神との戦いの時のザーラの姿が、とある要因からミノタウロスの目にはコボルトに見えていたのですけど、ザーラに匹敵するコボルトの強者を探して迷宮の上層部へあがってきて、10日間も居座った挙げ句に多分ガッカリして帰っていっただろうミノさま、ちょっとかわいくないですか?w

そして、約束された最後の戦い。ザーラが本来の名であるアルスに戻り、外の世界では大陸から訪れた異人たちとの大戦が繰り広げられ、そこで中心的な活躍を示し剣士としても凄まじい経験を積んだザーラことアルスが、肉体的にも精神的にも最盛期を迎えた時に、ようやく挑むことになった迷宮の王との決戦。
それは、でもアルスの視点ではなく、ミノタウロスの視点によって描かれるのである。恐るべき、若き人間の剣士。迷宮の魔物では理解できない人間の父と子という受け継がれる関係。かつて自分に打ち勝ったパンゼルという人間の剣士に似た、あの邪神との戦いで共に戦ったコボルトの戦士と同じ、ミノタウロスが求めた最高の対戦相手。
その凄まじい強さに歓喜しながら、自らが鍛え続け磨き抜いた武技と闘争本能を存分にぶつける迷宮の王。それを見事に受け止め真っ向から向かってくる若き剣士。
それは、人間の英雄と怪物の戦いではなく、誉れたる英雄同士の決闘でありました。まさに最後の戦いに相応しい、勇者たちの戦いでありました。

そのエピローグは、迷宮の時代の終わりを告げ、新たな世界に広がる航海の時代のはじまりを告げるものでしたが……惜しむらくは、あれなんですよね。ウェブ版の外伝にあるエピローグというべき後日談の【春の山辺に降る雪は】が掲載されてなかった事が少々残念で。
異人戦争の簡単な顛末と、ザーラが旅先で出会い縁を結んだ人々とのその後の話が載っているのですけれど、そのラストシーンが滅茶苦茶美しいんですよ。それは再会の物語であると同時に、ザーラへと引き継がれた英雄の系譜が、その先へ、新たな世代へと引き継がれ幕開く……終わりにして始まりを告げる話でもあって、この作品のラストシーンとしてはコチラの方が好きだったりします。

あと、この外伝でアルスの巡礼の旅にこっそりついてこようとしていたエッセルレイア様はあれですよね、「冒険について来ようとするお母さん」の先駆けじゃないですかね!? 
ラミアのナーリリアも相変わらずの天然おバカさんが炸裂してて可愛いのなんの、個人的にこの人主役の話が見てみたいくらいでした。


1巻感想


2巻感想

迷宮の王 2.勇者誕生 ★★★★☆   



【迷宮の王 2.勇者誕生】 支援BIS/目黒 詔子  レジェンドノベルス

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ミノタウロス討伐の勅命を受けた騎士パンゼル。あと一撃でミノタウロスを葬り去れるはずだったが、思わぬ事態が発生し、勝負はお預けとなった。そしてパンゼルは、自身を育ててくれたメルクリウス家と王国の危機を救うため、サザードン迷宮を後にするのだった。
それから幾年月。ミノタウロスは未だ迷宮の奥深くに健在で、モンスターや時折訪れる人間の冒険者と戦っては、おのれの技量をひたすら磨き続けていた。そんな折、メルクリウス家から一人の少年が修行の旅に出た。豪雪吹雪く雪原や山脈、海の神殿など王国とはかけ離れた世界を見分し、想像を絶する要害を潜り抜け、見たこともないモンスターと戦い、様々な人たちと巡り合いながら、少年は成長していくのだった。
少年の名はザーラといった。誰あろう、英雄パンゼルの息子である。

ハイ・ファンタジーとは斯く在りき。
英雄を謳う物語が、この世界には古くから各地に存在する。英雄叙事詩、エッダ詩やサガといった類のものだ。【イーリアス】や【オデュッセイア】。【ニーベルンゲンの歌】などに代表されるように、英雄と呼ばれる人間たちの壮烈な戦いの人生を、勇壮な冒険を語り継ぐために記した詩である。
この作者が手掛ける英雄譚は、まさにそんな古く伝説的な英雄を語る詩にもっとも近しい、現代に蘇った叙事小説、サーガと呼ぶに相応しい作品だと思うのです。
ザーラという英雄の息子が、その旅立ちから経験していく幾つもの冒険、成し遂げていく幾つもの偉業、神代と人の時代の境界を跨いでいき、そしてかけがえのない人々との出会いの物語が語られていく様子は、描かれていく様子はこの国で描かれてきた代表的なファンタジーの描き方であるRPG風の、或いはTRPG風のそれとはどこか異なっている。
それはこの巻における主人公であるザーラが、読者自身の手によって動かす存在でも、自分を照らし合わせてみるアバターでもないからでしょう。作者からも読者からも、主人公が主人公としてキャラの個を確立させている作品とも少し違っている。
この作品そのものが、英雄の事績を謳うものであり、読者はその輝かしい偉業に、壮烈な運命に聞き入る聴衆であるのではないか。一人の勇者の伝説が生まれていくのを、目の当たりにしている目撃者であり観測者であり証言者なのだと。
だからこそ、本作は小説である以上に語り継ぐ伝説なのである。韻文詩ではないとはいえ、それを想起させてくれる一定の淡々としたリズムによって語られ紡がれる文章はまさに英雄叙事詩であり、本邦においてもっとも新しく本格的なヒロイックサーガなのでしょう。
ザーラの冒険は、そんな原初に近しい英雄の活躍へのワクワク感をもたらしてくれると同時に、彼が見聞きする新しい世界に、まったく未知の現象に、血のたぎるような戦いに、心躍らせてくれるのです。また、運命の少女との出会い、信頼できる仲間たちのただ一度の愉快で楽しい旅路が、遠い神代からの残り香との邂逅が、人と人とのつながりの偉大さを教えてくれる。
そして、仇敵たるリガ公爵家との、幾代もの世代を経た因縁と、それにまつわる様々な家と人との因果が、途方も無い歴史の壮大さを感じさせてくれる。
ザーラの冒険は、そんな神代の名残を示していて、歴史の流れのもっとも突端に位置し、過去の流れの、人々が次世代に託した願いや想いすべてが集まっていく収束点そのものだ。この運命のうねりの壮大さを感じることが出来るだろうか、その大いなる流れが収束し突き抜けていくことの美しさを見ることが出来るだろうか。
伝説とは、このように産まれていくのだと目の当たりにしている感動が伝わるだろうか。
そして、その点を超えた先に、迷宮の王が待ってる。英雄の到達を、自分を倒す偉大なる敵をずっとずっと待っている。

ゴンドナとヒマトラ、ボランテという軽妙で愉快な冒険者たちとの激闘の旅も、あの三人のあっけらかんとしたキャラクターもあってほんと楽しかったけれど、その前のナーリリアと出会う事件も面白かったなあ。彼女のポンコツさは、何とも愛嬌があってホント好き。あれは周囲の人たちからも愛されてたんだろうな、というのがよく分かる。彼女との出会いが、思えば先々にわたる様々な出来事や邂逅へのきっかけだったんですよねえ。
彼女の再登場はあったのか、ウェブ版は昔読んだのだけれど忘れてしまったなあ。でも、忘れているが故にまた心から楽しめるということもあるのですよね。そう思えば、とても幸いなことであります。

1巻感想



無双航路 1 転生して宇宙戦艦のAIになりました ★★★☆  



【無双航路 1 転生して宇宙戦艦のAIになりました】 松屋大好/黒銀(DIGS) レジェンドノベルス

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普通の高校生・阿佐ヶ谷真は意識を取り戻したとき、なぜか異世界で帝国艦隊所属・宇宙戦艦カプリコンのAIになっていた。戦艦の頭脳とも言えるAIが自らを「人間」と主張しだしたものだから、カプリコンの艦内クルーは大パニックに陥る。
当の戦艦カプリコンはといえば、敵の連合艦隊に針路を完璧に包囲され、僚艦もわずかという絶体絶命の大ピンチ。彼我戦力差は一目瞭然だ。しかも艦長は儀礼的に乗艦していた皇族でお飾りのソハイーラという少女で、彼女からの助言は見込めそうにない。AIとなった真は「人間」でもある自分の特性を活かし、生き残るため斬新な戦術を駆使して撤退を試みる。
果たして、カプリコンのクルーは危険宙域を脱出し、生き残ることができるのか……!?

本作って、ウェブ掲載の時にこんなサブタイトルついてたっけか。何気にこれタイトル詐欺になってしまう気もするのだけれど、こういうタイトルつけないと今どきは手にとって貰えないということなんでしょうかねえ。ある程度内容を説明しながら異世界転生ものの皮を被る、と。
ぶっちゃけてしまうと、本作はガチガチのスペースオペラであってそれ以外の要素は殆ど無いと言ってもいいでしょう。それが証明されるのは後半のクライマックスなのですが。
しかしこれ、真に限らずAIのスペックが尋常じゃないんですよね。クライマックスで明らかになったAIの計算能力の規模を考えると、とてもじゃないけれど戦闘艦の運用AI程度で使い潰しているのが勿体なくて仕方ない。そもそも、AI自体古代のロストテクノロジーみたいですしその能力も使い切れていないどころか、極まった制限をつけてガチガチに縛って使ってるようなものですしね。
例えていうなら、掃除ロボのルンバをわざわざ手に持って雑巾代わりに吹いて回るような、しかも電源入れずに。
おまけに、帝国の軍人たちは竹槍持って突撃ーとしか言えないような退化しきったバトル脳が様式美と化してしまっていて、まともな軍略どころか戦術戦闘術も持ち合わせていない。
よくこれで、宇宙空間で戦闘やってたなー、と逆に感心するくらい。今までよく生き残っていたな、この帝国。
主人公となる真は、現代の日本に暮らす一般的な高校生。別にミリオタでもSFユーザーでもないので、彼自身の個性をもって絶体絶命のピンチを覆す、というわけではありません。ただ、大事なのは彼が「人間」であること。帝国的「価値観」を持たない客観的判断を人間的主観から持ちいることが出来ること。ここがかなり重要になってくるんですね。つまり、人間であってAIであり、人間ではなくAIでない。この自由で不自由な規範を内包する存在であることが、閉塞的な状況を打開していく鍵となっていくわけだ。
AIとしての本来の能力を発揮するだけで、手かせ足かせをつけられた他の艦艇のAIや固定観念に縛られた人間たちの思考のくびきから、かけ離れたことが出来るわけですからね。
しかし、そのくびきを脱するところこそがSF的には味噌な部分であり、AIとソハイーラたち人間との相互理解を進めていく上で肝となるところなので、至極真っ当にSFしてるなあ、という印象なのであります。
そもそもの前提であった部分を、最後にちゃぶ台ひっくり返すみたいにどんでん返ししてみせるところなんぞも、非常にSFしてますし。
その上で、このカプリコンによって作り出され引っ張り出され眼の前に突きつけられた葛藤は、真の自己定義を揺るがすどころか激震させるのですけれど、そこを最後の最後で縫い止めて繋ぎ止めるのが、存在のステージが異なる、それこそ異世界の存在である「人間」のソハイーラとの信頼であり感謝であり、信愛だったというのはこう夢のある話じゃないですか。
と、言い切ってしまうにはえらい肝心のところの途中で一巻が区切られてしまっているのですが、敵の大軍に追い詰められ、味方艦隊は四分五裂に四散、内部には裏切り者もいてこちらは逃げ惑うばかりという絶望的な状況からの、生存確率コンマゼロから遥かに右側なところからの希望をつなぐ過酷で凄惨な撤退戦、という宇宙艦隊戦闘シーンもなかなかの迫真もので面白かった。
ほんと良いところで終わっているので、引き続き二巻の方へと追いかけていきたいと思います。

松屋大好作品感想

迷宮の王 1.ミノタウロスの咆哮 ★★★★   



【迷宮の王 1.ミノタウロスの咆哮】 支援BIS/目黒 詔子 レジェンドノベルス

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サザードン迷宮の十階層に出現したミノタウロス。本来ならば中ボス程度の存在だったミノタウロスはなぜか、独自の行動をとり、迷宮内でその存在感を増していった。こぞって「打倒ミノタウロス」に挑む冒険者たち。しかし、彼らは皆、ことごとく敗退していく。そんなミノタウロスを手練れの冒険者たちが放っておく理由はなかった。「天剣」の異名を持つ剣士パーシヴァルもその一人で、彼は普通ならばパーティーで臨む階層にもたった一人で冒険に出て涼しい顔で戻ってくる、真の上級者だった。しかし、そのパーシヴァルですらミノタウロスの前に敗れ去るのだった。
もっとだ! もっと、もっと、闘いを! もっと、もっと、強い敵を! ただひたすら求道者のごとく強さを追い求め、みるみる強大になっていくミノタウロス。ついには迷宮のルールすら超えた存在として、迷宮に君臨していく……。

本邦におけるヒロイックサーガの最高峰の一つ【辺境の老騎士】を描かれた支援BISさんの、原点とも言えるのが本作【迷宮の王】である。書かれたのは2011年から。これを読んだときには「モンスター」が主人公というなろう作品はやはり多くはありませんでしたから、これを読んだときはかなりのインパクトがありました。
しかも、モンスターが主人公と言っても彼に人間と同じような人格、メンタリティがあるわけではなくあくまでモンスターなのです。人のような喜怒哀楽があるわけではなく、野心や責任感を背負っているわけでもなく、彼は本能のままに生きるのみ。
しかし、その在り方は決して獣のそれではなく、戦士なのでした。あくなき闘争心に身を任せ、しかし理性と知性を獲得していくうちにかの魔物は戦士の誇りと魂を芽生えさせていくのであります。
そして、あらすじのように求道者のごとく強さを求めながら、自分よりも強い存在を打倒していくのである。それはときに人類の英雄であったり、大魔導師であり、本来なら自分よりも格上の存在をときに運と偶然を味方にしながら、そして不屈の心と知恵と工夫を駆使して打ち破っていくのである。それはともすれば、強大なモンスターを冒険者たちが死闘の末に討つように。
本来は浅層十階層のボスモンスターでありながら、偶然にして誕生したモンスターの冒険者。それがかのミノタウロスなのである。
彼、本当に格好いいんですよね。ただ強さを求めて暴れるだけの怪物などでは決してなく、彼には常に敵への敬意があるのです。肉体的には貧弱な人間も、強力な武具と練り上げられた技術によって途方もない強者となることに、彼は常に驚きと尊敬を抱いて人間は凄いと思いながら人の強さを学び真似てさらに強さを増していく。その敬意は自分に伍する、或いは上回る強者にのみ向けられるのではなく、まだ幼い子供の冒険者相手でも、強くあろうとする意志、強大な存在を前にして屈しない勇気には英雄を相手にするように接するのである。パンゼル少年への、あの公平極まる将来の英傑への厳かとも慈愛ともとれる姿は、いっそ美しいとすら言える光景で瞼の裏に焼き付いてるんですよね。

これは迷宮の王となるミノタウロスの物語であると同時に、かの王に挑む英雄たちの年代記でもあるのです。強さを求めて迷宮の奥深くへと潜り、やがてその奥底で自分に挑む英雄たちを待つようになった、配された王ではなく自ら勝ち取った王座に座するミノタウロス。その彼に挑む英雄たちにもそれぞれ歩み続けた英雄としての物語がある。そこで英雄として成し遂げられたこと、成し遂げられなかったことが次の世代へと受け継がれていき、新たな英雄譚が開幕しその果てに迷宮の王との邂逅がある。まさに年代記・クロニクルとなる物語が、ここからはじまる。
 
12月6日

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